JP6211501B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載され、液晶ディスプレイへの画像表示により車両搭乗員に対して情報を提供する車両用表示装置に関する。
従来、車両に搭載され、車両搭乗員に対して情報を提供する車両用表示装置が提案されている。この車両用表示装置には、例えば液晶ディスプレイに速度計やエンジン回転数計の背景画像(目盛や計器枠の画像)を表示すると共に、それに指針画像を表示して車速やエンジン回転数の情報を車両搭乗員に提供するものもある(例えば特許文献1参照)。
特開2012−006453号公報
ここで、本件出願人は、車両用計器を表示するにあたりグラデーション画像を用いることで高級感や視認性の向上等を図ることを検討している。これについて具体的に説明する。まず、アクセルペダルを踏み続けることなくセットした速度を維持するクルーズコントロールという技術が知られている。車両用表示装置では、クルーズコントロールシステムでの設定速度を速度計においてマーカ画像(指示画像の1つ)により指し示すことが考えられている。本件出願人は、このマーカ画像とグラデーション画像との協働表示を検討している。ここでのグラデーション画像とは、計器の目盛画像が並ぶ方向に沿って延び、最も濃い部位を有し、且つ最も濃い部位から離れるに従って徐々に薄くなる画像である。本件出願人は、マーカ画像が指し示す位置付近が最も濃い部位となるように、グラデーション画像を表示制御することを検討している。
図6は、マーカ画像とグラデーション画像との協働表示の一例を示す正面図である。図6に示すように、例えば設定速度が50km/hであるとすると、速度計の50km/hの位置にマーカ画像11eが表示される。さらに、グラデーション画像11fは、マーカ画像11eが指示する時速50km/hの位置付近において最も濃くなる画像として表示される。ここで、グラデーション画像11fは、目盛の最小値である0km/h未満と最大値である180km/h超の領域には表示されないように制御される。なお、グラデーション画像11fは、マーカ画像11eが位置する50km/hから最も離れる180km/hにおいて最も薄くなっている。
ここで、図6のような画像を表示させている状態から例えば設定速度が80km/hに変更されたとすると、マーカ画像11eの位置は80km/hに移動し、且つ、グラデーション画像11fの最も濃い部位11gについても80km/h付近の位置に変化する。このようなグラデーション画像11fの表示制御にあたっては、例えば円形状のグラデーションを有する画像を記憶しておき、これを回転させることが考えられる。すなわち、設定速度が50km/hから80km/hに変更されたとすると、例えば最も濃い部位11gを50km/hの位置から80km/hの位置に回転移動させる。そして、円形のグラデーションを有する画像のうち0km/h未満と180km/h超の領域に該当する部位をマスクする。
しかし、上記の如く表示制御を行った場合、そもそも円形状のグラデーションを有する画像が速度計の全体に亘る大画像であることから、画像の回転処理が非常に高負荷となってしまう。このような高負荷の処理は、他の画像(例えば指針画像)の表示にも影響を与えるため、他の画像の表示タイミングが遅れてしまうなどの問題が発生する可能性がある。
なお、このような問題は、グラデーション画像を速度計に表示させる場合に限らず、他の計器(エンジン回転数計、水温計、及び燃料計等)に表示させる場合にも共通する問題である。さらに、上記問題は、マーカ画像11eとグラデーション画像11fとの協働表示を行う場合に限らず、例えば指針画像(指示画像の1つ)11cとグラデーション画像11fとの協働表示を行う場合においても共通する問題である。
本発明は、このような問題を解決するものであり、その目的とするところは、目盛画像に沿って表示されるグラデーション画像の表示制御にあたり、処理負荷を低減することができる車両用表示装置を提供することにある。
本発明に係る車両用表示装置は、目盛画像が並ぶ方向に沿って延び最も濃い部位を有し且つこの部位から離れるに従って徐々に薄くなるグラデーション画像の前記濃い部位の位置を、前記目盛画像を指し示す指示画像の指示位置に応じて変化させる計器を表示する車両用表示装置であって、前記目盛画像が並ぶ方向に沿って延び、前記目盛画像が示す物理量の最小値側、中央値側及び最大値側のそれぞれに最も不透過率が高い部位を有し当該部位から離れるに従って不透過率が低くなるグラデーションを有する3枚の個別画像を記憶する記憶手段と、前記指示画像の指示位置に応じて前記記憶手段に記憶される3枚の個別画像それぞれに不透明度を設定して重ね合わせることにより前記グラデーション画像の前記部位の位置を変化させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る車両用表示装置によれば、指示画像の指示位置に応じて3枚の個別画像それぞれに不透明度を設定して重ね合わせるため、それぞれの不透明度の設定に応じてグラデーション画像の最も濃い部位を変化させることができる。これにより、大画像の回転処理を行う必要が無くなるため、目盛画像に沿って表示されるグラデーション画像の表示変化にあたり、処理負荷を低減することができる。
また、本発明に係る車両用表示装置において、前記計器は、前記目盛画像が示す物理量の最小値から最大値までに半円を超える円弧部位を有する円弧状計器であることが好ましい。
この車両用表示装置によれば、計器は目盛画像が示す物理量の最小値から最大値までに半円を超える円弧部位を有する円弧状計器であるため、このような計器において適切なグラデーション画像をより簡易に表示することができる。
また、本発明に係る車両用表示装置において、前記計器は、車両の速度を表示する速度計であることが好ましい。
この車両用表示装置によれば、車両の速度を表示する速度計においてグラデーション画像を表示するため、更新速度が他の計器よりも速い速度計において上記の如く処理負荷を低減したグラデーション画像を表示することとなり、大画像の回転処理では表示が困難であった速度計においてグラデーション画像を表示させることができる。
本発明の車両用表示装置によれば、目盛画像に沿って表示されるグラデーション画像の表示制御にあたり、処理負荷を低減することができる。
本発明の実施形態に係る車両用表示装置を示すブロック図である。 図1に示した車両用表示装置による表示例を示す図である。 図1に示したメモリに記憶される3枚の個別画像の画像データを示す図であり、(a)は最小値側個別画像を示し、(b)は中央値側個別画像を示し、(c)は最大値側個別画像を示している。 3枚の個別画像それぞれの画像内における不透過率を示すグラフである。 演算式(1)〜(3)によって算出された算出結果を示す表である。 マーカ画像とグラデーション画像との協働表示の一例を示す正面図である。
以下、本発明を好適な一実施形態に沿って説明するが、本発明は以下に示す実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用表示装置を示すブロック図である。図1に示す車両用表示装置は、車両に搭載され、TFT−LCD(Thin Film Transistor Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイの一例)を表示器8として備えたいわゆるグラフィックメータであって、表示器8への画像表示により車両搭乗員に対して情報を提供するものである。
表示器8は、カラー画像の表示が可能な表示手段であり、本実施形態では車両の走行速度を示す速度計、過給圧力値を示すブースト計、及び、燃料残量を示す燃料計等の計器を画像表示するものである。
このような車両用表示装置は、表示器8に加えて、CPU(Central Processing Unit:表示制御手段)1と、I/O2,3と、CPU電源4と、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)5と、グラフィックコントローラ6と、LCD(Liquid Crystal Display)電源7と、メモリ(記憶手段)9とを備えている。
CPU1は、I/O2を介して、車両側のイグニッションスイッチの状態を表す信号(IGN+)を入力すると共に、I/O3を介して車両状態信号を、CAN(Controller Area Network)を通信プロトコルとして用いたCAN通信部にて受信する。なお、車両状態信号とは、例えば車速や過給圧力値など、表示器8にて表示させる物理量を示す情報を含んだ信号である。
また、CPU1は、受信した車両状態信号に基づく表示を行うべく、グラフィックコントローラ6に対して命令コードを送信する。グラフィックコントローラ6は、この命令コードに従って描画処理を行うこととなる。
CPU電源4は、車両側のプラス側電源ライン(+B)から供給される直流電力を入力してCPU1の動作に必要な直流電圧(Vcc)を生成する。また、CPU電源4は、必要に応じてリセット信号を生成したり、CPU1から出力されるスリープ信号に従って電力供給を抑制するための動作を行ったりする。EEPROM5及びメモリ9は、CPU1が実行するプログラムの内容、予め用意された固定データ、及び描画に必要な画像データ等を保持している。
グラフィックコントローラ6は、CPU1からの命令コードに従った描画処理を行うものであり、メモリ61を備えている。メモリ61は、描画に必要なデータを記憶したものであって、速度計、ブースト計及び燃料計等の表示に必要となる画像データを記憶している。画像データは、例えばイグニッションスイッチのオン時にメモリ9から読み込まれて、メモリ61に記憶される。
このようなグラフィックコントローラ6は、描画処理にあたり、RGB各画像データを出力すると共に、水平同期信号及び垂直同期信号を表示器8のXドライバ81及びYドライバ82に対して出力することでこれらを制御し、表示器8の本体部83に速度計、ブースト計及び燃料計等の画像を表示させる。
LCD電源7は、車両側のプラス側電源ライン(+B)から供給される直流電力を入力して、表示器8の表示に必要とされる所定の直流電力を生成し、表示器8に供給するものである。
図2は、図1に示した車両用表示装置による表示例を示す図である。CPU1は、命令コードによって、画像の表示位置や、どの画像を表示させるかをグラフィックコントローラ6に対して指示することにより、図2に示すような画像を表示器8に表示させることができる。
具体的に表示器8は、第1の表示領域11に速度計を表示させ、第2の表示領域12にブースト計を表示させ、第3の表示領域13に燃料計を表示させる。
第1の表示領域11には、円形状となる速度計の外枠となる外枠画像11aと、外枠画像11aの内側において速度値を示す目盛画像11bと、円形状となる速度計の中心位置を回転中心として回転することにより目盛画像11bを指し示す指針画像11cとが表示されている。さらに、第1の表示領域11には、オドトリップメータに相当する画像11dについても表示されている。なお、目盛画像11bは、棒状図形の目盛本体画像と、この目盛本体画像に隣接して速度値(物理量)を示す数値画像とから構成されている。
また、第1の表示領域11に表示される速度計は、目盛画像11bが示す速度値の最小値(符号11bmin参照)から最大値(符号11bmax参照)までに半円を超える円弧部位を有する円弧状計器となっている。
また、第2の表示領域12には、横向きの略凹形状をなす外枠画像12aと、外枠画像12aの内側において過給圧力値を示す目盛画像12bと、表示器8の横方向(X方向)に伸びると共に縦方向(Y方向)に移動することにより目盛画像12bを指し示す指針画像12cとが表示されている。
第3の表示領域13には、第1の表示領域11に表示される速度計を挟んで、第2の表示領域12に表示されるブースト計と対称となるように燃料計が表示されている。詳細に第3の表示領域13には、外枠画像12aと逆方向に凹部が向く横向きの略凹形状をなす外枠画像13aと、外枠画像13aの内側において燃料残量を示す目盛画像13bと、表示器8の横方向(X方向)に伸びると共に縦方向(Y方向)に移動することにより目盛画像13bを指し示す指針画像13cとが表示されている。
さらに、本実施形態において表示器8は、図6に示すように、オートクルーズシステムの設定速度の情報が入力された場合、目盛画像11bを指し示すことによって設定速度を表すマーカ画像11eを表示させる。加えて、表示器8は、マーカ画像11eが指示する設定速度(図6において50km/h)の位置付近において最も濃くなるグラデーション画像11fを表示する。このグラデーション画像11fは、目盛画像11bが並ぶ方向(すなわち周方向)に沿って延び、マーカ画像11eが指し示す位置付近において最も濃い部位11gを有している。また、グラデーション画像11fは、最も濃い部位11gから離れるに従って除々に薄くなっている。従って、50km/hから最も離れた180km/hの目盛画像11bmaxの付近においてグラデーション画像11fは最も薄くなっている。
再度、図1を参照する。本実施形態においてメモリ9は、グラデーション画像11fを生成するための3枚の個別画像を記憶している。3枚の個別画像は、目盛画像11bが並ぶ方向に沿って延び、目盛画像11bが示す速度値の最小値側、中央値側、及び最大値側のそれぞれに最も不透過率が高い部位を有し当該部位から離れるに従って不透過率が低くなるグラデーションを有する画像であって、同一色且つ同一形状の画像である。すなわち、3枚の個別画像は、グラデーションが異なる以外は同じ色及び同じ形状の画像となっており、本実施形態では例えばオレンジ色の画像となっている。なお、これら個別画像は、速度計の目盛画像11bにあわせて半円を超える円弧状となっており、そのデータは例えばイグニッションスイッチのオン時に読み込まれてメモリ61に記憶される。
図3は、図1に示したメモリ9に記憶される3枚の個別画像の画像データを示す図であり、(a)は最小値側個別画像を示し、(b)は中央値側個別画像を示し、(c)は最大値側個別画像を示している。図4は、3枚の個別画像それぞれの画像内における不透過率を示すグラフである。なお、図3には、3枚の個別画像それぞれの画像内における不透過率の概略についても図示している。
図3(a)に示すように、最小値側個別画像A(以下個別画像Aという)は、目盛画像11bが示す速度値の最小値側において最も不透過率が高い部位を有し当該部位から離れるに従って不透過率が低くなるグラデーションを有する画像である。この個別画像Aは、図4に示すように、0km/h以上30km/h未満において不透過率が「1」となっており、180km/hにおいて不透過率が「0」となっている。さらに、個別画像Aは、30km/h以上180km/h未満の領域において、速度の増加に伴って不透過率が「1」から「0」に向かって比例的に減少するようになっている。なお、不透過率「1」とは完全に不透過である状態を示し、「0」とは完全に透過する状態であることを示している。
図3(b)に示すように、中央値側個別画像B(以下個別画像Bという)は、目盛画像11bが示す速度値の中央値側において最も不透過率が高い部位を有し当該部位から離れるに従って不透過率が低くなるグラデーションを有する画像である。この個別画像Bは、75km/h以上105km/h未満において不透過率が「1」となっており、0km/h及び180km/hにおいて不透過率が「0」となっている。さらに、個別画像Bは、0km/h以上75km/h未満の領域において、速度の増加に伴って不透過率が「0」から「1」に向かって比例的に増加するようになっている。また、個別画像Bは、105km/h以上180m/h未満の領域において、速度の増加に伴って不透過率が「1」から「0」に向かって比例的に減少するようになっている。
図3(c)に示すように、最大値側個別画像C(以下個別画像Cという)は、目盛画像11bが示す速度値の最大値側において最も不透過率が高い部位を有し当該部位から離れるに従って不透過率が低くなるグラデーションを有する画像である。この個別画像Cは、150km/h以上180km/h未満において不透過率が「1」となっており、0km/hにおいて不透過率が「0」となっている。さらに、個別画像Cは、0km/h以上150km/h未満の領域において、速度の増加に伴って不透過率が「0」から「1」に向かって比例的に増加するようになっている。
さらに、本実施形態においてCPU1は、マーカ画像11eが指し示す指示位置に応じて、3枚の個別画像A〜Cそれぞれに不透明度を設定して重ね合わせることによりグラデーション画像11fの最も濃くなる部位11gの位置を変化させる。
次に、本実施形態に係る車両用表示装置によるグラデーション画像11fの生成方法を説明する。CPU1は、まず以下の演算式(1)による演算を行う。

なお、ImageOpaAは個別画像Aの不透明度を示し、ImageOpaBは個別画像Bの不透明度を示し、ImageOpaCは個別画像Cの不透明度を示している。また、SetSpeedはオートクルーズシステムの設定速度(すなわちマーカ画像11eの指示位置)である。
このような演算式(1)により、CPU1は、設定速度に応じた不透明度を各個別画像A〜Cに設定する。なお、演算式(1)からも明らかなように、個別画像A,Cの不透明度は合計で「1」となるトレードオフ関係となっている。すなわち、個別画像Aの不透明度が高い場合には個別画像Cの不透明度が低くなり、個別画像Aの不透明度が低い場合には個別画像Cの不透明度が高くなる。
ここで、各個別画像A〜Cには図3及び図4を参照して説明したように不透過率が設定されているため、各個別画像A〜Cのそれぞれの位置における画像の濃さ(「1」が最も濃く「0」が最も薄い)は以下のようにして算出される。例えば個別画像Aについて
なる演算式(2)により、それぞれの位置における画像の濃さが算出される。なお、ArcOpaA[x]は、xkm/hにおける不透過率を示し、OpacityA[x]は、xkm/hにおける濃さを示している。
詳細に説明すると、個別画像Aは、0km/h以上30km/h未満において不透過率が「1」となっていることから、個別画像Aの不透明度が「0.5」である場合、0km/h以上30km/h未満の部位における画像の濃さ(OpacityA〔0〜30〕)は、不透明度×不透過率=「0.5」となる。同様に、個別画像Aは、90km/hにおいて不透過率が「0.6」となっていることから、個別画像Aの不透明度が「0.5」である場合、90km/hの部位における画像の濃さ(OpacityA〔90〕)は、不透明度×不透過率=「0.3」となる。
なお、上記演算式(2)は、個別画像Aについての式であるが、他の個別画像B,Cについても同様である。
さらに、CPU1は、演算式(2)の算出結果に基づいて、重ね合わせ処理を行う。具体的にCPU1は演算式(3)を実行する。
図5は、演算式(1)〜(3)によって算出された算出結果を示す表である。図5に示すように、設定速度が0km/hである場合(マーカ画像11eの指示位置が0km/hである場合)、CPU1は、目盛画像11bの0km/hにおいて「1.00」となり、45km/hにおいて「0.90」となり、90km/hにおいて「0.60」となり、135km/hにおいて「0.30」となり、180km/hにおいて「0.00」となるグラデーション画像11fを生成することとなる。
また、設定速度が45km/hである場合(マーカ画像11eの指示位置が45km/hである場合)、CPU1は、目盛画像11bの0km/hにおいて「0.75」となり、45km/hにおいて「0.79」となり、90km/hにおいて「0.77」となり、135km/hにおいて「0.58」となり、180km/hにおいて「0.25」となるグラデーション画像11fを生成することとなる。
また、設定速度が90km/hである場合(マーカ画像11eの指示位置が90km/hである場合)、CPU1は、目盛画像11bの0km/hにおいて「0.50」となり、45km/hにおいて「0.81」となり、90km/hにおいて「1.00」となり、135km/hにおいて「0.81」となり、180km/hにおいて「0.50」となるグラデーション画像11fを生成することとなる。
また、設定速度が135km/hである場合(マーカ画像11eの指示位置が135km/hである場合)、CPU1は、目盛画像11bの0km/hにおいて「0.25」となり、45km/hにおいて「0.58」となり、90km/hにおいて「0.77」となり、135km/hにおいて「0.79」となり、180km/hにおいて「0.75」となるグラデーション画像11fを生成することとなる。
設定速度が180km/hである場合(マーカ画像11eの指示位置が180km/hである場合)、CPU1は、目盛画像11bの0km/hにおいて「0.00」となり、45km/hにおいて「0.30」となり、90km/hにおいて「0.60」となり、135km/hにおいて「0.90」となり、180km/hにおいて「1.00」となるグラデーション画像11fを生成することとなる。
このように、CPU1は、3枚の個別画像A〜Cに不透明度を設定のうえ重ね合わせを行うことにより、マーカ画像11eの指示位置付近において最も濃い部位11gを有するグラデーション画像11fを生成することができる。
このようにして、本実施形態に係る車両用表示装置によれば、マーカ画像11eの指示位置に応じて3枚の個別画像A〜Cそれぞれに不透明度を設定して重ね合わせるため、それぞれの不透明度の設定に応じてグラデーション画像11fの最も濃い部位11gを変化させることができる。これにより、大画像の回転処理を行う必要が無くなるため、目盛画像11bに沿って表示されるグラデーション画像11fの表示変化にあたり、処理負荷を低減することができる。
また、速度計は目盛画像11bが示す速度値の最小値11bminから最大値11bmaxまでに半円を超える円弧部位を有する円弧状計器であるため、このような計器において適切なグラデーション画像11fをより簡易に表示することができる。
より詳細に説明すると、半円を超える円弧部位を有する円弧状計器であると、例えば大画像となる円形のグラデーションを有する画像では、グラデーションの表現が不適切となる。すなわち、円形のグラデーションを有する画像において、最も薄い部位は、最も濃い部位11gから180°離れた位置となる。このため、半円を超える円弧部位を有する円弧状計器の場合、特定の位置に最も濃い部位11gを表示すると、この濃い部位11gから最も離れた箇所に最も薄い部位が位置しないことがある。一例を挙げると、オートクルーズシステムにおいて設定速度が20km/hであったとすると、最も濃い部位11gは20km/h付近となり、最も薄い部位は180km/h付近となるべきである。しかし、上記円形のグラデーションを有する画像では、最も濃い部位は20km/h付近となるものの、最も薄い部位は180km/h付近とならず、150km/hとなってしまう。従って、大画像となる円形のグラデーションを有する画像を用いる場合には、このような状態のグラデーション画像11fを表示するか、又は、更に別の処理を追加して最も薄い部位が180km/h付近となるようにしなければならず、適切なグラデーション画像11fをより簡易に表示することができない。
しかし、本実施形態では、目盛画像11bを指し示すマーカ画像11eの指示位置に応じて3枚の個別画像A〜Cそれぞれに不透明度を設定して重ね合わせるため、上記問題が発生せず、適切なグラデーション画像11fをより簡易に表示することができる。
また、車両の速度を表示する速度計においてグラデーション画像11fを表示するため、更新速度が他の計器よりも速い速度計において上記の如く処理負荷を低減したグラデーション画像11fを表示することとなり、大画像の回転処理では表示が困難であった速度計においてグラデーション画像11fを表示させることができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。
例えば、本実施形態に係る車両用表示装置は、速度計におけるマーカ画像11eとグラデーション画像11fとの協働表示について説明したが、これに限らず、指針画像11cとグラデーション画像11fとの協働表示に適用してもよいし、他の協働表示に適用してもよい。さらに、速度計に限らず、エンジン回転数計や水温計や燃料計等の他の計器に適用されてもよい。
加えて、本実施形態に係る車両用表示装置は、目盛画像11bが示す物理量の最小値から最大値までに半円を超える円弧部位を有する円弧状計器を対象にしているが、これに限らず、例えば図2に示すブースト計や燃料計などの円弧部位を有しない計器に上記技術を適用してもよい。
さらに、上記では3枚の個別画像A〜Cを有する場合を例に説明したが、4枚目以上の個別画像を有していてもよい。なお、4枚目以上の個別画像を有していたとしても、3枚の個別画像A〜Cを有することに変わりは無く、本発明の技術を採用していることはいうまでもない。
1 :CPU(表示制御手段)
2,3 :I/O
4 :CPU電源
5 :EEPROM
6 :グラフィックコントローラ
7 :LCD電源
8 :表示器(液晶ディスプレイ)
9 :メモリ(記憶手段)
11〜13 :表示領域
11a,12a,13a :外枠画像
11b,12b,13b :目盛画像
11c,12c,13c :指針画像(指示画像)
11e :マーカ画像(指示画像)
11f :グラデーション画像
11g :最も濃い部位
61 :メモリ
81 :Xドライバ
82 :Yドライバ
83 :本体部
A〜C :個別画像

Claims (3)

  1. 目盛画像が並ぶ方向に沿って延び最も濃い部位を有し且つこの部位から離れるに従って徐々に薄くなるグラデーション画像の前記濃い部位の位置を、前記目盛画像を指し示す指示画像の指示位置に応じて変化させる計器を表示する車両用表示装置であって、
    前記目盛画像が並ぶ方向に沿って延び、前記目盛画像が示す物理量の最小値側、中央値側及び最大値側のそれぞれに最も不透過率が高い部位を有し当該部位から離れるに従って不透過率が低くなるグラデーションを有する3枚の個別画像を記憶する記憶手段と、
    前記指示画像の指示位置に応じて前記記憶手段に記憶される3枚の個別画像それぞれに不透明度を設定して重ね合わせることにより前記グラデーション画像の前記部位の位置を変化させる表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記計器は、前記目盛画像が示す物理量の最小値から最大値までに半円を超える円弧部位を有する円弧状計器である
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記計器は、車両の速度を表示する速度計である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の車両用表示装置。
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