JP6225631B2 - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置、及びプログラムに関する。
特許文献1には、用紙を給紙する給紙部と、給紙された用紙上に画像を形成する画像形成部と、制御部と、を少なくとも備える画像形成装置において、前記画像形成部により画像が形成された用紙から、前記画像を読み取る画像読取部を備え、前記制御部は、前記画像読取部を用いて用紙から読み取った画像と当該用紙に形成すべき画像とを比較し、両画像の差異に基づいて印刷不良であるか否かを判断し、印刷不良を検出した場合に、前記給紙部を制御して給紙動作を中断させると共に、給紙済みの所定枚数の用紙に対して画像の形成、画像の読み取り及び印刷不良の検出を継続して行い、前記所定枚数の用紙の内、印刷不良となった用紙の枚数又は割合が予め定めた基準値以下の場合に、前記給紙部を制御して給紙動作を再開させる制御を行う、ことを特徴とする画像形成装置が開示されている。
一方、特許文献2には、印刷媒体に対する印刷処理を実行する印刷装置であって、前記印刷媒体に印刷すべき第1の画像データを入力する入力手段と、前記入力手段により入力された前記第1の画像データに基づいて前記印刷媒体に印刷処理を実行する印刷処理手段と、前記印刷処理手段により前記第1の画像データが印刷処理された印刷媒体を読み取って印刷不良を判定するための第2の画像データを取得する読取手段と、前記第1の画像データが印刷処理された印刷媒体に対して所定の後処理が行われる場合には、前記印刷不良を判定するのに用いられる、前記第2の画像データ内の判定領域であって、該所定の後処理後においても前記印刷媒体上にて視認されうる画像の領域を表す判定領域を特定する特定処理を実行し、前記第1の画像データと前記判定領域にかかる前記第2の画像データとを比較することにより前記印刷不良の有無を判定し、前記第1の画像データが印刷処理された印刷媒体に対して前記所定の後処理が行われない場合には、前記特定処理を実行せず、前記第1の画像データと前記第2の画像データとを比較することにより前記印刷不良の有無を判定する判定手段とを有することを特徴とする印刷装置が開示されている。
また、特許文献3には、印刷するデータを用紙毎のデータに展開して用紙上に印刷するプリンタにおける印刷監視装置において、前記印刷に関するデータを記憶しておくメモリ部と、前記用紙上に印刷されたデータを読み取るセンサ部と、前記センサ部により読み取られた前記データと前記メモリ部に記憶されている前記データとを比較して印刷結果の良否を判定する手段、とを備えたことを特徴とする印刷監視装置が開示されている。
特開2010−042601号公報 特許第4562188号公報 特開平10−166697号公報
本発明は、記録媒体に形成した画像に対して、画像形成不良と判断される頻度を抑制することができる画像形成装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する形成手段と、前記形成手段によって前記記録媒体に形成された画像である形成画像を読み取る読取手段と、前記形成画像に要求される画質の高さを予め定められた段階毎に示す要求画質、及び当該要求画質の段階毎で、かつ前記形成画像の良否の判定に用いる複数種類の判定項目の各々毎に、対応する段階の前記要求画質で、かつ対応する前記判定項目について求められる判定基準を予め記憶した記憶手段と、前記良否の判定対象とする形成画像である判定対象画像に対して要求される段階の前記要求画質を受け付けるとともに、複数の前記判定対象画像が1枚の前記記録媒体に形成される場合、前記要求画質を、前記複数の判定対象画像の各々毎に受け付ける受付手段と、前記受付手段によって受け付けられた前記要求画質の段階に対応して前記記憶手段に記憶されている前記判定基準、及び前記判定対象画像を示す画像情報と当該判定対象画像を前記形成画像として前記読取手段による読み取りによって得られた画像情報との差分に基づいて、前記判定対象画像の良否を判定するとともに、前記受付手段によって前記複数の判定対象画像の各々毎に前記要求画質が受け付けられた場合、当該要求画質に対応する前記判定基準のうち、最も厳しい前記判定基準を用いて、前記判定対象画像の良否を判定する判定手段と、を備えたものである。
また、請求項2に記載の発明は、記録媒体に画像を形成する形成手段と、前記形成手段によって前記記録媒体に形成された画像である形成画像を読み取る読取手段と、前記形成画像に要求される画質の高さを予め定められた段階毎に示す要求画質、及び当該要求画質の段階毎で、かつ前記形成画像の良否の判定に用いる複数種類の判定項目の各々毎に、対応する段階の前記要求画質で、かつ対応する前記判定項目について求められる判定基準を予め記憶した記憶手段と、前記良否の判定対象とする形成画像である判定対象画像に対して要求される段階の前記要求画質を受け付けるとともに前記判定対象画像が複数の前記記録媒体に形成される場合、前記要求画質を、前記複数の記録媒体の各々毎に受け付ける受付手段と、前記受付手段によって受け付けられた前記要求画質の段階に対応して前記記憶手段に記憶されている前記判定基準、及び前記判定対象画像を示す画像情報と当該判定対象画像を前記形成画像として前記読取手段による読み取りによって得られた画像情報との差分に基づいて、前記判定対象画像の良否を判定するとともに、前記受付手段によって前記複数の記録媒体の各々毎に前記要求画質が受け付けられた場合、当該要求画質に対応する前記判定基準のうち、最も厳しい前記判定基準を用いて、前記判定対象画像の良否を判定する判定手段と、を備えたものである。
また、請求項に記載の発明は、請求項1または請求項に記載の発明において、前記判定手段による判定結果を表示する表示手段をさらに備えたものである。
なお、前記表示手段による表示には、表示装置による可視表示のほか、画像形成装置による永久可視表示、音声生成装置による可聴表示が含まれる。
さらに、請求項に記載の発明は、請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の発明において、前記受付手段は、前記記憶手段に記憶する前記判定基準をさらに受け付けるものである。
一方、上記目的を達成するために、請求項に記載のプログラムは、記録媒体に画像を形成する形成手段と、前記形成手段によって前記記録媒体に形成された画像である形成画像を読み取る読取手段と、前記形成画像に要求される画質の高さを予め定められた段階毎に示す要求画質、及び当該要求画質の段階毎で、かつ前記形成画像の良否の判定に用いる複数種類の判定項目の各々毎に、対応する段階の前記要求画質で、かつ対応する前記判定項目について求められる判定基準を予め記憶した記憶手段と、を備えた画像形成装置を制御するためのプログラムであって、コンピュータを、前記良否の判定対象とする形成画像である判定対象画像に対して要求される段階の前記要求画質を受け付けるとともに、複数の前記判定対象画像が1枚の前記記録媒体に形成される場合、前記要求画質を、前記複数の判定対象画像の各々毎に受け付ける受付手段と、前記受付手段によって受け付けられた前記要求画質の段階に対応して前記記憶手段に記憶されている前記判定基準、及び前記判定対象画像を示す画像情報と当該判定対象画像を前記形成画像として前記読取手段による読み取りによって得られた画像情報との差分に基づいて、前記判定対象画像の良否を判定するとともに、前記受付手段によって前記複数の判定対象画像の各々毎に前記要求画質が受け付けられた場合、当該要求画質に対応する前記判定基準のうち、最も厳しい前記判定基準を用いて、前記判定対象画像の良否を判定する判定手段と、として機能させるためのものである。
