JP5638717B1 - トリガ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】戸袋が形成された後においても、容易かつ速やかにトリガプレートの設置や交換ができるようにする。【解決手段】引戸装置5のスライドアシスト機構61のスライドアシスト動作を始動させるためのトリガ装置2は、鴨居12の下面に取り付けられて引戸51をスライド可能に支持する上吊レール21の戸袋16に収納される部分に一体的に取り付け可能なプレート受け台座31と、プレート受け台座31と係止可能に構成されていて、かつ、戸袋16の戸先側開口部16aからプレート受け台座31までの間の距離よりも長いトリガプレート41とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、引戸装置におけるスライドアシスト機構のスライドアシスト動作を始動させるためのトリが装置に関する。
引戸を開閉させるために急激にスライド操作されると、引戸が戸当たり等に衝突し、大きな衝突音を発するという課題がある。これに対し、特許文献1では、スライド扉を往動方向にスライド移動させる場合にも、復動方向にスライド移動させる場合にも、ともにスライド扉の移動速度が緩やかになるように機能するスライドアシスト機構が開示されている。
一般的に、このようなスライドアシスト機構を設ける場合、そのスライドアシスト機構を始動させるためのトリガを設ける。例えば、特許文献2では、トリガは、ガイドレールの取付孔を介して戸枠の上側水平部の下面にねじ止め固定される(図1及び段落[0008]参照)。また、特許文献3では、吊り戸のスライドアシスト装置に対して、吊り戸用レールの下面から下方に突出するストライカ(トリガ)が一体的に設けられている(図4及び段落[0018]参照)。そして、これらのスライドアシスト機構は、引戸の開動作時又は閉動作時に、トリガに当たることによってスライドアシスト動作が始動するように構成されている。
特開2013−245505号公報 特開2012−117221号公報 特開2013−217079号公報
ところで、引戸の開閉時に引戸と後述する戸尻側縦枠との間に手を挟むことの回避や美感を高めること等を目的として、戸袋付きの引き込み戸が採用される場合がある。このような戸袋付きの引き込み戸の場合、引戸は、戸袋内に収容される開き位置及び戸袋から突出する閉じ位置の間をスライド移動可能であり、閉じ位置から開き位置に移動するとき(開動作時)にスライドアシスト機構を起動させるためには、前記トリガを戸袋内に設ける必要がある。
例えば、特許文献2に開示されているようなトリガを戸袋内に設置する場合、戸先側及び戸尻側に対向する縦枠と、その縦枠の上端間に架け渡される鴨居とを設置し、戸枠の上側水平部の下面にガイドレール及びトリガを取付ねじによりねじ止めにより固定した後、戸袋用の壁材を同じく取付ねじやビス等により取り付け、その上からボードや壁紙を貼り付けする。同様に、例えば、特許文献3に開示されているようなトリガを戸袋内に設置する場合、両縦枠の上端間に鴨居を架け渡し、ストライカが一体的に取付けられた吊り戸用レールを鴨居の下面にねじ止め等により固定した後、戸袋用の壁材をビス等により取り付け、その上からボードや壁紙を貼り付ける。
しかしながら、例えば、引戸が急激に閉められた場合等において、例えば、規定以上のスピードで引戸がトリガにあたったとき、トリガの固定部分が緩んでしまったり、トリガ自体が曲がってしまったりすることが生じる。また、急激に閉められない場合においても、長年の使用により、トリガの固定部分が緩んでしまうようなことが生じる。
このようにトリガが曲がったり、その固定部分が緩んでしまったりした場合、特許文献2や特許文献3に開示されたようなトリガでは、その交換や保守のために施工業者等の専門家による大掛かりな工事を要する。具体的には、ボードや壁紙を剥がして、戸袋用の壁材を取り外した後に、トリガやトリガが一体的に取付けられたレールを交換する必要があり、期間と手間がかかり面倒となる。
上記の点に鑑み、本発明は、戸袋形成後でも容易かつ速やかな設置や交換が可能なトリガ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る引戸装置のスライドアシスト機構のスライドアシスト動作を始動させるためのトリガ装置は、レールの戸袋に収納される部分に一体的に取り付け可能とするプレート受け台座と、戸袋の戸先側開口部からプレート受け台座までの間の距離よりも長く、かつ、戸尻側端部がプレート受け台座に係止されて固定されるように構成され、戸尻側端部の下面に下方に延びるトリガが突設されたトリガプレートとを備えるものとした。
