JP6216503B2 - 貫通孔の封止構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建屋構造物の壁などにて、配管が挿通された貫通孔を密閉する貫通孔の封止構造及び方法に関するものである。
例えば、発電プラントなどでは、各種の設備が設置された建屋内に外部から配管を布設する必要があり、建物の縦壁に貫通孔を形成し、この貫通孔に配管を挿通した後、貫通孔と配管との空隙部にラバーブーツを取付けて密閉している。
このような貫通孔の封止構造としては、例えば、下記特許文献1、2に記載されたものがある。
特開昭61−175374号公報 特開昭62−052289号公報
ところで、建物の縦壁に形成された貫通孔に複数の配管が挿通されることがある。しかし、貫通孔と配管との空隙部にラバーブーツを取付けて密閉する構造では、対応することができず、対策が望まれている。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、構造物に形成された貫通孔に挿通される配管の個数にかかわらず十分な水密性を確保してシール性能の向上を可能とする貫通孔の封止構造及び方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の貫通孔の封止構造は、構造物に形成された貫通孔と該貫通孔に挿通された複数の配管との間を封止する貫通孔の封止構造であって、前記配管の周囲に配置される支持リングと、前記支持リングと前記複数の配管との空間部に充填されるシール材と、前記支持リングと前記貫通孔とを連結するリング形状をなすブーツ部材と、を有することを特徴とするものである。
従って、配管の周囲に配置された支持リングと複数の配管との空間部にシール材が充填され、支持リングと貫通孔とがリング形状をなすブーツ部材により連結されることで、構造物に形成された貫通孔と複数の配管との間をシール材とブーツ部材により適正に封止することができることとなり、構造物に形成された貫通孔に挿通される配管の個数にかかわらず、十分な水密性を確保してシール性能を向上することができる。
本発明の貫通孔の封止構造では、前記貫通孔は、内面にスリーブが固定され、前記ブーツ部材は一端部が前記スリーブの外面に固定され、他端部が前記支持リングの外面に固定されることを特徴としている。
従って、ブーツ部材をスリーブ及び支持リングの外面に固定することで、水密性を向上することができると共に、取付作業性を向上することができる。
本発明の貫通孔の封止構造では、前記ブーツ部材と前記スリーブとの間にシール部材が介装されると共に、前記ブーツ部材と前記支持リングとの間にシール部材が介装されることを特徴としている。
従って、各シール部材により水密性を向上することができる。
また、本発明の貫通孔の封止方法は、構造物に形成された貫通孔と該貫通孔に挿通された配管との間を封止する貫通孔の封止方法であって、前記配管の周囲に支持リングを配置する工程と、前記支持リングと前記配管との間の空間部における一方側に第1蓋を取付ける工程と、前記空間部における他方側に充填孔が設けられた第2蓋を取付ける工程と、前記充填孔から前記空間部にシール材を充填する工程と、前記シール材が硬化した後に前記第1蓋及び前記第2蓋を取外す工程と、前記支持リングと前記貫通孔とをブーツ部材により連結する工程と、を有することを特徴とするものである。
従って、配管の周囲に配置された支持リングと配管との間の空間部を第1蓋及び第2蓋により閉塞した空間部を形成し、充填孔からこの空間部にシール材を充填して硬化させた後、支持リングと貫通孔とをブーツ部材により連結することで、構造物に形成された貫通孔と複数の配管との間をシール材とブーツ部材により適正に封止することができることとなり、構造物に形成された貫通孔に挿通される配管の個数にかかわらず、十分な水密性を確保してシール性能を向上することができる。
本発明の貫通孔の封止方法では、前記第1蓋及び前記第2蓋は、前記配管が挿通する挿通孔が形成されると共に、前記挿通孔の位置で複数に分割されることを特徴としている。
従って、支持リング及び配管に対して第1蓋及び第2蓋を容易に取付けることができ、作業性を向上することができる。
