JP6224348B2 - 判定装置、表面実装機 - Google Patents

判定装置、表面実装機 Download PDF

Info

Publication number
JP6224348B2
JP6224348B2 JP2013102962A JP2013102962A JP6224348B2 JP 6224348 B2 JP6224348 B2 JP 6224348B2 JP 2013102962 A JP2013102962 A JP 2013102962A JP 2013102962 A JP2013102962 A JP 2013102962A JP 6224348 B2 JP6224348 B2 JP 6224348B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measurement
reference plane
surface portion
adhesion
flatness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013102962A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014225500A (ja
Inventor
誠司 仲村
誠司 仲村
加藤 寛
寛 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2013102962A priority Critical patent/JP6224348B2/ja
Priority to CN201310478607.6A priority patent/CN104168752B/zh
Publication of JP2014225500A publication Critical patent/JP2014225500A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6224348B2 publication Critical patent/JP6224348B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Description

本発明は、基板に付着された付着部材について平坦度の良否を判定する判定装置、その判定装置を備える表面実装機、及び判定方法に関する。
従来、プリント基板上に半田接合等によって電子部品等を実装する表面実装機が知られている。このようなプリント基板上に実装される電子部品等では、接合不良等による不具合を防止ないし抑制するため、基板との接合部位において、平坦度が良好であること、換言すれば高さ方向のばらつきが少ないことが求められる。
特許文献1には、プリント基板上に半田接合によって実装される電子部品等について、基板との接合部位における平坦度を判定する部品認識装置が開示されている。この部品認識装置では、プリント基板上に実装される電子部品等の基板との接合部位の画像を複数の撮像装置によって撮像することで、当該接合部位の任意の部位における正確な高さを算出する。
特開2010−261965号公報
ところで、プリント基板上には電子部品以外にも様々な付着部材、例えば、プリント基板上に実装された電子部品を覆うとともに当該電子部品を保護する機能を果たすシールド部品等の付着部材が半田接合によって付着される。このような付着部材では、基板との接合部位である付着部について、その大きさや形状等によって画像を撮像することが困難な場合がある。この場合、上記特許文献1の部品認識装置では、付着部の画像を撮像装置で精度良く撮像することができず、当該付着部における平坦度の測定が困難であった。
本明細書で開示される技術は、上記の課題に鑑みて創作されたものである。本明細書では、基板に付着される付着部材の付着部における平坦度の良否を精度良く判定することが可能な技術を提供することを目的とする。
本明細書で開示される技術は、基板に付着される付着部と、前記基板の板面に沿って配され、端縁側に前記付着部が設けられた平面部と、を有する付着部材の前記付着部における平坦度の良否を判定する判定装置であって、計測装置と、制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記平面部上の互いに離間した少なくとも4つの位置に計測マークを設定するマーク設定処理と、前記計測装置によって前記計測マークの各々の位置を計測することで、前記計測マークの各々または前記計測マークの各々の近傍を通過する1つの平面を仮想基準平面として設定する基準平面設定処理と、前記仮想基準平面に沿った一つの方向をX方向とし、該X方向に直交するとともに前記仮想基準平面に沿った方向をY方向とし、前記X方向と前記Y方向との各々に直交する方向をZ方向とし、前記X方向と前記Y方向と前記Z方向とからなるXYZ座標系において、前記計測マークの各々について前記Z方向の座標を算出するZ方向座標算出処理と、前記Z方向座標算出処理で算出した前記Z方向の座標に基づいて前記付着部材の前記付着部における平坦度の良否を判定する良否判定処理と、を実行する判定装置に関する。
上記の判定装置では、制御装置は、付着部材の付着部における平坦度を直接算出せず、当該付着部と連なる平面部に複数の計測マークを設定し、各計測マークに基づいて設定された仮想基準平面から平面部の平坦度を算出する。そして、制御装置は、算出した平面部の平坦度に基づいて、当該平面部と連なる付着部の平坦度の良否を判定する。このため、基板に付着される付着部材の付着部がその平坦度を測定し難い形状又は大きさである場合であっても、当該付着部における平坦度の良否を精度良く判定することができる。
前記制御装置は、前記マーク設定処理では、前記基板上に実装された電子部品を覆うシールド部材からなる前記付着部材について、該付着部材の前記平面部に穿設された貫通孔を前記計測マークとして設定してもよい。
この構成によると、付着部材の平面部に穿設された計測マークとしての貫通孔を放熱用の貫通孔として兼用させることができる。このため、放熱用の貫通孔を別途穿設する必要がなく、付着部材の加工コストを削減することができる。
前記制御装置は、前記基準平面設定処理では、前記計測マークの各々の座標について最小二乗法を用いることで前記仮想基準平面を算出してもよい。
この構成によると、最小二乗法を用いることで付着部材の姿勢(傾き)に影響されることなく仮想基準平面を精度良く算出することができ、付着部材の付着部における平坦度の良否をより適正に判定することができる。
前記制御装置は、前記良否判定処理では、前記Z方向座標算出処理で算出した前記計測マークの前記Z方向における座標のうち、最大値となる座標と最小値となる座標との差が第1の設定値を越えるか否かによって前記付着部材の前記付着部における平坦度の良否を判定してもよい。
この構成によると、平坦度の良否を判定するための具体的な基準を設定することで、付着部材の付着部における平坦度の良否をより適正に判定することができる。
前記制御装置は、前記良否判定処理では、前記計測マークの各々から前記仮想基準平面までの前記Z方向に沿った距離のうち少なくとも1つが第2の設定値を越えるか否かによって前記付着部材の前記付着部における平坦度の良否を判定してもよい。
この構成によると、平坦度の良否を判定するための具体的な基準を設定することで、付着部材の付着部における平坦度の良否をより適正に判定することができる。
前記平面部の一部に段差をなして***する***面部を有する前記付着部材について、該***面部の***量を記憶する記憶部を備え、前記制御装置は、前記***面部を有する前記付着部材について該***面部内に前記計測マークが設定された場合、前記基準平面設定処理では、前記***量を前記記憶部から読み出すとともに、前記***面部内に設定された前記計測マークについて前記***量を控除した位置に設定されたものとして前記仮想基準平面を設定し、前記Z方向座標算出処理では、前記***面部内に設定された前記計測マークについて該***面部の***量を控除した位置の前記Z方向の座標を算出してもよい。
