JP6127889B2 - 圧電デバイス - Google Patents

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Description

本発明は表面実装型の圧電デバイスに関する。
圧電デバイスの例として表面実装型の水晶振動子や水晶発振器がある。表面実装型の水晶発振器には、特許文献1乃至3に示すように両面に凹部が設けられたセラミックパッケージの一方の凹部に水晶素子を搭載し、他方の凹部にICチップを搭載した断面視H型の構造のものがある。このような構造の水晶発振器では水晶素子とICチップとが別々の空間に収容されているため、ICチップに内蔵された温度センサが感知する温度と水晶素子の実際の温度との間に温度差が生じる。
特許文献1に示す温度補償型の水晶発振器では、水晶素子とICチップとを接続するビア(貫通電極)がパッケージの両凹部の底面間の基材を貫通するように形成されている。そして前記ビアは水晶素子によって覆われる領域で凹部の中央部に形成されている。しかし、このような構成の水晶発振器の場合、ビアは水晶素子の表裏面の略中央部分に形成される励振電極によって覆われることになる。そのため、ICチップで発生した熱のビアからの輻射によって、ビアの上方に位置する励振電極に伝わりやすくなる。前記励振電極は金属膜であるため水晶よりも熱伝導率が高く、水晶素子の温度が急激に上昇しやすくなる。つまり、熱平衡状態に至るまでにより多くの時間を要することになり、このような温度情報に基づく温度補償によって周波数変動が大きくなって、安定した周波数を得ることが困難となる。
特許文献2においては、水晶素子が搭載される側の凹部の内底面に設けられた熱伝導層と、接続部とを介してICチップの熱を水晶発振器の外部へ放熱させる構成が開示されている。このような熱伝導層を有する水晶発振器であっても、熱伝導層からの輻射熱によって、熱伝導層の上方に位置する水晶素子の励振電極にもICからの熱が伝わり、安定した周波数を得ることが困難となる。
一方、特許文献3では水晶保持端子から延伸する放熱用電極が、容器の凹部の内底面の、水晶素子の励振電極の外側領域に設けられた構成が開示されている。当該構成であればICチップからの熱は、励振電極の外側領域にある放熱用電極に伝導するため前述の問題は解消できるものの、浮遊容量が発生するため周波数が変化してしまう。また、放熱用電極を水晶素子の長辺に沿って長く形成することによって使用金属量が増大してコストアップとなってしまう。
特開2012−109886号 特開2010−135995号 特開2010−187263号
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、周波数変動を抑制し、高精度な温度補償を行うことができる圧電デバイスを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために本発明は、基板部と、当該基板部の上面から上方に伸びる上枠部と、前記基板部の下面から下方に伸びる下枠部とを備えた容器体の、前記上枠部と前記基板部の上面とで形成される上凹部に、表裏主面に励振電極が形成された圧電素子を収容し、前記下枠部と前記基板部の下面とで形成される下凹部に、少なくとも温度検出機能を有する電子部品素子を収容し、蓋で上凹部を気密封止した圧電デバイスであって、前記上凹部は平面視略矩形であり、当該上凹部の内底面の一方の短辺側には、圧電素子が搭載される一対の圧電素子搭載用パッドが設けられ、前記下凹部の内底面には、前記電子部品素子が搭載される電子部品素子搭載用パッドが設けられてなり、上凹部の内底面には、前記電子部品素子搭載用パッドと電気的に接続されたビアの一端部が露出し、少なくとも1つの前記ビアの一端部が、上凹部の内底面の前記励振電極と平面視で重ならない位置で、かつ前記一対の圧電素子搭載用パッドの近傍に露出している。
