JP6180270B2 - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明はズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関し、例えばビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、TVカメラ、監視カメラ、銀塩写真用のカメラ等の撮像光学系として好適なものである。
最近、固体撮像素子を用いた撮像装置は小型化・高機能化され、それに用いられる撮像光学系には、高い光学性能を有し、全系が小型なズームレンズであることが要求されている。これらの要求を満足するズームレンズとして、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群からなる4群のズームレンズが知られている(特許文献1〜4)。
特許文献1乃至4はいずれもズーミングに際して各レンズ群が移動し、高ズーム比で、全系の小型化を図ったズームレンズを開示している。このうち特許文献1では第1レンズ群を負レンズ、正レンズ、正レンズの3つのレンズより構成し、第2レンズ群を負レンズ、正レンズの2つのレンズより構成した小型のズームレンズを開示している。
特開2004−258240号公報 特開2002−365550号公報 特開2008−145665号公報 特開2009−294304号公報
撮像装置に用いるズームレンズとして、全系の小型化及び高ズーム比化を図りつつ、全ズーム範囲にわたり高い光学性能を得るには、ズームタイプや各レンズ群のレンズ構成等を適切に設定することが重要である。高ズーム比化を図るには変倍用の屈折力を高め、ズーミングに際しての移動量を増大するのが良い。しかしながら変倍用のレンズ群の屈折力を高めると、ズーミングに際して収差変動が増大し、全ズーム範囲にわたり高い光学性能を得るのが困難になる。また変倍用のレンズ群の移動量を増大すると、レンズ全長が増大し、全系が大型化してくる。
特に前述の4群ズームレンズにおいて、広角端から望遠端へのズーミングに際して第1レンズ群が像側に凸状の軌跡で移動するズームタイプでは望遠端におけるレンズ全長が増大してくる。また従来、多くのカメラでは非撮影時にカメラを薄型化(前後方向の薄型化)するために、鏡筒(レンズ鏡筒)を数段に分けて、ズームレンズを構成する各レンズ群を光軸方向に畳んで収納する、所謂沈胴方式が多く用いられている。この沈胴方式において、カメラの薄型化を効果的に行うには、ズームレンズを構成する各レンズ群のレンズ枚数を削減し、レンズ群の厚さを小さくするのが良い。
近年、ズーミングに際して第1レンズ群が移動する前述した4群ズームレンズにおいて高ズーム比化を図りつつ、全系の小型化及び望遠端におけるレンズ全長を短くし、更に非撮影時の沈胴長を短くすることが強く求められている。これらの要求を満足するには第1レンズ群と第2レンズ群のレンズ構成や屈折力、そしてズーミングにおける第1レンズ群の移動量等を適切に設定することが重要となる。これらの構成を適切に設定しないと、全系の小型化、及び高ズーム比化を図りつつ、全ズーム範囲にわたり高い光学性能を得るのが大変困難になってくる。
本発明は、全系が小型で高ズーム比で、しかも全ズーム範囲にわたり高い光学性能を有したズームレンズ及びそれを有する撮像装置の提供を目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群より構成され、ズーミングに際して、隣り合うレンズ群の間隔が変化するように各レンズ群が移動するズームレンズにおいて、
前記第1レンズ群は物体側から像側へ順に配置された、負レンズ、正レンズ、正レンズからなり、
前記第2レンズ群は物体側から像側へ順に配置された、両凹形状の負レンズ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズからなり、前記両凹形状の負レンズの像側のレンズ面の曲率半径の絶対値は、物体側のレンズ面の曲率半径の絶対値より小さく、
前記第2レンズ群に配置された各レンズの材料のd線に対する屈折率の平均値をn2aとするとき、
1.90<n2a<2.50
なる条件式を満足することを特徴としている。
本発明によれば、全系が小型で高ズーム比で、しかも全ズーム範囲にわたり高い光学性能を有したズームレンズが得られる。
実施例1のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 (A),(B),(C) 実施例1のズームレンズの広角端,中間のズーム位置,望遠端における収差図 実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 (A),(B),(C) 実施例2のズームレンズの広角端,中間のズーム位置,望遠端における収差図 実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 (A),(B),(C) 実施例3のズームレンズの広角端,中間のズーム位置,望遠端における収差図 実施例4のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 (A),(B),(C) 実施例4のズームレンズの広角端,中間のズーム位置,望遠端における収差図 実施例5のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 (A),(B),(C) 実施例5のズームレンズの広角端,中間のズーム位置,望遠端における収差図 (A),(B) 実施例1のズームレンズの広角端における像ぶれ補正前と像ぶれ補正後の横収差図 (A),(B) 実施例1のズームレンズの望遠端における像ぶれ補正前と像ぶれ補正後の横収差図 本発明の撮像装置の要部概略図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて説明する。本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群より構成されている。そしてズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するように各レンズ群が移動する。
