JP6172519B2 - 高硬度鋼の切削加工ですぐれた耐チッピング性を長期に亘って発揮する表面被覆切削工具 - Google Patents

高硬度鋼の切削加工ですぐれた耐チッピング性を長期に亘って発揮する表面被覆切削工具 Download PDF

Info

Publication number
JP6172519B2
JP6172519B2 JP2013196136A JP2013196136A JP6172519B2 JP 6172519 B2 JP6172519 B2 JP 6172519B2 JP 2013196136 A JP2013196136 A JP 2013196136A JP 2013196136 A JP2013196136 A JP 2013196136A JP 6172519 B2 JP6172519 B2 JP 6172519B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
cutting
hard coating
coating layer
cbn
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013196136A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015058526A (ja
Inventor
利明 仙北屋
利明 仙北屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP2013196136A priority Critical patent/JP6172519B2/ja
Publication of JP2015058526A publication Critical patent/JP2015058526A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6172519B2 publication Critical patent/JP6172519B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Milling Processes (AREA)
  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

本発明は、硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性とともに、すぐれた密着性を具備し、したがって、合金鋼の焼入れ材などの高硬度鋼で広範な切削条件での切削加工に用いた場合にも、すぐれた耐摩耗性を発揮し、長期の切削に亘ってすぐれた切削性能を維持することができる、立方晶窒化硼素基超高圧焼結材料で構成された工具基体の表面に硬質被覆層を形成した表面被覆立方晶窒化硼素基超高圧焼結材料製切削工具(以下、被覆cBN基焼結工具という)に関するものである。
一般に、被覆cBN基焼結工具には、各種の鋼や鋳鉄などの被削材の旋削加工にバイトの先端部に着脱自在に取り付けて用いられるインサートや、前記インサートを着脱自在に取り付けて、面削加工や溝加工、さらに肩加工などに用いられるソリッドタイプのエンドミルと同様に切削加工を行うインサート式エンドミルなどが知られている。
また、被覆cBN基焼結工具としては、各種の立方晶窒化硼素基超高圧焼結材料(以下、cBN基焼結材料という)で構成された工具本体の表面に、Ti窒化物(TiN)層、TiとAlの複合窒化物((Ti,Al)N)層などの表面被覆層を蒸着形成してなる被覆cBN基焼結工具が知られており、これらが、例えば、各種の鋼や鋳鉄などの切削加工に用いられていることも知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
さらに、前記被覆cBN基焼結工具が、例えば、図1に概略説明図で示される物理蒸着装置の1種であるアークイオンプレーティング装置に前記工具基体を装入し、ヒーターで装置内を、例えば、500℃に加熱した状態で、金属Tiや、それぞれ所定の組成を有するTi−Al合金からなるカソード電極(蒸発源)と、アノード電極との間に、例えば、90Aの電流を印加してアーク放電を発生させ、同時に装置内に反応ガスとして窒素ガスを導入して、例えば、2Paの反応雰囲気とし、一方、前記工具基体には、例えば、−100Vのバイアス電圧を印加した条件で、工具基体の表面に、TiN層や(Ti,Al)N層など、所望の成分組成の層を蒸着形成することにより製造されることも知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
また、(Ti,Al)(C,N)層にSiを微量含有させた炭窒化物は、硬度が高く、しかも、酸化開始温度も高くなること、さらに、その組成が(Ti1−x−yAlSi)(C1−z)で示される化学式において0.05≦x≦0.75,0.01≦y≦0.10,0.6≦z≦1を満足する場合は、高硬度で耐酸化性の良好な硬質皮膜となり、すぐれた耐摩耗性を発揮することも知られている(例えば、特許文献3参照)。
