JP3942615B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3942615B2
JP3942615B2 JP2005003969A JP2005003969A JP3942615B2 JP 3942615 B2 JP3942615 B2 JP 3942615B2 JP 2005003969 A JP2005003969 A JP 2005003969A JP 2005003969 A JP2005003969 A JP 2005003969A JP 3942615 B2 JP3942615 B2 JP 3942615B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brush
transfer
nip
image
transfer device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005003969A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005107554A (ja
Inventor
勝浩 永山
敏博 太田
高志 北川
利昭 井野
誠 上原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2005003969A priority Critical patent/JP3942615B2/ja
Publication of JP2005107554A publication Critical patent/JP2005107554A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3942615B2 publication Critical patent/JP3942615B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Description

本発明は、電子写真方式プリンタ、電子複写機、電子写真方式のカラー電子複写機及びカラープリンタなどに用いられる画像形成装置に関し、詳しくは転写装置に関する。
一般に、電子写真方式の画像形成装置を構成する転写装置として、従来、コロナチャージャによる転写技術が多用されていたが、多少なりとも有害なオゾンの発生を伴うことが判明したので、オゾンレスの転写技術の開発が進められている。
そこで、接触方式の転写技術が考えられていたが、これは、半導電性の転写ベルトと、この転写ベルトの背面に転写ローラを配置してなり、上記転写ローラに転写バイアスを印加することにより転写を行うものであったが、転写装置の構成が大型になり、装置内に大きなスペースをとり、また、高コストの要因になるとして、給電ブラシ、若しくは給電ブレードが知られている。これは、給電ブラシ若しくは給電ブレードなどの給電部材に対して転写バイアスが印加され、転写電界を形成するようになっている。
この際、平状ブラシを感光体ドラムの軸心に対して垂直に向けて、その先端部を感光ドラムに当接させると、長期の使用でブラシの先端部が潰れるなど、耐久性が損なわれたり、転写電界ニップ幅が変動し易く、且つ当接が不十分になって転写不良を来すとして、給電部材を使用しない時は感光体ドラムから離間したりする技術があるが、この場合給電部材端部の当接部分の位置決めに高い精度が要求されコストアップに繋がるとして、位置決め精度を不要化して、常に一定の転写電界形成ニップ幅を保持すると共にタンデム方式の転写方式を採るという技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−232574号公報
しかし、転写手段にブラシ状のものを用いた場合、その弾性から搬送手段の移動に伴い、搬送方向下流側にブラシが傾斜し、傾斜した先端が、転写材が感光部材から剥離するポイント、即ち搬送手段と感光部材で形成されたニップ部の終端を越えて、搬送部材に接触し易く、この場合転写材に静電吸着された現像材の飛び散りや感光部材への逆転写が生じるものとなる。
このように、ブラシ状の転写手段を用いた場合は、転写材に静電吸着された現像剤の飛び散りや感光部材への逆転写が生じ、画像の乱れ、濃度の低下、かぶりなど、形成されるべき画像に悪影響を及ぼすものである。
また、タンデム方式などで構成されたカラー画像形成装置においては、その構成上、上記の悪影響も顕著なものになり易く、現像剤の混色といった、新たな問題点も生じて来るものである。
本発明は、上記問題点に鑑みて成されたもので、その主目的は、転写装置の転写領域を規定するものである。
本発明は上記目的を達成するために次のような構成をとる。
本発明の第1の要旨は、感光部材上に静電潜像を形成し、該感光部材に対して現像剤を供給して静電潜像を可視像化し、該可視像を転写装置にて転写材に転写し、転写材上の可視像を定着装置にて定着させる画像形成装置において、前記転写装置は、前記感光部材に接しながら、転写材を搬送するベルト状の搬送部材の背面に接触して帯電を行なうブラシ部を有し、画像形成時における該ブラシ部のブラシ先端が、前記感光部材と前記搬送部材の重なり領域であるニップ部範囲を越えないように設けることを特徴とする画像形成装置にある。
本発明の第2の要旨は、前記転写装置は、弾性部材によって、前記搬送部材との距離D1が、略一定になるように支持されており、ブラシ根本とニップ部端部との距離をD2とした場合に、該ブラシの長さL1が、以下の関係式を満たすことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置にある。
D2≧L1≧D1
