JP6237379B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
従来の電子写真方式の画像形成装置において、未定着の可視像を定着する定着装置に関し、下記の特許文献1,2に記載の技術が知られている。
特許文献1としての特開2005−221882号公報には、フッ素樹脂のチューブ等で覆われた加圧ローラ(13b)に対して、金属製のクリーニングブレード(76)を接触させて清掃する構成が記載されている。
特許文献2としての特開2013−235133号公報には、加圧ベルト(37)を帯電させて、定着後の転写紙(S)が定着ベルト(30)に付着し難くすると共に、加圧ベルト(37)から転写紙(S)が離れる位置に対応して除電ブラシ(39)を配置して、加圧ベルト(37)から転写紙(S)が離れ易くする構成が記載されている。
特開2005−221882号公報(「0040」、「0046」、「0063」、「0072」、図5) 特開2013−235133号公報(「0024」〜「0026」、図3)
本発明は、加圧部材を確実に除電することを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の定着装置は、
媒体を加熱する加熱部材と、前記加熱部材に対向して配置されて、前記加熱部材との間の定着領域で媒体に圧力を加える加圧部材と、を有し、媒体を挟んで回転して、媒体の表面に保持された未定着の画像を定着させる定着部材と、
前記加圧部材の回転方向に対して前記定着領域の下流側に配置され、媒体の幅方向に延びる清掃領域において前記加圧部材に接触して、前記加圧部材を清掃する清掃部材と、
前記加圧部材の回転方向に対して、前記清掃部材の下流側に配置され、前記清掃領域に対して幅方向で重複する除電領域において前記加圧部材の表面に接触して前記加圧部材を除電する除電部材であって、前記清掃領域の幅方向の両端よりも内側に、幅方向の両端が配置された前記除電部材と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項2に記載の発明の定着装置は、
媒体を加熱する加熱部材と、前記加熱部材に対向して配置されて、前記加熱部材との間の定着領域で媒体に圧力を加える加圧部材と、を有し、媒体を挟んで回転して、媒体の表面に保持された未定着の画像を定着させる定着部材と、
前記加圧部材の回転方向に対して前記定着領域の下流側に配置され、媒体の幅方向に延びる清掃領域において前記加圧部材に接触して、前記加圧部材を清掃する清掃部材と、
前記加圧部材の回転方向に対して、前記清掃部材の下流側に配置され、前記清掃領域に対して幅方向で重複する除電領域において前記加圧部材の表面に接触して前記加圧部材を除電する除電部材と、
前記清掃領域の幅方向の両端よりも外側に配置され、前記加圧部材を除電する第2の除電部材と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項3に記載の発明の定着装置は、
媒体を加熱する加熱部材と、前記加熱部材に対向して配置されて、前記加熱部材との間の定着領域で媒体に圧力を加える加圧部材と、を有し、媒体を挟んで回転して、媒体の表面に保持された未定着の画像を定着させる定着部材と、
前記加圧部材の回転方向に対して前記定着領域の下流側に配置され、媒体の幅方向に延びる清掃領域において前記加圧部材に接触して、前記加圧部材を清掃する清掃部材であって、予め設定された使用可能な最大の大きさの媒体の通過領域の幅方向の両端よりも内側に、幅方向の両端が配置された前記清掃部材と、
前記加圧部材の回転方向に対して、前記清掃部材の下流側に配置され、前記清掃領域に対して幅方向で重複する除電領域において前記加圧部材の表面に接触して前記加圧部材を除電する除電部材であって、前記使用可能な最大の大きさの媒体の通過領域の幅方向の両端よりも内側に、幅方向の両端が配置された前記除電部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の定着装置において、
前記加圧部材の回転方向に対して、前記除電部材の下流側に配置され、前記加圧部材を清掃する第2の清掃部材、
を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないしのいずれかに記載の定着装置において、
前記加圧部材の表面を構成する材料に対して、帯電列において、現像剤と同極性に帯電する材料により表面が構成された加熱部材、
を備えたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の定着装置において、
表面がフッ素樹脂により構成された前記加熱部材、
を備えたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないしのいずれかに記載の定着装置において、
前記清掃部材および前記除電部材を支持し且つ前記加圧部材に対して着脱可能に支持される支持体、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項8に記載の発明の画像形成装置は、
表面に画像を保持する像保持体から媒体に画像を転写する転写装置と、
媒体に転写された画像を定着させる請求項1ないしのいずれかに記載の定着装置と、を備えたことを特徴とする。
請求項1,2,3,に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない構成と比べて、加圧部材を確実に除電することができる。
請求項1に記載の発明によれば、清掃領域の幅方向の両端と除電部材の幅方向の両端の位置とが一致する構成に比べて、加圧部材の表面で破損の発生を低減できる。
請求項2に記載の発明によれば、清掃領域の幅方向の外側に第2の除電部材が配置されていない構成に比べて、より確実に加圧部材を除電できる。
請求項3に記載の発明によれば、清掃領域の幅方向の内側に、最大の大きさの媒体の通過領域が設定されていない構成に比べて、除電部材の汚れを低減できる。
