JP6144955B2 - 受電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無線により電力が供給される受電装置とその制御装置に関する。また無線により電力の送受電を行う送受電システムに関する。また無線により電力が供給可能な電子機器に関する。
電磁誘導方式を利用して送電装置から受電装置に無線で電力を供給する無線給電の技術は、以前から研究が進められており、実用化にまで至っている。また近年では、電磁誘導方式の場合よりも長い伝送距離での電力の伝送が可能である電磁共鳴(電磁共振結合)方式を利用した無線給電の技術に注目が高まっている。電磁共鳴方式は、電磁誘導方式とは異なり、伝送距離が数m程度でも高い電力伝送効率を実現することができ、且つ送電装置の備えるアンテナと受電装置の備えるアンテナの位置ずれによる電力損失を小さく抑えることができる。例えば、特許文献1には電磁共鳴方式を採用した無線給電の技術について開示されている。
また、受電装置を備える機器(受電機器)の安全性を確保するために、受電機器の個別認証や充電状態、要求電力などの情報を、送電装置と受電装置の間で通信し、送電を制御する方法が知られている(特許文献2参照)。
特開2010−219838号公報 特開2011−223716号公報
給電方式によって高い電力伝送効率が実現されていたとしても、受電装置の消費電力が高いとそれだけ損失となってしまう。特に上述のような通信機能を備えた受電装置においては、通信を制御する制御部の消費電力を低減することが求められている。
本発明はこのような技術的背景のもとでなされたものである。本発明の一態様は、無線給電時の消費電力が低減された受電装置を提供することを課題の一とする。また、無線給電時の消費電力が低減された電子機器、または送受電システムを提供することを課題の一とする。
本発明の一態様は、上記課題のうち少なくとも一を解決するものである。
上記課題を解決するために、本発明は送電装置と受電装置との間で間欠的に行われる通信の休止期間において、通信を制御する通信制御部への電源電圧の供給を一時的に停止可能な受電制御装置を受電装置に設ける構成に想到した。送電装置から受電した受電信号を元にクロック信号を生成し、当該クロック信号を用いて間欠的に行われる通信の期間を計測可能な構成とする。さらに、通信の休止期間において、受電制御装置内の通信制御部に対する電源電圧の供給を停止可能な構成とすればよい。
すなわち、本発明の一態様の受電制御装置は、受電信号を検知し、検知信号を出力する受電検知部と、受電信号からクロック信号を生成するクロック生成部と、送電装置から送信される受信信号に基づいて、送電装置に送信する送信信号を生成する通信制御部と、検知信号に基づいて起動し、通信制御部への電源電圧の供給を制御する電源制御部と、クロック信号に基づいて通信を行う期間を計測し、通信を行うより前に電源制御部に対して電源電圧の供給を要求し、通信を終えた後に電源制御部に対して電源電圧の供給の停止を要求する、カウンタ部とを備える。
このような構成とすることにより、受電中にクロック生成部により生成されたクロック信号に基づいて、カウンタ部により間欠的に行われる通信のタイミングを計測することができ、通信の休止期間で確実に通信制御部への電源電圧の供給を停止することができる。また、受電を行わない期間では受電検知部のみを活性化すればよく、それ以外を不活性化することが可能で、待機状態における消費電力を低減できる。ここで、回路等が活性化しているとは、電源電圧が供給され、動作可能な状態であることを意味し、回路等が非活性化しているとは、電源電圧の供給が停止している状態を意味する。
また、上記受電制御装置における通信制御部が、演算部と記憶部と、を有し、当該記憶部は、電源電圧が供給される期間においてデータの書き込みと読み出しが可能で、且つ電源電圧の供給が停止してもデータを保持できる記憶素子を備えることが好ましい。
このような構成とすることにより、通信制御部への電源電圧の供給が停止している期間においても、通信のために用いるデータを保持しておくことが可能で、電源電圧の供給が再開された後に、通信制御部は当該データに基づいて送信信号を生成することができる。
また、上記受電制御装置における通信制御部が、演算部と記憶部と、を有し、当該記憶部は、電源電圧が供給される期間においてデータの書き込みと読み出しが可能な揮発性の記憶素子と、電源電圧の供給が停止する前に揮発性の記憶素子に格納されているデータを待避可能で、且つ電源電圧の供給が停止してもデータを保持できる記憶素子と、を有することが好ましい。
このような構成とすることにより、電源電圧が供給されている期間では、書き込み及び読み出し動作が高速に行える揮発性の記憶素子を用いて演算部が処理を行うことにより、高速通信が可能となる。さらに、電源電圧の供給が停止する直前に揮発性の記憶素子に保持されたデータを電源電圧の供給が停止してもデータを保持できる記憶素子(不揮発性の記憶素子ともいう)に待避することで、当該データの消失を防止することができる。電源電圧の供給が再開された時には不揮発性の記憶素子に記憶したデータを揮発性の記憶素子に転送することにより、速やかに通信動作を開始することができる。
高速動作が可能な揮発性の記憶素子としては、フリップフロップやSRAM(Static Random Access Memory)などが挙げられる。
また、上記電源電圧の供給が停止してもデータを保持できる記憶素子としては、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)、ReRAM(Resistance Random Access Memory)、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)などを用いることができる。
また特に、電源電圧の供給が停止されてもデータを保持することができる、オフ電流の著しく小さいトランジスタにより容量素子やフローティングノードへの電荷の供給、保持、放出が制御される記憶素子を用いることが好ましい。当該トランジスタは、シリコンよりもバンドギャップが広く、真性キャリア密度がシリコンよりも低い半導体をチャネル形成領域に含む。このような記憶素子を用いた場合、電荷の供給によりデータの書き込みを行うため、MRAMなどに比べてデータの書き込みに要する電流を1/100程度に抑えることができる。よって、上記記憶素子を有する記憶部を受電制御装置に用いることで、消費電力をさらに抑えることができる。
また、本発明の一態様は、上述のいずれかの受電制御装置と、受電信号が入力され、受電信号に含まれる交流電力を直流電力に変換する整流回路と、直流電力を蓄電する蓄電装置と、を備える、受電装置である。
このように本発明の一態様の受電制御装置を備えた受電装置とすることで、受電中のみならず、受電を行わない期間中においても消費電力が低減された受電装置を実現できる。
また、上述の受電装置において、蓄電装置の充電状態を検知して通信制御部に送信する充電検知部を有し、通信制御部は、充電状態に基づいて充電が不要な場合に、送電装置に受電信号の送信の停止を要求する送信信号を生成することが好ましい。
このような構成とすることにより、蓄電装置の過充電を防止することができるため、安全性の高い受電装置とすることができる。
また、本発明の一態様は、上述のいずれかの受電装置と、当該受電装置からの送信信号に基づいて、受電信号の送信を制御する送電装置と、を備える、送受電システムである。
このように本発明の一態様の受電装置と送電装置を組み合わせることで、無線給電時の消費電力が低減され、電力伝送効率が向上した送受電システムを実現できる。
また、本発明の一態様は、上述のいずれかの受電装置を備える電子機器である。
このように本発明の一態様の受電装置を電子機器に搭載することで、無線給電時の消費電力が低減された電子機器を実現できる。
本発明によれば、無線給電時の消費電力が低減された受電装置を提供できる。また、無線給電時の消費電力が低減された電子機器、または送電システムを提供できる。
本発明の一態様の、受電装置の構成例を説明する図。 本発明の一態様の、受電装置の動作例を説明する図。 本発明の一態様の、受電装置の構成例を説明する図。 本発明の一態様の、電源制御部の構成例を説明する図。 本発明の一態様の、シフトレジスタの構成例を説明する図。 本発明の一態様の、シフトレジスタの構成例を説明する図。 本発明の一態様の、記憶部の構成例を説明する図。 本発明の一態様の、電子機器の例を説明する図。 本発明の一態様の、電子機器の例を説明する図。 本発明の一態様の、自動車の例を説明する図。
実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。但し、本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、以下に説明する発明の構成において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を異なる図面間で共通して用い、その繰り返しの説明は省略する。
なお、本明細書で説明する各図において、各構成の大きさ、層の厚さ、または領域は、明瞭化のために誇張されている場合がある。よって、必ずしもそのスケールに限定されない。
トランジスタは半導体素子の一種であり、電流や電圧の増幅や、導通または非導通を制御するスイッチング動作などを実現することができる。本明細書におけるトランジスタは、IGFET(Insulated Gate Field Effect Transistor)や薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)を含む。
また、「ソース」や「ドレイン」の機能は、異なる極性のトランジスタを採用する場合や、回路動作において電流の方向が変化する場合などには入れ替わることがある。このため、本明細書においては、「ソース」や「ドレイン」の用語は、入れ替えて用いることができるものとする。
また、本明細書等において、トランジスタのソース、又はドレインのどちらか一方のことを「第1電極」と呼び、ソース、又はドレインの他方を「第2電極」とも呼ぶことがある。なお、この際、ゲートについては「ゲート」又は「ゲート電極」とも呼ぶ。
また、本明細書等において、コイルや抵抗、容量などの2端子素子の2つの端子をそれぞれ「第1端子」、「第2端子」、または「「第1電極」、「第2電極」、などと呼ぶことがある。また、これらの端子の一つを単純に「端子」、「電極」、「一端」、「一方」などと呼ぶこともある。
