JP6160254B2 - ズームレンズ系 - Google Patents

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Description

本発明は、標準域から中望遠領域までを含むズームレンズ系に関する。
従来、標準域から中望遠領域までを含むズームレンズ系として、負正負正の4群ズームレンズ系や負正の2群ズームレンズ系が用いられている。一般的に、負正負正の4群ズームレンズ系は、設計自由度が高く収差補正に有利という長所を持つ反面、レンズ群(レンズ枚数)が多いためメカ機構が大型かつ複雑になるという短所を持っており、負正の2群ズームレンズ系は、レンズ群(レンズ枚数)が少ないためメカ機構がシンプルでコストを抑えやすいという長所を持つ反面、設計自由度が低く収差補正に不利という短所を持っている。また、F値を小さくして明るいズームレンズ系を得ようとする場合、負正の2群ズームレンズ系では設計自由度の低さから収差補正(特にコマフレアの補正)が難しく光学性能が劣化しやすいため、設計自由度の高い負正負正の4群ズームレンズ系がよく用いられている。
特許文献1〜3には、負正の2群ズームレンズ系が開示されている。しかし、いずれも、F値が4程度しかなく明るさが不十分であり、また、コマ収差、球面収差、歪曲収差などの諸収差が大きく発生して光学性能が劣化してしまうという問題がある。
特開2002−82283号公報 特開2004−21223号公報 特開2008−152189号公報
本発明は、以上の問題意識に基づいてなされたものであり、負正の2群ズームレンズ系において、メカ機構がシンプルでコストを抑えやすいという長所を生かしつつ、F値を小さくして十分な明るさを得るとともに、コマ収差、球面収差、歪曲収差などの諸収差を良好に補正して優れた光学性能を達成することを目的とする。
本発明のズームレンズ系は、その一態様では、物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群と、正の屈折力の第2レンズ群とからなり、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が減少するズームレンズ系において、第2レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力の第2Aレンズ群と、正の屈折力の第2Bレンズ群とからなり、第2Aレンズ群は、2枚以上の正レンズと1枚以上の負レンズを有しており、第2Bレンズ群は、1枚以上の正レンズと2枚以上の負レンズを有しており、且つ、その最も像側に、正レンズと負レンズの接合レンズを有しており、次の条件式(1)及び(2)を満足することを特徴としている。
(1)−1.0<f1/f2<−0.7
(2)0.25<f2A/f2B<1.0
但し、
f1:第1レンズ群の焦点距離、
f2:第2レンズ群の焦点距離、
f2A:第2Aレンズ群の焦点距離、
f2B:第2Bレンズ群の焦点距離、
である。
本発明のズームレンズ系は、次の条件式(4)及び(5)を満足することが好ましい。
(4)Nd2Bp>1.55
(5)νd2Bp>62
但し、
Nd2Bp:第2Bレンズ群中の最も像側の接合レンズの正レンズのd線に対する屈折率、
νd2Bp:第2Bレンズ群中の最も像側の接合レンズの正レンズのd線に対するアッベ数、
である。
第2Bレンズ群は、最も像側の接合レンズよりも物体側に位置させて、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズを有することができる。
第1レンズ群は、物体側から順に、負レンズ、負レンズ及び正レンズから構成することができる。
本発明のズームレンズ系は、別の態様では、物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群と、正の屈折力の第2レンズ群とからなり、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が減少するズームレンズ系において、第1レンズ群は、物体側から順に、負レンズ、負レンズ及び正レンズからなり、第2レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力の第2Aレンズ群と、正の屈折力の第2Bレンズ群とからなり、第2Aレンズ群は、2枚以上の正レンズと1枚以上の負レンズを有しており、第2Bレンズ群は、1枚以上の正レンズと2枚以上の負レンズを有しており、次の条件式(1)及び(2)を満足することを特徴としている。
(1)−1.0<f1/f2<−0.7
(2)0.25<f2A/f2B<1.0
但し、
f1:第1レンズ群の焦点距離、
f2:第2レンズ群の焦点距離、
f2A:第2Aレンズ群の焦点距離、
f2B:第2Bレンズ群の焦点距離、
である。
条件式(1)が規定する条件範囲の中でも、次の条件式(1’)を満足することが好ましい。
(1’)−1.0<f1/f2<−0.75
条件式(2)が規定する条件範囲の中でも、次の条件式(2’)を満足することが好ましい。
(2’)0.3<f2A/f2B<0.9
本発明のズームレンズ系は、次の条件式(3)を満足することが好ましい。
(3)0.2<D2AB/D2
但し、
D2AB:第2Aレンズ群の最も像側のレンズ面から第2Bレンズ群の最も物体側のレンズ面までの距離(第2Aレンズ群と第2Bレンズ群の空気間隔)、
D2:第2Aレンズ群の最も物体側のレンズ面から第2Bレンズ群の最も像側のレンズ面までの距離(第2レンズ群の群厚)、
である。
第2Bレンズ群は、1枚または2枚の正レンズと2枚の負レンズから構成することができる。
