JP6155214B2 - データ記憶装置及び画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、データ記憶装置及びこれを備えた画像処理装置に関し、特に、EEPROMにデータを記憶する技術に関する。
従来から、1バイトのデータを記憶可能な記憶素子を複数備え、バイト単位でデータの消去及び書き込みを行うことによりデータを記憶するEEPROMが知られている。また、1バイトのデータを所定数組み合わせて1ページ分のデータとし、ページ単位でデータの消去及び書き込みを行うことによりデータを記憶するEEPROMも知られている。
例えば、バイト単位でデータを記憶するEEPROMは、以下の手順で1バイトのデータを記憶する。先ず、EEPROMは、記憶対象のデータを記憶するための記憶素子に電圧を印加し、当該記憶素子を、値が1の8個のビットからなるビット列(11111111)を記憶した初期状態にする。これにより、EEPROMは、当該記憶素子に記憶されている1バイトのデータを消去した状態にする。そして、EEPROMは、当該記憶対象の1バイトのデータを記憶素子に書き込む。
したがって、値が0のビットを記憶素子に記憶させる場合には、記憶素子は、当該ビットの値を1として記憶した初期状態になった後、当該ビットの値を0として記憶した状態に変化することになる。このように、値が0のビットを記憶素子に記憶させる場合には、記憶しているビットの値を一度変化させるための負担が記憶素子にかかるので、記憶素子の劣化を促進する虞があった。
そこで、例えば下記特許文献1には、書き込み対象のデータを示すビット列において、値が0のビット数が値が1のビット数以下である場合は、上記データを反転せずにそのまま書き込む一方、値が0のビット数が値が1のビット数より大きい場合は、上記データを反転させて書き込むことにより、値が0のビットを書き込むことを軽減することが記載されている。
特開平7−45085号公報
しかし、上記特許文献1に記載の技術では、値が0のビットの値を0又は1に書き換える場合、記憶素子は、一旦初期状態になるため、当該ビットの値を0として記憶した状態から、当該ビットの値を1として記憶した状態に変化することになる。つまり、上記特許文献1に記載の技術であっても、値が0のビットを含むビット列によって表されるデータを記憶している場合に、記憶しているビットの値を一度変化させるための負担が記憶素子にかかることを抑制することはできなかった。
また、値が0のビットの値を再び0に書き換える場合には、記憶素子は、当該ビットの値を0として記憶した状態から、当該ビットの値を1として記憶した状態に変化した後、更に、当該ビットの値を0として記憶した状態に変化することになる。つまり、値が0のビットの値を再び0に書き換える場合には、当該ビットの値を二度変化させるための負担が記憶素子にかかることとなり、記憶素子の劣化をより促進することになる。
また、ページ単位でデータを記憶するEEPROMは、以下の手順で、1ページ分に満たないデータを記憶する。当該EEPROMは、記憶させる対象のデータを含む1ページ分のデータをEEPROM内のページバッファーに退避した後、1ページ分のデータを記憶するための所定数の記憶素子を初期状態にする。その後、ページバッファに退避したデータのうちの当該記憶させる対象のデータに対応するデータを、当該記憶させる対象のデータによって置換する。そして、当該置換後の1ページ分のデータを、初期状態となっている上記所定数の記憶素子に書き込む。
したがって、ページ単位でデータを記憶するEEPROMに、1ページ分に満たないデータを記憶させる場合には、所定数の記憶素子に記憶されている1ページ分のデータのうち、当該記憶させる対象のデータとは異なる書き換え不要なデータは、再び同じデータで書き換えられることになる。このため、当該書き換え不要なデータを表すビット列に値が0のビットが含まれていると、当該書き換え不要なデータを記憶するための記憶素子に、上記のビットの値を二度変化させるための負担がかかることになる。
つまり、ページ単位でデータを記憶するEEPROMは、バイト単位でデータを記憶するEEPROMに比して、データの書き換え時に上記のビットの値を二度変化させるための負担がかかる記憶素子の数が多く、記憶素子の劣化をより促進する虞があった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、EEPROMの劣化を抑制することができるデータ記憶装置及びこれを備えた画像処理装置を提供することを目的とする。
本発明によるデータ記憶装置は、バイト単位でデータの消去及び書き込みを行うことによりデータを記憶するEEPROMと、前記EEPROMに記憶させる対象であるバイト単位で構成された記憶データを、当該記憶データを表す第一ビット列と、当該第一ビット列と同じビット数の第二ビット列と、が対応付けられた変換テーブルを用いて、前記第二ビット列で表される変換データに変換するデータ変換部と、前記記憶データに代えて、前記データ変換部によって変換された当該記憶データに対応する前記変換データを前記EEPROMに記憶させる記憶制御部と、を備え、前記変換テーブルにおいて、前記第二ビット列に含まれる、0及び1の二値のうち前記データの消去状態に対応する第一値とは異なる第二値のビット数が、当該第二ビット列に対応する前記第一ビット列に含まれる前記第二値のビット数よりも少なく定められ、前記変換テーブルには、前記第一ビット列と互いに異なる二つの前記第二ビット列とが対応付けられ、前記データ変換部は、当該変換テーブルを用いて前記記憶データを互いに異なる二つの前記変換データに変換可能であり、前記記憶制御部は、同じ前記記憶データを再び前記EEPROMに記憶させる場合、当該記憶データに対応する前記互いに異なる二つの前記変換データのうち、前記EEPROMに記憶されている前記変換データとは異なる前記変換データを前記EEPROMに記憶させる