図1は、本発明の実施例1の広角端(短焦点距離端)におけるレンズ断面図である。図2(A),(B),(C)はそれぞれ実施例1のズームレンズの広角端,中間のズーム位置,望遠端(長焦点距離端)における収差図である。実施例1はズーム比9.99、Fナンバー3.50〜5.62のズームレンズである。図3は、本発明の実施例2の広角端におけるレンズ断面図である。図4(A),(B),(C)はそれぞれ実施例2のズームレンズの広角端,中間のズーム位置,望遠端における収差図である。実施例2はズーム比9.63、Fナンバー3.59〜5.83のズームレンズである。
図5は、本発明の実施例3の広角端におけるレンズ断面図である。図6(A),(B),(C)はそれぞれ実施例3のズームレンズの広角端,中間のズーム位置,望遠端における収差図である。実施例3はズーム比9.80、Fナンバー3.50〜5.42のズームレンズである。図7は、本発明の実施例4の広角端におけるレンズ断面図である。図8(A),(B),(C)はそれぞれ実施例4のズームレンズの広角端,中間のズーム位置,望遠端における収差図である。実施例4はズーム比11.70、Fナンバー3.50〜5.71のズームレンズである。
図9は、本発明の実施例5の広角端におけるレンズ断面図である。図10(A),(B),(C)はそれぞれ実施例5のズームレンズの広角端,中間のズーム位置,望遠端における収差図である。実施例5はズーム比10.46、Fナンバー3.43〜5.73のズームレンズである。図11(A),(B)は、本発明の実施例1のズームレンズの広角端における像ぶれ補正前と像ぶれ補正後の横収差図である。補正角(ぶれ角)は3.0°であり、これに対応する像ぶれを補正するための第3レンズ群L3の光軸に対する垂直方向の成分の移動量は0.212mmである。
図12(A),(B)は、本発明の実施例1のズームレンズの望遠端における像ぶれ補正前と像ぶれ補正後の横収差図である。補正角は1.0°であり、これに対応する像ぶれを補正するための第3レンズ群L3の光軸に対する垂直成分の移動量は0.443mmである。図13は本発明のズームレンズを備えるカメラ(撮像装置)の要部概略図である、各実施例のズームレンズはビデオカメラやデジタルカメラそして銀塩フィルムカメラ等の撮像装置に用いられる撮影レンズ系である。
レンズ断面図において、左方が被写体側(物体側)(前方)で、右方が像側(後方)である。レンズ断面図において、iは物体側からのレンズ群の順番を示し、Liは第iレンズ群である。レンズ断面図において、L1は正の屈折力の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群、L4は正の屈折力の第4レンズ群である。SPは開口絞りである。図1,図5,図7,図9の実施例1,3乃至5において、開口絞りSPは第3レンズ群L3中に配置されている。
図3の実施例2において開口絞りSPは光軸方向において第3レンズ群L3の最も物体側のレンズG31の物体側頂点からレンズG31の物体側の面と外周部(コバ部)との交点までの間に配置されている。GBは光学フィルター、フェースプレート、水晶ローパスフィルター、赤外カットフィルター等に相当する光学ブロックである。IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の像面に、銀塩フィルム用カメラのときはフィルム面に相当する感光面が置かれる。
矢印は広角端から望遠端へのズーミングに際しての各レンズ群の移動軌跡を示している。球面収差図において、実線のdはd線、二点鎖線のgはg線である。非点収差図においてΔM,ΔSは各々メリディオナル像面,サジタル像面である。倍率色収差はg線によって表している。ωは半画角(度)(撮影画角の半分の値)、FnoはFナンバーである。尚、以下の各実施例において広角端と望遠端は変倍用レンズ群が機構上光軸上を移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
各実施例のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群L1と、負の屈折力の第2レンズ群L2と、正の屈折力の第3レンズ群L3と、正の屈折力の第4レンズ群L4より構成されている。そしてズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するように各レンズ群が移動する。各実施例は4群ズームレンズである。広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2は像側に凸状の軌跡で移動し、第3レンズ群L3は物体側へ移動する。第4レンズ群L4は物体側に凸状の軌跡で移動する。
第4レンズ群L4を物体側に凸状の軌跡で移動することで変倍に伴う像面変動を補正している。また、各実施例では、第4レンズ群L4を光軸上移動させてフォーカシングを行うリヤーフォーカス式を採用している。第4レンズ群L4に関する実線の曲線4aと点線の曲線4bは、各々無限遠と近距離にフォーカスしているときのズーミングに伴う像面変動を補正するための移動軌跡である。各実施例のズームレンズについては、第4レンズ群L4を物体側へ凸状の軌跡とすることで第3レンズ群L3と第4レンズ群L4間の空間の有効利用を図り、レンズ全長の短縮化を図っている。