第2Aレンズ群は、2枚または3枚の正レンズと1枚の負レンズから構成することができる。
本発明のズームレンズ系は、第2Aレンズ群が、その最も物体側に正レンズを有しており、次の条件式(6)を満足することが好ましい。
(6)40<νd2Ap<60
但し、
νd2Ap:第2レンズ群中の最も物体側の正レンズのd線に対するアッベ数、
である。
本発明によれば、負正の2群ズームレンズ系において、メカ機構がシンプルでコストを抑えやすいという長所を生かしつつ、F値を小さくして十分な明るさを得るとともに、コマ収差、球面収差、歪曲収差などの諸収差を良好に補正して優れた光学性能を達成することができる。
本発明によるズームレンズ系の数値実施例1の長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図1の構成における諸収差図である。 図1の構成における横収差図である。 同数値実施例1の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図4の構成における諸収差図である。 図4の構成における横収差図である。 本発明によるズームレンズ系の数値実施例2の長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図7の構成における諸収差図である。 図7の構成における横収差図である。 同数値実施例2の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図10の構成における諸収差図である。 図10の構成における横収差図である。 本発明によるズームレンズ系の数値実施例3の長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図13の構成における諸収差図である。 図13の構成における横収差図である。 同数値実施例3の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図16の構成における諸収差図である。 図16の構成における横収差図である。 本発明によるズームレンズ系の数値実施例4の長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図19の構成における諸収差図である。 図19の構成における横収差図である。 同数値実施例4の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図22の構成における諸収差図である。 図22の構成における横収差図である。 本発明によるズームレンズ系の数値実施例5の長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図25の構成における諸収差図である。 図25の構成における横収差図である。 同数値実施例5の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図28の構成における諸収差図である。 図28の構成における横収差図である。 本発明によるズームレンズ系の数値実施例6の長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図31の構成における諸収差図である。 図31の構成における横収差図である。 同数値実施例6の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図34の構成における諸収差図である。 図34の構成における横収差図である。 本発明によるズームレンズ系のズーム軌跡を示す簡易移動図である。
本実施形態のズームレンズ系は、全数値実施例1−6を通じて、図37の簡易移動図に示すように、物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群G1と、正の屈折力の第2レンズ群G2とからなる。第2レンズ群G2は、物体側から順に、正の屈折力の第2Aレンズ群G2Aと、正の屈折力の第2Bレンズ群G2Bとからなる。第2Aレンズ群G2Aと第2Bレンズ群G2Bの間には開口絞りSが位置している。Iは像面である。なお、開口絞りSは、必ずしも第2Aレンズ群G2Aと第2Bレンズ群G2Bの間に配置する必要は無く、例えば第2Aレンズ群G2Aの前方に配置してもよい。
本実施形態のズームレンズ系は、全数値実施例1−6を通じて、図37の簡易移動図に示すように、短焦点距離端(Wide)から長焦点距離端(Tele)への変倍に際し、第1レンズ群G1が一旦像側に移動した後に物体側に移動し(Uターンし)、第2レンズ群G2(第2Aレンズ群G2A、第2Bレンズ群G2B、開口絞りS)が単調に物体側に移動し、その結果、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間隔が減少する。なお、無限遠物体から有限距離物体へのフォーカシングは、第1レンズ群G1を物体側に移動させる(繰り出す)ことによって行う。
第1レンズ群G1は、全数値実施例1−6を通じて、物体側から順に、負レンズ11と、負レンズ12と、正レンズ13とからなる。負レンズ12は、その像側の面が非球面からなる。
第2Aレンズ群G2Aは、数値実施例1−4では、物体側から順に、正レンズ21と、正レンズ22と、正レンズ23と、負レンズ24とからなる。正レンズ23の像側の面と負レンズ24の物体側の面は接合されている。
第2Aレンズ群G2Aは、数値実施例5、6では、物体側から順に、正レンズ21’と、正レンズ22’と、負レンズ23’とからなる。正レンズ22’の像側の面と負レンズ23’の物体側の面は接合されている。
