JP6157261B2 - ヒンジキャップ - Google Patents

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本発明は、ヒンジを介して上蓋を連設したヒンジキャップに関し、とくに上蓋を任意の開度に係止することができるヒンジキャップに関するものである。
キャップ本体にヒンジを介して上蓋を連設したヒンジキャップは、使用時に開いた上蓋が揺動して内容液を注出する邪魔になったり、上蓋内面に付着していた内容液が内面を伝って流下し、キャップ本体の注出口の外側に落下して周囲を汚したりすることがあった。
このような問題を解決するために、容器本体の注出筒部に嵌合する蓋体の封止筒部に内側に向かって延出する板状の舌片を設け、この舌片の外面が開蓋途中で注出筒部の上縁に当接・係止するようにした注出キャップが従来より知られている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第2546137号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の注出キャップでは、単に舌片の外面を注出筒部の上縁に当接して係止するだけであるので、蓋体を任意の開度で係止することはできず、力を加えすぎると蓋体が係止せず大きく開いてしまうなど、蓋体を任意の開度で安定して係止することが困難であった。
また、蓋体を開蓋途中で係止した状態で容器を使用すると、容器を傾けたり内容液を注出したりすることにより、蓋体に振動が加わったり、舌片と注出筒部との摩擦力が変化したりして、蓋体が不用意に閉蓋してしまうという問題があった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、上蓋を任意の開度で安定して係止することができるとともに、上蓋内面に付着した内容液を確実に注出口に還流させることができ、清潔で使い勝手のよいヒンジキャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、ヒンジキャップとして、容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体にヒンジを介して連設される上蓋とからなるヒンジキャップにおいて、キャップ本体は、先端に向けて外方に拡がるリップ部を有し内容液の注出口を形成する注出筒と、注出筒に上壁の内周縁で連設し、容器本体の口部に係止する係合筒部とからなり、上蓋には、閉蓋時に注出筒内面に当接して容器内部を密封する密封筒が設けられ、密封筒の下端のヒンジ側の所定周範囲には、開蓋途中で注出筒のリップ部に摺接する舌片が設けられており、舌片は、注出筒のリップ部内周面に対応する断面弓形状の湾曲した外周面を形成し、舌片の外周面と注出筒のリップ部内周面に、上蓋を任意開度において係止する摩擦係止部が少なくとも一方に設けられ、舌片の外周面は、上蓋を開閉する際に、リップ部内周面を擦りながら該内周面上を摺動することを特徴とする構成を採用する。
ヒンジキャップの実施形態として、摩擦係止部は、粗面、シボまたはローレットのいずれかで凹凸面が形成されていることを特徴とする構成、摩擦係止部は、舌片の外周面の先端部付近に設けられていることを特徴とする構成、上壁の上部には、上蓋を係止する蓋係止部が環状に立設されており、注出筒と蓋係止部との間の上壁上面の径方向の幅は、ヒンジ側で大きくなっていることを特徴とする構成、さらに、上蓋の実施形態として、上蓋は、密封筒より内周側の頂壁内面が、最も高い中央付近から周縁に向かって高さを漸減するドーム状をなしていることを特徴とする構成を採用する。
本発明のヒンジキャップは、上蓋の密封筒の下端のヒンジ側の所定周範囲に、注出口に向かって延び注出筒のリップ部に摺接する舌片が設けられており、舌片は、注出筒のリップ部内周面に対応する断面弓形状の湾曲した外周面を形成し、舌片の外周面と注出筒のリップ部内周面には、上蓋の任意開度において係止する摩擦係止部が少なくとも一方に設けられ、舌片の外周面は、上蓋を開閉する際に、リップ部内周面を擦りながら該内周面上を摺動するから、上蓋を常に任意開度で安定して係止することができるとともに、上蓋内面に付着した内容液を舌片を伝って注出口に還流させることができ、周囲に内容液が垂れるようなことがない清潔で使い勝手のよいものとすることができる。
