JP6156183B2 - シート分離装置 - Google Patents

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Description

本発明はシート分離装置に関する。
特許文献1に従来のシート分離装置の例が開示されている。このシート分離装置は、積載部と分離ローラと分離片とを備えている。積載部は、複数枚のシートを積層状態で支持可能なシート支持面を有している。分離ローラは、シート支持面の幅方向と平行な第1軸心周りで回転し、積載部から供給されるシートに接触して、シートを幅方向に直交する搬送方向の下流側に搬送する。分離片は、分離ローラに対向し、シートを分離ローラと協働して1枚ずつに分離する。
特開2009−165046号公報
しかし、上記従来のシート分離装置では、シート支持面に支持されるシートの積層枚数の多少によって、積載部から分離ローラに供給されるシートの先端が描く軌跡が大きく変化し易い。このため、このシート分離装置では、以下に述べるように、シート支持面に支持されるシートの積層枚数の多少によって、シートを1枚ずつに確実に分離できなくなるおそれがある。
例えば、分離ローラが積載部から供給されるシートに対してシート支持面とは反対側から接触可能に設けられ、シート支持面に支持される最上位置のシートから分離ローラに供給される場合を想定する。シートが供給される際に、シートが分離ローラと分離片とに挟まれる位置をニップ位置と規定する。
この場合において、シート支持面に支持されるシートの積層枚数が多くなれば、最上位置にあるシートの先端が描く軌跡は分離ローラに接近する位置を通り、ニップ位置に向かう。このため、そのシートの先端がニップ位置に到達し易くなる。すると、シートの重送等の不具合が生じるおそれがある。その一方、シート支持面に支持されるシートの積層枚数が少なくなれば、最上位置にあるシートの先端が描く軌跡は分離ローラから離間し、分離片に接近する位置を通り、ニップ位置に向かう。このため、そのシートの先端がニップ位置に到達し難くなる。すると、シートの空送り等の不具合が生じるおそれがある。
また、シート分離装置には、小型化の要請がある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、シート支持面に支持されるシートの積層枚数にかかわらず、シートを1枚ずつに確実に分離できるとともに、小型化を実現できるシート分離装置を提供することを目的とする。
本発明のシート分離装置は、複数枚のシートを積層状態で支持可能なシート支持面を有する積載部と、
前記シート支持面の幅方向と平行な第1軸心周りで回転し、前記積載部から供給されるシートに接触して、前記シートを前記幅方向に直交する搬送方向の下流側に搬送する分離ローラと、
前記分離ローラに対向し、前記シートを前記分離ローラと協働して1枚ずつに分離する分離片と、を備えるシート分離装置であって、
シートが供給される際に、前記シートが前記分離ローラと前記分離片とに挟まれる位置を第1ニップ位置と規定した場合、
前記第1ニップ位置よりも前記搬送方向の上流側に設けられ、前記分離ローラに当接しつつ前記幅方向と平行な第2軸心周りで従動回転するピンチローラと、
前記分離ローラよりも前記搬送方向の上流側において前記シート支持面に対向するように設けられ、前記幅方向と平行な第3軸心周りで回転し、前記シート支持面に支持されるシートに接触して、前記シートを前記分離ローラに供給する供給ローラとを、備え、
前記幅方向から見て、前記ピンチローラは、前記分離片と重なる部分を含み、
前記分離ローラは、前記積載部から供給されるシートに対して前記シート支持面とは反対側から接触可能に設けられ、
前記ピンチローラは、前記積載部から供給されるシートに対して前記シート支持面と同じ側から接触可能に設けられ、
前記供給ローラは、前記シート支持面に接触する接触位置と、前記シート支持面から最も離間する最大離間位置との間で変位可能に構成され、
シートが供給される際に、前記シートが前記分離ローラと前記ピンチローラとに挟まれる位置を第2ニップ位置と規定した場合、
前記最大離間位置にある前記供給ローラと前記シート支持面との距離は、前記シート支持面から前記搬送方向の下流側に延びる延長面と前記第2ニップ位置との距離と略等しいことを特徴とする。
本発明のシート分離装置では、例えば、分離ローラが積載部から供給されるシートに対してシート支持面とは反対側から接触可能に設けられ、シート支持面に支持される最上位置のシートから分離ローラに供給され得る。また、このシート分離装置では、例えば、分離ローラが積載部から供給されるシートに対してシート支持面と同じ側から接触可能に設けられ、シート支持面に支持される最下位置のシートから分離ローラに供給され得る。
分離ローラが積載部から供給されるシートに対してシート支持面とは反対側から接触可能に設けられ、シート支持面に支持される最上位置のシートから分離ローラに供給される場合を想定する。この場合、このシート分離装置では、シート支持面に支持されるシートの積層枚数が多ければ、最上位置にあるシートの先端がまず分離ローラに接触し易くなる。そして、そのシートの先端が回転する分離ローラに案内されて、分離ローラとピンチローラとにニップされた後で第1ニップ位置に到達する。その一方、シート支持面に支持されるシートの積層枚数が少なければ、最上位置にあるシートの先端がまずピンチローラに接触し易くなる。そして、そのシートの先端が従動回転するピンチローラに案内されて、分離ローラとピンチローラとにニップされた後で第1ニップ位置に到達する。
また、分離ローラが積載部から供給されるシートに対してシート支持面と同じ側から接触可能に設けられ、シート支持面に支持される最下位置のシートから分離ローラに供給される場合を想定する。この場合、このシート分離装置では、シート支持面に支持されるシートの積層枚数が多ければ、最下位置にあるシートの巻き癖がそのシートの上側に積層されるシートの重さによって矯正され易く、最下位置にあるシートの先端が分離ローラに接触し易くなる。そして、そのシートの先端が回転する分離ローラに案内されて、分離ローラとピンチローラとにニップされた後で第1ニップ位置に到達する。その一方、シート支持面に支持されるシートの積層枚数が少なければ、最下位置にあるシートの巻き癖がそのシートの上側に積層されるシートの重さによって矯正され難く、最下位置にあるシートの先端がピンチローラに接触し易くなる。そして、そのシートの先端が従動回転するピンチローラに案内されて、分離ローラとピンチローラとにニップされた後で第1ニップ位置に到達する。
このように、このシート分離装置では、シートの先端が分離ローラとピンチローラとにニップされた後で第1ニップ位置に到達するので、シート支持面に支持されるシートの積層枚数にかかわらず、積載部から分離ローラに供給されるシートの先端が描く軌跡が安定する。その安定した軌跡によって搬送されるシートの先端が、さらに搬送方向の下流側にある第1ニップ位置に到達するため、第1ニップ位置におけるシートの分離の精度を安定させることができる。