また、本明細書等において、「電気的に接続」には、「何らかの電気的作用を有するもの」を介して接続されている場合が含まれる。ここで、「何らかの電気的作用を有するもの」は、接続対象間での電気信号の授受を可能とするものであれば、特に制限を受けない。例えば、「何らかの電気的作用を有するもの」には、電極や配線をはじめ、トランジスタなどのスイッチング素子、抵抗素子、コイル、容量素子、その他の各種機能を有する素子などが含まれる。
なお、本明細書等においてノードとは、回路を構成する素子の電気的な接続を可能とする素子(例えば、配線など)のことをいう。したがって、”Aが接続されたノード”とは、Aと電気的に接続され、且つAと同電位と見なせる配線のことをいう。なお、配線の途中に電気的な接続を可能とする素子(例えば、スイッチ、トランジスタ、容量素子、インダクタ、抵抗素子、ダイオードなど)が1個以上配置されていても、Aと同電位と見なせれば、その配線はAが接続されたノードと見なせる。
(実施の形態1)
本実施の形態では本発明の一態様の受電制御装置を備えた受電装置について、図面を参照して説明する。
[構成例]
図1(A)は、本実施の形態で例示する受電装置100のブロック図である。図1(A)中の実線で示した矢印は、主な構成要素を駆動させるための電源電圧の供給される向きを示している。また破線で示した矢印は、主な構成要素間での信号の向きを示している。
受電装置100は、受電制御装置101と、受電部103と、整流回路105と、蓄電装置107と、充電検知部109を有する。
受電部103は、無線給電により送電装置から電力を受電し、受電信号S0として各部に出力する。受電部103は例えば電磁誘導方式、電界結合方式、電磁共鳴方式などの無線給電の方式で用いられるコイルやアンテナなどを備える。また受電部103にはインピーダンスを調整するための容量などが設けられていてもよい。
また、受電信号S0には、送電装置から送信された受信信号が含まれている。例えば受電信号S0には、高周波電圧に振幅変調などの変調方法により受信信号が重畳された信号を用いることができる。
整流回路105は、受電部103から入力される交流電力を整流し、直流電力に変換する。整流回路105の構成は特に限定されないが、整流効率の高い全波整流回路を用いることが好ましい。また、整流回路にレギュレータなどの定電圧回路や、DCDCコンバータなどを設けてもよい。
蓄電装置107は、整流回路105によって変換された直流電力を蓄電する。蓄電装置107としては繰り返し充放電が可能な二次電池を用いることができ、例えばリチウムイオン電池などを用いればよい。
充電検知部109は、蓄電装置107の充電状態を検知し、その情報を後に説明する演算部123に出力する。蓄電装置107の充電状態を検知する方法としては、二次電池の一対の電極間の電位差(電圧)を測定することなどが挙げられる。ここで、充電検知部109はADコンバータを備え、測定した電圧をデジタル信号に変換して演算部123に出力することが好ましい。
受電制御装置101は、送電装置との通信を制御する。受電制御装置101は、電源制御部111、クロック生成部113、カウンタ部115、受電検知部117、及び通信制御部120を備える。
電源制御部111は、通信制御部120、カウンタ部115、及びクロック生成部113に供給する電源電圧の供給を制御する。ここで、電源制御部111から通信制御部120に供給する電源電圧をVDD1、電源制御部111からカウンタ部115及びクロック生成部113に供給する電源電圧をVDD2とする。
クロック生成部113は、受電信号S0が入力され、受電信号S0に含まれる高周波電圧から所望の周波数のクロック信号CKを生成する。
クロック生成部113としては、例えばPLL(Phase−Locked Loop)回路を用いることができる。
カウンタ部115は、クロック生成部113によって生成された上記クロック信号CKが入力され、当該クロック信号CKに基づいて間欠的に行われる通信動作の期間を計測する。また、通信動作の期間の計測結果に基づき、電源制御部111に対して送信する信号S2により、電源電圧VDD1の供給の開始を要求する。具体的には、通信動作を行うより前に電源電圧VDD1の供給を開始するよう、電源制御部111に要求する。
さらに、カウンタ部115には、後に説明する通信制御部120内の演算部123から、通信の終了を示す信号が入力される。カウンタ部115は当該信号に応じて、電源制御部111に対して送信する信号S2により、電源電圧VDD1の供給の停止を要求する。したがって、通信動作が終了した後に電源電圧VDD1の供給が停止する。
受電検知部117は、整流回路105の出力電位を検知することにより、受電部103が受電しているかどうかを検知し、検知信号S1を電源制御部111に出力する。受電検知部117は、例えばコンパレータなどを用いて構成すればよい。
受電検知部117は、受電部103が受電していない状態であっても活性化されている(動作可能な状態である)ことが好ましく、その場合には蓄電装置107から電源電圧の供給を受ける構成とすればよい。なお、受電検知部117への電源電圧の供給を定期的に行い、受電検知部117を間欠的に活性化させる(動作可能な状態とする)構成とすると、受電制御装置101の待機電力を低減することができる。
ここで、電源制御部111は、受電検知部117からの検知信号S1に応じて起動することができる。具体的には、受電検知部117が受電を検知した場合に検知信号S1に応じて電源制御部111が起動し、通信制御部120対し電源電圧VDD1、カウンタ部115及びクロック生成部113に対し電源電圧VDD2の供給を開始する。
図1(B)に、受電中における受電信号S0、クロック信号CK、電源電圧VDD1及び通信の状態の時間推移についての概略図を示す。
受電中では、送電装置から常に高周波電圧が送信され、これを受電した受電部103からは受電信号S0が出力される。また受電信号S0に応じて、クロック生成部113によりクロック信号CKが生成される。ここで、通信動作が開始されるよりも前に、通信制御部120に電源電圧VDD1が供給され、通信制御部120が活性化(起動)して通信が開始される。また、通信動作が終了した後に、電源電圧VDD1の供給が停止し、通信制御部120が非活性化する。
ここで例えば、一度の通信動作に要する時間は数10μ秒から数m秒であり、通信動作が終了してから次の通信動作が開始されるまでの期間(休止期間)は数100m秒から数秒程度である。このように、受電中の通信動作を行う時間は僅かであり、残りの休止期間中に通信制御部120を非活性化しておくことで、受電時の消費電力を低減することができる。ここで、回路等が活性化しているとは、電源電圧が供給され、動作可能な状態であることを意味し、回路等が非活性化しているとは、電源電圧の供給が停止している状態を意味する。
また、例えば通信障害などの事情で送電装置から受信信号を受信できなかった場合には、次の受信信号を受信するまで通信制御部120は活性化された状態を維持することにより、通信を再開することができる。また、このときカウンタ部115は通信が終了した時点からあらためて計測を開始するため、上述した通信障害などが起きても、速やかに正常動作に復帰できる。
通信制御部120は、インターフェース121、演算部123、記憶部125を有する。
インターフェース121は、受電信号S0が入力され、受電信号S0に含まれる受信信号を復調してデジタル信号に変換し、演算部123に送信する。またインターフェース121は演算部123から入力されるデジタル信号である送信信号を変調して受電部103に出力する。
演算部123は、受信信号に含まれる命令にしたがって演算処理を行い、送電装置に送信する送信信号を生成する。なお、演算部123が生成した送信信号はインターフェース121で変調され、受電部103を介して送電装置に送信される。
また演算部123は、演算処理に用いるデータを記憶部125から読み出す、または記憶部125に書き込むことができる。
また演算部123には充電検知部109から入力される、蓄電装置107の充電状態の情報に応じて、送信信号を生成する。
ここで、演算部123が生成する送信信号には、受電装置100(または受電装置100が組み込まれた機器)の個別認証の情報、蓄電装置107の充電状態の情報などが含まれる。また蓄電装置107の充電が完了している場合には、送電装置へ送電の停止を要求する信号などが含まれていてもよい。
また、演算部123は充電検知部109から入力される信号S3によって蓄電装置107の異常を検知して、送電装置へ送電の停止を要求することもできる。例えば、蓄電装置107の電位が想定される上限よりも高い場合には過充電の異常と判断する、または当該電位が想定される下限よりも低い場合には蓄電装置107にリークなどの不具合が生じていると判断し、送電装置に送電の停止を要求する。
また送電装置と受電装置100の間で個別認証を行うことにより、意図しない電子機器へ給電することによって電子機器が故障してしまうことを防止することができる。
記憶部125は、少なくとも電源電圧の供給が停止してもデータを保持できる記憶素子(不揮発性の記憶素子ともいう)を備える。不揮発性の記憶素子により電源電圧VDD1の供給が停止している期間でも送信信号の生成に用いるためのデータを保持しておくことができる。
また、記憶部125は、書き込みや読み出しにおける高速動作が可能な揮発性の記憶素子と、不揮発性の記憶素子の両方を備えていることが好ましい。電源電圧VDD1が供給されている期間は、揮発性の記憶素子を用いることにより通信制御部120の動作の高速化が実現される。また電源電圧VDD1の供給が停止する直前に、揮発性の記憶素子に保持されたデータを不揮発性の記憶素子に待避することで、当該データの消失を防止することができる。また電源電圧VDD1の供給が再開された時には不揮発性の記憶素子に待避したデータを揮発性の記憶素子に転送することにより、速やかに通信動作を開始することができる。
高速動作が可能な揮発性の記憶素子としては、フリップフロップやSRAMなどが挙げられる。
また、電源電圧の供給が停止してもデータを保持できる記憶素子としては、MRAM、ReRAM、FeRAMなどを用いることができる。
このほか、個別認証など固有のデータを保持する記憶素子には、MROM(Mask Read Only Memory)、PROM(Programmable Read Only Memory)、OTPROM(One Time Programmable Read Only Memory)などの不揮発性の記憶素子を用いてもよい。
また特に、オフ電流の著しく小さいトランジスタにより容量素子やフローティングノードへの電荷の供給、保持、放出が制御される記憶素子を用いることが好ましい。このような記憶素子を用いた場合、電荷の供給によりデータの書き込みを行うため、MRAMなどに比べてデータの書き込みに要する電流を1/100程度にまで抑えることができる。よって、このような記憶素子を記憶部125に適用することにより、消費電力をさらに抑えることができる。