また、請求項3に記載の発明によれば、最大の大きさの媒体の通過領域の端と除電部材の端とが一致する場合に比べて、加圧部材の表面の破損を低減できる。
請求項4に記載の発明によれば、除電部材の下流側に第2の清掃部材を設けない構成に比べて、除電部材から加圧部材に再付着した付着物で、定着領域を通過する媒体が汚れてしまうことを低減できる。
請求項5に記載の発明によれば、帯電列において現像剤と同極性に帯電する材料を加熱部材の表面に使用しない構成に比べて、加熱部材の表面に現像剤が付着してしまうことを低減できる。
請求項6に記載の発明によれば、フッ素樹脂を加熱部材の表面に使用しない構成に比べて、加熱部材の表面に付着物を付着し難くすることができる。
請求項7に記載の発明によれば、加圧部材に対して清掃部材および除電部材を一体的に着脱して交換することができる。
図1は実施例1の画像形成装置の説明図である。 図2は実施例1の定着装置の要部拡大説明図である。 図3は実施例1の加圧部材の要部拡大説明図であり、図3Aは加圧部材の斜視説明図、図3Bは清掃器の斜視説明図である。 図4は実施例1の清掃器の要部拡大説明図である。 図5は実施例1の除電体の要部拡大説明図である。 図6は実施例2の定着装置の要部拡大説明図であって、実施例1の図2に対応する図である。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(以下、実施例と記載する)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は実施例1の画像形成装置の説明図である。
図1において、実施例1の画像形成装置の一例としての複写機Uは、画像形成装置の本体の一例であって、画像記録装置の一例としてのプリンタ部U1を有する。プリンタ部U1の上部には、読取部の一例であって、画像読取装置の一例としてのスキャナ部U2が支持されている。スキャナ部U2の上部には、原稿の搬送装置の一例としてのオートフィーダU3が支持されている。実施例1のスキャナ部U2には、入力部の一例としてのユーザインタフェースU0が支持されている。前記ユーザインタフェースU0は、操作者が入力をして、複写機Uの操作が可能である。
また、プリンタ部U1の右部には、後処理装置U4が配置されている。
オートフィーダU3の上部には、媒体の収容容器の一例としての原稿トレイTG1が配置されている。原稿トレイTG1には、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて収容可能である。原稿トレイTG1の下方には、原稿の排出部の一例としての原稿の排紙トレイTG2が形成されている。原稿トレイTG1と原稿の排紙トレイTG2との間には、原稿の搬送路U3aに沿って、原稿の搬送ロールU3bが配置されている。
スキャナ部U2の上面には、透明な原稿台の一例としてのプラテンガラスPGが配置されている。実施例1のスキャナ部U2には、プラテンガラスPGの下方に、読取り用の光学系Aが配置されている。実施例1の読取り用の光学系Aは、プラテンガラスPGの下面に沿って、左右方向に移動可能に支持されている。なお、読取り用の光学系Aは、通常時は、図1に示す初期位置に停止している。
読取り用の光学系Aの右方には、撮像部材の一例としての撮像素子CCDが配置されている。撮像素子CCDには、画像処理部GSが電気的に接続されている。
画像処理部GSは、プリンタ部U1の制御部Cや書込回路Dに電気的に接続されている。書込回路Dは、Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:黒の露光装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkに電気的に接続されている。
図1において、各露光装置ROSy〜ROSkの下方には、像保持体の一例としての感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pkが配置されている。
K色用の感光体ドラムPkの周囲には、感光体ドラムPkの回転方向に沿って、帯電器CRk、現像装置GK、1次転写器の一例としての1次転写ロールT1k、像保持体の清掃器の一例としてのドラムクリーナCLkが配置されている。
帯電器CRkには、電源回路Eから、感光体ドラムPkを帯電させるための帯電電圧が印加される。現像装置GKは、現像剤の保持体の一例としての現像ロールR0を有する。現像ロールR0には、電源回路Eから、現像電圧が印加される。1次転写ロールT1kには、電源回路Eから、現像剤の帯電極性とは逆極性の1次転写電圧が印加される。
なお、実施例1では、感光体ドラムPk、帯電器CRkおよびドラムクリーナCLkが、像保持体ユニットUKとしてユニット化されている。像保持体ユニットUKは、プリンタ部U1に対して、着脱可能に支持されている。
Y,M,Cの各色についても、K色と同様に構成された像保持体ユニットUY,UM,UCが設けられている。したがって、各像保持体ユニットUY,UM,UCも、感光体ドラムPy,Pm,Pc、帯電器CRy,CRm,CRc、ドラムクリーナCLy,CLm,CLcを有する。
また、実施例1では、現像装置GY〜GKも、ユニット化されており、プリンタ部U1に対して着脱可能に支持されている。
前記各像保持体ユニットUY,UM,UC,UKと現像装置GY,GM,GC,GKとにより、トナー像の形成部材UY+GY,UM+GM,UC+GC,UK+GKが構成されている。
像保持体ユニットUY〜UKの下方には、中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが配置されている。前記ベルトモジュールBMは、中間転写体の一例としての中間転写ベルトBと、中間転写体の支持部材の一例としてのベルト支持ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2aと、1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kとを有する。ベルト支持ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2aは、駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRd、張力付与部材の一例としてのテンションロールRt、蛇行防止部材の一例としてのウォーキングロールRw、従動部材の一例としての複数のアイドラロールRf、および、二次転写用の対向部材の一例としてのバックアップロールT2aを有する。
