JP6160893B1 - レジスト剥離液 - Google Patents

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Abstract

半導体装置等の製造プロセスでは、従来より高温度で硬化を行いレジストの硬化不良を回避している。したがって、従来より剥離力の強い剥離液が必要となる。二級アミンと、極性溶媒として、1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI)と、水を含み、添加剤としてヒドラジンを含み、前記水は、10.0質量%以上31.0質量%未満であることを特徴とするレジスト剥離液は、高温ベークされたレジストを剥離することができ、膜表面や断面への腐食も起こさない。

Description

本発明は、液晶、有機EL等のディスプレイデバイスや半導体の製造時に用いるレジストを剥離するための剥離液であり、より詳しくはハードベークされたレジスト膜であっても、レジストを除去できさらに、アルミニウム膜および銅膜に対しても、実質的に腐食しないといえるレジスト剥離液に関する。
液晶や有機EL(Electro−Luminescence)等のフラットパネルディスプレイ(FPD)では、大画面のものが求められている。一方でノートPC、タブレットPC、スマートフォン用として、小型高精細画面が求められている。大画面用としては、Cu配線若しくはCu/Mo積層配線(以後単に「Cu配線」とも呼ぶ。)を用いたTFT(Thin Film Transistor)が用いられている。また、小型高精細画面用としては、Al配線を用いたTFTが用いられている。なお、以下Cuは銅、Moはモリブデン、Alはアルミニウムとも呼ぶ。
パネル製造メーカの中には、1つの工場内で、Cu配線を用いたTFTと、Cu配線およびAl配線を混在させたTFTを生産している場合もある。Cu配線とAl配線を混在させたTFTを生産する場合、レジスト膜の剥離工程で、Al配線を用いる場合と、Cu配線を用いる場合とでレジスト剥離液を共用することができれば生産コストおよび設備を削減できる。
水系のポジ型フォトレジスト用剥離液は、一般にアルカノールアミン、極性溶媒、水からなる組成であり、レジスト剥離装置内で40以上、50℃以下程度に加熱されて使用される。
アルカノールアミンは求核作用によって、ポジ型フォトレジスト剥離液中のアルカリ不溶化剤であるDNQ(ジアゾナフトキノン)化合物のカルボニル基を極性溶媒および水に可溶化するために必須の成分とされている。アルカノールアミンは、窒素元素に結合している水素以外の置換基の数によって一級、二級、三級に分類される。このうち、級数が小さいほど塩基性が強く、求核性も強いことが知られている。
したがって、級数が小さなアルカノールアミンであるほど、アルカリ不溶化剤であるDNQ化合物を極性溶媒や水に可溶化する力が強く、強力なレジスト剥離性能を発揮する。
一方で、アルカノールアミンはCuに対してキレート作用があることが知られている。Cuに対するキレート作用は、Cuを可溶化するため、Cu膜を腐食することになる。Cuに対するキレート作用は、塩基性や求核性同様にアルカノールアミンの級数が小さいほど強い。したがって、級数が小さいアルカノールアミンほど、Cu膜を強く腐食する。
アモルファスシリコン(以後「a−Si」ともいう。)や低温ポリシリコン(以後「LTPS」ともいう。)、酸化物半導体(以後「IGZO」とも呼ぶ。)といった半導体の高精細用TFTの生産プロセスでは、ドライエッチング工程において、レジストがダメージを受けて変性し、レジストを剥離するのが困難になる場合がある。これは、ポジ型レジスト膜を構成するDNQ化合物とノボラック樹脂の重合が過剰に進むためと考えられる。
Al配線はアルカノールアミンによる腐食作用(キレート作用)を受けない。したがって、変性したレジストを剥離するため、強力な剥離性能を有する一級アルカノールアミンを使用するのが一般的である。
一方、Cu配線の場合は、一級若しくは二級のアルカノールアミンを用いると、Cu配線の腐食が許容できない程度に発生する場合が多い。したがって、三級アルカノールアミンを用いる剥離液が提案されている。三級アルカノールアミンはCuへのキレート作用が弱く、Cu膜の腐食を実用上問題のない範囲に抑えることができる。しかし、塩基性や求核性もキレート作用同様弱く、一級若しくは二級のアルカノールアミンを用いたレジスト剥離液と比較し、レジスト剥離力が弱いという欠点があった。
このような技術背景の下で、一級アルカノールアミンを用いたAl配線用レジスト剥離液と同等以上の剥離性能を有し、Cu配線、Al配線の両方に用いることができるレジスト剥離液組成物が求められている。
また特許文献1には、(1)式で示される化合物および溶剤を含むレジスト剥離液が開示されている。このレジスト剥離液もCu配線およびAl配線のレジスト剥離工程で共用
できるとされている。
Figure 0006160893
また、特許文献2には、三級アルカノールアミンを使用するにも関わらず、一級アルカノールアミンを用いたAl配線用レジスト剥離液と同等の剥離力をもつレジスト剥離液が開示されている。この剥離液は、三級アミンと、極性溶媒と、水と、環状アミンと、糖アルコールと、還元剤を含み、前記五員環状アミンはピロリジンもしくは3位に置換基があるピロリジンを有する組成である。
特開2012−514765号公報(特許5279921号) 特開2016−085378号公報(特許5885041号)
特許文献2の剥離液は、Cu配線(Cu/Mo積層配線を含む)およびAl配線でのレジスト剥離工程で共用することができる。また、仮にレジスト膜にハードベークが施されたとしても、レジスト膜を剥離することができるとされている。
ところで、レジストを用いる半導体装置の製造現場では、より大規模の基板を一度に処理することが行われている。したがって、1回のフォトリソグラフィの工程での失敗は、一度に大量の不良品につながる。そこで、フォトリソグラフィの各工程では、作業パラメータを安全サイドで運用している。
具体的には、レジストの硬化工程ではより高い温度での硬化を行い、レジストの硬化不良という問題を回避している。しかし、これは同時に、従来より剥離力の強い剥離液が必要となることを意味する。
本発明は、上記の課題に鑑みて想到されたものであり、従来より高い温度でベークされたレジストであっても、剥離することができるレジスト剥離液を提供するものである。もちろん、剥離力が強いだけでなく、Cu、MoおよびAlといった金属に対する腐食性が低いといった点も要求されるのは言うまでもない。
より具体的に本発明に係るレジスト剥離液は、
二級アミンと、
極性溶媒として、
1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI)と、
水を含み、