オフ電流の著しく小さいトランジスタを備えた不揮発性の記憶素子を記憶部125に適用する例については、実施の形態3で説明する。
以上が図1(A)に示した受電制御装置101を備える受電装置100の構成例についての説明である。
[動作例]
続いて、受電制御装置101の動作例について説明する。図2は、受電制御装置101の動作にかかるフローチャートである。
<A01:待機状態>
待機状態は受電検知部117によって受電が検知されていない状態、すなわち受電が行われていない状態である。
このとき、受電検知部117は活性化されている。また電源制御部111は非活性化され、通信制御部120に供給する電源電圧VDD1、並びにカウンタ部115及びクロック生成部113に供給する電源電圧VDD2はいずれも供給が停止している状態である。したがって、カウンタ部115、クロック生成部113、通信制御部120はそれぞれ非活性化された状態である。
このように、受電が行われていない場合に受電検知部117以外を不活性化させることで、受電制御装置101の待機時の消費電力を低減することができる。
<B01:受電検知>
続いて、受電検知部117によって受電が検知された場合には、次のフェーズ(通信状態)へ移行する。一方受電が検知されない場合には待機状態が維持される。
<A02:通信状態>
受電検知部117が受電を検知すると、電源制御部111は入力される検知信号S1に応じて起動し、通信制御部120に対し電源電圧VDD1の供給を、カウンタ部115及びクロック生成部113に対し電源電圧VDD2の供給を、それぞれ開始する。
通信状態は、クロック生成部113、カウンタ部115、通信制御部120内の各部がそれぞれ活性化された状態である。
通信状態では、通信制御部120により、上述した通信動作が行われる。
<B02:通信終了>
通信が終了し、演算部123からカウンタ部115へ通信が終了を告げる信号が送信された場合には、次のフェーズ(無通信状態)に移行する。なお当該信号が送信されるまでは通信状態が維持される。
<A03:無通信状態>
演算部123から入力される通信の終了を告げる信号に応じて、カウンタ部115は電源制御部111に対して送信する信号S2により、電源電圧VDD1の供給の停止を要求する。これに応じて、電源制御部111は通信制御部120に対して電源電圧VDD1の供給を停止する。一方、クロック生成部113とカウンタ部115へ供給する電源電圧VDD2は供給したままであるため、クロック生成部113及びカウンタ部115は活性化された状態が維持される。
またカウンタ部115は演算部123から入力された通信終了の信号と、クロック生成部113から入力されるクロック信号CKに基づいて、通信が終了してから次の通信が行われるまでの時間を計測する。
このようにして、通信が行われない休止期間で通信制御部120への電源電圧VDD1の供給を停止することで、受電制御装置101の消費電力を低減することができる。
<B03:通信準備>
カウンタ部115の計測結果に基づき、通信の休止期間が終了し、次の通信が行われるよりも前に、カウンタ部115から出力される信号S2により電源制御部111に対して電源電圧VDD1の供給を再開するよう要求すると、通信状態に移行する。カウンタ部115からの要求がない場合には、無通信状態が維持される。
<A02:通信状態>
カウンタ部115からの要求に応じて、電源制御部111は通信制御部120に対して電源電圧VDD1の供給を再開する。これにより、受電制御装置101は通信状態となる。
このように、上述した一連の動作が行われることにより、受電制御装置101の低消費電力動作が実現される。
なお、通信状態において、充電検知部109からの信号により演算部123が送電装置に対して送電の停止を要求した場合には、送電装置からの送電が停止する。送電装置からの送電が停止すると、受電検知部117から電源制御部111に入力される検知信号S1により、電源制御部111が非活性化し、電源電圧VDD1及び電源電圧VDD2の供給が停止することで待機状態に移行する。
以上が受電制御装置101の動作についての説明である。
[変形例]
上記では、受電部103によって受信信号が含まれた受電信号S0を受電する構成としたが、電力を受電する受電部と通信に用いる送受信部とを別々に設ける構成としてもよい。
図3には、電力を受電する受電部103と、送電装置との通信を行うための送受信部104を備えた受電装置100の構成を示している。
受電部103から出力される受電信号S0は、整流回路105と受電制御装置101内のクロック生成部113に出力される。
また、送受信部104で受信した受信信号は、通信制御部120内のインターフェース121に入力され、インターフェース121によって信号が復調されて演算部123に出力される。また、演算部123で生成した送信信号はインターフェース121によって変調されて送受信部104を介して送電装置に送信される。
このような構成とすることにより、比較的振幅の大きな受電信号S0が直接インターフェース121に入力されることが無いため、インターフェース121に耐圧の比較的低いトランジスタや容量などの素子を適用することができるため好適である。
以上が変形例についての説明である。
本実施の形態は、本明細書中に記載する他の実施の形態と適宜組み合わせて実施することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、実施の形態1で例示した電源制御部111の構成例について、図面を参照して説明する。
図4(A)に示す電源制御部111は、パワーコントローラ131とパワースイッチ133を有する。また、それぞれ異なる定電位が与えられる配線132aと配線132bが電気的に接続されている。
配線132aにはハイレベル電位又はローレベル電位の一方が与えられる。また配線132bにはハイレベル電位又はローレベル電位の他方が与えられる。ここで、ハイレベル電位とローレベル電位の電位差が、電源電圧VDD1及び電源電圧VDD2となる。
なお、ここでは電源電圧VDD1と電源電圧VDD2とを等しい電圧としたが、これらを異なる電圧とする場合には、上記ハイレベル電位とローレベル電位とは異なる電位が与えられる配線をさらに設け、3つの配線にそれぞれ与えられる電位のうち、いずれか2つの電位の電位差を電源電圧として用いればよい。
パワースイッチ133は、スイッチ134a及びスイッチ134bを備える。
スイッチ134aは、第1端子が配線132aに電気的に接続し、第2端子がクロック生成部113及びカウンタ部115に電気的に接続する。またスイッチ134bは、第1端子が配線132aに電気的に接続し、第2端子がインターフェース121、演算部123、記憶部125に電気的に接続する。またクロック生成部113、カウンタ部115、インターフェース121、演算部123、記憶部125のそれぞれは、配線132bと電気的に接続している。
パワーコントローラ131は、受電検知部117から入力される検知信号S1やカウンタ部115から入力される信号S2に応じて、スイッチ134aおよびスイッチ134bをオン状態とするか、オフ状態とするかを制御する。
スイッチ134aがオン状態のとき、スイッチ134aを介して配線132aに与えられる電位がクロック生成部113及びカウンタ部115に入力される。したがって、クロック生成部113及びカウンタ部115には電源電圧VDD2が供給される。一方、スイッチ134aがオフ状態の時には、クロック生成部113及びカウンタ部115に対してハイレベル電位またはローレベル電位のいずれか一方が入力されないため、電源電圧VDD2の供給が停止した状態となる。すなわち、クロック生成部113及びカウンタ部115が非活性化された状態となる。
同様に、スイッチ134bがオン状態のときには、インターフェース121、演算部123、記憶部125に電源電圧VDD1が供給され、スイッチ134bがオフ状態の時には、インターフェース121、演算部123、記憶部125への電源電圧VDD1の供給が停止した状態となる。
電源制御部111をこのような構成とすることにより、各部に対する電源電圧の供給、及び電源電圧の供給の停止を確実に制御することができる。
ここで、パワースイッチ133は、電源電圧を供給する各部よりもハイレベル電位が与えられる配線側に配置する(ハイサイドに配置する、ともいう。)と、電源電圧の供給が停止している際に各部にハイレベル電位が与えられないため、各部を構成する素子が不意にショートしてしまうなどの不具合を抑制することができる。また、パワースイッチ133をローレベル電位が与えられる配線側に配置する(ローサイドに配置する、ともいう。)と、電源電圧の供給が停止した状態から供給が再開される際に、速やかに起動することができるため、動作を高速化できる。
また、図4(B)に示すように、2つのパワースイッチ(パワースイッチ133a、パワースイッチ133b)をそれぞれハイサイド及びローサイドに配置する構成としてもよい。このような構成では、電源電圧の供給が停止している際に各部にいずれの電位も与えられていないため、素子のリークに起因する電力消費をさらに抑制することができる。
またその場合、電源電圧の供給を開始または再開する際に、パワースイッチ133a及びパワースイッチ133b内の一対のスイッチを同時にオン状態にするのではなく、タイミングをずらしてオン状態とすることにより、電源電圧の供給開始時における貫通電流の発生を抑制できるため好ましい。
本実施の形態は、本明細書中に記載する他の実施の形態と適宜組み合わせて実施することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態では、実施の形態1で例示した受電制御装置101内の記憶部125に適用可能な記憶装置の構成例について、図面を参照して説明する。
上述のように、記憶部125の構成として、高速動作可能な揮発性の記憶素子と、電源電圧の供給が停止してもデータを保持できる記憶素子(不揮発性の記憶素子)の両方を備える構成とすることが好ましい。
このとき、揮発性の記憶素子を複数備える記憶装置と、不揮発性の記憶素子を複数備える記憶装置をそれぞれ別途に設け、データの転送が可能なように電気的に接続する構成とすることもできる。しかしながら、その場合、各々の記憶装置を駆動する駆動回路を別途設ける必要や、各々の記憶装置を電気的に接続する接続配線を設ける必要であるため、記憶部の回路規模や記憶部の占める設置面積の縮小が困難である。また、各々の記憶装置を駆動する必要があるため消費電力を抑制することが難しいといった問題がある。
したがって、1(記憶素子が3値以上のデータを記憶可能の場合には1より大きい)ビットのデータを記憶する単位記憶回路を、揮発性の記憶素子と不揮発性の記憶素子の両方を備え、それぞれの記憶素子間でデータの転送が可能な構成とし、駆動回路や配線を共通化することが好ましい。
