JP6158729B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は、還元剤タンクを備える建設機械に関する。
排気ガス中の窒素酸化物を除去する排気ガス浄化装置を備えた建設機械が知られている(特許文献1参照)。この種の排気ガス浄化装置として、エンジンの排気系に還元触媒を配置し、この還元触媒よりも上流側の排気流路内に設けた還元剤噴射弁から、還元剤を供給するものがある。排気中のNOxは、還元剤に接触し、還元触媒において還元反応が促進されることによって無害成分に浄化される。
還元反応は、NOxとアンモニアとの還元反応であり、アンモニアを効率的に発生する還元剤として、たとえば、尿素水溶液、アンモニア水溶液、その他の還元剤水溶液が使用される。還元剤は、還元剤タンクに貯留され、排気温度やNOx排出量等に基づいて、必要量が還元剤タンクから還元剤噴射装置に供給される。
特開2013−2082号公報
特許文献1に記載の建設機械のように、作動油タンクと還元剤タンクとが隣接して配置されると、作動油タンクの熱が還元剤タンクへ伝播し、還元剤を変質させてしまうなどの悪影響を及ぼすおそれがある。
請求項1に記載の建設機械は、エンジンの排気流路中に設置され、排気ガスの窒素酸化物を還元剤により還元浄化する還元触媒、ならびに、排気流路中に還元剤を噴射する還元剤噴射弁を備えた排気ガス浄化装置と、走行体と、走行体の上部に旋回可能に設けられた旋回体と、旋回体に設けられた作業装置とを備え、旋回体には、還元剤噴射弁から噴射される還元剤を貯留する還元剤タンクと、作業装置を駆動するための油圧回路に用いる作動油を貯留する作動油タンクとが隣接して配設され、還元剤タンクは、吸気口と、吸気口よりも上方に位置する排気口とを有するタンクカバーによって覆われ、タンクカバーには、作動油タンクからの熱の伝播を抑制するための断熱部材が設けられ、タンクカバーは、矩形箱状であって、作動油タンクに対向する側面と、その側面とは異なる複数の側面を有し、吸気口は、複数の側面のうち、側面近傍の外気温度が最も高くなる側面とは異なる側面に設けられ、旋回体は、走行体の上部に旋回可能に設けられたメインフレームと、メインフレームの側部に取り付けられたベッドとを備え、ベッドには、エンジン、エンジンの冷媒を冷却する熱交換器、熱交換器用ファン装置、還元剤タンク、および、作動油タンクが配設され、ベッドには、熱交換器用ファン装置により発生し、熱交換器を通過した冷却風をエンジンに向けて案内し、エンジンと熱交換した冷却風をメインフレームに向けて案内する冷却風案内部材が設けられ、タンクカバーの吸気口は、メインフレーム側の面とは反対側の面に設けられている。
求項に記載の建設機械は、請求項1に記載の建設機械において、還元剤タンクは、運転室と作動油タンクとの間に配設されている。
請求項に記載の建設機械は、請求項1または2に記載の建設機械において、タンクカバー内の気体を外部に排出するタンクカバー用ファン装置を備えている。
本発明によれば、作動油タンクと還元剤タンクとが隣接配置されていても、還元剤タンクの温度上昇を抑制し、還元剤への影響を抑制することができる。
第1の実施の形態に係る建設機械の一例であるクローラクレーンの側面図。 図1のクローラクレーンの旋回体を斜め後方から見た斜視図。 図1の旋回体および走行体を示す側面模式図。 図3の旋回体および走行体を上方から見た平面模式図。 メインフレームに取り付けられた右側ベッドの前部を示す斜視図。 右側ベッド上に配置される各種装置を示す模式図。 運転室、尿素水タンクおよび作動油タンクの位置関係と、タンクカバーに設けられた断熱材を模式的に示す模式図。 尿素水タンク周りの配管と、タンクカバー内の空気の流れを模式的に示す模式図。 ラジエータファンによって発生した冷却風の流れを模式的に示す模式図。 (a)は温度測定点を示す平面模式図、(b)は温度測定点を示す側面模式図。 クレーンの左斜め上方から排気ガス浄化装置を見た図。 排気ガス浄化装置の構成を示す模式図。 第2の実施の形態に係る建設機械のタンクカバーに設けられたファン装置と、タンクカバー内の空気の流れを模式的に示す模式図。 変形例1に係る建設機械の左側ベッド上に配置される各種装置を示す平面模式図。
以下、図面を参照して、本発明に係る建設機械の一実施の形態について説明する。
―第1の実施の形態―
図1は本発明による建設機械の一例であるクローラクレーン(以下、クレーンと記す)の側面図であり、図2は図1のクレーンの旋回体103を斜め後方から見た斜視図である。以下では、図示するように、図1および図2の姿勢を基準にクレーンの上下および前後、左右方向を定義する。
図1に示すように、クレーンは、走行体101と、旋回輪を介して走行体101の上部に旋回可能に設けられた旋回体103と、旋回体103に回動可能に軸支されたブーム104とを有する。走行体101は、トラックフレーム(不図示)と、トラックフレーム(不図示)の両側に設けられたサイドフレーム101aとを有し、サイドフレーム101aには無限軌道履帯101bが装着されている。図1および図2に示すように、旋回体103の前部には運転室(キャビン)107が設けられ、旋回体103の後部にはカウンタウエイト109が取り付けられている。