中間転写ベルトBは前記ベルト支持ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2aにより矢印Ya方向に回転移動可能に支持されている。
前記バックアップロールT2aの下方には2次転写ユニットUtが配置されている。2次転写ユニットUtは、二次転写部材の一例としての2次転写ロールT2bを有する。2次転写ロールT2bは、中間転写ベルトBを挟んでバックアップロールT2aに離隔および接触可能に支持されている。前記2次転写ロールT2bが中間転写ベルトBと接触する領域により、画像記録領域の一例としての2次転写領域Q4が形成されている。また、前記バックアップロールT2aには、電圧印加用の接触部材の一例としてのコンタクトロールT2cが接触している。前記コンタクトロールT2cには、電源回路Eから、予め設定された時期に、トナーの帯電極性と同極性の2次転写電圧が印加される。前記各ロールT2a〜T2cにより2次転写器T2が構成されている。
中間転写ベルトBの回転方向に対して、2次転写領域Q4の下流側には、中間転写体の清掃器の一例としてのベルトクリーナCLBが配置されている。
前記1次転写ロールT1y〜T1k、中間転写ベルトB、2次転写器T2、ベルトクリーナCLB等により、感光体ドラムPy〜Pk表面の画像をシートSに転写する転写装置T1+B+T2+CLBが構成されている。
プリンタ部U1の下部には、媒体の収容部の一例としての給紙トレイTR1〜TR3が出入可能に支持されている。給紙トレイTR1〜TR3には、媒体の一例としてのシートSが収容される。
各給紙トレイTR1〜TR3の左上方には、媒体の取出部材の一例としてのピックアップロールRpが配置されている。ピックアップロールRpの左方には、捌き部材の一例としての捌きロールRsが配置されている。
各給紙トレイTR1〜TR3の左方には、上方に延びる媒体の搬送路SH1が形成されている。搬送路SH1には、媒体の搬送部材の一例としての搬送ロールRaが複数配置されている。
搬送路SH1には、シートSの搬送方向の下流部であり且つ2次転写領域Q4の上流側に、送出部材の一例としてのレジロールRrが配置されている。
シートSの搬送方向に対して、レジロールRrの下流側には、媒体の案内部材の一例としてのレジガイドSGrおよび転写前のシートガイドSG1が順に配置されている。
シートSの搬送方向に対して、2次転写領域Q4の下流側には、媒体の案内部材の一例としての転写後のシートガイドSG2が配置されている。シートSの搬送方向に対して、転写後のシートガイドSG2の下流側には、媒体の搬送部材の一例としての搬送ベルトBHが配置されている。
シートSの搬送方向に対して、搬送ベルトBHの下流側には、定着装置Fが配置されている。前記定着装置Fは、加熱定着部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧定着部材の一例としての加圧ロールFpとを有する。加熱ロールFhと加圧ロールFpとが接触する領域により定着領域Q5が形成されている。
シートSの搬送方向に対して、定着装置Fの下流側には、媒体の搬送路の一例としての排出路SH3が形成されている。排出路SH3は、後処理装置U4に向けて右方に延びている。
排出路SH3の下流端には、媒体の搬送路の一例としての反転路SH4の上流端が接続されている。実施例1の反転路SH4は、2次転写ユニットUtの下方且つ最上段の給紙トレイTR1の上方の間を通じて、レジロールRrの上流側で搬送路SH1に合流する。排出路SH3と反転路SH4との分岐部には、搬送路の切替部材の一例としての第1のゲートGT1が配置されている。
後処理装置U4には、媒体の搬送路の一例としての処理路SH5が形成されている。処理路SH5には、湾曲の補正装置の一例としてのデカーラU4aが配置されている。実施例1のデカーラU4aは、湾曲の補正部材の一例としての第1のカール補正部材h1および第2のカール補正部材h2を有する。
シートSの搬送方向に対して、デカーラU4aの下流側には、排出部材の一例としての排出ロールRhが配置されている。シートSの搬送方向に対して、排出ロールRhの下流側には、排出部の一例としての排出トレイTH1が配置されている。実施例1の排出トレイTH1は、シートSの積載量に応じて、上下方向に移動可能に支持されている。
前記符号SH1〜SH5が付された要素により、実施例1の媒体の搬送路SHが構成されている。また、前記符号SH,Ra,Rr,Rh,SGr,SG1,SG2,BH,GT1等が付された要素により、媒体の搬送系SUが構成されている。
(画像形成動作の説明)
図1において、実施例1の複写機Uでは、ユーザインタフェースU0においてコピースタートキーが入力されると、スキャナ部U2は、原稿を読取る。
前記オートフィーダU3を使用して自動的に原稿を搬送して複写を行う場合は、読取り用の光学系Aは初期位置に停止した状態で、プラテンガラスPG上の読み取り位置を順次通過する各原稿Giを露光する。したがって、原稿トレイTG1に収容された複数の原稿Giは、プラテンガラスPG上の原稿の読み取り位置を順次通過して、原稿の排紙トレイTG2に排出される。
原稿Giを作業者が手でプラテンガラスPG上に置いて複写を行う場合、読取り用の光学系Aが左右方向に移動して、プラテンガラスPG上の原稿が、露光されながら走査される。
原稿Giからの反射光は、光学系Aを通って、撮像素子CCDに集光される。前記撮像素子CCDは、撮像面上に集光された原稿の反射光を電気信号に変換する。