すなわち、本発明の第1態様では、戸袋内に収納される開き位置及び戸袋から突出する閉じ位置の間をスライド移動可能な引戸と、該引戸の上縁に沿って設けられたスライドアシスト機構とを備えた引戸装置における前記スライドアシスト機構のスライドアシスト動作を始動させるためのトリガ装置として、鴨居の下面に取り付けられて前記引戸をスライド移動可能に支持するレールと、前記レールの前記戸袋に収納される部分に一体的に取り付け可能とされ、前記戸袋厚さ方向の両端部にそれぞれ位置する側面支持部と、戸尻側方向の端部に位置する終端支持部とを有するプレート受け台座と、前記戸袋の戸先側開口部から前記プレート受け台座までの間の距離よりも長く、かつ、前記プレート受け台座に対し、前記戸尻側端部が前記プレート受け台座の側面支持部及び終端支持部によって係止されて固定されるように構成されており、前記戸尻側端部の下面に下方に延びるトリガが突設されたトリガプレートとを備えている。そして、前記スライドアシスト機構は、前記引戸の開動作時に、前記トリガに当たることによって、そのスライドアシスト動作が始動するように構成されている。
本発明の第2態様では、鴨居の下面に取り付けられたレールと、該レールに、戸袋内に収納される開き位置及び戸袋から突出する閉じ位置の間をスライド移動可能に吊り下げ支持された引戸と、該引戸の上縁に沿って設けられたスライドアシスト機構とを備えた引戸装置における前記スライドアシスト機構のスライドアシスト動作を始動させるためのトリガ装置であって、前記レールの前記戸袋に収納される部分に一体的に取り付け可能とされ、前記戸袋厚さ方向の両端部にそれぞれ位置する側面支持部と、前記戸尻側方向の端部に位置する終端支持部とを有するプレート受け台座と、前記戸袋の戸先側開口部から前記プレート受け台座までの間の距離よりも長く、かつ、前記プレート受け台座に対し、前記戸尻側端部が前記プレート受け台座の側面支持部及び終端支持部によって係止されて固定されるように構成されており、前記戸尻側方向の端部の下面に下方に延びるトリガが突設されたトリガプレートとを備え、前記スライドアシスト機構は、前記引戸の開動作時に、前記トリガに当たることによって、そのスライドアシスト動作が始動するように構成されている。
第1または第2態様によると、トリガプレートが、レールに取り付け可能なプレート受け台座と係止可能に構成されていて、かつ、戸袋の戸先側開口部からプレート受け台座までの間の距離よりも長いため、戸先側開口部よりも戸先側、すなわち、戸袋の外側からプレート受け台座に対してトリガプレートを取り付け/取り外しができるようになっている。これにより、戸袋が形成された後においても、戸袋を形成するための壁材や控え壁を取り外す等の大掛かりな工事をすることなく、容易かつ速やかにトリガプレートの設置や交換をすることができる。
本発明の第3態様では、第1または2態様記載のトリガ装置において、前記プレート受け台座の両側面支持部は、互いに前記引戸のスライド方向の位置がずれていることを特徴とする。
本態様によると、両側面支持部の引戸のスライド方向の位置が互いにずれているため、トリガプレートをプレート受け台座に係止する際に、両側面支持部間にトリガプレートの戸尻側端部が誘導されやすくなる。
本発明の第4態様では、第3態様記載のトリガ装置において、前記プレート受け台座において、前記戸袋厚さ方向の一端部側に位置する側面支持部は、少なくとも2つ設けられ、前記戸袋厚さ方向の他端部側に位置する側面支持部は、少なくとも1つ設けられており、かつ、前記引戸のスライド方向において、前記一端部側に位置する隣接する2つの側面支持部の間の位置に配設されていることを特徴とする。
本態様によると、戸袋厚さ方向の両端部側で側面支持部が少なくとも3つ設けられているため、より効果的にトリガプレートの戸尻側端部を係止することが可能となり、かつ、より効果的に上下方向及び水平方向の係止強度を高めることができる。
本発明の第5態様では、第1態様記載のトリガ装置において、前記レールは、前記プレート受け台座の取付位置に形成されかつ該プレート受け台座の外形よりも若干大きな取付部を有し、前記プレート受け台座は、前記取付部に嵌め込まれて、前記レールと一体的に取り付けされることを特徴とする。
本態様によると、プレート受け台座がレールの取付部に嵌め込まれてレールと一体的に取り付けされるため、プレート受け台座の厚さの影響をより効果的に削減することができ、レールの断面形状を小さくすることができるため、レールを小型化することができる。
本発明の第6態様では、第1から第5態様のいずれか1態様に記載のトリガ装置において、前記トリガプレートには、前記プレート受け台座に係止された状態で前記戸袋の戸先側開口部よりも前記戸先側方向に、前記引戸のスライド方向に延びる長孔が貫通して形成されており、前記トリガプレートは、前記長孔を介して前記鴨居にねじ止めされることを特徴とする。
本態様によると、トリガプレートは、長孔を介して鴨居にねじ止めされるように構成されているため、例えば、トリガプレートの加工公差が生じた場合や、レールや鴨居に設けたトリガプレートを固定するためのねじ孔の位置にずれが生じた場合においても、より確実にかつ容易にトリガプレートを鴨居に固定することができる。
