JP6155434B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直流電圧に交流電圧を重畳した帯電電圧が印加される、近接帯電方式の帯電手段を備えた画像形成装置に関する。
近年、画像形成装置での帯電方式として、低オゾン化等の観点から、近接帯電方式が主流になりつつある。近接帯電方式では、例えばローラ状、ブラシ状またはブレード状の帯電手段が、像担持体の典型例としての感光体ドラムの表面に接触あるいは非接触で近接配置される。
上記帯電手段には、印刷プロセス等の所定のプロセスにおいて、像担持体の表面が均一に帯電するよう、所定のピーク間電圧値Vpp1を有する交流電圧を直流電圧に重畳した帯電電圧が印加される(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1では、帯電手段と像担持体との間で安定的な放電を生じさせるために、電源手段は、帯電手段から像担持体への電荷移動(即ち、単方向への電荷移動)のみが生じる正放電領域と、両者間で双方向の電荷移動が交互に起こる逆放電領域とにおいて、相異なる検出用ピーク間電圧Vpp0を有する交流電圧を帯電手段に順次印加する。制御手段は、正放電領域および逆放電領域のそれぞれについて、ピーク間電圧値Vppに対する交流電流値Iacの近似関数f1(Vpp),f2(Vpp)を導出し、その後、放電電流量ΔIacを示す差分関数(ΔIac(=f2(Vpp)−f1(Vpp))が所定値Dとなる放電電流量ΔIacと所定のピーク間電圧値Vpp1と、を導出している。
特開2001−201920号公報
上記特許文献1では、所定値Dは、繰り返し印刷等による像担持体の減耗度によらず一定であった。しかし、本件発明者の実験の結果、減耗度により、最適な所定値Dは異なることが判明した。具体的には、最適な定数Dは、減耗の進行と共に減少することが判明した。したがって、像担持体の寿命初期で最適であったピーク間電圧値Vpp1は、その寿命末期では必要以上に大きな値となるため(即ち、最適値で無くなるため)、像担持体に大きなダメージを与えることになる。その結果、減耗が促進されて、像担持体の寿命は設計値よりも短くなる。
上記問題点に鑑み、本発明は、像担持体の寿命短縮を抑制可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面は、通紙時に画像を媒体に印刷する画像形成装置であって、像担持体と、前記像担持体に近接配置される帯電手段と、所定のプロセス時に、所定のピーク間電圧値を有する交流電圧を含む第一帯電電圧を前記帯電手段に印加する電源手段であって、前記所定のピーク間電圧値を決定する際、交流電圧をそれぞれ含む複数の第二帯電電圧であって、前記帯電手段から前記像担持体への電荷移動のみが起こる正放電領域と、前記像担持体および前記帯電手段の間で双方向に電荷が移動する逆放電領域のそれぞれにおいて相異なるピーク間電圧を各前記交流電圧が有する複数の第二帯電電圧を前記帯電手段に順次印加する電源手段と、前記複数の第二帯電電圧のそれぞれを印加中に、前記帯電手段に流れる交流電流値をそれぞれ検知する電流検知手段と、前記電流検知手段で検知された交流電流値のそれぞれに基づき、前記正放電領域および前記逆放電領域について、ピーク間電圧値に対する交流電流値を示す第一近似関数および第二近似関数を導出し、導出した第一近似関数と第二近似関数の差分値を示す差分関数において、単位ピーク間電圧あたりの差分値の変化量が所定値となるピーク間電圧値を、前記所定のピーク間電圧とする制御手段とを、備えた画像形成装置である。
上記局面によれば、像担持体の寿命短縮を抑制可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
画像形成装置の大略的な構成を示す模式図である。 実施形態に係る画像形成装置の要部の構成を示す模式図である。 ピーク間電圧値の決定時の処理手順の前半を示すフロー図である。 図3Aに続く部分の処理手順を示すフロー図である。 図3BのS215の詳細な処理手順と示すフロー図である。 図4の具体的な処理内容を示す図である。 感光体ドラムの寿命により、電流検知手段で検知される電流値の相違を示すグラフ(上段)と、感光体ドラムの寿命により、最適なピーク間電圧値が相違することを示すグラフ(下段)である。 印字枚数に対するピーク間電圧値(本実施形態の導出値、特許文献1の導出値及び最適値)の変化を示すグラフである。 機内温度による最適なピーク間電圧値の変化を示すグラフである。 第一変形例に係る図3BのS215の詳細な処理手順と示すフロー図である。 第二変形例に係る図3BのS215の詳細な処理手順と示すフロー図である。
