JP6199193B2 - 建材表面への板状材の取り付け構造 - Google Patents

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本発明は、間仕切り支柱の表面、ドアパネル等のパネル表面等の各種の建材表面への板状材の取り付け構造の技術分野に関するものである。
一般に、建材として間仕切り支柱を例にして説明すると、部屋を間仕切りする場合に、間仕切りパネルを用いて平面状(直線状)に間仕切りする仕様、L字形に間仕切りする仕様、T字形に間仕切りする仕様、十文字状に間仕切りする仕様等の各種の間仕切り仕様があり、このような間仕切りをする場合に、平面状の間仕切りをする場合が一般に多く、そこで対向する二表面に凹溝が形成された間仕切り支柱を用いて間仕切りパネルを組み込むようにしているが、このような間仕切り支柱を、間仕切り端部用やL字状間仕切り用の支柱として用いた場合や、欄間部分を開口したままにする場合等において、間仕切りパネルが組み込まれない凹溝が発生し、このような凹溝をそのままにしておくことは好ましくなく、そこで使用しない凹溝を塞ぎ板(飾り板)である板状材を取り付けて塞ぐようにすることが試みられている。
このような場合の塞ぎ板の取り付け構造として、凹溝の内壁面に係止溝を形成する一方、塞ぎ板の幅方向両端縁に、係止溝に嵌入係止する係止凸部が形成された脚片を形成し、そして係止凸部を凹溝内壁面に一気に無理嵌め状に嵌入させることにより塞ぎ板を組み付けるようにしたもの(例えば特許文献1、2参照)や、塞ぎ板を、幅方向一端縁を凹溝に係止させた状態で、幅方向中間部に弾性変形を許容するべく設けた突出長の長い中間脚片に形成の係止部を凹溝に設けた係止受け部に係止させるようにしたもの(特許文献3参照)が知られている。
特開2010-106587号公報 実公平6−1945号公報 特開平7−300922号公報
ところが前者のものは、間仕切り支柱、塞ぎ板の材質がプラスチック材である場合には、プラスチック材の弾性変形により前記無理嵌めが簡単に許容されるが、材質がアルミニウムのように硬いものである場合、プラスチック材のような弾性変形による一気の無理嵌めを期待することはできず、そこでこのような硬いものでは、塞ぎ板の表面に当て板をあてがった状態でハンマーで当て板を強く叩いた衝撃で脚片を凹溝に一気に無理嵌めするようにしているが、その際に大きな衝撃音が騒音として発生するだけでなく、当て板をハンマーで叩いたときに係止凸部が表面側に破損変形して嵌め込み不良の部位が発生することがあり、このようになると塞ぎ板の表面仕上がりが不良状態となるが、このように不良状態が発生したとしても、一旦無理嵌めした塞ぎ板は、間仕切り支柱から取り外すことは事実上できず、塞ぎ板を交換する場合に、間仕切り支柱も含めて全取換えしなければならない場合があるという問題がある。
一方、後者のものは、中間脚片を設けなければならないため、その分、塞ぎ板の構造が複雑になるという問題があり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、建材表面に形成される凹溝の幅方向両端縁部には一対の凸部が対向して形成される一方、板状材には、凹溝を覆蓋する表面部と、該表面部の幅方向両側部から延設されていて凸部間に嵌入することで板状材を凹溝に取り付けるための一対の脚片とが形成されたものとするにあたり、脚片には、前記凸部先端位置よりも幅方向外側に位置していて凸部先端に圧入取り付けされる圧入取り付け部と、該圧入取り付け部から幅方向内側になるよう傾斜状に続き、長さ方向に移動調整可能な状態で凸部先端の仮保持をする仮保持部と、該仮保持部に続く状態で幅方向外側に突出していて凸部先端を乗り越える寸法設定になった乗り越え部とが脚片先端側に向けて順次形成されていて、板状材脚片を凹溝に当てがった状態で表面部を押し込むことにより、乗り越え部を乗り越えた状態になった凸部先端が仮保持部を経て圧入取り付け部に相対的に至ることで板状材が建材表面に取り付けられるように構成したことを特徴とする建材表面への板状材の取り付け構造である。
請求項2の発明は、板状材の表面部は、表裏面が波板状になっていることを特徴とする請求項1記載の建材表面への板状材の取り付け構造である。