本発明によると、戸袋の外側からプレート受け台座に対してトリガプレートを取り付け/取り外しができるようになっているため、戸袋が形成された後においても、その戸袋を開くことなく容易かつ速やかにトリガプレートの設置や交換をすることができる。
実施形態に係る引戸装置の構成例を示す分解斜視図である。 レールの構成例を示す図であり、(a)は斜め上側から見た斜視図、(b)は平面図、(c)はレールの正面図を示す図2(b)のA−A線拡大断面図である。 プレート受け台座の構成例を示す図であり、(a)は斜め上側から見た斜視図、(b)は底面図、(c)は背面図である。 トリガプレートの構成例を示す図であり、斜め上側から見た斜視図である。 トリガプレートの構成例を示す図であり、(a)は底面図、(b)は図5(a)のB−B線拡大断面図である。 (a)は、鴨居に対して、レール、プレート受け台座及びトリガプレートを取り付けた状態における図2(b)相当図であり、(b)は図6(a)のC−C線断面図である。 スライドアシスト機構の側面図である。 スライドアシスト機構を説明するための図であり、(a)は平面図であり、(b)は図8(a)のD−D線拡大断面図である。 その他の実施形態に係る引戸装置において、(a)は、鴨居に対して、レール、プレート受け台座及びトリガプレートを取り付けた状態における図2(b)相当図であり、(b)は図9(a)のE−E線断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用範囲あるいはその用途を制限することを意図するものではない。
(構成)
図1において、引戸枠1は、左開きの引戸装置5に設けられるものであり、この引戸枠1は、左右両側に互いに間隔を空けて立設された戸先側及び戸尻側の縦枠11,11と、その縦枠11,11の上端間を架け渡されて連結固定された左右水平方向に延びる鴨居12と、両縦枠11,11間の中央部分において戸袋厚さ方向に互いに間隔を空けて平行に立設され、上端が鴨居12に連結固定された中方立13,13とを備えている。前側の中方立13、鴨居12の前側及び右側の戸尻側縦枠11の前面には壁材14が、また後側の中方立13、鴨居12の後側及び右側の戸尻側縦枠11の後面には壁材15がそれぞれビス等(図示しない)により固定される。これにより、壁材14,15間に戸袋16が形成され、中方立13,13間には、戸袋16の戸先側開口部16aが形成される。本開示において、戸袋厚さ方向とは壁材14,15が対向する戸袋の厚さ方向を指し、前とは壁材15から壁材14に向かう方向、後とは壁材14から壁材15に向かう方向を指すものとする。
トリガ装置2は、鴨居12の下面に形成されたレール溝12aに取り付けられて後述する引戸装置5の引戸51を左右方向にスライド移動可能に支持するレールとしての上吊レール21と、上吊レール21と一体的に取り付け可能に構成されたプレート受け台座31と、プレート受け台座31に対して係止固定可能に構成されたトリガプレート41とを備えている。本開示において、戸先側とは引戸51の戸先側(左開きの引戸の場合、左側)を指し、戸尻側とは引戸51の戸尻側(左開きの引戸の場合、右側)を指すものとする。
図2に示すように、上吊レール21は、押し出し成形等によって外形が断面視で略矩形状に成形された例えばアルミニウム金属製であり、対向する一対の側壁21a,21aと、側壁21a,21aの上端部間を一体的に連結する上壁21bと、両側壁21a,21aの下端部からそれぞれ水平方向内側に向かって延びる下壁21c,21cとからなり、上吊レール21の両下壁21c,21c間には、長手方向全体にわたって延びる切欠21dが形成されている。また、上吊レール21の上壁21bには、長手方向全体にわたって延び、トリガプレート41の取り付け時にトリガプレート41をプレート受け台座31まで誘導可能にするガイド溝21eが形成されている。また、この上吊レール21の上壁21bには、上吊レール21を鴨居12の下面に固定するためのねじ孔21g,21g,…が所定のピッチで形成されるとともに、中方立13,13よりも戸先側において、後述するトリガプレート41の戸先側端部を鴨居12に固定するためのねじ孔21h,21hが形成されている。
上吊レール21の戸先側端部は、切断されて分離されており、鴨居12に対してその切断された切断部22のみが取り付け/取り外し可能に構成されている。これにより、鴨居12に上吊レール21を取り付けた後でも、切断部22のみを取り外すことによって、そこから後述するスライドアシスト機構61を上吊レール21に着脱することができるようにしている。また、上吊レール21の上壁21bには、切断部22より戸尻側の位置において、長手方向に2つ並べてねじ孔21i,21iが形成されており、引戸51の閉動作時にスライドアシスト機構61のスライドアシスト動作を始動させる閉動作トリガ23が上吊レール21の下面から、このねじ孔21i,21iを介して鴨居12に固定されている。