上記発明によれば、圧電素子の温度変化を抑制しつつ、圧電素子の実温度により近い温度を検出することができる。本発明に係る圧電デバイスは、前記ビアの一端部が、ベースの上凹部の内底面のうち圧電素子の励振電極と平面視で重ならない位置に露出しているため、電子部品素子の駆動によって発生した熱の励振電極へ輻射を抑制することができる。これにより圧電素子の急激な温度上昇を抑制することができる。また本発明に係る圧電デバイスは、少なくとも1つの前記ビアの一端部が、上凹部の内底面の一対の圧電素子搭載用パッドの近傍に露出している。圧電素子搭載用パッドは電子部品素子からの熱の直接の伝導経路の終端であるとともに、圧電素子との接続部位である。このような圧電素子搭載用パッドの近傍において圧電素子の周囲の温度を検出することによって、圧電素子の実温度により近い温度を検出することができる。
なお、上凹部の内底面の励振電極と平面視で重ならない位置で、かつ一対の圧電素子搭載用パッドに近接する位置に露出するビアは、2本以上形成されていてもよい。この場合、より多くの熱容量を確保することができるため、さらに圧電素子の実温度に近い温度を検出することができる。
また上記目的を達成するために、前記一対の圧電素子搭載用パッドが、前記上凹部の内底面の一短辺側に、互いに対向するように所定の隙間を隔てて前記一短辺に沿って形成され、前記ビアの一端部が露出する位置が、上凹部の内底面の前記隙間に対応する領域であってもよい。
上記発明によれば、圧電素子の温度変化を抑制しつつ、圧電素子の実温度により近い温度を検出することができる。これはビアの一端部が露出する位置が、上凹部の内底面の前記隙間に対応する領域であるため、互いに対向する一対の圧電素子搭載用パッドの各々からの輻射熱が相殺されて温度分布が生じ難い領域で圧電素子の周囲の温度を検出することができることによる。
また上記目的を達成するために、少なくとも1つの前記ビアの一端部が、圧電素子の下方であって、前記上凹部の内底面の前記励振電極と平面視で重ならない位置に露出していてもよい。
上記発明によれば、圧電素子の温度変化を抑制しつつ、圧電素子の実温度により近い温度を検出することができる。これは前記ビアの一端部が、励振電極と平面視で重ならない状態で圧電素子との距離を縮小することができるためである。
また上記目的を達成するために、前記電子部品素子がサーミスタ、ダイオード、トランジスタのいずれか1つの温度検出素子であり、前記電子部品素子搭載用パッドは一対で形成され、前記容器体の外底面である下枠部の底面領域の4隅には、一対の圧電素子用端子と一対の電子部品素子用端子とからなる計4つの外部接続端子が形成されてなり、前記一対の圧電素子搭載用パッドは、圧電素子と接続される前記一対の圧電素子用端子とのみ電気的に接続され、一対の電子部品素子搭載用パッドのうち一方は、金属製の前記蓋と一対の電子部品素子用端子の一方とに電気的に接続され、一対の電子部品素子搭載用パッドのうち他方は、一対の電子部品素子用端子の他方と前記ビアとに電気的に接続されていてもよい。
上記発明によれば、一対の電子部品素子搭載用パッドのうち一方は、金属製の前記蓋と一対の電子部品素子用端子の一方とに電気的に接続されているため、電磁的シールド効果を得ることができる。そして金属製の蓋と接続されていない方の電子部品素子搭載用パッドに前記ビアが接続されることによって、ビアよりも相対的に熱容量が大きい蓋に熱が奪われるのを防止することができる。これにより、圧電素子の温度と電子部品素子で検出された温度との差を小さくすることができる。
以上のように、周波数変動を抑制し、高精度な温度補償を行うことができる圧電デバイス圧電デバイスを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る水晶振動子の断面模式図 本発明の第1の実施形態に係る水晶振動子の上面模式図 本発明の第1の実施形態の変形例に係る水晶振動子の上面模式図 本発明の第1の実施形態の変形例に係る水晶振動子の上面模式図 本発明の第2の実施形態に係る水晶振動子の断面模式図 本発明の第2の実施形態に係る水晶振動子の上面模式図 本発明の第2の実施形態に係る水晶振動子の上面から見た透視図 本発明の第2の実施形態に係る水晶振動子の底面模式図 本発明の第2の実施形態の変形例に係る水晶振動子の上面模式図 本発明の第3の実施形態に係る水晶振動子の上面模式図 本発明の第3の実施形態に係る水晶振動子の上面から見た透視図