第2Bレンズ群G2Bは、数値実施例1、2では、物体側から順に、負レンズ25と、正レンズ26と、負レンズ27とからなる。正レンズ26の像側の面と負レンズ27の物体側の面は接合されている。
第2Bレンズ群G2Bは、数値実施例3、4では、物体側から順に、正レンズ25’と、負レンズ26’と、正レンズ27’と、負レンズ28’とからなる。正レンズ27’の像側の面と負レンズ28’の物体側の面は接合されている。
第2Bレンズ群G2Bは、数値実施例5、6では、物体側から順に、正レンズ25”と、負レンズ26”と、負レンズ27”と、正レンズ28”とからなる。負レンズ27”の像側の面と正レンズ28”の物体側の面は接合されている。
従来の一般的な負正の2群ズームレンズ系は、正の屈折力の第2レンズ群をトリプレットの前側凸と凹の間に凸メニスカスを挿入したいわゆるエルノスター構成としたものが多く採用されているが、収差補正、特にコマフレアの補正が困難であり、光学性能が劣化しやすいという問題がある。
そこで本実施形態のズームレンズ系は、第2レンズ群G2を第2Aレンズ群G2Aと第2Bレンズ群G2Bに分け、主として第2Aレンズ群G2Aによって結像を行い、主として第2Bレンズ群G2Bによってコマフレアを良好に補正することで、優れた光学性能を達成している。
第2Aレンズ群G2Aに、2枚以上の正レンズ(正レンズ21と正レンズ22と正レンズ23、または正レンズ21’と正レンズ22’)と1枚以上の負レンズ(負レンズ24または負レンズ23’)を含ませることで、主に球面収差を良好に補正することができる。
また、第2Bレンズ群G2Bに、1枚以上の正レンズ(正レンズ26、正レンズ25’と正レンズ27’、または正レンズ25”と正レンズ28”)と2枚以上の負レンズ(負レンズ25と負レンズ27、負レンズ26’と負レンズ28’、または負レンズ26”と負レンズ27”)を含ませることで、主にコマ収差を良好に補正することができる。
また、第2Bレンズ群G2B中の最も像側に、正レンズと負レンズの接合レンズ(正レンズ26と負レンズ27の接合レンズ、正レンズ27’と負レンズ28’の接合レンズ、または負レンズ27”と正レンズ28”の接合レンズ)を含ませることで、高次収差を発生することなく、コマ収差を良好に補正することができる。
また、第2Bレンズ群G2B中の最も像側の接合レンズよりも物体側に位置させて、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ(負メニスカスレンズ25、負メニスカスレンズ26’または負メニスカスレンズ26”)を設けることで、球面収差とコマ収差を良好に補正することができる。
また、第1レンズ群G1を、物体側から順に、負レンズ11と、負レンズ12と、正レンズ13とから構成することで、レンズ径の増大を回避しつつ、歪曲収差と非点収差をバランス良く補正することができる。
そして本実施形態のズームレンズ系は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2のパワーバランス、及び第2Aレンズ群G2Aと第2Bレンズ群G2Bのパワーバランスを最適設定することで、コマ収差、球面収差、歪曲収差などの諸収差を良好に補正して優れた光学性能を達成することに成功している。
条件式(1)は、第1レンズ群G1の焦点距離と、第2レンズ群G2の焦点距離との比を規定している。条件式(1)を満足することで、コマ収差を良好に補正するとともに、変倍時の球面収差の変動を抑えて、優れた光学性能を達成することができる。
条件式(1)の上限を超えると、第1レンズ群G1の負のパワーが強くなりすぎて、第2レンズ群G2の光束径が大きくなってコマ収差が補正困難になる。
条件式(1)の下限を超えると、第2レンズ群G2の正のパワーが強くなりすぎて、変倍時の球面収差の変動が大きくなる。
条件式(2)は、第2Aレンズ群G2Aの焦点距離と、第2Bレンズ群G2Bとの比を規定している。条件式(2)を満足することで、歪曲収差、球面収差、コマ収差を良好に補正して優れた光学性能を達成することができる。
条件式(2)の上限を超えると、第2Bレンズ群G2Bの正のパワーが強くなりすぎて、特に短焦点距離端において歪曲収差が補正困難になる。
条件式(2)の下限を超えると、第2Aレンズ群G2Aの正のパワーが強くなりすぎて、球面収差とコマ収差が補正困難になる。
条件式(3)は、第2Aレンズ群G2Aの最も像側のレンズ面から第2Bレンズ群G2Bの最も物体側のレンズ面までの距離(第2Aレンズ群G2Aと第2Bレンズ群G2Bの空気間隔)と、第2Aレンズ群G2Aの最も物体側のレンズ面から第2Bレンズ群G2Bの最も像側のレンズ面までの距離(第2レンズ群G2の群厚)との比を規定している。条件式(3)を満足することで、第2Aレンズ群G2Aと第2Bレンズ群G2Bとがある程度離れることになり、コマ収差を良好に補正して優れた光学性能を達成することができる。
条件式(3)の下限を超えると、コマ収差が補正困難になる。
条件式(4)は、第2Bレンズ群G2B中の最も像側の接合レンズの正レンズ(正レンズ26、正レンズ27’または正レンズ28”)のd線に対する屈折率を規定している。条件式(4)を満足することで、コマ収差を良好に補正して優れた光学性能を達成することができる。
条件式(4)の下限を超えると、コマ収差が補正困難になる。
条件式(5)は、第2Bレンズ群G2B中の最も像側の接合レンズの正レンズ(正レンズ26、正レンズ27’または正レンズ28”)のd線に対するアッベ数を規定している。条件式(5)を満足することで、軸上色収差と倍率色収差の補正を両立させて優れた光学性能を達成することができる。