さらに、上吊レール21の上壁21bには、プレート受け台座31の取付位置(戸先側端部から一定の位置)に、上下方向に貫通する取付部としての矩形状の貫通孔21fが形成されている。なお、取付部は、貫通孔に限定されない、例えば、上吊レール21にプレート受け台座31の外形よりも若干大きい溝や凹部を形成し、プレート受け台座31がその溝や凹部に嵌め込まれて上吊レール21と一体的に鴨居12に取り付け可能となるように構成されていてもよい。
図3に示すように、プレート受け台座31は、例えば鋼材で形成された矩形状のプレートであり、上吊レール21の貫通孔21fの外形よりも若干小さい外形を有する。また、プレート受け台座31の幅方向の中央部分には、ねじ孔31a,31aが長手方向に並べられて形成されている。これにより、プレート受け台座31は、貫通孔21fに嵌め込まれて、上吊レール21と一体的に鴨居12に取り付け可能になる。このように、プレート受け台座31が上吊レール21の貫通孔21fに嵌め込まれて上吊レール21と一体的に取り付け可能に構成されているため、プレート受け台座31の厚さの影響をより効果的に低減することができる。これにより、貫通孔21fを設けない場合と比較して上吊レール21の高さを低く設定することが可能となり、上吊レール21を小型化することができる。なお、プレート受け台座31の機能を上吊レール21に一体化してもよいが、プレート受け台座31を係止するための構成の分だけ上吊レール21の厚み(高さ方向のサイズ)が増し、小型化が困難である。すなわち、プレート受け台座31と上吊レール21とを別部材に分けて構成することにより、上吊レール21を小型化することができる。この小型化により、上吊レール21を、戸袋付きの引き込み戸だけではなく、戸袋を有しないタイプの片引き戸に対しても兼用することができる。また、プレート受け台座31と上吊レール21とを別部材に分けて構成することにより、プレート受け台座31と上吊レール21とを別材料にすることができる。例えば、本実施形態のように上吊レール21には、加工容易性の高い材料(例えばアルミニウム金属)を選び、プレート受け台座31には固い材料(例えば鋼材)を選ぶことにより、係止強度を確保しつつ、上吊レール21やプレート受け台座31を小型化することができる。
また、プレート受け台座31の幅方向(図3(b)及び(c)の左右方向)の両端部には、それぞれ突片を下方次いで内方に折り曲げて形成されたL字状の一対の側面支持部32,33が設けられている一方、長手方向(図3(b)の上下方向)の一端部には、突片を下方に折り曲げて形成された終端支持部34が設けられている。一対の側面支持部32,33は、互いに長手方向の位置がずれており、トリガプレート41を取り付けする際の誘導を容易にしている。終端支持部34の幅方向の中央部分には、長手方向に貫通する矩形状のプレート挿入孔34aが形成されている。
図4及び図5に示すように、トリガプレート41は、例えば鋼材で形成されたプレート42と、トリガ43とを備える。
プレート42は、戸袋16の戸先側開口部16aから貫通孔21fの戸先側端部までの距離よりも長く、かつ、上吊レール21のガイド溝21eの幅よりも若干狭い幅のベース部42aと、このベース部42aの一端部(先端部)から連続して長手方向(図5(a)の左右方向)に一体的に延び、ベース部42aの幅より狭くかつ前記一対の側面支持部32,33間の距離よりも若干狭い幅の中間部42bと、この中間部42bの端部から連続して長手方向に一体的に延び、中間部42bの幅より狭くかつ断面形状がプレート挿入孔34aの大きさよりも若干小さい先端部42cとによって構成されている。先端部42cは、その上面がベース部42aおよび中間部42bと面一になるように構成され、一方で、その下面は、ベース部42aおよび中間部42bよりも上方に位置するように構成されている。このような先端部42cの構成とすることにより、終端支持部34のプレート挿入孔34aの厚さの影響を低減することができる。
上述のように、プレート42のベース部42aが上吊レール21のガイド溝21eの幅よりも若干狭い幅となるような構成とすることにより、トリガプレート41をプレート受け台座31に係止する際にプレート42が誘導されやすくなり、取り付け作業が容易になる。さらに、プレート42は、ベース部42aから中間部42b、先端部42cと戸尻側に向かって、その幅が段になり細くなっている。これにより、プレート42をプレート受け台座31の側面支持部32,33間及び終端支持部34に挿入するためのガイド(呼びこみ)になり挿入しやすいというメリットがある。さらに、一対の側面支持部32,33の長手方向の位置が互いにずれているため、トリガプレート41をプレート受け台座31に係止する際にプレート42が長さ方向両端部間で多少水平方向に沿ってずれるように傾いていた場合であっても、プレート42が両側面支持部32,33間に誘導されやすくなる。