又、各実施例では望遠端において無限遠から近距離へフォーカスを行う場合には、矢印4cに示すように第4レンズ群L4を前方に繰り出すことで行っている。また、第3レンズ群L3の全体または一部を光軸に対して垂直方向の成分を持つ方向に移動させる事によってズームレンズが振動したときに生ずる撮影画像のブレ(像ぶれ)を補正している。即ち像ぶれ補正を行っている。
各実施例のズームレンズは、ズーム比10前後の高ズーム比でありながら、レンズ群の総厚、望遠端におけるレンズ全長が短いという特徴を有する。高ズーム比でありながら、諸収差を良好に補正するために、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群から成る構成としている。そしてズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する。
また、第1レンズ群を物体側から像側へ順に配置された、負レンズ、正レンズ、正レンズより構成することで第1レンズ群に必要十分な屈折力を持たせ、ズーミングにおける第1レンズ群の移動量を少なくし、望遠端におけるレンズ全長を短縮している。ここで第1レンズ群の焦点距離をf1、第2レンズ群の焦点距離をf2、第1レンズ群と第2レンズ群の主点間隔をd12とする。このとき、第2レンズ群の倍率β2は
β2=f2/(f1+f2−d12)
となる。
上式から第2レンズ群の倍率を一定とした場合、第1レンズ群の焦点距離f1を小さくする(第1レンズ群の屈折力を強くする)と、主点間隔d12を小さくすることができる。このため、レンズ群間隔を短くすることが容易となる。
そこで各実施例では、第1レンズ群を1つの負レンズと、2つの正レンズより構成し、第1レンズ群の正の屈折力を強く(大きく)したときの諸収差の増大を軽減している。また各実施例では、高ズーム比を確保しつつ全系の小型化を図るため、第2レンズ群を物体側から像側へ順に配置された、レンズ面の曲率半径の絶対値が物体側に比べ像面が小さい両凹形状の負レンズ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズより構成している。これにより第2レンズ群の厚さを薄くしている。また上記のようにレンズの形状を規定することにより、広角端において像面湾曲を良好に補正している。
第2レンズ群を2つのレンズで構成することでレンズ群総厚は短くなる。しかしながら第2レンズ群の負の屈折力を弱く(負の屈折力の絶対値を小さく)してしまうとズーミングに際しての移動量が長くなり望遠端においてレンズ全長が長くなってしまう。このため、第2レンズ群の2つのレンズに高屈折率の材料を用いることで各レンズの厚みを薄くしつつ、所定の負の屈折力を得ている。
具体的には、各実施例のズームレンズにおいて、第1レンズ群L1は物体側から像側へ順に配置された、負レンズ、正レンズ、正レンズからなっている。第2レンズ群L2は物体側から像側に配置された、レンズ面の曲率半径の絶対値が物体側に比べ像側が小さい両凹形状の負レンズ、物体側が凸でメニスカス形状の正レンズからなっている。第2レンズ群L2に配置されたレンズの材料のd線に対する屈折率の平均値をn2aとする。このとき、
1.90<n2a<2.50 ・・・(1)
なる条件式を満足する。
次に前述の条件式の技術的意味について説明する。条件式(1)は第2レンズ群L2を構成する2つのレンズの材料の屈折率の平均値に関する。第2レンズ群L2は負レンズ、正レンズの2つのレンズで構成されており、薄型化のために高屈折率の材料を用いている。
条件式(1)の下限値を超えて屈折率の平均値が小さくなりすぎると、所望の屈折力を持たせるためにレンズ面の曲率がきつくなり、その結果、レンズ厚が厚くなってしまい、薄型化が困難となる。条件式(1)の上限を超えて屈折率の平均値が大きくなりすぎると、光学材料として使用できる材料が少なくなってくる。各実施例では以上の如く構成することによりズーム比10程度の高ズーム比でありながら、第2レンズ群L2のレンズ群総厚が薄くして、望遠端におけるレンズ全長の短いズームレンズを実現している。各実施例においてさらに好ましくは以下の条件式のうち1以上を満たすことが望ましい。
第1レンズ群L1の焦点距離をf1、第2レンズ群L2の焦点距離をf2とする。望遠端における全系の焦点距離をftとする。広角端における全系の焦点距離をfwとする。第1レンズ群L1の広角端における位置と広角端から望遠端においてズーミングにおいて第1レンズ群L1が最も物体側に位置するときの位置との光軸上の距離をm1とする。ここで距離m1の符号は広角端の位置に比べてレンズ群が物体側に位置するときを負、像側に位置するときを正とする。望遠端におけるレンズ全長をTLとする。
ここでレンズ全長とは第1レンズ面から最終レンズ面までの距離にバックフォーカス(空気換算での長さ)を加えた値である。第2レンズ群L2の最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの光軸上の距離をD2とする。第1レンズ群L1を構成する正レンズのうち像側に配置された正レンズの焦点距離をf13とする。第2レンズ群L2に配置された負レンズの焦点距離をf21とする。第2レンズ群L2に配置された負レンズの物体側のレンズ面の曲率半径をR21、像側のレンズ面の曲率半径をR22とする。このとき、次の条件式のうち1以上を満足するのが良い。
0.01<|f2|/ft<0.20 ・・・(2)
4.00<f1/fw<15.00 ・・・(3)
0.10<|m1|/ft<1.00 ・・・(4)
0.50<TL/ft<1.80 ・・・(5)
0.50<D2/fw<1.50 ・・・(6)
0.20<f21/f2<1.00 ・・・(7)
0.50<f13/f1<2.50 ・・・(8)
−1.0<(R22+R21)/(R22−R21)<−0.20 ・・・(9)
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。
