JP6167007B2 - 脱水機、脱水方法及び除菌方法 - Google Patents

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Description

本発明は、水に濡れた被乾燥物を短時間で脱水する脱水機等に関する。
スポーツジムやスイミングスクールなどでは、濡れた水着などを持ち帰りやすくするために、短時間で脱水することができる脱水機等が設置されている。このような脱水機に関する技術として、特許文献1、2に示す技術が開示されている。
特許文献1に示す技術は、上面に開閉蓋2を有する機本体1内の上位に設置した受枡4内に、上から被乾燥物を投入できるように上面が開口した脱水篭6を有し、該脱水篭6の回転シャフト8を前記受枡4の底面を貫通しその下方に設置した駆動モータ7に連繋してなる脱水機において、前記脱水篭6の下面に、前記シャフト8を覆うスカート部材20を設けたことを特徴とし、脱水篭6の篭目から水分とともに放出され、渦流にのって中心に集められる繊維くずなどがシャフトに絡み付くことを遮蔽できるものである。
また、特許文献2に示す技術は、上面に開閉蓋を有する機本体内の上位に設置した水受枡の内部に、上面が開口した脱水篭を設け、該脱水篭の支持シャフトを前記水受枡の底面下に設置した駆動モータに連繋してなる脱水機において、前記脱水篭に向けてノズルを有する除菌消臭水散布手段を設けたものである。
特開平11−342297号公報 特開2013−102983号公報
不特定多数の人が水着のような体に直接密着したものを同じ脱水機で脱水する場合、衛生面の問題がある。すなわち、他人が脱水した後に何の除菌も行わずに自分の水着を脱水するのは非常に抵抗があり、脱水機能を有効利用できない場合がある。特許文献2に示す技術は、脱水籠に向けてノズルを有する除菌消臭水散布手段を設けているが、除菌消臭水を貯蔵する容器は、脱水機に隣接して配設されているため機器全体が大型化してしまう。
また、除菌消臭水を脱水籠に投入した被乾燥物に散布して濡らした上で脱水を行うため、除菌消臭水が脱水ごとに大量に必要となり、コスト面や脱水後の残留液の面で課題が残る。
本発明は、装置の上部から脱水籠の内壁に向かって薬液を噴射することで脱水籠を少ない薬液で除菌し、装置の小型化を実現させる脱水機を提供する。
本発明に係る脱水機は、装置本体の外側を覆うケースと、前記ケースの内側に配設され、上部が開放された筒状体で形成される内部容器と、前記内部容器の内側に配設され、対象物が投入される脱水籠と、前記脱水籠に接続されて当該脱水籠を回転駆動する駆動手段と、前記ケースの上部に開閉自在に取り付けられ、前記内部容器の上部開口部を遮蔽する蓋体と、前記蓋体の内側に取り付けられ、前記脱水籠の内壁に向かって薬液を噴射する噴射手段とを備えるものである。
このように、本発明に係る脱水機においては、装置本体の外側を覆うケースと、前記ケースの内側に配設され、上部が開放された筒状体で形成される内部容器と、前記内部容器の内側に配設され、対象物が投入される脱水籠と、前記脱水籠に接続されて当該脱水籠を回転駆動する駆動手段と、前記ケースの上部に開閉自在に取り付けられ、前記内部容器の上部開口部を遮蔽する蓋体と、前記蓋体の内側に取り付けられ、前記脱水籠の内壁に向かって薬液を噴射する噴射手段とを備えるため、最も除菌すべき場所である脱水籠の内側に薬液を噴射することができ、脱水籠を確実に除菌することができるという効果を奏する。
本発明に係る脱水機は、前記噴射手段が、前記駆動手段により前記脱水籠が回転駆動している状態で前記薬液を噴射するものである。
このように、本発明に係る脱水機においては、脱水籠の内壁に薬液を噴射しながら脱水籠が回転駆動するため、脱水籠の内壁を均等に満遍なく除菌することができるという効果を奏する。
本発明に係る脱水機は、前記噴射手段が薬液を噴射している場合における前記脱水籠の回転速度が、前記噴射手段が薬液を噴射していない場合における前記脱水籠の回転速度より遅いものである。
