JP6151606B2 - カウンタウエイト位置調整機構 - Google Patents

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Description

本発明は、ブームを起伏自在に支持する旋回台に着脱可能に設けられたカウンタウエイトを備えたクレーン装置に用いられ、カウンタウエイトを旋回台に装着するときの位置調整を行うカウンタウエイト位置調整機構に関する。
従来、ブームが起伏自在に設けられた旋回台にカウンタウエイトを着脱させる構造としては、伸縮シリンダを用いてカウンタウエイトと旋回台とを連結させる構造が知られている。例えば、特許文献1には、旋回台に下向きに伸長可能となるように取り付けられたウエイト昇降用シリンダの一端側にピン穴が設けられた連結用ブラケットを備えている構造が開示されている。特許文献1に開示された構造によれば、カウンタウエイトを旋回台に装着する場合、ウエイト昇降用シリンダを伸長させることによりカウンタウエイトまで連結用ブラケットを降下させる。連結用ブラケットがカウンタウエイトに到達すると、連結用ブラケットとカウンタウエイトとをピン結合させ、旋回台とカウンタウエイトとを連結する。そして、ウエイト昇降用シリンダを収縮させて、連結用ブラケットをカウンタウエイトとともに旋回台まで引き上げて、カウンタウエイトを旋回台に固定する。
特開2010−6554号公報
しかしながら、伸縮シリンダを用いて、所定の場所に載置したカウンタウエイトを旋回台に引き上げて旋回台にカウンタウエイトを装着する場合、カウンタウエイトを載置する位置がずれてしまうと、伸縮シリンダとカウンタウエイトまたは旋回台とをピン結合させることができない虞がある。すなわち、カウンタウエイトが旋回台に対してずれた位置に載置された状態で伸縮シリンダを伸長させると、伸縮シリンダに設けたピン穴が連結位置に合わずに連結ピンを挿入できなくなってしまう。その場合、重量のあるカウンタウエイトの載置位置を調整する作業を行わなければならないため、作業効率が低下してしまうことになる。
これに対し、カウンタウエイトの載置位置がずれても連結ピンをピン穴に挿入できるようにするため、伸縮シリンダに設けるピン穴を連結ピンの径よりも大きな形状とすることが考えられる。これにより、カウンタウエイトの載置位置が多少ずれても、ピン穴に連結ピンを挿入することができる。しかし、連結ピンを挿入するピン穴が大きい場合、挿入された連結ピンがピン穴内で移動できてしまう。そのため、カウンタウエイトの上昇中に、連結ピンの移動によってカウンタウエイトの位置がずれてしまい、カウンタウエイトを旋回台の所望の位置に装着することができなくなってしまう。
そこで、本発明は、カウンタウエイトの載置位置がずれてもカウンタウエイトと旋回台とを伸縮シリンダを介して連結可能であり、かつ、カウンタウエイトを旋回台に対して正確な位置に装着することが可能なカウンタウエイト位置調整機構を提供することを目的とする。
本発明に係るカウンタウエイト位置調整機構は、ブームを起伏自在に支持する旋回台と、旋回台に着脱自在に設けられたカウンタウエイトと、一端側において旋回台およびカウンタウエイトの一方に接続した伸縮シリンダと、を備え、伸縮シリンダの他端側に形成されたシリンダ孔部と旋回台およびカウンタウエイトの他方に形成されたピン孔部とに連結ピンを挿入し、上下方向に延びる伸縮シリンダの収縮によってカウンタウエイトを上昇させてカウンタウエイトを旋回台の所定の取付位置まで移動させるクレーン装置に用いられるカウンタウエイト位置調整機構であって、伸縮シリンダの一端側には、カウンタウエイトまたは旋回台の一方が伸縮シリンダを所定方向に揺動可能に軸支する軸支部が設けられ、シリンダ孔部は、軸支部の軸方向と水平に直交した方向に向けて開口し、上下方向の軸支部側の開口幅は連結ピンの径よりも幅広に形成されるとともに、上下方向の軸支部反対側の開口幅方向中央部に向かって徐々に開口幅が狭くなる形状に形成されていることを特徴とする。
これにより、シリンダ孔部の上下方向一端側の開口幅が連結ピンの径よりも幅広に形成されているので、シリンダ孔部と連結ピンとの位置がずれても連結ピンをシリンダ孔部に挿入することができる。また、シリンダ孔部の開口幅は上下方向一端側から他端側に向かって徐々に小さくなるように形成され、かつ、伸縮シリンダはシリンダ孔部の開口方向に揺動可能であるので、シリンダ孔部とピン孔部に連結ピンを挿入した状態で伸縮シリンダを収縮させる過程で、伸縮シリンダが接続した旋回台またはカウンタウエイトに対する連結ピンの前後左右方向の位置を調整することができる。
