JP6132096B2 - 画像形成システム - Google Patents

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この発明は、画像形成を行う画像形成装置と、用紙を重ねて搬送可能な中間装置と、用紙を複数束ねて冊子形成を行う後処理装置とを備える画像形成システムに関する。
従来より、画像形成装置の生産性と後処理装置の生産性の差を吸収するために、画像形成装置から排出された用紙を中間装置(RU)にて2枚重ねして、後処理装置へ排出する技術が公開されている(例えば特許文献1参照)。この技術により、画像形成装置と後処理装置の生産性差を吸収し、生産性の低い後処理装置を生産性の高い画像形成装置に接続・動作させることが可能となる。さらに後処理装置は、中間装置にて2枚重ねされたか否かを制御上意識することなく動作することが可能となり、多様な後処理装置の接続が可能になる。
特開2008−303061号公報
ところで、中間装置(RU)で用紙を2枚重ねする予定で、2枚目が画像形成装置内などでJAM発生などによって中間装置の重ね部に到達しない場合がある。この結果、1枚目の用紙のみが中間装置の重ね部に残されることになる。この場合には、先行して重ね部に排出された1枚の用紙のみを後処理装置に排出することが考えられる。
しかし、2枚重ねをする予定の2枚目が束(冊子)の最終枚である場合には、中間装置から用紙1枚のみを排出すると、後処理装置ではこの1枚の紙を最終枚であると判断し、1枚不足した状態で冊子が形成されることとなり問題である。これは、後処理装置では、中間装置から送られた用紙の枚数を確認する手段を有しておらず、また、画像形成装置や中間装置からは、1枚のみであるのか、2枚重ねられたものであるか、の情報が通知されていないためである。
このような落丁した冊子形成を防止するために、上記のような場合には中間装置にて1枚目のみを中間装置に残し、JAMとしてユーザに取り出し処理を促している。本問題が発生するのは画像形成装置にJAMが発生する場合であり、画像形成装置と中間装置の両方をJAM処理することはユーザにとっては負担となる。
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、JAMが発生して中間装置の重ね部に適正な枚数の用紙が排紙されない場合にも、JAM処理を容易にするとともに、適正でない冊子が形成されるのを回避する画像形成装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明の画像形成システムのうち、第1の本発明は、用紙に画像形成を行う画像形成装置と、
前記画像形成装置で画像形成された用紙を複数枚束ねて冊子形成する冊子後処理部と、
前記冊子後処理部で形成された冊子が排出される第1の積載部と、
用紙が排出され、前記第1の積載部とは異なる第2の積載部と、
前記第1の積載部への用紙の搬送と、前記第2の積載部への用紙の搬送とを切り替える搬送切替え部と、を有する後処理装置と、
用紙を複数枚重ねる重ね部を有し、前記画像形成装置と前記後処理装置の間に接続されて前記画像形成装置で画像形成された用紙を前記重ね部で重ねて用紙束として前記後処理装置へ受け渡す中間装置と、
当該画像形成システムの動作を制御する制御部と、を有し
前記冊子を形成するための最終用紙束の用紙が前記中間装置から前記後処理装置に受け渡された場合に、前記冊子後処理部は、前記最終用紙束の用紙を含む複数枚の用紙を冊子形成し、
前記制御部は、前記重ね部で複数枚重ねる予定の最終枚、かつ、前記後処理装置で冊子形成するための冊子の最終枚である用紙が異常用紙となって前記重ね部に到達しない場合、前記異常用紙に先行して前記中間装置で前記重ね部に排紙された用紙を前記後処理装置に搬送し、前記搬送切り替え部の動作によって前記第2の積載部へ排出することを特徴とする。
第2の本発明の画像形成システムは、前記第1の本発明において、前記制御部は、前記中間装置にて複数枚重ねる予定、かつ、前記後処理装置で冊子形成するための束の最終枚でない用紙の場合には、前記異常用紙に先行して前記中間装置で前記重ね部に送られた用紙を前記後処理装置に搬送し、前記第1の積載部へ排出することを特徴とする。
第3の本発明の画像形成システムは、前記第1の本発明において、前記制御部は、前記画像形成装置で画像形成された用紙を、前記冊子後処理部で冊子形成せずに前記第1の積載部へ排出する場合、前記重ね部で複数枚重ねる予定の最終枚である用紙が、異常用紙となって前記重ね部に到達しない際には、前記異常用紙に先行して前記中間装置で前記重ね部に排紙された用紙を前記後処理装置に搬送し、前記第1の積載部へ排出することを特徴とする。
第4の本発明の画像形成システムは、前記第1の本発明において、前記中間装置と、前記冊子後処理部との間に設けられ、インサート用紙を挿入するための挿入給紙装置を有し、
前記制御部は、前記第2の積載部へ排出された用紙を再利用するか否かを設定可能にし、前記用紙の異常が発生し、前記第2の積載部へ排出動作完了によるシステム停止後のリカバリ動作において、前記設定を判定し、
前記第2の積載部へ排出された用紙を再利用する設定の場合には、前記画像形成装置において異常発生した頁から画像形成し、
前記第2の積載部へ排出された用紙を再利用しない設定の場合には、前記画像形成装置において前記第2の積載部へ排出された用紙から画像形成する、ことを特徴とする。
第5の本発明の画像形成システムは、用紙に画像形成を行う画像形成装置と、
前記画像形成装置で画像形成された用紙に後処理を行う後処理部と、
前記画像形成装置で画像形成された用紙が排紙される第1の積載部と、
用紙が排紙され、前記第1の積載部とは異なる第2の積載部と、
前記第1の積載部への用紙の搬送と、前記第2の積載部への用紙の搬送とを切り替える搬送切替え部と、を有する後処理装置と、
用紙を複数枚重ねる重ね部を有し、前記画像形成装置と前記後処理装置の間に接続されて前記画像形成装置で画像形成された用紙を前記重ね部で重ねて用紙束として前記後処理装置へ受け渡す中間装置と、
