JP6175420B2 - 車両用動力伝達装置 - Google Patents
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Description
駆動源(例えば、後述の実施形態のエンジンENG)に接続された入力軸(例えば、後述の実施形態の入力部2及びカムディスク5)の回転を変速して出力軸(例えば、後述の実施形態の出力軸3)に伝達する複数の動力伝達ユニット(例えば、後述の実施形態の動力伝達ユニット20)を前記入力軸と前記出力軸間で軸方向に並置し、
前記動力伝達ユニットの各々は、
前記入力軸の軸線(例えば、後述の実施形態の回転中心軸線P1)からの偏心量(例えば、後述の実施形態の偏心量R1)が可変であって該入力軸と共に回転する入力側支点(例えば、後述の実施形態の回転ディスク6の中心P3)と、
インナー部材(例えば、後述の実施形態のインナー部材72)と、アウター部材(例えば、後述の実施形態のアウター部材71)と、前記アウター部材の内周面(例えば、後述の実施形態の内周面71a)と前記インナー部材の外周面(例えば、後述の実施形態の外周面72a)との間に設けられたローラ(例えば、後述の実施形態のローラ25)と、該ローラを保持するケージ(例えば、後述の実施形態のケージ31)と、を備え、前記インナー部材の外周面に設けられた楔部(例えば、後述の実施形態の楔部W)に該ローラを係合させて、前記入力軸から前記出力軸にトルクを伝達するワンウェイクラッチ(例えば、後述の実施形態のワンウェイクラッチ17)と、
前記ワンウェイクラッチの前記アウター部材に設けた出力側支点(例えば、後述の実施形態の出力側支点P4)と、
前記入力側支点および前記出力側支点を接続するコネクティングロッド(例えば、後述の実施形態のコネクティングロッド15)と、を備える車両用動力伝達装置(例えば、後述の実施形態の無段変速機1)であって、
前記アウター部材は、前記出力側支点が形成された第1アウター部材(例えば、後述の実施形態の第1アウター部材75)と、前記第1アウター部材の内周部に相対回転不能に配置される第2アウター部材(例えば、後述の実施形態の第2アウター部材76)と、を有し、
前記第1アウター部材と前記第2アウター部材とは、前記ワンウェイクラッチのトルク非伝達時に、面圧が発生しないように構成される。
前記第1アウター部材と前記第2アウター部材との間には、前記ワンウェイクラッチのトルク非伝達時に所定の径方向隙間(例えば、後述の実施形態の径方向隙間T)が設けられており、
該径方向隙間は、前記ワンウェイクラッチのトルク伝達に伴う前記第2アウター部材の拡径量以下である。
前記第1アウター部材と前記第2アウター部材とは、キー(例えば、後述の実施形態のキー77)とキー溝(例えば、後述の実施形態のキー溝75b、76b)により相対回転不能に構成される。
駆動源(例えば、後述の実施形態のエンジンENG)に接続された入力軸(例えば、後述の実施形態の入力部2及びカムディスク5)の回転を変速して出力軸(例えば、後述の実施形態の出力軸3)に伝達する複数の動力伝達ユニット(例えば、後述の実施形態の動力伝達ユニット20)を前記入力軸と前記出力軸間で軸方向に並置し、
前記動力伝達ユニットの各々は、
前記入力軸の軸線(例えば、後述の実施形態の回転中心軸線P1)からの偏心量(例えば、後述の実施形態の偏心量R1)が可変であって該入力軸と共に回転する入力側支点(例えば、後述の実施形態の回転ディスク6の中心P3)と、
インナー部材(例えば、後述の実施形態のインナー部材72)と、アウター部材(例えば、後述の実施形態のアウター部材71)と、ローラ(例えば、後述の実施形態のローラ25)と、を備え、該アウター部材の内周面(例えば、後述の実施形態の内周面71a)と該インナー部材の外周面(例えば、後述の実施形態の外周面72a)との間に設けられた楔部(例えば、後述の実施形態の楔部W)に該ローラを係合させて、前記入力軸から前記出力軸にトルクを伝達するワンウェイクラッチ(例えば、後述の実施形態のワンウェイクラッチ17)と、