本発明の貫通孔の封止方法では、前記貫通孔の内面に固定されたスリーブの外面と前記ブーツ部材における一端部の内面との間にシール部材を介装すると共に、前記支持リングの外面と前記ブーツ部材における他端部の内面との間にシール部材を介装することを特徴としている。
従って、各シール部材により水密性を向上することができる。
本発明の貫通孔の封止方法では、前記貫通孔に複数の配管が挿通されることを特徴としている。
従って、貫通孔に挿通された配管が複数であっても、構造物に形成された貫通孔と各配管との間を適正に封止することができ、シール性能を向上することができる。
本発明の貫通孔の封止構造及び方法によれば、配管の周囲に配置された支持リングと配管との空間部にシール材を充填し、支持リングと貫通孔とがリング形状をなすブーツ部材により連結するので、構造物に形成された貫通孔と複数の配管との間をシール材とブーツ部材により適正に封止することができることとなり、構造物に形成された貫通孔に挿通される配管の個数にかかわらず、十分な水密性を確保してシール性能を向上することができる。
図1は、本発明の一実施例に係る貫通孔の封止構造を表す断面図である。 図2は、本実施例の貫通孔の封止構造を表す正面図である。 図3は、本実施例の貫通孔の封止方法を表すフローチャートである。 図4は、本実施例の貫通孔の封止方法を表す断面図である。 図5は、本実施例の貫通孔の封止構造を表す正面図である。 図6は、本実施例の貫通孔の封止方法を表す断面図である。 図7は、本実施例の貫通孔の封止構造を表す正面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る貫通孔の封止構造及び方法の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではなく、また、実施例が複数ある場合には、各実施例を組み合わせて構成するものも含むものである。
図1は、本発明の一実施例に係る貫通孔の封止構造を表す断面図、図2は、本実施例の貫通孔の封止構造を表す正面図、図3は、本実施例の貫通孔の封止方法を表すフローチャート、図4は、本実施例の貫通孔の封止方法を表す断面図、図5は、本実施例の貫通孔の封止構造を表す正面図、図6は、本実施例の貫通孔の封止方法を表す断面図、図7は、本実施例の貫通孔の封止構造を表す正面図である。
本実施例の貫通孔の封止構造において、図1及び図2に示すように、構造物としての建屋の縦壁11は、貫通孔12が形成されており、この貫通孔12に複数(本実施例では、3個)の配管13が挿通されている。この場合、貫通孔12は、水平方向に沿って形成された丸孔であり、内面にスリーブ14が固定されている。このスリーブ14は、円筒形状をなし、貫通孔12の長さより少し長く形成され、貫通孔12より所定量だけ外側に突出している。一方、各配管13は、貫通孔12(スリーブ14)内に水平方向に沿って配置された円筒配管であり、別途、図示しない支持部材により支持されており、内部に流体を流通可能となっている。
本実施例の貫通孔の封止構造は、縦壁11の貫通孔12とこの貫通孔12に挿通された各配管13との間を封止するものであり、支持リング21とシール材22とブーツ部材23とから構成されている。
支持リング21は、所定長さの金属板を円筒形状に加工して形成されたものであり、周方向における各端部が内側に折曲されて一対のフランジ31が形成され、各フランジ31が密着した状態で固定具(例えば、ボルト及びナット、かしめピン)32により固定されることで円筒形状に維持されている。この支持リング21は、建屋における縦壁11の外側にて、各配管13を取り囲むようにその周囲に配置されている。
各配管13を取り囲むようにその周囲に支持リング21が配置されることで、支持リング21の内面と各配管13の外面との間に空間部24が形成される。そして、この空間部24は、弾性変形可能なシール材22が配置されて密閉されている。
このシール材22は、支持リング21と各配管13との空間部24を型枠で囲い、液状のシール材を充填後に硬化させ、型枠を取外して形成したものであり、支持リング21の内面と配管13の外面に接着されている。