この構成によれば、記憶制御部は、記憶データに代えて、変換テーブルにおいて当該記憶データを表す第一ビット列に対応付られた第二ビット列で表される変換データを、EEPROMに記憶させる。このため、記憶データをそのままEEPROMに記憶させた場合に比して、EEPROMに記憶されているデータを表すビット列に含まれる第二値のビット数を、低減することができる。これにより、データを書き換える場合に、EEPROM内の記憶素子に、ビットの値を二度変化させるための負担をかける機会を低減することができる。その結果、記憶素子の劣化を抑制することができ、EEPROMの劣化を抑制することができる。
この構成によれば、同じ記憶データを再びEEPROMに記憶させた場合、前回と今回
とで異なる変換データがEEPROMに記憶されることになる。このため、同じ記憶デー
タを再びEEPROMに記憶させる場合に前回記憶された変換データと同じ変換データを
記憶させるときに比して、記憶されているデータを表すビット列に含まれる第二値のビッ
トの値を二度変化させる機会を低減することができる。これにより、同じ記憶データを再
びEEPROMに記憶させる場合に、EEPROM内の記憶素子にかかる負担を低減する
ことができる。
また、前記記憶データが所定範囲内で変動するデータである場合、前記変換テーブルには、前記記憶データが取り得る全てのデータにそれぞれ対応する前記第二ビット列が定められ、且つ、前記第二ビット列の各ビットが前記第二値である頻度が、前記第二ビット列の各ビット間で均一になるように定められていることが好ましい。
この構成によれば、所定範囲内で変動する記憶データの書き換え時に、EEPROMに記憶されているデータを表すビット列の各ビットの値を二度変化させる頻度を、各ビット間で均一化することができる。これにより、ある特定のビットの値を二度変化させる頻度が、他のビットに比して高くなることを抑制することができる。
その結果、特に当該記憶データが複数バイトのデータである場合に、当該記憶データの書き換え時に、他のビットに比して値が二度変化する頻度の高いビットを記憶する記憶素子の劣化のみが進行し、使用できない記憶素子の数が急速に増大することを抑制することができる。
また、前記記憶データが所定範囲内で所定値ずつ変動するデータである場合、前記変換テーブルには、前記記憶データが取り得る全てのデータにそれぞれ対応する前記第二ビット列が定められ、且つ、変動する前後の二つの前記記憶データに対応する二つの前記第二ビット列において各ビットが共に前記第二値になる頻度が低くなるように定められていることが好ましい。
この構成によれば、例えば、カウントアップ/カウントダウンされるデータをEEPROMに記憶させる場合等、所定値ずつ変動する記憶データをEEPROMに記憶させる場合に、ビットの値を二度変化させるための負担が記憶素子にかかる頻度を低減することができる。
また、前記EEPROMは、1バイトのデータを所定数組み合わせて1ページ分のデータとし、ページ単位でデータの消去及び書き込みを行うことによりデータを記憶し、前記記憶制御部は、1ページ分に満たない第一データを前記EEPROMに記憶させる場合、前記第一データを含む1ページ分のデータを前記EEPROMから読み出し、前記第一データと、前記読み出した前記1ページ分のデータのうち前記第一データとは異なる第二データと、からなる1ページ分のデータに代えて、前記第一データ及び前記第二データをそれぞれ前記記憶データとして前記データ変換部によって変換させた二つの前記変換データからなる1ページ分のデータを、前記EEPROMに記憶させることが好ましい。
ページ単位でデータを記憶するEEPROMに1ページ分に満たない第一データを記憶させる場合、上述したように、第一データを含む1ページ分のデータに含まれる、第一データとは異なる書き換え不要の第二データは、既に記憶されているデータと同じデータに再び書き換えられる。このため、既に記憶されているデータを表すビット列に含まれる第二値のビットの値が二度変化し、EEPROM内の記憶素子に負担がかかる。
しかし、当該記憶制御部の構成によれば、ページ単位でデータを記憶するEEPROMに1ページ分に満たない第一データを記憶させる場合に、第二データに対応する変換データを表すビット列に含まれる第二値のビット数は、第二データを表す第一ビット列に含まれる第二値のビット数よりも少なくなるので、EEPROM内の第二データを記憶するための記憶素子にかかる負担を低減することができる。
これにより、バイト単位でデータを記憶するEEPROMに比して、1回のデータの書き換えによって劣化させる虞のある記憶素子の数が顕著に増大することを低減することができる。その結果、バイト単位でデータを記憶するEEPROMに比して、EEPROMの劣化をより促進させる虞を低減することができる。