さらに、cBN基焼結材料からなる工具基体の表面に、硬質被覆層として、(Ti1−xAl)N層からなる下部層、TiN層からなる第1中間層、Ti(C1−y)層からなる第2中間層、{111}面配向性を有するTiN層からなる上部層を蒸着形成することによって、高硬度材の高速切削加工において、すぐれた耐チッピング性、耐欠損性と仕上げ面精度を発揮することも知られている(例えば、特許文献4参照)。
特開平7−300649号公報 特開平8−119774号公報 特許2793773号公報 特開2009−255282号公報
近年の切削加工装置の自動化はめざましく、一方で切削加工に対する省力化および省エネ化、さらに低コスト化の要求は強く、これに伴い、切削加工は、通常の切削条件と比べて、より広範な切削条件下での切削加工が要求される傾向にあるが、前記被覆cBN基焼結工具においては、各種の鋼や鋳鉄を通常条件下で切削加工した場合に特段の問題は生じない。しかし、これを、合金鋼の焼入れ材などのビッカース硬さ(Cスケール)50以上の高い硬さを有する高硬度鋼で広範な条件での連続切削に用いた場合、標準条件と異なる切削条件で切刃部に発生する高熱、あるいは、切刃部に断続的・衝撃的に加わる大きな機械的負荷により、切刃の刃先の境界部分にはチッピングや欠損を生じ、この結果として、長期に亘ってすぐれた切削性能を維持することは困難となり、比較的短時間で使用寿命に至る場合があるのが現状である。
そこで、本発明が解決しようとする技術的課題、すなわち、本発明の目的は、合金鋼の焼入れ材などの高硬度鋼で広範な条件での切削加工に用いた場合にも、すぐれた耐摩耗性を発揮し、長期の切削に亘ってすぐれた切削性能を維持することができる被覆cBN基焼結工具を提供することである。
そこで、本発明者等は、前述のような観点から、特に合金鋼の焼入れ材などの高硬度鋼で広範な条件での連続切削加工(以下、単に「切削加工」という)で、硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する被覆cBN基焼結工具を開発すべく研究を行った結果、
(a) 硬質被覆層を構成するTiとAlの複合窒化物([Ti1−xAl]N)層は、Alの含有割合x(原子比)の値が、0.40〜0.70の範囲内において所定の耐熱性、高温硬さおよび高温強度を有し、通常の切削加工条件下において必要とされる耐摩耗性は具備しているが、切刃部にきわめて大きな発熱を伴い、あるいは同時に、切刃部に断続的・衝撃的に大きな機械的負荷がかかる高硬度鋼の切削加工においては、TiとAlの複合窒化物([Ti1−xAl]N)層からなる硬質被覆層は高温強度が不足するために、切刃の境界部分に境界異常損傷が生じ、そして、これが原因となり切削性能を長時間維持することができず、比較的短時間で使用寿命に達してしまうこと。
(b)一方、TiとAlとSiの複合窒化物([Ti1−y−zAlSi]N)層は、Alの含有割合y(原子比)の値が、0.45〜0.65の範囲内、Siの含有割合z(原子比)の値が、0.01〜0.10の範囲内において、所定の耐熱性、高温硬さおよび高温強度を有し、通常の切削加工条件下において必要とされる耐摩耗性は具備しているが、切刃部にきわめて大きな発熱を伴い、あるいは同時に、切刃部に断続的・衝撃的に大きな機械的負荷がかかる高硬度鋼の切削加工においては、TiとAlとSiの複合窒化物([Ti1−y−zAlSi]N)層からなる硬質被覆層はcBN基焼結材料との密着力が劣るために、切刃の境界部分に境界異常損傷が生じ、そして、これが原因となり切削性能を長時間維持することができず、比較的短時間で使用寿命に達してしまうこと。
(c)TiとAlの複合窒化物([Ti1−xAl]N)層と[Ti1−y−zAlSi]N)層との積層構造とすることによって、前述したようなそれぞれの層が有する作用が相乗的に作用するとともに、一方の層が持つ欠点に対して、他方の層が持つ利点が補完的に作用する結果、硬質被覆層全体としての耐摩耗性が向上すること。
(d)工具基体を構成するcBN基焼結材料中のcBNの結晶粒径を制御することにより、工具基体上に形成する硬質被覆層を構成する結晶粒の粒径を制御することができ、その結果、耐チッピング性を向上させるとともに、切削時の耐摩耗性を向上することができること。
本発明は、前述した(a)〜(d)に示される研究結果に基づいてなされたものであって、
「(1) 硬質相成分として、少なくとも立方晶窒化硼素粒子を含有する焼結体を工具基体とし該工具基体に硬質被覆層を蒸着形成した表面被覆切削工具において、
(a)前記焼結体全体を100容量%とした時の立方晶窒化硼素粒子の含有割合が、40〜70容量%であり、
(b)前記立方晶窒化硼素粒子は、粒径が2μm未満のものと2〜4μmのものとが混在し、その容量比が、1:9〜5:5であり、
