JP6129714B2 - 編組シールドの端末処理構造 - Google Patents

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Description

この発明は、被覆電線を包囲する編組シールドの端末処理構造に関する。
従来より、被覆電線を包囲した編組シールドの端末部を処理する場合、下記特許文献1に開示されたような構造で処理が行われている。すなわち、円筒形のインナーフェルールとアウターフェルールで編組シールドを挟み、例えばアウターフェルールの円筒形が潰れるように金型等で押圧することで編組シールドを圧着させて、端末処理を行っている。
特開2011−165355号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された従来技術の端末処理構造では、金型等で圧着させるに際し、複数の被覆電線に対応した長円筒形状のフェルールを圧縮変形させた場合に、長辺部分において必要とされる圧着力が得られずに、編組シールドの接続信頼性が圧着場所によって著しく低下するという問題がある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消し、編組シールドの端末部のインナー及びアウターフェルールとの接続信頼性を高めることができる編組シールドの端末処理構造を提供することを目的とする。
本発明に係る編組シールドの端末処理構造は、被覆電線を包囲する編組シールドの端末処理構造であって、前記編組シールドの外周側に配置される第1の環状導電部材と、前記第1の環状導電部材の外周側に、前記編組シールドの端末部を挟んだ状態で嵌合される第2の環状導電部材とを備え、前記編組シールド部材は、その先端側が、前記第1の環状導電部材の先端側から外周に沿って後方へ折り返され、この折り返された部分が前記第1及び第2の環状導電部材の間に挟まれて固定され、前記第1及び第2の環状導電部材は、両者の嵌合前の状態において、一方が寸胴筒形、他方が錐状筒形であることを特徴とする。
本発明に係る編組シールドの端末処理構造によれば、編組シールドを第1の環状導電部材の先端側から外周に沿って後方に折り返し、折り返された部分を第1及び第2の環状導電部材間で挟み込んで固定する。これら第1及び第2の環状導電部材は、両者の嵌合前の状態において、一方が寸胴筒形、他方が錘状筒形に形成されているので、第1の環状導電部材に嵌合変形された第2の環状導電部材により第1の環状導電部材側へ所定の圧力で押圧した状態で編組シールドを固定する構造となる。このため、第2の環状導電部材には変形が大きな箇所から変形していない箇所がまんべんなく分布し、編組シールドを第1及び第2の環状導電部材で挟持するのに必要な荷重を発生する箇所がこれらの間に必ず生じることとなるので、編組シールドの端末部におけるインナー及びアウターフェルールとの接続信頼性を高めることが可能となる。
上記の編組シールドの端末処理構造は、前記第1及び第2の環状導電部材の嵌合前の状態において、前記第1の環状導電部材が錐状筒形、前記第2の環状導電部材が寸胴筒形をなし、前記第1の環状導電部材は、先端側の外周断面が前記第2の環状導電部材の内周断面よりも小さく、後端側の外周断面が前記第2の環状導電部材の内周断面よりも大きくしてもよい。
若しくは、前記第1及び第2の環状導電部材の嵌合前の状態において、前記第1の環状導電部材が寸胴筒形、前記第2の環状導電部材が錐状筒形をなし、前記第2の環状導電部材は、先端側の内周断面が前記第1の環状導電部材の外周断面よりも小さく、後端側の内周断面が前記第1の環状導電部材の外周断面よりも大きくしてもよい。
また上記の編組シールドの端末処理構造において、前記第2の環状導電部材は、前記第1の環状導電部材よりも板厚が薄いことが好ましい。
また、前記第2の環状導電部材は、前記第1の環状導電部材よりも延伸性が良好な材料にて形成されていることが好ましい。
さらに上記の編組シールドの端末処理構造において、被覆電線を保持するリテーナをさらに備え、リテーナの外周側に編組シールドを挟んだ状態で第1の環状導電部材を嵌合するようにしてもよい。
また上記の編組シールドの端末処理構造において、前記第1及び第2の環状導電部材は、断面が長円形であってもよい。
本発明によれば、編組シールドの端末部のインナー及びアウターフェルールとの接続信頼性を高めることができる。