請求項1、及び請求項に記載の発明によれば、本発明を適用しない場合に比較して、記録媒体に形成した画像に対して画像形成不良と判断される頻度を抑制することができる、という効果が得られる。また、判定に要する処理量を減少させることができる結果、より高速に判定処理を行うことができる、という効果が得られる。
また、請求項2に記載の発明によれば、複数の記録媒体の各々に対応する要求画質を用いず、一律の要求画質で各記録媒体における判定対象画像の判定を行う場合に比較して、
より効果的に画像形成不良と判断される頻度を抑制することができる、という効果が得られる。
また、請求項に記載の発明によれば、判定結果を容易に把握することができる、という効果が得られる。
さらに、請求項に記載の発明によれば、操作者により判定基準を記憶、更新させることができる結果、操作者にとっての利便性を向上させることができる、という効果が得られる。


実施の形態に係る画像形成装置の構成の一例を示す側面断面図である。 実施の形態に係るインクジェット記録ヘッドの構成を示す底面図である。 実施の形態に係る画像形成装置の電気系の要部構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る画像形成装置の全体構成及び画像形成処理の流れを説明するための模式図である。 実施の形態に係るノズル不良及び色ムラ不良の検出方法を説明するための図である。 実施の形態に係る汚れ不良の検出方法を説明するための図である。 実施の形態に係る印刷画質と損紙判定基準の関係を示す判定基準テーブルの一例を示す図である。 第1の実施の形態に係る損紙判定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る印刷画質の選択メニューの画面の一例を示す模式図である。 第3の実施の形態に係る印刷不良の内容別に判定レベルを指定する画面の一例を示す模式図である。 第4の実施の形態に係る面付け画像の損紙判定方法を説明するための図である。 第4の実施の形態に係る損紙判定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置10の構成を示す側面断面図である。同図に示すように、画像形成装置10には、記録媒体としての記録用紙Pを給紙搬送する給紙搬送部12が設けられている。この給紙搬送部12の記録用紙Pの搬送方向下流側には当該搬送方向に沿って、記録用紙Pの記録面(表面)にインクと反応して色材(本実施の形態では顔料)を凝集し、色材と溶媒との分離を促進するための処理液を塗布する処理液塗布部14、記録用紙Pの記録面に画像を形成する画像形成部16、記録面に形成された画像を乾燥させる乾燥部18、乾燥した画像を記録用紙Pに定着させる画像定着部20、及び画像が定着された記録用紙Pを排出部22へ搬送する排出搬送部24が順に設けられている。
給紙搬送部12は、記録用紙Pを収容した収容部26を備えている。また、収容部26にはモータ30が設けられている。更に、収容部26には給紙装置(図示省略)が設けられており、給紙装置によって記録用紙Pは収容部26から処理液塗布部14へ送り出される。
処理液塗布部14は、中間搬送ドラム28A及び処理液塗布ドラム36を備えている。
中間搬送ドラム28Aは、収容部26と処理液塗布ドラム36とで挟まれる領域に回転自在に配設されており、中間搬送ドラム28Aの回転軸とモータ30の回転軸とにベルト32が張架されている。従って、モータ30の回転駆動力がベルト32を介して中間搬送ドラム28Aに伝達されることにより、中間搬送ドラム28Aは矢印A方向に回転する。
また、中間搬送ドラム28Aには、記録用紙Pの先端部を挟んで記録用紙Pを保持する保持部材34が設けられている。従って、収容部26から処理液塗布部14へ送り出された記録用紙Pは、保持部材34を介して中間搬送ドラム28Aの外周面に保持され、中間搬送ドラム28Aの回転によって処理液塗布ドラム36へ搬送される。
なお、後述する中間搬送ドラム28B〜28E、処理液塗布ドラム36、画像形成ドラム44、インク乾燥ドラム56、画像定着ドラム62及び排出搬送ドラム68についても、中間搬送ドラム28Aと同様に保持部材34が設けられている。そして、この保持部材34によって、上流側のドラムから下流側のドラムへ記録用紙Pの受け渡しが行われる。
処理液塗布ドラム36の回転軸は、ギア(図示省略)により中間搬送ドラム28Aの回転軸に連結されており、中間搬送ドラム28Aの回転力を受けて回転する。
中間搬送ドラム28Aによって搬送された記録用紙Pは、処理液塗布ドラム36の保持部材34を介して処理液塗布ドラム36に受け渡され、処理液塗布ドラム36の外周面に保持された状態で搬送される。
処理液塗布ドラム36の上部には、処理液塗布ローラ38が処理液塗布ドラム36の外周面に接触した状態で配設されており、処理液塗布ローラ38によって、処理液塗布ドラム36の外周面上の記録用紙Pの記録面に処理液が塗布される。
処理液塗布部14により処理液が塗布された記録用紙Pは、処理液塗布ドラム36の回転によって画像形成部16へ搬送される。
画像形成部16は、中間搬送ドラム28B及び画像形成ドラム44を備えている。中間搬送ドラム28Bの回転軸は、ギア(図示省略)を介して処理液塗布ドラム36の回転軸に連結されており、処理液塗布ドラム36の回転力を受けて回転する。
処理液塗布ドラム36によって搬送された記録用紙Pは、画像形成部16の中間搬送ドラム28Bの保持部材34を介して中間搬送ドラム28Bに受け渡され、中間搬送ドラム28Bの外周面に保持された状態で搬送される。
画像形成ドラム44の回転軸は、ギア(図示省略)を介して中間搬送ドラム28Bの回転軸に連結されており、中間搬送ドラム28Bの回転力を受けて回転する。
中間搬送ドラム28Bによって搬送された記録用紙Pは、画像形成ドラム44の保持部材34を介して画像形成ドラム44に受け渡され、画像形成ドラム44の外周面に保持された状態で搬送される。
画像形成ドラム44の上方には、画像形成ドラム44の外周面に近接して、ヘッドユニット46が配設されている。このヘッドユニット46は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の4色の各々に対応した4つのインクジェット記録ヘッド48を備えている。これらのインクジェット記録ヘッド48は、画像形成ドラム44の周方向に沿って配列され、処理液塗布部14で記録用紙Pの記録面に形成された処理液層に重なるように後述するCPU100のクロック信号に同期して後述するノズル48aからインク滴を吐出することにより画像を形成する。
なお、本実施の形態に係るインクジェット記録ヘッド48のノズルからは処理液が吐出される場合もあるが、本実施の形態では、インク滴が吐出される場合を例示して説明する。
図2は、本実施の形態における各インクジェット記録ヘッド48におけるノズル48aの配置を示している。
本実施の形態において、各インクジェット記録ヘッド48のノズル48aの数、及び配列は特に限定されるものではないが、一例として、N個のノズル48a−1、・・・、48a−Nが1列に並べられ、インクジェット記録ヘッド48が記録用紙Pの幅長に合わせて長尺のヘッドとされた構成を採用している。従って、本実施の形態に係るインクジェット記録ヘッド48は、連続して搬送される記録用紙P上に1パスで印刷を行う紙幅印刷タイプ(いわゆるFull Width Array(FWA))のヘッドである。むろん、紙幅内においてインクジェット記録ヘッド48を複数回通過させるいわゆるマルチパスによる画像の印刷を行う画像形成装置にも適用される。