(c)前記工具基体と硬質被覆層の界面において、粒径が2μm未満の立方晶窒化硼素粒子が存在する場所では前記界面から硬質被覆層の最表面までに存在する結晶粒のうち、10〜100nmの粒径を有する結晶粒の個数割合が80%以上であるとともに粒径が2〜4μm未満の立方晶窒化硼素粒子が存在する場所では前記界面から硬質被覆層の最表面までに存在する結晶粒のうち、100nmを超え300nm以下の粒径を有する結晶粒の個数割合が80%以上であり、
(d)前記硬質被覆層は、全層厚が1.3〜4.0μmであり、工具基体側から、
第一層:Ti1−xAlN(0.40≦x≦0.70)、
第二層:Ti1−y−zAlSiN(0.45≦y≦0.65、0.01≦z≦0.10)の皮膜の積層構造を有するとともに第一層の厚さと第二層の厚さとの比が、1:3〜1:5であることを特徴とする表面被覆切削工具。
(2) 前記工具基体は、チャンファーホーニング幅:0.10〜0.15mm、チャンファーホーニング角度:20〜30度、コーナーR:5〜25μmのインサート形状であって、逃げ面上における前記第一層および第二層の皮膜の総括的な圧縮残留応力値が1.5〜4.5GPaであることを特徴とする(1)記載の表面被覆切削工具。」
に特徴を有するものである。
つぎに、本発明の被覆cBN基焼結工具において、これを構成する工具基体のcBN基焼結材料の配合組成および硬質被覆層の組成、層厚を限定した理由を説明する。
(a)cBN基焼結材料中のcBN粒子の含有割合と粒径
(イ)cBN粒子の含有割合:
cBN基焼結材料中のcBN成分は、きわめて硬質で、cBN基焼結材料中で分散相を形成して、耐摩耗性の向上が図れるが、cBN基焼結材料全体に対する含有割合が40容量%未満では、cBN基焼結材料中に存在する硬質物質が少なく、所望の耐摩耗性を確保することができない。一方、70容量%を超えると、cBN基焼結材料自体の焼結性が低下し、cBN基焼結材料中にクラックの起点となる空隙が生成し、耐欠損性が低下する。そのため、本発明が奏する効果をより一層発揮するためには、cBN基焼結材料全体に占めるcBN粒子の含有割合は、40〜70容量%の範囲とすることが好ましい。
ここで、cBN焼結材料に占めるcBN粒子の含有割合(容量%)は、cBN焼結材料の断面組織をSEM(Scanning Electron Microscopy)によって15μm×15μm程度の視野領域で観察し、得られた二次電子像内のcBN粒子の部分を画像処理によって抜き出し、画像解析によってcBN粒子が占める面積を算出し、この面積割合をcBN粒子の含有割合(容量%)とした。
(ロ)cBN粒子の粒径:
本発明におけるcBN粒子は、粒径が2μm未満のものと2〜4μmのものとが混在しており、両者の容量比が、1:9〜5:5であることを特徴としている。
その理由は、工具基体の界面に現れるcBN粒子が結晶核となり、その上に形成される硬質被覆層の結晶粒の粒径に影響を与えており、粒径が2μm未満のcBN粒子が存在している箇所の上に粒径が10〜100nmの比較的微粒の結晶粒が個数割合で80%以上存在し、粒径が2〜4μmのcBN粒子が存在している箇所の上に粒径が100〜300nmの比較的粗粒の結晶粒が個数割合で80%以上存在する。この時、微粒の結晶粒が多く存在することにより、工具基体と硬質被覆層との密着力が発現される。また、粗粒の結晶粒が多く存在することにより、切削時の外力による耐性が強くなり、耐摩耗性を発現する。本発明は、工具基体を構成するcBN粒子の粒径を制御することにより、硬質被覆層の結晶粒の分布割合を制御し、それにより、最も切削性能の向上に寄与する結晶粒の分布割合を幾つもの試験結果に基づき導出したところ、粒径が2μm未満のcBN粒子と2〜4μmのcBN粒子との混在比は、1:9〜5:5であると定めた。
(b)硬質被覆層の第一層:
硬質被覆層の第一層を構成するTiとAlの複合窒化物([Ti1−xAl]N)層におけるTi成分は高温強度の維持、Al成分は高温硬さと耐熱性の向上に寄与することから、硬質被覆層の第一層を構成するTiとAlの複合窒化物([Ti1−xAl]N)層は、所定の高温強度、高温硬さおよび耐熱性を具備する層であって、焼入れ鋼等の高硬度鋼の切削加工時における切刃部の耐摩耗性を確保する役割を基本的に担う。ただ、Alの含有割合xが70原子%を超えると第一層の高温硬さと耐熱性は向上するものの、Ti含有割合の相対的な減少によって、立方晶単相から立方晶と六方晶の混相となり、硬さが低下するため、耐摩耗性が低下しやすくなり、一方、Alの含有割合xが40原子%未満になると、高温での耐酸化性が低下し、その結果、耐チッピング性の低下がみられるようになることから、Alの含有割合xの値を0.40〜0.70と定めた。
(c)硬質被覆層の第二層:
