JP6439365B2 - ズームレンズ系 - Google Patents

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Description

本発明は、ズームレンズ系に関し、特にデジタルカメラ等の撮像機器に好適な大口径望遠ズームレンズ系に関する。
特許文献1、2には、正負正負正の5群レンズ構成のズームレンズ系が開示されている。しかし、このズームレンズ系は、各レンズ群のパワーバランスが不適切であるため、歪曲収差や像面湾曲等の諸収差の補正が不十分であった。
特開2010−160240号公報 特開2013−174758号公報
本発明は、以上の問題意識に基づいてなされたものであり、歪曲収差や像面湾曲等の諸収差を良好に補正することができるズームレンズ系を得ることを目的とする。
本発明のズームレンズ系は、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群と、負の屈折力の第2レンズ群と、正の屈折力の第3レンズ群と、負の屈折力の第4レンズ群と、正の屈折力の第5レンズ群とから構成され、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第1レンズ群と第5レンズ群が像面に対して固定されており、第2レンズ群ないし第4レンズ群が光軸方向に移動し、次の条件式(1)、(2)を満足することを特徴としている。
(1)−1.76<f4/f1<−1.49
(2)5.0<f4/f2<8.5
但し、
f1:第1レンズ群の焦点距離、
f2:第2レンズ群の焦点距離、
f4:第4レンズ群の焦点距離、
である。
条件式(2)が規定する条件範囲の中でも、次の条件式(2’)を満足することが好ましい。
(2’)5.0<f4/f2<7.0
本発明のズームレンズ系は、次の条件式(3)を満足することが好ましい。
(3)−4.0<f4/f5<−1.5
但し、
f4:第4レンズ群の焦点距離、
f5:第5レンズ群の焦点距離、
である。
条件式(3)が規定する条件範囲の中でも、次の条件式(3’)を満足することが好ましい。
(3’)−3.0<f4/f5<−1.8
本発明のズームレンズ系は、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群と、負の屈折力の第2レンズ群と、正の屈折力の第3レンズ群と、負の屈折力の第4レンズ群と、正の屈折力の第5レンズ群とから構成され、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第1レンズ群と第5レンズ群が像面に対して固定されており、第2レンズ群ないし第4レンズ群が光軸方向に移動し、次の条件式(1)、(4)を満足することを特徴としている。
(1)−1.76<f4/f1<−1.49
(4)−5.0<f5/f2≦−2.63
但し、
f1:第1レンズ群の焦点距離、
f2:第2レンズ群の焦点距離、
f4:第4レンズ群の焦点距離、
f5:第5レンズ群の焦点距離、
である。
条件式(4)が規定する条件範囲の中でも、次の条件式(4’)を満足することが好ましい。
(4’)−3.2<f5/f2<−2.0
本発明のズームレンズ系は、次の条件式(5)を満足することが好ましい。
(5)−0.4<f3/f4<−0.2
但し、
f3:第3レンズ群の焦点距離、
f4:第4レンズ群の焦点距離、
である。
本発明のズームレンズ系は、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群と、負の屈折力の第2レンズ群と、正の屈折力の第3レンズ群と、負の屈折力の第4レンズ群と、正の屈折力の第5レンズ群とから構成され、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第1レンズ群と第5レンズ群が像面に対して固定されており、第2レンズ群ないし第4レンズ群が光軸方向に移動し、第4レンズ群は、像側に凸面を向けた負単レンズから構成され、次の条件式(1)を満足することを特徴としている。
(1)−1.76<f4/f1<−1.49
但し、
f1:第1レンズ群の焦点距離、
f4:第4レンズ群の焦点距離、
である。
本発明のズームレンズ系は、次の条件式(6)及び条件式(7)を満足することが好ましい。
(6)1.55<NdN<1.75
(7)30<νdN<70
但し、
NdN:第4レンズ群を構成する負単レンズのd線に対する屈折率、
νdN:第4レンズ群を構成する負単レンズのd線に対するアッベ数、
である。
条件式(6)が規定する条件範囲の中でも、次の条件式(6’)を満足することが好ましい。
(6’)1.55<NdN<1.73
条件式(7)が規定する条件範囲の中でも、次の条件式(7’)を満足することが好ましい。
(7’)40<νdN<55
本発明のズームレンズ系は、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群と、負の屈折力の第2レンズ群と、正の屈折力の第3レンズ群と、負の屈折力の第4レンズ群と、正の屈折力の第5レンズ群とから構成され、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第1レンズ群と第5レンズ群が像面に対して固定されており、第2レンズ群ないし第4レンズ群が光軸方向に移動し、第1レンズ群は、物体側から順に、像側に凹面を向けた負レンズと、物体側に凸面を向けた正レンズと、物体側に凸面を向けた正レンズと、物体側に凸面を向けた正レンズとから構成され、次の条件式(1)、(8)を満足することを特徴としている。
(1)−1.76<f4/f1<−1.49
(8)νdp2≧νdp1>νdp3
但し、
f1:第1レンズ群の焦点距離、
f4:第4レンズ群の焦点距離、
νdp1:第1レンズ群中の正レンズのうち最も物体側に位置する正レンズのd線に対するアッベ数、
νdp2:第1レンズ群中の正レンズのうち物体側から2番目に位置する正レンズのd線に対するアッベ数、
νdp3:第1レンズ群中の正レンズのうち物体側から3番目に位置する正レンズのd線に対するアッベ数、
である。
本発明のズームレンズ系は、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群と、負の屈折力の第2レンズ群と、正の屈折力の第3レンズ群と、負の屈折力の第4レンズ群と、正の屈折力の第5レンズ群とから構成され、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第1レンズ群と第5レンズ群が像面に対して固定されており、第2レンズ群ないし第4レンズ群が光軸方向に移動し、第5レンズ群は、2枚以上の正レンズを含んで構成され、次の条件式(1)、(9)、(10)を満足することを特徴としている。
(1)−1.76<f4/f1<−1.49
(9)Np1−Np2>0.03
(10)νave>68
但し、
f1:第1レンズ群の焦点距離、
f4:第4レンズ群の焦点距離、