ここで、インクジェット記録ヘッド48におけるノズル48aの配列は上記に限られるものではなく、ノズル48aを複数列配置してもよいし、さらに複数列のノズル48aを千鳥状に交互に二次元配置してもよい。また、インクジェット記録ヘッド48も1個で単体構成されたものに限られず、複数に分割して構成してもよいし、さらにその複数のインクジェット記録ヘッド48を千鳥状に配置してもよい。
画像形成部16により記録面に画像が形成された記録用紙Pは、画像形成ドラム44の回転によって乾燥部18へ搬送される。
乾燥部18は、中間搬送ドラム28C及びインク乾燥ドラム56を備えている。中間搬送ドラム28Cの回転軸は、ギア(図示省略)を介して画像形成ドラム44の回転軸に連結されており、画像形成ドラム44の回転力を受けて回転する。
画像形成ドラム44によって搬送された記録用紙Pは、中間搬送ドラム28Cの保持部材34を介して中間搬送ドラム28Cに受け渡され、中間搬送ドラム28Cの外周面に保持された状態で搬送される。
インク乾燥ドラム56の回転軸は、ギア(図示省略)を介して中間搬送ドラム28Cの回転軸に連結されており、中間搬送ドラム28Cの回転力を受けて回転する。
中間搬送ドラム28Cによって搬送された記録用紙Pは、インク乾燥ドラム56の保持部材34を介してインク乾燥ドラム56に受け渡され、インク乾燥ドラム56の外周面に保持された状態で搬送される。
インク乾燥ドラム56の上方には、インク乾燥ドラム56の外周面に近接して、温風ヒータ58が配設されている。温風ヒータ58による温風によって、記録用紙Pに形成された画像における余分な溶媒が除去される。乾燥部18により記録面の画像が乾燥された記録用紙Pは、インク乾燥ドラム56の回転によって画像定着部20へ搬送される。
画像定着部20は、中間搬送ドラム28D及び画像定着ドラム62を備えている。中間搬送ドラム28Dの回転軸は、ギア(図示省略)を介してインク乾燥ドラム56の回転軸に連結されており、インク乾燥ドラム56の回転力を受けて回転する。
インク乾燥ドラム56によって搬送された記録用紙Pは、中間搬送ドラム28Dの保持部材34を介して中間搬送ドラム28Dに受け渡され、中間搬送ドラム28Dの外周面に保持された状態で搬送される。
画像定着ドラム62の回転軸は、ギア(図示省略)を介して中間搬送ドラム28Dの回転軸に連結されており、中間搬送ドラム28Dの回転力を受けて回転する。
中間搬送ドラム28Dによって搬送された記録用紙Pは、画像定着ドラム62の保持部材34を介して画像定着ドラム62に受け渡され、画像定着ドラム62の外周面に保持された状態で搬送される。
画像定着ドラム62の上部には、内部にヒータを有する定着ローラ64が画像定着ドラム62の外周面に圧接・離間の選択ができる状態で配設されている。画像定着ドラム62の外周面に保持された記録用紙Pは、画像定着ドラム62の外周面と定着ローラ64の外周面との間に挟持され、定着ローラ64の外周面に圧接した状態で上記ヒータで加熱されることにより、記録用紙Pの記録面に形成された画像の色材が記録用紙Pに融着し、当該記録用紙Pに画像が定着される。画像定着部20により画像が定着された記録用紙Pは、
画像定着ドラム62の回転によって排出搬送部24へ搬送される。
排出搬送部24は、中間搬送ドラム28E及び排出搬送ドラム68を備えている。中間搬送ドラム28Eの回転軸は、ギア(図示省略)を介して画像定着ドラム62の回転軸に連結されており、画像定着ドラム62の回転力を受けて回転する。
画像定着ドラム62によって搬送された記録用紙Pは、中間搬送ドラム28Eの保持部材34を介して中間搬送ドラム28Eに受け渡され、中間搬送ドラム28Eの外周面に保持された状態で搬送される。
排出搬送ドラム68の回転軸は、ギア(図示省略)を介して中間搬送ドラム28Eの回転軸に連結されており、中間搬送ドラム28Eの回転力を受けて回転する。
中間搬送ドラム28Eによって搬送された記録用紙Pは、排出搬送ドラム68の保持部材34を介して排出搬送ドラム68に受け渡され、排出搬送ドラム68の外周面に保持された状態で排出部22へ搬送される。
また本実施の形態に係る画像形成装置10は、画像定着ドラム62の上方に、印刷された原稿の画像あるいは印刷された後述する印刷不良検出パターンの画像等を読み取るための読取手段としてのインラインセンサ80を備えている。
本実施の形態に係るインラインセンサ80は、記録用紙Pが画像定着ドラム62の外周面に保持された状態で排出搬送部24へ搬送される途中において、記録用紙Pに印刷された画像を読み取るように配置されている。
本実施の形態に係るインラインセンサ80は、図示しない発光部及び受光部を含んで構成されており、発光部から出射した光が記録用紙Pで反射され、該反射光を受光部で検出することにより、記録用紙Pの印刷領域の反射光学濃度(いわゆるOD(Optical Density)値)が測定される。なお、本インラインセンサ80としては、反射型インラインセンサに限らず透過型インラインセンサを用いてもよい。
次に、図3を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置10の電気系の要部構成を説明する。
同図に示されるように、画像形成装置10は、CPU(中央処理装置)100、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)104、NVM(Non Volatile Memory)106、UI(ユーザ・インタフェース)パネル108、及び通信インタフェース112を含んで構成されている。
CPU100は、画像形成装置10全体の動作を司るものである。ROM102は、画像形成装置10の作動を制御する制御プログラム、後述する損紙判定処理プログラムや各種パラメータ等が予め記憶された記憶媒体である。RAM104は、各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられる記憶媒体である。NVM106は、装置の電源スイッチが切られても保持しなければならない各種情報を記憶する不揮発性の記憶媒体である。
UIパネル108は、ディスプレイ上に透過型のタッチパネルが重ねられたタッチパネルディスプレイ等から構成され、各種情報がディスプレイの表示面に表示される。また、
ユーザがタッチパネルに触れることにより所望の情報や指示、例えば、後述する損紙判定処理プログラムの起動等の指示などが入力される。
通信インタフェース112は、パーソナル・コンピュータ等の端末装置114に接続され、端末装置114から各種情報(例えば、記録用紙Pに形成する画像を示す画像情報)を受信するとともに、各種情報(例えば、画像形成装置10の動作状態を示す情報)を端末装置114に送信するためのものである。
CPU100、ROM102、RAM104、NVM106、UIパネル108、及び通信インタフェース112は、システムバス等のバスBUSを介して相互に接続されている。従って、CPU100は、ROM102、RAM104、及びNVM106へのアクセスと、UIパネル108への各種情報の表示と、UIパネル108に対するユーザの操作指示内容の把握と、端末装置114からの通信インタフェース112を介した各種情報の受信と、端末装置114への通信インタフェース112を介した各種情報の送信と、を各々行う。
また、画像形成装置10は、記録ヘッドコントローラ116及びモータコントローラ118を備えている。
記録ヘッドコントローラ116は、CPU100の指示に従ってインクジェット記録ヘッド48の作動を制御するものである。モータコントローラ118は、モータ30の作動を制御するものである。
記録ヘッドコントローラ116及びモータコントローラ118もまた、バスBUSに接続されている。従って、CPU100は、記録ヘッドコントローラ116及びモータコントローラ118の作動の制御を行う。
