JP6155094B2 - 定量吐出容器及びこれを用いた計量方法 - Google Patents
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Description
この定量吐出容器を用いて内容液を計量するには、まず、容器本体から計量カップを取り外し、容器本体の吐出口が斜め下方を向くように該容器本体を傾けつつ、内容液を計量カップに注ぎ入れて、該計量カップの目盛りや目印等に液面が一致するように、操作者が目視で吐出量を調節する。
本発明の定量吐出容器は、内容液が収容され、スクイズ変形可能な容器本体と、有底筒状をなし、前記容器本体を倒立姿勢で支持可能とされ、該容器本体から吐出される内容液を貯留可能な計量カップと、を備え、前記容器本体には、内容液が吐出される吐出口と、前記吐出口を閉塞するように該吐出口に配設され、スリット又は小孔が形成された弾性変形可能な閉塞体と、が備えられ、前記容器本体が前記計量カップに倒立姿勢で支持された状態で、前記スリット又は前記小孔が、前記計量カップの底壁に対向するように該計量カップ内に配置されることを特徴とする。
また本発明は、上述の定量吐出容器を用いた計量方法であって、前記容器本体が前記計量カップに倒立姿勢で支持された状態から、該容器本体をスクイズ変形させるとともにその内圧を正圧にすることで、前記容器本体内から前記スリット又は前記小孔を通して内容液を前記計量カップ内に吐出させ、前記計量カップ内に内容液が貯留されて、前記スリット又は前記小孔が内容液中に浸された状態から、前記容器本体のスクイズ変形を解除し、該容器本体を復元変形させるとともにその内圧を負圧にすることで、前記計量カップ内から前記スリット又は前記小孔を通して余剰の内容液を前記容器本体内に吸引させ、前記計量カップ内の内容液の液面が前記スリット又は前記小孔の高さに一致するまで低下した後は、前記スリット又は前記小孔を通して前記容器本体内に空気を吸引させることを特徴とする。
これにより、計量カップ内に所定の量(定量)となるように内容液が計量される。
そして、このように操作性及び計量の精度が高められつつも、容器の構造が簡単である。すなわち、スクイズ操作による容器本体の内圧の変動を利用して内容液を吐出・吸引し計量が行われることから、構造を簡素化できる。
また、本発明の定量吐出容器において、前記容器本体が前記計量カップに倒立姿勢で支持された状態で、前記閉塞体は、前記計量カップの底壁から離間して配置され、前記計量カップ内と容器外部とは、空気が流通可能な連通状態となっていることとしてもよい。
図1〜図4に示されるように、本実施形態の定量吐出容器1は、内容液が収容され、スクイズ変形可能な容器本体2と、有底筒状をなし、容器本体2を倒立姿勢で支持可能とされ、該容器本体2から吐出される内容液を貯留可能な計量カップ3と、を備えている。尚、図1及び図2は定量吐出容器1の流通(販売)時の状態を表しており、図3及び図4は定量吐出容器1を購入した操作者がこの容器を使用(計量)・保管する時の状態を表していて、計量カップ3は、図3及び図4に示される容器の使用・保管時において倒立姿勢の容器本体2を支持するようになっている。
図1〜図4において、容器本体2及び計量カップ3は、それぞれの中心軸線が共通軸上に配置されている。本明細書では、この共通軸を容器軸Oといい、図1及び図2に示される流通時の定量吐出容器1(容器本体2が正立姿勢とされた状態)において、容器軸O方向に沿う計量カップ3側を上方、容器本体2側を下方という。また、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
周壁21の上端開口部には、該周壁21を径方向に貫通する切欠き23が形成されている。また、周壁21の上端開口部における切欠き23の下方には、径方向内側に向けて突出するとともに周方向に沿って延びる環状突起21aが形成されている。
この定量吐出容器1から内容液を計量カップ3内に吐出(注出)して計量するには、まず、図3及び図4に示されるように、倒立姿勢とした容器本体2を計量カップ3上に支持させる。尚、この状態は、定量吐出容器1を保管している状態(流通時以外の保管状態であり、計量待機状態)であることから、最初の使用(計量)時以外には、特に操作を必要としない。
そして、このように操作性及び計量の精度が高められつつも、容器の構造が簡単である。すなわち、スクイズ操作による容器本体2の内圧の変動を利用して内容液を吐出・吸引し計量が行われることから、構造を簡素化できる。
すなわち、上述のようにスリット6から計量カップ3内へ内容液が吐出された際に、内容液は凸部24に当てられて、計量カップ3内に貯留される。ここで、凸部24は、計量カップ3の底壁22からスリット6に向けて突出して形成されているので、スリット6から底壁22のうち凸部24までの距離が、該凸部24以外の部位までの距離に比べて短くされており、これにより、吐出による内容液の飛散やそれによる泡立ちの発生等が抑制されることになって、計量の精度をより高めることができる。
