JP6305834B2 - 物品供給調整装置及びこれを備える組合せ秤 - Google Patents

物品供給調整装置及びこれを備える組合せ秤 Download PDF

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Description

本発明は、組合せ秤への物品供給を調整する物品供給調整装置、及び、これを備える組合せ秤に関する。
組合せ秤の分散フィーダ(分散テーブル)への物品の供給を調整する装置として、例えば、特許文献1あるいは特許文献2には、一対のゲートの姿勢を変更することで物品の滑走軌跡を修正して、分散フィーダの中央部に物品を供給するようにしたものが知られている。
特開2008−196978号公報 再公表WO2008/018180号公報
一般に組合せ秤では、分散フィーダに物品が供給され、分散フィーダで放射状に分散搬送して、分散フィーダの周囲に配設した多数の直進フィーダに供給し、各直進フィーダで物品を搬送して供給ホッパに供給した後、計量ホッパに投入するように構成しており、互いに絡まりやすい物品を計量処理する場合、分散フィーダから搬送されてきた物品が、直進フィーダのトラフにおいて部分的に絡まり、塊となって滞留することがある。
十分分散されずに塊となったままで物品が計量ホッパに送り込まれると、所定重量範囲になる組合せが成立しにくくなり、計量速度が低下したり、組合せ精度が低下して歩留まりが悪くなる。
また、直進フィーダのトラフは、底板の両側から側壁を立ち上げた樋状に形成されているので、モヤシ等の細長くて絡まりやすい物品は、隣接するトラフの境界となる側壁に跨って一層絡まりやすくなる。
このような滞留は、分散フィーダの周囲のいかなる箇所に発生するか判らないものであり、上記特許文献1あるいは特許文献2では、分散フィーダへの物品の供給を調整しても、滞留による上記不具合を解消することができない。
本発明は、上記のような点に鑑みて為されたものであって、物品の滞留を抑制できる物品供給調整装置、及び、物品搬送トラブルが少なく、かつ、組合せ計量を精度よく行うことができる組合せ秤を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、次のように構成している。
(1)本発明に係る物品供給調整装置は、供給される物品を放射状に分散搬送する分散部の上方に配置されて、前記分散部への物品の供給を調整する物品供給調整装置であって、前記分散部への物品の供給を、前記分散部の周方向で調整する調整手段と、前記分散部によって分散搬送された物品の、前記分散部外方の前記周方向の複数個所における滞留の状態を検知する滞留状態検知手段と、前記滞留状態検知手段の検知出力に基づいて、前記調整手段を制御する制御手段とをえ、前記分散部は、その周囲に配設された複数の直進フィーダへ物品を分散搬送する分散フィーダである。
本発明によると、調整手段では、分散部への物品の供給を、分散部の周方向で調整することができる一方、滞留状態検知手段では、分散部の外方の前記周方向における複数個所の物品の滞留の状態を検知できるので、制御手段は、滞留状態検知手段によって分散部の外方で物品の滞留が生じつつあることを検知したときには、その検知した周方向の領域に対応して、分散部への物品の供給を調整することが可能となるので、物品の滞留が生じつつあることが検知された周方向の領域に対応して分散部への物品の供給量を制限することができ、これによって、滞留が大きくなって物品の搬送に支障を来たすのを未然に防止することができる。
(2)本発明の好ましい実施態様では、前記調整手段は、上部投入口へ投入される物品を、下部排出口から前記分散フィーダへ排出すると共に、前記下部排出口の開口端部が、前記周方向に複数に分割された調整ファネルと、分割された複数の前記開口端部を個別に位置変更して、前記下部排出口の前記周方向における開度を変更するアクチュエータとを備え、前記滞留状態検知手段は、複数の前記開口端部に対応する前記周方向複数個所における前記直進フィーダ上の物品の滞留の状態を検知するものであり、前記制御手段は、前記アクチュエータを制御して、前記調整ファネルの前記下部排出口の前記周方向における開度を調整する。
この実施態様によると、外部から搬送されてきた物品は、先ず物品供給調整装置の調整ファネルの上部投入口へ投入されて、適度の開度に調整された下部排出口から分散フィーダへ排出される。調整ファネルの下部排出口の開口端部を周方向に複数に分割して個別に位置調整することで、下部排出口の周方向での開度の分布を変更可能であり、この開度の分布を調整することで、分散フィーダへの物品の供給を、周方向で変更調整することができる。
従って、分散フィーダ外方の下流側において、周方向の一部で物品の滞留が発生しかかると、その周方向位置に対応する開口端部の開度を局部的に小さくし、滞留発生箇所へ送られる後続の物品の供給量を減らすことができ、これによって滞留が大きく成長することを抑制することができる。また、滞留を早期に検知することで、後続の物品の供給量が制限されている間に、直進フィーダの振動搬送によって、滞留を早期に解消させることができる。