プレート42のベース部42aの他端部には、長手方向に延びる長孔42d,42dが2つ貫通して形成されており、プレート42は、これらの長孔42d,42d及び上吊レール21の上壁21bに形成されたねじ孔21h,21hを介して、ビス等(図示しない)により上吊レール21及び鴨居12に固定される。このように、プレート42の鴨居12への固定のためのねじ挿通孔を長孔42dにすることによって、プレート42の加工公差が生じた場合や、上吊レール21へのねじ孔21h,21hの孔あけ位置にずれが生じた場合においても、それを吸収して確実にかつ容易にプレート42を上吊レール21及び鴨居12に固定することができる。
なお、図4(b)に示すように、プレート42のベース部42aの他端部に長孔42d,42dに代えて、丸孔42f,42fを形成してもよい。また、ビス等の長さを調整してプレート42が長孔42d,42dを介して上吊レール21にのみ固定されるようにしてもよい。ただし、プレート42の固定強度を確保する観点から、プレート42を上吊レール21及び鴨居12にビス等により固定するように構成するのが好ましい。
プレート42のベース部42a及び中間部42bの外周には、厚さ方向(図5(b)の上下方向)に向かって折り返された折返し部42eが形成されている。これにより、プレート42の厚さ方向の強度が増すメリットがある。
プレート42の中間部42bの幅方向(図5(a)の上下方向)の中央部分であり、かつ長手方向の中間部分には、中間部42bの下面(図5(a)の前面)に下方に延びるトリガ43が一体的に突設されている。トリガ43は、円柱状に鋼材で形成された芯棒43aと、芯棒43aの周方向の外側を覆うように形成された樹脂製のトリガカバー43bとによって構成されている。このように、トリガカバー43bによって芯棒43aの周方向外側を覆うことによって、引戸51の閉動作時にスライドアシスト機構61がトリガ43に当たることによって生じる衝撃音の発生を減少させることができる。
トリガ43は、例えば、その上端部(図5(b)の上端部)がプレート42に設けられた芯棒43aよりも若干大きい孔に挿入されて、かしめられることによってプレート42に取り付け固定される。なお、かしめる以外の方法、例えば溶接等によってトリガ43をプレート42に取り付け固定してもよい。
図1に戻り、上吊レール21に対して引戸51が左右方向にスライド移動可能に支持され、上吊レール21内にはスライドアシスト機構61が備えられている。具体的には、上吊レール21には、左右両側にそれぞれ吊戸車52,53がスライド可能に係合支持され、両吊戸車52,53はそれぞれ引戸51の戸先側上端部及び戸尻側上端部に取り付けられて固定されている。これにより、引戸51は、鴨居12に対して、上吊レール21及び吊戸車52,53を介して左右方向にスライド移動するように吊り下げ支持されている。換言すると、引戸51は、上吊レール21によって、引戸51が右側に移動して戸袋16内に収納される開き位置と、引戸51が左側に移動して戸袋16から突出する閉じ位置との間をスライド移動可能に支持されている。なお、引戸51の下縁の幅方向中央には、長手方向全体にわたって延びるガイド溝51aが形成されており、このガイド溝51aに中方立13,13間の床面に固定されたガイド54が遊嵌している。これにより、引戸51は、厚さ方向に振れることなく開き位置と閉じ位置の間をスライド移動可能となる。
図7及び図8に示すように、戸先側に設けられた吊戸車52の戸尻側(図7の右側)には、スライドアシスト機構61が引戸51の上縁に沿うように一体的に設けられている。スライドアシスト機構61の右端部(戸尻側端部)には、上吊レール21の上壁21bと下壁21c,21cとの間に係合するように車輪67が設けられている。これにより、スライドアシスト機構61は、引戸51のスライド動作にあわせて、開き位置と閉じ位置との間をスライド動作する。
スライドアシスト機構61は、上側に前記トリガ43を相対移動可能に案内するピン溝64aを有する本体ケース64と、戸尻側に設けられた開側クランプユニット62と、戸先側に設けられた閉側クランプユニット63と、これら開側クランプユニット62及び閉側クランプユニット63を弾発力で移動させるためのコイルスプリング65と、開側クランプユニット62又は閉側クランプユニット63が移動する際にその移動速度が緩やかになるように減衰制御するダンパー機構66とを備えている。開側クランプユニット62と閉側クランプユニット63とは、左右対称形状であって、実質的に等しい構成である。
