JP5442574B2 - 作業機械 - Google Patents

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Description

本発明は、カウンタウエイトが取り付けられる作業機械に関する。
クローラクレーンなどの作業機械には、作業時の機体の安定性を確保するために旋回フレームの後端部にカウンタウエイトが取り付けられる。このカウンタウエイトは重量物であるため、輸送時には輸送重量を低減するために旋回フレームから取り外される。このようなカウンタウエイトの着脱を、カウンタウエイトを昇降する装置(カウンタウエイト昇降装置)によって行うように構成したカウンタウエイト装置が知られている(たとえば特許文献1参照)。
特開2007−91404号公報
上述した特許文献に記載のカウンタウエイト装置では、カウンタウエイト昇降装置を有しており、そのカウンタウエイト昇降装置によってカウンタウエイトを昇降させることで作業機械への着脱を容易なものとしている。しかし、上述した特許文献に記載のカウンタウエイト装置では、カウンタウエイト昇降装置を有するために製造コストが上昇する。そのため、このようなカウンタウエイト昇降装置を有しないカウンタウエイト装置を所望するユーザが存在する。
カウンタウエイト昇降装置の有無によって作業機械へのカウンタウエイト装置の取付方法が異なるため、カウンタウエイト装置を取り付ける作業機械のフレームの部位も形状が異なっている。そのため、作業機械のフレームをカウンタウエイト昇降装置の有無に応じて同一機械においても2種類用意する必要があった。
(1) 請求項1の発明による作業機械は、フレームにカウンタウエイト装置を取り付けるためのカウンタウエイト取付部がフレームに設けられている作業機械において、カウンタウエイト取付部は、第1のカウンタウエイト装置を取り付ける第1の取付部と、第2のカウンタウエイト装置を取り付ける第2の取付部とを有し、第1の取付部で第1のカウンタウエイト装置の荷重を受ける受け部と、第2の取付部で第2のカウンタウエイト装置の荷重を受ける受け部とを共用し、第1のカウンタウエイト装置は、第1のカウンタウエイトと、第1のカウンタウエイトを載置する第1の載置台と、第1の取付部に取り付けられる第1カウンタウエイト側取付部と、第1のカウンタウエイト装置をフレームに対して着脱するために第1の載置台に載置された第1のカウンタウエイトを第1の載置台とともに昇降させる昇降装置とを有し、第2のカウンタウエイト装置は、第2のカウンタウエイトと、第2のカウンタウエイトを載置する第2の載置台と、第2の取付部に取り付けられる第2カウンタウエイト側取付部とを有することを特徴とする。
(2) 請求項2の発明は、請求項1に記載の作業機械において、第1の取付部は、昇降装置によって上昇する第1のカウンタウエイトおよび第1の載置台の高さ方向の位置を規定する高さ方向規定部を有し、第1カウンタウエイト側取付部は、昇降装置によって第1のカウンタウエイトおよび第1の載置台を上昇させた際に、高さ方向規定部と当接して第1のカウンタウエイトおよび第1の載置台の高さ方向の位置を規定する当接部と、昇降装置によって第1のカウンタウエイトおよび第1の載置台を上昇させて当接部を高さ方向規定部に当接させると、受け部と高さ方向の位置が一致する挿通口であって第1のピンが挿通される第1ピン挿通口とを有し、第1のカウンタウエイト装置は、第1ピン挿通口に、第1のピンが挿通されることで、第1の取付部に固定され、第2の取付部は、第2カウンタウエイト装着ピンが挿通される第2取付部挿通口を有し、第2カウンタウエイト側取付部は、受け部で支持される第2カウンタウエイト支持ピンと、第2カウンタウエイト装着ピンが挿通される第2カウンタウエイト側挿通口とを有し、第2のカウンタウエイト装置は、受け部で第2カウンタウエイト支持ピンが支持され、第2取付部挿通口と第2カウンタウエイト側挿通口とに第2カウンタウエイト装着ピンが挿通されることで、第2の取付部に固定されることを特徴とする。
(3) 請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の作業機械において、昇降装置は、第1の載置台の上面に取り付けられて、先端部を第1の載置台に対して上下方向に伸縮させるアクチュエータを含み、カウンタウエイト取付部は、先端部が取り付けられる先端部取付部を含み、アクチュエータは、先端部が先端部取付部に取り付けられた状態で先端部を縮退させることで第1のカウンタウエイトおよび第1の載置台を上昇させることを特徴とする。
