JP6155918B2 - サンプル・ホールド回路、アナログデジタル変換回路及びデジタル制御回路 - Google Patents

サンプル・ホールド回路、アナログデジタル変換回路及びデジタル制御回路 Download PDF

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アナログ入力信号をサンプル・ホールドするサンプル・ホールド回路に関し、特にボトムプレートサンプリング方式のサンプル・ホールド回路に関する。
高速、高精度のアナログデジタル変換回路(ADコンバータ)では、アナログ入力信号をサンプル・ホールドするのがほとんどであり、その中でも特に高精度なサンプル&ホールド回路としてボトムプレートサンプリング方式が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
松澤 昭著、「アナログRFCMOS集積回路設計」、株式会社培風館、2010年1月15日、p.258−260
しかしながら、従来技術において、差動信号を得るためには、CMFB(common-mode feedback)回路を用いるか、増幅器を2段直列に接続して、それぞれ中間電位に対して加算、減算した出力を発生させる等の工夫が必要となるが、入出力のダイナミックレンジが制限される、出力の位相差が発生する等の問題点があった。
本発明の目的は、上記問題点に鑑みて従来技術の上記問題を解決し、広いダイナミックレンジを設定できると共に、位相差の発生を防止でき、高速、高精度な差動信号を得ることができるサンプル・ホールド回路を提供することにある。
本発明のサンプル・ホールド回路は、アナログ入力信号をサンプル・ホールドして差動信号を出力するサンプル・ホールド回路であって、第1の基準電圧をサンプル・ホールドするシングルエンドの第1のサンプル・ホールド回路及び第2のサンプル・ホールド回路と、前記アナログ入力信号と第2の基準電圧とに基づく重畳電圧を生成し、生成した前記重畳電圧を前記第1のサンプル・ホールド回路及び第2のサンプル・ホールド回路にホールドされた前記第1の基準電圧に重畳する電圧重畳回路とを具備し、前記第1のサンプル・ホールド回路は、ホールドした前記第1の基準電圧から前記電圧重畳回路によって生成された前記重畳電圧を減少させた低電位側の出力電圧を出力し、前記第2のサンプル・ホールド回路は、ホールドした前記第1の基準電圧から前記電圧重畳回路によって生成された前記重畳電圧を増加させた高電位側の出力電圧を出力することを特徴とする。
本発明によれば、アナログ入力信号と第2の基準電圧とに基づく重畳電圧を、第1のサンプル・ホールド回路及び第2のサンプル・ホールド回路でホールドされた第1の基準電圧に加減算して出力するため、第1の基準電圧の設定によって広いダイナミックレンジを設定できると共に、位相差の発生を防止でき、高速、高精度な差動信号を得ることができるという効果を奏する。
本発明に係るサンプル・ホールド回路の実施の形態の回路構成を示す回路構成図である。 図1に示すサンプル・ホールド回路におけるスイッチの切り換えタイミングを示すタイミングチャートである。 図1に示すサンプル・ホールド回路の具体的な回路構成を示す回路構成図である。 図1に示すスイッチSW3の構成例を示す回路構成図である。 図1に示すサンプル・ホールド回路を用いたADコンバータの構成例を示す概略図である。 スイッチング電源回路の出力電圧を制御する図5に示すADコンバータを用いたデジタル制御回路の構成例を示す概略図である。 図1に示すコンデンサC2_1の変形例を示す回路構成図である。 図1に示すコンデンサC1_1及びC2_1の変形例を示す回路構成図である。
本実施の形態のサンプル・ホールド回路1は、図1を参照すると、二つのシングルエンドのサンプル・ホールド回路であるボトムプレートサンプリング回路L1、L2が、スイッチトキャパシタ回路L3によって接続されている。