以下では、記憶装置の一例として高速動作可能な揮発性の記憶素子と、電源電圧の供給が停止する前に揮発性の記憶素子に格納されているデータを待避させることができる不揮発性の記憶素子と、を備える単位記憶回路を備えたシフトレジスタの構成例について説明する。
[構成例1]
図5は、本構成例で例示するシフトレジスタ150の回路図である。以下では説明を容易にするため、一例として2ビットのシフトレジスタの構成例を示すが、3ビット以上の構成にも適用可能なことは、当業者であれば容易に想到できることは言うまでもない。
シフトレジスタ150は、インバータ152a、単位記憶回路151a、インバータ152b、単位記憶回路151bが順に直列に接続されている。ここで、単位記憶回路151aと単位記憶回路151bは同様の構成である。またインバータ152aの入力端子には、データ信号Dが入力される。
インバータは論理を反転させる論理素子(NOTゲートともいう)として機能し、例えばインバータ回路やクロックドインバータ回路等を用いることができる。本構成例では、インバータ152a、152b、及びインバータ172にクロックドインバータを用いる構成としたが、この構成に限られない。
単位記憶回路151aは、第1の記憶素子161と、第2の記憶素子162a及び162bと、スイッチ163a及び163bを備える。
第1の記憶素子161は、インバータ171とインバータ172を備える。インバータ171は、入力端子がインバータ152aの出力端子、インバータ172の出力端子、及びスイッチ163aの第1端子に電気的に接続し、出力端子がインバータ152bの入力端子、インバータ172の入力端子、及びスイッチ163bの第1端子に電気的に接続する。
ここで、インバータ171の出力端子と電気的に接続されるノードが、単位記憶回路151aの出力ノードに相当し、出力データQ1が出力される。同様に、単位記憶回路151bの出力ノードからは出力データQ2が出力される。
スイッチ163aは、第2端子が第2の記憶素子162aの第1端子に電気的に接続する。またスイッチ163bは、第2端子が第2の記憶素子162bの第1端子に電気的に接続する。また第2の記憶素子162a及び162bの第2端子には電位Vが与えられる。
スイッチ163a及び163bのそれぞれのゲートには制御信号Sが入力される。当該制御信号Sによりスイッチ163a及び163bの導通状態が制御される。
第2の記憶素子162a及び162bとしては、導電性の変化を利用した不揮発性の記憶素子を適用できる。例えばMRAMに用いるMTJ(磁気トンネル接合:Magnetic Tunnel Junction)素子や、ReRAMに用いる電界誘起巨大抵抗変化(CER:Colossal Electro−Resistance)効果を利用した素子などを用いることができる。
続いて、シフトレジスタ150の動作について説明する。
まず、電源電圧が供給されているときの通常動作について説明する。このとき、制御信号Sとして、スイッチ163a及びスイッチ163bをオフ状態とする信号が入力される。したがって各々の単位記憶回路において、第2の記憶素子が電気的に切り離された状態であるため、シフトレジスタ150はインバータのみで構成されたシフトレジスタとして扱うことができる。したがって、極めて高速に書き込み及び読み出し動作が可能となる。
続いて、電源電圧の供給が停止するよりも前に、その時点での第1の記憶素子161の状態を第2の記憶素子162a及び162bに記憶させる。
具体的には、制御信号Sとしてスイッチ163a及びスイッチ163bをオン状態とする信号が入力される。したがって、インバータ171の入力端子が接続されるノードの電位と電位Vの電位差によって第2の記憶素子162aに情報が書き込まれる。同様にして第2の記憶素子162bにはインバータ171の出力端子が接続されるノードの電位と電位Vの電位差に応じた情報が書き込まれる。このとき、第2の記憶素子162aと162bは、いずれかが導通状態であり、いずれかが非導通状態となっている。
続いて、電源電圧の供給が停止する。ここで、第2の記憶素子162aと162bは上述した状態が維持される。
その後、電源電圧の供給が再開された後、制御信号Sとしてスイッチ163a及びスイッチ163bをオン状態とする信号が入力される。ここで、電源電圧の供給が再開した直後は、第1の記憶素子161の状態が不定となっているが、第2の記憶素子162aと162bのうち、導通状態である素子を介して、インバータ171の入力端子またはインバータ172の入力端子に電位Vが入力されることにより、第1の記憶素子161の状態が、電源電圧が停止される前の状態に復帰する。
このような動作により、電源電圧の供給時には高速動作が実現され、且つ電源電圧の供給が停止する前に揮発性の記憶素子に格納されている情報を不揮発性の記憶素子に待避させることができる。
以上が本構成例についての説明である。
[構成例2]
本構成例では、構成例1における第2の記憶素子として、オフ電流の著しく小さいトランジスタにより容量素子やフローティングノードへの電荷の供給、保持、放出が制御される記憶素子を適用したシフトレジスタの構成例について説明する。
図6(A)に本構成例で例示するシフトレジスタ180の回路図を示す。シフトレジスタ180は、構成例1で例示したシフトレジスタ150と対比して、主に第2の記憶素子の構成が異なる点以外は共通している。
シフトレジスタ180は、シフトレジスタ150内のスイッチ163a、163b及び第2の記憶素子162a、162bに換えて、第2の記憶素子182を有する。
第2の記憶素子182は、トランジスタ183と容量素子184を有する。第2のトランジスタ183は、第1端子がインバータ171の出力端子と電気的に接続し、第2端子が容量素子184の第1端子と電気的に接続する。またトランジスタ183のゲートには制御信号Sが入力され、容量素子184の第2端子には電位Vが入力される。
トランジスタ183は、オフ電流が著しく小さいことが望ましい。トランジスタ183のオフ電流が小さいことで、トランジスタ183を介してリークする電荷の量を小さく抑えることができるので、第2の記憶素子182においてデータが保持される期間を長く確保することができる。酸化物半導体などのバンドギャップの広い半導体をチャネル形成領域に含むトランジスタは、オフ電流が著しく小さいので、トランジスタ183として用いるのに望ましい。
またトランジスタ183は、酸化物半導体を含む半導体膜を挟んで上下に2つのゲート電極を有するトランジスタとすることもできる。一方のゲート電極に制御信号Sを入力し、他方のゲート電極には、閾値電圧制御用の信号を入力することができる。閾値電圧制御用の信号は、一定の電位の信号であってもよい。なお、半導体膜を挟んで上下に設けられた2つのゲート電極を接続し、制御信号Sを入力してもよい。トランジスタ183の他方のゲート電極に入力される信号によって、トランジスタ183の閾値電圧を制御することができる。閾値電圧を制御することで、トランジスタ183のオフ電流を更に低減することもできる。
ここで本構成例では、トランジスタ183はnチャネル型のトランジスタとする。
容量素子184の第2端子に入力される電位Vとして、例えばハイレベル電位やローレベル電位などの一定電位を用いることができる。本構成例では電位Vとしてローレベル電位を用いることとする。
続いて、シフトレジスタ180の動作について説明する。
まず、電源電圧が供給されている通常動作において、制御信号Sとしてトランジスタ183をオフ状態とする信号(ここではローレベル電位)が入力される。したがって、構成例1と同様、シフトレジスタ180はインバータのみで構成されたシフトレジスタとして動作する。
続いて、電源電圧の供給が停止するよりも前に、制御信号Sとしてトランジスタ183をオン状態とする信号が入力される。したがって、インバータ171の出力端子が接続されるノードの電位が容量素子184の第1端子に与えられ、当該電位と電位Vとの電位差に応じて容量素子184の一対の電極間に電荷が蓄積される。
その後、制御信号Sとしてトランジスタ183をオフ状態とする信号が与えられることにより、容量素子184の第1端子に接続されるノードの電位が保持される。
続いて、電源電圧の供給が停止する。ここで、制御信号Sとしてトランジスタ183をオフ状態とする信号が常に与えられる。また、制御信号Sとして電位Vと等しいローレベル電位が与えられていてもよい。トランジスタ183はオフ電流が著しく低いため、トランジスタ183オフ状態を維持することで、電源電圧の供給が停止していても容量素子184に蓄積された電荷がトランジスタ183を介して減少することが抑制され、その結果第2の記憶素子182に記憶された情報が保持される。
その後、電源電圧の供給が再開された後、制御信号Sとしてトランジスタ183をオン状態とする信号が入力される。このとき、電源電圧の供給が停止する前に、容量素子184の第1端子に与えられた電位がハイレベル電位の場合には、インバータ172の入力端子にハイレベル電位が与えられる。当該電位がローレベル電位の場合には、インバータ172の入力端子にローレベル電位が与えられる。このようにして第1の記憶素子161の状態が、電源電圧の供給が停止する以前の状態に復帰することができる。
ここで、構成例1で例示したように、素子の導電性の変化を利用した記憶素子を第2の記憶素子に適用した場合には、一種類(構成例1では電位V)の電位情報しか記憶できないため、電源電圧の供給が再開された後に第1の記憶素子161の状態を確定するためには、インバータ171及び172のそれぞれの入力端子に接続する一対の記憶素子を設ける必要があった。しかし、本構成例に示す第2の記憶素子は、ハイレベル電位とローレベル電位の二種類の電位情報を記憶することが可能であるため、インバータ171または172のいずれか一方の入力端子に接続する一つの記憶素子を設けるのみでよく、回路構成を簡略化できる。
また、図6(B)に示すシフトレジスタ190のように、インバータ171及び172のそれぞれの入力端子に接続する一対の第2の記憶素子(第2の記憶素子182a及び182b)を設ける構成としてもよい。このような構成とすると、電源電圧の供給が再開された際に第1の記憶素子161の状態が確定するまでの期間を短くできるため、高速動作に適している。
ここで、上記では、電源電圧が供給されている通常動作の際にトランジスタ183がオフ状態となるとして説明したが、通常動作の際にトランジスタ183をオン状態としていてもよい。