硬質被覆層の第二層を構成するTiとAlとSiの複合窒化物([Ti1−y−zAlSi]N)層におけるTi成分は高温強度の維持、Al成分は高温硬さと耐熱性の向上、Si成分は靭性の向上に寄与することから、硬質被覆層の第二層を構成するTiとAlとSiの複合窒化物([Ti1−y−zAlSi]N)層は、所定の高温強度、高温硬さ、耐熱性および靭性を具備する層であって、焼入れ鋼等の高硬度鋼の切削加工時における切刃部の耐摩耗性を確保する役割を基本的に担う。ただ、Alの含有割合yが65原子%を超えると第二層の高温硬さと耐熱性は向上するものの、Tiの含有割合の相対的な減少によって、高温強度が低下しチッピングを発生しやすくなり、一方、Alの含有割合yが45原子%未満になると、高温硬さと耐熱性が低下し、その結果、耐摩耗性の低下がみられるようになることから、Alの含有割合yの値を0.45〜0.65と定めた。また、Siの含有割合zが10原子%を超えると第二層の硬さは向上するものの、Alの含有割合およびTiの含有割合の相対的な減少によって、高温強度が低下し、チッピングを発生しやすくなる。一方、Siの含有割合zが1原子%未満になると、硬さと耐熱性が低下し、その結果、耐摩耗性の低下がみられるようになることから、Siの含有割合zの値を0.01〜0.10と定めた。
(d)硬質被覆層の圧縮残留応力値:
硬質被覆層の第一層と第二層との統括的な圧縮残留応力が、1.5GPa未満であると切削時の耐摩耗性が悪くなり好ましくない。一方、4.5GPaを超えると切削初期に剥離やチッピングを生じやすくなり好ましくない。したがって、硬質被覆層の第一層と第二層との統括的な圧縮残留応力は、1.5〜4.5GPaとすることが望ましい。
本発明の被覆cBN基焼結工具は、工具基体を構成するcBN粒子の粒径が2μm未満のものと2〜4μmのものとが混在し、硬質被覆層が第一層と第二層との積層構造とすることによって、硬質被覆層中の結晶粒の粒径を制御するという新規な構成により、すぐれた耐熱性、高温硬さ、高温強度および耐衝撃強さを兼ね備えるという従来の被覆cBN基焼結工具とは、異質の効果を奏するものであって、特に合金鋼の焼入れ材などのような高硬度鋼の、高熱発生を伴う、かつ、切刃部に断続的・衝撃的な機械的負荷が加わる連続切削という厳しい条件下の切削加工であっても、硬質被覆層に境界異常損傷の発生はなく、長期に亘って、すぐれた耐摩耗性を発揮するとともに、被削材のすぐれた仕上げ面精度を維持することができるなど、その効果は絶大である。
本発明および比較品の被覆cBN基焼結工具を構成する硬質被覆層を形成するのに用いたアークイオンプレーティング装置を示し、(a)は概略平面図、(b)は概略正面図である。 本発明および比較品の被覆cBN基焼結工具の断面の模式図である。
つぎに、本発明の被覆cBN基焼結工具を実施例により具体的に説明する。
原料粉末として、2μm未満の粒径を有する立方晶窒化硼素(以下、微粒cBNという)粉末および2〜4μmの粒径を有する立方晶窒化硼素(以下、粗粒cBNという)粉末、ならびに、いずれも0.5〜4μmの範囲の平均粒径を有する窒化チタン(TiN)粉末、Al粉末、酸化アルミニウム(Al)粉末を用意し、これら原料粉末を表1に示される配合組成に配合し、ボールミルで80時間湿式混合し、乾燥した後、120MPaの圧力で直径:50mm×厚さ:1.5mmの寸法をもった圧粉体にプレス成形し、ついでこの圧粉体を、圧力:1Paの真空雰囲気中、900〜1300℃の範囲内の所定温度に60分間保持の条件で焼結して切刃片用予備焼結体とし、この予備焼結体を、別途用意した、Co:8質量%、WC:残りの組成、並びに直径:50mm×厚さ:2mmの寸法をもったWC基超硬合金製支持片と重ね合わせた状態で、通常の超高圧焼結装置に装入し、通常の条件である圧力:5GPa、温度:1200〜1400℃の範囲内の所定温度に保持時間:0.8時間の条件で超高圧焼結し、焼結後上下面をダイヤモンド砥石を用いて研磨し、ワイヤー放電加工装置にて一辺3mmの正三角形状に分割し、さらにCo:5質量%、TaC:5質量%、WC:残りの組成およびISO規格CNGA120408の形状(厚さ:4.76mm×一辺長さ:12.7mmの正三角形)をもったWC基超硬合金製チップ本体のろう付け部(コーナー部)に、質量%で、Cu:26%、Ti:5%、Ni:2.5%、Ag:残りからなる組成を有するAg合金のろう材を用いてろう付けし、所定寸法に外周加工した後、切刃部にチャンファーホーニング幅:0.13mm、チャンファーホーニング角度:25°、コーナーR:15μmのホーニング加工を施し、さらに仕上げ研摩を施すことによりISO規格CNGA120408のインサート形状をもった工具基体A〜D、およびF〜Iをそれぞれ製造した。また、ろう付けの工程まで同様で、切刃部のホーニング形状が異なる工具基体として、チャンファーホーニング幅:0.13mm、チャンファーホーニング角度:25°、コーナーR:30μmのホーニング加工を施し、さらに仕上げ研磨を施すことによりISO規格CNGA120408のインサート形状をもった工具基体E、Jをそれぞれ製造した。(ただし、工具基体F〜Jは、後述する比較品用である)
(a)ついで、前記工具基体A〜Eのそれぞれを、アセトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、図1に示されるアークイオンプレーティング装置内の回転テーブル上の中心軸から半径方向に所定距離離れた位置に外周部に沿って装着し、一方側のカソード電極(蒸発源)として、また、他方側のカソード電極(蒸発源)として、それぞれ表2に示される目標組成に対応した成分組成を有する第一層形成用TiAl合金と第二層形成用TiAlSi合金を、回転テーブルを挟んで対向配置し、