ボトムプレートサンプリング回路L1は、オペアンプI1と、コンデンサC1_1と、スイッチSW2_1、SW4_1、SW5_1とで構成されている。第1の基準電圧Vref1と、オペアンプI1の反転入力端子との間に、スイッチSW2_1とコンデンサC1_1とが直列に接続されている。そして、低電位側の出力電圧OUT_Lが出力されるオペアンプI1の出力端子と、オペアンプI1の反転入力端子とコンデンサC1_1と接続点X_1との間には、スイッチSW4_1が接続され、さらに、オペアンプI1の出力端子と、スイッチSW2_1とコンデンサC1_1との接続点Y_1との間には、スイッチSW5_1が接続されている。
ボトムプレートサンプリング回路L2もボトムプレートサンプリング回路L1と同様の構成を有しており、オペアンプI2と、コンデンサC1_2と、スイッチSW2_2、SW4_2、SW5_2とで構成されている。第1の基準電圧Vref1と、オペアンプI2の反転入力端子との間に、スイッチSW2_2とコンデンサC1_2とが直列に接続されている。そして、高電位側の出力電圧OUT_Hが出力されるオペアンプI2の出力端子と、オペアンプI2の反転入力端子とコンデンサC1_2と接続点X_2との間には、スイッチSW4_2が接続され、さらに、オペアンプI2の出力端子と、スイッチSW2_2とコンデンサC1_2との接続点Y_2との間には、スイッチSW5_2が接続されている。
なお、オペアンプI1の非反転入力端子と、オペアンプI2の非反転入力端子とは、図1に示すように、基準電圧VPLUS1と、基準電圧VPLUS2とにそれぞれ接続されている。基準電圧VPLUS1と基準電圧VPLUS2とは、オペアンプI1とオペアンプI2とにそれぞれ安定して動作する基準電圧を与えてやれば良く、任意のバイアスを印加すれば良いが、簡易化のために、VPLUS1=VPLUS2=Vref1と設定することで、安定した回路動作が得られる。
スイッチトキャパシタ回路L3は、コンデンサC2_1、C2_2と、スイッチSW1_1、SW1_2、SW3とで構成されている。コンデンサC2_1と、スイッチSW3と、コンデンサC2_2とが、ボトムプレートサンプリング回路L1におけるスイッチSW2_1とコンデンサC1_1との接続点Y_1と、ボトムプレートサンプリング回路L2におけるスイッチSW2_2とコンデンサC1_2との接続点Y_2との間に直列に接続されている。また、コンデンサC2_1とスイッチSW3との接続点Z_1は、サンプル・ホールド回路1へのアナログ入力信号である入力電圧VINにスイッチSW1_1を介して接続され、スイッチSW3とコンデンサC2_2との接続点Z_2は、第2の基準電圧Vref2にスイッチSW1_2を介して接続されている。
次に、本実施の形態のサンプル・ホールド回路1の動作について図2を参照して詳細に説明する。
図2を参照すると、まず、アナログ入力信号のサンプルを開始する時刻T1でスイッチSW1_1及びSW1_2と、スイッチSW2_1及びSW2_2と、スイッチSW4_1及びSW4_2とをオンにする。これはボトムプレートサンプリングにおける入力電圧VIN及び第2の基準電圧Vref2の初期電荷チャージのタイミングに相当する。なお、この時点で、スイッチSW3と、スイッチSW5_1及びSW5_2とは、オフである。スイッチSW4_1及びSW4_2をオンにすることで、オペアンプI1の非反転入力端子と、オペアンプI2の非反転入力端子とがそれぞれ仮想接地点として動作する。これにより、コンデンサC1_1とコンデンサC1_2とには、第1の基準電圧Vref1がそれぞれ印加された状態となり、ボトムプレートサンプリング回路L1、L2によって第1の基準電圧Vref1がサンプリングされる。また、コンデンサC2_1には、入力電圧VINと第1の基準電圧Vref1との差分の電圧が、コンデンサC2_2には、第1の基準電圧Vref1と第2の基準電圧Vref2との差分の電圧がそれぞれ印加された状態となる。
次に、時刻T1から所定時間経過後の時刻T2でスイッチSW1_1及びSW1_2をオフにし、さらに、時刻T2から所定時間経過後の時刻T3でスイッチSW2_1及びSW2_2をオフにする。なお、スイッチSW1_1及びSW1_2の方を先にオフにするのは、スイッチの遷移中の電荷の抜けを防止するためである。これにより、ボトムプレートサンプリング回路L1、L2によって第1の基準電圧Vref1がホールドされると共に、スイッチSW3の両端にはそれぞれ入力電圧Vinと第2の基準電圧Vref2とがそれぞれホールドされた状態となる。