この構成によると、付着部材の平面部が***面部を有する場合であっても、その***量を控除した位置に基づいて仮想基準平面が設定され、Z方向座標が算出されるため、付着部材の付着部における平坦度の良否をより適正に判定することができる。
前記付着部材に設定される前記計測マークの正規の位置に相当する正確な位置に該計測マークが設定された標準部材について、該標準部材の前記計測マークの各々における前記Z方向の座標を記憶する記憶部を備え、前記制御装置は、前記良否判定処理では、前記標準部材の前記計測マークの各々における前記Z方向の座標を前記記憶部から読み出し、その読み出した前記Z方向の座標と、前記標準部材の前記計測マークの各々と対応する前記付着部材の前記平面部における前記計測マークの前記Z方向の座標と、の差に基づいて前記付着部材の前記付着部における平坦度の良否を判定してもよい。
この構成によると、例えば***面部を有する付着部材についてその***面部の***量が不明な場合であっても、標準部材の計測マークにおけるZ方向の座標を用いることで、***面部を有する付着部材について、付着部における平坦度の良否をより適正に判定することができる。
前記制御装置は、前記マーク設定処理では、前記基板に固定される半導体ウエハからなる前記付着部材について、前記半導体ウエハの平面部位に設けられたパターンまたは該平面部位に印刷された印刷マークを前記計測マークとして設定してもよい。
この構成によると、半導体ウエハからなる付着部材についても、その付着部における平坦度の良否を適正に判定することができる。
本明細書で開示される他の技術は、上記判定装置を備える表面実装機に関する。
本明細書で開示される他の技術は、基板に付着される付着部と、前記基板の板面に沿って配され、端縁側に前記付着部が設けられた平面部と、を有する付着部材の前記付着部における平坦度の良否を判定する判定する判定方法であって、前記平面部上の互いに離間した少なくとも4つの位置に計測マークを設定するマーク設定工程と、前記計測マークの各々または前記計測マークの各々の近傍を通過する1つの平面を仮想基準平面として設定する基準平面設定工程と、前記仮想基準平面に沿った一つの方向をX方向とし、該X方向に直交するとともに前記仮想基準平面に沿った方向をY方向とし、前記X方向と前記Y方向との各々に直交する方向をZ方向としたXYZ座標系において、前記計測マークの各々について前記Z方向の座標を算出するZ方向座標算出工程と、前記Z方向座標算出処理で算出した前記Z方向の座標に基づいて前記付着部材の前記付着部における平坦度の良否を判定する良否判定工程と、を備える判定方法に関する。
本明細書で開示される技術によれば、基板に付着される付着部材の付着部における平坦度の良否を精度良く判定することができる。
表面実装機の平面図 ヘッドユニットを正面から視た拡大正面図 撮像装置を正面から視た拡大正面図 表面実装機の電気的構成を示すブロック図 シールド部品を側方から視た側面図 シールド部品を裏側から視た平面図 実施形態1の実装処理の流れを示すフローチャート 基準平面設定処理の流れを示すフローチャート 変形例のシールド部品を裏側から視た平面図 実施形態2の実装処理の流れを示すフローチャート 半導体ウエハを裏側から視た平面図 実施形態3のシールド部品を側方から視た側面図 実施形態3のシールド部品を裏側から視た平面図 実施形態3の基準平面設定処理の流れを示すフローチャート 実施形態4の実装処理の流れを示すフローチャート
(表面実装機の全体構成)
図面を参照して実施形態を説明する。図1に示すように、表面実装機1は、平面視長方形状をなすとともに上面が平らな基台10上に各種装置を配置した構成とされている。なお、以下の説明では、基台10の長辺方向(図1の左右方向)をX軸方向とし、基台10の短辺方向(図1の上下方向)をY軸方向とし、基台10の上下方向(図2の上下方向)をZ軸方向とする。
基台10の中央には、プリント基板(基板の一例)Pを搬送するためのコンベア12が配置されている。コンベア12は、X軸方向に循環駆動する一対の搬送ベルト14を備えている。両搬送ベルト14に架設するようにプリント基板Pをセットすると、搬送ベルト14の上面に載置されたプリント基板Pは、搬送ベルト14との間の摩擦によって当該搬送ベルト14の駆動方向(X軸方向)に送られるようになっている。
表面実装機1では、図1に示す右側が入口となっており、プリント基板Pは図1に示す右側よりコンベア12を通じて機内へと搬入される。機内へと搬入されたプリント基板Pは、コンベア12によって基台10の中央の作業位置(図1の二点鎖線で囲まれる位置)まで運ばれ、そこで停止する。
作業位置の周囲(プリント基板Pの搬送方向における側方)には、プリント基板Pに実装する部品18を供給するための部品供給部20が設けられている。部品供給部20は、コンベア12の両側(図1の上下両側)においてX軸方向に並んで2箇所ずつ、計4箇所に設けられている。なお、プリント基板P上に実装される部品18には、電子部品の他、プリント基板P上に実装された電子部品を覆うことで当該電子部品を保護する金属製のシールド部品等が含まれる。
これらの部品供給部20には、複数のフィーダーFが横並び状に整列して取り付けられている。各フィーダーFは、部品供給テープが巻回されたリール(不図示)、リールから部品供給テープを引き出す電動式の送出装置(不図示)等から構成されており、部品18が一つずつ供給されるようになっている。
そして、実装位置では、上記フィーダーFを通じて供給された部品18を、プリント基板P上に実装する実装処理が実装装置30によって行われる。実装処理が終了したプリント基板Pは、再び搬送が開始され、コンベア12を通じて図1における左方向へ運ばれて機外に搬出される構成になっている。
次に、プリント基板P上に部品18を実装するための実装装置30について説明する。実装装置30は、X軸サーボ機構、Y軸サーボ機構、Z軸サーボ機構、及びこれらの各サーボ機構の駆動によってX軸方向、Y軸方向、Z軸方向にそれぞれ移動操作されるヘッドユニット40等を備えている。
具体的には、図1に示すように、基台10上には一対の支持脚31が設置されている。両支持脚31は、作業位置のX軸方向における両側に位置しており、共にY軸方向に沿ってまっすぐに延びている。
両支持脚31には、その上面にY軸方向に沿って延びるガイドレール32が設置されている。X軸方向における両側に設置された各ガイドレール32には、X軸方向に沿って延びるヘッド支持体34が、その長辺方向の両端部が嵌合された状態で取り付けられている。
一方(図1の右側)の支持脚31には、Y軸方向に沿って延びるY軸ボールねじ35が装着されている。このY軸ボールねじ35には、図示しないボールナットが螺合されている。また、Y軸ボールねじ35には、Y軸サーボモータ36が付設されている。
Y軸サーボモータ36を通電操作すると、Y軸ボールねじ35に沿ってボールナットが進退し、その結果、ボールナットに固定されたヘッド支持体34、及び次述するヘッドユニット40がガイドレール32に沿ってY軸方向に移動する。
図2に示すように、ヘッド支持体34にはX軸方向に沿って延びるガイド部材37が設置されている。ガイド部材37には、当該ガイド部材37の軸方向に沿ってヘッドユニット40が移動自在に取り付けられている。また、ヘッド支持体34には、X軸方向に沿って延びるX軸ボールねじ38が装着されている。このX軸ボールねじ38には、図示しないボールナットが螺合されている。
X軸ボールねじ38にはX軸サーボモータ39が付設されており、このX軸サーボモータ39を通電操作すると、X軸ボールねじ38に沿ってボールナットが進退し、その結果、ボールナットに固定されたヘッドユニット40がガイド部材37に沿ってX軸方向に移動する。