条件式(5)の下限を超えると、軸上色収差と倍率色収差の補正を両立させるのが困難になる。
本実施形態のズームレンズ系は、全数値実施例1−6を通じて、第2Aレンズ群G2A中の最も物体側に正レンズ(正レンズ21または正レンズ21’)を設けている。条件式(6)はこの構成において、第2Aレンズ群G2A中の最も物体側の正レンズ(正レンズ21または正レンズ21’)のd線に対するアッベ数を規定している。条件式(6)を満足することで、特に短焦点距離端において倍率色収差を良好に補正し、ズーム全域に亘って軸上色収差を良好に補正することで、優れた光学性能を達成することができる。
条件式(6)の上限を超えると、特に短焦点距離端において倍率色収差が補正困難になる。
条件式(6)の下限を超えると、ズーム全域に亘って軸上色収差の補正が困難になる。
次に具体的な数値実施例1−6を示す。諸収差図及び横収差図並びに表中において、d線、g線、C線はそれぞれの波長に対する収差、Sはサジタル、Mはメリディオナル、FNO.はFナンバー、fは全系の焦点距離、Wは半画角(゜)、Yは像高、fB はバックフォーカス、Lはレンズ全長、Rは曲率半径、dはレンズ厚またはレンズ間隔、N(d)はd線に対する屈折率、ν(d)はd線に対するアッベ数を示す。Fナンバー、焦点距離、半画角、像高、バックフォーカス、レンズ全長及び変倍に伴って間隔が変化するレンズ間隔dは、短焦点距離端−中間焦点距離−長焦点距離端の順に示している。長さの単位は[mm]である。
回転対称非球面は次式で定義される。
x=cy2/[1+[1-(1+K)c2y2]1/2]+A4y4+A6y6+A8y8+A10y10+A12y12・・・
(但し、cは曲率(1/r)、yは光軸からの高さ、Kは円錐係数、A4、A6、A8、・・・・・は各次数の非球面係数、xはサグ量)
全数値実施例1−6を通じて、第2レンズ群G2(第2Bレンズ群G2B)と像面Iとの間には、図示を省略した固定絞りが設けられている。この固定絞りは、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、像面Iに対して固定されている(光軸方向に移動しない)。このため、バックフォーカスfBは、固定絞りと像面Iとの間の光軸上の距離であり、一定値となっている。
[数値実施例1]
図1〜図6と表1〜表4は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例1を示している。図1は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図2はその諸収差図、図3はその横収差図であり、図4は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図5はその諸収差図、図6はその横収差図である。表1は面データ、表2は非球面データ、表3は各種データ、表4はレンズ群データである。
本数値実施例1のズームレンズ系は、物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群G1と、正の屈折力の第2レンズ群G2とからなる。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズ11と、物体側に凸の負メニスカスレンズ12と、物体側に凸の正メニスカスレンズ13とからなる。負メニスカスレンズ12は、その像側の面が非球面からなる。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、正の屈折力の第2Aレンズ群G2Aと、正の屈折力の第2Bレンズ群G2Bとからなる。第2Aレンズ群G2Aと第2Bレンズ群G2Bの間には開口絞りSが位置しており、この開口絞りSは第2レンズ群G2と一体に移動する。
第2Aレンズ群G2Aは、物体側から順に、両凸正レンズ21と、物体側に凸の正メニスカスレンズ22と、両凸正レンズ23と、両凹負レンズ24とからなる。両凸正レンズ23の像側の面と両凹負レンズ24の物体側の面は接合されている。
第2Bレンズ群G2Bは、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズ25と、両凸正レンズ26と、像側に凸の負メニスカスレンズ27とからなる。両凸正レンズ26の像側の面と負メニスカスレンズ27の物体側の面は接合されている。
(表1)
面データ
面番号 R d N(d) ν(d)
1 44.886 1.900 1.72916 54.7
2 16.536 7.470
3 75.512 1.650 1.71300 53.9
4* 20.975 8.090
5 36.638 3.530 1.72151 29.2
6 131.601 d6
7 46.772 2.990 1.53172 48.9
8 -369.726 0.100
9 58.567 2.470 1.49700 81.6
10 425.176 0.100
11 35.365 4.800 1.49700 81.6
12 -35.374 1.830 1.80400 46.6
13 496.816 5.370
14絞 ∞ 4.530
15 30.046 1.990 1.80518 25.4
16 19.197 1.300
17 65.376 3.310 1.60300 65.5
18 -22.015 1.150 1.80100 35.0
19 -33.575 d19
20(固定絞り) ∞ -
(表2)
非球面データ
面番号 K A4 A6 A8 A10
4 0.000 -0.1704E-04 -0.6292E-07 0.9980E-10 -0.6959E-12