次に時刻T3から所定時間経過後の時刻T4で、スイッチSW3をオンにすると、入力電圧Vinと第2の基準電圧Vref2とに基づく重畳電圧が生成され、生成された重畳電圧がボトムプレートサンプリング回路L1、L2によってホールドされた第1の基準電圧Vref1に重畳される。すなわち、コンデンサC1_1=コンデンサC1_2、且つコンデンサC2_1=コンデンサC2_2、且つC1_1≒C2_1(寄生容量分を補正した値)である場合、容量分配によりスイッチSW3両端の電圧は、(Vin−Vref2)/2となる。なお、本実施の形態では、第2の基準電圧Vref2をグランドレベル基準の0Vとし、スイッチSW3両端の電圧を、Vin/2として、以下、説明する。この場合、スイッチSW3両端の電圧の1/2が重畳電圧となる。そして、コンデンサC1_1とコンデンサC2_1との接続点Y_1の電圧と、コンデンサC1_2とコンデンサC2_2との接続点Y_2の電圧、すなわちボトムプレートサンプリング回路L1、L2によってホールドされた第1の基準電圧Vref1は、容量分圧により重畳電圧(Vin/4)が重畳され、第1の基準電圧Vref1を基準としてVin/4が加減算される。すなわち、コンデンサC1_1とコンデンサC2_1との接続点Y_1の電圧は、Vref1−Vin/4となり、コンデンサC1_2とコンデンサC2_2との接続点Y_2の電圧は、Vref1+Vin/4となる。これにより、第1の基準電圧Vref1を基準とした差動の電圧が得られる。
次に、時刻T5でスイッチSW4_1及びSW4_2をオフにした後、時刻T6でスイッチSW5_1及びSW5_2をオンする。これにより、オペアンプI1の出力端子と非反転入力端子との間にコンデンサC1_1が、オペアンプI2の出力端子と非反転入力端子との間にコンデンサC1_2がそれぞれ接続され、コンデンサC1_1及びコンデンサC1_2に蓄積された電荷はホールドされる。従って、オペアンプI1の出力端子からは、Vref1−Vin/4が低電位側の出力電圧OUT_Lとして出力され、オペアンプI2の出力端子からは、Vref1+Vin/4が高電位側の出力電圧OUT_Hが出力される。なお、スイッチSW3と、スイッチSW5_1及びSW5_2とは、次回のアナログ入力信号のサンプルを開始する時刻T1の直前にオフされる。
このように、上述のコンデンサC1_1〜コンデンサC2_2は、ボトムプレートサンプリングで使用される容量であり、コンデンサC1_1〜コンデンサC2_2の容量比で接続点Y_1〜Z_2の分圧が決定される。また、スイッチSW1_1〜スイッチSW5_2は、ボトムプレートサンプリングとコンデンサC1_1〜コンデンサC2_2による分圧を生成するためのスイッチとして機能し、上述のタイミングでスイッチSW1_1〜スイッチSW5_2のオン・オフを制御することで、オペアンプI1、I2に存在する寄生容量の影響を受けない差動信号を容易に生成することができる。
オペアンプI1、I2から出力される差動信号は、第1の基準電圧Vref1を基準にして低い電圧(出力電圧OUT_L)と高い電圧(出力電圧OUT_H)とがそれぞれ生成される。従って、第1の基準電圧Vref1の設定により、ダイナミックレンジの設定を容易に行うことができる。また、第1の基準電圧Vref1を電源電圧Vddの1/2に設定すると、出力のダイナミックレンジを最大限に広げることができ、好適である。
第2の基準電圧Vref2は、第1の基準電圧Vref1より高くても低くても良いし、等しくても良いが、上述の様に回路の最低電位(グランドレベル基準の場合は0V)もしくは最高電位(電源電圧Vdd)のように、入力電圧Vinよりも低いか高い電圧であることが望ましい。すなわち、入力電圧Vinが第2の基準電圧Vref2を挟んで高低に推移すると、出力電圧OUT_Lと、出力電圧OUT_Hとが逆転してしまい、後段に複雑な回路構成が必要になってしまう。そこで、第2の基準電圧Vref2を、出力電圧OUT_Lと、出力電圧OUT_Hとの逆転が起こらない電圧、すなわち入力電圧Vinのとりうる最低電位よりも低い電圧か、入力電圧Vinのとりうる最高電位よりも高い電圧に設定すると良い。