以上のように、X軸サーボ機構、Y軸サーボ機構を複合的に制御することで、基台10上においてヘッドユニット40を水平方向(X−Y平面方向)に移動操作できる構成となっている。
このヘッドユニット40には、実装動作を行う実装ヘッド41が列状をなして複数個搭載されている。実装ヘッド41は、ヘッドユニット40の下面から下向きに突出しており、その先端には吸着ノズル42が設けられている。
各実装ヘッド41は、R軸サーボモーター70(図4参照)の駆動によって軸周りの回転動作が可能とされている。また、各実装ヘッド41は、Z軸サーボモーター(図4参照)の駆動によってヘッドユニット40のフレーム43に対して昇降可能な構成となっている。また、各吸着ノズル42には、図示しない吸引装置から負圧が供給されるように構成されており、吸着ノズル42の先端に吸引力を生じさせるようになっている。
このような構成とすることで、フィーダーFを通じて供給される電子部品18を、実装装置30の吸着ノズル42で吸着し、実装位置に停止したプリント基板P上に実装するようになっている。
次に、基台10上に配置された撮像装置(計測装置の一例)50について説明する。コンベア12の両側(図1の上下両側)であってX軸方向に並んだ2つの部品供給部20の間には、それぞれ撮像装置50が配置されている。この撮像装置50によって吸着ノズル42に吸着された部品18の下面が撮像される。
撮像装置50は、図3に示すように、基台10に対して固定されるベースプレート51を備えている。ベースプレート51の上端部には、吸着ノズル42に吸着された部品18の下面に垂直方向から撮像用の光を照射する垂直方向ライトL1と、部品18の下面に斜め方向から撮像用の光を照射する斜め方向ライトL2と、が固定されている。
垂直方向ライトL1と斜め方向ライトL2は、複数個のLED52を並べた光源であり、それぞれベースプレート51に固定されている。垂直方向ライトL1は、その照射方向が部品18の下面に対して垂直となるように配置されており、斜め方向ライトL2は、その照射方向が部品18の下面に対して略40°の角度をなすように配置されている。
垂直方向ライトL1と斜め方向ライトL2において、LED52からの光の照射経路上には、それぞれ屈折レンズ53が設けられている。この屈折レンズ53は、各LED52から照射された光を所定の平面に略直交する平行光又は略平行光になるように屈折させる。
各屈折レンズ53から出射される光は、Y軸方向に平行又は略平行を維持したまま屈曲されて、平面状屈曲光となり、Y軸方向の直線状の集光位置SIに集光される。この集光位置SIに部品18の下面が一致するように、吸着ヘッド42のZ軸方向位置が調整される。
また、屈折レンズ53と部品18との間には、平面状屈曲光HをY軸方向にのみ拡散させるディフューザ54が配設されている。各平面状屈曲光Hは、ディフューザ54によって部品18側へ向かうにつれてY軸方向で扇状に広がり、Y軸方向において略均一な明るさとなる。
垂直方向ライトL1からの光は部品の下面によって下方へ反射する。一方、斜め方向ライトL2から集光位置SIへ照射された平面状屈曲光Hは、集光位置SIを基準とするYZ平面の面対象となる左側へ反射し、この反射光Rはミラー55により下方側へ反射されることとなる。
垂直方向ライトL1からの光は部品18によって下方へ反射した後に垂直方向カメラC1が受光する。また、ミラー55によって反射した光は斜め方向カメラC2が受光する。垂直方向カメラC1及び斜め方向カメラC2は、いずれも多数のCCD素子をY方向に沿って並べたラインセンサを光電変換素子として備える。
(表面実装機の電気的構成)
次に、表面実装機1の電気的構成について、図4のブロック図を参照して説明する。表面実装機1の本体は制御装置60によってその全体が制御統括されている。制御装置60はCPU等により構成され、搬送系制御部62と、実装系制御部64と、部品認識部66と、を備えている。
搬送系制御部62は、コンベア12等の搬送系を制御するためのデータが記憶されている。実装系制御部64は、Z軸サーボモータ68、R軸サーボモータ70、Y軸サーボモータ36、及びX軸サーボモータ39と電気的に接続されており、実装プログラムに従ってこれらの各サーボモータ68、70、36、39の駆動を制御する。
部品認識部66は、実装プログラムに基づいて吸着ヘッド42に吸着された部品18の画像を撮像し、撮像された画像に対して当該部品18の各部位における座標を特定することで、当該部品18の中心位置、吸着姿勢等を認識する。これにより、吸着ヘッド42に吸着された部品18は、プリント基板P上における正確な位置に位置決めされて実装される。
また、部品認識部66は、撮像装置50を後述するフローチャートに示す処理に基づいて動作させる。このフローチャートに示す処理では、吸着ヘッド42に吸着された部品18に対して、当該部品18の複数箇所に計測マークが設定される。従って、部品認識部66には、部品18の形状等に関する部品情報の他、後述する部品18の種類ごとの計測マークに関する情報であるマーク情報、等が記憶される記憶部67が含まれている。この記憶部67は部品認識部66外の別の場所に設けてもよい。
具体的には、上記部品情報には、部品18の形状の他、部品18の外形寸法、中心位置の座標情報等が含まれている。また、上記マーク情報には、計測マークの形状に関する情報、各計測マークの部品18の中心位置からの相対位置に関する情報等が含まれている。
本実施形態に係る表面実装機1は以上のような構成である。なお、表面実装機1の構成のうち、上記撮像装置50と上記制御装置60とを含む一部の装置は、判定装置の一例である。
(実装処理)
次に、表面実装機1における実装処理に関する各実施形態を説明する。ここで、各実施形態における実装処理は、表面実装機1の作業位置に停止したプリント基板P上へ部品18を実装する処理であり、実装プログラムに従って制御装置60が実行する処理である。
(実施形態1)
本実施形態では、プリント基板P上へ実装される部品18の一例として、シールド部品(付着部材の一例)80を例示する。ここで、図5は、プリント基板P上に実装された状態のシールド部品80を示している。また、図6は、シールド部品80の平面図を示している。
シールド部品80は、プリント基板Pに実装された電子部品を覆う形で半田接合によってプリント基板P上に付着される。このシールド部品80は、図5及び図6に示すように、プリント基板Pの板面に沿って配され、平面視略正方形状をなす平面部80Aと、平面部80Aの各端縁から当該平面部80Aに対して略垂直に延びるとともにその先端がプリント基板P上に付着される付着部80Bと、を有する。
また、図6に示すように、シールド部品80の平面部80Aには、開口が平面視真円状をなす複数の貫通孔80Sが穿設されている。このような貫通孔80Sが設けられることでシールド部品80の通気性が高められ、当該シールド部品80によって覆われる電子部品の冷却効率が高められる。
続いて実施形態1の実装処理について図7に示すフローチャートを参照して説明する。制御装置60は、部品18の実装動作を開始すると、まず、吸着ノズル42に吸着されたシールド部品80に関する部品情報を部品認識部66の記憶部67から読み出す(S2)。この部品情報に基づいて、後述する処理においてシールド部品80の中心位置80O(図6参照)の座標が計測される。なお、図6に示すように、シールド部品80では、その平面部80Aの中心が、シールド部品80の中心位置80Oと設定される。
次に、制御装置60は、シールド部品80に関するマーク情報を部品認識部66の記憶部67から読み出す(S4)。このマーク情報に基づいて、後述する処理においてシールド部品80の計測マークM(図6参照)の座標が計測される。なお、図6に示すように、シールド部品80では、その平面部80Aに穿設された複数の貫通孔80Sのうち、平面部80Aの四隅に穿設された各貫通孔80Sが計測マークMとされる。これにより、各計測マークMについてのシールド部品80の中心位置80Oからの相対位置が設定され、各計測マークMの形状が真円状と設定される。