しかも、周方向での開度の調整は、滞留状態検知手段による検知出力に基づいて自動的に行うものであるから、物品の滞留に起因する搬送トラブルや滞留除去処理のために作業を中断するようなことなく、物品供給を連続的に能率よく行うことができる。
(3)本発明の他の実施態様では、前記調整ファネルは、前記周方向に沿って配置された複数のゲート部材を有し、各ゲート部材の下端部によって前記開口端部を構成し、前記アクチュエータは、各ゲート部材の前記下端部を、前記分散フィーダの中心に対して内外方向に移動させて、前記下部排出口の前記周方向における開度を調整する。
この実施態様によると、調整ファネルの下部排出口は、周方向に分割された複数のゲート部材の位置に応じた開度の分布で物品を案内して分散フィーダへ排出することになり、分散フィーダへの物品供給の分布を容易に変更調整することができる。
(4)本発明の更に他の実施態様では、前記ゲート部材を、上端支点周りに揺動させて、前記ゲート部材の前記下端部によって構成される前記開口端部を、前記内外方向に移動させる。
この実施態様によると、ゲート部材を下方揺動させると、その部位での開度が大きくなると共に、傾斜角度がきつくなり、物品の流下排出が促進される。また、ゲート部材を上方揺動させると、その部位での開度が小さくなると共に、傾斜角度が緩くなり、物品の流下排出が効果的に抑制される。
(5)本発明に係る物品供給調整装置は、供給される物品を放射状に分散搬送する分散部の上方に配置されて、前記分散部への物品の供給を調整する物品供給調整装置であって、前記分散部への物品の供給を、前記分散部の周方向で調整する調整手段と、前記分散部によって分散搬送された物品の、前記分散部外方の前記周方向の複数個所における滞留の状態を検知する滞留状態検知手段と、前記滞留状態検知手段の検知出力に基づいて、前記調整手段を制御する制御手段とを備え、前記分散部は、その周囲に配設された複数の直進フィーダへ物品を分散搬送する分散フィーダであり、前記調整手段は、上部投入口へ投入される物品を、下部排出口から前記分散フィーダへ排出すると共に、前記下部排出口の開口端部が、前記周方向に複数に分割された調整ファネルと、分割された複数の前記開口端部を個別に位置変更して、前記下部排出口の前記周方向における開度を変更するアクチュエータとを備え、前記滞留状態検知手段は、複数の前記開口端部に対応する前記周方向複数個所における前記直進フィーダ上の物品の滞留の状態を検知するものであり、前記制御手段は、前記アクチュエータを制御して、前記調整ファネルの前記下部排出口の前記周方向における開度を調整するものであり、前記滞留状態検知手段は、前記複数の直進フィーダのうちの、前記周方向に隣接する直進フィーダの境界部での物品の滞留の状態を検知する。
本発明によると、直進フィーダには、底板の両側から側壁を立ち上げた樋状に形成されたトラフが備えられるので、隣接する直進フィーダの境界はトラフの側壁によって形成されることになり、細長くて絡まりやすい物品は、このトラフの側壁に跨って滞留しやすいものとなる。従って、隣接する直進フィーダの境界部で滞留状態の検知を行うと、滞留の発生を早期のうちに検知しやすいものとなる。
滞留が発生しかかったことが滞留状態検知手段によって検知されると、滞留発生箇所への物品供給が抑制されるように調整ファネルにおける下部排出口の開度の分布が調整され、滞留の成長が効果的に抑制される。
(6)本発明の更に他の実施態様では、前記調整ファネルの前記下部排出口の開口端部の前記周方向の分割数が、前記直進フィーダの数よりも少なく設定される。
この実施態様によると、分割された一つの開口端部で複数の直進フィーダへの物品供給量を調整することになり、開口端部を駆動するアクチュエータの数を少なくして、安価に製作することができる。
(7)本発明に係る組合せ秤は、供給装置から供給される物品を放射状に分散搬送する分散部としての分散フィーダと、前記分散フィーダの周囲に配設されて、前記分散フィーダからの物品をそれぞれ搬送する複数の直進フィーダと、各直進フィーダからの物品をそれぞれ保持して下方へ排出する複数の供給ホッパと、各供給ホッパに対応して設けられると共に、各供給ホッパから供給される物品をそれぞれ保持し、該保持した物品を計量する複数の計量ホッパとを備える組合せ秤であって、前記供給装置と前記分散フィーダとの間に、上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の物品供給調整装置を備える。
本発明によると、分散フィーダへの周方向での物品の供給を適切に調整することで、直進フィーダにおいて物品の滞留が大きくなったり、物品が塊のままで搬送されて供給ホッパや計量ホッパに供給されてしまうことを抑制できる。これによって、直進フィーダにおいて物品の滞留に起因する作業の中断、及び、除去処理を回避することができる。また、塊が混入した状態での計量を回避して精度の高い組合せ計量を行うことができる。