本発明の第1の実施形態に係る編組シールドの端末処理構造を説明するためのシールドワイヤハーネスの分解斜視図である。 同シールドワイヤハーネスの断面図である。 同編組シールドの端末処理工程を示すフローチャートである。 同編組シールドの処理工程の一部の断面図である。 同編組シールドの端末部の状態を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る編組シールドの端末処理構造を説明するためのシールドワイヤハーネスの断面図である。 同編組シールドの処理工程の一部の断面図である。
以下、添付の図面を参照して、この発明の実施の形態に係る編組シールドの端末処理構造を詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る編組シールドの端末処理構造を説明するためのシールドワイヤハーネスの分解斜視図、図2はシールドワイヤハーネスの断面図である。また、図3は、編組シールドの端末処理工程を示すフローチャート、図4は編組シールドの処理工程の一部の断面図である。更に、図5は、編組シールドの端末部の状態を説明するための図である。
図1及び図2に示すように、第1の実施形態に係る編組シールドの端末処理が施されるシールドワイヤハーネス100は、例えば複数の被覆電線20を包囲する編組シールド30を有する編組シールド電線10と、この編組シールド電線10に接続されるコネクタとを備えて構成されている。コネクタは、樹脂成形部材からなるコネクタハウジング110と金属部材からなるシールドシェル120とを有する。
編組シールド電線10は、各被覆電線20を中心部に束ねた状態で有し、これらの外周側に編組シールド30を包囲するように配置して、更に編組シールド30の外周側を被覆部材11で覆った構造を備えている。なお、編組シールド30は、細い複数のシールド線を編み込んだ構造からなり、編み込んだ状態から型崩れ等を防ぐビニール等の補強介材(図示せず)を備えて構成されている。
編組シールド電線10は、先端部分において被覆部材11が除去されて編組シールド30の先端の開口部分が広げられている。そして、編組シールド30の内側に配置され、各被覆電線20を独立した状態で保持する樹脂成形部材からなるリテーナ40と、このリテーナ40の外周側に、編組シールド30を挟んだ状態で嵌合される第1の環状導電部材としての錐状筒形のインナーフェルール50と、このインナーフェルール50の外周側に、折り返された編組シールド30の先端部分を挟んだ状態で嵌合される第2の環状導電部材としての寸胴筒形のアウターフェルール60とを備えて構成される。
すなわち、インナーフェルール50及びアウターフェルール60は、これらの嵌合前の状態において、インナーフェルール50が長円の錐状筒形、アウターフェルール60が長円の寸胴筒形をなし、インナーフェルール50は、先端側の外周断面がアウターフェルール60の内周断面よりも小さく、後端側の外周断面がアウターフェルール60の内周断面よりも大きくなるように構成されている。
なお、インナーフェルール50及びアウターフェルール60は、ここではそれぞれ長円の錐状筒形及び長円の寸胴筒形に成形された金属部材からなるが、錐状筒形及び寸胴筒形の組み合わせであればこれに限定されることはない。また、アウターフェルール60は、インナーフェルール50に比べて同一材料であれば板厚がより薄く、異なる材料であればより剛性が低くなるように延伸性が良好な材料にて形成されているので、インナーフェルール50よりも容易に変形し易い易変形特性を備えている。
従って、これらインナーフェルール50及びアウターフェルール60は、互いに相対的に嵌合方向に押し込まれることにより、嵌合変形されたアウターフェルール60によって編組シールド30をインナーフェルール50側へ所定の圧力で押圧した状態で固定される。
このため、編組シールド30は、リテーナ40及びインナーフェルール50の間に挟まれると共に、挟まれた部分の先端側がインナーフェルール50の先端側から外周に沿って後方に折り返され、折り返された部分がインナーフェルール50及びアウターフェルール60の間に挟まれて押圧され圧着された上で固定される。なお、リテーナ40は、編組シールド電線10の複数の被覆電線20をそれぞれ個別に挿通可能な複数の電線挿通孔41を備えて構成されている。
