JP6253868B1 - 車両用交流発電機 - Google Patents

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Abstract

コストの上昇を抑えて固定子コイルと固定子鉄心を効率的に冷却する車両用交流発電機を実現する。本発明の車両用交流発電機は、固定子(9)は固定子鉄心(91)の内部の固定子コイル(92)の外周側を軸方向に貫通する通風路(95)と、通風路(95)の途中から径方向外側に固定子鉄心(91)を貫通する排気孔(94)とを有し、固定子(9)の両側に設けられたファンの風が固定子(9)の通風路(95)の両端から入り、排気孔(94)を介して、ハウジングの開口部33から外部に放出されるようにした。

Description

本発明は、車両用交流発電機に関するものである。
回転電機の一種である車両用交流発電機は、車両走行中にバッテリの補充電を行うとともに、車載電装品の電力を賄うものである。車両用交流発電機においては、小型軽量化、高出力化の要望がある。車両用交流発電機を小型化すると冷却ファンの小型化につながるため、車両用交流発電機の電気部品への冷却風量が減少し、車両用交流発電機の冷却性能が低下することになる。
従来、固定子鉄心に冷媒を流すための流路を設け、この流路に冷媒を流したり、あるいは固定子コイル間に軸方向に通風路を設け、この通風路に冷却風を流したりすることで固定子コイルを冷却している。
たとえば、特許文献1には固定子の外周とハウジングとの間に冷媒流路を設けて、冷媒流路と固定子のスロットとをつなぐ導入通路を設け、冷媒流路から液体冷媒を導入する構成が示されている。
また、特許文献2には密閉されたケース、回転子の軸方向の一方に設けたファンからの風を固定子鉄心の外周部に設けた通風孔に導き、固定子鉄心とコイルとを冷却する構成が示されている。
特開2014−117087号公報 特開2010−98791号公報
特許文献1に開示された従来構造では、冷媒を使用することから構造が複雑で、コストが高くなる。また、特許文献2に開示された従来構造では、固定子コイル間を通過する間に冷却風の温度が上昇し、固定子コイル末端では冷却能力が低下する。
そこで、本発明はこのような従来の課題を解決しようとするもので、コストの上昇を抑えて固定子コイルと固定子鉄心とを効率的に冷却する車両用交流発電機を実現することを目的とする。
本発明の車両用交流発電機は、
シャフトと一体的に回転する回転子と、
前記回転子の外周を囲み、固定子鉄心と固定子コイルとを有する固定子と、
前記シャフトの軸方向において、前記回転子の両側に設けられたファンと、
ベアリングを介して前記シャフトを支持し、前記固定子の外周の少なくとも一部が外部に露出するようにして前記固定子を保持し、吸入窓と排出窓とが形成されたハウジングと、

前記ファンの回転によって、前記吸入窓から外部の空気を前記ハウジング内に吸い込み、前記吐出窓から外部に空気を放出して、前記ハウジングの内部を冷却する車載用交流発電機であって、
前記固定子コイルはその端部が前記固定子鉄心の端部からはみ出るようにして前記前記固定子の固定子鉄心の内部に保持され、
前記固定子鉄心は内部の前記固定子コイルの外周側を前記軸方向に貫通する通風路と、該通風路の途中から径方向外側に前記固定子鉄心を貫通する排気孔とを有し、
前記固定子の両側に設けられた前記ファンの風の一部が前記固定子の前記通風路の両端から入り、前記排気孔を経て、外部に露出した前記固定子の外周から外部に放出される、
車両用交流発電機である。
本発明によれば、ハウジングの内部を冷却するファンの風の一部が、固定子鉄心の固定子コイルの外周側を貫通する通風路の両側から入り、該通風路の途中から排気孔を経て外部に放出されるので、コストの上昇を抑えて固定子コイルと固定子鉄心を効率的に冷却することができる。
本発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の全体構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の部分断面図である。 本発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の部分断面図である。 本発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の変形例の部分断面図である。 本発明の実施の形態2に係る車両用交流発電機の部分断面図である。 本発明の実施の形態3に係る車両用交流発電機の変形例の部分断面図である。 本発明の実施の形態3に係る車両用交流発電機の部分断面図である。 本発明の実施の形態4に係る車両用交流発電機の部分断面図である。 本発明の実施の形態5に係る車両用交流発電機の部分断面図である。 本発明の実施の形態6に係る車両用交流発電機の部分断面図である。