本発明の物品供給調整装置によれば、分散部によって搬送された物品が、滞留するのを抑制できる。また、本発明の組合せ秤によれば、物品搬送トラブルが少なく、かつ、組合せ計量を精度よく行うことができる。
図1は組合せ秤の一部を縦断した正面図である。 図2は物品供給調整装置と組合せ秤の上部を縦断した正面図である。 図3は供給コンベヤと物品供給調整装置の斜視図である。 図4は物品供給調整装置の全体を示す斜視図である。 図5は物品供給調整装置の概略平面図である。 図6は物品供給調整装置の要部を示す平面図である。 図7は図6におけるA−A断面図である。 図8は組合せ秤の制御系統の概略構成を示すブロック図である。 図9は一部の直進フィーダを示す平面図である。 図10は図9におけるB−B断面図である。 図11は一部の直進フィーダと供給ホッパを示す斜視図である。 図12は搬送物品を規制する搬送物品規制装置の分解斜視図である。 図13は物品供給調整装置の別実施形態を示す概略平面図である。 図13の別実施形態の縦断正面図である。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る組合せ秤1の一部を縦断した正面図であり、図2は、物品供給調整装置3と組合せ秤1の上部を縦断した正面図である。
この実施形態の組合せ秤1は、供給装置としての物品供給コンベヤ2から供給される物品を所定量ずつ計量するものであって、計量された物品を下方に設置した包装機(図示省略)に投入して袋詰めされる。
物品は、特に限定されないが、この実施形態では、絡まって塊を形成し易い物品、例えば、もやし、かいわれ大根、千切り野菜などである。
組合せ秤1の上方の物品供給コンベヤ2にはベルトコンベヤが利用されており、そのコンベヤフレーム2aの終端部下方に物品供給調整装置3が連結支持されている。
物品供給調整装置3は、後に詳述するように、物品供給コンベヤ2の終端から投入された物品が組合せ秤1の中央部位へ落下供給される際に、周方向での物品の供給分布を調整する。
組合せ秤1の中央には、多角柱形のセンター基体4が配置されている。センター基体4は、複数本の脚5を介して基台6に支持されている。基台6は、中央部が大きく上下に貫通開口された中空構造を有する。
センター基体4の上部には、分散部としての分散フィーダ7が設けられている。この分散フィーダ7は、物品供給コンベヤ2の終端から排出されて、物品供給調整装置3を経て落下供給されてきた物品を振動によって放射状に分散搬送する。
分散フィーダ7は、円錐形状を有するトップコーン8と、当該トップコーン8を振動駆動する電磁式の加振機構9とから構成されている。加振機構9は、センター基体4内の支持フレーム10搭載されている。トップコーン8は、図2に示すように、加振機構9の振動ヘッド部9aに対してバックル式の連結機構11を介して連結支持されており、レバー操作によってトップコーン8をワンタッチで脱着することができるようになっている。
後述する図3の斜視図及び図5の概略平面図にも示されるように、分散フィーダ7の周囲には、多数(この例では14台)の直進フィーダ12が放射状に配設されている。直進フィーダ12は、分散フィーダ7から移送されてきた物品を振動によって更に外方に向けて搬送する。
直進フィーダ12は、内外方向に向かう樋状に形成されたトラフ(フィーダパン)13と、当該トラフ13を振動駆動する電磁式の加振機構14とを備えている。
加振機構14は、分散フィーダ7の加振機構9を取り囲むように支持フレーム10に搭載されている。トラフ13は、図2に示すように、その下方に備えたバックル式の連結機構15を介して、加振機構14の振動ヘッド部14aに連結支持されており、レバー操作によってトラフ13をワンタッチで脱着することができるようになっている。
直進フィーダ12の終端(搬送下流側端部)下方には、図1に示すように、供給ホッパ16、及び、計量ホッパ17がそれぞれ対応して設けられている。これら直進フィーダ、供給ホッパ16、及び、計量ホッパ17を一連とする多数連(この例では14連)の計量ユニットが、センター基体4を取り囲むように配備されている。
各計量ホッパ17の下方には、集合シュート18がそれぞれ配置されている。所定重量範囲となるように組合せ選択された複数の計量ホッパ17から排出された物品は、集合シュート18及び下窄まりの集合ファネル19を介して集合ホッパ20に一旦貯留される。集合ホッパ20は、包装機側からの排出要求指令に基づいて開放作動され、所定重量範囲の物品が排出される。
なお、図示していないが、供給ホッパ16及び計量ホッパ17のゲート開閉装置等の駆動ユニットがセンター基体4内に収納されている。また、各計量ホッパ17には、計量ホッパ17内の物品の重量を計測する重量センサ(例えば、ロードセルなど)が備えられ、この重量センサもセンター基体4の内部に上記駆動ユニットと共に収納されている。