このように、本発明に係る脱水機においては、薬液を噴射している除菌中の場合における脱水籠の回転速度が、薬液を噴射していない脱水中の場合における脱水籠の回転速度より遅いため、ゆっくりした回転で脱水籠の内壁にしっかりと薬液を付着させて確実に除菌することができるという効果を奏する。
本発明に係る脱水機は、前記内部容器の内側面に螺旋状の突起部を備え、前記脱水籠の回転方向に射出された液体が、前記突起部を伝って下方に流出されるものである。
このように、本発明に係る脱水機においては、前記内部容器の内側面に螺旋状の突起部を備え、前記脱水籠の回転方向に射出された液体が、前記突起部を伝って下方に流出されるため、除菌に使用した薬液や脱水された水分を効率よく下方に排出することができるという効果を奏する。
本発明に係る脱水機は、前記脱水籠の側面部が、少なくとも3つの同サイズの板状部材を円弧状に湾曲して側面部材を形成し、当該側面部材の両端の直線部分を接合して形成されているものである。
このように、本発明に係る脱水機においては、前記脱水籠の側面部が、少なくとも3つの同サイズの板状部材を円弧状に湾曲して側面部材を形成し、当該側面部材の両端の直線部分を接合して形成されているため、側面部分の溶接により生じる偏心をなくすことができ、駆動手段による回転を高精度に行うことができるという効果を奏する。また、側面部分の溶接による重量の差が生じないため、重り等による偏心防止を行う必要がなくなり、製造効率を上げることができるという効果を奏する。
本発明に係る脱水機は、前記脱水籠の底面部が、中心部分に前記駆動手段を接合する接合領域を有し、当該接合領域の外周に下方向に対してテーパ状の貯水空間が形成され、当該貯水空間の先端部分に液体を排水するための排液孔が形成されているものである。
このように、本発明に係る脱水機においては、前記脱水籠の底面部が、中心部分に前記駆動手段を接合する接合領域を有し、当該接合領域の外周に下方向に対してテーパ状の貯水空間が形成され、当該貯水空間の先端部分に液体を排水するための排液孔が形成されているため、脱水により生じた水や除菌のための薬液は、貯水空間から排液孔を通って下の方に流出され、脱水籠底面の中心部分に接合される駆動手段としてのモータには液体が付着することがなく、故障を減らすことができるという効果を奏する。
本発明に係る脱水方法は、前記脱水機を用いた脱水方法であって、前記脱水籠に前記対象物が投入され前記蓋体が閉じられた状態で脱水開始の信号を検知するステップと、前記信号が検知されると前記蓋体の開閉をロックするステップと、前記信号が検出されている間、前記駆動手段により前記脱水籠を高速回転駆動させて脱水動作を行うステップと、前記信号が検出されなくなった場合に、前記高速回転駆動を停止するステップと、前記高速回転駆動の停止後に前記蓋体のロックを解除するステップとを含むものである。
このように、本発明に係る脱水方法においては、前記脱水籠に前記対象物が投入され前記蓋体が閉じられた状態で脱水開始の信号を検知し、前記信号が検知されると前記蓋体の開閉をロックし、前記信号が検出されている間、前記駆動手段により前記脱水籠を高速回転駆動させて脱水動作を行い、前記信号が検出されなくなった場合に、前記高速回転駆動を停止し、前記高速回転駆動の停止後に前記蓋体のロックを解除するため、利用者の操作にしたがって、脱水開始の信号を検知している間のみ安全に脱水を行うことができるという効果を奏する。
本発明に係る除菌方法は、前記脱水機を用いた除菌方法であって、前記蓋体が閉じられた状態で除菌開始の信号を検知するステップと、前記信号が検知されると前記蓋体の開閉をロックするステップと、前記駆動手段により前記脱水籠を回転駆動させながら、前記信号の検知に応じて前記噴射手段から除菌用の薬液を噴射するステップと、前記脱水籠の回転駆動から所定時間経過後、当該回転駆動を停止するステップと、前記回転駆動の停止後に前記蓋体のロックを解除するステップとを含むものである。