添加剤として
ヒドラジンを含み、
前記水は、10.0質量%以上31.0質量%未満であることを特徴とする。
本発明に係るレジスト剥離液は、二級アミンを用いているので、従来よりも高温でベークされたレジストであっても、確実に剥離することができる。さらに、本発明に係るレジスト剥離液は、極性溶媒として1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI)を含むため、二級アミンを含有しているにも関わらず、CuやMo、Alといった金属への腐食が抑制される。
また、本発明に係るレジスト剥離液には、沸点の高い二級アミンが用いられているので、使用後にリサイクルをすることができる。
また、本発明に係るレジスト剥離液は、バスライフに優れ、大気開放状態で12時間以上放置しても、4日密閉保存しても、レジスト剥離能力に変化はない。
Cu/Mo積層膜のテーパー角およびMoアンダーカットを説明する図である。
以下本発明に係るレジスト剥離液について説明する。なお、以下の説明は本発明に係るフォトレジスト剥離液の一実施形態を示すものであり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、以下の実施形態および実施例は改変されてもよい。なお、本明細書において、範囲を表す際に用いる「以上」と「以下」は、「その値を含めて大きい」と「その値を含めて小さい」という意味である。また、「未満」は「その値を含めず小さい」という意味である。
本発明に係るレジスト剥離液が剥離するレジスト膜は、ポジ型レジストを想定している。ポジ型レジストには、樹脂としてノボラック系の樹脂が含まれ、感光剤としてジアゾナフトキノン(DNQ)化合物が使用される。エッチングを行う場合、基板上にレジスト膜を形成し、パターンを介して露光を行う。
この露光によってDNQ化合物がインデンケテンに変わる。インデンケテンは水と会合すると、インデンカルボン酸に変わり、水に溶解する。ノボラック系の樹脂は、もともとアルカリ溶液に溶解する性質を有するが、DNQ化合物によって溶解点をプロテクトされている。DNQ化合物が露光によって変質し、水を含む現像液に溶けだすことで、ノボラック樹脂も溶け出す。このようにしてレジスト膜のパターニングが完成する。
レジスト膜によってパターンニングが完成した基板は、ポストベークを経てウエットエッチング若しくは、ドライエッチング処理が施される。ポストベークはレジスト膜中のノボラック樹脂とDNQ化合物の重合をある程度進めるために行われる。通常140℃で5分程度の加熱処理である。本明細書でハードベークとは、170℃で30分以上の加熱条件を言う。ノボラック樹脂とDNQ化合物は、ベーク温度が上昇すると、急速に重合が進み下地の金属膜に強固に固着し、溶解しにくくなる。本発明に係るレジスト剥離液は、このようなハードベークを経たレジスト膜をも対象とする。
本発明に係るレジスト剥離液は、二級アミンと、極性溶媒と、還元剤を含む。二級アミンとしては、沸点が水より高く、また、水と共沸しないものが望ましい。剥離液をリサイクルする際に、水と分離させるためである。そのようなものとして、N−メチルエタノールアミン(以後「MMA」とも呼ぶ。沸点は155℃。CAS番号109−83−1)、N−エチルエタノールアミン(以後「EEA」とも呼ぶ。沸点170℃。CAS番号110−73−6)が好適に利用できる。これらは混合してもよい。
また、これらは剥離液全量に対し、0.5質量%以上、9.0質量%以下がよく、好ましくは1.0質量%以上、8.0質量%以下、最も好ましくは2.0質量%以上、7.0質量%以下がよい。二級アミンが少ないと、ハードベークしたレジストを剥離することができない。一方、多すぎると、金属ダメージが大きくなる。なお、性能としては、9.0質量%を含有させても、必要とされる性能に対して問題は発生しないことを確認している。
極性溶媒としては、水と親和性のある有機溶媒(水溶性有機溶媒と呼ぶ。)であればよい。また上記の二級アミンとの混合性が良好であればより好適である。
このような水溶性有機溶媒としては、1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(以後「DMI」とも呼ぶ。CAS番号80−73−9)が好適に利用できる。極性溶媒は、水溶性有機溶媒と水で構成される。
極性溶媒としては、剥離液全量に対して二級アミンと後述する還元剤の量を除いた量である。具体的には90.60質量%以上99.47質量%以下である。
極性溶媒中の各材料には、以下のような望ましい範囲がある。まず、水は、レジスト剥離液全量に対して、10.0質量%以上、31.0質量%未満が好適である。水が多すぎると、金属膜がAlの場合にAlを腐食させてしまうという問題が生じるからである。1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI)は極性溶媒の残りとしてよい。1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI)は、それだけで、ヒドラジンを安定させ、二級アミンおよびヒドラジンの金属膜の表面および断面へのダメージを緩和させる。
添加剤としては、還元剤のヒドラジン(以後「HN」とも記す。CAS番号302−01−2)が好適に利用できる。還元剤の添加は、二級アミンによるMoアンダーカットを抑制する。還元剤は、レジスト剥離液全量に対して0.03質量%以上0.4質量%以下の範囲が望ましい。より好ましくは0.06質量%以上、0.2質量%以下の範囲である。なお、ヒドラジンは安全に取扱う観点から水和物(ヒドラジン一水和物:「HN・HO」と記す。)を用いても良い。
以下に本発明に係るレジスト剥離液の実施例および比較例を示す。レジスト剥離液は「レジスト剥離性」と「金属膜の腐食性」と「バスライフ」の3点について評価した。
<レジスト剥離性>
シリコン基板上に、シリコン熱酸化膜を100nm成膜し、シリコン熱酸化膜上にスパッタ法で銅膜を300nmの厚みに形成した。その銅膜上にポジ型レジスト液をスピンコートで塗布しレジスト膜を作製した。レジスト膜が乾燥した後、配線パターンのマスクを用いて露光した。そして現像液で、感光した部分のレジストを除去した。つまり、銅膜上に配線パターンのレジスト膜が残った部分と、銅膜が露出した部分がある状態である。その後シリコン基板全体を170℃で30分のポストベークを行った。
次に、過水系の銅のエッチャントを用いて、露出した銅膜をエッチングし除去した。銅膜のエッチングが終了した後、残った銅のパターン上のレジスト膜を、サンプルレジスト剥離液を用いて剥離した。剥離のための処理時間は15分とし、剥離までの時間を測定した。剥離できたかどうかの光学顕微鏡で干渉をかけながら観察することで判断した。