以下では、本発明の実施の形態に係る車両用交流発電機について図面を参照して説明する。異なる実施の形態において同一または相当の要素は同一符号で説明し、詳細な説明をくり返さないものとする。また、図面において各要素の大きさの関係は実際と異なる場合がある。各実施の形態において、発明の主旨と反しない範囲で各部の形状等は変更自由であり、相互に組合せも可能である。説明において、平面、平行、円筒等とする各要素の形状は、厳密に平面、平行、円筒等の形状に限るものではなく、全体を見た場合におおよその形状、特徴を有して発明の効果が得られる場合は、そのような形状も含むものとする。
<実施の形態1>
図1は本発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の全体構成を示す断面図である。車両用交流発電機1はシャフト6に固定された回転子8と、回転子8と隙間をあけて回転子8の外周を囲む固定子9と、がケーシング4内に収められている。ケーシング4はシャフト6の軸方向の両側にそれぞれベアリング5を有して、ベアリング5を介してシャフト6を支持する。両側のベアリング5の間にある回転子8はシャフト6と一体的に回転する。
ケーシング4から突出したシャフト6の一方の端にベルトなどによって外部の駆動力が伝達されるプーリ7が固定される。また、その反対側となるシャフト6の他方の端に回転子8のコイルの電流を流すための一対のスリップリング10が設けられている。以下では、プーリ7が固定された側をフロント側、スリップリング10が設けられた側をリア側として説明する。
本実施の形態1の発電機はランデル型(クローポール型ともいう。)の回転電機である。回転子8は、絶縁処理された銅線が円筒状かつ同心状に巻かれ、励磁電流が流れて磁束を発生する界磁巻線81と、発生する磁束によって磁極が形成され、界磁巻線81を覆うように設けられている界磁鉄心82とからなる。界磁鉄心82は、フロント側とリア側とが異なる磁極となるように分かれ、それぞれが6個あるいは8個の爪を有している。フロント側とリア側との界磁鉄心82の爪どうしがシャフト6の回転方向に間隔をあけて交互にずれようにされる。たとえば、フロント側とリア側とがそれぞれ6個の爪を有する場合には30°、8個の爪を有する場合には22.5°ずれ、フロント側の爪の先がリア側にのび、リア側の爪の先がフロント側にのびて、組み合った配置とされる。
固定子9は、微小な隙間をあけて回転子8と取り囲むよう配設され、円筒状の固定子鉄心91と、固定子鉄心91に巻装され、回転子8の回転に伴い、界磁巻線81からの磁束の変化によって交流が生じる固定子コイル92と、を備えている。
ケーシング4はフロント側ハウジング2とリア側ハウジング3とからなり、それらは固定子9の外側でシャフト6の軸方向に長手のボルトによって接続されている。固定子9は、固定子鉄心91をフロント側ハウジング2及びリア側ハウジング3の開口端に軸方向両端が挟まれて保持される。フロント側ハウジング2とリア側ハウジング3とは固定子9の外周の全体をカバーしておらず、固定子9の外周の少なくとも一部が外部に露出するように開口部33が設けられている。開口部33は、例えば、固定子鉄心91を挟んでフロント側ハウジング2とリア側ハウジング3とをボルトで接続した際に、フロント側ハウジング2とリア側ハウジング3との間にできる隙間の領域部分である。また、開口部33は、フロント側ハウジング2とリア側ハウジング3の一部に穴、窪みを形成して、固定子9の外側の少なくとも一部を覆わないようにされた領域部分であってもよい。
スリップリング10はリア側ハウジング3からリア側に突出したシャフト6の部分に設けられる。シャフト6のリア側に突出した部分およびリア側ハウジング3のリア側は、保護カバー27によって覆われる。保護カバー27は外部からの風が流通できるように、多くの開口部が設けられて、たとえば、格子状の部材からなっている。