前記中間装置と前記後処理部との間に設けられ、インサート用紙を挿入するための挿入給紙装置と、
当該画像形成システムの動作を制御する制御部と、を有し
前記インサート用紙が挿入される直前の用紙束の用紙が前記中間装置から前記後処理装置に受け渡された場合に、前記挿入給紙装置は、当該用紙束の用紙の直後にインサート用紙を挿入し、
前記制御部は、前記重ね部で複数枚重ねる予定の最終枚、かつ、前記最終枚の次のページが前記挿入給紙装置からのインサート用紙である前記用紙が異常用紙となって前記重ね部に到達しない場合、前記異常用紙に先行して前記中間装置で前記重ね部に排紙された用紙を前記後処理装置に搬送し、前記搬送切り替え部の動作によって前記第2の積載部へ排出することを特徴とする。
第6の本発明の画像形成システムは、前記第5の本発明において、前記制御部は、前記第2の積載部へ排出された用紙を再利用するか否かを設定可能にし、前記用紙の異常が発生し、前記第2の積載部へ排出動作完了によるシステム停止後のリカバリ動作において、前記設定を判定し、
前記第2の積載部へ排出された用紙を再利用する設定の場合には、前記画像形成装置において異常発生した頁から画像形成し、
前記第2の積載部へ排出された用紙を再利用しない設定の場合には、前記画像形成装置において前記第2の積載部へ排出された用紙から画像形成する、ことを特徴とする。
第7の本発明の画像形成システムは、前記第1〜第6の本発明のいずれかにおいて、前記異常用紙は、前記用紙を搬送する搬送路で紙詰まりした用紙であることを特徴とする。
第8の本発明の画像形成システムは、前記第7の本発明において、前記制御部は、前記用紙の紙詰まりを検出することを特徴とする。
第9の本発明の画像形成システムは、前記第1〜第8の本発明のいずれかにおいて、前記異常用紙は、前記画像形成装置または前記中間装置で発生したものであることを特徴とする。
本願発明によれば、画像形成装置などでJAM発生した場合に、ユーザのJAM処理操作を低減することができ、不適切な冊子の形成を防ぐことができる効果がある。
本願発明の画像形成システムの一実施形態における機械的概要を示す図である。 同じく、制御ブロックを示す図である。 同じく、中間装置で用紙を重ねて後処理装置に搬送する通常の手順を説明する図である。 同じく、中間装置で用紙を重ねて後処理装置に搬送する通常の手順の開始当初の状態を詳細に説明する図である。 同じく、中間装置で用紙を重ねて後処理装置に搬送する通常の手順の最終段階での状態を詳細に説明する図である。 従来の画像形成システムにおいて、中間装置で用紙を重ねて後処理装置に搬送する手順で、2枚重ね予定で、束最終枚の用紙がJAMになった際に、中間装置からそのまま用紙を排出して課題が生じた状態を説明する図である。 同じく、中間装置で用紙を重ねて後処理装置に搬送する手順で、2枚重ね予定で、束最終枚の用紙がJAMになった際に、中間装置に残してJAM処理を行う課題が生じた状態を説明する図である。 同じく、中間装置で用紙を重ねて後処理装置に搬送する手順で、2枚重ね予定で、束最終枚でない用紙がJAMになった際に、中間装置からそのまま用紙を排出して課題が生じていない状態を説明する図である。 同じく、束後処理を行わない用紙を中間装置で用紙を重ねて後処理装置に搬送する手順で、2枚重ね予定で、最終枚の用紙がJAMになった際に、中間装置からそのまま用紙を排出して課題が生じていない状態を説明する図である。 同じく、束後処理を行わない用紙を中間装置で用紙を重ねて後処理装置に搬送する手順で、2枚重ね予定で、次ページがインサート用紙である用紙がJAMになった際に、中間装置からそのまま用紙を排出して課題が生じている状態を説明する図である。 本願発明の画像形成システムの一実施形態において、中間装置で用紙を重ねて後処理装置に搬送する手順で、2枚重ね予定で、束最終枚の用紙がJAMになった際に、中間装置の用紙を「パージ排出指示」でサブトレイに排出する手順を説明する図である。 同じく、リカバリー動作で、サブトレイに排紙された用紙と同じページから画像形成装置で再印刷する手順または、サブトレイに排紙された用紙を挿入給紙部にセットし、異常紙と同じページで画像形成装置で印刷する手順を説明する図である。 同じく、束後処理を行わない用紙を中間装置で用紙を重ねて後処理装置に搬送する手順で、2枚重ね予定で、次ページがインサート用紙である用紙がJAMになった際に、中間装置の用紙をサブトレイに排出する手順を説明する図である。 同じく、異常紙発生有無に応じた後処理装置での排出手順を説明するフローチャートである。 同じく、中間装置の重ね合わせ部での2枚重ね条件を判定する手順を説明するフローチャートである。 同じく、後処理装置での排出方法を判定する手順を説明するフローチャートである。 同じく、インサート用紙の有無による後処理装置での排出方法を判定する手順を説明するフローチャートである。 同じく、後処理装置での排出手順の詳細を説明するフローチャートである。
以下に、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
本実施形態の画像形成システム1は、用紙に画像形成を行う画像形成装置10と、中間装置20と、後処理装置30とが順に接続されている。なお、本実施形態の画像形成システムでは、これら装置が必須のものであるが、本発明としてはその他の装置を有するものであってもよく、例えば、大容量給紙トレイや、中間装置と後処理装置の間に挿入給紙装置を設けるものなどであってもよい。また、他の後処理装置が多段に接続されているものであってもよい。
画像形成装置10は、上部側に自動原稿給送装置(ADF)13が設けられており、自動原稿給送装置(ADF)13で給送される原稿は図2で示される画像読取部130で画像読取が可能になっている。なお、原稿は、図示しないプラテンガラス上で読み込むこともできる。
また、画像形成装置10の本体上部側で、プラテンガラスが位置しない箇所に、操作表示部140のLCD14が設置されている。LCD14はタッチパネルで構成されており、操作者による操作および情報の表示が可能になっている。LCD14は、操作部と表示部を兼用している。なお、操作部をマウスやタブレットなどで構成し、表示部とは別体で構成することも可能である。また、LCD14は移動可能となっているものであってもよい。