このように、本発明に係る除菌方法においては、前記蓋体が閉じられた状態で除菌開始の信号を検知し、前記信号が検知されると前記蓋体の開閉をロックし、前記駆動手段により前記脱水籠を回転駆動させながら、前記信号の検知に応じて前記噴射手段から除菌用の薬液を噴射し、前記脱水籠の回転駆動から所定時間経過後、当該回転駆動を停止し、前記回転駆動の停止後に前記蓋体のロックを解除するため、利用者の操作にしたがって、除菌開始の信号を検知している間のみ安全に除菌を行うことができるという効果を奏する。
本発明に係る除菌方法は、前記脱水方法を実行した後に、前記除菌方法が実行されるものである。
このように、本発明に係る除菌方法においては、前記脱水方法を実行した後に、前記除菌方法が実行されるため、脱水後の脱水籠を少量の薬液で確実に除菌することができるという効果を奏する。
第1の実施形態に係る脱水機の上部の斜視図である。 第1の実施形態に係る脱水機の背面投影図である。 第1の実施形態に係る脱水機の上部の背面投影図である。 第1の実施形態に係る脱水機の上部の左側面投影図である。 第1の実施形態に係る脱水機の操作パネルの一例を示す図である。 第1の実施形態に係る脱水機を用いた脱水処理のフローチャートである。 第1の実施形態に係る脱水機を用いた除菌処理のフローチャートである。 第2の実施形態に係る脱水機の集水籠及び脱水籠を示す図である。 第3の実施形態に係る脱水機の脱水籠を示す図である。 第4の実施形態に係る脱水機の脱水籠底面部の断面図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。また、本実施形態の全体を通して同じ要素には同じ符号を付けている。
(本発明の第1の実施形態)
本実施形態に係る脱水機について、図1ないし図4を用いて説明する。本実施形態に係る脱水機は、例えば、スイミングスクールやスポーツジムなどで使用した水着を急速に脱水するものであり、利用者が脱水する際に事前に空の状態で脱水機内部の除菌を行うことで衛生面を確保して清潔に脱水を行うことができるものである。
図1は、本実施形態に係る脱水機の上部の斜視図、図2は、本実施形態に係る脱水機の背面投影図、図3は、本実施形態に係る脱水機の上部の背面投影図、図4は、本実施形態に係る脱水機の上部の左側面投影図、図5は、本実施形態に係る脱水機の操作パネルの一例を示す図である。
図1ないし図5を用いて、本実施形態に係る脱水機の構造を説明する。脱水機1は、装置全体を覆うケース2の内部に、上部が開放された筒状態で形成される内部容器である集水籠3を有している。集水籠3の内部には、脱水の対象となる被乾燥物を投入するために上部が開放された筒状態の脱水籠4を有している。この脱水籠4の側面には、脱水により搾り出された水分を排出するための脱水孔5が形成されている。集水籠3の側面内側と脱水籠4の側面外側は非接触状態となっており、脱水孔5から排出された水分は、集水籠3の側面内側に当たって下方に排水される。
脱水籠4の下方には、当該脱水籠4に接続されて回転駆動させるモータ6を備える。モータ6は、振動を防止するための3つの防振ゴム7(1つは図示しない)の上に固着されており、当該防振ゴム7は、装置本体の中段部分に設置されたモータ設置台8に固定されている。このモータ6は、脱水モードと除菌モードとで異なる回転速度で回転駆動を行う。被乾燥物の脱水を行う脱水モードの場合に比べて、被乾燥物が投入されていない除菌モードの方が回転速度が遅い。
ケース2の上部には、集水籠3の上部開口部を遮蔽するための蓋体9が開閉自在に取り付けられており、蓋体9の内側には、脱水籠4の内壁に向かって除菌液を噴射する除菌ノズル10が取り付けられている。除菌ノズル10から噴射される除菌液は、集水籠3の背面部分に配設された薄板状の除菌タンク11に貯蔵されており、除菌ポンプ12により除菌タンク11内の除菌液が吸い上げられ、薬液用チューブ13を通って除菌ノズル10から噴射される。除菌タンク11への除菌液の補給は、ケース2上部の後ろ側に配設された薬液投入口14から行われる。除菌タンク11内には除菌液の液切れを検出するためのフロートスイッチ15を備えており、フロートスイッチ15のON/OFFの情報を制御部(図示しない)が検知し、液切れの場合にはアラートを出力する。