なお、長円の錐状筒形のインナーフェルール50は、端末方向先端側に向かって径が狭まるテーパ形状の外形を備えており、長円の寸胴筒形のアウターフェルール60の端末方向先端側の周縁部は、外側に向かってせり上がる形状のリブ61となっている。このリブ61が、コネクタハウジング110内に挿入された際にシールドシェル120と接触し、シールドシェル120と編組シールド30との電気的接続が行われる構造となっている。
また、シールドシェル120と編組シールド30との電気的接続を行うための構造として、本実施形態のほかに、例えば、シールドシェル120側にバネ片を形成しておき、アウターフェルール60がコネクタハウジング110内に挿入された際に、そのバネ片がアウターフェルール60の外周面に接触するようにしてもよい。
リテーナ40の先端側には、各被覆電線20を密着状態で通しつつシールする孔部81が形成されたリング状のワイヤシール80が複数設けられる。端子70は、例えば公知の圧着タイプの端子であり、接続相手方端子と接続される接続部71と、被覆電線20の芯線21が圧着される圧着部72と、被覆電線20を押える押え部73とを備えて構成される。端子70は、リテーナ40の電線挿通孔41及びワイヤシール80の孔部81を通った各被覆電線20の芯線21の先端に圧着取付される。
コネクタハウジング110は、内部に各被覆電線20を収容する端子収容孔111と、この端子収容孔111の端末方向後方側に形成され、インナー及びアウターフェルール50,60が取り付けられた編組シールド30の端末部を収容する端末部収容孔112と、端子収容孔111の端末方向先端側に形成された他のコネクタが嵌合される嵌合穴113と、嵌合穴113及び端末部収容孔112と同一内面レベルで形成されたシールドシェル120を収容するシールドシェル収容孔114とを備えて形成されている。
また、コネクタハウジング110は、嵌合穴113の外周側に環状に凹むように形成され、他のコネクタのハウジングの周壁が嵌合される周壁嵌合部115と、他のコネクタのハウジングに設けられたロック片と係合してコネクタ同士の嵌合状態をロックするためのロック部116とを備える。なお、周壁嵌合部115の端末方向後方側には、例えば環状に形成されたハウジングシール130が挿入取付されている。
シールドシェル120は、アウターフェルール60と同様に長円の寸胴筒形に形成された金属部材からなる。なお、コネクタハウジング110の端末方向後方側には、防水シールのためのグロメット90が取り付けられる。
次に、このシールドワイヤハーネス100の編組シールド30の端末処理方法について図3を参照しながら説明する。まず、編組シールド電線10を準備して、例えば所定の切断位置にて切断し(ステップS100)、被覆部材11を切断位置から所望の長さだけ端末方向後方側のカット位置にてカットして除去し、編組シールド30を露出させてシース口出しを行う。この場合、上記切断位置の方向が端末方向となる。
次に、編組シールド30の編み込み状態をほぐして被覆電線20との間に空間を設けるとともに補強介材(図示せず)を除去し、その空間内に端子挿通孔41内に被覆電線20を通すようにしてリテーナ40を挿入し、各被覆電線20をリテーナ40で保持する(ステップS102)。これにより、リテーナ40の外周側が編組シールド30により包囲される。
そして、編組シールド30の端末方向先端部が、リテーナ40よりも端末方向前方に位置するように配置し(ステップS104)、その後、リテーナ40の外周側の前方に、端末方向先端側からインナーフェルール50を後に編組シールド30をリテーナ40との間で挟むことができるように挿入して配置する(ステップS106)。
こうして、インナーフェルール50を配置したら、編組シールド30の端末方向先端部を、インナーフェルール50の外周側を覆うように端末方向後方側に折り返す(ステップS108)。そして、図4(a)に示すように、インナーフェルール50の端末方向後方側の端部に、編組シールド30の外周側から網目を通るような櫛歯状の治具59を挿入して当接させ、アウターフェルール60のリブ61側の端部に板状の治具69を当接させる。
その後、インナーフェルール50及びアウターフェルール60を、治具59,69を動かすことによって図中矢印で示す嵌合方向に相対的に押し込むと、まず、アウターフェルール60がインナーフェルール50の小径である端末方向先端部と大径である端末方向後端部との間の外周側の編組シールド30に接触する。
更に押し込みを続けると、易変形特性のアウターフェルール60の内径が広がりながら変形していくので、最終的に図4(b)に示すように、インナーフェルール50の外周側にて嵌合変形されたアウターフェルール60により編組シールド30をインナーフェルール50側へ所定の圧力で押圧した状態で固定し(ステップS110)、編組シールド30の端末処理を終了する。
なお本実施形態の端末処理では、リテーナ40の外周に、編組シールド30をリテーナ40との間で挟むようにしてインナーフェルール50を取り付けることによって(ステップS106)、インナーフェルール50の内側にリテーナ40が嵌合された状態で、編組シールド30の端末方向先端部を後方側に折り返し(ステップS108)、その外周にアウターフェルール60を取り付けたが、インナーフェルール50の内側にリテーナ40が嵌合されてない状態で編組シールド30の端末方向先端部を後方側に折り返し、その外周にアウターフェルール60を取り付け、その後、インナーフェルール50の内側にリテーナ40を嵌合して、編組シールド30をリテーナ40とインナーフェルール50との間で挟むようにしてもよい。
端末処理をした後は、図示及び細かな説明は省略するが、リテーナ40を、インナーフェルール50の内周側に押し込んで両者の間に編組シールド30を挟み込み、これにより、リテーナ40、編組シールド30、インナーフェルール50及びアウターフェルール60を端末部において固定する。
これらの固定を行ったら、端末方向先端側からワイヤシール80を挿入取付し、各被覆電線20の被覆を除去して芯線21を露出させて口出しし、端子70を圧着部72上に芯線21が位置すると共に、押え部73上に被覆電線20が位置するように配置して、これらを圧着することにより接続する。
その後、シールドシェル収容孔114内にシールドシェル120が収容されているコネクタハウジング110に対して、端子70及び編組シールド30の端末部をこのコネクタハウジング110の端子収容孔111及び端末部収容孔112内に挿入して、シールドシェル120の内周面にアウターフェルール60のリブ61を接触させて接続することで、シールドワイヤハーネス100を製造することができる。
図5に示すように、上述したステップS110における押圧固定後のアウターフェルール60においては、変形が激しい箇所aから変形していない箇所dまで、例えば図示の4箇所a,b,c,dに着目してみると、それぞれの箇所において変形度合いが異なり、編組シールド30の圧着状態が異なることとなる。ここで、単層とは編組を構成するシールドの細線一本分の厚さを示し、複層とは細線複数本分の厚さを示している。
図示のように、単層及び複層のいずれの場合においても、箇所aでは編組シールド30が扁平となり、箇所dでは潰れていなかったりするが、箇所aは編組シールド30の切断先端側のため、また箇所dはリテーナ40との挟持側のため問題はない。そして、例えばインナー及びアウターフェルール50,60間の箇所b,cのように、これらのいずれかの箇所a〜dにおいては、編組シールド30を必要とされる荷重で十分に挟持することができる箇所が必ず発生する構造なので、編組シールド30の網目構造により、部分的に単層である部分と複層である部位とが混在していても、各部位において適切な圧着力を得ることができる。また、インナー及びアウターフェルール50,60相互の押し込み量や押し込み位置をある程度粗く管理しても、編組シールド30を確実に接続することが可能となる。
このように、第1の実施形態に係る端末処理構造によれば、編組シールド30の内側にある複数の被覆電線20をリテーナ40で保持し、このリテーナ40とインナーフェルール50との間に編組シールド30を挟み込み、編組シールド30を折り返してインナー及びアウターフェルール50,60間で挟み込んで、インナーフェルール50に嵌合変形されたアウターフェルール60によって、インナーフェルール50側へ所定の圧力で押圧した状態で編組シールド30を固定することができる。
従って、アウターフェルール60には変形が大きな箇所aから変形していない箇所dがまんべんなく分布し、編組シールド30をインナー及びアウターフェルール50,60で挟持するのに必要な荷重を発生する箇所がこれらの間に必ずできることとなり、インナー及びアウターフェルール50,60と編組シールド30の接続信頼性を高めることができる。
また、編組シールド30は、折り返された状態でインナーフェルール50及びアウターフェルール60間で圧着固定されるので、これらの間から編組シールド30が不用意に抜けることがない。更に、編組シールド30の切断端部が端末方向後方側に配置される構造なので、編組シールド30の一部が端子70等に接触して短絡することも皆無である。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る編組シールドの端末処理構造を説明するためのシールドワイヤハーネスの断面図、図7は編組シールドの端末処理方法による編組シールドの処理工程の一部の断面図である。図6及び図7に示すように、第2の実施形態に係る端末処理構造は、インナーフェルール50が長円の寸胴筒形で、アウターフェルール60が長円の錐状筒形となっている点が、第1の実施形態に係る端末処理構造と相違している。
すなわち、インナーフェルール50及びアウターフェルール60は、これらの嵌合前の状態において、インナーフェルール50が長円の寸胴筒形、アウターフェルール60が長円の錘状筒形をなし、アウターフェルール60は、先端側の内周断面がインナーフェルール50の外周断面よりも小さく、後端側の内周断面がインナーフェルール50の外周断面よりも大きくなるように構成されている。なお、インナーフェルール50の先端外周側には編組シールド30の切断防止ために、テーパエッジ部51が形成されている。その他の構成は、第1の実施形態のものと同様である。
この場合、アウターフェルール60のリブ61は、端末方向後方側に形成される。このように構成されたインナー及びアウターフェルール50,60も、図7(a),(b)に示すように、治具59,69を用いて押し込み固定すれば、編組シールド30を第1の実施形態と同様に接続することが可能となる。なお、インナー及びアウターフェルール50,60の圧着力は、第1の実施形態の場合とは異なり、端末方向先端側が大きく、後端側が小さくなる。
10 編組シールド電線
11 被覆部材
20 被覆電線
21 芯線
30 編組シールド
40 リテーナ
41 電線挿通孔
50 インナーフェルール
51 テーパエッジ部
60 アウターフェルール
61 リブ
59,69 治具
100 シールドワイヤハーネス

Claims (5)

  1. 被覆電線を包囲する編組シールドの端末処理構造であって、
    前記編組シールドの外周側に配置される第1の環状導電部材と、
    前記第1の環状導電部材の外周側に、前記編組シールドの端末部を挟んだ状態で嵌合される第2の環状導電部材とを備え、
    前記編組シールドは、その先端側が、前記第1の環状導電部材の先端側から外周に沿って後方へ折り返され、この折り返された部分が前記第1及び第2の環状導電部材の間に挟まれて固定され、
    前記第1及び第2の環状導電部材は、両者の嵌合前の状態において、一方が寸胴筒形、他方が錐状筒形であり、
    前記第1及び第2の環状導電部材の嵌合前の状態において、前記第1の環状導電部材が錐状筒形、前記第2の環状導電部材が寸胴筒形をなし、前記第1の環状導電部材は、先端側の外周断面が前記第2の環状導電部材の内周断面よりも小さく、後端側の外周断面が前記第2の環状導電部材の内周断面よりも大きい
    ことを特徴とする編組シールドの端末処理構造。
  2. 前記第2の環状導電部材は、前記第1の環状導電部材よりも板厚が薄い
    ことを特徴とする請求項1記載の編組シールドの端末処理構造。
  3. 前記第2の環状導電部材は、前記第1の環状導電部材よりも延伸性が良好な材料にて形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の編組シールドの端末処理構造。
  4. 前記被覆電線を保持するリテーナを更に備え、
    前記リテーナの外周側に前記編組シールドを挟んだ状態で前記第1の環状導電部材が嵌合されている
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の編組シールドの端末処理構造。
  5. 前記第1及び第2の環状導電部材は、断面が長円形である
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の編組シールドの端末処理構造。
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