本発明の実施例であるヒンジキャップを容器本体に装着し、上蓋を任意開度で係止した状態を示す側面断面図 本発明の実施例であるヒンジキャップを容器本体に装着した状態を示す図であり、(a)は上蓋を閉蓋した状態を示す側面断面図、(b)は図1における要部拡大図 本発明の実施例であるヒンジキャップを開蓋した状態を示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面断面図 本発明の実施例であるヒンジキャップを開蓋した状態を示す下面図 本発明の実施例であるヒンジキャップの上蓋の図3(b)におけるY矢視図(ヒンジ側から見た図)の一部断面図
次に、本発明のヒンジキャップについて、実施例に示した図面を参照して説明する。
図1〜5において、Aはキャップ本体、BはヒンジCを介してキャップ本体Aに連設される上蓋、Dは容器本体である。
図1に示すように、容器本体Dの口部1は、外周面に環状の係合突条2が設けられ、キャップ本体Aの係合筒部4に嵌合されている。
図1〜4に示すように、キャップ本体Aは、容器内と連通する注出口を形成する注出筒5と、注出筒5に上壁6の内周縁で連設し、上壁6の下部に垂設された外筒7、内筒8からなる係合筒部4とからなっている。
上壁6の周縁から垂設された外筒7と、その内周側に垂設された内筒8とは、口部1が嵌合する嵌合溝9を隔てて配置されている。
外筒7の内周側には乗り越え突部12が設けられ、口部1が嵌合溝9に嵌入されたとき、乗り越え突部12は係合突条2を乗り越えて係止し、口部1が嵌合溝9から外れることを防止する。
外筒7の外周上縁の所定位置にはヒンジCが設けられ、上蓋Bが連設されている。
また、上壁6の上部には、上蓋Bを係止する蓋係止部10が環状に立設され、その上部には外方に突出する膨出部11が設けられている。
係合筒部4には、使用後に容器本体Dからヒンジキャップを分離して廃棄するための分別機構が設けられており、該分別機構は、外筒7の軸方向に設けられた外周切り込み部15と内周切り込み部16からなる縦方向引き裂きラインと、破断可能な縦薄肉部17を介して縦方向引き裂きラインに接続するスリット溝18が上壁6上面から周方向所定範囲にわたって穿設され、スリット溝18の底部に形成された破断可能な横薄肉部19からなる周方向引き裂きラインとを具えている。
注出筒5は、先端に向けて外方にラッパ状に拡がるとともに薄肉に形成されたリップ部20と、中間筒部21と、中間筒部21の下端に連設し容器内部(注出口)を密閉する隔壁22とを具えている。
隔壁22には、破断可能な薄肉弱化部23により画成され、隔壁22から切り取られることによって容器内部と連通する注出口を形成する除去部24が形成されており、除去部24の上部には、ヒンジC側に立設する支柱25を介してプルリング26が連設されている。
プルリング26には、ヒンジCの反対側下部に薄肉の指当て部27が設けられている。
隔壁22の上面は、除去部24のヒンジC側端部すなわち薄肉弱化部23を形成するヒンジC側端部を最下底部とするように傾斜しており、ヒンジC側の所定範囲にわたって、中間筒部21下端から薄肉弱化部23に向けて下方に傾斜して張り出す隔壁22の張出部22aが設けられている。
注出筒5のリップ部20のヒンジC側内周面には、後述する上蓋Bの舌片40の外周面41と摺接する摩擦係止部28が設けられている。
摩擦係止部28は、図3(a)のハッチングを施した範囲として示すように、ヒンジCを中心とする周方向所定幅で、リップ部20の内周面の先端部20a近傍から注出口方向に向けてリップ部20の下端部20b近傍に形成され、その表面は、摩擦抵抗を増すために、粗面、シボまたはローレットなどで凹凸面が形成されている。
上蓋Bは、頂壁31と、頂壁31の周縁から垂下する側周壁32と、頂壁31の内面から垂設された密封筒33とからなっている。