開側クランプユニット62及び閉側クランプユニット63は、それぞれ、ベース71と、ベース71に対して支点72を中心に平面視で互いに接離するように揺動可能に支持された一対のクランプ爪73と、クランプ爪73間の根元に配置された作動体74と、作動体74に組込まれた押しボタン75及びコイルばね76とを有している。その他のスライドアシスト機構61の具体的な構成は、例えば、特許文献1に開示されており、その詳細な説明を省略する。
そして、引戸51が通常状態(開き位置にも閉じ位置にもない状態)から戸尻側に向かってスライド移動するときの開動作に係るスライドアシスト機構61のスライドアシスト動作について説明すると、通常状態では、開側クランプユニット62は開側ホームポジション62a(図8の破線参照)に位置している。また、閉側クランプユニット63は閉側ホームポジション63a(図8参照)に位置している。そして、それぞれの作動体74及び押しボタン75はコイルばね76の弾発力でクランプ爪73の先端方向へ付勢されている。よって、一対のクランプ爪73は、作動体74によって常時互いに離反する方向に開かれ、本体ケース64の内壁に係合するアンクランプ状態に維持されている。
このスライドアシスト機構61を有する引戸51を開き位置に向かってスライド移動させると、トリガ43は、本体ケース64のピン溝64aを通って本体ケース64内に進入し、開側クランプユニット62のクランプ爪73に達する。そして、トリガ43により、クランプ爪73の根元にある押しボタン75が押され、作動体74の作用で一対のクランプ爪73が互いに近接方向に変位して、クランプ状態になる。これにより、一対のクランプ爪73と本体ケース64の内壁との係合が解除され、コイルスプリング65の付勢力によって、一対のクランプ爪73は開側ホームポジション62aから本体ケース64の長さ方向中央に向かって引っ張られ、ダンパー機構66の作用を受けてゆっくり移動する。このクランプ爪73の移動に伴って、引戸51は、開き位置までゆっくり移動する。
逆に、スライドアシスト機構61を有する引戸51を開き位置から閉じ位置に向かってスライドさせる場合、開き位置では、コイルスプリング65が縮んでいて、開側クランプユニット62の一対のクランプ爪73はトリガ43をクランプしている。引戸51が閉じられると、コイルスプリング65が伸び、開側クランプユニット62は、トリガ43をクランプしたまま開側ホームポジション62aへ移動する。開側ホームポジション62aでは、一対のクランプ爪73がアンクランプ状態になって開放されるため、一対のクランプ爪73からトリガ43が離れ、引戸51は、スライドアシスト機構61から戸先側方向へ抜け出て閉じ位置に向かってスライド移動する。
(トリガの設置作業)
次に、本実施形態において、トリガ43(トリガプレート41)の設置作業を、引戸枠1の設置、引戸51の設置及び戸袋16の形成と併せて詳細に説明する。本実施形態では、図1に示すように左開きの引戸51を設置するものとして説明する。
まず、引戸枠1が建物に設けられた開口部に設置される。引戸枠1の右半分の後側には壁材15があり、引戸枠1の左半分は前後方向に開口しており、出入口が形成されている。そして、鴨居12の左右方向の中央部分において、前後方向の両側に平行になるように中方立13,13が立設され、中方立13,13の上端が鴨居12に連結固定される。
その後、鴨居12の下面に形成されたレール溝12aに上吊レール21(切断部22を除く)を嵌め込み、ねじ孔21g,21g,…を介して下面から上吊レール21を鴨居12にねじ止め固定する。その後、プレート受け台座31を上吊レール21の貫通孔21fに嵌め込み、ねじ孔21i,21iを介して下面からプレート受け台座31を鴨居12にねじ止め固定する。なお、先に、プレート受け台座31を上吊レール21の貫通孔21fに嵌め込み、その後、上吊レール21及びプレート受け台座31を一緒にねじ止め固定するようにしてもよい。
次に、トリガプレート41を上吊レール21のガイド溝21eに沿わせるように、戸袋16の戸先側開口部16a側からプレート受け台座31に向けてスライドさせ、トリガプレート41の中間部42bの側面及び先端部42cをプレート受け台座31の側面支持部32,33及び終端支持部34に係止させ、プレート42の長孔42d,42d及び上吊レール21のねじ孔21h,21hを介して、戸袋16の戸先側開口部16aよりも戸先側の位置において、下面からプレート42を上吊レール21及び鴨居12にねじ止め固定する(図1参照)。図6は、鴨居12に対して、上吊レール21、プレート受け台座31及びトリガプレート41を取り付けた状態を示した図である。図6(a)に示すように、上吊レール21の上端から上吊レール21の上壁21bの下端までの距離X2よりも、上吊レール21の上端からプレート受け台座31の下端及びプレート42の下端までの距離X1の方が小さくなるように構成されている。これにより、スライドアシスト機構61がスライド動作する際に、スライドアシスト機構61がプレート受け台座31やプレート42に接触するのをより効果的に回避することができる。また、図6(b)に示すように、プレート受け台座31の下面(下端)よりもプレート42の下面(下端)の方が上方に位置する。これにより、スライドアシスト機構61がスライド動作する際に、スライドアシスト機構61がプレート42の下面に接触するのをより効果的に回避することができる。なお、プレート受け台座31の下面(下端)とプレート42の下面(下端)とが面一になっていても同様の効果が得られる。