15分経過しても銅膜上にレジスト膜の残りが確認された場合は、「×」(バツ)とし、レジスト膜の残りが確認されなかった場合は、「○」(マル)とした。この場合は、剥離が完了した時間も記録した。なお、「○」(マル)は成功若しくは合格を意味し、「×」(バツ)は失敗若しくは不合格を意味する。以下の評価でも同じである。
<金属膜の腐食性>
金属膜の腐食性は以下のようにして評価した。まず、シリコン基板上にシリコン熱酸化膜を100nmの厚みに成膜した。次に、シリコン基板上のシリコン熱酸化膜上に、モリブデン膜を20nmの厚みで成膜し、その上に続けて銅膜を300nmの厚みで成膜し、Cu/Moの積層膜サンプルを作製した。これを、「Cu/Mo」と記す。また、シリコン基板上のシリコン熱酸化膜上にアルミニウム膜を300nmの厚さで成膜し、Al膜サンプルを作製した。これを「Al」と記す。
これらの評価サンプル上に配線形状にパターニングしたレジストを形成し、腐食性評価用の基材とした。つまり、腐食性評価用基材は、シリコン基板上のシリコン熱酸化膜上に形成されたCu/Mo膜、Al膜のいずれかの層と、その上に配線形状に形成されたレジスト層からなる。
これらの腐食性評価用基材を銅膜用若しくは、アルミニウム膜用のエッチャントにジャストエッチングする時間の間浸漬させ、エッチングを行った。その後エッチング後の腐食性評価用基材をサンプルレジスト剥離液に4分間浸漬させ、レジスト膜を剥離した。サンプルレジスト剥離液に4分間浸漬させた腐食性評価用基材を洗浄し、乾燥させた後、膜表面を観察した。また、配線部分を切断し、切断面を観察した。
なお、ジャストエッチングの判断は、エッチング開始からシリコン熱酸化膜が目視で確認できた時点とした。
膜表面および切断面の観測は、SEM(Scanning Electron Microscope)(日立製:SU8020型)を用い、加速電圧1kV、30,000〜50,000倍の条件で行った。
切断面形状の概念図を図1に示す。図1(a)には、「Al」の場合の切断面形状を示す。ジャストエッチングされた部分の切断面形状は、基板1に対してほぼ30°乃至60°の角度のテーパー角5が形成されている。膜部2は、Al膜である。
図1(b)には「Cu/Mo」の場合を示す。「Cu/Mo」の場合は、少なくとも上層の膜部2(Cu)はテーパー角5を有している。下地層3(Mo)は、膜部2のテーパー面6に沿ってエッチングされるのが望ましい。しかし、図1(b)に示すように、膜部2よりエッチング残りがあってもよい。
腐食性の評価は、この断面形状の観察により、膜部2や膜部2の表面4若しくは下地層3のいずれかに腐食が確認された場合は、バツ(×)と判断し、腐食が観測されなかった場合はマル(○)と判断した。
特に「Cu/Mo」の場合は、図1(c)に示すように、下地層3(Mo)と膜部2(Cu)の間に腐食が発生する場合がある。つまり、膜部2と下地層3の界面から下地層3のMoの溶解がスタートし、選択的にMo(下地層3)が銅層(膜部2)より早くエッチングされることがある。したがって、下地層3と膜部2の間に隙間10を確認できた場合は、評価はバツ(×)とした。
<バスライフ>
レジスト剥離液は、アミン、有機溶剤、還元剤といった材料の混合組成物である。空気中の二酸化炭素が剥離液中に溶解し、炭酸・重炭酸イオンとなったり、アミンと反応してカルバメートイオンを生じたりする結果、剥離力が低下したり、金属ダメージが大きくなったりする。
特に、大規模な工場では、大量のレジスト剥離液が大気開放環境で使用される。また、レジスト剥離液は循環使用されるため、レジスト剥離液は空気と会合する機会が多い。したがって、バスライフが短いと、頻繁にレジスト剥離液の入れ替え若しくは、継ぎ足しが必要となる。
試験方法としては、各レジスト剥離液を調製後、0時間、6時間、12時間の時間で、常温大気中環境下で放置し、レジスト剥離性の試験を行い、「Cu/Mo」、「Al」の表面および断面状態をSEMで観察した。評価方法は、<レジスト剥離性>と<金属の腐食性>についての場合と同じである。
また、レジスト剥離液は、容器に入れて搬入される。しかし、常温で容器保存できなければ、工場での使い勝手は極めて悪くなる。そこで、密閉常温保存によって、成分の変化についても調べた。
評価方法は密閉容器に入れ、常温で4日間放置し、ヒドラジンの安定性を測定した。ヒドラジンが調製直後と比較して、1%以上減少した場合は「×」とし、1%未満であれば、「○」とした。
<サンプルレジスト剥離液>
以下の要領でサンプルレジスト剥離液を調製した。
(実施例1)
二級アミンとしてN−メチルエタノールアミンを用いた。
N−メチルエタノールアミン(MMA) 5.0質量%
極性溶媒は、水と1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノンを混合した。
1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI) 74.9質量%
水 20.0質量%
還元剤としてヒドラジンを用いた。
ヒドラジン一水和物(HN・HO) 0.1質量%
以上を混合攪拌して実施例1のサンプルレジスト剥離液とした。
なお、ヒドラジン一水和物の0.1質量%は、ヒドラジン0.064質量%に当たる。ヒドラジン一水和物の残りの0.036質量%分は水である。したがって、上記の水の組成比は、ヒドラジン一水和物として投入される分も含めると20.036質量%であるといえる。以下全ての実施例と比較例において、ヒドラジン一水和物を用いた場合は、同様の意味である。
(実施例2)
二級アミンとしてN―エチルエタノールアミンを用いた。
N―エチルエタノールアミン(EEA) 5.0質量%
極性溶媒は、水と1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノンを混合した。
1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI) 74.9質量%
水 20.0質量%
還元剤としてヒドラジンを用いた。
ヒドラジン一水和物(HN・HO) 0.1質量%
以上を混合攪拌して実施例2のサンプルレジスト剥離液とした。
実施例2は実施例1の二級アミンとしてN−メチルエタノールアミン(MMA))を、N―エチルエタノールアミン(EEA)に換えた組成である。なお、ヒドラジン一水和物の0.1質量%は、ヒドラジン0.064質量%に当たる。ヒドラジン一水和物の残りの0.036質量%分は水である。したがって、上記の水の組成比は、ヒドラジン一水和物として投入される分も含めると20.036質量%であるといえる。
(実施例3)
二級アミンとしてN−メチルエタノールアミンを用いた。
N−メチルエタノールアミン(MMA) 5.0質量%
極性溶媒は、水と1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノンを混合した。