本実施例では、頂壁31は、平坦な形状をなしているが、必ずしもこのような平坦な頂壁の上蓋Bである必要はなく、上蓋B内面に付着する液の流下を促すために、頂壁31は、密封筒33より内周側の内面がドーム状をなし、中央付近が最も高く周縁に向かって高さを漸減しながら密封筒33に連設するようにしてもよい。
側周壁32の下端外周縁は、ヒンジCに連設し、ヒンジCの反対側の下端外周には摘み34が設けられており、摘み34の上部の側周壁32は他の周囲の側周壁32の下端部より薄肉になっている。
側周壁32の内周面の下端近傍には、蓋係止部10の膨出部11が嵌合して閉蓋状態を維持する係止溝35が設けられている。
密封筒33の下端36外周面には、注出筒5の内面に当接する環状のシール部37が形成され、下端36のヒンジC側の半周には、上蓋Bの内面に付着した内容液が注出筒5の注出口に還流して周辺に垂れないように舌片40が垂設されている。
舌片40は、軸方向断面が弓形状をなし、舌片40の外周面41は、上蓋Bを開閉する際に注出筒5のリップ部20の内周面に対して押し付ける(締める)ように湾曲面を形成している。
図5に示すように、舌片40は、ヒンジC方向(Y矢印の方向)から見て所定周範囲に最も高く形成された先端部を有する山形をなし、先端部の両側からは、漸次高さを減じる斜面部42が形成されている。
舌片40の先端部には、外周面に面取りをしたカット面43が形成されて鋭角な尖端が形成されている。
舌片40の外周面41には、注出筒5のリップ部20内周面に設けられた摩擦係止部28と擦り合う摩擦係止部44が設けられ、摩擦係止部44は、図5のハッチングを施した範囲として示すように、ヒンジCを中心とする周方向所定幅で、舌片40の先端部のカット面43近傍から密封筒33の下端36近傍まで設けられている。
摩擦係止部44の表面は、摩擦抵抗を増すために、粗面、シボまたはローレットなどで凹凸面が形成されているので、注出筒5のリップ部20のヒンジC側内周面と舌片40の外周面41が摺接しているときには、摩擦係止部28と摩擦係止部44の擦り合わせによって上蓋Bが任意の開度に係止されるようになっている。
上蓋Bを係止できる開度は、本実施例では0°から約80°までであるが、内容液の注出に上蓋Bが邪魔にならない角度であって、容器を少し傾ければ上蓋Bの内周面に付着した内容液が舌片40を伝って容易に注出口に還流することができる程度の角度とすることがよく、最大開度は通常60°〜120°程度とすることが好ましい。
また、本実施例では、舌片40はヒンジC側の半周に設けられているが、必ずしも半周にわたって設けられる必要はなく、舌片40の上記山形形状等についても、開蓋途中で注出筒5内面に摺接して付着液の垂れを防止することができれば、適宜変更可能である。
上蓋Bを開蓋途中で任意開度に係止するための摩擦係止部は、本実施例では、図2(b)に示すように、注出筒5のリップ部20の内周面と舌片40の外周面41の両方に設けられているが、摩擦係止部は、注出筒5の内周面か舌片40の外周面41の少なくとも一方に設けられていればよく、適宜選択可能である。
次に、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
本実施例のヒンジキャップは、図3(b)に示されるように、完全に開蓋した状態で一体成形される。
本実施例のヒンジキャップを容器本体Dに装着するには、まず上蓋BをヒンジCの回りに回動して閉蓋し、容器本体Dの口部1を嵌合溝9にあてがって上方から押圧して打栓することにより、キャップ本体Aの乗り越え突部12が容器本体Dの係合突条2を乗り越えて、口部1が嵌合溝9に嵌合する。
なお、本実施例では、嵌合溝9を口部1に嵌合してヒンジキャップを容器本体Dに装着しているが、必ずしもこのような手段に限らず、螺合などの他の手段によって装着してもよい。
上蓋Bを閉じる際には、まず舌片40の先端部のカット面43が注出筒5のリップ部20の先端部20aに当接してリップ部20の内周面に乗り上げるようになり、図1および図2(b)に示すように、舌片40の外周面41に設けられた摩擦係止部44がリップ部20の内周面に設けられた摩擦係止部28に摺接すると同時に、摩擦係止部28が摩擦係止部44に擦り合って上蓋Bが係止される。
