JP6245003B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、耐偏摩耗性能を向上できる空気入りタイヤに関する。
近年、特にトラック、バスなどに装着される重荷重用タイヤは、低い偏平率を有する一方で、ベルト層として、周方向ベルト層を交差ベルト層に加えて配置することにより、トレッド部の剛性を上げ、全体の形状を保持しようとする技術が検討されている。この前記周方向ベルト層は、タイヤ周方向に対してほぼ0度(一般には、螺旋状に巻かれているので、「ほぼ0度」であり、タイヤ周方向に対して±5度の範囲内である)となるベルト角度を有するベルト層であり、一対の前記交差ベルトに積層されて配置されるものである。ここで、ベルト角度とは、タイヤ周方向に対してベルトコードの長さ方向がなす傾斜角度である。
かかる構成を採用する従来の空気入りタイヤとして、特許文献1〜4に記載される技術が知られている。
特表2006−528105号公報 特表2006−528102号公報 特表2006−528103号公報 特表2012−522686号公報
特に、偏平率が70%以下の重荷重用空気入りラジアルタイヤでは、交差ベルト層に加えて、上述の少なくとも1層の周方向ベルト層を備えた構成とすることにより全体の形状を保持しようとする点で優れた空気入りタイヤとなる。
その反面、タイヤショルダー領域では、トレッド領域と比べて相対的に剛性が低めになる傾向が大きくなり、このため、タイヤ転動時にショルダー陸部の滑りが大きくなり、ショルダー陸部に偏摩耗が発生しやすい、また、ショルダー部にラグ溝やサイプがあるトラクションパターンにおいては、制動・駆動時にもげ(チャンキング)が発生しやすいという問題が見いだされた。
本発明の目的は、ショルダー部にラグ溝やサイプがあるトラクションパターンを持つ空気入りタイヤにおいて、優れた耐偏摩耗性を有するとともに、優れた耐チャンキング性を有し、これら両特性を両立することのできる空気入りタイヤを提供することにある。
上述した目的を達成する本発明の空気入りタイヤは、以下の(1)の構成を有する。
(1)カーカス層と、該カーカス層のタイヤ径方向外側に配置されるベルト層と、該ベルト層のタイヤ径方向外側に配置されるトレッドゴムを有するとともに、タイヤ周方向に延在する少なくとも3本の周方向主溝と、これらの周方向主溝に区画されてなる複数の陸部とを有する空気入りタイヤであって、前記ベルト層が、絶対値で10度以上45度以下のベルト角度を有するとともに互いに異符号のベルト角度を有する一対の交差ベルト層と、タイヤ周方向に対して±5度の範囲内にあるベルト角度を有する周方向ベルト層とが積層されてなり、かつ、前記周方向主溝のうちタイヤ幅方向の最も外側にある左右の周方向主溝を最外周方向主溝と呼ぶとともに、該左右の最外周方向主溝よりもタイヤ幅方向外側にある陸部をショルダー陸部と呼び、該左右の最外周方向主溝よりもタイヤ幅方向内側にある陸部をセンターリブと呼ぶときに、タイヤ子午線方向の断面視において、
(a)センターリブの接地面は、タイヤ径方向外側に凸となる曲線からなり、
(b)ショルダー陸部の接地面は、接地面のタイヤ幅方向内側に配置されたタイヤ径方向外側に凸である曲線L1と、接地面タイヤ幅方向外側に配置されたタイヤ径方向内側に凸である曲線L2からなり、
(c)ショルダー陸部における、前記少なくとも3本の周方向主溝の溝底を結ぶ仮想線L3よりも径方向外側の領域、および、前記曲線L1と前記曲線L2の境界点Pのタイヤ幅方向外側の領域に、陸部のゴムよりも破断伸びの大きいゴムから形成されたショルダー保護層が構成されている、
ことを特徴とする空気入りタイヤ。
また、かかる本発明の空気入りタイヤにおいて、好ましくは、以下の(2)〜(6)のいずれかの構成からなるものである。
(2)タイヤ赤道面におけるトレッドプロファイルからタイヤ内周面までの距離Gccと、トレッド端からタイヤ内周面までの距離Gshとが、Gsh/Gcc≧1.1の関係を有することを特徴とする上記(1)記載の空気入りタイヤ。
