JP6221182B2 - 無機質球状化粒子製造装置、及び無機質球状化粒子製造方法 - Google Patents

無機質球状化粒子製造装置、及び無機質球状化粒子製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6221182B2
JP6221182B2 JP2014217953A JP2014217953A JP6221182B2 JP 6221182 B2 JP6221182 B2 JP 6221182B2 JP 2014217953 A JP2014217953 A JP 2014217953A JP 2014217953 A JP2014217953 A JP 2014217953A JP 6221182 B2 JP6221182 B2 JP 6221182B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inorganic
pressure
bag filter
inorganic spheroidized
spheroidized particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014217953A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016083619A (ja
Inventor
康之 山本
康之 山本
義之 萩原
義之 萩原
公夫 飯野
公夫 飯野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Nippon Sanso Corp
Original Assignee
Taiyo Nippon Sanso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Nippon Sanso Corp filed Critical Taiyo Nippon Sanso Corp
Priority to JP2014217953A priority Critical patent/JP6221182B2/ja
Publication of JP2016083619A publication Critical patent/JP2016083619A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6221182B2 publication Critical patent/JP6221182B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、無機質原料粉体を用いて無機質球状化粒子を製造する無機質球状化粒子製造装置、及び無機質球状化粒子製造方法に関する。
無機質原料粉体を用いて無機質球状化粒子を製造する方法としては、生産性や経済性の観点から、工業的には火炎法が広く採用されている。
この火炎法は、燃料及び支燃性ガスをバーナから噴出させることで形成した火炎中に、原料となる無機酸化物粉末(無機質原料粉体)を投入し、火炎の高温雰囲気内で無機質原料粉体を溶融させて、表面張力により粉末表面を球状化させることで、無機質球状化粒子を製造する方法である(例えば、特許文献1,2参照。)。
球状シリカを製造する場合、火炎法で用いられる原料としては、例えば、天然の珪石や珪砂を所定の粒度にまで粉砕したものを用いる。原料となるシリカには、天然由来のNa、P、Kが含まれている。
球状アルミナを製造する場合には、バイヤー法により、ボーキサイトを水酸化ナトリウムの熱溶液で洗浄する工程を踏まえて作られたアルミナが原料として用いられる。また、原料となるアルミナには、製法由来のNaが含まれている。
上記原料に含まれるNa、P、K、及びNa(以下、「イオン性不純物」という)、球状化処理後において、無機質球状化粒子の表面に付着・残留してしまう。このため、無機質球状化粒子を電子材料向けのフィラーとして用いる場合、耐湿信頼性を著しく損なうため好ましくない。
このような問題を解決可能な技術として、特許文献3,4がある。
特許文献3,4には、球状化アルミナ粒子を水洗する水洗工程を行うことで、イオン性不純物を除去することが開示されている。
特開2005−288399号公報 特開2007−15884号公報 特許第4214074号公報 特許第5336374号公報
しかしながら、特許文献3,4に開示された水洗工程を行う場合、水洗工程において生じる廃水を適切に処理しなければならないという問題があった。
また、水洗工程後の球状化粒子を電子材料向けのフィラーとして用いる場合、水分を十分に除去する必要があるため、乾燥工程を行う必要があった。
つまり、従来の手法では、水洗工程及び乾燥工程を行う必要があるため、煩雑であった。
