JP6212770B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置、特に、画像形成装置内を搬送される用紙同士の隙間を判別する手段を備えた画像形成装置に関する。
画像形成装置内を搬送される用紙の位置を検知する手段を備えた画像形成装置として、例えば、特許文献1に記載の画像形成装置が知られている。以下に、特許文献1に記載の画像形成装置について説明する。
特許文献1に記載の画像形成装置は、周知の電子写真プロセスによってトナー画像を形成する作像ユニットを備え、給紙部から1枚ずつ送り出された用紙上に転写部にてトナー画像を転写し、用紙上に画像を形成する装置である。また、特許文献1に記載の画像形成装置は、用紙上に精度よく画像を転写するため、用紙の位置を特定する用紙位置検出手段515(図23参照)を備えている。
用紙位置検出手段515は、給紙部と転写部との間に設けられている。また、用紙位置検出手段515は、図23に示すように、発光素子518−1、該発光素子からの光を用紙Pに向かって照射するライトガイド518−2、及び用紙を挟んでライトガイド518−2と対向し、搬送方向に対して平行に並ぶ受光素子519を有している。
用紙位置検出手段515は、発光素子518−1からの光を受光素子519が受光することにより、用紙の位置を特定している。具体的には、発光素子518−1から発せられた光は、ライトガイド518−2によって、用紙Pの紙面垂直方向に平行、かつ、受光素子519に向かう光に変換される。ここで、ライトガイド518−2と受光素子519との間に用紙Pが存在するときは、発光素子518−1からの光が、用紙によって遮られる。従って、受光素子519で受け取る光の光量は少なく、受光素子519からの出力は小さい。そして、発光素子518−1からの光を遮っていた用紙Pが搬送方向の下流に向かうと、発光素子518−1からの光は、用紙に遮られることなく受光素子519に到達する。このとき、搬送方向の上流にある受光素子519から順に、受け取る光の量が増加し、これに伴い、受光素子519からの出力も増加する。そして、各受光素子からの出力が所定の閾値を超えることにより、用紙位置検出手段515は、用紙の端部の位置を特定している。
ところで、用紙位置検出手段515による用紙の位置検出方法は、搬送される用紙の隙間の有無の判別に用いることができる。例えば、図24のように、先行して搬送される用紙P1の後端と次に搬送される用紙P2の先端とが重なって搬送される場合には、用紙P1と用紙P2との間には隙間がないため、発光素子518−1からの光が受光素子519に届かない。一方、図25のように、用紙P1と用紙P2との間に隙間がある場合には、該隙間を光が通過し、受光素子519に光が届く。結果として、受光素子519からの出力が所定の閾値を超える。これにより、用紙P1と用紙P2との間に隙間が生じていることを判別することができる。
しかし、受光素子519からの出力が閾値を超えることによって、用紙P1と用紙P2との隙間の有無を判別する方法では、用紙の厚さが薄い場合に、隙間の有無を誤って判別するという問題がある。具体的には、用紙の厚さが薄い場合には、用紙P1と用紙P2との間に隙間が生じていなくても、発光素子518−1からの光が用紙を透過してしまうため、その光を受けた受光素子519の出力は、閾値よりも大きくなる。この結果、用紙P1と用紙P2との間に隙間が生じていないにもかかわらず、隙間が生じていると誤って判別してしまう。
特開2007−3736号公報
本発明の目的は、画像形成装置内を搬送される用紙同士の隙間の有無を、正確に判別することができる画像形成装置を提供することである。
本発明の第1の形態に係る画像形成装置は、
用紙載置部から用紙をピックアップするピックアップ手段と、
前記ピックアップ手段によりピックアップされた用紙を給紙する給紙手段と、
前記ピックアップ手段から前記給紙手段までの給紙区間の全域に亘って配置さた隙間検知手段であって、発光素子及び用紙搬送方向に沿って配置され前記発光素子からの光を受光可能な複数の受光素子を含む隙間検知手段と、