図3は図1の旋回体103および走行体101を示す側面模式図であり、図4は図3の旋回体103および走行体101を上方から見た平面模式図である。図3および図4では、矩形箱状の建屋カバー131C,132C(図2参照)の図示を省略している。また、図4では、図3に示された排気ガス浄化装置160の図示を省略している。図4に示すように、旋回体103は、走行体101のトラックフレーム(不図示)の上部に旋回可能に設けられたメインフレーム130と、左側ベッド131と、右側ベッド132と、キャブベッド133とを含んで構成される。メインフレーム130はクレーンの左右方向中央において、前後方向に延在するように設けられている。左側ベッド131はメインフレーム130の左側部に取り付けられ、右側ベッド132はメインフレーム130の右側部に取り付けられている。キャブベッド133は、右側ベッド132の前方において、メインフレーム130に取り付けられ、キャブベッド133上に運転室107が配設されている。
メインフレーム130にはフック昇降用のウインチドラムである巻上ドラム105と、ブーム起伏用のウインチドラムである起伏ドラム106とが搭載されている。図1に示すように、巻上ドラム105には巻上ロープ105aが巻回され、巻上ドラム105の回転により巻上ロープ105aが巻き取られまたは繰り出され、フック108が昇降する。起伏ドラム106には起伏ロープ106aが巻回され、起伏ドラム106の駆動により起伏ロープ106aが巻き取られまたは繰り出され、ブーム104が起伏する。
図4に示すように、左側ベッド131には、図示しないが油圧バルブ装置などの各種油圧装置が搭載され、これらの装置が建屋カバー131C(図2参照)により覆われている。図3および図4に示すように、右側ベッド132には、エンジン140、油圧ポンプ141や油圧バルブ装置(不図示)、ラジエータ142、排気ガス浄化装置160などの各種装置が搭載され、これらの装置が建屋カバー132C(図2参照)により覆われている。右側ベッド132の前部には、作動油を貯留する作動油タンク143と、尿素水溶液(以下、尿素水と記す)を貯留する尿素水タンク150とが隣接して配設されている。作動油タンク143および尿素水タンク150は、それぞれ矩形箱状の容器である。なお、尿素水タンク150は、後述するようにタンクカバー151によって覆われている。このように、本実施の形態では、単一のベッド(右側ベッド132)にエンジン140および排気ガス浄化装置160、尿素水タンク150、作動油タンク143が載置され、単一のモジュールとされている。
図4に示すように、左側ベッド131は、前後方向に延在する左側フレーム部材136Lおよび右側フレーム部材136Rを備えている。左側フレーム部材136Lおよび右側フレーム部材136Rは、断面が略コの字状であり、互いに略コの字状の開口側が対向するように配設されている。左側フレーム部材136Lと右側フレーム部材136Rとは、左右方向に延在する複数の接続部材によって接続されている。各接続部材の左右端は、それぞれ左側フレーム部材136Lおよび右側フレーム部材136Rの略コの字状の断面の内周面に接続されている。左側フレーム部材136Lと右側フレーム部材136Rとの間における、左側フレーム部材136Lの側部および右側フレーム部材136Rの側部や、接続部材には、各種機器を取り付けるための取付部が設けられている。
右側ベッド132の構成は、左側ベッド131と略同じである。すなわち、右側ベッド132は、前後方向に延在する左側フレーム部材137Lおよび右側フレーム部材137Rを備えている。左側フレーム部材137Lおよび右側フレーム部材137Rは、断面が略コの字状であり、互いに略コの字状の開口側が対向するように配設されている。左側フレーム部材137Lと右側フレーム部材137Rとは、左右方向に延在する複数の接続部材139によって接続されている。接続部材139の左右端は、それぞれ左側フレーム部材137Lおよび右側フレーム部材137Rの略コの字状の断面の内周面に接続されている(図5参照)。左側フレーム部材137Lと右側フレーム部材137Rとの間における、左側フレーム部材137Lの側部および右側フレーム部材137Rの側部や、接続部材139には、各種機器を取り付けるための取付部138(図6参照)が設けられている。
図5は、メインフレーム130に取り付けられた右側ベッド132の前部を示す斜視図である。図5では、ブーム104や運転室107、キャブベッド133の図示を省略している。メインフレーム130は、底板110と、底板110上に立設された左右一対の縦板111と、各縦板111の上面に接合された上板112と、左右の縦板111の間に直交して設けられた中間板113とを有する。
