JP6134768B2 - ロボット支援手術のための機器 - Google Patents

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Description

本発明は、無殺菌の領域に配置されると共に少なくとも第1の伝達手段を有する連結ユニットを有する少なくとも1つのマニプレータアームを含むロボット支援手術のための機器に関する。機器は、殺菌領域に配置されると共に少なくとも第2の伝達手段とマニプレータアームを殺菌領域から保護するための殺菌カバーとを有する少なくとも1つの殺菌ユニットを有する。
低侵襲手術では、ロボット支援システムとも指称される所謂テレマニプレータシステムが漸増的に使用される。殺菌手術現場は、殺菌カバーによってテレマニプレータシステムの無殺菌のエレメントから保護される。手術される患者又は手術職員の体液及び/又は組織による殺菌手術現場の汚染とテレマニプレータシステムの汚染の両方が殺菌カバーによって防がれる。これは、相互汚染の危険性を減少させる。
手術器具及び/又は内視鏡は、それらの位置と配向とがユーザ入力に基づいてテレマニプレータシステムによって制御される時に、手術器具及び/又は内視鏡が手術される患者の体液及び/又は組織で汚染されるように、必然的に手術患者との物理的接触が生じる。同時に、手術器具の所望の動作と共に手術器具の能動的な位置調整と配向とを実現するため、手術器具は、機械的、電気的、及び/又は光学的にテレマニプレータシステムと連結される必要がある。このため、操作される手術器具、内視鏡、又は医療機器は、連結ユニットとして設計されると共に殺菌ユニットと指称される連結インタフェースを有する。
手術で使用される機器と器具とテレマニプレータシステムの更なるコンポーネントとを含む手術中に使用される道具は、以下の3つのカテゴリに分類することができる。
カテゴリ1:道具は、殺菌され、手術中に汚染される。道具は、手術後に処分される。従って、道具を一回だけ使用する。
カテゴリ2:道具は、殺菌され、手術中に汚染され、手術後に洗浄され、殺菌される。従って、道具を複数回に亘り使用する。複数回に亘り使用される道具は、処理対応殺菌性の要求に従って、設計され、製造される必要がある。
カテゴリ3:道具は、殺菌されない。手術中における殺菌手術現場の汚染は、殺菌カバーと過剰包装によって防がれる。同時に、無殺菌の道具は、体液及び/又は組織との接触から保護される。
通常、カテゴリ3の機器は、殺菌することができないオートクレーブ可能なコンポーネントとして技術的に設計されるため、カテゴリ3の機器とカテゴリ1又はカテゴリ2の機器を連結することが必要である場合は、カテゴリ3の無殺菌の機器によるカテゴリ1又はカテゴリ2の機器の汚染を防ぎ、逆に、カテゴリ3の機器の汚染を防ぐ殺菌インタフェースが必要である。殺菌することができるオートクレーブ可能なコンポーネントとしての機器の実現は、殺菌処理のための機器に特有の技術的設計を必要とし、このために殺菌処理の有効性を証明するための相当の証明負担と共に高い開発負担が必要となる。その証明のために、特に、連続して複数回に亘り、機器を汚染後に殺菌し、殺菌後に機能性検査と共に殺菌の有効性検査を実行する必要がある。この点で、夫々の殺菌後に機器が確実に殺菌され、再び使用することができたとの証明を提供する必要がある。
米国特許第7666191号明細書により、無殺菌のマニプレータアームが殺菌ドレープによって覆われたテレマニプレータシステムが知られている。マニプレータアームの連結ユニットは、殺菌ドレープに統合される殺菌アダプタの第1の側と連結される4つの回転アクチュエータを含む。殺菌アダプタによって、マニプレータアームの連結ユニットの4つの回転アクチュエータの回転運動は、殺菌アダプタに統合されて回転自在にマウントされる4つの伝達手段と連動される。殺菌アダプタの殺菌外面で殺菌アダプタの殺菌外面のこれらの殺菌伝達手段が殺菌手術器具の駆動エレメントと連動することができる。更に、この殺菌アダプタを通じて殺菌アダプタの内側と外側との間で電気信号を伝達することができる。
従って、殺菌手術器具の回転アクチュエータと電気接続とが無殺菌マニプレータアームの連結ユニットの回転アクチュエータと電気接続とに直接接触することが殺菌アダプタによって防がれる。マニプレータアームの無殺菌部分との接触による手術器具の汚染は、殺菌アダプタによって防がれる。しかしながら、この解決策では、殺菌アダプタが電気信号を伝達するための伝達手段を有すると共に伝達手段が回転自在にマウントされる必要があるため、アダプタは製造にコストが掛かると共に干渉を受け易い。特に、伝達手段が体液と接触する時に伝達手段の回転性を保証するにはコストが掛かる。
基本的に、マニプレータアームと器具とを連結するための一連の動きにおいて、各エレメントは、誤差の原因であり得ると共に追加コストを伴う。殺菌アダプタは、一回だけの使用のために殺菌ドレープの一部として提供される。
米国特許第8074657号明細書により、殺菌アダプタと連結される手術器具に機械的エネルギを伝達するためのアクチュエータユニットを含む更なる殺菌アダプタが知られている。
本発明は、殺菌領域に配置される殺菌ユニットと無殺菌領域に配置されるマニプレータアームの殺菌連結が容易に行え、その連結によって確実な機械的力とトルクの伝達及び/又は光の伝達及び/又は電気信号及び/又はエネルギの伝達がマニプレータアームと器具ユニット、特に、殺菌ユニットとそれに接続される手術器具とを含む器具ユニットとの間で行える、ロボット支援手術のための機器と設備とを規定することを目的とする。
この目的は、請求項1の特徴を有するロボット支援手術のための機器と請求項15の特徴を有する設備によって解決される。本発明の有利な発展は、従属項に規定される。
連結ユニットの直進駆動移動を生成するための直進駆動エレメントと連結ユニットの回転駆動移動を生成するための回転駆動エレメントとの提供によって、及び直進駆動エレメントに連結可能な直進従動エレメントと回転駆動エレメントに連結可能な回転従動エレメントとの提供によって、特に、殺菌ユニットとそれに接続される手術器具とを含む器具ユニットの簡単な駆動が行える。殺菌カバーに提供される殺菌ロックによって、好ましくは、殺菌ユニットが殺菌ロックに接続されない時に連結ユニットと無関係に駆動エレメントを保護する安全な殺菌が行える。殺菌ロックは、殺菌ユニットが殺菌ロックから分離された後も駆動エレメントを保護する。よって、殺菌領域に対するマニプレータアームの無殺菌のエレメントの安全な殺菌保護が容易に行える。
回転駆動ユニットと直進駆動ユニットとによって、例えば、器具の回転と器具先端の曲げ、又は器具の回転と掴み移動を容易に実行することができる。また、器具シャフトを回転させることができ、器具の掴み移動を実行することができる。
特に、直進従動エレメントに連結された直進駆動エレメントによって直進駆動移動を直進従動エレメントに伝達することができる場合に有利である。回転従動エレメントに連結された回転駆動エレメントによって回転駆動移動を回転従動エレメントに伝達することができる。
通常、回転駆動エレメントは、回転駆動移動又は回転運動を実行することができ、この目的のために特に駆動モータによって直接的又は間接的に駆動される駆動エレメントである。
通常、回転従動エレメントは、回転駆動エレメントに連結可能な従動エレメントであり、回転駆動エレメントが回転駆動移動又は回転運動を実行する回転従動エレメントに連結される時に回転移動又は回転運動を実行する。
通常、直進駆動エレメントは、直進駆動移動又は並進運動を実行することができ、この目的のために特に駆動モータによって直接的又は間接的に駆動される駆動エレメントである。
通常、直進従動エレメントは、直進駆動エレメントに連結可能であり、直進従動エレメントに連結された直進駆動エレメントが直進駆動移動又は並進運動を実行する時に直進運動又は並進運動を実行する従動エレメントである。好ましくは、従動エレメントに駆動エレメントを連結する時に駆動移動を伝達するための相補的な従動エレメントを含む1つの駆動エレメントの直接接触が存在する。これは、特に、ポジティブ及び/又は非ポジティブ接続及び/又は各従動エレメントと駆動エレメントとの間の電磁結合によって実現することができる。
直進駆動エレメントが直進従動エレメントに連結可能であると共に回転駆動エレメントが回転従動エレメントに連結可能であるように、殺菌ロックが連結ユニットと駆動エレメントにアクセスを提供する殺菌ユニットとに接続される場合に有利である。駆動エレメントと従動エレメントとの間の連結は、特に、ポジティブ接続又は非ポジティブ接続のような直接係合によって実現される。
更に、殺菌ユニットは、殺菌ユニットが殺菌ロックに接続される前に、好ましくは、殺菌ユニットが殺菌ロックから分離された後も、殺菌方法において従動エレメントを保護する殺菌カバーを含む場合に有利である。殺菌ロックが連結ユニットと殺菌ユニットとに接続される時に、殺菌ロックは従動エレメントにアクセスを提供する。よって、手術器具を含む殺菌ユニットがマニプレータアームの連結ユニットとの間で容易に接続可能であり、再び分離可能であるため、手術エレメントとマニプレータアームの夫々の容易な取り扱いが行え、殺菌ユニットが殺菌ロックに接続されない時と連結ユニットに連結されない時の夫々で、従動エレメントが殺菌方法において保護されることが保証される。よって、汚染される殺菌領域を伴わずに、無殺菌の駆動エレメントを含む従動エレメントの接触後にでさえ殺菌領域に器具ユニットを配置することができるように、殺菌領域の器具ユニットの安全な取り扱いが行える。
更に、殺菌ロックが、殺菌ユニットが殺菌ロックに接続される前に、好ましくは、殺菌ユニットが殺菌ロックから分離された後も、殺菌方法において駆動エレメントを保護する殺菌カバーを含む場合に有利である。殺菌ロックが連結ユニットと殺菌ユニットとに接続される時に、殺菌ロックは駆動エレメントにアクセスを提供する。従って、通常は、器具ユニットの殺菌ユニットが殺菌ロックに接続されない時は常に、特に、器具ユニットの殺菌ユニットが殺菌ロックから再び分離された後に、殺菌ロックによって殺菌領域から連結ユニットの無殺菌の駆動エレメントが保護されることは保証される。殺菌ロックが連結ユニットと殺菌ユニットとに接続される時に、殺菌ロックは駆動エレメントにアクセスを提供する。よって、無殺菌の連結ユニットの安全な保護、特に、無殺菌の駆動エレメントの殺菌領域からの保護が達成される。殺菌ロックに殺菌ユニットを連結する時に、好ましくは、駆動エレメントを従動エレメントとの直接接触、特に、相互の直接的な係合に至らせるように、殺菌方法において保護された殺菌ロックのアクセス開口は保護されない。
殺菌方法において駆動エレメントを保護するための殺菌ロックの殺菌カバー及び/又は殺菌方法において従動エレメントを保護するための殺菌ユニットの殺菌カバーは、ジャロジ、ローラブラインド、開口及び/又はフラップに提供される回転可能なディスクであり得る。よって、駆動エレメント又は従動エレメントに対する少なくとも1つのアクセス開口の簡単で安全な閉塞と開放とを容易に行える。
