JP6127498B2 - 印刷装置、その制御方法、その制御プログラム及び印刷物の製造方法 - Google Patents

印刷装置、その制御方法、その制御プログラム及び印刷物の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、印刷媒体上にドットを形成して画像を印刷する技術に関する。
印刷媒体上にドットを形成して画像を印刷する印刷装置が普及している。このような印刷装置では、ヘッドを印刷媒体上で往復動させながら、適切なタイミングでヘッドからインクを吐出することにより、印刷媒体上にドットを形成し、画像を印刷する。画像の階調表現は、一定面積を単位として、この面積の中の白・黒のドット数を変えることによって得られる。そのような手法として、組織的ディザ法が知られている。組織的ディザ法では、例えば、17階調を表現する場合、4画素×4画素を1つの単位とし、1〜16までの16個の閾値を配置したディザマスクを用い、画像信号と閾値とを比較して、各画素にドットを形成するか否かを決定している。
高画質なドット分散型ディザマスクの代表例であるブルーノイズマスクでは、ディザマスクを用いて画像を二値化したときに、その画像がブルーノイズ特性を有するように閾値が配置されている。これは、人の視感度が低下する空間周波数が高い領域に画像の空間周波数特性のピークがくるようにして、ドットを目立たなくするためである。
特開2007−15359号公報
ところで、上述したブルーノイズ特性のディザマスクは、写真などの印刷には好適であるが、ラベル印刷などの用途においては、網点を用いたオフセット印刷と比較すると、ドットの粒状性が目立つ場合がある。網点を用いた印刷では、ドットの位置が固定で、ドットの大きさによって階調を表現するため、所定の色を大面積に印刷しても不規則に配置されたドットが目立つことは少ない。
しかしながら、ブルーノイズ特性のディザマスクを用いた階調表現では、ランダムにドットが配置されるため、ドットがまばらに形成される場合に不規則さが目立ち、違和感を覚えることがある。特に、イエローの背景にマゼンダやシアンのドットがまばらに形成される場合に問題となる。一方、ディザマスクにおいて、全ての階調において、ドットが規則的に配置されるように閾値を定めると、ある階調から次の階調に変化した場合に、ドットパターンの変化が疑似輪郭として視認され、印刷品質が低下してしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ドットパターンが視覚的に認識されるのを抑制しつつ、ドットがまばらに形成される場合の不規則さを改善する印刷装置などを提供することを解決課題の一つとする。
以上の課題を解決するために本発明に係る印刷装置は、印刷媒体上に印刷を行うものであって、元画像を構成する各画素の階調値を表す画像データに対してハーフトーン処理を行うことによって、前記印刷媒体上に形成されるべき印刷画像の各印刷画素へのドットの形成状態を示すドットデータを生成するドットデータ生成部と、前記ドットデータに応じて、前記各印刷画素にドットを形成して印刷画像を生成する印刷画像生成部と、を備え、 前記ドットデータ生成部は、前記画像データの表わす階調値が所定値以下の場合、印刷画素毎に閾値が設定されたディザマスクを用いて、元画像を構成する各画素の階調値と、前記ディザマスクに設定された前記印刷画素毎の閾値とを比較して、ドットが規則的に分散して配置される前記ドットデータを生成し、前記画像データの表わす階調値が所定値を超える場合、前記階調値が大きくなるにつれて、分散して配置されるドットの規則性の度合いが小さくなるように、前記ドットデータを生成することを特徴とする。
この発明によれば、画像データの表わす階調値が所定値以下の場合、ドットが規則的に分散して配置されるようにディザマスクの閾値を割り当てるとともに、画像データの表わす階調値が所定値を超える場合、階調値が大きくなるにつれて、分散して配置されるドットの規則性の度合いが小さくなるようにドットデータを生成する。このため、ドットパターンが視覚的に認識されるのを抑制しつつ、ドットがまばらに形成される場合の不規則さを低減することができ、印刷品質を大幅に向上することができる。
上述した印刷装置において、前記ハーフトーン処理では、前記画像データの表わす階調値が前記所定値を超える場合、印刷画素毎に閾値が設定されたディザマスクを用いて、元画像を構成する各画素の階調値と、前記ディザマスクに設定された前記印刷画素毎の閾値とに応じて、前記印刷画素毎にドット形成の有無を決定し、前記ディザマスクには、前記所定値を超える階調値において、前記階調値が大きくなるに従って、前記印刷媒体に形成されるドットの分布がブルーノイズ特性またはグリーンノイズ特性に近づくように、前記印刷画素毎に閾値が設定されていることが好ましい。