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
−第1の実施形態−
本発明の第1の実施形態を、圧電デバイスとして温度補償型の水晶発振器を例に挙げて説明する。なお図1は図2のA−A線における断面図となっている。図1において水晶発振器1は略直方体状のパッケージであり、平面視では略矩形となっている。水晶発振器1は、ベース(容器)2と、水晶素子3と、電子部品素子4と、蓋5とが主な構成部材となっている。本実施形態では電子部品素子4として、発振回路や温度補償回路、温度センサ等を1チップ化した集積回路素子(IC)が用いられている。本実施形態では水晶発振器1の平面視の外形サイズは縦横が2.5mm×2.0mmとなっている。なお、前述の水晶発振器の平面視の外形サイズは一例であり、前記外形サイズ以外のパッケージサイズであってもよい。
図1においてベース2は、平板状の基板部20と、基板部20の上面である一主面201の外周部から上方に伸びる上枠部21と、基板部20の下面である他主面202の外周部から下方に伸びる下枠部22とを備えた容器体である(断面視で「H」型のパッケージ構造)。ベース2は平面視では略矩形となっている。本実施形態では基板部20と上枠部21と下枠部22の各々は、セラミックグリーンシート(アルミナ)となっており、ベース2はこれら3つのシートが積層された状態で焼成によって一体成形されている。なお、これらのシートの積層間には所定形状の内部配線が形成されている。
ベース2の上枠部21と基板部20の一主面201とで形成される空間は上凹部E1となっており、平面視では略矩形となっている。そして図2に示すように上凹部E1の内底面(一主面201)の一方の短辺側には、水晶素子3と導電接合される一対の水晶素子搭載用パッド7,7が並列して形成されている。具体的には一対の水晶素子搭載用パッド7,7は上凹部E1の内底面の一短辺側に、互いに対向するように所定の隙間GP1を隔てて当該一短辺に沿って形成されている。
上凹部E1の内底面の他方の短辺側には、導電性材料からなる平面視略長方形の枕部Pが形成されている。枕部Pは、その長辺がベース短辺と略平行となるように配置されており、水晶素子3をベース2に搭載した状態で水晶素子の他短辺部312の下方に位置するとともに励振電極30と平面視で重ならない位置となっている。枕部Pはタングステンの印刷処理によって形成されており、その表面にニッケルめっき層、金めっき層が順次積層されている。なお、水晶素子3は定常状態で他短辺部312と枕部Pとの間に僅かな隙間が生じるように、水晶素子搭載用パッド7の上に導電性接着剤8を介して一短辺部311が導電接合される。
ベース2の下枠部22と基板部20の他主面202とで形成される空間は下凹部E2となっており、平面視では略矩形となっている。下凹部E2の内底面(他主面202)には、IC4と導電接合される図示しない複数の電子部品素子搭載用パッド(以下、IC搭載用パッドと略)が形成されている。これら複数のIC搭載用パッドの上に、複数の金属製のバンプBPを介して、ICの能動面側に設けられた複数の機能端子が一対一で導電接合される。
IC4の前記複数の機能端子のうち2つの水晶用端子は、内部配線とビアを介して一対の水晶素子搭載用パッド7,7とそれぞれ電気的に接続されている。このうち図1では、ICの1つの水晶用端子が、内部配線M1とビアV1を経由して1つの水晶素子搭載用パッド7と電気的に接続されている状態を図示している。水晶素子3の温度情報はIC4に内蔵された温度センサによって検出される。
