JP6201578B2 - 診断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、診断装置に関し、特に、内燃機関の排気系に設けられる排気浄化フィルタの診断に関する。
ディーゼルエンジン等の排気系に設けられる排気浄化フィルタとして、排気中に含まれる主に煤等の粒子状物質(Particulate Matter:PM)を捕集するディーゼル・パティキュレイト・フィルタ(Diesel Particulate Filter:DPF)が知られている。
DPFのPM捕集能力が溶損等により劣化すると、DPFで捕集されずにスリップしたPMが大気に放出されて、排ガス規制値を満たさなくなる可能性がある。そのため、DPFの故障を車載状態(On-Board)で診断する要請がある。
DPFの故障を判定する技術としては、例えば、DPFの下流側に抵抗型PMセンサを設けて、センサ値と基準閾値と比較する手法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−144577号公報
一般的に、抵抗型PMセンサは、一対の電極間に付着する導電性のPMによって、電極間の抵抗値が変化することを利用してPM量を検出している。しかしながら、抵抗型PMセンサでは、排気温度や排気流量の影響を受けると電極間に付着したPMの電気抵抗が変化するため、正確なPM量を検出できない可能性がある。そのため、抵抗型PMセンサのセンサ値に基づいた診断手法では、DPFの故障を正確に判定できない課題がある。
本発明の目的は、DPFの故障を高精度に判定できる診断装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明の診断装置は、内燃機関から排出される排気中の粒子状物質を捕集するフィルタと、前記フィルタの下流側に設けられ、電極間に付着した粒子状物質を流れる電流値から粒子状物質量を検出すると共に、電極間に付着した粒子状物質が所定量に達すると当該粒子状物質を燃焼除去する再生が可能なセンサと、前記センサの再生終了から次の再生開始までの実インターバルを演算する実インターバル演算手段と、前記内燃機関から排出されて当該フィルタを通過する粒子状物質のスリップ量を推定するスリップ量推定手段と、前記内燃機関の排気状態量及び、推定される前記スリップ量を入力値として含む重回帰式に基づいて前記電極間に付着する粒子状物質の堆積状態を推定すると共に、当該堆積状態に基づいて前記センサの再生終了から次の再生開始までの推定インターバルを演算する推定インターバル演算手段と、前記実インターバルと前記推定インターバルとを比較して、前記フィルタの少なくとも故障を判定する判定手段と、を備えることを特徴とする。
また、前記判定手段は、前記実インターバルが前記推定インターバル未満の場合に、前記フィルタを故障と判定し、前記実インターバルが前記推定インターバル以上の場合に、前記フィルタを正常と判定するものであてもよい。
また、前記判定手段は、前記推定インターバルの演算が終了してから所定の閾値時間が経過しても、前記フィルタの再生が開始されない場合は、前記フィルタを正常と判定するものであってもよい。
また、前記判定手段は、前記実インターバルの演算が終了してから所定の閾値時間が経過しても、前記推定インターバルの演算が終了しない場合は、前記フィルタを故障と判定するものであってもよい。
また、前記判定手段は、前記実インターバルと前記推定インターバルとの比が所定の上限閾値を下回ると、前記フィルタを故障と判定するものであってもよい。
本発明の診断装置によれば、DPFの故障を高精度に判定することができる。
本発明の一実施形態に係る診断装置が適用されたエンジンの吸排気系を示す模式的な全体構成図である。 (a)は、本実施形態の抵抗型PMセンサの要部を示す模式的な斜視図、(b)は、抵抗型PMセンサのセンサ再生信号を示す図である。 本実施形態のECU40を示す機能ブロック図である。 本実施形態の故障診断の一例を説明する図である。 本実施形態の故障診断の一例を説明する図である。 本実施形態の故障診断の一例を説明する図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態に係る診断装置を説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1に示すように、ディーゼルエンジン(以下、単にエンジンという)10には、吸気マニホールド10aと排気マニホールド10bとが設けられている。吸気マニホールド10aには新気を導入する吸気通路11が接続され、排気マニホールド10bには排気を大気に放出する排気通路12が接続されている。
吸気通路11には、吸気上流側から順に、エアクリーナ13、MAFセンサ31、過給機のコンプレッサ14a、インタークーラ15、吸気温度センサ32、吸気酸素濃度センサ33、ブースト圧センサ34等が設けられている。排気通路12には、排気上流側から順に、過給機のタービン14b、排気酸素濃度センサ35、空燃比センサ36、排気温度センサ37、排気後処理装置50等が設けられている。なお、図1中において、符号38はエンジン回転センサ、符号39はアクセル開度センサを示している。
