JP6214490B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。
近年の車両の高性能化により、タイヤには高い高速耐久性が求められている。高速走行により損傷を受け易いのはショルダー部及びサイド部である。ショルダー部の代表的な損傷として、トレッド表面が剥離するチャンキングやベルト端においてコードがその周囲のゴムから剥離するブレーカーエッジルース(BEL)がある。これらは特に扁平率が55%以下のタイヤで多く発生する。サイド部の代表的な損傷としては、クリンチとカーカスとの剥離(ルース)がある。これは特に扁平率が60%以上のタイヤで多く発生する。これらの損傷を抑えることが高速耐久性の向上のために重要となる。
旋回時の走行安定性のために、多くの車両はネガティブキャンバーを採用している。キャンバー角が付されたタイヤでは、高速耐久性は低下する傾向がある。このタイヤでは、キャンバー角が付されていないタイヤに比べて、ショルダー部やサイド部への負荷が増加するからである。
高速耐久性を向上させるため、ショルダー部の構造やその構成要素の材質を変更する試みが報告されている。特開2013−107518公報のタイヤでは、ベルトの端においてバンドを構成するためのリボンを二重に巻くことにより、BELの発生が抑えられている。特開2013−116644公報のタイヤでは、バンドに引っ張り伸張度の小さいコードを適用することにより、BELの発生が抑えられている。この他にも、エッジバンドの幅や枚数を増やす方法、ベルトの幅を大きくする方法等が挙げられる。これらはいずれもショルダー部の剛性を向上させる。
特開2013−107518公報 特開2013−116644公報
上述のとおり、これまでの高速耐久性を向上させる方法は、ショルダー部の剛性を増大させる。このため、ショルダー部における接地面積は小さくなる。これは、ショルダー部での接地圧を増大させる。これは、ショルダー部でのトレッドの摩耗を促進させる要因となる。この摩耗は、キャンバー角が付されたときは、さらに大きく促進される。
図5は、従来のタイヤ1が接地している状態と、このタイヤ1の接地形状2とが示された模式図である。キャンバー角は3°に設定されている。図に示されるとおり、このタイヤ1では、接地形状2の周方向の長さ(接地長)はショルダー部とサイド部との境界近辺にて急激に短くなる。この接地長の急激な変化と上記のショルダー部の摩耗の促進とにより、ショルダー部では偏摩耗が発生する。このタイヤでは、ショルダー部の偏摩耗により、タイヤの寿命が短くなりうる。
本発明の目的は、キャンバー角が付された場合においても、優れた高速耐久性と耐摩耗性とが両立されたタイヤの提供にある。
本発明に係るタイヤは、その外面がトレッド面をなすトレッドとこのトレッドの半径方向内側に位置するベルトとを備えている。周方向に垂直な断面において、赤道面上からトレッド端までの上記トレッド面のプロファイルは、複数の半径方向外側に凸な円弧により形成されている。これらの円弧うち、赤道面から軸方向外側にi番目の円弧がCiとされ、この円弧Ciの半径がRiとされたとき、赤道面上における円弧C1の接線はちょうど軸方向に延びている。円弧C(i+1)と円弧Ciとはその交点において接している。半径R(i+1)は半径Ri以下である。周方向に垂直な断面において、軸方向に対して角度θだけ傾斜した仮想線がLtとされ、この仮想線Ltが上記トレッド面のプロファイルと接するときの接点がPtとされ、赤道面からこの接点Ptまでの軸方向幅がWtとされたとき、赤道面から上記トレッド端までの軸方向幅Wに対する傾斜角度θが3°のときの上記幅Wtの比率は、65%より小さい。
好ましくは、上記幅Wに対する傾斜角度θが5°のときの上記幅Wtの比率が、65%より小さい。
好ましくは、上記円弧の数が3以上である。
好ましくは、上記円弧の数はちょうど4であり、上記半径R1に対する上記半径R2の比率は35%以上65%以下であり、赤道面から上記円弧C1と上記円弧C2との交点までの軸方向幅がW12とされたとき、上記幅Wに対する上記幅W12の比率は26%以上38%以下である。
好ましくは、円弧の数がちょうど4のとき、上記半径R1に対する上記半径R3の比率は10%以上25%以下である。上記半径R1に対する上記半径R4の比率は2.8%以上8.0%以下である。赤道面から上記円弧C2と上記円弧C3との交点までの軸方向幅がW23とされ、赤道面から上記円弧C3と上記円弧C4との交点までの軸方向幅がW34とされたとき、上記幅Wに対する上記幅W23の比率は50%以上62%以下である。上記幅Wに対する上記幅W34の比率は80%以上98%以下である。
上記円弧の数がちょうど3であり、上記半径R1に対する上記半径R2の比率が28%以上43%以下であり、赤道面から上記円弧C1と上記円弧C2との交点までの軸方向幅はW12とされたとき、上記幅Wに対する上記幅W12の比率は28%以上44%以下であってもよい。
好ましくは、円弧の数がちょうど3のとき、上記半径R1に対する上記半径R3の比率は2.5%以上8.0%以下である。赤道面から上記円弧C2と上記円弧C3との交点までの軸方向幅がW23とされたとき、上記幅Wに対する上記幅W23の比率は80%以上98%以下である。
好ましくは、赤道面から上記ベルトの外側端までの軸方向幅がWbとされたとき、上記幅Wに対する上記幅Wbの比率は90%以上98%以下である。
本発明に係るタイヤでは、軸方向に対して角度θだけ傾斜した仮想線がLtとされ、この仮想線Ltがトレッド面のプロファイルと接するときの接点がPtとされ、赤道面からこの接点Ptまでの軸方向幅がWtとされたとき、赤道面から上記トレッド端までの軸方向幅Wに対する傾斜角度θが3°のときの上記幅Wtの比率(Wt/W)は、65%以下である。これにより、このタイヤでは、これまでのタイヤと比べて、接地面において接地長が最も長くなる位置が、赤道面に近くなる。これは、ショルダー部への負荷を軽減する。これは、サイド部への負荷も軽減する。これは、ショルダー部及びサイド部における損傷の防止に寄与する。このタイヤでは、キャンバー角が付された場合でも、損傷の発生が防止されている。
このタイヤでは、上記の通りショルダー部及びサイド部への負荷が軽減されている。このタイヤでは、損傷の発生を抑制するために、ショルダー部の構造やその構成要素の材質を変更する必要がない。このタイヤではショルダー部の剛性を抑えることができる。これは、ショルダー部の接地圧を低減する。このタイヤではショルダー部の摩耗が抑えられている。さらに上記の接地面において接地長が最も長くなる位置が赤道面に近くなること及びショルダー部の剛性が抑えられていることにより、ショルダー部とサイド部との境界付近での接地長の急激な変化が抑えられ得る。このタイヤでは偏摩耗が防止されている。