(b)まず、装置内を排気して0.1Pa以下の真空に保持しながら、ヒーターで装置内を500℃に加熱した後、Arガス圧力:0.5〜1.0Paの雰囲気とすると共に、タングステンフィラメントに電流50〜60Aの条件下で1分のボンバード処理を3回繰り返す。ボンバード処理の間はタングステンフィラメントに電流を流さない時間を1分設定する事で、ろう材が溶融することを防止する。これらの処理により、工具基体表面に不可避的に付着している有機物等の汚染物を除去する。
(c)さらに、Arガス圧力:2〜4Paの雰囲気とすると共に、タングステンフィラメントに電流50〜60Aの条件下で2分のボンバード処理を8〜10回繰り返す。ボンバード処理の間はタングステンフィラメントに電流を流さない時間を1分設定する事で、ろう材が溶融することを防止する。
(d)次いで、装置内に反応ガスとして窒素ガスを導入して2〜6Paの範囲内の所定の反応雰囲気とすると共に、回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体に−50〜−100Vの範囲内の所定の直流バイアス電圧を印加し、かつ第一層形成用Ti−Al合金とアノード電極との間に100〜150Aの範囲内の所定の電流を流してアーク放電を発生させて、工具基体の表面に、表2に示される目標組成および目標層厚の(Ti,Al)N層を硬質被覆層の第一層として蒸着形成し、
(e)ついで装置内に導入する反応ガスとしての窒素ガスの流量を調整して6〜10Paの範囲内の所定の反応雰囲気とすると共に、回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体に−10〜−100Vの範囲内の所定の直流バイアス電圧を印加した状態で、第二層形成用Ti−Al−Si合金のカソード電極とアノード電極との間に50〜150Aの範囲内の所定の電流を流してアーク放電を発生させて、工具基体の表面に所定層厚の第二層を形成し、もって工具基体の表面に、層厚方向に沿って表2に示される目標組成および目標層厚の第一層と第二層の積層からなる硬質被覆層を同じく表2に示される合計層厚(平均層厚)で蒸着形成することにより、本発明被覆cBN基焼結工具1〜10をそれぞれ製造した。
本発明では、前記(c)のボンバード処理により、工具基体表面露出している結晶粒径が2μm未満の立方晶窒化硼素は周辺の導電性バインダーを介してボンバードされ、その立方晶窒化硼素は表面が粗化されるため、皮膜の成膜初期においては結晶核が形成されやすく、結晶粒径が100nm未満の結晶粒が主の皮膜が形成される。一方、工具基体表面露出している結晶粒径が2μm以上の立方晶窒化硼素はほとんどボンバードされることがなく、その立方晶窒化硼素は表面の粗化処理がなされないため、結晶核が形成されにくく、結晶粒径が100nm以上の結晶粒が主の皮膜が形成される。
また、比較の目的で、工具基体A〜Jを用い、前述した(a)〜(e)と同様の方法を用いて、工具基体の表面に、層厚方向に沿って表3に示される目標組成および目標層厚の第一層と第二層の積層からなる硬質被覆層を同じく表3に示される合計層厚(平均層厚)で蒸着形成することにより、比較品被覆cBN基焼結工具1〜10をそれぞれ製造した。
この結果得られた各種の被覆cBN基焼結工具のインサート本体を構成するcBN基焼結材料について、その組織を走査型電子顕微鏡を用いて観察したところ、いずれのインサート本体も、実質的に分散相を形成するcBN相と連続相を形成するTiN相との界面に超高圧焼結反応生成物が介在した組織を示した。
さらに、硬質被覆層について、その組成を透過型電子顕微鏡を用いてのエネルギー分散型X線分析法により測定したところ、それぞれ目標組成と実質的に同じ組成を示し、また、その平均層厚を透過型電子顕微鏡を用いて断面測定したところ、いずれも目標層厚と実質的に同じ平均値(5ヶ所の平均値)を示した。
また、本発明被覆cBN基焼結工具1〜10および比較品被覆cBN基焼結工具1〜10の硬質被覆層について、sinΨ法を用い、X線回折装置によって逃げ面上における第一層および第二層の皮膜の圧縮残留応力を総括的に捉えた圧縮残留応力(以下、「総括的な圧縮残留応力」という)の値を測定した。第一層:Ti1−xAlN(0.40≦x≦0.70)および第二層:Ti1−y−zAlSiN(0.45≦y≦0.65、0.01≦z≦0.10)はいずれも立方晶構造であることを確認した。また、X線回折装置により得られる第一層起因、第二層起因の回折ピークの位置は同等で分離が困難であることから、第一層および第二層の二つのピークを一つのピークとみなしてsinΨ法を用いる。測定には、Cr管球にてTi1−xAlNおよびTi1−y−zAlSiNの(220)面の回折ピークを用い、ヤング率として530GPa、ポアソン比として0.2を使用して計算を実施した。