画像形成装置10の本体下部側には、複数の給紙トレイ11(図では2段)が配置されている。画像形成装置10内には、いずれかの給紙トレイ11から給紙される用紙を給紙する給紙部120が設けられており、給紙部120は、用紙搬送部121に接続されている。用紙搬送部121は搬送経路12や図示しない搬送ローラなどを有しており、搬送経路12は、中間装置20の搬送経路に接続されるいる。搬送経路12の途中には、画像形成部110が設けられている。画像形成部110は、感光体110A、感光体110Aの周囲に配置した図示しない、帯電器、LD、現像器、転写部を有しており、さらに感光体110Aの下流側の搬送経路12には図示しない定着器が配置されている。
定着器の下流側で、搬送経路12は中間装置20の搬送経路に接続されており、また定着器の下流側で分岐して、画像形成部110の上流側の搬送経路12に合流する反転搬送経路12Aが接続されている。
画像形成部110では、帯電器により画像書込み前に感光体110Aの表面を一様に帯電し、LDにより表面が一様に帯電された感光体110Aに半導体レーザを照射することにより感光体110Aに静電潜像を形成する。現像器は、LDによって感光体110Aに形成された静電潜像をトナー部材によって現像する。この現像処理によって感光体110Aにトナー画像が形成される。転写部は、給紙トレイ11から搬送されてきた用紙に感光体110Aのトナー画像を転写する。トナー画像が転写された用紙は、感光体110Aから分離されて定着器に搬送される。感光体110Aに残留したトナー部材は図示しない、クリーニング部によって除去される。
定着器は、搬送された用紙を加熱することにより用紙の表面側に転写されたトナー画像を出力画像として定着する。定着処理が施された用紙は、搬送経路12によって中間装置20に搬送されるか、反転搬送経路12Aを通して表裏が反転された後、画像形成部110の上流側で搬送経路12に返流される。
中間装置20には、画像形成装置10の搬送経路12に接続され、後段の後処理装置30に接続される搬送経路22を有している。搬送経路22には、搬送経路22を搬送される用紙を所定枚数重ね合わせて搬送する重ね合わせ部230を有しており、重ね合わせ部230に重ね合わせ経路23を有している。
重ね合わせ部230でスタックされた用紙は、所定のタイミングで後処理装置30側に搬送することができ、また、重ね合わせ部230に用紙をスタックすることなく搬送経路22を通して後処理装置30側に用紙を搬送することもできる。
後処理装置30では、中間装置20の搬送経路22に接続される搬送経路32を有しており、該搬送経路32の途中に冊子処理として平綴じ機能を有する平綴じ部331を有している。平綴じ部331は、本願発明の冊子後処理部に相当する。
なお、本願発明としては冊子処理が平綴じに限定されるものではなく、中綴じ、中折り、製本処理などを挙げることができ、本願発明としては特定の処理に限定されるものではなく、後処理装置に2種類以上の冊子処理が可能となるものであってもよい。
この実施形態では、後処理装置30において、後処理設定に従って中間装置20から搬送される用紙に平綴じ部331で平綴じ処理が行われる。後処理実行の設定がなされていない場合には、後処理を行うことなくストレートで排紙する。
後処理装置30には、メイン排紙トレイ36Aとサブ排紙トレイ36Bを有しており、搬送経路32には、メイン排紙トレイ36Aへの用紙の搬送と、サブ排紙トレイ36Bへの用紙の搬送とを切り替える搬送切り替え部33を有している。搬送切り替え部33では、搬送経路32を搬送される用紙をメイン排紙トレイ36Aに搬送するか、サブ排紙トレイ36Bに排紙するか、スタッカ部330に搬送するかを切り替えることができる。
搬送切り替え部33の構成は特に限定されるものではなく、経路切り替えを行えるものであればよく、可動ゲートなどにより構成することができる。搬送経路32では、搬送切り替え部33を介してメイン排紙トレイ36Aにストレートで至る搬送経路32Aと、サブ排紙トレイ36Bに至る搬送経路32Bと、スタッカ部330に至り、メイン排紙トレイ36Aに至る搬送経路32Cとに分岐している。
また、後処理装置30では、挿入トレイ37を有する挿入給紙部370を有しており、挿入トレイ37にセットされた用紙をカバー挿入紙などのインサート用紙として用紙間に挿入することができ、中間装置20と平綴じ部331との間で用紙を搬送経路32に挿入することができる。
次に、画像形成システム1の機能ブロックを図2のブロック図に基づいて説明する。
画像形成装置10は、画像処理部105、画像読取部130、画像形成部110、操作表示部140、CPU100、ROM101、RAM102、後処理機I/F150等から構成されている。
画像処理部105は、画像読取部130によって読み取られた原稿画像の画像データや図示しないHDDなどに格納された画像データに対して、各種画像処理を施す。
画像読取部130は、原稿に対して図示しない光源により光を照射し、その反射光に基づいて原稿画像の画像データを読み取る。読み取られた画像データは、画像形成部110に通知されるとともに、HDDなどに格納される。
画像形成部110は、画像読取部130により読み取られ、画像処理部105により画像処理が施された画像データや外部から取得した画像データなどに基づいて、用紙に画像を形成する。用紙に対して画像を形成する方法としては、電子写真方式、インクジェット方式、レーザプリント方式等が考えられる。
操作表示部140は、表示部と操作部またはこれらが合体した装置により構成することができ、この実施形態では、LCD14によって表示部と操作部とが一体になって構成されている。操作表示部140は、用紙に対する画像形成や後処理に関する各種設定を入力することが可能であり、入力された各種設定の内容に応じて、画像形成装置10、後処理装置30はそれぞれ用紙に対して画像を形成し、後処理を施す。また、操作表示部140からは、用紙の紙種や斤量に関する情報を入力することも可能である。