以下、図面を参照して、本画像形成装置について詳説する。
《第一欄:定義》
いくつかの図には、互いに直交するx軸、y軸およびz軸が示される。x軸およびz軸は、画像形成装置1の左右方向および上下方向を示す。また、y軸は、画像形成装置1の前後方向を示す。
《第二欄:実施形態に係る画像形成装置の全体構成・印刷プロセス》
図1,図2において、画像形成装置1は、例えば、複写機、プリンタまたはファクシミリ、もしくは、これらの機能を備えた複合機であって、周知の電子写真方式およびタンデム方式により、各種画像(典型的にはフルカラー画像またはモノクロ画像)を、シート状の印刷媒体(用紙やOHPシート)Mに印刷する。そのために、画像形成装置1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)各色の作像ユニット2と、中間転写ベルト3と、二次転写ローラ4と、電源手段10と、制御手段11と、電流検知手段12と、温湿度検知手段13と、を備える。
各色の作像ユニット2は、例えば左右方向に並置され、対応色の感光体ドラム5を含む。
各感光体ドラム5は、例えば前後方向に延在する円筒形状を有し、自身の軸を中心に例えば矢印αの方向に回転する。
以上の各感光体ドラム5の周囲には、図2に明示するように、回転方向αの上流側から下流側に向かって、少なくとも、帯電手段6と、現像手段8と、一次転写ローラ9とが配置される。なお、図2には、代表的に、ある一色の感光体ドラム5およびその周辺が示されている。
各帯電手段6は、典型的には、前後方向に延在する帯電ローラであって、感光体ドラム5の周面に接触あるいは非接触で近接配置される帯電ローラである。各帯電手段6は、帯電電圧Vgにより、回転する感光体ドラム5の周面を一様に帯電させる。
各帯電手段6に帯電電圧Vgを印加するために、画像形成装置1には、図2に明示するように、例えば色毎に電源手段10が備わる。各電源手段10は、直流電源回路101および交流電源回路102の組みを含む。なお、図2には、代表的に、ある一色の電源手段10が示されている。
各直流電源回路101は、制御手段11の制御下で、所定の直流電圧Vdcを出力する。なお、本実施形態では直流電圧Vdcを色毎に変更する点は重要では無いので、以下の説明では、便宜上、直流電圧Vdcは各色で同じ値として説明を続ける。
また、各交流電源回路102は、例えば交流トランスから構成され、制御手段11により選択または決定されたピーク間電圧値Vppを有する交流電圧Vacを出力する。なお、直流電圧Vdcと同様の観点で、各交流電圧Vacは同じピーク間電圧値Vppを有するとして説明を続ける。
各交流電源回路102の出力端は、対応する直流電源回路101の出力端で接続され、これによって、交流電圧Vacが直流電圧Vdcに重畳された帯電電圧Vgが生成され、対応色の帯電手段6に印加される。
各感光体ドラム5の下方には露光装置7が設けられる。各露光装置7は、画像データに基づく光ビームBを、感光体ドラム5の帯電域の直ぐ下流側の露光域に照射し、これにより、対応色の静電潜像を形成する。
各現像手段8は、対応色の感光体ドラム5の露光域の直ぐ下流側の現像域に、対応色の現像剤を供給して対応色のトナー像を形成する。
中間転写ベルト3は、例えば左右方向に配列された少なくとも二個のローラの外周面に掛け渡され、例えば矢印βで示す方向に回転する。中間転写ベルト3の外周面は、例えば、各感光体ドラム5の上端と当接する。
各一次転写ローラ9は、対応色の感光体ドラム5と中間転写ベルト3を挟んで対向すると共に中間転写ベルト3を上方から押圧して、感光体ドラム5と中間転写ベルト3との間に一次転写ニップ91を形成する。各一次転写ローラ9には、印刷プロセス中、一次転写バイアス電圧が印加され、その結果、感光体ドラム5上のトナー像は、対応する一次転写ニップ91にて、回転する中間転写ベルト3に転写される。
二次転写ローラ4は、自身の軸を中心に回転可能に構成される。二次転写ローラ4には、印刷プロセス中、二次転写バイアス電圧が印加される。二次転写ローラ4は、例えば中間転写ベルト3の右端近傍にて、中間転写ベルト3の外周面を押圧して、二次転写ローラ4と中間転写ベルト3の間の接触部分に二次転写ニップ41を形成する。この二次転写ニップ41には、印刷プロセス中、印刷媒体Mが送り込まれる。