保護カバー27とリア側ハウジング3との間には、スリップリング10の表面に摺動するブラシ11、ブラシ11を収容するブラシホルダ17、ブラシ11に隣接されて固定子9で生じた交流電圧の大きさを調整する電圧調整器12、固定子9で生じる交流電圧を直流電圧に整流する整流装置13、ヒートシンク18などが備えられる。整流装置13は、複数個の正極側整流素子と複数個の負極側整流素子が実装されたヒートシンク18と、サーキットボード19と、を備えている。固定子9の固定子コイル92とのリード線92aはリア側ハウジング3から保護カバー27内まで引き出されて、サーキットボード19の端子19aに結線され、整流装置13と固定子コイル92とが電気的に接続される。保護カバー27の外周には電圧調整器12と外部装置(図示せず)との信号の入出力を行うコネクタ20が固定される。
フロント側ハウジング2からフロント側に突出したシャフト6の部分にプーリ7が固定されている。フロント側ハウジング2にはベアリング収納部21があり、このベアリング収納部21にベアリング5を組付け、ほぼベアリング外輪を覆うようなリテーナ15を配し、フロント側ハウジング2の外側からネジ16を締結している。
上述した構造を有する車両用交流発電機1は、ベルト等を介してプーリ7にエンジンからの回転が伝えられると回転子8が所定方向に回転する。このとき、界磁巻線81に励磁電圧を印加することにより界磁鉄心82のそれぞれの爪部が励磁され、固定子コイル92に三相交流電圧を発生させることができ、整流装置13の出力端子からは所定の直流電流が取り出される。
また、本実施の形態1の車両用交流発電機1の構成部品を冷却するために、軸方向において回転子8のフロント側、リア側の両端部にはファン83が溶接等により固定されている。ファン83はシャフト6の回転により回転して、軸方向から風を吸込み、径方向に吹き出す遠心型である。たとえば、シャフト6からおおよそ径方向に放射状にのびたブレードが回転子8の端面から立設する構造などとすると良い。ブレードの径方向外側は回転子8の外周よりも少し径方向内側となるようにすると良い。なお、フロント側、リア側の2つのファンは回転子8に直接固定されている構造が最も簡単であるが、ファンは必ずしも回転子8に直接固定されなくてもよい。シャフト6の回転により回転するようにされていれば、回転子8との間に別の部材、隙間を有していてもよい。
ケーシング4のフロント側ハウジング2及びリア側ハウジング3のそれぞれには、ファン83が風を吸い込むための吸入窓22と、吹出すための吐出窓24とが設けられている。吸入窓22と吐出窓24とは、たとえば、格子などで区切られた開口部である。吸入窓22はファン83、回転子8からおおよそ軸方向のフロント側またはリア側に設けられている。吸入窓22の開口部はファン83のブレードの内周端よりもシャフト6に近い位置まで開口されているとよい。吐出窓24はファン83に対しておおよそ径方向に設けられる。吐出窓24は、フロント側ハウジング2及びリア側ハウジング3の固定子9の軸方向端部付近の外周にある。なお、図1では断面の吐出窓24に相当する位置がリア側ハウジング3の格子などの中実部となったので、吐出窓24の位置を点線によって示している。
回転子8の回転に伴って、軸方向の両端面に取り付けられているファン83が回転し、図1の太い破線で示すように、吸入窓22を介して車両用交流発電機1の内部に冷却風が吸入され、吐出窓24から放出する風の流れが生じる。そして、冷却風によってハウジングの内部の構成部品が冷却される。
固定子コイル92は主な部分は固定子鉄心91の内部に収められ、その端部であるコイルエンドが固定子鉄心の端部から突出する。コイルエンドはファン83の外周側にある。このため、ファン83から遠心方向に放出された風は、径方向外側にある固定子コイル92のコイルエンドに当たって、コイルエンドを冷却した後に吐出窓24から放出される。また、ファン83は遠心方向だけでなく、軸方向の風のながれも発生させる。ブレードの径方向外側が回転子8の外周よりも少し径方向内側にあり、その部分が爪部の空間となっているので、ブレードから軸方向に風が流れることができる。風の軸方向成分は爪部の空間内に入って界磁巻線81を冷却し、冷却後の風は吐出窓24から放出される。さらに、ランデル型の回転子であるので、回転子8の爪の回転によっても内部に風が発生し、その風によって界磁巻線81、界磁鉄心82などが冷却される。界磁巻線81、界磁鉄心82を冷却するためのケーシング4内の空気はファン83によって外部の空気と入れ替えが行われる。このようにしてフロント側とリア側とでコイルエンド、界磁巻線81などが冷却される。
また、フロント側ハウジング2及びリア側ハウジング3はアルミニウム、それらの合金など熱伝導に優れた金属で構成するとよい。固定子9に接触してフロント側ハウジング2及びリア側ハウジング3に伝わった熱は、外部に放散されるだけでなく、内部の冷却風によっても冷却されるので冷却性能が良くなる。