その場合、容量素子184の第1端子の電位として、単位記憶回路181aの出力データQ1の電位が常に維持されることとなる。したがって、電源電圧の供給が停止される際に、容量素子184を充放電する必要がなく、トランジスタ183をオフ状態とするのみでよいため、高速動作が実現される。
また、容量素子184の容量としては、電源電圧の供給が再開された後に、インバータ172及びインバータ152bの出力を反転させるだけの電位が、これらの入力端子が接続されるノードに与えられるような値とすればよい。具体的には、インバータ172及びインバータ152bのそれぞれの入力部のゲート容量と同等の容量とすればよい。したがって、容量素子184の充放電に要する電流は極めて小さいため、上述のように通常動作時においてトランジスタ183を常にオン状態としていても、シフトレジスタ180は高速に動作させることができる。
なお、上述のようにオフ電流の著しく小さいトランジスタにより容量素子やフローティングノードへの電荷の供給、保持、放出が制御される第2記憶素子を用いた単位記憶回路181aは、MRAMなどを第2記憶素子に用いたシフトレジスタに比べて、データの待避及び復帰により消費される電力(オーバーヘッド)が小さい。具体的に、MRAMは、データの書き込みに要する電流が50μA〜500μAと言われているが、本構成例で例示した単位記憶回路181aでは、容量素子184への電荷の供給によりデータの待避を行っているので、データの書き込みに要する電流をMRAMの1/100程度に抑えることができる。よって、本構成例で例示した単位記憶回路181aでは、オーバーヘッドと電源の遮断により削減される電力とが等しくなる電源の遮断時間、すなわち損益分岐時間(BET:Break Even Time)を、MRAMを用いる場合より短くすることができ、受電制御装置101の消費電力を抑えることができる。
以上が本構成例についての説明である。
[変形例]
ここで、第2の記憶素子としてFeRAM素子を用いる場合には、本構成例で例示した回路構成を適用することができる。その場合には、容量素子184(または、容量素子184a及び184b)の誘電体として強誘電体を用いることにより実現できる。なお、FeRAMを用いる場合には、トランジスタ183(または、トランジスタ183a及び183b)として、必ずしもオフ電流の著しく小さいトランジスタを適用しなくてもよい。
本実施の形態は、本明細書中に記載する他の実施の形態と適宜組み合わせて実施することができる。
(実施の形態4)
本実施の形態では、チャネルが形成される半導体層に酸化物半導体を用いた、オフ電流が著しく低いトランジスタと、これを上記実施の形態に適用する例について説明する。
酸化物半導体は、エネルギーギャップが3.0eV以上と大きく、酸化物半導体を適切な条件で加工し、そのキャリア密度を十分に低減して得られた酸化物半導体層が適用されたトランジスタにおいては、オフ状態でのソースとドレイン間のリーク電流(オフ電流)を、従来のシリコンを用いたトランジスタと比較して極めて低いものとすることができる。
例えば、記憶部125に上述した酸化物半導体が適用されたトランジスタを用いる場合、記憶部125を構成する他の素子をCMOSプロセスによって作製し、その上層に当該トランジスタを積層して形成し、コンタクトプラグを介してこれらを電気的に接続する構成とすることが好ましい。このような構成とすることにより、制御部の占有面積を縮小することができる。
また、用いる酸化物半導体としては、少なくともインジウム(In)あるいは亜鉛(Zn)を含むことが好ましい。特にInとZnを含むことが好ましい。また、該酸化物半導体を用いたトランジスタの電気特性のばらつきを減らすためのスタビライザーとして、それらに加えてガリウム(Ga)を有することが好ましい。また、スタビライザーとしてスズ(Sn)を有することが好ましい。また、スタビライザーとしてハフニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)、チタン(Ti)、スカンジウム(Sc)、イットリウム(Y)、ランタノイド(例えば、セリウム(Ce)、ネオジム(Nd)、ガドリニウム(Gd))から選ばれた一種、または複数種が含まれていることが好ましい。
例えば、酸化物半導体として、酸化インジウム、酸化スズ、酸化亜鉛、In−Zn系酸化物、Sn−Zn系酸化物、Al−Zn系酸化物、Zn−Mg系酸化物、Sn−Mg系酸化物、In−Mg系酸化物、In−Ga系酸化物、In−Ga−Zn系酸化物(IGZOとも表記する)、In−Al−Zn系酸化物、In−Sn−Zn系酸化物、Sn−Ga−Zn系酸化物、Al−Ga−Zn系酸化物、Sn−Al−Zn系酸化物、In−Hf−Zn系酸化物、In−Zr−Zn系酸化物、In−Ti−Zn系酸化物、In−Sc−Zn系酸化物、In−Y−Zn系酸化物、In−La−Zn系酸化物、In−Ce−Zn系酸化物、In−Pr−Zn系酸化物、In−Nd−Zn系酸化物、In−Sm−Zn系酸化物、In−Eu−Zn系酸化物、In−Gd−Zn系酸化物、In−Tb−Zn系酸化物、In−Dy−Zn系酸化物、In−Ho−Zn系酸化物、In−Er−Zn系酸化物、In−Tm−Zn系酸化物、In−Yb−Zn系酸化物、In−Lu−Zn系酸化物、In−Sn−Ga−Zn系酸化物、In−Hf−Ga−Zn系酸化物、In−Al−Ga−Zn系酸化物、In−Sn−Al−Zn系酸化物、In−Sn−Hf−Zn系酸化物、In−Hf−Al−Zn系酸化物を用いることができる。
ここで、In−Ga−Zn系酸化物とは、InとGaとZnを主成分として有する酸化物という意味であり、InとGaとZnの比率は問わない。また、InとGaとZn以外の金属元素が入っていてもよい。
また、酸化物半導体として、InMO(ZnO)(m>0、且つ、mは整数でない)で表記される材料を用いてもよい。なお、Mは、Ga、Fe、Mn及びCoから選ばれた一の金属元素または複数の金属元素、若しくは上記のスタビライザーとしての元素を示す。また、酸化物半導体として、InSnO(ZnO)(n>0、且つ、nは整数)で表記される材料を用いてもよい。
例えば、In:Ga:Zn=1:1:1、In:Ga:Zn=3:1:2、あるいはIn:Ga:Zn=2:1:3等の原子数比のIn:Ga:Zn系酸化物やその組成の近傍の酸化物を用いるとよい。
トランジスタの半導体層に用いることのできる酸化物半導体膜は単結晶でも、非単結晶を有していてもよい。非単結晶は、例えば、CAAC(C Axis Aligned Crystal)、多結晶、微結晶、非晶質部を有する。非晶質部は、微結晶、CAACよりも欠陥準位密度が高い。また、微結晶は、CAACよりも欠陥準位密度が高い。なお、CAACを有する酸化物半導体を、CAAC−OS(C Axis Aligned Crystalline Oxide Semiconductor)と呼ぶ。
好ましくは、酸化物半導体膜は、CAAC−OS膜とする。
酸化物半導体膜は、例えば微結晶を有してもよい。なお、微結晶を有する酸化物半導体を、微結晶酸化物半導体と呼ぶ。微結晶酸化物半導体膜は、例えば、1nm以上10nm未満のサイズの微結晶(ナノ結晶ともいう。)を膜中に含む。
酸化物半導体膜は、例えば非晶質部を有してもよい。なお、非晶質部を有する酸化物半導体を、非晶質酸化物半導体と呼ぶ。非晶質酸化物半導体膜は、例えば、原子配列が無秩序であり、結晶成分を有さない。または、非晶質酸化物半導体膜は、例えば、完全な非晶質であり、結晶部を有さない。
なお、酸化物半導体膜が、CAAC−OS、微結晶酸化物半導体、非晶質酸化物半導体の混合膜であってもよい。混合膜は、例えば、非晶質酸化物半導体の領域と、微結晶酸化物半導体の領域と、CAAC−OSの領域と、を有する。また、混合膜は、例えば、非晶質酸化物半導体の領域と、微結晶酸化物半導体の領域と、CAAC−OSの領域と、の積層構造を有してもよい。
なお、酸化物半導体膜は、例えば、単結晶を有してもよい。
酸化物半導体膜は、複数の結晶部を有し、当該結晶部のc軸が被形成面の法線ベクトルまたは表面の法線ベクトルに平行な方向に揃っていることが好ましい。なお、異なる結晶部間で、それぞれa軸およびb軸の向きが異なっていてもよい。そのような酸化物半導体膜の一例としては、CAAC−OS膜がある。
以下、CAAC−OS膜について説明する。
CAAC−OS膜の結晶部は、一辺が100nm未満の立方体内に収まる大きさであることが多い。また、透過型電子顕微鏡(TEM:Transmission Electron Microscope)による観察像では、CAAC−OS膜に含まれる非晶質部と結晶部との境界、結晶部と結晶部の境界は明確ではない。また、TEMによってCAAC−OS膜には明確な粒界(グレインバウンダリーともいう。)は確認できない。そのため、CAAC−OS膜は、粒界に起因する電子移動度の低下が抑制される。
CAAC−OS膜に含まれる結晶部は、例えばc軸がCAAC−OS膜の被形成面の法線ベクトルまたは表面の法線ベクトルに平行な方向になるように揃い、かつab面に垂直な方向から見て金属原子が三角形状または六角形状に配列し、c軸に垂直な方向から見て金属原子が層状または金属原子と酸素原子とが層状に配列している。なお、異なる結晶部間で、それぞれa軸およびb軸の向きが異なっていてもよい。本明細書において、単に垂直と記載する場合、80°以上100°以下、好ましくは85°以上95°以下の範囲も含まれることとする。また、単に平行と記載する場合、−10°以上10°以下、好ましくは−5°以上5°以下の範囲も含まれることとする。
なお、CAAC−OS膜において、結晶部の分布が一様でなくてもよい。例えば、CAAC−OS膜の形成過程において、酸化物半導体膜の表面側から結晶成長させる場合、被形成面の近傍に対し表面の近傍では結晶部の占める割合が高くなることがある。また、CAAC−OS膜へ不純物を添加することにより、当該不純物添加領域において結晶部が非晶質化することもある。
CAAC−OS膜に含まれる結晶部のc軸は、CAAC−OS膜の被形成面の法線ベクトルまたは表面の法線ベクトルに平行な方向になるように揃うため、CAAC−OS膜の形状(被形成面の断面形状または表面の断面形状)によっては互いに異なる方向を向くことがある。また、結晶部は、成膜したとき、または成膜後に加熱処理などの結晶化処理を行ったときに形成される。したがって結晶部のc軸は、CAAC−OS膜が形成されたときの被形成面の法線ベクトルまたは表面の法線ベクトルに平行な方向に揃う。
酸化物半導体膜として、CAAC−OS膜を適用する場合、該CAAC−OS膜を形成する方法としては、三つ挙げられる。
一つめは、成膜温度を200℃以上600℃以下として酸化物半導体膜の成膜を行うことで、酸化物半導体膜に含まれる結晶部のc軸が、被形成面の法線ベクトルまたは表面の法線ベクトルに平行な方向に揃った結晶部を形成する方法である。