図1は、本発明の一実施形態に係るタイヤの一部が示された断面図である。 図2は、図1のタイヤのトレッド面のプロファイルが示された図である。 図3は、図1のタイヤの接地の様子が示された模式図である。 図4は、本発明の他の実施形態に係るタイヤのトレッド面のプロファイルが示された図である。 図5は、従来のタイヤの接地の様子が示された模式図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。なお、本明細書では「比率」は全て「百分率(%)」で表記されている。
図1には、空気入りタイヤ3が示されている。図1において、上下方向がタイヤ3の半径方向であり、左右方向がタイヤ3の軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ3の周方向である。図1において、一点鎖線CLはタイヤ3の赤道面を表わす。このタイヤ3の形状は、トレッドパターンを除き、赤道面CLに対して対称である。
このタイヤ3は、トレッド4、サイドウォール6、クリンチ8、ビード10、カーカス12、ベルト14、バンド16、エッジバンド18、インナーライナー20及びチェーファー22を備えている。このタイヤ3は、チューブレスタイプである。このタイヤ3は、乗用車に装着される。
トレッド4は、半径方向外向きに凸な形状を呈している。トレッド4は、路面と接地するトレッド面34を形成する。図に示される通り、トレッド4は、周方向に延在する主溝24を備えている。主溝24は、タイヤ3の水はけに寄与する。図示されないが、トレッド4は複数の副溝をさらに備えている。主溝24と副溝とにより、トレッドパターンが形成されている。図のタイヤ3ではこの図に示されていない主溝24も合わせて、主溝24の数は4本である。主溝24の数は4本に限られない。トレッド4が3本以下の主溝24を備えていてもよい。トレッド4が5本以上の主溝24を備えていてもよい。トレッド4が主溝24を備えなくてもよい。トレッド4が副溝を備えなくてもよい。
隣接する主溝24に挟まれた領域及び半径方向において最も外側に位置する主溝24からトレッド端28までの領域は、リブ26と称される。図1のタイヤ3では、リブ26の数は5個である。タイヤ3が主溝24を備えないとき、2つのトレッド端28の間の領域がリブ26である。このとき、リブ26の数は1である。
トレッド4は、ベース層30とキャップ層32とを備えている。キャップ層32は、ベース層30の半径方向外側に位置している。キャップ層32は、ベース層30に積層されている。ベース層30は、接着性に優れた架橋ゴムからなる。ベース層30の典型的な基材ゴムは、天然ゴムである。キャップ層32は、耐摩耗性、耐熱性及びグリップ性に優れた架橋ゴムからなる。
サイドウォール6は、トレッド4の端からそれぞれ半径方向略内向きに延びている。それぞれサイドウォール6の半径方向外側端は、トレッド4と接合されている。このサイドウォール6は、耐カット性及び耐候性に優れた架橋ゴムからなる。このサイドウォール6は、カーカス12の損傷を防止する。
クリンチ8は、サイドウォール6の半径方向略内側に位置している。クリンチ8は、軸方向において、ビード10及びカーカス12よりも外側に位置している。クリンチ8は、耐摩耗性に優れた架橋ゴムからなる。クリンチ8は、リムのフランジと当接する。
ビード10は、クリンチ8の軸方向内側に位置している。それぞれビード10は、コア36と、このコア36から半径方向外向きに延びるエイペックス38とを備えている。コア36は、タイヤ3の周方向に沿ってリング状を呈している。コア36は、巻回された非伸縮性ワイヤーを含む。ワイヤーの典型的な材質は、スチールである。エイペックス38は半径方向外向きに先細りである。エイペックス38は高硬度な架橋ゴムからなる。
カーカス12は、第一プライ12a及び第二プライ12bからなる。第一プライ12a及び第二プライ12bは、両側のビード10の間に架け渡されており、トレッド4及びサイドウォール6に沿っている。第一プライ12aは、コア36の周りにて、軸方向内側から外側に向かって折り返されている。この折り返しにより、第一プライ12aには、主部40と折り返し部42とが形成されている。第二プライ12bは、コア36の周りにて、軸方向内側から外側に向かって折り返されている。この折り返しにより、第二プライ12bには、主部44と折り返し部46とが形成されている。
図示されないが、第一プライ12a及び第二プライ12bは、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。それぞれのコードが赤道面CLに対してなす角度の絶対値は、75°から90°である。換言すれば、このカーカス12はラジアル構造を有する。コードは、有機繊維からなる。好ましい有機繊維として、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。カーカス12が、1枚のプライから形成されてもよい。
ベルト14は、トレッド4の半径方向内側に位置している。ベルト14は、カーカス12と積層されている。ベルト14は、カーカス12を補強する。ベルト14は、第一層14a及び第二層14bからなる。図示されていないが、第一層14a及び第二層14bのそれぞれは、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。各コードは、赤道面CLに対して傾斜している。傾斜角度の絶対値は、通常は10°以上35°以下である。第一層14aのコードの赤道面CLに対する傾斜方向は、第二層14bのコードの赤道面CLに対する傾斜方向とは逆である。コードの好ましい材質は、スチールである。コードに、有機繊維が用いられてもよい。
エッジバンド18は、バンド16の半径方向外側であって、かつベルト14の端の近傍に位置している。図示されていないが、それぞれのエッジバンド18は、コードとトッピングゴムとからなる。コードは、螺旋状に巻かれている。このエッジバンド18は、いわゆるジョイントレス構造を有する。コードは、実質的に周方向に延びている。周方向に対するコードの角度は、5°以下、さらには2°以下である。このコードによりベルト14の端が拘束されるので、ベルト14のリフティングが抑制される。コードは、有機繊維からなる。好ましい有機繊維としては、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
