JP6228983B2 - ダブルフォールディングドラフティングユニット - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば、スピンニッティング(spin−knitting)方法において、または、他のスピニング方法において使用されるような、ダブルフォールディングドラフティングユニット(double−folding drafting unit)に関する。
フォールディングドラフティングユニットは、スピニングの前にスライバーの繊維をきめ細かいリボンへ練条加工するために使用され。このスライバーの練条は、ドラフティングとも呼ばれる。現在使用されているドラフティングユニットは、たとえば、互いに垂直方向に直立する2つのローラーグループを有する4ローラードラフティングユニットである。第3のローラー対は、第2のローラー対から出てくる繊維材料を折り畳み、それをこの状態で第4のローラー対へ送達するエプロンを担持しており、第4のローラー対によって、繊維材料は、最終的な細かさまでドラフトされる。そのようなドラフティングユニットは、たとえば、WO−A 2013/041220から知られている。
現在使用されているフォールディングドラフティングユニットでは、スライバーは、150〜400倍のドラフトを獲得することが可能である。しかし、非常に高いドラフトのケースでは、ドラフティングユニットから出てくる繊維材料の不均一性が増加するという不利益があり、これは、許容不可能な糸の不均一性につながる可能性がある。これとは対照的に、フォールディングゾーンの上流において低いドラフトのケースでは、フォールディングによる圧縮が最適ではなく、これは、繊維材料が最後のローラー対のニップ領域で膨張することを引き起こす可能性があり、結果的に、次に続くスピニングプロセスを妨げる。
したがって、本発明の目的は、フォールディングドラフティングユニットを提供することであり、フォールディングドラフティングユニットによって、ハイドラフトのケースであっても、出てくる繊維材料の最大均一性および最小出口幅を実現することが可能である。
この目的は、5つのローラー対を含むダブルフォールディングドラフティングユニットであって、
− 第1、第2、第4、および第5のローラー対は、ローラーのそれぞれの軸線が本質的に同一の配向を有しており、第3のローラー対は、第2のローラー対と第4のローラー対との間に位置し、第3のローラー対は、他のローラー対の軸線方向に対して垂直方向に配向されている軸線方向を有しており、
− エプロンが、それぞれのケースにおいて、第3のローラー対のそれぞれのローラー、および、それぞれのローラーに割り当てられている少なくとも1つの反転レールの周りにガイドされており、
− エプロンが、第4のローラー対のそれぞれのローラーの周りにガイドされており、それぞれのローラーの前で反転レールの周りに、および、それぞれのローラーの後ろで反転レールの周りにガイドされている、ダブルフォールディングドラフティングユニットによって実現される。
5つのローラー対を備える本発明によるフォールディングドラフティングユニット(それは、また、5ローラーダブルフォールディングドラフティングユニットとも呼ばれる)によって、ドラフティングユニットを離れる繊維から生成されるシート状の織物構造の品質を向上させることが可能である。とりわけ、本発明によるフォールディングドラフティングユニットは、スピンニッティングマシンにおいて生成されるシート状の織物構造の品質を向上させるのに適切である。
本発明に従って形成されたフォールディングドラフティングユニットにおいて、それぞれのケースにおいて、ローラー対の1つのローラーが駆動されることが好ましい。ローラー対の第2のローラーは、ローラー対の被駆動ローラーに対して押圧され、したがって、共に回転する。また、代替的に、ローラー対の両方のローラーを駆動することも可能である。しかし、ローラー対の1つのローラーだけを駆動することが好ましい。
好適な実施形態では、エプロンは、第3および第4のローラー対のローラー、および、それぞれのローラーに割り当てられている反転レールの周りにガイドされているだけでなく、第1のローラー対のそれぞれのローラー、および、それぞれのローラーに割り当てられている少なくとも1つの反転レールの周りにガイドされている。
好ましくは、エプロンは、ポリウレタンまたはシリコーンゴムから作製されている。
4個のドラフティングゾーンが、ローラー対の配置の結果として形成されている。したがって、それぞれのケースにおいて、2つの隣接するローラー対がドラフティングゾーンを形成しており、第1のローラー対と第2のローラー対との間の第1のドラフティングゾーンは、ロービングマシンのドラフトと同等なドラフトを有しており、第2のローラー対と第3のローラー対との間の第2のドラフティングゾーン、および、第3のローラー対と第4のローラー対との間の第3のドラフティングゾーンは、それぞれのケースにおいて、テンショニングドラフトを有しており、メインドラフトが、第4のローラー対と第5のローラー対との間の第4のドラフティングゾーンに実装されている。
第3のローラー対の軸線方向位置の回転された配向の理由のために、第2および第3のドラフティングゾーンが、同時に、フォールディングゾーンも構成する。スライバーは、1度目に、第2のドラフティングゾーンにおいて折り畳まれ(フォールドされ)、2度目に、第3のドラフティングゾーンにおいて折り畳まれる。このダブルフォールディングの結果として、スライバーの幅は、最初の幅の何分の1かにまで低減される。これの利点は、150〜400倍の範囲にあるハイドラフトのケースであっても、スライバーの幅の最大可能な均一性を実現することが可能であるということである。