次に、制御装置60は、部品供給部20から供給される部品18を吸着ノズル42に吸着させる(S6)。制御装置60は、部品18を吸着ノズル42に吸着させると、当該部品18を撮像装置50の上方へ移動させる。
次に、制御装置60は、撮像装置50の垂直方向カメラC1によってシールド部品80の画像を撮像する。そして、制御装置60は、撮像された画像に対してXYZ座標系(以下、第1のXYZ座標系と称する)を設定し、S6及びS8の処理で部品認識部66から読み出した部品情報とマーク情報とに基づいて、第1のXYZ座標系におけるシールド部品80の中心位置80Oの座標と各計測マークMの座標とを計測する(S10)。
なお、本実施形態では、シールド部品80に設定される計測マークMの形状が真円状であるので、計測マークMをなす真円の中心位置が当該計測マークMの位置とされる。
次に、制御装置60は、S10の処理で計測したシールド部品80の各計測マークMの座標、即ち、垂直方向カメラC1によって撮像された画像に基づくシールド部品80の各計測マークMのXY座標に関する情報を部品認識部66の記憶部67に記憶させる(S12)。
次に、制御装置60は、撮像装置50の斜め方向カメラC2によってシールド部品80の画像を撮像する。制御装置60は、撮像された画像とS8の処理で部品認識部66から読み出したマーク情報とに基づいて、第1のXYZ座標系におけるシールド部品80の各計測マークMのXY座標を計測する(S14)。
次に、制御装置60は、S14の処理で計測したシールド部品80の各計測マークMの座標、即ち、斜め方向カメラC2によって撮像された画像に基づくシールド部品80の各計測マークMのXY座標に関する情報を部品認識部66の記憶部67に記憶させる(S16)。
(基準平面算出処理)
次に、制御装置60は、次述する基準平面設定処理を実行する(S20)。以下、制御装置60がS20で実行する基準平面設定処理について、図8に示すフローチャートを参照して説明する。
基準平面設定処理では、制御装置60は、まず垂直方向カメラC1によって撮像された画像に基づくシールド部品80の各計測マークMのXY座標に関する情報を部品認識部66の記憶部67から読み出す(S22)。
次に、制御装置60は、斜め方向カメラC2によって撮像された画像に基づくシールド部品80の各計測マークMのXY座標に関する情報を部品認識部66の記憶部67から読み出す(S24)。
次に、制御装置60は、S22の処理で読み出した座標と、S24の処置で読み出した座標と、の差を求め、これにより、シールド部品80における各計測マークMのZ座標を算出する(S26)。
ここで、垂直方向カメラC1と斜め方向カメラC2とによってシールド部品80における各計測マークMのZ座標を算出する手法について説明する。垂直方向カメラC1と斜め方向カメラC2はいずれも吸着ノズル42の下方に配置されているので、いずれか一方のカメラC1、C2でシールド部品80を撮像するのみでは、第1のXYZ座標系において、シールド部品80の各計測マークMにおけるZ方向座標(高さ方向の座標)を算出することができない。
そこで、まず、シールド部品80の各計測マークMを垂直方向カメラC1と斜め方向カメラC2でそれぞれ撮像する。そして、撮像したそれら2つの画像に関し、各計測マークMをなす真円の中心位置について、2つの画像における相対的なズレ量と、垂直方向カメラC1と斜め方向カメラC2との相対角度の正接(本実施形態では上述のようにtan(90°−40°))とから、各計測マークMのZ方向座標(高さ方向の座標)を算出することができる。これにより、第1のXYZ座標系において、シールド部品80の各計測マークMのZ方向座標を含んだ座標が算出される。
次に、制御装置60は、S26で算出した各計測マークMの座標の各々について最小二乗法を用い、これにより算出される近似平面を仮想基準平面として設定し(S28)、基準平面設定処理を終了する。
図7に示すフローチャートを参照して実装処理の続きを説明する。基準平面設定処理(S20)が終了すると、制御装置60は、基準平面設定処理で設定した仮想基準平面に基づくXYZ座標系(以下、第2のXYZ座標系と称する)を設定する。具体的には、制御装置60は、仮想基準平面に沿った一つの方向をX方向とし、当該X方向に直交するとともに仮想基準平面に沿った方向をY方向とし、上記X方向と上記Y方向との各々に直交する方向をZ方向とする第2のXYZ座標系を設定する。
そして、制御装置60は、第2のXYZ座標系において、シールド部品80の各計測マークMの各々について、Z方向の座標を算出する(S30)。S30で制御装置60が実行する処理は、Z方向座標算出処理の一例である。
次に、制御装置60は、S30で算出したZ方向の各座標のうち、最大値となる座標と最小値となる座標との差が第1の設定値より大きいか否かを判断する(S32)。なお、ここでいう第1の設定値は、経験則等から求められる任意の値を設定することができる。
制御装置60は、S32で第1の設定値以下であると判断した場合(S32:NO)、吸着ノズル42に吸着されたシールド部品80の平坦度は良好であると判定し、当該シールド部品80をプリント基板P上の所定の位置に実装し(S34)、実装処理を終了する。
一方、制御装置60は、S32で第1の設定値より大きいと判断した場合(S32:YES)、吸着ノズル42に吸着されたシールド部品80の平坦度は良好でないと判定し、エラー処理を実行し(S36)、実装処理を終了する。なお、ここでいうエラー処理は、当該シールド部品80をプリント基板P上に実装することなく次の部品の実装処理に移行する処理や、当該シールド部品80について上記の実装処理を再度実行する処理等である。また、S32、S34、及びS36において制御装置60が実行する処理は、良否判定処理の一例である。
ここで、上記仮想基準平面は各計測マークMの座標から導き出される平坦な近似平面であり、第2のXYZ座標系はこの仮想基準平面に基づくものであるから、第2のXYZ座標系における各計測マークMのZ方向の最大値座標と最小値座標との差は、各計測マークMのZ方向(高さ方向)についての最大ズレ量に相当する。また、シールド部品80の平面部80Aの平坦度は、当該平面部80Aの複数の部位についての高さ方向のズレ量から判定することができる。従って、上記最大ズレ量が所定の値、即ち上記第1の設定値を越えるか否かによって各計測マークMが設定されたシールド部品80の平面部80Aにおける平坦度の良否を判定することができる。
そして、シールド部品80の平面部80Aに設定された各計測マークMは、平面部80Aの各端縁、即ち平面部80Aのうちプリント基板P上に付着される付着部80Bが延びる部位の近傍にそれぞれ設定されているので、各計測マークMについての高さ方向のズレ量を測定することで、本来測定したい部位である付着部80Bについての高さ方向のズレ量を測定したものとほぼ同等の測定結果を得ることができる。このため、各計測マークMにおける高さ方向のズレ量の測定結果に基づいて、付着部80Bの平坦度の良否を相対的に判定することができる。
(実施形態1の効果)
以上説明したように、本実施形態の表面実装機1では、制御装置60は、シールド部品80の付着部80Bにおける平坦度を直接算出せず、当該付着部80Bと連なる平面部80Aに複数の計測マークMを設定し、各計測マークMに基づいて設定された仮想基準平面から平面部80Aの平坦度を算出する。そして、制御装置60は、算出した平面部80Aの平坦度に基づいて、当該平面部80Aと連なる付着部80Bの平坦度の良否を判定する。このため、プリント基板Pに付着されるシールド部品80のように付着部80Bがその平坦度を測定し難い形状又は大きさである場合であっても、当該付着部80Bにおける平坦度の良否を精度良く判定することができる。