次に、物品供給調整装置3の構造について説明する。
図3は、供給コンベヤ2と物品供給調整装置3の斜視図であり、図4は、物品供給調整装置3の全体を示す斜視図であり、図5は、物品供給調整装置3の概略平面図であり、図6は、物品供給調整装置3の要部を示す平面図であり、図7は、図6におけるA−A断面図である。
図2、図3及び図4に示すように、物品供給調整装置3には、物品供給コンベヤ2におけるコンベヤフレーム2aの後端部下方に連結支持された中抜き矩形の主フレーム21、主フレーム21の内側に取り付けられた下窄まりの調整ファネル22、調整ファネル22を取り囲む円筒状の層厚調整用フード23、及び、主フレーム21に吊下げ支持された複数個(この例では8個)の滞留状況検知手段としての距離センサ24、等が備えられている。なお、層厚調整用フード23は省略してもよい。
調整ファネル22は、物品の供給を、分散フィーダ7の周方向において調整するものである。この調整ファネル22は、主フレーム21の内側に連結固定された平面視八角形のフレーム25に、周方向に4分割された4枚のゲート部材としての流下ゲート26(a〜d)を取り付けて構成されており、供給コンベヤ2の終端から投入されてきた物品を、分散フィーダ7の中央部に流下案内する。
流下ゲート26(a〜d)の個々は、図5及び図6にも示されるように、八角形の隣接する2つの角部を形成する下窄まりの角形樋状に屈折形成されており、4個の流下ゲート26(a〜d)を環状に配備することで、全体として調整ファネル22が八角漏斗状に構成されている。
各流下ゲート26(a〜d)は、図6及び図7に示すように、その上端においてヒンジ27を介して上端支点p周りに揺動可能に支持フレーム25に支持連結されている。
また、各流下ゲート26(a〜d)の外面と、主フレーム21の四隅から突設した支持ブラケット21aとに亘ってゲート駆動用アクチュエータの一例であるエアシリンダ28(a〜d)が架設されている。エアシリンダ28は、伸縮作動によって流下ゲート26を内外に揺動し、流下ゲート26毎に独立して開度を変更調整する機能を有している。
つまり、調整ファネル22を、揺動可能な4枚の流下ゲート26(a〜d)で構成することで、調整ファネル22下部の下端排出口22aを周方向に4分割し、各流下ゲート26(a〜d)を独立して揺動させることで、下端排出口22aの4分割された開口端部をなす各ゲート下端部を内外方向に移動させ、これによって、下端排出口22aの周方向での開度を変更調節することができるようになっている。なお、図5及び図6においては、各流下ゲート26(a〜d)がそれぞれ最小の開度にある状態が示されている。
この実施形態では、調整ファネル22とエアシリンダ28とによって、分散フィーダ7への物品の供給を、分散フィーダ7の周方向で調整する調整手段が構成される。
直進フィーダ12における物品の滞留の状態を検知する手段として8個の距離センサ24(a〜d)が、支持ロッド29及び支持ブラケット30を介して主フレーム21の各辺に2個ずつ吊下げ支持されている。
この実施形態では、距離センサ24として、下方に向けて投光し、その反射光を受光して対象物までの距離を検出する光電センサが用いられている。
各支持ロッド29は、図4及び図6に示すように、主フレーム21の各辺に沿って形成した長孔31を介して水平に位置変更可能、かつ、上下に位置調節可能にナット締め固定されている。さらに、支持ロッド29の下部には、支持ブラケット30が上下位置調節可能にナット締め固定されており、この支持ブラケット30に、距離センサ24が、図2及び図4に示すように、水平向きの支点q周りに角度調節可能に支持されている。これら各部の調節によって距離センサ24の水平方向位置、高さ、及び、検知方向(照射光軸の方向)を任意に変更調節できるようになっている。
各距離センサ24は、直進フィーダ12群における物品滞留が発生しやすい箇所(後述)に上方から臨むように配置されて、距離センサ24とその下方にある物品との距離を測定し、搬送される物品の滞留の状態を物品の層厚として検知する。すなわち、滞留した物品は、嵩が高くなって層厚が大きくなるので、この層厚を監視することで物品の滞留状態を検知するものである。検知レベルの設定によって、滞留の発生を早期のうちに検知することができる。
また、各距離センサ24は、エアシリンダ28を作動制御する後述の制御装置に接続されており、これら距離センサ24からの検知出力に基づいてエアシリンダ28が作動制御されて、調整ファネル22における下端排出口22aの周方向での開度が変更調節されるようになっている。
ここで、主フレーム21の角部を挟んで隣接する2個ずつ、4組の距離センサ24(a,a),24(b,b),24(c,c),24(d,d)が、4つの流下ゲート26(a),26(b),26(c),26(d)にそれぞれ対応している。
この実施形態では、各組を構成する2個の距離センサ24の少なくともいずれか一方の距離センサ24によって、物品の滞留が生じつつあることが検知されると、後述のように対応する流下ゲート26の開度を小さくするようにしている。