本発明の一実施形態では、第1、第2、および第4のローラー対の共回転ローラーが、第1の加圧アームの上に設置されており、第2の加圧アームが、第5のローラー対の共回転ローラーを担持している。とりわけ、フォールディングドラフティングユニットがスピンニッティングマシンの中で使用されるときには、第1の加圧アームは、吊り下げた状態に配置されることが好ましい。第1の加圧アームは、たとえば、空気圧でロード可能であってもよく、それによって、それぞれのローラー対の被駆動ローラーの上に、共回転ローラーの十分に高い圧力を実装するようになっている。第5のローラー対の高い速度のローラーの理由による故障は、第5のローラー対とスピナレットとの間に発生する可能性が最も高いので、第5のローラー対の共回転ローラーを別々の加圧アームの上に装着することによって、故障を排除するために、このローラー対だけが開けられればよく、残りは閉めたままにすることができるという可能性が得られる。それによって、簡単な方式で、故障を処理し、故障を排除することが可能である。
そのうえ、第3のローラー対の共回転ローラーがレバーアームを介してトーションシャフトに接続されていれば好ましく、トーションシャフトは、加えられる必要な圧力モーメントを発生させる。この目的のために、トーションシャフトは、好ましくは、空気圧式にロードされている。このセットアップは、第3のローラー対のローラーの周りに走るエプロンを容易に交換することを可能にする。その理由は、エプロンが、組み立ての観点から任意のさらなる出費なしに、取り外しされ、または、ローラーの上に素早く嵌められるからである。
本発明によるフォールディングドラフティングユニットのさらなる好適な実施形態では、第4のローラー対のエプロンは、異なる厚さを有しており、第4のローラー対の駆動ローラーの周りを走るエプロンが、第4のローラー対の共回転ローラーの周りを走るエプロンよりも大きい厚さを有している。
第4のローラー対の共回転ローラーの周りを走るエプロンの選択される厚さは、このケースでは、好ましくは、可能な限り小さい。ドラフティングユニットにおいて今回使用されたエプロンでは、最小厚さは、通常、0.3〜0.7mmになる。しかし、このケースでは、厚さはエプロンが製作される材料にも依存する。
第4のローラー対の駆動ローラーを取り囲むエプロンは、ドラフティングユニットの中で通常使用されるエプロンの厚さに対応する厚さを有しており、それは、従来では、1mmよりも大きい。
第4のローラー対の駆動ローラーの周りに走るエプロンにおいて、走行方向を向くくぼみが、繊維ストリームの方向を向く表面に形成されていれば、特に好ましい。好ましくは、くぼみが、第4のローラー対の駆動ローラーの周りに走るエプロンの中央に形成されている。くぼみは、知られているように、プリングドラフティングユニットの性質を模倣しており、したがって、とりわけ、200倍よりも大きいドラフトのケースにおいて、ドラフティング動作を安定化させる。くぼみは、好ましくは、長方形チャネルの形態で構成されており、使用されるスライバーに応じて、適切なチャネルは、たとえば、5〜10mmの範囲にある(たとえば、5mm)の幅、および、0.1〜0.25mmの範囲にある(たとえば、0.25mm)の深さを有している。
ローラー対のローラーを駆動するために、第2、第3、および第4のローラー対の被駆動ローラーが、共通のギヤに連結され、ギヤが、モーターまたはドライブトレインに割り当てられていれば、有利である。このケースでは、第1および第5のローラー対の被駆動ローラーは、それぞれのケースにおいて、別々のモーターまたはドライブトレインによって駆動されている。とりわけ、所望のドラフトを得るために、ローラーの異なる回転速度に起因して、別々のモーターまたはドライブトレインによる第1および第5のローラー対の被駆動ローラーの駆動が有利である。第4のドラフティングゾーンにおいて所望のメインドラフトを得るために、第5のローラー対のローラーは、先行するローラーの回転速度の倍数で回転しなければならない。
本発明によるフォールディングドラフティングユニットは、とりわけ、スピンニッティングマシンの中での使用に適している。このケースでは、複数のフォールディングドラフティングユニットが、スピンニッティングマシンの周りに配置されている。スピンニッティングマシンは、このケースでは、先行技術から知られているようにセットアップすることが可能である。好適な実施形態では、フォールディングドラフティングユニットは、グループへと組み合わせられており、それは、ドラフティングユニットグループとも呼ばれ得る。ドラフティングユニットグループは、このケースでは、1つだけのドラフティングユニットの被駆動ローラーの上、複数のドラフティングユニットの被駆動ローラーの上、または、ドラフティングユニットグループのすべてのドラフティングユニットの被駆動ローラーの上で作用するドライブを有している。複数のドラフティングユニットの被駆動ローラーが、ドライブによって駆動される場合には、それぞれのケースにおいて、対応するローラー対の被駆動ローラー(たとえば、それぞれのケースにおいて、第1のローラー対の被駆動ローラー)をドライブによって駆動することが有利である。
一実施形態では、たとえば、ダブルフォールディングドラフティングユニットのそれぞれのケースにおいて対応するローラー対の複数の被駆動ローラーのドライブが、歯付きベルトによって互いに接続されている2つのグループを含むことができ、ギヤステージは、2つのグループを連結している。
一実施形態では、第5のローラー対のドライブが、リラクタンスドライブおよびサーボドライブを含む。このケースでは、第5のローラー対のそれぞれの被駆動ローラー、または、セクションのすべての被駆動ローラーに、専用のドライブを提供することが可能である。そのうえ、スピンニッティングマシンのすべてのドラフティングユニットの第5のローラー対のすべての被駆動ローラーに、ドライブを提供することが可能であり、かつ、特に好ましく、このケースでは、ドライブトルクは、適切なベルトおよびギヤを介して伝達される。