また、本発明による画像処理装置は、前記データ記憶装置と、前記記憶データの入力を受け付けるデータ受付部と、を備える。
この構成によれば、前記データ記憶装置を備えているので、データ受付部によって受け付けられた記憶データをそのままEEPROMに記憶させた場合に比して、EEPROMに記憶されているデータを表すビット列に含まれる第二値のビット数を、低減することができる。これにより、データを書き換える場合に、EEPROM内の記憶素子に、ビットの値を二度変化させるための負担をかける機会を低減することができる。その結果、記憶素子の劣化を抑制することができ、EEPROMの劣化を抑制することができる。
この発明によれば、EEPROMの劣化を抑制することができるデータ記憶装置及びこれを備えた画像処理装置を提供することができる。
本発明に係る画像処理装置の一実施形態に係る複写機の電気的構成を示すブロック図である。 8ビットのビット列に含まれる値が0のビット数と当該ビット列が取り得るデータの数との関係を示す図である。 変換テーブルの一例を示す図である。 変換テーブルの図3とは別の一例を示す図である。 変換テーブルの図3及び図4とは別の一例を示す図である。 変換テーブルの図3乃至図5とは別の一例を示す図である。
以下、本発明に係るデータ記憶装置及びこれを備えた画像処理装置の一実施形態を図面に基づいて説明する。尚、本実施形態では、画像処理装置として複写機を例に説明するが、これに限定する趣旨ではなく、画像処理装置は、例えば、プリンター、ファクシミリ装置、スキャナー、又は、複合機であってもよい。
図1は、本発明に係る画像処理装置の一実施形態に係る複写機1の電気的構成を示すブロック図である。例えば、図1に示すように、複写機1は、画像読取部21と、画像形成部22と、操作部23と、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)24と、制御部10と、を備えている。尚、EEPROM24及び制御部10は、本発明に係るデータ記憶装置の一実施形態を構成する。
画像読取部21は、CCD(Charge Coupled Device)ラインセンサーや露光ランプ等を有する不図示の光学系ユニットを備えている。光学系ユニットは、不図示の原稿台に載置された原稿の画像を走査しつつ取得した画像データを制御部10へ出力する。
画像形成部22は、制御部10による制御の下、制御部10に入力された画像データに基づいて用紙に画像を形成する。具体的には、画像形成部22は、感光体ドラム、感光体ドラムの周面に対向して配設された帯電部、帯電部の下流側であって感光体ドラムの周面に対向して配設された露光部、露光部の下流側であって感光体ドラムの周面に対向して配設された現像部、現像部の下流側であって感光体ドラムの周面に対向して配設されたクリーニング部等を備えた周知の構成を有する。
操作部23は、情報を表示するための表示部231と、ユーザーによって各種指示の操作を行わせるための操作キー部232と、を備えている。表示部231は、例えばタッチパネル機能を有する液晶ディスプレイ等であり、各種情報を表示する。操作キー部232は、例えば、コピー機能等の機能の実行開始を指示するためのスタートキーや、数値や記号を入力するためのテンキー等の各種キーを含む。
EEPROM24は、1バイトのデータを記憶可能な不図示の記憶素子を複数備えている。EEPROM24は、バイト単位でデータの消去及び書き込みを行うことによりデータを記憶する。EEPROM24には、画像を用紙に形成するときの初期濃度値等の画像形成動作の初期条件や、画像形成動作が行われた用紙の総枚数等の各種データが記憶される。
EEPROM24は、以下に示す手順で1バイトのデータを記憶する。先ず、EEPROM24は、記憶対象の1バイトのデータを記憶するための記憶素子に電圧を印加して、当該記憶素子を、値が1の8個のビットからなるビット列(11111111)を記憶した初期状態にする。これにより、EEPROM24は、当該記憶素子に記憶されている1バイトのデータを消去した状態にする。つまり、ビットの値「1」は、本発明に係るデータの消去状態に対応する第一値の一例を示す。そして、EEPROM24は、当該記憶対象の1バイトのデータを当該記憶素子に書き込む。
つまり、EEPROM24は、EEPROM24に記憶させる対象の記憶データのバイト数に相当する回数、上記1バイトのデータを消去及び書き込む手順を繰り返すことにより、当該記憶データをバイト単位で記憶する。
制御部10は、例えば、所定の演算処理を実行する不図示のCPU(Central Processing Unit)と、所定の制御プログラムが記憶されたEEPROM等の不図示の不揮発性メモリーと、データを一時的に記憶するための不図示のRAM(Random Access Memory)と、これらの周辺回路等とを備えている。制御部10は、不揮発性メモリー等に記憶された制御プログラムをCPUによって実行することによって各種処理を実行し、複写機1の各部の動作を制御する。
制御部10は、EEPROM24にデータを記憶させる制御に関して、特に、データ受付部11、データ変換部12、及び記憶制御部13として機能する。
データ受付部11は、EEPROM24に記憶する対象のバイト単位で構成された記憶データを受け付ける。例えば、データ受付部11は、操作部23を介して上記画像形成動作の初期条件を示すデータがユーザーによって入力された場合に、当該入力されたデータを記憶データとして受け付ける。