(4) 請求項4の発明は、請求項3に記載の作業機械において、先端部取付部は、フレームに対して着脱可能であることを特徴とする。
本発明によれば、カウンタウエイト装置の昇降装置の有無に関わらず同一のフレームを使用でき、コスト増を抑制できる。
本実施の形態に係るクローラクレーンの側面図である。 実施の形態に係るクローラクレーンの旋回フレーム後端近傍の側面図である。 旋回フレーム後端近傍の斜視図である。 カウンタウエイト装置30の後述するベースウエイト1の斜視図である。 ベースウエイト1を旋回フレーム7の後端部に取り付けた状態を示す側面図である。 ベースウエイト1を旋回フレーム7の後端部に取り付けた状態を示す斜視図である。 旋回フレーム7の後端部に取り付けたベースウエイト1上にカウンタウエイト2を載置した状態を示す側面図である。 昇降ユニット付カウンタウエイト装置40の斜視図である。 旋回フレーム7の斜視図であり、(a)はガイドピンを挿通させる前の状態を示し、(b)はガイドピンを挿通させた後の状態を示す。 旋回フレーム7の側面図であり、ガイドピンを挿通させた後の状態を示す。 油圧シリンダ123のシリンダロッド123aを伸長させた状態を示す側面図である。 油圧シリンダ123のシリンダロッド123aを伸長させた状態を示す斜視図である。 カウンタウエイト装置40の取り付け後の状態を示す側面図である。 変形例を示す図である。
図1〜13を参照して、本発明による作業機械の一実施の形態を説明する。本発明は、たとえばクローラクレーンに適用される。図1は、本実施の形態に係るクローラクレーンの側面図であり、図2は、本実施の形態に係るクローラクレーンの旋回フレーム後端近傍の側面図であり、図3は、旋回フレーム後端近傍の斜視図である。クローラクレーンは、走行体26と、走行体26の上方に旋回可能に搭載された旋回フレーム7と、旋回フレーム7の前部に起伏可能に軸支されたブーム(不図示)とを有する。旋回フレーム7の後端部には、カウンタウエイト装置30、または、昇降ユニット付カウンタウエイト装置40が取り付けられる。また、旋回フレーム7には図示しないウインチドラムが搭載され、ウインチドラムの駆動により、ブーム先端部から吊り下げられたウインチロープを介し吊荷を昇降する。
旋回フレーム7の後端部近傍には、当接部7aと、ガイド溝8と、ピン孔9と、受け部10と、ピン孔11と、昇降装置ロッド端係止部12とが、左右にそれぞれ設けられている。当接部7a(図3)は、カウンタウエイト装置30を取り付ける際に、後述するベースウエイト1の前端部1aと当接する部位である。ガイド溝8は、後述するように、昇降ユニット付カウンタウエイト装置40を取り付ける際に、後述するガイドピン21を案内してこれと当接し、昇降ユニット付カウンタウエイト装置40の前後方向および高さ方向の位置を規定する部位である。ピン孔9は、カウンタウエイト装置30を取り付ける際に、後述するカウンタウエイト装着ピン14が挿通される孔である。
受け部10は、カウンタウエイト装置30の後述するカウンタウエイト支持ピン13と当接することでカウンタウエイト装置30の荷重を受ける部位であるとともに、昇降ユニット付カウンタウエイト装置40の後述する固定ピン5と当接することで昇降ユニット付カウンタウエイト装置40の荷重を受ける部位である。すなわち、本実施の形態では、カウンタウエイト装置30の荷重を受ける部位と、昇降ユニット付カウンタウエイト装置40の荷重を受ける受け部とを共用している。
ピン孔11は、昇降ユニット付カウンタウエイト装置40を取り付ける際に、後述するガイドピン16が挿通される孔である。昇降装置ロッド端係止部12は、昇降ユニット付カウンタウエイト装置40を取り付ける際に、後述するウエイト昇降ユニット23のシリンダロッドの先端部分を支持(係止)する係止溝12aを有する。
−−−カウンタウエイト装置30について−−−
図4は、カウンタウエイト装置30の後述するベースウエイト1の斜視図であり、図5および図6は、ベースウエイト1を旋回フレーム7の後端部に取り付けた状態を示す側面図および斜視図であり、図7は、旋回フレーム7の後端部に取り付けたベースウエイト1上にカウンタウエイト2を載置した状態を示す側面図である。図7に示すように、カウンタウエイト装置30は、ベースウエイト1と、カウンタウエイト(ウエイト部材)2とを有する。カウンタウエイト装置30は、後述する昇降ユニット付カウンタウエイト装置40とは異なって、後述するウエイト昇降ユニット23を有していない。