スピンニッティングマシンを起動および運転停止させるために、スピンニッティングマシンが起動されるときは、第5のローラー対の駆動ローラーをサーボドライブによって初めに駆動し、その場合において、リラクタンスドライブが、共に回転可能であるか、または、加速の間に動き出し、製造回転速度に到達した後に、サーボドライブのスイッチを切り、第5のローラー対の駆動ローラーのドライブが、リラクタンスドライブを介して動き出すようになっており、スピンニッティングマシンが停止されるときには、サーボドライブが初めに動き出し、そのケースでは、製造回転速度の低減とともに、第5のローラー対の駆動ローラーのドライブが、サーボドライブによって担われ、リラクタンスドライブのスイッチを切ることが特に好ましい。リラクタンスドライブの均一な運転の理由のために、繊維材料の特に均一な練条が、それによって実現され得る。しかし、起動の間および運転停止の間のスピンニッティングマシンの回転速度のそれぞれ遅い増加および減少は、それに応じてリラクタンスモーターを加速または制動するのに適切ではないので、サーボモーターが、起動および運転停止のために使用される。
本発明の例示的な実施形態が、図に示されており、以下の記載において、より詳細に説明されている。
本発明に従って設計されたダブルフォールディングドラフティングユニットの側面図である。 図1aによるダブルフォールディングドラフティングユニットの上面図である。 ダブルフォールディングドラフティングユニットの詳細の側面図であり、前記詳細が第1および第2のローラー対を示している図である。 ダブルフォールディングドラフティングユニットの詳細の側面図であり、前記詳細が第4および第5のローラー対を示している図である。 ダブルフォールディングドラフティングユニットの詳細の側面図であり、前記詳細が第2および第3のドラフティングゾーンを示している図である。 図4aに示されている詳細の底面図である。 複数のダブルフォールディングドラフティングユニットの第3のローラー対の被駆動ローラー(グループへと組み合わせられている)の駆動概念を示す図である。 第1の実施形態において、ダブルフォールディングドラフティングユニットのための駆動概念を等角図で示す図である。 第2の実施形態において、ダブルフォールディングドラフティングユニットのための駆動概念を等角図で示す図である。 第3の実施形態において、ダブルフォールディングドラフティングユニットのための駆動概念を等角図で示す図である。 第4のローラー対のローラーの周りを走る一対のエプロンを通る断面を示す図である。
図1aおよび図1bは、本発明に従って設計されているダブルフォールディングドラフティングユニットを、側面図(図1a)および上面図(図1b)で示している。ダブルフォールディングドラフティングユニットは、たとえば、スピンニッティングマシンにおいて、またそうでなければ、スピニングマシンにおいて、糸の製造のために使用することが可能であり、繊維ガイドチューブ1を含み、また、繊維ガイドチューブ1はトロカールとも表される。繊維ガイドチューブ1は、このケースでは、被駆動ローラーWIおよび共回転ローラーW1を備える第1のローラー対WI/W1の前に置かれている。エプロンR1、RIが、第1のローラー対のローラーWI、W1、および、第1のローラー対WI/W1に割り当てられた一対の反転レール(図1には示されていない)の周りにガイドされている。繊維ガイドチューブ1を介して送達されるドローフレームスライバーは、エプロンR1、RIの間に導かれる。このケースでは、ドローフレームスライバーが第1のローラー対のローラーWI、W1の全体幅にわたって分配されるように、繊維ガイドチューブ1が設計されることが好ましい。それによって、次に続くフォールディングゾーンにおける、材料の折り畳み(material folding)が改善される。
エプロンR1、RIを装備している第1のローラー対WI/W1に、第2のローラー対WII/W2が続き、第2のローラー対WII/W2は、同様に、被駆動ローラーWIIおよび共回転ローラーW2を含む。第1のローラー対WI/W1および第2のローラー対WII/W2は、第1のドラフティングゾーンV1を形成している。このケースでは、第1のローラー対WI/W1に送達されるドローフレームスライバーのドラフティングは、通常、第2のローラー対WII/W2のローラーWI、W1のより速い周方向速度によって生じる。ドラフティング動作の間に増加するスライバーの不均一性は、第1のドラフティングゾーンV1の中の第1のローラー対WI/W1の周りのエプロンRI、R1によって避けられないものまで低減される。
第2のローラー対WII/W2に、第3のローラー対WIII/W3が続く。本発明によれば、第3のローラー対WIII/W3は、同様に、被駆動ローラーWIIIおよび共回転ローラーW3を含み、第2のローラー対WII/W2に対して回転される。第3のローラー対WIII/W3は、エプロンを装備しており、エプロンは、それぞれのケースにおいて、第3のローラー対のローラーWIII、W3、および、反転レール(ここでは、図示されていない)の周りに走っている。
第2のローラー対WII/W2および第3のローラー対WIII/W3は、第2のドラフティングゾーンV2の境界を定めている。第2のドラフティングゾーンV2は、テンショニングドラフトを有している。第2のローラー対WII/W2に対して回転される第3のローラー対WIII/W3の配置の結果として、第2のドラフティングゾーンV2は、また、同時に、フォールディングゾーンとして作用し、フォールディングゾーンにおいて、ドローフレームスライバーによって形成される繊維ストリームの幅が著しく低減される。
したがって、たとえば、第2のドラフティングゾーンV2における低減によって、繊維ストリームの幅を3〜4倍だけ低減できる。
