JP6127820B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は半導体装置に関する。
インバーター回路において、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)とダイオードを設けた半導体装置が実用に供されている。
従来、半導体装置において、IGBTとダイオードは別々の素子として設けられていた。しかしながら、IGBTとダイオードとを別々の素子にして半導体装置に設ける場合には、半導体装置におけるASSY(assembly)が小型化できにくいこと、半導体装置の組み立てに必要な部品点数が増加してしまうこと、半導体装置の後工程(組み立て、モールド)における工数がかかってしまうこと、等の事態が生ずる。そのため、これによるコスト増が問題となっていた。
IGBTとダイオードとを同じチップに搭載したRC(Reverse Conducting)−IGBT型の半導体装置は、以上の課題を解決するものである。図3は、IGBTとダイオードとを同じチップに搭載したRC−IGBT型の半導体装置の一例を示した模式的な断面図である。図3において、半導体装置900は、IGBT部910及びDiode部930を備える。なお、以下では、IGBT部910におけるエミッタ及びゲートが設けられている側(あるいはDiode部930においてアノードが設けられている側)を表面側とし、IGBT部910におけるコレクタが設けられている側(あるいはDiode部930においてカソードが設けられている側)を裏面側とする。
IGBT部910はトランジスタの作用を奏する領域であり、IGBT部910には、表面電極911(エミッタ電極)、拡散層912、半導体基板913、バッファ層914、コレクタ層915、裏面電極916(コレクタ電極)が、表面から裏面に向かって順番に積層されている。さらにIGBT部910には、トレンチゲート918が設けられている。ここで、トレンチゲート918は内部にゲート絶縁酸化膜919が設けられ、さらにその内側にゲートポリシリコン917が充填されている。またトレンチゲート918の表面側(トレンチゲート918が表面電極911と接触する箇所)にもゲートポリシリコン917が設けられている。
拡散層912では、上部ボディ層920、中間層921、キャリア蓄積層922及び下部ボディ層923が、表面側から裏面側に向かって順番に積層されている。ここで、上部ボディ層920、キャリア蓄積層922及び下部ボディ層923は、n型又はp型の導電型の層が交互に積層された構造となっている。
Diode部930は整流作用を奏する領域であり、Diode部930には、表面電極911、拡散層931、半導体基板913、バッファ層914、カソード層932、裏面電極916(カソード電極)が、表面から裏面に向かって順番に積層されている。さらに拡散層931の上部であって表面電極911と接続する箇所には、高濃度領域拡散層933が設けられている。また、IGBT部910とDiode部930の境界には、側壁トレンチ934が設けられている。ここで、側壁トレンチ934は内部にゲート絶縁酸化膜935が設けられ、さらにその内側にポリシリコン936が充填されている。
このとき、Diode部930における拡散層931と、IGBT部910における拡散層912とは同一面上に配置されている。
また、特許文献1には、ダイオードセル領域とIGBTセル領域とを1チップ内に備えた半導体装置が開示されている。特許文献1において、ダイオードセル領域におけるアノード電極に接続されたP導電型領域と、IGBTセル領域におけるベース層とは同一面上に配置されている。
特開2009−021557号公報
RC−IGBT型の半導体装置においては、ダイオード部で素子の抵抗による電力損失が生じるため、ダイオード部で大きく発熱するという問題点があった。この発熱による温度上昇を抑制するためには、ダイオード部の基板上での領域を大きくすることにより、単位面積当たりの発熱量を下げる必要があった。即ち、ダイオード部は小面積化できなかった。
ダイオード部での電力損失を抑制するための方法として、半導体装置の薄板化(薄型化)を行うことが考えられる。しかし、RC−IGBT型の半導体装置において薄板化を実現しようとすると、今度はIGBT部において耐圧低下のリスクが生ずる。
図4は、半導体装置のIGBT部の一例を示した模式的な断面図である。ここで図4(a)は、半導体装置が165μmの場合のIGBT部の一例を示した模式的な断面図であり、図4(b)は、半導体装置が125μmの場合のIGBT部の一例を示した模式的な断面図である。ここで、図4(a)に示すIGBT部及び図4(b)に示すIGBT部では、ブレイクダウン時の空乏領域(空乏層)は略同じ長さだが、図4(a)に示すIGBT部では空乏層とバッファ層との間に十分な厚みがあるのに対し、図4(b)に示すIGBT部では空乏層のすぐ下にバッファ層が設けられている。
