JP6253766B2 - シードプライミングの改良された方法 - Google Patents

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Description

本発明は、種子を水溶液に浸漬し、続いて定温で放置することを含むシードプライミングの方法に関する。さらに、本発明は、そのような方法で得られる種子及びそのような種子から育成される植物に関する。さらに、本発明はまた、種子を定温放置する装置に関する。
種子の質が農作物の最終収量に影響を与えることは、よく知られている。シードプライミングは、種子の生産性を上げるための自然で環境にやさしい方法である。それは、発芽能力の低い種子及び高い種子の両方に効果がある。シードプライミングにおいて、湿気が高く、十分な酸素と適切な温度の条件下で、種子を発芽させるためには、基本的な代謝反応が必要である。発芽のプロセスは、典型的には、根が発生する前、すなわち発芽のプロセスが完了する前に、プライミングされた種子が乾燥すると中断される。乾燥した後、プライミングされた種子(プライムド・シード)は、包装され、貯蔵され、流通され、プライミングされていない種子と同じ方法で植えられるかもしれない。
実証されている通り、シードプライミングは農作物の生産及び植林にいくつかの利点を有する。プライミングされた種子は、通常、プライミングされていない種子と比べて早く、均一に発芽する。さらに、プライミングされた種子は、プライミングされていない種子よりも、広い範囲の温度で、塩分を含んだり、水の確保が制限されている等の不利な畑の状況でも、よく発芽する。プライミングは、多くの種子の野菜で、機能停止して休眠している種子に効果を示す。シードプライミングによって、最終収量が増加することにより、利益が高まり、多くの種でプライム処理を行う追加的な出費が正当なものとなる。このように、シードプライミング方法への需要がある。
従来技術のプライミング方法には、水プライミング、浸透性プライミング、マトリックスプライミングがある。これらのプライミング方法の中で、水プライミングは、プライミングの間に用いられる化合物/マトリックスのコスト及び、プライミングの後にこれらの材料を除去する作業の両方を削減する利点を有する。しかしながら、水プライミングは、良い結果を生じさせ、プライミングの処理の間に種子が発芽することを防止する両方のことに、より正確な技術を必要としている。
プライミングの間に種子が発芽することを防止するために、種子に供給される水及び定温で放置する時間は、厳密に制御されなければならない。
特許第7289021号公報 米国特許6,421,956号公報
特許第7289021号は、種子の発芽開始時期を統一し、改良されて安定した発芽能力を有する、高いパフォーマンスの被覆された種子を提供する方法について開示している。開示された方法では、種子は水に浸漬されて、種子の水分量を、乾燥重量の30%以上にされる。種子の発芽開始時期を統一する方法を提供するため、準備された種子は、発芽の直前まで、50%相対湿度以上の気相環境に保持される。
米国特許6,421,956は、流体、特に流体を含む気体の使用を伴う水により種子を処理する方法及び装置を開示している。これにより、種子は、制御された量の流体を有する気体に接触し、種子は所定の期間この気体に接触し続ける。一方、種子と液相の流体とが直接接触することは、実質的に不可能にされる。流体を含む気体に曝される前に、種子は種子の低い浸透圧に湿らされてもよい。
これら両方の方法において、もし種子が水/液体に接触したときに、濡れて(飽和して)いたら、定温放置の時間は厳密に制御され、プライミングの間に種子が発芽することを防止する。種子が濡れる前に、吸収が中断されると、水の制限により、特に胚乳や果皮の内側に位置する胚は、プライミング効果を制限する。種子を吸収から取り除くことが早すぎると、プライミングされていない種子よりも低い発芽パフォーマンスとなり得る。
このように、従来技術における欠点を克服する種子のプライミング方法への需要がある。
したがって、本発明は先行技術における上記特定された一以上の欠点や、シードプライミング法を提供することによる単一の又は組み合わせた不利な点を軽減し、緩和し、除去し、回避するものである。プライミングされる種子は、水溶液に浸漬され、種子が一度水で濡れると取り除かれる。相対湿度が少なくとも95%以上100%以下の空気の雰囲気下で種子を定温放置する前に、種子の水分が低減される。
