JP6178272B2 - 放射線計測装置、および放射線計測プログラム - Google Patents

放射線計測装置、および放射線計測プログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、放射線計測装置、および放射線計測プログラムに関する。
今日において、直接変換方式および間接変換方式の各放射線検出方式が知られている。直接変換方式の場合、入射した放射線のエネルギーに比例した電荷のパルスを出力する。
間接変換方式の場合、シンチレータなどの蛍光体に放射線が入射することで発生する蛍光を、ホトダイオードおよび光電子増倍素子などで検出する。
間接変換方式の場合、蛍光体より放出される蛍光光子数は、蛍光体に入射する放射線エネルギーに比例する性質を有する。このため、蛍光体より放出された蛍光光子数を計数することで、被検体を透過した放射線のエネルギーを測定可能となる。この性質をCT(Computed Tomography)装置などに適用することで、例えばエネルギー弁別によるCT画像を得て、CT画像上で物質弁別が可能となる。また、放射性同位体が崩壊する際に放出されるγ線エネルギーを検出可能となれば、例えば地上に散らばる放射性同位体の空間分布を得ることができる。
シンチレータと光子検出器を組み合わせた放射線エネルギー分解において、シンチレータより放出される蛍光光子数を計数してエネルギーを弁別する場合、受光素子より発生する光子信号を、所定時間、積分する必要がある。
放射線光子を単一光子の領域で計測し、放射線光子のエネルギーを分析する手法(フォトンカウンティング法)による放射線計測装置の開発において、検出素子の高計数率化と高精度エネルギー分解が求められている。
従来の手法では、放射線エネルギーに比例した波高のパルスを生成し、放射線エネルギーに対応したパルス波高に対して分解段数に応じた閾値が設定された複数の比較器を設け、各比較器で閾値毎のパルス到来頻度を計測することで、放射線エネルギーに対するヒストグラムを形成している。
しかし、従来の手法では、求められるエネルギーの分解段数に比例した比較器を実装する必要があり、放射線計測装置の高密度化および低消費電力化の支障となっていた。
特開2013−088317号公報 特開2013−088319号公報 特開2009−014624号公報 特開2000−069369号公報
本発明が解決しようとする課題は、高密度化および低消費電力化を図ることができる放射線計測装置、および放射線計測プログラムを提供することである。
実施形態によれば、入射した放射線の放射線エネルギーを第1の電気信号に変換する検出器の複数の検出素子に対応して設けられた複数の比較器は、第1の電気信号の値が閾値以上の場合に第2の電気信号を出力する。閾値制御部は、第1の時刻に複数の比較器それぞれに第1の値を有する閾値を供給し、第1の時刻と異なる第2の時刻に複数の比較器それぞれに第2の値を有する閾値を供給する。複数の比較器それぞれに対応して設けられた複数のカウンタは、第2の電気信号をカウントする。波高頻度分布作成部は、複数のカウンタそれぞれのカウント値を用いて、放射線の波高頻度分布を作成する。
図1は、第1の実施の形態のフォトンカウンティングCT装置の構成を示す図である。 図2は、第1の実施の形態のフォトンカウンティングCT装置に設けられている検出器の平面図である。 図3は、第1の実施の形態のフォトンカウンティングCT装置のハードウェア構成図である。 図4は、第1の実施の形態のフォトンカウンティングCT装置に設けられている検出器のアナログフロントエンドのブロック図である。 図5は、第1の実施の形態のフォトンカウンティングCT装置の機能ブロック図である。 図6は、第1の実施の形態のフォトンカウンティングCT装置において、各比較器に設定され更新される各閾値の一例を示す図である。 図7は、第1の実施の形態のフォトンカウンティングCT装置におけるX線の計測原理を説明するための図である。 図8は、第1の実施の形態のフォトンカウンティングCT装置の各部の波形を示すタイミングチャートである。 図9は、測定キャリブレーションモードの処理の流れを示すフローチャートである。 図10は、計測信号閾値と計数率との組のデータ列の一例を示す図である。 図11は、計数率の閾値分布およびノイズが重畳している状態の、計数率の波高分布の一例を示す図である。 図12は、本番測定モードの処理の流れを示すフローチャートである。 図13は、ノイズが軽減されたデータ列の一例を示す図である。 図14は、ノイズを軽減したデータ列を用いて作成された計数率の波高分布を示す図である。 図15は、第2の実施の形態のフォトンカウンティングCT装置に設けられている検出器のアナログフロントエンドのブロック図である。