ベースウエイト1は、ウエイト部材2の載置台でもある。ベースウエイト1の上面にはブラケット131,132がそれぞれ左右対称に立設されている。ブラケット131,132の上部には、ピン孔131a,132aが設けられている。右側のブラケット131,132のピン孔131a,132a同士、および左側のブラケット131,132のピン孔131a,132a同士には、それぞれカウンタウエイト支持ピン13が挿通されている。カウンタウエイト支持ピン13には、ピン孔131a,132aから脱落しないように不図示の抜け止めが施されている。ピン孔131a,132aは、カウンタウエイト装置30の重心よりも前方かつ上方に位置するように、その配設位置が定められている。ベースウエイト1の前部には、旋回フレーム7の後端の当接部7a(図3参照)と当接する前端部1aが設けられている。
ブラケット131,132には、ピン孔131a,132aの下方にピン孔131b,132bが設けられている。ピン孔131b,132bは、カウンタウエイト装置30を取り付ける際に、後述するカウンタウエイト装着ピン14が挿通される孔である。
カウンタウエイト装置30では、上述したようにウエイト昇降ユニット23を有さず、従来のカウンタウエイト装置と同様の構成である。したがって、本実施の形態に係るクローラクレーンとは別の補助クレーンなどを用いることでカウンタウエイト装置30を吊り上げて、上から下へ降ろしながら旋回フレーム7に取り付ける。ベースウエイト1の上面に設けられたブラケット15は、補助クレーンなどでベースウエイト1を吊り上げるためのブラケットであり、吊り具等を通すための孔15aが設けられている。
−−−カウンタウエイト装置30の取り付けについて−−−
本実施の形態では、クローラクレーンの本体(旋回フレーム7)とカウンタウエイト装置30を別々に運搬し、作業現場で旋回フレーム7にカウンタウエイト装置30を取り付ける。以下、このカウンタウエイト装置30の着脱方法について説明する。
カウンタウエイト装置30は、次のようにして旋回フレーム7に取り付けられる。ウエイト部材2が取り除かれたカウンタウエイト装置30、すなわちベースウエイト1を補助クレーンなどによって吊り上げた後、ベースウエイト1を降ろしながらカウンタウエイト支持ピン13を旋回フレーム7の受け部10に係合させる。さらにベースウエイト1を降ろすと、ベースウエイト1は、受け部10に係合されたカウンタウエイト支持ピン13を中心に図5における図示反時計方向に回動する。このとき、ベースウエイト1の前端部1a(図4参照)が、旋回フレーム7の後端の当接部7a(図3参照)と当接することでベースウエイト1の前方への回動が規制される。すなわち、カウンタウエイト装置30は、カウンタウエイト支持ピン13を旋回フレーム7の受け部10に引っかけることで旋回フレーム7に取り付けられる。
ベースウエイト1が、カウンタウエイト支持ピン13を受け部10に係合させ、前端部1aを旋回フレーム7の当接部7aに当接させると、ブラケット131,132のピン孔131b,132bの前後および上下方向の位置と、旋回フレーム7のピン孔9の前後および上下方向の位置とが略一致する。そこで、図5,6に示すように、ピン孔131b,132bおよびピン孔9にカウンタウエイト装着ピン14を挿通させて、ベースウエイト1を旋回フレーム7に固定する。
その後、ベースウエイト1を吊っていた吊り具をベースウエイト1のブラケット15から外し、ウエイト部材2をベースウエイト1に搭載する。以上でカウンタウエイト装置30の取り付けが終了する。作業終了後、カウンタウエイト装置30を取り外す場合には、上述した手順と逆の手順で行えばよい。
−−−昇降ユニット付カウンタウエイト装置40について−−−
図8は、昇降ユニット付カウンタウエイト装置40の斜視図であり、ウエイト部材4の記載を省略している。昇降ユニット付カウンタウエイト装置(以下、単に、カウンタウエイト装置と呼ぶ)40は、ベースウエイト3と、ウエイト昇降ユニット23と、カウンタウエイト(ウエイト部材)4とを有する。
ベースウエイト3は、ウエイト部材4の載置台でもある。ベースウエイト3の上面にはブラケット151,152がそれぞれ左右対称に立設されている。ブラケット151,152の上部には、前後にピン孔151a,151b,152a,152bがそれぞれ左右対称に設けられている(図8,12参照)。右側のブラケット151,152の前方のピン孔151a,152a同士、および左側のブラケット151,152の前方のピン孔151a,152a同士には、それぞれガイドピン21が挿通されている。右側のブラケット151,152の後方のピン孔151b,152b同士、および左側のブラケット151,152の後方のピン孔151b,152b同士には、それぞれピン22が挿通されている。これらの各ピン21,22には、ピン孔151a,151b,152a,152bから脱落しないように不図示の抜け止めが施されている。