集水籠3の下方には排水ホース16に接続するための孔が空いており、この孔が排水ホース16と接続されて集水籠3内部に生じた水分を排水する。排水ホース16は、装置本体の下段部分に設置された排水容器17に接続されており、排水ホース16を伝った水分や除菌液が排水容器17に溜まるようになっている。排水容器17は本体から取り外し自在になっており、排液がある程度溜まったら定期的に廃棄する。
ケースの上部には、利用者が操作するための操作パネル18が配設されている。図5は、操作パネル18の一例を示す図である。操作パネル18は、被乾燥物の脱水を行うための脱水ボタン19と、被乾燥物が脱水籠4に投入されていない状態で当該脱水籠4の除菌を行うための除菌ボタン20が配置されている。詳細は後述するが、脱水処理に関しては、脱水ボタン19が押下されている間のみ脱水処理を行う。除菌処理に関しては、除菌ボタン20が押下されると予め定められた所定時間の間、除菌処理を行う。また、脱水中や除菌中で脱水籠4が回転駆動されている間は、安全性を確保するために蓋体9がロックされ、ロックされている間は蓋ロックランプ21が点灯する。上記に示したように、フロートスイッチ15により除菌液の液切れを検出した場合は、アラートとしてスタッフコールランプ22が点灯する。
次に、図6及び図7を用いて、本実施形態に係る脱水機を用いた脱水処理及び除菌処理の動作について説明する。図6は、本実施形態に係る脱水機を用いた脱水処理のフローチャート、図7は、本実施形態に係る脱水機を用いた除菌処理のフローチャートである。
図6において、まず、脱水機1の蓋体9が開蓋され(S61)、脱水籠4に脱水の対象物となる被乾燥物が投入される(S62)。利用者により蓋体9が閉蓋され(S63)、操作パネル18の脱水ボタン19が押下される(S64)。脱水ボタン19が押下されると、制御部がそれを検知して蓋体9がロックされ(S65)、蓋体9がロックされたことが確認されると、脱水動作、すなわち脱水籠4を高速で回転駆動する(S66)。この脱水動作は、脱すボタン19が押下されている間、すなわち脱水ボタン19の信号が検知されている間実行される。利用者により脱水ボタン19が解除され信号が検知されなくなると、脱水処理を停止する(S67)。ただし、悪戯防止のために、脱水ボタン19が連続して所定時間(例えば、20秒程度)以上連続して押下された場合は、脱水処理を自動で停止するようにしてもよい。脱水籠4の回転が完全に停止したことが確認されると蓋体9のロックが解除され(S68)、脱水された被乾燥物を取り出すことが可能となる。
このような脱水処理が行われた後、すぐに次の利用者が脱水処理を行うには衛生面で抵抗があるため、次の利用者は脱水籠4に対して脱水処理の前に除菌処理を実行することができる。図7において、前の利用者が蓋体9を開蓋している場合は閉蓋され(S71)、操作パネル18の除菌ボタン20が押下される(S72)。除菌ボタン20が押下されると、制御部がそれを検知して蓋体9がロックされ(S73)、蓋体9がロックされたことが確認されると、除菌動作、すなわち脱水籠4を低速で回転駆動する(S74)。除菌動作の際は、除菌液を脱水籠4にしっかりと馴染ませるため、脱水処理の場合より低速(例えば、脱水処理の場合の1/10程度の速度)で回転駆動を行う。回転駆動しながら除菌ノズル10から除菌液を脱水籠4の内壁に向かって噴射する(S75)。このように回転駆動させながら、内壁に除菌液を噴射することで、少量の除菌液で脱水籠4全体を均等に満遍なく除菌することができる。所定時間が経過すると回転駆動を停止する(S76)。脱水籠4の回転が完全に停止したことが確認されると蓋体9のロックが解除され(S77)、脱水処理に移行することが可能となる。
(本発明の第2の実施形態)
本実施形態に係る脱水機について、図8を用いて説明する。本実施形態に係る脱水機は、脱水処理により生じた水分や除菌処理に使用した除菌液を排水し易くするために、集水籠3の内側面に螺旋状に巻かれた突起を備え、脱水籠から射出された水分や除菌液が突起を伝って下方に流出させるようにしたものである。