また、立方晶窒化硼素粒子上の硬質被覆層の結晶粒径の測定方法を以下に記載する。工具基体の断面を切り出し、その断面をSEMにて観察する。硬質被覆層と立方晶窒化硼素粒子との界面において、立方晶窒化硼素粒子の端部から硬質被覆層表面に向かい界面と垂直に直線を引く。なお、硬質被覆層と立方晶窒化硼素粒子との界面において立方晶窒化硼素粒子の端部間の直線距離を、界面における立方晶窒化硼素の粒径と定義する。界面において粒径が2μm未満の立方晶窒化硼素(以下、界面における微粒cBNという)上の硬質被覆層、および界面において粒径が2〜4μmの立方晶窒化硼素(以下、界面における粗粒cBNという)上の領域に形成されている硬質被覆層において、それぞれ硬質被覆層表面から深さ0.5μmの領域に形成されている結晶粒、および硬質被覆層内における工具基体と硬質被覆層の界面から厚さ0.5μmの領域に形成されている結晶粒にて、工具基体表面と平行に直線を引き、結晶粒界間の距離を粒径と定義する。なお、工具基体表面と平行に直線を引く位置は、各結晶粒において最長の結晶粒径となる位置とする。界面における微粒cBN、および界面における粗粒cBN上の硬質被覆層において、計測する結晶粒の個数は、それぞれの位置で各200個とする。界面における微粒cBN、および界面における粗粒cBN上の硬質被覆層の結晶粒径はそれぞれ400個分の計測データを用いて、界面における微粒cBN結晶粒上の硬質被覆層における粒径が10〜100nmである結晶粒の個数割合、および界面における粗粒cBN結晶粒上の硬質被覆層における粒径が100〜300nmである結晶粒の個数割合算出した。図2に模式図を示す。
表2、表3にこれらの値を示す。
つぎに、前記各種の被覆cBN基焼結工具を、いずれも工具鋼製バイトの先端部に固定治具にてネジ止めした状態で、本発明被覆cBN基焼結工具1〜10および比較品被覆cBN基焼結工具1〜10のうち、本発明被覆cBN基焼結工具1〜5および比較品被覆cBN基焼結工具1〜5については、以下に示す切削条件A、Bで連続切削試験を行い、また、本発明被覆cBN基焼結工具6〜10および比較品被覆cBN基焼結工具6〜10については、同じく以下に示す切削条件a、bで連続切削試験を実施した。
[切削条件A]
被削材:JIS・SCM415の浸炭焼入れ材(硬さ:HRC61)の丸棒、
切削速度: 180 m/min.、
切り込み: 0.2 mm、
送り: 0.15 mm/rev.、
切削時間: 15 分、
の条件での合金鋼の乾式連続切削加工試験(通常の切削速度は150m/min.)、
[切削条件B]
被削材:JIS・SCr420の浸炭焼入れ材(硬さ:HRC60)の丸棒、
切削速度: 180 m/min.、
切り込み: 0.2 mm、
送り: 0.15 mm/rev.、
切削時間: 15 分、
の条件での合金鋼の乾式連続切削加工試験(通常の切削速度は150m/min.)、
[切削条件a]
被削材:JIS・SCM415の浸炭焼入れ材(硬さ:HRC61)の丸棒、
切削速度: 250 m/min.、
切り込み: 0.2 mm、
送り: 0.10 mm/rev.、
切削時間: 5 分、
の条件での合金鋼の乾式連続切削加工試験(通常の切削速度は150m/min.)、
[切削条件b]
被削材:JIS・SCr420の浸炭焼入れ材(硬さ:HRC60)の丸棒、
切削速度: 250 m/min.、
切り込み: 0.2 mm、
送り: 0.1 mm/rev.、
切削時間: 5 分、
の条件での合金鋼の乾式連続切削加工試験(通常の切削速度は150m/min.)を行い、いずれの切削加工試験でも切刃の逃げ面摩耗幅(mm)と被削材の仕上げ面精度(JIS B0601−2001による最大高さ(Rz(μm))を測定した。この測定結果を表4に示した。
表2〜4に示される結果から、本発明被覆cBN基焼結工具は、いずれも硬質被覆層が、全層厚がそれぞれ1.3〜4.0μmで、第一層と第二層との厚さの比が、1:3〜1:5である第一層:Ti1−xAlN(0.40≦x≦0.70)と第二層:Ti1−y−zAlSiN(0.45≦y≦0.65、0.01≦z≦0.10)の積層構造を有し、第一層がすぐれた耐熱性、高温強度とすぐれた高温硬さを備え、さらに、第二層がすぐれた耐熱性、高温硬さとより一段とすぐれた高温強度と耐衝撃強さを備えているとともに、硬質被覆層中の結晶粒の粒径が制御されていることにより、合金鋼の焼入れ鋼等の高硬度鋼の切削加工でも、欠損、境界異常損傷およびチッピングの発生なく、すぐれた耐摩耗性を発揮するとともに、被削材のすぐれた仕上げ面精度を確保することができるのに対して、硬質被覆層が本発明のような条件を備えていない比較品被覆cBN基焼結工具は、特に硬質被覆層の高温強度、耐衝撃強さ不足が原因で、刃先に欠損、境界異常損傷やチッピングが発生し、被削材の仕上げ面精度を維持することができないばかりか、比較的短時間で使用寿命に至ることが明らかである。