ウエイト昇降ユニット23は、ベースウエイト3の上面のブラケット151,152に固定される支持プレート161,162と、ベースウエイト3に対してロッド123aを上下方向に伸縮させる油圧シリンダ123とを有する。
ブラケット151と152の間には、左右一対の支持プレート161,162が配置され、支持プレート161,162は各ピン21,22を介してブラケット151,152に固定されている。この支持プレート161,162の上部には、ピン163を介して前後方向に揺動可能に油圧シリンダ123が支持されている。油圧シリンダ123のロッド123aの先端には、後述するように、ロッド123aの先端を昇降装置ロッド端係止部12に係止させるための係止部123bが設けられている。油圧シリンダ123には不図示のホースが接続され、このホースを介して旋回フレーム7側から油圧シリンダ123に圧油が供給される。
支持プレート161,162には、支持プレート161,162の前部にピン孔161a,162aがそれぞれ左右対称に設けられている。右側の支持プレート161,162のピン孔161a,162a同士、および左側の支持プレート161,162のピン孔161a,162a同士には、それぞれ固定ピン5が挿通される。固定ピン5には、ピン孔161a,162aから脱落しないように抜け止め用のロックピン6が取り付けられる。なお、図8では、説明の便宜上、固定ピン5およびロックピン6を記載しているが、カウンタウエイト装置40の旋回フレーム7への取り付け前には、固定ピン5およびロックピン6は取り外されている。
支持プレート161,162のピン孔161a,162aの上方には、ガイド溝161b,162bがそれぞれ左右対称に設けられている。
−−−カウンタウエイト装置40の取り付けについて−−−
本実施の形態では、クローラクレーンの本体(旋回フレーム7)とカウンタウエイト装置40を別々に運搬し、作業現場で油圧シリンダ123を用いて旋回フレーム7にカウンタウエイト装置40を取り付ける。以下、このカウンタウエイト装置40の着脱方法について説明する。
まず、作業現場にカウンタウエイト装置40を載置し、走行体26上に旋回可能に旋回フレーム7を搭載したクレーン本体を、このカウンタウエイト装置40の取付位置に自走させて移動させる。なお、図示は省略するが、ベースウエイト3上にはあらかじめ複数段のウエイト部材4が載置され、ウエイト部材4とベースウエイト3が一体化されている。また、図9(b)、図10に示すように、旋回フレーム7のピン孔11にガイドピン16を挿通させて固定しておく。
次に、油圧シリンダ123に圧油を供給するための不図示のホースを、旋回フレーム7に設けた不図示のジョイント部に接続する。次いで、旋回フレーム7に設けられた不図示の接続部に不図示のコントロールボックスを接続し、このコントロールボックスを操作して油圧シリンダ123のシリンダロッド123aを伸長させる。これにより、係止部123bが上昇する。シリンダロッド123aを伸長させると係止部123bが昇降装置ロッド端係止部12の下部と当接するが、ピン163を中心に油圧シリンダ123が前後方向に揺動し、係止部123bが昇降装置ロッド端係止部12の後側を通る。そして、図11,12示すように、係止部123bが昇降装置ロッド端係止部12の上方に到達する。
次いで、不図示のコントロールボックスを操作して油圧シリンダ123のシリンダロッド123aを縮退させると、係止部123bが係止溝12aに係止されるので、図13に示すようにベースウエイト3が上昇し、ベースウエイト3と一体にウエイト部材4が引き上げられる。ベースウエイト3が上昇すると、ガイドピン21が旋回フレーム7のガイド溝8に案内されてこれと当接し、ガイド溝161b,162bが旋回フレーム7のピン孔11に挿通されているガイドピン16を案内してこれと当接する。これにより、旋回フレーム7に対するベースウエイト3の前後方向および高さ方向の位置が規定される。ここで、油圧シリンダ123の縮退動作を停止させる。
このとき、支持プレート161,162のピン孔161a,162aの前後および上下方向の位置と、旋回フレーム7の受け部10の前後および上下方向の位置とが略一致する。そこで、図13に示すように、ピン孔161a,162aおよび受け部10に固定ピン5を挿入する。これにより固定ピン5を介して、ベースウエイト3が旋回フレーム7に支持される。カウンタウエイト装置40の荷重は、固定ピン5を介して受け部10で支持される。なお、固定ピン5には、抜け止め用のロックピン6を取り付ける。以上でカウンタウエイト装置40の取り付けが終了する。作業終了後、カウンタウエイト装置40を取り外す場合には、上述した手順と逆の手順で行えばよい。