インナーライナー20は、カーカス12の内側に位置している。インナーライナー20は、カーカス12の内面に接合されている。インナーライナー20は、架橋ゴムからなる。インナーライナー20には、空気遮蔽性に優れたゴムが用いられている。インナーライナー20の典型的な基材ゴムは、ブチルゴム又はハロゲン化ブチルゴムである。インナーライナー20は、タイヤ3の内圧を保持する。
チェーファー22は、ビード10の近傍に位置している。タイヤ3がリムに組み込まれると、それぞれのチェーファー22がリムと当接する。この当接により、ビード10の近傍が保護される。チェーファー22は、布とこの布に含浸したゴムとからなっている。チェーファー22がクリンチ8と一体として構成されていてもよい。
図2には、図1のタイヤ3のトレッド面34のプロファイル35が主溝24とともに示されている。トレッド面34のプロファイル35とは、トレッド4に溝がないものとして得られる仮想トレッド面の輪郭である。本発明では、このプロファイル35に関する寸法及び角度は、モールドのキャビティ面を前提としている。図2において、上下方向がタイヤ3の半径方向であり、左右方向がタイヤ3の軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ3の周方向である。また、図2において、一点鎖線CLはタイヤ3の赤道面を表わす。
赤道面CLからトレッド端28までのトレッド面34のプロファイル35は、複数の円弧により構成されている。ここでは、iが自然数とされたとき、赤道面CLからトレッド端28に向けてi番目の円弧はCiと表記され、円弧Ciの半径はRiと表記される。円弧C1の中心は、赤道面CL上に位置している。赤道面CL上における円弧C1の接線は、ちょうど軸方向に延びる。互いに隣接する二つの円弧CiとC(i+1)とは、その交点において接している。半径R(i+1)は半径Ri以下である。図2のタイヤ3では、赤道面CLからトレッド端28までのプロファイル35を構成する円弧の数は4である。この明細書では、赤道面CLからトレッド端28までのトレッド面34のプロファイル35を構成する円弧の数は、「プロファイル35を構成する円弧の数」と称される。
図2において、両矢印Wは、赤道面CLとトレッド端28との軸方向幅である。直線Ltは軸方向に対する傾斜角度がθである仮想線である。仮想線Ltは、軸方向内側から外側に向けて、半径方向内側に傾斜している。点Ptは、仮想線Ltとトレッド面34のプロファイル35との接点である。両矢印Wtは、赤道面CLと接点Ptとの軸方向幅である。幅Wtは、傾斜角度θの値により変動する。同じプロファイル35のもとでは、傾斜角度θが大きいほど、幅Wtも大きくなる。このタイヤ3では、幅Wに対する傾斜角度θが3°のときの幅Wtの比率(Wt/W)は、65%より小さい。
このタイヤ3では、トレッド面34のプロファイル35の決定においては、まずタイヤ3の接地幅が決められる。接地幅の決定には、タイヤ3のグリップ力、耐摩耗性、走行安定性等が考慮される。
タイヤ3の接地幅が決まれば、主溝24の幅、数及び間隔が決められる。換言すれば、リブ26の数、位置及び幅が決められる。これは主に排水性を考慮して決められる。
次に、プロファイル35を構成する円弧の数とその接点の位置が決められる。このとき、隣接する円弧の接点は、リブ26上に配置される。この接点は、主溝24の位置には配置されない。円弧の接点の両側ではプロファイル35を構成する円弧の曲率が異なる。これに起因して、主溝24の位置に接点が配置されると、トレッド4に反り返しが起こり易くなるからである。
最後に、各円弧の曲率半径が決められる。各円弧の曲率半径は、比率(Wt/W)が65%より小さくなるように決められる。
以下、本発明による作用効果が説明される。
従来、高速耐久性を向上させるため、ショルダー部の構造やその構成要素の材質を変更することが行われている。これらは、ショルダー部の剛性を増大させる。このため、ショルダー部における接地面積は小さくなる。これは、ショルダー部での接地圧を増大させる。これは、ショルダー部でのトレッドの摩耗を促進させる要因となる。この摩耗は、キャンバー角が付されたときは、さらに大きく促進される。このタイヤでは、キャンバー角が付されたとき、接地長はショルダー部とサイド部との境界近辺にて急激に短くなる。この接地長の急激な変化と、上記のショルダー部の摩耗の促進とにより、ショルダー部では偏摩耗が発生する。このタイヤでは、ショルダー部の偏摩耗により、タイヤの寿命が短くなりうる。
ショルダー部における摩耗を抑制するために、ショルダー部のゴムの配合を変更して、耐摩耗性を向上させる方法がある。さらに、ショルダー部の厚みを変更して、摩耗によるタイヤ寿命が短くなるのを防止する方法が採られることがある。しかし、これらはいずれもトレッドでの発熱量を大きくさせる。これらは、いずれもタイヤの転がり抵抗の増大の要因となる。
本発明に係るタイヤ3では、軸方向に対して角度θだけ傾斜した仮想線がLtとされ、この仮想線Ltがトレッド面34のプロファイル35と接するときの接点がPtとされ、赤道面CLからこの接点Ptまでの軸方向幅がWtとされたとき、赤道面CLから上記トレッド端28までの軸方向幅Wに対する傾斜角度θが3°のときの上記幅Wtの比率(Wt/W)は、65%以下である。図3は、このタイヤ3が接地している状態と、このタイヤ3の接地形状47とが示された模式図である。キャンバー角は3°に設定されている。タイヤ3の内圧は正規内圧とされ、このタイヤ3には正規荷重が負荷されている。図3と図5とを比較すれば明らかなとおり、このタイヤ3では、これまでのタイヤ3と比べて、接地面において接地長が最も長くなる位置が、赤道面CLに近くなる。換言すれば、トレッド面34において最も大きな負荷がかかる位置が、より周長の長い赤道面CL側に移動している。これは、ショルダー部への負荷を軽減させる。これは、ショルダー部での発熱を低減させる。このタイヤ3では、ショルダー部での損傷が防止されている。
さらにこれは、サイド部への負荷も軽減させる。これは、サイド部の歪みを低減させる。特に、ビード10の近辺での歪みが低減される。有限要素法での解析によれば、ルース発生の主要因となるクリンチ8とカーカス12との界面の圧縮方向歪みは、40%程度低減される。これはサイド部における損傷を防止する。加えてサイド部への負荷の低減は、スタンディングウェーブの発生の抑制に寄与する。これはスタンディングウェーブに起因するタイヤ3の損傷を防止する。このタイヤ3では、キャンバー角が付された場合でも、タイヤ3の損傷の発生が防止されている。
