JP6135622B2 - 高炉原料の装入方法 - Google Patents
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Description
高炉でのコークス使用量を低減する方法としては、1チャージ当りの鉱石装入量を増やす方法と、1チャージ当りのコークス装入量を低下させる方法の2つが考えられる。しかし、鉱石装入量を増やす方法は高炉に装入された鉱石の層厚が厚くなるため、鉱石の還元性が低下し、高炉の下部で未還元鉱石の直接反応による炉熱低下を招いて高炉炉況を悪化させる要因になる。一方、コークス装入量を低下させる方法は高炉に装入されたコークスの層厚が融着帯(鉱石同士が軟化融着する領域)で薄くなるため、高炉下部での通気性が悪化する要因になる。
しかし、特許文献1、2に記載された技術では、鉱石の溶融を促進させるために鉱石と同時に装入されるコークスの粒径を小さくしているため、鉱石が溶融し始めてから滴下するまでの領域(軟化融着帯)でコークスが消滅してしまい、軟化融着帯での通気性が不十分となり、コークス装入量の低減効果、すなわち鉱石に対するコークス比の低減効果が小さいと考えられる。
つまり、装入の初期から中期にかけてコークス混合率が大となり、末期でコークス混合率が小となるような経時変化となる。このような排出混合率分布で旋回シュートを介して高炉内へ原料を装入すると、排出末期に装入された領域では炉下部において通気性の改善効果があまり期待できない。
(1)
炉頂部に設けられた下部バンカーと該下部バンカーの上方に設けられ、下部バンカーと複数のポートで連結された上部バンカーとが、上下2段に配置されたセンターフィード型ベルレス原料装入装置を有するベルレス高炉における高炉原料の装入方法であって、前記複数のポートの一部のポートにのみコークスを投入し、前記一部のポートに前記コークスを堆積させる工程と、
前記堆積したコークス上に鉱石を投入して前記複数のポートの他のポートに前記鉱石を流れ込ませ、前記他のポートに前記鉱石を堆積させる工程と、
前記上部バンカー内に堆積したコークスと鉱石とを、前記下部バンカーに移送する工程と、
前記下部バンカーに移送された前記コークスと前記鉱石とを前記ベルレス高炉内に装入してコークス混合鉱石層を形成する工程と、を含むことを特徴とする高炉原料の装入方法。
(2)
前記コークスを堆積させる工程においては、前記上部バンカーに備えられたシュートの先端の位置を前記一部のポートの上方に固定して前記コークスを投入することを特徴とする(1)に記載の高炉原料の装入方法。
(3)
前記他のポートに前記鉱石を堆積させる工程においては、前記シュートを介して前記鉱石を投入することを特徴とする(2)に記載の高炉原料の装入方法。
(4)
前記シュートは、旋回シュートであることを特徴とする(1)または(2)に記載の高炉原料の装入方法。
(5)
前記コークス混合鉱石層中に混合されるコークスの量を、前記炉頂部から装入される全コークス量に対して、10質量%以上50質量%以下とすることを特徴とする(1)ないし(4)のいずれかに記載の高炉原料の装入方法。
である。
上部バンカー5は、底部に開閉自在の複数のポートを有する。例えば図4に示すように、上部バンカー5は原料排出用の4つのポート51,53,55,57を有した構造が採用可能である。4つのポート51,53,55,57は、上部バンカー5の底部に円周方向に等間隔で設けられており、4つのポート51,53,55,57には各ポートを開閉するゲートがそれぞれ取り付けられている。図1中では、図4に示した上部バンカー5の4つのポート51,53,55,57のうち2つのポート51、53と、2つのポート51,53を開閉するそれぞれのゲート52,54とが例示的に示されている。尚、上部バンカー5のポートの数は4つに限定されるものではなく、2つ、3つ又は5つ以上等、適宜変更されてよい。
次に、図1に示す炉頂バンカー4を用いてコークス混合鉱石層13を、ベルレス高炉1の原料装入部に形成する場合に用いる、本発明の実施形態に係る高炉原料の装入方法を説明する。まず、図2に示すように、上部旋回シュート10の先端10aの位置を上部バンカー5の任意のポート上で固定する。本発明の実施形態においては、4つのポートのうちのひとつのポート53を、上方に、上部旋回シュート10の先端10aの位置を固定するポートとして設定している。上部バンカー5の4つのポート51,53,55,57(図4参照)の各ゲート52,54,56,58はすべて閉じた状態とする。
尚、コークス混合鉱石層13に混合されるコークス2の量は、炉頂から装入する全コークス量に対して、10質量%以上、50質量%以下にすることが好ましい。すなわち、バッチ毎に投入するコークス2の量は、ベルレス高炉1内にコークス層12及びコークス混合鉱石層13として存在する全コークス量に対して、10質量%以上、50質量%以下となるように設定する。全コークス量に対するコークス2の量の割合が10質量%未満の場合は、鉱石層に混合されるコークス量が10%未満となるため、コークス混合鉱石層13中のコークス2が融着帯に到達する前にガス化反応によってすべて消滅し、通気性改善効果が期待できなくなるためである。また全コークス量に対するコークス2の量の割合が50質量%を超える場合は、高炉内に積層するコークス層の厚みが薄層化するために融着帯において通気性が悪化し、混合装入による鉱石層の通気性改善効果と相殺してしまうためである。また、上部旋回シュート10の先端10aの位置を上方で固定するポート53は、上部バンカー5内の高炉原料の円周偏差をなくすため、バッチごとに変更することが好ましい。
以上、本発明の実施形態に係る高炉原料の装入方法を説明してきたが、本発明に係る高炉原料の装入方法は、説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、本発明の実施形態に係る上部旋回シュート10の先端10aは1つだけであるが、出側の先端が2つに分岐されてもよい。分岐した2つの先端の下方にそれぞれポートが1つずつ位置するように、シュートの2つの先端間の角度が設定されれば、本発明の実施形態と同様の作用効果を奏することが可能となる。
2 コークス
3 鉱石
4 炉頂バンカー
5 上部バンカー
6 下部バンカー
7,8 原料槽
10 上部旋回シュート
10a 先端
12 コークス層
13 コークス混合鉱石層
51,53,55,57 ポート
52,54,56,58 ゲート
Claims (3)
- 炉頂部に設けられた下部バンカーと該下部バンカーの上方に設けられ、下部バンカーと複数のポートで連結された上部バンカーとが、上下2段に配置されたセンターフィード型ベルレス原料装入装置を有するベルレス高炉における高炉原料の装入方法であって、
前記上部バンカーに備えられたシュートの先端の位置を前記複数のポートの一部のポートの上方に固定し、前記シュートを介して前記一部のポートにのみコークスを投入し、前記一部のポートに前記コークスを堆積させる工程と、
前記堆積したコークス上に、前記コークス投入時の前記シュートの位置を固定したままの状態で前記シュートを介して鉱石を投入して前記複数のポートの他のポートに前記鉱石を流れ込ませ、前記他のポートに前記鉱石を堆積させる工程と、
前記上部バンカー内に堆積したコークスと鉱石とを、前記下部バンカーに移送する工程と、
前記下部バンカーに移送された前記コークスと前記鉱石とを前記ベルレス高炉内に装入してコークス混合鉱石層を形成する工程と、を含むことを特徴とする高炉原料の装入方法。 - 前記シュートは、旋回シュートであることを特徴とする請求項1に記載の高炉原料の装入方法。
- 前記コークス混合鉱石層中に混合されるコークスの量を、前記炉頂部から装入される全コークス量に対して、10質量%以上50質量%以下とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の高炉原料の装入方法。
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