本発明の第3の要旨は、前記転写装置は、前記ブラシ部の搬送部材における搬送方向下流側に、剛性を有する部材を設け、前記剛性部材のブラシ側上端部からブラシ上端までの長さをL2と、前記剛性部材のブラシ側上端部から前記ニップ部端部との距離をD3としたとき、以下の関係式を満たすことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置にある。
D3≧L2>0
本発明の第4の要旨は、前記転写装置のブラシ部が搬送部材の法線軸に関して搬送部材の進行方向へ傾斜して形成されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置にある。
本発明の第5の要旨は、前記ブラシ部が、ローラ状であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置にある。
本発明の第6の要旨は、前記転写装置が、搬送部材との接触面で搬送部材の進行方向と相対的に逆の方向に稼働することを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置にある。
本発明の第7の要旨は、前記搬送部材のニップ部の曲率半径をR1、該ニップ部を見込む中心角を2θ1とし、前記転写装置が搬送部材に対向する部分の曲率半径をR2とし、その対向部分を見込む中心角を2θ2としたとき、以下の関係式を満たすことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置にある。
sinθ2≦(R1sinθ1)/R2
要旨1の発明によれば、転写装置のブラシ部が転写材の搬送方向に倒れた場合にも、搬送部材のニップ部以外の部分に接触することがなく、転写材上の現像剤の飛び散りや逆転写を防止するものである。
要旨2の発明によれば、転写装置のブラシ部のブラシの長さを規定することにより、そのブラシが搬送方向に倒れても、搬送部材のニップ部以外の部分に接触することがないこととなり、転写材上の現像剤の飛び散りや逆転写を防止するものである。
要旨3の発明によれば、転写装置のブラシ部の搬送方向下流側にガイドを設けることとなり、実際に搬送部材に接触するブラシ部の密度が向上し、転写材上の現像剤の飛び散りや逆転写を防止することとなる。
要旨4の発明によれば、予め、ブラシを傾斜させて配置することにより、搬送部材への接触面積を増加させることとなり、転写効率を高め、また、搬送部材のニップ部以外に接触させないことにより、現像剤の飛び散りや逆転写をも防止するものである。
要旨5の発明によれば、単位時間当たりの延接触面積を増加させ、また、ブラシと特有のバラケによる転写ムラを防止することとなり、転写効率を高め、搬送部材のニップ部以外への接触をさせないことにより、現像剤の飛び散りや逆転写を防止することとなる。
要旨6の発明によれば、搬送部材とローラ状ブラシ部或いは無端ベルトとの単位時間当たりの延接触面積を増加させ、また、ブラシと特有のバラケによる転写ムラの防止をし、更に転写効率を高め、搬送部材のニップ部以外の接触をさせないことにより、現像剤の飛び散りや逆転写をも防止するものである。
要旨7の発明によれば、搬送部材のニップ部の曲率に対する転写装置の曲率を規定することとなり、前記転写装置を、その表面がブラシ状であるローラまたは無端ベルトにすることにより、単位時間当たりの延接触面積を増加させ、搬送部材のニップ部以外の接触をさせないことにより、現像剤の飛び散りや逆転写を防止することとなる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、画像形成装置としてのカラー画像形成装置を示しており、黒(B)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びイエロー(Y)の各色毎の画像を形成する画像ステーションB,M,C,及びYと、前記画像ステーションB,M,C,及びYの下方に密着し、用紙等の被転写媒体を各画像ステーションに向けて順次搬送する搬送コンベア7と、用紙等に形成された画像を加熱定着する定着装置8より概略構成されている。
この構成により用紙等は、上流側から縦続配置された画像ステーションB,M,C,及びYでの画像を、位置制御しながら重畳することで1のカラー画像を形成し、搬送コンベア7にて更に定着装置8に送ることで用紙等の上に画像を定着することができる。
尚、各画像ステーションB,M,C,及びYはトナーの種類が異なるが、略同一構成であるので、画像ステーションBを代表して以下に説明する。
画像ステーションBの感光体ドラム6Bの周囲には、回転方向に沿って帯電装置1B、露光装置2B、現像装置3B、転写装置4B、及びクリーニング装置5Bを配置し、プロセスユニットを構成している。
帯電装置1Bは、感光体ドラム6Bの上方に位置し、感光体ドラム6Bの表面に接触して感光体ドラム6Bを一様に、例えば負の電位に帯電する帯電装置1Bである。
露光装置2Bは、前記帯電装置1Bから感光ドラム6Bの回転方向下流側に位置し、図示しない画像データ入力手段(例えば、複写機におけるスキャナ装置等の光学系、又は画像信号でもよい)からの信号に基づき帯電した感光体ドラム6Bを露光し、静電潜像を形成する。
現像装置3Bは、露光装置1Bからさらに感光体ドラム回転方向側に位置し、感光体ドラム6Bに形成される静電潜像に現像剤を供給することで静電潜像を可視化する。この画像ステーションBの現像装置3Bに収容される現像剤は、例えば黒色トナーである。
転写装置4Bは、感光体ドラム6Bに転写材である用紙を搬送するために設けられた搬送ベルト7の背面側(下面側)の位置に設け、感光体ドラム6Bに担持された可視像が搬送ベルト7にて搬送されてくる用紙に密着すると同時に、現像剤が用紙側に転写するようにバイアス電圧が印加されている。
より詳細については、後述する。