本実施の形態に係る画像形成装置10では、さらに、原稿等を読み取り、画像情報を生成するスキャナ部120、後述する損紙判定基準情報等が記憶される記憶部110、及び損紙を識別するための印を押印するスタンプ部126を有している。スキャナ部120、
記憶部110、及びスタンプ部126もバスBUSに接続されており、CPU100によって制御される。
なお、先述したインラインセンサ80もバスBUSに接続されており、CPU100は該インラインセンサ80にもアクセスすることができる。
次に、図4を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置10の全体構成、及び画像形成(以下では、「印刷」という場合がある)処理の流れを説明する。
まず、操作者がスキャナ部120を操作して1単位の印刷処理(ジョブ)の原稿を読み取らせることにより、原稿の画像(原稿画像)の画像情報が生成され、該原稿画像の画像情報はCPU100に送られる。また、操作者は、UIパネル108等を操作して印刷部数などを指定するとともに、前記原稿画像の印刷を指示する。
CPU100は、画像処理部100A及び損紙判定部100Bとしての機能を有するプログラムを内蔵している。
CPU100は、印刷の指示をされた原稿画像の画像情報を画像処理部100Aにおいて印刷画像(画像形成部16で印刷の対象とする画像)の画像情報に変換し、その印刷画像の画像情報を画像形成部16に送る。
給紙搬送部12から用紙(記録用紙P)が供給され、供給された用紙は用紙搬送路(図1の処理液塗布部14から排出搬送部24に至る搬送経路)を介して排出部22まで搬送される。
用紙搬送路の途中にある画像形成部16において、用紙に印刷画像を印刷し、印刷物とする。印刷物は、用紙搬送路の終端にある排出部22まで搬送され排出される。
次に本実施の形態に係るインラインセンサ80の機能について説明する。本実施の形態に係るインラインセンサ80は、主として、原稿等の印刷処理において印刷物の印刷状態をモニタする場合の画像読取装置、あるいは後述する損紙判定処理において印刷不良検出パターンを読み取る場合の画像読取装置としての機能を備えている。
なお、「損紙」とは、ここでは、記録用紙Pへ印刷した結果何らかの原因で印刷不良を生じ、使用に耐えない印刷物をいい、「損紙判定処理」とは、記録用紙Pに印刷された画像に印刷不良が有るか否かを判定する処理をいう。また、以下では、「損紙」に対応する用語として「良紙」を用いる場合があり、「良紙」とは、正常な印刷がなされた記録用紙Pをいう。
インラインセンサ80は、搬送中の印刷物を読み取り印刷物画像(印刷物の画像)の画像情報(以下では、インラインセンサ80で読み取った画像の画像情報を「読取画像情報」という場合がある)を生成し、損紙判定部100Bに送る。
損紙判定部100Bは、印刷画像の画像情報と印刷物画像の画像情報とを比較し、損紙判定基準に基づいて損紙か良紙かを判定する。
損紙判定部100Bで良紙と判定された場合には、そのまま印刷が継続されるが、損紙と判定された場合には、損紙と判定された印刷物にスタンプ部126でスタンプが押印され、UIパネル108に損紙発生が通知され、画像形成装置10は印刷を中断する。
本実施の形態に係る画像形成装置10では、操作者がUIパネル108を操作して印刷を指示する際に、損紙判定基準の指定がなされるが、詳細については後述する。
ここで、上記説明では原稿画像の画像情報に基づいて損紙判定を行う場合を例示して説明したが、本実施の形態に係る損紙判定では、後述する印刷不良検出パターンの画像情報に基づいて損紙判定を行う場合もある。
この場合の印刷不良検出パターンの画像情報は、記憶部110等の記憶手段に記憶されている。印刷不良検出パターンによる損紙判定を行う場合には、記憶部110等の記憶手段から印刷不良検出パターンの画像情報を読み出して画像形成部16に送り印刷して印刷物とする。インラインセンサ80で当該印刷物を読み取って得た印刷物画像の画像情報が損紙判定部100Bに送られ、印刷不良検出パターンの画像情報と前記印刷物画像の画像情報とが比較されて損紙判定が行われる。
ところで、記録用紙Pに印刷する画像には、バーコードのように少しの印刷不良でも問題(バーコードリーダーで読み取れない等の問題)となる高精細を必要とする画像もあれば、文字のみから構成された文書のように、多少の画像の欠落や多少の印刷物の表面の汚れなどが許容される画像もある。以下では、画像の質の高さを「画質」と称することとする。例えば、上記例では、バーコードの画像は高い画質であり、文字による画像は低い画質である。
上述した損紙判定において、従来は、上記画質とは無関係に判定していたため、判定された印刷物を操作者が目視によって判断した場合には、損紙と判定するまでもない軽微な印刷不良と思われるものが損紙と判定されてしまう場合があった。また、逆に、操作者の目視による判断では損紙と判定すべきと思われる印刷物が良紙と判定されてしまう場合があった。
損紙扱いしなくともよい印刷物が損紙と判定された場合には、印刷が中断したり、損紙の発生を解消するための過剰なメンテナンス(インクジェット記録ヘッド48のクリーニング等の保守)の実行が必要となり、画像形成装置10の稼働率が低下してしまう。
また、損紙とすべき印刷物が良紙と判定された場合は、他の良紙の印刷物のなかに損紙が紛れ込んでしまい、印刷物としての品質が低下する。さらに、紛れ込んだ損紙を取り除くための操作者の手間も発生してしまう。
他方では、大量に印刷処理を行う場合に、印刷の途中でノズル不良などが発生し、損紙となる場合もある。この場合において、印刷画像に応じ印刷不良とはせずに途中で停止させることなく印刷を完了させるためには、印刷画像の画質に応じた損紙判定が必要となる。
そこで、本実施の形態では、操作者が画像形成装置10に対して印刷の実行を指示する際に、印刷物の印刷画像に応じて、段階的なレベルから選択された損紙判定基準(損紙であるか否かについて判定する基準)が指定されるようにしたものである。画像形成装置10は、指定された損紙判定基準に基づいて損紙判定を行いつつ印刷を実行するので、画像の用途等に応じて要求される画質に応じた損紙判定が行われる。従って、記録媒体に形成した画像に対して、画像形成不良と判断される頻度(損紙と判断される頻度)が抑制される。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置10における損紙発生の要因である印刷不良の内容(印刷不良内容)、及び損紙発生の検出方法について説明する。本実施の形態に係る画像形成装置10では、主に、ノズル48aの不良(以下、「ノズル不良」という場合がある)、印刷された画像における色のムラ(以下、「色ムラ不良」という場合がある)、
記録用紙Pの表面に付着した汚れ(以下、「汚れ不良」という場合がある)等に起因して損紙が発生する。
ノズル不良には、ノズル48aの詰まり等によりインク滴(液滴)の吐出ができなくなる不吐不良、インク滴の吐出量が少なくなり印刷された線が細くなる細線不良、ノズル48aの吐出口付近に形成された異物等により吐出されるインク滴の位置がずれる着弾位置ずれ不良などがある(詳細は後述する図5(c)参照)。これらのノズル不良により印刷不良が発生し、該印刷不良の程度によっては損紙判定部100Bにおいて損紙と判定される。
色ムラ不良は、ノズルから吐出されるインク滴の大きさのばらつきにより、記録用紙Pに印刷された画像に色のムラが起きたときに発生する。
汚れ不良は、例えば、画像形成装置10の記録用紙Pの搬送経路において紙詰まりが生じ、インク乾燥ドラム56等のドラム、あるいは定着ローラ64等のローラにインク滴が付着し、そのインク滴が記録用紙Pに付着した場合などに発生する。