層厚調整フード23は、ウレタンなどの軟質の樹脂シートを円筒状に形成したものであり、図4に示すように、主フレーム21の複数箇所に水平に位置調節可能に取り付けた逆L形のステー32に、層厚調整フード23の上端部が高さ調節可能に支持されている。層厚調整フード23には、その下端から所定高さに亘る切り込み33が周方向一定ピッチで形成されており、分散フィーダ7に落下供給されて跳ね飛んだ物品を層厚調整フード23で緩衝的に受け止めると共に、物品がフード下端を潜って放射状に移動するのを、その撓み変形によって許容するものとなっている。
図8は、この実施形態の組合せ秤の制御系統の概略構成を示すブロック図であり、図1等に対応する部分には、同一の参照符号を付す。
この組合せ秤1は、制御手段としての制御装置50を備えており、この制御装置50は、演算制御部としてのCPU部51と、メモリ部52と、A/D変換回路部53と、ゲート駆動回路部54と、振動制御回路部55と、距離センサ24の検出出力が与えられるI/O回路部56と、ファネル駆動回路部57とを備えている。
演算制御部としてのCPU部51は、各部を制御すると共に、組合せ演算を行う。メモリ部52は、組合せ秤の動作プログラム及び設定される動作パラメータ等を記憶しており、CPU部51の演算などの作業領域となる。
A/D変換回路部53は、各計量ホッパ17の物品の重量を検出する各重量センサ58からのアナログ信号をデジタル信号に変換してCPU部51へ出力する。また、CPU部51には、I/O回路部56を介して滞留状態を検知する各距離センサ24からの検出出力が与えられる。
ゲート駆動回路部54は、CPU部51からの制御信号に基づいて、供給ホッパ16のゲート及び計量ホッパ17のゲートの開閉を制御する。振動制御回路部55は、CPU部51からの制御信号に基づいて、分散フィーダ7及び各直進フィーダ12のそれぞれの振動動作を制御する。また、CPU部51は、動作パラメータの設定や表示を行う操作設定表示部59と相互に通信できるように接続されている。
ファネル駆動回路部57は、CPU部51からの制御信号に基づいて、流下ゲート26による開度を制御する。
制御装置50は、CPU部51がメモリ部52に記憶されている動作プログラムを実行することにより、組合せ秤全体の動作を制御する。
この実施形態の組合せ秤1は、上記のように、もやしなどのように絡まって塊を形成し易い物品の計量に好適であるが、このような細長くて絡まりやすい物品を計量処理する場合、分散フィーダ7のトップコーン8へ高い位置から物品を落下供給することで分散を促し、直進フィーダ12で物品が絡まったり、滞留したりすることを回避するのであるが、直進フィーダ12に送出された物品のなかには勢いのついたまま供給ホッパ16に送り込まれてしまうものがあり、ホッパ壁面に衝突することで物品が損傷することがある。特に、大豆モヤシでは、ホッパ壁面への衝突によって豆が分離すると、商品価値がなくなってしまう。
このため、この実施形態では、搬送される物品の損傷を抑制するために、搬送される物品を規制する搬送物品規制装置を備えている。
次に、この搬送物品規制装置について説明する。
図9は、一部の直進フィーダ12及び供給ホッパ16を示す平面図であり、図10は、図9におけるB−B断面図であり、図11は、一部の直進フィーダ12と供給ホッパ16を示す斜視図であり、図12は、搬送物品規制装置35の分解斜視図である。
先ず、図2、図3、図9及び図10を参照して、直進フィーダ12におけるトラフ13の構造について説明する。なお、以降の説明において、構造の理解を容易にするために、分散フィーダ7が存在する装置中心側を内方(内側)、物品の搬送方向の下流側を外方(外側)と呼称する。
トラフ13は、物品の搬送方向に延びる底板13aおよび一対の第1側壁13b及び第2側壁13cから構成されており、全体が浅い樋状に形成されている。
底板13aは、平面視において搬送下流側端部に向かう末広がり形状に形成されており、トップコーン8の傾斜角度よりも緩い角度で外方に向けて下り傾斜している。
第1側壁13bは、底板12aの短手方向(横幅方向)の一端辺に沿ってやや外倒れに傾斜して立設されており、全体的に平板状に形成されている。また第1側壁13bは、図9に示すように、底板13aの終端部から外方に張り出す突出部13b'を有している。
第2側壁13cは、底板12aの短手方向(横幅方向)の他端辺に沿って立設されている。この第2側壁13cは、平板を屈折した略台形の山形断面形状に形成されており、隣接するトラフ13の第1側壁13bに全長に亘って被さる。また、第2側壁13cには、底板13aの終端部から外方に張出す山形断面形状の突出部13c'が備えられると共に、第2側壁13cの外端上部には物品受け止め用の縦リブ13dが立設されている。