上記二次転写ニップ41を印刷媒体Mが通過中(即ち、通紙中)、二次転写ローラ4には二次転写バイアス電圧が印加されるため、中間転写ベルト3に担持されたトナー像が印刷媒体Mに移動し転写される。この印刷媒体Mは、二次転写ニップ41を通過後、周知の定着器を通過した後、印刷物としてトレイに排出される。
制御手段11は、図2に明示するように、例えば、ROM111と、処理手段の一例としてのCPU112と、SRAM113と、記憶手段の一例としてのNVRAM114と、を含む。CPU112は、ROM111に予め記憶された制御プログラムを、SRAM113を作業領域として用いつつ実行して、各種プロセスを制御する。本実施形態では、下記の四プロセス(即ち、印刷、画像安定化、強制トナー補給およびTCR調整)に特に関連する。下記の四プロセスでは、感光体ドラム5を帯電させる必要があるため、帯電手段6には、所定のピーク間電圧値Vpp1を有する交流電圧Vacを含む帯電電圧Vg(以下、第一帯電電圧Vg1という)が印加される。
(1)印刷:印刷媒体Mに画像を印刷すること
(2)画像安定化:既知のパターン画像の濃度に基づき、トナー濃度を目標値に制御すること
(3)強制トナー補給:現像手段に強制的にトナーを補充すること
(4)TCR調整:トナーとキャリアの比率を目標値に制御すること
CPU112はさらに他にも、「所定のピーク間電圧値の導出処理」(詳細は後述)を行って、上述の各プロセスで使用すべき所定のピーク間電圧値Vpp1を導出する。
また、電流検知手段12は、少なくとも所定のピーク間電圧値の導出処理において、各帯電手段6に後述の帯電電圧Vg2が印加された時に、対応する感光体ドラム5を介して帯電手段6に流れる交流電流値Iacを検知して、CPU112に出力する。
温湿度検知手段13は、温度センサ131と湿度センサ132とを含む。温度センサ131は、画像形成装置1内の温度(即ち、機内温度)Stを検知してCPU112に出力する。それに対し、湿度センサ132は、画像形成装置1内の相対湿度(以下、機内湿度という)Shを検知してCPU112に出力する。
《第三欄:帯電電圧の決定処理(所定のピーク間電圧値の導出処理を含む)》
次に、図3A〜図7を参照して、画像形成装置1の動作について説明する。
図3Aにおいて、CPU112は、上記四プロセスにおいてピーク間電圧を決定する場合、画像形成装置1内に印刷媒体Mを搬送しない状態で(即ち、非通紙の状態で)、温湿度検知手段13から、現在の機内温度Stおよび機内湿度Shを取得する(S21)。
次に、CPU112は、ROM111またはNVRAM114に予め保持された環境ステップテーブルT1から、S21で得た機内温度Stおよび機内湿度Shに対応する環境ステップを取得する(S22)。テーブルT1には、下表1に示すように、機内温度および機内湿度の組み合わせごとに、絶対湿度の大きさを示す指標である環境ステップが記述される。このテーブルT1は、本画像形成装置1の製造段階や開発段階に予め実験等で作成される。この点については、他のテーブルでも同様である。本実施形態では、環境ステップは十六段階に区分され、環境ステップ1〜3が低温低湿環境(所謂、LL環境)を、環境ステップ4〜7が常温常湿環境(所謂、NN環境)を、環境ステップ8〜12がやや高温高湿環境を示し、環境ステップ13〜16が高温高湿環境(所謂、HH環境)を示す。
Figure 0006155434
次に、CPU112は、NVRAM114等に予め保持されたピーク間電圧値テーブルT2から、S22で得た環境ステップに対応するピーク間電圧値Vpp(以下、検出用のピーク間電圧Vpp0という)の組みを一つ選択する(S23)。テーブルT2には、下表2に示すように、環境ステップの範囲毎に、互いに異なる複数個(本実施形態では八個の場合を説明)の検出用ピーク間電圧値Vpp0からなる組みが記述される。各組みには、正放電領域および逆放電領域のそれぞれにつき、少なくとも二個(本実施形態では四個の場合を説明)の検出用ピーク間電圧値Vpp0が含まれる。本実施形態では、後述のピーク間電圧値Vppが2×Vth未満の領域(図5を参照)であって、帯電手段6に帯電電圧Vgを印加した時に、帯電手段6から感光体ドラム5への電荷移動(単方向への電荷移動)のみが起こるピーク間電圧Vppの領域を正放電領域という。逆に、2×Vth以上の領域(図5を参照)であって、感光体ドラム5および帯電手段6の間で双方向に電荷移動が起こる領域を逆放電領域という。ここで、Vthは、感光体ドラム5への帯電が始まる電圧である。