1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI) 70.9質量%
水 24.0質量%
還元剤としてヒドラジンを用いた。
ヒドラジン一水和物(HN・HO) 0.1質量%
以上を混合攪拌して実施例3のサンプルレジスト剥離液とした。
実施例3は実施例1の極性溶媒のDMIと水の比率を変更した組成である。なお、ヒドラジン一水和物の0.1質量%は、ヒドラジン0.064質量%に当たる。ヒドラジン一水和物の残りの0.036質量%分は水である。したがって、上記の水の組成比は、ヒドラジン一水和物として投入される分も含めると24.036質量%であるといえる。
(実施例4)
二級アミンとしてN−メチルエタノールアミンを用いた。
N−メチルエタノールアミン(MMA) 5.0質量%
極性溶媒は、水と1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノンを混合した。
1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI) 68.9質量%
水 26.0質量%
還元剤としてヒドラジンを用いた。
ヒドラジン一水和物(HN・HO) 0.1質量%
以上を混合攪拌して実施例4のサンプルレジスト剥離液とした。
実施例4は、実施例1の極性溶媒のDMIと水の比率を変更した組成である。なお、ヒドラジン一水和物の0.1質量%は、ヒドラジン0.064質量%に当たる。ヒドラジン一水和物の残りの0.036質量%分は水である。したがって、上記の水の組成比は、ヒドラジン一水和物として投入される分も含めると26.036質量%であるといえる。
(実施例5)
二級アミンとしてN−メチルエタノールアミンを用いた。
N−メチルエタノールアミン(MMA) 5.0質量%
極性溶媒は、水と1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノンを混合した。
1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI) 66.9質量%
水 28.0質量%
還元剤としてヒドラジンを用いた。
ヒドラジン一水和物(HN・HO) 0.1質量%
以上を混合攪拌して実施例5のサンプルレジスト剥離液とした。
実施例5は、実施例1の極性溶媒のDMIと水の比率を変更した組成である。なお、ヒドラジン一水和物の0.1質量%は、ヒドラジン0.064質量%に当たる。ヒドラジン一水和物の残りの0.036質量%分は水である。したがって、上記の水の組成比は、ヒドラジン一水和物として投入される分も含めると28.036質量%であるといえる。
(実施例6)
二級アミンとしてN−メチルエタノールアミンを用いた。
N−メチルエタノールアミン(MMA) 2.0質量%
極性溶媒は、水と1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノンを混合した。
1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI) 73.9質量%
水 24.0質量%
還元剤としてヒドラジンを用いた。
ヒドラジン一水和物(HN・HO) 0.1質量%
以上を混合攪拌して実施例6のサンプルレジスト剥離液とした。
実施例6は実施例1の二級アミンの量を減らした組成である。なお、ヒドラジン一水和物の0.1質量%は、ヒドラジン0.064質量%に当たる。ヒドラジン一水和物の残りの0.036質量%分は水である。したがって、上記の水の組成比は、ヒドラジン一水和物として投入される分も含めると24.036質量%であるといえる。
(実施例7)
二級アミンとしてN−メチルエタノールアミンを用いた。
N−メチルエタノールアミン(MMA) 3.0質量%
極性溶媒は、水と1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノンを混合した。
1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI) 72.9質量%
水 24.0質量%
還元剤としてヒドラジンを用いた。
ヒドラジン一水和物(HN・HO) 0.1質量%
以上を混合攪拌して実施例7のサンプルレジスト剥離液とした。
実施例7は実施例1の二級アミンの量を減らした組成である。なお、ヒドラジン一水和物の0.1質量%は、ヒドラジン0.064質量%に当たる。ヒドラジン一水和物の残りの0.036質量%分は水である。したがって、上記の水の組成比は、ヒドラジン一水和物として投入される分も含めると24.036質量%であるといえる。
(実施例8)
二級アミンとしてN−メチルエタノールアミンを用いた。
N−メチルエタノールアミン(MMA) 4.0質量%
極性溶媒は、水と1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノンを混合した。
1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI) 71.9質量%
水 24.0質量%
還元剤としてヒドラジンを用いた。
ヒドラジン一水和物(HN・HO) 0.1質量%
以上を混合攪拌して実施例8のサンプルレジスト剥離液とした。
実施例8は実施例1の二級アミンの量を減らした組成である。なお、ヒドラジン一水和物の0.1質量%は、ヒドラジン0.064質量%に当たる。ヒドラジン一水和物の残りの0.036質量%分は水である。したがって、上記の水の組成比は、ヒドラジン一水和物として投入される分も含めると24.036質量%であるといえる。
(実施例9)
二級アミンとしてN−メチルエタノールアミンを用いた。
N−メチルエタノールアミン(MMA) 5.0質量%
極性溶媒は、水と1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノンを混合した。
1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI) 70.9質量%
水 24.0質量%
還元剤としてヒドラジンを用いた。
ヒドラジン一水和物(HN・HO) 0.1質量%
以上を混合攪拌して実施例9のサンプルレジスト剥離液とした。
実施例9は実施例1の二級アミンの量と同じ量にした組成である。ただし、実施例1とは、水の量が異なる。なお、ヒドラジン一水和物の0.1質量%は、ヒドラジン0.064質量%に当たる。ヒドラジン一水和物の残りの0.036質量%分は水である。したがって、上記の水の組成比は、ヒドラジン一水和物として投入される分も含めると24.036質量%であるといえる。
(実施例10)
二級アミンとしてN−メチルエタノールアミンを用いた。
N−メチルエタノールアミン(MMA) 6.0質量%