画像処理部GSは、撮像素子CCDから入力された読取信号を、デジタルの画像信号に変換して、プリンタ部U1の書込回路Dに出力する。書込回路Dは、画像処理部GSから入力されたY:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:黒の画像情報に応じたレーザ駆動信号を、予め設定された時期に、書込装置の一例としての各色の露光装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkに出力する。
なお、制御部Cは、書込回路Dが信号を出力する時期や電源回路E等を制御する信号を出力する。
感光体ドラムPy〜Pkは、それぞれ帯電器CRy〜CRkにより表面が帯電される。表面が帯電された感光体ドラムPy〜Pkは、露光装置ROSy〜ROSkの出力する書込光の一例としてのレーザビームLy,Lm,Lc,Lkにより、静電潜像が形成される。感光体ドラムPy〜Pkの表面の静電潜像は、現像装置GY〜GKにより、Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:黒の色の可視像の一例としてのトナー像に現像される。
感光体ドラムPy〜Pk表面上のトナー像は、1次転写ロールT1y〜T1kにより、中間転写ベルトB上に転写される。多色画像、いわゆる、カラー画像が形成される場合、中間転写ベルトBに、各感光体ドラムPy〜Pkのトナー像が順次重ねて転写される。また、黒画像データのみの場合は、K:黒の感光体ドラムPkおよび現像装置GKのみが使用されて、黒のトナー像のみが形成される。したがって、中間転写ベルトBにも黒のトナー像のみが転写される。
1次転写がされた後、感光体ドラムPy〜Pkの表面に残留したトナーは、ドラムクリーナCLy〜CLkによりクリーニングされる。
中間転写ベルトBに転写されたトナー像は、2次転写領域Q4に搬送される。
前記各トレイTR1〜TR3のシートSは、予め設定された給紙時期にピックアップロールRpにより取り出される。ピックアップロールRpで取り出されたシートSは、複数枚のシートSが重なった状態で取り出された場合には、捌きロールRsで1枚づつ分離される。捌きロールRsを通過したシートSは、複数の搬送ロールRaにより、レジロールRrに搬送される。
レジロールRrは、トナー像が2次転写領域Q4に搬送される時期に合わせて、シートSを送り出す。レジロールRrで送り出されたシートSは、ガイドSGr,SG1で案内されて2次転写領域Q4に搬送される。
中間転写ベルトB上のトナー像は、2次転写領域Q4を通過する際に、2次転写器T2により、シートSに転写される。なお、カラー画像の場合は、中間転写ベルトBの表面に重ねて1次転写されたトナー像が、一括してシートSに2次転写される。
2次転写領域Q4を通過した後の中間転写ベルトBは、ベルトクリーナCLBにより、残留したトナーが清掃される。
トナー像が2次転写されたシートSは、転写後の媒体案内部材SG2、定着前の媒体搬送部材の一例としての搬送ベルトBHを通って定着装置Fに搬送される。シートSの表面のトナー像は、定着領域Q5を通過する際に、定着装置Fにより加熱定着される。定着領域Q5でトナー像が加熱定着されたシートSは、排出路SH3を搬送される。
シートSが排出トレイTH1に排出される場合、排出路SH3を搬送されたシートSは、後処理装置U4の処理路SH5に搬入される。切替ゲートh3は、処理路SH5に搬送されたシートSの湾曲、いわゆるカールの方向に応じて、第1のカール補正部材h1または第2のカール補正部材h2に搬送先を切り替える。各カール補正部材h1,h2は、通過するシートSのカールを補正する。カールが補正されたシートSは、排出ロールRhにより排出トレイTH1に排出される。
シートSが両面印刷される場合、シートSの後端が第1のゲートGT1を通過後に、第1のゲートGT1は、シートSの搬送先を、反転路SH4に切り替える。そして、排出路SH3の下流端の搬送ロールRaや処理路SH5の搬送ロールRaが逆回転する。したがて、第1のゲートGT1を通過したシートSは、搬送ロールRaにより搬送方向が前後逆転された状態で反転路SH4に搬入される。すなわち、シートSはスイッチバックされる。スイッチバックされたシートSは、反転路SH4を搬送されて、レジロールRrに、表裏が反転した状態で搬送される。
(実施例1の定着装置の説明)
図2は実施例1の定着装置の要部拡大説明図である。
図1、2において、実施例1の定着装置Fでは、加熱部材の一例としての加熱ロールFhは、円筒部材の一例としての加熱ロールの本体1を有する。加熱ロールの本体1は、前後方向に延びる円筒状に形成されている。加熱ロールの本体1の表面は、加熱部材の表面の一例としてのコート層2で被覆されている。実施例1のコート層2は、離型性の良いフッ素樹脂により構成されている。なお、実施例1のコート層2には、フッ素樹脂の一例としてのPFA(Per・Fluoro・Alkoxy:ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂)が使用されている。なお、フッ素樹脂は、PFAに限定されず、例えば、PTFE(Poly・Tetra・Fluoro・Ethylene:ポリテトラフルオロエチレン)や、FEP(Poly・Fluoro・Ethylene・Propylene:4フッ化エチレン・6フッ化プロピレン共重合体)等が使用可能である。
加熱ロールFhの内部には、熱源の一例としてのヒータ3が内蔵されている。また、加熱ロールFhは、図示しない駆動源から駆動が伝達される。加熱ロールFhの回転方向に対して、定着領域Q5の下流側には、媒体の剥離部材の一例としての剥離爪4が配置されている。実施例1の剥離爪4は、先端部4aが加熱ロールFhの表面に向けて延びる楔状に形成されている。なお、実施例1の構成では、加熱ロールFhの軸方向に間隔を空けて、剥離爪4が複数個配置されている。加熱ロールFhの回転方向に対して、剥離爪4の下流側には、清掃部材の一例としてのクリーニングウェブ6が配置されている。また、加熱ロールFhの回転方向に対して、クリーニングウェブ6の下流側には、温度検出部材の一例としての温度センサ7が配置されている。