或いは、データ受付部11は、画像形成部22によって画像形成動作が行われる度に、画像形成動作が行われた用紙の出力枚数をカウントアップする。そして、データ受付部11は、当該カウントアップした結果である、画像形成動作が行われた用紙の総枚数を示すデータを記憶データとして受け付ける。
データ変換部12は、データ受付部11によって受け付けられた記憶データを、当該記憶データを表す第一ビット列と、当該第一ビット列と同じビット数の第二ビット列と、が対応付けられた変換テーブルを用いて、第二ビット列で表されるデータ(以下、変換データと示す)に変換する。
変換テーブルにおいて、第二ビット列に含まれる値が0(第二値)のビット数は、当該第二ビット列に対応する第一ビット列に含まれる値が0のビット数よりも少なく定められている。
尚、変換テーブルは、例えば、制御部10内の不揮発性メモリーに予め記憶されており、電源投入後等の複写機1の初期動作時にRAMにコピーされた後、データ変換部12によって使用される。或いは、これに限らず、複写機1の初期動作時やデータ受付部11によって記憶データが受け付けられる度に、制御部10が上記変換テーブルを生成し、RAMに記憶するようにしてもよい。
記憶制御部13は、データ受付部11によって受け付けられた記憶データに代えて、データ変換部12によって変換された当該記憶データに対応する変換データをEEPROM24に記憶させる。
以下、変換テーブルの詳細について具体例を用いて説明する。具体例として、記憶データは、画像形成動作が行われた用紙の総枚数を示すデータであるとする。尚、EEPROM24内の記憶素子は、記憶素子を構成する酸化膜の特性上、一般的に、データの書き換えを正常に行える回数が100万回程度に制限されている。よって、当該用紙の総枚数を示すデータは、EEPROM24内の3つの記憶素子に記憶される3バイトのデータであり、0から約100万までの範囲内で変動可能なデータとして定められている。
ただし、以下では、説明の便宜上、当該用紙の総枚数を示すデータは、EEPROM24内の1個の記憶素子に記憶される1バイトのデータであって、0から16までの範囲内(所定範囲内)で1(所定値)ずつ変動するデータであるものとする。つまり、記憶データを表す第一ビット列は、8ビットのビット列であり、00000000から00010000の範囲で1ずつ変動するものとする。
変換テーブルは、例えば以下の手順で作成される。先ず、第一の手順において、第一ビット列と同じビット数の第二ビット列に含まれる、値が0のビット数の上限値(以下、第一上限値と示す)を決定する。
図2は、8ビットのビット列に含まれる値が0のビット数と当該ビット列が取り得るデータの数との関係を示す図である。8ビットのビット列群のうち、値が0のビットを0個含むビット列は、11111111のみである。つまり、図2に示すように、値が0のビット数iが0である8ビットのビット列が取り得るデータの数Dは、1である。したがって、値が0のビット数の上限値が0である8ビットのビット列が取り得るデータの総数Eも、1である。
また、値が0のビットを1個含む8ビットのビット列は、01111111、10111111、11011111、11101111、11110111、11111011、11111101、及び11111110の8個存在する。つまり、図2に示すように、値が0のビット数iが1である8ビットのビット列の取り得るデータの数Dは、8である。したがって、値が0のビット数iの上限値が1の8ビットのビット列が取り得るデータの総数E、つまり、値が0のビット数iが0又は1である8ビットのビット列が取り得るデータの総数Eは、9である。
つまり、値が0のビットをi個含む8ビットのビット列が取り得るデータの数Dは、D=によって算出することができる。また、値が0のビット数の上限値がiである8ビットのビット列が取り得るデータの総数Eは、次式1によって算出することができる。
Figure 0006155214
このようにして、第一の手順では、値が0のビット数iを1ずつ増加させ、順次、上記データの総数Eを算出する。そして、上記データの総数Eが、記憶データが取り得るデータの数よりも大きくなると、当該データの総数Eの算出に用いた、値が0のビット数iを、第一上限値として決定する。
本具体例では、図2に示すように、上記データの総数Eが、記憶データが取り得るデータの数「17」(0〜16)よりも大きい37になると、当該データの総数Eの算出に用いた、値が0のビット数iである2を、第一上限値として決定する。
次に、第二の手順では、記憶データが取り得る全てのデータを表す第一ビット列のそれぞれに、値が0のビット数の上限値が第一上限値「2」である、37個の8ビットのビット列のうち、何れか一つのビット列を第二ビット列として対応付ける。これにより、変換テーブルが作成される。
図3は、変換テーブルの一例を示す図である。上記第一及び第二の手順によって、例えば図3に示す変換テーブルが作成される。例えば、図3に示す変換テーブルでは、記憶データ「0」を表す第一ビット列「00000000」に、値が0のビット数が0である第二ビット列「11111111」が対応付けられている。