(3)タイヤ赤道面における溝底ラインと前記周方向ベルト層間の距離Dccと、周方向ベルト端部における溝底ラインと前記周方向ベルト層間の距離Deとが、De/Dcc≦1.0の関係を有することを特徴とする上記(1)または(2)記載の空気入りタイヤ。
(4)前記ショルダー保護層のタイヤ幅方向の厚みが、1〜4mmであることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
(5)前記ショルダー陸部のサイド側面にサイプが設けられていることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
(6)前記ショルダー保護層は、サイドウォールのゴムと同一のゴムからなることを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
請求項1にかかる本発明の空気入りタイヤによれば、ショルダー部にラグ溝やサイプがあるトラクションパターンを持つ空気入りタイヤにおいて、タイヤ全体として優れた耐偏摩耗性を有するとともに、ショルダー部では優れた耐チャンキング性を有した空気入りタイヤが提供される。
請求項2〜6のいずれかにかかる本発明の空気入りタイヤによれば、上述した請求項1にかかる本発明の効果をより明確に発揮できる空気入りタイヤが提供される。
図1は、本発明の空気入りタイヤの実施形態例を説明するタイヤ子午線方向の要部断面図である。 図2は、図1に記載した空気入りタイヤのベルト層14の積層構造を説明する一部破砕平面図である。 図3は、本発明の空気入りタイヤの実施形態例を説明するタイヤ子午線方向の要部断面図である。 図4は、本発明の空気入りタイヤの実施形態例を説明するタイヤトレッド部とショルダー部付近の要部斜視図である。
以下、図面等を参照しながら、更に詳しく本発明の空気入りタイヤについて説明する。
図1に示したように、本発明の空気入りタイヤ1は、カーカス層11と、該カーカス層11のタイヤ径方向外側に配置されるベルト層14と、該ベルト層14のタイヤ径方向外側に配置されるトレッドゴム15を有するとともに、タイヤ周方向に延在する少なくとも3本の周方向主溝2と、これらの周方向主溝に区画されてなる複数の陸部3とを有する空気入りタイヤであって、ベルト層14が、絶対値で10度以上45度以下のベルト角度を有するとともに互いに異符号のベルト角度を有する一対の交差ベルト層142、143と、タイヤ周方向に対して±5度の範囲内にあるベルト角度を有する周方向ベルト層144とが積層されてなり、かつ、周方向主溝2のうちタイヤ幅方向の最も外側にある左右の周方向主溝を最外周方向主溝と呼ぶとともに、該左右の最外周方向主溝よりもタイヤ幅方向外側にある陸部をショルダー陸部3sと呼び、該左右の最外周方向主溝よりもタイヤ幅方向内側にある陸部をセンターリブ3cと呼ぶときに、タイヤ子午線方向の断面視において、
(a)センターリブ3cの接地面は、タイヤ径方向外側に凸となる曲線からなり、
(b)ショルダー陸部3sの接地面は、接地面のタイヤ幅方向内側に配置されたタイヤ径方向外側に凸である曲線L1と、接地面タイヤ幅方向外側に配置されたタイヤ径方向内側に凸である曲線L2からなり、
(c)ショルダー陸部3sにおける、少なくとも3本の周方向主溝2の溝底を結ぶ仮想線L3よりも径方向外側の領域、および、前記曲線L1と前記曲線L2の境界点Pのタイヤ幅方向外側の領域に、陸部のゴムよりも破断伸びの大きいゴムから形成されたショルダー保護層15が構成されている、
ことを特徴とする。図1において、CLは、タイヤの赤道面である。
図2は、図1に記載した空気入りタイヤのベルト層14の積層構造を説明する一部破砕平面図であり、図2では、ベルト層14中の各ベルト層141〜145中に描いた細線が各ベルト層141〜145のベルトコードの配列方向を模式的に示している。具体的には、ベルト層14は、高角度ベルト141と、一対の交差ベルト142、143と、ベルトカバー145と、周方向ベルト層144とが積層されてなり、カーカス層11の外周に掛け回されて配置される。