また、このシート分離装置では、仮に、単純に分離片とピンチローラとを搬送方向において直列させると、分離片及びピンチローラを配置するためのスペース(搬送方向の長さ)は、分離片の搬送方向の長さと、ピンチローラの搬送方向の長さとを足した長さが少なくとも必要となる。このため、搬送方向において装置の小型化が難しくなる。この点、このシート分離装置では、幅方向から見て、ピンチローラが分離片と重なる部分を含んでいることにより、分離片とピンチローラとを配置するためのスペース(搬送方向の長さ)を小さくできる。
したがって、本発明のシート分離装置では、シート支持面に支持されるシートの積層枚数にかかわらず、シートを1枚ずつに確実に分離できるとともに、小型化を実現できる。
分離ローラは、積載部から供給されるシートに対してシート支持面とは反対側から接触可能に設けられていることが望ましい。また、ピンチローラは、積載部から供給されるシートに対してシート支持面と同じ側から接触可能に設けられていることが望ましい。
本発明のシート分離装置は、分離ローラよりも搬送方向の上流側においてシート支持面に対向するように設けられ、幅方向と平行な第3軸心周りで回転し、シート支持面に支持されるシートに接触して、シートを分離ローラに供給する供給ローラをさらに備えていることが望ましい。
供給ローラは、シート支持面に接触する接触位置と、シート支持面から最も離間する最大離間位置との間で変位可能に構成されていることが望ましい。そして、シートが供給される際に、シートが分離ローラとピンチローラとに挟まれる位置を第2ニップ位置と規定した場合、最大離間位置にある供給ローラとシート支持面との距離は、シート支持面から搬送方向の下流側に延びる延長面と第2ニップ位置との距離と略等しいことが望ましい。この構成によれば、シート支持面に支持されるシートの最大積層枚数を多くしつつ、シート支持面に直交する高さ方向において小型化を実現できる。
幅方向から見て、第2軸心は、シート支持面から搬送方向の下流側に延びる延長面と重なるか、又は延長面を挟んで分離ローラとは反対側に位置していることが望ましい。この構成によれば、シート支持面に支持されるシートの最大積層枚数を多くしつつ、ピンチローラによってシートの先端を第1ニップ位置に向けて良好に案内できる。
本発明のシート分離装置は、シート支持面における搬送方向の下流側の端部側に設けられ、搬送方向の下流側に延びつつ、分離ローラに接近するようにシート支持面に対して傾斜する傾斜面をさらに備えていることが望ましい。そして、幅方向から見て、傾斜面は、ピンチローラと重なる部分を含んでいることが望ましい。この構成によれば、シート支持面とピンチローラとの間の区間においても、傾斜面によって、シートの先端を良好に案内できる。
ピンチローラは、分離ローラに対して進退可能に設けられていることが望ましい。ユーザがシート支持面にシートをセットする際に、そのシートが分離ローラとピンチローラとの間に強く挿し込まれる場合があり得る。このような場合でも、上記構成によれば、分離ローラに対してピンチローラが退避するので、そのシートの先端が折れる等の不具合を抑制できる。
本発明のシート分離装置は、ピンチローラを保持し、幅方向と平行な第4軸心周りで揺動することによりピンチローラを分離ローラに対して進退させることが可能な保持部をさらに備えていることが望ましい。そして、第4軸心は、分離ローラよりも搬送方向の上流側に位置していることが望ましい。この場合、分離ローラよりも搬送方向の上流側に位置する第4軸心周りで揺動する保持部にピンチローラが保持されていることにより、例えば、保持部が直動する構成を採用する場合と比較して、シート支持面に直交する高さ方向において小型化を実現し易い。
本発明のシート分離装置は、ピンチローラを保持し、幅方向と平行な第4軸心周りで揺動することによりピンチローラを分離ローラに対して進退させることが可能な保持部をさらに備えていることが望ましい。そして、第4軸心は、分離ローラよりも搬送方向の下流側に位置していることが望ましい。この場合、分離ローラよりも搬送方向の下流側に位置する第4軸心周りで揺動する保持部にピンチローラが保持されていることにより、例えば、保持部が直動する構成を採用する場合と比較して、シート支持面に直交する高さ方向において小型化を実現し易い。
本発明のシート分離装置は、ピンチローラを保持し、ピンチローラを第1軸心に対して直線的に進退させることが可能な直動保持部をさらに備えていることが望ましい。この場合、直動保持部が搬送方向において嵩張らないので、搬送方向において小型化を実現し易い。
ピンチローラの少なくとも表層は、摩擦部材であることが望ましい。この構成によれば、ピンチローラに接触するシートの先端がピンチローラに対して滑り難くなるので、ピンチローラによって、シートの先端を一層良好に案内できる。
本発明のシート分離装置は、分離ローラよりも搬送方向の下流側に設けられ、分離ローラ及び分離片により分離され、搬送されるシートの画像を読み取る読取部をさらに備えていることが望ましい。この構成によれば、ピンチローラによって分離ローラ及び分離片の分離性能が安定することで、分離ローラの搬送方向の下流側にある読取部の画像読取品質を安定させることができる。
本発明のシート分離装置は、複数枚のシートを積層状態で支持可能なシート支持面を有する積載部と、
前記シート支持面の幅方向と平行な第1軸心周りで回転し、前記積載部から供給されるシートに接触して、前記シートを前記幅方向に直交する搬送方向の下流側に搬送する分離ローラと、
前記分離ローラに対向し、前記シートを前記分離ローラと協働して1枚ずつに分離する分離片と、を備えるシート分離装置であって、
シートが供給される際に、前記シートが前記分離ローラと前記分離片とに挟まれる位置を第1ニップ位置と規定した場合、
前記第1ニップ位置よりも前記搬送方向の上流側に設けられ、前記分離ローラに当接しつつ前記幅方向と平行な第2軸心周りで従動回転するピンチローラを備え、
前記幅方向から見て、前記シート支持面から前記搬送方向の下流側に延びる延長面は、前記分離ローラの外周面から離間したまま延び、
シートが供給される際に、前記シートが前記分離ローラと前記ピンチローラとに挟まれる位置を第2ニップ位置と規定した場合、
前記幅方向から見て、前記ピンチローラの外周面は、前記分離ローラに向かって膨らみつつ、前記シート支持面における前記搬送方向の下流側の端部に隣接する位置から前記第2ニップ位置に至る円弧を含んでいることを特徴とする。
本発明のシート分離装置では、シート支持面に支持されるシートの積層枚数の多少にかかわらず、積載部から分離ローラに供給されるシートの先端が分離ローラの外周面又はピンチローラの外周面に接触し、第2ニップ位置に案内される。そして、そのシートの先端が分離ローラとピンチローラとに第2ニップ位置でニップされた後で第1ニップ位置に到達する。このため、このシート分離装置では、シート支持面に支持されるシートの積層枚数にかかわらず、積載部から分離ローラに供給されるシートの先端が描く軌跡が安定する。その安定した軌跡によって搬送されるシートの先端が、さらに搬送方向の下流側にある第1ニップ位置に到達するため、第1ニップ位置におけるシートの分離の精度を安定させることができる。