特に、直進駆動エレメントが第1の直進駆動エレメントであり、回転駆動エレメントが第1の回転駆動エレメントであり、直進従動エレメントが第1の直進従動エレメントであり、回転従動エレメントが第1の回転従動エレメントである場合に有利である。連結ユニットは、直進駆動移動を生成するための第2の直進駆動エレメントと回転駆動移動を生成するための第2の回転駆動エレメントを含む。殺菌ユニットは、第2の直進駆動エレメントに連結可能な第2の直進従動エレメントと、第2の回転駆動エレメントに連結可能な第2の回転従動エレメントと、を有する。連結ユニットに接続される殺菌ロックは、殺菌ユニットが殺菌ロックに接続される前に、好ましくは、殺菌ユニットが殺菌ロックから分離された後も、殺菌方法において第1の直進駆動エレメントと第2の直進駆動エレメントと第1の回転駆動エレメントと第2の回転駆動エレメントとを保護する。
通常、全ての駆動エレメントの駆動移動は、相互に独立し、特に、機械的に連結されない。駆動エレメントの全ての駆動移動は、制御ユニットによって制御され、好ましくは、電子的に監視される。
更に、第1の直進従動エレメント及び/又は第2の直進従動エレメントが弾性変形可能エレメントの復元力によって初期位置に移動可能であり、この復元力が殺菌ロックからの殺菌ユニットの分離後にその初期位置に各直進従動エレメントを移動させる場合に有利である。よって、殺菌ユニットが殺菌ロックに接続されるか、又は再び接続される時、及び駆動エレメントが従動エレメントに連結される時に、直進従動エレメントの位置決定を容易に行える。ここで、復元力は少なくとも非常に大きいため、器具に作用する力がいくらも復元を遅らせるか又は妨げることがない時に、直進駆動エレメントによってもたらされた手術器具の移動を初期位置に復元する。
更に、連結ユニットが第1の回転従動エレメント及び/又は第2の回転従動エレメントの少なくとも1つの回転角度位置を検出するための少なくとも1つの位置センサを有する場合に有利である。好ましくは、機器は、第1の回転従動エレメントの少なくとも1つの回転角度位置を検出するための第1の位置センサと、第2の回転従動エレメントの少なくとも1つの回転角度位置を検出するための第2の位置センサと、を含む。初期化の場合は、第1の位置センサが回転従動エレメントの定義された角度位置を検出するまで、第1の回転駆動エレメントによって第1の回転従動エレメントが回転される。特に、回転従動エレメントは、角度位置に第1の位置センサによって検知可能な凸部又は凹部を含み、凸部又は凹部は、位置センサの向かいに配置される時に位置センサによって検出される。よって、回転従動エレメントの角度位置をそれに基づいて検出することができ、回転従動エレメントの角度位置が如何なる時も既知であると共に更なる制御に考慮されるように、回転従動エレメントの更なる駆動を制御ユニットによって監視することができる。
同様な方法では、その回転角度位置が如何なる時も既知であると共に更なる制御に考慮にされるように、制御ユニットによって第2の回転従動エレメントの駆動が監視されるように、第2の回転従動エレメントの定義された回転角度位置を第2の位置センサによって検出することができる。
更に、殺菌ユニットが殺菌ロックから分離された後に連結ユニットが初期位置に直進駆動エレメントを移動させる場合に有利である。よって、その初期位置に配置された直進駆動エレメントは、連結ユニットに接続される殺菌ロックに殺菌ユニットを接続する時にその初期位置に配置された直進従動エレメントと自動的に直接に固定され得る。
直進駆動エレメントは、例えば、枝が直進従動エレメントの周溝と係合する二又によって形成することができる。直進従動エレメントが器具シャフトのような回転力伝達のための器具ユニットのエレメントと共に二又で回転可能なように、この溝は、好ましくは、周溝である。
特に、殺菌ユニットが殺菌ロックから分離された後に連結ユニットが第1の直進駆動エレメントをその初期位置に移動させる場合に有利である。その初期位置に配置された第1の直進駆動エレメントは、連結ユニットに接続される殺菌ロックに殺菌ユニットを接続する時にその初期位置に配置された第1の直進従動エレメントと自動的に直接に係合され得る。
更に、殺菌ユニットが殺菌ロックから分離された後に連結ユニットが第2の直進駆動エレメントをその初期位置に移動させる場合に有利である。その初期位置に配置された第2の直進駆動エレメントは、連結ユニットに接続される殺菌ロックに殺菌ユニットを接続する時にその初期位置に配置された第2の直進従動エレメントと自動的に直接に係合され得る。
従って、特に、第1の直進従動エレメント及び/又は第2の直進従動エレメントが殺菌ロックからの殺菌ユニットの分離後に弾性変形可能エレメントによってその初期位置に移動される場合、及び第1の直進駆動エレメント及び/又は第2の直進駆動エレメントが殺菌ロックからの殺菌ユニットの分離後に駆動エレメントによってその初期位置に移動される場合に有利である。このように、殺菌ロックと殺菌ユニットの再接続が保証され、それによってもたらされる従動エレメントと駆動エレメントの連結を問題を伴わずに行える。
更に、従動エレメントが手術器具の縦軸に沿って連続的に配置される場合、及び従動エレメントが好ましくは手術器具の近接端部から第1の回転従動エレメント、第1の直進従動エレメント、第2の回転従動エレメント、第2の直進従動エレメントの順に配置される場合に有利である。任意に、この順番では、電気接点及び/又は光インタフェースを続いて縦軸に沿って配置することができる。殺菌ロックと連結ユニットだけでなく殺菌ユニットと殺菌ロックとの接続状態では、従動エレメントと相補的な駆動エレメント、電気接点と相補的な電気接点、及び光インタフェースと相補的な光インタフェースが反対側に配置される。よって、殺菌ユニットと連結ユニットの両方のコンパクトで費用効率の高い構造が可能となる。
更に、第1の回転従動エレメントがその回転のための外部器具シャフトに回転可能に固定される方法で接続される場合に有利である。よって、外部器具シャフトの回転は、その縦軸に関して第1の回転駆動エレメントによって第1の回転従動エレメントを通じて容易に行える。
更に、第1の直進従動エレメントは、外部器具シャフトの縦軸の方向において縦に移動可能なように外部器具シャフトに配置される第1の内部器具シャフトに接続することができ、第1の内部器具シャフトが移動される時に、器具先端が好ましくは手術器具の縦軸に垂直である回転軸に関して旋回可能である。よって、特に、直進従動エレメントが第1の直進駆動ユニットによって駆動される時に、手術器具の近接端部に配置される器具先端を曲げることができる。
更に、第2の回転従動エレメントは、第1の内部器具シャフトに回転可能に固定される方法で配置される第2の内部器具シャフトに接続することができ、第2の内部器具シャフトの回転によって外部器具シャフトと無関係にエンドエフェクタの回転がもたらされる。第2の内部器具シャフトの代わりに、又は第2の内部器具シャフトの内部に、特に、伸縮自在に変形可能であり、例えば、ワイヤケーブルとして設計されるロータリとプッシュロッドとを提供することができる。
第2の直進従動エレメントは、エンドエフェクタの動作のために第1の内部器具シャフトに対して縦に移動可能に配置される第2の内部器具シャフトに接続され得る。よって、特に、器具先端のエンドエフェクタの動作は、容易に達成され得る。
エンドエフェクタがそれに関して旋回可能である回転軸は、好ましくは、内部器具シャフトと外部器具シャフトの縦軸に垂直である。好ましくは、内部器具シャフトと外部器具シャフトは、相互に回転可能に固定される。更に、外部器具シャフトと内部器具シャフトは、同一の縦軸を有し、即ち、同軸である。
更に、殺菌ユニットが第2の内部器具シャフトと同軸であると共に導電性の方法でそれに接続される少なくとも1つの第1のスリップリングを有する場合に有利である。このように、電気エネルギは、スリップリングを通じて連結ユニットから提供するべきエンドエフェクタ、例えば、電気エネルギによる高周波の手術のための単極の手術器具に送信することができる。
特に、殺菌ユニットが第1の内部器具シャフトに同軸であると共に電気的にそれに接続される第2のスリップリングを有し、第2の内部器具シャフトと第1の内部器具シャフトとが電気的に絶縁された方法で配置される場合に有利である。好ましくは、第1の内部器具シャフトと外部器具シャフトとが電気的に絶縁された方法で相互に配置される。よって、二極の手術器具のための電気エネルギの伝達は、安全に電気エネルギを提供することができる。
特に、手術器具が第2の内部器具シャフトによって相互に対して移動可能な2つのアームを含むエンドエフェクタを有する場合、及びアームが電気的に絶縁された方法で相互に配置される場合に有利である。各アームは、導電性の方法で電気ケーブルに接続され、そのケーブルは、第2の内部器具シャフト又は第2の内部器具シャフトに配置される第3の器具シャフトにガイドされる。ケーブルは、好ましくは、殺菌ユニットとエンドエフェクタとの間で電気エネルギを伝達するための絶縁線である。よって、殺菌ユニットから器具先端又はエンドエフェクタまでの高周波の電気エネルギの容易で安全な伝達が容易に行える。更に、エンドエフェクタの第1のアームは、相互にアームの相対運動の生成のために積極的に移動させることができ、エンドエフェクタの第2のアームは、固定することができる。アームは、好ましくは、把持アーム、挟持アームであり、夫々が切断ブレード及び/又は挟持領域を含むことができる。
更に、殺菌ユニットが殺菌ロックに連結可能な殺菌ユニットのハウジングに対して外部器具シャフトを回転自在にマウントするための第1の軸受を有する場合、及び殺菌ユニットが殺菌ユニットのハウジングに対してロータリとプッシュロッドとを回転自在にマウントするための少なくとも第2の軸受を有する場合に有利である。よって、器具シャフトのエレメントと従動エレメントの容易で安全なマウントが容易に行える。
更に、連結ユニットに配置される少なくとも1つの電気駆動ユニットの供給のために、連結ユニットが電源供給ラインを通じて、好ましくは少なくとも1つのプラグコネクタを通じて、制御ユニットの制御回路及び/又は電源供給ユニットに接続される場合に有利である。好ましくは、4つの電気駆動ユニットは、連結ユニットに配置され、夫々が第1の回転駆動エレメント、第2の回転駆動エレメント、第1の直進駆動エレメント、及び/又は第2の直進駆動エレメントのような駆動エレメントを駆動する。