そこで、本発明は、水洗工程及び乾燥工程を行うことなく、簡便な手法により、イオン性不純物が低減された無機質球状化粒子を得ることの可能な無機質球状化粒子製造装置、及び無機質球状化粒子製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明によれば、燃料と支燃性ガスとで形成された火炎中に無機質原料粉体を供給し、該無機質原料粉体を溶融・球状化させることで、無機質球状化粒子を製造する無機質球状化粒子製造装置であって、球状化炉と、前記球状化炉の頂部に配置され、先端に前記火炎を形成するバーナと、前記球状化炉の後段に配置され、配管を介して該球状化炉から供給された前記無機質球状化粒子を捕集するバグフィルターと、前記バグフィルターの後段に配置され、該バグフィルターと接続された真空ポンプと、前記バグフィルター内の圧力を測定する圧力計と、前記圧力計及び前記真空ポンプと電気的に接続され、前記圧力計が測定する前記圧力に基づいて、前記真空ポンプの動作を制御する圧力制御部と、を有し、前記圧力制御部は、前記無機質球状化粒子の製造時におけるバグフィルター内の圧力が−50〜−20kPaの範囲となるように、前記真空ポンプを制御することを特徴とする無機質球状化粒子製造装置が提供される。
また、請求項に係る発明によれば、燃料と支燃性ガスとで形成された火炎中に無機質原料粉体を供給し、該無機質原料粉体を溶融・球状化させることで、無機質球状化粒子を製造する無機質球状化粒子製造装置であって、球状化炉と、前記球状化炉の頂部に配置され、先端に前記火炎を形成するバーナと、前記球状化炉の後段に配置され、配管を介して該球状化炉から供給された前記無機質球状化粒子を捕集するバグフィルターと、前記バグフィルターの後段に配置され、該バグフィルターと接続された真空ポンプと、前記バグフィルター内の圧力を測定する圧力計と、前記配管に設けられた圧力調節弁と、前記圧力計及び前記圧力調節弁と電気的に接続され、前記圧力計が測定する前記圧力に基づいて、前記圧力調節弁を制御する圧力制御部と、を有し、前記圧力制御部は、前記無機質球状化粒子の製造時におけるバグフィルター内の圧力が−50〜−20kPaの範囲となるように、前記圧力調節弁を制御することを特徴とする無機質球状化粒子製造装置が提供される。
また、請求項に係る発明によれば、前記配管のうち、前記圧力調節弁と前記バグフィルターとの間に位置する部分に、前記無機質球状化粒子を冷却するための外気を導入する外気導入部を有することを特徴とする請求項記載の無機質球状化粒子製造装置が提供される。
また、請求項に係る発明によれば、前記外気導入部は、一端が前記配管と接続された外気導入ラインと、前記外気導入ラインに設けられたフィルターと、前記フィルターと前記外気導入ラインの一端との間に設けられ、外気の風量を調節する風量調節弁と、を有することを特徴とする請求項記載の無機質球状化粒子製造装置が提供される。
また、請求項に係る発明によれば、前記バグフィルター内の温度を測定する温度計と、前記温度計及び前記風量調節弁と電気的に接続され、前記温度計が測定する温度に基づいて、前記風量調節弁を制御する温度制御部と、を有することを特徴とする請求項記載の無機質球状化粒子製造装置が提供される。
また、請求項に係る発明によれば、前記配管のうち、前記圧力調節弁と前記球状化炉との間に位置する部分に、前記無機質球状化粒子を捕集するサイクロンを設けたことを特徴とする請求項ないしのうち、いずれか1項記載の無機質球状化粒子製造装置が提供される。
また、請求項に係る発明によれば、燃料と支燃性ガスとで形成された火炎中に無機質原料粉体を供給し、該無機質原料粉体を溶融・球状化させることで、イオン性不純物を含む無機質球状化粒子を生成する工程と、前記イオン性不純物を含む無機質球状化粒子を、圧力が−50〜−20kPaの範囲の減圧状態とされた空間内に置くことで、該イオン性不純物を気化させて、前記イオン性不純物を含む無機質球状化粒子から該イオン性不純物を分離させるイオン性不純物分離工程と、を含むことを特徴とする無機質球状化粒子製造方法が提供される。
また、請求項に係る発明によれば、前記減圧状態とされた空間は、バグフィルター内に形成し、前記イオン性不純物分離工程では、前記バグフィルターの上端部から気化したイオン性不純物を該バグフィルターの外部に排気させるとともに、前記バグフィルターの下端から前記イオン性不純物が分離された無機質球状化粒子を回収することを特徴とする請求項記載の無機質球状化粒子製造方法が提供される。
本発明によれば、水洗工程及び乾燥工程を行うことなく、簡便な手法により、イオン性不純物が低減された無機質球状化粒子を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る無機質球状化粒子製造装置の概略構成を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る無機質球状化粒子製造装置の概略構成を模式的に示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る無機質球状化粒子製造装置の概略構成を模式的に示す図である。 比較例で使用した無機質球状化粒子製造装置の概略構成を模式的に示す図である。