種子を水で濡らすことで、代謝のプロセスを始め、進行させるための十分な水分が種子に提供される。種子の発芽プロセスが完了することを防止するため、水分量は低減される。
本発明のさらなる側面は、そのような方法によって得ることができるプライミングされた種子及びプライミングされた種子によって育成され、得られた植物に関する。
他の側面は、そのような方法にしたがって種子を定温放置するための装置に関する。そのような装置は、実質的に水平で回転してひっくり返すことのできる蓋つきの樽である。蓋は、下流順に、蓋及び樽を通して水に新鮮な空気の流れを供給する手段と、空気/水の流れから水滴を除去する手段とを有する。さらに、樽には気体の出口が設けられる。そのような装置は、高く安定した湿度を供給し、十分な酸素を供給し、そして種子のそれぞれに好ましくない気体を除去することで、発芽を完了させる前の準備プロセスに入るために最適の状況を種子に提供する。
本発明のさらに有利な特徴は、従属項で規定される。また、本発明の有利な特徴は、ここに開示される実施形態で詳細に説明される。
本発明の方法における定温放置行程を実行する回転装置の略図である。
成熟して乾燥した種子による発芽プロセスの間の水の吸収は、三段階である。最初の段階の間(第一段階、吸収)、水の高速な吸収が、プラトー段階(第二段階、遅滞期)に達するまで起きる。遅滞期の間は、実質的に水は吸収されない。遅滞期が完了すると、第三段階(発芽、根の発毛)が始まり、種子は水をもう一度吸収する。種子は一旦水に接触すると、吸収及び遅滞段階(第二段階)の両方の間に起きる、種子に発芽を準備させる一連の代謝プロセスを開始する。発芽プロセス全体の間に最も活動的な器官は胚であり、よって、胚が十分に水を吸収することは、非常に重要である。
種子が水に浸漬され、続いて高い相対湿度を有する大気下に定温放置されるような、従来技術(特許第728901号及び米国特許第6,421,956参照)における発芽プロセスを避けるため、浸漬時間、水溶液の浸透圧及び定温放置時間を制御することは、最も重要な事項である。これらのいずれかのパラメーターが誤って制御されると、種子がプライミングプロセスの間に発芽するリスクがある。
浸漬時間を短くすることによって、種子が発芽の第二段階に入るために必要なレベルよりも、低いレベルに水分量が維持される。さらに、ある種の種子、例えばトマト、ピーマン、玉ねぎ、トウゴマの実及び小麦のような内胚乳種からの種子、ヨーロッパアカマツ、ドイツトウヒ、イチョウのような裸子植物種、あるいはサトウダイコン、ニンジン等の果皮を有する種及び様々な葉の種からの種子では、種子の内胚乳から胚へ、又は果皮から果皮の内側の種子へ、水の移送が遅延する。浸漬時間を短くすると、胚(内胚乳の種子の場合)又は種子(果皮を有する種子の場合)による水の吸収が制限されることとなる。このことは、胚乳のような種子の内部の種子の器官は、完全には第二段階に入らないために、発芽段階の間に代謝反応が起こることが妨害されるリスクを暗示する。もし短すぎる浸漬時間が用いられると、(長い発芽時間及び低い発芽率の両方を有する)プライミングされない種子よりも、種子は少なく発芽するかもしれない。
種子を水で濡らすことのできる種子のプライミングプロセスにおいては、発芽を防止するために定温放置段階の厳密な制御が必要となる。典型的には、定温放置は、発芽のための代謝の準備が完了する前に中断される。よって、完全なプライミングは得られない。
本発明の発明者は、プライミングの間の発芽のリスクは、一旦水を吸収して濡れた種子の水分量、これにより種子胚乳及びその周囲の内胚乳の両方が、発芽への準備プロセスを始めるのに十分な水分を、低減することで最小化できることを発見した。しかしながら、発芽の完了は、種子の水分の低減によって妨げられる。
吸収が完了した後水分を低減する間、水分の大部分が失われるのは、例えば内胚乳(内胚乳の種子及び裸子植物の種子の場合)や果皮(果部で囲まれた種子の場合)のような種子の表面器官においてである。種子の最も活動的で重要な器官である胚では、種子の器官の間の水の移動には時間がかかるため、水分を低減させた後、長い間、完全な代謝プロセスに十分な水分が残る。
吸収の後にそのように水分を低減することの一つの利点は、発芽の代謝準備プロセスは、ほとんど完了するまで進むけれども、発芽の完了、すなわち、根が種子の表面を突き破ることは、種子の表面が乾いて硬いために、防止されるのである。種子を水で濡らすことで、種子が発芽の準備プロセスを開始するのに十分な水が提供される一方、完全な発芽は、種子の水分が低減されることで防止される。
