JP6187448B2 - 積層ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、半導体素子を収容している複数のパワーカードと複数の冷却器が積層されている積層ユニットに関する。
半導体素子を収容している複数のパワーカードと複数の冷却器が積層されている積層ユニットが知られている。夫々の冷却器は、夫々のパワーカードと接している。そのような積層ユニットは、多数の半導体素子を集積して効率よく冷却することができる。そのような積層ユニットは、例えば、電気自動車において走行用モータに電力を供給するインバータに採用されている(例えば特許文献1、2)。特許文献2に開示された積層ユニットでは、パワーカードと冷却器の密着性を高めるべく、板バネが積層ユニットをその積層方向に加圧している。積層ユニットは、積層ユニットが収められるハウジングの内壁と板バネの間で加圧されつつ支持されている。
特開2013−121236号公報 特開2012−231591号公報
本願の出願人は、特徴ある冷却器を採用した積層ユニットを発明した(特願2014−189299号、2014年9月17日出願、本願出願時は未公開)。その冷却器は、本体と金属板を備えている。冷却器本体は、内部に冷媒の流路が設けられており、また、パワーカードと対向する位置にその流路に通じる開口が設けられている。金属板が開口を塞いでいる。金属板の外側面にパワーカードが接している。この積層ユニットは、その積層方向に加圧されており、その圧力によって開口と金属板の間の封止が確保されているとともに、冷却器(金属板)とパワーカードの密着性が高められている。
本願出願人が発明した積層ユニットも、特許文献2に記載された積層ユニットのように、ハウジングの中で板バネを使って加圧することができる。しかしながら、本願出願人が発明した積層ユニットは、積層方向の圧力によって本体と金属板の間の封止が確保されるものである。それゆえ、本体と金属板との間の封止の確保に注意を払いつつ、積層ユニットと板バネをハウジングへ組み付けなければならい。本明細書は、本願の出願人が発明した積層ユニットの改良に関し、ハウジングへの組み付け性を改善する技術を提供する。
本明細書が開示する積層ユニットは、複数のパワーカードと複数の冷却器をそれらの積層方向に加圧しつつ結束する外枠を備える。その外枠から加えられる圧力によって冷却器の本体の開口と金属板の間の封止が確保される。この積層ユニットは、ハウジングの中に収める前に加圧状態を保持しておくことができるのでハウジングへの組み付け性に優れる。本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
実施例の積層ユニットの斜視図である。 パワーカードの斜視図である。 冷却器の分解斜視図である。 パワーカードと冷却器の積層体の斜視図である。 外枠の斜視図である。 ハウジングに取り付けられた積層ユニットの一部断面図である。
図面を参照して実施例の積層ユニットを説明する。図1に、積層ユニット2の斜視図を示す。実施例の積層ユニット2は、電気自動車に搭載される電力制御装置の主要部品である。電力制御装置は、バッテリの出力電圧を昇圧する電圧コンバータと、昇圧された直流を交流に変換して走行用モータに供給するインバータを含む。電圧コンバータとインバータは、発熱量の大きい多数のスイッチング素子(半導体素子)を含む。積層ユニット2は、それら多数のスイッチング素子を集約して効率良く冷却するユニットである。
図1に示すように、積層ユニット2は、複数のパワーカード5a−5dと複数の冷却器3a−3eが積層されているユニットである。複数のパワーカード5a−5dと複数の冷却器3a−3eの積層体の周囲を外枠40が囲んでいる。外枠40が、複数のパワーカード5a−5dと複数の冷却器3a−3eを結束している。
図中のX軸の方向が積層方向に相当する。以降の図でも同様である。以下では、複数のパワーカード5a−5dのいずれか一つを区別なく示すときには「パワーカード5」と称する。また、複数の冷却器3a−3eのいずれか一つを区別なく示すときには「冷却器3」と称する。また、以下では、説明の便宜上、Z軸の正方向を「上」、負方向を「下」と称し、Y軸方向を「横方向」と称する場合がある。
複数のパワーカード5と複数の冷却器3は、一つずつ交互に積層されている。各パワーカード5の両側に冷却器3が接している。冷却器3b−3dの夫々の両面にパワーカード5が接している。積層方向の両端の冷却器3a、3eは、一方の面だけにパワーカード5が接している。冷却器3aのパワーカード5が接していない面には、冷媒供給管91と冷媒排出管92を有する前端カバー4aが取り付けられている。冷却器3eのパワーカードが接してない面には、後端カバー4bが取り付けられている。前端カバー4aと後端カバー4bを含め、複数の冷却器3と複数のパワーカード5が外枠40によって囲まれて結束されている。