前記発光素子による光を受光した複数の前記受光素子からの出力の変化率に基づいて、前記隙間検知手段の配置範囲内に存在する第1の位置と第1の位置よりも用紙搬送方向の下流側の第2の位置との間に、第1の用紙の後端と第1の用紙の次に給紙される第2の用紙の先端との隙間が存在するかどうかを、判別する制御手段と、
を備え、
前記変化率は、第1の用紙の搬送により第1の用紙の後端が前記第2の位置に達したときの複数の前記受光素子の出力と第1の用紙の後端が前記第1の位置にあるときの複数の前記受光素子の出力の差と、第1の用紙の後端が前記第1の位置から第2の位置まで移動するときの移動時間とにより求められることを特徴とする。
前記画像形成装置の制御手段は、発光素子からの光を受けた複数の受光素子からの出力の変化率に基づいて、隙間検知手段の配置範囲内に存在する第1の位置と第1の位置よりも用紙搬送方向の下流側の第2の位置との間における、用紙同士の隙間の有無を判別している。変化率は、第1の用紙の搬送により第1の用紙の後端が前記第2の位置に達したときの複数の前記受光素子の出力と第1の用紙の後端が前記第1の位置にあるときの複数の前記受光素子の出力の差と、第1の用紙の後端が前記第1の位置から第2の位置まで移動するときの移動時間とにより求められる。これにより、前記制御手段は、受光素子からの出力が大きいだけでは、用紙同士に隙間が生じているとは判断しない。つまり、前記制御手段では、光が用紙を透過し、受光素子からの出力が大きい場合であっても、用紙同士に隙間が有ると誤って判別することがない。一方、用紙同士に隙間が生じた場合には、受光素子からの出力が変化するため、これによって、用紙同士に隙間が生じたことを判別することができる。
本発明によれば、画像形成装置内を搬送される用紙同士の隙間の有無を正確に判別することができる。
一実施例である画像形成装置の内部構造を示す概略図である。 搬送部を示す説明図である。 隙間検知手段を示す説明図である。 隙間検知手段を図3の矢印v方向から見たときの説明図である。 搬送経路を通過する用紙の位置を説明する図である。 搬送経路を通過する用紙の位置と受光状況を説明する図である。 時間経過と受光素子からの出力との関係を説明する図である。 時間経過と受光素子からの出力の変化率との関係を説明する図である。 搬送経路を通過する用紙の位置を説明する図である。 搬送経路を通過する用紙の位置と受光状況を説明する図である。 時間経過と受光素子からの出力との関係を説明する図である。 時間経過と受光素子からの出力の変化率との関係を説明する図である。 時間経過と受光素子からの出力との関係を説明する図である。 発光素子の光量の経時変化を示すグラフである。 制御手段と搬送部との関係を示すブロック図である。 隙間検知手段及び隙間検知手段に関連する搬送部の動作に関するフローチャートである。 給紙カセット開閉時時における隙間検知手段の光量補正に関するフローチャートである。 隙間検出手段の給紙区間における最下流部を拡大した図である。 第1変形例に係る隙間検知手段を示す説明図である。 第2変形例に係る隙間検知手段を示す説明図である。 第2変形例に係る隙間検知手段を図20の矢印v方向から見たときの説明図である。 時間経過と受光素子からの出力との関係を説明する図である。 特許文献1に記載の用紙位置検出手段と同種の用紙位置検出手段を示す説明図である。 特許文献1に記載の用紙位置検出手段と同種の用紙位置検出手段を示す説明図である。 特許文献1に記載の用紙位置検出手段と同種の用紙位置検出手段を示す説明図である。
(画像形成装置の概略構成)
以下に、実施例である画像形成装置1について図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、画像形成装置1は、周知の電子写真プロセスによってトナー画像を形成する作像ユニット5を備え、給紙カセット6から搬送部7を経由して1枚ずつ送り出された用紙P上に、転写部8でトナー画像を転写する。なお、作像ユニット5はフルカラーのトナー画像を形成するもの、あるいは、モノクロのトナー画像を形成するものであってもよい。フルカラーによるトナー画像の形成は、タンデム方式、4サイクル方式などのいずれであってもよい。転写部8でトナー画像を転写された用紙Pは、定着ユニット9にてトナーの加熱定着を施され、冷却ファン10によって冷やされた後に排出ローラ対11から1枚ずつ排出される。また、画像形成装置1の各部は、制御手段4によって制御されている。