本発明によれば、シリンダ孔部と連結ピンとの位置がずれても連結ピンをシリンダ孔部に挿入することができるので、カウンタウエイトを旋回台に装着する際にカウンタウエイトの載置位置がずれても、伸縮シリンダはカウンタウエイトと旋回台とを連結することが可能となる。また、連結ピンの前後左右方向の位置を調整することができるので、カウンタウエイトを旋回台に対して正確な位置に装着することが可能となる。
クレーン車を示す側面図である。 スタンダードウエイトを示す斜視図である。 キャリアフレームおよびアウトリガの一部の上面を示す斜視図である。 キャリアフレームおよびアウトリガの上面に載置されたカウンタウエイトを示す斜視図である。 キャリアフレームおよびアウトリガの上面にカウンタウエイトが載置された状態における、旋回台の後部、カウンタウエイトおよび伸縮シリンダを示す側面図である。 伸縮シリンダを示す斜視図である。 伸縮シリンダの一部の拡大側面図である。 伸縮シリンダが伸長した状態における、旋回台の後部、カウンタウエイトおよび伸縮シリンダを示す側面図である。 旋回台の後部にカウンタウエイトが装着された状態における、旋回台の後部、カウンタウエイトおよび伸縮シリンダを示す側面図である。
図1乃至図9は、本発明の一実施形態を示すものである。
本発明のカウンタウエイト位置調整機構を備えたクレーン車1は、図1に示すように、走行する車両2と、クレーン装置3と、を備えている。車両2は、前部及び後部の複数箇所にそれぞれに左右一対の車輪を有し、エンジンを動力源として走行する。また、車両2は、車両2の前後方向に延びるキャリアフレーム4と、車両2の前後両側に設けられたアウトリガ5と、を有する。また、クレーン装置3は、車両2の前後方向略中央部に設けられた旋回台6と、旋回台6に対して起伏可能に設けられるとともに、伸縮可能に設けられたブーム7と、旋回台6に設けられ車両2の走行操作やクレーン装置3の作業操作を行う作業キャビン8と、旋回台6の後部に着脱自在に設けられたカウンタウエイト9と、を有している。
キャリアフレーム4は、前端部および後端部にアウトリガ5が設けられ、前後方向略中央部の上面に旋回台6が水平方向に旋回可能に設けられている。
アウトリガ5は、キャリアフレーム4の前端部と後端部とに設けられ、車両2の幅方向に延びるアウトリガ本体5aと、アウトリガ本体5aから両側に張り出し可能なスライドアーム5bと、スライドアーム5bの張り出し方向先端部に設けられたジャッキ部5cとを有する。クレーン作業時においては、スライドアーム5bをアウトリガ本体5aから張り出し、ジャッキ部5cを下方に伸長させて接地させることにより、クレーン車1の転倒を防止するとともに車両2を安定的に支持する。
旋回台6は、キャリアフレーム4と旋回台6との間に配設されたボールベアリング式やローラーベアリング式の旋回サークルによってキャリアフレーム4に対して旋回自在に設けられている。
ブーム7は、複数のブーム部材(ベースブーム7a、セカンドブーム7b、サードブーム7c、フォースブーム7d、トップブーム7e)からなり、それぞれのブーム部材の内部に先端側に隣り合うブーム部材が収納可能なテレスコープ式に構成されている。最基端側のベースブーム7aは、基端部が旋回台6に起伏自在に連結されている。
カウンタウエイト9は、ブーム7の先端から荷物を吊り下げたときのクレーン車1の安定性を確保するために、旋回台6の後部の下面側に装着される。カウンタウエイト9は、旋回台6の後部に連結するスタンダードウエイト9aと、スタンダードウエイト9aの左側上面と右側上面とに取り付けられ、ウエイト9の重量の調整を行うためのエキストラウエイト9bとから構成される。
図2に示すように、スタンダードウエイト9aの上面には、幅方向両側にエキストラウエイト支持部91が前後に並んで立設されている。そして、エキストラウエイト9b下部の前側と後側に形成されたエキストラウエイトピン孔部92とエキストラウエイト支持部91とにエキストラウエイトピン93を挿入することによって、エキストラウエイト9bはスタンダードウエイト9aに取り付けられる(図4参照)。