請求項3の発明は、板状材の脚片には、仮保持部から続く状態で乗り越え部よりも脚片先端側に延出していて凸部内に遊嵌するガイド部が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の建材表面への板状材の取り付け構造である。
請求項4の発明は、乗り越え部は、突出端が弧状になっていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の建材表面への板状材の取り付け構造である。
請求項1の発明とすることにより、板状材の脚片は、板状材を押し込んだとき脚片の途中で仮保持部を通る分、長いものとなって弾性変形しやすく、この結果、凸部先端が乗り越え部を乗り越えやすいものとなって軽い押し込み力で板状材の取り付けができることになって、仮にハンマーで叩きこむ作業をしたとしても強い叩き力が必要になることがなく、騒音発生を未然に防ぐことができながら、脚部が一対のみの板状材にできることになって、板状材の構造が複雑になることはない。しかも凸部先端が仮保持部に位置する仮保持状態のときには板状材を建材に対して長さ方向に位置調整することができることになって、正確な位置での取り付けができることになる。
請求項2の発明とすることにより、板状材表面部の表裏面が波板状となっていることで板状材の弾性変形が助長され、これによって板状材の凹溝への取り付けがより容易になる。
請求項3の発明とすることにより、板状材を取り付けるにあたり、まずガイド部を凸部間に嵌め込んだ状態で板状材を押し込めばよいことになって、板状材の取り付けがより容易になる。
請求項4の発明とすることにより、凸部先端が仮保持部に位置する状態で板状材を凹溝から引き出すよう作業することで、板状材を取り外すことができ、この結果、板状材のみを凹溝から取り外して交換する作業ができることになってメンテナンス性が向上する。
(A)〜(D)は端部仕様、L字形仕様、T字形仕様、十字形仕様の間仕切りをした場合を示す水平断面図である。 L字状間仕切り仕様の拡大水平断面図である。 (A)(B)(C)(D)は間仕切り支柱の水平断面図、塞ぎ板の水平断面図、塞ぎ板の部分拡大水平断面図、補助材の水平断面図である。 (A)〜(F)は塞ぎ板を間仕切り支柱に取り付ける工程を示す水平断面図である。 (A)〜(F)は塞ぎ板を間仕切り支柱に取り付ける工程を示す部分拡大水平断面図である。 第二の実施の形態を示すものであって、間仕切りパネルをガラス板とした場合のガラス板の間仕切り支柱への取り付け状態を示す拡大水平断面図である。 第三の実施の形態を示すものであって、ドアパネル表面に飾り板を取り付けた状態の部分水平断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図面において、1は間仕切り支柱であって、該間仕切り支柱1は、四角筒形状をしたアルミニウム製の型材で形成されたものであり、対向する一対の表面部(第一表面部)1aは、各一対のコーナー部1bから支柱1の内部スペースS側に向けて傾斜状に没入した傾斜片1cのあいだに平板状に形成されることで凹溝X状になっている。
さらに前記コーナー部1bからは、傾斜片1cを覆蓋する状態で凸片1dが幅方向内側に向けて延出形成され、該凸片1dの先端部には、表面部1a側に向けて折曲したものがさらに第一表面部1aと平行になる状態で幅方向内側に向けて折曲されることで段差面部1hを有する状態で凸部1eが形成されている。
また支柱1の対向する残りの二面である第二表面部1fは一対のコーナー部1bを連結する状態で形成され、その表面は波板形状になっている。
2は間仕切りパネルであって、該間仕切りパネル2は、第一表面部1aに取り付けられる場合と、第二表面部1fに取り付けられる場合とがあるが、第一表面部1aに取り付けられる場合、間仕切りパネル2の端部2aが対向する凸部1e間に嵌入組み込みされるようになっている。尚、3は床面に取り付け支持され、間仕切りパネル1の下端縁を嵌合支持している巾木であって、該巾木3の端部3aは凸部1eの段差面部1hに突き当て嵌合する構成になっている。