以下、放射線計測装置、および放射線計測プログラムを適用した実施の形態のフォトンカウンティングCT装置を、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態のフォトンカウンティングCT装置は、被検体を透過したX線に由来する光子(X線光子)を、フォトンカウンティング方式の検出器を用いて計数することで、SN比の高いX線CT画像データを再構成する。個々の光子は、異なるエネルギーを有する。フォトンカウンティングCT装置は、光子のエネルギー値の計測を行うことで、X線のエネルギー成分の情報を得る。フォトンカウンティングCT装置は、1種類の管電圧でX線管を駆動して収集された投影データを複数のエネルギー成分に分けて画像化する。
図1に、第1の実施の形態のフォトンカウンティングCT装置の構成を示す。図1に示すように、フォトンカウンティングCT装置は、架台装置10と、寝台装置20と、コンソール装置30とを有する。
架台装置10は、照射制御部11と、X線発生装置12と、検出器13と、収集部(DAS:data acquisition system)14と、回転フレーム15と、駆動部16とを有する。架台装置10は、ファントムPにX線を曝射し、ファントムP(または被検体)を透過したX線を計数する。
回転フレーム15は、X線発生装置12と検出器13とをファントムPを挟んで対向するように支持している。回転フレーム15は、後述する駆動部16によって、ファントムPを中心とした円軌道にて高速に回転する円環状のフレームである。
X線発生装置12は、X線管12aと、ウェッジ12bと、コリメータ12cとを有する。X線発生装置12は、X線をファントムPへ曝射する装置である。X線管12aは、後述するX線発生装置12から供給される高電圧により、ファントムPにX線を曝射する真空管である。X線管12aは、回転フレーム15の回転に従って回転しながら、ファントムPに対してX線ビームを曝射する。X線管12aは、ファン角およびコーン角を持って広がるX線ビームを発生する。
ウェッジ12bは、X線管12aから曝射されたX線のX線量を調節するためのX線フィルタである。具体的には、ウェッジ12bは、X線管12aからファントムPへ曝射されるX線が、予め定められた分布になるように、X線管12aから曝射されたX線を透過して減衰するフィルタである。
例えば、ウェッジ12bは、所定のターゲット角度や所定の厚みとなるようにアルミニウムを加工したフィルタである。なお、ウェッジは、ウェッジフィルター(wedge filter)、または、ボウタイフィルター(bow-tie filter)とも呼ばれる。コリメータ12cは、後述する照射制御部11の制御により、ウェッジ12bによってX線量が調節されたX線の曝射範囲を絞り込むためのスリットである。
照射制御部11は、高電圧発生部として、X線管12aに高電圧を供給する装置であり、X線管12aは、照射制御部11から供給される高電圧を用いてX線を発生する。照射制御部11は、X線管12aに供給する管電圧や管電流を調整することで、ファントムPに対して曝射されるX線量を調整する。また、照射制御部11は、コリメータ12cの開口度を調整することにより、X線の曝射範囲(ファン角やコーン角)を調整する。
駆動部16は、回転フレーム15を回転駆動させることによって、ファントムPを中心とした円軌道上でX線発生装置12と検出器13とを旋回させる。検出器13は、X線光子が入射する毎に、当該X線光子のエネルギー値を計測可能な信号を出力する。X線光子は、例えばX線管12aから曝射されファントムPを透過したX線光子である。検出器13は、X線光子が入射する毎に、1パルスの電気信号(アナログ信号)を出力する複数の検出素子を有する。電気信号(パルス)の数を計数することで、各検出素子に入射したX線光子の数を計数することができる。また、この信号に対して、所定の演算処理を行うことで、当該信号の出力を引き起こしたX線光子のエネルギー値を計測することができる。