図3は実施例1の加圧部材の要部拡大説明図であり、図3Aは加圧部材の斜視説明図、図3Bは清掃器の斜視説明図である。
図1〜3において、加圧部材の一例としての加圧ロールFpは、円筒部材の一例としての加圧ロールの本体11を有する。加圧ロールの本体11は、前後方向に延びる円筒状に形成されている。加圧ロールの本体11の表面には、表面の一例としての導電チューブ12が支持されている。実施例1の導電チューブ12は、加熱ロールの本体11に沿って、前後方向に延びる円筒状に形成されている。また、実施例1の導電チューブ12には、加熱ロールFhのコート層2を構成するフッ素樹脂よりも帯電列が上位、且つ、導電性を有する材料が使用されている。実施例1では、シリコーンゴムに、導電付与剤としてのカーボンブラックを加えたゴム材が使用されている。なお、実施例1の導電チューブ12のゴム材は、シリコーンゴムに限定されず、例えば、SBR(Styrene-Butadiene・Rubber:スチレンブタジエンゴム)等を使用可能である。また、実施例1の導電チューブ12の導電付与剤は、カーボンブラックに限定されず、例えば、グラファイト、アルミニウム、銅、錫等の金属、SnO−In固溶体の微粉末等が使用可能である。
また、加圧ロールFpは、図示しない付勢部材の一例としてのバネで、加熱ロールFhに押し付けられる。よって、加圧ロールFpは、加熱ロールFhの回転に伴い、従動回転する。なお、実施例1では、加熱ロールFhおよび加圧ロールFp等により定着部材Fh+Fpが構成されている。
また、加圧ロールFpの回転方向に対して、定着領域Q5の下流側には、媒体の剥離部材の一例としての剥離爪14が配置されている。なお、実施例1の剥離爪14は、剥離爪4と同様に構成されている。
加圧ロールFpの回転方向に対して、剥離爪14の下流側には、清掃器の一例としてのクリーナ21が配置されている。
(清掃器の説明)
図4は実施例1の清掃器の要部拡大説明図である。
図2〜図4において、クリーナ21は、支持体の一例としてのケース22を有する。実施例1のケース22は、加圧ロールFpの軸方向に沿って、前後方向に延びる。ケース22の内部には、回収空間22aが形成されている。回収空間22aは、ケース22に沿って、前後方向に延びる。なお、実施例1のケース22は、定着装置Fに対して、着脱可能に支持されている。また、実施例1のケース22は、導電性の材料で構成されている。実施例1のケース22は、接地、すなわち、アースされている。
また、ケース22には、加圧ロールFpの回転方向に対して上流端部に、清掃部材の一例としてのクリーニングブレード23が支持されている。
実施例1のクリーニングブレード23は、加圧ロールFpの軸方向に沿って、前後方向に延びる板状に形成されている。実施例1のクリーニングブレード23は、加圧ロールFpの回転方向に対して、先端部23aが上流側に向く方向、いわゆる、カウンタ方向から加圧ロールFpの表面に接触する。この際に、先端部23aと加圧ロールFpの表面とが接触する接触領域により清掃領域P1が形成されている。
また、実施例1では、複写機Uで使用可能な最大サイズのシートSの幅Lの両端の外側に、クリーニングブレード23の前後方向の両端が配置されている。
また、図3において、ケース22には、加圧ロールFpの回転方向に対して、クリーニングブレード23の下流側に位置に、除電体24が支持されている。
除電体24は、除電部材の一例としての第1のブラシ26と、第2の除電部材の一例として、第1のブラシ26の前後の両側に配置された一対の第2のブラシ27とを有する。
ブラシ26,27は、基布26a,27aを有する。実施例1の基布26a,27aは、加圧ロールFpの軸方向に沿って延びる。
図5は実施例1の除電体の要部拡大説明図である。
図5において、基布26a,27aには、接触部の一例としてのブラシ毛26b,27bが植毛されている。実施例1のブラシ毛26b,27bは、先端が加圧ロールFpの表面に接触する刷毛状に形成されている。なお、実施例1のブラシ毛26b,27bは、導電性繊維により構成されている。図5に示すように、ブラシ毛26b,27bの基端側は、基布26a,27aの裏面に露出した状態で、基布26a,27aに植毛されている。また、実施例1では、各基布26a,27aの下面は、導電性の接着剤29を介して、ケース22に支持されている。よって、ブラシ毛26b,27bは、導電性の接着剤29やケース22を介して、アースされている。
したがって、第1のブラシ26のブラシ毛26bと加圧ロールFpの表面とが接触する接触領域により除電領域の一例としての第1の除電領域P2aが形成されている。実施例1では、清掃領域P1の前後方向の幅Lに比べて、第1の除電領域P2aの前後方向の幅Lの方が、狭く設定されている。
また、第2のブラシ27のブラシ毛27bは、清掃領域P1の前後両端よりも外側で、加圧ロールFpと接触する。よって、ブラシ毛27bと加圧ロールFpの表面とが接触する一対の第2の除電領域P2bどうしの幅Lは、シートSの幅Lに比べて、広く設定されている。すなわち、実施例1では、L>L>L>Lに設定されている。
また、ケース22には、加圧ロールFpの回転方向に対して、除電部24の下流側の位置に、第2の清掃部材の一例としての第2のクリーニングブレード31が支持されている。なお、実施例1の第2のクリーニングブレード31は、前記クリーニングブレード23と同様に構成されている。そして、先端部23aと同様に、第2のクリーニングブレード31の先端部31aと加圧ロールFpの表面とが接触する接触領域により第2の清掃領域P3が形成されている。第2の清掃領域P3の幅は、清掃領域P1の前後方向の幅Lと同一の幅に設定されている。
また、実施例1の定着装置Fでは、媒体の搬送方向に対して、前記定着領域Q5の下流側の位置に、排出部材の一例として、排出ロール40が配置されている。
(定着装置の作用)