そして、第2側壁13cの前半部は、平面視における横幅が略一定で、かつ、その上面が底板13aに対して略平行な外下がり傾斜されているのに対して、第2側壁13cの後半部は、平面視において外端部に向けて横幅が次第に大きくなる末広がり形状に形成されると共に、その上面が略水平に設定されている。また、トラフ13における底板13aの下面には、図2に示すように、加振機構14への連結機構15を装着した支持ブラケット34が連結されている。
以上のように構成されたトラフ13を加振機構14に連結した状態では、図2及び図9に示すように、底板13aの外端(終端)が、供給ホッパ16における矩形の上端開口部に少し入り込むとともに、第1側壁13bの突出部13b'、及び、これに被さった第2側壁13cの突出部13c'が供給ホッパ16における上端開口部の両横側に臨むように位置する。
また、図5に示されるように、トラフ13群を分散フィーダ7の周囲に放射状に配置した状態では、2個ずつ4組の距離センサ24(a,a),24(b,b),24(c,c),24(d,d)が、隣接するトラフ13の境界となる第2側壁13cの搬送始端側に臨むように位置及び高さ調整して配備されている。
つまり、隣接する直進フィーダ12の境界、すなわち、トラフ13の第2側壁13cは、モヤシなどの細長くて絡みやすい物品が跨って滞留しやすいものであり、その搬送始端側に近い部位に跨った物品の層厚を検知し、その検知に基づいて物品供給調整装置3を制御して各直進フィーダ12への物品供給を加減調整することで、大きい滞留に成長することを未然に回避することができるのである。
供給ホッパ16における外側板16aは、図2及び図11等に示すように、上端開口部より十分上方にまで延長立設されて、直進フィーダ12によって搬送されてきた物品が供給ホッパ16を超えて外方に飛び出ることが防止されている。
そして、供給ホッパ16の外側板16aに、直進フィーダ12によって搬送されてきた物品が勢いよく供給ホッパ16に送り込まれて外側板16a等に衝突して損傷することを防止するために搬送物品を規制する搬送物品規制装置35が装着されている。
図12に示すように、搬送物品規制装置35には、3層板材構造の取付け基板36、取付け基板36の上部から内向き片持ち状に延出された左右一対の支持ロッド37、両支持ロッド37の遊端に連結固定された支持板38、支持板38の外側面に沿って連結垂下された緩衝部材39、が備えられている。
取付け基板36は、積層した内板36a、外板36b、及び、中間スペース板36cを、複数箇所においてピンカシメ、あるいは、ねじ連結によって一体化して構成されている。そして、外板36bの下端より内板36aの下端が大きく下方に延出され、かつ、中間スペース板36cの下端位置が外板36bの下端よりも高く位置するよう各板材の下端位置が設定されている。これによって内板36aと外板36bとの間に、中間スペース板36cの厚さに相当する幅を備えた一定深さの装着溝40が形成されている。
ここで前記装着溝40の幅は、供給ホッパ16における外側板16aの厚さより僅かに小さくなるように設定されており、この装着溝40に外側板16aを、中間スペース板36cの下端に当接するまで圧入することで、搬送物品規制装置35を外側板16aに対して一定の姿勢で安定して固定できるようになっている。また、外側板16aに差込み装着した搬送物品規制装置35は、少し強く引き上げることで容易に取り外すことができる。
取付け基板36の外面には、支持ロッド37を挿通支持する連結ボス41が溶接固定されており、取付け基板36及び連結ボス41に支持ロッド37を挿通した上で、連結ボス41に蝶ボルトなどのセットボルト42を締め込むことで、支持ロッド37を所望の前後位置で固定することができるようになっている。
緩衝部材39は、ウレタンやシリコンなどの撓み変形可能な軟質の樹脂シートからなり、支持板38と当て板43との間に挟んでボルト連結されるとともに、支持板38の長孔44を介して取付け高さが調節可能となっている。また、緩衝部材39には、その下端から複数本の切り込み45が形成されて、横幅方向において部分的に撓み変形可能となっている。また、緩衝部材39の横幅は、隣接するトラフ13における第2側壁13cの間隔よりも狭く設定され、第2側壁13cに跨った物品の移送が緩衝部材39によって妨げられないようになっている。
本実施形態によると、供給コンベヤ2から供給された物品は、先ず物品供給調整装置3の調整ファネル22の上部投入口に投入され、適度の開度に調整された下端排出口22aから排出されて、組合せ秤1の分散フィーダ7に落下供給される。
通常、調整ファネル22における開度は、再小開度よりも大きく設定されており、物品は振動を受けて放射状に移送されながら層厚調整フード23を潜って外方に送り出され、周囲の直進フィーダ12群に送り込まれてゆく。
なお、分散フィーダ7は、供給された物品の重量を検知するよう構成されており、検知した重量が設定値を超えると供給コンベヤ2からの物品投入が停止され、また、検知した重量が設定値より少なくなると供給コンベヤ2からの物品投入が再開される。
各直進フィーダ7のトラフ13に送り込まれた物品は、引き続き外方に向けて振動搬送されて供給ホッパ16に供給されてゆく。