なお、本実施の形態では、コンデンサC1_1=コンデンサC1_2、且つコンデンサC2_1=コンデンサC2_2、且つC1_1≒C2_1として動作を説明したが、コンデンサC1_1と、コンデンサC2_1と、コンデンサC2_2と、コンデンサC1_2との容量比の組み合わせによりダイナミックレンジを容易に変えることができる。
図3には、オペアンプI1、I2としてCMOSオペアンプを用いた、サンプル・ホールド回路1の具体的な回路構成が示されている。図3において、MP1〜MP5は、MP1を基準とするカレントミラー回路であり、オペアンプI1、I2に電流を供給する。また、スイッチSW3として、スイッチング時のクロックフィードスルーの影響を低減するために、図4(a)に示すスイッチSW3aや、図4(b)に示すスイッチSW3bを採用すると好適である。なお、クロックフィードスルーとは、各スイッチの寄生容量がコンデンサC1_1〜コンデンサC2_2に重畳することで出力に影響を与える現象のことである。
スイッチSW3aは、図4(a)に示すように、スイッチ素子として機能するpチャネルのMOSFET(以下、PMOSスイッチと称す)とnチャネルのMOSFET(以下、NMOSスイッチと称す)とが並列に接続されたCMOSスイッチである。そして、PMOSスイッチの両側、すなわちドレインとソースとには、PMOSスイッチのゲートを駆動するクロックCKBと相補的なクロックCKで駆動される、ソースとドレインがショートされたpチャネルのMOSFET(以下、PMOSダミースイッチと称す)が接続されている。なお、PMOSダミースイッチは、PMOSスイッチのおよそ半分のサイズを有している。また、NMOSスイッチの両側、すなわちドレインとソースとには、NMOSスイッチのゲートを駆動するクロックCKと相補的なクロックCKBで駆動される、ソースとドレインがショートされたnチャネルのMOSFET(以下、NMOSダミースイッチと称す)が接続されている。なお、NMOSダミースイッチは、NMOSスイッチの半分のサイズを有している。
この構成により、PMOSスイッチがオフされると、寄生容量に蓄えられていた電荷が放出されるが、PMOSスイッチのドレイン及びソースに接続されたPMOSダミースイッチがオンされ、PMOSスイッチから放出された電荷がPMOSダミースイッチによって吸収される。同様に、NMOSスイッチがオフされると、寄生容量に蓄えられていた電荷が放出されるが、NMOSスイッチのドレイン及びソースに接続されたNMOSダミースイッチがオンされ、NMOSスイッチから放出された電荷がNMOSダミースイッチによって吸収される。従って、スイッチング時のクロックフィードスルーの影響を低減することができる。
スイッチSW3bは、図4(b)に示すように、図4(a)に示すスイッチSW3aが直列に接続されている。この構成により、PMOSスイッチ及びNMOSスイッチがオフ時には、スイッチSW3aとスイッチSW3aとの接続点Aがフローティングとなる。従って、PMOSスイッチ及びNMOSスイッチのジャンクション容量Cjは、温度特性を有し、温度によって変化するが、PMOSスイッチ及びNMOSスイッチがオフ時に、ジャンクション容量Cjの誤差分をフローティングとなる接続点Aに溜めておくことができる。そして、接続点Aに溜められたジャンクション容量Cjの誤差分は、PMOSスイッチ及びNMOSスイッチがオンにより、接続点Aから放出され、温度によるジャンクション容量Cjが変化分をキャンセルさせることができる。
図5には、本実施の形態のサンプル・ホールド回路1を用いたADコンバータ10の例が示されている。図5に示すADコンバータ10は、差動タイプの逐次比較型である。ローパスフィルタ(LPF)L10と、本実施の形態のサンプル・ホールド回路1と、コンデンサラダー(Cap ladder)回路L11と、比較器(Comp)L12と、制御論理(Control Logic)回路L13とを備えている。
Vinから入力されたアナログ入力信号は、ローパスフィルタL10を通して、本実施の形態のサンプル・ホールド回路1に入力される。そして、サンプル・ホールド回路1から出力される差動信号(OUT_L、OUT_H)は、コンデンサラダー回路L11に入力され、コンデンサラダー回路L11と比較器L12とを制御論理回路L13によって制御することで、サンプル・ホールド回路1によってサンプリングされたVinの電圧値の逐次比較が行われ、制御論理回路L13からAD変換されたデジタル信号VOUTsが出力される。