その後、ガイド54を中方立13,13間の床面に固定するとともに、吊戸車52,53を上吊レール21に取り付け、引戸51の吊り込みを実施し、吊り込み後上吊レール21の切断部22を取り付けて固定する。最後に、壁材14を前側の中方立13、鴨居12の前側及び右側の縦枠11の前面にビス等(図示しない)を用いて取り付けて固定する。なお、上記の例では、最後に、壁材14を取り付けて固定するものとしたが、これに限定されない。例えば、上吊レール21及びプレート受け台座31を鴨居12にねじ止め固定した後に、壁材14を取り付けて固定し、その後、戸袋16の戸先側開口部16aの戸先側からプレート受け台座31に向けてトリガプレート41をスライドさせて係止させ、戸先側開口部16aよりも戸先側の位置において、プレート42を上吊レール21及び鴨居12に下面からねじ止め固定してもよい(図1参照)。
(トリガの交換作業)
次に、トリガ43(トリガプレート41)の交換作業について、詳細に説明する。
まず、上吊レール21の切断部22を取り外し、上吊レール21から引戸51を取り外す。
次に、プレート42を上吊レール21及び鴨居12にねじ止め固定するビス等(図示しない)のねじ止めを解除するとともに、戸袋16の戸先側開口部16aからトリガプレート41を戸先側に向かって引き出し、トリガプレート41とプレート受け台座31との係合を解除させて取り出す。
その後、戸袋16の戸先側開口部16aの戸先側から交換用の新しいトリガプレート41をプレート受け台座31に向けてスライドさせて係止させ、戸先側開口部16aよりも戸先側の位置において、プレート42を上吊レール21及び鴨居12に下面からねじ止め固定する。最後に、吊戸車52,53を上吊レール21に取り付け、引戸51の吊り込みを実施し、吊り込み後上吊レール21の切断部22を取り付けて固定する。
以上のように、本実施形態によると、戸袋16が形成された後に、戸袋16内に設置されたトリガ43(トリガプレート41)を設置や交換する必要が生じた場合においても、戸袋16を形成している壁材14,15を取り外すことなく、容易にトリガプレート41の設置や交換を実施することができる。すなわち、大掛かりな工事等を必要しない。これにより、例えば、専門の業者に依頼しなくても、住居の所有者等が自身でトリガ43(トリガプレート41)を交換することも可能となる。
<その他の実施形態>
以上、本発明の好ましい実施形態を説明してきたが、種々の改変が可能である。
例えば、実施形態において、トリガ43は、一対のクランプ爪73を有し、このクランプ爪73が互いに近接方向に変位して、クランプ状態を形成するようなスライドアシスト機構61に適用されるものとしたが、これに限定されない。例えば、特許文献2に開示されたスライドアシスト機構のように、シリンダの水平軸回りに回動可能に取り付けられたスライド部材を有するスライドアシスト機構のためのトリガを本実施形態に係るトリガプレートに取り付けても、同様の効果が得られる。
また、実施形態において、スライドアシスト機構61は、上吊レール21内に備えられているものとしたが、これに限定されない。例えば、引戸の上縁に長手方向に延びる溝を形成し、その溝にスライドアシスト機構が嵌め込まれるような引戸装置に対しても、本実施形態に係るトリガ装置を適用することができる。
また、実施形態において、プレート受け台座31の取付位置に対して貫通孔21fが設けられるものとしたがこれに限定されない。例えば、図9に示すように、貫通孔21fが設けられていない上吊レール21に対して、プレート受け台座31が一体的に取り付け可能となるような構成にしてもよい。具体的には、貫通孔21fが形成されておらず、上吊レール21の側壁21a,21aの高さが高くなっている点、及び、上吊レール21に、ガイド溝21eよりも若干狭い幅であり、かつプレート受け台座31の幅よりも若干大きい幅の溝21jが長手方向全体にわたって形成されている点で前述の実施形態(例えば図6参照)と異なる。また、図9の上吊レール21には、プレート受け台座31のねじ孔31a,31aと対応する位置に貫通孔21kが形成されている。これにより、上吊レール21に対して、プレート受け台座31を溝21jに嵌め込んで一体的に取り付け可能となる。図9の構成においても、トリガの設置作業およびトリガの交換作業は、前述の実施形態と同様である。すなわち、トリガプレート41を上吊レール21のガイド溝21eに沿わせるように、戸袋16の戸先側開口部16a側からプレート受け台座31に向けてスライドさせ、トリガプレート41の中間部42bの側面及び先端部42cをプレート受け台座31の側面支持部32,33及び終端支持部34に係止させて、プレート42を上吊レール21及び鴨居12にねじ止め固定することができる。