クリーニング装置5Bは、転写位置から感光体ドラム6Bの回転方向下流側に設け、感光体ドラム6B表面の残留トナーを例えばブレード等により掻き落とす等して回収している。
上記搬送ベルト7は、第1の画像ステーションBの感光体ドラム6Bから第4の画像ステーションYの感光体ドラム6Yに対して順次、転写材である用紙を搬送するベルトであって、駆動ローラー10と従動ローラー11との間に掛け渡されて設けられている。
搬送ベルト7の幅(用紙の搬送方向と直交する方向)は、感光体ドラム6の長手方向の長さとほぼ等しい長さ寸法に形成されている。
また、搬送ベルト7は、ポリイミドからなる無端状ベルトであり、その搬送速度は、116[mm/sec]である。
前記感光体ドラム6Bと搬送ベルト7の接触にて形成される接触領域であるニップ部は、約3[mm]の弧長を有している。
定着装置8は、搬送ベルト7の従動ローラー11の下流側に位置し、第1から第4の画像ステーションにて重ね合わせて形成された用紙上のトナー像を加熱して用紙に定着させて画像を得るものである。
次に、図2を参照しつつ転写装置4Bについて詳細に説明する。
図2は、感光体ドラム6B、搬送ベルト7、及び転写装置4Bの相互関係を作用的に示す説明図である。
転写装置4Bは、基台4B1とブラシ4B2とから構成されており、搬送ベルト7の幅方向と略同一長さの基台4B1にブラシ4B2が所定幅でその長手方向に一様に形成され、バイアス電圧が印加されている。
前記ブラシ4B2は、材質はレーヨン・ETFE(Ethylene Tetrafluoroethylene:エチレンテトラフルオロエチレン)を用い、毛足の長さを2〜5[mm]の間で調整するものである。また、その太さを3〜6D(Denier:デニール)、植毛密度を8〜24[万本/inch2]に調整されているものとする。また、前記転写装置4Bは、搬送ベルト7に10〜20[g/cm2]の圧力で付勢されるように図示しない付勢手段(例えばバネ、ゴム等の弾性部材)で付勢されている。
前記転写装置4Bは前記弾性部材によって、前記搬送ベルト7との距離D1が、略一定になるように支持されており、ブラシ4B2の根本から先端までの最大長さL1が、以下の関係式(1)を満足するように構成されている。
D2≧L1≧D1 式(1)
D2:ブラシ根本とニップ部後端部との距離である。
具体的には、ブラシ4B2の根本から搬送ベルト7までの距離D1を2[mm]、ブラシ4B2の長さL1を2.3[mm]とした場合、ブラシ4B2の根本から搬送ベルト7のニップ後端部までの距離D2は約2.5[mm]とし、ブラシ4B2がニップ部を超えて下流側に接触することがないように設けている。
以上の構成、すなわち、ブラシ4B2の長さL1をブラシ4B2の根本から搬送ベルト7までの距離D1よりも長くすることにより、ブラシ4B2が用紙の搬送方向に沿って倒れて接触面積(転写面積)が大きくなり、転写が確実となる。また、倒れたブラシ4B2の先端が、搬送ベルト7のニップ部を超えて接触することがないので、用紙上の現像剤に転写以外のバイアス電圧を印加することがなくなり、用紙上に転写形成された現像剤の飛び散りや逆転写を防止することができる。
(比較例1)
尚、上記第1の実施形態との比較例として、転写装置のブラシの根本から搬送ベルト7までの距離D1を2[mm]、ブラシの長さL1を3[mm]とすると、ブラシ根本から搬送部材ニップ後端部までの距離D2は約2.5[mm]となるので、関係式(1)を満たさず、ブラシがニップ部以外に接触してしまうこととなる。
次に、図3を参照しつつ転写装置の第2実施形態について説明する。
図3に示す転写装置4B2は、前記第1実施形態の転写装置4Bにおいて基台4B1のブラシ4B2の取り付け位置よりも搬送ベルト7の搬送方向下流側に、所定高さ(搬送ベルト7との隙間D3を設ける)の剛性部材9を基台4B1の長手方向に沿って固定し、第1実施形態の転写装置4Bより長いブラシ4B22にも対応可能とするものである。
この場合に第1の実施形態と同一の作用効果を得るためには、剛性部材9のブラシ側端部(上流側の側面上端辺)からブラシ先端部までの長さ(剛性部材9とブラシの長さの差)をL2とし、前記剛性部材9のブラシ側端部から前記ニップ後端部との距離をD3としたとき、下記関係式(2)を満足するように構成する。
D3≧L2>0 式(2)
具体的には、ブラシ根本から搬送部材ニップ端部までの距離は前記第1実施形態と同様に約2.5[mm]とし、ブラシ4B22の長さを3[mm]とした場合には、剛性部材9の高さを約1.5[mm]、剛性部材9と搬送ベルト7との距離を1[mm]とすると、L2=1.5[mm]、D3=1.6[mm]となり、上記関係式(2)を満たすこととなる。
上記関係式(2)を満たすように剛性部材9を設けることにより、ブラシ4B22が途中で中折れする形となるので、ブラシ4B22がニップ部を超えてニップ部以外に接触することがない。
このように、転写装置4B2のブラシ4B22の搬送方向下流側にガイド的作用を発揮する剛性部材(ガイド部材)9を設けることにより、実際に搬送ベルト7に接触するブラシ4B22の密度が向上し、転写材上の現像剤の飛び散りや逆転写を防止することとなる。
尚、剛性部材9の取り付け位置や形状は、前記したものに限定するものではなく、ブラシのガイド部材としての作用効果を得るものであれば、その他の部分に取り付けても、又、板状に限らず線状のものであってもよい。
次に、図4を参照しつつ転写装置の第3実施形態について説明する。
図4に示す転写装置4B3は、ブラシ4B32を搬送ベルト7の法線軸に対して搬送ベルト7の進行方向へ傾斜して設け、ブラシ4B32の先端が搬送ベルト7に当接するものである。