CPU100は、画像形成装置10内の各部から通知される情報に基づいて、画像形成装置10全体の動作を制御する。また、CPU100は、中間装置20や後処理装置30に制御指令を送信してこれら装置を制御することができる。すなわち、CPU100は、本願発明の制御部として機能する。
ROM101には、各種のプログラム或いはデータが格納されており、CPU100はROM101からプログラム或いはデータを読み出して画像形成装置10を制御する。
RAM102は、CPU100が画像形成装置10を制御する際に必要なプログラム或いはデータを一時的に記憶する場所である。HDDなどには、画像読取部130により読み取られた画像データ等が格納される。
後処理機I/F150は、中間装置20や後処理装置30との間で各種情報のやり取りを行うインターフェースである。
中間装置20では、画像形成装置10の後処理機I/F150と通信するための前段I/F210を有している。
中間装置20内では、搬送経路22や図示しない搬送ローラなどを含む用紙搬送部220を有しており、搬送経路22の中途に2枚の用紙を重ね合わせる重ね合わせ部230が設けられている。重ね合わせ部230は、本願発明の重ね部に相当する。なお、この実施形態では、重ね合わせ部230の重ね枚数は最大で2枚に設定されているが、本願発明としては重ね部の重ね可能枚数が2枚に限定されるものではなく、3枚以上の重ね合わせが可能なものであってもよい。
CPU200は、中間装置20内の各部から通知される情報に基づいて、中間装置20全体の動作を制御する。また、画像形成装置10のCPU100からの指示によって動作して中間装置20を制御することができる。
ROM201には、各種のプログラム或いはデータが格納されており、CPU200はROM201からプログラム或いはデータを読み出して中間装置20を制御する。
RAM202は、CPU200が中間装置20を制御する際に必要なプログラム或いはデータを一時的に記憶する場所である。
入力部240は、各種入力情報を受けてCPU200に情報を伝達するものであり、センサ241で搬送される用紙の検出を行い、検出結果をCPU200に送信する。これにより重ね合わせ部230における用紙のスタックを検知することができる。
出力部250は、各種の負荷251に対し必要な駆動電圧を出力するものであり、用紙搬送部220の搬送ローラなどを駆動させる。
後段I/F260は、後処理装置30と各種情報のやり取りを行うインターフェースであり、さらに画像形成装置10と後処理装置30との間に介在して画像形成装置10と後処理装置30との間で情報のやり取りを行うことも可能にする。
後処理装置30は、前段I/F310を有しており、前段I/F310は、中間装置20の後段I/F260と各種情報のやり取りを行うインターフェースである。
後処理装置30には、搬送経路32を有する用紙搬送部320を有しており、後処理装置30内での用紙の搬送を行う。
搬送経路32の中途には、用紙をスタックするスタッカ部330を有しており、その下流側に平綴じ部331を有している。
平綴じ部331は、複数枚の用紙に対し平綴じを行うものであり、スタッカ部330でスタックされた用紙を受けて平綴じが行われる。スタッカ部330および平綴じ部331は、本願発明の冊子後処理部を構成するものである。
CPU300は、後処理装置30内の各部から通知される情報に基づいて、後処理装置30全体の動作を制御する。また、画像形成装置10のCPU100からの指示によって動作して後処理装置30を制御することができる。
ROM301には、各種のプログラム或いはデータが格納されており、CPU300はROM301からプログラム或いはデータを読み出して後処理装置30を制御する。
RAM302は、CPU300が後処理装置30を制御する際に必要なプログラム或いはデータを一時的に記憶する場所である。
入力部340は、各種入力情報を受けてCPU300に情報を伝達するものであり、センサ341で搬送される用紙の検出を行い、検出結果を入力部340に送信する。これによりスタッカ部330への用紙到達を検知して、平綴じ部331に束を送って冊子処理を開始することができる。
出力部350は、駆動電圧を出力するものであり、各種の負荷351に駆動電圧を供給することができる。例えば、搬送ローラの駆動や冊子処理の開始に伴って平綴じ部331の駆動負荷を動作させる。
挿入給紙部370は、用紙中にインサート紙を挿入するものであり、挿入トレイ37を有している。
メイントレイユニット360は、冊子を排紙するメイン排紙トレイ36Aを動作させるユニットである。また、後処理装置30には、メイン排紙トレイ36Aとは異なるサブ排紙トレイ36Bを備えている。メイン排紙トレイ36Aは、本願発明の第1の積載部に相当し、サブ排紙トレイ36Bは、本願発明の第2積載部に相当する。
なお、この実施形態では、第1の積載部と第2の積載部とが同一の後処理装置に備えられているものとして説明をしたが、後処理装置を複数有する場合、第1の積載部と第2の積載部とがそれぞれが異なる後処理装置に備えられているものであってもよい。
なお、スタッカ部330において先行の用紙が積載され、平綴じ部331で後処理が施されている間、平綴じ処理には所定の時間を要するため、中間装置20では、重ね合わせ部230で、先行、後続の用紙を2枚重ね合わせながら、先行の用紙がスタッカ部330から排出されるまで待機させる動作を行う。
スタッカ部330へ、部の最終の用紙が排出されると、先行の1枚目から最終の用紙までを部単位としてこれらの複数の用紙に対して平綴じ部331により平綴じ処理が施される。
画像形成装置10では給紙時点で用紙が束最終枚であることを後処理装置30に通知する。これは、次の部に対して、後処理のための時間を確保する必要がある場合、後処理装置30からその時間を通知してもらう必要があるためである。このタイミングで後処理装置30から必要な時間をもらい、画像形成装置10のレジストなどでその時間を待機させる。
上記のような動作を行うことで、本実施形態では、先行の部の用紙に対して平綴じ処理が行われている間も、後続の部の用紙の給紙を中断させる必要がなくなるため、生産性を向上させることが可能となる。
図3は、中間装置20で2枚ずつ用紙を重ね合わせながら後処理装置30に搬送し、100枚目で束冊子を形成する動作を示す図である。
中間装置20で2枚ずつ重ね合わされた用紙は、順次、2枚ずつ後処理装置30に送られる。後処理装置30では、搬送切り替え部33によって搬送方向が搬送経路32Cに切り替えられており、用紙は、後処理装置30のスタッカ部330にスタックされる。冊子最終枚に相当する100枚目の用紙が中間装置20に重ね合わされ、これが後処理装置30に送られてスタック部330にスタックされると、画像形成装置10から送信されている最終枚であるとの情報に基づいてスタック部330にスタックされた100枚の用紙が平綴じ部331に送られて平綴じが行われる。
上記動作をさらに図4、5に基づいて詳細に説明する。
画像形成装置10で、1枚目、2枚目の用紙に順次、画像形成が行われると(図4(1))、1枚目の用紙が中間装置20の重ね合わせ部230にスタックされ、さらに3枚目の用紙が画像形成装置10内で給紙される(図4(2))。
用紙の搬送が進むと、重ね合わせ部230に2枚目の用紙が到達し、1枚目と2枚目の用紙とが重ね合わされた状態で後処理装置30に搬送され、画像形成装置10内では4枚目の用紙が給紙されている(図4(3))。
3枚目の用紙は、重ね合わせ部230で1枚目の用紙としてスタックし、画像形成装置10では次の用紙(5枚目)を給紙する(図4(4))。
上記手順を順々に進めると、束の最終ページとなる100枚目の用紙が画像形成装置10で給紙される(図5(5))。画像形成装置10では、100枚目(束最終枚)給紙時点で、束最終紙(綴じ処理を実行する紙)であることを後処理装置30に通知する(図5(5))。この際に、ID99が束最終紙である情報に代えて後処理装置に通知される。
中間装置20では、99枚目と100枚目の用紙が重ね合わされて後処理装置30に送られ(図5(6))、後処理装置30では、100枚の用紙がスタッカ部330にスタックされる。後処理装置30では、画像形成装置10から束最終枚であると通知されたID99の用紙がスタックされたため、平綴じ部331に送って冊子処理を行うことで適正な冊子が形成される(図5(7))。形成された冊子は、搬送経路32、32Aによって予め定めたメイン排紙トレイ36Aに排紙される(図5(8))。
次に、重ね合わせ部に重ねられる予定の最終枚で、束最終枚の用紙である100枚目の用紙が画像形成装置10内で紙詰まりし、JAMになって異常紙となった場合について説明する。
中間装置20には、先行の用紙である99枚目の用紙がスタックされており、画像形成装置10内で100枚目の用紙が異常紙になっている(図6(1))。
画像形成装置10では、上記異常紙の発生に伴って、中間装置20内に残っている用紙を後処理装置30に排出する(図6(2))。
なお、後処理装置30では、画像形成装置10によってID99の用紙が束最終枚の用紙であるとの通知を受けている。このため後処理装置30では、ID99の用紙が1枚で搬送されても、スタッカ部330では束最終枚の用紙がスタックされたものとして、平綴じ部331に送って平綴じがされる(図6(3))。
形成された冊子は、予め定められたようにメイン排紙トレイ36Aに排紙される(図6(4))。しかし、実際には100枚目の用紙が含まれずに平綴じされており、落丁となるものである。
次に、他の処理例を図7に基づいて説明する。
上記異常紙の発生に際し、中間装置20には、先行の用紙である99枚目の用紙がスタックされており、画像形成装置10内で100枚目の用紙が異常紙になっている(図7(1))。
画像形成装置10のCPU100では、異常紙の発生に伴って中間装置20内に残っている99枚目の用紙は排出せず、中間装置20内にとどめてJAM紙として処理する(図7(2))。
用紙はユーザによって取り除く必要がある。ユーザにとっては、画像形成装置10内で発生したJAM紙の取り除きに加えて紙詰まりの原因でない余計なJAM紙取り除きの作業が発生し、負担増になる。
次に、重ね合わせ部に重ねられる予定の最終枚であって、束最終枚の用紙でない用紙が画像形成装置10内で紙詰まりし、JAMになって異常紙となった場合について、図8に基づいてその動作を説明する。
例えば、100枚の冊子処理に際し、97枚目が中間装置20にスタックされ、束最終枚の用紙でない98枚目の用紙が画像形成装置10内で紙詰まりし、JAMになって異常紙となる(図8(1))。
この場合、画像形成装置10のCPU100では、97枚目の用紙のみで中間装置20から後処理装置30に送り、スタッカ部330にスタックさせる(図8(2))。
スタッカ部では、束最終枚の用紙が送られていないので、用紙はスタックしたままにする。
画像形成装置10では、JAM紙を取り除き、異常紙となった用紙と同ページ、すなわち98ページから再印刷する(図8(3))。この例では、束最終枚の用紙が異常紙になったものではないので、画像形成装置10からJAM紙取り除いた後、問題なく処理を継続することができる。
次に、重ね合わせ部に重ねられる予定の最終枚であって、最終枚の用紙が画像形成装置10内で紙詰まりし、JAMになって異常紙となった場合について、図9に基づいてその動作を説明する。ただし、用紙は束処理を行うものではなく、ストレートで排紙される。
中間装置20では、用紙を2枚ずつ重ねながら後処理装置30に搬送し、2枚になった用紙は、後処理装置30に送られてメイン排紙トレイ36Aに排紙される。99枚目の用紙が中間装置20にスタックされ、最終枚の用紙である100枚目の用紙が画像形成装置10内で紙詰まりし、JAMになって異常紙となる(図9(1))。
画像形成装置10のCPU100では、異常紙の発生に伴って、中間装置20にスタックされた99枚目の用紙を1枚で後処理装置30に排出する(図9(2))。
ID99の用紙はストレートモードであるので、スタッカ部330にはスタックすることなくメイン排紙トレイ36Aに排紙する(図9(3))。
この例では、JAM紙を取り除いて画像形成装置10で100枚目を再印刷することで問題なく処理を継続することができる。
次に、挿入給紙部370の挿入トレイ37からインサート用紙を給紙する場合、重ね合わせ部230に重ねられる予定の最終枚であって、次ページの用紙がインサート用紙である用紙が画像形成装置10内で紙詰まりし、JAMになって異常紙となった際について、図10に基づいてその動作を説明する。
この例では、51枚目と52枚目の用紙の後に、53枚目のインサート用紙が挿入されるため、挿入トレイ37には、53枚目のインサート用紙がセットされている。画像形成装置10のCPU100では、インサート用紙が挿入される先行の用紙が給紙されたことを後処理装置30に通知する。通知では、インサート前の先行用紙としてID51を通知する。
52枚目の用紙が画像形成装置10内で紙詰まりし、JAMになって異常紙となる(図10(1))。
画像形成装置10のCPU100では、中間装置20にスタックされた51枚目の用紙1枚を後処理装置20に送る(図10(2))。
後処理装置30では、インサート用紙が挿入される先行する用紙が送られたものとして挿入給紙部370によって53枚目の用紙を挿入する。後処理装置30では、52枚目がない出力物が得られ、落丁となる(図10(3))。
なお、この例は、冊子後処理部を有する後処理装置30について説明を行っているが、後処理部が冊子処理を行うものに限定されるものではない。
なお、上記各例で課題が生じるものは、JAM紙が画像形成装置10内で発生したものとして説明したが、JAMが重ね合わせ部230に至る前の中間装置20内で発生した場合にも、JAM紙情報はCPU200で取得され、画像形成装置10のCPU100に送信されることで、同様の課題が生じる。
次に、本実施形態における動作について図11に基づいて説明する。
中間装置20で2枚づつ用紙を重ね合わせながら100枚の冊子を形成する場合、重ね合わせ部230に重ねられる予定の最終枚であって、最終枚の用紙が画像形成装置10内で紙詰まりし、JAMになって異常紙となる(図11(1))。
中間装置20では、99枚目の用紙1枚でパージ排出指示に基づいて後処理装置30に送る(図11(2))。
ID99枚目の用紙はパージ排出紙であり、画像形成装置10のCPU100では、後処理装置30に対し、パージ排出指示を行う。後処理装置30では、パージ排出指示に基づいて搬送切り替え部33を切り替えて排紙先をサブ排紙トレイ36Bに変更する。これに伴って、99枚目の用紙はスタッカ部330に送られることなくサブ排紙トレイ36Bに排紙される(図11(3))。
画像形成装置10でのJAM処理後の再スタート(リカバリ動作)は、図12で説明する。
なお、画像形成装置10のCPU100では、リカバリ動作での設定が可能になっており、サブ排紙トレイに排紙された用紙を再利用するか否かの設定が可能になっている。該設定は、機械設定によって定められているものであってもよく、また、操作表示部140を通してユーザが設定できるようにしてもよい。
サブ排紙トレイ36Bに排紙した用紙を再利用しない設定の場合、CPU100では、画像形成装置10において、サブ排紙トレイ36Bに排紙したページと、異常紙となったページとを再印刷することで処理を継続することができる(図12(4)−A)。
サブ排紙トレイ36Bに排紙した用紙を再利用する設定の場合、サブ排紙トレイ36Bに排紙された99枚目の用紙を挿入給紙部370にセットし(図12(4)−B)、CPU100は画像形成装置10で異常紙となった100枚目のページから再印刷を行い、挿入給紙部370にセットされた用紙を搬送し、その後続として100枚目の用紙を搬送する。なお、リカバリ動作においては、挿入給紙部370に用紙がセットされたかを判定して動作を開始するようにしてもよい。
図13は、他の実施形態を説明するものであり、用紙間にインサート用紙を挿入する場合、重ね合わせ部に重ねられる予定の最終枚であって、次ページの用紙がインサート用紙である用紙が画像形成装置10内で紙詰まりし、JAMになって異常紙となった際について、図13に基づいてその動作を説明する。
挿入トレイ37には、53枚目のインサート用紙がセットされており、51枚目の用紙は中間装置20にスタックされ、52枚目の用紙が画像形成装置10内で紙詰まりし、JAMになって異常紙となっている(図13(1))。
画像形成装置10のCPU100では、中間装置20にスタックされた51枚目の用紙1枚を「パージ排出指示」によって後処理装置20に送る(図13(2))。
後処理装置30では、画像形成装置10のCPU100のパージ排出指示に従って搬送切り替え部33を切り替えて排紙先をサブ排紙トレイ36Bに変更し、51枚目の用紙はスタッカ部330に送られることなくサブ排紙トレイ36Bに排紙される(図13(3))。
リカバリ動作では、サブ排紙トレイ36Bに排紙された用紙を再利用するか否かの設定に従って、図12と同様に処理を行うことができる。
なお、この例は、冊子後処理部を有する後処理装置30について説明を行っているが、後処理部が冊子処理を行うものに限定されるものではなく、冊子処理の有無に拘わらず本願発明の効果を得ることができる。
なお、上記の例では、JAMが重ね合わせ部230に至る前の中間装置20内でJAMが発生した場合にも、JAM情報はCPU200で取得され、画像形成装置10のCPU100に送信されることで、同様の制御を行うことができる。この場合にも、中間装置20で2カ所のJAMを発生させることなく処理のリカバリを行うことが可能になる。
次に、異常紙発生有無に応じた後処理装置での排出手順を図14のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は本発明の制御部によって実行される。
画像形成システムの動作が開始されると、後処理装置30で2枚重ね条件かの判定がなされる(ステップs1)。2枚重ねであれば(ステップs1、YES)、2枚重ねの1枚目かの判定がなされる(ステップs2)。2枚重ね条件でなければ(ステップs1、NO)、一枚のみで排出し(ステップs9)、JOB最終紙かの判定を行う(ステップs10)。JOB最終紙であれば(ステップs10、YES)処理を終了し、JOB最終紙でなければ(ステップs10、NO)、ステップs1に戻って処理を継続する。
ステップs2で、2枚重ねの1枚目であると判定されると(ステップs2、YES)、中間装置のスタッカ(重ね部)に滞留させ、停止要求条件があるかの判定を行う(ステップs3)。2枚重ねの1枚目である場合(ステップs2、NO)、スタッカ(重ね部)に滞留している1枚目と重ね合わせて排出し(ステップs8)、JOB最終紙かを判定する(ステップs10)。JOB最終紙であれば(ステップs10、YES)処理を終了し、JOB最終紙でなければ(ステップs10、NO)、ステップs1に戻って処理を継続する。
ステップs4の判定は、制御部によって紙詰まり(異常)が発生しているかの判定により行われる。異常が発生していなければ(ステップs4、NO)、ステップs1に戻って処理を継続し、異常が発生していれば(ステップs4、YES)、排出方法の判定を行う(ステップs5)。通常の排紙であれば(ステップs5、通常)、通常排紙を行い(ステップs6)、処理を終了する。パージ排出であれば(ステップs5、パージ)、パージ排出を行い(ステップs7)、処理を終了する。
次に、図14における2枚重ね条件判定の詳細な手順を図15のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は本発明の制御部によって実行される。
処理の開始に伴って、2枚重ねの1枚目かの判定がなされる(ステップs20)。2枚目であれば(ステップs20、NO:2枚目)、一枚目と同じ紙条件かの判定がなされる(ステップ21)。1枚目と同じ紙条件でなければ(ステップs21、NO)、NO判定として処理を終了する。1枚目と同じ紙条件であれば(ステップs21、YES)、YES判定として処理を終了する。
ステップs20で1枚目であれば(ステップs20、YES:1枚目)、最終紙かの判定を行う(ステップs22)。最終紙であれば(ステップs22、YES)、2枚目と同じ紙条件かを判定する(ステップs23)。最終紙でなければ(ステップs22、NO)、NO判定として処理を終了する。
ステップs23で、2枚目と同じ紙条件の場合(ステップs23、YES)、YES判定として処理を終了し、2枚目と同じ紙条件でなければ(ステップ23、NO)、NO判定として処理を終了する。
次に、図15における排出方法判定の詳細な手順を図16のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は本発明の制御部によって実行される。
処理の開始に伴って、後処理モードかの判定が行われる(ステップs30)。後処理モードであれば(ステップs30、平綴じ)、束最終紙かを判定する(ステップs31)。束最終紙であれば(ステップs31、YES)、パージ排出にして処理を終了する。
ステップs30でストレートモードの場合(ステップs30、ストレートモード)、またはステップ31で束最終紙でない場合(ステップs31、NO)、通常排紙にして処理を終了する。
次に、図14の排出方法判定における他例の詳細を図17に基づいて説明する。
処理の開始に伴って、次紙がカバー挿入紙かを判定する(ステップs40)。次紙がカバー挿入紙であれば(ステップs40、YES)、パージ排出にして処理を終了する。次紙がカバー挿入紙でなければ(ステップs40、NO)、通常排出にして処理を終了する。
次に、後処理装置における排出手順の詳細を図18のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は本発明の制御部によって実行される。
処理開始に伴って、後処理モードが判定される(ステップs50)。ストレートモードの場合(ステップs50、ストレートモード)、パージ処理かを判定し(ステップs51)、パージ処理でなければストレート排紙を行い(ステップs53)、パージ処理であればサブトレイ排紙を行う(ステップs54)。
サブトレイモードの場合(ステップs50、サブトレイモード)、サブトレイ排出を行う。平綴じモードの場合(ステップs50、平綴じモード)、パージ処理かを判定し(ステップs52)、パージ処理であれば(ステップs52、YES)、サブトレイ排紙を行い(ステップs54)、パージ処理でなければ(ステップs52、NO)、スタッカ部への排出を行う(ステップs55)。
ストレート排紙(ステップs53)後、搬送ゲート(搬送切り替え部)をストレート方向に切り替え(ステップs56)、サブトレイ排紙(ステップs54)後、搬送ゲート(搬送切り替え部)をサブトレイ方向に切り替え(ステップs57)、スタッカ排出では搬送ゲート(搬送切り替え部)をスタッカ方向に切り替える(ステップs58)。
ストレート方向への切り替え(ステップs56)後、またはサブトレイ方向への切り替え(ステップs57)後、JOB最終紙かの判定を行う(ステップs61)。スタッカ方向への切り替え(ステップs58)後、部最終紙かの判定を行う(ステップs59)。
部最終紙でなければ(ステップs59、NO)、JOB最終紙かの判定を行う(ステップs61)。部最終紙であれば(ステップs59、YES)、平綴じ処理を行い、メイン排紙トレイ36Aに冊子排出を行い(ステップs60)、部最終紙かの判定を行う(ステップs61)。
JOB最終紙かの判定(ステップs61)では、JOB最終紙であれば(ステップs61、YES)、処理を終了し、JOB最終紙でなければ(ステップs61、NO)、ステップs50に戻って処理を継続する。
以上、本発明について上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明の範囲をしない限りは適宜の変更が可能であり、本発明の範囲内となるものである。
1 画像形成システム
10 画像形成装置
12 搬送経路
20 中間装置
22 搬送経路
30 後処理装置
32 搬送経路
33 搬送切り換え部
36A メイン排紙トレイ
36B サブ排紙トレイ
37 挿入トレイ
100 CPU
110 画像形成部
150 後処理機I/F
200 CPU
210 前段I/F
230 重ね合わせ部
260 後段I/F
310 前段I/F
330 スタッカ部
331 平綴じ部
370 挿入給紙部

Claims (9)

  1. 用紙に画像形成を行う画像形成装置と、
    前記画像形成装置で画像形成された用紙を複数枚束ねて冊子形成する冊子後処理部と、
    前記冊子後処理部で形成された冊子が排出される第1の積載部と、
    用紙が排出され、前記第1の積載部とは異なる第2の積載部と、
    前記第1の積載部への用紙の搬送と、前記第2の積載部への用紙の搬送とを切り替える搬送切替え部と、を有する後処理装置と、
    用紙を複数枚重ねる重ね部を有し、前記画像形成装置と前記後処理装置の間に接続されて前記画像形成装置で画像形成された用紙を前記重ね部で重ねて用紙束として前記後処理装置へ受け渡す中間装置と、
    当該画像形成システムの動作を制御する制御部と、を有し
    前記冊子を形成するための最終用紙束の用紙が前記中間装置から前記後処理装置に受け渡された場合に、前記冊子後処理部は、前記最終用紙束の用紙を含む複数枚の用紙を冊子形成し、
    前記制御部は、前記重ね部で複数枚重ねる予定の最終枚、かつ、前記後処理装置で冊子形成するための冊子の最終枚である用紙が異常用紙となって前記重ね部に到達しない場合、前記異常用紙に先行して前記中間装置で前記重ね部に排紙された用紙を前記後処理装置に搬送し、前記搬送切り替え部の動作によって前記第2の積載部へ排出することを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記制御部は、前記中間装置にて複数枚重ねる予定、かつ、前記後処理装置で冊子形成するための束の最終枚でない用紙の場合には、前記異常用紙に先行して前記中間装置で前記重ね部に送られた用紙を前記後処理装置に搬送し、前記第1の積載部へ排出することを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  3. 前記制御部は、前記画像形成装置で画像形成された用紙を、前記冊子後処理部で冊子形成せずに前記第1の積載部へ排出する場合、前記重ね部で複数枚重ねる予定の最終枚である用紙が、異常用紙となって前記重ね部に到達しない際には、前記異常用紙に先行して前記中間装置で前記重ね部に排紙された用紙を前記後処理装置に搬送し、前記第1の積載部へ排出することを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  4. 前記中間装置と、前記冊子後処理部との間に設けられ、インサート用紙を挿入するための挿入給紙装置を有し、
    前記制御部は、前記第2の積載部へ排出された用紙を再利用するか否かを設定可能にし、前記用紙の異常が発生し、前記第2の積載部へ排出動作完了によるシステム停止後のリカバリ動作において、前記設定を判定し、
    前記第2の積載部へ排出された用紙を再利用する設定の場合には、前記画像形成装置において異常発生した頁から画像形成し、
    前記第2の積載部へ排出された用紙を再利用しない設定の場合には、前記画像形成装置において前記第2の積載部へ排出された用紙から画像形成する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  5. 用紙に画像形成を行う画像形成装置と、
    前記画像形成装置で画像形成された用紙に後処理を行う後処理部と、
    前記画像形成装置で画像形成された用紙が排紙される第1の積載部と、
    用紙が排紙され、前記第1の積載部とは異なる第2の積載部と、
    前記第1の積載部への用紙の搬送と、前記第2の積載部への用紙の搬送とを切り替える搬送切替え部と、を有する後処理装置と、
    用紙を複数枚重ねる重ね部を有し、前記画像形成装置と前記後処理装置の間に接続されて前記画像形成装置で画像形成された用紙を前記重ね部で重ねて用紙束として前記後処理装置へ受け渡す中間装置と、
    前記中間装置と前記後処理部との間に設けられ、インサート用紙を挿入するための挿入給紙装置と、
    当該画像形成システムの動作を制御する制御部と、を有し
    前記インサート用紙が挿入される直前の用紙束の用紙が前記中間装置から前記後処理装置に受け渡された場合に、前記挿入給紙装置は、当該用紙束の用紙の直後にインサート用紙を挿入し、
    前記制御部は、前記重ね部で複数枚重ねる予定の最終枚、かつ、前記最終枚の次のページが前記挿入給紙装置からのインサート用紙である前記用紙が異常用紙となって前記重ね部に到達しない場合、前記異常用紙に先行して前記中間装置で前記重ね部に排紙された用紙を前記後処理装置に搬送し、前記搬送切り替え部の動作によって前記第2の積載部へ排出することを特徴とする画像形成システム。
  6. 前記制御部は、前記第2の積載部へ排出された用紙を再利用するか否かを設定可能にし、前記用紙の異常が発生し、前記第2の積載部へ排出動作完了によるシステム停止後のリカバリ動作において、前記設定を判定し、
    前記第2の積載部へ排出された用紙を再利用する設定の場合には、前記画像形成装置において異常発生した頁から画像形成し、
    前記第2の積載部へ排出された用紙を再利用しない設定の場合には、前記画像形成装置において前記第2の積載部へ排出された用紙から画像形成する、ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成システム。
  7. 前記異常用紙は、前記用紙を搬送する搬送路で紙詰まりした用紙であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  8. 前記制御部は、前記用紙の紙詰まりを検出することを特徴とする請求項7記載の画像形成システム。
  9. 前記異常用紙は、前記画像形成装置または前記中間装置で発生したものであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成システム。
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