以下、図面を参照して本発明を適用した実施の形態について詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、本発明の実施形態の構成を説明するためのものであり、図示される各部の大きさや厚さや寸法等は、実際の無機質球状化粒子製造装置の寸法関係とは異なる場合がある。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る無機質球状化粒子製造装置の概略構成を模式的に示す図である。図1において、Z方向は、鉛直方向(言い換えれば、バーナ25の延在方向)を示している。
図1を参照するに、第1の実施の形態の無機質球状化粒子製造装置10は、キャリアガス供給源11と、キャリアガス供給ライン12と、バルブ13,18,23と、原料フィーダー14と、支燃性ガス供給源16と、支燃性ガス供給ライン17と、燃料ガス供給源21と、燃料ガス供給ライン22と、バーナ25と、球状化炉28と、配管31と、バグフィルター33と、圧力計35と、温度計36と、製品回収用ライン38と、ダンパー39−1,39−2と、製品回収容器41と、排気ライン43と、真空ポンプ45と、圧力制御部47と、を有する。
キャリアガス供給ライン12は、一端がキャリアガス供給源11と接続され、他端がバーナ25と接続されている。キャリアガス供給ライン12には、バルブ13、及び原料フィーダー14が設けられている。
原料フィーダー14から供給された無機質原料粉体は、キャリアガス供給源11から供給されるキャリアスによりバーナ25に供給される。無機質原料粉体としては、例えば、ケイ素(Si)の無機粉末や、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)、鉄(Fe)等の金属粉末が挙げられる。
上記無機質原料粉体の表面には、例えば、Na、K、P等のイオン性不純物が付着或いは残留している。これらのイオン性不純物は、それぞれ固有の蒸気圧を有しており、ある一定の温度、ある圧力下においては、ガス状態で存在する。
支燃性ガス供給ライン17は、その一端が支燃性ガス供給源16と接続され、他端がバーナ25と接続されている。支燃性ガス供給源16から供給される支燃性ガスは、バルブ18及び支燃性ガス供給ライン17を介して、バーナ25に供給される。
燃料ガス供給ライン22は、その一端が燃料ガス供給源21と接続され、他端がバーナ25と接続されている。燃料ガス供給源21から供給される燃料ガスは、バルブ23及び燃料ガス供給ライン22を介して、バーナ25に供給される。
バーナ25は、球状化炉28の頂部に配置されている。バーナ25は、その先端25Aが下方を向くように配置されている。バーナ25は、燃料ガス(燃料)と支燃性ガスとが供給された際、その先端25Aに無機酸化物粉体を溶融・球状化させる火炎26を形成する。
球状化炉28は、Z方向に延在する筒状の炉であり、その内部に火炎26が配置される。配管31は、球状化炉28の下端部とバグフィルター33の上端部とを接続している。
バグフィルター33は、球状化炉28の後段に配置され、配管31を介して球状化炉28から供給された無機質球状化粒子(無機質原料粉体が溶融・球状化された粒子)を捕集する。
圧力計35は、バグフィルター33内の圧力を測定可能な状態で配置されている。圧力計35は、圧力制御部47と電気的に接続されており、圧力制御部47にバグフィルター33内の圧力に関するデータを送信する。
温度計36は、バグフィルター33内の温度を測定可能な状態で配置されている。
製品回収用ライン38は、その一端がバグフィルター33の下端と接続され、他端が製品回収容器41と接続されている。ダンパー39−1は、バグフィルター33側に位置する製品回収用ライン38に設けられている。
ダンパー39−2は、ダンパー39−1と製品回収容器41との間に位置する製品回収用ライン38に設けられている。
製品回収容器41は、製品回収用ライン38及びダンパー39−1、39−2を介して、製品である無機質球状化粒子を回収する。
本装置において無機質球状化粒子製造時は、装置内が減圧されているため、製品回収容器41を取り外す事が出来ない。
そこで、製品回収容器41を取り外す際に、外気が導入されることを防止する観点から、ダンパー39−1,39−2を設けている。
また、ダンパー39−1とダンパー39−2とを交互に開閉させることで、製品回収容器41内の圧力が大気圧であっても、製品を回収する事が可能となる。
排気ライン43は、バグフィルター33の後段に設けられており、その一端がバグフィルター33の上端部と接続されている。真空ポンプ45は、排気ライン43に設けられており、排気ライン43を介して、バグフィルター33内を減圧状態にする。