具体的には、転写装置4B3に植設したブラシ4B32の搬送ベルト7の法線軸に対する傾斜角度を45[°]に設定し、転写装置4B3の基台4B1が搬送ベルト7に最も接近する搬送ベルト7の移動方向上流側部と搬送ベルト7の距離を1[mm]、毛足の長さを3[mm]とした。この場合も、ブラシ4B32がニップ部以外に接触することがないものである。
以上の構成により、予めブラシ4B32を傾斜させて配置することにより、ブラシ4B32と搬送ベルト7の接触面積が増加し、転写効率を高め、また、搬送ベルト7のニップ部以外に接触させないことにより、現像剤の飛び散りや逆転写をも防止するものである。
(比較例2)
尚、上記第3の実施形態との比較例として、転写装置4B3の傾斜角度を45[°]に設定し、基台4B1が搬送ベルト7に最も接近している搬送ベルト7の移動方向上流側のベースと搬送ベルト7の距離を1[mm]、毛足の長さを4[mm]とした場合には、ブラシがニップ部以外と接触してしまう。
次に、図5を参照しつつ転写装置の第4実施形態について説明する。
図5に示す転写装置4B4は、回転可能とした軸Sに円周方向に向かって一様にブラシ4B42を植設してブラシローラBRを形成しており、搬送ベルト7のニップ部分全範囲以内においてブラシローラBRが接触し、かつ、その接触部分においては搬送ベルト7と反対方向に接触するように回転している(感光体ドラム6Bと同一回転方向)。尚、前記実施形態と同様にブラシ4B42には、感光体ドラム6Bに担持された可視像が搬送ベルト7にて搬送されてくる用紙に密着すると同時に、現像剤が用紙側に転写するようにバイアス電圧が印加されている。
上記のようにブラシローラBRが、搬送ベルト7との接触面で搬送進行方向と相対的に逆の方向に稼働接触することにより、ブラシローラBRと搬送ベルト7の単位時間当たりの延接触面積を増加させ、また、ブラシ特有のバラケによる転写ムラの防止をし、更に転写効率を高めている。
また、ブラシローラBRは、前記搬送ベルト7のニップ部の曲率半径をR1、該ニップ部を見込む中心角を2θ1とし、前記ブラシローラBRが搬送ベルト7に対向する部分の曲率半径をR2とし、その対向部分を見込む中心角を2θ2としたとき、以下の関係式(3)を満足するようにブラシ4B42等を設ける。
sinθ2≦(R1sinθ1)/R2 式(3)
具体的には、ブラシローラBRの曲率半径を5.00[mm]とし、また、軸Sと感光体ドラム6Bの軸間距離を24.73[mm]とし、また、感光体ドラム6Bにおけるニップ部を見込む中心角2θ1を8.59[°]、ブラシローラBRにおける搬送部材との対向部分を見込む中心角2θ2を33.68[°]とした。すなわち、ブラシローラBRの軸Sを、中心角2θ 1 の2等分線と中心角2θ 2 の2等分線とがニップ部範囲において一致する位置に配置することで、搬送ベルト7のニップ部分全範囲にブラシローラBRが接触できる。この時も、ブラシローラBRがニップ部以外に接触することがないものである。
上記の構成とすることで、単位時間当たりの延接触面積を増加させ、また、ブラシ特有のバラケによる転写ムラを防止することとなり、転写効率を高め、搬送部材のニップ部以外への接触を回避することにより、現像剤の飛び散りや逆転写を防止することとなる。
また、ブラシローラBRが関係式(3)を満足することにより、搬送ベルト7のニップ部の曲率に対するブラシローラBRの曲率を規定することとなる。
転写装置のバイアス電圧印加手段として回転ローラ状のブラシローラBRにすることにより、単位時間当たりの延接触面積を増加させ、搬送部材のニップ部以外の接触を回避することにより、現像剤の飛び散りや逆転写を防止するものである。
(比較例3)
尚、上記第4の実施形態との比較例として、転写装置4B4にブラシローラを用い、その曲率半径を5.00[mm]とし、感光体ドラム6Bの半径を20.00[mm]、また、両軸間距離を24.70[mm]とし、感光体ドラム6Bにおけるニップ部を見込む中心角2θ1を8.59[°]、転写装置4B4における搬送ベルト7との対向部分を見込む中心角2θ2を36.08[°]とした場合には、ブラシがニップ部以外と接触するものとなってしまう。
以上説明したように比較例1乃至3においては、バイアス電圧印加手段としてのブラシがニップ部以外に接触してしまい、作成された複写サンプルは、現像剤の飛び散り、かぶりが生じ、更なる使用で、現像剤の混色もみられるようになった。
しかし、実施形態1乃至4での複写サンプルには、現像剤の飛び散りやかぶりの発生は見られず、画像の乱れは生じなかったものである。
尚、今回はカラー画像形成装置についての実施形態例を上げてきたが、勿論、通常のモノカラー画像形成装置にも適用されるものであることはいうまでもない。
上記説明した本発明によれば、転写装置のブラシ部が転写材の搬送方向に倒れた場合、又は、ベルト部が予め所定形状の軌道を回転する場合に、搬送部材のニップ部以外の部分に接触させず、転写材上の現像剤の飛び散りや逆転写を防止することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の全体概略正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る転写装置の作用的説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る転写装置の作用的説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る転写装置の作用的説明図である。 本発明の第4の実施形態に係る転写装置の作用的説明図である。
符号の説明
1B 帯電装置
3B 現像装置
4B、4B2、4B3、4B4 転写装置
6B 感光体ドラム
7 搬送ベルト
8 定着装置
4B2、4B22、4B32 ブラシ
BR ブラシローラ