前記構成を備えた実施例1の複写機Uでは、シートSは、2次転写領域Q4において転写された負極性のトナーが未定着の状態で、定着装置Fに搬送される。2次転写領域Q4から定着領域Q5にシートSが搬送される際に、搬送中の振動等で、シートSに転写された未定着のトナーの一部が浮遊する場合がある。
定着領域Q5の上流側で、加熱ロールFhの表面に、浮遊するトナーが付着してしまうと、加熱ロールFhが回転して、定着領域Q5を通過する際に、定着領域Q5を通過中のシートSに対して、加熱ロールFhに付着したトナーが定着されてしまい、画像の品質が低下してしまう恐れがあった。
ここで、従来から、加熱ロールFhのコート層2には、定着後のトナーを表面に付着し難くする目的で、離型性の良いフッ素樹脂が使用されている。フッ素樹脂は、加圧ロールFpの導電チューブ12や、シートSよりも帯電列が下位である。したがって、定着部材Fh+Fpが回転する際に、コート層2と、導電チューブ12や、シートS、クリーニングウェブ6との接触、離間で、コート層2が負極性に帯電し易い。
一方、加熱ロールFhに対向する加圧ロールFpでは、導電チューブ12をアースしていた。よって、加熱ロールFhのコート層2と、加圧ロールFpの導電チューブ12との間で、負極性のトナーがコート層2に付着し難くなる電界が発生する。
ここで、特許文献1に記載されているように、加圧ロールFpには、紙粉や、両面印刷時に、シートSの裏面側のトナーが付着することがあった。よって、仮に、シートSの通紙領域に除電用のブラシを設置すると、除電用のブラシに付着物が蓄積される。付着物が蓄積されると、除電用のブラシが汚れて、除電能力が低下すると共に、蓄積された付着物の塊が加圧ロールFpに再転位して、シートSの裏面を汚す恐れもあった。
よって、従来の構成では、通紙領域よりも外側の位置で、除電用のブラシを接触させていた。しかし、通紙領域の外側のみで除電する構成では、除電不足が生じてしまう恐れがあった。
これに対して、実施例1では、クリーニングブレード23の下流側に、第1のブラシ26が配置されている。よって、第1のブラシ26よりも上流側のクリーニングブレード23で紙粉等が除去された状態で、第1のブラシ26が加圧ロールFpを除電している。
したがって、第1のブラシ26に付着物が蓄積することが低減されると共に、除電不足も解消可能である。
また、実施例1では、第1のブラシ26の下流側に、第2のクリーニングブレード31が配置されている。よって、クリーニングブレード23で除去しきれなかった付着物が第1のブラシ26に蓄積して、蓄積された付着物の塊が加圧ロールFpに再転位したとしても、第2のクリーニングブレード31で除去される。したがって、定着領域Q5を通過中のシートSに、加圧ロールFpに再転位した付着物が付着して、シートSの裏面が汚れてしまうことが低減される。
また、実施例1の第2のクリーニングブレード31は、定着領域Q5の上流側で浮遊するトナーや、紙粉のクリーナ21内部への侵入を防止している。よって、第1のブラシ26に浮遊するトナー等が付着して蓄積することが低減可能である。
また、実施例1では、クリーニングブレード23,31と第1のブラシ26とは、前後方向の幅が異なる長さに形成されており、クリーニングブレード23,31と第1のブラシ26とは、前後両端が重ならないように配置されている。したがって、実施例1の導電チューブ12では、クリーニングブレード23,31の前後両端に接触される位置と、第1のブラシ26の前後両端に接触される位置とが、前後方向にずれている。
また、実施例1では、導電チューブ12に付着した付着物を除去するクリーニングブレード23,31は、導電チューブ12に、予め設定された力で押し当てられている。第1のブラシ26も、導電チューブ12に押し当てられており、第1のブラシ26と導電チューブ12との接触が確実に行われている。
よって、導電チューブ12では、クリーニングブレード23,31や第1のブラシ26が押し当てられた部分と、押し当てられていない部分との境目で、形状の変化が生じ、境目の位置、すなわち、クリーニングブレード23等の端の角の位置で、応力集中が発生し易い。
そして、仮に、クリーニングブレードと除電用のブラシとの前後両端の位置が一致する構成では、クリーニングブレードの応力集中と、除電用のブラシの応力集中とが、導電チューブ12の前後方向で同じ位置に作用する。よって、この構成では、導電チューブ12の同じ場所が、繰り返し大きな力を受けて、摩耗し易く、最悪の場合は、導電チューブ12が破損してしまう恐れがある。
これに対して、実施例1の構成では、クリーニングブレード23,31と第1のブラシ26との前後両端の位置がずれている。よって、導電チューブ12の同じ場所が、繰り返し大きな力を受けることが低減され、摩耗が低減される。したがって、クリーニングブレードと除電用のブラシとの前後両端の位置が一致する構成に比べて、実施例1の構成では、導電チューブ12の破損の発生が低減されており、導電チューブ12が長寿命化されている。
さらに、実施例1では、清掃領域P1の前後両端よりも外側で、第2のブラシ27が配置されている。よって、第1のブラシ26に加えて、第2のブラシ27も加圧ロールFpを除電している。したがって、第1のブラシ26のみで加圧ロールFpを除電する構成に比べて、実施例1の構成では、加圧ロールFpの除電能力が向上する。よって、加圧ロールFpをより確実に除電することが可能である。
また、実施例1では、定着装置Fに対して、クリーナ21が着脱可能に支持されており、クリーナー21には、ブラシ26,27が支持されている。従来の構成では、前後両端の除電用のブラシは、複写機Uの寿命まで交換されない枠体等の部材に支持され、交換されていなかった。よって、除電用のブラシの除電能力が経時的に劣化する恐れがあった。
これに対して、実施例1の構成では、加圧ロールFpとの接触で劣化して、定期的に交換される部品であるクリーニングブレード23,31と共に、ブラシ26,27も交換される。よって、加圧ロールFpに対する除電能力を維持することが可能である。