図8は、本実施形態に係る脱水機の集水籠及び脱水籠を示す図である。図に示す通り、本実施形態に係る脱水機1においては、集水籠3の内側面に螺旋状に巻回された突起部23を複数備えている。脱水籠4の回転駆動により脱水孔5から排出された液体は、遠心力により集水籠3の内壁面に衝突する。その際に、集水籠3の内壁面に対して鋭角に衝突し、衝突後も回転方向に移動する。図8に示すような突起部23を備えることで、集水籠3の内側を回転方向に移動する液体を止めることができると共に、液体が止まることにより大きな固まりとして突起部23を伝って下方に効率よく流出することができる。
なお、集水籠3の底部は、排水ホース16に接続するための孔に向かって全体が傾斜して形成されるようにしてもよい。そうすることで、集水籠3からの排水を効率よく行うことが可能となる。
(本発明の第3の実施形態)
本実施形態に係る脱水機について、図9を用いて説明する。本実施形態に係る脱水機は、脱水籠3を偏心することなく正確な円弧状に回転させるために、脱水籠3の側面部が、少なくとも3つの同サイズの板状部材を円弧状に湾曲して側面部材を形成し、当該側面部材の両端の直線部分を接合して形成されている。
図9は、従来知られている脱水機及び本実施形態に係る脱水機における脱水籠の全体斜視図である。図9(A)は従来知られている脱水機における脱水籠を示し、図9(B)は本実施形態に係る脱水機における脱水籠を示している。従来の脱水機における脱水籠4は、長方形の板状の鋼板を円形に丸め、その両端部分を相互に溶接して接合することで筒状体を形成していた。この場合、溶接された接合部分が他の部分と比較して重量が大きくなってしまい、モータによる回転駆動する際に偏心して故障の原因となっていた。そこで、従来においては、接合部と重量のバランスを取るために重り91を取りつけて偏心を防止していた。しかしながら、重量のバランスを取るための重り91の重さや位置を正確に特定して取り付けるのは非常に手間が掛かってしまう。
そこで、本実施形態においては、図9(B)に示すように3つ以上(ここでは4つ)の同サイズ、同形状の側面部材4a〜4dの端部をそれぞれ接合部で接合して筒状体を形成することで、重量のバランスを正確に取ることができ、重りの取り付け作業を行う必要がなくなる。図9(B)の場合は、図9(C)(左側が脱水籠4の上面図、右側が脱水籠4の側面図である)に示すような中心角が90度となる円弧状に湾曲された同サイズ、同形状の側面部材4a〜4dを用意し、それぞれの端部を接合板で接合する。そうすることで、接合部が均等に4箇所に分散し、回転駆動の偏心をなくすことができる。
このように、本実施形態に係る脱水機においては、脱水籠4に重量のバランスを取るための重り91等を正確に取り付ける手間を省き、製造効率を上げつつ回転駆動の偏心をなくすことができる。
(本発明の第4の実施形態)
本実施形態に係る脱水機について、図10を用いて説明する。本実施形態に係る脱水機は、脱水籠の底面部が、中心部分にモータを接合する接合領域を有し、当該接合領域の外周に下方向に対してテーパ状の貯水空間が形成され、当該貯水空間の先端部分に液体を排水するための排液孔が形成されている。
図10は、本実施形態に係る脱水機における脱水機の底面部の断面図である。底面部30の中心部分にはモータ6と脱水籠4とを連接する駆動軸を取り付けるための領域となるモータ接合領域31を有し、このモータ接合領域31の外周に下方向にテーパ状の貯水空間32が形成されている。貯水空間32の下方先端には脱水籠4の内部に生じた水分や除菌液を排液するための排液孔33が形成されている。
すなわち、脱水籠4の内部に生じた液体は貯水空間32に溜まると共に排液孔33から排液されるため、モータ6に直接液体が付着することがなく、モータ6の液体による故障をなくすことができる。
1 脱水機
2 ケース
3 集水籠
4 脱水籠
5 脱水孔
6 モータ
7 防振ゴム
8 モータ設置台
9 蓋体
10 除菌ノズル
11 除菌タンク
12 除菌ポンプ