図5Aは、図4(a)に示すIGBT部の耐圧特性を示した実測値のグラフである。図5Aにおいて、横軸がIGBT部にかける電圧Vce(V)、縦軸がIGBT部に流れる電流Ices(μA)を示している(図5Bにおいても同様である)。図5Aに示すように、IGBT部の厚さが165μmである場合には、1260〜1280V以上の電圧VceにおいてIGBT部に流れる電流Icesが急増する。この1260〜1280Vは本来の半導体装置の耐圧であり、半導体装置は正常に動作する状態である。この場合には、半導体装置の裏面状態は、空乏層での電流の流れに影響しない。
図5Bは、図4(b)に示すIGBT部の耐圧特性を示した実測値のグラフである。図5Bに示すように、IGBT部の厚さが125μmである場合には、1260〜1280Vよりも小さい600Vの電圧Vceにおいて、流れる電流Icesが急増する。これは、IGBT部の裏面の状態が空乏層での電流の流れに影響することが原因である。つまり、IGBT部の厚さを薄くした場合には、半導体装置の裏面に傷が生じたり、異物が付着したりすることによって、耐圧低下が生じてしまう。
IGBT部の素子構造を変更することにより半導体装置の薄板化を試みる例はあるが、ダイオード部を薄板化することに比べると困難であった。
以上の理由により、半導体装置における薄板化には、IGBT部の耐圧低下等の問題で限界があった。従って、ダイオード部の厚さがIGBT部と同様の厚みになって薄板化されず、素子抵抗によるダイオード部での損失が大きくなるという課題(省エネ化ができないという課題)があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、耐圧を低下させずにダイオード部での発熱を抑制することが可能な半導体装置を提供することを目的とする。
本発明の半導体装置は、IGBT領域とダイオード領域とが同一半導体基板に形成されている半導体装置である。前記ダイオード領域は、前記半導体基板の第1主面に設けられた表面電極と、前記半導体基板の第2主面に設けられたカソード電極と、前記表面電極と接続され、前記表面電極に比較して前記第2主面側に形成されたアノード電極と、前記アノード電極の側面を囲む位置に設けられたポリシリコンと、前記アノード電極と接続され、当該アノード電極と前記カソード電極との間に積層された拡散層と、を有する。このような構成により、半導体装置は、IGBT部のエミッタ−コレクタ間の長さに対してダイオード部のアノード−カソード間の長さを削減することが可能になるため、耐圧を低下させずにダイオード部での発熱を抑制することが可能となる。
本発明により、耐圧を低下させずにダイオード部での発熱を抑制することが可能な半導体装置を提供することができる。
実施の形態1にかかる半導体装置の一例を示した模式的な断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法の一例を示した半導体装置の模式的な第1の断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法の一例を示した半導体装置の模式的な第2の断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法の一例を示した半導体装置の模式的な第3の断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法の一例を示した半導体装置の模式的な第4の断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法の一例を示した半導体装置の模式的な第5の断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法の一例を示した半導体装置の模式的な第6の断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法の一例を示した半導体装置の模式的な第7の断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法の一例を示した半導体装置の模式的な第8の断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法の一例を示した半導体装置の模式的な第9の断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法の一例を示した半導体装置の模式的な第10の断面図である。 関連技術にかかる半導体装置の一例を示した模式的な断面図である。 関連技術にかかる半導体装置のIGBT部の一例を示した模式的な断面図である。 関連技術にかかるIGBT部の耐圧特性を示した実測値の第1のグラフである。 関連技術にかかるIGBT部の耐圧特性を示した実測値の第2のグラフである。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態1にかかる半導体装置の一例を示した模式的な断面図である。
図1において、半導体装置100は、IGBT部110(IGBT領域)及びDiode部(Diode領域)130を備える。IGBT部110及びDiode部130は、同一半導体基板に形成され、半導体装置100において交互に配置されている。以下、半導体装置100におけるIGBT部110のエミット側(ゲート側)であってDiode部130のアノード側を半導体装置100の表側又は上側と定義し、半導体装置100におけるIGBT部110のコレクタ側であってDiode部130のカソード側を半導体装置100の裏側又は下側と定義する。半導体装置100における表側又は上側の面を第1主面、半導体装置100における裏側又は下側の面を第2主面ともいう。
IGBT部110はトランジスタの作用を奏する領域であり、IGBT部110には、表面電極111(エミッタ電極)、拡散層112(第1の拡散層)、半導体基板113、バッファ層114、コレクタ層115、裏面電極116(コレクタ電極)が、表面から裏面に向かって順番に積層されている。さらにIGBT部110には、ゲートポリシリコン117、トレンチゲート118及びゲート絶縁酸化膜119が設けられている。
表面電極111は、IGBT部110の表面に設けられた電極であり、IGBT部110におけるエミッタの役割を果たす。裏面電極116は、半導体装置100の裏面に設けられた電極である。コレクタ層115及び裏面電極116は、IGBT部110におけるコレクタの役割を果たす。
拡散層112は、表面電極111に接続され、表面電極111と裏面電極116との間に積層された拡散層である。拡散層112では、上部ボディ層120、中間層121、キャリア蓄積層122及び下部ボディ層123が、表面側から裏面側に向かって順番に積層されている。ここで、上部ボディ層120、キャリア蓄積層122及び下部ボディ層123は、n型又はp型の導電型の層が交互に積層された構造となっている。
半導体基板113は、IGBT部110の空乏領域である。
トレンチゲート118は、内部にゲート絶縁酸化膜119が設けられ、さらにその内側にゲートポリシリコン117が充填されている。即ち、ゲートポリシリコン117とトレンチゲート118はゲート絶縁酸化膜119を介して接続している。また、ゲートポリシリコン117は、トレンチゲート118の表面側(拡散層112の上面であって、トレンチゲート118が表面電極111と接触する箇所)にも設けられている。この場所に配置されたゲートポリシリコン117も、ゲート絶縁酸化膜119に覆われている。このようにすることにより、ゲートポリシリコン117と拡散層112とが直接接続しないようにしている。ゲートポリシリコン117は、IGBT部110におけるゲートの役割を果たす。
なお、トレンチゲート118は、拡散層112の上面から半導体基板113の途中(一部)まで達している。換言すれば、トレンチゲート118の深さは、拡散層112の厚さよりも厚く、拡散層112及び半導体基板113の厚さよりも薄い。なお、図1では1つのIGBT部110にトレンチゲート118が2つ設けられているが、1つのIGBT部110に設けられるトレンチゲートの数は3つ、4つ、・・・など他の数でもよい。
次に、Diode部130について説明する。Diode部130は整流作用を奏する領域であり、Diode部130には、表面電極111、ポリシリコン131、絶縁酸化膜132、拡散層133、半導体基板113、バッファ層114、カソード層134、裏面電極116(カソード電極)が、表面から裏面に向かって順番に積層されている。さらにDiode部130には、埋め込み電極135(アノード電極)及び高濃度領域開口拡散層136が設けられている。なお、IGBT部110の構成要素と同じ部分については、適宜説明を省略する。
ポリシリコン131は、表面電極111の直下に設けられて(形成されて)おり、内側に埋め込み電極135が埋め込まれている。換言すれば、埋め込み電極135の側面は、ポリシリコン131により囲まれている。ポリシリコン131の上面は、拡散層112の上面と略面一の関係にある。絶縁酸化膜132は、ポリシリコン131と拡散層133の間に設けられている。
埋め込み電極135は、Diode部130の上部に設けられており、表面電極111の下面から拡散層133の上面まで達している。換言すれば、埋め込み電極135の厚さはポリシリコン131の厚さと略同一である。埋め込み電極135は、Diode部130におけるアノードの役割を果たす。埋め込み電極135は、電気伝導度及び熱伝導度の高い材料(アルミ、銅等)で構成される電極である。
拡散層133は、埋め込み電極135と接続され、埋め込み電極135と裏面電極116との間に積層された拡散層である。拡散層133は、p型の導電型の層である。高濃度領域開口拡散層136は、埋め込み電極135の直下であって拡散層133の内部に設けられており、拡散層133よりも内部の不純物濃度を高くしたp型の導電型の層である。
半導体装置100の表面から拡散層133までの長さは、半導体装置100の表面から拡散層112までの長さよりも長い。即ち、拡散層133(Diode素子面)は、拡散層112(トランジスタ素子面)と比較して下の領域に(深い位置に)形成されている。
カソード層134及び裏面電極116は、半導体装置100の裏面に設けられた電極であり、Diode部130におけるカソードの役割を果たす。カソード層134は、n型の導電型の層である。
なお、IGBT部110とDiode部130との境界には、側壁トレンチ137が設けられる。ここで、側壁トレンチ137は内部に絶縁酸化壁138が形成され、さらにその内側にポリシリコン139が充填されている。
側壁トレンチ137は、表面電極111の下面から半導体基板113の途中(一部)にまで達している。即ち、側壁トレンチ137の深さは、表面電極111の下面から拡散層133の下面までの厚さよりも厚く、表面電極111の下面から半導体基板113の下面までの厚さよりも薄い。さらに言えば、Diode部130は側面部(IGBT部110とDiode部130との境界部)において、Diode部130の拡散層133よりも深い位置まで、側壁トレンチ137及び絶縁酸化壁138によってIGBT部110と絶縁されている。
図2A〜図2Jは、半導体装置100の製造方法の一例を示した半導体装置100の模式的な断面図である。以下、図2A〜図2Jを用いて、半導体装置100の製造方法について説明する。
<図2A>
まず、半導体装置100の半導体基板113において、IGBT部110とDiode部130の境界(即ちDiode部130の側壁部)を穿孔することにより、側壁トレンチ137を形成する。上述の通り、この側壁トレンチ137は、後の製造工程で設けられる拡散層133よりも深い位置まで形成される。
<図2B>
次に、半導体基板113の上部にフィールド酸化膜140を形成するとともに、側壁トレンチ137の内部に絶縁酸化壁138を形成する。
<図2C>
次に、Diode部130の上部に形成されたフィールド酸化膜140をドライエッチングにより取り除く(Diode部130を開口する)。
<図2D>
次に、Diode部130において、半導体基板113を深く掘り下げる。ただし、半導体基板113を掘り下げる深さは、側壁トレンチ137の深さよりも浅くする。
<図2E>
次に、IGBT部110における半導体基板113の上面及びDiode部130における半導体基板113の上面に、それぞれ拡散層112及び拡散層133を形成する。
<図2F>
次に、IGBT部110において、拡散層112の上面から半導体基板113の一部にまで達するように、トレンチゲート118を形成する。このとき、トレンチゲート118の内部にはゲート絶縁酸化膜119が形成される。また、拡散層112の上面にもゲート絶縁酸化膜119を形成するほか、拡散層133の上面にも絶縁酸化膜132を形成する。
<図2G>
次に、IGBT部110におけるゲート絶縁酸化膜119の上面に、ゲートポリシリコン117の層を形成する。また、Diode部130における絶縁酸化膜132の上面にも、ポリシリコン131の層を形成する。ここで、トレンチゲート118及び側壁トレンチ137の内部にも、それぞれゲートポリシリコン117及びポリシリコン139が埋め込まれる。また、Diode部130においては、側壁トレンチ137の近傍において、ゲートポリシリコン117の層と略面一の高さになるようにポリシリコン131が形成される。このようにして、ポリシリコンが半導体装置100に形成される。
<図2H>
次に、ゲートポリシリコン117をドライエッチングすることにより、IGBT部110においては、トレンチゲート118の上面以外に形成されたゲートポリシリコン117は取り除かれる。なお、トレンチゲート118の内部にはゲートポリシリコン117が埋め込まれている。
さらに、Diode部130においては、側壁トレンチ137の近傍以外においてポリシリコン131が取り除かれる。このとき、ポリシリコン131が取り除かれた部分においては、拡散層133の上部に、高濃度領域開口拡散層136が形成される。
<図2I>
次に、Diode部130においては、高濃度領域開口拡散層136の上面に、埋め込み電極135が埋め込まれる。ここでポリシリコン131の上面と埋め込み電極135の上面とは略面一である。なお、埋め込み電極135は、半導体装置100が図2Hに示した状態から冷却された後、埋め込まれる。
さらに、IGBT部110において、トレンチゲート118の上部に設けられたゲートポリシリコン117を、ゲート絶縁酸化膜119で被覆する。
<図2J>
最後に、IGBT部110及びDiode部130の上面において表面電極111を形成する。さらに、IGBT部110の裏側において、バッファ層114、コレクタ層115及び裏面電極116を形成するとともに、Diode部130の裏側において、バッファ層114、カソード層134及び裏面電極116を形成する。以上の処理により、半導体装置100が形成される。
半導体装置100においては、IGBT部110におけるトランジスタ素子を構成する層の厚さに比較して、Diode部130におけるダイオード素子を構成する層の厚さを薄くしている。具体的にいえば、半導体装置100においては、Diode部130における拡散層133を、IGBT部110の拡散層112と比較して、半導体装置100の表面から深い位置に設けている。つまり、ダイオードのアノード−カソード間の長さを、トランジスタ領域のエミッタ−コレクタ間の長さに比較して短くしている。ダイオード領域を薄く形成できるため、ダイオード領域の素子抵抗を減少させ、ダイオード領域からの損失を抑制すること(低損失化)が図れる。また、ダイオード領域の低損失化が達成できることにより、ダイオード領域の発熱を抑制することもできる。
そして、IGBT部110におけるトランジスタ領域の厚さを保つことができるため、IGBT部110の耐圧を低下させないようにすることもできる。
さらに、Diode部130においては、拡散層133の上面において埋め込み電極135が設けられている。埋め込み電極135は、表面電極111と拡散層133との間に設けられており、一定の厚みを有する。この埋め込み電極135が設けられていることで、Diode部130の放熱特性(冷却機能)の向上及びDiode部130における熱マスの増加を実現することができる。そのため、Diode部130の単位面積当たりの発熱量を下げる必要がなく、Diode部130の面積をより小面積化できる。さらに、Diode部130の放熱特性が向上するため、ダイオード素子の耐性を高めることもできる。
そして、本発明では、半導体装置100の製造工程でポリシリコンを形成する段階において形成されたポリシリコンに、埋め込み電極135の側面を囲わせている。ここで、半導体装置100が冷めた状態(即ちポリシリコン131が縮んだ状態)において、埋め込み電極135は埋め込まれている。このように、製造工程で形成されたゲートポリシリコンを有効活用することにより、半導体装置の製造工程数を追加せずに、ゲートポリシリコンの熱収縮に対する応力緩和を実現できる。そのため、半導体装置100を精度よく生成することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
100 半導体装置
110 IGBT部
111 表面電極
112 拡散層
113 半導体基板
114 バッファ層
115 コレクタ層
116 裏面電極
117 ゲートポリシリコン
118 トレンチゲート
119 ゲート絶縁酸化膜
120 上部ボディ層
121 中間層
122 キャリア蓄積層
123 下部ボディ層
130 Diode部
131 ポリシリコン
132 絶縁酸化膜
133 拡散層
134 カソード層
135 埋め込み電極
136 高濃度領域開口拡散層
137 側壁トレンチ
138 絶縁酸化壁
139 ポリシリコン
140 フィールド酸化膜

Claims (3)

  1. IGBT領域とダイオード領域とが同一半導体基板に形成されている半導体装置であって、
    前記ダイオード領域は、
    前記半導体基板の第1主面に設けられた表面電極と、
    前記半導体基板の第2主面に設けられたカソード電極と、
    前記表面電極と接続され、前記表面電極に比較して前記第2主面側に形成されたアノード電極と、
    前記アノード電極の側面と接触し、且つ前記アノード電極の側面を囲む位置に設けられたポリシリコンと、
    前記アノード電極と接続され、当該アノード電極と前記カソード電極との間に積層された拡散層と、を有し、
    前記ポリシリコンは前記表面電極の直下に設けられており、
    前記ダイオード領域は、当該ダイオード領域の側面部において、前記表面電極の下面から前記拡散層よりも深い位置まで形成された側壁トレンチを用いて、前記IGBT領域と絶縁されている、
    半導体装置。
  2. 前記アノード電極は銅を用いて構成されている、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記半導体装置は、前記アノード電極の直下の前記拡散層の内部に設けられ、当該拡散層よりも不純物濃度が高いp型の導電型の層である高濃度領域開口拡散層を備える、請求項1または2に記載の半導体装置。
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