Claims (1)

  1. 感光部材上に静電潜像を形成し、該感光部材に対して現像剤を供給して静電潜像を可視像化し、該可視像を転写装置にて転写材に転写し、転写材上の可視像を定着装置にて定着させる画像形成装置において、
    前記転写装置は、前記感光部材に接しながら、転写材を搬送するベルト状の搬送部材の背面に接触して帯電を行なうブラシ部を有し、画像形成時における該ブラシ部のブラシ先端が、前記感光部材と前記搬送部材の重なり領域であるニップ部範囲を越えないように設け、
    前記ブラシ部が、ローラ状であり、
    前記ローラ状のブラシ部のブラシ先端が、搬送部材との接触面で搬送部材の進行方向と相対的に逆の方向に稼働し、
    前記ブラシ部の回転中心軸を、前記感光部材における前記ニップ部を見込む中心角の2等分線と、前記ブラシ部における前記搬送部材との対向部分を見込む中心角の2等分線とが前記ニップ部範囲において一致する位置に配置し、
    前記搬送部材のニップ部の曲率半径をR1、該ニップ部を見込む中心角を2θ1とし、前記転写装置が搬送部材に対向する部分の曲率半径をR2とし、その対向部分を見込む中心角を2θ2としたとき、以下の関係式を満たすことを特徴とする画像形成装置。
    sinθ2≦(R1sinθ1)/R2
JP2005003969A 2005-01-11 2005-01-11 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3942615B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005003969A JP3942615B2 (ja) 2005-01-11 2005-01-11 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005003969A JP3942615B2 (ja) 2005-01-11 2005-01-11 画像形成装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11228757A Division JP2001051517A (ja) 1999-08-12 1999-08-12 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005107554A JP2005107554A (ja) 2005-04-21
JP3942615B2 true JP3942615B2 (ja) 2007-07-11