このタイヤ3では、上記の通りショルダー部及びサイド部への負荷が軽減されている。このタイヤ3では、損傷の発生を抑制するために、ショルダー部の構造やその構成要素の材質を変更する必要がない。このタイヤ3ではショルダー部の剛性を抑えることができる。これは、ショルダー部の接地圧を低減する。このタイヤ3ではショルダー部の摩耗が抑えられている。
さらに本タイヤでは、接地面において接地長が最も長くなる位置が赤道面に近くなること及びショルダー部の剛性が抑えられていることにより、図3に示されるように、ショルダー部からサイド部に向けて、接地長は徐々に短くなる。このタイヤ3では、これまでのタイヤ3と比べて、ショルダー部とサイド部との境界付近での接地長の急激な変化が抑えられ得る。このタイヤ3では偏摩耗が防止されている。
上記では、キャンバー角が付されたときの本発明の効果を説明した。キャンバー角が付されていないときも、このタイヤでは、これまでのタイヤに比べて偏摩耗が防止されている。すなわち、接地面において接地長が最も長くなる位置が赤道面に近くなること及びショルダー部の剛性が抑えられていることにより、このタイヤ3ではこれまでのタイヤと比べて、隣接するリブ26の境界での接地長の差が小さくできる。このタイヤ3の接地形状では、隣接するリブ26の境界で大きな段差ができることはない。接地形状の輪郭は、なめらかにつながる。これにより、リブ26間のすべり量の差も小さくなる。これは、リブ26間の摩耗量の差を小さくする。このタイヤ3では、リブ間の摩耗量の違いによる偏摩耗が防止されている。
幅Wに対する傾斜角度θが3°のときの幅Wtの比率(Wt/W)は、60%以下がより好ましい。傾斜角度θが3°のときの比率(Wt/W)を60%以下とすることで、より効果的にショルダー部及びサイド部への負荷が軽減される。このタイヤ3では、ショルダー部及びサイド部における損傷が、より効果的に防止されている。
幅Wに対する傾斜角度θが3°のときの幅Wtの比率(Wt/W)は、30%以上がより好ましい。比率(Wt/W)を30%以上とすることで、赤道面CL近辺でのトレッド面34のプロファイル35が適切に保たれうる。このタイヤ3は、耐摩耗性に優れる。このタイヤ3は、良好なグリップ力が実現されている。
幅Wに対する傾斜角度θが5°のときの幅Wtの比率(Wt/W)は、65%以下が好ましい。傾斜角度θが5°のときの比率(Wt/W)を65%以下とすることで、より効果的にショルダー部及びサイド部への負荷が軽減される。このタイヤ3では、ショルダー部及びサイド部における損傷が、より効果的に防止されている。
プロファイル35を構成する円弧の数は3以上が好ましい。円弧の数を3以上とすることで、適切なトレッド面34のプロファイル35を構成することができる。
プロファイル35を構成する円弧の数は5以下が好ましい。円弧の接点の両側ではプロファイル35を構成する円弧の曲率が異なる。円弧の数を5以下とすることで、この接点が多くなることに起因するトレッド4の反り返しが防止される。
前述のとおり、図2のタイヤ3ではリブ26の数は5である。典型的には、タイヤ幅が215以上のタイヤでは、リブの数は5である。ここでタイヤ幅とは、JATMA規格に規定された「タイヤの呼び」における「断面幅の呼び」である。図2に示されるとおり、このタイヤ3については、プロファイル35を構成する円弧の数は4であることが好ましい。円弧の数を4とすることで、タイヤ幅が215以上のタイヤ3について、良好な耐摩耗性と耐久性とを両立しうるプロファイル35を構成することができる。
プロファイル35が4個の円弧より構成されているタイヤ3では、円弧C1の半径R1に対する円弧C2の半径R2の比率(R2/R1)は、65%以下が好ましい。比率(R2/R1)を65%以下とすることで、トレッド面34が適度に丸みを帯びた形状となる。このタイヤ3では、ショルダー部及びサイド部への負荷が軽減されうる。このタイヤ3では、ショルダー部及びサイド部における損傷が、効果的に防止されている。この観点から比率(R2/R1)は60%以下がより好ましい。
比率(R2/R1)は、35%以上が好ましい。比率(R2/R1)を35%以上とすることで、十分な接地幅が確保されうる。このタイヤ3では、トレッド面34が丸みを帯びることにより、接地幅が過小となることはない。これは、タイヤ3の良好な耐摩耗性に寄与する。さらにこのタイヤ3は十分なグリップ力を有する。この観点から比率(R2/R1)は40%以上がより好ましい。
半径R1は、1300mm以下が好ましい。半径R1を1300mm以下とすることで、トレッド面34が適度に丸みを帯びた形状となる。このタイヤ3では、ショルダー部及びサイド部への負荷が軽減されうる。このタイヤ3では、ショルダー部及びサイド部における損傷が、効果的に防止されている。
半径R1は、500mm以上が好ましい。半径R1を500mm以上とすることで、十分な接地幅が確保されうる。このタイヤ3では、トレッド面34が丸みを帯びることにより、接地幅が過小となることはない。これは、タイヤ3の良好な耐摩耗性に寄与する。さらにこのタイヤ3は十分なグリップ力を有する。
図2において、両矢印W12は、赤道面CLから円弧C1と円弧C2との交点までの軸方向幅である。幅Wに対する幅W12の比率(W12/W)は38%以下が好ましい。比率(W12/W)を38%以下とすることで、トレッド面34が適度に丸みを帯びた形状となる。このタイヤ3では、ショルダー部及びサイド部への負荷が軽減されうる。このタイヤ3では、ショルダー部及びサイド部における損傷が、効果的に防止されている。この観点から比率(W12/W)は35%以下がより好ましい。
比率(W12/W)は26%以上が好ましい。比率(W12/W)を26%以上とすることで、十分な接地幅が確保されうる。このタイヤ3では、トレッド面34が丸みを帯びることにより、接地幅が過小となることはない。これは、タイヤ3の良好な耐摩耗性に寄与する。さらにこのタイヤ3は十分なグリップ力を有する。この観点から比率(W12/W)は28%以上がより好ましい。
円弧C1の半径R1に対する円弧C3の半径R3の比率(R3/R1)は、25%以下が好ましい。比率(R3/R1)を25%以下とすることで、トレッド面34が適度に丸みを帯びた形状となる。このタイヤ3では、ショルダー部及びサイド部への負荷が軽減されうる。このタイヤ3では、ショルダー部及びサイド部における損傷が、効果的に防止されている。この観点から比率(R3/R1)は22%以下がより好ましい。