次に、本発明の実施例2の説明をするが、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
(実施例2の定着装置の説明)
図6は実施例2の定着装置の要部拡大説明図であって、実施例1の図2に対応する図である。
図6において、実施例2の定着装置Fでは、加圧ロールの本体11の表面は、表面層の一例としてのコート層41で被膜されている。実施例2のコート層41には、コート層2と同様に、シートSよりも帯電列が下位であると共に離型性が良い材料の一例としてのフッ素樹脂により構成されている。なお、実施例2のコート層41には、フッ素樹脂の一例としてのPFAが使用されているが、これに限定されず、例えば、PTFEや、FEP等が使用可能である。
(実施例2の作用)
実施例2では、加圧ロールFpのコート層41には、加熱ロールFhのコート層2と同様に、フッ素樹脂が使用されており、コート層41は、シートSよりも帯電列が下位である。よって、定着部材Fh+FpがシートSを媒体の搬送方向の下流側に搬送する際に、シートSに対する接触、離間で、コート層2やコート層41が負極性に帯電し易い。そして、コート層41は、クリーナ21を介してアースされており、定着領域Q5の上流側では、除電されていないコート層2と、除電されたコート層41との間で、負極性のトナーがコート層2に付着し難くなる電界が発生する。
よって、導電チューブ12にシリコーンゴムが使用された実施例1の構成と同様に、実施例2の構成では、コート層2に負極性のトナーが付着することを低減することが可能である。
また、導電チューブ12にシリコーンゴムが使用された実施例1の構成に比べて、実施例2の構成では、コート層41の表面の離型性を向上する。したがって、コート層41の表面に付着したトナー等をクリーニングブレード23,31で除去し易くすることが可能である。よって、加圧ロールFpの表面に、両面印刷時のシートSの裏面側のトナーや、紙粉、浮遊トナー等がこびり付いてしまうことを低減することが可能である。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H014)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置の一例としての複写機Uを例示したが、これに限定されず、FAX、あるいはこれら複数の機能を備えた複合機等に適用可能である。また、多色、いわゆるカラーの画像形成装置を例示したが、これに限定されず、単色、いわゆるモノクロの画像形成装置により構成することも可能であり、いわゆるタンデム式の画像形成装置に限定されず、ロータリ式等の画像形成装置にも適用可能である。
(H02)前記実施例において、加圧ロールFpを除電する除電部材の一例や、第2の除電部材の一例としてのブラシ26,27の構成を例示したが、これに限定されない。例えば、従来のロール状の除電部材等、設計や仕様に応じて、任意の除電部材や第2の除電部材を採用可能である。
(H03)前記実施例において、第1のブラシ26の前後の両側に、第2のブラシ27を設ける構成が望ましいが、これを省略する構成も可能である。
(H04)前記実施例において、加圧ロールFpを清掃する清掃部材の一例や、第2の清掃部材の一例としてのクリーニングブレード23,31の構成を例示したが、これに限定されず、例えば、従来のクリーニングブラシや、クリーニングロール等、設計や仕様に応じて、任意の清掃部材や第2の清掃部材を採用可能である。
(H05)前記実施例において、加圧ロールFpの回転方向に対して、第1のブラシ26の下流側に、第2のクリーニングブレード31を設ける構成が望ましいが、これに限定されない。例えば、クリーニングブレード23の接触圧力を高くしたり、クリーニングブレード23を第1のブラシ26の上流側で複数配置する等して、加圧ロールFpの回転方向に対して、第1のブラシ26の上流側で、ほとんどの付着物が除去可能な場合や、定着領域Q5の上流側から十分に離隔された位置に第1のブラシ26を配置して、浮遊するトナーが第1のブラシ26に付着し難い場合は、第2のクリーニングブレード31を省略することも可能である。
(H06)前記実施例において、導電チューブ12や、コート層2の構成として例示した具体的な材料や、極性の正負、すなわち+−等は、設計や仕様等に応じて適宜変更可能である。例えば、実施例において、−極性に帯電するトナーを使用したが、+極性に帯電するトナーを使用して、加熱ロールFhにトナーが移動することを防止するために、加圧ロールFpの導電チューブには、加熱ロールFhのコート層を構成する材料よりも帯電列が下位、且つ、導電性を有する材料を使用可能である。
(H07)前記実施例において、例えば、ブラシ26,27で、加圧ロールFpを除電させる構成を例示したが、これに限定されず、ブラシ26,27の代わりに、帯電部材の一例としてのロール状の帯電ロール等の帯電器を配置して、加圧ロールFpに正極性の電圧を印加させる構成も可能である。
(H08)前記実施例において、加圧部材の一例として、ロール状の加圧ロールFpを用いた構成を例示したが、これに限定されず、例えば、加圧ロールFpに代えて、無端帯状の加圧ベルトや、設計や仕様に応じて、任意の形状の加圧部材を用いた構成も可能である。(H09)前記実施例において、枠体の一例として、定着装置Fに対して着脱可能なケース22に、ブラシ26,27や、クリーニングブレード23,31が支持された構成が望ましいが、これに限定されない。例えば、ケース22を省略して、定着装置Fにクリーニングブレード23,31や、ブラシ26,27が固定支持される構成も可能である。
(H010)前記実施例において、加圧ロールFpの回転方向に対して、第1のブラシ26の上流側および下流側の両方に、クリーニングブレード23,31を配置する構成を例示したが、これに限定されず、例えば、2つ以上のクリーニングブレードを、第1のブラシ26の上流側、または、下流側に配置したり、第1のブラシ26の上流側および下流側の両方に配置する構成も可能である。