本実施の形態に係る画像形成装置10では、先述したように、操作者によって指定された損紙判定基準に基づいて損紙判定を行いつつ印刷を実行するので、印刷処理中において、印刷不良内容ごとに印刷不良の程度を検出し、モニタしている。
図5を参照して、ノズル不良及び色ムラ不良の検出方法について説明する。本実施の形態に係るノズル不良及び色ムラ不良の検出は、各印刷不良を検出するための印刷不良検出パターンを用いて行う。
図5(a)は、記録用紙Pの印刷面の上部に、印刷対象とする画像PGとともに印刷された印刷不良検出パターン300を示しており、印刷不良検出パターン300は、ノズル不良検出パターン302と、色ムラ不良検出パターン304を含んで構成されている。
なお、印刷不良検出パターン300は、通常、記録用紙Pの印刷領域外に印刷され、印刷後には当該印刷不良検出パターン300は切断、廃棄される。
図5(b)に、ノズル不良検出パターン302の一例を示す。図5(b)に示すノズル不良検出パターン302はいわゆるラダーパターンであり、ノズル48aにより次のようにして記録用紙Pに印刷したパターンである。
すなわち、図2に示すインクジェット記録ヘッド48の各ノズル48a−1ないし48a−Nから予め定められた個数(本実施の形態では3個)おきに選択し、同時に記録用紙Pの搬送方向に伸びた直線を印刷する(図2中の位置番号1の部分)。次に、ノズル48aを1個ずらして前記予め定められた個数おきに選択し同時に記録用紙Pの搬送方向に伸びた直線を印刷する(図2中の位置番号2の部分)。再度ノズル48aを1個ずらして前記予め定められた個数おきに選択し同時に記録用紙Pの搬送方向に伸びた直線を印刷する(図2中の位置番号3の部分)。以上のようにして得られたパターンがラダーパターンである。
図5(c)の[1]ないし[4]は、各ノズル不良の態様に応じたノズル不良検出パターン302の印刷結果の部分拡大図を示している。
図5(c)[1]は、ノズル48aの吐出が正常である場合を示している。ノズル48aに何らかの異常が生じ正常な印刷ができない状態になると、ノズルの異常状態に応じて印刷された各々の線分が、この正常な印刷パターンからのずれを生ずる。
図5(c)[2]は、何らかの原因によってノズル48aからのインク滴の吐出ができなくなっている場合(不吐不良)の一例であり、当該不良の発生したノズル48aに対応する位置において線分の印刷が欠落している。
図5(c)[3]は、何らかの原因によってノズル48aからのインク滴の吐出量が減少している場合(細線不良)の例であり、当該不良の発生したノズル48aに対応する位置において印刷した線分が細くなっている。
図5(c)[4]は、何らかの原因によってノズル48aから吐出したインク滴の飛翔曲りが生じている場合(着弾位置ずれ不良)の例であり、当該不良の発生したノズル48aに対応する位置において線分が傾斜している。
なお、図5(b)のノズル不良検出パターン302のNで示された部分は、上記不良検出の一例として、不吐不良が発生した場合を示している。
本実施の形態に係る画像形成装置10では、印刷対象とする画像PGとともに記録用紙Pに印刷された印刷不良検出パターン300をインラインセンサ80で読み取り、画像情報として損紙判定部100Bに送る。損紙判定部100Bは、予め記憶部110等に記憶されていたノズル不良検出パターン302の画像情報とインラインセンサ80から送られてきたノズル不良検出パターン302の画像情報(読取画像情報)とを比較することにより、ノズル不良の有無及びノズル不良の程度(不良レベル)を判定する。ノズル不良の程度は、例えば、不良ノズルの個数としてもよい。
一方、図5(d)は色ムラ不良検出パターン304の一例を示している。
図5(d)[1]は、色ムラ不良が発生しておらず、正常に印刷された場合の色ムラ不良検出パターン304の一例を示している。同図に示す色ムラ不良検出パターン304は、ノズル48aから均一な濃度のインク滴を吐出させたいわゆるベタパターンである。
図5(d)[2]は、色ムラ不良が発生した場合の色ムラ不良検出パターン304の印刷例であり、一様であるべき画像の色に段階的な変化(グラデーション)が生じている。
本実施の形態に係る画像形成装置10では、色ムラ不良の検出も上記ノズル不良の検出と同様にして行われる。すなわち、印刷対象とする画像PGとともに記録用紙Pに印刷された色ムラ不良検出パターン304をインラインセンサ80で読み取り、画像情報として損紙判定部100Bに送る。損紙判定部100Bは、予め記憶部110等に記憶されていた色ムラ不良検出パターン304の画像情報とインラインセンサ80から送られてきた色ムラ不良検出パターン304の読取画像情報とを比較することにより、色ムラ不良の有無及び色ムラ不良の程度を判定する。色ムラ不良の程度は、例えば、各色の印刷濃度の初期値(例えば、工場出荷時の値)を基準にした場合の当該基準からのずれの割合としてもよい。
なお、本実施の形態に係る色ムラ不良検出パターン304によれば、ノズル48aの不吐不良も検出される場合がある。あるノズル48aが不吐の状態で本実施の形態に係る色ムラ不良検出パターン304を印刷すると、色ムラ不良検出パターン304がベタパターンであることから、図5(d)[3]のように、不吐不良を発生したノズル48aに対応する部分に白いスジSを発生する場合があるからである。従って、色ムラ不良検出パターン304を、ノズル不良検出パターン302を補完するパターンとして用いてもよい。
なお、色ムラ不良の検出は、上記色ムラ不良検出パターン304を用いる形態に限らず、これに替えて、記録用紙Pの全面をベタパターンとした色ムラ不良検出パターンを用い、1ジョブの印刷の開始前に印刷し、その結果から色ムラ不良の不良レベルを検出してもよい。
次に、図6を参照して、汚れ不良の検出方法について説明する。
汚れ不良は、例えば、損紙判定部100Bにおいて、色ムラ不良検出パターン304の画像情報と読取画像情報との差異を両者の差分に基づいて判定する場合に、色ムラ不良とは異なる判定基準(例えば、差異の面積で規定する等)を用いることによっても検出される。
しかしながら、より確実に汚れを検出するために、本実施の形態では原稿画像を用いて検出する方法を採用している。
図6において、図6(a)は正常な印刷がなされた記録用紙P(良紙)を示し、図6(b)は、汚れYGに起因して汚れ不良が発生した記録用紙P(損紙)を示している。本実施の形態に係る汚れ不良の検出では、該良紙の画像情報と該損紙の画像情報との差分を用いて汚れ不良を検出している。
すなわち、スキャナ部120から送られた原稿画像の画像情報について画像処理部100Aで変換した印刷画像の画像情報を、例えばRAM104等に記憶しておく。一方、印刷画像の画像情報を用いて画像形成部16で印刷された印刷物をインラインセンサ80で読み取った読取画像情報を受け取った損紙判定部100Bは、RAM104等に記憶されていた印刷画像の画像情報を読み込んで読取画像情報と比較し、その差分から汚れ不良を検出する。該汚れ不良の程度は、例えば、記録用紙Pの印刷領域の面積に対する汚れの面積の占める割合としてもよい。
なお、上記実施の形態では、ノズル不良及び色ムラ不良の検出を、検出対象とする不良に応じた印刷不良検出パターン300を用いて行い、汚れ不良の検出を原稿画像を用いて行う形態を例示して説明したが、これに限られない。各印刷不良内容に対して印刷不良検出パターン300による検出方法と原稿画像による検出方法を組み合わせてもよく、例えば、すべての不良を原稿画像を用いる方法で検出してもよい。
次に、図7を参照して、要求画質としての印刷物の画質(印刷画質)と損紙判定基準との関係について説明する。