更に、制御ユニットは、少なくとも1つの制御及び/又は信号ユニットを通じて、好ましくは、制御ユニットを連結するためのプラグコネクタを通じて、連結ユニットに連結され得る。更に、連結ユニットは、高周波の手術のために高周波の電気エネルギを供給するための少なくとも1つの電源供給ラインに接続され得る。高周波の電気エネルギは、好ましくは、連結ユニットのスリップリング接点を通じて殺菌ユニットのスリップリングに伝達される。このように、高周波の手術のための手術器具の容易な使用が行え、高周波の手術のための手術器具の電力供給は、連結ユニットに殺菌ユニットを連結することによって個別の接続を伴わずに簡単に達成される。
更に、殺菌ユニットと連結ユニットは、照明のための及び/又は殺菌ユニットと連結ユニットとの間のイメージ伝達のための光チャネルを提供するため、測定の光学的伝達及び/又は電気的伝達及び/又は制御信号及び/又は画像情報のための伝達手段を有することができる。
本発明では、特に、殺菌ロックに殺菌ユニットを接続する場合は、先に殺菌方法において保護された駆動エレメントが従動エレメントとの連結のために保護されない。殺菌ロックから殺菌ユニットを分離する時に、少なくとも第1の伝達手段が殺菌方法において再び保護される。好ましくは、殺菌ロックは、殺菌ユニットを殺菌ロックに接続する時、及び殺菌ユニットを殺菌ロックから分離する時の夫々で連結ユニットに既に接続される。好ましくは、殺菌ロックは、外科手術の全期間に亘り連結ユニットに連結され続け、殺菌ユニットを含む器具ユニットは、複数回に亘りマニプレータアームの連結ユニットから分離されると共に再び接続され得るか、又は更なる殺菌ユニットを含む他の器具ユニットと置き換えられ得る。
特に、本発明によって、更なる伝達手段の相互連結を伴わずに、特に、更なる機械的伝達手段は相互接続を伴わずに従動ユニットと駆動ユニットの安全な連結だけでなく、無殺菌のマニプレータアームと無殺菌の連結ユニットの両方を安全に殺菌保護するように、機械的及び/又は電気的伝達手段を伴わない殺菌ロックを提供することが可能となる。特に、殺菌カバーは、殺菌フォイルのような殺菌可撓性材料と少なくとも1つの殺菌ロックとを含む。
殺菌ユニットが閉状態において殺菌方法で第2の伝達手段を保護する少なくとも1つの殺菌フラップを有する場合に有利である。開状態においてロックフラップと殺菌フラップとによって保護されない開口を通じて、第1の伝達手段と第2の伝達手段との間の直接伝達が行えるように、殺菌ロックに殺菌ユニットを接続する度に、ロックフラップと殺菌フラップの閉状態から開状態への移動が行われる。ロックフラップが分離後に第1の伝達手段を保護すると共に殺菌フラップが分離後に殺菌領域から第2の伝達手段を保護するように、殺菌ロックから殺菌ユニットを分離する度に、ロックフラップと殺菌フラップの開状態から閉状態への移動が行われる。
明細書の導入部に定義によれば、殺菌ユニットは、カテゴリ1,2の道具であり、殺菌される。
更に、連結ユニットが殺菌ロックの第1の接続領域に接続可能である場合、及び殺菌ユニットが殺菌ロックの第2の接続領域に接続可能である場合に有利である。第1の接続領域と第2の接続領域は、好ましくは、相互に対向する殺菌ロック側に配置される。よって、手術前と手術中と手術後とに、容易な連結と殺菌カバーと殺菌ユニットの両方の容易な取り扱いが行える。更に、特に、第2の接続領域が第2の接続領域との接続の際に殺菌ユニットが少なくとも一部に受け入れ可能である受け入れ領域として設計される場合に有利である。よって、殺菌ユニットと殺菌ロックとの間の容易で安全な接続を確立することができる。特に、殺菌ユニットは、少なくとも一部が受け入れ領域に押され、そこでロックされ得る。
更に、殺菌ロックが可撓性カバーを接続可能な第3の接続領域を有し、第3の接続領域が好ましくは殺菌ロックの周囲、特に周面、好ましくは第1の接続領域と第2の接続領域との間に配置される場合に有利である。殺菌ロックによって、殺菌ユニットに連結ユニットを連結するための殺菌領域と無殺菌領域の容易な接続は、殺菌ユニットの汚染を伴わずに確立され、殺菌ロックからの分離後に汚染が殺菌領域にもはや残存しない。
好ましくは、連結ユニットは、マニプレータアームの近接端部に配置される。
更に、殺菌ロックの第1の接続領域が第1の解放可能なスナップイン接続を通じて連結ユニットに接続可能であり、殺菌ロックの第2の接続領域が第2の解放可能なスナップイン接続を通じて殺菌ユニットに接続可能である場合に有利である。よって、殺菌ロックを含む殺菌カバーと殺菌ユニットの両方の容易な取り扱いが特に手術中に行えるように、殺菌ロックは、連結ユニットと殺菌ユニットの両方に安全に接続可能であり、これらから容易に分離可能である。
特に、連結ユニットが殺菌ロックに正確に接続される殺菌ユニットの存在を検出する少なくとも1つの連結センサを含む場合に有利である。更に、機器は、殺菌ロックに正確に接続される殺菌ユニットが連結センサによって検出された時にのみ、第1の伝達手段と第2の伝達手段との間の伝達を可能にする殺菌ユニットを有する。更に有利な実施の形態では、連結センサは、殺菌ユニットに提供され、殺菌ロックに接続される時に、連結ユニットが接続される第1の接続領域に突出する検出エレメントによって検出し、殺菌ユニットは、第2の接続領域に正確に接続され、連結ユニットは、第1の接続領域に正確に接続される。好ましくは、連結センサが殺菌ユニットと第2の接続領域との間、及び連結ユニットと第1の接続領域との間の適切な接続を検出した時に、制御ユニットは、駆動エレメントによる従動エレメントの駆動を解除するか又は許可する。
更に、殺菌ユニットが殺菌ロックに正確に接続されると想定することができるように、連結センサによって少なくとも殺菌ユニットが殺菌ロックに正確に接続されるか否かを容易に検出することができ、殺菌ロックを通じて、マニプレータアームの連結ユニットに正確に接続される。よって、駆動エレメントによる従動エレメントの安全な駆動が行える。
好ましくは、手術器具は、患者の身体のオリフィスに挿入することができる、クランプ、1組の鋏、グラスパー、持針器、マイクロディセクタ、クランピング機器、スタップルアプライア、リンシング及び/又はアスピレーション機器、切断ブレード、焼灼プローブ、カテーテル、及び/又は吸込ノズル等の少なくとも1つのエンドエフェクタを含む。よって、手術器具は、一般の低侵襲手術、特に、腹腔鏡手術のために使用することができる異なるエンドエフェクタを自由に有する。しかしながら、他の手術器具を更に又は代わりに使用することができる。特に、手術器具は、内視鏡のような光学的な手術器具であっても良く、カメラ制御又はイメージデータ伝達のための光学的及び電気的伝達手段又は電気接点のようなインタフェース、特に、照明のための光ファイバ接続を更に有する。
本発明の第2の態様は、ロボット支援手術、特に殺菌した手術器具による殺菌現場のテレロボット支援手順のための設備に関連する。この設備は、請求項1又は前述の発展に従った少なくとも1つの機器と、リアルタイムで手術器具のエンドエフェクタが好ましくはイメージシーケンスとして存在する手術現場の少なくとも1つのイメージを出力するディスプレイユニットと、少なくとも1つの入力コマンドの入力のための少なくとも1つの機器と、を含む。設備は、マニプレータアームを配置する制御ユニットと、少なくとも1つの駆動ユニットによって入力コマンドに依存してマニプレータアームの連結ユニットに殺菌ロックを通じて接続される殺菌ユニットと、を更に有する。よって、殺菌ユニットの配置のためのマニプレータアームの容易な制御及び/又は殺菌ユニットを動かすための動作が簡単に行える。好ましくは、入力装置は、作動エレメントを外科医等の利用者によって動かすことができるようにされ、入力装置は、作動エレメントの空間の位置の変化を検出し、検出された空間の位置の変化に対応する入力コマンドを生成する。入力コマンドに依存して制御ユニットは少なくとも1つの制御コマンドを生成し、制御コマンドによって手術器具の及び/又は殺菌ユニットの端の空間の位置の変化の同一又はスケールが殺菌ユニットが配置される遠位端にもたらされ、及び/又は制御コマンドによって手術器具の動作又はスケールされた動作が殺菌ユニットが配置される遠位端にもたらされる。よって、手術室内又は手術室外の患者から離れた操作者によって手術器具の容易な位置調整及び/又は動作を容易に行える。リアルタイムのイメージの出力時に、イメージ処理中に生じる遅延を越える遅延を伴わずに、イメージの出力が即時に好ましくはビデオシーケンスとして画像検出ユニットによって検出される。
更に、設備が請求項1又は前述の発展に記載のロボット支援手術のための幾つかの機器を有する場合に有利である。入力機器は、好ましくは、利用者によって動かすことができる少なくとも2つの作動エレメントを有し、入力機器は、各作動エレメントの空間の位置の変化を検出し、都度、検出された空間の位置の変化に対応する入力コマンドを生成する。各入力コマンドに依存して、制御ユニットは少なくとも1つの制御コマンドを夫々生成し、それによって手術器具の少なくとも1つの端の空間の位置の変化の同一又は拡大/縮小が、殺菌ユニットが配置され、動作の時点で各作動エレメントに割り当てられたロボット支援手術のための機器の遠位端でもたらされ、及び/又はそれによってこの手術器具の動作又はスケールされた動作がもたらされる。よって、手術現場に同時に存在する又は腹腔鏡手術の場合は患者の腹腔に同時に存在する幾つかの器具により手術を実行することができる。
殺菌ロックは、2つロックフラップを有し、殺菌ユニットは、2つの殺菌フラップを有する。
全ての説明された実施の形態では、殺菌ロックは、マニプレータアームと殺菌ユニットとの間の電気エネルギ、電気信号又は光信号、及び/又は機械的エネルギの伝達のための機能の一連の一部を形成しない。もっと正確に言えば、殺菌ロックは、固定部分と少なくともロックフラップを含むロックフラップシステムとを含むことができ、この1つと全ての連結ユニットが殺菌ロックを含む殺菌カバーをマウントした後の周囲の殺菌に関する殺菌方法において保護されるように、連結ユニットの無殺菌駆動エレメントを保護する。ロックフラップシステムの開口メカニズムは、好ましくは、不注意な動作によって外部から開くことができない構造に設計される。更に、従動エレメントは、殺菌ユニットの殺菌ハウジングによって、特に、殺菌方法において殺菌ユニットの少なくとも1つの殺菌フラップによって保護され得る。
駆動エレメントと従動エレメントは、好ましくは、腹腔鏡の手術器具が以下の合計4つの自由度で移動することができるように設計される。
1.器具シャフトの回転
2.器具シャフトと無関係の器具先端の回転
3.器具シャフトに関する器具先端の曲げ
4.特に、相互に移動可能に配置される2つのエレメントの相対運動を生成するための手術器具の器具先端又は鋏の刃の掴み動作等の動作
殺菌ロックに接続中に、殺菌ユニットの殺菌ハウジングは、好ましくは、第2の接続領域の受け入れ領域に押され、不注意の取り外しに対抗する殺菌ロックの機械的デテントによって固定される。よって、機械的デテントは、殺菌ロックと殺菌ユニットとの間のスナップイン接続を生成する。殺菌ロックから殺菌ユニットを分離するために、殺菌ユニットが第2の接続領域から分離される、好ましくは、第2の接続領域の受け入れ領域から移転させることができるように、ロック解除ボタンが手動で動かされる。