第3のローラー対WIII/W3に、被駆動ローラーWIVおよび共回転ローラーW4を備える第4のローラー対WIV/W4が続く。そして、第4のローラー対は、第3のローラー対WIII/W3に対して回転されており、本発明によれば、第4のローラー対WIV/W4のローラーWIV/W4の軸線方向は、第1および第2のローラー対WI/W1、WII/W2の軸線方向に対応している。回転の結果として、第2のフォールディングゾーンが、第3のローラー対WIII/W3と第4のローラー対WIV/W4との間に生じ、また、同時に、第3のドラフティングゾーンV3を構成している。第4のローラー対WIV/W4は、同様に、エプロンRIV、R4を担持しており、第1および第2のローラー対WI/W1、WII/W2のエプロンR1、RI、RII、R2とは対照的に、エプロンRIV、R4は、このケースでは、2つの反転レールの周りを走っており、1つの反転レールが、それぞれのローラーWIV、W4の前に配置されており、1つの反転レールが、ローラーWIV、W4の後ろに配置されている。
第3のドラフティングゾーンV3において、スライバーの幅を1.5〜2.5倍の範囲だけさらに低減することが、折り畳みによって実現される。したがって、たとえば、最初の3つのドラフティングゾーンV1、V2、V3において、最初の20mmから4mmへのスライバーの幅の低減を得ることが可能である。
第4のローラー対WIV/W4に、第5のローラー対WV/W5が続き、第5のローラー対WV/W5は、同様に、被駆動ローラーWVおよび共回転ローラーW5を備えている。第4のドラフティングゾーンV4が、第4のローラー対WIV/W4と第5のローラー対WV/W5との間に位置付けされており、第4のドラフティングゾーンV4は、繊維材料が最終的な細かさまで練条加工されるメインドラフティングゾーンである。
好ましくは、第1のドラフティングゾーンV1が、市販のロービングマシン(roving machine)のドラフトに対応するドラフトを有するように、フォールディングドラフティングユニットは動作させられる。好ましくは、第4のドラフティングゾーンV4のドラフトは、ファインスピニングマシン、たとえば、リングスピニングマシンに対応している。
第2のローラー対WII/W2および第4のローラー対WIV/W4に対して第3のローラー対WIII/W3が回転される配置によって、および、それに関連付けされるフォールディングゾーンによって、それぞれのフォールディングゾーンの中に生じるフォールディングフィギュアFF1およびFF2は、それらの領域のサイズの顕著な違いを示す。これは、第5のローラー対WV/W5の中へ走る繊維ストリームの所望の十分な圧縮を結果として生じさせる。
第5のローラー対WV/W5に、スピニングチューブ3を備えるスピナレット2が続き、スピニングチューブ3は、たとえば、スピンニッティングマシン(ここでは、図示されていない)のニッティングヘッドにおいて終了する。
図2は、ダブルフォールディングドラフティングユニットの第1および第2のローラー対を側面図で示している。
好適な実施形態では、第1のローラー対WI/W1および第2のローラー対WII/W2の共回転ローラーW1、W2は、第1の加圧アームD1の上に一緒に装着されている。加えて、第4のローラー対WIV/W4の共回転ローラーW4を第1の加圧アームD1に接続することも有利である。これは、たとえば、図3に示されている詳細から推測することが可能である。したがって、このケースでは、共回転ローラーW1、W2、およびW4は、たとえば、第1の加圧アームD1に接続されている軸受ブロック4の中にそれぞれ装着されている。
ダブルフォールディングドラフティングユニットがスピンニッティングマシンで使用されるときには、加圧アームD1を吊り下げた状態に配置することが好ましい。このケースでは、適切な加圧アームD1は、ドラフティングユニット用に使用され得る任意の従来の加圧アームである。このタイプの加圧アームは、たとえば、会社Saurer Texparts GmbHを介して入手可能である。
スペースの条件は、多くの使用領域において、とりわけ、スピンニッティングマシンでの使用の場合に制限されるので、好ましくは、幅の狭い分割区域が選択される。そのような幅の狭い分割区域は、好ましくは、40〜60mmの範囲の中にある。
分割区域の幅が狭いために市販のエプロンケージを使用できない場合には、反転レールWS1のための受容部5を、第1の加圧アームD1の上の軸受ブロック4間に配置させることが可能である。エプロンR1は、第1のローラー対WI/W1の反転レールWS1および共回転ローラーW1の周りに走っている。反転レールWS1の反対側に配置されているのは、反転レールWSIであり、反転レールWSIの周りにエプロンRIが走っている。対向するローラーWI、W1の間、および、対向する反転レールWSI、WS1の間の領域において、エプロンが互いに平行に走るように、反転レールWSIおよびWS1は配置されている。結果として、スライバーとの接触領域が拡大され、繊維ガイドチューブによって送達されるスライバーは、フォールディングドラフティングユニットによって、より効果的にピックアップされる。第2のローラー対WII/W2のローラーWII、W2の周方向速度が、第1のローラー対WI/W1のローラーWI、W1の周方向速度よりも高いから、第1のドラフティングゾーンV1におけるプレドラフトが実現される。
反転レールWSI、WS1の装着性(mountability)および調節機能を増加させるために、これらは、特にローラーWI、W1の軸線に平行に配向されている回転軸線の周りに枢動可能であるのが好ましい。
図3は、ダブルフォールディングドラフティングユニットの詳細を側面図で示しており、前記詳細は、第4および第5のローラー対を示している。