一方、第二表面部1fに取り付けられる場合、該第二表面部1fは、第一表面部1aのように凹溝状になっておらず、そこで補助材4を介して取り付けられるようになっている。補助材4は、同じくアルミニウム製の型材であり、第二表面部1fにビス5を介して固定される底板4aと、該底板4aの幅方向両端縁に起立状に形成される起立片4bと、該起立片4bの先端から内方に向けて折曲形成される凸片4cとにより形成されることで凹溝状になっているが、凸片4cは、第一表面部突片1dと同様段差面部4dが形成されている。そして間仕切りパネル2は、前記ビス5によって第二表面部1fに固定された補助材4の凹溝部に嵌入組み込みされるようになっている。尚、巾木3の構成は前述したものと同様である。
6は間仕切り支柱1の間仕切りパネル2が嵌入組み込みされなかった凹溝状の第一表面部1aを塞ぐための塞ぎ板(飾り板、本発明の「板状材」に相当する)であって、該塞ぎ板6は、表裏面とも波板状になった表面部6aと、該表面部6aの幅方向両端部裏面から突出する一対の脚片6bとから構成されるが、表面部6aの幅方向両端部6cは、後述するように塞ぎ板6を間仕切り支柱1に取り付けた場合、凸片1dの段差面部1hに嵌合組み込みされる寸法設定になっている。
一方、一対の脚片6bであるが、該一対の脚片6bは、幅方向外側面間の寸法Bが対向する一対の凸片1dの先端1g間の寸法Aよりも大きい設定(A<B)になっていて、塞ぎ板6を間仕切りパネル1に組み込んだ場合に、凸部先端1g間に完全に圧入して固定状態で取り付けされる圧入取り付け部6dと、該圧入取り付け部6dから脚先端側に続く状態で幅方向内側(脚片対向方向)に向けて傾斜していて、凸部先端1gの外側(表面側)コーナー部1iが圧入取り付け部6dの内側端よりも僅かに脚先端側に当接していて仮保持状に保持されるが、それよりも内側(内面側)コーナー部1j側の部位は凸部先端1g間の寸法Aよりも小さい寸法設定C(C<A)になっていて遊嵌状態となっている仮保持部6eと、該仮保持部6eの脚先端側において幅方向外側に向けて突設され、突設端間の寸法Dが凸部先端1g間の寸法Aよりも大きい設定(A<D)になっていて、塞ぎ板1を押し込んだ場合に、凸部先端1gが乗り越える乗り越え部6fと、該仮保持部6eの傾斜がそのまま続く状態で乗り越え部6f部位から脚端側に延びていて、塞ぎ板6を支柱1に組み込む場合に凸部先端1gに脚片6bが嵌入するのをガイドするガイド部6gとが順次脚先端側に向けて形成されることにより構成されているが、前記乗り越え部6fの先端は断面弧状(半円柱状)になっていて、凸部先端1gの出入り方向(表裏方向、内外方向)の乗り越えガイドをするようになっている。出入り方向の乗り越えガイドをさせる場合に、断面山形状であってもよい。
そして間仕切り支柱1と間仕切りパネル2とを用いて間仕切り施工した際に、間仕切りパネル2を嵌め込まなかった部位の第一表面部1aを塞ぎ板6で塞ぐことになるが、その場合には、図4、5に示すように、まずガイド部6gを凸部先端1g間に遊嵌して凸部先端1gに乗り越え部6fの脚端側部位が当接した当接姿勢(図4(A)、図5(A))とした状態で表面部6aを押し込んで、乗り越え部6fが凸部先端1gを乗り越えることになり、これによって凸部先端1gが仮保持部6eに至る(図4(B)(C)、図5(B)(C))。この乗り越え時、塞ぎ板6の弾性変形が必要になるが、脚片6bは、仮保持部6eが形成される分、長くなっていることと、塞ぎ板表面部6aの表裏両面が波板状になっていることとで弾性変形しやすい形状になっており、これによって乗り越え部6fの凸部先端1gの乗り越え移動が容易となるように構成されている。
そして凸部先端1gが仮保持部6eに至った状態(図4(C)、図5(C))では、塞ぎ板6は、凸部先端1gの外側(表面側)コーナー部1iが圧入取り付け部6dの内側端よりも僅かに脚先端側に当接していると共に、凸部先端の外側(表面側)コーナー部1iよりも内側部分は乗り越え部6fの表面部6a側面部により抜け止めされた仮保持状態となっており、これによって塞ぎ板6は、間仕切り支柱1に対して長さ方向に移動できることになって、塞ぎ板6の長さ方向の位置調整が可能となる。
次いで塞ぎ板表面部6aをさらに押し込むと、凸部先端1gが仮保持部6eから無理嵌めする状態で圧入取り付け部6dにまで至り(図4(E)(F)、図5(E)(F))、幅方向両端部6cを凸部段差面部1hに当接するまで押し込むことで、塞ぎ板6の支柱凹溝Xへの組込みがなされるようになっているが、凸部先端1gの仮保持部6eから圧入取り付け部6dへの圧入は、仮保持部6eの傾斜面に案内されながら行われることになってスムーズな取り付けができるようになっている。