また、記憶データ「1」、「9」、「16」をそれぞれ表す第一ビット列「00000001」、「00001001」、「00010000」には、それぞれ、値が0のビット数が1の第二ビット列「01111111」、「10111111」、「11011111」が対応付けられている。記憶データ「2」〜「8」、「10」〜「15」をそれぞれ表す第一ビット列には、それぞれ、値が0のビット数が2個の第二ビット列が対応付けられている。
つまり、記憶データ「0」を表す第一ビット列「00000000」において、値が0のビット数は8であり、記憶データ「1」〜「16」をそれぞれ表す第一ビット列「00000001」〜「00010000」において、値が0のビット数は7である。これに対して、記憶データ「0」〜「16」にそれぞれ対応する第二ビット列において、値が0のビット数の上限値は、2となっている。このように、上記第一及び第二の手順によって作成された変換テーブルにおいて、第二ビット列は、値が0のビット数が当該第二ビット列に対応する第一ビット列よりも少なく定められている。
尚、この場合、例えば、データ受付部11によって記憶データ「1」が受け付けられると、データ変換部12は、図3に示す変換テーブルを用いて、記憶データ「1」を、第二ビット列「01111111」で表される変換データに変換し、記憶制御部13は、記憶データ「1」に代えて、第二ビット列「01111111」で表される変換データをEEPROM24に記憶させる。
つまり、上記実施形態の構成によれば、記憶制御部13は、記憶データに代えて、変換テーブルにおいて当該記憶データを表す第一ビット列に対応付られた第二ビット列で表される変換データを、EEPROM24に記憶させる。このため、記憶データをそのままEEPROM24に記憶させた場合に比して、EEPROM24に記憶されているデータを表すビット列に含まれる値が0のビット数を、低減することができる。これにより、データを書き換える場合に、EEPROM24内の記憶素子に、ビットの値を二度変化させるための負担をかける機会を低減することができる。その結果、記憶素子の劣化を抑制することができ、EEPROM24の劣化を抑制することができる。
尚、上記実施形態は、本発明に係る実施形態の例示に過ぎず、本発明を上記実施形態に限定する趣旨ではない。
(1)例えば、上記第一及び第二の手順で作成された変換テーブルは、図3に示す変換テーブルに限らず、図4に示す変換テーブルであってもよい。図4は、変換テーブルの図3とは別の一例を示す図である。
図4に示す変換テーブルでは、図3に示す変換テーブルと同様に、記憶データが取り得る全てのデータ「0」〜「16」のそれぞれに、値が0のビット数の上限値が2である第二ビット列が対応付けられている。つまり、17個の第二ビット列が定められている。以下では、8ビットのビット列の各ビットを、上位から順に、第1ビット、第2ビット、第3ビット、第4ビット、第5ビット、第6ビット、第7ビット、第8ビットと示す。
図3に示す変換テーブルでは、第1ビットの値が0である第二ビット列は、記憶データ「1」〜「8」にそれぞれ対応する第二ビット列であり、8個存在する。また、第2ビットの値が0の第二ビット列は、記憶データ「2」、「9」〜「15」にそれぞれ対応する第二ビット列であり、8個存在する。しかし、第3ビットの値が0である第二ビット列(01011111、10011111、11011111)は3個存在し、第4〜第8ビットの値が0である第二ビット列は、それぞれ2個ずつ存在する。
このように、図3に示す変換テーブルでは、第二ビット列の第1ビット及び第2ビットの値が0である頻度が、第二ビット列の第3ビット〜第8ビットの各ビットの値が0である頻度よりも顕著に高くなっている。
これに対して、図4に示す変換テーブルでは、第1ビットの値が0である第二ビット列は、記憶データ「1」、「9」、「16」にそれぞれ対応する第二ビット列であり、3個存在する。同様に、第2〜第8ビットの値が0である第二ビット列は、それぞれ3個ずつ存在する。このように、図4に示す変換テーブルでは、第二ビット列の各ビットが0である頻度が、第二ビット列の各ビット間で均一になっている。
つまり、上記具体例のように、記憶データが所定範囲内で変動するデータである場合、図4に示す変換テーブルのように、記憶データが取り得る全てのデータにそれぞれ対応する第二ビット列を定め、且つ、第二ビット列の各ビットの値が0である頻度が、第二ビット列の各ビット間で均一になるように、変換テーブルを定めてもよい。
このように定められた変換テーブルを用いることにより、所定範囲内で変動する記憶データの書き換え時に、EEPROM24に記憶されているデータを表すビット列の各ビットの値を二度変化させる頻度を、各ビット間で均一化することができる。これにより、ある特定のビットの値を二度変化させる頻度のみが、他のビットに比して高くなることを抑制することができる。
その結果、特に当該記憶データが複数バイトのデータである場合に、当該記憶データの書き換え時に、他のビットに比して値が二度変化する頻度の高いビットを記憶する記憶素子の劣化のみが進行し、使用できない記憶素子の数が急速に増大することを抑制することができる。
(2)また、上記第一及び第二の手順で作成された変換テーブルは、図3及び図4に示す変換テーブルに限らず、図5に示す変換テーブルであってもよい。図5は、変換テーブルの図3及び図4とは別の一例を示す図である。
図5に示す変換テーブルでは、図3及び図4に示す変換テーブルと同様に、記憶データが取り得る全てのデータ「0」〜「16」のそれぞれに、値が0のビット数の上限値が2である第二ビット列が対応付けられている。つまり、17個の第二ビット列が定められている。