すでに上記に説明されているように、第4のローラー対WIV/W4の共回転ローラーW4は、好ましくは、第1の加圧アームD1の上の軸受ブロック4の中に同様に装着されている。それぞれのケースにおいて、エプロンRIV、R4は、第4のローラー対WIV/W4のローラーWIV、W4の周りに、および、反転レールWSIV−1、WSIV−2、WS4−1、WS4−2の周りにガイドされており、エプロンRIV、R4は、一方で、反転レールWSIV−1、WSIV−2およびローラーWIVの周りにガイドされており、他方で、反転レールWS4−1、WS4−2およびローラーW4の周りにガイドされている。スライバーの走行方向において、反転レールWSIV−1およびWS4−1は、第4のローラー対WIV/W4の前に位置付けされており、反転レールWSIV−2およびWS4−2は、第4のローラー対WIV/W4の後ろに位置付けされている。第1のローラー対WI/W1に割り当てられている反転レールWSI、WS1と同じ方式で、エプロンR4、RIV当たり、それぞれのケースにおいて、第4のローラー対WIV/W4に割り当てられている反転レールWSIV−1、WSIV−2、WS4−1、およびWS4−2のうちの少なくとも1つの反転レールは、装着性および調節機能をより容易にするために、とりわけ、第4のローラー対WIV/W4のローラーWIV、W4に平行に走る回転軸線の周りに枢動可能であるのが好ましい。
ローラーおよび反転レールの平行な配向を得るために、従来では、市販のエプロンケージが、共回転ローラーの軸線の上に装着されている。第4のローラー対WIV/W4のエプロンR4、RIVが、2つの反転レールWS4−1、WS4−2、または、WSIV−1、WSIV−2を介して走っているので、とりわけ、第4のローラー対WIV/W4のエプロンR4、RIVのケースでは、スペースの理由のために、駆動ローラーW4の周りを走るエプロンR4の反転レールWS4−1、WS4−2のうちの少なくとも1つ、および、共回転ローラーWIVの周りを走るエプロンRIVの反転レールWSIV−1、WSIV−2のうちの少なくとも1つを、対応するローラーW4、WIVの軸線の上ではなく、その代わりに、加圧アームD1の上に別々に装着することが好都合である。共回転ローラーW4に割り当てられている反転レールWS4−1およびWS4−2が、第1の加圧アームD1の上に調節可能に装着されていれば、特に好ましい。この配置によって、共回転ローラーW4、ならびに、割り当てられている反転レールWS4−1およびWS4−2の周りに走るエプロンR4のエプロンテンションを調節することが可能である。
図3からさらに推測され得るように、第5のローラー対WV/W5の共回転ローラーW5は、第2の加圧アームD2の上に装着されている。共回転ローラーW5を第2の加圧アームD2の上に装着することは、共回転ローラーW5が、第1の加圧アームD1の上に装着されているローラーW1、W2、およびW4から独立して調節され得るという利点を有している。これは、とりわけ、第4のドラフティングゾーンV4における所望のドラフト、および、結果的に必要とされる第5のローラー対WV/W5の周方向速度に起因して、好都合である。そのうえ、被駆動ローラーWVに対する共回転ローラーW5の圧力は、結果的に、簡単な方式で個別に設定することが可能であり、スライバーが、また、信頼性高く、輸送および練条加工されるようになっている。
フォールディングドラフティングユニットが動作中であるとき、第3のローラー対WIII/W3のエプロンR3、RIIIの間にガイドされているスライバーは、第4のローラー対WIV/W4のエプロンRIV、R4の間のギャップの中へ案内され、スライバーが、配向に起因してさらに折り畳まれ、第4のローラー対WIV/W4の配向、第3のローラー対WIII/W3の配向、および、したがって、第3のローラー対WIII/W3に割り当てられているエプロンRIII、R3の配向に対しても、回転される。輸送は、第4のローラー対WIV/W4のローラーWIV、W4の間のニップラインの範囲では、中立的であり、ニップラインから離れた後に、所望の細かさへの第4のドラフティングゾーン4の中のメインドラフトが開始する。
図4aおよび図4bは、ダブルフォールディングドラフティングユニットの詳細を、側面図(図4a)および底面図(図4b)で示しており、前記詳細は、第2および第3のドラフティングゾーンを示している。第3のローラー対WIII/W3の被駆動ローラーWIIIは、好ましくは、ハウジングの中に装着されており、第3のローラー対WIII/W3の共回転ローラーW3を駆動する。エプロンRIIIは、被駆動ローラーWIIIおよび反転レールWSIIIの周りを走っており、エプロンR3は、共回転ローラーW3および反転レールWS3の周りを走っている。
ここで示されている実施形態では、第3のローラー対WIII/W3の共回転ローラーWIIIは、レバーアーム6を介してトーションシャフト7に接続されている。トーションシャフト7は、加えられる必要な圧力モーメントを発生させ、好ましくは、空気圧でロードされる。このタイプの構成により、エプロンRIII、R3を容易に交換できる。その理由は、これらが、組み立ての観点からさらなる出費なしに、取り外しされ、素早く嵌められ得るからである。
フォールディングドラフティングユニットがスピンニッティングマシンの中で使用されるときには、互いに隣り合って駆動される複数のフォールディングドラフティングユニットが用いられる。このケースでは、それぞれのケースにおける複数のフォールディングドラフティングユニットを接続し、セクションを形成させることが特に有利である、複数のセクションは、ニッティングデバイスの周りにグループ化されている。セクションは、通常、たとえば、8個または12個のワークステーションを含む。6個のセクションのケースでは、48個または72個のシステムの多数のシステムが、結果的に得られる。有利には、セクションのフォールディングドラフティングユニットのすべての対応するローラー対の被駆動ローラーが、1つのドライブによって駆動される。これは、たとえば、ローラー対WIII/W3に関して、図5に示されている。
図5に示されているセクションは、たとえば、それぞれのケースにおいて被駆動ローラーWIIIを有する8個のフォールディングドラフティングユニットを含む。被駆動ローラーWIIIは、等しいサイズの2つのグループに分割されており、ここでは、それぞれのケースにおいて、4個の被駆動ローラーWIIIを含む。それぞれのグループの被駆動ローラーWIIIは、歯付きベルト8によって駆動される。ドライブトルクは、平歯車セット9を介して導入される。2つのグループへの分割は、歯付きベルト8に作用する応力が、1つだけのグループの場合と比較して半分にされるという利点を有している。これは、エプロンRIII、R3およびローラー対WIII/W3の摩擦のモーメントが原因で生じる相当な力に起因して、とりわけ、比較的に大きい数のローラーWIIIが駆動されるときに有利である。
ここで示されている8個のフォールディングドラフティングユニットを備えている実施形態に加えて、たとえば、6個、10個、または12個のフォールディングドラフティングユニットなど、任意の他の数のフォールディングドラフティングユニットを想定することも可能である。
フォールディングドラフティングユニットを離れる繊維材料の最大可能な均一性を得るために、ローラー対WII/W2、WIII/W3、およびWIV/W4(それらは、スライバーが折り畳まれる第2のドラフティングゾーンV2および第3のドラフティングゾーンV3の境界を定める)を、できる限り同一の周方向速度で駆動し、それによって、フォールディングゾーンにおいて最小ドラフトを実行するようになっているということが有利である。これは、たとえば、図6、図7、および図8に示されている駆動概念の支援によって、実行することが可能である。このケースでは、第2のローラー対WII/W2、第3のローラー対WIII/W3、および、第4のローラー対WIV/W4の被駆動ローラーWII、WIII、およびWIVは、共通のドライブM2を介して駆動され、第1のローラー対WI/W1の被駆動ローラーWI、および、第5のローラー対WV/W5の被駆動ローラーWVは、それぞれのケースにおいて、それぞれ専用のドライブM1およびM3を介して駆動される。第1のローラー対WI/W1の被駆動ローラーWI、および、第5のローラー対WV/W5の被駆動ローラーWVのための別々のドライブが好都合である。その理由は、ダブルフォールディングドラフティングユニットのローラー対WI/W1、WII/W2、WIII/W3、WIV/W4、WV/W5は、繊維材料の所望の練条を得るために異なる速度で稼働するからである。ドライブの数を低減させるために、および、それぞれのドラフティングユニットに関して、専用のモーターを反転状態に維持する必要がないように、ドラフティングユニットは、好ましくは、すでに上記に説明されているように、セクションに組み合わせられ、それぞれのケースにおいて、セクションのドラフティングユニットの相互に対応するすべての被駆動ローラーは、それぞれのケースにおいて、モーターによって駆動される。また、すべてのセクションの相互に対応するすべての被駆動ローラーが、1つのモーターだけによって駆動されることも可能である。
図6に示されている実施形態では、セクションの第1のローラー対WI/W1のすべての低速運転の被駆動ローラーWIは、ギヤステージを介して第1のモーターM1によって駆動される。第2のローラー対WII/W2、第3のローラー対WIII/W3、および、第4のローラー対WIV/W4の被駆動ローラーWII、WIII、WIVは、介在された3方向ギヤ11を介して駆動される。このケースでは、被駆動ローラーWIIおよびWIVの異なる回転速度は、たとえば、歯付きベルトギヤのギヤホイールZ1、Z2、Z3によって、発生させられ得る。第3のローラー対WIII/W3の被駆動ローラーWIIIは、たとえば、3方向ギヤ11の自由シャフト端部、および、平歯車セット9を介して駆動される。
第5のローラー対WV/W5の被駆動ローラーWVは、第3のモーターM3によって駆動される。
それによって、各セクション用のモーターM1、M2、M3の数を、3つのモーターに制限することが可能である。したがって、たとえば、18個だけのモーターによって、スピンニッティングマシンのスピニングデバイス(それは、6個のセクションに分配されている48個または72個のワークステーションを含有する)を動作させることが可能である。
さらなる駆動概念が、図7に示されている。
サーボモーターは、従来から、スピンニッティングマシンのドラフティングユニットのために使用されており、これらは、複雑なタイプのドライブを構成するので、モーターの数をさらに低減させることが有利である。
この目的のために、図7に示されているように、たとえば、マシンのすべてのドラフティングユニットの第1のローラー対WI/W1のすべての被駆動ローラーWIを、共通のモーターM1によって駆動することが可能である。このケースでは、たとえば、ギヤホイールZI(それは、マシンの周りに走る歯付きベルトZRIによって駆動され、V−ドライブWT1に接続されている)を介して、セクションの第1のローラー対WI/W1の被駆動ローラーWIに駆動トルクを案内することが可能である。
また、ドライブトルクが、中央モーターM2から歯付きベルトZRIIを介してギヤホイールZIIへ、および、これらからV−ドライブWT2を介して3方向ギヤ11へ伝達されるという点において、第2のローラー対WII/W2、第3のローラー対WIII/W3、および、第4のローラー対WIV/W4の被駆動ローラーWII、WIII、およびWIVは、対応して駆動され、また、この駆動概念において、図6に示されているもののように、第2のローラー対WII/W2、第3のローラー対WIII/W3、および、第4のローラー対WIV/W4の被駆動ローラーWII、WIII、WIVが、3方向ギヤ11に接続されている。
第5のローラー対WV/W5の被駆動ローラーWVは、図6に示されているように、各セクションごとにドライブによって駆動される。
適切な駆動概念に関する第3の代替例が、図8に示されている。
図7に示されている実施形態とは対照的に、図8に示されている実施形態では、マシンのすべてのセクションの第5のローラー対WV/W5の被駆動ローラーWVは、また、共通のモーターM3を介して駆動され、ここでは、また、ドライブトルクは、歯付きベルトZRIII、ギヤホイールZIII、およびV−ドライブWT3を介して、第5のローラー対WV/W5の被駆動ローラーWVへ伝達される。
製品の均一な品質および均一な糸の均一性を得るために、通常使用されるサーボモーターは、限られた範囲内だけで適切である。その理由は、サーボモーターは、通常、ステップで調整され、したがって、調整の品質に依存する特定の程度にだけ、ニッティングデバイスによって規定される速度にしたがうからである。第5のローラー対WV/W5の非常に高い速度のために、調整によって誘発される最小の速度の偏差でさえも、繊維ストリームの不均一性につながる。この結果は、対応するニッティングマシンによって製造される編み物は、「不規則な」外見を有しているということである。
第5のローラー対WV/W5の被駆動ローラーWVが、サーボドライブおよびリラクタンスドライブの組み合わせによって駆動される場合に、品質の改善を実現することが可能である。
マシンが起動されるときに、すなわち、製造速度に到達するまでマシンが加速されるときに、第5のローラー対WV/W5の被駆動ローラーWVは、サーボモーターによって駆動される。その調整に起因して、これは、第5のローラー対WV/W5の速度を、製造速度の増加に適合させることが可能である。マシンの特定の最小速度から開始して、次いで、リラクタンスモーターが同期して作動する。サーボドライブのスイッチが切られ、サーボドライブのサーボモーターは、アイドリングモードで、共に回転することが可能である。起動の間に、両方のモーター(すなわち、サーボモーターおよびリラクタンスモーター)がともに運転されることも可能である。ニッティングマシンとの同期性が、サーボモーターによってもたらされ、一方、リラクタンスモーターは、非同期性のマシンとして共に回転する。
ニッティングマシンがその製造回転速度に到達するとすぐに、リラクタンスモーターは、単独で、ドライブを担うことが可能である。
マシンの運転停止もまた、同じ方式で制御される。このケースでは、サーボドライブは、初めに再び動き出し、運転停止の間に、サーボモーターは、同期性を得るために調整を引き受け、一方、リラクタンスモーターは、共に回転するか、または、他には、スイッチを切られることが可能である。ニッティングマシンが静止するとすぐに、サーボモーターもスイッチを切られる。
第4のローラー対WIV/W4の共回転ローラーW4に割り当てられているエプロンR4が、最小厚さで設計されている場合には、とりわけ、最大ドラフト(そのときには、200〜400倍のドラフトが生じる)のケースにおいて、第4のドラフティングゾーンV4の中のドラフティング動作の安定化を実現することが可能である。現在のところ使用されている市販のエプロンのケースでは、これは、0.3〜0.7mmの厚さである。適当な場合には、エプロンの材料に応じて、より小さい厚さを実装することも可能である。安定性の理由のために、適当な場合には、材料に応じてエプロンをより大きい厚さに製造するということも必要かもしれない。しかし、0.3〜0.7mmの範囲にある厚さが好適である。
駆動ローラーWIVの周りにガイドされているエプロンRIVは、より大きい厚さ、好ましくは0.7〜1.2mmの範囲で製造される。そのような厚さは、ドラフティングユニットの中のエプロンに関して慣習的な厚さに相当する。図9に示されているように、くぼみ(depression)12は、好ましくは繊維材料の輸送方向に走っており、駆動ローラーWIVの周りに走るエプロンRIVの中に導入されている。前記くぼみは、特に有利には、エプロンRIVの中の中央に走っている。くぼみ12の断面は、任意の形態をとることが可能であるが、深さ0.1〜0.25mm(たとえば、0.25mm)、および、幅5〜10mm(好ましくは、5mm)を有する長方形断面が好適である。
共回転ローラーW4の周りに走るエプロンR4とともに、繊維ガイディングシステムは、「プリング(pulling)ドラフティングユニット」の性質を引き受け、それは、長繊維の処理において、たとえば、羊毛の処理において、使用される。

Claims (14)

  1. 5つのローラー対(WI/W1、WII/W2、WIII/W3、WIV/W4、WV/W5)を含むダブルフォールディングドラフティングユニットであって、
    − 第1(WI/W1)、第2(WII/W2)、第4(WIV/W4)、および第5(WV/W5)のローラー対は、ローラー(WI、W1、WII、W2、WIV、W4、WV、W5)のそれぞれの軸線が本質的に同一の配向を有し、
    第3のローラー対(WIII/W3)は、前記第2のローラー対(WII/W2)と前記第4のローラー対(WIV/W4)との間に位置し、
    前記第3のローラー対(WIII/W3)は、他のローラー対(WI/W1、WII/W2、WIV/W4、WV/W5)の軸線方向に対して垂直方向に配向されている軸線方向を有し、
    − エプロン(RIII、R3)が、それぞれ、前記第3のローラー対(WIII/W3)の各ローラー(WIII、W3)の回り、および、前記各ローラー(WIII、W3)に割り当てらた少なくとも1つの反転レール(WSIII、WS3)の周りにガイドされ、
    − エプロン(RIV、R4)が、前記第4のローラー対(WIV/W4)の各ローラー(WIV、W4)の周り、前記各ローラー(WIV、W4)の前で反転レール(WSIV−1、WS4−1)の周り、および、前記各ローラー(WIV、W4)の後ろで反転レール(WSIV−2、WS4−2)の周りにガイドされる、ダブルフォールディングドラフティングユニット。
  2. ーラー対(WI/W1、WII/W2、WIII/W3、WIV/W4、WV/W5)のそれぞれは、1つのローラー(WI、WII、WIII、WIV、WV)が駆動され、1つのローラー(W1、W2、W3、W4、W5)が共に回転することを特徴とする、請求項1に記載のダブルフォールディングドラフティングユニット。