圧力制御部47は、真空ポンプ45と電気的に接続されている。無機質球状化粒子製造時において、圧力制御部47は、圧力計35が測定する圧力に関するデータに基づいて、真空ポンプを動作させる。圧力制御部47は、無機質球状化粒子製造時におけるバグフィルター33内の圧力が、所定の範囲内(例えば、−50〜−20kPa)となるように、真空ポンプ45を制御する。
圧力制御部47としては、例えば、圧力指示調節計とインバータとを組み合わせた構成とされた圧力制御部を用いることができる。
第1の実施の形態の無機質球状化粒子製造装置によれば、上述した圧力計35、排気ライン43、真空ポンプ45、及び圧力制御部47を有することで、バグフィルター33内を減圧して、無機質原料粉体(製品)の表面に付着・残留したイオン性不純物の気化を促進させることが可能となる。
これにより、無機質原料粉体(製品)の表面に付着・残留したイオン性不純物が無機質球状化粒子の表面から分離するため、無機質球状化粒子の表面におけるイオン性不純物濃度を低減することができる。
また、無機質球状化粒子の表面から分離され、かつ気化したイオン性不純物は、排気ライン43、及び真空ポンプ45を介して、無機質球状化粒子製造装置10の系外に排出される。
これにより、水洗工程及び乾燥工程を行うことなく、簡便な手法により、イオン性不純物の少ない、高品質の無機質球状化粒子を製造することができる。
次に、図1に示す無機質球状化粒子製造装置10を用いた第1の実施の形態に係る無機質球状化粒子製造方法について簡単に説明する。
始めに、燃料ガス(燃料)と支燃性ガスとで形成された火炎26中に無機質原料粉体(図示せず)を供給し、該無機質原料粉体を溶融・球状化させることで、イオン性不純物を含む無機質球状化粒子を生成する。
次いで、イオン性不純物を含む無機質球状化粒子を、減圧状態とされたバグフィルター33内(空間内)に供給することで、イオン性不純物を気化させて、無機質球状化粒子の表からイオン性不純物を分離させる(イオン性不純物分離工程)。
イオン性不純物分離工程では、バグフィルター33の上端部から気化したイオン性不純物を該バグフィルター33の外部に排気させるとともに、バグフィルター33の下端からイオン性不純物が分離された無機質球状化粒子を回収する。
これにより、水洗工程及び乾燥工程を行うことなく、簡便な手法により、イオン性不純物の少ない、高品質の無機質球状化粒子を製造することができる
(第2の実施の形態)
図2は、本発明の第2の実施の形態に係る無機質球状化粒子製造装置の概略構成を模式的に示す図である。図2において、図1に示す第1の実施の形態の無機質球状化粒子製造装置10と同一構成部分には、同一符号を付す。
図2を参照するに、第2の実施の形態の無機質球状化粒子製造装置50は、第1の実施の形態の無機質球状化粒子製造装置10に設けられた圧力制御部47を構成要素から除くとともに、圧力調節弁51、圧力制御部52、外気導入部53、及び温度制御部55を有すること以外は、無機質球状化粒子製造装置10と同様に構成される。
圧力調節弁51は、配管31に設けられている。圧力制御部52は、圧力計35及び圧力調節弁51と電気的に接続されており、圧力計35が測定する圧力に基づいて、圧力調節弁51の開度を制御する。具体的には、圧力計35が測定する圧力が指示値よりも大きくなったときには、圧力調節弁51の開度を小さくし、圧力計35が測定する圧力が指示値よりも小さくなったときには、圧力調節弁51の開度を大きくする。
なお、ここでの指示値とは、無機質球状化粒子製造装置50を運転するにあたって設定する値のことをいう。
圧力制御部52としては、例えば、圧力指示調節器を用いることができる。
外気導入部53は、配管31内に無機質球状化粒子を冷却するための外気を導入するための機構であり、外気導入ライン56と、フィルター57と、風量調節弁58と、を有する。
外気導入ライン56は、一端が配管31と接続されている。フィルター57は、外気導入ライン56に設けられており、外気に含まれるゴミを除去する。
風量調節弁58は、フィルター57と外気導入ライン56の一端との間に設けられ、外気の風量を調節する。
温度制御部55は、温度計36及び風量調節弁58と電気的に接続され、温度計36が測定する温度に基づいて、風量調節弁58の開度を制御する。具体的には、温度計36が測定する温度が設定値よりも高くなったときには、風量調節弁58の開度を大きくし、温度計36の温度が設定値よりも低くなったときには、風量調節弁58の開度を小さくする。
第2の実施の形態に係る無機質球状化粒子製造装置によれば、上述した圧力調節弁51、圧力制御部52、外気導入部53、及び温度制御部55を有することで、球状化炉28内の圧力を高く(例えば、−5kPa以上の圧力)し、バーナ25が形成する火炎26の温度を維持させることで、無機質原料粒子を効率良く球状化させることができる。