なお、コンデンサラダー回路L11は、CMOSのスイッチでビット制御されるが、シングルエンドの構成では、CMOSスイッチの寄生容量等の影響を受けやすく、高精度のAD変換には対応することができない。これに対し、サンプル・ホールド回路1から出力される差動信号(OUT_L、OUT_H)を用いる構成を採用することで、CMOSスイッチの寄生容量等の影響を低減できるため、高精度のAD変換が可能となる。
本実施の形態のサンプル・ホールド回路1を用いた図5に示すようなADコンバータ10は、図6に示すようなスイッチング電源回路L20の出力電圧を制御するデジタル制御回路に用いることができる。すなわち、近年、アナログ出力電圧Voのフィードバック制御のデジタル化が行われている。アナログ出力電圧VoをADコンバータ10によってデジタル信号に変換し、変換したデジタル信号に基づき、デジタルエラーアンプ(digital Error-Amp)L21によってエラー信号を生成し、生成したエラー信号に基づき、デジタルPWM(digital PWM)回路L22によってスイッチング電源回路L20のスイッチング動作を制御する。本実施の形態のサンプル・ホールド回路1を用いたADコンバータ10によると、高精度のAD変換が可能となるため、アナログ出力電圧Voを高精度で制御することができる。
図7には、サンプル・ホールド回路1の接続点Y_1と接続点Z_1との間に接続された図1に示すコンデンサC2_1の代わりに、容量を変更可能な可変コンデンサC2_1’が接続されている例が示されている。可変コンデンサC2_1’は、コンデンサC2_1_1〜コンデンサC2_1_4と、スイッチSW6_1_2〜スイッチSW6_1_4とを備え、接続点Y_1と接続点Z_1との間に、コンデンサC2_1_1と、コンデンサC2_1_2とスイッチSW6_1_2とからなる直列回路と、コンデンサC2_1_3とスイッチSW6_1_3とからなる直列回路と、コンデンサC2_1_4とスイッチSW6_1_4とからなる直列回路とが並列に接続されている。この構成により、スイッチSW6_1_2〜スイッチSW6_1_4のオン・オフの状態を切り替えることにより、接続点Y_1と接続点Z_1との間の容量が変更される。従って、スイッチSW6_1_2〜スイッチSW6_1_4のオン・オフ制御により、コンデンサC1_1と、可変コンデンサC2_1’と、可変コンデンサC2_2と、コンデンサC1_2との容量比の組み合わせを変更することができ、ダイナミックレンジを容易に変えることができる。なお、サンプル・ホールド回路1の接続点Y_2と接続点Z_2との間も、可変コンデンサC2_1’と同様の構成を有する可変コンデンサC2_2’を接続して、可変コンデンサC2_1’=可変コンデンサC2_2’に制御することで、差動信号(OUT_L、OUT_H)が第1の基準電圧Vref1を挟んで同ゲインになるため、好適である。
このように、ダイナミックレンジを容易に変えることができるため、入力電圧VINの変動の大きさに応じてゲインを切り換えることができる。すなわち、入力電圧VINの変動が大きい場合には、ダイナミックレンジを広くすることで、ゲインを小さくすると共に、入力電圧VINの変動が小さい場合には、ダイナミックレンジを狭くすることで、ゲインを大きくすることで、AD変換の精度を容易に切り替えることができる。例えば、ADコンバータ10を、図6に示すようなスイッチング電源回路L20の出力電圧を制御するデジタル制御回路として用いる場合には、電源投入時のアナログ出力電圧Voが安定しない期間は、ダイナミックレンジを広くすることで、ゲインを小さくし、速やかにアナログ出力電圧Voを安定させ、アナログ出力電圧Voが安定した後は、ダイナミックレンジを狭くすることで、ゲインを大きくし、高精度でアナログ出力電圧Voを制御させることができる。なお、AD変換のゲインが固定である場合でも、可変コンデンサC2_1’を設け、スイッチSW6_1_2〜スイッチSW6_1_4のオン・オフにより、製造プロセスのバラツキなどのトリミング用途として用いることができる。さらに、スイッチSW6_1_2〜スイッチSW6_1_4と同期してオン・オフするスイッチが、コンデンサC2_1_2〜コンデンサC2_1_4のそれぞれと接続点Z_1との間に接続されても良い。このように構成すれば、より高精度な差動信号を得ることができる。