図4に示す変換テーブルでは、記憶データ「9」に対応する第二ビット列「00111111」と記憶データ「10」に対応する第二ビット列「10011111」の二つの第二ビット列において、第2ビットの値は共に0である。また、記憶データ「10」に対応する第二ビット列「10011111」と記憶データ「11」に対応する第二ビット列「11001111」の二つの第二ビット列において、第3ビットの値は共に0である。
同様に、記憶データ「11」「12」に対応する二つの第二ビット列においては、第4ビットの値が共に0であり、記憶データ「12」「13」にそれぞれ対応する二つの第二ビット列においては、第5ビットの値が共に0である。記憶データ「13」「14」にそれぞれ対応する二つの第二ビット列においては、第6ビットの値が共に0であり、記憶データ「14」「15」にそれぞれ対応する二つの第二ビット列においては、第7ビットの値が共に0であり、記憶データ「15」「16」にそれぞれ対応する二つの第二ビット列においては、第8ビットの値が共に0である。
したがって、図4に示す変換テーブルを用いて、記憶データを9から16まで1ずつ変動させてEEPROM24に記憶させる場合、記憶データを記憶させる度に、第2ビットから第8ビットのうちの何れか一つのビットの値を二度変化させるための負担が記憶素子にかかることになる。つまり、記憶データを9から16まで1ずつ変動させてEEPROM24に記憶させた結果、ビットの値を二度変化させるための負担が7回記憶素子にかかったことになる。
これに対して、図5に示す変換テーブルでは、例えば、記憶データ「9」に対応する第二ビット列「00111111」と記憶データ「10」に対応する第二ビット列「11001111」の二つの第二ビット列のように、変動する前後の二つの記憶データに対応する二つの第二ビット列において共に値が0であるビットは存在しない。つまり、図5に示す変換テーブルを用いて、記憶データを0から16まで1ずつ変動させてEEPROM24に記憶させたとしても、記憶素子には、ビットの値を二度変化させるための負担が一度もかからないことになる。
つまり、上記具体例のように、記憶データが所定範囲内で所定値ずつ変動するデータである場合、図5に示す変換テーブルのように、記憶データが取り得る全てのデータにそれぞれ対応する第二ビット列を定め、且つ、変動する前後の二つの記憶データに対応する二つの第二ビット列において各ビットの値が共に0になる頻度が低くなるように、変換テーブルを定めてもよい。
このように定められた変換テーブルを用いることにより、例えば、カウントアップ/カウントダウンされるデータをEEPROM24に記憶させる場合等、所定値ずつ変動する記憶データをEEPROM24に記憶させる場合に、ビットの値を二度変化させるための負担が記憶素子にかかる頻度を低減することができる。
(3)また、図3乃至図5に示した変換テーブルでは、一つの第一ビット列に対して、一つの第二ビット列を対応付けていた。しかし、これに代えて、変換テーブルにおいて、第一ビット列と互いに異なる二つの第二ビット列とを対応付けるようにしてもよい。
これに合わせて、データ変換部12を、当該変換テーブルを用いて記憶データを互いに異なる二つの変換データに変換可能に構成してもよい。また、同じ記憶データを再びEEPROM24に記憶させる場合に、当該記憶データに対応する互いに異なる二つの変換データのうち、EEPROM24に記憶されている変換データとは異なる変換データをEEPROM24に記憶させるように、記憶制御部13を構成してもよい。
当該変換テーブルは、例えば、以下に示す第三及び第四の手順で作成される。先ず、第三の手順では、上記第一の手順と同様に、第一ビット列と同じビット数の第二ビット列に含まれる、値が0のビット数の上限値(以下、第二上限値と示す)を決定する。
具体的には、第三の手順では、上記第一の手順と同様に、値が0のビット数i(図2)を1ずつ増加させ、順次、上記式1を用いて、上記データの総数E(図2)を算出する。
ただし、当該変換テーブルでは、一つの第一ビット列に対して互いに異なる二つの第二ビット列を対応付ける必要があるので、記憶データが取り得るデータの数の2倍の数の第二ビット列を定める必要がある。
このため、第三の手順では、上記第一の手順とは異なり、上記データの総数Eが、記憶データが取り得るデータの数の2倍よりも大きくなったときに、当該データの総数Eの算出に用いた、値が0のビット数iを、第二上限値として決定する。
上記と同じ具体例を用いて説明すると、上記データの総数Eが、記憶データが取り得るデータの数「17」(0〜16)の2倍である34よりも大きい37になると、当該データの総数Eの算出に用いた、値が0のビット数iである2を、第二上限値として決定する。
次に、第四の手順では、記憶データが取り得る全てのデータを表す第一ビット列のそれぞれに、値が0のビット数の上限値が第二上限値「2」である、37個の8ビットのビット列のうち、互いに異なる二つのビット列を第二ビット列として対応付ける。これにより、変換テーブルが作成される。
図6は、変換テーブルの図3乃至図5とは別の一例を示す図である。上記第三及び第四の手順によって、例えば図6に示す変換テーブルが作成される。例えば、図6に示す変換テーブルでは、記憶データ「10」を表す第一ビット列「00001010」に対して、図5に示す変換テーブルと同様に、第二ビット列「11001111」が対応付けられ、更に、当該第二ビット列「11001111」とは異なる第二ビット列「01111011」が対応付けられている。