また、クレーン車1は、カウンタウエイト9を旋回台6の後部に装着するためのカウンタウエイト装着機構10を有している。カウンタウエイト装着機構10は、カウンタウエイト9を載置するためのカウンタウエイト載置装置11と、カウンタウエイト載置装置11に載置されたカウンタウエイト9を旋回台6まで引き上げたり、旋回台6に装着されたカウンタウエイト9をカウンタウエイト載置装置11まで降ろしたりするためのカウンタウエイト昇降装置12と、カウンタウエイト昇降装置12によって旋回台6まで引き上げられたカウンタウエイト9を旋回台6に装着するためのカウンタウエイト装着装置13とを有している。
カウンタウエイト載置装置11は、図3に示すように、スタンダードウエイト9aの下面を支持するためのウエイト支持部111と、スタンダードウエイト9aを所定の載置位置に案内するためのウエイトガイド112とを有している。
ウエイト支持部111は、キャリアフレーム4の後部上面の幅方向両側とアウトリガ本体5aの上面の幅方向両側とにそれぞれ設けられた部材であり、スタンダードウエイト9aをキャリアフレーム4の後部から後側のアウトリガ5に渡って載置する際に、ウエイト支持部111の上面においてスタンダードウエイト9aの下面を支持する。
ウエイトガイド112は、キャリアフレーム4の後部上面に所定の間隔でキャリアフレーム4の幅方向に2個並んで立設されている。ウエイトガイド112は、スタンダードウエイト9aの前後方向の載置位置を案内する第1ガイド部112aと、スタンダードウエイト9aの幅方向の載置位置を案内する第2ガイド部112bと、キャリアフレーム4の幅方向に延びる円筒部材であって、第1ガイド部112aと第2ガイド部112bとによって載置位置に案内されたスタンダードウエイト9aを係止するガイドピン112cとから構成されている。
スタンダードウエイト9aの前端部には、上下方向に渡って前方に延びる板状部材であり、ウエイト係止部113の下部にガイドピン112cに係止可能な切り欠き部が形成されたウエイト係止部113が所定の間隔で幅方向に並んで2枚設けられている。スタンダードウエイト9aを載置する場合は、スタンダードウエイト9aの前後方向および幅方向の載置位置を第1ガイド部112aと第2ガイド部112bとによって調整し、ウエイト係止部113をガイドピン112cに係止させる。
カウンタウエイト昇降装置12は、図2、図4および図5に示すように、スタンダードウエイト9aの上面に、スタンダードウエイト9aの上下方向を伸縮方向にして配置された伸縮シリンダ121である。伸縮シリンダ121の下端側は、スタンダードウエイト9aの上面に設けられたシリンダ支持部94によって揺動自在に支持されている。また、伸縮シリンダ121の上端側は、旋回台6の後部に設けられたシリンダ連結部61に連結可能となっている。本実施形態では、伸縮シリンダ121と、シリンダ支持部94と、シリンダ連結部61とは、それぞれクレーン車1の幅方向の両側に一対に設けられているが、例えばクレーン車1の幅方向中央部にのみ設けるようにしてもよいし、さらに多くの伸縮シリンダ121、シリンダ支持部94、およびシリンダ連結部61を設けてもよい。
伸縮シリンダ121は、図6に示すように、チューブ122とチューブ122から上方に向けて突出自在なピストンロッド123とからなる油圧式シリンダであり、チューブ122に設けられたポート124に油圧ホース125を接続可能である。チューブ122の前側と後側とには、スタンダードウエイト9aのシリンダ支持部94と連結する一対の軸支部122aが設けられている。また、ピストンロッド123の上端部には、直方体形状に形成された連結ブラケット123aが設けられ、連結ブラケット123aの前後方向略中央部には、スタンダードウエイト9aの幅方向に向けて開口したロッド孔部123bが形成されている。
一対の軸支部122aは、チューブ122の上下方向中央部よりも上側に設けられている。また、軸支部122aには、スタンダードウエイト9aの前後方向に向けて開口し、後述する支軸94aを挿入可能な孔部が形成されている。
連結ブラケット123aに形成されたロッド孔部123bは、図7に示すように、底部の開口幅が広く、中央上部に向かって徐々に開口幅が狭くなっていく形状であり、側面視において各角を面取りした三角形をなしている。また、ロッド孔部123bの底部の開口幅と最上部から底部までの開口高さは、後述する連結ピン61cの径よりも大きく形成されている。