図8には、サンプル・ホールド回路1において、接続点X_1と接続点Y_1との間に接続された図1に示すコンデンサC1_1の代わりに、周辺からの寄生容量の影響をキャンセルするコンデンサC1_1’が接続されていると共に、接続点Y_1と接続点Z_1との間に接続された図1に示すコンデンサC2_1の代わりに、周辺からの寄生容量の影響をキャンセルするコンデンサC2_1’’が接続されている例が示されている。コンデンサC1_1’及びコンデンサC2_1’’は、接続方向が異なる複数のコンデンサによって、周辺からの寄生容量の影響を補正するように構成されている。すなわち、コンデンサは、IC上において異なる基板間や配線Metalの容量を用いて形成されるが、寄生に対しキャンセルする方向にもコンデンサを形成する。図8に示すコンデンサC1_1’及びコンデンサC2_1’’は、A層の基板と、B層の基板との間に形成された2つのコンデンサを、接続点X_1と接続点Y_1との間にそれぞれ異なる方向に接続させている。これにより、周辺からの寄生容量の影響を低減させることができる。なお、補正する接続方向としては逆方向だけではなく、異なるベクトル(例えば、基板や配線Metal間同士の容量)が複数あれば、その数だけキャンセルする方向にコンデンサを接続すると良い。
以上説明したように、本実施の形態によれば、入力電圧VINをサンプル・ホールドして差動信号を出力するサンプル・ホールド回路1であって、第1の基準電圧Vref1をサンプル・ホールドするシングルエンドのボトムプレートサンプリング回路L1、L2と、入力電圧VINと第2の基準電圧Vref2とに基づく重畳電圧を生成し、生成した重畳電圧をボトムプレートサンプリング回路L1、L2にホールドされた第1の基準電圧Vref1に重畳するスイッチトキャパシタ回路L3とを具備し、ボトムプレートサンプリング回路L1は、ホールドした第1の基準電圧Vref1からスイッチトキャパシタ回路L3によって生成された重畳電圧を減少させた低電位側の出力電圧OUT_Lを出力し、ボトムプレートサンプリング回路L2は、ホールドした前記第1の基準電圧Vref1からスイッチトキャパシタ回路L3によって生成された重畳電圧を増加させた高電位側の出力電圧OUT_Hを出力するように構成されている。
この構成により、入力電圧VINと第2の基準電圧Vref2とに基づく重畳電圧を、ボトムプレートサンプリング回路L1及びボトムプレートサンプリング回路L2でホールドされた第1の基準電圧Vref1に加減算して出力するため、第1の基準電圧Vref1の設定により、ダイナミックレンジの設定を容易に行うことができるため、広いダイナミックレンジを設定できると共に、位相差の発生を防止でき、高速、高精度な差動信号を得ることができる。また、CMFB回路を用いずにサンプル・ホールドの差動出力を得ることができるため、回路構成を簡略化することができる。さらに、2つのシングルエンド回路構成を用いるが、位相のずれはなく独立で設計できるので、回路設計が容易で低消費電力化が可能になる。
さらに、本実施の形態によれば、ボトムプレートサンプリング回路L1は、オペアンプI1の反転入力端子に接続されたコンデンサC1_1(第1のコンデンサ)によって第1の基準電圧Vref1をホールドするシングルエンドのボトムプレートサンプリング回路であり、ボトムプレートサンプリング回路L2は、オペアンプI2の反転入力端子に接続されたコンデンサC1_2(第2のコンデンサ)によって第1の基準電圧Vref1をホールドするシングルエンドのボトムプレートサンプリング回路である。また、スイッチトキャパシタ回路L3は、入力電圧VINがサンプル・ホールドされるコンデンサC2_1(第3のコンデンサ)と、第2の基準電圧Vref2がサンプル・ホールドされるコンデンサC2_2(第4のコンデンサ)と、コンデンサC2_1のサンプリング時に入力電圧VINに接続される接続点Z_1とコンデンサC2_2のサンプリング時に第2の基準電圧Vref2に接続される接続点Z−2との間に接続されたスイッチSW3とを具備し、コンデンサC2_1とスイッチSW3とコンデンサC2_2とからなる直列回路が、ボトムプレートサンプリング回路L1におけるコンデンサC1_1のサンプリング時に第1の基準電圧Vref1に接続される接続点Y_1と、ボトムプレートサンプリング回路L2におけるコンデンサC1_2のサンプリング時に第1の基準電圧Vref1に接続される接続点Y_2との間に接続されている。