ある実施形態では、種子が、浸漬工程の間に水で濡らされ、その後の定温放置の時間を厳密に制御することが必要とされない種子のプライミング方法が提供される。そのような方法では、種子の水分は、浸漬工程の次に低減される。水分を低減することで、発芽の第三段階は、定温放置時間が長くなっても、始まらない。
そのような方法では、プライミングされる種子がまず提供される。典型的には、種子は乾燥しているか、少なくとも実質的に乾燥している。種子は、水溶液に浸漬され、そして、一度水に濡れたら取り除かれる。種子を水溶液に浸漬させることは、種子を水で素早く濡らすために効率的な方法であると発見された。さらに、浸漬によれば、浸漬される全ての種子が無制限に水にアクセスできるため、効率的に水を吸収できることを暗示する。
ジベレリン、BAP等のホルモン刺激剤、マイクロプラン(Microplan)のような植物の栄養剤、及び/又は硝酸カリウムKNO3、塩化カルシウムCaCI2、塩化ナトリウムNaCI等の塩が、水溶液中に存在してよい。そのような添加物は、種子の休眠を覚まし、強くストレスに耐性のある苗を生み出す。
種子を水に浸漬して続いて水分を低減すると、例えばサトウダイコン、例えば人参のような果皮に存する成長/発芽抑制物質を効果的に取り除くことができるかもしれない。
浸漬時間は、種子が発芽の第二段階に入るために必要な時間と少なくとも同じであり、種子が発芽の第三段階に入るのに必要な時間よりも短くあるべきである。
所与の種子に関する浸漬工程の時間の範囲は、例えば、ISTA規則に沿って、例えば対象の種の乾燥した種子を浸漬し、それから種子の水分を決定する等して、経験的に決められてよい。一度種子が水に接触すると、種子は水が染み込むまで(飽和するまで)水を吸収する。このように、種子に水が染み込む(飽和する)までの時間は、浸漬工程の下限に対応して決定される。時間の上限は、発芽が起こるまで水が染み込んだ種子を定温放置することで決定されてよい。根が一度出ると、発芽が起きたとみなされる。時間の下限及び上限は、水が一度染み込んでから種子が発芽するまでに必要な時間に対応する。
水溶液は、典型的に、浸漬工程の間に通気される。水以外では、酸素もまた種子が発芽を完了させるために必須である。水の吸収のように、酸素の吸収もまた三段階ある。急激な酸素の吸収段階(第一段階)は、増加した水和反応/吸収と同時に起こる。この段階の間、酸素は呼吸酵素を活性化させる原因となり、遅滞期(第二段階)の間、酸素の吸収は、第一段階よりも遅くなる。しかし、新しく合成されたミトコンドリアの呼吸に関連して、段階全体の間では増加する。二度目の急激な酸素の吸収(第三段階)は、根の発生と同時である。
発芽期間の間に酸素の供給が欠乏すると、エネルギーの生成が少なくなり、発芽の間の代謝プロセスが制限される。深刻な酸素の欠乏により、種子の発芽を抑制する発酵が導かれる。さらに、発芽プロセスの間に累積した二酸化炭素もまた、種子の呼吸を制限するか、深刻に抑制し、よって、プライミングの結果を制限する。
吸収の間の酸素の需要に応えるため、本実施形態における本方法は、プライミングの効果を最適化するために、浸漬工程において、通気した水溶液を用いた。
浸漬工程に続いて、水含有量が低減される。典型的には、水分は、例えば2〜8重量%や、1〜10重量%、低減される。水分は、約5重量%まで低減されてよい。例えば40%以下の低い相対湿度を有する空気で乾燥することが用いられる。さらに、真空や、500より少ないRCE(相対遠心力)の低速度遠心力、又はこれらの組み合わせは、水分を低減させるために用いられる。乾燥は、気温25〜35度といったわずかに上げられた気温下で行われる。
なお、内胚乳の種子及び裸子植物の種子では、胚は胚乳によって保護/取り囲まれている。例えばサトウダイコンのような、外胚乳の種にとっては、胚は種子の内側を覆い/保護する死んだ部分である果皮によって保護されている。これらの種類の種子は、物理的なストレスにより耐性がある。さらに、浸漬時間は、典型的に相対的に短い。続いて、生物学的プロセスは、浸漬が一度中断されると、そう長くは進行しない。このため、適用された穏やかな水分の低減方法は、内胚乳の種子及び果皮を有する種子の両方にとって、続く発芽にネガティブな効果を示さなかった。
水が染み込んだ種子の水分が低減されると、発芽を完了させる代謝準備のために、種子は定温放置される。種子は少なくとも95%以上100%未満の相対湿度を有する空気の雰囲気下で定温放置される。定温放置の間、空気の雰囲気は継続して、又は断続的に、取り替えられる。空気は15〜25体積%、好ましくは約21体積%の酸素含有量を有する。できるだけ長く発芽のための代謝準備を進めるため、定温放置時間は、水で濡らされた種子が発芽するために必要な時間と等しいか又は長くなるように選択されてよい。水で濡らされた種子が発芽するために必要となる時間は、上記概要を述べられた通り決定されてよい。