シリンダ支持部94は、図2および図4に示すように、スタンダードウエイト9aの前後方向に延びる棒状部材であって一端側が伸縮シリンダ121の軸支部122aに挿入された支軸94aと、スタンダードウエイト9aの上面から上方に延びる板状部材であって上部が支軸94aの他端側を回動自在に支持する支軸ブラケット94bとを有している。支軸ブラケット94bは、スタンダードウエイト9aの上面に前後に並んで設けられており、前後の支軸ブラケット94bの間に、軸支部122aを前後方向にした伸縮シリンダ121が配置されている。そして、伸縮シリンダ121の前側と後側の軸支部122aは、それぞれ支軸94aを介して支軸ブラケット94bに軸支されている。これにより、伸縮シリンダ121は、支軸94aを介してスタンダードウエイト9aに幅方向に揺動自在に支持されている。
シリンダ連結部61は、図5に示すように、旋回台6の後部に形成された上下方向に延びる空間であるロッド通路61aと、旋回台6の幅方向外側に向けて開放した旋回台連結孔部61bと、ロッド孔部123bと旋回台連結孔部61bとに挿入可能な連結ピン61c(図7参照)とを有している。ロッド通路61aは、下側が開放した形状であり、伸縮シリンダ121のピストンロッド123を下方から挿入可能である。また、ロッド通路61aの天井部分は連結ブラケット123aが当接可能となっている。旋回台連結孔部61bは、連結ブラケット123aの上面がロッド通路61aの天井部分に当接した状態のロッド孔部123bと位置が合うように配設されている。なお、連結ピン61cをロッド孔部123bと旋回台連結孔部61bとに挿入していないときは、連結ピン61cは、旋回台連結孔部61bに隣接した場所に収納される。
カウンタウエイト装着装置13は、図4および図5に示すように、スタンダードウエイト9aに形成されたカウンタウエイト固定ピン孔部131と、旋回台6の後部に形成された旋回台固定ピン孔部132と、カウンタウエイト固定ピン孔部131と旋回台固定ピン孔部132とに挿入可能な固定ピン133とを有している。固定ピン133は、カウンタウエイト固定ピン孔部131から前方に延びるピン支持筒133a内を長手方向にスライド自在である。固定ピン133のスライド操作は、固定ピン133の前側端部に接続したピンレバー133bを前後方向に移動させることにより行う。伸縮シリンダ121を収縮させて、スタンダードウエイト9aが旋回台6の下面側の所定位置にあるときに、カウンタウエイト固定ピン孔部131と旋回台固定ピン孔部132との位置が合うようになっている。カウンタウエイト固定ピン孔部131と旋回台固定ピン孔部132との位置が合った状態で固定ピン133をスライドさせると、カウンタウエイト固定ピン孔部131と旋回台固定ピン孔部132とに固定ピン133が挿通し、スタンダードウエイト9aが旋回台6に固定される。
次に、旋回台6にカウンタウエイト9を装着する作業について、図4、図5、図8および図9を用いて説明する。なお、図5、図8および図9は、伸縮シリンダ121の動きを確認しやすくするため、スタンダードウエイト9aの上面に取り付けられているエキストラウエイト9bを2点鎖線で示している。また、図9は、旋回台6に進入した伸縮シリンダ121を確認しやすくするために実線で示している。
まず、スタンダードウエイト9aをクレーン装置3によって吊り上げ、図4および図5に示すように、キャリアフレーム4の後部上面と後側のアウトリガ5の上面とにわたる所定位置に、スタンダードウエイト9aを載置する。このとき、スタンダードウエイト9aの前端部を第1ガイド部112aに後方から当接させることにより、スタンダードウエイト9aの前後方向の載置位置が合うようになっている。また、ウエイト係止部113を第2ガイド部112bに当接させることにより、スタンダードウエイト9aの幅方向の載置位置が合うようになっている。そして、スタンダードウエイト9aを降下させ、スタンダードウエイト9aを4カ所のウエイト支持部111の上に載置するとともに、ガイドピン112cをウエイト係止部113に係止させる。スタンダードウエイト9aを所定の位置に載置すると、ウエイト支持部111の上に載置されたスタンダードウエイト9aに、エキストラウエイト9bを取り付ける作業を行う。具体的には、スタンダードウエイト9aの上面の幅方向両側にエキストラウエイト9bを載置し、エキストラウエイトピン93をエキストラウエイトピン孔部92とエキストラウエイト支持部91に挿入する。