詳しくは後述するが、各冷却器3は、図中のY軸方向の両端に貫通孔を有している。各貫通孔は冷却器3を積層方向(X軸方向)に貫通している。貫通孔は、冷却器3の内部をパワーカード5と平行に延びている流路と繋がっている。前端カバー4aに設けられた冷媒供給管91から供給された冷媒は、一方の貫通孔を通じて全ての冷却器に行きわたる。冷媒は液体であり、典型的には水あるいはLLC(Long Life Coolant)である。冷媒は各冷却器3の流路を通過する間に隣接するパワーカード5から熱を吸収する。その後、冷媒は、他方の貫通孔を通じ、前端カバー4aに設けられた冷媒排出管92から排出される。
パワーカード5の構造を説明する。図2にパワーカード5の斜視図を示す。パワーカード5は、半導体素子52a、52bを樹脂のパッケージ51で封止したデバイスである。半導体素子52a、52bはトランジスタ(IGBT)であり、パッケージ51の内部で直列に接続されている。半導体素子52a、52bの直列接続を以下では直列回路と称する。パッケージ51の上側から3本のパワー端子56a−56cが延びている。パワー端子56aは、パッケージ51の内部で、直列回路の一端に接続しており、パワー端子56bは直列回路の他端に接続している。パワー端子56cはパッケージ51の内部で直列回路の中点に接続している。パッケージ51の下側からは複数の制御端子57が延びている。制御端子57は、半導体素子52a、52bのゲート端子に接続する端子や、センスエミッタに接続する端子、及び、半導体素子52a、52bのチップに内蔵された温度センサに接続する端子などである。
パッケージ51の両面に放熱板53a、53bが配置されている。放熱板53aは、パワー端子56aの一部である。即ち、図2において符号56aが示す部分と、符号53aが示す部分は、パッケージ51の内部で繋がっている。同様に、放熱板53bはパワー端子56bの一部である。同様の放熱板が放熱板53a、53bとは反対側のパッケージ51の面にも配置されている。それらの放熱板は、パワー端子53cの一部である。以下、半導体素子52a、52bを区別なく示す場合には半導体素子52と称し、放熱板53a、53b、及び、反対側の放熱板を区別なく示す場合には放熱板53と称する。
図中のX軸方向でパワーカード5の両側に冷却器3が当接する。後述するように冷却器3はパワーカード5と対向する面に金属板13(金属板13aと金属板13b)を備えている。それゆえ、放熱板53a、53bを金属板13から絶縁すべく、放熱板53a、53bを覆うようにパッケージ51の表面に絶縁板54aが取り付けられている。絶縁板54aとは反対側のパッケージ51の表面にも絶縁板54bが取り付けられている。絶縁板54bは、パッケージ51の放熱板53a、53bとは反対側の表面に配置された放熱板(不図示)を、これに対向する冷却器3の金属板13から絶縁する。以下では、絶縁板54a、54bを区別なく表すときに絶縁板54と称する。パッケージ51に内蔵された半導体素子52の熱は、放熱板53と絶縁板54を通じてパワーカード5に隣接する冷却器3に吸収される。絶縁板54は、パッケージ51に接着されている場合もあれば、積層ユニット2のなかでパッケージ51と冷却器3に挟まれて保持されているだけの場合もある。絶縁板54がパッケージ51から分離可能であっても、本明細書では、絶縁板54はパワーカード5の部品とみなす。
次に、冷却器3の構造を説明する。冷却器3a−3eは同じ構造を有している。ここでは複数の冷却器3を代表して冷却器3bを説明する。図3に冷却器3bの分解斜視図を示す。なお、図3には、冷却器3bの積層方向の両側に位置するパワーカード5a、5bを仮想線で描いてある。冷却器3bは、樹脂製の本体30と一対の金属板13a、13b、ガスケット12a、12bで構成されている。本体30の内部には冷媒が流れる流路Psが形成されている。本体30には、両側のパワーカード5の夫々と対向する位置に開口32a、32bが設けられている。開口32a、32bは内部の流路Psに通じている。符号93が示しているのは、軽量化のための溝である。図3では隠れて見えないが、本体30の反対側の側面にも軽量化のための溝が設けられている。このように本体30は、複雑な形状を有しているが、本体30は樹脂の射出成形によって低コストで作ることができる。また、本体30は樹脂で作られているので軽量である。