上述した通り、水以外では、酸素もまた種子が発芽を完了させるために必須である。発芽期間の間に低い酸素レベルであったり、又は酸素の供給が欠乏すると、呼吸からエネルギーを少ししか生成できなくなり、代謝プロセスが制限される。深刻な酸素の欠乏は、発酵を促し、種子の発芽を抑制する。このように、種子は空気の雰囲気下で定温放置され、呼吸プロセスのための酸素を種子に提供する。
定温放置工程で個々の種子に基本的に同等の条件を提供するために、もしいくつかの種子が同時にプライミングされる場合には、たいていの場合、定温放置工程の間、回転ドラムに入れられる。そのような回転(タンブリング)は、板(バッフル)を有する回転する樽の中で実行される。一つの実施形態は、本方法による、種子を定温放置するためのバッフル板が設けられた回転する樽に関する。
定温放置工程を実行するための回転装置が、添付された図面の一つの図に示される。
定温放置される種子は、実質的に水平に回転する樽1に配置され、好ましくは、樽には樽1の回転で種子をかき回すための一以上のバッフル板2が設けられる。樽1には、樽から種子が出ないようにされた寸法の気体出口3が設けられている。樽1は、30度未満、例えば20度未満、又は10度未満、水平面から逸れた回転軸で傾斜してもよい。
樽1は、閉じ蓋4を有し、蓋4もまた樽に空気及び湿気を供給する手段を含む。蓋4は、ねじで、そうでなければ密封する方法で樽1に接続される。新鮮な空気の入り口5が、蓋4に設けられる。この入り口は、新鮮な空気の送風機と接続され(図示せず)、空気圧を制御する手段を有する。
示されるように、樽1は、回転するように配置され、すなわち樽1と蓋4の間−又は好ましくは−蓋4と入り口5の間で、当業者によく知られた方法で、相対的に回転できるようにされなければならない。後者の場合、図に示されるように、入り口5は、好ましくは蓋4の表面端部の中心に配置される。
一以上の水容器6のような、水を供給するための手段が、スポンジフィルタ7と結合された蓋4内の入り口5の内部に配置される。これにより、水はスポンジフィルタに染み込み、新鮮な空気が水で濡らされたスポンジフィルタ7を通り、水を吸収するように強制される。水容器6は、時々水で満たされ、又は外部の水源と接続されてよい。代替的に、スポンジフィルタ7は他の方法で水に濡らされていてもよい。
水で濡らされたスポンジフィルタ7を通って樽1に入ってくる空気の流れは、適切な水分のみを含んでいなければならず、例えば相対湿度95%以上100%未満であり、水滴を含んでいてはならない。このために、空気/水の流れから水滴を除去する手段、例えばゴアテックス(登録商標)の、例えば半透過性膜8の形状で、蓋4のフィルタ7よりも下流に配置される。ナイロンの網9のようなものが、半透過性膜8の下流に配置され、種子と半透過性膜8とが直接的に接触することを防止し、半透過性膜の透過性を維持する。
樽1は、好ましくは定温放置プロセスの間、回転する。それは、図の下部に表され、樽1及び蓋4が配置されるスタンド10の周りを、縦方向の矢印で示すように回転させることでなされる。
スタンド10は、回転するように配置された駆動ロッド11を有し、二つのうちの一つは、電気モーター12のようなもので回転される。回転スピードは好ましくは遅く、例えば1−2rpmである。樽1には、駆動ロッド11と係合させるための摩擦帯13が設けられる。駆動ロッドも、摩擦コーティングのようなものをされている。
樽での定温放置は、望ましい相対湿度及び酸素量が得られるように、空圧インジケーター(図示せず)により制御される。
水の休止段階及び遅滞段階の間、様々な代謝プロセスが起きる間、酸素は、種子により消費される。さらに様々な気体状の物質が排出される。したがって、継続的に、又は非継続的に、定温放置の間、大気を入れ替えることが有利である。ここで開示される回転装置は、定温放置工程の間、空気の大気を継続的に入れ替える手段である。
さらに、酸素は、発芽の第一段階(第一段階)の間に開始した代謝プロセスの間にも、種子によって消費される。したがって、浸漬工程の間に水溶液を通気することも有利かもしれない。さらに、通気は浸漬工程の間に様々な成分の拡散を促し、種子が水をより均等に吸収することにも寄与するかもしれない。