Family

ID=34545417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005003969A Expired - Fee Related JP3942615B2 (ja) 2005-01-11 2005-01-11 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3942615B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5299450B2 (ja) 2011-02-25 2013-09-25 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP2018106063A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 エスプリンティンソリューション株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005107554A (ja) 2005-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3844658B2 (ja) 荷電ローラ、帯電装置、像担持体ユニット、画像形成装置及び荷電ローラへのフィルム材巻付方法
JP2006267890A (ja) 画像形成装置及びベルトユニット
JP6237379B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP6347648B2 (ja) 画像形成装置
JP2016070944A (ja) 画像形成装置
US8571453B2 (en) Image forming apparatus and charge eliminating device
JP3942615B2 (ja) 画像形成装置
JP4956240B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラム及び記録媒体
JP4842399B2 (ja) 画像形成方法とその装置
JP2007086377A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP3803537B2 (ja) クリーニング装置、ベルト装置、及び画像形成装置
JP2006251531A (ja) 画像形成装置
JP5181523B2 (ja) 画像形成装置用の弾性ベルトおよびその製造方法ならびに画像形成装置
JP5311768B2 (ja) 画像形成装置
JP6961375B2 (ja) 画像形成装置
JP3843747B2 (ja) クリーニング装置および画像形成装置
JP2001051517A (ja) 画像形成装置
JP5377722B2 (ja) 画像形成装置
JP5726250B2 (ja) クリーニング部材、クリーニング装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP2012123281A (ja) 画像形成装置
JP4455133B2 (ja) 画像形成装置
JP2009300664A (ja) 帯電装置、及び帯電ユニット並びにそのような帯電ユニットを有した画像形成装置
JP5398505B2 (ja) 画像形成装置
JP3086382B2 (ja) 画像形成装置
JP2008310059A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060905

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061107

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070305

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070403

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100413

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110413

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120413

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120413

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees