JP6227897B2 - 留め具 - Google Patents

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Description

本発明は、パネルに被取付部材を取り付けるための留め具に関する。
車両には様々な部品を車体パネルに留めるために留め具が用いられる。例えば、乗降用ドアの車体パネルに、留め具を用いてドア用のトリム部材を取り付ける。乗降用ドアの車体パネルには、スピーカが取り付けられる(例えば、特許文献1参照)。スピーカを駆動すると振動が生じ、その振動は車体パネルから留め具を介してドア用のトリム部材に伝達される。
特許文献2には、自動車のドアに内装パネルを固定するためのクリップが開示される。このクリップは、内装パネルの開口の縁を挟み込むためのフランジ状のキャップと、フランジ状のカラーとを有する。カラーの周縁には、カラーとは別の軟質のプラスチック材料からなる環状ワッシャが取り付けられ、内装部材に当接するように構成されている。
特開2005−203831号公報 特開平5−71519号公報
スピーカから低音域の振動が車体パネルから留め具を介してトリム部材に伝達されると、伝達量が大きければトリム部材にて異音が生じるおそれがある。また、トリム部材を弾性部材で保持すると留め具の保持力が低下するおそれがある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、留め具を被取付部材への保持力の低下を抑えつつ、パネルから留め具を介して被取付部材に伝達される振動を低減できる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様は、パネルに被取付部材を取り付けるための留め具であって、パネルに係止する係止脚部と、被取付部材の取付孔に取り付けられる頭部と、を備える。頭部は、取付孔に挿入される軸部と、軸部から径方向外向きに張り出して、被取付部材の表面に当接する第1のフランジ部と、軸部から径方向外向きに張り出して、被取付部材の裏面に当接する第2のフランジ部と、を有する。第1のフランジ部および第2のフランジ部の一方は、相対的に厚肉に形成され、軸部から径方向外向きに延出する厚肉部と、相対的に薄肉に形成され、厚肉部に支持される薄肉部と、薄肉部に配設され、被取付部材に当接する当接部と、を有する。被取付部材を取り付けて自由状態である場合に、厚肉部は被取付部材から離間し、当接部は被取付部材に当接するように設けられる。
この態様によると、当接部は、被取付部材に当接する一方で、厚肉部は、被取付部材から離間する。当接部は、薄肉部の撓みによって、厚肉部が被取付部材から離間した間隔分、厚肉部に対して相対的に軸方向に移動できる。これにより、パネルから留め具を介して被取付部材に伝達される振動を低減することができる。また、厚肉部を設けることで、被取付部材への保持力の低下を抑えることができる。
本発明の別の態様も、パネルに被取付部材を取り付けるための留め具である。この別の態様は、パネルに係止する係止脚部と、被取付部材の取付孔に取り付けられる頭部と、を備える。頭部は、取付孔に軸部と、軸部から径方向外向きに延在して、被取付部材の表面に当接する第1のフランジ部と、軸部から径方向外向きに延在して、被取付部材の裏面に当接する第2のフランジ部と、を有する。第1のフランジ部は、放射状に延出するように周方向に複数形成される厚肉部と、隣接する厚肉部を連結し、第1のフランジ部の外周側に位置する薄肉部と、薄肉部と軸部の間に形成されるスリットと、を有する。薄肉部は、第2のフランジ部に向かって突出し、被取付部材を取り付けて自由状態である場合に、被取付部材の表面に当接する突部を有する。厚肉部は、自由状態において被取付部材の表面から離間するように設けられる。
この態様によると、突部は、薄肉部の撓みによって、厚肉部が被取付部材から離間した間隔分、厚肉部に対して相対的に軸方向に移動できる。これにより、パネルから留め具を介して被取付部材に伝達される振動を低減することができる。また、厚肉部を設けることで、被取付部材への保持力の低下を抑えることができる。薄肉部を外周側に配置することで、薄肉部をより内周側に配置する場合と比べて、薄肉部を長く設定でき、十分な撓み量を確保できる。また、スリットを設けることで、薄肉部を撓みやすく形成できる。
本発明によれば、留め具を被取付部材への保持力の低下を抑えつつ、パネルから留め具を介して被取付部材に伝達される振動を低減できる。
留め具の斜視図である。 図2(a)は、留め具の上面図であり、図2(b)は、留め具の側面図である。 図3(a)は、図2(a)に示す留め具の線分A−Aの断面図であり、図3(b)は、図2(b)に示す留め具の線分B−Bの断面図である。 留め具により被取付部材を車体パネルに取り付けた状態を説明するための断面図である。 被取付部材に取り付けた状態の留め具を説明するための図である。 図5に示す留め具と異なる回転位置にて被取付部材に取り付けた状態の留め具を説明するための図である。 図7(a)は、第1変形例の第1フランジ部の上面図であり、図7(b)は、第2変形例の第1フランジ部の上面図である。
図1は、留め具10の斜視図である。留め具10は、乗降用ドアの内側の車体パネルへ、トリム部材を取り付けるために用いられる。車両の乗降用ドアは、車両の外装を一部を構成する外側の車体パネルと、内側の車体パネルと、内側の車体パネルに取り付けられるトリム部材を有する。トリム部材は、内装部材であり、ドアハンドル、アームレスト、小物入れ、スピーカーなどが設けられる。トリム部材は、車体パネルに取り付けられる被取付部材であり、車体パネルは、トリム部材を取り付ける取付部材である。
留め具10は、トリム部材を取り付けた状態で、車体パネルに係止させることで、トリム部材を車体パネルに取り付けることができる。留め具10は、頭部20および係止脚部22を備える。頭部20は、トリム部材の取付孔に取り付けられる。係止脚部22は、車体パネルの係止孔に挿入されて、係止する。
頭部20は、トリム部材の取付孔に挿入される軸部24、第1フランジ部26、第2フランジ部28を有する。第1フランジ部26は、軸部24の頭部側先端から径方向外向きに張り出し、第2フランジ部28は軸部24から張り出し、両フランジ部は、対向する。
係止脚部22は、第3フランジ部38および脚本体部40を有する。第3フランジ部38は、第2フランジ部28に対向し、軸部24の下端から径方向外向きに張り出す。第3フランジ部38の中心から脚本体部40は、軸部24の軸方向に延出する。これらの構成について他の図面を参照しつつ詳細に説明する。
図2(a)は、留め具10の上面図であり、図2(b)は、留め具10の側面図である。図3(a)は、図2(a)に示す留め具10の線分A−Aの断面図であり、図3(b)は、図2(b)に示す留め具10の線分B−Bの断面図である。ここで各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。
図2(a)に示すように、第1フランジ部26は、円盤状で、中央に抜き孔37が形成される。第1フランジ部26は、厚肉部30、薄肉部32、およびスリット36を有する。厚肉部30は、相対的に厚肉に形成され、薄肉部32は、相対的に相対的に薄肉に形成される。つまり、薄肉部32は、厚肉部30より薄く、撓みやすい。厚肉部30は剛体に近い材質であり、薄肉部32は可撓性を有する。
厚肉部30は、軸部24から張り出すように形成された環状部30aと、環状部30aから径方向外向きに延出する複数の延出部30bとを有する。つまり、厚肉部30は、少なくとも軸部24から放射状に延出し、延出部30bは、放射状に延出するように周方向に複数形成される。厚肉部30により第1フランジ部26の剛性を保つ。延出部30bは、第1フランジ部26の外周端まで延出する。
薄肉部32は、帯状に形成され、厚肉部30の延出部30bに両端を支持される。薄肉部32は、第1フランジ部26の外周側に設けられ、第1フランジ部26の外周端の一部を構成する。薄肉部32は、第1フランジ部26の外周に沿って延在するように設けられる。薄肉部32は、複数の延出部30bのうち隣合う延出部30bの外周端を連結する。
薄肉部32の内周側にはスリット36が設けられ、薄肉部32は環状部30aと離間する。スリット36は、薄肉部32の突部34と軸部24の間に形成される。スリット36を設けることで、薄肉部32の外周側および内周側を自由な状態にし、薄肉部32を撓みやすく形成できる。
図1および図3(b)に示すように、薄肉部32のそれぞれは、裏面側の中央部分に突部34を有する。図3(a)に示すように、突部34は、第2フランジ部28に向かって突出する。突部34は薄肉部32の撓みに応じて軸方向に移動可能である。軸方向は、留め具10の中心軸方向であり、第1フランジ部26および第2フランジ部28の対向方向である。突部34は、被取付部材12に当接する当接部として機能する。
第2フランジ部28において、突部34に対向する位置に屈曲部28aが形成される。屈曲部28aと突部34により板材の縁を挟み込むことができる。
図2(b)に示すように、脚本体部40の根元側の位置に径方向に出っ張る係止部40aが形成され、係止部40aと第3フランジ部38により、板材の縁を挟み込むことができる。
図4は、留め具10により被取付部材12を車体パネル14に取り付けた状態を説明するための断面図である。図4では、留め具10を被取付部材12を取り付けた自由状態、すなわち外力がかかっていない状態を示す。被取付部材12の取付孔12aに留め具10を取り付けて、留め具10の係止脚部22を車体パネル14の係止孔14aに挿入して取り付けを完了させる。
第1フランジ部26の突部34は、被取付部材12の表面に当接する。第2フランジ部28の屈曲部28aは、被取付部材12の裏面に当接する。
ところで、乗降用ドアの車体パネル14にはスピーカーが取り付けられる。スピーカーは振動を発生し、その振動は留め具10を介して被取付部材12であるトリム部材に伝達される。とくに、低音域が伝達されてトリム部材で異音が生じるおそれがある。
第2フランジ部28および第3フランジ部38は、板面に全周で当接しており、その撓み量は少なく、強固に保持するために機能する。一方、第1フランジ部26は薄肉部32と一体に突部34で板面に当接し、第1フランジ部26の突部34が、薄肉部32の撓みによって厚肉部30に対して相対的に軸方向に移動することで、車体パネル14から被取付部材12へ伝達される振動を低減して、被取付部材12での異音の発生を抑えることができる。また、頭部20の先端側である第1フランジ部26に薄肉部32および突部34を設けることで、留め具10において自由端側にて振動を効率的に吸収できる。
薄肉部32の突部34が被取付部材12の表面12cに当接する一方、自由状態において厚肉部30は表面12cから突部34の突出高さだけ離間する。これにより、薄肉部32の軸方向への撓み幅を確保することができる。車体パネル14が振動して第3フランジ部38から厚肉部30へ振動が伝達され軸方向に上下しても、薄肉部32が撓んで突部34は表面12cへの当接状態が維持される。これにより、軸方向の振動が薄肉部32に吸収されて被取付部材12への振動の伝達を低減することができる。
薄肉部32の両端は、厚肉部30の延出部30bに支持されるため、一端のみ支持される場合と比べて、薄肉部32が経時的に変形することを抑えることができる。薄肉部32は、隣接する厚肉部30を連結し、第1フランジ部26の外周側に位置し、第1フランジ部26の外周部を構成する。また、突部34も薄肉部32の外周側に位置させる。これにより、突部34から伝達されるモーメントを大きくし、いっそう振動の伝達を低減することができる。また、薄肉部32を外周側に配置することで、薄肉部32をより内周側に配置する場合と比べて、薄肉部32を長く設定でき、十分な撓み量を確保できる。
軸部24の周りに厚肉部30の環状部30aが設けられるため、第1フランジ部26の根元部分の剛性の低下が抑えられ、被取付部材12の保持力の低下を抑えることができる。また、薄肉部32を支持する延出部30bも剛体であり、突部34の近い位置まで厚肉部30を設けることで、被取付部材12の保持力の低下を抑えることができる。被取付部材12への取り付けについて、さらに図面を参照して詳細に説明する。
図5は、被取付部材12に取り付けた状態の留め具10を説明するための図である。図5(a)は、取り付け状態の留め具10の斜視図であり、図5(b)は、図5(a)に示す留め具10および被取付部材12の線分C−Cの断面図である。
図5(b)に示すように、被取付部材12の取付孔12aは、開口部12bの奥に形成され、開口部12bにより開放される。開口部12bは、取付孔12aへの挿入口となる。留め具10を取り付ける際には、軸部24を開口部12bから挿入して、軸部24を取付孔12aまで押し込んで取り付けを完了する。
図5(b)に示すように、周方向に4つ設けられた突部34は、被取付部材12の表面12cに全て当接している。これにより4つの突部34および薄肉部32の機能を発揮して、車体パネル14からの振動の伝達を抑えることができる。
図6は、図5に示す留め具10と異なる回転位置にて被取付部材12に取り付けた状態の留め具10を説明するための図である。図6(a)は、取り付け状態の留め具10の斜視図であり、図6(b)は、図6(a)に示す留め具10および被取付部材12の線分D−Dの断面図である。
図6(b)に示すように、留め具10の回転位置が異なると、4つの突部34のうち1つの突部34が被取付部材12の表面12cに当接しない場合がある。これは、取付孔12aの周囲の一部が開口部12bによって開放されているために生じる。実施形態の第1フランジ部26は、突部34および薄肉部32を周方向に均等に4つ配設しているため、留め具10がどのような回転位置で被取付部材12に取り付けられても、少なくとも3つの突部34が表面12cに当接するように構成される。これにより、薄肉部32および突部34に十分な振動低減機能を発揮させることができる。
図7(a)は、第1変形例の第1フランジ部126の上面図であり、図7(b)は、第2変形例の第1フランジ部226の上面図である。第1変形例および第2変形例ともに、実施形態の留め具10と比べて第1フランジ部の形状が異なり、他の構成は同様である。
図7(a)に示す第1フランジ部126は、厚肉部130、薄肉部132、突部134、スリット136を有する。第1フランジ部126は、外周が四角状に形成される。厚肉部130は、軸部24から張り出す四角状の中央部130aと、中央部130aから径方向外向きに延出する複数の延出部130bとを有する。
薄肉部132は、隣合う延出部130bの外周側を連結する。薄肉部132は、厚肉部130より薄肉に帯状に形成され、弾性を有する。薄肉部132の裏面の中央には、第2フランジ部28に向かって突出する突部134が形成される。
薄肉部132の内側、すなわち、薄肉部132と中央部130aの間には、スリット136が形成される。第1変形例の第1フランジ部126においても、薄肉部132および突部134によって、車体パネル14から被取付部材12へ伝達される振動を低減できる。
また、第1フランジ部126の外周を角状にすることで、図7(a)に点線で示すように、被取付部材12に突起状のストッパ12dを設け、第1フランジ部126の回転を規制することができる。これにより、突部134が被取付部材12の表面12cに当接する位置を定めることができ、突部134のそれぞれを確実に表面12cに当接させることができる。
図7(b)に示す第1フランジ部226は、厚肉部230、薄肉部232、突部234、スリット236を有する。第1フランジ部226は、外周が四角状に形成される。厚肉部230は、軸部24から張り出す四角状の環状部230aと、環状部230aから径方向外向きに延出する複数の延出部230bとを有する。
薄肉部232は、隣合う延出部230bの外周側を連結する。薄肉部232は、帯状に屈曲するように形成され、厚肉部230より薄肉で弾性を有する。薄肉部232の裏面の中央には、第2フランジ部28に向かって突出する突部234が形成される。
薄肉部232の内側、すなわち、薄肉部232と環状部230aの間には、スリット236が形成される。第2変形例の第1フランジ部226においても、薄肉部232および突部234によって、車体パネル14から被取付部材12へ伝達される振動を低減できる。また、図3(b)に示す実施形態の突部34と比べて、突部234の位置を軸部24の中心から離れた位置に形成することができ、いっそう振動を低減できる。
本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を実施例に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施例も本発明の範囲に含まれうる。
実施形態では、留め具10の頂部にある第1フランジ部26に厚肉部30、薄肉部32および突部34を設ける態様を示したが、この態様に限られない。例えば、第1フランジ部26と第2フランジ部28の構成を入れ替えて、第2フランジ部28に、厚肉部30、薄肉部32、突部34の構成を設けてよい。一方、第1フランジ部26は、環状の部分で被取付部材12の表面12cに当接する。この構成においても、車体パネル14から被取付部材12へ伝達される振動を低減できる。
実施形態では、薄肉部32が延出部30bに両端を支持される態様を示したが、この態様に限られない。例えば薄肉部32の一端が延出部30bに支持され、他端は自由端であってより。これにより、薄肉部32がより撓みやすくなる。
実施形態では、薄肉部32と厚肉部30の環状部30aの間にスリット36を形成する態様を示したが、この態様に限られない。例えば、スリット36を薄肉部32で埋めて、薄肉部32が環状部30aの外周部に連結されてよい。これにより、薄肉部32が経時的に変形することを抑えることができる。