高角度ベルト141は、スチールあるいは有機繊維材(値問えば、ナイロン、ポリエステル、レーヨンなど)からなる複数のベルトコードをコートゴムで被覆して圧延加工して構成され、一般に、好ましくは絶対値で45度以上70度以下のベルト角度を有する。また、高角度ベルト141は、カーカス層11のタイヤ径方向外側に積層されて配置される。
一対の交差ベルト142、143は、それぞれが、コートゴムで被覆されたスチールあるいは有機繊維材からなる複数のベルトコードを圧延加工して構成され、一般に、好ましくは10度以上45度以下のベルト角度を有する。また、一対の交差ベルト142、143は、相互に異符号(プラスかマイナス)のベルト角度を有し、ベルトコードの長さ方向を相互に交差させて積層されている(クロスプライ構造)。なお、交差ベルトは3枚以上のものが積層されて配置されていてもよい。また、図示のものでは、一対の交差ベルト142、143は高角度ベルト141のタイヤ径方向外側に積層されて配置したものを示しているが、積層構造は、特に限定されず、また、高角度ベルト141は配置されなくてもよい。
周方向ベルト層144は、代表的には、コートゴムで被覆されたスチール製のベルトコードをタイヤ周方向に対して±5度の範囲内で傾斜させつつ螺旋状に巻き回して構成される。また、周方向ベルト層144は、図示の形態では一対の交差ベルト142、143の間に挟み込まれて配置されているが、この形態に限定されるものではない。また、周方向ベルト層144は、一対の交差ベルト142、143の左右のエッジ部よりもタイヤ幅方向内側に、そのエッジが位置するように配置される。具体的には、1本あるいは複数本のワイヤが内径側の交差ベルト142の外周に螺旋状に巻き回されて、周方向ベルト層144が形成される。この周方向ベルト層144が、トレッド部センター領域に配置されてタガ効果を発揮して、タイヤ周方向の剛性、径方向の剛性を向上させることにより、タイヤの耐久性能が向上する。
ベルトカバー145は、代表的には、スチールあるいは有機繊維材からなる複数のベルトコードをコートゴムで被覆して圧延加工して構成されたものであり、節対値で10度以上45度以下のベルト角度を有する。該ベルトカバー145は、一対の交差ベルト142、143のタイヤ径方向外側に積層されて配置されている。図示した形態では、ベルトカバー145が、外径側の交差ベルト143とほぼ同一のベルト角度を有し、また、ベルト層14の最外層に配置されている。
また、ベルト層14は、エッジカバーを有していてもよい(図示せず)。エッジカバーは、外径側の交差ベルト143(あるいは内径側の交差ベルト142)の左右のエッジだのタイヤ径方向外側にそれぞれ配される。これらのエッジが、いわゆるタガ効果を発揮することにより、トレッド部センター領域とショルダー領域との径成長差が緩和されて、また、周方向ベルト層144によりもたらされるタガ効果と相俟って、タイヤの耐偏摩耗性能が著しく向上する。
本発明の空気入りタイヤでは、上述した構成に加えて、図1に示したタイヤ子午線方向の断面視において、特に、
(a)センターリブ3cの接地面を、タイヤ径方向外側に凸となる曲線から形成させ、
(b)ショルダー陸部3sの接地面は、接地面のタイヤ幅方向内側に配置されたタイヤ径方向外側に凸である曲線L1と、接地面タイヤ幅方向外側に配置されたタイヤ径方向内側に凸である曲線L2から形成させ、
さらに、
(c)ショルダー陸部3sにおける、少なくとも3本の周方向主溝2の溝底を結ぶ仮想線L3よりも径方向外側の領域、および、前記曲線L1と前記曲線L2の境界点Pのタイヤ幅方向外側の領域に、陸部のゴムよりも破断伸びの大きいゴムから形成されたショルダー保護層15を構成させたものである。
上述したように、周方向ベルト層144が、トレッド部センター領域に配置されていることにより、タガ効果を発揮して、タイヤ周方向の剛性、径方向の剛性が向上し、これによりタイヤの耐久性能が向上する。その反面、タイヤショルダー領域では、トレッド領域と比べて相対的に剛性が低めになる傾向が大きくなり、このため、タイヤ転動時にショルダー陸部の滑りが大きくなり、ショルダー陸部に偏摩耗が発生しやすい、また、ショルダー部にラグ溝やサイプがあるトラクションパターンにおいては、制動・駆動時にもげ(チャンキング)が発生しやすいという問題が生じやすくなるが、本発明の空気入りタイヤでは、特に、上記(a)〜(c)の構成を採用することにより、ショルダー陸部、特にサイド側の剛性を大きくさせ、ショルダー陸部の偏摩耗、制動・駆動時のもげ(チャンキング)の発生を抑制することができたものである。