リア側ハウジング3の吸入窓22は外部からの風が流通できる保護カバー27で覆われている。リア側ハウジング3内に吸入される風は、保護カバー27の開口部、保護カバー27の内部を通過してから流入する。このため、保護カバー27内の電圧調整器12、整流装置13あるいはヒートシンク18も冷却される。
図2は本発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の固定子周辺の軸方向に沿った部分断面図である。また、図3は図2の中央付近の軸方向に垂直な部分断面図である。図3のように、固定子鉄心91は内部にシャフト6側から外周側に細長く伸びたスロット99がシャフト6の回転方向に複数設けられている。隣接するスロット99の間の鉄心部分がティースであり、ティースにコイルが巻かれている。スロット99内の固定子コイル92は絶縁紙93によって包まれて、固定子鉄心91と絶縁される。図2のように、固定子鉄心91の内部ではスロット99は固定子鉄心91を軸方向に貫通して、固定子コイル92の主な部分はスロット99内に収められている。固定子コイル92の端部であるコイルエンド97は固定子鉄心91の端部から外にはみ出している。コイルエンド97は隣接するスロット99または離れたスロットの99の固定子コイル92の線を接続する部分であり、たとえばU字形の線で構成される。コイルエンド97は固定子鉄心91の端部でスロット99内の固定子コイル92と連続するが、別のスロット99のコイルと接続するために回転方向に曲げられている。隣り合うスロット99に回転方向に距離があるため、隣り合うスロット99から出たコイルエンド97間には隙間がある。
固定子9は固定子鉄心91の中の固定子コイル92の外周側を軸方向に貫通する通風路95と、通風路95の軸方向の途中から径方向外側に貫通する排気孔94とを有している。排気孔94は通風路95の途中から開口部33によって外部に露出する固定子の外周まで貫通する。スロット99は径方向の長さが固定子コイル92の径方向の長さよりも長く、固定子コイル92がスロット99内でシャフト6側に寄って固定されているので、スロット99の外周側の一部が固定子コイル92の外周側を軸方向に貫通する通風路95となっている。図3のように固定子コイル92が絶縁紙93に包まれているので、通風路95の大部分は最外の固定子コイル92を包む絶縁紙93より外側にある。通風路95の流路面積は軸方向におおよそ一定である。通風路95の径方向幅は、固定子鉄芯91の径方向幅が、固定子コイル92間にある固定子鉄芯91の最も細い部分の3倍以上有していれば、電磁気的な特性の低減を抑えることが出来る。通風路95は径方向幅を一定とし、径方向よりも周方向の幅を長くする形状により電磁気的な特性の低減を抑えつつ、冷却性能を向上させることが出来る。このため、通風路95の周方向幅を、固定子コイルと同程度にすることで最も冷却性能が向上する。
排気孔94は、通風路95の軸方向の中間付近に設けられる。排気孔94は、すべての通風路95に設けてもよいが、図3のように、ひとつ置き、ふたつ置きなどに設けられてもよい。また、回転方向に隣接する排気孔94を軸方向に少しずれた位置に設けるようにしてもよい。また、図で排気孔94を、軸方向に1箇所のみとしたが、異なる位置に2箇所以上設けるようにしてもよい。
排気孔94の流路面積は通風路95のフロント側、リア側の流路面積の和と同程度、または同等以上とするとよい、たとえば、通風路95の流路面積が一定で、通風路95に形成される排気孔94が1つの場合は、排気孔94の流路面積を通風路95の流路面積の2倍前後(たとえば1〜3倍程度)とするとよい。軸方向に複数個の排気孔94を設ける場合は、流路面積の総和が通風路95の流路面積の2倍前後となるようにすると良い。
排気孔94は固定子鉄心91に穴開け加工などで形成することができる。固定子鉄心91が薄い電磁鋼板を積層した構造であるなら、積層した鋼板の一部に排気孔94となる溝を設けて積層するようにしてもよい。スロット99が径方向に細長い穴としたので、通風路95は固定子鉄心91の径方向の中央よりも外周側に近い位置にある。このため、穴の形成が容易である。また鉄心の中で磁束密度の低いわずかな部分を欠くだけで良いので、鉄心の磁気性能に対する影響よりも、冷却性の影響の方が大きくなる。また、排気孔94を設けることで固定子鉄芯の軸方向長さが半分程度となるため、通風抵抗が低減する。