この状態からさらに上蓋Bを閉じる方向に力を加えると、摩擦係止部28と摩擦係止部44は擦り合っているだけであるので、比較的小さな力で係止状態が速やかに解除され、舌片40はリップ部20の内周面を擦りながら上蓋Bが回動し、蓋係止部10の膨出部11が上蓋Bの係止溝35に嵌合することで閉蓋動作が完了し、図2(a)に示すように、閉蓋状態となる。
ヒンジキャップが装着された容器を使用するには、まず、図2(a)に示す状態から上蓋Bの摘み34に手指を掛けて引き上げ、膨出部11と係止溝35の嵌合を解除して上蓋Bを回動させていくと、舌片40の外周面41が注出筒5のリップ部20の内周面に摺接するとともに摩擦係止部28が摩擦係止部44に擦り合うことで、図1に示す位置まで上蓋Bを開蓋し、上蓋Bを任意の開度で係止することができる。
この状態で、プルリング26を引き上げ、薄肉弱化部23を破断して隔壁22の除去部24を切り取り、注出口を開口する。
その際、プルリング26には柔軟な薄肉の指当て部27が設けられているので、指が痛くなるようなことがない。
上蓋Bは、任意の開度に係止されているので、そのまま容器を傾ければ、容器内の内容液は注出口から注出筒5のリップ部20内周面に案内されて注出され、上蓋Bが揺動して注出の邪魔をしたり注出液によって汚れたりすることがなく、上蓋Bに手を添えなくてはならないような面倒もない。
さらに、本実施例では、舌片40の摩擦係止部44は、図5のハッチングを施した範囲として示すように、舌片40の先端部のカット面43近傍から密封筒33の下端36近傍まで設けられているが、上蓋Bを少しの開度(例えば、約45°以下)で係止する必要性は少ないので、摩擦係止部44を設ける範囲を先端部のカット面43近傍だけにしてもよい。そうすれば、開蓋するとき、上蓋Bの開け始めは、舌片40の外周面41と注出筒5のリップ部20の内周面との摩擦抵抗が少なく、滑らかに開けることができ、さらに開け続けると、注出筒5のリップ部20の摩擦係止部28は、舌片40に設けられた摩擦係止部44と摺接するようになり、急に摩擦抵抗が大きくなることで、最大開度に近づいたことを使用者に伝えることができる。
また、使用後に閉蓋した状態で容器を倒したり、容器を振ったりしたときには、注出口からあふれた内容液が上蓋Bの内面に付着することがあるが、再度容器を使用するために上蓋Bを開けたときに、上蓋Bの内面に付着した内容液は、ヒンジC側に流下して舌片40を伝い注出口に還流するから、付着液が垂れて周囲を汚すようなことがない。
なお、本実施例のヒンジキャップは、上蓋Bの頂壁を平坦に形成されているが、これに代えて密封筒33より内周側の頂壁31内面をドーム状に形成しておけば、頂壁31内面に付着した内容液が密封筒33の内周へ速やかに流下することを促すことができる。
舌片40の先端部には、カット面43によって鋭角な尖端が形成されているので、舌片40の内周面を伝ってきた液は該尖端から垂れやすくなっており、閉蓋した後には、最下部となった舌片40の先端部のカット面43尖端から速やかに付着液が流下していき、キャップ内は清潔に保たれる。
なお、上蓋Bが係止する開度が比較的大きく、付着液が舌片40の基部に残留液として溜まってしまう場合でも、容器を使用するために傾けたり、使用後に再度上蓋Bを閉めたりするときには、残留液は速やかに舌片40を伝って注出口に還流するから、残留液によって周囲を汚すようなこともない。
残留液が比較的多量で、一度に注出口に還流するようなことがあっても、隔壁22のヒンジC側には、張出部22aが下方に傾斜しながら注出口に張り出しているので、舌片40の先端部から流下する残留液が直接容器内に落ちて内容液を飛散するようなことを防止し、容器内を清潔に保つことができる。