すなわち、スリット6から凸部24の頂面24aに達した内容液を、凸曲面状に形成された該頂面24aに沿わせることで飛散させにくくして、下方(計量カップ3の底壁22のうち凸部24非形成部分)に到達させることができ、泡立ちの発生を更に抑制できる。
すなわち、凸部24を吐出筒11に装着することで、計量カップ3を容器本体2に連結することが可能になる。これにより、流通(販売)時に計量カップ3を吐出筒11に装着しておくことが可能になり、定量吐出容器1のかさばりを抑えて取り扱い性を向上させることが容易となる。また、計量カップ3の凸部24によって、容器本体2の吐出口10及び閉塞体7のスリット6を密封することが可能になり、容器本体2内の内容液の変質や漏出等を防止できる。
また、スリット6の代わりに、吐出膜部20に丸孔や多角形孔等の貫通孔からなる小孔を形成してもよい。この小孔は、吐出膜部20が弾性変形することにより開口され、吐出膜部20が復元変形することにより閉じられる。尚、前記小孔が常に開口されており、吐出膜部20の弾性変形により拡開されるように形成されていてもよいが、この場合、容器本体2が倒立姿勢とされて吐出膜部20に内容液の自重が作用しているのみの状態では、内容液の表面張力によりその内部に内容液を流通させない(つまり吐出させない)寸法に設定されることが好ましい。
ここで、図6に示されるものは、凸部24の頂面24aの変形例であり、この例では、凸部24の頂面24aはスリット6又は小孔から離間する向きに窪む凹曲面状をなしている。また、凸部24の頂面24aが、容器軸Oに垂直な平坦状とされていたり、スリット6又は小孔に向けて先鋭形状とされた円錐状や多角錐状をなしていたりしても構わない。
また、凸部24が設けられていなくても構わない。
2 容器本体
3 計量カップ
6 スリット
7 閉塞体
10 吐出口
11 吐出筒
22 底壁
24 凸部
24a 上面(頂面)
L 液面
Claims (6)
- 内容液が収容され、スクイズ変形可能な容器本体と、
有底筒状をなし、前記容器本体を倒立姿勢で支持可能とされ、該容器本体から吐出される内容液を貯留可能な計量カップと、を備え、
前記容器本体には、
内容液が吐出される吐出口と、
前記吐出口を閉塞するように該吐出口に配設され、スリット又は小孔が形成された弾性変形可能な閉塞体と、が備えられ、
前記容器本体が前記計量カップに倒立姿勢で支持された状態で、前記スリット又は前記小孔が、前記計量カップの底壁に対向するように該計量カップ内に配置されることを特徴とする定量吐出容器。 - 請求項1に記載の定量吐出容器であって、
前記計量カップの底壁には、前記容器本体が該計量カップに倒立姿勢で支持された状態で、前記スリット又は前記小孔に対向するように凸部が形成されていることを特徴とする定量吐出容器。 - 請求項2に記載の定量吐出容器であって、
前記凸部の頂面は、前記スリット又は前記小孔に向けて突出する凸曲面状とされていることを特徴とする定量吐出容器。 - 請求項2又は3に記載の定量吐出容器であって、
前記凸部は、有頂筒状をなしており、前記容器本体の前記吐出口が形成された吐出筒に着脱可能に装着されることを特徴とする定量吐出容器。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の定量吐出容器であって、
前記容器本体が前記計量カップに倒立姿勢で支持された状態で、
前記閉塞体は、前記計量カップの底壁から離間して配置され、
前記計量カップ内と容器外部とは、空気が流通可能な連通状態となっていることを特徴とする定量吐出容器。 - 請求項1に記載の定量吐出容器を用いた計量方法であって、
前記容器本体が前記計量カップに倒立姿勢で支持された状態から、該容器本体をスクイズ変形させるとともにその内圧を正圧にすることで、前記容器本体内から前記スリット又は前記小孔を通して内容液を前記計量カップ内に吐出させ、
前記計量カップ内に内容液が貯留されて、前記スリット又は前記小孔が内容液中に浸された状態から、前記容器本体のスクイズ変形を解除し、該容器本体を復元変形させるとともにその内圧を負圧にすることで、前記計量カップ内から前記スリット又は前記小孔を通して余剰の内容液を前記容器本体内に吸引させ、
前記計量カップ内の内容液の液面が前記スリット又は前記小孔の高さに一致するまで低下した後は、前記スリット又は前記小孔を通して前記容器本体内に空気を吸引させることを特徴とする定量吐出容器を用いた計量方法。
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