例えば、環境ステップ1〜3に対しては、検出ピーク間電圧値Vpp0の組みAが割り当てられ、組みAは、正放電領域に含まれる600V,700V,800Vおよび900Vと、逆放電領域に含まれる1850V,1950V,2050Vおよび2150Vとからなる。環境ステップ4〜7,8〜12,13〜16には、表2に示した通りの検出用ピーク間電圧値Vpp0の組みB,C,Dが割り当てられる。
Figure 0006155434
次に、CPU112は、第一カウンタ値nを1に初期化し(S24)、S23で選択した組みにおいて現在の第一カウンタ値nに相当する検出用ピーク間電圧値Vpp0を取得する(S25)。
CPU112は、各色の交流電源回路102から出力すべき交流電圧Vacのピーク間電圧値Vppを、S25で取得した検出用ピーク間電圧値Vpp0に設定する。また、CPU112は、各色の直流電源回路101から出力すべき直流電圧Vdcを予め定められた値に設定する(S26)。
S26の結果、電源手段10から各色の帯電手段6に、前述の第二帯電電圧Vg2が印加される。CPU112は、各交流電源回路102の交流電圧Vacが安定すると(S27)、第二カウンタ値mを1に初期化する(図3B;S28)。次に、CPU112は、各色の電流検知手段12から交流電流値Iacを取得して、取得した交流電流値Iacを色毎にSRAM113に記憶する(S29)。
次に、CPU112は、第二カウンタ値mがyか否かを判断する(S210)。ここで、yは、各感光体ドラム5の一回転あたりのサンプリング数であって、1以上の自然数である。CPU112は、S210でNであれば、第二カウンタ値mを1だけインクリメントして(S211)、S29を行う。
以上のS28〜S211を繰り返すことで、SRAM113には、各色の感光体ドラム5を一回転する間に、周方向に相異なるy個の場所にて測定された各色の交流電流値IacがSRAM113に保持される。CPU112は、S210でYであれば、y個の交流電流値Iacの平均値を導出し、SRAM113に記憶する(S212)。
本実施形態では、S28〜S212により、感光体ドラム5の膜厚のバラツキを平滑化するために、CPU112は、各感光体ドラム5が一回転している間に、周方向に相異なる複数箇所で得たy個の交流電流値Iacの平均値をとることが好ましい。
次に、CPU112は、第一カウンタ値nが8か否かを判断することで、S23で選択した組みの全ての検出用ピーク間電圧値Vpp0についてS25〜S212の処理を行ったか否かを判断する(S213)。S213でNであれば、CPU112は、第一カウンタ値nを1だけインクリメントして(S214)、図3AのS25を行う。
以上のS25〜S214により、SRAM113には、正放電領域および逆放電領域のそれぞれに四個ずつ各第二帯電電圧Vg2を順次印加した時に、各帯電手段6に流れる交流電流値Iac(平均値)が八個ずつ得られる。CPU112は、S26で使用した検出用ピーク間電圧値Vpp0と、S212で得られた交流電流値(平均値)Iacとの組み合わせを、各色につき八組、SRAM113に保持する。ここで、以下では、SRAM113に保持された検出ピーク間電圧値Vpp0および交流電流値Iacの組み合わせを包括的に(Vpp0,Iac)と表記する。また、n=1〜8のいずれかを個別的に表記する場合には、(Vpp0j,Iacj)と表記する。ここで、jは1,2,…8の自然数である。
また、S213でYであれば、CPU112は、色毎に、(Vpp0,Iac)に基づき所定のピーク間電圧値Vpp1を導出する(S215)。
ここで、図4,図5を参照して、ピーク間電圧値の導出処理について詳説する。
まず、図4において、CPU112は、色毎に、正放電領域に属する四組の(Vpp,Iac)を選択して、これら四組のデータを最小二乗法等により直線近似する。これによって、CPU112は、正放電領域におけるピーク間電圧値Vppに対する交流電流値Iacの特性(以下、Vpp−Iac特性という)を近似した直線L1(図5上段を参照)、即ち、第一近似関数Iac=f1(Vpp)((但し、Vpp<2×Vth))を得る(S31)。
次に、CPU112は、色毎に、逆放電領域に属する四組の(Vpp,Iac)を曲線で近似して、逆放電領域におけるVpp−Iac特性を近似した曲線L2(図5上段を参照)、即ち、第二近似関数Iac=f2(Vpp)(但し、2×Vth≦Vpp)を得る(S32)。なお、S32で曲線近似を行うのは、逆放電領域における実際のVpp−Iac特性が直線では無く曲線に近いことによる。