極性溶媒は、水と1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノンを混合した。
1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI) 69.9質量%
水 24.0質量%
還元剤としてヒドラジンを用いた。
ヒドラジン一水和物(HN・HO) 0.1質量%
以上を混合攪拌して実施例10のサンプルレジスト剥離液とした。
実施例10は実施例1の二級アミンの量を増やした組成である。なお、ヒドラジン一水和物の0.1質量%は、ヒドラジン0.064質量%に当たる。ヒドラジン一水和物の残りの0.036質量%分は水である。したがって、上記の水の組成比は、ヒドラジン一水和物として投入される分も含めると24.036質量%であるといえる。
(実施例11)
二級アミンとしてN−メチルエタノールアミンを用いた。
N−メチルエタノールアミン(MMA) 7.0質量%
極性溶媒は、水と1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノンを混合した。
1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI) 68.9質量%
水 24.0質量%
還元剤としてヒドラジンを用いた。
ヒドラジン一水和物(HN・HO) 0.1質量%
以上を混合攪拌して実施例11のサンプルレジスト剥離液とした。
実施例11は実施例1の二級アミンの量を増やした組成である。なお、ヒドラジン一水和物の0.1質量%は、ヒドラジン0.064質量%に当たる。ヒドラジン一水和物の残りの0.036質量%分は水である。したがって、上記の水の組成比は、ヒドラジン一水和物として投入される分も含めると24.036質量%であるといえる。
(比較例1)
二級アミンとしてN−メチルエタノールアミンを用いた。
N−メチルエタノールアミン(MMA) 5.0質量%
極性溶媒は、水とN−メチルホルムアミドを混合した。
N−メチルホルムアミド(NMF:CAS番号123−39−7) 74.9質量%
水 20.0質量%
還元剤としてヒドラジンを用いた。
ヒドラジン一水和物(HN・HO) 0.1質量%
以上を混合攪拌して比較例1のサンプルレジスト剥離液とした。
比較例1は実施例1の極性溶媒の1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI)をN−メチルホルムアミド(NMF)に換えた組成である。なお、ヒドラジン一水和物の0.1質量%は、ヒドラジン0.064質量%に当たる。ヒドラジン一水和物の残りの0.036質量%分は水である。したがって、上記の水の組成比は、ヒドラジン一水和物として投入される分も含めると20.036質量%であるといえる。
(比較例2)
二級アミンとしてN−メチルエタノールアミンを用いた。
N−メチルエタノールアミン(MMA) 5.0質量%
極性溶媒は、水とN,N−ジメチルホルムアミドを混合した。
N,N−ジメチルホルムアミド(DMF:CAS番号68−12−2) 74.9質量%
水 20.0質量%
還元剤としてヒドラジンを用いた。
ヒドラジン一水和物(HN・HO) 0.1質量%
以上を混合攪拌して比較例2のサンプルレジスト剥離液とした。
比較例2は実施例1の極性溶媒の1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI)をN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)に換えた組成である。なお、ヒドラジン一水和物の0.1質量%は、ヒドラジン0.064質量%に当たる。ヒドラジン一水和物の残りの0.036質量%分は水である。したがって、上記の水の組成比は、ヒドラジン一水和物として投入される分も含めると20.036質量%であるといえる。
(比較例3)
二級アミンとしてN−メチルエタノールアミンを用いた。
N−メチルエタノールアミン(MMA) 5.0質量%
極性溶媒は、水と2−ピロリドンを混合した。
2−ピロリドン(2P:CAS番号616−45−5) 74.9質量%
水 20.0質量%
還元剤としてヒドラジンを用いた。
ヒドラジン一水和物(HN・HO) 0.1質量%
以上を混合攪拌して比較例3のサンプルレジスト剥離液とした。
比較例3は実施例1の極性溶媒の1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI)を2−ピロリドン(2P)に換えた組成である。なお、ヒドラジン一水和物の0.1質量%は、ヒドラジン0.064質量%に当たる。ヒドラジン一水和物の残りの0.036質量%分は水である。したがって、上記の水の組成比は、ヒドラジン一水和物として投入される分も含めると20.036質量%であるといえる。
(比較例4)
二級アミンとしてN−メチルエタノールアミンを用いた。
N−メチルエタノールアミン(MMA) 5.0質量%
極性溶媒は、水と1−メチル−2−ピロリドンを混合した。
1−メチル−2−ピロリドン(NMP:CAS番号872−50−4) 74.9質量%
水 20.0質量%
還元剤としてヒドラジンを用いた。
ヒドラジン一水和物(HN・HO) 0.1質量%
以上を混合攪拌して比較例4のサンプルレジスト剥離液とした。
比較例4は実施例1の極性溶媒の1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI)を1−メチル−2−ピロリドン(NMP)に換えた組成である。なお、ヒドラジン一水和物の0.1質量%は、ヒドラジン0.064質量%に当たる。ヒドラジン一水和物の残りの0.036質量%分は水である。したがって、上記の水の組成比は、ヒドラジン一水和物として投入される分も含めると20.036質量%であるといえる。
(比較例5)
二級アミンとしてN−メチルエタノールアミンを用いた。
N−メチルエタノールアミン(MMA) 5.0質量%
極性溶媒は、水とNEPを混合した。
1−エチル−2−ピロリドン(NEP:CAS番号2687−91−4) 74.9質量%
水 20.0質量%
還元剤としてヒドラジンを用いた。
ヒドラジン一水和物(HN・HO) 0.1質量%
以上を混合攪拌して比較例5のサンプルレジスト剥離液とした。
比較例5は実施例1の極性溶媒の1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI)を1−エチル−2−ピロリドン(NEP)に換えた組成である。なお、ヒドラジン一水和物の0.1質量%は、ヒドラジン0.064質量%に当たる。ヒドラジン一水和物の残りの0.036質量%分は水である。したがって、上記の水の組成比は、ヒドラジン一水和物として投入される分も含めると20.036質量%であるといえる。
(比較例6)
二級アミンとしてN−メチルエタノールアミンを用いた。