二つめは、酸化物半導体膜を薄い膜厚で成膜した後、200℃以上700℃以下の熱処理を行うことで、酸化物半導体膜に含まれる結晶部のc軸が、被形成面の法線ベクトルまたは表面の法線ベクトルに平行な方向に揃った結晶部を形成する方法である。
三つめは、一層目の酸化物半導体膜を薄く成膜した後、200℃以上700℃以下の熱処理を行い、さらに二層目の酸化物半導体膜の成膜を行うことで、酸化物半導体膜に含まれる結晶部のc軸が、被形成面の法線ベクトルまたは表面の法線ベクトルに平行な方向に揃った結晶部を形成する方法である。
例えば、スパッタリング法を用いてCAAC−OS膜を成膜する場合、成膜時の基板温度を高くすることが好ましい。例えば、基板加熱温度を100℃以上600℃以下、好ましくは200℃以上500℃以下、さらに好ましくは150℃以上450℃以下として酸化物膜を成膜することによりCAAC−OS膜を成膜することができる。
また、スパッタリング法に用いる電源として、直流(DC)電源を用いることが好ましい。なお、高周波(RF)電源、交流(AC)電源を用いることもできる。ただし、RF電源は、大面積の基板へ成膜可能なスパッタリング装置への適用が困難である。また、以下に示す観点からAC電源よりもDC電源が好ましいと考えられる。
スパッタリング用ターゲットとしてIn−Ga−Zn−O化合物ターゲットを用いる場合、例えばInO粉末、GaO粉末、及びZnO粉末を2:2:1、8:4:3、3:1:1、1:1:1、4:2:3、3:1:2、3:1:4、1:6:4、1:6:9等のmol数比で混合して形成したIn−Ga−Zn−O化合物ターゲットを用いることが好ましい。x、y、及びzは任意の正の数である。なお、スパッタリング用ターゲットは、多結晶であってもよい。
また、マグネトロンを用い、磁場によりスパッタリング用ターゲットの近傍のプラズマ空間を高密度化してもよい。マグネトロンスパッタリング装置では、例えば、スパッタリング用ターゲットの前方に磁場を形成するため、スパッタリング用ターゲットの後方に磁石組立体が配置される。当該磁場は、スパッタリング用ターゲットのスパッタリング時において、電離した電子やスパッタリングにより生じた二次電子を捉える。このようにして補足された電子は成膜室内の希ガス等の不活性ガスとの衝突確率を高め、その結果プラズマ密度が高まる。これにより、例えば被素子形成層の温度を著しく上昇させることなく、成膜の速度を上げることができる。
スパッタリング法を用いてCAAC−OS膜を形成する場合、例えば、スパッタリング装置の成膜室内に存在する不純物(水素、水、二酸化炭素、及び窒素など)を低減することが好ましい。また、成膜ガス中の不純物を低減することが好ましい。例えば、酸素ガスやアルゴンガスの成膜ガスとして、露点が−40℃以下、好ましくは−80℃以下、より好ましくは−100℃以下にまで高純度化したガスを用いることにより、CAAC−OS膜に対する不純物の混入を抑制することができる。
スパッタリング法を用いてCAAC−OS膜を形成する場合、成膜ガス中の酸素割合を高くし、電力を最適化して成膜時のプラズマダメージを抑制させることが好ましい。例えば、成膜ガス中の酸素割合を、30体積%以上、好ましくは100体積%にすることが好ましい。
スパッタリング法を用いてCAAC−OS膜を成膜する場合、成膜時の基板加熱に加え、加熱処理を行ってもよい。加熱処理により、例えば酸化物膜中の不純物濃度を低減させることができる。
上記加熱処理は、例えば350℃以上基板の歪み点未満の温度、さらには、350℃以上450℃以下で行ってもよい。なお、加熱処理を複数回行ってもよい。
上記加熱処理に用いられる加熱処理装置としては、GRTA(Gas Rapid Thermal Annealing)装置又はLRTA(Lamp Rapid Thermal Annealing)装置などのRTA(Rapid Thermal Annealing)装置を用いてもよい。なお、これに限定されず、電気炉など、別の加熱処理装置を用いてもよい。
上記工程に示すように、成膜中に、水素や水などを膜中に含ませないようにすることにより、酸化物半導体膜に含まれる不純物濃度を低減する。また、酸化物半導体膜の成膜後に、加熱処理を行うことにより、酸化物半導体膜に含まれる水素や水などを除去することによって、不純物濃度を低減してもよい。この後に、酸化物半導体膜に酸素を供給し、酸素欠損を補填することにより、酸化物半導体膜を高純度化することができる。また、酸化物半導体膜に酸素を添加してもよい。
CAAC−OS膜を用いたトランジスタは、可視光や紫外光の照射による電気特性の変動が小さい。よって、当該トランジスタは、信頼性が高い。
以上がCAAC−OS膜の説明である。
酸化物半導体膜の形成後において、脱水化処理(脱水素化処理)を行い酸化物半導体膜から、水素、または水分を除去して不純物が極力含まれないように高純度化し、脱水化処理(脱水素化処理)によって増加した酸素欠損を補填するため酸素を酸化物半導体膜に加える処理を行うことが好ましい。また、本明細書等において、酸化物半導体膜に酸素を供給する場合を、、加酸素化処理と記す場合がある、または酸化物半導体膜に含まれる酸素を化学量論的組成よりも多くする場合を過酸素化処理と記す場合がある。
このように、酸化物半導体膜は、脱水化処理(脱水素化処理)により、水素または水分が除去され、加酸素化処理により酸素欠損を補填することによって、i型(真性)化またはi型に限りなく近い酸化物半導体膜とすることができる。このような高純度化された酸化物半導体膜中には、ドナーに由来するキャリアが極めて少なく(ゼロに近く)、キャリア濃度は1×1017/cm未満、さらには1×1015/cm未満、さらには1×1014/cm未満、さらには1×1013/cm未満、さらには1×1012/cm未満、さらには1×1011/cm未満、さらには1.45×1010/cm未満となる。
またこのように、水素濃度が十分に低減されて高純度化され、十分な酸素の供給により酸素欠損に起因するエネルギーギャップ中の欠陥準位が低減された酸化物半導体層を備えるトランジスタは、極めて優れたオフ電流特性を実現できる。例えば、室温(25℃)でのオフ電流(ここでは、単位チャネル幅(1μm)あたりの値)は、100zA(1zA(ゼプトアンペア)は1×10−21A)以下、望ましくは、10zA以下となる。また、85℃では、100zA(1×10−19A)以下、望ましくは10zA(1×10−20A)以下となる。このように、i型(真性)化または実質的にi型化された酸化物半導体層を用いることで、極めて優れたオフ電流特性のトランジスタを得ることができる。
このようなトランジスタを適用することにより、不揮発性の記憶素子を実現でき、オーバーヘッドと損益分岐時間を低減でき、受電制御装置101の消費電力を抑えることができる。
続いて、図6(A)に示すトランジスタ183としてチャネルが形成される半導体層に酸化物半導体を用いたトランジスタが適用された単位記憶回路の構成の一例について説明する。ここでは、トランジスタ183及び容量素子184が、CMOSプロセスで形成された第1の記憶素子161を構成する他の素子の上層に、積層して形成した例について説明する。
図7に示す断面概略図では、チャネルが形成され、元素周期表における第14族の半導体(シリコンなど)を含有する半導体層を含むトランジスタと、チャネルが形成される酸化物半導体層を含むトランジスタを用いて構成される。このとき、チャネルが形成される酸化物半導体層を含むトランジスタは、元素周期表における第14族の半導体(シリコンなど)を含有する半導体層を含むトランジスタの上に積層させることができる。元素周期表における第14族の半導体(シリコンなど)を含有する半導体層を含むトランジスタは、例えば図6におけるインバータ171、172やインバータ152a、152b等を構成するトランジスタに適用される。
図7には、インバータ172の入力部を構成するトランジスタ301と、トランジスタ301と電気的に接続され、当該トランジスタ301の上層に形成された容量素子302及びトランジスタ303を示す。ここでトランジスタ303は、図6(A)におけるトランジスタ183に相当し、容量素子302は、容量素子184に相当する。
図7では、半導体層311と、絶縁層314と、導電層315と、絶縁層316と、絶縁層317と、接続層318と、導電層319a、導電層319b、及び導電層319cと、絶縁層320と、接続層321と、半導体層331と、絶縁層333と、導電層334と、導電層336a及び導電層336bと、導電層338と、絶縁層339と、接続層341と、導電層342と、により、元素周期表における第14族の半導体(シリコンなど)を含有する半導体層を含むトランジスタ301と、チャネルが形成される酸化物半導体層を含むトランジスタ303と、容量素子302が構成される。
さらに、半導体層311は、領域313a及び領域313bを有する。また、半導体層311の一部の領域に設けられた絶縁層312により、隣接するトランジスタが電気的に分離されている。
半導体層311としては、例えば半導体基板を用いることができる。また、別の基板の上に設けられた半導体層を半導体層311として用いることもできる。
領域313a及び領域313bは、互いに離間して設けられ、n型またはp型の導電型を付与するドーパントが添加された領域である。領域313a及び領域313bは、上記pチャネル型トランジスタのソース領域又はドレイン領域としての機能を有する。また、領域313a及び領域313bは、それぞれ接続層318を介して導電層319aまたは導電層319bに電気的に接続されている。
トランジスタ301がnチャネル型のトランジスタの場合は、上記ドーパントとして、n型の導電性を付与する元素を用いる。一方、pチャネル型のトランジスタの場合には、p型の導電性を付与する元素を用いる。
なお、領域313a及び313bの一部に低濃度領域を設けてもよい。このとき低濃度領域の深さは、それ以外の領域の深さより小さくてもよいが、これに限定されない。
絶縁層314は、絶縁層312に挟まれた半導体層311の領域の上に設けられる。絶縁層314は、トランジスタ301のゲート絶縁層としての機能を有する。
絶縁層314としては、例えば酸化シリコン、窒化シリコン、酸化窒化シリコン、窒化酸化シリコン、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、酸化窒化アルミニウム、窒化酸化アルミニウム、酸化ハフニウム、有機絶縁材料(例えばポリイミド又はアクリルなど)などの材料の層を用いることができる。また、絶縁層314に適用可能な材料を積層して絶縁層314を構成してもよい。
導電層315は、絶縁層314を介して半導体層311に重畳する。導電層315に重畳する半導体層311の領域がトランジスタ301のチャネル形成領域になる。導電層315は、トランジスタ301のゲートとしての機能を有する。