次に、CPU112はピーク間電圧値Vppに対する放電電流量ΔIacを近似した関数を導出する(S33)。具体例を挙げると、第二近似関数から第一近似関数を減算したf2(Vpp)−f1(Vpp)がΔIac(即ち、差分値)を示す差分関数として導出される。
次に、CPU112は、図5下段に示すように、差分関数において、単位ピーク間電圧あたりの差分値(放電電流量)ΔIacの変化量(即ち、微分値(dΔIac/dVpp))が所定値kとなる放電電流量ΔIacを導出する(S34)。なお、本実施形態の場合、放電電流量ΔIacの変化量は増加量となる。その後、CPU112は、差分関数ΔIacにおいて、導出した放電電流量ΔIacに対応するピーク間電圧値Vppを、所定のピーク間電圧値Vpp1として導出する(S35)。
ここで、所定値kは、印刷枚数とは無関係に一定値であって、例えば下記のようにして、画像形成装置1の設計開発段階で予め定義される。新品の感光体ドラム5が装着された状態で、様々なピーク間電圧値Vppを有する交流電圧Vacを重畳した帯電電圧Vgを用いて印刷プロセスが試行される。この試行において、他の条件は揃えられる。上記試行により、Vpp−ΔIacの特性曲線がまず実測される。また、試行により得られる印刷物の画質や感光体ドラム5のダメージが例えば目視で判断され、高品質な印刷物が得られ、かつ、感光体ドラム5へのダメージが非常に少なくなるようなピーク間電圧値Vppが、最適値として選択される。そして、所定値kは、Vpp−ΔIacの特性曲線において、高画質が得られるピーク間電圧値Vppでの接線の傾き(即ち、単位ピーク間電圧あたりの差分値(放電電流量)ΔIacの変化量)と定義され、概ね1/5以上1/4以下の範囲内の値を有する。
上記S34が終了すると、CPU112は、図4の処理を終了して(つまり、図3BのS215を終了して)、図3BのS216を行う。即ち、CPU112は、各交流電源回路102から出力すべき交流電圧Vacのピーク間電圧値Vppを、S215で導出した所定のピーク間電圧値Vpp1に設定し、各直流電源回路101から出力すべき直流電圧Vdcを予め定められた値に設定する。その結果、電源手段10から各帯電手段6に、第一帯電電圧Vg1が印加されて、各感光体ドラム5の帯電が行われる(S216)。
《第四欄:画像形成装置の作用・効果》
一般的に、感光体ドラムの膜厚は、繰り返し印刷で減耗するため、印刷枚数が多くなるにつれて小さくなる。従って、感光体ドラムの寿命末期では抵抗値が相対的に小さくなるため、同じピーク間電圧Vppを印加しても、寿命末期の感光体ドラム5の方がより大きな電流Iacが流れる(図6上段を参照)。従って、寿命初期では最適値とほぼ同じであったピーク間電圧値Vppが、寿命末期でも最適値とは限らなくなる。具体的には、寿命末期の最適値は、寿命初期の最適値よりも小さくなる。本件発明者が行った実験によれば、寿命初期で最適値が例えば2150Vであったとすると、寿命末期には例えば1480Vと低下する(図6下段を参照)。ここで、最適値は、例えば、前述の同様に目視等により適切に定められ、高画質な印刷物が得られる値である。
ところで、特許文献1には、前述の通り、放電電流値ΔIac(=f2(Vpp)−f1(Vpp))が一定値Dとなる所定のピーク間電圧値Vpp1が導出される。ここで、図6下段の通り、一定値Dを210とすると、例えば、感光体ドラムの寿命初期では、最適値(約2150Vで○にて示す)とほぼ同じピーク間電圧値Vpp1が導出されるかも知れないが、寿命末期では、最適値(約1480Vで○にて示す)よりもかなり大きく不適切な値(約1740Vで△にて示す)が導出されてしまう。上記の通り、特許文献1の手法では、感光体ドラム5の寿命に応じた最適値に近い所定のピーク間電圧値Vpp1が導出されないことがある。
それに対し、本画像形成装置1によれば、差分関数において、単位ピーク間電圧あたりの差分値(放電電流量)ΔIacの変化量(dΔIac/dVpp)が所定値kとなるようなピーク間電圧値Vppが、所定のピーク間電圧値Vpp1として導出される。放電電流量ΔIacは、感光体ドラム5の寿命初期であっても末期であっても、ピーク間電圧値Vppの増大と共に大きくなる。しかし、変化量(dΔIac/dVpp)に関しては、寿命末期の方がより小さいピーク間電圧値Vppから増大し始める。