コイルエンド97の外周側のうち固定子鉄心91の端部付近は、コイルエンド97と隙間をあけてフロント側ハウジング2、リア側ハウジング3によって覆われる。また、フロント側ハウジング2、リア側ハウジング3は固定子鉄心91の外周側の端部付近をつかみ、固定子鉄心91の軸方向の中央付近を含む外周の大半は外部に露出した開口部33となっている。排気孔94は開口部33内にあり、フロント側ハウジング2、リア側ハウジング3の開口部33の端部から離れた位置にある。
以上のように構成したことにより、固定子の両側に設けられたファン83の風の一部が固定子9の通風路95の両端から入り、排気孔94を介して、ハウジング2、3の開口部33から外部に放出されるようになる。図2の矢印で示すように、ファン83からの風は、回転子8の界磁鉄心82の軸方向両端から、コイルエンド97に向かい、コイルエンド97の隙間を抜けてハウジング2、3の内壁に到達し、その内壁に沿って軸方向に流れ、吐出窓24から外部に放出される。コイルエンド97の隙間を流れる風のうち、固定子鉄心91の端部付近を流れた風は、通風路95に入る。通風路95内ではフロント側とリア側とから対向するように風が流れ、中央付近で合流して排気孔94を通って、開口部33から外部に排気される。通風路95を通過する風によって、通風路95内の固定子コイル92、固定子鉄心91が冷却される。また、排気孔94の出口から排出される風は加熱されているが、排気孔94の出口はフロント側ハウジング2及びリア側ハウジング3から離れた位置にあるので、これらのハウジングが加熱されることはない。また、ファン83の風の一部が排気孔94から排出されるので、吐出窓24から放出される風が減少して、吐出窓24が排出される風で加熱されにくくなる。そのため、フロント側ハウジング2及びリア側ハウジング3の温度が低下し、これらのハウジングに固定された部品の温度も下げることができ、信頼性を向上させることができる。また、通風路95はスロット99と同時に作成することができ、小さな排気孔94を設けるだけで良いので、コストの上昇を抑えながら、固定子コイル92と固定子鉄心91とを効率的に冷却することができる。
通風路95を使って冷却する場合は、軸方向の一方向に風が流れる構成も考えられる。しかしながら、軸方向の両側にファン83がある構成では、冷却風が両側のファンにより生じる差圧で通風路95を流れることになり、通風路95を通過する冷却風の風量が低減する。本実施の形態1では、両側にファン83から通風路95に風を入れて、通風路95の途中で外周側に放出させるため、ファン83から外部までの風路の長さが短くなり、通風抵抗が減少して流速が増加して、通風路95を通過する風による冷却性能が向上する。排気孔94の風路の断面積を通風路95の風路の断面積よりも大きくすると排気孔94による圧力損失が低減し冷却効果を高める効果が大きい。また、排気孔94の外周側の出口から排出された風は、固定子鉄心91の外周表面を流れる風を発生させるため固定子鉄心91の冷却性能を向上する。たとえば、軸方向の中央に排気孔94を設けた場合は固定子鉄心91の温度が排気孔94を設けない場合に比べて、5〜10℃程度低減することができる。
排気孔94を形成する位置は、固定子鉄心91の中央からずらしてもよい。フロント側とリア側とでファン83から入る風の圧力が異なる場合、たとえば、固定子鉄心91の軸方向中央から、圧力が低い側にずらすと、両側からの風量が等しくなるのでよい。また、フロント側とリア側とで冷却に対する要求が異なる場合、中央から冷却に対する要求が高い側にずらしてもよい。たとえば、本実施の形態1ではリア側に放熱部品が設置されているので、固定子鉄心91に設けた通風路95に流れ込む冷却風は、リア側の方がフロント側よりも温度が高くなる場合がある。その場合は、フロント側の通風路95を長くすると、高温のリア側の風を速やかに放出させる方が効率的に冷却できる。
図4は本発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の変形例の部分断面図である。この変形例では、1つの通風路95の軸方向に異なる位置に2つの排気孔94が設けられている。フロント側から通風路95を流れてきた冷却風はフロント側ハウジング2に近い排気孔94から排気され、リア側から通風路95を流れてきた冷却風はリア側ハウジング3に近い排気孔94から排気される。このため、フロント側ハウジング2とリア側ハウジング3とで圧力差があっても双方からの風を通風路95内に流すことが容易となる。なお、軸方向に複数の排気孔94を設けた場合、排気孔94の通風路95を流れる風量が減少する。2つの排気孔94を設ける場合は、図4のように、軸方向に排気孔94の径程度に近接した位置に設けると、通風路95のおおよそ全体に通風できるのでよい。
<実施の形態2>