以上の実施の形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1) カウンタウエイト装置30の荷重を受ける部位(受け部10)と、昇降ユニット付カウンタウエイト装置40の荷重を受ける受け部(受け部10)とを共用するように構成した。これにより、簡単な構造で、旋回フレーム7の後端部に異なる種類のカウンタウエイト装置30,40を取り付けられる。したがって、取り付けるカウンタウエイト装置の種類に応じて後端部近傍の形状が異なる2種類の旋回フレーム7を用意する必要がなくなり、同一の旋回フレーム7を使用できるので、製造コストの上昇を抑制できる。また、旋回フレーム7の後端部の形状変更点を最小限に留めることができるので、製造コストの上昇を抑制できる。
(2) カウンタウエイト装置30の取り付けに関して、カウンタウエイト支持ピン13を受け部10に係合させた後、ピン孔131b,132bおよびピン孔9にカウンタウエイト装着ピン14を挿通させて、ベースウエイト1を旋回フレーム7に固定するように構成した。また、昇降ユニット付カウンタウエイト装置40の取り付けに関して、油圧シリンダ123でベースウエイト3を上昇させて、ガイドピン21を旋回フレーム7のガイド溝8に当接させ、ガイド溝161b,162bを旋回フレーム7側のガイドピン16に当接させた後、ピン孔161a,162aおよび受け部10に固定ピン5を挿入することでベースウエイト3を旋回フレーム7に固定するように構成した。これにより、従来の取り付け方と同様の取り付け方でカウンタウエイト装置30、および、昇降ユニット付カウンタウエイト装置40を旋回フレーム7に取り付けることができるので、取り付け作業が容易である。
(3) 油圧シリンダ123のシリンダロッド123aを伸長させて、係止部123bを昇降装置ロッド端係止部12の上方に到達させ、その後、油圧シリンダ123のシリンダロッド123aを縮退させて、係止部123bを係止溝12aに係止させるように構成した。これにより、簡単な操作で昇降ユニット付カウンタウエイト装置40を旋回フレーム7に取り付けることができる。
−−−変形例−−−
(1) 上述の説明では、昇降装置ロッド端係止部12が旋回フレーム7の後端部に形成されているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、図14(a),(b)に示すように、昇降装置ロッド端係止部12が旋回フレーム27に対して着脱可能に構成されていてもよい。すなわち、図14に示すように、旋回フレーム27に対して着脱可能なブラケット24にピン孔11と昇降装置ロッド端係止部12とを設ける。25は、ブラケット24を旋回フレーム27に対して取り付けるための取付孔である。旋回フレーム27には、ブラケット24を取り付けるための取付孔28を設ける。そして、図14(b)に示すように、取付孔25,28同士を不図示のボルト等で挿通して締結すればよい。
(2) 上述の説明では、ピン孔161a,162aおよび受け部10に固定ピン5を手動で挿入するように構成されているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、固定ピン5をアクチュエータの動力によって挿抜するように構成してもよい。
(3)上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
なお、本発明は、上述した実施の形態のものに何ら限定されず、フレームにカウンタウエイト装置を取り付けるためのカウンタウエイト取付部がフレームに設けられている作業機械において、カウンタウエイト取付部は、第1のカウンタウエイト装置を取り付ける第1の取付部と、第2のカウンタウエイト装置を取り付ける第2の取付部とを有し、第1の取付部で第1のカウンタウエイト装置の荷重を受ける受け部と、第2の取付部で第2のカウンタウエイト装置の荷重を受ける受け部とを共用し、第1のカウンタウエイト装置は、第1のカウンタウエイトと、第1のカウンタウエイトを載置する第1の載置台と、第1の取付部に取り付けられる第1カウンタウエイト側取付部と、第1のカウンタウエイト装置をフレームに対して着脱するために第1の載置台に載置された第1のカウンタウエイトを第1の載置台とともに昇降させる昇降装置とを有し、第2のカウンタウエイト装置は、第2のカウンタウエイトと、第2のカウンタウエイトを載置する第2の載置台と、第2の取付部に取り付けられる第2カウンタウエイト側取付部とを有することを特徴とする各種構造の作業機械を含むものである。