本実施形態では、上記傾向に基づき、変化量(dΔIac/dVpp)が所定値kとなるように、所定のピーク間電圧値Vpp1が定められるため(図4のS34)、所定値kを約1/4とすると、例えば、感光体ドラムの寿命初期で、最適値(約2150V)に近いピーク間電圧値Vpp1が導出されるだけでなく、寿命末期でも、最適値(約1480V)に近いピーク間電圧値Vpp1(約1500V)が導出される。つまり、本実施形態では、寿命末期でも、実測から得た最適値に対し20Vしか差が無い所定のピーク間電圧値Vpp1が導出される(表3を参照)。
Figure 0006155434
本件発明者はさらに、印刷枚数に対するピーク間電圧値Vppの変化を測定した。その結果を、図7に示す。図7において、○は、目視等で得られる最適値を、□は、本実施形態で得た所定のピーク間電圧値Vpp1を、△は、特許文献1で得た所定のピーク間電圧値Vpp1を示す。
前述の通り、最適値は、印刷枚数が増加すると、低下する。この点は、本実施形態でも特許文献1でも同様である。しかし、特許文献1のピーク間電圧値Vppは、印刷枚数が増加すればするほど、最適値から乖離する。それに対し、本実施形態の所定のピーク間電圧値Vpp1は、印刷枚数によらず、最適値と密接に相関し追従している。
本件発明者はさらに、特許文献1および本実施形態それぞれの画像形成装置における100k枚印刷後の感光体ドラム5の減耗量を測定した。ここで、100k枚印刷後の減耗量の設計目標値は、15μmとした。測定の結果、特許文献1の画像形成装置では、減耗量は14.8μmであったが、本実施形態の画像形成装置1では、減耗量は11.2μmであった(下表4を参照)。
Figure 0006155434
以上の通り、変化量(dΔIac/dVpp)が印刷枚数によらず所定値kとなるように、所定のピーク間電圧値Vpp1を決定することで、感光体ドラム5の寿命短縮を抑制可能な画像形成装置を提供することが可能となる。
《第五欄:第一変形例》
周知のように、各帯電手段6は、低温環境では放電し難く、機内温度Stが低温時の近似関数f1(Vpp),f2(Vpp)は、高温時のそれらと比較すると、定電流側にシフトすると共に、単位ピーク間電圧に対するIacの増加量も小さくなる。差分関数ΔIacについても同様のことが当てはまる。また、最適値も、高電圧側にシフトすることが知られている。
図8下段に示すように、機内温度Stが高温時に(例えば30℃の時に)、最適値(○を参照)が約1260Vであったとする。さらに、上記実施形態が高温時に最適化されて、高温時に基準ピーク間電圧Vpp1(□を参照)として約1275Vを導出するように、所定値kが約1/4と設定されたとする。しかし、例えば10℃のような低温下では、最適値(○を参照)は約1480Vであるところ、所定値kが約1/4と設定されていると、上記実施形態では、最適値よりも約123V程度高い所定のピーク間電圧値Vpp1(約1603V,□を参照)が導出されることが判明した。このような高い所定のピーク間電圧値Vpp1が帯電手段6に印加されると、感光体ドラム5の減耗を促進してしまう。
上記問題点に鑑み、本変形例では、機内温度Stに応じて適切な所定値kを設定可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
第一変形例は、上記実施形態と比較すると、図4の処理に代えて、図9の処理を行う点で相違する。上記以外に相違点は無いので、本変形例において上記実施形態と対応する構成・処理には同一符号を付け、それぞれの説明を省略する。
図9において、CPU112は、S32(詳細は前述)の次に、環境検知手段13から、現在の機内温度Stを取得する(S41)。次に、CPU112は、ROM111またはNVRAM114に予め保持された所定値テーブルT1から、S41で得た機内温度Stに対応する所定値kを取得する(S42)。テーブルT1には、下表5に示すように、温度範囲ごとに、所定値kが記述される。本実施形態では、温度範囲は、15℃未満、15℃以上25℃未満、25℃以上の三段階に区分される。そして、所定値kとして、15℃未満、15℃以上25℃未満および25℃以上には、1/5、1/4.5および1/4が割り当てられる。このような所定値kは、該当する温度範囲において最適値とほぼ同じ基準ピーク電圧値Vpp1を導出できるように、本画像形成装置1Aの設計開発段階における実験等で予め適切に定められる。