図5は本発明の実施の形態2に係る車両用交流発電機の部分断面図である。軸方向に沿った断面図の、排気孔94の周辺のみを拡大した図である。本実施の形態2では排気孔94を軸方向に仕切る仕切板96が設けられ、その他の部分は実施の形態1と同様である。なお、排気孔94は通風路95の軸方向の途中に1つだけ設けられている。仕切板96は排気孔94から通風路95の軸中心側までのびて、固定子コイル92の絶縁紙93まで達している。仕切板96は通風路95をフロント側ハウジング2側から流れる冷却風の通風路95とリア側ハウジング3側から流れる冷却風の通風路95とに分けている。仕切板96の外周側は排気孔94の外周側の出口と径方向の高さを同じとするとよいが、出口より少し低くても、または少し高くしてもよい。
排気孔94はフロント側とリア側とに分断される。分断されたフロント側の排気孔94の風路の断面積はフロント側からの通風路95の風路の断面積と同等以上、分断されたリア側の排気孔94の風路の断面積はリア側からの通風路95の風路の断面積と同等以上などとすると好ましい。また、仕切板96は薄板であることが望ましい。排気孔94を形成した後に外部から薄板を排気孔94に差し込み固定して形成することができる。仕切板96を電磁鋼板と同質の材料で構成すると望ましく、また、アルミニウム、銅、それらの合金など非磁性の良熱導金属などを用いてもよい。また、固定子鉄心91が電磁鋼板を軸方向に積層されたものである場合は、排気孔94となる部分を形成した複数枚の電磁鋼板の間に通風路95の部分が閉じられた形状の電磁鋼板を挟み込むなどとしてもよい。
フロント側とリア側との圧力が異なる場合は対向する風路のうち圧力が高い側が優先的に排気孔94から放出され、低い方からの風は流れにくくなり冷却が十分行われない場合がある。本実施の形態2によれば、仕切板96により通風路95をフロント側とリア側とで分けられ、かつ、それぞれの通風路95を流れた冷却風が薄板で隔てられた排気孔94から排出される。このため、フロント側とリア側とのに圧力差によらず冷却風を通風路95内に流すことができる。
図6は本実施の形態2に係る車両用交流発電機の変形例の部分断面図で、図5と同じ個所を示している。この変形例では仕切板96のフロント側とリア側とで通風路95の径方向高さが異なっている。図はリア側(図で仕切板96の左側)の通風路95の高さを低くした場合を示すが、冷却の要求にあわせて反対にしてもよい。通風路95の通風抵抗がフロント側とリア側とで異なるようにして、冷却を調整することができる。径方向の高さだけでなく、幅方向を変化させてもよい。このように、フロント側とリア側とで通風路95の形状を異ならせることで、フロント側とリア側との冷却を調整することができる。
また、仕切板96の位置は排気孔94の軸方向の中央に限らず、フロント側とリア側とのいずれかに偏るように設置してもよい。通風路95の流路面積がフロント側とリア側とで異なる場合は、流路面積が小さい方に近づくように設置すると良い。また、通風路95の流路面積が一定の場合であっても、フロント側とリア側とのいずれかに偏らせることにより、排気孔94のフロント側とリア側とで流路面積に差を設けて、フロント側とリア側との冷却を調整することもできる。
<実施の形態3>
図7は本発明の実施の形態3に係る車両用交流発電機の部分断面図である。図7は通風路95の一部に軸方向に短い突起98を設けた構造である。他の部分は実施の形態1、2と沿うようである。実施の形態1、2では通風路95の形状を軸方向で一定、または仕切板96のフロント側とリア側とで一定の場合を示したが、図7のようにそれらの風路の途中に短い段差、凹凸等を設けてもよい。それらの段差、凹凸は固定子鉄心91自体の段差、凹凸等として形成されていることが望ましいが、他の材料を付加することにより段差、凹凸等を設けるようにしてもよい。固定子鉄心91が電磁鋼板を軸方向に積層されたものである場合は、通風路95に相当する部分の形状を変えるなどした電磁鋼板を、間に挟んで積層することで断面形状を変化させてもよい。また、固定子鉄心91の端部に端板が設置される場合は、通風路95の入口となる端板の開口部のサイズを変更してもよい。
図7は通風路95の軸方向端部に断面積を減少させる突起98を設けた場合を示す。突起98の形状により、フロント側ハウジング2から流れる冷却風の流量とリア側ハウジング3から流れる冷却風の流量を調節できる。図では軸方向の両端に設けた構造を示したが、いずれか一方のみでも良い。また、突起98のかわりに通風路95の軸方向端部周辺の高さを広げて、ファン83からの風が入りやすくしてもよい。また、段差、凹凸を軸方向に周期的、またはランダムに設けて、通風路95での風が乱れを生じさせるものであってもよい。乱れによって通風路95内での冷却性能が向上することができる。