したがって、本発明のシート分離装置では、シート支持面に支持されるシートの積層枚数にかかわらず、シートを1枚ずつに確実に分離できる。
実施例1の画像読取装置の斜視図である。 実施例1の画像読取装置の概略側面図である。 実施例1の画像読取装置の部分模式断面図である。 実施例1の画像読取装置に係り、分離ローラ、シート支持面、分離片、分離片保持部、ピンチローラ、及び保持部等を示す部分斜視図である。 実施例1の画像読取装置に係り、シート支持面、分離片、分離片保持部、ピンチローラ、及び保持部等を示す分解斜視図である。 実施例1の画像読取装置に係り、シート支持面、分離片、分離片保持部、ピンチローラ、及び保持部等を示す部分上面図である。 実施例1の画像読取装置に係り、供給ローラ、分離ローラ、分離片、及びピンチローラ等の作用を説明する模式図である。 実施例1の画像読取装置に係り、供給ローラ、分離ローラ、分離片、及びピンチローラ等の作用を説明する模式図である。 実施例2の画像読取装置に係り、ピンチローラ及び保持部を示す斜視図である。 実施例2の画像読取装置に係り、シート支持面、分離片、分離片保持部、ピンチローラ、及び保持部等を示す部分上面図である。 実施例3の画像読取装置に係り、ピンチローラ及び直動保持部を示す斜視図である。
以下、本発明を具体化した実施例1〜3を図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
図1に示すように、実施例1の画像読取装置1は、本発明のシート分離装置の具体的態様の一例である。図1では、操作パネル8Pが設けられた側を装置の前側と規定し、操作パネル8Pに向かった場合に左手に来る側を左側と規定して、前後、左右及び上下の各方向を表示する。そして、図2以降の各図に示す各方向は、全て図1に示す各方向に対応させて表示する。以下、図1等に基づいて、画像読取装置1が備える各構成要素について説明する。
<構成>
図1〜図3に示すように、画像読取装置1は、本体部8、開閉部9、画像形成ユニット5、読取ユニット3、供給トレイ91、排出トレイ92及び搬送部4を備えている。本体部8は、扁平な略箱状体である。図1に示すように、本体部8の前面には、タッチパネル等である操作パネル8Pが設けられている
図1及び図2に示すように、画像形成ユニット5は、本体部8内の下側部分に収容されている。画像形成ユニット5は、インクジェット方式又はレーザ方式等によりシートに画像を形成する。
図3に示すように、本体部8の上面には、第1プラテンガラス81及び第2プラテンガラス82が配設されている。第1プラテンガラス81の上面によって、原稿支持面81Aが形成されている。原稿支持面81Aは、読取対象の原稿の画像を読取ユニット3が静止状態で読み取る際に、その原稿を下側から支持する。読取対象の原稿には、用紙、OHPシート等であるシートの他、書籍等が含まれる。第2プラテンガラス82は、第1プラテンガラス81の左側に位置して前後方向に細長く延びている。第2プラテンガラス82の上面によって、読取面82Aが形成されている。読取面82Aは、搬送部4によって1枚ずつ搬送されるシートSHの画像を読取ユニット3が読み取る際に、その搬送されるシートSHを下側から案内する。
図1に示すように、開閉部9は、本体部8の後面側上端縁に配設された図示しないヒンジによって、左右方向に延びる開閉軸心X9周りで揺動可能に支持されている。開閉部9は、図1〜図3に示す閉じた状態では、原稿支持面81Aを上方から覆っている。図示は省略するが、開閉部9は、その前端部側が上方かつ後方に変位するように開閉軸心X9周りで揺動することにより、原稿支持面81Aを露出させる開放位置に変位する。これにより、ユーザは読取対象の原稿を原稿支持面81Aに支持させることができる。
図3に示すように、読取ユニット3は、本体部8内の上側部分に収容された読取センサ3Sと、図示しない走査機構とを有している。読取センサ3Sは、原稿支持面81A及び読取面82Aの下側に位置している。読取センサ3Sは、本発明の「読取部」の一例である。走査機構は、本体部8内において、読取センサ3Sを原稿支持面81A及び読取面82Aの下側で左右方向に往復動させる。読取センサ3Sとしては、CIS(Contact Image Sensor)やCCD(Charge Coupled Device)等の周知の画像読取センサが採用される。
図2及び図3に示すように、搬送部4は、開閉部9に設けられている。搬送部4は、供給トレイ91と排出トレイ92とを有している。供給トレイ91は、本発明の「積載部」の一例である。供給トレイ91は、図1に実線で示す閉じた状態のカバー9Cを図2に二点鎖線で示すように展開することによって、開閉部9の右側部分に形成される。
図3に示すように、供給トレイ91は、シート支持面91Aを有している。シート支持面91Aは、展開されたカバー9Cの上側を向く面である第1シート支持面9Aと、シュート部材93の上面のうち右側に位置する領域である第2シート支持面93Aとによって形成されている。シート支持面91Aは、左向きに下り傾斜する平坦面である。シート支持面91Aは、搬送部4によって搬送される読取対象である複数枚のシートSHを積層状態で下側から支持可能である。シート支持面91Aの幅方向は、本実施例では前後方向である。シート支持面91Aに直交する高さ方向は、図3、図7及び図8に示す方向Dhである。高さ方向Dhは、鉛直方向に対して傾斜している。
排出トレイ92は、供給トレイ91よりも下側に位置している。排出トレイ92には、読取センサ3Sによって画像が読み取られ、搬送部4によって搬送されたシートSHが排出される。
搬送部4は、開閉部9内でシートSHの一面及び他面に当接可能に延びる案内面や後述する搬送ローラ等に囲まれた空間として、搬送経路P1を規定する。搬送経路P1は、まず、供給トレイ91のシート支持面91Aにおける搬送方向の下流側の端部から左側に向かって略水平に延びる部分を含んでいる。次に、搬送経路P1は、下向きにUターンする部分を含んでいる。次に、搬送経路P1は、読取面82Aに沿って右方に短く延びる部分を含んでいる。最後に、搬送経路P1は、読取面82Aの搬送方向の下流側から右側に向かって上り傾斜して排出トレイ92に至る部分を含んでいる。
搬送部4によって搬送されるシートSHの搬送方向は、搬送経路P1の上側の略水平部分では左向きであり、搬送経路P1の下向きにUターンする部分では、左向きから変化して右向きになり、搬送経路P1の下側の読取面82Aを通過し排出トレイ92に至る部分では右向きである。搬送方向は、シート支持面91Aの幅方向である前後方向に直交している。
図3〜図8に示すように、搬送部4は、シュート部材93、供給ローラ41、分離ローラ42、分離片43、前後一対のピンチローラ100、100、保持部120及び傾斜面130を有している。