排気後処理装置50は、触媒ケース50a内に排気上流側から順に、酸化触媒(Diesel Oxidation Catalyst:DOC)51と、DPF52とを配置して構成されている。また、DOC51の排気上流側には排気管内噴射装置53、DPF52の下流側には、DPF52を通過した排気中のPM量を検出する抵抗型PMセンサ20が設けられている。
排気管内噴射装置53は、電子制御ユニット(以下、ECU)40から出力される指示信号に応じて、排気通路12内に未燃燃料(主にHC)を噴射する。なお、エンジン10の多段噴射によるポスト噴射を用いる場合は、この排気管内噴射装置53を省略してもよい。
DOC51は、例えば、コーディエライトハニカム構造体等のセラミック製担体表面に触媒成分を担持して形成されている。DOC51は、排気管内噴射装置53又はポスト噴射によってHCが供給されると、これを酸化して排気温度を上昇させる。
DPF52は、例えば、多孔質性の隔壁で区画された多数のセルを排気の流れ方向に沿って配置し、これらセルの上流側と下流側とを交互に目封止して形成されている。DPF52は、排気中のPMを隔壁の細孔や表面に捕集すると共に、PM堆積量が所定量に達すると、これを燃焼除去するいわゆるフィルタ強制再生が実行される。フィルタ強制再生は、排気管内噴射装置53又はポスト噴射によってDOC51に未燃燃料(HC)を供給し、DPF52に流入する排気温度をPM燃焼温度(例えば、約600℃)まで昇温することで行われる。
抵抗型PMセンサ20は、図2(a)に示すように、絶縁基板21上に電圧が印加される櫛歯状の一対の電極22を備えており、電極22間の抵抗値が導電性のPMの付着により変化することを利用してPM量を検出する。また、抵抗型PMセンサ20は、図示しないヒータを備えており、図2(b)に示すように、電極22間に付着したPMが所定量まで堆積すると、これをヒータで加熱して燃焼除去するセンサ再生が行われる。このセンサ再生信号(開始信号・終了信号)は、電気的に接続されたECU40に出力される。
ECU40は、エンジン10や排気管内噴射装置53等の各種制御を行うもので、公知のCPUやROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えて構成されている。
また、ECU40は、図3に示すように、実再生インターバル演算部41と、エンジン排出PM量演算部42と、PMスリップ量演算部43と、推定再生インターバル演算部44と、DPF診断部45とを一部の機能要素として有する。これら各機能要素は、一体のハードウェアであるECU40に含まれるものとして説明するが、これらのいずれか一部を別体のハードウェアに設けることもできる。
実再生インターバル演算部41は、本発明の実インターバル演算手段の一例であって、抵抗型PMセンサ20の再生終了から次の再生開始までの期間(以下、この期間を実再生インターバルINTactという)を演算する。実再生インターバルINTactは、抵抗型PMセンサ20から入力される再生開始信号及び再生終了信号に基づいて演算される。
エンジン排出PM量演算部42は、本発明のスリップ量推定手段の一部を構成するもので、エンジン10から排出されるPM量をリアルタイムで演算する(以下、エンジン排出PM量MEG_outという)。エンジン排出PM量MEG_outは、例えば、各種センサ31〜39等で検出される吸排気系の酸素濃度O2、空燃比λ、排気温度Texh等を入力値として含むモデル式等から演算される。なお、エンジン排出PM量MEG_outは、予め実験等により作成したPM排出量マップ(不図示)から、センサ38,39等で検出されるエンジン運転状態に対応する値を読み取ることで求めてもよい。
PMスリップ量演算部43は、本発明のスリップ量推定手段の一部を構成するもので、DPF52を通過するPM量(以下、PMスリップ量MDPF_slpという)をリアルタイムで演算する。より詳しくは、ECU40には、予め実験等により求めたDPF52のPM捕集能力を正常と仮定した場合のPMスリップ率SLP%が記憶されている。PMスリップ量MDPF_slpは、エンジン排出PM量MEG_outにPMスリップ率SLP%を乗算することで得られる(MDPF_slp=MEG_out・MDPF_slp)。なお、PMスリップ率SLP%は、DPF52が溶損等により故障する直前の状態を基準に設定することが好ましい。これにより、後述する故障診断において、PMスリップ量が排ガス基準値等を超える直前で、DPF52の故障を確実に検知することが可能になる。
推定再生インターバル演算部44は、本発明の推定インターバル演算手段の一例であって、DPF52のPM捕集能力を正常と仮定して、抵抗型PMセンサ20の再生終了から次の再生開始までの推定期間(以下、この期間を推定再生インターバルINTestという)を演算する。推定再生インターバルINTestは、排気温度、排気流量及び、PMスリップ量(DPF52の出口PM量)を用いて、予め重回帰分析により作成したモデル式に基づいて演算される。以下、詳細な演算手順を説明する。