一般に、患者に面する任意のエレメントの端は、近位のものとして考慮される。一般に、患者から離れるエレメントの端は、遠位のものとして考慮される。
更なる特徴と利点は、添付された図面に関連する実施の形態に基づいて本発明に関してより詳細に説明する以下の明細書からもたらされる。
図1は、器具ユニットの殺菌ユニットの夫々に接続可能な4つのマニプレータアームを有するマニプレータを含むロボット支援手術のためのシステムの概略図を示す。 図2は、図1に図示されたマニプレータの正面図を示す。 図3は、殺菌ユニットと連結ユニットに連結される殺菌ロックと殺菌ロックに連結される器具ユニットの殺菌ユニットとを含む器具ユニットにマニプレータアームを連結するための連結ユニットを含むマニプレータアームの一部の斜視図を示す。 図4は、図3に従った設備の更なる斜視図を示す。 図5は、マニプレータアームの無殺菌の連結ユニットに殺菌領域に配置された器具ユニットを接続するための設備を示す。 図6は、マニプレータアームの連結ユニットの概略図を示す。 図7は、ハウジング上側が取り除かれた図6に従った連結ユニットを示す。 図8は、上部ハウジングセグメントを伴わない図6,7に従った連結ユニットを示す。 図9は、図6−8に従った連結ユニットの縦断面を示す。 図10は、閉じられると共にロックされた殺菌フラップを含む殺菌ロックの斜視図を示す。 図11は、殺菌ユニットの開かれた殺菌フラップを含む器具ユニットの斜視図を示す。 図12は、閉じられた殺菌フラップを含む図11に従った器具ユニットの斜視図を示す。 図13は、底板が取り除かれた図11,12に従った器具ユニットを示す。 図14は、連結ユニットの駆動エレメントによって駆動可能な幾つかのエレメントを含む図13に従った器具ユニットの詳細の断面図を示す。 図15は、連結ユニットと殺菌ロックと器具ユニットとの設備の平面図を示す。 図16は、連結ユニットに連結された殺菌ロックに器具ユニットを接続するための第1の位置の断面線O−Oに沿った図15に従った設備の断面図を示す。 図17は、連結ユニットに連結された殺菌ロックに器具ユニットを接続するための第2の位置の断面線O−Oに沿った図15に従った設備の断面図を示す。 図18は、連結ユニットに連結された殺菌ロックに器具ユニットを接続するための第3の位置の断面線O−Oに沿った図15に従った設備の断面図を示す。 図19は、接続状態の器具ユニットと殺菌ロックと連結ユニットの断面図を示す。 図20は、第2の実施の形態に従った器具ユニットの詳細を示す。 図21は、第2の実施の形態に従った殺菌ロックを含む殺菌カバーを示す。 図22は、第3の実施の形態に従った器具ユニットの詳細を示す。 図23は、第3の実施の形態に従った殺菌ロックを含む殺菌カバーを示す。
図1は、マウント14と4つのマニプレータアーム16a−16dを有するマニプレータ12を含むロボット支援手術のためのシステム10の概略図を示す。他の実施の形態では、マニプレータ12は、マニプレータアーム16a−16dよりも多く又は少なく有することもできる。マニプレータアーム16a−16dの夫々は、マニプレータアーム16a−16dの連結ユニットを通じて殺菌器具ユニット300a−300dに接続される。器具ユニット300a−300dは、殺菌されており、マニプレータアーム16a−16dの連結ユニットに器具ユニット300a−300dを連結するための殺菌ユニットと手術器具、特に、エンドエフェクタとを更に含み、エンドエフェクタは、マニプレータアーム16a−16dの連結ユニットによって移動され及び/又は動かされ得る。手術器具に代えて、器具ユニット300a−300dは、光学器具、特に、内視鏡、及び/又は、特に、薬を塗布するための、洗浄液を投与するための、及び/又は洗浄液及び/又は分泌物を吸引するための医療機器を更に含むことができる。
マウント14は、手術室の床面に自立するマウントベース24を有する。マニプレータアーム16a−16dは、マウント14のマウントヘッド20に接続される。他の実施の形態では、マウントは、シーリングマウントであり得る。
マウントヘッド20の位置は、マウントベース24に配置された第1の駆動ユニット22と第2の駆動ユニット26とによって調整可能である。駆動ユニット22によって、マウントアーム28,30は、相互に対して移動可能である。駆動ユニット26によって、マウントベース24の支持面に対するマウントアーム30の勾配が変更され、及び/又はマウントアーム30が垂直な回転軸に対して回転され得る。一般に、マウントヘッド20の位置調整は、患者の手術に先立って行われる。手術中に、手術台34の支柱32に対するマウントヘッド20の位置は、通常は変わらない。マニプレータ12は、制御ユニット36によって制御される。制御ユニット36は、特に、少なくとも1つのディスプレイユニットによってリアルタイムで利用者に手術現場のイメージを出力する入出力ユニット37にデータ線及び/又は制御線を通じて接続される。利用者は、ユーザ入力を行い、それによって器具ユニット300a−300dが患者の手術中に配置されると共に動かされる。よって、入出力ユニット37は、人間機械インタフェースとしての役割を果たす。
制御ユニット36は、制御接続及び/又はデータ接続を通じて手術台34の図示しない制御ユニットに更に接続される。この制御接続及び/又はデータ接続を通じて、器具ユニット300a−300dの位置調整のために、手術台34の患者支持面又は患者支持面のセグメントが患者にとって安全に操作される時だけ、これらの位置が変更され得ることが保証される。
手術台34は、器具ユニット300a−300dと共に殺菌手術領域39に配置される。マニプレータアーム16a−16dとマウント14は、殺菌されない。殺菌手術領域39に突出するマニプレータ12の領域、即ち、マニプレータアーム16a−16d、マウントヘッド20、及びマウントアーム28の一部は、それらが安全に殺菌手術領域39に配置され得るように、破線によって示される殺菌フォイル等の殺菌可撓性カバー38に殺菌方法で包まれる。入出力ユニット37は、殺菌手術領域39外に配置されるため、殺菌方法で包まれる必要はない。
多くの手術では、器具ユニット300a−300dは、手術の課程に起因して手術中に何度か変更される必要がある。よって、マニプレータアーム16a−16dと器具ユニット300a−300dとの間に、器具ユニット300a−300dの分離後にでさえ、マニプレータアーム16a−16dの連結ユニットの無殺菌の一部が殺菌方法で保護されることを保証する殺菌インタフェースが提供される必要がある。更に、殺菌手術領域39の更なるエレメントを汚染せずに殺菌手術領域39に器具ユニット300a−300dが配置され得るように、マニプレータアーム16a−16dからの器具ユニット300a−300dの分離後にマニプレータアーム16a−16dの連結ユニットの殺菌されたエレメントの接点によって汚染された器具ユニット300a−300dのエレメントが殺菌方法で保護される必要がある。このために、殺菌ロックは、マニプレータアーム16a−16dの連結ユニットと器具ユニット300a−300dとの間に提供され、可撓性殺菌カバー38とそれに統合される殺菌ロックによって無殺菌の連結ユニットが殺菌手術領域39から保護されるように、器具ユニット300a−300dが殺菌ロックに接続されない時に閉じられる少なくとも1つのロックフラップを含む。
図2では、図1に従ったマニプレータ12の正面図が示される。マニプレータ12のマニプレータアーム16a−16dの夫々は、器具ユニット300a−300dが衝突を伴わずに正確に配置され得るように、統合された駆動ユニットによって相互に対して移動可能である幾つかのセグメント40a−58aを有する。マニプレータアーム16a−16dの一部を保護するための殺菌カバー38は、図2に図示されない。マニプレータアーム16aのセグメントは、引用符号40a−58aにより識別される。更なるマニプレータアーム16b−16dは、同一の構造を有し、明確性の理由で図2に識別されないセグメント40b−58b,40c−58c,40d−58dを有する。マニプレータアーム16a−16dの同一のエレメントは、同一の引用符号により識別され、マニプレータアーム16a−16dを区別するための追加文字により識別される。以下の明細書の記述は、以下でマニプレータアーム16と器具ユニット300とにより識別されるマニプレータアーム16aと器具ユニット300aとを指称する。マニプレータアーム16aのセグメント40a−58aは、以下でセグメント40−58として識別される。しかしながら、説明は、同一に構成されたマニプレータアーム16b−16dと器具ユニット300b−300dとに同一方法で適用する。エレメントは、同一の構造及び/又は同一の機能を有し、同一の引用符号により識別される。
図3は、殺菌ユニット400を含む器具ユニット300にマニプレータアーム16を連結するための連結ユニット100を含むマニプレータアーム16の一部の斜視図を示す。このために、連結ユニット100は、殺菌カバー38に統合された殺菌ロック200に接続される。殺菌ロック200は、連結ユニット100と殺菌ユニット400とに連結可能であり、再び分離可能である。図3では、殺菌ロック200は、連結ユニット100と殺菌ユニット400の両方に連結されるように図示される。連結ユニット100は、抜きさし自在の設備60の遠位端に配置される。
抜きさし自在の設備60は、相互に移動可能な部分62,64,66を有し、延長状態が図3に図示される。抜きさし自在の設備60の部分62,64,66は、器具ユニット300の手術器具500が連結ユニット100と殺菌ロック200と殺菌ユニット400と共に器具シャフト512の縦軸510に沿って移動することができるように、駆動ユニット68によって収縮されると共に延長されることができる。セグメント52に統合された駆動ユニットによって、セグメント54は、セグメント56と共に関節アームとして設計された回転軸57に対して回転され得る。セグメント58は、駆動ユニットの駆動が連結ギアメカニズム59に接続された後にセグメント58が回転軸61に対して旋回され得るように、連結ギアメカニズム59を通じてセグメント56に接続される。更に、連結ユニット100は、図3で不可視の連結ギアメカニズムを通じてセグメント66に関する回転軸67に対して回転自在に配置される。この連結ギアメカニズムは、この連結ギアメカニズムに接続された駆動ユニットを通じてこの駆動ユニットが駆動される時に連結ユニット100が回転軸67に対して回転されるように駆動可能である。ここで、連結ギアメカニズムの駆動ユニットは、器具500の移動によって患者への器具500の入口点で患者に対する軽微なストレスだけが及ぼされることが保証され、特に、器具シャフト512を挿入する点で患者の損傷が防がれるように、手術中に好ましくはトロカールを通じて患者に挿入された器具シャフト512の縦軸510がピボット点69に対して回転されるようにマニプレータアーム16とそのセグメントが移動される時に器具シャフト512の縦軸510が空間に固定されたピボット点69に対して旋回されるように駆動される。