本実施の形態の損紙判定基準は、印刷画質を、画質の高い順に、一例として、高画質、
バーコード、写真、地図、文字、及び低画質に分類した上で、この印刷画質ごとに上記印刷不良内容に対応させてレベル分けされた不良の程度(不良レベル)として設けられている。
なお、高画質はバーコードよりもさらに高い画質を要求される場合の区分であり、低画質は、文字画像よりもさらに低い画質で許容される場合の区分である。
図7(a)は、本実施の形態に係る印刷画質と損紙判定基準の対応関係を示す判定基準テーブルの一例であり、本判定基準テーブルは、例えばROM102等の記憶手段に予め格納されている。本実施の形態に係る各印刷不良内容の不良レベルは、一例として、不良の程度が悪い方からレベル1,2,3,4,5の5段階に区分されている。
図7(a)では、例えば、バーコードについては、ノズル不良がレベル5、色ムラ不良がレベル5、そして汚れ不良がレベル4の損紙判定基準となっている。また、文字については、ノズル不良がレベル2、色ムラ不良がレベル2、そして汚れ不良がレベル2の損紙判定基準となっている。その他の印刷画質(高画質、写真、地図、低画質)についても同様である。
なお、図7(a)に示す判定基準テーブルにおいては、印刷画質を設定する際の汎用性を考慮して、「判定しない」という区分の印刷画質も設けている。
図7(b)は、各印刷不良内容に対応する各不良レベルの判定閾値を示している。同図においては、一例として、ノズル不良は不良ノズルの個数、色ムラ不良は百分率で表された初期設定からのずれの割合、そして汚れ不良は記録用紙Pの印刷領域に占める汚れの割合で表している。
図7(b)においては、ノズル不良については、不良レベル5が10個未満(0個〜9個)、不良レベル4が50個未満(10個〜49個)、不良レベル3が100個未満(50個〜99個)、不良レベル2が150個未満(100個〜149個)、そして不良レベル1が200個未満(150個〜199個)となっている。また、色ムラ不良については、不良レベル5が1%未満(0%≦色ムラ不良<1%)、不良レベル4が5%未満(1%≦色ムラ不良<5%)、不良レベル3が10%未満(5%≦色ムラ不良<10%)、不良レベル2が20%未満(10%≦色ムラ不良<20%)、そして不良レベル1が30%未満(20%≦色ムラ不良<30%)となっている。さらに、汚れ不良については、不良レベル5が0.1%未満(0%≦汚れ不良<0.1%)、不良レベル4が0.5%未満(0.1%≦汚れ不良<0.5%)、不良レベル3が1.0%未満(0.5%≦汚れ不良<1.0%)、不良レベル2が1.5%未満(1.0%≦汚れ不良<1.5%)、そして不良レベル1が2.0%未満(1.5%≦汚れ不良<2.0%)となっている。
なお、ノズル不良の不良レベルの判定閾値は、上記の個数により表す方法に限らず、例えば、全ノズル数に対する不良ノズル数の割合で表してもよいし、単位面積当たりの不良ノズル数等により表してもよい。また、汚れ不良の判定閾値は、上記に限らず、単位面積当たりの汚れの面積等で表してもよい。
図7のように定められた各印刷画質ごとの判定閾値によれば、例えば、バーコードの場合には、ノズル不良の判定閾値が不良ノズル10個未満であり、色ムラ不良の判定閾値が初期値より1%未満の変動であり、汚れ不良の判定閾値が記録用紙Pの印刷領域の面積に対して0.5%未満の面積の汚れである。他の印刷画質についても図7の見方は同様である。
ここで、図7(a)に示す各印刷画質に対する損紙判定基準は上記に限定されるものではなく、各印刷画質に対する各印刷不良内容の影響度等を考慮して設定すればよい。
また、図7(b)に示す各不良レベルに対する判定閾値の設定も一例であり、不良レベルの印刷画像に及ぼす影響度等を考慮して設定すればよい。例えば、判定閾値の設定は図7(b)に示すような5段階に限らず、4段階以下としても6段階以上としてもよい。
次に、図8を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置10で実行される損紙判定処理について説明する。図8は、CPU100によって実行される損紙判定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムは、例えばROM102内の予め定められた領域等の記憶手段に記憶されている。
ここで、上記損紙判定処理プログラムの実行に際しては、当該プログラムをROM102等の記憶手段に予めインストールしておく形態に限られず、コンピュータにより読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供される形態、有線または無線による通信手段を介して配信される形態等を適用してもよい。
また、本実施の形態に係る損紙判定処理は、プログラムを実行することによる、コンピュータを利用してのソフトウエア構成により実現されている。しかしながら、ソフトウエア構成による実現に限らず、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)を採用したハードウエア構成や、ハードウエア構成とソフトウエア構成の組み合わせによって実現してもよい。
本実施の形態に係る損紙判定処理は、操作者が原稿をスキャナ部120の原稿台(図示省略)に載せ、UIパネル108等から印刷枚数等を指定して印刷開始を指示することにより、CPU100がROM102等から損紙判定処理プログラムを読み込み、実行することによりなされる。ここでは、操作者により原稿台に原稿が載せられ、印刷開始の指示がなされているものとする。
図8において、まず、ステップS100では、原稿台に載せられた原稿を読み込むようにスキャナ部120を制御し、次のステップS101では予め定められた印刷画質のプルダウンメニューを表示するようにUIパネル108を制御し、ステップS102では、印刷画質の入力待ちを行う。図9は、上記印刷画質のプルダウンメニューの一例を示している。図9の表示では、「印刷画質を入力してください。」のメッセージとともに、印刷画質のプルダウンメニューが表示されている。
次のステップS104では、上記印刷画質プルダウンメニューを介して入力された印刷画質に対応する損紙判定基準を、ROM102等の記憶手段から読み込む。
次のステップS106では、印刷不良検出パターン300の画像情報を記憶部110等の記憶手段から読み込む。
次のステップS110では、原稿画像の印刷を開始するように、記録ヘッドコントローラ116、モータコントローラ118等を制御する。
次のステップS112では、ステップS110で印刷された印刷不良検出パターン300を読み取るように、インラインセンサ80を制御する。
次のステップS114では、ステップS106で読み込んだ印刷不良検出パターン300の画像情報と、ステップS112でインラインセンサ80により読み取って得られた印刷済の印刷不良検出パターン300の画像情報とを比較し、差分を抽出する。
なお、先述したように、本実施の形態においては、印刷不良検出パターン300の画像により損紙の発生を判断する場合の他、原稿の印刷画像に基づいて損紙の発生を判断する場合がある。
この場合は、ステップS110での印刷開始に際し、スキャナ部120で読み取った原稿の印刷画像の画像情報をRAM104等の記憶手段に記憶しておく。そして、ステップS112及びS114は、「印刷不良検出パターン」を「原稿の印刷画像」と読み替える。より具体的には、ステップS114では、ステップS110でRAM104等に記憶された原稿の印刷画像の画像情報と、ステップS112で読み取って得られた原稿の読取画像情報とを比較し、差分を抽出する。