ショルダー保護層15のゴムは、陸部のゴムよりも破断伸びの大きいゴムを用いて形成させることが該効果を顕著に得る上で重要であり、特に、本発明者らの知見によれば、陸部のゴムを破断伸びが400〜500%のゴムで形成させて、ショルダー保護層15は、破断伸びが530%以上のゴムで形成させることが好ましい。
また、曲線L1、曲線L2から形成されるショルダー保護層15のいわば「跳ね上げ」形態の度合いは、本発明者らの知見によれば、図3に示したように、タイヤ赤道面におけるトレッドプロファイルからタイヤ内周面までの距離Gccと、トレッド端からタイヤ内周面までの距離Gshとが、Gsh/Gcc≧1.1の関係を有することが好ましい。Gsh/Gccの値が、1.1未満であれば、本発明の効果を大きく得ることは難しいからであり、Gsh/Gccの上限は、本発明者らの知見によれば、1.3以下までとするのが好ましく、1.3より大きくしても、それに見合った効果を得ることが難しくなる。
同様に、図3に示したように、本発明者らの知見によれば、タイヤ赤道面における溝底ラインL3と周方向ベルト層144の間の距離Dccと、周方向ベルト144の端部位置における溝底ラインL3と周方向ベルト層144間の距離Deとが、De/Dcc≦1.0の関係を有することが好ましい。De/Dccの値が1.0よりも大きいと、周方向ベルト層を使用した効果が小さくなり好ましくない。De/Dccの値の下限は、バランスのよい良好な接地プロファイルを得る上で、0.8程度までである。
また、ショルダー保護層15のタイヤ幅方向の厚みは、該保護層を設けることの効果を明確に得る上で、1〜4mmであることが好ましい。「タイヤ幅方向の厚み」とは、図1の左側のショルダー保護層15に示したように、ショルダー陸部3sの接地面をなす曲線L1を延長させた仮想曲線L4がショルダー保護層15の最外縁線と交わる位置での厚さ(ショルダー陸部3sを形成する線と直角な方向での厚み)をいう。
また、本発明の空気入りタイヤは、本発明の効果が特に顕著になる点で、図4に示したように、ショルダー陸部3のサイド側面にサイプ16が設けられているタイヤにおいて本発明を構成することが好ましい。
また、特に限定されるものではないが、ショルダー保護層15は、サイドウォールを構成するゴムと同一のゴムで形成すると好ましく、ゴム界面での耐剥がれ性の問題の小さいショルダー保護層15を実現することができる。その場合、ショルダー陸部3のサイド側面のタイヤ径方向内側部分までサイドウォールを構成するゴムが延在するようにタイヤ成形したものであると、より効果的となる。
本発明の空気入りタイヤは、特に限定されないが、偏平率が70%以下で40%以上の重荷重用空気入りラジアルタイヤにおいて構成するとより効果的である。重荷重用空気入りラジアルタイヤは、乗用車用のタイヤなどと比較して、タイヤ使用時の負荷が大きく、周方向ベルト層を用いることの効果が顕著であり、その反面、周方向ベルト層が存在しない領域であるショルダー陸部での耐偏摩耗特性も優れたものとして重荷重用空気入りラジアルタイヤを実現できるのである。
タイヤサイズ265/60R22.5の空気入りタイヤを用いて、リムサイズ22.5インチ×8.25インチのリムに装着し、JATMA規格の最大空気圧(900kPa)を充填し、2−D車両の駆動軸に装着し、JATMA規格の最大荷重(26.72kN)を加えた状態で実車走行試験・評価を行った。
試験タイヤは、トレッド溝は図1に示したものとし、ショルダー陸部のサイド壁には図4に示したようなサイプがあるものである。比較例1は従来のショルダー保護層を形成していない従来例である。比較例2と比較例3は、ショルダー保護層を設けたがショルダー保護層と陸部を構成する各ゴムの破断伸びの大小関係が本発明を満足しないものである。実施例1〜4は、ショルダー保護層のゴムの破断伸びの値、厚さ、構造を変えたものである。