図4では、図3に従った設備の更なる斜視図が示され、抜きさし自在の設備60の部分62,64,66が図3と対照的に収縮状態が図示され、その結果として、器具ユニット300は、手術器具500の近位端に器具シャフト512の縦軸510の方向に置き換えられる。よって、抜きさし自在の設備60を収縮させることによって、器具ユニット300は、器具500の縦軸510に沿って器具500の近位端の方向に置き換えられる。しかし、その時にピボット点69の位置は変わらない。回転軸57に対するセグメント56,58,60の回転も与えられ、ピボット点69は、連結ギアメカニズム59の駆動ユニットの対応する駆動によって空間のその位置で変わらず、回転軸61に対するセグメント60と回転軸67に対する連結ユニット100との対応する回転が行われる。更に、回転軸61,67に平行であると共に回転軸57に垂直な仮想回転軸(不図示)がピボット点69を通じた連結ギアメカニズム延長の対応する駆動によって生成される。
ピボット点69では、セグメント56の回転軸57は、関節アームとして設計され、器具500の縦軸510が交差する。ピボット点69は、中心点とも指称される。
図5は、連結ユニット100への殺菌ロック200の接続に先立つと共に後の殺菌ユニット400と殺菌ロック200との連結に先立つ、連結ユニット100と、殺菌ロック200と、殺菌ユニット400とエンドエフェクタ514を有する手術器具500とを含む器具ユニット300と、を示す。殺菌フォイルとして設計される可撓性殺菌カバー38は、図1,3,4に示されるように、殺菌フォイル38が殺菌ロック200と共に殺菌手術領域39から保護されるために無殺菌エレメント16,100の周囲を覆う閉じられた殺菌を形成するように、クランピング、接着剤、及び/又は溶接接続等の適当な接続を通じて殺菌ロックの接続縁202に沿って殺菌ロック200に固く接続される。より良い図示のために、殺菌ロック200の周囲の殺菌フォイル38の詳細だけが図5に図示される。後の図では、殺菌フォイル38は、時に示されない。
連結ユニット100に殺菌ユニット400を連結するため、殺菌ロック200が殺菌ユニット400と連結ユニット100との間に配置され、連結ユニット100に殺菌ユニット400が連結された状態では、連結ユニット100の第1の伝達手段102と殺菌ユニット400の第2の伝達手段との直結を可能とする。第2の伝達手段は、図11の引用符号406により識別される。
本実施の形態では、機械的エネルギと電気的エネルギの両方は、第1の伝達手段102によって連結ユニット100と殺菌ユニット400との間で伝達される。このため、連結ユニット100の第1の伝達手段102は、少なくとも4つの機械的駆動エレメント110−116を有し、殺菌ユニット400の第2の伝達手段406は、図11に図示され、駆動エレメント110−116に対して相補的な4つの従動エレメント412−418を有する。更に、第1の伝達手段102は、2つの電気接点106,108を含む電気的伝達エレメント104を有し、第2の伝達手段406は、第1の伝達手段102の電気的伝達エレメント104に対して相補的な電気的伝達エレメントを有する。相補的な電気的伝達エレメントは、図11に図示される2つの電気接点422,423を含む。
他の実施の形態では、第1の伝達手段と第2の伝達手段は、より多い又はより少ない駆動エレメント、従動エレメント、及び直結によって機械的及び/又は電気的エネルギを伝達する電気的伝達エレメントを含むことができる。伝達手段の連結を直結とする時は、それ以上の伝達エレメントが機械的及び/又は電気的エネルギ及び/又は光学ビームの伝達のために第1の伝達手段と第2の伝達手段との間に提供されない、特に、電気的、機械的、又は光学的伝達エレメントが連結ユニット100と殺菌ユニット400との間に配置される殺菌ロック200等の殺菌バリアに提供されないことが注目される。連結ユニット100は、RFID読み書きユニット121を有し、それによって殺菌ユニット400のRFIDトランスポンダ494が読み取り可能及び/又は書き込み可能である。
図6は、マニプレータアーム16の連結ユニット100の概略斜視図を示す。連結ユニット100の第1の伝達手段102は、2つの電気接点106,108を含む電気的伝達エレメント104と、光及び/又は光信号を伝達するための伝達手段109と、夫々が回転運動を伝達するための第1の回転駆動エレメント114と第2の回転駆動エレメント116と共に直進運動を伝達するための第1の直進駆動エレメント110及び第2の直進駆動エレメント112と、を有する。第1の直進駆動エレメント110と第2の直進駆動エレメント112の夫々は、直線のリフトフォークとして設計され、第1の回転駆動エレメント114と第2の回転駆動エレメント116は、端側歯を含む駆動ピニオンとして設計される。更に、連結ユニット100は、凹部に配置される第1の連結センサ118を有し、殺菌ロック200が連結ユニット100に正確に連結されると共に殺菌ユニット400が殺菌ロック200に正確に連結される時に、殺菌ユニット400から突出する第1の検出ピンによって形成される第1の検出エレメントを検出する。この場合、殺菌ユニット400の第1の検出ピンは、第1の検出エレメントとしての役割を果たす第1の検出ピンの存在を検出するように第1の連結センサ118が配置される凹部に突出する。第1の検出ピンは、図11に示されると共にそこで引用符号426により識別される。
連結ユニット100は、図5でより明確に理解することができるように、駆動エレメント112,114の横に隣接して更なる凹部に配置される第2の連結センサ120を有する。第2の連結センサ120は、連結ユニット100が殺菌ロック200に正確に連結されると共に殺菌ロック200が殺菌ユニット400に正確に連結される時に、殺菌ユニット400の第2の検出ピンによって形成された第2の検出エレメントを検出する。第2の検出ピンは、図11に示されると共にそこで引用符号428により識別される。よって、連結ユニット100の第1の伝達手段102と殺菌ユニット400の第2の伝達手段406との間の直接伝達が行えるように、殺菌ユニット400が連結ユニット100に正確に連結されたか否かが連結センサ118,120によって確実に測定される。殺菌ロック200に連結ユニット100を接続するため、連結ユニット100は、図10に示されるように、反対ガイド溝122,124を有し、殺菌ロック200のガイドピン204,206がガイド溝122,124の夫々の前端123,125に到達するまで、そこにそれらが挿入される。殺菌ロック200の第1の端に、図5,10で理解することができるように、ガイドピン204,206が反対側の外部に突出する。その後は、殺菌ロック200がガイドピン204,206を貫く回転軸に対して回転されるように、スナップインエレメント128のスナップインノーズ126が殺菌ロック200の相補的なスナップイン領域に係合するまで、殺菌ロック200の反対の第2の端が下方に押される。
図7は、取り除かれたハウジング上側を含む図6に従った連結ユニット100を示し、図8は、上部ハウジングセグメントを伴わない図6,7に従った連結ユニット100を示す。連結ユニット100は、制御ユニット36がいかなる時も夫々のモータの回転角度を認識し、これを更なる制御で考慮することができるように、夫々が回転速度計を含む直流電動機として設計される全部で4つの駆動モータ140−146を有する。第1の駆動モータ140は、駆動モータ140の駆動に際して制御ユニット36によって直進駆動移動を実行する第1の直進駆動エレメント110に第1の直線連結ギアメカニズム147を通じて連結される。第2の駆動モータ142は、第2の駆動モータ142の駆動移動に際して第2の直進駆動エレメント112が直進駆動移動を実行するように、第2の直進駆動エレメント112に第2の直線連結ギアメカニズム148を通じて連結される。第3の駆動モータ144は、第3の駆動モータ144の駆動移動に際して第1の回転駆動エレメント114が回転されるように、第1の回転駆動エレメント114に第1のギア段150を通じて連結される。第4の駆動モータ146は、第2の回転駆動エレメント116が第4の駆動モータ146の駆動移動に際して回転運動を実行するように、第2の回転駆動エレメント116に第2のギア段152を通じて連結される。
図9は、連結ユニット100を通る縦断面を示す。ロック解除ボタン134は、回転軸130に対して旋回マウントされ、ばね132によって図9に示されるそのスナップイン位置に保持される。スナップイン接続を切断するため、ばね132が伸ばされるように、スナップインエレメント128のロック解除ボタン134が指によって押され、スナップインノーズ126が殺菌ロック200の相補的なスナップインエレメントを離脱させるように、スナップインエレメント128がスナップインノーズ126と共に矢印P0の方向に回転する。よって、スナップインノーズ126と予め係合された殺菌ロック200の第2の端は、連結ユニット100を離れて旋回され得る。この殺菌ロック200の第2の端が連結ユニット100を離れて旋回された後に、殺菌ロック200は、ガイドエレメント204,206がもはやガイド溝122,124に係合されなくなるまで、ガイド溝122,124に係合されたガイドピン204,206と共にガイド溝122,124に沿って、ガイド溝122,124を離れて殺菌ロック200が引き抜かれるので、連結ユニット100から完全に分離され得る。ガイド溝122,124とスナップインエレメント128との間に連結ユニット100のハウジングに対応する凹部によって形成された受け入れ領域が提供され、それは本実施の形態では3つの側と少なくとも下側の一部で殺菌ロック200を取り囲む。
図10は、閉じられたロックフラップ208,210を含む殺菌ロック200の透視図を示す。殺菌ロック200は、ロックフラップ208,210によって保護される2つの開口214,216が提供される下部212を有する。ロックフラップ208,210は、ヒンジを通じて下部212にピボット接続される。ロックフラップ208,210は、これらのヒンジによって図10に示される閉状態から開状態に旋回可能である。ロックフラップ208,210の開状態では連結ユニット100の駆動エレメント110−116と、殺菌ユニット400の従動エレメントとの直結が達成され得る。更に、ロックフラップ208,210が開いている時に、殺菌ユニット400の電気的伝達エレメントへの連結ユニット100の電気的伝達エレメント104の直結が達成され得る。