定温放置工程に続いて、プライミングされた種子は、植えつけられる。しかしながら、より一般的には、プライミングされた種子を貯蔵したり輸送したりできるようにするため、プライミングされた種子の水分は、定温放置工程の後低減される。種子は乾燥されてよく、すなわち、空気で種子を乾燥させることにより、水分は低減される。空気の相対湿度は、低く、例えば40%以下、例えば約25%である。さらに、乾燥はわずかに気温を上げて実行され、例えば25度から35度の間の温度である。種子の水分は、好ましくは浸漬の前と同じレベルまで低減される。
ここで開示されたプライミング方法を用いて、様々な種類の種がプライミングされる。方法は、たばこ、トマト、ピーマン、トウゴマの実、玉ねぎ、小麦のような特に内胚乳の種、松、トウヒ、イチョウのような裸子植物種、及びサトウダイコンのような果皮を有する/有さない外胚乳の種からの種子をプライミングするのに特に適している。
本発明の他の実施形態は、ここで開示された方法により得られた種子である、プライミングされた種子に関する。そのような種子は、発芽時間の平均が短くなり、発芽能力が向上し、及び/又は屋外の土での発芽及び現地性能が向上する。さらなる実施形態は、ここで開示された方法により得られたプライミングされた種子を育成して得られる植物に関する。
さらなる詳細を必要とせずに、当業者であれば、これまでの記述を用いて本発明を完全な範囲まで利用することができると信じられる。ここで述べられた好ましい特定の実施形態は、したがって、説明的なものにすぎず、その他の記述をいかなる方法においても限定するものではないと理解される。さらに、本発明が特定の実施形態を参照して述べられているとしても、それはここで述べられた特定の形態に限定することを意図したものではない。むしろ、発明は添付のクレームによってのみ限定され、上記特定されたもの以外の他の実施形態は、例えば上記述べたものと異なっていても、添付されたこれらのクレームの範囲内で均等に可能である。
クレームでは、「含む/含んでいる」は他の要素又は工程の存在を除外するものではない。また、個々の特徴が異なるクレームに含まれているかもしれないが、これらは有利に結合されることも可能であり、そして異なるクレームに含まれていることは、特徴の結合が実現不可能である及び/又は有利でないということを暗示するものではない。
さらに単数で参照されたものは、複数を除外されない。用語の「一つの」、「第一の」「第二の」等は、複数を除外しない。
実施例
次の実施例は、例にすぎず、いかなる場合も発明の範囲を制限するように解釈されてはならない。むしろ、発明は添付のクレームによってのみ限定される。
浸漬時間の決定
浸漬時間は、ISTA規則(国際種子検査協会、種子の検査のための国際規則における水分の決定)(指定された間隔で種子の水分がそれ以上増加しなくなるまで)に基づき、決定された。ナガハグサ(ケンタッキーブルーグラス)では、種子の水分は、135分以降は増加しなかった。そこで、浸漬時間は、135分と決定された。浸漬後、種子の水分がまた決定され、ナガハグサでは50%だった。
定温放置時間の決定
一度水に濡らされてから種子が発芽するのに必要な時間は、その水分をまず低減させないで種子を定温放置することにより決定される。ナガハグサでは、種子が発芽するまでに必要な時間は、一度水に濡らされると、84時間であると決定された。
浸漬
種子(パプリカ20g、小麦500g、ヨーロッパアカマツ100g、ナガハグサ400g)が、バケツの中で、手で断続的に水(種子の重量パーセント量w/wの5倍)をかき混ぜながら浸漬され、所定の浸漬時間(上記参照)、例えばナガハグサでは135分、新鮮な空気の泡で通気された。
中間での水の減量
種子の水分は、遠心分離によってRCE=500で6分間減量され、35%相対湿度の大気条件で種子の水分量が、完全に水を含んだ種子の水分よりも単位当たり5%低くなるまで乾燥された。例えばナガハグサでは45%である。
定温放置
水分の減量の後で、種子は回転装置(添付の図参照)に配置され、所定の定温放置時間(上記参照)、例えばナガハグサでは84時間、相対湿度95%を有する大気下で定温放置された。
乾燥
定温放置の後、気温30度、相対湿度30%以上で、種子の水分が浸漬の前の水分と同じになるまで、(例えばナガハグサでは8.9%)、減量された。
種子のプライミング
4種類(パプリカ、小麦、ヨーロッパアカマツ、ナガハグサ)に対して上記述べられた方法に沿ってプライミングが実施された。定温放置時間、種子の定温放置水分量(MC)、及び乾燥した種子の水分量(MC)、及び浸漬時間は、上記述べられ、表1に要約された方法に沿って決定された。