Np1:第5レンズ群中の正レンズのうち最も物体側に位置する正レンズのd線に対する屈折率、
Np2:第5レンズ群中の正レンズのうち物体側から2番目に位置する正レンズのd線に対する屈折率、
νave:第5レンズ群中の正レンズのうち最も物体側に位置する正レンズと物体側から2番目に位置する正レンズのd線に対するアッベ数の平均値、
である。
条件式(9)が規定する条件範囲の中でも、次の条件式(9’)を満足することが好ましい。
(9’)Np1−Np2>0.08
条件式(10)が規定する条件範囲の中でも、次の条件式(10’)を満足することが好ましい。
(10’)νave>72
本発明のズームレンズ系は、第5レンズ群中の最も物体側のレンズと最も像側のレンズとの間に、次の条件式(11)、条件式(12)及び条件式(13)を満足するような中間正レンズを位置させることが好ましい。
(11)0.45<DnP/LDn<0.8
(12)0.9<f5/fnP<1.7
(13)55<νnP<75
但し、
DnP:第5レンズ群中の最も物体側のレンズの物体側の面から中間正レンズの物体側の面までの距離、
LDn:第5レンズ群の群厚(第5レンズ群の最も物体側の面から最も像側の面までの距離)、
f5:第5レンズ群の焦点距離、
fnP:第5レンズ群中の中間正レンズの焦点距離、
νnP:第5レンズ群中の中間正レンズのd線に対するアッベ数、
である。
条件式(11)が規定する条件範囲の中でも、次の条件式(11’)を満足することが好ましい。
(11’)0.55<DnP/LDn<0.8
条件式(12)が規定する条件範囲の中でも、次の条件式(12’)を満足することが好ましい。
(12’)0.9<f5/fnP<1.5
条件式(13)が規定する条件範囲の中でも、次の条件式(13’)を満足することが好ましい。
(13’)63<νnP<75
本発明によれば、歪曲収差や像面湾曲等の諸収差を良好に補正することができるズームレンズ系が得られる。
本発明によるズームレンズ系の数値実施例1の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図1の構成における諸収差図である。 図1の構成における横収差図である。 同数値実施例1の長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図4の構成における諸収差図である。 図4の構成における横収差図である。 本発明によるズームレンズ系の数値実施例2の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図7の構成における諸収差図である。 図7の構成における横収差図である。 同数値実施例2の長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図10の構成における諸収差図である。 図10の構成における横収差図である。 本発明によるズームレンズ系の数値実施例3の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図13の構成における諸収差図である。 図13の構成における横収差図である。 同数値実施例3の長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図16の構成における諸収差図である。 図16の構成における横収差図である。 本発明によるズームレンズ系の数値実施例4の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図19の構成における諸収差図である。 図19の構成における横収差図である。 同数値実施例4の長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図22の構成における諸収差図である。 図22の構成における横収差図である。 本発明によるズームレンズ系の数値実施例5の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図25の構成における諸収差図である。 図25の構成における横収差図である。 同数値実施例5の長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図28の構成における諸収差図である。 図28の構成における横収差図である。 本発明によるズームレンズ系のズーム軌跡を示す簡易移動図である。
本実施形態のズームレンズ系は、全数値実施例1−5を通じて、図31の簡易移動図に示すように、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、正の屈折力の第3レンズ群G3と、負の屈折力の第4レンズ群G4と、正の屈折力の第5レンズ群G5とから構成されている。第5レンズ群G5には絞りSが含まれている(図31では作図の便宜上第5レンズ群G5の直前位置に絞りSを描いている)。Iは像面である。
本実施形態のズームレンズ系は、全数値実施例1−5を通じて、図31の簡易移動図に示すように、短焦点距離端(Wide)から長焦点距離端(Tele)への変倍に際し、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4の間隔が増大し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5の間隔が減少する。
より具体的に、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第1レンズ群G1は像面Iに対して固定されており(光軸方向に移動せず)、第2レンズ群G2ないし第4レンズ群G4は単調に像側に移動し、第5レンズ群G5は絞りSと一緒に像面Iに対して固定されている(光軸方向に移動しない)。
なお、第3レンズ群G3は、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、単調に像側に移動する場合の他、一旦像側に移動した後に長焦点距離端の近傍で若干量だけ物体側に戻る(Uターンする)といった非線形軌跡も可能である。
本実施形態のズームレンズ系は、全数値実施例1−5を通じて、図31の簡易移動図に示すように、第3レンズ群G3をフォーカスレンズ群としてこれを像側に移動させることで、遠距離物点から近距離物点の方向にフォーカシングを行う(第3レンズ群G3がフォーカスレンズ群を構成している)。
第1レンズ群G1は、全数値実施例1−5を通じて、物体側から順に、負レンズ(像側に凹面を向けた負レンズ)11と、正レンズ(物体側に凸面を向けた正レンズ)12と、正レンズ(物体側に凸面を向けた正レンズ)13と、正レンズ(物体側に凸面を向けた正レンズ)14とからなる。負レンズ11と正レンズ12は、数値実施例1−3では接合されており、数値実施例4−5では接合されていない。
第2レンズ群G2は、全数値実施例1−5を通じて、物体側から順に、正レンズ21と、負レンズ22と、負レンズ23と、正レンズ24と、負レンズ25とからなる。正レンズ21と負レンズ22は接合されており、負レンズ23と正レンズ24は接合されている。
第3レンズ群G3は、数値実施例1−2では、物体側から順に、正レンズ31と、負レンズ32と、正レンズ33とからなる。負レンズ32と正レンズ33は接合されている。
第3レンズ群G3は、数値実施例3−5では、物体側から順に、正レンズ31’と、正レンズ32’と、負レンズ33’とからなる。正レンズ32’と負レンズ33’は接合されている。
第4レンズ群G4は、全数値実施例1−5を通じて、負単レンズ(像側に凸面を向けた負単レンズ)41からなる。
第5レンズ群G5は、数値実施例1−2では、物体側から順に、正レンズ51と、正レンズ52と、負レンズ53と、正レンズ54と、絞りSと、正レンズ55と、負レンズ56と、正レンズ57と、負レンズ58と、正レンズ59とからなる。負レンズ53と正レンズ54は接合されており、正レンズ55と負レンズ56は接合されている。
第5レンズ群G5は、数値実施例3−5では、物体側から順に、絞りSと、正レンズ51’と、正レンズ52’と、負レンズ53’と、正レンズ54’と、負レンズ55’と、正レンズ56’とからなる。
本実施形態のズームレンズ系は、正負正負正の5群レンズ構成を必須とした上で、各レンズ群のパワー比(パワーバランス)を最適設定することにより、歪曲収差、像面湾曲、球面収差、コマ収差といった諸収差を良好に補正して、優れた光学性能を実現することに成功している。
条件式(1)は、第1レンズ群G1と第4レンズ群G4のパワー比(パワーバランス)を規定している。条件式(1)を満足することにより、像面湾曲と歪曲収差を良好に補正することができる。
条件式(1)の上限を超えると、第4レンズ群G4のパワーが強くなりすぎて、ズーム時の像面湾曲の変動が大きくなってしまう。
条件式(1)の下限を超えると、第1レンズ群G1のパワーが強くなりすぎて、歪曲収差が大きく発生してしまう。
条件式(2)及び条件式(2’)は、第2レンズ群G2と第4レンズ群G4のパワー比(パワーバランス)を規定している。条件式(2)を満足することにより、ズーム時に像面湾曲と歪曲収差を良好に補正することができる。この作用効果は、条件式(2’)を満足することでより顕著に得ることができる。
条件式(2)の上限を超えると、第2レンズ群G2のパワーが強くなりすぎて、ズーム時の歪曲収差の変動が大きくなってしまう。
条件式(2)及び条件式(2’)の下限を超えると、第4レンズ群G4のパワーが強くなりすぎて、ズーム時の像面湾曲の変動が大きくなってしまう。
条件式(3)及び条件式(3’)は、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5のパワー比(パワーバランス)を規定している。条件式(3)を満足することにより、ズーム時に像面湾曲を良好に補正することができる。この作用効果は、条件式(3’)を満足することでより顕著に得ることができる。
条件式(3)の上限を超えると、第4レンズ群G4のパワーが強くなりすぎて、ズーム時の像面湾曲の変動が大きくなってしまう。
条件式(3)の下限を超えると、第4レンズ群G4のパワーが弱くなりすぎて、ズーム時の像面湾曲の補正効果が不十分となってしまう。
条件式(4)及び条件式(4’)は、第2レンズ群G2と第5レンズ群G5のパワー比(パワーバランス)を規定している。条件式(4)を満足することにより、ズーム時に球面収差とコマ収差と歪曲収差を良好に補正することができる。この作用効果は、条件式(4’)を満足することでより顕著に得ることができる。
条件式(4)の上限を超えると、第5レンズ群G5のパワーが強くなりすぎて、ズーム全域で球面収差とコマ収差が大きく発生してしまう。
条件式(4)の下限を超えると、第2レンズ群G2のパワーが強くなりすぎて、ズーム時の歪曲収差の変動が大きくなってしまう。
条件式(5)は、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4のパワー比(パワーバランス)を規定している。条件式(5)を満足することにより、フォーカス時の性能変化(性能劣化)を抑えつつ、ズーム全域に亘って球面収差とコマ収差を良好に補正することができる。
条件式(5)の上限を超えると、フォーカスレンズ群である第3レンズ群G3のパワーが強くなりすぎて、フォーカス時の性能変化(性能劣化)が大きくなってしまう。
条件式(5)の下限を超えると、第4レンズ群G4のパワーが強くなりすぎて、ズーム全域に亘って球面収差とコマ収差の補正が困難になってしまう。
本実施形態のズームレンズ系において、負の屈折力の第2レンズ群G2は、主たる変倍作用を受け持つ変倍レンズ群として機能しており、この第2レンズ群G2とは別に、負の屈折力の第4レンズ群G4を設けることで、ズーム時とフォーカス時の収差変動をより効果的に補正することができる。上述したように、第4レンズ群G4は、全数値実施例1−5を通じて、負単レンズ(像側に凸面を向けた負単レンズ)41から構成されている。
条件式(6)及び条件式(6’)は、第4レンズ群G4を構成する負単レンズ41のd線に対する屈折率を規定しており、条件式(7)及び条件式(7’)は、第4レンズ群G4を構成する負単レンズ41のd線に対するアッベ数を規定している。
条件式(6)及び条件式(7)を満足することにより、第4レンズ群G4を最小レンズ枚数(1枚)で構成した上で色収差とコマ収差を効果的に補正することができる。さらに条件式(6’)及び条件式(7’)を満足することにより、色収差とコマ収差の補正効果をさらに高めることができる。
条件式(6)及び条件式(7)を満足しないと、色収差とコマ収差の補正効果が不十分になってしまう。
上述したように、第1レンズ群G1は、全数値実施例1−5を通じて、物体側から順に、負レンズ(像側に凹面を向けた負レンズ)11と、正レンズ(物体側に凸面を向けた正レンズ)12と、正レンズ(物体側に凸面を向けた正レンズ)13と、正レンズ(物体側に凸面を向けた正レンズ)14とから構成されている。
条件式(8)は、第1レンズ群G1中の3枚の正レンズ12、13、14のd線に対するアッベ数の大小関係を規定している。色収差(特に長焦点距離端の倍率色収差)の補正には、第1レンズ群G1中の正レンズに、d線に対するアッベ数が大きい所謂低分散材料を用いるのが好ましい。しかし、一般に低分散材料は屈折率が低いため、球面収差・コマ収差等の補正には不利である。本実施形態のズームレンズ系は、第1レンズ群G1中の3枚の正レンズ12、13、14のd線に対するアッベ数の大小関係を、条件式(8)を満足するように設定することで、色収差・球面収差・コマ収差の補正を両立させることができる。条件式(8)を満足しないと、色収差・球面収差・コマ収差の補正を両立させることができなくなってしまう。
条件式(9)及び条件式(9’)は、第5レンズ群G5中の最も物体側に位置する正レンズ(51または51’)と物体側から2番目に位置する正レンズ(52または52’)のd線に対する屈折率の差を規定している。第5レンズ群G5中の最も物体側に位置する正レンズ(51または51’)は、球面収差の補正に直結する重要なレンズであるため、これを高屈折率な材料から形成することが好ましい。すなわち、条件式(9)を満足することにより球面収差を良好に補正することができ、さらに条件式(9’)を満足することにより球面収差の補正効果を高めることができる。条件式(9)を満足しないと、球面収差の補正効果が不十分になってしまう。また、第5レンズ群G5中の物体側から2番目に位置する正レンズ(52または52’)は、これをアプラナチックレンズに近い形状とすることでコマ収差の発生を抑えることができる。
条件式(10)及び条件式(10’)は、第5レンズ群G5中の最も物体側に位置する正レンズ(51または51’)と物体側から2番目に位置する正レンズ(52または52’)のd線に対するアッベ数の平均値を規定している。この2枚の正レンズはともに色収差の補正に重要なレンズであるため、d線に対するアッベ数はなるべく大きい方が良い。すなわち、条件式(10)を満足することにより色収差を良好に補正することができ、さらに条件式(10’)を満足することにより色収差の補正効果を高めることができる。条件式(10)を満足しないと、色収差の補正効果が不十分になってしまう。
本実施形態のズームレンズ系は、全数値実施例1−5を通じて、第5レンズ群G5中の最も物体側に位置する正レンズ(51または51’)と最も像側に位置する正レンズ(59または56’)との間に、条件式(11)、条件式(12)及び条件式(13)を満足するような中間正レンズ(57または54’)を設けている。これにより、少ないレンズ構成でコマ収差・色収差・像面湾曲を効果的に補正することができる。
さらに本実施形態のズームレンズ系は、数値実施例3−5では、第5レンズ群G5中の最も物体側に位置する正レンズ51’と最も像側に位置する正レンズ56’との間に、条件式(11’)、条件式(12’)及び条件式(13’)を満足するような中間正レンズ54’を設けている。これにより、コマ収差・色収差・像面湾曲の補正効果をより一層高めることができる。
次に具体的な数値実施例1−5を示す。諸収差図及び横収差図並びに表中において、d線、g線、C線はそれぞれの波長に対する収差、Sはサジタル、Mはメリディオナル、FNO.はFナンバー、fは全系の焦点距離、Wは半画角(゜)、Yは像高、fB はバックフォーカス、Lはレンズ全長、Rは曲率半径、dはレンズ厚またはレンズ間隔、N(d)はd線に対する屈折率、ν(d)はd線に対するアッベ数を示す。Fナンバー、焦点距離、半画角、像高、バックフォーカス、レンズ全長及び変倍に伴って間隔が変化するレンズ間隔dは、短焦点距離端−中間焦点距離−長焦点距離端の順に示している。長さの単位は[mm]である。全数値実施例1−5を通じて、非球面レンズは用いていない。
[数値実施例1]
図1〜図6と表1〜表3は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例1を示している。図1は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図2はその諸収差図、図3はその横収差図であり、図4は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図5はその諸収差図、図6はその横収差図である。表1は面データ、表2は各種データ、表3はズームレンズ群データである。
本数値実施例1のズームレンズ系は、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、正の屈折力の第3レンズ群G3と、負の屈折力の第4レンズ群G4と、正の屈折力の第5レンズ群G5とから構成されている。第5レンズ群G5には絞りSが含まれており、この絞りSは、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第5レンズ群G5と一緒に像面Iに対して固定されている(光軸方向に移動しない)。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズ(像側に凹面を向けた負レンズ)11と、物体側に凸の正メニスカスレンズ(物体側に凸面を向けた正レンズ)12と、両凸正レンズ(物体側に凸面を向けた正レンズ)13と、物体側に凸の正メニスカスレンズ(物体側に凸面を向けた正レンズ)14とからなる。負メニスカスレンズ11と正メニスカスレンズ12は接合されている。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、両凸正レンズ21と、両凹負レンズ22と、両凹負レンズ23と、物体側に凸の正メニスカスレンズ24と、両凹負レンズ25とからなる。両凸正レンズ21と両凹負レンズ22は接合されており、両凹負レンズ23と正メニスカスレンズ24は接合されている。
第3レンズ群G3は、物体側から順に、両凸正レンズ31と、物体側に凸の負メニスカスレンズ32と、両凸正レンズ33とからなる。負メニスカスレンズ32と両凸正レンズ33は接合されている。
第4レンズ群G4は、像側に凸の負メニスカス単レンズ(像側に凸面を向けた負単レンズ)41からなる。
第5レンズ群G5は、物体側から順に、両凸正レンズ51と、物体側に凸の正メニスカスレンズ52と、両凹負レンズ53と、物体側に凸の正メニスカスレンズ54と、絞りSと、像側に凸の正メニスカスレンズ55と、両凹負レンズ56と、両凸正レンズ57と、像側に凸の負メニスカスレンズ58と、像側に凸の正メニスカスレンズ59とからなる。両凹負レンズ53と正メニスカスレンズ54は接合されており、正メニスカスレンズ55と両凹負レンズ56は接合されている。
(表1)
面データ
面番号 R d N(d) ν(d)
1 224.544 2.50 1.75213 38.0
2 87.390 9.11 1.49700 81.6
3 529.927 0.10
4 95.970 10.16 1.43875 95.0
5 -1238.975 0.10
6 129.694 5.28 1.59522 67.7
7 299.998 d7
8 662.168 4.34 1.80610 33.3
9 -81.769 2.00 1.80400 46.6
10 51.675 5.80
11 -302.346 2.00 1.59522 67.7
12 43.471 5.50 1.84666 23.8
13 264.757 3.47
14 -58.403 2.20 1.78800 47.4
15 327.343 d15
16 182.535 4.08 1.76548 37.4
17 -130.951 0.10
18 168.605 1.50 1.84666 23.8
19 54.119 8.32 1.61800 63.4
20 -90.589 d20
21 -74.078 1.80 1.58145 62.0
22 -156.244 d22
23 37.107 7.64 1.53775 74.7
24 -223.693 0.74
25 43.961 5.00 1.49700 81.6
26 139.771 1.64
27 -284.346 2.00 1.83400 37.2
28 41.973 5.44 1.56385 41.0
29 6582.336 0.21
30絞 ∞ 2.44
31 -288.620 4.50 1.80518 25.4
32 -35.191 2.00 1.83400 37.2
33 36.632 3.56
34 54.155 5.26 1.51600 59.3
35 -190.072 26.95
36 -25.727 2.40 1.83481 42.7
37 -34.824 0.10
38 -1000.006 3.50 1.80022 25.6
39 -120.432 -
(表2)
各種データ
ズーム比(変倍比) 2.87
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 4.1 4.1 4.1
f 102.00 200.01 293.01
W 12.0 6.1 4.1
Y 21.64 21.64 21.64
fB 38.16 38.16 38.16
L 279.45 279.44 279.44
d7 3.49 44.72 59.87
d15 21.73 12.08 3.00
d20 5.61 14.44 14.86
d22 48.70 8.30 1.80
(表3)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 143.67
2 8 -30.85
3 16 58.45
4 21 -244.23
5 23 139.01
[数値実施例2]
図7〜図12と表4〜表6は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例2を示している。図7は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図8はその諸収差図、図9はその横収差図であり、図10は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図11はその諸収差図、図12はその横収差図である。表4は面データ、表5は各種データ、表6はズームレンズ群データである。
この数値実施例2のレンズ構成は、数値実施例1のレンズ構成と同様である。
(表4)
面データ
面番号 R d N(d) ν(d)
1 228.810 2.50 1.75644 38.5
2 87.087 9.11 1.49700 81.6
3 497.653 0.10
4 95.881 10.16 1.43875 95.0
5 -1266.274 0.10
6 132.012 5.21 1.59522 67.7
7 300.000 d7
8 671.932 4.47 1.80610 33.3
9 -77.138 2.00 1.80400 46.6
10 52.126 4.92
11 -346.646 2.00 1.59522 67.7
12 43.470 5.50 1.84666 23.8
13 277.518 3.46
14 -58.495 2.20 1.78800 47.4
15 324.771 d15
16 181.359 4.11 1.76891 39.4
17 -129.882 0.10
18 172.120 1.50 1.84666 23.8
19 54.037 8.32 1.61800 63.4
20 -89.399 d20
21 -74.134 1.80 1.59284 61.2
22 -163.435 d22
23 37.363 7.66 1.53775 74.7
24 -227.038 0.83
25 43.907 5.00 1.49700 81.6
26 142.408 1.65
27 -285.328 2.00 1.83400 37.2
28 42.548 5.87 1.56779 39.4
29 10280.331 0.27
30絞 ∞ 2.47
31 -291.361 4.50 1.80518 25.4
32 -35.057 2.00 1.83400 37.2
33 36.455 3.31
34 54.317 3.52 1.51718 55.9
35 -184.209 27.43
36 -25.646 2.40 1.83481 42.7
37 -34.527 0.10
38 -1000.003 3.50 1.80079 27.2
39 -126.422 -
(表5)
各種データ
ズーム比(変倍比) 2.87
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 4.1 4.1 4.1
f 102.00 200.00 293.01
W 12.0 6.1 4.1
Y 21.64 21.64 21.64
fB 38.06 38.06 38.06
L 279.36 279.36 279.36
d7 2.82 46.19 62.39
d15 21.40 11.95 3.00
d20 5.59 14.15 14.06
d22 51.44 8.97 1.80
(表6)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 148.77
2 8 -31.65
3 16 58.14
4 21 -230.59
5 23 136.21
[数値実施例3]
図13〜図18と表7〜表9は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例3を示している。図13は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図14はその諸収差図、図15はその横収差図であり、図16は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図17はその諸収差図、図18はその横収差図である。表7は面データ、表8は各種データ、表9はズームレンズ群データである。
この数値実施例3のレンズ構成は、以下の点を除いて、数値実施例1、2のレンズ構成と同様である。
(1)第2レンズ群G2の正レンズ21が像側に凸の正メニスカスレンズである。
(2)第3レンズ群G3が、物体側から順に、両凸正レンズ31’と、像側に凸の正メニスカスレンズ32’と、像側に凸の負メニスカスレンズ33’とからなる。正メニスカスレンズ32’と負メニスカスレンズ33’は接合されている。
(3)第5レンズ群G5が、物体側から順に、絞りSと、両凸正レンズ51’と、物体側に凸の正メニスカスレンズ52’と、両凹負レンズ53’と、両凸正レンズ54’と、像側に凸の負メニスカスレンズ55’と、両凸正レンズ56’とからなる。
(表7)
面データ
面番号 R d N(d) ν(d)
1 771.165 2.85 1.75249 34.6
2 90.132 8.76 1.49700 81.6
3 372.727 8.01
4 145.705 8.80 1.49700 81.6
5 -331.430 0.20
6 87.823 8.88 1.59522 67.7
7 969.953 d7
8 -1778.851 6.36 1.85912 34.3
9 -50.872 1.30 1.77290 45.4
10 65.908 3.75
11 -256.417 1.30 1.61800 62.2
12 43.956 6.35 1.80518 25.4
13 5674.976 3.12
14 -63.970 1.30 1.81184 45.5
15 157.551 d15
16 219.107 5.45 1.80400 46.6
17 -79.715 0.36
18 -341.413 5.67 1.49700 81.6
19 -52.088 1.30 1.84666 23.8
20 -88.436 d20
21 -70.019 1.40 1.71907 41.4
22 -138.183 d22
23絞 ∞ 0.00
24 39.669 7.38 1.60300 65.5
25 -360.930 0.10
26 42.610 5.28 1.49700 81.6
27 106.076 1.73
28 -370.391 1.40 1.69809 40.1
29 40.540 27.23
30 92.085 4.52 1.59522 67.7
31 -92.085 6.85
32 -33.284 1.20 1.80400 46.6
33 -99.401 0.20
34 199.401 3.41 1.80518 25.4
35 -5381.650 -
(表8)
各種データ
ズーム比(変倍比) 2.69
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 2.9 2.9 2.9
f 72.10 100.00 194.00
W 17.2 12.2 6.2
Y 21.64 21.64 21.64
fB 40.01 40.01 40.01
L 249.32 249.32 249.32
d7 2.18 20.14 43.92
d15 27.91 21.91 2.10
d20 5.74 9.07 19.34
d22 32.53 17.25 3.00
(表9)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 120.86
2 8 -35.01
3 16 67.32
4 21 -199.11
5 24 92.13
[数値実施例4]
図19〜図24と表10〜表12は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例4を示している。図19は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図20はその諸収差図、図21はその横収差図であり、図22は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図23はその諸収差図、図24はその横収差図である。表10は面データ、表11は各種データ、表12はズームレンズ群データである。
この数値実施例4のレンズ構成は、以下の点を除いて、数値実施例1、2のレンズ構成と同様である。
(1)第1レンズ群G1の負メニスカスレンズ11と正メニスカスレンズ12が接合されていない。
(2)第2レンズ群G2において、正レンズ21が像側に凸の正メニスカスレンズであり、正レンズ24が両凸正レンズである。
(3)第3レンズ群G3が、物体側から順に、両凸正レンズ31’と、像側に凸の正メニスカスレンズ32’と、像側に凸の負メニスカスレンズ33’とからなる。正メニスカスレンズ32’と負メニスカスレンズ33’は接合されている。
(4)第5レンズ群G5が、物体側から順に、絞りSと、両凸正レンズ51’と、物体側に凸の正メニスカスレンズ52’と、両凹負レンズ53’と、両凸正レンズ54’と、像側に凸の負メニスカスレンズ55’と、像側に凸の正メニスカスレンズ56’とからなる。
(表10)
面データ
面番号 R d N(d) ν(d)
1 302.414 2.30 1.83400 37.2
2 84.846 0.24
3 87.270 8.48 1.49700 81.6
4 348.810 0.30
5 93.927 11.61 1.43875 95.0
6 -304.078 0.20
7 89.362 7.29 1.59522 67.7
8 335.379 d8
9 -523.303 5.09 1.90366 31.3
10 -58.773 1.40 1.81600 46.6
11 55.864 4.76
12 -142.387 1.33 1.59522 67.7
13 47.858 6.14 1.80518 25.5
14 -297.446 2.48
15 -62.923 1.10 1.83481 42.7
16 288.954 d16
17 192.402 5.65 1.80400 46.6
18 -67.359 0.20
19 -188.034 5.29 1.49700 81.6
20 -47.686 1.35 1.84666 23.8
21 -93.255 d21
22 -57.152 1.50 1.61340 44.3
23 -103.110 d23
24絞 ∞ 1.20
25 35.792 8.56 1.59522 67.7
26 -471.926 0.46
27 35.774 5.02 1.43875 95.0
28 114.080 1.68
29 -365.946 1.30 1.78590 44.2
30 34.807 17.71
31 85.718 5.77 1.59522 67.7
32 -94.917 11.15
33 -29.005 1.30 1.81600 46.6
34 -98.542 0.22
35 -190.567 3.35 1.90366 31.3
36 -63.651 -
(表11)
各種データ
ズーム比(変倍比) 2.70
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 2.9 2.9 2.9
f 71.97 100.00 194.00
W 17.2 12.2 6.2
Y 21.64 21.64 21.64
fB 40.02 40.02 40.02
L 245.22 245.22 245.22
d8 3.43 21.42 44.85
d16 27.11 21.76 4.00
d21 8.41 11.02 20.82
d23 32.52 17.27 1.80
(表12)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 120.95
2 9 -32.81
3 17 66.89
4 22 -211.67
5 25 92.11
[数値実施例5]
図25〜図30と表13〜表15は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例5を示している。図25は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図26はその諸収差図、図27はその横収差図であり、図28は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図29はその諸収差図、図30はその横収差図である。表13は面データ、表14は各種データ、表15はズームレンズ群データである。
この数値実施例5のレンズ構成は、数値実施例4のレンズ構成と同様である。
(表13)
面データ
面番号 R d N(d) ν(d)
1 284.981 2.30 1.83400 37.2
2 80.213 0.20
3 81.057 8.62 1.49700 81.6
4 300.000 0.50
5 94.614 11.57 1.43875 95.0
6 -274.209 0.20
7 84.888 7.74 1.59522 67.7
8 354.044 d8
9 -685.283 5.19 1.90366 31.3
10 -56.726 1.40 1.81600 46.6
11 56.726 5.17
12 -106.259 1.33 1.59282 68.6
13 50.357 6.21 1.80518 25.4
14 -223.458 2.25
15 -63.763 1.10 1.83481 42.7
16 213.349 d16
17 165.322 6.21 1.80400 46.6
18 -68.979 0.20
19 -270.455 6.64 1.49700 81.6
20 -46.780 1.35 1.84666 23.8
21 -93.561 d21
22 -59.854 1.50 1.61340 44.3
23 -138.244 d23
24絞 ∞ 1.20
25 35.217 8.18 1.59522 67.7
26 -576.720 1.82
27 35.653 4.58 1.43875 95.0
28 95.396 1.82
29 -304.825 1.30 1.78590 44.2
30 35.879 16.47
31 83.169 5.83 1.59522 67.7
32 -83.169 10.52
33 -28.225 1.30 1.81600 46.6
34 -102.912 0.20
35 -463.847 3.66 1.90366 31.3
36 -73.218 -
(表14)
各種データ
ズーム比(変倍比) 2.69
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 2.9 2.9 2.9
f 72.09 100.00 194.00
W 17.2 12.3 6.2
Y 21.64 21.64 21.64
fB 40.05 40.05 40.05
L 243.70 243.70 243.71
d8 3.34 19.94 41.62
d16 27.03 21.66 4.00
d21 8.32 10.85 20.67
d23 29.40 15.64 1.80
(表15)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 115.56
2 9 -31.77
3 17 62.84
4 22 -173.35
5 25 89.75
各数値実施例の各条件式に対する値を表16に示す。
(表16)
実施例1 実施例2 実施例3
条件式(1) -1.70 -1.55 -1.65
条件式(2) 7.92 7.29 5.69
条件式(3) -1.76 -1.69 -2.16
条件式(4) -4.51 -4.30 -2.63
条件式(5) -0.24 -0.25 -0.34
条件式(6) 1.581 1.593 1.719
条件式(7) 62.00 61.24 41.37
条件式(8)
νdp1 81.55 81.55 81.55
νdp2 94.94 94.94 81.55
νdp3 67.73 67.73 67.73
条件式(9) 0.04 0.04 0.11
条件式(10) 78.13 78.13 73.50
条件式(11) 0.48 0.49 0.73
条件式(12) 1.69 1.67 1.18
条件式(13) 59.31 55.91 67.73
実施例4 実施例5
条件式(1) -1.75 -1.50
条件式(2) 6.45 5.46
条件式(3) -2.30 -1.93
条件式(4) -2.81 -2.82
条件式(5) -0.32 -0.36
条件式(6) 1.613 1.613
条件式(7) 44.27 44.27
条件式(8)
νdp1 81.55 81.55
νdp2 94.94 94.94
νdp3 67.73 67.73
条件式(9) 0.16 0.16
条件式(10) 81.34 81.34
条件式(11) 0.61 0.61
条件式(12) 1.20 1.27
条件式(13) 67.73 67.73
表16から明らかなように、数値実施例1〜数値実施例5は、条件式(1)〜条件式(13)を満足している。また、諸収差図及び横収差図から明らかなように、諸収差及び横収差は比較的よく補正されている。
本発明の特許請求の範囲に含まれるズームレンズ系に、実質的なパワーを有さないレンズまたはレンズ群を追加したとしても、本発明の技術的範囲に含まれる(本発明の技術的範囲を回避したことにはならない)。
G1 正の屈折力の第1レンズ群
11 負レンズ(像側に凹面を向けた負レンズ)
12 正レンズ(物体側に凸面を向けた正レンズ)
13 正レンズ(物体側に凸面を向けた正レンズ)
14 正レンズ(物体側に凸面を向けた正レンズ)
G2 負の屈折力の第2レンズ群
21 正レンズ
22 負レンズ
23 負レンズ
24 正レンズ
25 負レンズ
G3 正の屈折力の第3レンズ群(フォーカスレンズ群)
31 正レンズ
32 負レンズ
33 正レンズ
31’ 正レンズ
32’ 正レンズ
33’ 負レンズ
G4 負の屈折力の第4レンズ群
41 負レンズ(像側に凸面を向けた負単レンズ)
G5 正の屈折力の第5レンズ群
51 正レンズ
52 正レンズ
53 負レンズ
54 正レンズ
55 正レンズ
56 負レンズ
57 正レンズ(中間正レンズ)
58 負レンズ
59 正レンズ
51’ 正レンズ
52’ 正レンズ
53’ 負レンズ
54’ 正レンズ(中間正レンズ)
55’ 負レンズ
56’ 正レンズ
S 開口絞り
I 像面

Claims (9)

  1. 物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群と、負の屈折力の第2レンズ群と、正の屈折力の第3レンズ群と、負の屈折力の第4レンズ群と、正の屈折力の第5レンズ群とから構成され、
    短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第1レンズ群と第5レンズ群が像面に対して固定されており、第2レンズ群ないし第4レンズ群が光軸方向に移動し、
    次の条件式(1)、(2)を満足することを特徴とするズームレンズ系。
    (1)−1.76<f4/f1<−1.49
    (2)5.0<f4/f2<8.5
    但し、
    f1:第1レンズ群の焦点距離、
    f2:第2レンズ群の焦点距離、
    f4:第4レンズ群の焦点距離。
  2. 物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群と、負の屈折力の第2レンズ群と、正の屈折力の第3レンズ群と、負の屈折力の第4レンズ群と、正の屈折力の第5レンズ群とから構成され、
    短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第1レンズ群と第5レンズ群が像面に対して固定されており、第2レンズ群ないし第4レンズ群が光軸方向に移動し、
    次の条件式(1)、(4)を満足することを特徴とするズームレンズ系。
    (1)−1.76<f4/f1<−1.49
    (4)−5.0<f5/f2≦−2.63
    但し、
    f1:第1レンズ群の焦点距離、
    f2:第2レンズ群の焦点距離、
    f4:第4レンズ群の焦点距離
    f5:第5レンズ群の焦点距離。
  3. 物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群と、負の屈折力の第2レンズ群と、正の屈折力の第3レンズ群と、負の屈折力の第4レンズ群と、正の屈折力の第5レンズ群とから構成され、
    短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第1レンズ群と第5レンズ群が像面に対して固定されており、第2レンズ群ないし第4レンズ群が光軸方向に移動し、
    第4レンズ群は、像側に凸面を向けた負単レンズから構成され、
    次の条件式(1)を満足することを特徴とするズームレンズ系。
    (1)−1.76<f4/f1<−1.49
    但し、
    f1:第1レンズ群の焦点距離、
    f4:第4レンズ群の焦点距離。
  4. 請求項3記載のズームレンズ系において、次の条件式(6)、(7)を満足するズームレンズ系。
    (6)1.55<NdN<1.75
    (7)30<νdN<70
    但し、
    NdN:第4レンズ群を構成する負単レンズのd線に対する屈折率、
    νdN:第4レンズ群を構成する負単レンズのd線に対するアッベ数。
  5. 物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群と、負の屈折力の第2レンズ群と、正の屈折力の第3レンズ群と、負の屈折力の第4レンズ群と、正の屈折力の第5レンズ群とから構成され、
    短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第1レンズ群と第5レンズ群が像面に対して固定されており、第2レンズ群ないし第4レンズ群が光軸方向に移動し、
    第1レンズ群は、物体側から順に、像側に凹面を向けた負レンズと、物体側に凸面を向けた正レンズと、物体側に凸面を向けた正レンズと、物体側に凸面を向けた正レンズとから構成され、
    次の条件式(1)、(8)を満足することを特徴とするズームレンズ系。
    (1)−1.76<f4/f1<−1.49
    (8)νdp2≧νdp1>νdp3
    但し、
    f1:第1レンズ群の焦点距離、
    f4:第4レンズ群の焦点距離
    νdp1:第1レンズ群中の正レンズのうち最も物体側に位置する正レンズのd線に対するアッベ数、
    νdp2:第1レンズ群中の正レンズのうち物体側から2番目に位置する正レンズのd線に対するアッベ数、
    νdp3:第1レンズ群中の正レンズのうち物体側から3番目に位置する正レンズのd線に対するアッベ数。
  6. 物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群と、負の屈折力の第2レンズ群と、正の屈折力の第3レンズ群と、負の屈折力の第4レンズ群と、正の屈折力の第5レンズ群とから構成され、
    短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第1レンズ群と第5レンズ群が像面に対して固定されており、第2レンズ群ないし第4レンズ群が光軸方向に移動し、
    第5レンズ群は、2枚以上の正レンズを含んで構成され、
    次の条件式(1)、(9)、(10)を満足することを特徴とするズームレンズ系。
    (1)−1.76<f4/f1<−1.49
    (9)Np1−Np2>0.03
    (10)νave>68
    但し、
    f1:第1レンズ群の焦点距離、
    f4:第4レンズ群の焦点距離
    Np1:第5レンズ群中の正レンズのうち最も物体側に位置する正レンズのd線に対する屈折率、
    Np2:第5レンズ群中の正レンズのうち物体側から2番目に位置する正レンズのd線に対する屈折率、
    νave:第5レンズ群中の正レンズのうち最も物体側に位置する正レンズと物体側から2番目に位置する正レンズのd線に対するアッベ数の平均値。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項記載のズームレンズ系において、次の条件式(3)を満足するズームレンズ系。
    (3)−4.0<f4/f5<−1.5
    但し、
    f4:第4レンズ群の焦点距離、
    f5:第5レンズ群の焦点距離。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項記載のズームレンズ系において、次の条件式(5)を満足するズームレンズ系。
    (5)−0.4<f3/f4<−0.2
    但し、
    f3:第3レンズ群の焦点距離、
    f4:第4レンズ群の焦点距離。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項記載のズームレンズ系において、第5レンズ群中の最も物体側のレンズと最も像側のレンズとの間に、次の条件式(11)、(12)、(13)を満足するような中間正レンズが位置しているズームレンズ系。
    (11)0.45<DnP/LDn<0.8
    (12)0.9<f5/fnP<1.7
    (13)55<νnP<75
    但し、
    DnP:第5レンズ群中の最も物体側のレンズの物体側の面から中間正レンズの物体側の面までの距離、
    LDn:第5レンズ群の群厚、
    f5:第5レンズ群の焦点距離、
    fnP:第5レンズ群中の中間正レンズの焦点距離、
    νnP:第5レンズ群中の中間正レンズのd線に対するアッベ数。
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