条件式(2)は第2レンズ群L2の焦点距離に関する。条件式(2)を満足することでズーミングに際しての第2レンズ群L2の移動量を小さくして、望遠端におけるレンズ全長を短くしている。条件式(2)の下限値を超えて第2レンズ群L2の焦点距離の絶対値が小さくなりすぎると第2レンズ群L2の負レンズの曲率がきつくなり、広角端において負の歪曲が増大してくるので良くない。条件式(2)の上限値を超えて第2レンズ群L2の焦点距離の絶対値が大きくなりすぎると第2レンズ群L2のズームストローク(ズーミングに際しての移動量)が長くなり、望遠端におけるレンズ全長が長くなってくる。
条件式(3)は第1レンズ群L1の焦点距離に関する。条件式(3)を満足することで第1レンズ群L1のズーミングに際しての移動量を小さくすることができ、これにより望遠端におけるレンズ全長を短くしている。条件式(3)の下限値を超えて第1レンズ群L1の焦点距離f1が短くなりすぎると第1レンズ群L1を構成する正レンズのレンズ面の曲率がきつく(大きく)なり、レンズ群総厚が厚くなってしまうため好ましくない。
条件式(3)の上限値を超えて第1レンズ群L1の焦点距離f1が長くなりすぎると第1レンズ群L1のズーミングに際しての移動量が長くなり、望遠端におけるレンズ全長が長くなってくる。
条件式(4)はズーミングに際しての第1レンズ群L1の移動量に関する。条件式(4)を満足することで望遠端におけるレンズ全長を短くしている。条件式(4)の下限値を超えてズーミングに際しての第1レンズ群L1の移動量が短くなりすぎると、所定のズーム比を保つために第1レンズ群L1の焦点距離を短くし、第2レンズ群L2の焦点距離の絶対値を小さくする必要がある。このため、レンズ面の曲率がきつくなり、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の双方のレンズ群総厚が長くなってしまう。
条件式(4)の上限を超えて第1レンズ群の移動量が大きくなりすぎると望遠端におけるレンズ全長が長くなってしまうため好ましくない。
条件式(5)は望遠端におけるレンズ全長に関する。条件式(5)の下限値を超えて望遠端におけるレンズ全長が短くなりすぎると、所定のズーム比を保つために第1レンズ群L1の焦点距離を短くし、第2レンズ群L2の焦点距離の絶対値を小さくする必要がある。この結果、レンズ面の曲率がきつくなり、レンズ群総厚が長くなってしまう。条件式(5)の上限値を超えて望遠端におけるレンズ全長が長くなりすぎると全系が大型化してくるので良くない。
条件式(6)は第2レンズ群L2のレンズ群総厚に関する。条件式(6)を満足することで第2レンズ群L2のレンズ群総厚を短縮することが容易となる。さらに前玉有効径を小さくすることも容易になるため、結果として第1レンズ群L1のレンズ群総厚も薄くすることができ、さらなるレンズ群総厚の短縮が容易となる。
条件式(6)の下限値を超えて第2レンズ群L2のレンズ群総厚が薄くなりすぎると、負レンズと正レンズの距離が近づきすぎる。この結果、第2レンズ群L2を構成する負レンズの像側のレンズ面に所定の曲率をつけることが困難となり、広角端において像面湾曲が増大し、この補正が困難となる。条件式(6)の上限値を超えて第2レンズ群L2のレンズ群総厚が厚くなりすぎると、第2レンズ群L2が大型化してくるので良くない。
条件式(7)は第2レンズ群L2中の負レンズの焦点距離に関する。条件式(7)を満足することで第2レンズ群L2に必要十分な屈折力を持たせながら、レンズ群厚を薄くすることが容易となる。
条件式(7)の下限値を超えて負レンズの屈折力が強くなりすぎると(負の屈折力の絶対値が大きくなりすぎると)、コバ厚が厚くなりすぎ、その結果第2レンズ群L2のレンズ群総厚が厚くなってしまう。条件式(7)の上限値を超えて負レンズの負の屈折力が弱くなりすぎると(負の屈折力の絶対値が小さくなりすぎると)、第2レンズ群L2のズーミングに際してのズームストロークが長くなり、望遠端におけるレンズ全長が長くなってくる。
条件式(8)は第1レンズ群L1の像側の正レンズの焦点距離に関する。条件式(8)を満足することで第1レンズ群L1の2つの正レンズの屈折力を適切に配分し、第1レンズ群L1に必要十分な屈折力を持たせることが容易になる。条件式(8)の下限値を超えて正レンズの屈折力が強くなりすぎると、レンズ面の曲率が強くなりすぎ、望遠端において球面収差が増大してくる。条件式(8)の上限値を超えて正レンズの屈折力が弱くなりすぎると、第1レンズ群L1のズーミングに際してのズームストロークが長くなり、望遠端におけるレンズ全長が長くなってくる。
条件式(9)は第2レンズ群L2中の負レンズのレンズ形状に関する。条件式(9)を満足することで第2レンズ群L2中の負レンズに必要十分な負の屈折力を持たせることができ、ズーミングに際しての第2レンズ群L2の移動量を短くすることを容易にしている。
条件式(9)の下限値を超えて第2レンズ群L2中の負レンズがメニスカス形状になると負レンズに所定の屈折力を持たせることが困難となる。この結果、第2レンズ群L2のズーミングに際してのズームストロークが長くなり、望遠端におけるレンズ全長が長くなってくる。条件式(9)の上限を超えて物体側のレンズ面の曲率がきつくなりすぎると、広角端において負の歪曲が大きくなってくる。各実施例において、好ましくは条件式(1)乃至条件式(9)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
1.91<n2a<2.40 ・・・(1a)
0.05<|f2|/ft<0.19 ・・・(2a)
6.00<f1/fw<13.00 ・・・(3a)
0.15<|m1|/ft<0.80 ・・・(4a)
0.70<TL/ft<1.70 ・・・(5a)
0.60<D2/fw<1.20 ・・・(6a)
0.40<f21/f2<0.90 ・・・(7a)
0.70<f13/f1<2.40 ・・・(8a)