図3に示すように、シュート部材93は、上面が略平板形状の樹脂成形体である。シュート部材93の上面のうち、第2シート支持面93Aよりも左側に位置する領域は、案内面93Bとされている。より詳しくは、案内面93Bは、図4〜図6に示すように、その右端部がシート支持面91Aにおける搬送方向の下流側の端部91E、すなわち、第2シート支持面93Aの左端部に接続している。案内面93Bは、その右端部から左側に向かって上り傾斜した後、略水平に延びている。図3に示すように、案内面93Bは、供給トレイ91から供給されるシートSHに下側から当接可能な平坦面を形成している。案内面93Bは、搬送経路P1の上側の略水平部分を下側から規定する。
分離ローラ42は、シュート部材93の案内面93Bに対して上側から対向する位置、かつシュート部材93の第2シート支持面93Aに近い位置に設けられている。分離ローラ42は、前後方向に延びる第1軸心X1を中心軸とする駆動軸42Sに組み付けられている。分離ローラ42は、駆動軸42Sと一体で第1軸心X1周りで回転するローラである。つまり、分離ローラ42とは、供給トレイ91から供給されるシートSHに対してシート支持面91Aとは反対側から接触可能に設けられている。
駆動軸42Sには、ホルダ42Fが第1軸心X1周りで揺動可能に支持されている。ホルダ42Fは、駆動軸42Sから右側に突出している。
供給ローラ41は、分離ローラ42よりも右側、すなわち搬送方向の上流側において、シュート部材93の第2シート支持面93Aに対して上側から対向する位置に設けられている。供給ローラ41は、前後方向に延びる第3軸心X3周りで回転可能にホルダ42Fの右側部分に支持されている。つまり、供給ローラ41は、供給トレイ91のシート支持面91Aに支持されるシートSHに対してシート支持面91Aとは反対側から接触可能に設けられている。図示は省略するが、ホルダ42Fには、駆動軸42Sから供給ローラ41に回転駆動力を伝達する図示しない伝達ギヤ群が設けられている。
図3、図7及び図8に示すように、ホルダ42Fには、付勢レバー42Lが設けられている。付勢レバー42Lとホルダ42Fとの間には、図示しない付勢バネが設けられている。付勢レバー42Lの上端部がその付勢バネに付勢され、開閉部9の上壁9Dに押し付けられることによって、供給ローラ41がシート支持面91Aに接近させるように、ホルダ42Fが第1軸心X1周りで揺動する。
図3に示す供給ローラ41の位置は、供給ローラ41が直にシート支持面91Aに接触する接触位置である。図7及び図8に示すように、シート支持面91Aに支持されるシートSHの枚数の多少に応じて、供給ローラ41がシート支持面91Aに対して接近及び離間し、最上位置にあるシートSHに接触する。図7に示す供給ローラ41の位置は、シート支持面91Aから最も離間する最大離間位置である。
供給ローラ41は、第3軸心X3周りで回転し、供給トレイ91のシート支持面91Aに支持される複数枚のシートSHのうち最上位置にあるシートSHに搬送力を付与して、そのシートSHを分離ローラ42に向けて送り出す。分離ローラ42は、供給トレイ91から、すなわち搬送方向の上流側から供給されるシートSHに接触しつつ回転することにより、シートSHを搬送経路P1の上側の略水平部分に沿って左側に、すなわち搬送方向の下流側に搬送する。
図3〜図6に示すように、シュート部材93には、分離ローラ42に対して下側に位置する部位が切り欠かれてなる開口部93Hが形成されている。図5及び図6に示すように、開口部93Hの前側及び後側の内壁面には、前後一対の軸受部93S、93Sが凹設されている。各軸受部93S、93Sは、第1軸心X1より右側、すなわち搬送方向の上流側に位置している。
シート支持面91Aは、開口部93の左側部分に食い込むように左向きに膨出する膨出部93Dを含んでいる。膨出部93Dの右端縁も、シート支持面91Aの搬送方向の下流側の端部91Eの一部である端部91EEを構成している。つまり、シート支持面91Aの搬送方向の下流側の端部91Eのうち、開口部93Hに臨む端部91EEは、端部91Eの他の部分より右側、すなわち、搬送方向の上流側に位置している。膨出部93Dの前端縁及び後端縁から下向きに延びる壁面には、前後一対の軸受部93T、93Tが凹設されている。各軸受部93T、93Tは、各軸受部93S、93Sよりも右側に位置している。
図3〜図8に示すように、分離片43は、シュート部材93側であって、分離ローラ42に下側から対向する位置に設けられている。分離片43は、ゴムやエラストマー等の軟質材料からなる板状体である。分離片43は、分離片保持部150に保持されている。
図5及び図6に示すように、分離片保持部150は、基部151と前後一対の突出部152、152とを有する樹脂成形体である。
基部151は、略矩形板状とされている。基部151の上面の右側部分には、傾斜面130が形成されている。傾斜面130は、左向きに上り傾斜している。基部151の上面の左側部分には、分離片43が貼り付けられている。
前側の突出部152は、基部151の前側かつ左側の角部から前向きに突出した後に折れ曲がって右向きに突出している。後側の突出部152は、基部151の後側かつ左側の角部から後向きに突出した後に折れ曲がって右向きに突出している。各突出部152、152の右端部には、軸部152S、152Sが形成されている。前側の軸部152Sと後側の軸部152Sとは、前後方向に延びる揺動軸心X150を中心軸とする円柱軸体である。揺動軸心X150は、第1軸心X1よりも右側、すなわち、分離ローラ42よりも搬送方向の上流側に位置している。前側の軸部152Sと後側の軸部152Sとは、互いに離間する方向に突出している。
図6に示すように、分離片保持部150の各軸部152S、152Sがシュート部材93の各軸受部93S、93Sに嵌入されることにより、分離片保持部150が揺動軸心X150周りで揺動可能にシュート部材93に支持される。
図3に示すように、分離片保持部150の基部151と、シュート部材93の開口部93Hの底部との間には、圧縮コイルバネ43Sが配設されている。圧縮コイルバネ43が基部151を上向きに付勢することにより、分離片43が分離ローラ42に押し付けられる。分離片43は、複数枚のシートSHが重なった状態で供給ローラ41から分離ローラ42に搬送されてきた場合、分離ローラ42と協働して1枚ずつに分離する。
図7及び図8に示すように、シートSHが供給される際に、シートSHが分離ローラ42と分離片43とに挟まれる位置を第1ニップ位置N1と規定する。
図4に示すように、傾斜面130は、シート支持面91Aにおける搬送方向の下流側の端部91E(端部91EE)側に位置している。そして、図3、図4、図7及び図8に示すように、傾斜面130は、左側に、すなわち、搬送方向の下流側に向かって延びつつ、分離ローラ42に接近するようにシート支持面91Aに対して傾斜している。