センサ再生開始時において、電極22間の抵抗値(相当する電流値)及び、電極22間のPM堆積量(主に煤)は一定となる。すなわち、以下の数式1に示すように、PMスリップ量MDPF_slpに所定の補正係数CFを乗算した値を再生インターバルT_reg間で積算して得られる電極22間のPM堆積量Msoot_regは、センサ再生開始時に一定となる。
Figure 0006201578
エンジン10の定常運転時は、PMスリップ量MDPF_slp及び、補正係数CFが変化しないため、数式1は以下の数式2に置きかえられる。
Figure 0006201578
電極22間のPM堆積量割合Mnormは、センサ再生開始時に1(100%)になるので、以下の数式3で表すことができる。
Figure 0006201578
数式3において、補正係数CFとPM堆積量M soot_reg との比を所定の補正係数CCと仮定して正規化すると、以下の数式4が得られる。
Figure 0006201578
予め実験等により排気温度、排気流量、PMスリップ量を計測して重回帰分析を行うと、補正係数CCは、排気温度Texh、排気流量Qexh及び、PMスリップ量MDPF_slpを入力値とする数式5の重回帰関数として定義される。
Figure 0006201578
以下の数式6に示すように、エンジン10の過渡運転状態で、センサ再生終了時からPMスリップ量MDPF_slpに補正係数CCを乗算した値を積算して得られるPM堆積量割合Mnormは、次のセンサ再生開始時(電極22間のPM堆積完了時)に1(100%)となる。
Figure 0006201578
推定再生インターバル演算部44は、センサ再生終了時から上述の数式5,6に基づいてPM堆積量割合Mnormの演算を開始する。そして、センサ再生終了時からPM堆積量割合Mnormの演算値が1になるまでの期間をECU40に内蔵されたタイマ(不図示)で計時することで、推定再生インターバルINTestを演算するように構成されている。なお、数式5において、排気温度Texhは、排気温度センサ37から取得され、排気流量Qexhは、MAFセンサ31の検出値及びエンジン10の燃料噴射量等から演算するか、あるいは図示しない排気流量センサから直接的に取得される。
DPF診断部45は、本発明の判定手段の一例であって、実再生インターバル演算部41から入力される実再生インターバルINTactと、推定再生インターバル演算部44から入力される推定再生インターバルINTestとに基づいて、DPF52の故障又は正常を判定する。以下、具体的な判定手法を図4,5に基づいて説明する。
図4に示す判定手法は、実再生インターバルINTactと推定再生インターバルINTestとを直接比較するものである。この判定手法では、実再生インターバルINTactが推定再生インターバルINTestよりも短い場合に(INTact<INTest)、DPF52を故障と判定する。一方、実再生インターバルINTactが推定再生インターバルINTestと同じか、もしくは長い場合に(INTact≧INTest)、DPF52を正常と判定する。
図5に示す判定手法は、診断時間の短縮化及び、診断回数の増加を目的とするものである。図5(a)では、推定再生インターバルINTestの演算が終了してから所定の閾値時間が経過しても、次のセンサ再生開始信号が入力されない場合は、DPF52を正常と判定する。これにより、DPF52が正常な場合に、実再生インターバルINTactの演算終了を待つことなく、DPF52の正常な状態を早期に判定することが可能になる。
図5(b)では、実再生インターバルINTactの演算が終了してから所定の閾値時間が経過しても、推定再生インターバルINTestの演算が終了しない場合は、DPF52を故障と判定する。これにより、DPF52の劣化が著しい場合に、推定再生インターバルINTestの演算終了を待つことなく、DPF52の故障を早期に検知することが可能になる。
図6に示す判定手法は、実再生インターバルINTactと推定再生インターバルINTestとの比を用いるものである。この判定手法では、実再生インターバルINTactを推定再生インターバルINTestで除算した比率%INTが、予め定めた上限閾値TMAX%下回ると、DPF52を故障と判定する。上限閾値TMAX%は、例えば、溶損等によりDPF52を通過するPMスリップ量が排ガス基準値を満たさなくなる直前の状態(故障直前の正常品)を基準に設定されることが好ましい。
次に、本実施形態に係る診断装置による作用効果を説明する。
従来、DPFの故障を診断する技術として、DPFの下流側に設けた抵抗型PMセンサのPM量検出値と閾値とを比較する手法が知られている。しかしながら、電極間に付着したPMの電気抵抗は、排気温度や排気流量の影響により変化するため、抵抗型PMセンサのPM量検出値に基づいた診断手法では、DPFの劣化を正確に判定できない課題がある。