図6に示す変換テーブルは、以下のように用いられる。例えば、データ受付部11によって、記憶データ「10」が受け付けられたものとする。この場合、データ変換部12は、図6に示す変換テーブルを用いて、記憶データ「10」を、第二ビット列「11001111」で表される変換データと、第二ビット列「01111011」で表される変換データと、の二つの変換データに変換する。
記憶制御部13は、記憶データ「10」を記憶するための記憶素子に既に記憶されているデータを読み出し、上記記憶データ「10」に対応する二つの第二ビット列「11001111」及び「01111011」で表される二つの変換データのうち、当該読み出したデータとは異なる変換データをEEPROM24に記憶させる。
例えば、記憶制御部13は、当該記憶データ「10」を記憶するための記憶素子から読み出したデータが、記憶データ「10」に対応する第二ビット列「11001111」で表されるデータであったときは、「01111011」で表される変換データをEEPROM24に記憶させる。
尚、記憶制御部13は、記憶データを記憶するための記憶素子から読み出したデータが、当該記憶データに対応する二つの第二ビット列のうち、何れの変換データにも一致しない場合は、記憶データを別の記憶データに書き換える場合であると判断する。この場合、記憶制御部13は、記憶データに対応する二つの第二ビット列で表される二つの変換データのうち、どちらの変換データをEEPROM24に記憶してもよい。
この構成によれば、同じ記憶データを再びEEPROM24に記憶させた場合、前回と今回とで異なる変換データがEEPROM24に記憶されることになる。このため、同じ記憶データを再びEEPROM24に記憶させる場合に前回記憶された変換データと同じ変換データを記憶させるときに比して、ビットの値を二度変化させる機会を低減することができる。これにより、同じ記憶データを再びEEPROM24に記憶させる場合に、EEPROM24内の記憶素子にかかる負担を低減することができる。
(4)また、EEPROM24は、1バイトのデータを所定数組み合わせて1ページ分のデータとし、ページ単位でデータの消去及び書き込みを行うことによりデータを記憶するものであってもよい。
尚、当該EEPROM24は、以下の手順で、1ページ分に満たないデータを記憶する。当該手順の説明では、具体例として、16バイトのデータを1ページ分のデータとし、当該EEPROM24に記憶させる対象の記憶データは、3バイトのデータであるものとする。
先ず、当該EEPROM24は、記憶データを含む1ページ分のデータを記憶するための16個の記憶素子から、1ページ分のデータ(16バイトのデータ)を読み出し、当該読み出した1ページ分のデータをEEPROM24内のページバッファーに記憶する。そして、当該16個の記憶素子を初期状態にする。これにより、当該EEPROM24は、当該16個の記憶素子に記憶されている1ページ分のデータを消去した状態にする。
そして、ページバッファーに記憶した1ページ分のデータのうちの当該記憶データに対応する3バイトのデータを、当該記憶データによって置換する。そして、当該置換後の1ページ分のデータを、初期状態となっている16個の記憶素子に書き込む。
したがって、当該EEPROM24に1ページ分に満たない記憶データを記憶させる場合には、上記16個の記憶素子に記憶されている1ページ分のデータのうち、当該記憶データとは異なる書き換え不要なデータは、既に記憶されているデータと同じデータで再び書き換えられることになる。このため、当該書き換え不要なデータを表すビット列に値が0のビットが含まれていると、当該書き換え不要なデータを記憶するための記憶素子に、ビットの値を二度変化させるための負担がかかることになる。
つまり、ページ単位でデータを記憶する当該EEPROM24は、上述のバイト単位でデータを記憶するEEPROM24に比して、データの書き換え時に、ビットの値を二度変化させるための負担がかかる記憶素子の数が多く、記憶素子の劣化をより促進する虞がある。
このため、記憶制御部13を以下のように構成してもよい。尚、当該EEPROM24に記憶させる対象である、1ページ分に満たないバイト単位で構成されたデータを第一データ(例えば、上記具体例の3バイトのデータに相当)と示すとする。記憶制御部13は、1ページ分に満たない第一データを当該EEPROM24に記憶させる場合、先ず、第一データを含む1ページ分のデータをEEPROM24から読み出す。
そして、記憶制御部13は、第一データが記憶データであるものとして、データ変換部12に、第一データを当該第一データに対応する変換データ(以下、第一変換データと示す)に変換させる。また、記憶制御部13は、当該読み出した1ページ分のデータのうち第一データとは異なる第二データが記憶データであるものとして、データ変換部12に、第二データを当該第二データに対応する変換データ(以下、第二変換データと示す)に変換させる。
そして、記憶制御部13は、上記読み出した1ページ分のデータに代えて、第一データ及び第二データにそれぞれ対応する、第一変換データ及び第二変換データからなる1ページ分の変換データを、EEPROM24に記憶させる。