本体30の一方の開口32aはガスケット12aを挟んで金属板13aで塞がれる。他方の開口32bはガスケット12bを挟んで金属板13bで塞がれる。金属板13aの流路側を向く面13a1には複数のフィン14aが設けられており、反対側の面13a2はパワーカード5aに対向する。金属板13bの流路側を向く面13b1には複数のフィン14bが設けられており、反対側の面13b2はパワーカード5bに対向する。冷却器3bが積層ユニット2に組み込まれると、金属板13aはパワーカード5aと接触し、金属板13bはパワーカード5bと接触する。開口32a(32b)と金属板13a(13b)の間の封止は、外枠40から加えら得る圧力により確保される。金属板13aのフィン14aと金属板13bのフィン14bは、冷媒の流れの中に配置されることになる。パワーカード5aの熱は、金属板13aとそれに設けられたフィン14aを介して冷媒に吸収される。パワーカード5bの熱は、金属板13bとそれに設けられたフィン14bを介して冷媒に吸収される。冷却器3bは、その本体30は熱伝導率の高くない樹脂で作られるが、一方の面がパワーカード5a(パワーカード5b)に接し他方の面が冷媒に接する部分に金属板13a(13b)を備えることで高い冷却性能を確保している。開口32a、32bを区別なく示すときには開口32と称する。金属板13a、13bを区別なく示すときには金属板13と称する。
本体30はY軸方向に横長であり、Y軸方向の両端の夫々に筒部35a、35bが設けられている。筒部35a、35bを区別なく表現するときには筒部35と称する。筒部35は、積層方向に延びている。筒部35の内側には、積層方向に延びる貫通孔34(34a、34b)が形成されている。一方の筒部35aの貫通孔34aから供給された冷媒は、流路PsをY軸方向に流れ、他方の筒部35bの貫通孔34bから排出される。冷媒は図中のY軸方向に流れる。積層ユニット2では、隣接する冷却器3の貫通孔同士が連通しており、冷媒供給管91(図1参照)から供給される冷媒は一方の貫通孔34aを通じて全ての冷却器3に分配される。また、各冷却器3の流路Psを通った冷媒は、他方の貫通孔34bを通じて集合し、冷媒排出管92(図1参照)から排出される。
本体30のY軸方向を向く側面30aに突起31a、31bが設けられている。突起31a、31bは、外枠40の上下方向(Z軸方向)の移動を規制するために設けられている(図1参照)。突起31a、31bは、本体30の内部で繋がっており、両者を合わせて突起金具31と称する。側面30aとは反対側の側面30bにも同様に2個の突起(突起金具)が設けられている。
図4に、外枠40を除く積層ユニット2の斜視図を示す。以下、説明の便宜上、外枠40を除く積層ユニット2を積層体2aと称する。積層体2aは、複数のパワーカード5と複数の冷却器3が積層されたものである。図4には、突起金具31も図示してある。冷却器3a、3c−3eは、冷却器3bと同じ構想を有している。但し、積層ユニット2の積層方向の一端に位置する冷却器3aの一方の面にはパワーカード5に代えて前端カバー4aが接している。積層ユニット2の積層方向の他端に位置する冷却器3eの一方の面にはパワーカードに代えて後端カバー4bが接している。前端カバー4aは、冷却器3aの本体30に設けられた開口32a(図3参照)を塞いでいる。また、前端カバー4aは、本体30に設けられた貫通孔34a、34b(図3参照)の一方の開口も塞いでいる。さらに、前端カバー4aには、冷媒供給管91と冷媒排出管92が設けられている。後端カバー4bは、冷却器3eの本体30に設けられた開口32b(図3参照)を塞いでいる。また、後端カバー4bは、本体30に設けられた貫通孔34a、34b(図3参照)の他方の開口も塞いでいる。
図5に外枠40の斜視図を示す。図4に示した積層体2aに外枠40を取り付けて積層ユニット2が完成する。外枠40は、積層体2aの三方を囲むU字部材41と、U字部材41のU字の両端を連結する連結部材42で構成されている。図5では、U字部材41と連結部材42を個別に描いてある。2点鎖線は、U字部材41と連結された連結部材を示している。
U字部材41は、U字の底に相当するフロントプレート41a、U字の両腕に相当する2枚のサイドプレート41bを備える。フロントプレート41aの両端の夫々から、フロントプレート41aの板面と直角の方向にサイドプレート41bが延びており、全体がU字形状をなしている。フロントプレート41aとサイドプレート41bは、一枚の鋼板で作られている。U字部材41は、プレス加工で作られる。
フロントプレート41aは、積層体2aの前端カバー4aに当接する。フロントプレート41aには、前端カバー4aの冷媒供給管91と冷媒排出管92を通す孔43が設けられている。
