JP6329404B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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本発明は、車両に搭載され、熱交換器によって温度調整のなされた空気を車室内へと送風して車室内の温度調整を行う車両用空調装置に関する。
従来から、車両に搭載される車両用空調装置は、送風機によって内外気を内部に空気通路を形成した空調ケースへと取り込み、冷却手段であるエバポレータにより冷却された空気と、加熱手段であるヒータコアにより加熱された空気とをエアミックスドアを駆動させ前記空調ケース内で所望の混合比率に混合した後、例えば、前記空調ケースに設けられた複数の開口部から送風ダクトを通じて車室内へと送風することで温度及び湿度の調整が行われる。
例えば、上述したような車両用空調装置では、特許文献1に開示されるように、送風機を空調ケースにおける車両後方且つ幅方向中央に配置したフルセンター式の構造を有したものが知られている。この車両用空調装置では、ユニットケース内において上方且つ車両後方側に送風機が配置されているため、車室内における乗員の足元近傍へ温風を送風するためのフット吹出口が車両前方側となる前記ユニットケースの側壁に開口している。
特開2001−105830号公報
しかしながら、上述した車両用空調装置では、フット吹出口が車両前方側に配置され開口しているため、車両後方側となる乗員の足元近傍まで送風するために送風ダクト等を接続する必要があり、必然的に前記送風ダクトが長くなることでその重量及び製造コストの増加を招くと共に、内部を流れる空気の送風抵抗が増加してしまうという問題がある。また、車両用空調装置の設置場所によっては周辺部品との干渉等の理由により送風ダクトを接続することができない場合も想定される。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、送風ダクトを用いることなく車両前方から車両後方側へと確実に送風でき、それに伴って、部品点数の削減及び軽量化を図ることが可能な車両用空調装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、空気の流通する流路を有した空調ケースと、空調ケースの車両後方側に設けられ空気を車室内へと送風する送風機と、空調ケースの内部に設けられ空気の冷却・加熱を行う熱交換器とを有し、送風機が空調ケースの幅方向略中央に設けられたフルセンター式の車両用空調装置において、
空調ケースの幅方向側面には、空調ケースの内部から外部へと空気を送出する吹出口が開口し、
吹出口に臨むように形成され吹出口を通じて送出された空気を下方へと案内する第1ガイド部と、
第1ガイド部によって偏向された空気をさらに偏向させる第2ガイド部と、
を備え
前記第2ガイド部は、前記第1ガイド部の下方に設けられ、前記熱交換器に媒体を供給・排出するための配管を覆うカバー部材であることを特徴とする。
本発明によれば、空調ケースの幅方向略中央に送風機が配置されたフルセンター式の車両用空調装置において、空調ケースの幅方向側面には、空調ケースの内部から外部へと空気を送出する吹出口が開口し、吹出口に臨むように第1ガイド部が形成され吹出口から送出された空気を下方へと案内すると共に、第1ガイド部によって案内された空気を第2ガイド部によってさらに偏向させる。
従って、吹出口に対して空気の流れを偏向させるための送風ダクトを接続することなく、空調ケース内から送出された空気を第1及び第2ガイド部によって車室内側(車両後方側)へと確実に導くことが可能となる。その結果、送風ダクトを用いて送風を行っていた従来の車両用空調装置と比較し、部品点数の削減を図ることができると共に軽量化を図ることが可能となる。また、送風ダクトを用いた場合と比較して空気の送風抵抗を大幅に削減することができる。
また、第2ガイド部を、第1ガイド部の下方に設け、熱交換器に媒体を供給・排出するための配管を覆うカバー部材とすることで、第1ガイド部によって下方へと導かれた空気をさらに車室内側(車両後方側)へ向けて偏向させるためのガイド手段を新たに設ける必要がなく、カバー部材を利用することで部品点数及び製造コストの増加を抑制することが可能となる。