前記ワンウェイクラッチの前記アウター部材に設けた出力側支点(例えば、後述の実施形態の出力側支点P4)と、
前記入力側支点および前記出力側支点を接続するコネクティングロッド(例えば、後述の実施形態のコネクティングロッド15)と、を備える車両用動力伝達装置(例えば、後述の実施形態の無段変速機1)であって、
前記アウター部材は、前記出力側支点が形成された第1アウター部材(例えば、後述の実施形態の第1アウター部材75)と、前記出力側支点を避けるように前記第1アウター部材の外周部に配置される第2アウター部材(例えば、後述の実施形態の第2アウター部材76)と、を有し、
前記第1アウター部材と前記第2アウター部材とは、前記ワンウェイクラッチのトルク非伝達時に、面圧が発生しないように構成される。
前記第1アウター部材と前記第2アウター部材との間には、前記ワンウェイクラッチのトルク非伝達時に所定の径方向隙間(例えば、後述の実施形態の径方向隙間T)が設けられており、
該径方向隙間は、前記ワンウェイクラッチのトルク伝達に伴う前記第1アウター部材の拡径量以下である。
前記第2アウター部材は、少なくとも2以上の剛性部材(例えば、後述の実施形態の第2アウター部材片80)が結合部材(例えば、後述の実施形態の結合部材79)によって結合される。
また、第2アウター部材は単純な剛性部材として機能するので、軸心の設定が不要となる。
まず、第1実施形態のワンウェイクラッチ17について図5、6を参照しながら説明する。
本実施形態のワンウェイクラッチ17では、一対のリンクプレート73と一対のリンクプレート73を連結する筒状部74とが一体形成された断面略U字状の第1アウター部材75と、筒状の第2アウター部材76と、から構成され、第1アウター部材75の内周部に第2アウター部材76が配置されている。即ち、第1アウター部材75が揺動リンク18と一体成形されており、第2アウター部材76が揺動リンク18とは別体となっている。
続いて、第2実施形態のワンウェイクラッチ17について図9、10を参照しながら説明する。
本実施形態のワンウェイクラッチ17では、一対のリンクプレート73と一対のリンクプレート73を連結する筒状部74とが一体形成された断面略U字状の第1アウター部材75と、筒状の第2アウター部材76と、から構成され、第1アウター部材75の外周部に第2アウター部材76が配置されている。即ち、第1アウター部材75が揺動リンク18と一体成形されており、第2アウター部材76が揺動リンク18とは別体となっている。
例えば、上記実施形態では、アウター部材71が分割構造を有していたが、図11に示すように、インナー部材72が分割構造を有していてもよい。図11に示す例では、上記実施形態において出力軸3と一体形成されていた筒状のインナー部材72が、出力軸3と一体形成される第1インナー部材81と、筒状の第2インナー部材82と、から構成され、第1インナー部材81の外周部に第2インナー部材82が配置されている。また、第1インナー部材81と第2インナー部材82とはすきま嵌めされており、第1インナー部材81の外周面81aと第2インナー部材82の内周面82aとの間には所定の径方向隙間Tが設けられている。この径方向隙間Tは、ワンウェイクラッチ17のトルク伝達に伴う第2インナー部材82の縮径量以下に設定されており、ワンウェイクラッチ17のトルク非伝達時に、第1インナー部材81の外周面81aと第2インナー部材82の内周面82aとの間で面圧が発生しないように設定される。一方、ワンウェイクラッチ17のトルク伝達時には、ローラ25が楔部Wに噛み込み第2インナー部材82の内周面82aがローラ25によって径方向内側に押されて縮径することで、第1インナー部材81の外周面81aと第2インナー部材82の内周面82aとの間にあった径方向隙間Tがなくなり、第1インナー部材81の外周面81aと第2インナー部材82の内周面82aとの間で面圧が発生するように設定される。
2 入力部(入力軸)
3 出力軸