N−メチルエタノールアミン(MMA) 5.0質量%
極性溶媒は、水とγブチロラクトンを混合した。
γブチロラクトン(GBL:CAS番号96−48−0) 74.9質量%
水 20.0質量%
還元剤としてヒドラジンを用いた。
ヒドラジン一水和物(HN・HO) 0.1質量%
以上を混合攪拌して比較例6のサンプルレジスト剥離液とした。
比較例6は実施例1の極性溶媒の1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI)をγブチロラクトン(GBL)に換えた組成である。なお、ヒドラジン一水和物の0.1質量%は、ヒドラジン0.064質量%に当たる。ヒドラジン一水和物の残りの0.036質量%分は水である。したがって、上記の水の組成比は、ヒドラジン一水和物として投入される分も含めると20.036質量%であるといえる。
(比較例7)
二級アミンとしてN−メチルエタノールアミンを用いた。
N−メチルエタノールアミン(MMA) 5.0質量%
極性溶媒は、水と炭酸エチレンを混合した。
炭酸エチレン(EC:CAS番号96−49−1) 74.9質量%
水 20.0質量%
還元剤としてヒドラジンを用いた。
ヒドラジン一水和物(HN・HO) 0.1質量%
以上を混合攪拌して比較例7のサンプルレジスト剥離液とした。
比較例7は実施例1の極性溶媒の1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI)を炭酸エチレン(EC)に換えた組成である。なお、ヒドラジン一水和物の0.1質量%は、ヒドラジン0.064質量%に当たる。ヒドラジン一水和物の残りの0.036質量%分は水である。したがって、上記の水の組成比は、ヒドラジン一水和物として投入される分も含めると20.036質量%であるといえる。
(比較例8)
アミンとして三級アミンのN−メチルジエタノールアミンを用いた。
N−メチルジエタノールアミン(MDEA:CAS番号105−59−9)
5.0質量%
極性溶媒は、水と1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノンを混合した。
1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI) 74.9質量%
水 20.0質量%
還元剤としてヒドラジンを用いた。
ヒドラジン一水和物(HN・HO) 0.1質量%
以上を混合攪拌して比較例8のサンプルレジスト剥離液とした。
比較例8は実施例1の二級アミンのN−メチルエタノールアミン(MMA)を三級アミンのN−メチルジエタノールアミン(MDEA)に換えた組成である。なお、ヒドラジン一水和物の0.1質量%は、ヒドラジン0.064質量%に当たる。ヒドラジン一水和物の残りの0.036質量%分は水である。したがって、上記の水の組成比は、ヒドラジン一水和物として投入される分も含めると20.036質量%であるといえる。
(比較例9)
アミンとして環状アミンのピロリジンを用いた。
ピロリジン(PRL:CAS番号123−75−1)
1.5質量%
極性溶媒は、水とDMIを混合した。
1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI) 78.4質量%
水 20.0質量%
還元剤としてヒドラジンを用いた。
ヒドラジン一水和物(HN・HO) 0.1質量%
以上を混合攪拌して比較例9のサンプルレジスト剥離液とした。
比較例9は実施例1の二級アミンのN−メチルエタノールアミン(MMA)を環状アミンのピロリジン(PRL)に換えた組成である。なお、ヒドラジン一水和物の0.1質量%は、ヒドラジン0.064質量%に当たる。ヒドラジン一水和物の残りの0.036質量%分は水である。したがって、上記の水の組成比は、ヒドラジン一水和物として投入される分も含めると20.036質量%であるといえる。
(比較例10)
アミンとして環状アミンのヒドロキシエチルピペラジンを用いた。
ヒドロキシエチルピペラジン(OH−PIZ:CAS番号103−76−4)
5.0質量%
極性溶媒は、水と1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノンを混合した。
1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI) 74.9質量%
水 20.0質量%
還元剤としてヒドラジンを用いた。
ヒドラジン一水和物(HN・HO) 0.1質量%
以上を混合攪拌して比較例10のサンプルレジスト剥離液とした。
比較例10は実施例1の二級アミンのN−メチルエタノールアミン(MMA)を環状アミンのヒドロキシエチルピペラジン(OH−PIZ)に換えた組成である。なお、ヒドラジン一水和物の0.1質量%は、ヒドラジン0.064質量%に当たる。ヒドラジン一水和物の残りの0.036質量%分は水である。したがって、上記の水の組成比は、ヒドラジン一水和物として投入される分も含めると20.036質量%であるといえる。
(比較例11)
アミンとして一級アミンのモノエタノールアミンを用いた。
モノエタノールアミン(MEA:CAS番号141−43−5)
5.0質量%
極性溶媒は、水と1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノンを混合した。
1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI) 74.9質量%
水 20.0質量%
還元剤としてヒドラジンを用いた。
ヒドラジン一水和物(HN・HO) 0.1質量%
以上を混合攪拌して比較例11のサンプルレジスト剥離液とした。
比較例11は実施例1の二級アミンのN−メチルエタノールアミン(MMA)を一級アミンのモノエタノールアミン(MEA)に換えた組成である。なお、ヒドラジン一水和物の0.1質量%は、ヒドラジン0.064質量%に当たる。ヒドラジン一水和物の残りの0.036質量%分は水である。したがって、上記の水の組成比は、ヒドラジン一水和物として投入される分も含めると20.036質量%であるといえる。
(比較例12)
二級アミンとしてN−メチルエタノールアミンを用いた。
N−メチルエタノールアミン(MMA) 5.0質量%
極性溶媒は、水と1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノンを混合した。
1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI) 75.0質量%
水 20.0質量%
還元剤は入れなかった。
以上を混合攪拌して比較例12のサンプルレジスト剥離液とした。比較例12は実施例1の還元剤ヒドラジン(HN)を抜いた組成である。
(比較例13)
二級アミンとしてN−メチルエタノールアミンを用いた。