さらに、吹出口は、車室内における乗員の足元近傍へ送風するヒート送風口であり、第2ガイド部が足元近傍に向かって空気を案内することで、ヒート送風口を通じて空調ケース内から送出された温風を第1及び第2ガイド部によって車室内における乗員の足元近傍へと好適に供給することができる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、空調ケースの幅方向略中央に送風機の配置されたフルセンター式の車両用空調装置において、空調ケースの幅方向側面に、空調ケースの内部から外部へと空気の送出される吹出口を開口させ、吹出口に臨むように吹出口から送出された空気を下方へと案内する第1ガイド部を形成すると共に、第1ガイド部によって案内された空気を第2ガイド部によってさらに偏向させることで、例えば、吹出口に対して空気の流れを偏向させるための送風ダクトを接続する必要がなく、空調ケース内から送出された空気を第1及び第2ガイド部によって車室内側(車両後方側)へと確実に導くことができる。その結果、送風ダクトを用いて車両前方側から後方側へ送風を行っていた従来の車両用空調装置と比較し、部品点数の削減及び軽量化を図ることができる。
本発明の実施の形態に係る車両用空調装置の全体断面図である。 図1の車両用空調装置を車両前方側から見た全体正面図である。 図1の車両用空調装置を第2分割ケース側から見た側面図である。 図1の車両用空調装置を第1分割ケース側から見た側面図である。
本発明に係る車両用空調装置について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係る車両用空調装置を示す。
この車両用空調装置10は、図1に示されるように空気の各通路を構成する空調ケース12と、前記空調ケース12の内部に配設される送風機14と、前記空気を冷却するエバポレータ16と、該空気を加熱するヒータコア18と、前記各通路内を流通する空気の流れを切り換えるダンパ機構20とを含む。また、空調ケース12の側部には、図2及び図3に示されるように、外気・内気を取り込んで前記空調ケース12へと供給する内外気切替ユニット22が接続されている。
空調ケース12は、図1及び図2に示されるように、例えば、略対称形状の第1及び第2分割ケース24、26と、該第1及び第2分割ケース24、26の下部に装着されるロアケース28とから構成され、前記第1及び第2分割ケース24、26は車両の前後方向(矢印A、B方向)と直交する幅方向(矢印C方向)に分割可能に設けられ、一方、ロアケース28は、第1分割ケース24から第2分割ケース26に跨るように設けられる。
また、図1に示されるように、空調ケース12の上方(矢印D1方向)には、乗員の顔近傍に送風を行うベント送風口30と、該ベント送風口30と隣接して車両のフロントウィンドウ近傍に送風を行うデフロスタ送風口32とが開口している。なお、ベント送風口30が車両後方側(矢印B方向)、デフロスタ送風口32が車両前方側(矢印A方向)となるように隣接して形成される。
さらに、空調ケース12を構成する第1及び第2分割ケース24、26の幅方向端部となる側壁24a、26aには、乗員の足元近傍に送風を行う第1及び第2ヒート送風口(吹出口)34、36がそれぞれ開口している。この第1及び第2ヒート送風口34、36は、図3及び図4に示されるように、第1及び第2分割ケース24、26の側壁24a、26aを貫通するように略矩形状に形成され、その外側には空調ケース12の内部から前記第1及び第2ヒート送風口34、36を通じて外部へ送出される空気を車両後方側(矢印B方向)へと案内する第1及び第2ガイドカバー(第1ガイド部)38、40がそれぞれ形成される。