殺菌ロック200は、2つの側壁218,220と、前端壁222と、後端壁224と、を更に有する。側壁218,220の外側と円周端202が形成される端壁222,224に、図5に関連して既に説明されたように、殺菌カバー38の殺菌フォイルが適当な方法で接続される。
前端壁222の内部では、2つのガイド及びロック解除ウェブ228,230が端壁222のV字形の凹部226に隣接する両側に固く配置され、殺菌ロック200が殺菌ユニット400に接続される時にウェブが殺菌ユニット400の殺菌フラップをロック解除するためのロック解除エレメントとしての役割を果たす。
殺菌ロック200の下部212では、第1の検知窓232と第2の検知窓234の夫々がスルーホールの形式で提供され、連結ユニット100の第1の連結センサ118と第2の連結センサ120によって殺菌ユニット400の既述の検出エレメント426,428を検出することができるように、それらを通じて検出エレメント426,428が通される。
ロックフラップ208,210の前端と後端の夫々に、1つのガイドビード236−242が提供される。前のガイドビード236,238は、機能を有さない。ロックフラップ208,210の閉状態では、ガイドフォーク244の枝246,248は、後ろのガイドビード240,242と係合する。ガイドフォーク244は、ばねによって図10に示されるその上部位置に押され、ガイドビード240,242へのその枝246,248の係合を通じてロックフラップ208,210を閉じ、それらの閉位置にそれらを保持する。フォーク枝246,248の係合によって、ロックフラップ208,210が閉じられる時に連結ユニット100の無殺菌の第1の伝達手段102が確実に保護されるように、ロックフラップ208,210が離れて押されず、連結ユニット100の無殺菌のエレメントが殺菌手術領域39から確実に保護される。
側壁218,220では、殺菌ロック200が殺菌ユニット400に接続される時に殺菌ユニット400のスナップインエレメントを係合する1つのスナップインビード250,252の夫々が提供される。殺菌ロック200の後端壁224に、図11では示されるように、殺菌ロック200が殺菌ユニット400に接続される時に殺菌ユニット400のガイド溝452に係合するガイドウェブ254が提供される。
殺菌ロック200の後端壁224の外側に、連結ユニット100が殺菌ロック200に接続される時に連結ユニット100のスナップインエレメント128のスナップインノーズ126を係合するスナップインノーズが形成される。
図10から理解することができるように、側壁218,220と端壁222,224と下部212は、連結ユニット100に殺菌ユニット400を接続するために殺菌ユニット400を少なくとも一部に挿入可能なハウジングトラフを形成する。よって、ハウジングトラフは、通常は、殺菌ロック200の第1の接続領域266としての役割を果たす。殺菌ロック200の外側は、連結ユニット100に殺菌ロック200を接続可能な第2の接続領域268としての役割を果たす。
図11は、殺菌ユニット400と手術器具500を含む器具ユニット300の斜視図を示す。回転可能な外部器具シャフト512の近位端に、駆動可能な把持アーム516,518を含む屈曲可能で回転可能なエンドエフェクタ514が配置される。エンドエフェクタ514の移動は、殺菌ユニット400が殺菌ロック200を通じて連結ユニット100に接続される時に、連結ユニット100の駆動エレメント110−116と殺菌ユニット400の従動エレメント408−414によって実行することができる。殺菌ユニット400は、図11で開状態に示されると共に図12で閉状態に示される殺菌フラップ402,404を有する。殺菌ユニット400の内部に、殺菌フラップ402,404が開いている時に可視であると共に引用符号406により識別される第2の伝達手段が配置される。連結ユニット100に連結される時に、第2の伝達手段406は、夫々が変換を伝達するための、第1の直進駆動エレメント110と係合される第1の直進従動エレメント408と、連結ユニット100の第2の直進駆動エレメント112と係合される第2の直進従動エレメント410と、を含む。更に、連結ユニット100の第1の回転駆動エレメント114に連結可能な第1の回転従動エレメント412が連結ユニット100の第2の回転駆動エレメント116と係合される第2の回転従動エレメント414と共に回転運動の夫々を伝達するために提供される。連結ユニット100に接続される手術器具500では、エンドエフェクタ514は、殺菌ユニット400の第2の直進従動エレメント410が矢印P2の方向に連結ユニット100の第2の直進駆動エレメント112によって移動される時に矢印方向P1の傾斜軸D4に対して90°まで旋回される。第1の直進従動エレメント408が矢印P3の方向に移動される時に、エンドエフェクタ514の把持アーム516,518は、相互に反対方向に離れると共に移動される。連結ユニット100の第1の回転駆動エレメント114の支援によって殺菌ユニット400の第1の回転従動エレメント412を駆動する時に、エンドエフェクタ514は、外部器具シャフト512と無関係に回転され得る。第2の回転従動エレメント414によって、連結ユニット100の第2の回転駆動エレメント116による連結と駆動が与えられ、その縦軸510に対する外部器具シャフト512の回転は、エンドエフェクタ514がそれ自身が回転されることを伴わずに外部器具シャフト512の回転軸510に対してエンドエフェクタ514の傾斜軸D4の位置を回転させるために生成され得る。
更に、その端位置に矢印P3の方向と反対に殺菌ユニット400の第1の直進従動エレメント408を押す第1のばね416が提供される。更に、その端位置に矢印P2の方向と反対に殺菌ユニット400の第2の直進従動エレメント410を押す第2のばね418が提供される。更に、殺菌ユニット400は、外部器具シャフト512を殺菌ユニット400に回転自在にマウントするためのベアリング420を有する。手術器具500の代わりに、1組の鋏、持針器、光学器具、洗浄ユニット、吸引ユニット、高周波手術の器具、及び手術、特に、腹腔鏡手術に使用される他の器具等の他の器具を殺菌ユニット400に連結することができ、第2の伝達手段406が対応する機能の実施のために設計される。
実施の形態に従って、第2の伝達手段406は、スリップリングとして設計される第1の電気接点422とスリップリングとして設計される第2の電気接点423とを含み、殺菌ロック200を通じて連結ユニット100に殺菌ユニット400を連結する時に、高周波の手術のための高周波の電気的エネルギを伝達するために連結ユニット100の電気接点106,108による電気接続を確立する電気的伝達エレメントを更に含む。他の実施の形態では、電気的伝達手段は提供されない。
殺菌ユニット400は、殺菌ロック200への殺菌ユニット400の挿入に際して少なくともカム415,417が殺菌フラップ208,210の間に配置されるまでロック解除された殺菌フラップ208,210を押し離す2つの突出するカム415,417を有する。殺菌ロック200への殺菌ユニット400の更なる挿入に際して、殺菌ユニット400のV字形の係合エレメント456−462は、図18に示されるそれらの開位置に配置されるまで殺菌フラップ208,210を更に押し離す。
既述されたように、図11,12の上方に面する殺菌ユニット400の底板401は、突出する検出ピンとして形成される2つの検出エレメント426,428を有する。殺菌ユニット400と連結ユニット100との間に配置される殺菌ロック200により連結ユニット100に殺菌ユニット400を連結する時に、検出エレメント426は、殺菌ロック200の第1の検知窓232を通じて連結ユニット100の第1の連結センサ118の凹部に突出し、第2の検出エレメント428は、第2の検知窓234を通じて連結ユニット100の第2の連結センサ120の凹部に突出する。検出エレメント426,428が連結センサ118,120によって検出される時に、連結センサ118,120の支援による検出エレメント426,428の検出後だけ、駆動エレメント110−116の駆動が制御ユニット36によって解除されるように、連結ユニット100への殺菌ロック200の適切な連結と殺菌ロック200への殺菌ユニット400の適切な連結とが検出され得る。更に、高周波エネルギの伝達は、連結センサ118,120によって検出エレメント426,428の適切な検出後にだけ伝達エレメント106,108を通じて解除される。
更に、殺菌ユニット400は、反対の側壁430,432に配置される2つのスナップインエレメント434,436を有し、スナップインエレメントは、側壁430,432から突出する作動エレメント438,440によって駆動可能である。スナップインエレメント434,436は、殺菌ユニット400が殺菌ロック200に正確に接続される時に、殺菌ロック200の側壁218,220に提供されるスナップインビード250,252と係合する。
殺菌ユニット400の前端壁442は、殺菌ユニット400が殺菌ロック200に接続される時に、その際に殺菌フラップ402,404をロック解除する殺菌ロック200のガイド及びロック解除ウェブ228,230が挿入される2つの溝444,446を有する。
更に、殺菌ロック200のガイドウェブ254は、殺菌ユニット400の後端側450に存在するガイド溝452に係合する。ガイド溝452の下端では、駆動バー454は、殺菌ユニット400が殺菌ロック200に挿入される時に、底板401から外方に突出すると共にガイドフォーク244を下方に押し、従って、ガイドフォーク244によってロックフラップ208,210のロックを解除する。
図13は、殺菌ユニット400の底板401が取り除かれた図11,12に従った器具ユニット300を示す。図14は、連結ユニット100の駆動エレメント110−116によって駆動される幾つかのエレメント408−414を含む図13に従った器具ユニット300の細部の断面図を示す。第2の回転従動エレメント414は、回転可能に固定される方法で外部器具シャフト512に接続される歯車と外部器具シャフト512のシャフト回転を検出するための第2の角度トランスミッタ470として形成される。第2の角度トランスミッタ470は、その周囲に沿ってある位置に突出するカムを有し、カムが第2の位置センサ156の反対に配置される時に連結ユニット100の第2の位置センサ156によってカムを検出することができる。
第2の直進従動エレメント410は、第2の直進従動エレメント410の並進運動を与えられて第1の内部器具シャフト520が直進移動されるように、第1の内部器具シャフト520に接続される。