本発明の被覆cBN基焼結工具は、各種の鋼や鋳鉄などの通常の切削条件での切削加工は勿論のこと、特に合金鋼の焼入れ材等のような高硬度鋼の、高熱発生を伴い切刃部にきわめて大きな断続的・衝撃的な機械的負荷が加わる連続切削であっても、硬質被覆層がすぐれた耐境界異常損傷性を発揮し、すぐれた被削材仕上げ面精度を長期に亘って維持するとともにすぐれた耐摩耗性をも示すものであるから、切削加工装置の高性能化、並びに切削加工の省力化および省エネ化、さらに低コスト化に十分満足に対応できるものである。

Claims (2)

  1. 硬質相成分として、少なくとも立方晶窒化硼素粒子を含有する焼結体を工具基体とし該工具基体に硬質被覆層を蒸着形成した表面被覆切削工具において、
    (a)前記焼結体全体を100容量%とした時の立方晶窒化硼素粒子の含有割合が、40〜70容量%であり、
    (b)前記立方晶窒化硼素粒子は、粒径が2μm未満のものと2〜4μmのものとが混在し、その容量比が、1:9〜5:5であり、
    (c)前記工具基体と硬質被覆層の界面において、粒径が2μm未満の立方晶窒化硼素粒子が存在する場所では前記界面から硬質被覆層の最表面までに存在する結晶粒のうち、10〜100nmの粒径を有する結晶粒の個数割合が80%以上であるとともに粒径が2〜4μm未満の立方晶窒化硼素粒子が存在する場所では前記界面から硬質被覆層の最表面までに存在する結晶粒のうち、100nmを超え300nm以下の粒径を有する結晶粒の個数割合が80%以上であり、
    (d)前記硬質被覆層は、全層厚が1.3〜4.0μmであり、工具基体側から、
    第一層:Ti1−xAlN(0.40≦x≦0.70)、
    第二層:Ti1−y−zAlSiN(0.45≦y≦0.65、0.01≦z≦0.10)の皮膜の積層構造を有するとともに第一層の厚さと第二層の厚さとの比が、1:3〜1:5であることを特徴とする表面被覆切削工具。
  2. 前記工具基体は、チャンファーホーニング幅:0.10〜0.15mm、チャンファーホーニング角度:20〜30度、コーナーR:5〜25μmのインサート形状であって、逃げ面上における前記第一層および第二層の皮膜の総括的な圧縮残留応力値が1.5〜4.5GPaであることを特徴とする請求項1記載の表面被覆切削工具。
JP2013196136A 2013-09-20 2013-09-20 高硬度鋼の切削加工ですぐれた耐チッピング性を長期に亘って発揮する表面被覆切削工具 Expired - Fee Related JP6172519B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013196136A JP6172519B2 (ja) 2013-09-20 2013-09-20 高硬度鋼の切削加工ですぐれた耐チッピング性を長期に亘って発揮する表面被覆切削工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013196136A JP6172519B2 (ja) 2013-09-20 2013-09-20 高硬度鋼の切削加工ですぐれた耐チッピング性を長期に亘って発揮する表面被覆切削工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015058526A JP2015058526A (ja) 2015-03-30
JP6172519B2 true JP6172519B2 (ja) 2017-08-02

Family

ID=52816479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013196136A Expired - Fee Related JP6172519B2 (ja) 2013-09-20 2013-09-20 高硬度鋼の切削加工ですぐれた耐チッピング性を長期に亘って発揮する表面被覆切削工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6172519B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000218411A (ja) * 1999-01-29 2000-08-08 Kyocera Corp 立方晶窒化硼素質焼結体切削工具
JP2000247746A (ja) * 1999-02-26 2000-09-12 Kyocera Corp 立方晶窒化硼素質焼結体切削工具
JP2004174616A (ja) * 2002-11-25 2004-06-24 Mitsubishi Materials Kobe Tools Corp 高送り条件での切削加工ですぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆超硬合金製エンドミルの製造方法
JP5035956B2 (ja) * 2006-10-19 2012-09-26 三菱マテリアル株式会社 硬質被覆層がすぐれた耐欠損性を発揮する表面被覆切削工具
JP2009034781A (ja) * 2007-08-02 2009-02-19 Sumitomo Electric Hardmetal Corp 表面被覆切削工具