これに対し、本実施形態の診断装置では、抵抗型PMセンサ20のPM量検出値を用いることなく、抵抗型PMセンサ20のセンサ再生信号から演算される実再生インターバルINTactと、予め排気温度、排気流量及び、PMスリップ量を重回帰分析して作成したモデル式(数式5,6)から演算される推定再生インターバルINTestとに基づいて、DPF52の故障又は正常を判定している。したがって、本実施形態の診断装置によれば、排気温度や排気流量の影響を受けることなく、DPF52の診断精度を効果的に向上することができる。
また、本実施形態の診断装置では、推定再生インターバルINTestを演算するモデル式は、排気流量、排気温度、PMスリップ量を入力値として含むように構成されている。したがって、本実施形態の診断装置によれば、実再生インターバルと閾値とを単純に比較してDPFを診断する技術に比べて、再生インターバル間におけるエンジン10の運転履歴を考慮に入れた高精度な診断を行うことが可能になる。
また、本実施形態の診断装置では、推定再生インターバルの演算が終了してから所定時間が経過しても、次のセンサ再生開始信号が入力されない場合は、DPF52を正常と判定する。すなわち、DPF52が正常な場合は、実再生インターバルの演算終了を待つことなく、早期に判定できるように構成されている。したがって、本実施形態の診断装置によれば、診断時間の短縮化及び、診断回数の増加を効果的に図ることができる。
また、本実施形態の診断装置では、実再生インターバルの演算が終了してから所定時間が経過しても、推定再生インターバルの演算が終了しない場合は、DPF52を故障と判定する。すなわち、DPF52の劣化が著しい場合は、推定再生インターバルの演算終了を待つことなく、故障を判定できるように構成されている。したがって、本実施形態の診断装置によれば、DPF52の故障を早期に検知することが可能になる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、DPF52とDOC51とは別体に設けられるものとして説明したが、これらを一体化してもよい。また、エンジン10はディーゼルエンジンに限定されず、ガソリンエンジン等の他の内燃機関にも広く適用することが可能である。
10 エンジン
20 抵抗型PMセンサ
22 電極
40 ECU
41 実再生インターバル演算部
42 エンジン排出PM量演算部
43 PMスリップ量演算部
44 推定再生インターバル演算部
45 DPF診断部
51 DOC
52 DPF
53 排気管内噴射装置

Claims (5)

  1. 内燃機関から排出される排気中の粒子状物質を捕集するフィルタと、
    前記フィルタの下流側に設けられ、電極間に付着した粒子状物質を流れる電流値から粒子状物質量を検出すると共に、電極間に付着した粒子状物質が所定量に達すると当該粒子状物質を燃焼除去する再生が可能なセンサと、
    前記センサの再生終了から次の再生開始までの実インターバルを演算する実インターバル演算手段と、
    前記内燃機関から排出されて当該フィルタを通過する粒子状物質のスリップ量を推定するスリップ量推定手段と、
    前記内燃機関の排気温度および排気流量ならびに推定される前記スリップ量に基づき、下記の数式1および2(但し、T exh は排気温度、Q exh は排気流量、M DPF_slp はスリップ量、M norm は電極間の粒子状物質堆積量割合、T _reg は再生インターバル)に基づいて前記電極間に付着する粒子状物質の堆積状態を推定すると共に、当該堆積状態に基づいて前記センサの再生終了から次の再生開始までの推定インターバルを演算する推定インターバル演算手段と、
    前記実インターバルと前記推定インターバルとを比較して、前記フィルタの少なくとも故障を判定する判定手段と、を備え、
    前記推定インターバル演算手段は、センサ再生終了時から前記数式1および2に基づいて粒子状物質堆積量割合M norm の演算を開始し、粒子状物質堆積量割合M norm の演算値が1になるまでの期間を計時することで前記推定インターバルを演算する
    ことを特徴とする診断装置。
    Figure 0006201578
    Figure 0006201578
  2. 前記判定手段は、
    前記実インターバルが前記推定インターバル未満の場合に、前記フィルタを故障と判定し、前記実インターバルが前記推定インターバル以上の場合に、前記フィルタを正常と判定する
    請求項1に記載の診断装置。
  3. 前記判定手段は、
    前記推定インターバルの演算が終了してから所定の閾値時間が経過しても、前記センサの再生が開始されない場合は、前記フィルタを正常と判定する
    請求項1又は2に記載の診断装置。
  4. 前記判定手段は、
    前記実インターバルの演算が終了してから所定の閾値時間が経過しても、前記推定インターバルの演算が終了しない場合は、前記フィルタを故障と判定する
    請求項1から3の何れか一項に記載の診断装置。
  5. 前記判定手段は、
    前記実インターバルと前記推定インターバルとの比が所定の上限閾値を下回ると、前記フィルタを故障と判定する
    請求項1から3の何れか一項に記載の診断装置。
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