比率(R3/R1)は、10%以上が好ましい。比率(R3/R1)を10%以上とすることで、十分な接地幅が確保されうる。このタイヤ3では、トレッド面34が丸みを帯びることにより、接地幅が過小となることはない。これは、タイヤ3の良好な耐摩耗性に寄与する。さらにこのタイヤ3は十分なグリップ力を有する。この観点から比率(R3/R1)は12%以上がより好ましい。
半径R3は、200mm以下が好ましい。半径R3を200mm以下とすることで、トレッド面34が適度に丸みを帯びた形状となる。このタイヤ3では、ショルダー部及びサイド部への負荷が軽減されうる。このタイヤ3では、ショルダー部及びサイド部における損傷が、効果的に防止されている。この観点から半径R3は180mm以下がより好ましい。
半径R3は、90mm以上が好ましい。半径R3を90mm以上とすることで、十分な接地幅が確保されうる。このタイヤ3では、トレッド面34が丸みを帯びることにより、接地幅が過小となることはない。これは、タイヤ3の良好な耐摩耗性に寄与する。さらにこのタイヤ3は十分なグリップ力を有する。この観点から半径R3は100mm以上がより好ましい。
図2において、両矢印W23は、赤道面CLから円弧C2と円弧C3との交点までの軸方向幅である。幅Wに対する幅W23の比率(W23/W)は62%以下が好ましい。比率(W23/W)を62%以下とすることで、トレッド面34が適度に丸みを帯びた形状となる。このタイヤ3では、ショルダー部及びサイド部への負荷が軽減されうる。このタイヤ3では、ショルダー部及びサイド部における損傷が、効果的に防止されている。この観点から比率(W23/W)は60%以下がより好ましい。
比率(W23/W)は50%以上が好ましい。比率(W23/W)を50%以上とすることで、十分な接地幅が確保されうる。このタイヤ3では、トレッド面34が丸みを帯びることにより、接地幅が過小となることはない。これは、タイヤ3の良好な耐摩耗性に寄与する。さらにこのタイヤ3は十分なグリップ力を有する。この観点から比率(W23/W)は52%以上がより好ましい。
円弧C1の半径R1に対する円弧C4の半径R4の比率(R4/R1)は、8.0%以下が好ましい。比率(R4/R1)を8.0%以下とすることで、トレッド面34が適度に丸みを帯びた形状となる。このタイヤ3では、ショルダー部及びサイド部への負荷が軽減されうる。このタイヤ3では、ショルダー部及びサイド部における損傷が、効果的に防止されている。この観点から比率(R4/R1)は5.0%以下がより好ましい。
比率(R4/R1)は、2.8%以上が好ましい。比率(R4/R1)を2.8%以上とすることで、十分な接地幅が確保されうる。このタイヤ3では、トレッド面34が丸みを帯びることにより、接地幅が過小となることはない。これは、タイヤ3の良好な耐摩耗性に寄与する。さらにこのタイヤ3は十分なグリップ力を有する。この観点から比率(R4/R1)は3.0%以上がより好ましい。
半径R4は、45mm以下が好ましい。半径R4を45mm以下とすることで、トレッド面34が適度に丸みを帯びた形状となる。このタイヤ3では、ショルダー部及びサイド部への負荷が軽減されうる。このタイヤ3では、ショルダー部及びサイド部における損傷が、効果的に防止されている。この観点から半径R4は40mm以下がより好ましい。
半径R4は、25mm以上が好ましい。半径R4を25mm以上とすることで、十分な接地幅が確保されうる。このタイヤ3では、トレッド面34が丸みを帯びることにより、接地幅が過小となることはない。これは、タイヤ3の良好な耐摩耗性に寄与する。さらにこのタイヤ3は十分なグリップ力を有する。この観点から半径R4は27mm以上がより好ましい。
図2において、両矢印W34は、赤道面CLから円弧C3と円弧C4との交点までの軸方向幅である。幅Wに対する幅W34の比率(W34/W)は98%以下が好ましい。比率(W34/W)を98%以下とすることで、トレッド面34が適度に丸みを帯びた形状となる。このタイヤ3では、ショルダー部及びサイド部への負荷が軽減されうる。このタイヤ3では、ショルダー部及びサイド部における損傷が、効果的に防止されている。この観点から比率(W34/W)は92%以下がより好ましい。
比率(W34/W)は80%以上が好ましい。比率(W34/W)を80%以上とすることで、十分な接地幅が確保されうる。このタイヤ3では、トレッド面34が丸みを帯びることにより、接地幅が過小となることはない。これは、タイヤ3の良好な耐摩耗性に寄与する。さらにこのタイヤ3は十分なグリップ力を有する。この観点から比率(W34/W)は82%以上がより好ましい。
図1において、両矢印Wは赤道面CLからトレッド端28までの軸方向幅である。これば図2の幅Wと同じである。両矢印Wbは赤道面CLからベルト14の端までの軸方向幅である。幅Wに対する幅Wbの比率(Wb/W)は98%以下が好ましい。比率(Wb/W)を98%以下とすることで、ショルダー部の剛性が過大になることが抑えられる。このタイヤ3では、ショルダー部の接地圧は適正に抑えられ得る。このタイヤ3は耐摩耗性に優れる。この観点から比率(Wb/W)は96%以下がより好ましい。
比率(Wb/W)は90%以上が好ましい。比率(Wb/W)を90%以上とすることで、ショルダー部では適正な剛性が保たれている。このタイヤ3では、ショルダー部は良好な耐久性を有する。さらにこのタイヤ3では、良好な旋回時の操縦安定性が実現されている。
本発明では、特に言及がない限り、タイヤ3及びタイヤ3の各部材の寸法及び角度は、タイヤ3が正規リムに組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤ3に空気が充填された状態で測定される。測定時には、タイヤ3には荷重がかけられない。本明細書において正規リムとは、タイヤ3が依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。本明細書において正規内圧とは、タイヤ3が依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。乗用車用タイヤ3の場合は、内圧が180kPaの状態で、寸法及び角度が測定される。本明細書において正規荷重とは、タイヤ3が依拠する規格において定められた荷重を意味する。JATMA規格における「最高負荷能力」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「LOAD CAPACITY」は、正規荷重である。