ブーツ部材23は、全体が中空の円錐台形状をなし、一端部に大径のリング形状をなす第1取付部41が形成され、他端部に小径のリング形状をなす第2取付部42が形成され、第1取付部41と第2取付部42とが建屋における縦壁11の外側に向かって先細になる円錐連結部43により一体に連結されて構成されている。このブーツ部材23は、所定長さの弾性板(例えば、ゴム板)を円筒形状に加工して形成されたものであり、周方向における各端部が重ねられて固定具(例えば、接着剤、溶着)により固定されることで中空の円錐台形状に維持されている。
このブーツ部材23は、支持リング21とスリーブ14(貫通孔12)とを連結するものである。即ち、ブーツ部材23は、第1取付部41がスリーブ14の外面に嵌合し、第2取付部42が支持リング21の外面に嵌合している。この場合、ブーツ部材23の第1取付部41とスリーブ14との間に第1シール部材44が介装されると共に、ブーツ部材23の第2取付部42と支持リング21との間に第2シール部材45が介装されている。
そして、第1固定リング51は、2つ割りの半円リングからなり、ブーツ部材23の第1取付部41の外面側に嵌合した状態で、各フランジ部52,53を固定ボルト54,55で連結することで、ブーツ部材23の第1取付部41と第1シール部材44をスリーブ14との間で挟持することで固定する。また、第2固定リング61は、2つ割りの半円リングからなり、ブーツ部材23の第2取付部42の外面側に嵌合した状態で、各フランジ部62,63を固定ボルト64,65で連結することで、ブーツ部材23の第2取付部42と第2シール部材45を支持リング21との間で挟持することで固定する。
従って、津波や河川の氾濫により、建屋の縦壁11における外側から貫通孔12に向けて水圧が作用しても、支持リング21と各配管13との間はシール材21により止水され、支持リング21とスリーブ14との間は、ブーツ部材23により止水されることで、建屋の縦壁11の内側に浸水することが抑制される。
ここで、本実施例の貫通孔の封止方法について説明する。本実施例の貫通孔の封止方法は、図3に示すように、縦壁11の貫通孔12とこの貫通孔12に挿通された各配管13との間を封止する方法であり、各配管13の周囲に支持リング21を配置する工程(S11)と、支持リング21と各配管13との間の空間部24における一方側に第1蓋71を取付ける工程(S12)と、空間部24における他方側に充填孔72が設けられた第2蓋73を取付ける工程(S12)と、充填孔72から空間部24にシール材22を充填する工程(S13)と、シール材22が硬化した後に第1蓋71及び第2蓋73を取外す工程(S14)と、支持リング21とスリーブ14(貫通孔12)とをブーツ部材23により連結する工程(S15,S16)とを有している。
また、支持リング21とスリーブ14とをブーツ部材23により連結する工程(S15,S16)にて、スリーブ14の外面とブーツ部材23の第1取付部41の内面との間に第1シール部材44を介装すると共に、支持リング21の外面とブーツ部材23の第2取付部42の内面との間に第2シール部材45を介装する。
即ち、図4及び図5に示すように、第1蓋71は、支持リング21における一方側の端部に嵌合し、複数のボルト74により固定可能となっている。第2蓋73は、支持リング21における他方側の端部に嵌合し、ボルト75により固定可能となっており、充填孔72が形成されている。そして、第1蓋71及び第2蓋73は、各配管13が挿通する挿通孔76,77が形成されると共に、この挿通孔76,77の位置で複数(本実施例では、3個)の分割片71a,71b,71c,73a,73b,73cに分割されている。