  3. つの隣接するローラー対(WI/W1、WII/W2;WII/W2、WIII/W3;WIII、W3、WIV/W4;WIV/W4、WV/W5)が、それぞれドラフティングゾーンを形成し、
    前記第1のローラー対(WI、W1)と前記第2のローラー対(WII/W2)との間の第1のドラフティングゾーン(V1)は、ロービングマシンのドラフトと同等なドラフトを有し、
    前記第2のローラー対(WII/W2)と前記第3のローラー対(WIII/W3)との間の第2のドラフティングゾーン(W2)、および、前記第3のローラー対(WIII/W3)と前記第4のローラー対(WIV/W4)との間の第3のドラフティングゾーン(V3)は、それぞれテンショニングドラフトを有し、
    メインドラフトが、前記第4のローラー対(WIV/W4)と前記第5のローラー対(WV/W5)との間の第4のドラフティングゾーン(V4)に実装されることを特徴とする、請求項1または2に記載のダブルフォールディングドラフティングユニット。
  4. 前記第1、第2、および第4のローラー対(WI/W1、WII/W2、WIV/W4)の共回転ローラー(W1、W2、W4)が、第1の加圧アーム(D1)の上に設置され、
    第2の加圧アーム(D2)が、前記第5のローラー対(WV/W5)の共回転ローラー(W5)を担持することを特徴とする、請求項2または3に記載のダブルフォールディングドラフティングユニット。
  5. 前記第3のローラー対(WIII/W3)の共回転ローラー(W3)が、レバーアーム(6)を介してトーションシャフト(7)に接続されることを特徴とする、請求項2から4のいずれか一項に記載のダブルフォールディングドラフティングユニット。
  6. 前記第4のローラー対(WIV/W4)の前記エプロン(RIV、R4)は、異なる厚さを有し、前記第4のローラー対(WIV/W4)の共回転ローラー(W4)の周りを走る前記エプロン(R4)は、前記第4のローラー対(WIV/W4)の駆動ローラー(WIV)の周りを走る前記エプロン(RIV)よりも小さい厚さを有することを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載のダブルフォールディングドラフティングユニット。
  7. 前記第4のローラー対(WIV/W4)の駆動ローラー(WIV)の周りに走る前記エプロン(RIV)において、走行方向を向くくぼみ(12)が、繊維ストリームの方向を向く表面に形成されていることを特徴とする、請求項6に記載のダブルフォールディングドラフティングユニット。
  8. 前記くぼみ(12)が、前記第4のローラー対(WIV/W4)の駆動ローラー(WIV)の周りに走る前記エプロン(RIV)の中央に形成されていることを特徴とする、請求項7に記載のダブルフォールディングドラフティングユニット。
  9. エプロン(RI、R1)が、それぞれ、前記第1のローラー対(WI/W1)の各ローラー(WI、W1)、および、前記各ローラー(WI、W1)に割り当てられている少なくとも1つの反転レール(WSI、WS1)の周りにガイドされることを特徴とする、請求項1から8までのいずれか一項に記載のダブルフォールディングドラフティングユニット。
  10. 前記第2、第3、および第4のローラー対(WII/W2、WIII/W3、WIV/W4)の被駆動ローラー(WII、WIII、WIV)が、共通のギヤ(11)に連結され、
    前記ギヤ(11)が、モーター(M2)またはドライブトレインに割り当てられていることを特徴とする、請求項1から9までのいずれか一項に記載のダブルフォールディングドラフティングユニット。
  11. 請求項1から10までのいずれか一項に記載の少なくとも2つのダブルフォールディングドラフティングユニットを含むスピンニッティングマシンであって、
    前記ダブルフォールディングドラフティングユニットは、前記スピンニッティングマシンの周りに配置されている、スピンニッティングマシン。
  12. 前記ダブルフォールディングドラフティングユニットにおいて、ローラー対(WI/W1、WII/W2、WIII/W3、WIV/W4、WV/W5)のそれぞれと対応する複数の被駆動ローラー(WI、WII、WIII、WIV、WV)のドライブ(M1、M2、M3)が、歯付きベルト(8)によって互いに接続されている2つのグループを備え、
    ギヤステージ(11;9)が、前記2つのグループを連結することを特徴とする、請求項11に記載のスピンニッティングマシン。
  13. 前記第5のローラー対(WV/W5)のドライブ(M3)が、リラクタンスドライブおよびサーボドライブを備えることを特徴とする、請求項12に記載のスピンニッティングマシン。
  14. 請求項13に記載のスピンニッティングマシンを起動および運転停止させるための方法であって、
    前記スピンニッティングマシンが起動されるときは、
    前記第5のローラー対(WV/W5)の駆動ローラー(W5)が、前記サーボドライブによって初期に駆動され、
    その場合において、前記リラクタンスドライブが、共に回転可能であるか、または、規定された回転速度で動き出し、
    前記製造回転速度に到達した後に、前記サーボドライブのスイッチが切られ、
    前記第5のローラー対(WV/W5)の前記駆動ローラー(W5)の前記ドライブが、前記リラクタンスドライブを介して行われ、
    前記スピンニッティングマシンが停止されるときには、
    前記サーボドライブが初めに動き出し、
    前記製造回転速度の低減とともに、前記第5のローラー対(WV/W5)の前記駆動ローラー(W5)の前記ドライブが、前記サーボドライブによって担われ、
    前記リラクタンスドライブは、スイッチが切られることを特徴とする、スピンニッティングマシンを起動および運転停止させるための方法。
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