図4には、本発明の他の実施形態に係るタイヤのトレッド面のプロファイル50が主溝52とともに示されている。図4において、上下方向がタイヤの半径方向であり、左右方向がタイヤの軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤの周方向である。図4において、一点鎖線CLはタイヤの赤道面を表わす。このタイヤの形状は、トレッドパターンを除き、赤道面CLに対して対称である。
図示されないが、このタイヤは、トレッド、サイドウォール、クリンチ、ビード、カーカス、ベルト、バンド、エッジバンド、インナーライナー及びチェーファーを備えている。このタイヤは、チューブレスタイプである。このタイヤは、乗用車に装着される。このタイヤはトレッドを除き、図1のタイヤ3と同じ構造である。
トレッドは、半径方向外向きに凸な形状を呈している。トレッドは、路面と接地するトレッド面を形成する。図に示される通り、トレッドは、周方向に延在する主溝52を備えている。図示されないが、トレッドは複数の副溝をさらに備えている。図4のタイヤでは主溝52の数は3本である。このタイヤでは、リブの数は4個である。
赤道面CLからトレッド端54までのトレッド面のプロファイル50は、複数の円弧により構成されている。ここでは、iが自然数とされたとき、赤道面CLから表側のトレッド端54に向けてi番目の円弧はCiと表記され、円弧Ciの半径はRiと表記される。円弧C1の中心は、赤道面CL上に位置している。赤道面CL上における円弧C1の接線は、ちょうど軸方向に延びている。互いに隣接する二つの円弧CiとC(i+1)とは、その交点において接している。半径R(i+1)は半径Ri以下である。図4のタイヤでは、プロファイル50を構成する円弧の数は3である。
図4において、両矢印Wは、赤道面CLとトレッド端54との軸方向幅である。直線Ltは軸方向に対する傾斜角度がθである仮想線である。仮想線Ltは、軸方向内側から外側に向けて、半径方向内側に傾斜している。点Ptは、仮想線Ltとトレッド面のプロファイル50との接点である。両矢印Wtは、赤道面CLと接点Ptとの軸方向幅である。幅Wtは、傾斜角度θの値により変動する。同じプロファイル50のもとでは、傾斜角度θが大きいほど、幅Wtも大きくなる。このタイヤでは、幅Wに対する傾斜角度θが3°のときの幅Wtの比率(Wt/W)は、65%より小さい。
以下、本発明による作用効果が説明される。
本発明に係るタイヤでは、軸方向に対して角度θだけ傾斜した仮想線がLtとされ、この仮想線Ltがトレッド面のプロファイル50と接するときの接点がPtとされ、赤道面CLからこの接点Ptまでの軸方向幅がWtとされたとき、赤道面CLから上記トレッド端54までの軸方向幅Wに対する傾斜角度θが3°のときの上記幅Wtの比率(Wt/W)は、65%以下である。このタイヤでは、これまでのタイヤと比べて、接地面において接地長が最も長くなる位置が、赤道面CLに近くなる。換言すれば、トレッド面において最も大きな負荷がかかる位置が、より周長の長い赤道面CL側に移動している。これは、ショルダー部への負荷を軽減する。これは、ショルダー部での発熱を低減させる。このタイヤでは、ショルダー部での損傷が防止されている。
さらにこれは、サイド部への負荷も軽減させる。これは、サイド部の歪みを低減させる。特に、ビードの近辺での歪みが低減される。これはサイド部における損傷を防止する。加えてサイド部への負荷の低減は、スタンディングウェーブの発生の抑制に寄与する。これはスタンディングウェーブに起因するタイヤの損傷を防止する。このタイヤでは、キャンバー角が付された場合でも、タイヤの損傷の発生が防止されている。
このタイヤでは、上記の通りショルダー部及びサイド部への負荷が軽減されている。このタイヤでは、損傷の発生を抑制するために、ショルダー部の構造やその構成要素の材質を変更する必要がない。このタイヤではショルダー部の剛性を抑えることができる。これは、ショルダー部の接地圧を低減する。このタイヤではショルダー部の摩耗が抑えられている。また、このタイヤでは、ショルダー部からサイド部に向けて、接地長は徐々に短くなっている。このタイヤでは、これまでのタイヤと比べて、ショルダー部とサイド部との境界付近での接地長の急激な変化が抑えられ得る。このタイヤでは偏摩耗が防止されている。
前述のとおり、図4のタイヤではリブの数は4である。典型的には、タイヤ幅が215より小さいタイヤでは、リブの数は4である。図4に示されるとおり、このタイヤについては、プロファイル50を構成する円弧の数は3であることが好ましい。円弧の数を3とすることで、タイヤ幅が215より小さいタイヤについて、良好な耐摩耗性と耐久性とを両立しうるプロファイル50を構成することができる。
プロファイル50が3個の円弧より構成されているタイヤでは、円弧C1の半径R1に対する円弧C2の半径R2の比率(R2/R1)は、43%以下が好ましい。比率(R2/R1)を43%以下とすることで、トレッド面が適度に丸みを帯びた形状となる。このタイヤでは、ショルダー部及びサイド部への負荷が軽減されうる。このタイヤでは、ショルダー部及びサイド部における損傷が、効果的に防止されている。この観点から比率(R2/R1)は40%以下がより好ましい。
比率(R2/R1)は、28%以上が好ましい。比率(R2/R1)を28%以上とすることで、十分な接地幅が確保されうる。このタイヤでは、トレッド面が丸みを帯びることにより、接地幅が過小となることはない。これは、タイヤの良好な耐摩耗性に寄与する。さらにこのタイヤは十分なグリップ力を有する。この観点から比率(R2/R1)は30%以上がより好ましい。
半径R1は、800mm以下が好ましい。半径R1を800mm以下とすることで、トレッド面が適度に丸みを帯びた形状となる。このタイヤでは、ショルダー部及びサイド部への負荷が軽減されうる。このタイヤでは、ショルダー部及びサイド部における損傷が、効果的に防止されている。この観点から半径R1は700mm以下がより好ましい。
半径R1は、300mm以上が好ましい。半径R1を300mm以上とすることで、十分な接地幅が確保されうる。このタイヤでは、トレッド面が丸みを帯びることにより、接地幅が過小となることはない。これは、タイヤの良好な耐摩耗性に寄与する。さらにこのタイヤは十分なグリップ力を有する。この観点から半径R1は350mm以上がより好ましい。
半径R2は、200mm以下が好ましい。半径R2を200mm以下とすることで、トレッド面が適度に丸みを帯びた形状となる。このタイヤでは、ショルダー部及びサイド部への負荷が軽減されうる。このタイヤでは、ショルダー部及びサイド部における損傷が、効果的に防止されている。この観点から半径R2は180mm以下がより好ましい。