<実施の形態4>
図8は本発明の実施の形態4に係る車両用交流発電機の部分断面図である。図8は実施の形態1の図2と同じ部分を示す断面図である。本実施の形態4はコイルエンド97の外周側のフロント側ハウジング2またはリア側ハウジング3の内壁に凸部2aまたは3aを設けたものである。凸部2a、3aを設けた以外の部分は実施の形態1と同様である。
フロント側ハウジングの凸部2a、フロント側ハウジングの凸部3aは、コイルエンドの外周側に隙間を設けて覆う部位にコイルエンド97側に向かって凸となったリング状の部分である。凸部2a、3aはコイルエンド97と非接触となるように、わずかなすき間を有することが望ましい。
凸部2a、3aはコイルエンド97の外周側のハウジング2、3との間の隙間を狭くする。このため、ハウジング2、3の内壁に沿った風の流れが妨げられる。ファン83からコイルエンド97の隙間を通ってハウジング2、3の内壁に達した風は、大半が通風路95と軸方向の反対にある吐出窓24に向かって流れていた。本実施の形態4では凸部2a、3aよりも固定子鉄心91の端部側に到達した風は、通風路95に向かって流れやすくなる。従って凸部2a、3aを設けることで、吐出窓24に向かう風が減少して、通風路95に入る風が増加して、固定子9の冷却性能を向上する。
フロント側のコイルエンド97を通過した冷却風は、フロント側ハウジング2より高温であるので、フロント側ハウジング2を加熱する。フロント側ハウジング2が加熱されて高温となると、ベアリング5の温度を上昇させる要因となる。フロント側ハウジング2の内壁に沿った風量を減少させると、フロント側ハウジング2の温度が低下して、ベアリング5等、フロント側ハウジング2に固定した部品の温度を低下させることができる。リア側についても凸部を設けることで同様の効果を得ることができる。図ではフロント側とリア側との両方に凸部を設けたが、いずれか一方の冷却性能を向上させたい場合は、凸部をフロント側とリア側とのいずれか一方のみに設けても良い。
凸部はフロント側ハウジング2またはリア側ハウジング3の材料の一部として一体的に形成されたものであることが望ましい。また、凸部は固定子鉄心91の端部から隙間をあけて設けられることが望ましいが、通風路95の入口を狭くしなければ、一部が固定子鉄心91の端部に接していてもよい。たとえば、凸部の内周側の部分が通風路95の入口のすぐ外周側に位置するようにしても、通風路95に風が入りやすくなるのでよい。また、凸部は周方向に凸状のもので、典型的にはリング状の部分とすることができるが、通風路95の入口の位置、コイルエンド97の位置に合わせて、周方向に凸凹、または断続的にとなったリング形状としてもよい。
<実施の形態5>
図9は本発明の実施の形態5に係る車両用交流発電機の部分断面図である。図9は実施の形態1の図2と同じ部分を示す断面図である。上記の実施の形態では通風路95から径方向すなわち軸方向と略90°にのびる孔としたが、本実施の形態5は周方向、または軸方向に傾斜するように排気孔94を設けている。図では軸方向に傾斜する例を示している。このように傾斜させることで、固定子鉄心91から排気孔94を通過する冷却風への接触面積を増大させることができる。また、排気孔94から放出された流れが、固定子鉄心91の周りに流れを生じさせるため、固定子鉄心91外周面の放熱量を増大させることができる。
<実施の形態6>
図10は本発明の実施の形態5に係る車両用交流発電機の部分断面図である。図10は実施の形態1の図3と同じ部分を示す軸方向に垂直な断面図である。本実施の形態6はスロット99内の外周側に凸部91aを設けたもので、それ以外は実施の形態1と同様である。
凸部91aは軸方向に連続、または断続的に凸となった形状である。凸部91aは固定子コイル92を包む絶縁紙93と接触して、これらを外周側から軸中心側に向かって押さえるものである。この軸方向の凸部91aは、固定子鉄心91の一部であることが望ましい。その場合、スロット99の周方向の幅が固定子コイル92の外周側で固定子コイル92の周方向の幅よりも狭くなったスロット形状とみることもできる。