この場合、搬送される物品がモヤシやかいわれ大根のように細長くて絡まりやすいものであると、一部の物品は隣接するトラフ13の境界部分、つまり、第2側壁13cに跨る状態となり、この跨った物品は、トラフ13の底板13a上の物品よりも搬送抵抗を受けやすく、外方への流動が遅れがちとなる。そして、このような流れの悪い物品に後続の物品が絡まりつくと滞留が発生して次第に成長してゆく。成長した大きい滞留は、層厚が大きくなって嵩高くなるのみならず、側方にも拡がり、ついには底板13a上の物品の流動を妨げるような事態になるおそれがある。
本実施形態の物品供給調整装置3では、所定の隣接するトラフ13の境界部に臨んで配備した距離センサ24群が、物品までの距離測定によって物品の層厚を監視しており、検知した層厚が設定値以上になったことの検知に基づいて、物品の滞留が始まりかかったことが認識される。滞留の開始が認識されると、この滞留箇所に対応した流下ゲート26のエアシリンダ28のみを伸長制御し、流下ゲート26を上方に揺動させて、その開度を小さくする。
調整ファネル22における下端排出口22aの周方向での開度が局部的に小さくなると、その領域における分散フィーダ7への物品供給量が減少し、滞留発生箇所へ送り込まれる後続の物品量が減る。
これによって、滞留開始箇所では後続の物品量が減少することで、それ以上の滞留成長が抑制される。また、第2側壁13cに跨って滞留しかかっている物品も、第2側壁13cの末拡がり部位に振動移送される間に絡まりが解されると共に跨りが解除され、第2側壁13cの左右いずれかの底板13aに落ち込んで分離されてゆく。距離センサ24によって物品の滞留が検知されなくなると、上方へ揺動されていた流下ゲート26のエアシリンダ28を短縮作動させて、流下ゲート26を下方へ復帰揺動させて、その開度を元の開度に復帰させる。
トラフ13の終端に到達した物品は供給ホッパ16の上端開口に投入されてゆくことになるが、この際、勢いよく搬送される物品は、搬送物品規制装置35の緩衝部材39に緩衝的に受け止められ、供給ホッパ16の外側板16aにぶつかって損傷するようなことなく、勢いを減じられた状態で円滑に供給ホッパ16に導かれる。
(その他の実施形態)
本発明は、以下のような形態で実施することもできる。
(1)物品の種類によっては、流下ゲート26に延長ゲートをネジ連結し、調整ファネル22における下端排出口22aの最小開度を更に小さくして使用することもできる。
(2)流下ゲート26を作動させるエアシリンダ28にサーボ機能を備えれば、細かい開度制御を行うことが可能となる。
この場合、例えば、距離センサ24で滞留の発生が検知されると、対応する流下ゲート26の開度を小さくし、予め設定した時間が経過しても滞留の検知が継続するときには、前記流下ゲート26の開度を更に小さくするといったように、開度を、時間に応じて複数段階で制御するようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、漏斗状に配置した複数の流下ゲート26を、その上端支点pを中心に揺動させることで、調整ファネル22における下端排出口22aにおける4分割された開口端部を内外方向に移動させているが、スライド作動によって開度分布を変更調整することも可能である。例えば、図13の概略平面図及び図14の縦断正面図に示すように、調整ファネル22を、支持フレーム25に連結固定された八角形の固定ファネル22bと、その八角形の隣接する二面に跨って角部稜線方向にスライド可能なV形断面形状に形成した4枚のゲート板26(a〜d)とで構成し、これらゲート板26(a〜d)をエアシリンダ(アクチュエータ)28(a〜d)によってスライドさせることで、ゲート板26(a〜d)の下端部を内外に移動させて、8角形の下端排出口22aの周方向での開度分布を変更調節することも可能である。
(4)滞留した物品の層厚を検知する距離センサ24としては、光電センサの他に、超音波センサなどを利用することもできる。また、トラフ13の境界部分以外の領域で物品の滞留状態を検知してもよい。
(5)物品の滞留状態検知手段として、CCDカメラなどの撮像装置を利用し、撮影した画像の解析に基づいて物品の設定以上の滞留を検知することも可能である。
(6)流下ゲート26を揺動駆動するアクチュエータにパルスモータを利用し、このパルスモータと流下ゲート26とをリンク連係する形態で実施することもできる。これによると、調整ファネル22における下端排出口22aの開度の分布を、滞留状態に応じて細かく調整することが容易となる。
(7)上記実施形態では、直進フィーダ12が14台並設されているのに対して、調整ファネル22が周方向で4分割されている場合を例示しているが、調整ファネル22における下端開口部22aの周方向分割数を更に多くすることで、周方向での開度の分布の調整を一層細かくすることができる。また、下端開口部22aの分割数に応じて滞留検知箇所の数、つまり、距離センサ24の数を多くするのが好ましい。