検出器13の検出素子は、シンチレータおよび光電子増倍素子(SiPM:Silicon Photomultipliers)等の光センサにより構成されている。検出器13は、いわゆる「間接変換型の検出器」となっている。検出器13は、入射したX線光子をシンチレータにより、一旦、シンチレーション光に変換し、シンチレーション光を光電子増倍素子等の光センサで電気信号に変換する。なお、この例では、検出器13として、いわゆる「間接変換型の検出器」を設けることとしたが、シンチレータ等を用いずに、入射されたX線量に対応する電荷のパルスを直接的に得る「直接変換型の検出器」を設けてもよい。
図2に、検出器13の一例を示す。検出器13は、シンチレータと光電子増倍素子等の光センサにより構成される検出素子40が、チャンネル方向(図1中のY軸方向)にN列、体軸方向(図1中のZ軸方向)にM列配置された面検出器となっている。検出素子40は、光子が入射すると、1パルスの電気信号を出力する。検出素子40が出力した個々のパルスを弁別することで、検出素子40に入射したX線光子の数を計数することができる。また、パルスの強度に基づく演算処理を行うことで、計数したX線光子のエネルギー値を計測することができる。
なお、検出器13の後段には、各検出素子40の出力をカウントして図1に示す収集部14に供給する、アナログフロントエンドと呼ばれる回路が設けられている。
収集部14は、検出器13の出力をカウントした結果であるカウント情報を収集する。すなわち、収集部14は、検出器13から出力される個々の信号を弁別して、カウント情報を収集する。カウント情報は、X線管12aから曝射され被検体Pを透過したX線光子が入射する毎に検出器13(複数の検出素子40)が出力した個々の信号から収集される情報である。具体的には、カウント情報は、検出器13(複数の検出素子40)に入射したX線光子のカウント値とエネルギー値とが対応付けられた情報である。収集部14は、収集したカウント情報を、コンソール装置30に送信する。
すなわち、収集部14は、検出素子40が出力した各パルスを弁別してカウントしたX線光子の入射位置(検出位置)と、当該X線光子のエネルギー値とをカウント情報として、X線管12aの位相(管球位相)ごとに収集する。収集部14は、例えばカウントに用いたパルス(電気信号)を出力した検出素子40の位置を、入射位置とする。また、収集部14は、電気信号に対して、所定の演算処理を行うことで、X線光子のエネルギー値を計測する。
次に、図1に示す寝台装置20は、被検体Pを載せる装置であり、天板22と、寝台駆動装置21とを有する。天板22は、被検体Pを載置する板であり、寝台駆動装置21は、天板22をZ軸方向へ移動して、被検体Pを回転フレーム15内に移動させる。
なお、架台装置10は、例えば、天板22を移動させながら回転フレーム15を回転させて被検体Pを螺旋状にスキャンするヘリカルスキャンを実行する。または、架台装置10は、天板22を移動させた後に、被検体Pの位置を固定したままで回転フレーム15を回転させて被検体Pを円軌道でスキャンするコンベンショナルスキャンを実行する。または、架台装置10は、天板22の位置を一定間隔で移動させてコンベンショナルスキャンを複数のスキャンエリアで行うステップアンドシュート方式でコンベンショナルスキャンを実行する。
次に、コンソール装置30は、入力部31と、表示部32と、スキャン制御部33と、前処理部34と、第1記憶部35と、再構成部36と、第2記憶部37と、制御部38との各機能を有する。コンソール装置30は、操作者によるフォトンカウンティングCT装置の操作を受け付けると共に、架台装置10によって収集された計数情報を用いてX線CT画像を再構成する。
入力部31は、フォトンカウンティングCT装置の操作者がマウスまたはキーボード等を操作することで入力された各種指示および各種設定の情報を、制御部38に転送する。例えば、入力部31は、操作者から、X線CT画像データの撮影条件、X線CT画像データを再構成する際の再構成条件、およびX線CT画像データに対する画像処理条件等を受け付ける。
表示部32は、操作者によって参照されるモニタ装置であり、制御部38による制御のもと、X線CT画像データを表示し、また、入力部31を介して操作者から各種指示および各種設定等を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)を表示する。
スキャン制御部33は、制御部38の制御のもと、照射制御部11、駆動部16、収集部14および寝台駆動装置21の動作を制御することで、架台装置10におけるカウント情報の収集処理を制御する。