この発明によれば、所定値を超える階調値において、印刷媒体に形成されるドットの分布がブルーノイズ特性またはグリーンノイズ特性に近づくように、印刷画素毎に閾値が設定されているので、ドットパターンが視覚的に認識されるのを低減することが可能となる。
上述した印刷装置において、前記印刷画像生成部は、イエロー、マゼンダ及びシアンの各色のインクを少なくとも用いて印刷媒体に印刷画像を形成し、前記ハーフトーン処理は、シアン又はマゼンダの少なくとも一方のドットを形成する際に実行することが好ましい。イエローを背景として、マゼンダ又はシアンのドットがまばらに形成される場合、マゼンダ又はシアンのドットが不規則に配置されると、違和感を感じることがある。この発明によれば、低階調を表現する場合に、マゼンダ又はシアンのドットを規則的に分散して配置するように形成するので、印刷品質を向上させることができる。
次に、本発明は印刷物の製造方法として捉えることができる。この製造方法は、印刷媒体上に印刷画像を形成して印刷物を製造する印刷物を製造する方法であって、元画像を構成する各画素の階調値を表す画像データに対してハーフトーン処理を行うことによって、前記印刷媒体上に形成されるべき印刷画像の各印刷画素へのドットの形成状態を示すドットデータを生成し、前記ドットデータに応じて、前記各印刷画素にドットを形成して印刷画像を前記印刷媒体に印刷し、前記ハーフトーン処理では、前記画像データの表わす階調値が所定値以下の場合、印刷画素毎に閾値が設定されたディザマスクを用いて、元画像を構成する各画素の階調値と、前記ディザマスクに設定された前記印刷画素毎の閾値とを比較して、ドットが規則的に分散して配置される前記ドットデータを生成し、前記画像データの表わす階調値が所定値を超える場合、前記階調値が大きくなるにつれて、分散して配置されるドットの規則性の度合いが小さくなるように、前記ドットデータを生成することを特徴とする。
次に、本発明は印刷装置の制御方法として捉えることができる。この印刷装置の制御方法は、印刷媒体上に印刷を行う印刷装置の制御する方法であって、元画像を構成する各画素の階調値を表す画像データに対してハーフトーン処理を行うことによって、前記印刷媒体上に形成されるべき印刷画像の各印刷画素へのドットの形成状態を示すドットデータを生成し、前記ドットデータに応じて、前記各印刷画素にドットを形成して印刷画像を前記印刷媒体に印刷し、前記ハーフトーン処理では、前記画像データの表わす階調値が所定値以下の場合、印刷画素毎に閾値が設定されたディザマスクを用いて、元画像を構成する各画素の階調値と、前記ディザマスクに設定された前記印刷画素毎の閾値とを比較して、ドットが規則的に分散して配置される前記ドットデータを生成し、前記画像データの表わす階調値が所定値を超える場合、前記階調値が大きくなるにつれて、分散して配置されるドットの規則性の度合いが小さくなるように、前記ドットデータを生成する、ことを特徴とする。
次に、本発明は印刷装置の制御プログラムとして捉えることができる。この印刷装置の制御プログラムは、印刷媒体上に印刷を行い、各印刷画素にドットを形成して印刷画像を生成する印刷画像生成部とコンピューターとを備えた印刷装置の制御プログラムであって、前記コンピューターを、元画像を構成する各画素の階調値を表す画像データに対してハーフトーン処理を行うことによって、前記印刷媒体上に形成されるべき印刷画像の各印刷画素へのドットの形成状態を示すドットデータを生成するドットデータ生成部と、前記ドットデータに応じて、前記各印刷画素にドットを形成して印刷画像を生成するように前記印刷画像生成部を制御する制御部として機能させ、前記ハーフトーン処理では、前記画像データの表わす階調値が所定値以下の場合、印刷画素毎に閾値が設定されたディザマスクを用いて、元画像を構成する各画素の階調値と、前記ディザマスクに設定された前記印刷画素毎の閾値とを比較して、ドットが規則的に分散して配置される前記ドットデータを生成し、前記画像データの表わす階調値が所定値を超える場合、前記階調値が大きくなるにつれて、分散して配置されるドットの規則性の度合いが小さくなるように、前記ドットデータを生成することを特徴とする。
本発明の第1実施形態に係る印刷装置の模式図である。 記録ヘッドの吐出面の平面図である。 印刷装置の電気的な構成のブロック図である。 印刷処理の内容を示すフローチャートである。 第1実施形態で用いるディザマスクの一例を示す説明図である。 同実施形態の印刷画素とパス番号の関係を説明するための説明図である。 第2実施形態で用いるディザマスクの一例を示す説明図である。 同実施形態の印刷画素とパス番号の関係を説明するための説明図である。 変形例1で用いるディザマスクの一例を示す説明図である。 変形例2で用いるディザマスクの一例を示す説明図である。 変形例3で用いるディザマスクの一例を示す説明図である。