第1の回転従動エレメント412は、第1の角度トランスミッタ468と第2の内部器具シャフト522に回転可能に固定される方法で接続される。第2の角度トランスミッタ470と同一の方法で、第1の角度トランスミッタ468は、その周囲に沿ってある位置に突出するカムを有し、カムが第1の位置センサ154の反対に配置される時に連結ユニット100の第1の位置センサ154によってカムを検知することができる。第2の内部器具シャフト522は、外部器具シャフト512の回転角度と無関係のエンドエフェクタ回転を提供する。第1の内部器具シャフト520は、エンドエフェクタ514を曲げる役割を果たす。
第1の直進従動エレメント408は、並進駆動移動を伝達するための第3の内部器具シャフト524に接続される。特に、第3の内部器具シャフト524は、特に、図11に図示されるエンドエフェクタ514の把持アーム516,518のジョーパート運動を実行する役割を果たす。
連結ユニット100に殺菌ユニット400を連結した直後の初期設定の場合は、回転従動エレメント412,414の回転が角度トランスミッタ468,470と共に最大360°で実行され、その結果、外部器具シャフト512又は第2の内部器具シャフト522の正確な初期回転位置が測定されると共に設定され、器具シャフト512,522の夫々の正確な回転角度位置がいかなる時も制御ユニット36に認識され、駆動モータ140−146の更なる制御に考慮することができるように、それに基づいて制御ユニット36が器具シャフト512,522の夫々の正確な回転位置を測定し、駆動モータ144,146の夫々に割り当てられたタコジェネレータによってそれを連続的に監視する。
スリップリングとして設計される電気接点422,423の間に電気接点422,423を電気的に絶縁する役割を果たす光インタフェース421が存在する。電気接点422,423は、第3の内部器具シャフト524においてエンドエフェクタ514の把持アーム516,518にガイドされるケーブルに接続される。
もし必要であれば、更なるケーブル及び/又は光ファイバを第3の内部器具シャフト524を通じてエンドエフェクタ514に通すことができる。
図14に図示される断面図では、外部器具シャフト512と内部器具シャフト520−526の同軸配置が明確に見て取れる。V字形のエレメント456−462は、内部器具シャフト520−526をマウントするためのマウントウェブとしての役割を果たし、内部器具シャフト520−526は、マウントウェブ456−462に直接的又は間接的に回転自在にマウントされる。
図15は、連結ユニット100と、殺菌ロック200と、殺菌ユニット400と殺菌手術器具500とを含む器具ユニット300と、を含む設備の平面図を示す。図16は、図15に従った設備の断面線O−Oに沿った断面図を示し、設備は、連結ユニット100に既に連結された殺菌ロック200に、器具ユニット300の殺菌ユニット400を接続する直前の第1の位置にある。図17は、図15に従った設備の断面線O−Oに沿った断面図を示し、設備は、連結ユニット100に既に連結された殺菌ロック200に、器具ユニット300の殺菌ユニット400を接続するための第2の位置にある。図18は、図15に従った設備の断面線O−Oに沿った断面図を示し、設備は、器具ユニット300の殺菌ユニット400が、連結ユニット100に連結されている殺菌ロック200に接続された第3の位置にあり、これにより、連結ユニット100の第1の伝達手段102が、直結のために、第2の伝達手段406の伝達エレメントと係合される。図16に示される位置では、ガイドフラップ464,466がガイド及びロック解除ウェブ228,230の溝444,446への挿入によって移動され、これにより、殺菌フラップ402,404がガイドフラップ464,466と共に殺菌ユニット400の移動によって矢印P10の方向に押し開かれるように、それらの回転軸D6,D8に沿って矢印P4,P5の方向にそれらのロック位置からそれらのロック解除位置に移動され、それによって殺菌フラップ402,404とロックフラップ208,210との接触がもたらされる。その結果、殺菌ユニット400は、駆動ウェブ454がガイドフォーク244と係合すると共にガイドフォークばねのバネ力に対抗して旋回するように、殺菌ユニット400を受け入れるために提供される殺菌ロック200の受け入れ領域により深く入り込む。その結果、ガイドフォーク244の枝246,248は、カム415,417によってロックフラップ208,210を押し離すことができるように、ガイドビード240,242と係合されて開かれる。殺菌ユニット400が矢印P10の方向に更に移動される時に、V字形の係合エレメント458−462がロックフラップ208,210と係合すると共にこれらを押し、殺菌フラップ402,404がガイドフラップ464,466と共に図18に示されるそれらの完全な開位置に更に外に向かう。ロックフラップ208,210と殺菌フラップ402,404との接触によって、これらは全てのフラップ208,210,402,404,464,466が図18に示される開位置に配置されるまでガイドフラップ464,466と共に更に開かれる。殺菌ユニット400の逆の移動に際して、殺菌ユニット400が殺菌ロック200から、即ち、矢印P10の方向と反対に図18に示される位置から図16に示される位置に取り除かれる時に、ガイドフラップ464,466とロックフラップ208,210とが特にばねのバネ力とガイドビード240,242と再び係合されたガイドフォーク244の枝246,248によって閉じられるように、これらのフラップの殺菌の動作の逆転された順序が行われ、完全にロックフラップ208,210を閉じる。この方法でもたらされるフォーク枝246,248とガイドビード240,242との間の確かな接続によって、ロックフラップ208,210は、ロックフラップ208,210を外から開くことができないように、それらの閉位置に確実に保持される。更に、ガイドフラップ464,466は、外力が殺菌フラップ402,404に適用される時にでさえ、これらを後に開くことができないように、殺菌ユニット400が殺菌ロック200から取り除かれる時に、ばねによって完全に閉じられると共にそれらのロック位置に移動される。
図19は、接続状態の殺菌ロック200の器具ユニット300と連結ユニット100の断面図を示す。ここで、連結ユニット100の受け入れ領域内の殺菌ロック200の配置と殺菌ロック200の受け入れ領域内の殺菌ユニット400の配置が明確に見て取れるように、連結ユニット100と殺菌ユニット400と殺菌ロック200の上部ハウジング部が切断される。
図20は、第2の実施の形態に従った殺菌ユニット1400と手術器具1500とを含む器具ユニット1300の詳細を示す。器具ユニット300とは対照的に、器具ユニット1300の殺菌ユニット1400は、殺菌フラップを有さないが、殺菌方法で従動エレメントを保護するためのジャロジ1410を有する。器具ユニット1300の更なる構造と機能は、図1−19に従った器具ユニット300の構造と機能に対応する。
図21は、殺菌ロック200とは対照的に殺菌フラップを有さないが、殺菌した方法で連結ユニット100の駆動エレメントを保護するためのジャロジ1210を有する、殺菌ロック1200を含む殺菌カバー1038の詳細を示す。殺菌ユニット1400のジャロジ1410と殺菌ロック1200のジャロジ1210は、殺菌ロック1200に殺菌ユニット1400を接続するか、殺菌ロック200に殺菌ユニット1400を接続するか、又は殺菌ロック1200に殺菌ユニット400を接続する時に、機械的係合によって適当な方法で開かれる。代わりに、ジャロジ1410,1210の夫々の開閉のための1つの電動機等の自発的駆動エレメントを提供することができる。
図22では、第3の実施の形態に従った殺菌ユニット2400を含む器具ユニット2300の詳細が示される。殺菌ロック200,1200からの分離後、又は図23に示される更なる殺菌ロック2200からの分離後に、器具ユニット2300が殺菌手術領域39から直ちに取り除かれるように、殺菌ユニット2400は、殺菌方法で従動エレメントを保護するためのエレメントを有さない。
図23に示される殺菌カバー2038は、単に殺菌ロック200のような連結ユニット100に連結可能な殺菌ロック2200を含む。殺菌ロック200とは対照的に、殺菌ロック2200は、ロックフラップを有さないが、点線によって示される所定の破壊点により提供されるフォイルを含み、連結ユニット100の駆動エレメント110−116と従動エレメント408−414との直結が容易に行えるように、殺菌ロック2200に殺菌ユニット400,1400,2400を接続する時にフォイルが所定の破壊点に沿って開くように裂かれる。好ましくは、殺菌ロック2200を使用する時に、殺菌ユニット400,1400,2400が手術中に分離されないものの手術後にだけ終えられる。
10 システム
12 マニプレータ
14 マウント
16,16a−16d マニプレータアーム
20 マウントヘッド
22,26 駆動ユニット
24 マウントベース
28,30 マウントアーム
32 手術台支柱
34 手術台
36 制御ユニット
37 入出力ユニット
38 殺菌カバー
39 殺菌手術領域
40a−58a,40b−58b,40c−58c,40d−58d セグメント
60 セグメント
62,64,66 伸縮自在設備の断面
68 駆動ユニット
100 連結ユニット
102 第1の伝達手段
104 第1の電気的伝達手段
106,108 電気接点
109 光学的伝達手段
110 第1の直進駆動エレメント/直線リフトフォーク
112 第2の直進駆動エレメント/直線リフトフォーク
114 第1の回転駆動エレメント/駆動ピニオン
116 第2の回転駆動エレメント/駆動ピニオン
118,120 連結センサ
121 RFID読み書きユニット
122,124 ガイド溝
123,125 ガイド溝の前端
126 スナップインノーズ
128 スナップインエレメント
130 回転軸
132 ばね
134 ロック解除ボタン
136,138 開口
140,142,144,146 駆動モータ
147 第1の直線連結ギアメカニズム
148 第2の直線連結ギアメカニズム
150 第1のギア段
152 第2のギア段
154,156 位置センサ
200 殺菌ロック
202 接続縁
204,206 ガイドピン
208,210 ロックフラップ
212 下部
214,216 開口
218,220 側壁
222 前端壁
224 後端壁
226 V字形凹部
228,230 ガイド及びロック解除バー
232,234 検知窓
236−242 ガイドビード
244 ガイドフォーク
246,248 枝
250,252 スナップインビード
254 ガイドウェブ
266 第1の接続領域
268 第2の接続領域
300,300a−300d 器具ユニット
400 殺菌ユニット
401 底板
402,404 殺菌フラップ
406 第2の伝達手段
408 第1の直進従動エレメント
410 第2の直進従動エレメント
412 第1の回転従動エレメント
414 第2の回転従動エレメント
415,417 カム
416,418 ばね
420 外部器具シャフトのベアリング
421 光インタフェース
422,423 電気接点
426,428 検出エレメント
430,432 側壁
434,436 スナップインエレメント
438,440 作動エレメント
442 前端壁
444,446 溝
450 後端壁
452 ガイド溝
454 駆動バー
456−462 V字形連結エレメント
464,466 ガイドフラップ
468,470 角度トランスミッタ
494 RFIDトランスポンダ
500 器具
510 器具シャフトの縦軸
512 外部器具シャフト
514 エンドエフェクタ
516,518 把持アーム
D4 傾斜軸
D6,D7,D8 回転軸
P1,P2,P3 方向矢印
520 第1の内部器具シャフト
522 第2の内部器具シャフト
524 第3の内部器具シャフト
1300 器具ユニット
1400 殺菌ユニット
1500 手術器具
1410 ジャロジ
1038 殺菌カバー
1200 殺菌ロック
1210 ジャロジ
2300 器具ユニット
2400 殺菌ユニット
2500 手術器具
2038 殺菌カバー
2200 殺菌ロック

Claims (15)

  1. 駆動エレメントを含む連結ユニット(100)を有する少なくとも1つの無殺菌マニプレータアーム(16)と、
    殺菌領域(39)に配置されると共に手術器具(500)と前記連結ユニット(100)の前記駆動エレメントに前記手術器具(500)を連結するための殺菌ユニット(400)とを含む殺菌器具ユニット(300)と、
    前記無殺菌マニプレータアーム(16)の少なくとも一部を前記殺菌領域(39)から保護するための殺菌カバー(38)と、
    を含み、
    前記連結ユニット(100)は、直進駆動移動を生成するための直進駆動エレメント(110,112)と、回転駆動移動を生成するための回転駆動エレメント(114,116)と、を含み、
    前記殺菌ユニット(400)は、前記直進駆動エレメント(110,112)に連結可能な直進従動エレメント(408,410)と、前記回転駆動エレメント(114,116)に連結可能な回転従動エレメント(412,414)と、を有し、
    前記殺菌カバー(38)は、前記連結ユニット(100)と前記殺菌ユニット(400)とに接続可能な殺菌ロック(200)を含み、
    前記連結ユニット(100)に接続された前記殺菌ロック(200)は、前記殺菌ユニット(400)が前記殺菌ロック(200)に接続される前と前記殺菌ユニット(400)が前記殺菌ロック(200)から分離された後とに前記直進駆動エレメント(110,112)と前記回転駆動エレメント(114,116)とを覆って保護する
    ことを特徴とするロボット支援手術のための機器。
  2. 前記殺菌ロック(200)は、前記直進駆動エレメント(110,112)が前記直進従動エレメント(408,410)に連結可能なように、且つ前記回転駆動エレメント(114,116)が前記回転従動エレメント(412,414)に連結可能なように、前記連結ユニット(100)と前記駆動エレメント(110−116)に対するアクセスを提供する前記殺菌ユニット(400)とに接続される
    請求項1に記載の機器。
  3. 前記殺菌ユニット(400)は、前記殺菌ユニット(400)が前記殺菌ロック(200)に接続される前と前記殺菌ユニット(400)が前記殺菌ロック(200)から分離された後とに前記従動エレメント(408−414)を覆って保護する殺菌カバー(402,404)を含み、
    前記殺菌ユニット(400)は、前記殺菌ロック(200)が前記連結ユニット(100)と前記殺菌ユニット(400)とに接続される時に、前記従動エレメント(408−414)に対するアクセスを提供する
    請求項1又は2に記載の機器。
  4. 前記殺菌ロック(200)は、前記殺菌ユニット(400)が前記殺菌ロック(200)に接続される前と前記殺菌ユニット(400)が前記殺菌ロック(200)から分離された後とに前記連結ユニット(100)の前記駆動エレメント(110−116)を覆って保護する殺菌カバー(208,210)を含み、
    前記殺菌ロック(200)は、前記殺菌ロック(200)が前記連結ユニット(100)と殺菌ユニット(400)とに接続される時に、前記駆動エレメント(110−116)にアクセスを提供する
    請求項1乃至3の何れか一項に記載の機器。
  5. 前記殺菌カバーは、ジャロジ(1410)と、ローラブラインドと、開口及び/又はフラップ(208,210,402,404)に提供される回転可能ディスクと、を含む
    請求項3又は4に記載の機器。
  6. 前記連結ユニット(100)の前記直進駆動エレメント(110)は、第1の直進駆動エレメント(110)であり、
    前記連結ユニット(100)の前記回転駆動エレメント(114)は、第1の回転駆動エレメント(114)であり、
    前記殺菌ユニット(400)の前記直進従動エレメント(408)は、第1の直進従動エレメント(408)であり、
    前記殺菌ユニット(400)の前記回転従動エレメント(412)は、第1の回転従動エレメント(412)であり、
    前記連結ユニット(100)は、直進駆動移動を生成するための第2の直進駆動エレメント(112)と、回転駆動移動を生成するための第2の回転駆動エレメント(116)と、を含み、
    前記殺菌ユニット(400)は、前記第2の直進駆動エレメント(112)に連結可能な第2の直進従動エレメント(410)と、前記第2の回転駆動エレメント(116)に連結可能な第2の回転従動エレメント(414)と、を有し、
    前記連結ユニット(100)に接続された前記殺菌ロック(200)は、前記第1の直進駆動エレメント(110)と前記第2の直進駆動エレメント(112)と前記第1の回転駆動エレメント(114)と前記第2の回転駆動エレメント(116)とを覆って保護する
    請求項1乃至5の何れか一項に記載の機器。
  7. 前記第1の直進従動エレメント(408)及び/又は前記第2の直進従動エレメント(410)は、弾性変形可能エレメント(416,418)の復元力によって初期位置に移動可能であり、
    前記復元力は、前記殺菌ユニット(400)が前記殺菌ロック(200)から分離された後に前記第1の直進従動エレメント(408)と前記第2の直進従動エレメント(410)の夫々をその初期位置に移動させる
    請求項に記載の機器。
  8. 前記連結ユニット(100)は、前記第1の回転従動エレメント(412)及び/又は前記第2の回転従動エレメント(414)の少なくとも1つの回転角度位置を検出するための少なくとも1つの位置センサ(154,156)を有する
    請求項6又は7に記載の機器。
  9. 前記連結ユニット(100)は、前記駆動エレメント(110−116)の夫々に対して個別の駆動ユニット(140−146)を有する
    請求項1乃至8の何れか一項に記載の機器。
  10. 前記連結ユニット(100)は、前記殺菌ユニット(400)が前記殺菌ロック(200)から分離された後に前記直進駆動エレメント(110,112)を初期位置に移動させ、
    その初期位置に配置された前記直進駆動エレメント(110,112)は、前記連結ユニット(100)に接続された前記殺菌ロック(200)に前記殺菌ユニット(400)を接続する時にその初期位置に配置された前記直進従動エレメント(408,410)と自動的に直接的に係合される
    請求項1乃至9の何れか一項に記載の機器。
  11. 前記殺菌ユニット(400)の前記従動エレメント(408−414)は、前記手術器具(500)の縦軸(510)に沿って連続的に配置され、
    前記従動エレメント(408−414)は、前記手術器具(500)の近位端から、第2の回転従動エレメント(414)、第2の直進従動エレメント(410)、第1の回転従動エレメント(412)、第1の直進従動エレメント(408)の順に配置され、
    前記殺菌ユニット(400)は、電気接点(422,423)及び/又は光インタフェース(421)を含み
    前記連結ユニット(100)は、相補駆動エレメント(110−116)、電気接点(106,108)、及び/又は光インタフェース(109)を含む
    請求項1乃至10の何れか一項に記載の機器。
  12. 前記第2の直進従動エレメント(410)は、外部器具シャフト(512)において前記外部器具シャフト(512)の縦軸(510)の方向に縦に移動可能に配置された第1の内部器具シャフト(520)に接続され、
    前記第1の内部器具シャフト(520)が移動される時に、前記手術器具(500)のエンドエフェクタ(514)が傾斜軸(D4)に対して旋回可能であり、
    前記第1の回転従動エレメント(412)は、前記第1の内部器具シャフト(520)に配置された第2の内部器具シャフト(522)に回転可能に固定される方法で接続され、
    前記第2の内部器具シャフト(522)が回転される時に、前記エンドエフェクタ(514)の回転が前記外部器具シャフト(512)と無関係にもたらされ、
    前記第1の直進従動エレメント(408)は、相互に対して移動可能なエンドエフェクタ(514)の駆動アーム(516,518)のために前記第2の内部器具シャフト(522)において前記第2の内部器具シャフト(522)に対して縦に移動可能に配置された第3の内部器具シャフト(524)に接続される
    請求項6、7、8、又は11に記載の機器。
  13. 前記エンドエフェクタ(514)の前記駆動アーム(516,518)は、切断アーム、把持アーム、及び/又は持針器アームである
    請求項12に記載の機器。
  14. 前記エンドエフェクタ(514)の前記駆動アーム(516,518)は、相互に電気的に絶縁されて配置され、
    前記駆動アーム(516,518)の夫々は、1本のケーブルに導電性の方法で接続され、
    前記ケーブルは、前記第3の内部器具シャフト(524)を通じて通される
    請求項12又は13に記載の機器。
  15. 請求項1乃至14の何れか一項に記載の機器と、
    手術領域の少なくとも1つのイメージをリアルタイムに出力する少なくとも1つのディスプレイユニットと、
    少なくとも1つの入力コマンドを入力するための少なくとも1つの入力機器(37)と、
    マニプレータアーム(16)と少なくとも1つの駆動ユニットによって入力コマンドに依存して前記殺菌ロック(200)を通じて前記マニプレータアーム(16)の前記連結ユニット(100)に接続された前記殺菌ユニット(400)とを配置する制御ユニット(36)と、
    を含むことを特徴とするロボット支援手術のための設備。
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