右側ベッド132の左側フレーム部材137Lは、メインフレーム130の右側部を構成する縦板111および底板110のそれぞれに当接した状態で、メインフレーム130にボルトで締結されている。図示しないが、左側ベッド131も同様に、左側ベッド131の右側フレーム部材136Rが、メインフレーム130の左側部を構成する縦板111および底板110のそれぞれに当接した状態で、メインフレーム130にボルトで締結されている。
右側ベッド132上の装置の配置について説明する。図6は、右側ベッド132上に配置される各種装置を示す模式図である。なお、図6では、建屋カバー132C(図2参照)およびタンクカバー151(図2参照)の図示を省略している。尿素水タンク150は、右側ベッド132の前端に配設され、矩形箱状のタンクカバー151(図5参照)により覆われている。タンクカバー151内には、後述する尿素水ポンプ165(図8参照)が配置されている。
図5および図8に示すように、タンクカバー151は、尿素水タンク150の右側に配置される正面板151fと、尿素水タンク150の左側に配置される背面板151rと、尿素水タンク150の前後それぞれに配置される一対の側面板151sと、尿素水タンク150の上方に配置される上面板151tと、尿素水タンク150が載置される載置台155とを備えている。正面板151fは、ヒンジを介して開閉可能な扉部材であり、正面板151fを開放することで、尿素水タンク150への尿素水の補充や、尿素水タンク150および尿素水ポンプ165のメンテナンスを行うことができる。
載置台155は、矩形箱状部材であって、右側ベッド132に固定されている。図7および図8に示すように、載置台155は、矩形平板状の載置板155pと、載置板155pの四辺から右側ベッド132に向かって延在し、右側ベッド132に載置される支持板155sとを備えている。一対の側面板151sおよび正面板151fおよび背面板151rは、それぞれ載置台155の載置板155pの縁部に載置され、固定されている。
図7は、運転室107、尿素水タンク150および作動油タンク143の位置関係と、タンクカバー151に設けられた断熱材190を模式的に示す模式図である。図7に示すように、尿素水タンク150は、運転室107と作動油タンク143との間に配設されている。尿素水タンク150のタンクカバー151の内面には、断熱材190が貼着されている。具体的には、一対の側面板151sの内面、背面板151rの内面、および、載置板155pの下方の右側ベッド132上部においてクレーンの左右方向に延在する平板状部材の上面のそれぞれに貼着されている。断熱材190は、タンクカバー151を構成する材料の熱伝導率に比べて、低い材料により構成されており、作動油タンク143からの熱が尿素水タンク150に伝播するのを効果的に抑制することができる。
図5に示すように、正面板151fには、外気をタンクカバー151内に導入する吸気口15iが設けられ、上面板151tにはタンクカバー151内で温度が上昇した空気がタンクカバー151の外側に排出される排気口15eが設けられている。吸気口15iには雨などが侵入することを防止するルーバーが設けられ、排気口15eには、雨などが侵入することを防止する雨よけカバー159が設けられている。ルーバーは、水平方向に延在する複数の羽板が隙間をあけて平行に、矩形枠に組み付けられたものである。
雨よけカバー159は、排気口15eと対向する天板と、天板の縁から上面板151tに向かって延在する側板と、前面が開放された開口部159aとを有している。図8は、尿素水タンク周りの配管と、タンクカバー内の空気の流れを模式的に示す模式図である。図8(a)は尿素水タンク150を前方から見た図である。図8(a)では、尿素水タンク150の前方の側面板151sを省略し、タンクカバー151内に配置される尿素水タンク150および尿素水ポンプ165を示している。図8(b)はタンクカバー151を左方から見た図である。図8では、吸気口15iからタンクカバー151内に導入され、排気口15eから排出される空気の流れを模式的に矢印で示している。
作動油タンク143からの熱がタンクカバー151に伝わると、徐々にタンクカバー151内の空気の温度が上昇する。タンクカバー151内の空気が暖められることにより、タンクカバー151内には自然対流が生じる。暖められた空気は、上昇してタンクカバー151の上部の排気口15eから排出される。
このように、尿素水タンク150を覆うタンクカバー151に、吸気口15iと、吸気口15iよりも上方に位置する排気口15eとを設けることで、タンクカバー151内に熱が籠ることを防止することができる。
図6に示すように、尿素水タンク150の後方には、尿素水タンク150に隣接して作動油タンク143が配設されている。なお、本実施の形態では、作動油タンク143とタンクカバー151との間には、数十mm程度の隙間が設けられている。作動油タンク143の後方には油圧ポンプ141が配設され、油圧ポンプ141の後方にはエンジン140が配設されている。油圧ポンプ141は、エンジン140に機械的に接続され、エンジン140により駆動されて、作動油タンク143に貯留された作動油を油圧回路(不図示)に供給し、作業装置を構成するブーム104やフック108を駆動する。油圧回路(不図示)に供給された作動油により、起伏ドラム106や巻上ドラム105が駆動され、ブーム104の起伏やフック108に吊り下げられた吊り荷の昇降が行われる。
エンジン140の後方には、ラジエータ142およびラジエータファン144が配設されている。ラジエータファン144は、エンジン140により駆動され、クレーン後方から外気を吸込み、クレーン前方に向かって排出する。図9を参照して、ラジエータファン144で発生した冷却風の流れについて説明する。図9は、ラジエータファン144によって発生した冷却風の流れを矢印で模式的に示す模式図である。
図9に示すように、ラジエータ142には、ラジエータファン144によって発生した冷却風が通過し、エンジン冷却水(冷媒)が冷却される。ラジエータ142を通過した冷却風は、建屋カバー132Cの後側面(カウンタウエイト109側の側面)に設けられた吸気口134から建屋カバー132C内に導入され、エンジン140や油圧ポンプ141等が冷却される。建屋カバー132Cの左側面(メインフレーム130側の側面)には、冷却風を排出する排気口135が設けられている。排気口135には、雨などが侵入することを防止するルーバー(不図示)が設けられている。
つまり、右側ベッド132の建屋カバー132Cは、ラジエータファン144により発生し、熱交換器であるラジエータ142を通過した冷却風をエンジン140に向けて案内し、エンジン140と熱交換した冷却風をメインフレーム130に向けて案内する冷却風案内部材として機能している。
建屋カバー132Cの左側面(メインフレーム130側の面)に排気口135を設ける理由は以下のとおりである。建屋カバー132Cの右側面(メインフレーム130側とは反対側の面)に排気口を設けた場合、クレーンの右側方に作業者がいるときに、暖められた冷却風が作業者に当たるおそれや、クレーン周囲への騒音の影響が大きくなる。
建屋カバー132Cの底面に排気口を設け、右側ベッド132の下方に向けて冷却風を排出する場合、地面の砂埃が巻き上げられたり、右側ベッド132の下方に熱が籠り、温度の高い空気がラジエータファン144により吸い込まれることで、エンジン冷却水の冷却効率が悪化するおそれがある。このため、建屋カバー132Cの底面に排気口を設ける場合は、排気口をラジエータファン144からできるだけ離れた位置に設けるとともに、砂埃が発生しにくい方向に排気口の向きを変更するなどの対策を施すことが好ましい。
建屋カバー132Cの上面に排気口を設けた場合、雨など、上方からの落下物が建屋カバー132C内に侵入するおそれがある。このため、建屋カバー132Cの上面に排気口を設ける場合、雨よけカバーを設けるなどの対策を施すことが好ましい。
そこで、本実施の形態では、クレーン周囲への影響が少なく、かつ、エンジン冷却水の冷却効率を悪化させることを防止するために、建屋カバー132Cの左側面に排気口135を設けた。なお、建屋カバー132Cの左側面の排気口135だけでは、十分な排気面積を確保できない場合は、建屋カバー132Cの底面や上面に上述した対策を施した上で設けてもよい。
ラジエータファン144で発生した冷却風の影響により、タンクカバー151の外側における背面板151r近傍の空気の温度は、タンクカバー151の外側における正面板151f近傍の空気の温度に比べて高くなる。
本実施の形態では、図8に示したように、吸気口15iが、メインフレーム130側のタンクカバー側面を構成する背面板151rとは反対側のタンクカバー側面を構成する正面板151fに設けられている。このため、図9に示すように、建屋カバー132Cからメインフレーム130に向かって排出された冷却風、すなわち、各熱源(ラジエータ142内のエンジン冷却水、エンジン140)との熱交換により暖められた冷却風が、タンクカバー151内に流入されることを防ぐことができる。つまり、吸気口15iを正面板151fに設けることで、タンクカバー151のメインフレーム130側(背面板151r側)近傍の外気温度よりも温度の低いメインフレーム130側とは反対側(正面板151f側)近傍の外気をタンクカバー151内に導入することができるため、尿素水の温度上昇を効果的に抑制することができる。
図10を参照して、クレーン作業中に、タンクカバー151の各側面(正面板151f、背面板151r、一対の側面板151s)近傍での外気温度測定結果について説明する。図10(a)は温度測定点P1,P2,P3,P4を示す平面模式図、図10(b)は温度測定点P1,P2,P3,P4を示す側面模式図である。図10に示すように、温度測定では、尿素水タンク150の前後左右側面の各中央部に対向するタンクカバー151の側面を構成する板の外表面からdmm程度離れた位置における外気温度(雰囲気温度)を、熱電対温度センサにより測定した。dmmは、たとえば5〜10mm程度である。また、上下方向の測定位置は、図示するように、温度測定点P1,P2,P3,P4のいずれも、載置板155p上面からの高さ寸法hが同じになるようにした。
温度測定の結果、作動油タンク143に対向する後側の側面板151s近傍(測定点P1)の外気温度が1番目に高く、背面板151r近傍(測定点P2)の外気温度が2番目に高く、運転室107に対向する前側の側面板151s近傍(測定点P3)の外気温度が3番目に高く、正面板151f近傍(測定点P4)の外気温度が最も低かった。作動油タンク143に対向する側面板151s近傍(測定点P1)の外気温度が最も高くなる理由は、作動油タンク143からの熱の影響を大きく受けるためである。背面板151r近傍(測定点P2)の外気温度および運転室107に対向する側面板151s近傍(測定点P3)の外気温度が正面板151f近傍(測定点P4)の外気温度に比べて高いのは、エンジン140等で暖められた冷却風が、タンクカバー151の背面板151r近傍を流れ、さらに運転室107とタンクカバー151との間に流れ込むことに起因する。このように、本実施の形態では、吸気口15iは、タンクカバー151の4側面のうちで側面近傍の外気温度が最も低くなる側面に設けられている。
図6に示すように、油圧ポンプ141の上方には、排気ガス浄化装置160が配設されている。排気ガス浄化装置160は、右側ベッド132の取付部138に固着された支持台169により支持されている。図11および図12を参照して、排気ガス浄化装置160について説明する。図11は、クレーンの左斜め上方から排気ガス浄化装置160を見た図であり、図12は排気ガス浄化装置160の構成を示す模式図である。
図11および図12に示すように、排気ガス浄化装置160は、エンジン140の排気流路中に設置された酸化触媒装置161と、NOx浄化装置162と、尿素水噴射装置163とを備えている。酸化触媒装置161は、排気ガスに含まれる一酸化窒素(NO)、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)等を酸化して除去する酸化触媒(DOC:Diesel Oxidation Catalyst)を備えている。NOx浄化装置162は、尿素水を利用して排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を還元浄化する還元触媒を備えた装置である。NOx浄化装置162は、たとえば、筒体内の上流側に尿素SCR(Selective Catalytic Reduction)が設けられ、尿素SCRの下流側に酸化触媒が設けられた構成とされる。
尿素水噴射装置163は、NOx浄化装置162の上流側に設置されている。尿素水噴射装置163は、尿素水供給配管152および尿素水ポンプ165を介して尿素水タンク150に接続される尿素水噴射弁164を備えている。尿素水噴射弁164は、コイルに電流を流すことにより可動子とコアとを含む磁気回路に磁束を発生させ、可動子をコア側に引き付ける磁気吸引力を作用させることにより、弁体の開閉を行うものであり、周知の電磁駆動式の燃料噴射弁(インジェクタ)と同様の構成を有しているものである。
尿素水噴射弁164は、図示しない制御装置からの制御信号に応じて、排気流路中に尿素水を噴射する。尿素水が噴射されると、NOx浄化装置162の尿素SCRにより尿素水からアンモニアが生成され、アンモニアにより排気ガス中のNOxが還元反応して、水と窒素に分解される。NOx浄化装置162の尿素SCRの下流側に設けられた酸化触媒により、排気ガス中のアンモニアが低減される。
図12に示すように、尿素水ポンプ165と尿素水タンク150とは、吸込み配管153aおよび戻り配管153bによって接続されている。尿素水ポンプ165と尿素水噴射弁164とは尿素水供給配管152によって接続されている。吸込み配管153aは、尿素水タンク150の底部近傍に尿素水の吸入口154aが配置され、戻り配管153bは、尿素水タンク150の上部近傍に尿素水の排出口154bが配置されている。尿素水ポンプ165によって、尿素水タンク150の底部から吸い上げられた尿素水は、尿素水供給配管152内に供給され、加圧される。尿素水供給配管152内の尿素水は、尿素水噴射弁164が開くことにより、エンジン140の排気流路に供給される。尿素水の余剰分は、戻り配管153bを介して尿素水タンク150に戻される。
尿素水は−11℃程度で凍結する。冬季や寒冷地でクレーン作業を行う際、尿素水が凍結していると、尿素水噴射装置163に尿素水を供給できない。このため、尿素水噴射装置163を使用するには、凍結した尿素水を解凍し、さらに解凍した尿素水が再び凍結することを防止する必要がある。そこで、本実施の形態では、以下に示す解凍・凍結防止システムを備えている。
解凍・凍結防止システムは、エンジン140と熱交換することで暖められるエンジン冷却水を尿素水タンク150や尿素水噴射弁164に導き、エンジン冷却水と尿素水とを熱交換させるシステムである。この解凍・凍結防止システムにより、凍結した尿素水を解凍し、解凍された尿素水が再び凍結することを防止することができる。解凍・凍結防止システムは、エンジン冷却系180と、エンジン冷却水をエンジン冷却系180から尿素水タンク150に導く冷媒管路181とを備えている。
エンジン冷却系180は、ラジエータ142により冷却されたエンジン冷却水をエンジン140に供給することで、エンジン140を冷却する。エンジン140には、エンジン冷却水を循環させるための冷却水ポンプ(不図示)と、サーモスタット182とが設けられている。サーモスタット182は、エンジン冷却水の温度に応じてエンジン冷却系180の経路を全閉から全開の間で開閉する。
なお、図示しないが、エンジン内にはサーモスタット182が全閉しているときには、ラジエータ142にエンジン冷却水が供給されないようにエンジン冷却水をバイパスさせるバイパス経路が設けられている。エンジン始動時にエンジン冷却水の温度が低いと、エンジン冷却水がエンジン内で循環し、エンジン140の発熱により暖められる。
エンジン冷却水が流れる冷媒管路181は、尿素水噴射弁164を通過するように配設された第1冷媒管路156と、尿素水タンク150を通過するように配設された第2冷媒管路157とを有している。第1冷媒管路156は、エンジン140で暖められたエンジン冷却水を尿素水噴射弁164に導く第1供給管路156sと、尿素水噴射弁164からエンジン140へエンジン冷却水を戻す第1戻り管路156rとを有する。第2冷媒管路157は、エンジン140で暖められたエンジン冷却水を尿素水タンク150に導く第2供給管路157sと、尿素水タンク150からエンジン140へエンジン冷却水を戻す第2戻り管路157rとを有する。第2冷媒管路157には、図示しない制御装置からの制御信号に応じて、全閉と全開との間で切り換えられる切換弁157vが設けられている。
図8を参照して、尿素水タンク周りの配管について説明する。図8(a)に示すように、吸込み配管153aおよび戻り配管153bは、それぞれ尿素水タンク150の上面から尿素水タンク150内に挿入されている。吸込み配管153aおよび戻り配管153bは、タンクカバー151内の上部に配設される尿素水ポンプ165に接続されている。尿素水ポンプ165から吐出された尿素水が流れる尿素水供給配管152は、タンクカバー151の背面板151rの開口を介してタンクカバー151の外側に導かれ、尿素水噴射弁164に接続されている(図11、図12参照)。
第2冷媒管路157を構成する第2供給管路157sは、タンクカバー151の外側から背面板151rの開口を介してタンクカバー内に導かれ、尿素水タンク150の上面の開口から挿入されている。第2冷媒管路157を構成する第2戻り管路157rは、尿素水タンク150の上面の開口から尿素水タンク150の外側に導かれ、さらに背面板151rの開口を介してタンクカバー151の外側に導かれ、エンジン140に接続されている(図12参照)。つまり、エンジン冷却水が流れる第2冷媒管路157は、尿素水タンク150を通過するように配設されている。
上述した第1の実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)尿素水タンク150は、吸気口15iと、吸気口15iよりも上方に位置する排気口15eとを有するタンクカバー151によって覆われ、タンクカバー151には、作動油タンク143からの熱の伝播を抑制するための断熱材190が設けられている。これにより、作動油タンク143と尿素水タンク150とが隣接配置されていても、尿素水タンク150の温度上昇を抑制し、尿素水への影響を抑制することができる。
(2)右側ベッド132には、ラジエータファン144により発生し、熱交換器であるラジエータ142を通過した冷却風をエンジン140に向けて案内し、エンジン140と熱交換した冷却風をメインフレーム130に向けて案内する冷却風案内部材としての建屋カバー132Cが設けられている。タンクカバー151の吸気口15iは、この冷却風の流れを考慮して、メインフレーム130とは反対側の側板である正面板151fに設けられている。これにより、エンジン冷却水やエンジン140等の熱源との熱交換により暖められた冷却風が、タンクカバー151内に流入されることを防ぎ、背面板151r近傍の外気に比べて温度の低い正面板151f近傍の外気を導入することで、尿素水の温度上昇を効果的に抑制することができる。
(3)尿素水タンク150は、運転室107と作動油タンク143との間に配設されている。このため、作動油タンク143からの熱が尿素水タンク150のタンクカバー151によって遮蔽され、運転室107内に熱が伝わることを抑制できる。尿素水タンク150のタンクカバー151の内面に断熱材190を貼着することで、より運転室107への熱の伝わりを抑制できる。
(4)尿素水タンク150は、運転室107に隣接して配設されている。これにより、運転室107内に配設された空調設備からの送風をタンクカバー151内に導入することで、尿素水の温度を調整することもできる。
(5)尿素水タンク150は、運転室107の後方に隣接して配設され、尿素水タンク150の後方にエンジン140や油圧ポンプ141、排気ガス浄化装置160が配設されている。これにより、エンジン140や排気ガス浄化装置160、油圧ポンプ141で発生した騒音を尿素水タンク150のタンクカバー151で遮蔽することができ、騒音が運転室107内に伝わることを抑制できる。
−第2の実施の形態−
図13を参照して、第2の実施の形態に係る建設機械を説明する。なお、図中、第1の実施の形態と同一もしくは相当部分には同一の参照番号を付し、相違点を主に説明する。第2の実施の形態に係る建設機械は、第1の実施の形態に係る建設機械と同様の構成を有している。図13は、図8と同様の図であり第2の実施の形態に係る建設機械のタンクカバー151に設けられたファン装置258と、タンクカバー内の空気の流れを模式的に示す模式図である。
第2の実施の形態では、タンクカバー151の排気口15eに、ファン装置258が設けられている。ファン装置258は、タンクカバー151内の空気を吸い上げて、タンクカバー151内の空気を排気口15eを介してタンクカバー151の外部に排出する。ファン装置258による強制対流により、正面板151fの吸気口15iからタンクカバー151内よりも温度の低い外気を効果的にタンクカバー151内に吸い込むことができる。
このような第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。また、ファン装置258により強制対流を発生することで、第1の実施の形態に比べて、より効果的にタンクカバー151内に熱が籠ることを防止することができる。なお、タンクカバー151内を適正な温度範囲とするために、ファン装置258の回転速度を調整するようにしてもよい。
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
(変形例1)
上述した実施の形態では、左側ベッド131および右側ベッド132のうち、右側ベッド132に、エンジン140、排気ガス浄化装置160および尿素水タンク150を配設する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、図14に示すように、左側ベッド131に、エンジン140、排気ガス浄化装置160および尿素水タンク150を配設してもよい。変形例1に係る建設機械では、左側ベッド131の前方から後方に向かって、ラジエータ142、エンジン140、油圧ポンプ141、作動油タンク143、尿素水タンク150が配設されている。排気ガス浄化装置160は、油圧ポンプ141の上方に配設されている。
(変形例2)
左側ベッド131および右側ベッド132のうちの一方を省略して、他方にエンジン140、排気ガス浄化装置160および尿素水タンク150を配設してもよい。
(変形例3)
上述した実施の形態では、還元剤として尿素水(尿素水溶液)を用いた例について説明したが、本発明はこれに限定されない。アンモニア水溶液など種々の還元剤を利用した排気ガス浄化装置を備えた建設機械に本発明を適用することができる。
(変形例4)
上述した実施の形態では、建屋カバー132Cが、ラジエータファン144により発生し、ラジエータ142を通過した冷却風をエンジン140を通過させた後、メインフレーム130に向けて案内する冷却風案内部材として構成されている例について説明したが、本発明はこれに限定されない。
(変形例5)
上述した実施の形態では、タンクカバー151に設ける断熱材190が、一対の側面板151sの内面、背面板151rの内面、および、載置板155pの下方の右側ベッド132上部においてクレーンの左右方向に延在する平板状部材の上面のそれぞれに貼着されている例について説明したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、載置板155pの下方の右側ベッド132上部においてクレーンの左右方向に延在する平板状部材の上面に代えて、載置板155pの下面に断熱材190を貼着してもよい。さらに、上面板151tや正面板151fの内面、載置台155の支持板155sの内面に断熱材190を設けてもよい。
(変形例6)
尿素水タンク150やタンクカバー151の構造は、矩形箱状に限定されることなく、たとえば、多角筒形状や円筒形状にしてもよい。タンクカバー151内の尿素水タンク150の配置構造についても載置台155を用いずに、尿素水タンク150を吊り下げ支持するようにしてもよい。
(変形例7)
上述した実施の形態では、吸気口15iを正面板151fに設けた例について説明したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、正面板151fだけでなく、運転室107に対向する前側の側面板151sにも吸気口15iを設けてもよい。また、正面板151fに代えて、運転室107に対向する前側の側面板151sに吸気口15iを設けてもよい。少なくとも、吸気口15iは、作動油タンク143に対向する側面とは異なる側面のうち、側面近傍の外気温度(雰囲気温度)が最も高くなる側面(背面板151r)とは異なる側面(正面板151fまたは運転室107に対向する側面板151s)に設けられていることが好ましく、4側面(正面板151f、背面板151r、一対の側面板151s)のうち側面近傍の外気温度が最も低くなる側面を構成する正面板151f、すなわちメインフレーム側の側面とは反対側の側面に設けることがより好ましい。ラジエータファン144により発生した冷却風による熱影響の少ないタンクカバー側面に吸気口15iを設けることで、効果的に尿素水タンク150の温度上昇を抑制することができる。
(変形例8)
上述した実施の形態では、本発明をクローラクレーンに適用する例について説明したが、その他、テレスコピッククレーンなどの移動式クレーンや、固定式クレーンにも適用することができる。さらに、油圧ショベルやホイールローダ等、種々の建設機械にも本発明を同様に適用することができる。
本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
15e 排気口、15i 吸気口、101 走行体、101a サイドフレーム、
101b 無限軌道履帯、103 旋回体、104 ブーム、105 巻上ドラム、105a 巻上ロープ、106 起伏ドラム、106a 起伏ロープ、107 運転室、108 フック、109 カウンタウエイト、110 底板、111 縦板、112 上板、113 中間板、130 メインフレーム、131 左側ベッド、131C 建屋カバー、132 右側ベッド、132C 建屋カバー、133 キャブベッド、134 吸気口、135 排気口、136L 左側フレーム部材、136R 右側フレーム部材、137L 左側フレーム部材、137R 右側フレーム部材、138 取付部、139 接続部材、140 エンジン、141 油圧ポンプ、142 ラジエータ、143 作動油タンク、144 ラジエータファン、150 尿素水タンク、151 タンクカバー、151f 正面板、151r 背面板、151s 側面板、151t 上面板、152 尿素水供給配管、153a 吸込み配管、153b 戻り配管、154a 吸入口、154b 排出口、155 載置台、155p 載置板、155s 支持板、156 第1冷媒管路、156r 第1戻り管路、156s 第1供給管路、157 第2冷媒管路、157r 第2戻り管路、157s 第2供給管路、157v 切換弁、159 雨よけカバー、159a 開口部、160 排気ガス浄化装置、161 酸化触媒装置、162 NOx浄化装置、163 尿素水噴射装置、164 尿素水噴射弁、165 尿素水ポンプ、169 支持台、180 エンジン冷却系、181 冷媒管路、182 サーモスタット、190 断熱材、258 ファン装置

Claims (3)

  1. エンジンの排気流路中に設置され、排気ガスの窒素酸化物を還元剤により還元浄化する還元触媒、ならびに、前記排気流路中に還元剤を噴射する還元剤噴射弁を備えた排気ガス浄化装置と、
    走行体と、
    前記走行体の上部に旋回可能に設けられた旋回体と、
    前記旋回体に設けられた作業装置とを備え、
    前記旋回体には、前記還元剤噴射弁から噴射される還元剤を貯留する還元剤タンクと、前記作業装置を駆動するための油圧回路に用いる作動油を貯留する作動油タンクとが隣接して配設され、
    前記還元剤タンクは、吸気口と、前記吸気口よりも上方に位置する排気口とを有するタンクカバーによって覆われ、
    前記タンクカバーには、前記作動油タンクからの熱の伝播を抑制するための断熱部材が設けられ
    前記タンクカバーは、矩形箱状であって、前記作動油タンクに対向する側面と、その側面とは異なる複数の側面を有し、
    前記吸気口は、前記複数の側面のうち、側面近傍の外気温度が最も高くなる側面とは異なる側面に設けられ、
    前記旋回体は、前記走行体の上部に旋回可能に設けられたメインフレームと、前記メインフレームの側部に取り付けられたベッドとを備え、
    前記ベッドには、前記エンジン、前記エンジンの冷媒を冷却する熱交換器、熱交換器用ファン装置、前記還元剤タンク、および、前記作動油タンクが配設され、
    前記ベッドには、前記熱交換器用ファン装置により発生し、前記熱交換器を通過した冷却風を前記エンジンに向けて案内し、前記エンジンと熱交換した冷却風を前記メインフレームに向けて案内する冷却風案内部材が設けられ、
    前記タンクカバーの吸気口は、前記メインフレーム側の面とは反対側の面に設けられている建設機械。
  2. 請求項1に記載の建設機械において、
    前記還元剤タンクは、運転室と前記作動油タンクとの間に配設されている建設機械。
  3. 請求項1または2に記載の建設機械において、
    前記タンクカバー内の気体を外部に排出するタンクカバー用ファン装置を備えている建設機械。
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