次に、旋回台6の後部がキャリアフレーム4の後部の上方となる位置まで旋回台6を旋回させる。これにより、旋回台6に設けられたロッド通路61aは、所定位置に載置されたスタンダードウエイト9aの上面に配置された伸縮シリンダ121の真上の位置となる。そして、伸縮シリンダ用リモートコントローラ(図示せず)を、旋回台6の後部付近に設けられたリモコン接続部62(図1参照)に接続するとともに、一端側が伸縮シリンダ121のポート124に接続した油圧ホース125の他端側を、クレーン装置3に設けられた伸縮シリンダ用油圧回路(図示せず)に接続する。これにより、伸縮シリンダ用リモートコントローラの操作によって、伸縮シリンダ用油圧回路の作動油の給排を制御して伸縮シリンダ121の伸縮動作を制御することができる。
次に、図8に示すように、伸縮シリンダ用リモートコントローラを用いて、スタンダードウエイト9aの上面に配置されている伸縮シリンダ121を伸長させる。チューブ122に設けられた軸支部122aが支軸94aを介してスタンダードウエイト9aを軸支している伸縮シリンダ121を伸長させると、ピストンロッド123が上方に突出して連結ブラケット123aが上方に移動する。そして、連結ブラケット123aが旋回台6のロッド通路61aに下方から進入し、連結ブラケット123aの上面がロッド通路61aの天井に当接すると伸縮シリンダ121の伸長を停止させる。
連結ブラケット123aがロッド通路61aの天井に当接すると、連結ブラケット123aのロッド孔部123bとシリンダ連結部61の旋回台連結孔部61bとの位置が合う。そして、連結ピン61cを旋回台連結孔部61bとロッド孔部123bとに挿通させ、連結ブラケット123aを旋回台6に連結させる。なお、ロッド孔部123bの底部の開口幅と最上部から底部までの開口高さは連結ピン61cの径よりも大きく形成されているので、ロッド孔部123bの中心と旋回台連結孔部61bの中心との位置が完全に合致しなくとも連結ピン61cを挿通させることができる。連結ピン61cが旋回台連結孔部61bとロッド孔部123bとに挿通されることにより、スタンダードウエイト9aと旋回台6とが伸縮シリンダ121を介して連結した状態となる。
次に、伸縮シリンダ用リモートコントローラを用いて、伸縮シリンダ121を収縮させる。伸縮シリンダ121の上端部は旋回台6に連結しているので、伸縮シリンダ121が収縮すると、伸縮シリンダ121のチューブ122が上方に移動する。チューブ122が移動すると、チューブ122の軸支部122aによって軸支されているスタンダードウエイト9aがチューブ122とともに上昇する。
伸縮シリンダ121の収縮によってスタンダードウエイト9aが上昇すると、スタンダードウエイト9aの旋回台6に対する位置が調整される。すなわち、ロッド孔部123bは、底部の開口幅が広く、中央上部に向かって徐々に開口幅が狭くなっていく形状となっている。そのため、図7に示すように、ロッド孔部123bは、伸縮シリンダ121の収縮によって旋回台連結孔部61bに固定された連結ピン61cに対して下方に移動する際に、連結ピン61cがロッド孔部123bの中央上部を支持する位置になるまで前後方向にも移動する。すなわち、伸縮シリンダ121の重みによって、ロッド孔部123bに挿入された連結ピン61cがロッド孔部123bの中央上部に向かって移動することになる。また、伸縮シリンダ121の収縮によって浮き上がったスタンダードウエイト9aは、支軸94aを中心に幅方向に揺動して幅方向の重心が伸縮シリンダ121の真下となる。したがって、スタンダードウエイト9aは、旋回台6に対する前後方向と幅方向の位置が一点に調整されることになる。
そして、スタンダードウエイト9aの上面が旋回台6の下面に当接するまで上昇すると、固定ピン133をスライドさせてカウンタウエイト固定ピン孔部131と旋回台固定ピン孔部132とに挿通し、スタンダードウエイト9aを旋回台6に固定する。上記の通り、旋回台6に対するスタンダードウエイト9aの前後方向および幅方向の位置が調整されるため、スタンダードウエイト9aのカウンタウエイト固定ピン孔部131と旋回台6の旋回台固定ピン孔部132との位置が合うようになっている。固定ピン133によってスタンダードウエイト9aを旋回台6に固定すると、伸縮シリンダ121を伸長させ、固定ピン133によってカウンタウエイト9の重量を支えるようにする。以上により、旋回台6にカウンタウエイト9を装着する作業が終了する。