また、上記構成とすることで、圧力調節弁51の二次側で急激な減圧状態を形成することが可能となるので、バグフィルター33において、無機質球状化粒子の表面に存在するイオン性不純物の気化を促進させることができる。
一方、圧力調節弁51の後段から、冷却の為の外気を導入する事で、バグフィルター33のフィルター57に対する熱負荷を下げることができる。
その結果、バグフィルター33では、無機質球状化粒子のみが捕集され、気化したイオン性不純物が、バグフィルター33を通過して、真空ポンプ45を介して系外に排出される。
上記構成とされた無機質球状化粒子製造装置50を用いた第2の実施の形態の無機質球状化粒子製造方法は、バグフィルター33内の圧力に基づいて圧力調節弁51を制御する工程、及びバグフィルター33内の温度に基づいて風量調節弁58を制御する工程を有すること以外は、第1の実施の形態の無機質球状化粒子製造方法と同様な手法により行うことができる。
第2の実施の形態の無機質球状化粒子製造方法によれば、水洗工程及び乾燥工程を行うことなく、簡便な手法により、無機質原料粒子を効率良く球状化させた上で、イオン性不純物の少ない、高品質の無機質球状化粒子を製造することができる。
(第3の実施の形態)
図3は、本発明の第3の実施の形態に係る無機質球状化粒子製造装置の概略構成を模式的に示す図である。
図3において、図2に示す第2の実施の形態の無機質球状化粒子製造装置50と同一構成部分には、同一符号を付す。
図3を参照するに、第3の実施の形態の無機質球状化粒子製造装置60は、第2の実施の形態の無機質球状化粒子製造装置50の構成に、さらに、サイクロン61、製品回収用ライン62、ダンパー63、及び製品回収容器64を有すること以外は、無機質球状化粒子製造装置50と同様に構成される。
サイクロン61は、配管31のうち、圧力調節弁51と球状化炉28との間に位置する部分に設けられている。サイクロン61は、無機質球状化粒子のうち粒径の大きな粒子を捕集する。粒径の小さい粒子は、バグフィルター33で捕集する。
製品回収用ライン62は、その一端がバグフィルター33の下端と接続され、他端が製品回収容器64と接続されている。ダンパー63は、製品回収用ライン62に2つ設けられている。
製品回収容器64は、製品回収用ライン62及びダンパー63を介して、製品である無機質球状化粒子のうち、粒径の大きな粒子を回収する。
第3の実施の形態の無機質球状化粒子製造装置によれば、サイクロン61、製品回収用ライン62、ダンパー63、及び製品回収容器64を有することで、球状化炉28の後段において、無機質球状化粒子が比較的高温な状態で、比表面積が小さく、かつイオン性不純物の付着の少ない粒径の大きい無機質球状化粒子を回収することが可能となる。
これにより、イオン性不純物が少なく、かつ粒径が大きく、高品質の無機質球状化粒子を製造することができる。
また、粒径の小さい無機質球状化粒子は、サイクロン61を通過し、圧力調節用弁51を通ってバグフィルター33へと導入される。上述したように、真空ポンプ45による減圧により、バグフィルター33内では、粒径の小さい無機質球状化粒子の表面に付着したイオン性不純物の気化が促進されている。
このため、バグフィルター33には、イオン性不純物が分離され、粒径の小さい無機質球状化粒子を製造することできる。
上記構成とされた無機質球状化粒子製造装置60を用いた第3の実施の形態の無機質球状化粒子製造方法は、粒径の大きい無機質球状化粒子を回収する工程を有すること以外は、先に説明した第2の実施の形態の無機質球状化粒子製造方法と同様な手法により行うことができ、第2の実施の形態の無機質球状化粒子製造方法と同様な効果を得ることができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
以下、実施例、及び比較例について説明するが、本発明は、下記実施例に限定されない。
(実施例)
実施例1では、図3に示す第3の実施形態に係る無機質球状化粒子製造装置60を用いて、球状アルミナ粒子を製造した。このときの無機質球状化粒子製造装置60の条件を表1に示す。
Figure 0006221182
燃料ガスとしては、LPガスを使用した。また、支燃性ガスとしては、酸素を用いた。
球状化アルミナの原料となるアルミナ粒子は、住友化学製の低ソーダアルミナであるAl−M43(平均粒径が3μm)を使用した。
原料は、気流搬送式の原料フィーダーから、キャリアガスとして酸素を用いてバーナ25まで搬送させた。
フィルター57として、日本無機製のHEPAフィルターを用いた。
また、圧力計35が測定する圧力を圧力調節弁51にフィードバックし、バグフィルター内の圧力が−50kPa以下になるように調整した。なお、−50kPa以下という圧力は、バグフィルター33の入口のガス温度を200〜400℃の範囲内とし、この温度で不純物の揮発が促進される圧力として設定した。