この構成により、コンデンサC1_1〜コンデンサC2_2の容量比によってゲインを容易に変更できる。
さらに、本実施の形態によれば、コンデンサC2_1とコンデンサC2_2との両方、もしくはいずれかは、容量を変更可能な可変コンデンサ(可変コンデンサC2_1’)で構成されている。
この構成により、可変コンデンサ(可変コンデンサC2_1’)の容量を変更することでゲインを容易に変更できる。
さらに、本実施の形態によれば、コンデンサC1_1〜コンデンサC2_2は、周辺からの寄生容量の影響をキャンセルする方向に接続された複数のコンデンサ(コンデンサC1_1’、コンデンサC2_1’’)で構成されている。
この構成により、周辺からの寄生容量の影響を低減させることができる。
さらに、本実施の形態によれば、スイッチトキャパシタ回路L3のスイッチSW3aは、PMOSスイッチとNMOSスイッチとが並列に接続されたCMOSスイッチであり、PMOSスイッチの両側には、前記PMOSスイッチのゲートを駆動するクロックと相補的なクロックで駆動される、ソースとドレインがショートされたPMOSダミースイッチが接続され、NMOSスイッチの両側には、NMOSスイッチのゲートを駆動するクロックと相補的なクロックで駆動される、ソースとドレインがショートされたNMOSダミースイッチが接続されている。
この構成により、スイッチング時のクロックフィードスルーの影響を低減することができる。
さらに、本実施の形態によれば、スイッチトキャパシタ回路L3のスイッチSW3bは、図4(a)に示すスイッチSW3aが直列に接続されている。
この構成により、温度によるジャンクション容量Cjの温度による変化分をキャンセルさせることができる。
さらに、本実施の形態によれば、第1の基準電圧Vref1は、電源電圧Vddの1/2に設定されている。
この構成により、ボトムプレートサンプリングでRail−to−Railで使用でき、出力のダイナミックレンジを最大限に広げることができ、好適である。
さらに、本実施の形態によれば、第2の基準電圧Vref2は、入力電圧VINよりも低いか高い電圧に設定されている。好ましくは、第2の基準電圧Vref2は、最低電位もしくは最高電位に設定すると良い。
この構成により、出力電圧OUT_Lと、出力電圧OUT_Hとの逆転が起こらないため、後段の回路構成を簡略化することができる。
以上、本発明を具体的な実施形態で説明したが、上記実施形態は一例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更して実施できることは言うまでも無い。
1 サンプル・ホールド回路
10 ADコンバータ
C1_1〜C2_2 コンデンサ
C2_1’ 可変コンデンサ
I1、I2 オペアンプ
L1、L2 ボトムプレートサンプリング回路
L3 スイッチトキャパシタ回路
L10 ローパスフィルタ
L11 コンデンサラダー回路
L12 比較器
L13 制御論理回路
L20 スイッチング電源回路
L21 デジタルエラーアンプ
L22 デジタルPWM回路
SW1_1〜SW5_2 スイッチ
SW3a、SW3b スイッチ
SW6_2〜SW6_4 スイッチ

Claims (11)

  1. アナログ入力信号をサンプル・ホールドして差動信号を出力するサンプル・ホールド回路であって、
    第1の基準電圧をサンプル・ホールドするシングルエンドの第1のサンプル・ホールド回路及び第2のサンプル・ホールド回路と、
    前記アナログ入力信号と第2の基準電圧とに基づく重畳電圧を生成し、生成した前記重畳電圧を前記第1のサンプル・ホールド回路及び第2のサンプル・ホールド回路にホールドされた前記第1の基準電圧に重畳する電圧重畳回路とを具備し、