(表3)
各種データ
ズーム比(変倍比) 1.89
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 2.9 3.4 4.1
f 20.60 30.00 39.00
W 35.8 25.8 20.2
Y 14.24 14.24 14.24
fB 38.92 38.92 38.92
L 116.94 112.02 114.43
d6 25.437 9.672 1.699
d19 0.000 10.848 21.234
(表4)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -29.97
2 7 34.59
[数値実施例2]
図7〜図12と表5〜表8は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例2を示している。図7は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図8はその諸収差図、図9はその横収差図であり、図10は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図11はその諸収差図、図12はその横収差図である。表5は面データ、表6は非球面データ、表7は各種データ、表8はレンズ群データである。
この数値実施例2のレンズ構成は、数値実施例1のレンズ構成と同様である。
(表5)
面データ
面番号 R d N(d) ν(d)
1 44.083 2.000 1.72916 54.7
2 17.429 7.700
3 88.655 1.630 1.74330 49.3
4* 20.721 8.610
5 37.733 3.460 1.74077 27.8
6 135.752 d6
7 49.607 3.210 1.54072 47.2
8 -308.165 0.100
9 40.260 2.930 1.49700 81.6
10 561.656 0.100
11 39.181 4.390 1.49700 81.6
12 -39.197 1.800 1.80400 46.6
13 121.646 4.760
14絞 ∞ 4.850
15 31.338 2.650 1.80000 29.9
16 19.297 1.300
17 53.282 3.400 1.59522 67.7
18 -21.933 1.200 1.80000 29.9
19 -33.357 d19
20(固定絞り) ∞ -
(表6)
非球面データ
面番号 K A4 A6 A8 A10
4 0.000 -0.1553E-04 -0.4942E-07 0.5024E-10 -0.4192E-12
(表7)
各種データ
ズーム比(変倍比) 1.89
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 2.9 3.4 4.1
f 20.60 30.00 39.00
W 35.8 25.8 20.2
Y 14.24 14.24 14.24
fB 36.88 36.88 36.88
L 118.32 113.60 116.19
d6 25.446 9.734 1.788
d19 1.900 12.896 23.424
(表8)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -29.72
2 7 34.76
[数値実施例3]
図13〜図18と表9〜表12は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例3を示している。図13は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図14はその諸収差図、図15はその横収差図であり、図16は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図17はその諸収差図、図18はその横収差図である。表9は面データ、表10は非球面データ、表11は各種データ、表12はレンズ群データである。
この数値実施例3のレンズ構成は、以下の点を除いて、数値実施例1のレンズ構成と同様である。
(1)第2Bレンズ群G2Bが、物体側から順に、両凸正レンズ25’と、物体側に凸の負メニスカスレンズ26’と、両凸正レンズ27’と、像側に凸の負メニスカスレンズ28’とからなる。両凸正レンズ27’の像側の面と負メニスカスレンズ28’の物体側の面は接合されている。
(表9)
面データ
面番号 R d N(d) ν(d)
1 33.478 2.000 1.72916 54.7
2 16.179 9.330
3 157.837 1.650 1.75501 51.2
4* 21.181 8.340
5 38.446 3.410 1.74077 27.8
6 145.601 d6
7 50.224 2.910 1.67003 47.3
8 -916.604 0.100
9 53.307 2.670 1.56907 71.3
10 1010.841 0.100
11 33.725 4.610 1.49700 81.6
12 -36.573 2.310 1.80400 46.6
13 75.120 5.220
14絞 ∞ 1.650
15 68.414 2.000 1.60342 38.0
16 -1498.138 0.820
17 39.105 2.330 1.80518 25.4
18 19.961 1.270
19 70.194 4.600 1.59522 67.7
20 -18.632 1.220 1.80610 40.9
21 -30.765 d21
22(固定絞り) ∞ -
(表10)
非球面データ
面番号 K A4 A6 A8 A10
4 0.000 -0.1696E-04 -0.4548E-07 0.9988E-11 -0.3844E-12
(表11)
各種データ
ズーム比(変倍比) 1.89
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 2.9 3.5 4.2
f 20.60 30.00 39.00
W 35.9 25.9 20.3
Y 14.24 14.24 14.24
fB 38.92 38.92 38.92
L 119.32 116.05 119.55
d6 23.860 9.193 1.776
d21 0.000 11.400 22.315
(表12)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -28.20
2 7 34.20
[数値実施例4]
図19〜図24と表13〜表16は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例4を示している。図19は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図20はその諸収差図、図21はその横収差図であり、図22は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図23はその諸収差図、図24はその横収差図である。表13は面データ、表14は非球面データ、表15は各種データ、表16はレンズ群データである。
この数値実施例4のレンズ構成は、以下の点を除いて、数値実施例3のレンズ構成と同様である。
(1)第2Bレンズ群G2Bの正レンズ25’が、物体側に凸の正メニスカスレンズからなる。
(表13)
面データ
面番号 R d N(d) ν(d)
1 34.634 1.900 1.72916 54.7
2 16.445 8.460
3 158.145 1.700 1.74330 49.3
4* 21.265 7.380
5 36.560 3.680 1.72825 28.5
6 172.929 d6
7 99.852 2.620 1.72000 43.7
8 -168.612 0.100
9 63.696 2.290 1.49700 81.6
10 249.416 0.100
11 27.565 4.840 1.49700 81.6
12 -34.923 1.970 1.78800 47.4
13 174.814 5.810
14絞 ∞ 2.100
15 70.649 2.030 1.58144 40.7
16 13666.243 0.110
17 33.346 1.720 1.80518 25.4
18 18.816 1.400
19 101.316 3.120 1.56907 71.3
20 -20.984 1.200 1.80440 39.6
21 -30.885 d21
22(固定絞り) ∞ -
(表14)
非球面データ
面番号 K A4 A6 A8 A10
4 0.000 -0.1525E-04 -0.5281E-07 0.8674E-10 -0.5513E-12
(表15)
各種データ
ズーム比(変倍比) 1.89
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 2.9 3.4 4.1
f 20.60 30.00 39.00
W 35.8 25.8 20.2
Y 14.24 14.24 14.24
fB 38.92 38.92 38.92
L 117.62 112.50 114.69
d6 26.171 10.474 2.536
d21 0.000 10.580 20.709
(表16)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -30.28
2 7 34.08
[数値実施例5]
図25〜図30と表17〜表20は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例5を示している。図25は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図26はその諸収差図、図27はその横収差図であり、図28は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図29はその諸収差図、図30はその横収差図である。表17は面データ、表18は非球面データ、表19は各種データ、表20はレンズ群データである。
この数値実施例5のレンズ構成は、以下の点を除いて、数値実施例1のレンズ構成と同様である。
(1)第2Aレンズ群G2Aが、物体側から順に、両凸正レンズ21’と、両凸正レンズ22’と、両凹負レンズ23’とからなる。両凸正レンズ22’の像側の面と両凹負レンズ23’の物体側の面は接合されている。
(2)第2Bレンズ群G2Bが、物体側から順に、物体側に凸の正メニスカスレンズ25”と、物体側に凸の負メニスカスレンズ26”と、物体側に凸の負メニスカスレンズ27”と、両凸正レンズ28”とからなる。負メニスカスレンズ27”の像側の面と両凸正レンズ28”の物体側の面は接合されている。
(表17)
面データ
面番号 R d N(d) ν(d)
1 37.045 2.100 1.72916 54.7
2 16.206 8.500
3 138.831 1.600 1.69350 53.2
4* 21.237 7.340
5 36.218 3.450 1.71736 29.5
6 152.367 d6
7 63.357 2.890 1.72000 50.2
8 -103.144 0.100
9 29.303 4.980 1.49700 81.6
10 -34.534 1.600 1.80400 46.6
11 105.609 7.290
12絞 ∞ 1.550
13 38.989 1.880 1.60342 38.0
14 99.136 1.070
15 33.463 2.060 1.80000 29.9
16 19.930 1.210
17 62.852 1.200 1.80610 33.3
18 22.294 3.590 1.61800 63.4
19 -37.544 d19
20(固定絞り) ∞ -
(表18)
非球面データ
面番号 K A4 A6 A8 A10
4 0.000 -0.1675E-04 -0.5943E-07 0.9465E-10 -0.6543E-12
(表19)
各種データ
ズーム比(変倍比) 1.89
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 2.9 3.4 4.1
f 20.60 30.00 39.00
W 35.8 25.8 20.2
Y 14.24 14.24 14.24
fB 38.82 38.82 38.82
L 116.81 111.87 114.19
d6 25.580 9.990 2.106
d19 0.000 10.654 20.856
(表20)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -30.07
2 7 34.08
[数値実施例6]
図31〜図36と表21〜表24は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例6を示している。図31は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図32はその諸収差図、図33はその横収差図であり、図34は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図35はその諸収差図、図36はその横収差図である。表21は面データ、表22は非球面データ、表23は各種データ、表24はレンズ群データである。
この数値実施例6のレンズ構成は、数値実施例5のレンズ構成と同様である。
(表21)
面データ
面番号 R d N(d) ν(d)
1 39.530 2.000 1.72916 54.7
2 16.375 8.750
3 111.373 1.700 1.69350 53.2
4* 21.983 7.330
5 37.276 3.500 1.71736 29.5
6 163.653 d6
7 72.105 3.100 1.71700 47.9
8 -128.840 0.100
9 30.791 4.940 1.49700 81.6
10 -33.067 4.200 1.80400 46.6
11 293.356 6.230
12絞 ∞ 1.650
13 33.843 1.980 1.65844 50.9
14 97.748 0.100
15 35.072 2.030 1.61340 44.3
16 18.931 1.430
17 85.887 1.200 1.80100 35.0
18 18.538 3.910 1.60300 65.5
19 -37.331 d19
20(固定絞り) ∞ -
(表22)
非球面データ
面番号 K A4 A6 A8 A10
4 0.000 -0.1622E-04 -0.5957E-07 0.1075E-09 -0.6575E-12
(表23)
各種データ
ズーム比(変倍比) 1.89
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 2.9 3.4 4.0
f 20.60 30.00 39.00
W 35.8 25.8 20.2
Y 14.24 14.24 14.24
fB 37.02 37.02 37.02
L 120.03 114.06 115.76
d6 26.963 10.562 2.267
d19 1.900 12.331 22.319
(表24)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -31.17
2 7 34.59
各数値実施例の各条件式に対する値を表25に示す。
(表25)
実施例1 実施例2 実施例3
条件式(1) -0.867 -0.855 -0.825
条件式(2) 0.417 0.471 0.617
条件式(3) 0.331 0.313 0.216
条件式(4) 1.60300 1.59522 1.59522
条件式(5) 65.44 67.73 67.73
条件式(6) 48.84 47.23 47.23
実施例4 実施例5 実施例6
条件式(1) -0.889 -0.882 -0.901
条件式(2) 0.474 0.714 0.647
条件式(3) 0.269 0.300 0.255
条件式(4) 1.56907 1.61800 1.60300
条件式(5) 71.31 63.33 65.44
条件式(6) 43.69 50.23 47.93
表25から明らかなように、数値実施例1〜数値実施例6は、条件式(1)〜(6)を満足しており、諸収差図及び横収差図から明らかなように諸収差及び横収差は比較的よく補正されている。
本発明の特許請求の範囲に含まれるズームレンズ系に、実質的なパワーを有さないレンズまたはレンズ群を追加したとしても、本発明の技術的範囲に含まれる(本発明の技術的範囲を回避したことにはならない)。
G1 負の屈折力の第1レンズ群
11 負レンズ
12 負レンズ
13 正レンズ
G2 正の屈折力の第2レンズ群
G2A 正の屈折力の第2Aレンズ群
21 正レンズ
22 正レンズ
23 正レンズ
24 負レンズ
21’ 正レンズ
22’ 正レンズ
23’ 負レンズ
G2B 正の屈折力の第2Bレンズ群
25 負レンズ
26 正レンズ
27 負レンズ
25’ 正レンズ
26’ 負レンズ
27’ 正レンズ
28’ 負レンズ
25” 正レンズ
26” 負レンズ
27” 負レンズ
28” 正レンズ
S 絞り
I 像面

Claims (9)

  1. 物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群と、正の屈折力の第2レンズ群とからなり、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が減少するズームレンズ系において、
    第2レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力の第2Aレンズ群と、正の屈折力の第2Bレンズ群とからなり、
    第2Aレンズ群は、2枚以上の正レンズと1枚以上の負レンズを有しており、
    第2Bレンズ群は、1枚以上の正レンズと2枚以上の負レンズを有しており、且つ、その最も像側に、正レンズと負レンズの接合レンズを有しており、
    次の条件式(1)及び(2)を満足することを特徴とするズームレンズ系。
    (1)−1.0<f1/f2<−0.7
    (2)0.25<f2A/f2B<1.0
    但し、
    f1:第1レンズ群の焦点距離、
    f2:第2レンズ群の焦点距離、
    f2A:第2Aレンズ群の焦点距離、
    f2B:第2Bレンズ群の焦点距離。
  2. 請求項1記載のズームレンズ系において、次の条件式(4)及び(5)を満足するズームレンズ系。
    (4)Nd2Bp>1.55
    (5)νd2Bp>62
    但し、
    Nd2Bp:第2Bレンズ群中の最も像側の接合レンズの正レンズのd線に対する屈折率、
    νd2Bp:第2Bレンズ群中の最も像側の接合レンズの正レンズのd線に対するアッベ数。
  3. 請求項1または2記載のズームレンズ系において、第2Bレンズ群は、最も像側の接合レンズよりも物体側に位置させて、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズを有するズームレンズ系。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項記載のズームレンズ系において、第1レンズ群は、物体側から順に、負レンズ、負レンズ及び正レンズからなるズームレンズ系。
  5. 物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群と、正の屈折力の第2レンズ群とからなり、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が減少するズームレンズ系において、
    第1レンズ群は、物体側から順に、負レンズ、負レンズ及び正レンズからなり、
    第2レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力の第2Aレンズ群と、正の屈折力の第2Bレンズ群とからなり、
    第2Aレンズ群は、2枚以上の正レンズと1枚以上の負レンズを有しており、
    第2Bレンズ群は、1枚以上の正レンズと2枚以上の負レンズを有しており、
    次の条件式(1)及び(2)を満足することを特徴とするズームレンズ系。
    (1)−1.0<f1/f2<−0.7
    (2)0.25<f2A/f2B<1.0
    但し、
    f1:第1レンズ群の焦点距離、
    f2:第2レンズ群の焦点距離、
    f2A:第2Aレンズ群の焦点距離、
    f2B:第2Bレンズ群の焦点距離。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項記載のズームレンズ系において、次の条件式(3)を満足するズームレンズ系。
    (3)0.2<D2AB/D2
    但し、
    D2AB:第2Aレンズ群の最も像側のレンズ面から第2Bレンズ群の最も物体側のレンズ面までの距離、
    D2:第2Aレンズ群の最も物体側のレンズ面から第2Bレンズ群の最も像側のレンズ面までの距離。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項記載のズームレンズ系において、第2Bレンズ群は、1枚または2枚の正レンズと2枚の負レンズからなるズームレンズ系。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項記載のズームレンズ系において、第2Aレンズ群は、2枚または3枚の正レンズと1枚の負レンズからなるズームレンズ系。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項記載のズームレンズ系において、第2Aレンズ群は、その最も物体側に正レンズを有しており、次の条件式(6)を満足するズームレンズ系。
    (6)40<νd2Ap<60
    但し、
    νd2Ap:第2レンズ群中の最も物体側の正レンズのd線に対するアッベ数。
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