サイドプレート41bは、積層体2aの側面に当接する。積層体2aの側面とは、冷却器3のY軸方向を向く側面30a、30b(図3参照)が繋がった面である。サイドプレート41bの上下の縁にはリブ44a、44bが設けられている。リブ44aは、各冷却器3の突起31aと当接する。リブ44bは、各冷却器3の突起31bと当接する。各冷却器3の突起31a、31bがサイドプレート41bを上下から挟持することで、外枠40の上下方向の位置が規制される。なお、突起31a(31b)とリブ44a(44b)は溶接される。リブ44a(44b)と突起31a(31b)の溶接は、U字部材41と連結部材42を接合した後に行われる。U字部材41と連結部材42の接合については後述する。また、リブ44a、44bは、サイドプレート41bの強度を高める。さらにリブ44a、44bには外枠40を電力制御装置のハウジング(不図示)に固定するためのタブ45が設けられている。
フロントプレート41aと各サイドプレート41bには、その長手方向に沿って長尺な***部49が形成されている。***部49は、フロントプレート41a、サイドプレート41bの強度を高めるために設けられている。***部49は、U字部材41をプレス加工する際に同時に形成される。
連結部材42について説明する。連結部材42は鋼板で作られており、リアプレート42aの両方の端部42bが直角に折れ曲がっている。連結部材42のリアプレート42aにも、長手方向に沿って長尺な***部49が設けられている。***部49も、連結部材42の強度を高めるために設けられている。
連結部材42は、U字部材41のU字の両端を連結する。U字部材41の両端の内側面A1、A2と、連結部材42の直角に折れ曲がった端部42bの外側面B1、B2が溶接により接合され、外枠40が完成する。
外枠40と積層体2aの組み立て工程を説明する。説明の便宜上、X軸の正方向を向く積層体2aの面を前面と称し、Y軸方向を向く両方の面を側面と称し、X軸の負方向を向く面を後面と称する。
積層体2aに外枠40のU字部材41が組み付けられる。この段階では、積層体2aの複数の冷却器3と複数のパワーカード5と前端カバー4a、後端カバー4bは仮止めされているのみであり、各開口32と各金属板13の間の封止は不完全である。積層体2aにU字部材41を組み付けた後、積層体2aの後面に連結部材42が押し当てられる。その状態で、U字部材41と連結部材42も含めた積層体2aを積層方向に加圧する。圧力は、組立機械(不図示)によって加えられる。組立機械は、各開口32と各金属板13の間の封止が完全となるまで積層体2aを加圧する。各開口32と各金属板13の間の封止が達成された後、U字部材41のU字の両端と連結部材42を接合する。U字部材41と連結部材42は、先に述べたように、溶接にて接合される。U字部材41と連結部材42を接合すると、組立機械による圧力を開放しても、外枠40(U字部材41と連結部材42)によって積層体2aへの圧力が保持される。外枠40から加えられる圧力により、開口32と金属板13の間の封止が保持される。その後、各冷却器3の側面に設けられた突起31a(31b)が、U字部材41のリブ44a(44b)に溶接される。こうして、積層体2aが外枠40によって積層方向に加圧された積層ユニット2が完成する。積層ユニット2では、外枠40が積層体2aの積層方向の加圧状態を保持する。積層ユニット2は、外枠40によって、各冷却器3の開口32と金属板13の間の封止が確保される。
積層ユニット2は、電力制御装置のハウジングに取り付けられる。ハウジングへの取り付けに先立って、複数のパワーカード5と複数の冷却器3の積層体2aは外枠40によって加圧状態で保持されている。外枠40によって開口32と金属板13の間の封止も確保されている。それゆえ、積層ユニット2はハウジングに簡単に取り付けられる。図6を参照して、電力制御装置のハウジング60と積層ユニット2の関係の一例を説明する。図6は、電力制御装置のハウジング60に取り付けられた積層ユニット2の部分断面図である。図6はハウジング60と積層ユニット2の一部を示しており、電力制御装置の他の部品の図示は省略している。図6は、図1におけるVI−VIに沿った断面図であり、一つの冷却器3の金属板13を通る断面を示している。また、図6は、積層ユニット2の右半分を示している。左半分も右半分と同様の構造を有している。さらに、図6では、パワーカード5のパワー端子56a等と制御端子57の図示も省略している。