次のステップS116では、ステップS114で抽出した差分と図7に示す損紙判定基準に基づいて、損紙が発生したか否(すなわち、印刷不良が発生しているか否か)かを判定する。
より具体的には、例えばノズル不良を例にとると、ステップS114で抽出した印刷不良検出パターン300の画像情報の差分から、不良ノズルの個数を求める。当該個数と図7(b)に示す不良ノズルの判定閾値とを比較し、該当する不良レベルを判断する。当該不良レベルと、ステップS102で入力された印刷画質に対応するノズル不良の不良レベルとを比較し、前者と後者とが同じ不良レベルか、前者の方が後者より厳しい不良レベルであれば損紙は発生していない。一方、後者の方が前者より厳しい不良レベルであれば損紙が発生していることになる。
ステップS116で否定判定となった場合にはステップS118に移行して、印刷が終了したか否かについて判定し、否定判定の場合にはステップS110に戻り印刷を継続する。
一方、ステップS118で肯定判定となった場合には、ステップS126に移行して印刷を停止させた後、本損紙判定処理プログラムを終了する。
ステップS118における印刷終了の判断は、例えば、印刷された記録用紙Pの枚数が、操作者によって印刷開始時に入力された印刷枚数に達したか否かによって判断してもよい。
ステップS116で肯定判定となった場合にはステップS120に移行し、損紙と判定された記録用紙Pに、損紙であることを示すスタンプを押すようにスタンプ部126を制御する。当該スタンプは、例えば、記録用紙Pのエッジ(外郭)に赤い印を付着させることによって行ってもよい。
次のステップS122では、損紙が発生したことを表示するようにUIパネル108等を制御し、次のステップS124で印刷を中断して、本損紙判定処理プログラムを終了する。
なお、ステップS122におけるUIパネル108の表示においては、例えば、損紙の発生原因である印刷不良内容、損紙の発生したページ等を表示させてもよい。
以上詳述したように、本実施の形態に係る画像形成装置によれば、記録媒体に形成した画像に対して、画像形成不良(損紙)と判断される頻度が抑制される。
[第2の実施の形態]
本実施の形態に係る損紙判定処理は、上記第1の実施の形態において、原稿が異なる複数ページからなる場合を考慮した形態である。
本実施の形態に係る損紙判定処理では、複数ページの各原稿に対してそれぞれ印刷画質を入力して指定する。そして、ページごとに指定された印刷画質の各印刷不良内容の不良レベルに基づいて、ページごとに損紙の発生の有無を判定する。
本実施の形態に係る損紙判定処理プログラムの基本的なフローは図8と同様なので、図8を参照して異なる点のみ説明する。
本実施の形態に係る損紙判定処理プログラムでは、ステップS101及びS102を、
ページごとの印刷画質の入力待ちに変更する。この際のUIパネル108の表示は、例えば図9と同様の表示とし、各ページごとに印刷画質が入力されるように変更すればよい。
また、ステップS104は、ページごとに入力された印刷画質に対応する損紙判定基準を各々読み込むように変更する。
ステップS106ないしS110に変更はなく、ステップS112以下では、ステップS106で読み込んだ印刷不良検出パターン300と、ステップS104で読み込んだ各ページの損紙判定基準とに基づき、ページごとに損紙の発生の有無を判断するように変更すればよい。
以上のように、本実施の形態に係る画像形成装置によっても、記録媒体に形成した画像に対して、画像形成不良(損紙)と判断される頻度が抑制される。
本実施の形態では、原稿が異なる複数のページからなる場合に、各ページの印刷画質に応じて損紙判定処理を行うので、より損紙と判断される頻度が抑制される。
なお、本実施の形態では、原稿が異なる複数のページからなる場合に、各ページごとに印刷画質を指定し、各ページごとに損紙判定処理を行う形態を例示して説明したが、これに限られない。例えば、指定されたページごとの印刷画質から最も高い印刷画質を抽出し、該抽出された印刷画質に対応する損紙判定基準を適用して損紙判定処理を行ってもよい。
[第3の実施の形態]
図10を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置10の損紙判定処理について説明する。本実施の形態に係る損紙判定処理は、上記各実施の形態における損紙判定処理において、印刷画質の選択によって損紙判定基準を設定する方式ではなく、各印刷不良内容に対応する不良レベルを直接指定して損紙判定基準を設定する方式を採用する。
従って、本実施の形態に係る損紙判定処理プログラムの一例は、図8において、ステップS101及びS102で直接損紙判定基準が入力されるのを待つ待ち状態としたものである。
図10は、上記待ち状態におけるUIパネル108の表示の一例を示している。図10では、「各不良の不良レベルの数値を入力してください。」とのメッセージとともに、各印刷不良内容に対応して、不良レベルの入力ウインドウを表示している。
本実施の形態に係る損紙判定処理では、操作者が上記ウインドウに、ノズル不良に対する不良レベル、色ムラ不良に対する不良レベル、及び汚れ不良に対する不良レベルをそれぞれ図7(b)に示す不良レベルの数値により入力する。従って、図8のステップS104は、予めROM102等の記憶手段に記憶されていた図7(b)に示す判定閾値を直接参照し、入力された各印刷不良内容の不良レベルに対応する判定閾値を読み込むように変更される。
その後、上記入力により設定された各印刷不良内容に対応する不良レベルに基づいて、
印刷が行われつつ損紙判定処理が実行される。
以上の損紙判定処理によれば、印刷画像の画質を介することなく直接各印刷不良内容の不良レベルを指定するので、損紙判定基準の設定がよりきめ細かくなされる。その結果、
記録媒体に形成した画像に対して、画像形成不良(損紙)と判断される頻度がさらに抑制される。
[第4の実施の形態]
図11及び図12を参照して、本実施の形態に係る損紙判定処理について説明する。
本実施の形態に係る損紙判定処理は、1枚の記録用紙Pに印刷画質の異なる複数のページの原稿を面付けして印刷する場合にも損紙判定処理がなされるようにしたものである。
図11(a)は、Page(ページ)1ないしPage(ページ)4の4ページの原稿が面付けされている例を示している。そして、各ページの印刷画質は、Page1が高画質、Page2が写真、Page3が判定しない、Page4が地図と設定されている。
なお、図11の面付け、及び印刷画質の設定は一例を示したものであり、面付けページ数の設定、及び各ページの印刷画質の設定は、原稿の内容等に応じさまざまに設定してよい。
この場合の、原稿のページごとの各印刷不良内容に対する損紙判定基準は図11(b)のようになる。
そこで、本実施の形態では、原稿のページごとの印刷不良内容に対する損紙判定基準のうち、最も厳しい損紙判定基準を面付けされたページの損紙判定基準(以下、「総合損紙判定基準」という)としている。
図11(b)に示すように、本例での総合損紙判定基準は、ノズル不良=5、色ムラ不良=5、汚れ不良=5となる。
図12は、本実施の形態に係る損紙判定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップS200では、原稿台に載せられた原稿を読み込むようにスキャナ部120を制御し、次のステップ201では予め定められた印刷画質のプルダウンメニューを表示するようにUIパネル108を制御し、ステップS202では、印刷画質の入力待ちを行う。次のステップS203で各ページの読み込みが終了したことを判断し、否定判定の場合にはステップS200に戻り原稿読み込みを繰り返す。