前処理部34は、収集部14から送信されたカウント情報に対して、対数変換処理、オフセット補正、感度補正、ビームハードニング補正等の補正処理を行うことで、投影データを生成する。
第1記憶部35は、前処理部34により生成された投影データを記憶する。すなわち、第1記憶部35は、X線CT画像データを再構成するための投影データ(補正済み計数情報)を記憶する。
再構成部36は、第1記憶部35が記憶する投影データを用いてX線CT画像データを再構成する。再構成方法としては、種々の方法があり、例えば、逆投影処理が挙げられる。また、逆投影処理としては、例えば、FBP(Filtered Back Projection)法による逆投影処理が挙げられる。また、再構成部36は、X線CT画像データに対して各種画像処理を行うことで、画像データを生成する。再構成部36は、再構成したX線CT画像データや、各種画像処理により生成した画像データを第2記憶部37に格納する。
ここで、フォトンカウンティングCT装置で得られるカウント情報から生成された投影データには、被検体Pを透過することで減弱されたX線のエネルギー情報が含まれている。このため、再構成部36は、例えば、特定のエネルギー成分のX線CT画像データを再構成することができる。また、再構成部36は、例えば、複数のエネルギー成分それぞれのX線CT画像データを再構成することができる。
また、再構成部36は、例えば、各エネルギー成分のX線CT画像データの各画素にエネルギー成分に応じた色調を割り当て、エネルギー成分に応じて色分けされた複数のX線CT画像データを生成することができ、更に、これら複数のX線CT画像データを重畳した画像データを生成することができる。
制御部38は、架台装置10、寝台装置20およびコンソール装置30の動作を制御することによって、フォトンカウンティングCT装置の全体制御を行う。具体的には、制御部38は、スキャン制御部33を制御することで、架台装置10で行われるCTスキャンを制御する。また、制御部38は、前処理部34や、再構成部36を制御することで、コンソール装置30における画像再構成処理や画像生成処理を制御する。また、制御部38は、第2記憶部37が記憶する各種画像データを表示部32に表示制御する。
次に、図3に、コンソール装置30のハードウェア構成図を示す。図3に示すように、コンソール装置30は、一般的なパーソナルコンピュータ装置と同様のハードウェア構成を有している。すなわち、コンソール装置30は、CPU50、ROM51、RAM52、HDD53、入出力I/F54、および通信I/F55を有している。入出力I/F54には、上述の入力部31および表示部32が接続されている。CPUは、「Central Processing Unit」の略記である。ROMは、「Read Only Memory」の略記である。RAMは、「Random Access Memory」の略記である。HDDは、「Hard Disk Drive」の略記である。I/Fは、「Interface」の略記である。
CPU50〜通信I/F55は、バスライン56を介して相互に接続されている。また、通信I/F55は、架台装置10に接続されている。CPU50は、収集部14で収集されたX線画像データ等を、通信I/F55を介して取得する。また、スキャン制御部33,前処理部34,再構成部36または制御部38は、CPU50がプログラムで動作することでソフトウェア的に実現してもよいし、一部または全部をハードウェアで実現してもよい。また、ROM51,RAM52およびHDD53は、第1記憶部35または第2記憶部37に相当する。
次に、第1の実施の形態のフォトンカウンティングCT装置は、検出器13の一つの出力パルスに対して一つの比較器を設け、比較器の閾値を測定時間毎に更新することで、閾値に対するパルスの到来頻度を計測し、放射線入射に対する検出器13の出力の波高頻度分布を作成するようになっている。このような波高頻度分布の作成動作は、図3に示すHDD53、ROM51またはRAM52に記憶された放射線計測プログラムに従ってCPU50が動作することで実行される。
なお、放射線計測プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)等のコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、放射線計測プログラムは、CD−R、DVD、半導体メモリ等のコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。DVDは、「Digital Versatile Disk」の略記である。また、放射線計測プログラムは、インターネット等のネットワーク経由で提供してもよいし、フォトンカウンティングCT装置は、放射線計測プログラムを、ネットワークを介してダウンロードし、ROM51,RAM52またはHDD53等の記憶部に記憶して実行してもよい。また、放射線計測プログラムを、フォトンカウンティングCT装置内のROM等に予め組み込んで提供してもよい。
図4は、検出器13の出力段に設けられているアナログフロントエンドのブロック図である。図4に示すように、検出器13は、アナログフロントエンドの部分に、検出素子40で検出された放射線信号を所定の利得で増幅すると共に波形整形して出力する前置増幅器(TIA:Transimpedance Amplifier)2を有している。また、検出器13は、比較器3、カウンタ4、マルチプレクサ5、および閾値発生部6を有している。
図5は、放射線計測プログラムに従って動作することで実現されるCPU50の機能ブロック図である。CPU50は、放射線計測プログラムに従って動作することで、閾値制御部61、計数率算出部62、および波高頻度分布作成部63として機能する。なお、閾値制御部61、計数率算出部62、および波高頻度分布作成部63は、CPU50がソフトウェア的に実現することとしたが、一部、または全部をハードウェアで実現してもよい。
閾値発生部6は、検出器13が備える全ての検出素子40に対して1つ(全チャンネルに対して一つ)設けられている。または、閾値発生部6は、10個の検出素子40に対して一つ、または、30個の検出素子40に対して一つ等のように、複数の検出素子40に対して一つとなるように設けられている。
閾値発生部6は、各比較器3に対して同じ電圧値の閾値信号を供給する。また、閾値発生部6は、各比較器3に供給する閾値信号の電圧値を、所定時間毎に変更する。すなわち、閾値発生部6には、閾値制御部61から所定時間毎に値が変更されたデジタルデータである閾値データが供給される。閾値発生部6は、閾値データをアナログ化して閾値信号を生成して各比較器3にそれぞれ供給する。図6は、横軸が時間軸、縦軸がX線検出信号の波高値、点線は閾値データVth1、一点鎖線は閾値データVth2、二点鎖線は閾値Vth3を示している。各比較器3には、図6の閾値データVth1、閾値データVth2、および閾値データVth3に示すように、単位時間毎に更新された閾値が供給される。
比較器3は、閾値発生部6から供給されている閾値信号以上のX線信号が供給された際にパルスを出力する。上述のように、比較器3に供給される閾値信号は、単位時間毎に値が更新される。このため、比較器3は、単位時間毎に値が更新される各閾値信号と、検出素子40からのX線信号とを比較してパルスを出力する。
カウンタ4は、比較器3からのパルス数をカウントする。マルチプレクサ5は、各比較器3からのカウント信号を選択して後段の回路に供給する。計数率算出部62および波高頻度分布作成部63は、カウンタ4およびマルチプレクサ5を介して供給されるカウント信号を用いて、比較器3から出力されたパルスの頻度と閾値信号との相関を計測して波高分析を行う。
図7は、実施の形態のフォトンカウンティングCT装置におけるX線の計測原理を説明するための図である。図7の(a)の符号を示す図は、所定の閾値VrefとX線信号との関係を示す図である。図7の(b)の符号を示す図は、更新される閾値(横軸:Vref)と、X線信号のカウント数(縦軸:Count Rate)との関係を示す図である。X線信号の計数率を「カウント数÷実際の測定時間」で定義した場合、図7の(b)および図7の(c)の符号を示す図にあるように、閾値の値が大きな値となるに連れ、X線信号の検出頻度が低下する。この現象は、所定の閾値以上の放射線信号のカウント数(計数率)は、正味のカウント数と、所定の閾値未満の放射線信号のカウント数との差によって与えられることから理解できる。このため、所定の値の第1の閾値による計数率と、第1の閾値とは異なる値の第2の閾値による計数率との差を検出することで、波高値毎の放射線信号の検出頻度を構築できる。
すなわち、カウンタ4のX線信号の単位時間あたりの総カウント数(計数率)を「Ctot」とする。また、波高分析結果として、所定の波高Vにおけるカウント数(計数率)を「c(V)」、閾値分析結果として、所定の閾波高Vにおけるカウント数(計数率)を「C(V)」とする。計数率算出部62は、総カウント数「Ctot」を用いて、所定の閾値以上の波高となるX線信号の計数率「C(V)」を、以下の数1式で算出する。
Figure 0006178272
波高頻度分布作成部63は、数1式で算出された計数率「C(V)」と計数率「C(Vn−1)」との差分を、以下の数2式で算出して、波高分析結果としての、所定の波高Vにおけるカウント数である計数率「c(V)」を得る。すなわち、波高頻度分布作成部63は、各閾値間の計数率の差を検出することで、各閾値に対応する計数率を算出して波高頻度分布を作成する。
Figure 0006178272
図8に、X線信号のカウント動作における各部の信号波形のタイミングチャートを示す。図8の(a)の符号を示す図の波形は、システムクロックの波形である。図8の(b)の符号を示す図の波形は、TIA2から出力されたX線信号の波形である。図8の(b)の符号を示す図において、点線のレベルは、閾値制御部61により変更される各閾値Vth1、Vth2の一例のレベルである。図8の(c)の符号を示す図の波形は、X線信号の値が、閾値Vth1を超えた際に比較器3から出力されるパルスの波形である。
図8の(d)の符号を付して示す図の波形は、比較器3から出力されるパルスのカウント時間のカウント開始を示すパルス(スタートパルス)の波形である。図8の(e)の符号を付して示す図の波形は、比較器3から出力されるパルスのカウント時間のカウント終了を示すパルス(エンドパルス)の波形である。スタートパルスからエンドパルスの間が、比較器3から出力されるパルスのカウントを行う1検出区間となっている。この1検出区間は、システムクロック数で予め決められている。また、システムクロック数は、CPU50が、放射線計測プログラムに従って変更可能となっている。
図8の(f)の符号を付して示す図の波形は、閾値制御部61による閾値の更新のタイミングを示す更新パルスの波形である。図8の(g)の符号を付して示す図の波形は、X線信号の値が、閾値Vth2を超えた際に比較器3から出力されるパルスの波形である。
カウンタ4は、スタートパルスからエンドパルスまでの第1の検出区間において、図8の(c)の符号を付して示す図における時刻t1、t2、t3に示すように、X線信号の値が閾値Vth1を超えた際に比較器3から出力されるパルスの数をカウントする。1検出区間が終了すると、更新パルスにより、各比較器3に供給される閾値が、閾値Vth1から閾値Vth2に更新される。そして、次のスタートパルスから次のエンドパルスまでの第2の検出区間において、図8の(g)の符号を付して示す図における時刻t4、t5、t6に示すように、X線信号の値が閾値Vth2を超えた際に比較器3から出力されるパルスの数をカウントする。
スタートパルスからエンドパルスまでの間にカウントした、閾値を超えたX線信号のパルス数(=比較器3の出力パルス)を「n」とし、システムクロックのパルス数を「n<CLK>」とすると、計数率「Cps」は「Cps∝n/n<CLK>」の関係があるため、単位時間(単位クロック)あたりのパルス当量を算出することで、パルスの到来頻度を見積もることができる。CT用途のフォトンカウンティングタイプの検出器13の場合、X線光子の計数率10−101/sと大きいため(短時間でも十分な線量のX線が検出器13に入射されるため)、短時間でも十分な統計精度を得ることができる。
ここで、十分な計数率でデータを取得したとはいえ、データには光子計数における統計誤差が含まれている。このため、実施の形態のフォトンカウンティングCT装置は、取得したデータに含まれる統計誤差を軽減して処理している。以下、測定結果をキャリブレーションする「キャリブレーションモード」と、実際に測定データを用いて画像を構成する「本番測定モード」とに分けて説明する。
まず、図9は、測定キャリブレーションモードの処理の流れを示すフローチャートである。測定キャリブレーションモードでは、ステップS1において、検出器13と読み出し回路係数処理部より出力されたデータを、後段のFPGA(Field Programmable Gate Array)で取得する。FPGAは、図10に示すように、取得してデータを、計測信号閾値(Vth_1,Vth_2,Vth_3,・・・)と、計数率(カウント数/クロック数:Count Rate_1,Count Rate_2・・・)との組のデータ列として出力する。すなわち、FPGAは、例えば「Vth_1,Count Rate_1」、「Vth_2,Count Rate_2」・・・等のデータ列を出力する。
次に、ステップS2では、後段のコンソール装置30のCPU50(図3参照)が、FPGAから出力されたデータ列を取得し、図11に○のグラフで示す計数率の閾値分布、および、図11に●のグラフで示す、閾値毎の演算処理より算出される波高値ヒストグラムを表示する。この時点では、計測誤差によって発生するノイズを含んだデータ列となっており、図11に示すようにデータの不連続点や欠損を生じている。
このため、CPU50は、ステップS3において、計数率の閾値分布に対して平滑化処理を施し、ノイズが低減されるパラメータを算出する。CPU50は、算出したパラメータを保存し、後述する「本測定モード」で用いる。なお、このような「測定キャリブレーションモード」の処理は、例えば製品出荷時、または、動作確認時等に実行される。このような「測定キャリブレーションモード」の処理は、装置の立ち上げ毎に行わなくともよいが、装置の立ち上げ毎に行ってもよい。
次に、図12のフローチャートは、「本番測定モード」の処理の流れを示すフローチャートである。本番測定モードにおいて、FPGAは、検出器13と読み出し回路係数処理部から出力されたデータをステップS11で取得する。FPGAは、ステップS12において、キャリブレーションモードで算出したパラメータを用いて平滑化処理を実行することで、図13に示すように、ノイズを軽減したデータ列(V_1, Count Rate_1)の列を出力する。CPU50は、ノイズを軽減したデータ列を用いて、図14に示すような計数率の波高分布を求める。そして、CPU50は、ステップS13において、FPGAから出力されたデータを取得し、図14に示すように、計数率の波高分布に設定された関心領域(ROI)に相当する部分の信号レベルを選択し、画像処理等で物質弁別像等を取得する。これにより、ノイズが軽減された物質弁別像等を取得することができる。
以上の説明から明らかなように、第1の実施の形態のフォトンカウンティングCT装置は、検出器13の出力パルスに対して一つの比較器3を設け、比較器3の閾値を測定時間毎に更新することで、閾値に対するパルスの到来頻度を計測し、放射線入射に対する光子検出器出力の波高頻度分布を作成する。これにより、波高分析に必要な検出器面積を大幅に低減し、省消費電力化を図ることができる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態のフォトンカウンティングCT装置を説明する。上述の第1の実施の形態の場合、検出器13の出力パルスに対して一つの比較器3を設けた例であった。これに対して、第2の実施の形態では、検出器13の出力パルスに対して二つの比較器を設けたものである。なお、第1の実施の形態と第2の実施の形態とでは、この点のみが異なる。このため、以下、両者の差異のみ説明し、重複説明は省略する。
図15は、第2の実施の形態のフォトンカウンティングCT装置の検出器13の出力段に設けられているアナログフロントエンドのブロック図である。図15に示すように、第2の実施の形態のフォトンカウンティングCT装置の場合、検出器13の各検出素子40の出力パルスに対して、例えば二つの比較器3a,3bが設けられている。なお、3つ以上の比較器を設けてもよい。また、比較器3a,3bを設けたのに伴い、比較器3aからのパルスをカウントするカウンタ4a、および、比較器3bからのパルスをカウントするカウンタ4bを設けている。
また、第2の実施の形態のフォトンカウンティングCT装置の場合、第1のDAC6aから各比較器3aに対して第1の閾値(図8のVth1参照)が供給され、第2DAC6bから各比較器3bに対して第2の閾値(図8のVth2参照)が供給されるようになっている。すなわち、第2の実施の形態のフォトンカウンティングCT装置の場合、比較器3a、カウンタ4aおよび第1のDAC6aで、第1の閾値を用いたX線信号のカウントを行うと共に、これと並行して、比較器3b、カウンタ4bおよび第2のDAC6bで、第2の閾値を用いたX線信号のカウントを行うようになっている。なお、閾値制御部61は、上述の更新パルス(図8の(f)の符号を付した図を参照)のタイミングで、第1のDAC6aを介して各比較器3aに第3の閾値を供給し、第2のDAC6bを介して各比較器3bに第4の閾値を供給するように、閾値の更新制御を行う。
このような第2の実施の形態のフォトンカウンティングCT装置は、異なる閾値を用いて、並行してX線信号のカウントを行っているため、検出速度の高速化を図ることができる他、上述の第1の実施の形態と同じ効果を得ることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、各実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。各実施の形態およびその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
2 TIA
3 比較器
4 カウンタ
5 マルチプレクサ
6 DAC
10 架台装置
11 照射制御部
12 X線発生装置
13 検出器
14 収集部
15 回転フレーム
16 駆動部
20 寝台装置
21 寝台駆動装置
22 天板
30 コンソール装置
31 入力部
32 表示部
33 スキャン制御部
34 前処理部
35 第1記憶部
36 再構成部
37 第2記憶部
38 制御部
40 検出素子
50 CPU
51 ROM
52 RAM
53 HDD
54 入出力I/F
55 通信I/F
61 閾値制御部
62 計数率算出部
63 波高頻度分布作成部

Claims (6)

  1. 入射した放射線の放射線エネルギーを第1の電気信号に変換する複数の検出素子を有する検出器と、
    前記複数の検出素子に対応して設けられ、前記第1の電気信号の値が閾値以上の場合に第2の電気信号を出力する複数の比較器と、
    第1の時刻に前記複数の比較器それぞれに第1の値を有する前記閾値を供給し、該第1の時刻と異なる第2の時刻に前記複数の比較器それぞれに第2の値を有する前記閾値を供給する閾値制御部と、
    前記複数の比較器それぞれに対応して設けられ、前記第2の電気信号をカウントする、複数のカウンタと、
    前記複数のカウンタそれぞれのカウント値を用いて、前記放射線の波高頻度分布を作成する波高頻度分布作成部と
    を有する放射線計測装置。
  2. 前記第2の電気信号のカウント数を測定時間で除算することで得る計数率を、前記閾値毎に算出すると共に、算出した各閾値に対応する各計数率の差を算出する計数率算出部を、さらに備え、
    前記波高頻度分布作成部は、前記各計数率の差を用いて、前記放射線の波高頻度分布を作成すること
    を特徴とする請求項1に記載の放射線計測装置。
  3. 一つの前記検出素子の検出出力に対応する前記比較器および前記カウンタを、それぞれ複数有し、
    前記閾値制御部は、前記各比較器に対して、それぞれ異なる閾値を設定すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の放射線計測装置。
  4. 入射した放射線の放射線エネルギーを第1の電気信号に変換する複数の検出素子を有する検出器と、前記複数の検出素子に対応して設けられ、前記第1の電気信号の値が閾値以上の場合に第2の電気信号を出力する複数の比較器と、前記複数の比較器それぞれに対応して設けられ、前記第2の電気信号をカウントする複数のカウンタとを備えた放射線計測装置における放射線計測プログラムであって、
    コンピュータを、
    第1の時刻に前記複数の比較器それぞれに第1の値を有する前記閾値を供給し、該第1の時刻と異なる第2の時刻に前記複数の比較器それぞれに第2の値を有する前記閾値を供給する閾値制御部と、
    前記複数のカウンタそれぞれのカウント値を用いて、前記放射線の波高頻度分布を作成する波高頻度分布作成部として機能させること
    を特徴とする放射線計測プログラム。
  5. 前記コンピュータを、
    前記第2の電気信号のカウント数を測定時間で除算することで得る計数率を、前記閾値毎に算出すると共に、算出した各閾値に対応する各計数率の差を算出する計数率算出部として、さらに機能させ、
    前記波高頻度分布作成部は、前記各計数率の差を用いて、前記放射線の波高頻度分布を作成すること
    を特徴とする請求項4に記載の放射線計測プログラム。
  6. 一つの前記検出素子の検出出力に対応する前記比較器および前記カウンタを、それぞれ複数有し、
    前記閾値制御部は、前記各比較器に対して、それぞれ異なる閾値を設定すること
    を特徴とする請求項4または請求項5に記載の放射線計測プログラム。
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