5 カムディスク(入力軸)
15 コネクティングロッド
17 ワンウェイクラッチ
20 動力伝達ユニット
25 ローラ
71 アウター部材
71a 内周面(アウター部材の内周面)
72 インナー部材
72a 外周面(インナー部材の外周面)
75 第1アウター部材
75b キー溝
76 第2アウター部材
76b キー溝
77 キー
79 結合部材
80 第2アウター部材片(剛性部材)
ENG エンジン(駆動源)
P1 回転中心軸線(入力軸の軸線)
P3 回転ディスクの中心(入力側支点)
P4 出力側支点
R1 偏心量
T 径方向隙間
W 楔部
Claims (6)
- 駆動源に接続された入力軸の回転を変速して出力軸に伝達する複数の動力伝達ユニットを前記入力軸と前記出力軸間で軸方向に並置し、
前記動力伝達ユニットの各々は、
前記入力軸の軸線からの偏心量が可変であって該入力軸と共に回転する入力側支点と、
インナー部材と、アウター部材と、前記アウター部材の内周面と前記インナー部材の外周面との間に設けられたローラと、該ローラを保持するケージと、を備え、前記インナー部材の外周面に設けられた楔部に該ローラを係合させて、前記入力軸から前記出力軸にトルクを伝達するワンウェイクラッチと、
前記ワンウェイクラッチの前記アウター部材に設けた出力側支点と、
前記入力側支点および前記出力側支点を接続するコネクティングロッドと、を備える車両用動力伝達装置であって、
前記アウター部材は、前記出力側支点が形成された第1アウター部材と、前記第1アウター部材の内周部に相対回転不能に配置される第2アウター部材と、を有し、
前記第1アウター部材と前記第2アウター部材とは、前記ワンウェイクラッチのトルク非伝達時に、面圧が発生しないように構成される、車両用動力伝達装置。 - 請求項1に記載の車両用動力伝達装置であって、
前記第1アウター部材と前記第2アウター部材との間には、前記ワンウェイクラッチのトルク非伝達時に所定の径方向隙間が設けられており、
該径方向隙間は、前記ワンウェイクラッチのトルク伝達に伴う前記第2アウター部材の拡径量以下である、車両用動力伝達装置。 - 請求項1又は2に記載の車両用動力伝達装置であって、
前記第1アウター部材と前記第2アウター部材とは、キーとキー溝により相対回転不能に構成される、車両用動力伝達装置。 - 駆動源に接続された入力軸の回転を変速して出力軸に伝達する複数の動力伝達ユニットを前記入力軸と前記出力軸間で軸方向に並置し、
前記動力伝達ユニットの各々は、
前記入力軸の軸線からの偏心量が可変であって該入力軸と共に回転する入力側支点と、
インナー部材と、アウター部材と、ローラと、を備え、該アウター部材の内周面と該インナー部材の外周面との間に設けられた楔部に該ローラを係合させて、前記入力軸から前記出力軸にトルクを伝達するワンウェイクラッチと、
前記ワンウェイクラッチの前記アウター部材に設けた出力側支点と、
前記入力側支点および前記出力側支点を接続するコネクティングロッドと、を備える車両用動力伝達装置であって、
前記アウター部材は、前記出力側支点が形成された第1アウター部材と、前記出力側支点を避けるように前記第1アウター部材の外周部に配置される第2アウター部材と、を有し、
前記第1アウター部材と前記第2アウター部材とは、前記ワンウェイクラッチのトルク非伝達時に、面圧が発生しないように構成される、車両用動力伝達装置。 - 請求項4に記載の車両用動力伝達装置であって、
前記第1アウター部材と前記第2アウター部材との間には、前記ワンウェイクラッチのトルク非伝達時に所定の径方向隙間が設けられており、
該径方向隙間は、前記ワンウェイクラッチのトルク伝達に伴う前記第1アウター部材の拡径量以下である、車両用動力伝達装置。 - 請求項4又は5に記載の車両用動力伝達装置であって、
前記第2アウター部材は、少なくとも2以上の剛性部材が結合部材によって結合される、車両用動力伝達装置。
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