(8)調整ファネル22の流下ゲート26、直進フィーダ12のトラフ13、及び、各ホッパ16,17等は、凹凸のエンボス加工を施して、物品が付着するのを防止するようにしてもよい。
1 組合せ秤
3 物品供給調整装置
7 分散フィーダ
12 直進フィーダ
16 供給ホッパ
17 計量ホッパ
22 調整ファネル
24(a〜d) 滞留状態検知手段(距離センサ)
26(a〜d) 流下ゲート
28(a〜d) アクチュエータ(エアシリンダ)

Claims (7)

  1. 供給される物品を放射状に分散搬送する分散部の上方に配置されて、前記分散部への物品の供給を調整する物品供給調整装置であって、
    前記分散部への物品の供給を、前記分散部の周方向で調整する調整手段と、
    前記分散部によって分散搬送された物品の、前記分散部外方の前記周方向の複数個所における滞留の状態を検知する滞留状態検知手段と、
    前記滞留状態検知手段の検知出力に基づいて、前記調整手段を制御する制御手段とをえ、
    前記分散部は、その周囲に配設された複数の直進フィーダへ物品を分散搬送する分散フィーダである、
    ことを特徴とする物品供給調整装置。
  2. 記調整手段は、上部投入口へ投入される物品を、下部排出口から前記分散フィーダへ排出すると共に、前記下部排出口の開口端部が、前記周方向に複数に分割された調整ファネルと、分割された複数の前記開口端部を個別に位置変更して、前記下部排出口の前記周方向における開度を変更するアクチュエータとを備え、
    前記滞留状態検知手段は、複数の前記開口端部に対応する前記周方向複数個所における前記直進フィーダ上の物品の滞留の状態を検知するものであり、
    前記制御手段は、前記アクチュエータを制御して、前記調整ファネルの前記下部排出口の前記周方向における開度を調整する、
    請求項1に記載の物品供給調整装置。
  3. 前記調整ファネルは、前記周方向に沿って配置された複数のゲート部材を有し、各ゲート部材の下端部によって前記開口端部を構成し、前記アクチュエータは、各ゲート部材の前記下端部を、前記分散フィーダの中心に対して内外方向に移動させて、前記下部排出口の前記周方向における開度を調整する、
    請求項2に記載の物品供給調整装置。
  4. 前記ゲート部材を、上端支点周りに揺動させて、前記ゲート部材の前記下端部によって構成される前記開口端部を、前記内外方向に移動させる、
    請求項3に記載の物品供給調整装置。
  5. 供給される物品を放射状に分散搬送する分散部の上方に配置されて、前記分散部への物品の供給を調整する物品供給調整装置であって、
    前記分散部への物品の供給を、前記分散部の周方向で調整する調整手段と、
    前記分散部によって分散搬送された物品の、前記分散部外方の前記周方向の複数個所における滞留の状態を検知する滞留状態検知手段と、
    前記滞留状態検知手段の検知出力に基づいて、前記調整手段を制御する制御手段とを備え、
    前記分散部は、その周囲に配設された複数の直進フィーダへ物品を分散搬送する分散フィーダであり、
    前記調整手段は、上部投入口へ投入される物品を、下部排出口から前記分散フィーダへ排出すると共に、前記下部排出口の開口端部が、前記周方向に複数に分割された調整ファネルと、分割された複数の前記開口端部を個別に位置変更して、前記下部排出口の前記周方向における開度を変更するアクチュエータとを備え、
    前記滞留状態検知手段は、複数の前記開口端部に対応する前記周方向複数個所における前記直進フィーダ上の物品の滞留の状態を検知するものであり、
    前記制御手段は、前記アクチュエータを制御して、前記調整ファネルの前記下部排出口の前記周方向における開度を調整するものであり、
    前記滞留状態検知手段は、前記複数の直進フィーダのうちの、前記周方向に隣接する直進フィーダの境界部での物品の滞留の状態を検知する、
    ことを特徴とする物品供給調整装置。
  6. 前記調整ファネルの前記下部排出口の開口端部の前記周方向の分割数が、前記直進フィーダの数よりも少なく設定される、
    請求項5に記載の物品供給調整装置。
  7. 供給装置から供給される物品を放射状に分散搬送する分散部としての分散フィーダと、前記分散フィーダの周囲に配設されて、前記分散フィーダからの物品をそれぞれ搬送する複数の直進フィーダと、各直進フィーダからの物品をそれぞれ保持して下方へ排出する複数の供給ホッパと、各供給ホッパに対応して設けられると共に、各供給ホッパから供給される物品をそれぞれ保持し、該保持した物品を計量する複数の計量ホッパとを備える組合せ秤であって、
    前記供給装置と前記分散フィーダとの間に、前記請求項1ないし6のいずれかに記載の物品供給調整装置を備える、
    ことを特徴とする組合せ秤。
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