13 薬液用チューブ
14 薬液投入口
15 フロートスイッチ
16 排水ホース
17 排水容器
18 操作パネル
19 脱水ボタン
20 除菌ボタン
21 蓋ロックランプ
22 スタッフコールランプ
23 突起部
30 底面部
31 モータ接合領域
32 貯水空間
33 排液孔
91 重り

Claims (9)

  1. 装置本体の外側を覆うケースと、
    前記ケースの内側に配設され、上部が開放された筒状体で形成される内部容器と、
    前記内部容器の内側に配設され、対象物が投入される脱水籠と、
    前記脱水籠に接続されて当該脱水籠を回転駆動する駆動手段と、
    前記ケースの上部に開閉自在に取り付けられ、前記内部容器の上部開口部を遮蔽する蓋体と、
    前記蓋体の内側に取り付けられ、前記蓋体内側の上方から前記脱水籠の内壁に対して斜め下方に向かって薬液を噴射する噴射手段とを備えることを特徴とする脱水機。
  2. 請求項1に記載の脱水機において、
    前記噴射手段が、前記駆動手段により前記脱水籠が回転駆動している状態で前記薬液を噴射することを特徴とする脱水機。
  3. 請求項2に記載の脱水機において、
    前記噴射手段が薬液を噴射している場合における前記脱水籠の回転速度が、前記噴射手段が薬液を噴射していない場合における前記脱水籠の回転速度より遅いことを特徴とする脱水機。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の脱水機において、
    前記内部容器の内側面に螺旋状の突起部を備え、
    前記脱水籠の回転方向に射出された液体が、前記突起部を伝って下方に流出されることを特徴とする脱水機。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の脱水機において、
    前記脱水籠の側面部が、少なくとも3つの同サイズの板状部材を円弧状に湾曲して側面部材を形成し、当該側面部材の両端の直線部分を接合して形成されていることを特徴とする脱水機。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の脱水機において、
    前記脱水籠の底面部が、中心部分に前記駆動手段を接合する接合領域を有し、当該接合領域の外周に下方向に対してテーパ状の貯水空間が形成され、当該貯水空間の先端部分に液体を排水するための排液孔が形成されていることを特徴とする脱水機。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の脱水機を用いた脱水方法であって、
    前記脱水籠に前記対象物が投入され前記蓋体が閉じられた状態で脱水開始の信号を検知するステップと、
    前記信号が検知されると前記蓋体の開閉をロックするステップと、
    前記信号が検出されている間、前記駆動手段により前記脱水籠を高速回転駆動させて脱水動作を行うステップと、
    前記信号が検出されなくなった場合に、前記高速回転駆動を停止するステップと、
    前記高速回転駆動の停止後に前記蓋体のロックを解除するステップとを含むことを特徴とする脱水方法。
  8. 請求項1ないし6のいずれかに記載の脱水機を用いた除菌方法であって、
    前記蓋体が閉じられた状態で除菌開始の信号を検知するステップと、
    前記信号が検知されると前記蓋体の開閉をロックするステップと、
    前記駆動手段により前記脱水籠を回転駆動させながら、前記信号の検知に応じて前記噴射手段から除菌用の薬液を噴射するステップと、 前記脱水籠の回転駆動から所定時間経過後、当該回転駆動を停止するステップと、
    前記回転駆動の停止後に前記蓋体のロックを解除するステップとを含むことを特徴とする除菌方法。
  9. 請求項7に記載の脱水方法を実行した後に、請求項8に記載の除菌方法が実行されることを特徴とする除菌方法。
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