(搬送部の構成)
図2に示すように、搬送部7は、用紙が載置された給紙カセット6(用紙載置部)から用紙をピックアップするピックアップローラ22(ピックアップ手段)、ピックアップされた用紙を搬送方向Yの下流へと送り出す給紙手段24、給紙手段24から送り出された用紙を転写部8に向かって送り出す縦搬送ローラ26、及び縦搬送ローラ26から送り出された用紙を転写部8の直前で停止させ、転写部8によるトナー画像の転写と用紙の通過タイミングとを合わせるように用紙を送り出すタイミングローラ28を備えている。給紙手段24は、給紙ローラ30及び捌きローラ32から構成され、給紙ローラ30と捌きローラ32とが、ピックアップローラ22から搬送されてきた用紙を上下から挟むことにより、複数の用紙が重なった状態で搬送方向Yの下流に搬送されることを防止している。また、縦搬送ローラ26は、ピックアップローラ22、給紙ローラ30及び捌きローラ32に対して、独立に駆動する。
搬送部7は、さらに、隙間検知手段40、縦搬送センサ50及びタイミングセンサ52を備えている。隙間検知手段40は、ピックアップローラ22によりピックアップされた先行用紙P1(第1の用紙)の後端と先行用紙P1の次にピックアップされた後行用紙P2(第2の用紙)の先端との隙間の有無を判別するために用いられる。縦搬送センサ50は、縦搬送ローラ26周辺の搬送方向Yの下流側に設けられ、縦搬送ローラ26へ用紙の到達を検知している。タイミングセンサ52は、タイミングローラ28周辺の搬送方向Yの上流側に設けられ、タイミングローラ28へ用紙の到達を検知している。
(隙間検知手段の構成)
図3に示すように、隙間検知手段40は、ピックアップローラ22から給紙手段24までの給紙区間F1、及び給紙区間F1から所定距離だけ搬送方向Yの下流側まで延びる追加区間F2に設けられている。また、隙間検知手段40は、発光素子42、拡散板44、及び搬送方向Yと平行に複数並んだ受光素子48を有している。また、図4に示すように、隙間検知手段40では、発光素子42からの光が、ピックアップローラ22及び給紙手段24によって遮られないように配置されている。
図3に示すように、発光素子42は、給紙区間F1において、搬送される用紙の搬送経路Rの上側に設けられている。そして、発光素子42と搬送経路Rとの間には、発光素子42からの光を拡散し、給紙区間F1及び追加区間F2の全域に対して上方から光を照射する拡散板44が、搬送方向Yと略平行に設けられている。さらに、拡散された光を受光する受光素子48が、搬送経路Rの下側に設けられている。
(隙間判別方法)
制御手段4は、先行用紙P1(第1の用紙)の後端と後行用紙P2(第2の用紙)の先端との隙間の有無を、受光素子48の出力の変化率に基づいて判別している。以下で、制御手段4による隙間判別方法について詳細に説明する。
図5に示すように、給紙区間F1の最上流側、つまり、ピックアップローラ22のニップ部Uに先行用紙P1の後端と後行用紙P2の先端が位置する場合、縦搬送ローラ26の回転により先行用紙P1が搬送方向Yの下流に搬送されると、図6に示すように、先行用紙P1の後端と後行用紙P2の先端との間に隙間が生じる。このとき、発光素子42からの光が、拡散板44を介して、該隙間から受光素子48に入射する。これにより、受光素子48からの出力が増加する。そして、先行用紙P1の後端が、追加区間F2の最下流部Dに到達するまで、受光素子48からの出力が増加し続ける。
ここで、先行用紙P1の後端が、ニップ部Uに位置しているときの時間を時間T1とし、最下流部Dに位置しているときの時間をT2とすると、図7に示すように、時間T1から時間T2まで、受光素子48からの出力が増加し、その後、出力は一定になる。ここで、制御手段4による隙間判別方法では、図8に示すように、時間に対する出力の変化、つまり、出力の変化率に対して閾値αを設けている。そして、該出力の変化率が閾値αを超えることにより、制御手段4は、先行用紙P1の後端と後行用紙P2の先端との間に隙間が形成されたと判断している。なお、図8に示すように、用紙の紙種が厚紙であるときの受光素子48からの出力の変化率は、用紙の紙種が薄紙であるときの出力の変化率よりも大きい。