本発明は、戸袋が形成された後においても、戸袋の外側から容易かつ速やかにトリガプレートの設置や交換をすることができるようになっているため、戸袋内に収納される引戸とスライドアシスト機構とを有する引戸装置に対して極めて有用であり、産業上の利用可能性が高い。
12 鴨居
16 戸袋
16a 戸先側開口部
2 トリガ装置
21 上吊レール(レール)
21f 貫通孔(取付部)
31 プレート受け台座
32,33 側面支持部
34 終端支持部
41 トリガプレート
42d 長孔
43 トリガ
5 引戸装置
51 引戸
61 スライドアシスト機構

Claims (6)

  1. 戸袋内に収納される開き位置及び戸袋から突出する閉じ位置の間をスライド移動可能な引戸と、該引戸の上縁に沿って設けられたスライドアシスト機構とを備えた引戸装置における前記スライドアシスト機構のスライドアシスト動作を始動させるためのトリガ装置であって、
    鴨居の下面に取り付けられて前記引戸をスライド移動可能に支持するレールと、
    前記レールの前記戸袋に収納される部分に一体的に取り付け可能とされ、前記戸袋厚さ方向の両端部にそれぞれ位置する側面支持部と、戸尻側方向の端部に位置する終端支持部とを有するプレート受け台座と、
    前記戸袋の戸先側開口部から前記プレート受け台座までの間の距離よりも長く、かつ、前記プレート受け台座に対し、前記戸尻側端部が前記プレート受け台座の側面支持部及び終端支持部によって係止されて固定されるように構成されており、前記戸尻側端部の下面に下方に延びるトリガが突設されたトリガプレートとを備え、
    前記スライドアシスト機構は、前記引戸の開動作時に、前記トリガに当たることによって、そのスライドアシスト動作が始動するように構成されている
    ことを特徴とするトリガ装置。
  2. 鴨居の下面に取り付けられたレールと、該レールに、戸袋内に収納される開き位置及び戸袋から突出する閉じ位置の間をスライド移動可能に吊り下げ支持された引戸と、該引戸の上縁に沿って設けられたスライドアシスト機構とを備えた引戸装置における前記スライドアシスト機構のスライドアシスト動作を始動させるためのトリガ装置であって、
    前記レールの前記戸袋に収納される部分に一体的に取り付け可能とされ、前記戸袋厚さ方向の両端部にそれぞれ位置する側面支持部と、戸尻側方向の端部に位置する終端支持部とを有するプレート受け台座と、
    前記戸袋の戸先側開口部から前記プレート受け台座までの間の距離よりも長く、かつ、前記プレート受け台座に対し、前記戸尻側端部が前記プレート受け台座の側面支持部及び終端支持部によって係止されて固定されるように構成されており、前記戸尻側方向の端部の下面に下方に延びるトリガが突設されたトリガプレートとを備え、
    前記スライドアシスト機構は、前記引戸の開動作時に、前記トリガに当たることによって、そのスライドアシスト動作が始動するように構成されている
    ことを特徴とするトリガ装置。
  3. 請求項1または2記載のトリガ装置において、
    前記プレート受け台座の両側面支持部は、互いに前記引戸のスライド方向の位置がずれている
    ことを特徴とするトリガ装置。
  4. 請求項3記載のトリガ装置において、
    前記プレート受け台座において、前記戸袋厚さ方向の一端部側に位置する側面支持部は、少なくとも2つ設けられ、前記戸袋厚さ方向の他端部側に位置する側面支持部は、少なくとも1つ設けられており、かつ、前記引戸のスライド方向において、前記一端部側に位置する隣接する2つの側面支持部の間の位置に配設されている
    ことを特徴とするトリガ装置。
  5. 請求項1記載のトリガ装置において、
    前記レールは、前記プレート受け台座の取付位置に形成されかつ該プレート受け台座の外形よりも若干大きな取付部を有し、
    前記プレート受け台座は、前記取付部に嵌め込まれて、前記レールと一体的に取り付けされる
    ことを特徴とするトリガ装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のトリガ装置において、
    前記トリガプレートには、前記プレート受け台座に係止された状態で前記戸袋の戸先側開口部よりも前記戸先側方向に、前記引戸のスライド方向に延びる長孔が貫通して形成されており、前記トリガプレートは、前記長孔を介して前記鴨居にねじ止めされる
    ことを特徴とするトリガ装置。
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