<A:第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るインクジェット方式の印刷装置100の部分的な模式図である。印刷装置100は、記録ヘッド24から連続紙(印刷媒体)20上に塗布物としての液体を噴射するインクジェット方式を採用する。この印刷装置100は、ロール状に巻回された長尺状の連続紙20を順次繰り出しつつ印刷処理を行い、印刷後の連続紙20を再びロール状に巻回する。なお、本実施形態では、連続紙20の搬送方向をX方向、X方向と直交し水平面内における連続紙20の幅方向をY方向とする。
連続紙20は、基台上に固定されたプラテン(支持部材)28に案内される。プラテン28の上方には、記録ヘッド24を支持するキャリッジ12が設けられている。キャリッジ12は2本のガイド軸14によって支持される。2本のガイド軸35は搬送方向(Y方向)に沿って互いに平行に配置され、キャリッジ12が搬送方向に往復移動可能に構成されている。
プラテン28には、吸引ファンが接続されており、プラテン28に形成された多数の吸引孔を介して連続紙20に吸引力を作用させることができる。これによって、連続紙20を吸着させて平坦化することができる。また、プラテン28には、ヒーター(図示せず)が設けられており、記録実行に伴い、プラテン28に吸着された連続紙20の表面に着弾したインクの乾燥を促進することが可能である。
プラテン28の搬送方向上流側(−Y側)には、複数の搬送ローラーを含む供給搬送系)が設けられている。本実施形態における供給搬送系は、プラテン28上に連続紙20を所定範囲ずつ間欠的に搬送する。記録ヘッド24はキャリッジ12上で媒体幅方向(X方向)に移動可能に構成されている。記録ヘッド24は、媒体幅方向(X方向)の位置制御とともに、キャリッジ12の媒体搬送方向(Y方向;ヘッド走査方向)の位置制御がなされる。
また、記録ヘッド24は、ブラックのインクを吐出するヘッド34K、イエローのインクを吐出するヘッド34Y、マゼンダのインクを吐出するヘッド34M、シアンのインクを吐出するヘッド34Cを備える。ヘッド34K、ヘッド34Y、ヘッド34M、及びヘッド34Cは、それぞれインク供給チューブを介してインクタンクと接続されている(図示略)。記録ヘッド24の下面(ノズル形成面)には、図2に示すように多数のインク吐出ノズルNが媒体幅方向(X方向)に列設されている。記録ヘッド24には、各インク吐出ノズルNに対応してインク吐出ノズルNに連通する圧力室と圧力室の体積を変化させる圧電素子とが設けられている。圧電素子には駆動信号が供給され、これにより圧力室の圧力が変化し、インクがインク吐出ノズルNからプラテン28上の連続紙20に向けて噴射し、印刷が行われる。
図3は、印刷装置100の電気的な構成を示すブロック図である。図3に示すように、印刷装置100は、装置全体の制御中枢として機能するCPU50、外部装置であるコンピューター200から画像データを取り込みCPU50に供給するインターフェース60、ディザマスク71及び色変換モジュールM1やドットデータ生成モジュールM2などの制御プログラムを格納するとともにCPU50の作業領域として機能するメモリ70、及びCPU50からの指令に基づいて、キャリッジ12をX方向に移動させ、記録ヘッド24をY方向に移動させ、連続紙20を移動させる制御機構80、CPU50からドットデータに基づいて記録ヘッド24を駆動する駆動信号を出力する駆動ユニット90を含む。駆動ユニット90は、ドットデータに応じて、各印刷画素にドットを形成して印刷画像を生成する印刷画像生成部として機能する。
図4は、CPU50が実行する印刷処理のフローチャートである。この印刷処理は、ハードウェアとしてのCPU50がプログラムを実行することにより行なわれる。この印刷処理を開始すると、CPU50は、コンピューター200から、RGB形式の画像データを入力する(ステップS1)。
画像データを入力すると、CPU50は、色変換モジュールM1を用いてRGB形式の画像データを、CMYK形式の画像データに変換する(ステップS2)。
CMYK形式の画像データが得られると、CPU50は、ドットデータ生成モジュールM2を用いて、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の色毎にハーフトーン処理を行い、ドットデータを生成し(ステップS3)、ドットデータを駆動ユニット90に出力する(ステップS4)。ドットデータは、連続紙(印刷媒体)上に形成されるべき印刷画像の各印刷画素へのドットの形成状態を示す。ドットの形成状態とは、ドットの有無の他、ドットの大きさを含む概念である。但し、本実施形態では、説明を簡略化するため、ドットデータは、印刷画素におけるドッドの有無を示すものとする。