図6に示されているように、冷却器3の側面に設けられた突起31aと外枠40のサイドプレート41bに設けられたリブ44aが当接しており、それらは溶接されている。同様に、突起31bとリブ44bが当接しており、それらは溶接されている。積層ユニット2は、外枠40のリブ44aとリブ44bの夫々から延びるタブ45を介してハウジング60にボルト61によって固定されている。積層ユニット2は外枠40によって開口32と金属板13の間の封止が確保されているので、積層ユニット2のハウジング60への取り付けはボルト61を締めるだけで良く、簡単である。
積層ユニット2の下面(Z軸の負方向を向く面)は、ハウジング60の底面60aに当接している。そして、図6において符号Cの矢印が示すように、冷却器3の金属板13とハウジング60の底面60aが接している。なお、ハウジング60は金属で作られている。即ち、金属板13はハウジング60と導通する。先に述べたように、パワーカード5の放熱板53は半導体素子52と導通している。それゆえ、放熱板53と金属板13とそれらに挟まれる絶縁板54はコンデンサを構成する。半導体素子52が発するスイッチングノイズは、そのコンデンサを通じてハウジング60へと導かれる。ハウジング60は車両のボディに搭載されるので、半導体素子52が発するスイッチングノイズは車両のボディへと導かれる。半導体素子52が発するスイッチングノイズはパワーカード5の放熱板53から金属板13とハウジング60を通じて車両のボディへと流れる。このことにより、半導体素子52が発するスイッチングノイズが他の電気デバイスへ与える影響を低減することができる。
実施例で説明した技術に関する留意点を述べる。外枠40のU字部材41と連結部材42は溶接で接合されている。U字部材と連結部材はボルトなど、他の締結手段で締結されていてもよい。実施例の外枠40は、U字部材41と連結部材42で構成される。連結部材としてU字形状の枠パーツを採用し、2個のU字形状の枠パーツを、それらの端部同士を対向させて配置し、それらの間に積層体を挟み込んでもよい。
複数の冷却器3a−3eは同じ構造を有している。そして、端部の冷却器3a、3eの夫々には、前端カバー4a、後端カバー4bが取り付けられている。積層ユニットにおいて、積層方向の端の冷却器は他の冷却器と異なる形状を有していてもよい。典型的には、積層方向の一端の冷却器3aと前端カバー4aが一つになった冷却器が採用されてもよい。同様に、積層方向の他端の冷却器3eと後端カバー4bが一つになった冷却器が採用されてもよい。その場合、積層方向の両端の冷却器を除く残りの冷却器が、図3に示した構造を有することになる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:積層ユニット
2a:積層体
3a−3e:冷却器
4a:前端カバー
4b:後端カバー
5a−5d:パワーカード
12a、12b:ガスケット
13a、13b:金属板
14a、14b:フィン
30:本体
31:突起金具
31a、31b:突起
32、32a、32b:開口
34a、34b:貫通孔
35a、35b:筒部
40:外枠
41:U字部材
41a:フロントプレート
41b:サイドプレート
42:連結部材
42a:リアプレート
44a、44b:リブ
45:タブ
49:***部
51:パッケージ
52a、52b:半導体素子
53a、53b:放熱板
54a、54b:絶縁板
60:ハウジング
91:冷媒供給管
92:冷媒排出管

Claims (2)

  1. 夫々が半導体素子を収容している複数のパワーカードと、
    前記複数のパワーカードと積層されており、夫々が前記複数のパワーカードの夫々と接している複数の冷却器と、
    前記複数のパワーカードと前記複数の冷却器の積層体をその積層方向に加圧しつつ結束している外枠と、
    を備えており、
    前記複数の冷却器の夫々は、
    内部に冷媒の流路が設けられているとともに、前記パワーカードと対向する位置に前記流路に通じる開口が設けられている本体と、
    一方の面が前記開口を塞いでおり、他方の面が前記パワーカードと接している金属板と、
    を備えており、
    前記外枠から加えられる圧力によって前記開口と前記金属板の間の封止が確保されており、
    前記本体の前記外枠と接する側面に、前記外枠の上下方向の位置を規制する突起が設けられている、
    ことを特徴とする積層ユニット。
  2. 前記外枠は、U字部材と、前記U字部材の両端を連結する連結部材で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の積層ユニット。
JP2014259798A 2014-12-24 2014-12-24 積層ユニット Expired - Fee Related JP6187448B2 (ja)

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