−0.95<(R22+R21)/(R22−R21)<−0.40 ・・・(9a)
また、さらに好ましくは条件式(1a)乃至条件式(9a)の数値範囲を次の如く設定すると、先に述べた各条件式が意味する効果を最大限に得られる。
1.92<n2a<2.30 ・・・(1b)
0.10<|f2|/ft<0.18 ・・・(2b)
7.00<f1/fw<11.00 ・・・(3b)
0.20<|m1|/ft<0.70 ・・・(4b)
0.80<TL/ft<1.50 ・・・(5b)
0.70<D2/fw<1.10 ・・・(6b)
0.50<f21/f2<0.80 ・・・(7b)
0.90<f13/f1<2.20 ・・・(8b)
−0.90<(R22+R21)/(R22−R21)<−0.50 ・・・(9b)
各実施例においては、正の屈折力の第3レンズ群L3を物体側から像側へ順に、物体側のレンズ面が凸形状の正レンズと、像側のレンズ面が凹形状の負レンズと、正レンズとで構成している。
各実施例においては、第4レンズ群L4は、1枚の正レンズで構成しており、これによりレンズ全系の薄型化を容易にしている。また、各実施例のズームレンズは、像ぶれ補正を第3レンズ群L3を光軸に対して垂直方向の成分を持つように移動させて行うのが良い。これによれば手ぶれ等の要因により引き起こされる像のぶれを補正する際の偏心収差の発生を少なくすることができる。また、各実施例のズームレンズは、形成された像を受光する撮像素子を有した撮像装置に用いるのが良い。
近年はデジタル的に像を処理するためにCCDやCMOSなどが主に使用されており、本発明のズームレンズもこれに相当する撮像素子を有した撮像装置に用いるのが良い。撮像装置に用いたときには、ズームレンズから生ずる諸収差を電気的な補正手段により補正しても良い。これによれば、銀塩フィルムとは異なり、デジタルカメラなどでは画像をデジタルデータとして取得できると言う特性を利用することができて、ズームレンズから得られた画像に対して画像変換処理を施し、諸収差を低減させた高画質の画像を得ることができる。
例えば、歪曲収差や色収差の電気的な補正を行うことにより、従来よりもさらに諸収差が補正された高画質の画像を得ることができる。この電気的な補正手段を用いれば、非球面を有するレンズや異常分散ガラスを用いたレンズ等をあまり用いずに高画質の画像が得られる。
次に各実施例に示したズームレンズを撮影光学系として用いたデジタルスチルカメラの実施形態を図13を用いて説明する。
図13において、20はカメラ本体、21は実施例1〜5で説明したいずれかのズームレンズによって構成された撮影光学系である。22はカメラ本体に内蔵され、撮影光学系21によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)である。23は固体撮像素子22によって光電変換された被写体像に対応する情報を記録するメモリである。24は液晶ディスプレイパネル等によって構成され、固体撮像素子22上に形成された被写体像を観察するためのファインダである。
このように本発明のズームレンズをデジタルスチルカメラ等の撮像装置に適用することにより、小型で高い光学性能を有する撮像装置が実現できる。
次に、本発明の実施例1乃至5に各々対応する数値実施例1乃至5を示す。各数値実施例においてiは物体側からの光学面の順序を示す。riは第i番目の光学面(第i面)の曲率半径、diは第i面と第i+1面との間の間隔、ndiとνdiはそれぞれd線に対する第i番目の光学部材の材料の屈折率、アッベ数を示す。
数値実施例2におけるd10の値がマイナスとなっているがこれは物体側から像側へ順に開口絞り、第3レンズ群と数えたためである。またkを離心率A4、A6、A8、A10を非球面係数、光軸からの高さhの位置での光軸方向の変位を面頂点を基準にしてxとするとき、非球面形状は、
x=(h2/R)/[1+[1−(1+k)(h/R)21/2]+A4h4+A6h6+A8h8+A10h10
で表示される。
但しRは近軸曲率半径である。また例えば「E−Z」の表示は「10-Z」を意味する。数値実施例において最後の2つの面は、フィルター、フェースプレート等の光学ブロックの面である。各実施例において、バックフォーカス(BF)はレンズ最終面から近軸像面までの光軸上の距離を空気換算長により表したものである。レンズ全長は最も物体側のレンズ面から最終レンズ面までの光軸上の距離にバックフォーカスを加えたものである。また、各数値実施例における上述した条件式との対応を表1に示す。
[数値実施例1]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 26.616 0.90 1.84666 23.9
2 19.073 3.01 1.48749 70.2
3 101.017 0.20
4 36.800 1.73 1.69680 55.5
5 208.677 (可変)
6* -43.028 0.80 1.77030 47.4
7* 4.654 1.87
8* 7.414 1.34 2.10205 16.8
9* 9.834 (可変)
10* 8.413 1.14 1.77030 47.4
11 -34.815 0.80
12(絞り) ∞ 1.02
13 21.840 0.55 1.94595 18.0
14 7.583 1.03
15 -25.867 1.22 1.48749 70.2
16 -7.323 (可変)
17 12.525 1.35 1.58144 40.8
18 42.735 (可変)
19 ∞ 0.80 1.51633 64.1
20 ∞ 1.02
像面 ∞
非球面データ
第6面
K = 0.00000e+000 A 4= 5.25050e-005 A 6=-3.85323e-007 A 8=-4.39593e-008
A10= 6.58944e-010