Figure 0006155434
次に、CPU112は、S42で取得した所定値kを用いて、S33(詳細は前述)を行う。
以上の処理により、機内温度Stにより適切な所定値kを設定可能な画像形成装置1を提供することが可能となる。具体的には、本件発明者の実測結果によれば、下表6に示すように、機内温度Stが30℃の時に、最適値は約1425Vであった。さらに、本件発明者は、上記実施形態で30℃時に最適化して所定値kを1/4と設定した。その結果、30℃時に、実施形態に記載の画像形成装置1は、最適値に近い基準ピーク間電圧Vpp1として約1434Vを導出した。しかし、例えば10℃の下では、最適値は約1960Vであったところ、実施形態に係る画像形成装置1は、約1/4の所定値kでは、最適値よりも約106V程度高い所定のピーク間電圧値Vpp1(約2066V)が導出された。そこで、本変形例では、15℃未満で所定値kを1/5と設定することで、10℃時に、本変形例に記載の画像形成装置1は、最適値により近い基準ピーク間電圧Vpp1として約1981Vを導出できた。
Figure 0006155434
また、本件発明者は、特許文献1の手法、上記実施形態および第一変形例について下記の耐久条件で印刷を行った後(即ち、耐久試験後)に、感光体ドラム5の減耗量を実測し、印刷物の画質を目視で測定して、対比のために実測結果を下表7にまとめた。耐久試験の条件は下記の通りとした。
印刷媒体Mのサイズ:A4横
印刷したトナー像:画像カバレッジ5%のチャート
印刷枚数:100k枚
Figure 0006155434
まず、本件発明者は、特許文献1の画像形成装置であって、30℃で最適な所定値Dが設定された画像形成装置を準備した。その後、機内温度Stが10℃の下で、この画像形成装置で上記耐久試験を行った。この場合、所定のピーク間電圧値Vpp1が最適値よりも高くなるため、感光体ドラム5の減耗量は、耐久試験後には15μm以上となっており、設計時の目標値(15μm)よりも大きく、減耗量の評価はNG(No Good)であった。なお、20℃の下では、減耗量は、耐久試験後、14μm以上15μm未満で、減耗量の評価はAve.(Average)であった。また、30℃の下では、減耗量は、14μm未満で、減耗量の評価はG(Good)であった。また、この場合、温度に関わらず、帯電不良に起因する画質低下は目視では確認できず、画質に関する評価は全ての温度条件でGであった。
他にも、本件発明者は、20℃で最適な所定値Dが設定された特許文献1の画像形成装置にて、機内温度Stが10℃の下で上記耐久試験を行った後、減耗量と画質を確認した。この場合も、所定のピーク間電圧値Vpp1が高く導出されるため、減耗量の評価はNGであった。また、30℃の下では、所定のピーク間電圧値Vpp1が低く導出され、帯電不良が発生する。それゆえ、画質の評価はNGとなる。また、帯電不良によりトナーが非画像部にも供給されて減耗量が促進されるため、減耗量の評価もNGとなる。
さらに他にも、本件発明者は、10℃で最適な所定値Dが設定された特許文献1の画像形成装置にて、機内温度Stが30℃の下で上記の耐久試験を行った後、減耗量と画質を確認した。上述と同様の理由で、減耗量および画質の評価はそれぞれNGであった。また、20℃の下では、減耗量および画質の評価はAve.であった。
以上の通り、特許文献1に記載の画像形成装置によれば、繰り返し印刷により感光体ドラム5の減耗が進みやすい。また、機内温度によっては、感光体ドラム5の減耗量が著しく多くなると共に、画質への影響も出てしまう。
それに対し、実施形態に係る画像形成装置1では、例えば30℃で最適化された場合であっても、微分値(dΔIac/dVpp)が所定値kとなる放電電流量ΔIacを導出しているため、所定のピーク間電圧値Vpp1が最適値に追従する。その結果、10℃、20℃の温度下で上記耐久試験を行っても、減耗量および画質の評価はGである。
また、第一変形例に係る画像形成装置1では、温度変化による最適値の変動に追従するように所定のピーク間電圧値Vpp1が導出されるため、減耗量の評価はExcel.(Excellent)であり、画質の評価はGであった。
《第六欄:第二変形例》
また、図3BのS29では、ノイズにより正常では無い交流電流値Iacが検出される場合がある。その結果、図4のS34,S35で想定外の放電電流量ΔIac、ひいては想定外の所定のピーク間電圧値Vpp1が導出される可能性がある。具体的には、基準ピーク電圧値Vpp1が不適切に大きいと、感光体ドラム5の減耗が促進され、不適切に小さいと、印刷物の画質に影響が出る。