第1及び第2ガイドカバー38、40は、例えば、第1及び第2分割ケース24、26の側壁24a、26aから離間する方向(図2中、矢印C1方向)に向かって徐々に先狭となる断面略三角形状に形成され、その内部が中空状に形成され下方(矢印D2方向)に向かって開口している。そして、第1及び第2ガイドカバー38、40は、図3及び図4に示されるように、第1及び第2ヒート送風口34、36を構成する4辺のうち、上方(矢印D1方向)及び車両前方側(矢印A方向)の2辺を覆うように形成されると共に、第1及び第2分割ケース24、26の側壁24a、26aから略水平方向(図2中、矢印C方向)に所定高さで突出するように形成される。これにより、第1及び第2ヒート送風口34、36から空調ケース12の外部へと送出された空気は、上方(矢印D1方向)及び車両前方側(矢印A方向)にある壁に阻まれ、下方(矢印D2方向)且つ車両後方側(矢印B方向)に向かって案内される。
一方、空調ケース12の内部には、図1に示されるように、上方(矢印D1方向)且つ車両後方側(矢印B方向)となる位置に送風機14が収納され、該送風機14の軸方向が空調ケース12の幅方向(図2中、矢印C方向)と略平行となるように配置される。すなわち、送風機14は、空調ケース12を構成する第1分割ケース24と第2分割ケース26との間に跨るように幅方向略中央に設けられる。
エバポレータ16は、例えば、その上端部が車両後方側(矢印B方向)、下端部が車両前方側(矢印A方向)となるように所定角度だけ傾斜して配置され、図示しない複数のチューブを通じて冷媒(媒体)が循環される。また、エバポレータ16には、その下端部側に設けられたタンク42に対して冷媒を供給・排出するための冷媒配管44が接続されており、図3に示されるように、この冷媒配管44は第2分割ケース26の側壁26aに開口した孔部(図示せず)を通じて外側へと取り出され車両前方側(矢印A方向)へと延在している。そして、空調ケース12の外部へと露出した冷媒配管44は、第2分割ケース26の側壁26aに装着された第1配管カバー(第2ガイド部)46によって覆われている。
第1配管カバー46は、第2ヒート送風口36の下方(矢印D2方向)に設けられ、その上部には車両前方側から車両後方側(矢印B方向)に向かって徐々に下方(矢印D2方向)へ向かうように所定角度傾斜したガイド壁48が形成されると共に、車両前方側(矢印A方向)が開口した中空状に形成される。なお、この第1配管カバー46は、第2分割ケース26と一体で形成するようにしてもよい。
そして、エバポレータ16は、複数のチューブの間に送風機14からの空気が通過することで、該空気と前記チューブを循環する冷媒との熱交換がなされ、冷却された空気が前記エバポレータ16の下流側へと供給される。
ヒータコア18は、図1に示されるように、空調ケース12において車両前方側(矢印A方向)に設けられ、エバポレータ16と同様に、その上端部が車両後方側(矢印B方向)、下端部が車両前方側(矢印A方向)となるように所定角度だけ傾斜して配置される。そして、ヒータコア18には、図示しない複数のチューブを通じて温水が循環されており、前記チューブの間に空気が通過することで、該空気と前記温水との熱交換がなされ、加熱された空気がヒータコア18の下流側へと流通する。
また、ヒータコア18の上端部及び下端部には、チューブに温水を供給・排出するための温水配管50がそれぞれ接続され、この温水配管50は、図4に示されるように、第1分割ケース24の側壁24aに開口した孔部(図示せず)を通じて外側へと取り出され、車両前方側(矢印A方向)に向かって延在している。この温水配管50は、第1分割ケース24の側壁24aに装着される第2配管カバー52によって覆われている。
ダンパ機構20は、図1に示されるように、例えば、エバポレータ16とヒータコア18との間に設けられるエアミックスダンパ54と、ベント送風口30及びデフロスタ送風口32の送風状態を切り替える第1切替ダンパ56と、前記ベント送風口30及びデフロスタ送風口32と第1及び第2ヒート送風口34、36との送風状態を切り替える第2切替ダンパ58とを有する。
エアミックスダンパ54は、例えば、湾曲したプレート状に形成され、空調ケース12の幅方向に沿って設けられ、その両側部が前記空調ケース12の内壁面に設けられたガイド手段(図示せず)に沿って案内される。そして、エアミックスダンパ54の内壁面には、該エアミックスダンパ54のスライド方向に沿ってラックギア60が設けられ、空調ケース12に軸支されたシャフト62のピニオンギア64が噛合される。