CPU50は、ドットデータ生成モジュールM2を実行することによって、ドットデータ生成部として機能する。ドットデータ生成部は、第1に、画像データの表わす階調値が所定値以下の場合、印刷画素毎に閾値が設定されたディザマスク71を用いて、元画像を構成する各画素の階調値と、ディザマスク71に設定された印刷画素毎の閾値とを比較して、ドットが規則的に分散して配置されるドットデータを生成する。ドットデータ生成部は、第2に、画像データの表わす階調値が所定値を超える場合、階調値が大きくなるにつれて、分散して配置されるドットの規則性の度合いが小さくなるように、ドットデータを生成する。
ラベル印刷において、ブルーノイズ特性が得られるように閾値をディザマスクに割り当てた場合に問題となるのは、画像データの示す階調値が小さく、ドットがまばらに形成される場合であった。そこで、本実施形態においては、画像データの示す階調値が所定値以下である場合、ドットが規則的に分散して配置されるように閾値をディザマスク71に割り当てる。例えば、256階調を表現する場合、所定値は「8」である。
図5に8以下の閾値を割り当てたディザマスク71の一例を示す。この図は縦256画素×横256画素のサイズのディザマスクの一部、縦16画素×横16画素のサイズの領域を示したものである。そして、太枠で囲まれた画素に閾値「1」〜「8」が割り当てられている。この例では、閾値「1」〜「8」が割り当てられた印刷画素は、斜め方向に4画素ずらした位置に配置されていて、8以下の閾値に関しては縦16画素×横16画素を単位とした繰り返しパターンとなっている。このように所定値以下では、閾値をベイヤー配列に準拠して配置したので、ドットが規則的に分散して配置されることになる。これにより、画像データの示す階調値が小さく、ドットがまばらに形成される場合であっても、ドット配置の不規則さを改善することができる。
また、画像データの表わす階調値が所定値である「8」を超える場合に、階調値が大きくなるにつれて、分散して配置されるドットの規則性の度合いが小さくなるように9以上の閾値がディザマスク71に割り当てられている。より具体的には、階調値が大きくなるにつれて、ドットの配置がブルーノイズ特性に近づくように閾値がディザマスク71に割り当てられている。この場合、9以上の閾値は、規則パターンを離れ、ブルーノイズ特性を最良とする評価関数によって、閾値をディザマスク72のどの印刷画素に割り当てるかを決定すればよい。これにより、8/256を超えるドットデューティでは、次第にブルーノイズ特性に収束するディザマスク72を得ることができる。この結果、ドットパターンが視覚的に認識されるのを抑制することができる。
次に、記録ヘッド24の走査と、所定値以下の閾値が割り当てられる印刷画素との関係を説明する。図6に印刷画素とパス番号との関係を示す。なお、この例では、説明を簡略化するため、シアンのヘッド34C又はマゼンダのヘッド34Mに着目して記載しているが、他の色についても同様である。
本実施形態の記録ヘッド24は、双方向に走査(以下、パスと称する)を行う。図中に示す矢印は走査方向を示している。また、パス番号は、パスの順番を示している。この例では、奇数番目のパスで図1に示すX方向に記録ヘッド24を移動させ、偶数番目のパスで−X方向に記録ヘッド24を移動させる。さらにパス番号2では、パス番号1と比較して記録ヘッド24を−Y方向に2印刷画素だけ移動させて走査し、パス番号3では、パス番号2と比較して記録ヘッド24をY方向に1印刷画素だけ移動させて走査し、パス番号4では、パス番号3と比較して記録ヘッド24を−Y方向に2印刷画素だけ移動させて走査し、パス番号5では、パス番号4と比較して記録ヘッド24をY方向に1印刷画素だけ移動させて走査し、パス番号6では、パス番号5と比較して記録ヘッド24をY方向に2印刷画素だけ移動させて走査し、パス番号7では、パス番号6と比較して記録ヘッド24を−Y方向に3印刷画素だけ移動させて走査し、パス番号8では、パス番号7と比較して記録ヘッド24をY方向に2印刷画素だけ移動させて走査する。
この結果、各印刷画素は、図中に丸数字で示すパス番号のパスでドットが形成される。ここで、図5に示す所定値以下の閾値が割り当てられる印刷画素は、図6において太枠で囲んだ印刷画素であり、全てパス番号1のパスで形成される。このように同一のパスとすることで、低デューティ8/256以下の階調を表現する際に、複数のパスに分散してドットが形成される場合と比較して、以下の利点がある。第1に、同一パスであるから、パスの違いによる着弾位置のずれがなくなる。特に連続紙20がインク吸収によって膨張したり、乾燥機構によって収縮したりすると、パス間の着弾位置のずれが大きくなりドット配置が乱れるが、その影響をうけなくなる。第2に、パス番号1に割り当てたことで他のパスより早くドットを形成できるので、他のパスや他の色のノズルで形成されたドットとの接触によるにじみに起因する、ドット形状の乱れが少ない。
このように本実施形態によれば、画像データの表わす階調値が所定値以下の場合、ドットが規則的に分散して配置されるようにディザマスク71の閾値を割り当てるとともに、画像データの表わす階調値が所定値を超える場合、階調値が大きくなるにつれて、分散して配置されるドットの規則性の度合いが小さくなるようにディザマスク71の閾値を割り当てた。このため、ドットパターンが視覚的に認識されるのを抑制しつつ、ドットがまばらに形成される場合の不規則さを低減することができ、印刷品質を大幅に向上することができる。
<B:第2実施形態>
上述した第1実施形態においては、画像データの示す階調値が所定値以下である場合、ドットが規則的に分散して配置されるように閾値をディザマスク71に割り当てた。これに対して、第2実施形態に係る印刷装置100は、画像データの示す階調値が所定値以下である場合、規則的に配置されるドットにゆらぎを持たせるように閾値を割り当てたディザマスク72を用いる点で相違する。
図7に第2実施形態に用いるディザマスク72を示す。このディザマスク72は、階調数は図5に示すディザマスク71と同様に縦256画素×横256画素のサイズで256階調のディザマスクの一部を示したもので、ランダムなゆらぎを加えるために、8以下の閾値の繰り返しパターンサイズを縦64画素×横64画素に拡大してある。なお、繰り返しパターンのサイズは、ディザマスクサイズと一致するまで大きくすることが、ランダムなゆらぎを加える観点から好ましい。
図7に示す例では、ディザマスク71に対して真下に1画素のゆらぎが加えてある。即ち、同図において太枠で囲まれた2つの印刷画素のいずれかに、所定値以下の閾値が割り当てられる。この例では、低デューティ8/256以下において、ドット配置はベイヤー配列に準拠したものとなる。この場合、図8に示すように、所定値以下の閾値が割り当てられる印刷画素は、太枠で囲んだ印刷画素であり、パス番号1とパス番号3のパスで形成される。このようにパス番号1とパス番号3のパスを選択したのは、以下の理由による。
第1に、走査順序が早いので、ドット形状の乱れが少ない。即ち、他のインクによる滲みの影響を受けにくいパスが好ましい。
第2に、走査方向が同じであるので、着弾位置のずれ量が同じ傾向となり、相対的な着弾位置のずれを低減させることができる。
第3に、走査順序が近いので、連続紙20の伸縮の影響を受けにくくインクの着弾位置のずれが低減する。即ち、パス番号1のパスからパス番号8のパスまでの間に、インクを吸った連続紙20が膨張したり、また、乾燥機構を組み合わせる場合には、乾燥により連続紙20が収縮することがある。その影響でパス間での着弾位置のずれが生じる。本実施形態では、その影響を極力小さくするために、同じ走査方向のパスの中では連続するパスを選んでいる。
第4に、ゆらぎにより、適度に規則パターンが乱れるが、画素位置の最短距離が適切である。
このように、完全な規則パターン(図5参照)に対して、ゆらぎを加えた準規則パターンとして、複数のパスから2つのパスを選択したことで、ランダムにドットが混在して発生するようにしたので、インクの着弾位置のずれがあっても許容することができる。インクの着弾位置がずれない場合は、完全な規則パターンの粒状性が最良である。
しかしながら、インク吐出ノズルNの位置のばらつき等によって、着弾位置ずれの影響で、一部のインク吐出ノズルNが完全な規則パターンからずれてしまうことがある。この場合は、わずかなずれであっても、その部分によって印刷画像に筋等が発生し、認識され易くなる。
本実施形態によれば、規則パターンにゆらぎを加えた準規則パターンを採用するので、インク吐出ノズルNの位置のばらつきの影響を大幅に低減することができる。また、長尺のラインヘッドの製造工程では歩留まりを向上するために、Y方向に複数のヘッドを連結して1本のラインヘッドを製造することがある。この場合には、ヘッドのつなぎ目においてインク吐出ノズルNの位置がずれてしまい、その影響で印刷画像に筋等が発生することがあるが、本実施形態によれば、筋を目立たなくできるので、複数のヘッドを接合したラインヘッドを用いる場合に、特に有効である。
また、準規則パターンのドットデューティを8/256に抑えれば、大きな粒状性の乱れは発生せずに、自然にブルーノイズ特性に収束させることができる。さらに、規則パターンでなく準規則パターンを採用することは、8を超える閾値の割り当てにおいて自然にブルーノイズ特性に収束することに、大きく寄与している。
<C:変形例>
以上の各形態は多様に変形される。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲で適宜に併合され得る。
(1)変形例1
上述した第2実施形態では、画像データの階調値が所定値以下の場合、パス番号1及びパス番号3のパスを選択したが、本発明はこれに限定されるものではない。パスの選択は各種の要素を考慮して決定してもよい。
例えば、階調値が小さい場合、ドットの粒状性が最も目立つのは、単色でドットを形成したときよりも、複数の色でドットを形成する場合の滲みである。具体的には、イエローを背景とするシアンドットやマゼンダドットである。シアンドットの場合、高デューティのイエロードットと同時に低デューティのシアンドットが形成される場合である。シアンドット形状の安定性の観点から、イエロードットがまばらな早い段階のパスでシアンドットを形成する方がよいか、あるいは全面がイエロードットに覆われた遅い段階のパスでシアンドットを形成した方がよいかは、シアンインクとイエローインクの物性に依存する。具体的には、粘度や表面張力等の影響で、一方のインクから他方のインクに滲み易くなる等、特性が変化する。
早いパスでドットを形成した方が良好な場合は、上述した第2実施形態で説明したようにパス番号1及びパス番号3のパスの組み合わせが好ましい。一方、遅いパスでドットを形成した方が良好な場合は、パス番号6及びパス番号8のパスの組み合わせが好ましい。この場合は、図9に示すディザマスク73を用いればよい。
(2)変形例2
図1に示す記録ヘッド24において、双方向走査の場合は、X方向への走査と、−X方向への走査で、インクの色の順序が逆転する。X方向への走査では、奇数番号のパスで走査され、シアン→マゼンダ→イエロー→ブラックの順となり、−X方向への走査では、偶数番号のパスで走査され、ブラック→イエロー→マゼンダ→シアンの順である。一般に、イエローよりもシアンの走査順序が先の方が、シアンドットの形状が安定する。イエロードットが先に形成されると、形成された直後のイエロードットと接触して形成されるシアンドットの方が、接触せずに形成されるシアンドットよりも滲みが大きくなるからである。したがって、この場合には、シアンがイエローに先行するパスを優先して用いるのが好ましい。シアンが先行するのは奇数番号のパスであるから、後のパス順とする場合には、パス番号6及びパス番号8のパスよりは、パス番号5及びパス番号7の組み合わせを採用することが好ましい。この場合は、図10に示すディザマスク74を用いればよい。
また、マゼンとイエローの色順は、シアンの場合と逆になるので、マゼンダインクについては、偶数パス番号のパスを用いることが好ましい。即ち、早いパス順ではパス番号2及びパス番号4のパス、遅い順ではパス番号6及びパス番号8のパスの組み褪せが好ましい。
(3)変形例3
上述した第1実施形態では、所定値以下の閾値として図5に示す規則パターンを備えたディザマスク71を用いてハーフトーン処理を実行したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図11に示すディザマスク75を用いてもよい。
ディザマスク75は横16画素×縦32画素のサイズを有している。この例でもパス番号1のパスで所定値以下の階調値のドットを形成することができる。さらに、ディザマスク75のサイズを数倍に拡大し、この規則パターンに1画素のゆらぎを加えることで、第2実施形態と同様にパス番号1及びパス番号3のパスで所定値以下の階調値のドットを形成するディザマスクを生成することができる。
(4)変形例4
上述した実施形態では、ドットデューティ8/256までを規則パターン又は準規則パターンとしたが、ドットデューティ4/256までを規則パターン又は準規則パターンとしても十分な効果が得られる。また、ドットデューティ4/256とした方がより円滑にブルーノイズマスクに移行できる。
また、所定値を超える閾値については、規則パターン又は準規則パターンが崩れた領域については、適度のドットが集中するグリーンノイズ特性であってもよい。しかがって、ディザマスク71には、所定値を超える階調値において、階調値が大きくなるに従って、印刷媒体に形成されるドットの分布がグリーンノイズ特性に近づくように、印刷画素毎に閾値が設定されてもよい。また、一部に規則パターンが含まれてもよい。
加えて、ハーフトーン処理は、組織的ディザ法に限定されものではなく、ディザ法から誤差拡散に切り替えるものであってもよい。例えば、基本的には誤差拡散法によるハーフトーンを行うが、入力階調値が8/256以下の場合は本来の誤差拡散法による2値化判断結果ではなく、ディザ法による判断結果を採用し、それに基づいて誤差計算および誤差拡散を行うようにすればよい。これにより、ドットデューティ8/256を超えると徐々に誤差拡散法本来のブルーノイズ特性に近づいてゆくハーフトーンが実現できる。
(5)変形例5
上述した各実施形態では、記録ヘッド24の走査方向と印刷媒体たる連続紙20の搬送方向が一致するラテラル印刷方式を一例として取り上げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、記録ヘッド24の走査方向と印刷媒体たる連続紙20の搬送方向が直交するシリアル印刷方式に適用してもよい。代表的なシリアル方式では第1実施形態におけるパス1〜パス8では一部領域しか出力が完成せず、用紙を搬送して再びパス1〜パス8を繰り返すことでその続きの領域を出力してゆく。
(6)変形例6
上述した実施形態では、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの4色を用いた印刷装置100について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、少なくともイエロー及びマゼンダを含む、あるいは、少なくともイエロー及びシアンを含むものであればよい。
100……印刷装置、20……連続紙、24……記録ヘッド、M2……ドット生成モジュール、50……CPU、71〜75……ディザマスク、80……制御機構、90……駆動ユニット。

Claims (8)

  1. 記録ヘッドを第1方向と前記第1方向と逆の第2方向に走査しながら、印刷媒体上に印刷を行う印刷装置であって、
    元画像を構成する各画素の階調値を表す画像データに対してハーフトーン処理を行うことによって、前記印刷媒体上に形成されるべき印刷画像の各印刷画素へのドットの形成状態を示すドットデータを生成するドットデータ生成部と、
    前記ドットデータに応じて、前記各印刷画素にドットを形成して印刷画像を生成する印刷画像生成部と、を備え、
    前記ドットデータ生成部は、
    前記画像データの表わす階調値が所定値以下の場合、印刷画素毎に閾値が設定されたディザマスクを用いて、元画像を構成する各画素の階調値と、前記ディザマスクに設定された前記印刷画素毎の閾値とを比較して、ドットが規則的に分散して配置される前記ドットデータを生成し、
    前記画像データの表わす階調値が所定値を超える場合、前記階調値が大きくなるにつれて、分散して配置されるドットの規則性の度合いが小さくなるように、前記ドットデータを生成し、
    前記記録ヘッドは、前記画像データの表わす階調値が所定値以下の場合に、前記ドットデータ生成部が生成した前記ドットデータに基づいて、前記第1方向及び前記第2方向のうち一方の方向の走査に限って、前記印刷媒体上に前記ドットを形成する、
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 記録ヘッドを第1方向と前記第1方向と逆の第2方向に走査しながら、印刷媒体上に印刷を行う印刷装置であって、
    元画像を構成する各画素の階調値を表す画像データに対してハーフトーン処理を行うことによって、前記印刷媒体上に形成されるべき印刷画像の各印刷画素へのドットの形成状態を示すドットデータを生成するドットデータ生成部と、
    前記ドットデータに応じて、前記各印刷画素にドットを形成して印刷画像を生成する印刷画像生成部と、を備え、
    前記ドットデータ生成部は、
    前記画像データの表わす階調値が所定値以下の場合、印刷画素毎に閾値が設定されたディザマスクを用いて、元画像を構成する各画素の階調値と、前記ディザマスクに設定された前記印刷画素毎の閾値とを比較して、規則的に分散して配置されるドットにゆらぎを持たせるように前記ドットデータを生成し、
    前記画像データの表わす階調値が所定値を超える場合、前記階調値が大きくなるにつれて、分散して配置されるドットの規則性の度合いが小さくなるように、前記ドットデータを生成する、
    前記記録ヘッドは、前記画像データの表わす階調値が所定値以下の場合に、前記ドットデータ生成部が生成した前記ドットデータに基づいて、前記第1方向及び前記第2方向のうち一方の方向の走査に限って、前記印刷媒体上に前記ドットを形成する、
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 前記ドットデータの示す前記ハーフトーン処理によって得られる各印刷画素のドットは、
    前記記録ヘッドを複数回走査することによって形成され、
    前記記録ヘッドの最初の走査が前記第1方向である場合、前記記録ヘッドは、前記画像データの表わす階調値が所定値以下の場合に、前記ドットデータ生成部が生成した前記ドットデータに基づいて、前記最初の走査を含む前記第1方向の走査で、前記印刷媒体上に前記ドットを形成する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記ハーフトーン処理では、前記画像データの表わす階調値が前記所定値を超える場合、印刷画素毎に閾値が設定されたディザマスクを用いて、元画像を構成する各画素の階調値と、前記ディザマスクに設定された前記印刷画素毎の閾値とに応じて、前記印刷画素毎にドット形成の有無を決定し、
    前記ディザマスクには、前記所定値を超える階調値において、前記階調値が大きくなるに従って、前記印刷媒体に形成されるドットの分布がブルーノイズ特性またはグリーンノイズ特性に近づくように、前記印刷画素毎に閾値が設定されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の印刷装置。
  5. 前記印刷画像生成部は、イエロー、マゼンダ、及びシアンの各色のインクを少なくとも用いて印刷媒体に印刷画像を形成し、
    前記ハーフトーン処理は、シアン又はマゼンダの少なくとも一方のドットを形成する際に実行する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の印刷装置。
  6. 記録ヘッドを第1方向と前記第1方向と逆の第2方向に走査しながら、印刷媒体上に印刷画像を形成して印刷物を製造する印刷物の製造方法であって、
    元画像を構成する各画素の階調値を表す画像データに対してハーフトーン処理を行うことによって、前記印刷媒体上に形成されるべき印刷画像の各印刷画素へのドットの形成状態を示すドットデータを生成し、
    前記ドットデータに応じて、前記各印刷画素にドットを形成して印刷画像を前記印刷媒体に印刷し、
    前記ハーフトーン処理では、
    前記画像データの表わす階調値が所定値以下の場合、印刷画素毎に閾値が設定されたディザマスクを用いて、元画像を構成する各画素の階調値と、前記ディザマスクに設定された前記印刷画素毎の閾値とを比較して、ドットが規則的に分散して配置される前記ドットデータを生成し、
    前記画像データの表わす階調値が所定値を超える場合、前記階調値が大きくなるにつれて、分散して配置されるドットの規則性の度合いが小さくなるように、前記ドットデータを生成し、
    前記記録ヘッドは、前記画像データの表わす階調値が所定値以下の場合に、前記ドットデータ生成部が生成した前記ドットデータに基づいて、前記第1方向及び前記第2方向のうち一方の方向の走査に限って、前記印刷媒体上に前記ドットを形成する、
    ことを特徴とする印刷物の製造方法。
  7. 記録ヘッドを第1方向と前記第1方向と逆の第2方向に走査しながら、印刷媒体上に印刷を行う印刷装置の制御方法であって、
    元画像を構成する各画素の階調値を表す画像データに対してハーフトーン処理を行うことによって、前記印刷媒体上に形成されるべき印刷画像の各印刷画素へのドットの形成状態を示すドットデータを生成し、
    前記ドットデータに応じて、前記各印刷画素にドットを形成して印刷画像を前記印刷媒体に印刷し、
    前記ハーフトーン処理では、
    前記画像データの表わす階調値が所定値以下の場合、印刷画素毎に閾値が設定されたディザマスクを用いて、元画像を構成する各画素の階調値と、前記ディザマスクに設定された前記印刷画素毎の閾値とを比較して、ドットが規則的に分散して配置される前記ドットデータを生成し、
    前記画像データの表わす階調値が所定値を超える場合、前記階調値が大きくなるにつれて、分散して配置されるドットの規則性の度合いが小さくなるように、前記ドットデータを生成し、
    前記記録ヘッドは、前記画像データの表わす階調値が所定値以下の場合に、前記ドットデータ生成部が生成した前記ドットデータに基づいて、前記第1方向及び前記第2方向のうち一方の方向の走査に限って、前記印刷媒体上に前記ドットを形成する、
    ことを特徴とする印刷装置の制御方法。
  8. 記録ヘッドを第1方向と前記第1方向と逆の第2方向に走査しながら、印刷媒体上に印刷を行い、各印刷画素にドットを形成して印刷画像を生成する印刷画像生成部とコンピューターとを備えた印刷装置の制御プログラムであって、
    前記コンピューターを、
    元画像を構成する各画素の階調値を表す画像データに対してハーフトーン処理を行うことによって、前記印刷媒体上に形成されるべき印刷画像の各印刷画素へのドットの形成状態を示すドットデータを生成するドットデータ生成部と、
    前記ドットデータに応じて、前記各印刷画素にドットを形成して印刷画像を生成するように前記印刷画像生成部を制御する制御部として機能させ、
    前記ハーフトーン処理では、
    前記画像データの表わす階調値が所定値以下の場合、印刷画素毎に閾値が設定されたディザマスクを用いて、元画像を構成する各画素の階調値と、前記ディザマスクに設定された前記印刷画素毎の閾値とを比較して、ドットが規則的に分散して配置される前記ドットデータを生成し、
    前記画像データの表わす階調値が所定値を超える場合、前記階調値が大きくなるにつれて、分散して配置されるドットの規則性の度合いが小さくなるように、前記ドットデータを生成し、
    前記記録ヘッドは、前記画像データの表わす階調値が所定値以下の場合に、前記ドットデータ生成部が生成した前記ドットデータに基づいて、前記第1方向及び前記第2方向のうち一方の方向の走査に限って、前記印刷媒体上に前記ドットを形成する、
    ことを特徴とする印刷装置の制御プログラム。
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