導電層315としては、例えばモリブデン、マグネシウム、チタン、クロム、タンタル、タングステン、アルミニウム、銅、ネオジム、若しくはスカンジウムなどの金属材料、又はこれらを主成分とする合金材料の層を用いることができる。また、導電層315に適用可能な材料を積層して導電層315を構成することもできる。
絶縁層316は、絶縁層314の上に設けられ、導電層315における、互いに対向する一対の側面に接して設けられる。
絶縁層317は、導電層315、絶縁層316の上に設けられる。
絶縁層316、絶縁層317としては、上述した絶縁層314に適用可能な材料のうち、絶縁層314に適用した材料と同じ材料の層又は異なる材料の層を用いることができる。また、絶縁層316及び絶縁層317に適用可能な材料を積層して、絶縁層316又は絶縁層317を構成することもできる。
接続層318は、絶縁層317に設けられた開口部を埋めるようにして設けられ、領域313a又は領域313bと電気的に接続される。
導電層319a、導電層319b、及び導電層319cは、絶縁層317上に設けられる。導電層319aは接続層318を介して領域313aと電気的に接続する。導電層319bは接続層318を介して領域313bと電気的に接続する。また導電層319cは図示しない接続層318を介して導電層315と電気的に接続する。
接続層318、並びに導電層319a、導電層319b、及び導電層319cとしては、上述した導電層315に適用可能な材料のうち、導電層315に適用した材料と同じ材料の層又は異なる材料の層を用いることができる。また、接続層318、並びに導電層319a、導電層319b、及び導電層319cに適用可能な材料を積層して、接続層318、並びに導電層319a、導電層319b、及び導電層319cを構成することもできる。
絶縁層320は、絶縁層317、並びに導電層319a、導電層319b、及び導電層319c上に設けられる。絶縁層320の構成としては、絶縁層317と同様の構成を用いることができる。
接続層321は、絶縁層320に設けられた開口部を埋めるようにして設けられ、導電層319cと電気的に接続される。接続層321の構成としては、接続層318と同様の構成を用いることができる。
半導体層331は、絶縁層320の上に設けられる。半導体層331としては、上述した材料の層を用いることができる。
なお、半導体層331の導電層336a及び導電層336bと重なる領域にドーパントが添加された領域を設けてもよい。ドーパントとしては、15族元素(代表的には窒素(N)、リン(P)、砒素(As)、およびアンチモン(Sb))、ホウ素(B)、アルミニウム(Al)、、アルゴン(Ar)、ヘリウム(He)、ネオン(Ne)、インジウム(In)、フッ素(F)、塩素(Cl)、チタン(Ti)、及び亜鉛(Zn)のいずれかから選択される一以上を用いることができる。なお、当該領域は必ずしも設けなくともよい。
導電層336a及び導電層336bはそれぞれ互いに離間して設けられ、半導体層331に接して電気的に接続される。導電層336aおよび導電層336bは、トランジスタのソース電極またはドレイン電極として機能する。また、導電層336bは接続層321と電気的に接続される。また、導電層336aは、容量素子302の一方の電極としても機能する。
導電層336a及び導電層336bとしては、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、銅(Cu)、タンタル(Ta)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、ネオジム(Nd)、スカンジウム(Sc)などの金属、または、上述した金属元素を成分とする合金、上述した金属元素を組み合わせた合金、上述した金属元素の窒化物などを用いて形成することができる。また、マンガン(Mn)、マグネシウム(Mg)、ジルコニウム(Zr)、ベリリウム(Be)などの金属元素を用いてもよい。
絶縁層333は、半導体層331、導電層336a、導電層336bの上に設けられる。また絶縁層333は、トランジスタのゲート絶縁層としての機能を有する。また、絶縁層333は、容量素子302の誘電層としての機能をも有する。
絶縁層333としては、例えば窒化アルミニウム、酸化アルミニウム、窒化酸化アルミニウム、酸化窒化アルミニウム、窒化シリコン、酸化シリコン、窒化酸化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化タンタル、または酸化ランタンから選ばれた材料を、単層でまたは積層して形成することができる。
また、絶縁層333として、ハフニウムシリケート(HfSiO)、窒素が添加されたハフニウムシリケート(HfSi)、窒素が添加されたハフニウムアルミネート(HfAl)、酸化ハフニウム、酸化イットリウムなどのhigh−k材料を用いることで、実質的な(例えば、酸化シリコン換算の)ゲート絶縁膜の厚さを変えないまま、物理的なゲート絶縁膜を厚くすることにより、ゲートリークを低減できる。さらには、high−k材料と、酸化シリコン、酸化窒化シリコン、窒化シリコン、窒化酸化シリコン、酸化アルミニウム、酸化窒化アルミニウム、及び酸化ガリウムのいずれか一以上との積層構造とすることができる。
導電層334は、絶縁層333を介して半導体層331に重畳する。導電層334は、トランジスタのゲートとしての機能を有する。また導電層334の一部が導電層336a及び336bと重畳して設けられることが好ましい。
導電層334としては、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、銅(Cu)、タンタル(Ta)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、ネオジム(Nd)、スカンジウム(Sc)から選ばれた金属、または上述した金属元素を成分とする合金、上述した金属元素を組み合わせた合金、上述した金属元素の窒化物などを用いて形成することができる。また、マンガン(Mn)、マグネシウム(Mg)、ジルコニウム(Zr)、ベリリウム(Be)などの金属元素を用いてもよい。
また、導電層334は、単層構造でも、二層以上の積層構造としてもよい。例えば、シリコンを含むアルミニウムを用いた単層構造、アルミニウム上にチタンを積層する二層構造、窒化チタン上にチタンを積層する二層構造、窒化チタン上にタングステンを積層する二層構造、窒化タンタル上にタングステンを積層する二層構造、Cu−Mg−Al合金上にCuを積層する二層構造、チタンと、そのチタン上にアルミニウムを積層し、さらにその上にチタンを形成する三層構造などがある。
また、導電層334は、インジウム錫酸化物、酸化タングステンを含むインジウム酸化物、酸化タングステンを含むインジウム亜鉛酸化物、酸化チタンを含むインジウム酸化物、酸化チタンを含むインジウム錫酸化物、インジウム亜鉛酸化物、酸化ケイ素を添加したインジウム錫酸化物などの透光性を有する導電性材料を適用することもできる。また、上記透光性を有する導電性材料と、上記金属元素の積層構造とすることもできる。
また、導電層334と半導体層331に重畳し、かつ、導電層334と絶縁層333に接して、酸化ガリウムや、窒素を含むインジウムガリウム亜鉛酸化物や、窒素を含むインジウム錫酸化物や、窒素を含むインジウムガリウム酸化物や、窒素を含むインジウム亜鉛酸化物や、窒素を含む酸化錫や、窒素を含むインジウム酸化物や、金属窒化物(InN、ZnNなど)を形成してもよい。
これらの材料は5eV以上、好ましくは5.5eV以上の仕事関数を有し、絶縁層333を介して半導体層331と重畳させることで、トランジスタのしきい値電圧をプラスにすることができ、所謂ノーマリーオフのスイッチング素子を実現できる。例えば、窒素を含むIn−Ga−Zn−Oを用いる場合、少なくとも半導体層331より高い窒素濃度、具体的には窒素濃度が7原子%以上のIn−Ga−Zn−Oを用いる。
導電層338は、絶縁層333を介して導電層336a上に設けられる。
ここで、導電層336a、絶縁層333、及び導電層338により容量素子302が形成される。
絶縁層339は、絶縁層333、導電層334及び導電層338の上に設けられる。
絶縁層339には、絶縁層317と同様の材料を用いることができる。
接続層341は、絶縁層339に設けられた開口部を埋めるように設けられ、導電層338と電気的に接続する。
接続層341は、接続層318と同様の構成とすることができる。
導電層342は、絶縁層339上に設けられる。導電層342は接続層341を介して導電層338と電気的に接続する。
導電層342は、導電層319a、導電層319b、及び導電層319cと同様の構成とすることができる。
このようにして、CMOSプロセスで形成された第1の記憶素子を構成する素子(例えばトランジスタ301)の上層に、トランジスタ303及び容量素子302が積層された単位記憶回路を構成することができる。
このような構成とすることにより、トランジスタ303及び容量素子302を、他の素子の直上に形成することができるため、単位記憶回路の占有面積が増大することなく、揮発性の第1の記憶素子に保持された情報を保持する機能を追加することができる。さらに、トランジスタ303としてオフ状態におけるリーク電流が極めて低い、酸化物半導体を用いたトランジスタを適用することにより、不揮発性の記憶素子を実現でき、オーバーヘッドと損益分岐時間を低減でき、受電制御装置101の消費電力を抑えることができる。
(実施の形態5)
本発明の一態様の受電制御装置が適用された受電装置は、外部からの電力の供給を無線で受けられる電子機器に適用可能である。本発明の一態様に係る電子機器の具体例として、表示装置、ノート型パーソナルコンピュータ、記録媒体を備えた画像再生装置(代表的にはDVD:Digital Versatile Disc等の記録媒体を再生し、その画像を表示しうるディスプレイを有する装置)、携帯電話、携帯型ゲーム機、携帯情報端末、電子書籍、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラなどのカメラ、ゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)、ナビゲーションシステム、音響再生装置(カーオーディオ、デジタルオーディオプレイヤー等)、複写機、ファクシミリ、プリンター、プリンター複合機、現金自動預け入れ払い機(ATM)、自動販売機などが挙げられる。