従って、図3及び図4、図5に示すように、ステップS11にて、各配管13の周囲に支持リング21を配置する。この場合、各配管13の周囲に板状の支持リングを巻き付け、一対のフランジ31を密着した状態で固定具32により固定することで円筒形状とする。ステップS12にて、支持リング21の一方側に第1蓋71を取付けると共に、他方側に第2蓋73を取付けることで、ほぼ密閉状態となる空間部24を形成する。この場合、第1蓋71は、3個の分割片71a,71b,71cからなり、第2蓋73は、3個の分割片73a,73b,73cからなることで、3個の配管13が邪魔にならずに第1蓋71及び第2蓋73を支持リング21に固定することができる。即ち、分割片71a,71b,73a,73bは、支持リング21の外側から組み付け、分割片71c,73cは、配管13の長手方向に沿わせた状態で隣接する配管13の間に挿入し、配管13の長手方向に直交する方向に90度移動することで組み付けることができる。
ステップS13にて、第2蓋73の充填孔72から空間部24に液状のシール材を充填する。ここで、所定時間放置することで液状のシール材を固化させる。液状のシール材が硬化したら、ステップS14にて、支持リング21の一方側から第1蓋71を取外すと共に、他方側から第2蓋73を取外す。すると、図3及び図6、図7に示すように、支持リング21と各配管13との空間部24(図4参照)にシール材22が充填された状態となる。ここで、支持リング21は、シール材22を介して各配管13に支持されることとなる。
ステップS15にて、支持リング21とスリーブ14(貫通孔12)との間にブーツ部材23を装着する。このブーツ部材23は、所定長さの弾性板であり、支持リング21とスリーブ14の外側に巻き付け、各端部を重ねて接着剤46により固定することで円錐台形状とする。すると、ブーツ部材23は、第1取付部41がスリーブ14の外面に嵌合し、第2取付部42が支持リング21の外面に嵌合することとなる。このとき、ブーツ部材23の第1取付部41とスリーブ14との間に第1シール部材44を接着すると共に、ブーツ部材23の第2取付部42と支持リング21との間に第2シール部材45を接着する。
そして、図1から図3に示すように、ステップS16にて、ブーツ部材23の第1取付部41の外面側に第1固定リング51を嵌合し、各フランジ部52,53を固定ボルト54,55で連結することで、第1固定リング51によりブーツ部材23の第1取付部41と第1シール部材44をスリーブ14との間で挟持して固定する。ブーツ部材23の第2取付部42の外面側に第2固定リング61を嵌合し、各フランジ部62,63を固定ボルト64,65で連結することで、第2固定リング61によりブーツ部材23の第2取付部42と第2シール部材45を支持リング21との間で挟持して固定する。
このように本実施例の貫通孔の封止構造にあっては、3個の配管13の周囲に配置される支持リング21と、支持リング21と3個の配管13との空間部24に充填されるシール材22と、支持リング21と貫通孔12に固定されたスリーブ14とを連結するリング形状をなすブーツ部材23とを設けている。
従って、配管13の周囲に配置された支持リング21と3個の配管13との空間部24にシール材22が充填され、支持リング21とスリーブ14とがリング形状をなすブーツ部材23により連結されることで、建屋の縦壁11に形成された貫通孔12と3個の配管12との間をシール材22とブーツ部材23により適正に封止することができることとなり、建屋の縦壁11に形成された貫通孔12に挿通される配管13の個数にかかわらず、十分な水密性を確保してシール性能を向上することができる。
本実施例の貫通孔の封止構造では、貫通孔12の内面にスリーブ14を固定し、ブーツ部材23の一端部をスリーブ14の外面に固定し、他端部を支持リング21の外面に固定している。従って、ブーツ部材23をスリーブ14及び支持リング21の外面に固定することで、水密性を向上することができると共に、取付作業性を向上することができる。
本実施例の貫通孔の封止構造では、ブーツ部材23とスリーブ14との間に第1シール部材44が介装されると共に、ブーツ部材23と支持リング21との間に第2シール部材45が介装されている。従って、各シール部材44,45により水密性を向上することができる。
また、本実施例の貫通孔の封止方法にあっては、各配管13の周囲に支持リング21を配置する工程(S11)と、支持リング21と各配管13との間の空間部24における一方側に第1蓋71を取付ける工程(S12)と、空間部24における他方側に充填孔72が設けられた第2蓋73を取付ける工程(S12)と、充填孔72から空間部24にシール材22を充填する工程(S13)と、シール材22が硬化した後に第1蓋71及び第2蓋73を取外す工程(S14)と、支持リング21とスリーブ14(貫通孔12)とをブーツ部材23により連結する工程(S15,S16)とを有している。