評価は、1万kmの走行後、下記の項目について行った。
いずれも比較例1(従来例)を100とし、数値が大きいほど優れているものとする指数による評価を行った。
(A)耐チャンキング性
ショルダー部〜バットレス部にある長さ3mm以上のゴムの欠け、もげの数を数えた。
(B)耐バットレス部クラック性
バットレス部にある長さ3mm以上のクラックの数を数えた。
(C)耐片落ち摩耗性
レーザープロファイル測定にて、ショルダー部のリブの片落ち摩耗量を測定した。
各実施例、比較例について上記した試験と評価を行った結果を表1に示した。
Figure 0006245003
1:空気入りタイヤ
2:周方向主溝
3:陸部
3c:センターリブ
3s:ショルダー陸部
11:カーカス層
14:ベルト層
141:高角度ベルト
142:交差ベルト層
143:交差ベルト層
144:周方向ベルト層
145:ベルトカバー
15:トレッドゴム
16:サイプ
CL:タイヤ赤道面

Claims (6)

  1. カーカス層と、該カーカス層のタイヤ径方向外側に配置されるベルト層と、該ベルト層のタイヤ径方向外側に配置されるトレッドゴムを有するとともに、タイヤ周方向に延在する少なくとも3本の周方向主溝と、これらの周方向主溝に区画されてなる複数の陸部とを有する空気入りタイヤであって、前記ベルト層が、絶対値で10度以上45度以下のベルト角度を有するとともに互いに異符号のベルト角度を有する一対の交差ベルト層と、タイヤ周方向に対して±5度の範囲内にあるベルト角度を有する周方向ベルト層とが積層されてなり、かつ、前記周方向主溝のうちタイヤ幅方向の最も外側にある左右の周方向主溝を最外周方向主溝と呼ぶとともに、該左右の最外周方向主溝よりもタイヤ幅方向外側にある陸部をショルダー陸部と呼び、該左右の最外周方向主溝よりもタイヤ幅方向内側にある陸部をセンターリブと呼ぶときに、タイヤ子午線方向の断面視において、
    (a)センターリブの接地面は、タイヤ径方向外側に凸となる曲線からなり、
    (b)ショルダー陸部の接地面は、接地面のタイヤ幅方向内側に配置されたタイヤ径方向外側に凸である曲線L1と、接地面タイヤ幅方向外側に配置されたタイヤ径方向内側に凸である曲線L2からなり、
    (c)ショルダー陸部における、前記少なくとも3本の周方向主溝の溝底を結ぶ仮想線L3よりも径方向外側の領域、および、前記曲線L1と前記曲線L2の境界点Pのタイヤ幅方向外側の領域に、陸部のゴムよりも破断伸びの大きいゴムから形成されたショルダー保護層が構成されている、
    ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. タイヤ赤道面におけるトレッドプロファイルからタイヤ内周面までの距離Gccと、トレッド端からタイヤ内周面までの距離Gshとが、Gsh/Gcc≧1.1の関係を有することを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. タイヤ赤道面における溝底ラインと前記周方向ベルト層間の距離Dccと、周方向ベルト端部における溝底ラインと前記周方向ベルト層間の距離Deとが、De/Dcc≦1.0の関係を有することを特徴とする請求項1または2記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記ショルダー保護層のタイヤ幅方向の厚みが、1〜4mmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記ショルダー陸部のサイド側面にサイプが設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記ショルダー保護層は、サイドウォールのゴムと同一のゴムからなることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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