また、温度計36が測定した温度を風量調節弁58にフィードバックすることで、バグフィルター33の入口のガス温度が、フィルター57の耐熱温度以下(具体的には、200℃以下)となるように調節した。球状化アルミナの回収は、サイクロン61及びバグフィルター33で行った。
このとき、島津製作所製の粒度分析計(SALD−7100)を用いて、サイクロン61が捕集した球状化アルミナの50%平均粒径(μm)、及びバグフィルター33が捕集した球状化アルミナの50%平均粒径(μm)を測定した。この結果を表2に示す。
また、東京光電製の炎光光度計(ANA−135)を用いて、サイクロン61が捕集した球状化アルミナの表面におけるNaの濃度(ppm)、及びバグフィルター33が捕集した球状化アルミナの表面におけるNaの濃度(ppm)を測定した。この結果を表2に示す。
なお、原料の低ソーダアルミナの表面に含まれるNaの濃度は、80ppmであった。
Figure 0006221182
(比較例)
図4は、比較例で使用した無機質球状化粒子製造装置の概略構成を模式的に示す図である。図4において、図3に示す無機質球状化粒子製造装置60と同一構成部分には、同一符号を付す。
比較例では、無機質球状化粒子製造装置60を構成する真空ポンプ45に替えてブロワー101を有し、かつ圧力計35、ダンパー39−2、圧力調節弁51、圧力制御部52、及び1つのダンパー63を構成要素から除いたこと以外は、無機質球状化粒子製造装置60と同様な構成とされた無機質球状化粒子製造装置100を用いた。
比較例では、先に説明した表1と同様な条件で試験を行い、実施例1と同様な評価を行った。この結果を表2に示す。
(実施例及び比較例の評価結果のまとめ)
を参照するに、比較例及び実施例において、サイクロン61及びバグフィルター33で捕集した球状化アルミナの50%平均粒径にほとんど差はなかった。
また、比較例及び実施例において、サイクロン61で捕集した球状化アルミナの表面に含まれるNaの濃度に差はなかった。
しかしながら、比較例のバグフィルター33で捕集した球状化アルミナの表面に含まれるNaの濃度は、実施例のバグフィルター33で捕集した球状化アルミナの表面に含まれるNaの濃度の6.4倍程度高い結果となった。
この結果から、実施例では、Naの濃度の低い、高品質の無機質球状化粒子を製造できることが確認できた。
本発明は、無機質原料粉体を用いて無機質球状化粒子を製造する無機質球状化粒子製造装置、及び無機質球状化粒子製造方法に適用可能である。
10,50,60…無機質球状化粒子製造装置、11…キャリアガス供給源、12…キャリアガス供給ライン、13,18,23…バルブ、14…原料フィーダー、16…支燃性ガス供給源、17…支燃性ガス供給ライン、21…燃料ガス供給源、22…燃料ガス供給ライン、25…バーナ、25A…先端、26…火炎、28…球状化炉、31…配管、33…バグフィルター、35…圧力計、36…温度計、38,62…製品回収用ライン、39−1,39−2,63…ダンパー、41,64…製品回収容器、43…排気ライン、45…真空ポンプ、47…圧力制御部、51…圧力調節弁、52…圧力制御部、53…外気導入部、55…温度制御部、56…外気導入ライン、57…フィルター、58…風量調節弁、61…サイクロン、62…製品回収用ライン、64…製品回収容器

Claims (8)

  1. 燃料と支燃性ガスとで形成された火炎中に無機質原料粉体を供給し、該無機質原料粉体を溶融・球状化させることで、無機質球状化粒子を製造する無機質球状化粒子製造装置であって、
    球状化炉と、
    前記球状化炉の頂部に配置され、先端に前記火炎を形成するバーナと、
    前記球状化炉の後段に配置され、配管を介して該球状化炉から供給された前記無機質球状化粒子を捕集するバグフィルターと、
    前記バグフィルターの後段に配置され、該バグフィルターと接続された真空ポンプと、
    前記バグフィルター内の圧力を測定する圧力計と、
    前記圧力計及び前記真空ポンプと電気的に接続され、前記圧力計が測定する前記圧力に基づいて、前記真空ポンプの動作を制御する圧力制御部と、を有し、
    前記圧力制御部は、前記無機質球状化粒子の製造時におけるバグフィルター内の圧力が−50〜−20kPaの範囲となるように、前記真空ポンプを制御することを特徴とする無機質球状化粒子製造装置。
  2. 燃料と支燃性ガスとで形成された火炎中に無機質原料粉体を供給し、該無機質原料粉体を溶融・球状化させることで、無機質球状化粒子を製造する無機質球状化粒子製造装置であって、
    球状化炉と、
    前記球状化炉の頂部に配置され、先端に前記火炎を形成するバーナと、
    前記球状化炉の後段に配置され、配管を介して該球状化炉から供給された前記無機質球状化粒子を捕集するバグフィルターと、
    前記バグフィルターの後段に配置され、該バグフィルターと接続された真空ポンプと、