図4〜図6に示すように、各ピンチローラ100、100は、開口部93H内において、保持部120に支持されている。つまり、各ピンチローラ100、100は、供給トレイ91から供給されるシートSHに対してシート支持面91Aと同じ側から接触可能に設けられている。図7及び図8に示すように、各ピンチローラ100、100は、第1ニップ位置N1よりも右側、すなわち、搬送方向の上流側に位置している。
より詳しくは、図4及び図6に示すように、各ピンチローラ100、100は、開口部93Hの前側の内壁面の近傍と、開口部93Hの後側の内壁面の近傍とに1個ずつ配設されている。前側に位置するピンチローラ100と、後側に位置するピンチローラ100とは、同一部品であって向きが異なるだけである。
図6に示すように、各ピンチローラ100、100は、ピンチローラ本体101と軸部102と抜け止め部103とが一体成形されてなる。ピンチローラ本体101は、第2軸心X1を中心軸とする円盤形状とされている。軸部102は、第2軸心X1を中心軸としてピンチローラ本体101から突出する円柱軸体である。抜け止め部103は、軸部102のピンチローラ本体101とは反体側の端部から径外方向にフランジ状に突出している。各ピンチローラ100、100は、ピンチローラ本体101の外周面100A側がゴム製とされ、それ以外の部分が樹脂製とされている。つまり、各ピンチローラ100、100の表層100Sは、ゴム製とされている。
図5及び図6に示すように、保持部120は、前後方向に延びる矩形板状の底壁部121と、底壁部121の前端部及び後端部から上向きに突出する前後一対の側壁部122、122とが一体成形されてなる。
図6に示すように、各側壁部122、122には、その上端縁から下向きに切り欠かれた軸受溝122Cが形成されている。各ピンチローラ100、100は、軸部102が軸受溝122Cに嵌入されることにより、前後方向に延びる第2軸心X2周りで回転可能に保持部120に支持される。第2軸心X2は、第1軸心X1よりも右側、すなわち、搬送方向の上流側に位置している。
図5及び図6に示すように、各側壁部122、122は右向きに突出し、その右端部に軸部122S、122Sが形成されている。前側の軸部122Sと後側の軸部122Sとは、前後方向に延びる第4軸心X4を中心軸とする円柱軸体である。前側の軸部122Sと後側の軸部122Sとは、互いに接近する方向に突出している。
図6に示すように、保持部120の各軸部122S、122Sがシュート部材93側の各軸受部93T、93Tに嵌入されることにより、保持部120が第4軸心X4周りで揺動可能にシュート部材93に支持される。第4軸心X4は、第1軸心X1及び第2軸心X2よりも右側に位置している。つまり、第4軸心X4は、分離ローラ42及び各ピンチローラ100、100よりも搬送方向の上流側に位置している。
保持部120の底壁部121は、分離片保持部150の基部151よりも下側に位置している。保持部120の前側の側壁部122と前側のピンチローラ100とは、分離片保持部150の基部151と前側の突出部152との間に位置している。保持部120の後側の側壁部122と後側のピンチローラ100とは、分離片保持部150の基部151と後側の突出部152との間に位置している。
図3に示すように、シュート部材93の開口部93Hより下側には、ガイド部材94が配設されている。ガイド部材94は、搬送経路P1の読取面82Aを通過し排出トレイ92に至る部分を上側から規定する。
保持部120の底壁部121とガイド部材94との間には、圧縮コイルバネ100Tが配設されている。保持部120は、第4軸心X4周りで揺動することにより、各ピンチローラ100、100を分離ローラ42に対して進退させる。圧縮コイルバネ100Tが底壁部121を上向きに付勢することにより、各ピンチローラ100、100が分離ローラ42に押し付けられる。これにより、各ピンチローラ100、100は、分離ローラ42に当接しつつ第2軸心X2周りで従動回転することが可能となっている。
図7及び図8に示すように、シートSHが供給される際に、シートSHが分離ローラ42と各ピンチローラ100、100とに挟まれる位置を第2ニップ位置N2と規定する。シート支持面91Aから左向きに、すなわち搬送方向の下流側に延びる延長面をE1とする。
図7に示すように、最大離間位置にある供給ローラ41とシート支持面91Aとの距離L1は、シート支持面91Aから搬送方向の下流側に延びる延長面E1と第2ニップ位置N2との距離L2と等しい。ここで、「等しい」とは、距離L1と距離L2とが完全に一致する場合だけでなく、距離L1と距離L2とが多少異なる場合も含む。前後方向から見て、第2軸心X2は、シート支持面91Aから搬送方向の下流側に延びる延長面E1と重なっている。
図7及び図8に示すように、前後方向から見て、各ピンチローラ100、100は、分離片43と重なる部分100Dを含んでいる。前後方向から見て、傾斜面130は、各ピンチローラ100、100と重なる部分130Dを含んでいる。
前後方向から見て、シート支持面91Aから搬送方向の下流側に延びる延長面E1は、分離ローラ42の外周面42Aから下方に離間したまま延びている。前後方向から見て、ピンチローラ100(ピンチローラ本体101)の外周面100Aは、円弧100Cを含んでいる。円弧100Cは、分離ローラ42に向かって上方に膨らみつつ、シート支持面91Aにおける搬送方向の下流側の端部91Eのうち、開口93Hに臨む端部91EEに隣接する位置から第2ニップ位置N2に至る。
図3に示すように、搬送部4は、搬送経路P1の上側の略水平部分において、分離ローラ42及び分離片43よりも左側、すなわち、搬送方向の下流側に、搬送ローラ44とピンチローラ44Pとを有している。搬送ローラ44及びピンチローラ44Pは、分離ローラ42及び分離片43によって1枚ずつに分離されたシートSHをニップし、搬送方向の下流側に搬送する。
搬送部4は、搬送経路P1において下向きにUターンする部分において、大径の搬送ローラ45と湾曲ガイド面45Gとピンチローラ45P、45Qとを有している。搬送ローラ45の外周面は、搬送経路P1において下向きにUターンする部分の内側ガイド面を形成している。湾曲ガイド面45Gは、搬送ローラ45の外周面と所定の間隔を有して配置されている。湾曲ガイド面45Gは、搬送経路P1において下向きにUターンする部分の外側ガイド面を形成している。搬送ローラ45は、その外周面に当接するピンチローラ45P、45Qと協働して、シートSHを読取面82Aに搬送する。
搬送部4は、読取面82Aに対して上側から対向する位置に、押圧部材49を有している。押圧部材49は、搬送ローラ45側から搬送されてくるシートSHを上側から押圧して、読取面82Aに接触させる。
搬送部4は、搬送経路P1における押圧部材49よりも右側で上り傾斜する部分において、排出ローラ48とピンチローラ48Pとを有している。排出ローラ48及びピンチローラ48Pは、排出トレイ92に臨んでいる。排出ローラ48及びピンチローラ48Pは、読取面82A上を通過したシートSHを排出トレイ92に排出する。