なお、本実施形態では、軸支部122aにおいてスタンダードウエイト9aを支持する伸縮シリンダ121を伸長させて、連結ブラケット123aを旋回台6のシリンダ連結部61に連結する。しかし、これに限らず、伸縮シリンダを上下逆に設けて用いてもよい。すなわち、旋回台6の後部において、ピストンロッドが下方に突出するように配置された伸縮シリンダのチューブを幅方向に揺動自在に支持する。そして、伸縮シリンダの伸長によってピストンロッドを下方に移動させ、ピストンロッド先端の連結ブラケットをスタンダードウエイト9aに連結し、伸縮シリンダの収縮によってスタンダードウエイト9aを上昇させるようにしてもよい。この場合、連結ブラケットのロッド孔部の開口形状は、上記本実施形態の上下逆の形状となり、天井部の開口幅が広く、中央下部に向かって徐々に開口幅が狭くなっていく形状とするのが望ましい。
以上のように、本実施形態のカウンタウエイト位置調整機構によれば、伸縮シリンダ121がスタンダードウエイト9aを幅方向に揺動可能に支持する。また、ロッド孔部123bは、底部の開口幅がスタンダードウエイト9aの前後方向に広く、中央上部に向かって徐々に開口幅が狭くなっていく形状に形成されている。そのため、カウンタウエイト9の旋回台6に対する装着位置を調整することができる。さらに、本実施形態のカウンタウエイト位置調整機構によれば、ロッド孔部123bの底部の開口幅は連結ピン61cの径よりも大きく形成されている。そのため、カウンタウエイト9の載置位置が多少ずれても、ロッド孔部123bに連結ピン61cを挿入することができる。
すなわち、連結ピン61cをロッド孔部123bと旋回台連結孔部61bとに挿通させた状態で伸縮シリンダ121を収縮させると、ロッド孔部123bに挿入された連結ピン61cがロッド孔部123bの中央上部に向かって移動するので、スタンダードウエイト9aの前後方向の位置が調整される。また、伸縮シリンダ121の軸支部122aが支軸94aを介してスタンダードウエイト9aを幅方向に揺動可能に支持しているため、伸縮シリンダ121の収縮によってスタンダードウエイト9aが持ち上がると、スタンダードウエイト9aは、重心が伸縮シリンダ121の真下になるように揺動するので、スタンダードウエイト9aの幅方向の位置が調整される。このように、連結ピン61cのロッド孔部123bへの挿入容易性を高めるとともに、カウンタウエイト9の旋回台6に対する装着位置を調整することができる。
1…クレーン車、3…クレーン装置、4…キャリアフレーム、5…アウトリガ、6…旋回台、9…カウンタウエイト、9a…スタンダードウエイト、9b…エキストラウエイト、10…カウンタウエイト装着機構、11…カウンタウエイト載置装置、12…カウンタウエイト昇降装置、13…カウンタウエイト装着装置、61…シリンダ連結部、61a…ロッド通路、61b…旋回台連結孔部、61c…連結ピン、94…シリンダ支持部、94a…支軸、94b…支軸ブラケット、121…伸縮シリンダ、122…チューブ、122a…軸支部、123…ピストンロッド、123a…連結ブラケット、123b…ロッド孔部

Claims (2)

  1. ブームを起伏自在に支持する旋回台と、旋回台に着脱自在に設けられたカウンタウエイトと、一端側において旋回台およびカウンタウエイトの一方に接続した伸縮シリンダと、を備え、伸縮シリンダの他端側に形成されたシリンダ孔部と旋回台およびカウンタウエイトの他方に形成されたピン孔部とに連結ピンを挿入し、上下方向に延びる伸縮シリンダの収縮によってカウンタウエイトを上昇させてカウンタウエイトを旋回台の所定の取付位置まで移動させるクレーン装置に用いられるカウンタウエイト位置調整機構であって、
    伸縮シリンダの一端側には、カウンタウエイトまたは旋回台の一方が伸縮シリンダを所定方向に揺動可能に軸支する軸支部が設けられ、
    シリンダ孔部は、軸支部の軸方向と水平に直交した方向に向けて開口し、上下方向の軸支部側の開口幅は連結ピンの径よりも幅広に形成されるとともに、上下方向の軸支部反対側の開口幅方向中央部に向かって徐々に開口幅が狭くなる形状に形成されている
    ことを特徴とするカウンタウエイト位置調整機構。
  2. 伸縮シリンダの軸支部は、伸縮シリンダの重心よりも上方に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のカウンタウエイト位置調整機構。
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