N−メチルエタノールアミン(MMA) 5.0質量%
極性溶媒は、水と1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノンを混合した。
1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI) 74.5質量%
水 20.0質量%
添加剤としてソルビトールを用いた。
ソルビトール(Stol:CAS番号50−70−4) 0.5質量%
以上を混合攪拌して比較例13のサンプルレジスト剥離液とした。比較例13は、実施例1の添加剤(還元剤:ヒドラジン(HN))をソルビトールに換えた組成である。
(比較例14)
二級アミンとしてN−メチルエタノールアミンを用いた。
N−メチルエタノールアミン(MMA) 5.0質量%
極性溶媒は、水と1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノンを混合した。
1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI) 74.5質量%
水 20.0質量%
添加剤としてジグリセリンを用いた。
ジグリセリン(CAS番号627−82−7) 0.5質量%
以上を混合攪拌して比較例14のサンプルレジスト剥離液とした。比較例14は、実施例1の添加剤(還元剤:ヒドラジン(HN))をジグリセリンに換えた組成である。
(比較例15)
二級アミンとしてN−メチルエタノールアミンを用いた。
N−メチルエタノールアミン(MMA) 5.0質量%
極性溶媒は、水と1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノンを混合した。
1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI) 74.5質量%
水 20.0質量%
添加剤としてサッカリンを用いた。
サッカリン(CAS番号81−07−2) 0.5質量%
以上を混合攪拌して比較例15のサンプルレジスト剥離液とした。比較例15は、実施例1の添加剤(還元剤:ヒドラジン(HN))をサッカリンに換えた組成である。
(比較例16)
二級アミンとしてN−メチルエタノールアミンを用いた。
N−メチルエタノールアミン(MMA) 5.0質量%
極性溶媒は、水と1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノンを混合した。
1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI) 74.5質量%
水 20.0質量%
添加剤としてポリエチレングリコール400(PEG400)を用いた。
ポリエチレングリコール400(PEG400:CAS番号25322−68−3)
0.5質量%
以上を混合攪拌して比較例16のサンプルレジスト剥離液とした。比較例16は、実施例1の添加剤(還元剤:ヒドラジン(HN))をポリエチレングリコール400に換えた組成である。
(比較例17)
二級アミンとしてN−メチルエタノールアミンを用いた。
N−メチルエタノールアミン(MMA) 5.0質量%
極性溶媒は、水と1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノンを混合した。
1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI) 63.9質量%
水 31.0質量%
還元剤としてヒドラジンを用いた。
ヒドラジン一水和物(HN・HO) 0.1質量%
以上を混合攪拌して比較例17のサンプルレジスト剥離液とした。
比較例17は実施例1の水の量を20.0質量%から31.0質量%に増やした組成である。なお、ヒドラジン一水和物の0.1質量%は、ヒドラジン0.064質量%に当たる。ヒドラジン一水和物の残りの0.036質量%分は水である。したがって、上記の水の組成比は、ヒドラジン一水和物として投入される分も含めると31.036質量%であるといえる。
実施例1および比較例1〜7の組成と評価結果を表1に示す。また、実施例1および2と比較例8〜11の組成と評価結果を表2に示す。また、実施例1と比較例12〜16の組成と評価結果を表3に示す。また、実施例1、3〜5と比較例17の組成と評価結果を表4に示す。また、実施例6〜11の組成と評価結果を表5に示す。
Figure 0006160893
表1に実施例1および比較例1〜7の組成と評価結果を示す。実施例1を参照する。アミンとして二級アミンのN−メチルエタノールアミン(MMA)を用い、極性溶媒として1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI)と水だけの混合液を用いることで、170℃30分という条件でベークしたレジストを4分以内に剥離することができた。また、「Cu/Mo」および「Al」の膜のダメージも良好であった。
また、剥離液を大気開放状態で放置しておいた時のバスライフは12時間経過しても、剥離力は変わらなかった。さらに、4日間の密閉保存でもヒドラジンの減少は認められなかった。
比較例1は、実施例1の極性溶媒の1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI)に換えて、N−メチルホルムアミド(NMF)を用いたものである。
比較例2は、DMIに換えて、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)を用いたものである。
比較例3は、DMIに換えて、2−ピロリドン(2P)を用いたものである。
比較例4は、DMIに換えて、1−メチル−2−ピロリドン(NMP)を用いたものである。
比較例5は、DMIに換えて、1−エチル−2−ピロリドン(NEP)を用いたものである。
比較例6は、DMIに換えて、γブチロラクトン(GBL)を用いたものである。
比較例7は、DMIに換えて、炭酸エチレン(EC)を用いたものである。
比較例1は、調製直後の剥離性については、良好に剥離が行われた。しかし、大気中に放置しておくと、「Cu/Mo」の断面および表面でダメージが発生した。また、4日の密閉放置では、ヒドラジンの減少が観察された。
比較例2も、調製直後の剥離性については、良好に剥離が行われた。しかし、大気中に放置しておくと、12時間後に「Cu/Mo」の断面および表面でダメージが発生した。また、4日の密閉放置では、ヒドラジンの減少が観察された。
比較例3は、調製直後の剥離性、大気中の12時間の放置後の金属膜へのダメージで問題は起きなかった。しかし、4日の密閉放置では、ヒドラジンの減少が観察された。
比較例4も、調製直後の剥離性、大気中の12時間の放置後の金属膜へのダメージで問題は起きなかった。しかし、4日の密閉放置では、ヒドラジンの減少が観察された。