図2に示すように前記IC搭載用パッドと電気的に接続されたビアV2の一端部10は、上凹部E1の内底面(201)の励振電極30と平面視で重ならない位置で、かつ一対の水晶素子搭載用パッド7,7の近傍に露出している。これを水晶素子3との相対位置関係に基づいて詳述すると、ビアV2の一端部10は、水晶素子3の下方であって、上凹部E1の内底面の励振電極30と平面視で重ならない位置で、かつ上凹部E1の内底面の一対の水晶素子搭載用パッド7,7の間の隙間GP1に対応する領域に露出している。ビアV2の他端部は内部配線M(図1で点線で表示)と接続されており、内部配線MはIC4の複数の機能端子の1つに接続されている。なお前記ビアとは、ベースの基材を厚さ方向に貫く貫通孔に導電性材料が充填された貫通電極のことをいう。
上記構成によれば、水晶素子3の温度変化を抑制しつつ、水晶素子の実温度により近い温度を検出することができる。水晶素子3の温度変化の抑制については、前記ビアV2の一端部10が、ベースの上凹部E1の内底面のうち水晶素子3の励振電極30と平面視で重ならない位置に露出しているため、IC4の駆動によって発生した熱の励振電極へ輻射を抑制することができる。これにより水晶素子3の急激な温度上昇を抑制することができる。
また本実施形態に係る水晶発振器は、ビアV2の一端部10が、上凹部E1の内底面の一対の水晶素子搭載用パッド7,7の近傍に露出している。水晶素子搭載用パッド7はIC4からの熱の直接の伝導経路の終端であるとともに、水晶素子3との接続部位である。このような水晶素子搭載用パッドの近傍において水晶素子3の周囲の温度を検出することによって、水晶素子の実温度により近い温度を検出することができる。
また上記構成によれば、水晶素子3の温度変化を抑制しつつ、水晶素子の実温度により近い温度を検出することができる。これはビアV2の一端部10が露出する位置が、上凹部E1の内底面の隙間GP1に対応する領域であるため、互いに対向する一対の水晶素子搭載用パッド7,7の各々からの輻射熱が相殺されて温度分布が生じ難い領域で圧電素子の周囲の温度を検出することができることによる。
さらに上記構成によれば、ビアV2の一端部10が水晶素子3の下方であって、上凹部E1の内底面の励振電極30と平面視で重ならない位置に露出しているため、ビアの一端部が励振電極と平面視で重ならない状態で水晶素子との距離を縮小することができる。これにより、水晶素子3の温度変化を抑制しつつ、水晶素子の実温度により近い温度を検出することができる。
下枠部の底面220(ベース2の外底面)の外周縁は平面視略矩形となっており、前記矩形の4隅には4つの外部接続端子(9a,9b,9c,9d)が形成されている。図1では、これら4つの外部接続端子のうち、9a,9bの2つについて図示している。なおICの複数の機能端子は、内部配線とビアを経由して4つの外部接続端子と電気的に接続されている。図1ではICの1つの機能端子がベースの内部配線から下枠部の外側面に引き回された配線M2を経由して1つの外部接続端子9bと電気的に接続されている状態のみを表示している。前記4つの外部接続端子が外部基板と半田を介して接合されることによって、水晶発振器1が外部基板に実装されることになる。
本実施形態において4つの外部接続端子9a,9b,9c,9dは、いずれも3種類の金属が積層された構成となっている。具体的にはベースの基材(セラミック)上に印刷処理によってタングステン層が形成され、当該タングステン層の上に、ニッケルめっき層、金めっき層の順でめっき層が積層された構成となっている。前記ニッケルめっき層および前記金めっき層は電解めっき法によって形成されており、外部接続端子とパッド等が一括同時に形成されている。
ベース2の上枠部21の上面210にはコバールからなる金属製リング6が取り付けられている。この金属製リング6は金属製の蓋5とシーム溶接法によって接合される(図1参照)。
図2において、水晶素子3はATカット水晶振動板の表裏主面に各種電極が形成された平面視矩形状の圧電素子である。水晶振動板の略中央部分には励振電極30(30a,30b。30bは図示省略)が表裏で対向するように一対で形成されている。そして一対の励振電極30a,30bの各々から水晶振動板の表裏主面の一短辺部311に向かって一対の引出電極31a,31bが引き出されている。この引出電極31a,31bの終端部は接着電極32a,32bとなっており、前述した一対の水晶素子搭載用パッド7,7と導電性接着剤8を介して一対一で導電接合されるようになっている。本実施形態では導電性接着剤8にシリコーン系の樹脂が含有された接着剤が使用されている。なお導電性接着剤はシリコーン系以外のものを使用してもよい。
図1において、蓋5は平面視略矩形の平板である。蓋5はコバールが基材となっており、基材の表面にニッケルメッキが施されている。
−第1の実施形態の変形例−
本発明の第1の実施形態の変形例を図3乃至4に示す。図3乃至4においては、上凹部E1の内底面に露出する、IC搭載用パッドと電気的に接続されたビアの本数は2本(一対)となっている。
前記2本のビアの一端部11,11は、水晶素子3の下方であって、上凹部E1の内底面の励振電極30と平面視で重ならない位置で、かつ上凹部E1の内底面の一対の水晶素子搭載用パッド7,7の励振電極30に最も近い側にある角部の近傍に露出している。この一対のビアの一端部11,11は、平面視略矩形のベース2の2つの短辺の中央同士を結ぶ仮想直線VLを基準として線対称の位置に形成されている。なお2つのビアの一端部11,11は、平面視で引出電極31a,31bと重ならない位置に形成されている。これは導体同士が重畳することによる不要な容量(浮遊容量)の発生を防止するためである。これにより浮遊容量の発生に伴う周波数の僅かな変化を防止することができる。
図4において上凹部E1の内底面に露出するビアは図3と同様に2本(一対)であるが、ビアの一端部が露出する位置が異なっている。すなわち、ビアの一端部12,12は水晶素子3の外側であって、上凹部E1の内底面の一対の水晶素子搭載用パッド7,7の近傍に露出している。具体的にビアの一端部12は、平面視略矩形の水晶素子搭載用パッド7を構成する4辺のうち、励振電極30に近い側にある長辺の近傍に形成されている。そして一対のビアの一端部12,12は、平面視略矩形のベース2の2つの短辺の中央同士を結ぶ仮想直線VL2を基準として線対称の位置に形成されている。
図3および図4に示す本発明の第1の実施形態の変形例によれば、ビアの露出面積が増大するため、前述した本発明の第1の実施形態の作用効果をさらに高めることができる。
−第2の実施形態−
次に本発明の第2の実施形態を図5乃至8を用いて説明する。なお第2の実施形態を含め以下に述べる本発明の実施形態の全てにおいて、第1の実施形態と同一の構成については説明を割愛するとともに、第1の実施形態と同一の作用効果を奏する。
本発明の第2の実施形態では、圧電デバイスとして、サーミスタを内蔵した表面実装型の水晶振動子を例に挙げて説明する。なお図5は図6のB−B線における断面図となっている。図5において水晶振動子100は略直方体状のパッケージであり、平面視では略矩形となっている。水晶振動子100は、ベース15と、水晶素子16と、電子部品素子17と、蓋18とが主な構成部材となっている。本実施形態では水晶振動子100の平面視の外形サイズは縦横が2.5mm×2.0mmであり、発振周波数は19.2MHzとなっている。水晶振動子100は電子部品素子としてサーミスタを内蔵しており、サーミスタから得られた温度情報に基づいて外部で温度補償が行われる。なお、前述の水晶振動子の平面視外形サイズおよび発振周波数は一例であり、前記外形サイズ以外のパッケージサイズおよび前記発振周波数以外の周波数であっても本発明は適用可能である。
図5においてベース15は、平板状の基板部150と、基板部150の上面である一主面1501の外周部から上方に伸びる上枠部151と、基板部150の下面である他主面1502の外周部から下方に伸びる下枠部152とを備えた、断面視で「H」型構造の容器体である。本実施形態では基板部150と上枠部151と下枠部152の各々は、第1の実施形態と同様にセラミックグリーンシート(アルミナ)となっており、ベース15はこれら3つのシートが積層された状態で焼成によって一体成形されている。
ベース15の上枠部151と基板部の一主面1501とで形成される空間は上凹部EE1となっており、平面視で略矩形となっている。そして図6に示すように上凹部EE1の内底面の一方の短辺側には、水晶素子16と導電接合される一対の水晶素子搭載パッド40,40が並列して形成されている。一対の水晶素子搭載パッド40,40の上には導電性接着剤8を介して水晶素子16の一短辺部1611が片持ち接合される。
上凹部EE1の内底面の他方の短辺側には、導電性材料からなる枕部Pが形成されており、その詳細は第1の実施形態と同様であるため説明は割愛する。
図6乃至8に示すように一対の水晶素子搭載パッド40,40の一方は、基板部150を厚さ方向に貫くビアV5と、内部配線42とキャスタレーション23dとを経由して水晶素子用端子50dに電気的に接続されている。また一対の水晶素子搭載パッド40,40の他方は、内部配線41と基板部150を厚さ方向に貫くビアV4と、キャスタレーション23bとを経由して水晶素子用端子50bに電気的に接続されている。なお前記キャスタレーションは、ベースの外側面稜部を平面視で四分の一円状に切り欠かれた切り欠き部に電極が被着されたベース外側面の電極のことである。
図8に示すように、下枠部152の外周縁および下凹部EE2は平面視略矩形となっている。そして下凹部EE2の長辺は、下枠部152の外周縁の短辺と略平行となっている。このような方向に下凹部を形成することにより、水晶振動子の外部基板への実装後の半田のクラック発生を抑制することができる。これは下凹部の上記配置によって、水晶振動子を外部基板に半田実装した後のベースの反りが抑制されるためである。なお、下凹部EE2は上凹部EE1よりも平面視の大きさが小さくなっており、平面視透過では下凹部EE2は上凹部EE1に内包される位置関係となっている。
図7乃至8に示すように下凹部EE2の内底面には、サーミスタ17と導電接合される一対のサーミスタ搭載用パッド24a,24bが互いに対向するように形成されている。この一対のサーミスタ搭載用パッド24a,24bからは一対の導出電極25a,25bがそれぞれベースの下枠部152に向かう方向に引き出されている。一対のサーミスタ搭載用パッド24a,24bの上には、半田Sを介してサーミスタ17の両端の電極が導電接合される。
導出電極25aは内部配線251とキャスタレーション23cを経由してサーミスタ用端子50cと電気的に接続されている。なお、内部配線251はビアV6(後述)を介して金属製の蓋5とも電気的に接続されている。一方、導出電極25bは内部配線252とキャスタレーション23aを経由して後述するサーミスタ用端子50aと電気的に接続されている(図8参照)。また、サーミスタ搭載用パッド24bからは内部配線253が引き出されており、基板部150を厚さ方向に貫くビアV3の他端部と接続されている。このビアV3の一端部は上凹部EE1の内底面の隙間GP2に露出している。
本実施形態では図5に示すように、上枠部151と基板部150の内部を貫通する貫通孔の内部に導体が充填されたビアV6が形成されている。ビアV6の一端は上枠部151の上面に露出しており、金属製リング6と電気的に接続されている。ビアV6の他端はベースの内部配線251と接続されている。つまり、金属製の蓋5とサーミスタ用端子50cとはグランド接続されている。このようにグランド接続することによって電磁的シールド効果を得ることができる。
本実施形態で用いられるサーミスタ17は、温度上昇に対して抵抗値が減少する、いわゆるNTCサーミスタ(Negative Temperature Coefficient Thermistor)である。本実施形態では圧電デバイスの小型化に対応したチップタイプのサーミスタが用いられている。図8においてサーミスタ17は略直方体形状であり、その平面視の大きさは0.6mm×0.3mmとなっている。なお本実施形態におけるサーミスタの大きさは一例であり、前記サイズ以外のサーミスタを用いてもよい。
図7に示すように、下枠部の底面1520(ベース15の外底面)の外周縁は平面視略矩形となっている。下枠部の底面1520の4隅には、一対の水晶素子用端子50b,50dと、一対のサーミスタ用端子50a,50cとからなる計4つの外部接続端子が形成されている。
前述したように水晶素子用端子50bと50dは、水晶素子3の表裏主面の励振電極160(160a,160b)と電気的に接続されており、サーミスタ用端子50a,50cはサーミスタ17の両端の電極と電気的に接続されている。ここで水晶素子用端子50bと50dは、サーミスタ用端子50aと50dとは互いに電気的に接続されることはなく、別個独立した状態となっている。換言すれば、一対の水晶素子搭載パッド40,40は、一対の水晶素子用端子50b,50dとのみ電気的に接続されている。そして、一対のサーミスタ搭載用パッド24a,24bのうち一方(24a)は、蓋5とサーミスタ用端子50cと電気的に接続され、一対のサーミスタ搭載用パッド24a,24bのうち他方(24b)は、ビアV3とサーミスタ用端子50aと電気的に接続されている。
上記構成によれば、一対のサーミスタ搭載用パッド24a,24bのうちのうち一方(24a)は、金属製の蓋5と一対のサーミスタ用端子の一方(サーミスタ用端子50c)とに電気的に接続されているため、電磁的シールド効果を得ることができる。そして金属製の蓋5と接続されていない方のサーミスタ搭載用パッド(24b)にビアV3が接続されることによって、ビアよりも相対的に熱容量が大きい蓋に熱が奪われるのを防止することができる。これにより、水晶素子の温度とサーミスタで検出された温度との差を小さくすることができる。
−第2の実施形態の変形例−
本発明の第2の実施形態の変形例を図9に示す。図9と図6との相違点は、上凹部の内底面に露出するビアの本数と形成位置である。すなわち、2本のビアの一端部14A,14Bが露出する位置が、上凹部EE1の内底面の隙間GP3に対応する領域となっている。具体的にビアの一端部14A,14Bは、ベースの長辺方向であって一対の水晶素子搭載用パッド40,40同士が対向する辺に沿って整列して形成されている。
上凹部EE1の内底面の隙間GP3に対応する領域は、互いに対向する一対の水晶素子搭載用パッドの各々からの輻射熱が相殺されて温度分布が生じ難い領域であるため、水晶素子の実温度により近い温度を検出することができる。本発明の第2の実施形態の変形例では2つのビアの一端部の径は略同一となっているが、異なった径であってもよい。例えば水晶素子3の下方に位置する側のビアの一端部(図9でいう14B)の径を、水晶素子3の外側に位置するビアの一端部(図9でいう14A)の径よりも大きくすることによって、水晶素子の実温度により近い温度を検出することができる。
−第3の実施形態−
次に本発明の第3の実施形態を図10乃至11を用いて説明する。第3の実施形態では図10に示すようにサーミスタ搭載用パッドと電気的に接続されたビアの本数は2本となっている。前記2本のビアの一端部26、27のうち、一端部26が露出する位置は、上凹部EE1の内底面の隙間GP4に対応する領域となっている(本発明の第2の実施形態と同様の領域)。一方、一端部27が露出する位置は、水晶素子3の他短辺側(他短辺部1612)の外側の領域となっている。そして一端部27は導電性材料からなる枕部P2と接続部28を介して電気的に接続されている。
ビアの一端部26,27と外部接続端子との電気的接続は図11に示すようになっている。すなわちビアの一端部26は、内部配線253を経由してサーミスタ搭載用パッド24bと接続されており、導出電極25bと内部配線252とキャスタレーション23aを経由してサーミスタ用端子50aと電気的に接続されている。
一方、ビアの一端部27は、内部配線254を経由してサーミスタ搭載用パッド24bと接続されており、サーミスタ搭載用パッド24bからは導出電極25bと内部配線252とキャスタレーション23aを経由してサーミスタ用端子50aと電気的に接続されている。つまり、ビアの一端部26,27とは共通接続されている。
上記構成によれば、上凹部EE1の内底面の一対の水晶素子搭載パッド40,40の近傍に露出したビアの一端部26に加え、上凹部EE1の内底面の他方の短辺側であって、水晶素子16の励振電極160a(160b)と平面視で重ならない位置に、サーミスタ搭載用パッド24bと電気的に接続された導電性の枕部P2が存在している。このような構成によって、より多くの熱容量を確保できるため、水晶の実温度に近い温度を検出することができる。また、水晶素子16が外力を受けて枕部P2と接触した場合であっても枕部P2と電気的に接続されたビアを介して水晶素子の実温度により近い温度を検出することができる。
上述した本発明の第2乃至3実施形態では、温度検出機能を有する電子部品素子としてサーミスタを使用しているが、サーミスタ以外の感温素子を使用してもよい。例えばサーミスタの代わりにダイオードやトランジスタを用いてもよい。また本発明の実施形態において、複数のビアの直径は略同一となっているが、異なる直径のビアが混在していてもよい。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施の形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
圧電振動デバイスの量産に適用できる。
1 水晶発振器
100 水晶振動子
2、15 ベース
3、16 水晶素子
30、160励振電極
4、17 電子部品素子
5、18 蓋
7、40 水晶素子搭載用パッド
10、11、12、13、14A、14B、26、27 ビアの一端部
24a、24b サーミスタ搭載用パッド

Claims (4)

  1. 基板部と、当該基板部の上面から上方に伸びる上枠部と、前記基板部の下面から下方に伸びる下枠部とを備えた容器体の、
    前記上枠部と前記基板部の上面とで形成される上凹部に、表裏主面に励振電極が形成された圧電素子を収容し、
    前記下枠部と前記基板部の下面とで形成される下凹部に、少なくとも温度検出機能を有する電子部品素子を収容し、
    蓋で上凹部を気密封止した圧電デバイスであって、
    前記上凹部は平面視略矩形であり、当該上凹部の内底面の一方の短辺側には、圧電素子が搭載される一対の圧電素子搭載用パッドが設けられ、
    前記下凹部の内底面には、前記電子部品素子が搭載される電子部品素子搭載用パッドが設けられてなり、
    上凹部の内底面には、前記電子部品素子搭載用パッドと電気的に接続されたビアの一端部が露出し、
    少なくとも1つの前記ビアの一端部が、上凹部の内底面の前記励振電極と平面視で重ならない位置で、かつ前記一対の圧電素子搭載用パッドの近傍に露出していることを特徴とする圧電デバイス。
  2. 前記一対の圧電素子搭載用パッドが、前記上凹部の内底面の一短辺側に、互いに対向するように所定の隙間を隔てて前記一短辺に沿って形成され、
    前記ビアの一端部が露出する位置が、上凹部の内底面の前記隙間に対応する領域であることを特徴とする請求項1に記載の圧電デバイス。
  3. 少なくとも1つの前記ビアの一端部が、圧電素子の下方であって、前記上凹部の内底面の前記励振電極と平面視で重ならない位置に露出していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の圧電デバイス。
  4. 前記電子部品素子がサーミスタ、ダイオード、トランジスタのいずれか1つの温度検出素子であり、前記電子部品素子搭載用パッドは一対で形成され、
    前記容器体の外底面である下枠部の底面領域の4隅には、一対の圧電素子用端子と一対の電子部品素子用端子とからなる計4つの外部接続端子が形成されてなり、
    前記一対の圧電素子搭載用パッドは、圧電素子と接続される前記一対の圧電素子用端子とのみ電気的に接続され、
    一対の電子部品素子搭載用パッドのうち一方は、金属製の前記蓋と一対の電子部品素子用端子の一方とに電気的に接続され、
    一対の電子部品素子搭載用パッドのうち他方は、一対の電子部品素子用端子の他方と前記ビアとに電気的に接続されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の圧電デバイス。
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