この構成によれば、ページ単位でデータを記憶するEEPROM24に1ページ分に満たない第一データを記憶させる場合に、第二変換データを表すビット列に含まれる値が0のビット数は、第二データを表すビット列に含まれる0のビット数よりも少なくなるので、EEROM24内の第二データを記憶するための記憶素子にかかる負担を低減することができる。
これにより、バイト単位でデータを記憶するEEPROMに比して、1回のデータの書き換えによって劣化させる虞のある記憶素子の数が顕著に増大することを低減することができる。その結果、バイト単位でデータを記憶するEEPROMに比して、EEPROMの劣化をより促進させる虞を低減することができる。
(5)また、上記実施形態では、記憶データとして、「0」〜「16」まで1ずつ変動する1バイトのデータについて説明したが、記憶データをこれに限定する趣旨ではない。例えば、画像形成時の濃度初期値を示すデータ(例えば、薄い(1)、やや薄い(2)、ふつう(3)、やや濃い(4)、濃い(5))のように、所定範囲内(1〜5)で変動するが、任意の値に変動する(例えば、1から5へ変動する)データを記憶データとしてもよい。
(6)また、EEPROM24は、記憶素子を初期状態にしたときに、値が0の8個のビットからなるビット列(00000000)を記憶した状態にするものであってもよい。この場合、ビットの値「0」が、本発明に係るデータの消去状態に対応する第一値の一例を示し、ビットの値「1」が、本発明に係る第二値を示すことになる。つまり、この場合、変換テーブルにおいて、第二ビット列に含まれる値が1(第二値)のビット数は、当該第二ビット列に対応する第一ビット列に含まれる値が1のビット数よりも少なく定められることになる。
また、図1乃至図6に示した構成等は、本発明に係る実施形態の例示に過ぎず、本発明に係る実施形態を、図1乃至図6に示した構成等に限定する趣旨ではない。
1 複写機(画像処理装置)
10 制御部(データ記憶装置)
11 データ受付部
12 データ変換部
13 記憶制御部
24 EEPROM(データ記憶装置)

Claims (5)

  1. バイト単位でデータの消去及び書き込みを行うことによりデータを記憶するEEPROMと、
    前記EEPROMに記憶させる対象であるバイト単位で構成された記憶データを、当該記憶データを表す第一ビット列と、当該第一ビット列と同じビット数の第二ビット列と、が対応付けられた変換テーブルを用いて、前記第二ビット列で表される変換データに変換するデータ変換部と、
    前記記憶データに代えて、前記データ変換部によって変換された当該記憶データに対応する前記変換データを前記EEPROMに記憶させる記憶制御部と、
    を備え、
    前記変換テーブルにおいて、前記第二ビット列に含まれる、0及び1の二値のうち前記データの消去状態に対応する第一値とは異なる第二値のビット数が、当該第二ビット列に対応する前記第一ビット列に含まれる前記第二値のビット数よりも少なく定められ
    前記変換テーブルには、前記第一ビット列と互いに異なる二つの前記第二ビット列とが対応付けられ、
    前記データ変換部は、当該変換テーブルを用いて前記記憶データを互いに異なる二つの前記変換データに変換可能であり、
    前記記憶制御部は、同じ前記記憶データを再び前記EEPROMに記憶させる場合、当該記憶データに対応する前記互いに異なる二つの前記変換データのうち、前記EEPROMに記憶されている前記変換データとは異なる前記変換データを前記EEPROMに記憶させるデータ記憶装置。
  2. 前記記憶データが所定範囲内で変動するデータである場合、前記変換テーブルには、前記記憶データが取り得る全てのデータにそれぞれ対応する前記第二ビット列が定められ、且つ、前記第二ビット列の各ビットが前記第二値である頻度が、前記第二ビット列の各ビット間で均一になるように定められている請求項1に記載のデータ記憶装置。
  3. 前記記憶データが所定範囲内で所定値ずつ変動するデータである場合、前記変換テーブルには、前記記憶データが取り得る全てのデータにそれぞれ対応する前記第二ビット列が定められ、且つ、変動する前後の二つの前記記憶データに対応する二つの前記第二ビット列において各ビットが共に前記第二値になる頻度が低くなるように定められている請求項1又は2に記載のデータ記憶装置。
  4. 前記EEPROMは、1バイトのデータを所定数組み合わせて1ページ分のデータとし、ページ単位でデータの消去及び書き込みを行うことによりデータを記憶し、
    前記記憶制御部は、1ページ分に満たない第一データを前記EEPROMに記憶させる場合、前記第一データを含む1ページ分のデータを前記EEPROMから読み出し、
    前記第一データと、前記読み出した前記1ページ分のデータのうち前記第一データとは異なる第二データと、からなる1ページ分のデータに代えて、前記第一データ及び前記第二データをそれぞれ前記記憶データとして前記データ変換部によって変換させた二つの前記変換データからなる1ページ分のデータを、前記EEPROMに記憶させる請求項1からの何れか一項に記載のデータ記憶装置。
  5. 請求項1からの何れか1項に記載のデータ記憶装置と、
    前記記憶データの入力を受け付けるデータ受付部と、
    を備える画像処理装置。
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