<画像読取動作>
この画像読取装置1では、原稿支持面81Aに支持された原稿の画像を読み取る場合、読取ユニット3において図示しない走査機構が作動し、読取センサ3Sを原稿支持面81Aの左端縁の下側から右端縁の下側までの間で左右方向に移動させる。これにより、読取センサ3Sは、原稿支持面81Aに支持された原稿の画像を読み取る。その後、図示しない走査機構は、読み取りを終えた読取センサ3Sを読取ユニット3内における右端側から左端側に移動させ、元の位置に復帰させる。
また、この画像読取装置1では、供給トレイ91上のシートSHの画像を読み取る場合、読取ユニット3において、図示しない走査機構が作動し、読取センサ3Sを読取面82Aの下側の固定読取位置に停止させる。固定読取位置にある読取センサ3Sは、分離ローラ42よりも搬送方向の下流側に位置する。搬送部4が供給トレイ91上のシートSHを搬送経路P1に沿って順次搬送すると、そのシートSHが読取面82Aに接触しながら固定読取位置にある読取センサ3Sの上側を通過するので、読取センサ3Sは、その通過するシートSHの画像を読み取る。そして、画像が読み取られたシートSHは、排出ローラ48及びピンチローラ48Pによって、排出トレイ92に排出される。
<作用効果>
実施例1の画像読取装置1では、図7に示すように、シート支持面91Aに支持されるシートSHの積層枚数が多ければ、最上位置にあるシートSHの先端がまず分離ローラ42に接触し易くなる。そして、そのシートSHの先端が回転する分離ローラ42に案内されて、分離ローラ42と各ピンチローラ100、100とに第2ニップ位置N2でニップされた後、第1ニップ位置N1に到達する。
その一方、この画像読取装置1では、図8に示すように、シート支持面91Aに支持されるシートSHの積層枚数が少なければ、最上位置にあるシートSHの先端がまず各ピンチローラ100、100の表層100Sに接触し易くなる。そして、そのシートSHの先端が従動回転する各ピンチローラ100、100に案内されて、分離ローラ42と各ピンチローラ100、100とに第2ニップ位置N2でニップされた後、第1ニップ位置N1に到達する。
つまり、この画像読取装置1では、シートSHの先端が分離ローラ42と各ピンチローラ100、100とに第2ニップ位置N2でニップされた後、第1ニップ位置N1に到達するので、シート支持面91Aに支持されるシートSHの積層枚数にかかわらず、供給トレイ91から分離ローラ42に供給されるシートSHの先端が描く軌跡が安定する。その安定した軌跡によって搬送されるシートSHの先端が、さらに搬送方向の下流側にある第1ニップ位置N1に到達するため、第1ニップ位置N1におけるシートSHの分離の精度を安定させることができる。
また、この画像読取装置1では、仮に、単純に分離片43と各ピンチローラ100、100とを搬送経路P1の上側の略水平部分における搬送方向、すなわち左右方向において直列させると、分離片43及び各ピンチローラ100、100を配置するためのスペース(搬送方向の長さ)は、分離片43の搬送方向の長さと、各ピンチローラ100、100の搬送方向の長さ、すなわち、ピンチローラ本体101の外径とを足した長さが少なくとも必要となる。このため、搬送方向である左右方向において装置の小型化が難しくなる。この点、この画像読取装置1では、図7及び図8に示すように、前後方向から見て、各ピンチローラ100、100が分離片43と重なる部分100Dを含んでいることにより、分離片43と各ピンチローラ100、100とを配置するためのスペース(搬送方向の長さ)を左右方向において小さくできる。
したがって、実施例1の画像読取装置1では、シート支持面91Aに支持されるシートSHの積層枚数にかかわらず、シートSHを1枚ずつに確実に分離できるとともに、小型化を実現できる。
また、この画像読取装置1では、図7に示すように、最大離間位置にある供給ローラ41とシート支持面91Aとの距離L1は、シート支持面91Aから搬送方向の下流側に延びる延長面E1と第2ニップ位置N2との距離L2と等しい。これにより、この画像読取装置1では、シート支持面91Aに支持されるシートSHの最大積層枚数を多くしつつ、高さ方向Dhにおいて小型化を実現できる。
さらに、この画像読取装置1では、図7及び図8に示すように、前後方向から見て、第2軸心X2は、シート支持面91Aから搬送方向の下流側に延びる延長面E1と重なっている。これにより、この画像読取装置1では、シート支持面91Aに支持されるシートSHの最大積層枚数を多くしつつ、各ピンチローラ100、100によってシートSHの先端を第1ニップ位置N1に向けて良好に案内できる。
また、この画像読取装置1では、前後方向から見て、傾斜面130は、各ピンチローラ100、100と重なる部分130Dを含んでいる。これにより、この画像読取装置1では、シート支持面91Aと各ピンチローラ100、100との間の区間においても、傾斜面130によって、シートSHの先端を良好に案内できる。
さらに、この画像読取装置1では、図4〜図6に示すように、各ピンチローラ100、100は、分離ローラ42に対して進退可能に保持部120に支持されている。これにより、この画像読取装置1では、ユーザがシート支持面91AにシートSHをセットする際に、そのシートSHが分離ローラ42と各ピンチローラ100、100との間に強く挿し込まれる場合でも、分離ローラ42に対して各ピンチローラ100、100が退避するので、そのシートSHの先端が折れる等の不具合を抑制できる。
また、この画像読取装置1では、分離ローラ42よりも右側、すなわち搬送方向の上流側に位置する第4軸心X4周りで揺動する保持部120に各ピンチローラ100、100が保持されていることにより、例えば、保持部が直動する構成を採用する場合と比較して、高さ方向Dhにおいて小型化を実現し易い。
さらに、この画像読取装置1では、各ピンチローラ100、100の表層100Sを形成するピンチローラ本体101の外周面側がゴム製である。これにより、この画像読取装置1では、各ピンチローラ100、100の表層100Sに接触するシートSHの先端が各ピンチローラ100、100に対して滑り難くなるので、各ピンチローラ100、100によって、シートSHの先端を一層良好に案内できる。
また、この画像読取装置1では、各ピンチローラ100、100によって分離ローラ42及び分離片43の分離性能が安定することで、分離ローラ42の搬送方向の下流側にある読取センサ3Sの画像読取品質を安定させることができる。
(実施例2)
図9及び図10に示すように実施例2の画像読取装置では、実施例1の画像読取装置1における保持部120の代わりに、保持部220を採用している。実施例2のその他の構成は、実施例1と同様である。このため、実施例1と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略又は簡略する。
実施例2の画像読取装置では、図10に示すように、開口部293Hは、実施例1の開口部93Hよりも左右方向において小さくなっている。