次に、図9に示すように、給紙区間F1の最下流側、つまり、給紙ローラ30及び捌きローラ32のニップ部Nに先行用紙P1の後端と後行用紙P2の先端が位置する場合、縦搬送ローラ26の回転により先行用紙P1が搬送方向Yの下流に搬送されると、図10に示すように、追加区間F2において、用紙P1の後端と用紙P2の先端との間に隙間が生じる。このとき、発光素子42からの光が、拡散板44を介して、該隙間から受光素子48に差し込む。これにより、受光素子48からの出力が増加する。そして、先行用紙P1の後端が、追加区間F2の最下流部Dに到達するまで、受光素子48からの出力は増加し続ける。
ここで、先行用紙P1の後端が、ピックアップローラ22のニップ部Uに位置しているときの時間を時間T3とし、給紙ローラ30及び捌きローラ32のニップ部Nに位置しているときの時間を時間T4とし、さらに、最下流部Dに位置しているときの時間をT5とすると、図11に示すように、時間T4から時間T5まで、受光素子48からの出力が急激に増加し、その後、出力は一定になる。このとき、受光素子48からの出力の変化率は、図12に示すように、時間T4から時間T5までの間は、閾値αを超えている。これにより、制御手段4は、用紙P1の後端と用紙P2の先端との間に隙間が生じたことを判別している。なお、時間T3から時間T4までは、先行用紙P1と後行用紙P2とは、重なっているものの、僅かながら光は用紙を透過するため、受光素子48からの出力が微増する。
(閾値αの算出方法)
閾値αは、あらかじめ実験により基準となる基準閾値αsを決定しておく。例えば、給紙区間F1又は追加区間F2で、先行用紙P1の後端と後行用紙P2の先端との間に隙間が生じた前後において、図13に示すように、受光素子48の出力が0.01Aから0.05Aに変化したとする。そして、0.01Aを記録した時間T6と、0.05Aを記録した時間T7との時間差(検知周期)t1が0.002秒の場合、閾値αsは、以下の式で求めることができる。
αs=(時間T7における出力−時間T6における出力)/検知周期t1
αs=(0.05−0.01)/0.002
=20
また、閾値αsを実験により求めた際、用紙P1の搬送速度を決定する縦搬送ローラ26の駆動モーターの回転数が3200rpmだったとする。このモーターの回転数を基準の回転数Rsとして、縦搬送ローラ26の駆動モーターの回転数が3200rpm以外の回転数Rx、例えば、Rx=800rpmの場合には、閾値αは、以下の式で求めることができる。
α=回転数Rx/基準の回転数Rs×基準閾値αs
=800/3200×20
=5
さらに、閾値αを決定する際には、発光素子42の経時劣化を考慮して閾値αを補正する必要がある。具体的には、発光素子42は、使用を重ねるにつれ、図14に示すように、その発光量が減少する。従って、発光素子42の使用開始時における光量A1に対する、使用時間T8における光量A2の比を光量の減少比率βとすると、補正後の閾値αcは以下で表される。
補正後の閾値αc=光量A2/光量A1×閾値α
=光量の減少比率β×閾値α
(隙間検知手段の動作)
図15に示すように、隙間検知手段40の受光素子48からの出力データd1は、画像形成装置1の各部を制御する制御手段4内のCPU60に送信される。これを受けてCPU60は、制御手段4内のデータ記憶部Mに格納された閾値αを参照して、用紙P1の後端と用紙P2の先端との間に隙間が生じたか否かを判別する。そして、判別結果に基づいて、縦搬送ローラ26を駆動する縦搬送モーター62への駆動信号d2、ピックアップローラ22、給紙ローラ30及び捌きローラ32を駆動する給紙モーター64への駆動信号d3を送信する。以下で、隙間検知手段40の動作について、図面を参照しながら、より詳細に説明する。