このシャフト62が、図示しないアクチュエータの駆動作用下に回転することで、エアミックスダンパ54がガイド手段に沿って略水平方向にスライドし、ヒータコア18に臨む位置(図1参照)から送風機14に接近する位置まで移動可能に設けられる。そして、エアミックスダンパ54が移動することで、エバポレータ16によって冷却された空気(冷風)と、ヒータコア18によって加熱された空気(温風)との混合比率を調整して下流側へと送風する。
第1切替ダンパ56は、例えば、ベント送風口30とデフロスタ送風口32との間に軸支された片持ちダンパであり、図示しないアクチュエータの駆動作用下に軸部を中心として所定角度だけ回動することで、ベント送風口30及びデフロスタ送風口32との連通状態を切り替えている。
第2切替ダンパ58は、例えば、断面扇形状に形成され軸部が第1及び第2分割ケース24、26の側壁24a、26aに対してそれぞれ軸支されている。そして、図示しないアクチュエータの駆動作用下に前記第2切替ダンパ58が軸部を中心として所定角度だけ回動することで、ベント送風口30及びデフロスタ送風口32と第1及び第2ヒート送風口34、36との連通状態を切り替えている。
本発明の実施の形態に係る車両用空調装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
先ず、車室内の室温を低下させる冷房運転を行って車室内における乗員の顔近傍へ送風する場合について説明する。図示しない乗員が車室内において操作レバーを操作して冷房運転を選択することで、該操作レバーの操作に応じて図示しないアクチュエータが駆動してエアミックスダンパ54がガイド手段による案内作用下に車両前方側(矢印A方向)へと所定距離だけスライドする。これにより、空調ケース12内においてエバポレータ16の下流側とベント送風口30及びデフロスタ送風口32とが連通し、前記エバポレータ16の下流側とヒータコア18との連通が遮断された状態となる。
また、同時に、図示しないコントローラからの制御信号に基づき、送風機14が回転することにより、内外気切替ユニット22から取り込まれた空気が空調ケース12内へと供給され、エバポレータ16を通過することで熱交換が行われて所定温度に冷却される。
そして、冷却された空気は、例えば、第1切替ダンパ56の切替作用下に開口しているベント送風口30を通じて車室内における乗員の顔近傍へと供給される。
次に、車室内の室温を上昇させる暖房運転を行って車室内における乗員の足元近傍へと送風する場合には、図示しない操作レバーを操作して暖房運転を選択することで、エアミックスダンパ54が車両後方側(矢印B方向)へと所定距離だけスライドし、エバポレータ16の下流側とヒータコア18とが連通した状態となる。
そして、送風機14から送風されエバポレータ16を通過することで冷却された空気は、ヒータコア18を通過することで所定温度に加熱された後に上昇した後、第2切替ダンパ58の切替作用下に第1及び第2ヒート送風口34、36から空調ケース12の外側へと送出される。この空気は、略水平方向に開口した第1及び第2ヒート送風口34、36から水平方向(図2中、矢印C1方向)に送出され、第1及び第2ガイドカバー38、40に当たることで、該第1及び第2ガイドカバー38、40の開口している車両後方側(矢印B方向)且つ下方(矢印D2方向)へと導かれる。そして、第1及び第2分割ケース24、26の側壁24a、26aに沿って車両後方側(矢印B方向)へと流れた後に、車室内における乗員の足元近傍へと到達して送風される。
また、第2ヒート送風口36から送出された空気は、図3に示されるように、第2ガイドカバー40によって下方(矢印D2方向)且つ車両後方側(矢印B方向)へと案内されると共に、該第2ヒート送風口36の下方(矢印D2方向)に設けられた第1配管カバー46のガイド壁48へと当たり、該ガイド壁48に沿って流れることで、さらに車両後方側に向かって斜め下方へと偏向され案内される。その結果、乗員の足元近傍へとより一層確実に温風を送風することが可能となる。