因みに、前記説明では、凸部先端1gが仮保持部6eに至る第一の無理嵌め作業と圧入取り付け部6dに至る第二の無理嵌め作業の二段階の押し込み作業で塞ぎ板6の間仕切り支柱1への取り付けを行うようにしたが、塞ぎ板6の位置決めが予めなされているような場合には、一気の押し込み作業で凸部先端1gを圧入取り付け部6dにまで至らしめるようにして塞ぎ板6の間仕切り支柱1への取り付けをしてもよい。何れの押し込み作業をするに際し、当て板を用いて行ってもよいことは勿論である。
また、凸部先端1gが圧入取り付け部6dに圧入していて取り付け状態になっている塞ぎ板6を、マイナスのドライバー等の適宜工具を用いて間仕切り支柱1から引き出すことにより、凸部先端1gを圧入取り付け部6dから引き出して仮保持部6eに移動させて仮保持状態にすることができ、さらにはこの状態から凸部先端1gを乗り越え部6fから乗り越えさせて塞ぎ板6を間仕切り支柱1から取り外すことができる設定になっている。
叙述の如く構成された本実施の形態において、間仕切り支柱1の間仕切りパネル2が取り付けられていない第一表面部1aを覆蓋すべく凹溝に塞ぎ板6を取り付けるにあたり、ガイド部6gを凸部先端1g間に入れて凸部先端1gに乗り越え部6fの脚先端側部を当てた状態で表面部6aを押し込むと、塞ぎ板6が弾性変形して脚片6bが開き、これによって凸部先端1gを乗り越え部6fが乗り越えた状態となって仮保持部6eに至る。この状態では塞ぎ板6は、長さ方向に移動可能な状態であり、そこで必要において長さ方向に移動させて塞ぎ板6の取り付け位置の位置決め調整をする。この位置決め状態でさらに表面部6aを押し込んで幅方向両端部6cを段差面部1hに当接する位置まで無理嵌め移動させると、凸部先端1gに圧入取り付け部6dが圧入することになり、これによって塞ぎ板6の凹溝への取り付けができることになる。
このように本発明が実施されたものでは、間仕切り支柱1の間仕切りパネル2が組み込まれない凹溝を塞ぎ板6によって塞ぐことになるが、この場合に、塞ぎ板6は、脚片6bが塞ぎ板6を押し込んだとき凸部先端1gに途中で仮保持部6eが通る分だけ長いものとなって弾性変形しやすいものとなる。この結果、凸部先端1gに、軽い押し込み力で乗り越え部6fが乗り越え、そして凸部先端1gが仮保持部6eを経て圧入取り付け部6dに相対的に至る状態となって塞ぎ板6の間仕切り支柱1への取り付けができることになって、仮にハンマーで叩きこむ作業をしたとしても弱い叩き力でよいことになり、騒音発生を未然に防ぐことができる。
しかも塞ぎ板6は、一対の脚部6bを有しただけのもので良いことになって、塞ぎ板6の構造が複雑になることはない。しかも塞ぎ板6は、凸部先端1gが仮保持部6eに位置する仮保持状態のときには塞ぎ板6を間仕切り支柱1に対して長さ方向に位置調整することができることになるため、正確に位置決めされた状態での塞ぎ板6の取り付けができることになる。
さらにこのものでは、塞ぎ板6の表面部6aは表裏面が波板状になっているため、塞ぎ板6を間仕切り支柱1に無理嵌めするときの塞ぎ板6の弾性変形が助長されることになって、塞ぎ板6の間仕切り支柱への取り付けが容易になる。
また、塞ぎ板6の脚片6bには、仮保持部6eから続く状態で乗り越え部6fよりも脚先端側に延出していて間仕切り支柱凸部1e間に遊嵌するガイド部6gが形成されているため、塞ぎ板6を間仕切り支柱1に取り付けるにあたり、最初にガイド部6gを凸部1e間に嵌め込むことで凸部先端1gに乗り越え部6fの脚先端側面が当接する状態にし、この状態で塞ぎ板6を押し込むことで乗り越え部6fは幅方向に位置決めされた状態で凸部先端1gを乗り越えることになって仮保持部6eが凸部先端1gに至ることになって塞ぎ板6の取り付け作業がより容易になる。
そして塞ぎ板6は、脚片6bが仮保持部6eに至った状態では、先端外側コーナー部1iが圧入取り付け部6dよりも僅かに脚先端側位置で仮保持部6eに当接した仮保持状態となっているため、塞ぎ板6の不用意な長さ方向の移動は規制されるが、軽い操作で長さ方向に移動させることができるため、脚片6bを乗り越え部6fを無理嵌めして乗り越え作業した後の位置調整ができることになって都合がよい。