第7面
K =-9.68176e-001 A 4= 4.35083e-004 A 6= 2.20406e-005 A 8=-3.91500e-007

第8面
K =-1.10559e+000 A 4=-2.90716e-004 A 6=-4.79801e-007 A 8=-1.81406e-007
A10= 1.21771e-008

第9面
K =-1.22304e+000 A 4=-5.65497e-004 A 6=-7.57789e-006 A 8= 1.23757e-007
A10= 4.53656e-009

第10面
K =-4.28085e-003 A 4=-4.53742e-004 A 6= 1.12498e-006 A 8=-5.32015e-007

各種データ
ズーム比 9.99

広角端 中間 望遠端
焦点距離 5.00 17.74 50.00
Fナンバー 3.50 4.86 5.62
半画角(度) 33.67 12.32 4.43
像高 3.33 3.88 3.88
レンズ全長 46.73 52.42 64.98
BF 6.40 11.96 6.84

d 5 0.90 11.32 23.76
d 9 17.37 4.23 1.00
d16 4.83 7.68 16.16
d18 4.85 10.41 5.29

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 42.29
2 6 -7.46
3 10 11.71
4 17 29.98
5 19 ∞
[数値実施例2]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 47.560 0.71 1.84666 23.9
2 26.360 2.30 1.48749 70.2
3 -3156.650 0.20
4 24.676 1.83 1.71300 53.9
5 102.734 (可変)
6* -17.137 0.50 1.77030 47.4
7* 5.327 2.62
8* 8.005 0.87 2.10205 16.8
9 10.806 (可変)
10(絞り) ∞ -0.20
11* 6.990 1.18 1.76753 49.3
12 -168.833 1.20
13 10.785 0.77 1.48749 70.2
14 137.041 0.10
15 7.565 0.50 1.94595 18.0
16 4.213 (可変)
17 11.765 1.95 1.48749 70.2
18 -44.514 (可変)
19 ∞ 0.80 1.51633 64.1
20 ∞ 1.02
像面 ∞


非球面データ
第6面
K =-1.16633e+001 A 4= 1.77152e-004 A 6= 2.01740e-006 A 8=-4.63408e-008

第7面
K =-1.95816e+000 A 4= 9.09356e-004 A 6= 3.22089e-005 A 8=-9.38681e-007
A10= 6.15778e-008

第8面
K =-2.58603e-001 A 4=-1.22568e-004 A 6= 3.39063e-006 A 8= 1.93674e-007
A10=-7.91557e-010

第11面
K =-1.46338e+000 A 4= 1.15046e-004 A 6=-1.67678e-005 A 8= 1.79504e-006

各種データ
ズーム比 9.63

広角端 中間 望遠端
焦点距離 5.13 15.45 49.41
Fナンバー 3.59 4.63 5.83
半画角(度) 34.21 14.08 4.48
像高 3.49 3.88 3.88
レンズ全長 43.22 47.14 59.69
BF 4.57 9.69 4.39

d 5 1.58 10.42 22.46
d 9 15.65 4.11 0.90
d16 6.63 8.13 17.16
d18 3.02 8.14 2.84

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 38.02
2 6 -7.32
3 10 10.95
4 17 19.31
5 19 ∞
[数値実施例3]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 27.800 0.90 1.84666 23.9
2 19.892 3.11 1.48749 70.2
3 2219.479 0.20
4 35.382 1.40 1.69680 55.5
5 110.148 (可変)
6* -32.081 0.80 1.88300 40.8
7* 5.098 1.53
8* 8.634 1.44 2.10205 16.8
9* 14.570 (可変)
10* 8.161 1.14 1.77030 47.4
11 -82.116 0.97
12(絞り) ∞ 1.00
13 19.400 0.55 1.94595 18.0
14 7.489 0.76
15 -35.000 1.18 1.48749 70.2
16 -8.369 (可変)
17 14.692 1.31 1.58144 40.8
18 102.139 (可変)
19 ∞ 0.80 1.51633 64.1
20 ∞ 1.02
像面 ∞
非球面データ
第6面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.38564e-004 A 6=-1.09362e-006 A 8=-7.07610e-008
A10= 8.81453e-010

第7面
K =-8.98722e-001 A 4= 2.31062e-004 A 6= 3.76786e-005 A 8=-1.18133e-006

第8面
K = 2.06967e-001 A 4=-5.41152e-004 A 6= 7.57772e-006 A 8=-5.60471e-007
A10= 6.14056e-009

第9面
K =-1.04485e+001 A 4=-1.13041e-004 A 6=-1.12274e-005 A 8=-4.14507e-008
A10=-1.00789e-009

第10面
K = 1.36240e-001 A 4=-3.96490e-004 A 6= 1.18307e-007 A 8=-3.90711e-007

各種データ
ズーム比 9.80

広角端 中間 望遠端
焦点距離 5.10 16.79 50.00
Fナンバー 3.50 4.97 5.42
半画角(度) 33.16 12.99 4.43
像高 3.33 3.88 3.88
レンズ全長 48.91 52.45 64.96
BF 7.78 14.44 11.21

d 5 0.90 9.15 22.19
d 9 18.95 5.39 1.31
d16 4.72 6.90 13.68
d18 6.23 12.89 9.66

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 39.37
2 6 -7.36
3 10 12.77
4 17 29.35
5 19 ∞
[数値実施例4]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 26.514 0.70 1.84666 23.9
2 18.742 2.39 1.48749 70.2
3 109.361 0.20
4 32.309 1.46 1.69680 55.5
5 181.392 (可変)
6* -32.559 0.50 1.77030 47.4
7* 4.920 1.97
8* 8.704 1.22 2.10205 16.8
9* 12.441 (可変)
10* 8.201 1.13 1.77030 47.4
11 -70.113 0.92
12(絞り) ∞ 1.21
13 18.661 0.45 1.94595 18.0
14 7.299 1.14
15 -21.662 0.81 1.48749 70.2
16 -7.933 (可変)
17 13.275 1.28 1.58144 40.8
18 67.897 (可変)
19 ∞ 0.80 1.51633 64.1
20 ∞ 1.02
像面 ∞
非球面データ
第6面
K = 0.00000e+000 A 4=-1.16487e-005 A 6= 2.20046e-006 A 8=-9.01913e-008
A10= 9.76812e-010

第7面
K =-1.55251e+000 A 4= 7.73187e-004 A 6= 1.31768e-005 A 8=-3.57331e-007

第8面
K =-3.54040e+000 A 4= 6.31469e-006 A 6= 1.24162e-007 A 8=-5.10610e-007
A10= 1.67083e-008

第9面
K =-1.34843e+001 A 4= 1.22078e-004 A 6=-2.20856e-005 A 8= 1.47268e-007
A10= 6.94626e-009

第10面
K = 8.07683e-001 A 4=-5.53422e-004 A 6= 5.89146e-007 A 8=-6.95622e-007

各種データ
ズーム比 11.70

広角端 中間 望遠端
焦点距離 5.13 17.73 60.00
Fナンバー 3.50 4.82 5.71
半画角(度) 33.01 12.33 3.70
像高 3.33 3.88 3.88
レンズ全長 48.81 52.84 65.00
BF 8.05 14.00 6.91

d 5 0.90 10.43 22.99
d 9 19.86 5.56 1.00
d16 4.34 7.19 18.44
d18 6.50 12.45 5.37

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 38.62
2 6 -7.70
3 10 13.34
4 17 28.14
5 19 ∞
[数値実施例5]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 26.533 0.90 1.84666 23.9
2 19.564 3.62 1.48749 70.2
3 302.085 0.20
4 36.108 1.37 1.69680 55.5
5 93.413 (可変)
6* -31.982 0.80 1.77030 47.4
7* 4.552 2.36
8* 8.883 1.26 2.10205 16.8
9* 12.759 (可変)
10* 7.943 1.08 1.77030 47.4
11 -57.942 0.80
12(絞り) ∞ 1.11
13 19.943 0.55 1.94595 18.0
14 7.245 0.57
15 -69.497 1.20 1.48749 70.2
16 -7.802 (可変)
17 12.775 1.34 1.58144 40.8
18 63.580 (可変)
19 ∞ 0.80 1.51633 64.1
20 ∞ 1.02
像面 ∞
非球面データ
第6面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.87856e-005 A 6= 2.61507e-006 A 8=-6.55294e-008
A10= 5.14279e-010

第7面
K =-1.28435e+000 A 4= 6.89849e-004 A 6= 1.78278e-005 A 8=-6.00585e-008

第8面
K = 1.25333e-001 A 4=-5.42137e-004 A 6= 5.18070e-006 A 8= 5.06425e-007
A10=-1.05783e-009

第9面
K =-6.41268e+000 A 4=-2.39039e-004 A 6= 6.93619e-006 A 8= 3.61934e-007
A10= 6.43049e-010

第10面
K = 1.02173e-002 A 4=-4.97009e-004 A 6= 1.49898e-005 A 8=-1.63593e-006

各種データ
ズーム比 10.46

広角端 中間 望遠端
焦点距離 4.30 15.22 45.00
Fナンバー 3.43 4.81 5.73
半画角(度) 37.78 14.28 4.92
像高 3.33 3.88 3.88
レンズ全長 47.24 50.93 65.00
BF 5.76 10.66 6.60

d 5 1.00 10.21 23.36
d 9 18.21 4.12 1.00
d16 4.84 8.49 16.60
d18 4.21 9.12 5.05

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 42.17
2 6 -7.12
3 10 11.35
4 17 27.23
5 19 ∞

L1:第1レンズ群 L2:第2レンズ群 L3:第3レンズ群
L4:第4レンズ群 SP:絞り又は光量調整装置
GB:ガラスブロック IP:像面 d:d線 g:g線
Fno:Fナンバー ω:半画角 ΔS:サジタル像面
ΔM:メリディオナル像面

Claims (11)

  1. 物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群より構成され、ズーミングに際して、隣り合うレンズ群の間隔が変化するように各レンズ群が移動するズームレンズにおいて、
    前記第1レンズ群は物体側から像側へ順に配置された、負レンズ、正レンズ、正レンズからなり、
    前記第2レンズ群は物体側から像側へ順に配置された、両凹形状の負レンズ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズからなり、前記両凹形状の負レンズの像側のレンズ面の曲率半径の絶対値は、物体側のレンズ面の曲率半径の絶対値より小さく、
    前記第2レンズ群に配置された各レンズの材料のd線に対する屈折率の平均値をn2aとするとき、
    1.90<n2a<2.50
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第2レンズ群の焦点距離をf2、望遠端における全系の焦点距離をftとするとき、
    0.01<|f2|/ft<0.20
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記第1レンズ群の焦点距離をf1、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき、
    4.00<f1/fw<15.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
  4. 望遠端における全系の焦点距離をft、前記第1レンズ群の広角端における位置と、広角端から望遠端へのズーミングにおいて前記第1レンズ群が最も物体側に位置するときの位置との光軸上の距離をm1とするとき、
    0.10<|m1|/ft<1.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 望遠端における全系の焦点距離をft、望遠端におけるレンズ全長をTLとするとき、
    0.50<TL/ft<1.80
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 広角端における全系の焦点距離をfw、前記第2レンズ群の最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの光軸上の距離をD2とするとき、
    0.50<D2/fw<1.50
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 前記第2レンズ群の焦点距離をf2、前記第2レンズ群に配置された負レンズの焦点距離をf21とするとき、
    0.20<f21/f2<1.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  8. 前記第1レンズ群を構成する正レンズのうち、像側に配置された正レンズの焦点距離をf13、前記第1レンズ群の焦点距離をf1するとき、
    0.50<f13/f1<2.50
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  9. 前記第2レンズ群に配置された負レンズの物体側のレンズ面の曲率半径をR21、像側のレンズ面の曲率半径をR22とするとき、
    −1.00<(R22+R21)/(R22−R21)<−0.20
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  10. 像ぶれ補正に際して、前記第3レンズ群は光軸に対して垂直方向の成分を持つ方向に移動することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成された像を受光する撮像素子を有することを特徴とする撮像装置。
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