半径R2は、90mm以上が好ましい。半径R2を90mm以上とすることで、十分な接地幅が確保されうる。このタイヤでは、トレッド面が丸みを帯びることにより、接地幅が過小となることはない。これは、タイヤの良好な耐摩耗性に寄与する。さらにこのタイヤは十分なグリップ力を有する。この観点から半径R2は100mm以上がより好ましい。
図4において、両矢印W12は、赤道面CLから円弧C1と円弧C2との交点までの軸方向幅である。両矢印Wは、赤道面CLからトレッド端54までの軸方向幅である。幅Wに対する幅W12の比率(W12/W)は44%以下が好ましい。比率(W12/W)を44%以下とすることで、トレッド面が適度に丸みを帯びた形状となる。このタイヤでは、ショルダー部及びサイド部への負荷が軽減されうる。このタイヤでは、ショルダー部及びサイド部における損傷が、効果的に防止されている。この観点から比率(W12/W)は40%以下がより好ましい。
比率(W12/W)は28%以上が好ましい。比率(W12/W)を28%以上とすることで、十分な接地幅が確保されうる。このタイヤでは、トレッド面が丸みを帯びることにより、接地幅が過小となることはない。これは、タイヤの良好な耐摩耗性に寄与する。さらにこのタイヤは十分なグリップ力を有する。この観点から比率(W12/W)は30%以上がより好ましい。
円弧C1の半径R1に対する円弧C3の半径R3の比率(R3/R1)は、8.0%以下が好ましい。比率(R3/R1)を8.0%以下とすることで、トレッド面が適度に丸みを帯びた形状となる。このタイヤでは、ショルダー部及びサイド部への負荷が軽減されうる。このタイヤでは、ショルダー部及びサイド部における損傷が、効果的に防止されている。この観点から比率(R3/R1)は7.0%以下がより好ましい。
比率(R3/R1)は、2.5%以上が好ましい。比率(R3/R1)を2.5%以上とすることで、十分な接地幅が確保されうる。このタイヤでは、トレッド面が丸みを帯びることにより、接地幅が過小となることはない。これは、タイヤの良好な耐摩耗性に寄与する。さらにこのタイヤは十分なグリップ力を有する。この観点から比率(R3/R1)は2.8%以上がより好ましい。
半径R3は、45mm以下が好ましい。半径R3を45mm以下とすることで、トレッド面が適度に丸みを帯びた形状となる。このタイヤでは、ショルダー部及びサイド部への負荷が軽減されうる。このタイヤでは、ショルダー部及びサイド部における損傷が、効果的に防止されている。この観点から半径R3は40mm以下がより好ましい。
半径R3は、18mm以上が好ましい。半径R3を18mm以上とすることで、十分な接地幅が確保されうる。このタイヤでは、トレッド面が丸みを帯びることにより、接地幅が過小となることはない。これは、タイヤの良好な耐摩耗性に寄与する。さらにこのタイヤは十分なグリップ力を有する。この観点から半径R3は20mm以上がより好ましい。
図4において、両矢印W23は、赤道面CLから円弧C2と円弧C3との交点までの軸方向幅である。幅Wに対する幅W23の比率(W23/W)は98%以下が好ましい。比率(W23/W)を98%以下とすることで、トレッド面が適度に丸みを帯びた形状となる。このタイヤでは、ショルダー部及びサイド部への負荷が軽減されうる。このタイヤでは、ショルダー部及びサイド部における損傷が、効果的に防止されている。この観点から比率(W23/W)は92%以下がより好ましい。
比率(W23/W)は80%以上が好ましい。比率(W23/W)を80%以上とすることで、十分な接地幅が確保されうる。このタイヤでは、トレッド面が丸みを帯びることにより、接地幅が過小となることはない。これは、タイヤの良好な耐摩耗性に寄与する。さらにこのタイヤは十分なグリップ力を有する。この観点から比率(W23/W)は82%以上がより好ましい。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図1に示された構成を備えた実施例1のタイヤを得た。このタイヤのサイズは235/45R17である。表1にこのタイヤの諸元が示されている。幅Wtは、θが3°のとき及びθが5°のときの値が示されている。このタイヤでは、プロファイルを構成する円弧の数は4である。
[比較例1]
実施例1のタイヤについて、比(Wt/W)の値が表1に示される値となるようにプロファイルを変更して、比較例1のタイヤを得た。
[実施例2]
図1に示された構成を備えた実施例2のタイヤを得た。このタイヤのサイズは235/60R18である。表1にこのタイヤの諸元が示されている。このタイヤでは、プロファイルを構成する円弧の数は4である。
[比較例2]
実施例2のタイヤについて、比(Wt/W)の値が表1に示される値となるようにプロファイルを変更して、比較例2のタイヤを得た。
[実施例3]
図1に示された構成を備えた実施例3のタイヤを得た。このタイヤのサイズは215/60R16である。表1にこのタイヤの諸元が示されている。このタイヤでは、プロファイルを構成する円弧の数は3である。
[実施例4]
実施例4のタイヤについて、比(Wt/W)の値が表1に示される値となるようにプロファイルを変更して、実施例4のタイヤを得た。
[実施例5]
図1に示された構成を備えた実施例4のタイヤを得た。このタイヤのサイズは205/60R16である。表2にこのタイヤの諸元が示されている。このタイヤでは、プロファイルを構成する円弧の数は4である。
[比較例3]
実施例5のタイヤについて、比(Wt/W)の値が表2に示される値となるようにプロファイルを変更して、比較例3のタイヤを得た。
[実施例6]
図4に示された構成を備えた実施例6のタイヤを得た。このタイヤのサイズは205/60R16である。表2にこのタイヤの諸元が示されている。このタイヤでは、プロファイルを構成する円弧の数は3である。
[比較例4]
実施例6のタイヤについて、比(Wt/W)の値が表2に示される値となるようにプロファイルを変更して、比較例4のタイヤを得た。
[実施例7]
プロファイルを構成する円弧の数を2とした実施例7のタイヤを得た。このタイヤの構成は、トレッド以外は実施例1と同じである。このタイヤのサイズは205/60R16である。表2にこのタイヤの諸元が示されている。
[比較例5]
実施例7のタイヤについて、比(Wt/W)の値が表2に示される値となるようにプロファイルを変更して、比較例5のタイヤを得た。
[実施例8−12及び比較例6]