    前記バグフィルター内の圧力を測定する圧力計と、
    前記配管に設けられた圧力調節弁と、
    前記圧力計及び前記圧力調節弁と電気的に接続され、前記圧力計が測定する前記圧力に基づいて、前記圧力調節弁を制御する圧力制御部と、を有し、
    前記圧力制御部は、前記無機質球状化粒子の製造時におけるバグフィルター内の圧力が−50〜−20kPaの範囲となるように、前記圧力調節弁を制御することを特徴とする無機質球状化粒子製造装置。
  3. 前記配管のうち、前記圧力調節弁と前記バグフィルターとの間に位置する部分に、前記無機質球状化粒子を冷却するための外気を導入する外気導入部を有することを特徴とする請求項記載の無機質球状化粒子製造装置。
  4. 前記外気導入部は、一端が前記配管と接続された外気導入ラインと、
    前記外気導入ラインに設けられたフィルターと、
    前記フィルターと前記外気導入ラインの一端との間に設けられ、外気の風量を調節する風量調節弁と、
    を有することを特徴とする請求項記載の無機質球状化粒子製造装置。
  5. 前記バグフィルター内の温度を測定する温度計と、
    前記温度計及び前記風量調節弁と電気的に接続され、前記温度計が測定する温度に基づいて、前記風量調節弁を制御する温度制御部と、
    を有することを特徴とする請求項記載の無機質球状化粒子製造装置。
  6. 前記配管のうち、前記圧力調節弁と前記球状化炉との間に位置する部分に、前記無機質球状化粒子を捕集するサイクロンを設けたことを特徴とする請求項ないしのうち、いずれか1項記載の無機質球状化粒子製造装置。
  7. 燃料と支燃性ガスとで形成された火炎中に無機質原料粉体を供給し、該無機質原料粉体を溶融・球状化させることで、イオン性不純物を含む無機質球状化粒子を生成する工程と、
    前記イオン性不純物を含む無機質球状化粒子を、圧力が−50〜−20kPaの範囲の減圧状態とされた空間内に置くことで、該イオン性不純物を気化させて、前記イオン性不純物を含む無機質球状化粒子から該イオン性不純物を分離させるイオン性不純物分離工程と、
    を含むことを特徴とする無機質球状化粒子製造方法。
  8. 前記減圧状態とされた空間は、バグフィルター内に形成し、
    前記イオン性不純物分離工程では、前記バグフィルターの上端部から気化したイオン性不純物を該バグフィルターの外部に排気させるとともに、前記バグフィルターの下端から前記イオン性不純物が分離された無機質球状化粒子を回収することを特徴とする請求項記載の無機質球状化粒子製造方法。
JP2014217953A 2014-10-27 2014-10-27 無機質球状化粒子製造装置、及び無機質球状化粒子製造方法 Active JP6221182B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014217953A JP6221182B2 (ja) 2014-10-27 2014-10-27 無機質球状化粒子製造装置、及び無機質球状化粒子製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014217953A JP6221182B2 (ja) 2014-10-27 2014-10-27 無機質球状化粒子製造装置、及び無機質球状化粒子製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016083619A JP2016083619A (ja) 2016-05-19
JP6221182B2 true JP6221182B2 (ja) 2017-11-01

Family

ID=55972665

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014217953A Active JP6221182B2 (ja) 2014-10-27 2014-10-27 無機質球状化粒子製造装置、及び無機質球状化粒子製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6221182B2 (ja)

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0749100B2 (ja) * 1988-10-14 1995-05-31 新日本製鐵株式会社 無機質球状粒子の製造方法
JPH02261731A (ja) * 1989-04-03 1990-10-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 真空灰処理装置
JP3229353B2 (ja) * 1992-01-21 2001-11-19 トヨタ自動車株式会社 金属酸化物粉末の製造方法
JPH079421U (ja) * 1993-07-30 1995-02-10 三菱重工業株式会社 石炭灰の真空輸送用空気・灰分離装置