実施形態では、被取付部材12の平らな表面12cに突部34を当接させる態様を示したが、この態様に限られない。例えば、薄肉部32の位置に応じた被取付部材12の表面12cに突出する凸状部を形成し、留め具10を被取付部材12に取り付けると、薄肉部32が表面12cの凸状部に当接するように構成してもよい。この場合、薄肉部32の突部34は除かれて、薄肉部32の裏面は平らに形成される。取付孔12aの中心から凸状部までの間隔と、軸部24の中心から薄肉部32までの間隔はほぼ同じである。凸状部は、薄肉部32に精度良く当接するため、径方向に所定の長さをもってよく、例えば薄肉部32の幅以上の径方向長さを有してよい。薄肉部32の裏面の一部が、表面12cの凸状部に当接する当接部として機能する。
図7(a)に示す被取付部材12のストッパ12dの構成と表面12cに形成された凸状部の構成とを組み合わせることで、薄肉部132を精度良く凸状部に当接することができる。薄肉部132が凸状部に当接した状態でも、厚肉部130は表面12cから離間する。
10 留め具、 12 被取付部材、 12a 取付孔、 12b 開口部、 12c 表面、 14 車体パネル、 14a 係止孔、 20 頭部、 22 係止脚部、 24 軸部、 26 第1フランジ部、 28 第2フランジ部、 28a 屈曲部、 30 厚肉部、 30a 環状部、 30b 延出部、 32 薄肉部、 34 突部、 36 スリット、 37 抜き孔、 38 第3フランジ部、 40 脚本体部、 40a 係止部。

Claims (6)

  1. パネルに被取付部材を取り付けるための留め具であって、
    パネルに係止する係止脚部と、
    被取付部材の取付孔に取り付けられる頭部と、を備え、
    前記頭部は、
    前記取付孔に挿入される軸部と、
    前記軸部から径方向外向きに張り出して、前記被取付部材の表面に当接する第1のフランジ部と、
    前記軸部から径方向外向きに張り出して、前記被取付部材の裏面に当接する第2のフランジ部と、を有し、
    前記第1のフランジ部および前記第2のフランジ部の一方は、
    相対的に厚肉に形成され、前記軸部から径方向外向きに延出する厚肉部と、
    相対的に薄肉に形成され、前記厚肉部に支持される薄肉部と、
    前記薄肉部に配設され、前記被取付部材に当接する当接部と、を有し、
    前記厚肉部は、放射状に延出するように周方向に複数形成され、
    隣接する前記厚肉部の間隔は径方向外側に向かうにつれて広がっており、
    前記薄肉部は、前記フランジ部の外周端に位置し、前記フランジ部の外周部に沿って延在するように設けられ、
    被取付部材を取り付けて自由状態である場合に、前記厚肉部は前記被取付部材から離間し、前記当接部は前記被取付部材に当接するように設けられることを特徴とする留め具。
  2. 前記薄肉部は、両端部が前記厚肉部に支持されることを特徴とする請求項1に記載の留め具。
  3. 前記当接部は、前記薄肉部に突出するように形成された突部であることを特徴とする請求項1または2に記載の留め具。
  4. 前記薄肉部は、周方向に少なくとも4つ設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の留め具。
  5. 前記厚肉部および前記薄肉部は、該留め具の先端側に位置する前記第1のフランジ部に形成されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の留め具。
  6. パネルに被取付部材を取り付けるための留め具であって、
    パネルに係止する係止脚部と、
    被取付部材の取付孔に取り付けられる頭部と、を備え、
    前記頭部は、
    前記取付孔に挿入される軸部と、
    前記軸部から径方向外向きに延在して、前記被取付部材の表面に当接する第1のフランジ部と、
    前記軸部から径方向外向きに延在して、前記被取付部材の裏面に当接する第2のフランジ部と、を有し、
    前記第1のフランジ部は、
    放射状に延出するように周方向に複数形成される厚肉部と、
    隣接する前記厚肉部を連結し、前記第1のフランジ部の外周端に位置し、前記第1のフランジ部の外周部に沿って延在するように設けられる薄肉部と、
    前記薄肉部と前記軸部の間に形成されるスリットと、を有し、
    隣接する前記厚肉部の間隔は、径方向外側に向かうにつれて広がっており、
    前記薄肉部は、前記第2のフランジ部に向かって突出し、被取付部材を取り付けて自由状態である場合に、前記被取付部材の表面に当接する突部を有し、
    前記厚肉部は、前記自由状態において前記被取付部材の表面から離間するように設けられることを特徴とする留め具。
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