比率(R2/R1)、比率(R3/R1)及び比率(R4/R1)を変更し、プロファイルのパラメータを表3の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例8−12及び比較例6のタイヤを得た。この表には、実施例1が再度載せられている。
[高速耐久性]
タイヤを正規リムに組み込み、このタイヤに空気を充填して内圧を正規内圧とした。このタイヤをドラム式走行試験機に装着し、正規荷重をタイヤに負荷した。キャンバー角は3°とした。このタイヤを、径が1.7mであるドラムの上を走行させた。タイヤの速度は、160km/hから開始し、10分間走行する毎に10km/hずつこの速度を上昇させた。タイヤが損傷するときの速度とその速度での走行時間とを計測した。この結果が、下記の表1から3に示されている。例えば表において、「310−9」と記載されているのは、310km/hの速度で9分間走行したときにタイヤの損傷が発生したことを示す。速度の値が大きいほど好ましい。同じ速度の場合は、走行時間の値が大きいほど好ましい。
[耐摩耗性評価]
実施例1、実施例8−12及び比較例6のタイヤを標準リム(サイズ=8JJ)に組み込み、リア駆動の自動車の後輪に装着した。このタイヤの内圧は230kPaとされた。キャンバー角は3°とされた。テストコースにおいて、この車両を走行距離が150kmとなるまで走行させた。このタイヤのショルダー部の摩耗量を測定した。この値の逆数が、実施例1を100とした指数値で、下記表3に示している。この値が大きいほど、摩耗に対するタイヤの寿命が長いことを示す。値が大きいほど好ましい。
Figure 0006214490
Figure 0006214490
Figure 0006214490
表1から表3に示されるように、実施例のタイヤでは、比較例のタイヤに比べて評価が高い。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明に係るタイヤは、種々の車両に適用されうる。
1、3・・・タイヤ
2、47・・・接地形状
4・・・トレッド
6・・・サイドウォール
8・・・クリンチ
10・・・ビード
12・・・カーカス
12a・・・第一プライ12a
12b・・・第二プライ12b
14・・・ベルト
14a・・・第一層14a
14b・・・第二層14b
16・・・バンド
18・・・エッジバンド
20・・・インナーライナー
22・・・チェーファー
24、52・・・主溝
26・・・リブ
28、54・・・トレッド端
30・・・ベース層
32・・・キャップ層
34・・・トレッド面
35、50・・・プロファイル
36・・・コア
38・・・エイペックス
28・・・エッジバンド
40、44・・・主部
42、46・・・折り返し部

Claims (5)

  1. その外面がトレッド面をなすトレッドとこのトレッドの半径方向内側に位置するベルトとを備えており、
    周方向に垂直な断面において、赤道面上からトレッド端までの上記トレッド面のプロファイルが、半径方向外側に凸な4の円弧により形成されており、
    これらの円弧うち、赤道面から軸方向外側にi番目の円弧がCiとされ、この円弧Ciの半径がRiとされたとき、
    赤道面上における円弧C1の接線がちょうど軸方向に延びており、
    円弧C(i+1)と円弧Ciとがその交点において接しており、
    半径R(i+1)が半径Ri以下であり、
    周方向に垂直な断面において、軸方向に対して角度θだけ傾斜した仮想線がLtとされ、この仮想線Ltが上記トレッド面のプロファイルと接するときの接点がPtとされ、赤道面からこの接点Ptまでの軸方向幅がWtとされたとき、
    赤道面から上記トレッド端までの軸方向幅Wに対する上記傾斜角度θが3°のときの上記幅Wtの比率が、65%より小さく、
    半径R1に対する半径R2の比率が35%以上65%以下であり、
    赤道面から円弧C1と円弧C2との交点までの軸方向幅がW12とされたとき、上記幅Wに対する上記幅W12の比率が26%以上38%以下である空気入りタイヤ。
  2. 上記幅Wに対する上記傾斜角度θが5°のときの上記幅Wtの比率が、65%より小さい請求項1に記載のタイヤ。
  3. 上記半径R1に対する上記半径R3の比率が10%以上25%以下であり、
    上記半径R1に対する上記半径R4の比率が2.8%以上8.0%以下であり、
    赤道面から上記円弧C2と上記円弧C3との交点までの軸方向幅がW23とされ、赤道面から上記円弧C3と上記円弧C4との交点までの軸方向幅がW34とされたとき、
    上記幅Wに対する上記幅W23の比率が50%以上62%以下であり、
    上記幅Wに対する上記幅W34の比率が80%以上98%以下である請求項1又は2に記載のタイヤ。
  4. その外面がトレッド面をなすトレッドとこのトレッドの半径方向内側に位置するベルトとを備えており、
    周方向に垂直な断面において、赤道面上からトレッド端までの上記トレッド面のプロファイルが、半径方向外側に凸な3の円弧により形成されており、
    これらの円弧うち、赤道面から軸方向外側にi番目の円弧がCiとされ、この円弧Ciの半径がRiとされたとき、
    赤道面上における円弧C1の接線がちょうど軸方向に延びており、
    円弧C(i+1)と円弧Ciとがその交点において接しており、
    半径R(i+1)が半径Ri以下であり、
    周方向に垂直な断面において、軸方向に対して角度θだけ傾斜した仮想線がLtとされ、この仮想線Ltが上記トレッド面のプロファイルと接するときの接点がPtとされ、赤道面からこの接点Ptまでの軸方向幅がWtとされたとき、
    赤道面から上記トレッド端までの軸方向幅Wに対する上記傾斜角度θが3°のときの上記幅Wtの比率が、65%より小さく、
    半径R1に対する半径R2の比率が28%以上43%以下であり、
    赤道面から円弧C1と円弧C2との交点までの軸方向幅がW12とされたとき、上記幅Wに対する上記幅W12の比率が28%以上44%以下であり、
    半径R1に対する半径R3の比率が2.5%以上8.0%以下であり、
    赤道面から円弧C2と円弧C3との交点までの軸方向幅がW23とされたとき、上記幅Wに対する上記幅W23の比率が80%以上98%以下である空気入りタイヤ。
  5. 赤道面から上記ベルトの外側端までの軸方向幅がWbとされたとき、上記幅Wに対する上記幅Wbの比率が90%以上98%以下である請求項1から4のいずれかに記載のタイヤ。
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