さらに乗り越え部6fは、突出端が表裏方向に弧状になっているため、乗り越え部6fの表裏方向の凸部先端1gの乗り越えをガイドができることになって、凸部先端1gが仮保持部6eに相対的に位置する状態で塞ぎ板6を凹溝から引き出す作業が容易にできることとなって、塞ぎ板6の間仕切り支柱1からの取り外し作業が簡単にでき、この結果、塞ぎ板6のみを間仕切り支柱1から取り外して交換することができることになってメンテナンス性が向上する。
尚、本発明は前記実施の形態のものに限定されないことは勿論であって、間仕切り支柱の表面、ドアパネル等のパネル表面等の各種の建材表面への板状材の取り付け構造として実施することができ、例えば、図6に示す第二の実施の形態のように、間仕切りパネルではなくガラス板7のような板状材を間仕切り支柱1に取り付ける場合のものにも実施することができる。このものにおいて前記第一の実施の形態の間仕切り支柱1を用いた場合、凸部先端1g間の幅Aが大きすぎてガラス板7の組み込み代とはならず、そこで第一表面部1aに、前記第一の実施の形態と同様の表面部8aと脚片8bとが形成された板状材である補助板材8を第一表面部1aに組み込み、該補助板材8の表面部8aに形成の凹溝8cに第一、第二の押し縁9、9aを介してガラス板7を取り付けるようにしたものであり、またこのものにおいて第二表面部1fにガラス板7を取り付ける場合、第一表面部1aと同一形状をした補助材10をビス5を介して第二表面部1fに取り付け、この補助材10に前記補助板材8を組み込む構成にして同様のガラス板7の取り付けができるようにしており、このようにすることにより、この第二の実施の形態では、本発明を、第一表面部1aだけでなく、第二表面部1f側においても実施していることになる。
図7に示す第三の実施の形態のものは、ドアパネル11のパネル表面部11aに板状材である飾り板12を取り付けた構成のものであって、パネル表面部11aに第一、第二の実施の形態のものと同様の凹溝11bを形成し、該凹溝11bに、第一、第二の実施の形態と同様の脚片12bが表面部12aに形成された板状材である飾り板12を取り付けたものであり、このようにしても本発明を実施することができる。
本発明は、間仕切り支柱の表面、ドアパネル等のパネル表面等の各種の建材表面への板状材の取り付け構造の技術分野に利用することができる。
1 間仕切り支柱
1a 第一表面部
1g 凸部先端
2 間仕切りパネル
6 塞ぎ板
6a 表面部
6b 脚片
6d 圧入取り付け部
6e 仮保持部
6f 乗り越え部
6g ガイド部

Claims (4)

  1. 建材表面に形成される凹溝の幅方向両端縁部には一対の凸部が対向して形成される一方、板状材には、凹溝を覆蓋する表面部と、該表面部の幅方向両側部から延設されていて凸部間に嵌入することで板状材を凹溝に取り付けるための一対の脚片とが形成されたものとするにあたり、脚片には、前記凸部先端位置よりも幅方向外側に位置していて凸部先端に圧入取り付けされる圧入取り付け部と、該圧入取り付け部から幅方向内側になるよう傾斜状に続き、長さ方向に移動調整可能な状態で凸部先端の仮保持をする仮保持部と、該仮保持部に続く状態で幅方向外側に突出していて凸部先端を乗り越える寸法設定になった乗り越え部とが脚片先端側に向けて順次形成されていて、板状材脚片を凹溝に当てがった状態で表面部を押し込むことにより、乗り越え部を乗り越えた状態になった凸部先端が仮保持部を経て圧入取り付け部に相対的に至ることで板状材が建材表面に取り付けられるように構成したことを特徴とする建材表面への板状材の取り付け構造。
  2. 板状材の表面部は、表裏面が波板状になっていることを特徴とする請求項1記載の建材表面への板状材の取り付け構造。
  3. 板状材の脚片には、仮保持部から続く状態で乗り越え部よりも脚片先端側に延出していて凸部内に遊嵌するガイド部が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の建材表面への板状材の取り付け構造。
  4. 乗り越え部は、突出端が弧状になっていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の建材表面への板状材の取り付け構造。
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