そのほか、本発明の一態様に係る電子機器の具体例として、照明装置、ポータブルCDプレーヤ、ラジオ、テープレコーダ、ヘッドホンステレオ、ステレオ、置き時計、壁掛け時計、コードレス電話子機、トランシーバ、携帯無線機、自動車電話、電卓、電子手帳、電子翻訳機、音声入力機器、電気シェーバ、電気歯ブラシ、電子レンジ等の高周波加熱装置、電気炊飯器、電気洗濯機、電気掃除機、温水器、扇風機、ドライヤー、エアコンディショナー、加湿器、除湿器などの空調設備、食器洗い器、食器乾燥器、衣類乾燥器、布団乾燥器、電気冷蔵庫、電気冷凍庫、電気冷凍冷蔵庫、DNA保存用冷凍庫、懐中電灯、チェーンソー等の工具、煙感知器、透析装置等の医療機器などが挙げられる。さらに、誘導灯、信号機、ベルトコンベア、エレベータ、エスカレータ、産業用ロボット、電力貯蔵システム、電力の平準化やスマートグリッドのための蓄電装置等の産業機器が挙げられる。また、リチウム二次電池からの電力を用いて電動機により推進する移動体なども、電気機器の範疇に含まれるものとする。上記移動体として、例えば、電気自動車(EV)、内燃機関と電動機を併せ持ったハイブリッド車(HEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、これらのタイヤ車輪を無限軌道に変えた装軌車両、電動アシスト自転車を含む原動機付自転車、自動二輪車、電動車椅子、ゴルフ用カート、小型又は大型船舶、潜水艦、ヘリコプター、航空機、ロケット、人工衛星、宇宙探査機や惑星探査機、宇宙船などが挙げられる。
図8(A)に、本発明の一態様に係る電子機器の一つである、ノート型パーソナルコンピュータを示す。図8(A)に示すノート型パーソナルコンピュータは、筐体5201、表示部5202、キーボード5203、タッチパッド5204、送電装置5205、受電装置5207等を有する。受電装置5207には、本発明の一態様に係る受電装置が設けられている。
図8(A)に示すノート型パーソナルコンピュータは、受電装置5207において、電磁共鳴方式の送電装置からの電力を、無線で受けることができる。また、送電装置5205を介して、電力を他の電子機器に供給することができる。
例えば、図8(A)では、送電装置5205を介して、ポインティングデバイスの一つであるマウス5206に、電力を供給する場合を例示する。マウス5206は本発明の一態様の受電装置5208を備えている。具体的に、図8(A)では、マウス5206を、ノート型パーソナルコンピュータの送電装置5205上に、矢印で示すように移載する。
図8(B)に、マウス5206が、送電装置5205上に載置されている様子を示す。上記状態において、送電装置5205を介してマウス5206内の受電装置5208に無線で供給することができる。なお、マウス5206が電磁共鳴方式である場合、マウス5206が電磁誘導方式である場合とは異なり、充電の対象となるマウス5206を、必ずしも送電装置5205上に載置する必要はない。マウス5206が電磁共鳴方式である場合、送電装置5205を介して無線給電を行うことで、電力伝送効率を落とすことなく、送電装置とマウス5206の間における電力の伝送距離を長くすることができる。
図9(A)に本発明の一態様の受電装置を備えるスマートフォンを示す。図9(A)に示すスマートフォンは、筐体5401、受電装置5402、スピーカ5403、マイク5404、操作ボタン5405、タッチ操作が可能な表示部5406などを有している。なお、受電装置5402に本発明の一態様の受電装置を備える。
また、図9(B)には、送電装置を備えるクレードルを示している。図9(B)に示すクレードルは、筐体5451内に送電装置5452を備え、コネクタ5453によって必要な電力が外部から供給されている。
スマートフォンに電力を供給する場合、図9(C)に示すようにスマートフォンをクレードルに設置する。このとき、スマートフォン内の受電装置5402とクレードル内の送電装置5452が重なるように設置する。また、クレードルに支持部を設け、送電装置5452と受電装置5402の相対位置がずれないようにスマートフォンが固定されていることが好ましい。
なお、クレードルはスマートフォンを固定支持できればよく、図9(B)の構成に限られない。例えばスマートフォンを縦向きから横向きに回転する回転機構を設けていてもよい。
また、本発明の一態様に係る受電装置は、電力を用いて電動機により推進する移動体に適用することもできる。上記移動体には、自動車(自動二輪車、三輪以上の普通自動車)、電動アシスト自転車を含む原動機付自転車、航空機、船舶、鉄道車両などが、その範疇に含まれる。
図10(A)に、本発明の一態様に係る受電装置が適用された普通自動車を示す。図10(A)に示す普通自動車は、車体5601、車輪5602、ダッシュボード5603、ライト5604、受電装置5605、電動機5606等を有する。受電装置5605には、本発明の一態様に係る受電装置が設けられている。なお、図10(A)に示す普通自動車では、受電装置5605が車体5601の底部に設けられている場合を例示しているが、受電装置5605を車体5601の底部以外の箇所に設けることも可能である。
図10(A)に示す普通自動車は、受電装置5605において、送電装置からの電力を、無線で受けることができる。電動機5606とライト5604は、負荷に相当し、上記電力を用いて駆動する。或いは、普通自動車が二次電池を有している場合、上記電力を二次電池に蓄電することもできる。電動機5606が駆動することで、車輪5602の動作を制御することができる。
なお、図10(A)に示す普通自動車は、原動機として電動機のみを用いている場合を例示しているが、電動機及び燃焼機関を原動機として用いていてもよい。燃焼機関は、給電装置から供給された電力によりプラグ点火が行われることで始動し、車輪5602の動作を制御することができる。
また、図10(A)に示す普通自動車は車体内に送電装置を備え、電力を他の電子機器に供給することもできる。
例えば、図10(A)では、ダッシュボード5603内に埋め込まれた送電装置5608を介して、携帯電話の一つであるスマートフォン5607に、電力を供給することができる。図10(A)では、スマートフォン5607を、普通自動車のダッシュボード5603上に、矢印で示すように移載する。
図10(B)に、スマートフォン5607が、ダッシュボード5603上に載置されている様子を示す。なお、図10(B)では、普通自動車におけるスマートフォン5607と送電装置5608の位置関係を明確にするために、普通自動車の輪郭と、ダッシュボード5603と、送電装置5608と、スマートフォン5607とを示す。このような状態において、送電装置5608から出力される電力を、スマートフォン5607に無線で供給することができる。
以上のように、本発明の一態様の受電装置を電子機器や移動体に搭載することで、無線給電時の消費電力が低減された電子機器または移動体を実現できる。
本実施の形態は、本明細書中に記載する他の実施の形態と適宜組み合わせて実施することができる。
100 受電装置
101 受電制御装置
103 受電部
105 整流回路
107 蓄電装置
109 充電検知部
111 電源制御部
113 クロック生成部
115 カウンタ部
117 受電検知部
120 通信制御部
121 インターフェース
123 演算部
125 記憶部
131 パワーコントローラ
132a 配線
132b 配線
133 パワースイッチ
133a パワースイッチ
133b パワースイッチ
134a スイッチ
134b スイッチ
150 シフトレジスタ
151a 単位記憶回路
151b 単位記憶回路
152a インバータ
152b インバータ
161 第1の記憶素子
162a 第2の記憶素子
162b 第2の記憶素子
163a スイッチ
163b スイッチ
171 インバータ
172 インバータ
180 シフトレジスタ
181a 単位記憶回路
181b 単位記憶回路
182 第2の記憶素子
182a 第2の記憶素子
182b 第2の記憶素子
183 トランジスタ
183a トランジスタ
183b トランジスタ
184 容量素子
184a 容量素子
184b 容量素子
190 シフトレジスタ
301 トランジスタ
302 容量素子
303 トランジスタ
311 半導体層
312 絶縁層
313a 領域
313b 領域
314 絶縁層
315 導電層
316 絶縁層
317 絶縁層
318 接続層
319a 導電層
319b 導電層
319c 導電層
320 絶縁層
321 接続層
331 半導体層
333 絶縁層
334 導電層
336a 導電層
336b 導電層
338 導電層
339 絶縁層
341 接続層
342 導電層
5201 筐体
5202 表示部
5203 キーボード
5204 タッチパッド
5205 送電装置
5206 マウス
5207 受電装置
5208 受電装置
5401 筐体
5402 受電装置
5403 スピーカ
5404 マイク
5405 操作ボタン
5406 表示部
5451 筐体
5452 送電装置
5453 コネクタ
5601 車体
5602 車輪
5603 ダッシュボード
5604 ライト
5605 受電装置
5606 電動機
5607 スマートフォン
5608 送電装置

Claims (4)

  1. 通信制御部と、
    電源制御部と、
    クロック生成部と、
    受電検知部と、
    カウンタ部と、
    蓄電装置と、を有し
    前記受電検知部は、受電信号を検知し、検知信号を出力する機能を有し、
    前記電源制御部は、前記検知信号に基づいて起動し、前記通信制御部への電源電圧の供給を制御する機能を有し、
    前記クロック生成部は、前記受電信号からクロック信号を生成する機能を有し、
    前記カウンタ部は、前記クロック信号に基づいて通信を行う期間を計測し、前記通信を行うより前に前記電源制御部に対して前記電源電圧の供給を要求し、前記通信を終えた後に前記電源制御部に対して前記電源電圧の供給の停止を要求する機能を有し、
    前記蓄電装置は、前記受電信号から電力を蓄電する機能を有し、
    前記通信制御部は、記憶部を有し、
    前記記憶部は、
    半導体層を有する第1のトランジスタと
    前記第1のトランジスタ上の絶縁膜と、
    前記絶縁膜上の酸化物半導体層を有する第2のトランジスタと、を有することを特徴とする受電装置。
  2. 請求項において、
    前記蓄電装置は、二次電池を有することを特徴とする受電装置。
  3. 請求項1又は請求項において、
    前記第2のトランジスタのチャネル幅1μmあたりのオフ電流は、85℃において1×10−19A以下であることを特徴とする受電装置。
  4. 請求項1乃至請求項のいずれか一において、
    前記酸化物半導体層は、Inと、Gaと、Znと、を有することを特徴とする受電装置。
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