比較例5も、調製直後の剥離性、大気中の12時間の放置後の金属膜へのダメージで問題は起きなかった。しかし、4日の密閉放置では、ヒドラジンの減少が観察された。
比較例6は、調製直後の剥離性については、良好に剥離が行われた。しかし、「Cu/Mo」の断面および表面でダメージが発生した。したがって、バスライフについては、試験を行わなかった。
比較例7は、調製直後にハードベークしたレジスト膜を剥離することができなかった。したがって、バスライフについては、試験を行わなかった。
以上のように、実施例1の二級アミンのN−メチルエタノールアミン(MMA)を用い、極性溶媒として1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI)と水だけの混合液を用い、ヒドラジンを含む剥離液は、剥離能力およびバスライフについて良好な結果を得た。
Figure 0006160893
表2に、実施例1および2と比較例8〜11の組成と評価結果を示す。実施例1は再掲であるので、括弧で示した。実施例2は、二級アミンをN−メチルエタノールアミン(MMA)に換えて、N−エチルエタノールアミン(EEA)を用いた場合である。実施例2は、剥離力および金属へのダメージおよびバスライフも実施例1同様良好であった。
比較例8〜11は、アミンを変更した場合である。比較例8は、アミンを三級アミンのN−メチルジエタノールアミン(MDEA)を用いた場合である。また、比較例9は、環状アミンのピロリジン(PRL)を用いた場合であり、比較例10は、環状アミンのヒドロキシエチルピペラジン(OH−PIZ)を用いた場合である。比較例11は一級アミンのモノエタノールアミン(MEA)を用いた例である。
比較例8、9、10はハードベークしたレジストを剥離することはできなかった。したがって、バスライフについては、試験を行わなかった。また、一級アミンのモノエタノールアミン(MEA)は、調製直後は、ハードベークしたレジストを剥離することはできたが、「Cu/Mo」の表面および断面にダメージを与えた。したがって、比較例11についてもバスライフについての試験は、行わなかった。
Figure 0006160893
表3に、実施例1と比較例12〜16の組成と評価結果を示す。実施例1は再掲であるので、括弧で示した。比較例12は、ヒドラジン(ヒドラジン一水和物(HN・HO))を入れない組成である。比較例12は調製直後にはハードベークしたレジストを剥離することはできた。しかし、「Cu/Mo」の膜ダメージが生じた。
比較例13は添加剤としてソルビトール(Stol)を入れたものである。また、比較例14は添加剤としてジグリセリンを入れたものである。比較例13、比較例14は調製直後にハードベークしたレジストを剥離することができなかった。
比較例15は添加剤としてサッカリンを入れたものである。また、比較例16は、添加剤としてポリエチレングリコール400(PEG400)を入れたものである。比較例15および比較例16は調製直後には、ハードベークしたレジストを剥離することができた。しかし、両比較例とも「Cu/Mo」の断面にダメージが生じた。
以上のことから、ヒドラジン(ヒドラジン一水和物(HN・HO))は本発明に係る剥離液に必須の材料であると言える。
Figure 0006160893
表4に、実施例1、3〜5と比較例17の組成と評価結果を示す。実施例1は再掲であるので、括弧で示した。表4は、水の量についての検討である。実施例3は水分量を24.0質量%にしたものであり、実施例4は水分量を26.0質量%にしたものであり、実施例5は水分量を28.0質量%にしたものである。一方比較例17は水分量を31.0質量%まで増やしたものである。
その他の組成は実施例1と同じである。したがって、剥離力やバスライフについては、いずれのサンプルも問題はなかった。しかし、水分量を31.0質量%まで増やした比較例17は「Al」の表面および断面に腐食が生じた。以上のことから、水分量は31.0質量%未満でなければならないことが分かる。
Figure 0006160893
表5に実施例6〜11の組成と評価結果を示す。実施例6〜11はアミンの量を検討したものである。水の量は全て24.0質量%にそろえてある。また、表の並びは、アミンの量が少ないものから多いものへ配列した。実施例6はN−メチルエタノールアミン(MMA)を2.0質量%であり、実施例7は3.0質量%、実施例8は4.0質量%である。これらは実施例1のN−メチルエタノールアミン(MMA)の組成比(5.0質量%)よりアミンが少ない組成である。なお、実施例9のアミンの量は、実施例1のMMAの組成比と同じ5.0質量%である。
実施例10はN−メチルエタノールアミン(MMA)を6.0質量%、実施例11はN−メチルエタノールアミン(MMA)を7.0質量%の場合である。実施例10および12は実施例1よりもN−メチルエタノールアミン(MMA)の量が多い組成である。
表5に示した実施例6〜11のいずれのサンプルも、剥離力、金属表面へのダメージ、およびバスライフについて実施例1同様に良好であった。すなわち、N−メチルエタノールアミン(MMA)は、7.0質量%と高濃度で調製しても、性能に問題はない。つまり本発明の組成では、アミンについては、規定の調合比からずれたとしても、性能に問題が生じない。
本発明に係るレジスト剥離液は、特にハードベークされたレジストを確実に剥離することが可能であり、フォトレジストを使用する局面で好適に利用することができる。
1 基板
2 膜部
3 下地層
4 (膜部の)表面
5 テーパー角
10 (下地のMo層とCu層の間の)隙間

Claims (3)

  1. 二級アミンと、
    極性溶媒として、
    1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI)と、
    水を含み、
    添加剤として
    ヒドラジンを含み、
    前記水は、10.0質量%以上31.0質量%未満であることを特徴とするレジスト剥離液。
  2. 前記二級アミンは、N−メチルエタノールアミン(MMA)と、N−エチルエタノールアミン(EEA)の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1に記載されたレジスト剥離液。
  3. レジストを剥離するレジスト剥離液であって、
    0.5質量%以上、9.0質量%以下の二級アミンと、
    0.03質量%以上0.4質量%以下のヒドラジンと、
    10.0質量%以上、31.0質量%未満の水と、
    残りが1,3−ジメチルー2−イミダゾリジノン(DMI)で構成されることを特徴とするレジスト剥離液。

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