また、本実施形態では、制御装置60は、実装処理において、プリント基板P上に実装された電子部品を覆うシールド部材からなるシールド部品80について、当該シールド部品80の平面部80Aに穿設された貫通孔80Sを計測マークMとして設定する。このため、シールド部品80の平面部80Aに穿設された計測マークMとしての貫通孔80Sを放熱用の貫通孔80Sとして兼用させることができる。これにより、放熱用の貫通孔を別途穿設する必要がなく、シールド部品80の加工コストを削減することができる。
また、本実施形態では、制御装置60は、基準平面設定処理において、計測マークMの各々の座標について最小二乗法を用いることで仮想基準平面を算出する。このように最小二乗法を用いることで付着部材の姿勢(傾き)に影響されることなく仮想基準平面を精度良く算出することができ、シールド部品80の付着部80Bにおける平坦度の良否をより適正に判定することができる。
また、本実施形態では、制御装置60は、良否判定処理において、Z方向座標算出処理で算出した計測マークMのZ方向における座標のうち、最大値となる座標と最小値となる座標との差が第1の設定値を越えるか否かによってシールド部品80の付着部80Bにおける平坦度の良否を判定する。このように平坦度の良否を判定するための具体的な基準を設定することで、シールド部品80の付着部80Bにおける平坦度の良否をより適正に判定することができる。
(実施形態1の変形例)
続いて実施形態1の変形例について説明する。この変形例では、吸着ノズル42に吸着される部品18として、実施形態1で例示したタイプとは異なるタイプのシールド部品81(図9参照)を例示する。
図9に示すように、シールド部品81は、その平面部81A及び付着部81Bが実施形態1で例示したシールド部品80と同様の形状及び構成とされている。一方、シールド部品81の平面部81Aには、その四隅にのみそれぞれ貫通孔81Sが穿設されている。これら4つの貫通孔81Sはいずれも開口が平面視略L字形をなしており、その略L字形の形状のうち折れ曲がった部分をそれぞれ平面部81Aの隅に向けた形で設けられている。
シールド部品81では、図9に示すように、平面部81Aの四隅に設けられた各貫通孔81Sが計測マークM、M1とされる。この場合、各貫通孔81Sにおいて、上記折れ曲がった部分に形成される角部のうち外側に位置する角部を計測マークMとして設定することができるし、上記角部のうち内側に位置する角部を計測マークM1として設定することもできる(図9参照)。
(実施形態2)
次に、実施形態2の実装処理について図10に示すフローチャートを参照して説明する。実施形態2の実装処理は、実施形態1の実装処理のフローチャート(図7参照)において、S32で実行する処理が実施形態1と異なっており、その他の処理については実施形態1と同様である。そのため、実施形態1と同様の処理については説明を省略する。
ここで、本実施形態では、プリント基板P上へ実装される部品18の一例として、半導体ウエハ(付着部材の一例)180を例示する。この半導体ウエハ180は、図11に示すように、プリント基板Pの板面に沿って配され、平面視略正方形状をなす平板状のウエハ部(平面部の一例)180Aを有している。
半導体ウエハ180におけるウエハ部180Aの外周側であってプリント基板Pと対向する側の面には、ウエハ部180Aの外周形状に沿って枠状に並んだ複数の半田ボール180Bが配されている。これらの半田ボール180Bは電極群を構成しており、半導体ウエハ180は、これら複数の半田ボール180Bが溶融されることでプリント基板Pの配線パターン上へ半田接合される。なお、半田ボール180Bは付着部の一例である。
また、図11に示すように、枠状に並んだ複数の半田ボール180Bの外周側には、これらの半田ボール180Bを囲むように円形の複数の計測マークMが設けられている。これらの計測マークMは、配線パターンを形成する方法と同様の方法(例えば印刷法)により形成されている。
実施形態2の実装処理について説明する。実施形態2の実装処理では、制御装置60は、S30の処理の後、仮想基準平面に基づく第2のXYZ座標系において、各計測マークMの座標位置から仮想基準平面までのZ方向に沿った距離のうち、少なくとも一つが第2の設定値より大きいか否かを判断する(S132)。なお、ここでいう第2の設定値は、経験則等から求められる任意の値を設定することができる。
制御装置60は、S132で第2の設定値以下であると判断した場合(S132:NO)、吸着ノズル42に吸着された半導体ウエハ180の平坦度は良好であると判定し、当該半導体ウエハ180をプリント基板P上の所定の位置に実装し(S34)、実装処理を終了する。
一方、制御装置60は、S132で第2の設定値より大きいと判断した場合(S132:YES)、吸着ノズル42に吸着された半導体ウエハ180の平坦度は良好でないと判定し、エラー処理を実行し(S36)、実装処理を終了する。
ここで、第2のXYZ座標系における各計測マークMの座標位置から仮想基準平面までのZ方向に沿った距離は、各計測マークMの座標から導き出される平坦な近似平面である仮想基準平面に対する各計測マークMの高さ方向についてのズレ量に相当する。従って、この高さ方向についてのズレ量が所定の値、即ち上記第2の設定値を越えるか否かによって各計測マークMが設定された半導体ウエハ180のウエハ部180Aにおける平坦度の良否を判定することができる。
(実施形態2の効果)
以上のように本実施形態では、制御装置60は、良否判定処理において、計測マークMの各々から仮想基準平面までのZ方向に沿った距離のうち少なくとも1つが第2の設定値を越えるか否かによって半導体ウエハ180の半田ボール180Bにおける平坦度の良否を判定する。このように、平坦度の良否を判定するための具体的な基準を設定することで、半導体ウエハ180の半田ボール180Bにおける平坦度の良否をより適正に判定することができる。
また、本実施形態では、制御装置60は、マーク設定処理において、プリント基板Pに固定される半導体ウエハ180からなる付着部材について、半導体ウエハ180のウエハ部180Aに配線パターンと同様の方法で形成されたマークを計測マークMとして設定する。このようにすることによって、半導体ウエハ180からなる付着部材についても、その付着部である半田ボール180Bにおける平坦度の良否を適正に判定することができる。
(実施形態3)
次に、実施形態3の実装処理について説明する。実施形態2の実装処理は、実施形態1の実装処理のフローチャート(図7参照)において、S20で実行する基準平面設定処理が実施形態1と異なっており、その他の処理については実施形態1と同様である。そのため、実施形態1と同様の処理については説明を省略する。
ここで、本実施形態では、実施形態1で例示したシールド部品80とは異なるタイプのシールド部品(付着部材の一例)280を例示する。このシールド部品280は、図12及び図13に示すように、プリント基板Pの板面に沿って配され、四隅のうち一つがやや欠けた平面視略正方形状をなす平面部280Aと、平面部280Aの各端縁から当該平面部280Aに対して略垂直に延びるとともにその先端がプリント基板P上に付着される付着部280Bと、を有する。
また、図13に示すように、シールド部品280の平面部280Aには、実施形態1で例示したシールド部品80と同様に、開口が真円状をなす複数の貫通孔280Sが穿設されている。さらに、シールド部品280の平面部280Aは、その一部にプリント基板P側とは反対側に段差をなして***する***面部280Cを有している(図12及び図13参照)。
なお、このような***面部280Cは、例えば一部の高さが他の部位の高さよりも突出した電子部品を当該シールド部品280で覆う場合、平面部280Aが電子部品の当該突出する部位と干渉しないように設けられるものである。
本実施形態で例示するシールド部品280では、図13に示すように、その平面部280Aに穿設された複数の貫通孔280Sのうち、平面部280Aの四隅に穿設された各貫通孔280Sが計測マークMとされる。この場合、図13に示すように、***面部280C内に位置する貫通孔280Sを計測マークMとしてもよい。また、図13に示すように、平面部280Aの端縁寄りに位置する他の貫通孔280Sを計測マークM2とすることもでき、これにより、平面部280Aに5つ以上の計測マークM、M2を設定することもできる。
本実施形態では、平面部280Aに上記***面部280Cを有するシールド部品280について、***面部280Cの***量(平面部280Aに対する***面部280Cの相対的な高さ)に関する***量情報が部品情報の一部として部品認識部66の記憶部67に記憶されている。
実施形態3の基準平面設定処理について図14に示すフローチャートを参照して説明する。実施形態3の基準平面設定処理において、S22及びS24で制御装置60が実行する処理は、実施形態1の基準平面設定処理と同様であるため説明を省略する。
基準平面設定処理においてS24の処理が終了すると、制御装置60は、シールド部品280についての***量情報を部品認識部66の記憶部67から読み出す(S225)。
次に、制御装置60は、シールド部品280の各計測マークMのうち***面部280C内に設定された計測マークM以外の計測マークMについて、Z座標を算出する。さらに、制御装置60は、***面部280C内に設定された計測マークMについて、Z座標を算出し、その算出されたZ座標からS225で読み出した***量を控除することでZ座標を修正し、修正座標を算出する(S226)。
次に、制御装置60は、S226で算出した各計測マークMの座標及び修正座標の各々について最小二乗法を用い、これにより算出される近似平面を仮想基準平面と設定し(S228)、基準平面設定処理を終了する。
(実施形態3の効果)
以上のように本実施形態における表面実装機では、平面部280Aが***面部280Cを有するシールド部品280等について、当該***面部280Cの***量が部品認識部66の記憶部67に記憶される。そして、そのような***面部280Cを有するシールド部品280等の平坦度の良否を判定する場合、その***量を控除した位置に基づいて仮想基準平面が設定され、各計測マークMのZ方向座標が算出される。このため、***面部280Cを有するシールド部品280の平面部280Aにおける平坦度の良否をより適正に判定することができる。
(実施形態4)
次に、実施形態4の実装処理について図15に示すフローチャートを参照して説明する。実施形態4の実装処理は、実施形態1の実装処理のフローチャート(図7参照)において、S30の後に実行する処理が実施形態1と異なっており、その他の処理については実施形態1と同様である。そのため、実施形態1と同様の処理については説明を省略する。
本実施形態では、吸着ノズル42に吸着される部品18として、実施形態1で例示したものと同様のシールド部品80を例示する。
また、本実施形態では、標準部材に関するマーク情報が予め部品認識部66の記憶部67に記憶されている。ここでいう標準部材は、その平坦度が良好であり、シールド部品80に設定される計測マークMの正規の位置に相当する正確な位置に計測マークが設定された部材である。また、標準部材に関するマーク情報は、標準部材における計測マークのZ方向座標等を含んでいる。
実施形態4の実装処理では、制御装置60は、S30の処理の後、標準部材における計測マークのZ方向座標を部品認識部66の記憶部67から読み出す(S331)。
次に、制御装置60は、S331で読み出した標準部材における計測マークのZ方向座標と、それらに対応するシールド部品80の各計測マークMの仮想基準平面に基づく第2のXYZ座標系におけるZ方向座標と、の差をそれぞれ算出し、算出した差の絶対値のうち少なくとも一つが第3の設定値より大きいか否かを算出する(S332)。なお、ここでいう第3の設定値は、経験則等から求められる任意の値を設定することができる。
制御装置60は、S332で第3の設定値以下であると判断した場合(S332:NO)、吸着ノズル42に吸着されたシールド部品80の平坦度は良好であると判定し、当該シールド部品80をプリント基板P上の所定の位置に実装し(S34)、実装処理を終了する。
一方、制御装置60は、S332で第3の設定値より大きいと判断した場合(S332:YES)、吸着ノズル42に吸着されたシールド部品80の平坦度は良好でないと判定し、エラー処理を実行し(S36)、実装処理を終了する。
ここで、標準部材における計測マークMのZ方向座標は、計測マークMの正規の位置を示す指標となるものであるから、当該Z方向座標からのズレ量は、正規の位置からのズレ量に相当する。従って、標準部材における計測マークMのZ方向座標と、の各計測マークMの第2のXYZ座標系におけるZ方向座標と、の差の絶対値が所定の値、即ち第3の設定値を越えるか否かによって各計測マークMが設定されたシールド部品80の平面部80Aにおける平坦度の良否を標準部材に基づいて判定することができる。
(実施形態4の効果)
以上のように本実施形態における表面実装機では、付着部材に設定される計測マークの正規の位置に相当する正確な位置に計測マークが設定された標準部材について、当該標準部材の計測マークの各々におけるZ方向の座標が部品認識部66の記憶部67に記憶される。そして、標準部材における計測マークMのZ方向座標を用いて、シールド部品80の平面部80Aにおける平坦度の良否が判定される。このため、例えば実施形態3に記載したような***面部を有する付着部材についてその***面部の***量が不明な場合であっても、***面部を有するシールド部品等の付着部材について、付着部における平坦度の良否をより適正に判定することができる。
(他の実施形態)
本発明は上記既述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記の各実施形態では、最小二乗法を用いることで仮想基準平面を算出する例を示したが、仮想基準平面を算出する方法については限定されない。例えば、3つの計測マークを通過する第1の仮想平面と、第1の仮想平面に平行であって他の1つの計測マークを通過する第2の仮想平面と、の中間に位置する第3の仮想平面を仮想基準平面として算出してもよい。この方法による場合も付着部材の姿勢(傾き)に影響されることなく仮想基準平面を精度良く算出することができ、付着部材の付着部における平坦度の良否をより適正に判定することができる。
(2)上記の実施形態では、垂直方向カメラと斜め方向カメラとを備える撮像装置を用いて各計測マークのZ方向座標を計測する例を示したが、各計測マークの正確な座標を計測する計測方法については限定されない。公知の平坦度測定装置等を用いて計測マークのZ方向座標を計測してもよい。
(3)上記の各実施形態以外にも、付着部材の構成等については、適宜に変更可能である。
(4)上記の各実施形態以外にも、計測マークの形状、数、配置等については、適宜に変更可能である。
(5)上記の各実施形態以外にも、表面実装機の構成については、適宜に変更可能である。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
1…表面実装機
10…基台
18…部品
20…部品供給部
30…実装装置
42…吸着ノズル
50…撮像装置
60…制御装置
80、81、280…シールド部品
80A、81A、280A…平面部
80B、81B、280B…付着部
80S、81S、280S…貫通孔
180…半導体ウエハ
180A…ウエハ部
180B…半田ボール
280C…***面部
C1…垂直方向カメラ
C2…斜め方向カメラ
M、M1、M2…計測マーク
P…プリント基板

Claims (8)

  1. 基板に付着される付着部と、前記基板の板面に沿って配され、端縁側に前記付着部が設けられた平面部と、を有する付着部材の前記付着部における平坦度の良否を判定する判定装置であって、
    計測装置と、
    制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記平面部上の互いに離間した少なくとも4つの位置に計測マークを設定するマーク設定処理と、
    前記計測装置によって前記計測マークの各々の位置を計測することで、前記計測マークの各々または前記計測マークの各々の近傍を通過する1つの平面を仮想基準平面として設定する基準平面設定処理と、
    前記仮想基準平面に沿った一つの方向をX方向とし、該X方向に直交するとともに前記仮想基準平面に沿った方向をY方向とし、前記X方向と前記Y方向との各々に直交する方向をZ方向としたXYZ座標系において、前記計測マークの各々について前記Z方向の座標を算出するZ方向座標算出処理と、
    前記Z方向座標算出処理で算出した前記Z方向の座標に基づいて前記付着部材の前記付着部における平坦度の良否を判定する良否判定処理と、
    を実行し、
    前記制御装置は、
    前記マーク設定処理では、前記基板上に実装された電子部品を覆うシールド部材からなる前記付着部材について、該付着部材の前記平面部に穿設された貫通孔を前記計測マークとして設定する、
    判定装置。
  2. 請求項1に記載の判定装置であって、
    前記制御装置は、
    前記基準平面設定処理では、前記計測マークの各々の座標について最小二乗法を用いることで前記仮想基準平面を算出する、
    判定装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の判定装置であって、
    前記制御装置は、
    前記良否判定処理では、前記Z方向座標算出処理で算出した前記計測マークの前記Z方向における座標のうち、最大値となる座標と最小値となる座標との差が第1の設定値を越えるか否かによって前記付着部材の前記付着部における平坦度の良否を判定する、
    判定装置。
  4. 請求項2に記載の判定装置であって、
    前記制御装置は、
    前記良否判定処理では、前記計測マークの各々から前記仮想基準平面までの前記Z方向に沿った距離のうち少なくとも1つが第2の設定値を越えるか否かによって前記付着部材の前記付着部における平坦度の良否を判定する、
    判定装置。
  5. 請求項1又は請求項2に記載の判定装置であって、
    前記平面部の一部に段差をなして***する***面部を有する前記付着部材について、該***面部の***量を記憶する記憶部を備え、
    前記制御装置は、
    前記***面部を有する前記付着部材について該***面部内に前記計測マークが設定された場合、
    前記基準平面設定処理では、前記***量を前記記憶部から読み出すとともに、前記***面部内に設定された前記計測マークについて前記***量を控除した位置に設定されたものとして前記仮想基準平面を設定し、
    前記Z方向座標算出処理では、前記***面部内に設定された前記計測マークについて該***面部の***量を控除した位置の前記Z方向の座標を算出する、
    判定装置。
  6. 請求項1又は請求項2に記載の判定装置であって、
    前記付着部材に設定される前記計測マークの正規の位置に相当する正確な位置に該計測マークが設定された標準部材について、該標準部材の前記計測マークの各々における前記Z方向の座標を記憶する記憶部を備え、
    前記制御装置は、
    前記良否判定処理では、前記標準部材の前記計測マークの各々における前記Z方向の座標を前記記憶部から読み出し、その読み出した前記Z方向の座標と、前記標準部材の前記計測マークの各々と対応する前記付着部材の前記平面部における前記計測マークの前記Z方向の座標と、の差に基づいて前記付着部材の前記付着部における平坦度の良否を判定する、
    判定装置。
  7. 基板に付着される付着部と、前記基板の板面に沿って配され、端縁側に前記付着部が設けられた平面部と、を有する付着部材の前記付着部における平坦度の良否を判定する判定装置であって、
    計測装置と、
    制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記平面部上の互いに離間した少なくとも4つの位置に計測マークを設定するマーク設定処理と、
    前記計測装置によって前記計測マークの各々の位置を計測することで、前記計測マークの各々または前記計測マークの各々の近傍を通過する1つの平面を仮想基準平面として設定する基準平面設定処理と、
    前記仮想基準平面に沿った一つの方向をX方向とし、該X方向に直交するとともに前記仮想基準平面に沿った方向をY方向とし、前記X方向と前記Y方向との各々に直交する方向をZ方向としたXYZ座標系において、前記計測マークの各々について前記Z方向の座標を算出するZ方向座標算出処理と、
    前記Z方向座標算出処理で算出した前記Z方向の座標に基づいて前記付着部材の前記付着部における平坦度の良否を判定する良否判定処理と、
    を実行し、
    前記平面部の一部に段差をなして***する***面部を有する前記付着部材について、該***面部の***量を記憶する記憶部を備え、
    前記制御装置は、
    前記***面部を有する前記付着部材について該***面部内に前記計測マークが設定された場合、
    前記基準平面設定処理では、前記***量を前記記憶部から読み出すとともに、前記***面部内に設定された前記計測マークについて前記***量を控除した位置に設定されたものとして前記仮想基準平面を設定し、
    前記Z方向座標算出処理では、前記***面部内に設定された前記計測マークについて該***面部の***量を控除した位置の前記Z方向の座標を算出する、
    判定装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の判定装置を備える、表面実装機。
JP2013102962A 2013-05-15 2013-05-15 判定装置、表面実装機 Active JP6224348B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013102962A JP6224348B2 (ja) 2013-05-15 2013-05-15 判定装置、表面実装機
CN201310478607.6A CN104168752B (zh) 2013-05-15 2013-10-14 判定装置、表面安装机及判定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013102962A JP6224348B2 (ja) 2013-05-15 2013-05-15 判定装置、表面実装機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014225500A JP2014225500A (ja) 2014-12-04
JP6224348B2 true JP6224348B2 (ja) 2017-11-01

Family

ID=51912322

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013102962A Active JP6224348B2 (ja) 2013-05-15 2013-05-15 判定装置、表面実装機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6224348B2 (ja)
CN (1) CN104168752B (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5852366B2 (ja) * 2011-08-28 2016-02-03 ヤマハ発動機株式会社 電子部品装着装置
CN108027234A (zh) * 2015-06-24 2018-05-11 富士机械制造株式会社 基板检查机
WO2017141405A1 (ja) 2016-02-18 2017-08-24 富士機械製造株式会社 部品判定装置および部品判定方法
JP6752706B2 (ja) * 2016-12-15 2020-09-09 ヤマハ発動機株式会社 判定装置、及び、表面実装機
JP6392395B1 (ja) * 2017-03-26 2018-09-19 株式会社アドテックエンジニアリング 平面度測定方法及びピン高さ調整方法
CN106809649A (zh) * 2017-03-31 2017-06-09 苏州德创测控科技有限公司 一种移位放料***及移位放料方法
CN111434202B (zh) * 2017-12-07 2021-06-22 雅马哈发动机株式会社 被安装物作业装置
CN109551179B (zh) * 2018-11-29 2021-04-02 南方科技大学 一种金属零件制造方法
JP7394283B2 (ja) * 2019-07-17 2023-12-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品実装装置および立体形状判断装置ならびに立体形状判断方法
JP7329727B2 (ja) * 2019-07-17 2023-08-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品実装装置および立体形状計測装置ならびに立体形状計測方法
CN112747698A (zh) * 2019-10-29 2021-05-04 复盛应用科技股份有限公司 高尔夫球杆头测量方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11340699A (ja) * 1998-05-28 1999-12-10 Sony Corp 部品検査方法及び電子部品装着装置
JP2000227326A (ja) * 1998-12-02 2000-08-15 Nikon Corp 平坦度測定装置
JP4498561B2 (ja) * 2000-08-04 2010-07-07 富士機械製造株式会社 配線板支持装置の段取替え装置
JP5010975B2 (ja) * 2007-05-16 2012-08-29 富士機械製造株式会社 コプラナリティ検査装置検査方法および装置
JP2011171482A (ja) * 2010-02-18 2011-09-01 Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd 部品掛違いのチェック方法、および、部品掛違いのチェックシステム
JP5823174B2 (ja) * 2011-06-03 2015-11-25 富士機械製造株式会社 電子部品装着位置補正方法および電子部品装着位置補正装置
JP6012150B2 (ja) * 2011-08-30 2016-10-25 富士機械製造株式会社 部品実装方法および部品実装システム

Also Published As

Publication number Publication date
CN104168752A (zh) 2014-11-26
JP2014225500A (ja) 2014-12-04
CN104168752B (zh) 2017-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6224348B2 (ja) 判定装置、表面実装機
US6904672B2 (en) Method for mounting an electronic component
US8136219B2 (en) Electronic component mounter and mounting method
WO2013005480A1 (ja) レーザー高さ測定装置および部品実装機
JP6333250B2 (ja) 部品保持状態検出方法および部品実装装置
JP6370299B2 (ja) 部品実装装置、その制御方法および部品実装装置用プログラム
JP2010050418A (ja) 電子部品実装装置の制御方法
JP6534447B2 (ja) 部品実装装置
KR102057918B1 (ko) 부품 실장장치
WO2015087420A1 (ja) 部品実装装置
JP6849815B2 (ja) 部品実装装置、撮影方法、実装順序の決定方法
JP4331054B2 (ja) 吸着状態検査装置、表面実装機、及び、部品試験装置
JP4999502B2 (ja) 部品移載装置及び表面実装機
JP6534448B2 (ja) 部品実装装置
JP6752706B2 (ja) 判定装置、及び、表面実装機
JP6896859B2 (ja) 撮像装置、表面実装機及び検査装置
KR101427870B1 (ko) 배선판 측정장치
JP6745170B2 (ja) 実装装置、キャリブレーション方法及びキャリブレーションプログラム
JP2008116274A (ja) 電子部品の三次元測定装置
US11924976B2 (en) Work machine
JP2008109001A (ja) 電子部品装着装置及び電子部品装着方法
JP5946998B2 (ja) 画像処理装置および電子部品実装機
WO2020012621A1 (ja) テンプレート作成装置および部品装着機
JP2023089746A (ja) 画像認識装置及び部品実装機
JP2001127498A (ja) 電子部品のリード浮き検出方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160929

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161117

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170714

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20170725

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170928

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171005

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6224348

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250