図10に示すように、開口部293Hの左側には、前後一対の突起293T、293Tが形成されている。各突起293T、293Tは、開口部293Hの底部から上向きに突出している。前側の突起293Tは、分離片保持部150の基部151と前側の突出部152との間に位置している。後側の突起293Tは、分離片保持部150の基部151と後側の突出部152との間に位置している。各突起293T、293Tには、軸穴293Uが貫設されている。
図9及び図10に示すように、保持部220は、前後方向に延びる矩形板状の底壁部221と、底壁部221の前端部及び後端部から上向きに突出する前後一対の側壁部222、222とが一体成形されてなる。底壁部221は、実施例1の底壁部121と同様の構成である。
図10に示すように、各側壁部222、222には、その上端縁から下向きに切り欠かれた軸受溝222Cが形成されている。各ピンチローラ100、100は、軸部102が軸受溝222Cに嵌入されることにより、第2軸心X2周りで回転可能に保持部220に支持される。
図9及び図10に示すように、各側壁部222、222は左向きに突出し、その左端部に軸部222S、222Sが形成されている。前側の軸部222Sと後側の軸部222Sとは、前後方向に延びる第4軸心X24を中心軸とする円柱軸体である。前側の軸部222Sと後側の軸部222Sとは、互いに接近する方向に突出している。
図10に示すように、保持部220の各軸部222S、222Sがシュート部材93の各突起293T、293Tに貫設された軸穴293Uに嵌入されることにより、保持部220が第4軸心X24周りで揺動可能にシュート部材93に支持される。第4軸心X24は、第1軸心X1よりも左側、すなわち、分離ローラ42よりも搬送方向の下流側に位置している。
保持部220の前側の側壁部222と前側のピンチローラ100とは、分離片保持部150の基部151と前側の突出部152との間に位置している。保持部220の後側の側壁部222と後側のピンチローラ100とは、分離片保持部150の基部151と後側の突出部152との間に位置している。保持部220は、第4軸心X24周りで揺動することにより、各ピンチローラ100、100を分離ローラ42に対して進退させる。
このような構成である実施例2の画像読取装置では、実施例1の画像読取装置1と同様、シート支持面91Aに支持されるシートSHの積層枚数にかかわらず、シートSHを1枚ずつに確実に分離できるとともに、小型化を実現できる。
また、この画像読取装置では、分離ローラ42よりも搬送方向の下流側に位置する第4軸心X24周りで揺動する保持部220に各ピンチローラ100、100が保持されていることにより、例えば、保持部が直動する構成を採用する場合と比較して、図3等に示す高さ方向Dhにおいて小型化を実現し易い。
(実施例3)
図11に示すように、実施例3の画像読取装置では、実施例1の画像読取装置1における保持部120の代わりに、直動保持部320を採用している。実施例3のその他の構成は、実施例1と同様である。このため、実施例1と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略又は簡略する。
実施例3の画像読取装置において、図示を省略する開口部93Hには、前後一対の突起393T、393Tが形成されている。各突起393T、393Tは、図示を省略する開口部93Hの底部から上向きに突出している。図示を省略するが、前側の突起393Tは、分離片保持部150の基部151と前側の突出部152との間に位置している。後側の突起393Tは、分離片保持部150の基部151と後側の突出部152との間に位置している。前側の突起393Tの前面、及び後側の突起393Tの後面には、その上端部から下向きにリブ状に延びるガイドレール393Uが形成されている。
直動保持部320は、前後方向に延びる矩形板状の底壁部321と、底壁部321の前端部及び後端部から上向き及び下向きに突出する前後一対の側壁部322、322とが一体成形されてなる。底壁部321は、実施例1の底壁部121と同様の構成である。
図示を省略するが、各側壁部322、322には、実施例1の各側壁部122、122に形成された軸受溝122Cと同様の軸受溝が形成されている。各ピンチローラ100、100は、軸部102がその軸受溝に嵌入されることにより、第2軸心X2周りで回転可能に直動保持部320に支持される。
各側壁部322、322の底壁部321よりも下向きに突出する部分には、その下端部から上向きに切り欠かれたガイド溝322S、322Sが形成されている。
直動保持部220の各ガイド溝322S、322Sに、各突起393T、393Tに形成されたガイドレール393Uが挿通される。これにより、直動保持部220は、上下方向に直動可能にシュート部材93に支持され、各ピンチローラ100、100を第1軸心X1に対して直線的に進退させる。
このような構成である実施例3の画像読取装置では、実施例1、2の画像読取装置1と同様、シート支持面91Aに支持されるシートSHの積層枚数にかかわらず、シートSHを1枚ずつに確実に分離できるとともに、小型化を実現できる。
また、この画像読取装置では、直動保持部320が左右方向において嵩張らないので、左右方向において小型化を実現し易い。
以上において、本発明を実施例1〜3に即して説明したが、本発明は上記実施例1〜3に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
実施例1では、分離ローラ42が供給トレイ91から供給されるシートSHに対してシート支持面91Aとは反対側から接触可能に設けられ、シート支持面91Aに支持される最上位置のシートSHから分離ローラ42に供給されるが、この構成には限定されない。例えば、分離ローラが供給トレイから供給されるシートに対してシート支持面と同じ側から接触可能に設けられ、シート支持面に支持される最下位置のシートから分離ローラに供給されてもよい。
実施例では、幅方向から見て、第2軸心X2がシート支持面91Aから搬送方向の下流側に延びる延長面E1と重なっているが、この構成には限定されない。幅方向から見て、第2軸心がシート支持面から搬送方向の下流側に延びる延長面を挟んで分離ローラとは反対側に位置していてもよい。
実施例では、ピンチローラ100の表層100Sがゴム製であるが、この構成には限定されない。ピンチローラの少なくとも表層は、例えば、エラストマーやスポンジ等の摩擦部材であってもよい。また、ピンチローラ全体が樹脂製であってもよい。
本発明は例えば、画像読取装置、画像形成装置、複合機等に利用可能である。
1…シート分離装置(画像読取装置)、SH…シート
91…積載部(供給トレイ)、91A…シート支持面
X1…第1軸心、X2…第2軸心、X3…第3軸心、X4、X24…第4軸心
41…供給ローラ、42…分離ローラ、43…分離片
N1…第1ニップ位置、N2…第2ニップ位置
100…ピンチローラ、100D…ピンチローラの分離片と重なる部分