図16に示すように、ステップS1では、制御手段4が、プリントジョブやコピージョブなどの用紙を使用するジョブを受け付け、縦搬送ローラ26を駆動する。これと同時に、縦搬送センサ50及び隙間検知手段40を作動する。
ステップS2では、制御手段4が、ピックアップローラ22、給紙ローラ30、捌きローラ32を駆動し、先行用紙P1の搬送を開始する。
ステップS3では、縦搬送センサ50が先行用紙P1の到達を検知すると、制御手段4が、ピックアップローラ22、給紙ローラ30及び捌きローラ32を停止する。なお、縦搬送ローラ26は引き続き駆動し続けるため、先行用紙P1の搬送は継続される。
ステップS4では、制御手段4が、隙間検知手段40から逐次送られてくる出力データd1を受け、データ記憶部Mに格納された閾値αを参照して、先行用紙P1の後端と後行用紙P2の先端との間に隙間が生じたか否かを判別する。そして、隙間が生じたと判別した場合には、ステップS5に進む。
ステップS5では、制御手段4が、時間t2を計時するタイマーを起動する。時間t2とは、用紙P1の後端と用紙P2の先端との間に隙間が生じた時間を基準時として、制御手段4が、ピックアップローラ22、給紙ローラ30及び捌きローラ32の駆動を再開するか否かを判定するまでの時間である。
ステップS6では、制御手段4が、時間t2を経過したか否かを判定する。時間t2を経過していた場合には、本処理はステップS7に進む。時間t2を経過していない場合には、本処理はステップS6に戻る。この場合、時間t2が経過するまで、制御手段4は待機する。
ステップS7では、制御手段4が、縦搬送ローラ26を通過した先行用紙P1が、当該プリント又はコピージョブにおける最終用紙であったか否かを判定する。先行用紙P1が最終用紙でない場合には、本処理は、ステップ2に戻りピックアップローラ22、給紙ローラ30及び捌きローラ32の駆動を再開し、後行用紙P2の搬送が開始される。一方、先行用紙P1が最終用紙であった場合には、本処理は終了する。
(発光素子の光と受光素子からの出力との相関関係の識別処理)
隙間検知手段40では、発光素子42からの光量の使用状況等を考慮し、適宜、発光素子42からの光と受光素子48からの出力との相関関係を識別する処理を行っている。(以下で、光量補正という)。この光量補正について、図面を参照しながら詳しく説明する。
図17に示すように、給紙カセット6が開かれることにより、光量補正の割り込み処理がスタートする。
ステップS11では、制御手段4が、給紙カセット6が閉じられたか否かを判定する。給紙カセット6が閉じられた場合には、本処理は、ステップS12に進む。なお、給紙カセット6が閉じられた際、給紙区間F1及び追加区間F2には用紙が存在しない状態である。
ステップS12では、制御手段4が、隙間検知手段40の作動を命令する。
ステップS13では、制御手段4が、発光素子42からの光を受光した受光素子48の出力情報を取得する。
ステップS14では、制御手段4が、受光素子48の出力情報に基づき光量補正を行う。以上で、本処理は終了する。
(効果)
画像形成装置1によれば、画像形成装置1内を搬送される用紙の隙間の有無を、正確に判別することができる。具体的には、画像形成装置1の制御手段4では、発光素子42からの光を受光した受光素子48からの出力の変化率に基づいて、先行用紙P1の後端と後行用紙P2の先端との隙間の有無を判別している。従って、前記制御手段では、光が先行用紙P1及び後行用紙P2を透過し、受光素子48からの出力が大きい場合であっても、先行用紙P1及び後行用紙P2との間に隙間が有ると誤って判別することがない。一方、先行用紙P1及び後行用紙P2との間に隙間が生じた場合には、受光素子48からの出力が変化する。そして、制御手段4は、この出力の変化率が閾値αを超えることによって、先行用紙P1及び後行用紙P2との間に隙間が生じたことを判別することができる。つまり、画像形成装置1によれば、先行用紙P1及び後行用紙P2との間の隙間の有無を、正確に判別することができる。この判別結果に基づいて、画像形成装置1では、後行用紙P2の搬送タイミングを適度に調節することが可能となり、先行用紙P1と後行用紙P2との用紙の間隔を正確に保つことができる。