結果−プライミングパフォーマンス
平均発芽時間(MGT)を減らすこと、様々な種子の種のための、実生発生時間、苗長さ及び苗の生体重や発芽能力(GC)を向上させることに対するプライミングの効果が表2に示される。表2で提供される苗の寸法(苗長さ及び苗の生体重)は、様々な苗の重量や苗の長さが、以下に示される様々な期間の後に記録されたものである。
−パプリカ、長さ 16日、重さ 30苗;
−小麦、長さ 8日、重さ 10苗;
−ヨーロッパアカマツ、長さ 15日、重さ 30苗;
−ナガハグサ、長さ 15日、重さ 40苗。
表2に示されるように、本プライミング方法は、意義深く平均発芽時間を低減させ、発芽能力(発芽能力がプライミングされない種子と同じである小麦を除く)が向上した。本プライミングはまた、短縮された発芽時間や苗の寸法が大きくなるなど、屋外での発芽パフォーマンスも意義深く向上させた。

Claims (13)

  1. シードプライミング方法であって、
    プライミングされるべき乾燥した種子を提供する工程と、
    前記種子を水溶液に浸漬する浸漬工程と、
    前記種子が一度水で飽和されると、前記水溶液から前記種子を除去する工程であって、浸漬時間は、前記種子が水の吸収の遅滞期である発芽の第二段階に入るのに必要な時間と少なくとも等しく、発芽及び根の発毛に至る発芽の第三段階に入るのに必要な時間よりも短い工程と、
    前記種子の水分の量を1〜10重量%低減する工程と、
    前記種子の水分の量を低減する工程の後、前記種子を、相対湿度が95%以上100%未満の空気の雰囲気下でインキュベートする工程と、を含む方法。
  2. 前記種子は、内胚乳種、裸子植物種、外胚乳種又は果皮を有する種子からの種子である請求項1に記載の方法。
  3. 浸漬時間は、前記種子が発芽の第二段階に入るのに必要な時間と等しい請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記浸漬工程の間、前記水溶液は通気される請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記水分の量は、水で飽和された前記種子の前記水分の量を低減する工程で、2〜8重量%低減される請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記種子は、一度水で飽和されると、種子が発芽するまでに必要な時間と等しいか又はそれより長い期間、インキュベートされる請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記インキュベートする工程の間、前記種子は、回転される請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記インキュベートする工程の間、前記雰囲気は、連続的に又は断続的に入れ替えられる請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記種子の前記インキュベートする工程の後で、前記種子の前記水分の量を低減する前記工程をさらに含む請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法により得られるプライミングされた種子。
  11. 請求項10に記載のプライミングされた種子を育成することで得られる植物。
  12. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法に沿って、酸素含有量が21%で、相対湿度が95%以上100%未満の空気の雰囲気下で種子をインキュベートする装置であって、
    該装置は、水平に又は傾斜して、蓋(4)を有する回転可能な回転樽(1)を含み、
    前記蓋(4)には、前記蓋(4)及び前記樽(1)を通って新鮮な空気の流れを水に供給するための手段(6,7)と、前記空気/水の流れから水滴を除去するための手段(8)と、が下流順に設けられ、
    前記樽(1)には、気体出口(3)が設けられ、前記樽の回転軸は、水平面から30度未満逸れ、前記蓋(4)には、新鮮な空気の入り口(5)と、水で飽和されたスポンジフィルタ(7)と、前記空気/水の流れから水滴を除去するための半透過性膜(8)と、が設けられる装置。
  13. 前記樽(1)は、モーター(12)で駆動される駆動ロッド(11)の手段により回転される、請求項12に記載の装置。
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