1 ベースウエイト 2 カウンタウエイト(ウエイト部材)
3 ベースウエイト 4 カウンタウエイト(ウエイト部材)
5 固定ピン 7,27 旋回フレーム
8 ガイド溝 9 ピン孔
10 受け部 11 ピン孔
12 昇降装置ロッド端係止部 13 カウンタウエイト支持ピン
14 カウンタウエイト装着ピン 16 ガイドピン
21 ガイドピン 23 ウエイト昇降ユニット
24 ブラケット 30 カウンタウエイト装置
40 昇降ユニット付カウンタウエイト装置
123 油圧シリンダ 131b,132b ピン孔
161a,162a ピン孔 161b,162b ガイド溝

Claims (4)

  1. フレームにカウンタウエイト装置を取り付けるためのカウンタウエイト取付部が前記フレームに設けられている作業機械において、
    前記カウンタウエイト取付部は、第1のカウンタウエイト装置を取り付ける第1の取付部と、第2のカウンタウエイト装置を取り付ける第2の取付部とを有し、
    前記第1の取付部で前記第1のカウンタウエイト装置の荷重を受ける受け部と、前記第2の取付部で前記第2のカウンタウエイト装置の荷重を受ける受け部とを共用し、
    前記第1のカウンタウエイト装置は、第1のカウンタウエイトと、前記第1のカウンタウエイトを載置する第1の載置台と、前記第1の取付部に取り付けられる第1カウンタウエイト側取付部と、前記第1のカウンタウエイト装置を前記フレームに対して着脱するために前記第1の載置台に載置された前記第1のカウンタウエイトを前記第1の載置台とともに昇降させる昇降装置とを有し、
    前記第2のカウンタウエイト装置は、第2のカウンタウエイトと、前記第2のカウンタウエイトを載置する第2の載置台と、前記第2の取付部に取り付けられる第2カウンタウエイト側取付部とを有することを特徴とする作業機械。
  2. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記第1の取付部は、前記昇降装置によって上昇する前記第1のカウンタウエイトおよび前記第1の載置台の高さ方向の位置を規定する高さ方向規定部を有し、
    前記第1カウンタウエイト側取付部は、前記昇降装置によって前記第1のカウンタウエイトおよび前記第1の載置台を上昇させた際に、前記高さ方向規定部と当接して前記第1のカウンタウエイトおよび前記第1の載置台の高さ方向の位置を規定する当接部と、前記昇降装置によって前記第1のカウンタウエイトおよび前記第1の載置台を上昇させて前記当接部を前記高さ方向規定部に当接させると、前記受け部と高さ方向の位置が一致する挿通口であって第1のピンが挿通される第1ピン挿通口とを有し、
    前記第1のカウンタウエイト装置は、前記第1ピン挿通口に、前記第1のピンが挿通されることで、前記第1の取付部に固定され、
    前記第2の取付部は、第2カウンタウエイト装着ピンが挿通される第2取付部挿通口を有し、
    前記第2カウンタウエイト側取付部は、前記受け部で支持される第2カウンタウエイト支持ピンと、前記第2カウンタウエイト装着ピンが挿通される第2カウンタウエイト側挿通口とを有し、
    前記第2のカウンタウエイト装置は、前記受け部で前記第2カウンタウエイト支持ピンが支持され、前記第2取付部挿通口と前記第2カウンタウエイト側挿通口とに前記第2カウンタウエイト装着ピンが挿通されることで、前記第2の取付部に固定されることを特徴とする作業機械。
  3. 請求項1または請求項2に記載の作業機械において、
    前記昇降装置は、前記第1の載置台の上面に取り付けられて、先端部を前記第1の載置台に対して上下方向に伸縮させるアクチュエータを含み、
    前記カウンタウエイト取付部は、前記先端部が取り付けられる先端部取付部を含み、
    前記アクチュエータは、前記先端部が前記先端部取付部に取り付けられた状態で前記先端部を縮退させることで前記第1のカウンタウエイトおよび前記第1の載置台を上昇させることを特徴とする作業機械。
  4. 請求項3に記載の作業機械において、
    前記先端部取付部は、前記フレームに対して着脱可能であることを特徴とする作業機械。
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