さらに、隙間検知手段40は、給紙区間F1に加え、追加区間F2にも設けられている。これにより、給紙区間F1内で、先行用紙P1と後行用紙P2との間に隙間が生じなかった場合であっても、追加区間F2で隙間が生じれば、制御手段4は、先行用紙P1と後行用紙P2との間の隙間の有無を判別できる。
また、給紙区間F1及び追加区間F2に隙間検知手段40が設けられていることにより、受光素子48を設ける間隔L1を広くすることができる。具体的には、図18に示すように、受光素子48は、一定の間隔L1を空けて搬送方向Yと平行に設けられている。この間隔L1が、先行用紙P1と後行用紙P2との間に隙間が生じた位置と給紙区間F1の最下流部との距離L2よりも大きいと、給紙区間F1の最下流側付近において、先行用紙P1と後行用紙P2との間に隙間が生じた場合、該隙間を通って入射する光を受光素子48が受光できない可能性がある。結果として、制御手段4は、隙間を判別できない可能性がある。しかし、隙間検知手段40は、給紙区間F1に加え、追加区間F2にも設けられている。これにより、追加区間F2に設けられた受光素子48により、先行用紙P1と後行用紙P2との間の隙間から差し込む光を受光することができ、隙間検知手段40は、受光素子48を設ける間隔L1を広くしても、該隙間を検知することができる。
ところで、画像形成装置1の制御手段4では、経年劣化による発光素子42の光量の減少を考慮し、隙間判別のための閾値αを補正している。従って、画像形成装置1では、より正確に先行用紙P1の後端と後行用紙P2の先端との隙間の有無を判別することができる。
さらに、隙間検知手段40では、給紙カセットの開閉時に光量補正を行っている。このとき、給紙区間F1及び追加区間F2には用紙が存在しない状態である。従って、発光素子42からの光は、用紙によって遮られることなく、受光素子48に到達することできる。これにより、隙間検知手段40では、正確に光量補正を行うことができる。
(第1変形例)
第1変形例である画像形成装置1Aと前記画像形成装置1との相違点は、隙間検知手段40の拡散板44の設置角度である。画像形成装置1Aの隙間検知手段40Aにおける拡散板44は、図19に示すように、用紙の搬送経路Rに対して傾けて設けてある。従って、発光素子42からの光が搬送経路Rを通過す用紙に対して斜めに入射する。これにより、用紙P内を通過する光の経路長L3が、用紙に対して光が垂直に入射する場合よりも長くなる。従って、拡散板44を搬送経路Rに対して傾けて設けられていることにより、用紙Pが搬送経路Rを通過する際、用紙Pを透過する光の量が減少する。一方、用紙が搬送経路Rにない場合には、発光素子42からの光は、用紙に遮られることなく、受光素子48に到達する。つまり、画像形成装置1Aの隙間検知手段40Aでは、画像形成装置1の隙間検知手段40と比較して、光が用紙に遮られている場合における受光素子48での受光量は減少し、遮られていない場合における受光量は変わらない。結果として、隙間検知手段40Aにおける受光素子48からの出力の変化率は、隙間検知手段40における受光素子48からの出力の変化率よりも大きくなり、用紙同士の隙間の有無をより正確に判別することができる。なお、画像形成装置1Aにおける拡散板44以外の構成は、前記画像形成装置1と同様である。また、画像形成装置1Aの内部構造を示す概略図は、図1を援用する。
(第2変形例)
第2変形例である画像形成装置1Bと画像形成装置1との相違点は、隙間検知手段40の受光方式である。画像形成装置1の隙間検知手段40における受光方式が、いわゆる透過型であるのに対して、画像形成装置1Bの隙間検知手段40Bの受光方式は、図20及び図21に示すように、いわゆる反射型である。従って、隙間検知手段40Bにおける受光素子48は、発光素子42と同様に搬送経路Rの上側に設けられている。ここで、受光素子48からの出力は、図22に示すように、先行用紙P1と後行用紙P2との間に隙間がないときは、発光素子42からの光はすべて用紙で反射されるため、大きな値を示す。一方、先行用紙P1と後行用紙P2との間に隙間が生じたときは、該隙間から光が漏れ出るため、受光素子48の出力は減少する。この出力の変化により、制御手段4は、先行用紙P1と後行用紙P2との間に生じる隙間の有無を判別することができる。つまり、画像形成装置1Bでは、用紙の反射率による出力の大小によって、先行用紙P1と後行用紙P2との間に隙間が生じたと誤って判断せず、正確に先行用紙P1と後行用紙P2との間の隙間の有無を判別することができる。なお、画像形成装置1Bにおける隙間検知手段40以外の構成は、前記画像形成装置1と同様である。また、画像形成装置1Bの内部構造を示す概略図は、図1を援用する。