JPH0899718A (ja) * 1994-09-30 1996-04-16 Matsushita Electric Works Ltd 空気輸送装置
JP4041563B2 (ja) * 1997-11-05 2008-01-30 大陽日酸株式会社 球状マグネタイト粉の乾式製造方法及び装置
JP3886262B2 (ja) * 1998-09-10 2007-02-28 電気化学工業株式会社 球状シリカ粒子及びその製造方法
JP2002167041A (ja) * 2000-11-29 2002-06-11 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 集塵機の運転方法及び集塵機の制御装置
JP4605751B2 (ja) * 2004-01-30 2011-01-05 株式会社 ワイ・エム・エス 高濃度吸引式空気輸送方法および装置
WO2007034551A1 (ja) * 2005-09-22 2007-03-29 Taiyo Nippon Sanso Corporation 球状化装置およびその運転方法
JP2007291515A (ja) * 2006-03-31 2007-11-08 Taiyo Nippon Sanso Corp 微粒子、その製造方法及び製造装置
JP2009084612A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Sanyo Electric Co Ltd 金属カドミウム粉末の製造方法
US8057203B2 (en) * 2008-10-02 2011-11-15 Gap Engineering LLC Pyrospherelator
JP5469938B2 (ja) * 2009-07-10 2014-04-16 大陽日酸株式会社 無機質球状化粒子の製造装置および製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016083619A (ja) 2016-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5637149B2 (ja) 合成非晶質シリカ粉末及びその製造方法
JP5648640B2 (ja) 合成非晶質シリカ粉末
JP5825145B2 (ja) 合成非晶質シリカ粉末及びその製造方法
JP6542798B2 (ja) 銀微粒子
JP4624006B2 (ja) 球状複合粒子の製造方法およびその製造装置
JP6559118B2 (ja) ニッケル粉末
JP2011157261A (ja) 合成非晶質シリカ粉末及びその製造方法
JP5686099B2 (ja) 合成非晶質シリカ粉末及びその製造方法
JP6221182B2 (ja) 無機質球状化粒子製造装置、及び無機質球状化粒子製造方法
JP6323724B2 (ja) アルミナ粒子の製造方法
JP2015067520A (ja) 酸化カルシウムの製造方法、水酸化カルシウムの製造方法、酸化カルシウムの製造装置及び水酸化カルシウムの製造装置
JP2018095534A (ja) 塩素バイパスダストの処理方法及び塩素バイパスダストの処理装置
JP6382175B2 (ja) 原料気化供給装置および原料気化供給方法
JP5345421B2 (ja) 貴金属粉末の製造方法
JP2014117675A (ja) 排ガスの処理方法および排ガス処理装置
JP5803588B2 (ja) クリンカ製造装置
JP5903916B2 (ja) セメント製造装置及び製造方法
JP4118605B2 (ja) 溶融シリカ粒子の製造方法
JP2009074107A (ja) 高結晶水鉄鉱石の事前処理方法
JP2010053001A (ja) シリカ粉末の製造方法
JPS62270415A (ja) 球状シリカの製法
JP2018053282A (ja) 酸化ニッケルの製造方法
TWM407486U (en) Two-in-one reaction and melting apparatus
JPH01141808A (ja) 高純度窒化アルミニウム紛末の製造法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160923

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170613

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170915

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6221182

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250