また、舌片40は、注出筒5のリップ部20内周面に対応する断面弓形状の外周面41を形成しているから、上蓋Bを閉じるときには、舌片40の先端部がリップ部20の内周面に付着した内容液を掻き落とすことで、リップ部20の内周面に付着した内容液の流下を促す一方、上蓋Bを開けるときには、リップ部20の先端部20aが舌片40の外周面41に付着した内容液を掻き落とすことで、舌片40の外周面41に付着した内容液の流下を促すことができる。
さらに、上壁6は、注出筒5との連設部位と蓋係止部10との連設部位の間の幅がヒンジC側で広くなるように形成されているため、注出筒5と蓋係止部10とのヒンジC側の間隙bは広いスペースが確保されており、不用意に内容液が上壁6部分に垂れてしまった場合でも、垂れた液を拭き取ってキャップ内を清潔に保つことができる。
さらに、本実施例のヒンジキャップは、容器の使用を終えた後、上蓋Bを引き上げて摩擦係止部28と摩擦係止部44との係止を解除し、さらに引き上げることによって縦方向引き裂きラインから横方向引き裂きラインへと破断を進め、乗り越え突部12による容器本体Aへの締め付けを解放すれば、容易に容器本体Aから分別して廃棄することができる。
本発明のヒンジキャップは、上蓋を常に任意の開度で係止するとともに、上蓋内面に付着した内容液を舌片を伝って注出口に還流させることができるので、清潔で使い勝手のよいヒンジキャップとして広く使用することができ、とくに清潔さを必要とする飲食物や調味料などを充填する容器のキャップとして好適に利用できる。
A キャップ本体
B 上蓋
C ヒンジ
D 容器本体
b 間隙
1 口部
2 係合突条
4 係合筒部
5 注出筒
6 上壁
7 外筒
8 内筒
9 嵌合溝
10 蓋係止部
11 膨出部
12 乗り越え突部
15 外周切り込み部
16 内周切り込み部
17 縦薄肉部
18 スリット溝
19 横薄肉部
20 リップ部
20a 先端部
20b 下端部
21 中間筒部
22 隔壁
22a 張出部
23 薄肉弱化部
24 除去部
25 支柱
26 プルリング
27 指当て部
28、44 摩擦係止部
31 頂壁
32 側周壁
33 密封筒
34 摘み
35 係止溝
36 下端
37 シール部
40 舌片
41 外周面
42 傾斜面
43 カット面

Claims (5)

  1. 容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体にヒンジを介して連設される上蓋とからなるヒンジキャップにおいて、
    キャップ本体は、先端に向けて外方に拡がるリップ部を有し内容液の注出口を形成する注出筒と、注出筒に上壁の内周縁で連設し、容器本体の口部に係止する係合筒部とからなり、
    上蓋には、閉蓋時に注出筒内面に当接して容器内部を密封する密封筒が設けられ、密封筒の下端のヒンジ側の所定周範囲には、開蓋途中で注出筒のリップ部に摺接する舌片が設けられており、
    舌片は、注出筒のリップ部内周面に対応する断面弓形状の湾曲した外周面を形成し、
    舌片の外周面と注出筒のリップ部内周面に、上蓋を任意開度において係止する摩擦係止部が少なくとも一方に設けられ
    舌片の外周面は、上蓋を開閉する際に、リップ部内周面を擦りながら該内周面上を摺動することを特徴とするヒンジキャップ。
  2. 摩擦係止部は、粗面、シボまたはローレットのいずれかで凹凸面が形成されていることを特徴とする請求項1記載のヒンジキャップ。
  3. 摩擦係止部は、舌片の外周面の先端部付近に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のヒンジキャップ。
  4. 上壁の上部には、上蓋を係止する蓋係止部が環状に立設されており、注出筒と蓋係止部との間の上壁上面の径方向の幅は、ヒンジ側で大きくなっていることを特徴とする請求項1〜3記載のヒンジキャップ。
  5. 上蓋は、密封筒より内周側の頂壁内面が、最も高い中央付近から周縁に向かって高さを漸減するドーム状をなしていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のヒンジキャップ。
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