    前記第1のサンプル・ホールド回路は、ホールドした前記第1の基準電圧から前記電圧重畳回路によって生成された前記重畳電圧を減少させた低電位側の出力電圧を出力し、前記第2のサンプル・ホールド回路は、ホールドした前記第1の基準電圧から前記電圧重畳回路によって生成された前記重畳電圧を増加させた高電位側の出力電圧を出力することを特徴とするサンプル・ホールド回路。
  2. 前記第1のサンプル・ホールド回路は、第1のアンプの反転入力端子に接続された第1のコンデンサによって前記第1の基準電圧をホールドするシングルエンドのボトムプレートサンプリング回路であり、前記第2のサンプル・ホールド回路は、第2のアンプの反転入力端子に接続された第2のコンデンサによって前記第1の基準電圧をホールドするシングルエンドのボトムプレートサンプリング回路であることを特徴とする請求項1記載のサンプル・ホールド回路。
  3. 前記電圧重畳回路は、前記アナログ入力信号がサンプル・ホールドされる第3のコンデンサと、
    前記第2の基準電圧がサンプル・ホールドされる第4のコンデンサと、
    前記第3のコンデンサのサンプリング時に前記アナログ入力信号に接続される接続点と前記第4のコンデンサのサンプリング時に前記第2の基準電圧に接続される接続点との間に接続されたスイッチとを具備し、
    前記第3のコンデンサと前記スイッチと前記第4のコンデンサとからなる直列回路が、前記第1のサンプル・ホールド回路における前記第1のコンデンサのサンプリング時に前記第1の基準電圧に接続される接続点と、前記第2のサンプル・ホールド回路における前記第2のコンデンサのサンプリング時に前記第1の基準電圧に接続される接続点との間に接続されていることを特徴とする請求項2記載のサンプル・ホールド回路。
  4. 前記第3のコンデンサと前記第4のコンデンサとの両方、もしくはいずれかは、容量を変更可能な可変コンデンサであることを特徴とする請求項3記載のサンプル・ホールド回路。
  5. 前記第1のコンデンサと前記第2のコンデンサと前記第3のコンデンサと前記第4のコンデンサとのうち少なくとも1つは、周辺からの寄生容量の影響をキャンセルする方向に接続された複数のコンデンサでそれぞれ構成されていることを特徴とする請求項3又は4記載のサンプル・ホールド回路。
  6. 前記電圧重畳回路の前記スイッチは、PMOSスイッチとNMOSスイッチとが並列に接続されたCMOSスイッチであり、前記PMOSスイッチの両側には、前記PMOSスイッチのゲートを駆動するクロックと相補的なクロックで駆動される、ソースとドレインがショートされたPMOSダミースイッチが接続され、前記NMOSスイッチの両側には、前記NMOSスイッチのゲートを駆動するクロックと相補的なクロックで駆動される、ソースとドレインがショートされたNMOSダミースイッチが接続されていることを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載のサンプル・ホールド回路。
  7. 前記電圧重畳回路の前記スイッチは、2つのCMOSスイッチが直列に接続されていることを特徴とする請求項5乃至6のいずれかに記載のサンプル・ホールド回路。
  8. 前記第1の基準電圧は、電源電圧の1/2に設定されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のサンプル・ホールド回路。
  9. 前記第2の基準電圧は、前記アナログ入力信号の最低電位よりも低い電圧か、前記アナログ入力信号の最高電位よりも高い電圧に設定されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のサンプル・ホールド回路。
  10. 請求項1乃至のいずれかに記載のサンプル・ホールド回路から出力される前記差動信号に基づいてアナログデジタル変換を行うことを特徴とするアナログデジタル変換回路。
  11. スイッチング電源の出力電圧を請求項10記載のアナログデジタル変換回路によってデジタル化し、デジタル化された前記出力電圧に基づいて前記スイッチング電源の動作を制御することを特徴とするデジタル制御回路。
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