次のステップS204では、上記印刷画質プルダウンメニューを介して入力されたページごとの印刷画質に対応する損紙判定基準を、ROM102等の記憶手段から読み込む。
次のステップS206では、ステップS204で入力されたページごとの損紙判定基準に基づいて、総合損紙判定基準を決定する。本実施の形態では、上述したように、各印刷不良内容について入力された不良レベルのうちから最も厳しい不良レベルを選択して各印刷不良内容の不良レベルを決定し、総合損紙判定基準とする。
次のステップS208ないしS228は、先に説明した図8におけるステップS106ないしS126と同様なので説明を省略する。
本実施の形態に係る損紙判定処理によれば、1枚の記録用紙Pに複数ページの面付けがなされた印刷物についても、記録媒体に形成した画像に対して、画像形成不良(損紙)と判断される頻度が抑制される。
なお、上記各実施の形態では、ジョブ単位の印刷において各印刷不良内容の不良レベルを検出した場合に、特にその結果を記憶することはしていないが、直近の不良レベルの検出結果を損紙判定処理プログラムが終了する前に、記憶部110等の記憶手段に記憶してもよい。この場合、例えば、印刷に先立って操作者が印刷画質を選択した際に、記憶されていた不良レベルが、選択された印刷画質の高さに対応する不良レベルの条件を満たさず、損紙が発生すると予測される場合には、メンテナンスを実施してから印刷を開始してもよい。
また、上記各実施の形態では、印刷に先立って操作者が印刷画質を入力する形態を例示して説明したが、これに限られない。例えば、原稿の印刷画像による印刷物をインラインセンサ80で読み取った画像情報(または、スキャナ部120で読み取った原稿の印刷画像の画像情報)の緻密度等に基づいて、CPU100等により印刷画質を判断するようにしてもよい。
10 画像形成装置
12 給紙搬送部
14 処理液塗布部
16 画像形成部
18 乾燥部
20 画像定着部
22 排出部
24 排出搬送部
26 収容部
28Aないし28E 中間搬送ドラム
30 モータ
32 ベルト
34 保持部材
36 処理液塗布ドラム
38 処理液塗布ローラ
44 画像形成ドラム
46 ヘッドユニット
48 インクジェット記録ヘッド
48a ノズル
56 インク乾燥ドラム
58 温風ヒータ
62 画像定着ドラム
64 定着ローラ
68 排出搬送ドラム
80 インラインセンサ
100 CPU
100A 画像処理部
100B 損紙判定部
102 ROM
104 RAM
106 NVM
108 UIパネル
110 記憶部
112 通信インタフェース
114 端末装置
116 記録ヘッドコントローラ
118 モータコントローラ
120 スキャナ部
300 印刷不良検出パターン
302 ノズル不良検出パターン
304 色ムラ不良検出パターン
BUS バス
P 記録用紙
PG 画像
S スジ
YG 汚れ

Claims (5)

  1. 記録媒体に画像を形成する形成手段と、
    前記形成手段によって前記記録媒体に形成された画像である形成画像を読み取る読取手段と、
    前記形成画像に要求される画質の高さを予め定められた段階毎に示す要求画質、及び当該要求画質の段階毎で、かつ前記形成画像の良否の判定に用いる複数種類の判定項目の各々毎に、対応する段階の前記要求画質で、かつ対応する前記判定項目について求められる判定基準を予め記憶した記憶手段と、
    前記良否の判定対象とする形成画像である判定対象画像に対して要求される段階の前記要求画質を受け付けるとともに、複数の前記判定対象画像が1枚の前記記録媒体に形成される場合、前記要求画質を、前記複数の判定対象画像の各々毎に受け付ける受付手段と、 前記受付手段によって受け付けられた前記要求画質の段階に対応して前記記憶手段に記憶されている前記判定基準、及び前記判定対象画像を示す画像情報と当該判定対象画像を前記形成画像として前記読取手段による読み取りによって得られた画像情報との差分に基づいて、前記判定対象画像の良否を判定するとともに、前記受付手段によって前記複数の判定対象画像の各々毎に前記要求画質が受け付けられた場合、当該要求画質に対応する前記判定基準のうち、最も厳しい前記判定基準を用いて、前記判定対象画像の良否を判定する判定手段と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 記録媒体に画像を形成する形成手段と、
    前記形成手段によって前記記録媒体に形成された画像である形成画像を読み取る読取手段と、
    前記形成画像に要求される画質の高さを予め定められた段階毎に示す要求画質、及び当該要求画質の段階毎で、かつ前記形成画像の良否の判定に用いる複数種類の判定項目の各々毎に、対応する段階の前記要求画質で、かつ対応する前記判定項目について求められる判定基準を予め記憶した記憶手段と、
    前記良否の判定対象とする形成画像である判定対象画像に対して要求される段階の前記要求画質を受け付けるとともに前記判定対象画像が複数の前記記録媒体に形成される場合、前記要求画質を、前記複数の記録媒体の各々毎に受け付ける受付手段と、
    前記受付手段によって受け付けられた前記要求画質の段階に対応して前記記憶手段に記憶されている前記判定基準、及び前記判定対象画像を示す画像情報と当該判定対象画像を前記形成画像として前記読取手段による読み取りによって得られた画像情報との差分に基づいて、前記判定対象画像の良否を判定するとともに、前記受付手段によって前記複数の記録媒体の各々毎に前記要求画質が受け付けられた場合、当該要求画質に対応する前記判定基準のうち、最も厳しい前記判定基準を用いて、前記判定対象画像の良否を判定する判定手段と、
    を備えた画像形成装置。
  3. 前記判定手段による判定結果を表示する表示手段をさらに備えた
    請求項1または請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記受付手段は、前記記憶手段に記憶する前記判定基準をさらに受け付ける
    請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 記録媒体に画像を形成する形成手段と、
    前記形成手段によって前記記録媒体に形成された画像である形成画像を読み取る読取手段と、
    前記形成画像に要求される画質の高さを予め定められた段階毎に示す要求画質、及び当該要求画質の段階毎で、かつ前記形成画像の良否の判定に用いる複数種類の判定項目の各々毎に、対応する段階の前記要求画質で、かつ対応する前記判定項目について求められる判定基準を予め記憶した記憶手段と、
    を備えた画像形成装置を制御するためのプログラムであって、
    コンピュータを、
    前記良否の判定対象とする形成画像である判定対象画像に対して要求される段階の前記要求画質を受け付けるとともに、複数の前記判定対象画像が1枚の前記記録媒体に形成される場合、前記要求画質を、前記複数の判定対象画像の各々毎に受け付ける受付手段と、 前記受付手段によって受け付けられた前記要求画質の段階に対応して前記記憶手段に記憶されている前記判定基準、及び前記判定対象画像を示す画像情報と当該判定対象画像を前記形成画像として前記読取手段による読み取りによって得られた画像情報との差分に基づいて、前記判定対象画像の良否を判定するとともに、前記受付手段によって前記複数の判定対象画像の各々毎に前記要求画質が受け付けられた場合、当該要求画質に対応する前記判定基準のうち、最も厳しい前記判定基準を用いて、前記判定対象画像の良否を判定する判定手段と、
    として機能させるためのプログラム。
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