L1…最大離間位置にある供給ローラとシート支持面との距離
L2…シート支持面から搬送方向の下流側に延びる延長面と第2ニップ位置との距離 E1…シート支持面から搬送方向の下流側に延びる延長面
91E、91EE…シート支持面における搬送方向の下流側の端部
130…傾斜面、130D…傾斜面のピンチローラと重なる部分
120、220…保持部、320…直動保持部
100S…ピンチローラの表層、3S…読取部(読取センサ)
42A…分離ローラの外周面
100A…ピンチローラの外周面(ピンチローラ本体の外周面)
100C…円弧

Claims (10)

  1. 複数枚のシートを積層状態で支持可能なシート支持面を有する積載部と、
    前記シート支持面の幅方向と平行な第1軸心周りで回転し、前記積載部から供給されるシートに接触して、前記シートを前記幅方向に直交する搬送方向の下流側に搬送する分離ローラと、
    前記分離ローラに対向し、前記シートを前記分離ローラと協働して1枚ずつに分離する分離片と、を備えるシート分離装置であって、
    シートが供給される際に、前記シートが前記分離ローラと前記分離片とに挟まれる位置を第1ニップ位置と規定した場合、
    前記第1ニップ位置よりも前記搬送方向の上流側に設けられ、前記分離ローラに当接しつつ前記幅方向と平行な第2軸心周りで従動回転するピンチローラと、
    前記分離ローラよりも前記搬送方向の上流側において前記シート支持面に対向するように設けられ、前記幅方向と平行な第3軸心周りで回転し、前記シート支持面に支持されるシートに接触して、前記シートを前記分離ローラに供給する供給ローラとを、備え、
    前記幅方向から見て、前記ピンチローラは、前記分離片と重なる部分を含み、
    前記分離ローラは、前記積載部から供給されるシートに対して前記シート支持面とは反対側から接触可能に設けられ、
    前記ピンチローラは、前記積載部から供給されるシートに対して前記シート支持面と同じ側から接触可能に設けられ、
    前記供給ローラは、前記シート支持面に接触する接触位置と、前記シート支持面から最も離間する最大離間位置との間で変位可能に構成され、
    シートが供給される際に、前記シートが前記分離ローラと前記ピンチローラとに挟まれる位置を第2ニップ位置と規定した場合、
    前記最大離間位置にある前記供給ローラと前記シート支持面との距離は、前記シート支持面から前記搬送方向の下流側に延びる延長面と前記第2ニップ位置との距離と略等しいことを特徴とするシート分離装置。
  2. 複数枚のシートを積層状態で支持可能なシート支持面を有する積載部と、
    前記シート支持面の幅方向と平行な第1軸心周りで回転し、前記積載部から供給されるシートに接触して、前記シートを前記幅方向に直交する搬送方向の下流側に搬送する分離ローラと、
    前記分離ローラに対向し、前記シートを前記分離ローラと協働して1枚ずつに分離する分離片と、を備えるシート分離装置であって、
    シートが供給される際に、前記シートが前記分離ローラと前記分離片とに挟まれる位置を第1ニップ位置と規定した場合、
    前記第1ニップ位置よりも前記搬送方向の上流側に設けられ、前記分離ローラに当接しつつ前記幅方向と平行な第2軸心周りで従動回転するピンチローラを備え、
    前記幅方向から見て、前記ピンチローラは、前記分離片と重なる部分を含み、
    前記分離ローラは、前記積載部から供給されるシートに対して前記シート支持面とは反対側から接触可能に設けられ、
    前記ピンチローラは、前記積載部から供給されるシートに対して前記シート支持面と同じ側から接触可能に設けられ、
    前記幅方向から見て、前記第2軸心は、前記シート支持面から前記搬送方向の下流側に延びる延長面と重なるか、又は前記延長面を挟んで前記分離ローラとは反対側に位置していることを特徴とするシート分離装置。
  3. 前記シート支持面における前記搬送方向の下流側の端部側に設けられ、前記搬送方向の下流側に延びつつ、前記分離ローラに接近するように前記シート支持面に対して傾斜する傾斜面をさらに備え、
    前記幅方向から見て、前記傾斜面は、前記ピンチローラと重なる部分を含んでいる請求項項記載のシート分離装置。
  4. 前記ピンチローラは、前記分離ローラに対して進退可能に設けられている請求項2又は3項記載のシート分離装置。
  5. 前記ピンチローラを保持し、前記幅方向と平行な第4軸心周りで揺動することにより前記ピンチローラを前記分離ローラに対して進退させることが可能な保持部をさらに備え、
    前記第4軸心は、前記分離ローラよりも前記搬送方向の上流側に位置している請求項記載のシート分離装置。
  6. 前記ピンチローラを保持し、前記幅方向と平行な第4軸心周りで揺動することにより前記ピンチローラを前記分離ローラに対して進退させることが可能な保持部をさらに備え、
    前記第4軸心は、前記分離ローラよりも前記搬送方向の下流側に位置している請求項記載のシート分離装置。
  7. 前記ピンチローラを保持し、前記ピンチローラを前記第1軸心に対して直線的に進退させることが可能な直動保持部をさらに備えている請求項記載のシート分離装置。
  8. 前記ピンチローラの少なくとも表層は、摩擦部材である請求項乃至のいずれか1項記載のシート分離装置。
  9. 前記分離ローラよりも前記搬送方向の下流側に設けられ、前記分離ローラ及び前記分離片により分離され、搬送されるシートの画像を読み取る読取部をさらに備えている請求項乃至のいずれか1項記載のシート分離装置。
  10. 複数枚のシートを積層状態で支持可能なシート支持面を有する積載部と、
    前記シート支持面の幅方向と平行な第1軸心周りで回転し、前記積載部から供給されるシートに接触して、前記シートを前記幅方向に直交する搬送方向の下流側に搬送する分離ローラと、
    前記分離ローラに対向し、前記シートを前記分離ローラと協働して1枚ずつに分離する分離片と、を備えるシート分離装置であって、
    シートが供給される際に、前記シートが前記分離ローラと前記分離片とに挟まれる位置を第1ニップ位置と規定した場合、
    前記第1ニップ位置よりも前記搬送方向の上流側に設けられ、前記分離ローラに当接しつつ前記幅方向と平行な第2軸心周りで従動回転するピンチローラを備え、
    前記幅方向から見て、前記シート支持面から前記搬送方向の下流側に延びる延長面は、前記分離ローラの外周面から離間したまま延び、
    シートが供給される際に、前記シートが前記分離ローラと前記ピンチローラとに挟まれる位置を第2ニップ位置と規定した場合、
    前記幅方向から見て、前記ピンチローラの外周面は、前記分離ローラに向かって膨らみつつ、前記シート支持面における前記搬送方向の下流側の端部に隣接する位置から前記第2ニップ位置に至る円弧を含んでいることを特徴とするシート分離装置。
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