凸部91aを設けると、スロット99の外周側の通風路95の周方向の幅が狭くなるため、通風路95となる部分の径方向の高さを高くしても良い。凸部91aは図10のように、固定子コイル92の周方向の両端を抑えるようにすると、固定子コイル92の固定強度が増し、かつ、凸部91a間の中央部分に通風路95を形成することができるのでよい。または、凸部91aを固定子コイル92の周方向の一方の端にだけ設けるようにしてもよい。軸方向で通風路95が蛇行するように凸部91aの位置を一方の端のみと他方の端のみとに交互にあるように、軸方向に沿って凸部91aの周方向の位置が変化するようにしてもよい、このように蛇行させると外周側の放熱の促進と均一化がされるのでよい。通風路95は周方向の幅が狭くなった場合も、少なくともスロット99の中央部分を風路としておくことが固定子コイル92の冷却のために望ましい。
通風路95内に凸部91aを設けて固定子コイル92、絶縁紙93を外周から押さえる構造としたため、固定子コイル92等の固定が容易である。また、スロット99となる部分に固定子コイル92を挿入したのちに固定子鉄心91を変形する加工では、固定子コイル92の変形等で通風路95が塞がれる可能性があるが、本実施の形態4の構造では通風路95を良好に保つことができる。
なお、以上の各実施の形態のうち、ある実施の形態で説明した構成と、他の実施の形態で説明した構成とは、技術的な矛盾が生じない範囲で組み合わせ、置換などした構成も、本発明の一部である。
本発明の車両用交流発電機は、固定子に通風路と排出孔とを設けたことにより、コストの上昇を抑えながら、固定子コイルと固定子鉄心を効率的に冷却することができる。
1 車両用交流発電機、2 フロント側ハウジング、3 リア側ハウジング、4 ケーシング、5 ベアリング、6 シャフト、7 プーリ、8 回転子、21 ベアリング収納部、22 吸入窓、24 吐出窓、27 保護カバー、33 開口部、81 界磁巻線、82 界磁鉄心、83 ファン、9 固定子、91 固定子鉄心、91a 凸部、92 固定子コイル、92a リード線、93 絶縁紙、94 排気孔、95 通風路、96 仕切板、97 コイルエンド、98 突起、99 スロット。

Claims (8)

  1. シャフトと一体的に回転する回転子と、
    前記回転子の外周側を囲み、鉄心と該鉄心の内部にコイルとを有する固定子と
    前記シャフトの軸方向において前記回転子の両側に設けられたファンと、
    前記固定子の外周の少なくとも一部が外部に露出するようにして前記固定子を保持し、ベアリングを介して前記シャフトを支持し、吸入窓と出窓とが形成されたハウジングと、
    を有し、
    前記ファンの回転によって前記吸入窓から前記ハウジング内に空気を吸い込み、前記吐出窓から外部に空気を放出して、前記ハウジングの内部を冷却する車載用交流発電機であって、
    前記鉄心は、前記コイルの外周側で前記鉄心を前記軸方向に貫通する通風路と、該通風路の前記軸方向の途中から外部に露出する前記固定子の外周まで前記鉄心を径方向に貫通する排気孔とを有し、
    前記ファンの風の一部が前記通風路の前記軸方向の両端から入り、前記排気孔を経て、外部に露出した前記固定子の外周から外部に放出される、
    車両用交流発電機。
  2. 前記鉄心は前記コイルが挿入されるスロットを有し、
    前記通風路は前記スロット内の前記コイルの外周側にあり、前記鉄心の径方向の中央よりも外周側に位置する、
    請求項1に記載の車両用交流発電機。
  3. 前記通風路は前記軸方向の途中に断面形状が変化する部分を設けられている、請求項1または2に記載の車両用交流発電機。
  4. 前記排気孔は前記軸方向に分割する仕切板を設けられている請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用交流発電機。
  5. 前記通風路の断面積は前記仕切板の前記軸方向の両側において異なっている請求項4に記載の車両用交流発電機。
  6. 前記ハウジングはコイルエンドの外周側を隙間をあけて覆う部位を有し、該部位と前記コイルエンドのとの隙間を部分的に狭くする凸部が設けられている請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用交流発電機。
  7. 前記排気孔が前記シャフトの軸に対して垂直な方向から傾斜している請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両用交流発電機。
  8. 前記回転子が極性の異なる爪状鉄心が隙間をあけて配置されるランデル型であり、
    前記ファンの風が前記爪状鉄心の隙間に入って界磁巻線を冷却する請求項1〜7のいずれか一項に記載の車両用交流発電機。
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