(他の実施例)
本発明に係る画像形成装置は前記実施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。例えば、発光素子42及び拡散板44を搬送経路Rの下側に設け、受光素子48を搬送経路Rの上側に設けてもよい。さらに、拡散板44に対して受光素子48を平行に設けなくてよい。つまり、発光素子42の光を受けた拡散板44と受光素子48とが、搬送経路Rを挟んで対向していればよい。また、隙間検知手段40は、給紙区間F1の一部にでも設けられていれば、制御手段4は、該一部において先行用紙P1と後行用紙P2との間に生じる隙間の有無を判別することができる。
以上のように、本発明は、画像形成装置に有用であり、特に、画像形成装置内を搬送される用紙の隙間の有無を正確に判別できる点で優れている。
F1 給紙区間
F2 追加区間
P1 先行用紙(第1の用紙)
P2 後行用紙(第2の用紙)
1,1A,1B 画像形成装置
4 制御手段
6 給紙カセット(用紙載置部)
22 ピックアップローラ(ピックアップ手段)
24 給紙手段
40,40A,40B 隙間検知手段
42 発光素子
48 受光素子

Claims (5)

  1. 用紙載置部から用紙をピックアップするピックアップ手段と、
    前記ピックアップ手段によりピックアップされた用紙を給紙する給紙手段と、
    前記ピックアップ手段から前記給紙手段までの給紙区間の全域に亘って配置さた隙間検知手段であって、発光素子及び用紙搬送方向に沿って配置され前記発光素子からの光を受光可能な複数の受光素子を含む隙間検知手段と、
    前記発光素子による光を受光した複数の前記受光素子からの出力の変化率に基づいて、前記隙間検知手段の配置範囲内に存在する第1の位置と第1の位置よりも用紙搬送方向の下流側の第2の位置との間に、第1の用紙の後端と第1の用紙の次に給紙される第2の用紙の先端との隙間が存在するかどうかを、判別する制御手段と、
    を備え、
    前記変化率は、第1の用紙の搬送により第1の用紙の後端が前記第2の位置に達したときの複数の前記受光素子の出力と第1の用紙の後端が前記第1の位置にあるときの複数の前記受光素子の出力の差と、第1の用紙の後端が前記第1の位置から第2の位置まで移動するときの移動時間とにより求められることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記隙間検知手段は、前記給紙区間から用紙搬送方向の下流側における所定位置までの追加区間に延在しており、
    前記第1の位置及び第2の位置は前記追加区間に存在していること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記変化率の決定には、前記用紙の搬送速度をパラメーターとして用いること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記変化率の決定には、前記発光素子が発する光の光量の経時変化をパラメーターとして用いること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記発光素子からの光と該光を受けた前記受光素子からの出力との相関関係を識別する処理は、給紙カセットが開閉された後に行われること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
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