そこで、本変形例では、図4の代わりに、図10に示す処理を行う。図10に示すように、CPU112は、前述のS34とS35の間に、S34で導出した放電電流量ΔIacが想定範囲外か否かを判断する(S51)。本変形例では、例示的に、予め想定される上限値(例えば250μA)以上か、予め想定される下限値(例えば100μA)以下であれば、想定外と判断される。
S51においてNであれば、CPU112は、差分関数ΔIacにおいて、放電電流量ΔIacが予め定められた固定値Dとなるピーク間電圧値Vppを、所定のピーク間電圧値Vpp1として導出する(S52)。
上記に対し、S51においてYであれば、CPU112は、S35を行う。S35,S52のいずれかが終わると、CPU112は、図10の処理から抜けて、図3BのS216を行う。この時、S35およびS52のいずれかで導出した所定のピーク間電圧値Vpp1が用いられる。
《第五欄:付記》
上記実施形態の説明では、画像形成装置1は、色毎に電流検知手段12を備えていた。しかし、これに限らず、全色を代表する特定の一色乃至三色の帯電手段6にのみ電流検知手段12が設けられても構わない。
また、上記実施形態では、差分関数はf2(Vpp)−f1(Vpp)とした。しかし、これに限らず、差分関数は、f1(Vpp)−f2(Vpp)でも構わない。なお、この場合、差分関数における
変化量は減少量となる
本発明に係る画像形成装置は、像担持体の寿命短縮を抑制可能であり、カラー機かモノクロ機かを問わず、ファクシミリ、コピー機、プリンタおよびこれらの機能を備えた複合機に好適である。
1 画像形成装置
5 感光体ドラム(像担持体)
6 帯電手段
10 電源手段
11 制御手段
12 電流検知手段
13 温湿度検知手段

Claims (5)

  1. 通紙時に画像を媒体に印刷する画像形成装置であって、
    像担持体と、
    前記像担持体に近接配置される帯電手段と、
    所定のプロセス時に、所定のピーク間電圧値を有する交流電圧を含む第一帯電電圧を前記帯電手段に印加する電源手段であって、前記所定のピーク間電圧値を決定する際、交流電圧をそれぞれ含む複数の第二帯電電圧であって、前記帯電手段から前記像担持体への電荷移動のみが起こる正放電領域と、前記像担持体および前記帯電手段の間で双方向に電荷が移動する逆放電領域のそれぞれにおいて相異なるピーク間電圧を各前記交流電圧が有する複数の第二帯電電圧を前記帯電手段に順次印加する電源手段と、
    前記複数の第二帯電電圧のそれぞれを印加中に、前記帯電手段に流れる交流電流値をそれぞれ検知する電流検知手段と、
    前記電流検知手段で検知された交流電流値のそれぞれに基づき、前記正放電領域および前記逆放電領域について、ピーク間電圧値に対する交流電流値を示す第一近似関数および第二近似関数を導出し、導出した第一近似関数と第二近似関数の差分値を示す差分関数において、単位ピーク間電圧あたりの差分値の変化量が所定値となるピーク間電圧値を、前記所定のピーク間電圧とする制御手段とを、備えた画像形成装置。
  2. 前記所定値は、印刷枚数とは無関係に一定である、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記正放電領域および前記逆放電領域については、ピーク間電圧値に対する交流電流値を直線および曲線で近似する、請求項1〜2のいずれかに記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置内の温度を検知する環境検知手段を、さらに備え、
    前記制御手段は、
    前記環境検知手段で検知された温度に基づき前記所定値を決定し、
    前記差分関数における前記変化量が、決定した所定値となるピーク間電圧値を、前記所定のピーク間電圧とする、請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記差分関数において、前記単位ピーク間電圧あたりの前記変化量が前記所定値となる前記差分値を求め、
    求めた差分値が想定外の値である場合、前記変化量が予め定められた固定値となるピーク間電圧値を、前記所定のピーク間電圧と決定する、請求項1〜4いずれかに記載の画像形成装置。
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