以上のように、本実施の形態では、空調ケース12を構成する第1及び第2分割ケース24、26の側壁24a、26aに、ヒータコア18で加熱された温風が送出される第1及び第2ヒート送風口34、36が開口し、前記側壁24a、26aには前記第1及び第2ヒート送風口34、36に臨み、その一部を覆うように第1及び第2ガイドカバー38、40が形成されている。この第1及び第2ガイドカバー38、40によって第1及び第2ヒート送風口34、36は下方(矢印D2方向)及び車両後方側(矢印B方向)が開口した状態となるため、第1及び第2ヒート送風口34、36から略水平方向に送出された空気を、車両後方側(矢印B方向)に向かって斜め下方へと案内し、該車両後方側となる車室内における乗員の足元近傍へと確実に送風することが可能となる。
その結果、空調ケース12における第1及び第2ヒート送風口34、36に対して送風ダクトを接続することなく、該第1及び第2ヒート送風口34、36から送出された温風を、第1及び第2ガイドカバー38、40によって車両前方側から車両後方側となる車室内における乗員の足元近傍へと確実に供給することができるため、前記送風ダクトを設けた従来の車両用空調装置と比較し、製造コスト及び部品点数の削減を図ることができると共に、軽量化を図ることが可能となる。さらには、車両用空調装置10の組付工数の削減を図ることができる。
また、空調ケース12の外側に送風ダクトを設ける必要がないことから、例えば、車両用空調装置10の設置スペースに制限がある場合でもレイアウトの自由度を向上させることが可能となる。
さらに、第2ヒート送風口36から送出された温風を乗員の足元近傍へと導くガイド手段として、第2分割ケース26の側壁26aに設けられエバポレータ16の冷媒配管44を覆う第1配管カバー46を利用することで、前記ガイド手段を別に設ける必要がなく、部品点数及び製造コストの削減を図ることが可能となる。
さらにまた、第1及び第2ヒート送風口34、36から送出された空気を空調ケース12の側壁に沿って流すことで、送風ダクトを用いた従来の車両用空調装置と比較し、その送風抵抗を大幅に低減することができるため、送風量を低下させることなく所望の送風量で車室内へと供給することが可能となる。
なお、本発明に係る車両用空調装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…車両用空調装置 12…空調ケース
14…送風機 16…エバポレータ
18…ヒータコア 24…第1分割ケース
26…第2分割ケース 34…第1ヒート送風口
36…第2ヒート送風口 38…第1ガイドカバー
40…第2ガイドカバー 44…冷媒配管
46…第1配管カバー 48…ガイド壁
50…温水配管 52…第2配管カバー

Claims (2)

  1. 空気の流通する流路を有した空調ケースと、該空調ケースの車両後方側に設けられ前記空気を車室内へと送風する送風機と、前記空調ケースの内部に設けられ前記空気の冷却・加熱を行う熱交換器とを有し、前記送風機が前記空調ケースの幅方向略中央に設けられたフルセンター式の車両用空調装置において、
    前記空調ケースの幅方向側面には、該空調ケースの内部から外部へと前記空気を送出する吹出口が開口し、
    前記吹出口に臨むように形成され該吹出口を通じて送出された空気を下方へと案内する第1ガイド部と、
    前記第1ガイド部によって偏向された前記空気をさらに偏向させる第2ガイド部と、
    を備え
    前記第2ガイド部は、前記第1ガイド部の下方に設けられ、前記熱交換器に媒体を供給・排出するための配管を覆うカバー部材であることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 請求項1記載の車両用空調装置において、
    前記吹出口は、車室内における乗員の足元近傍へ送風するヒート送風口であり、前記第2ガイド部は前記足元近傍に向かって前記空気を案内することを特徴とする車両用空調装置。
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