(H011)前記実施例において、加熱ロールFhの回転方向に対して、剥離爪4の下流側に、清掃部材の一例としてのクリーニングウェブ6が配置された構成を例示したが、これに限定されず、例えば、クリーニングウェブ6に代えて、従来のクリーニングブラシや、クリーニングロール等、設計や仕様に応じて、任意の清掃部材を採用可能である。
(H012)前記実施例において、クリーニングブレード23,31と第1のブラシ26とを、前後両端の位置が重ならないように配置する構成が望ましいが、これに限定されない。例えば、クリーニングブレード23,31の前後両端に対して、除電用のブラシの前後両端の位置を一致させる構成や、第1のブラシ26の幅の方を、クリーニングブレード23よりも広くしたり、第1のブラシ26と第2のブラシ27とを一体化させる構成も可能である。
(H013)前記実施例において、クリーニングブレード23と第2のクリーニングブレード31との間で前後方向の幅の長さを揃えた構成を例示したが、これに限定されない。例えば、各クリーニングブレード23,31の前後両端の位置が重ならないように、シートSの通紙領域や第1の除電領域P2aをカバーしつつ、各クリーニングブレード23,31をシートSの幅方向に幅方向にずらして配置したり、各クリーニングブレード23,31の前後方向の幅を異なる長さにすることも可能である。
(H014)前記実施例において、シートSの幅Lに比べて、清掃領域P1の前後方向の幅Lを広く設定する構成を例示したが、これに限定されず、例えば、シートSの幅Lに比べて、清掃領域P1の前後方向の幅Lを狭く設定する構成も可能である。
12,41…表面、
22…支持体、
23…清掃部材、
26…除電部材、
27…第2の除電部材、
31…第2の清掃部材、
F…定着装置、
Fh…加熱部材、
Fp…加圧部材、
Fh+Fp…定着部材、
P1…清掃領域、
P2a…除電領域、
Py〜Pk…像保持体、
Q5…定着領域、
S…媒体、
T1+B+T2+CLB…転写装置、
U…画像形成装置。

Claims (8)

  1. 媒体を加熱する加熱部材と、前記加熱部材に対向して配置されて、前記加熱部材との間の定着領域で媒体に圧力を加える加圧部材と、を有し、媒体を挟んで回転して、媒体の表面に保持された未定着の画像を定着させる定着部材と、
    前記加圧部材の回転方向に対して前記定着領域の下流側に配置され、媒体の幅方向に延びる清掃領域において前記加圧部材に接触して、前記加圧部材を清掃する清掃部材と、
    前記加圧部材の回転方向に対して、前記清掃部材の下流側に配置され、前記清掃領域に対して幅方向で重複する除電領域において前記加圧部材の表面に接触して前記加圧部材を除電する除電部材であって、前記清掃領域の幅方向の両端よりも内側に、幅方向の両端が配置された前記除電部材と、
    を備えたことを特徴とする定着装置。
  2. 媒体を加熱する加熱部材と、前記加熱部材に対向して配置されて、前記加熱部材との間の定着領域で媒体に圧力を加える加圧部材と、を有し、媒体を挟んで回転して、媒体の表面に保持された未定着の画像を定着させる定着部材と、
    前記加圧部材の回転方向に対して前記定着領域の下流側に配置され、媒体の幅方向に延びる清掃領域において前記加圧部材に接触して、前記加圧部材を清掃する清掃部材と、
    前記加圧部材の回転方向に対して、前記清掃部材の下流側に配置され、前記清掃領域に対して幅方向で重複する除電領域において前記加圧部材の表面に接触して前記加圧部材を除電する除電部材と、
    前記清掃領域の幅方向の両端よりも外側に配置され、前記加圧部材を除電する第2の除電部材と、
    を備えたことを特徴とする定着装置。
  3. 媒体を加熱する加熱部材と、前記加熱部材に対向して配置されて、前記加熱部材との間の定着領域で媒体に圧力を加える加圧部材と、を有し、媒体を挟んで回転して、媒体の表面に保持された未定着の画像を定着させる定着部材と、
    前記加圧部材の回転方向に対して前記定着領域の下流側に配置され、媒体の幅方向に延びる清掃領域において前記加圧部材に接触して、前記加圧部材を清掃する清掃部材であって、予め設定された使用可能な最大の大きさの媒体の通過領域の幅方向の両端よりも内側に、幅方向の両端が配置された前記清掃部材と、
    前記加圧部材の回転方向に対して、前記清掃部材の下流側に配置され、前記清掃領域に対して幅方向で重複する除電領域において前記加圧部材の表面に接触して前記加圧部材を除電する除電部材であって、前記使用可能な最大の大きさの媒体の通過領域の幅方向の両端よりも内側に、幅方向の両端が配置された前記除電部材と、
    を備えたことを特徴とする定着装置。
  4. 前記加圧部材の回転方向に対して、前記除電部材の下流側に配置され、前記加圧部材を清掃する第2の清掃部材、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の定着装置。
  5. 前記加圧部材の表面を構成する材料に対して、帯電列において、現像剤と同極性に帯電する材料により表面が構成された加熱部材、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の定着装置。
  6. 表面がフッ素樹脂により構成された前記加熱部材、
    を備えたことを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記清掃部材および前記除電部材を支持し且つ前記加圧部材に対して着脱可能に支持される支持体、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の定着装置。
  8. 表面に画像を保持する像保持体から媒体に画像を転写する転写装置と、
    媒体に転写された画像を定着させる請求項1ないしのいずれかに記載の定着装置と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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