従って、配管13の周囲に配置された支持リング21と配管13との間の空間部24を第1蓋71及び第2蓋73により閉塞した空間部24を形成し、充填孔72からこの空間部24にシール材22を充填して硬化させた後、支持リング21とスリーブ14とをブーツ部材23により連結することで、建屋の縦壁11に形成された貫通孔12と3個の配管13との間をシール材22とブーツ部材23により適正に封止することができることとなり、建屋の縦壁11に形成された貫通孔12に挿通される配管13の個数にかかわらず、十分な水密性を確保してシール性能を向上することができる。
本実施例の貫通孔の封止方法では、第1蓋71及び第2蓋73に3個の配管13が挿通する挿通孔76,77を形成すると共に、各挿通孔76,77の位置で複数に分割している。従って、3つの配管13が邪魔にならずに、第1蓋71及び第2蓋73を支持リング21に対して容易に取付けることができ、作業性を向上することができる。
なお、上述した実施例では、所定長さの金属板を円筒形状に加工し、内側に折曲した一対のフランジ31を固定具32により固定することで、円筒形状をなす支持リング21を構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、円弧形状(半円形状)をなす複数の部材をフランジ及び固定具により連結して円筒形状をなす支持リングを構成してもよい。また、円弧形状(半円形状)をなす複数の部材を溶接により連結して円筒形状をなす支持リングを構成してもよい。
また、上述した実施例では、所定長さの弾性板を円筒形状に加工し、周方向における各端部が重ねて固定することで、中空の円錐台形状をなすブーツ部材23を構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、中空の円筒形状をなすブーツ部材としてもよい。
また、上述した実施例では、貫通孔12の内面にスリーブ14を設けたが、スリーブ14を不要として貫通孔12と支持リング21とをブーツ部材23により連結してもよい。
また、上述した実施例では、貫通孔12、支持リング21、ブーツ部材23などを円筒形状としたが、角筒形状としてもよい。
また、上述した実施例では、鉛直方向に沿った縦壁11に対して水平方向に沿った貫通孔12を設けて配管13を挿通したが、水平方向に沿った横壁(天井)に対して鉛直方向に沿った貫通孔を設けて配管を挿通してもよい。
11 縦壁(構造物)
12 貫通孔
13 配管
14 スリーブ
21 支持リング
22 シール材
23 ブーツ部材
24 空間部
41 第1取付部
42 第2取付部
43 円錐連結部
44 第1シール部材
45 第2シール部材
51 第1固定リング
61 第2固定リング
71 第1蓋
72 充填孔
73 第2蓋

Claims (2)

  1. 構造物の縦壁に形成された貫通孔と該貫通孔に挿通された複数の配管との間を封止して水密性を確保する貫通孔の封止構造であって、
    前記構造物における縦壁の外側で前記配管の周囲に配置される支持リングと、
    前記支持リングと前記複数の配管との空間部に充填されるシール材と、
    前記支持リングと前記貫通孔とを連結するリング形状をなすブーツ部材と、
    を有し、
    前記貫通孔は、内面に筒形状をなすスリーブが固定され、前記スリーブは、前記構造物の縦壁における内側には突出せずに外側にだけ突出し、前記ブーツ部材は一端部が前記スリーブの外面に固定され、他端部が前記支持リングの外面に固定される、
    ことを特徴とする貫通孔の封止構造。
  2. 前記ブーツ部材と前記スリーブとの間にシール部材が介装されると共に、前記ブーツ部材と前記支持リングとの間にシール部材が介装されることを特徴とする請求項1に記載の貫通孔の封止構造。
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