JP5125646B2 (ja) * 2008-03-19 2013-01-23 株式会社タンガロイ 立方晶窒化硼素焼結体工具
EP2336383A1 (en) * 2009-12-04 2011-06-22 Sandvik Intellectual Property AB Multilayered coated cutting tool
JP5532320B2 (ja) * 2010-07-08 2014-06-25 住友電工ハードメタル株式会社 表面被覆切削工具およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015058526A (ja) 2015-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102326622B1 (ko) 내치핑성, 내마모성이 우수한 표면 피복 절삭 공구
JP2012096304A (ja) 耐剥離性に優れる表面被覆立方晶窒化ほう素基超高圧焼結材料製切削工具
JP2008188734A (ja) 硬質被覆層がすぐれた耐欠損性を発揮する表面被覆切削工具
JP5418833B2 (ja) 表面被覆立方晶窒化ほう素基超高圧焼結材料製切削工具
JP5686253B2 (ja) 耐剥離性に優れる表面被覆立方晶窒化ほう素基超高圧焼結材料製切削工具
JP5402507B2 (ja) 表面被覆切削工具
JP5293330B2 (ja) 表面被覆立方晶窒化ほう素基超高圧焼結材料製切削工具
JP6213269B2 (ja) 高硬度鋼の切削加工ですぐれた耐チッピング性を長期に亘って発揮する表面被覆切削工具
WO2016084939A1 (ja) 耐チッピング性、耐摩耗性にすぐれた表面被覆切削工具
JP2008254159A (ja) 表面被覆立方晶窒化ほう素基超高圧焼結材料製切削工具
JP5223743B2 (ja) 表面被覆立方晶窒化ほう素基超高圧焼結材料製切削工具
JP2007152544A (ja) 高硬度鋼の高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆立方晶窒化ほう素基超高圧焼結材料製切削工具
JP4807575B2 (ja) 高硬度鋼の高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆立方晶窒化ほう素基超高圧焼結材料製切削工具
JP4725774B2 (ja) 硬質被覆層が高硬度鋼の断続重切削加工ですぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆立方晶窒化硼素基焼結材料製切削工具
JP2007152542A (ja) 高硬度鋼の重切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆立方晶窒化ほう素基超高圧焼結材料製切削工具
JP4985914B2 (ja) 仕上げ面精度に優れる表面被覆立方晶窒化ほう素基超高圧焼結材料製切削工具
JP5397690B2 (ja) 硬質被覆層がすぐれた耐欠損性を発揮する表面被覆切削工具
JP2011051060A (ja) 表面被覆切削工具
JP6172519B2 (ja) 高硬度鋼の切削加工ですぐれた耐チッピング性を長期に亘って発揮する表面被覆切削工具
JP2003245806A (ja) 断続重切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆立方晶窒化硼素基焼結材料製切削工具
JP2008302439A (ja) 表面被覆立方晶窒化ほう素基超高圧焼結材料製切削工具
JP5402155B2 (ja) 表面被覆立方晶窒化ほう素基超高圧焼結材料製切削工具
JP4883471B2 (ja) 高硬度鋼の重切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆立方晶窒化ほう素基超高圧焼結材料製切削工具
JP2005022021A (ja) 重切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆立方晶窒化硼素基焼結材料製切削工具
JP2010284759A (ja) 表面被覆切削工具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160331

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170608

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170621

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6172519

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees