JP6126898B2 - サッシ - Google Patents

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Description

本発明は、開口部を塞ぐ網材を備えるサッシに関する。
従来、窓などの開口部から虫が侵入することを防ぐための網戸があるが、網戸は非使用時(障子閉鎖時)においても常に露出した状態であるため、眺望の妨げになることが問題であった。そこで、特許文献1に示すように、非使用時に網部が収納されるスクリーン装置が提案されている。この装置においては、網部を付勢巻き取り可能な収納ケースが枠体に摺動自在に取り付けてある。使用時には、まず障子を開き、続いて収納ケースを障子の竪框の位置まで摺動させる。網部の先端は竪枠に係止させてあるので、収納ケースの摺動に伴って網部が引き出され、開口部を塞ぐ。そして収納ケースは障子の竪框に固定する。また、障子を閉める際には、収納ケースを障子の竪框から取り外すと、網部を巻き取りながら竪枠側へ摺動するので、その後障子を閉めればよい。このようなスクリーン装置によれば、非使用時には網部が収納ケース内に収納されて露出しない状態となるため、眺望が妨げられない。
特許第3391712号公報
しかしながら、特許文献1の発明では、障子と網部を別々に開閉しなければならず、操作が面倒であった。また、網部には常に収納ケースに巻き取られる方向に付勢力が働いているので、この付勢力により、開いた障子が閉鎖方向に動くおそれがあった。そして、この巻き取りのための機構が故障するおそれもあった。さらに、網部を取り替える際には収納ケースを分解しなければならず、メンテナンス性がよくなかった。
本発明は、上記事情を鑑みたものであり、簡易な構成で操作が容易な網材を有し、非使用時には網材が露出しないサッシを提供することを目的とする。
本発明のうち請求項1の発明は、サッシ枠と、引戸障子と、網材と、戸先側取付材と、戸当側取付材とを備え、引戸障子は、サッシ枠に納めてあって開口幅が制限されており、戸先側取付材は、引戸障子の戸先側竪框の見付面に取り付けてあり、戸当側取付材は、引戸障子の戸先側竪框に対向するサッシ枠の竪枠の戸当部に隣接する位置に取り付けてあり、網材は、引戸障子の摺動方向に折り畳み自在であって、戸先側取付材と戸当側取付材の間に着脱自在に取り付けてあり、開口幅の制限を解除して引戸障子をさらに開くと、網材が戸先側取付材又は戸当側取付材から外れることを特徴とする。
本発明のうち請求項1の発明によれば、障子の戸先側竪框に取り付けた戸先側取付材と、戸先側竪框に対向する戸当部に隣接して取り付けた戸当側取付材の間に網材を取り付けてあるので、障子を開けると網材も連動して広がり、障子を閉めると網材も連動して折り畳まれるため、操作が容易である。また、障子の開口幅が制限されており、網材の幅も短いので、伸張及び折り畳みの際に網材が撓むことはない。さらに、網材は戸先側取付材と戸当側取付材に対して着脱自在であるから、取り替えが容易でメンテナンス性がよい。また、網材を使用した状態で開口幅の制限を解除して障子を開きすぎた場合には、網材が容易に戸先側取付材又は戸当側取付材から外れるので、網材を損傷することもない。さらに、既存のサッシへの後付けも容易であり、枠の取り替えなども必要ないので、費用が抑えられる。
外障子の室内側に網材を取り付けた場合の平面図であり、(a)は障子閉鎖状態、(b)は網材使用時の障子開放状態である。 外障子の室内側に網材を取り付けた場合の平面図であり、網材非使用時の障子開放状態である。 外障子の室内側に網材を取り付けた場合の全体平面図であり、(a)は障子閉鎖状態、(b)は網材使用時の障子開放状態、(c)は網材非使用時の障子開放状態である。 外障子の室内側に網材を取り付けた場合の縦断面図であり、(a)は戸先側取付材及び戸当側取付材部分、(b)は網材部分である。 外障子の室内側に網材を取り付けた場合の室内側正面図である。 ロック部品の説明図である。 内障子の室内側に網材を取り付けた場合の平面図であり、(a)は障子閉鎖状態、(b)は網材使用時の障子開放状態である。 内障子の室内側に網材を取り付けた場合の平面図であり、網材非使用時の障子開放状態である。 内障子の室内側に網材を取り付けた場合の全体平面図であり、(a)は障子閉鎖状態、(b)は網材使用時の障子開放状態、(c)は網材非使用時の障子開放状態である。 内障子の室内側に網材を取り付けた場合の縦断面図であり、(a)は戸先側取付材及び戸当側取付材部分、(b)は網材部分である。 内障子の室外側に網材を取り付けた場合の平面図であり、(a)は障子閉鎖状態、(b)は網材使用時の障子開放状態である。 内障子の室外側に網材を取り付けた場合の平面図であり、網材非使用時の障子開放状態である。 内障子の室外側に網材を取り付けた場合の全体平面図であり、(a)は障子閉鎖状態、(b)は網材使用時の障子開放状態、(c)は網材非使用時の障子開放状態である。 内障子の室外側に網材を取り付けた場合の縦断面図であり、(a)は戸先側取付材及び戸当側取付材部分、(b)は網材部分である。 外障子の室内側と内障子の室内側の両方に網材を取り付けた場合の室内側正面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下において左右とは、サッシを室内側から見た場合の左右方向を示すものとする。このサッシの第一実施形態は、図5に示すように、サッシ枠1に2枚の引戸障子(外障子2aと内障子2b)を左右に引き違いに納めた引違窓である。サッシ枠1の室内側には、額縁8を設けてある。外障子2aと内障子2bは、何れも戸先側竪框21a,21b、戸尻側竪框22a,22b、上框23a,23b及び下框24a,24bを四周框組みして内周側にガラスパネル25a,25bを嵌め込んだものである。なお、図3に示すように、ガラスパネル25a,25bは複層ガラスで見込幅が厚いので、各框の内周側のパネル保持部分が、外障子2aでは室外側に、内障子2bでは室内側に持ち出している。そして、戸先側竪框21a,21bの室外側面及び室内側面には、上下に延びる断面略コ字形の溝を形成してあり、外障子2a及び内障子2bの開閉の際に手を掛けるための手掛部211となっている。また、外障子2aの下框24aの室内側面には、ストッパー6が取り付けてある。ストッパー6は、内蔵されたバネの付勢力によって室内側に突出した状態となっており、外障子2a又は内障子2bを開いていくと、内障子2bの戸尻側竪框22bがストッパー6に当接して、それ以上外障子2a又は内障子2bを開くことができないようにするものである。なお、ストッパー6は、下框24aの戸尻側寄りに設けられており、外障子2a及び内障子2bの開口幅を狭い範囲で制限している。また、バネの付勢力に抗してストッパー6を押し込めば、制限は解除されて外障子2a及び内障子2bを大きく開くことができる。そして、本実施形態においては、外障子2aの室内側に網材3を設けてあり、以下に詳述する。
まず、図1〜図4に示すように、外障子2aの戸先側竪框21aの室内側面に、戸先側取付材4を取り付けてある。戸先側取付材4は、戸先側竪框21aと略同じ上下長さを有するものであり、断面が室内外方向に長い矩形で中空の本体部41と、本体部41の左側面の室外側端から室外側に向けて突出する中空の嵌合部42からなり、全体として断面略L字形である。本体部41は、室外側面が戸先側竪框21aの室内側面に当接していて、室内側に向けて突出しており、嵌合部42は、戸先側竪框21aの室内側の手掛部211に嵌合していて、手掛部211の底面にネジ止めしてある。そして、本体部41の左側面の室内側寄りの位置には、左側に向けて突出する突出片43を形成してあり、本体部41の左側面の、嵌合部42の室内側面と突出片43の間部分が、網材3の取付面44となっている。なお、本体部41の室内側端は、突出片43よりも室内側に延出しており、この延出部分は、戸先側取付材4の嵌合部42によって塞がれた戸先側竪框21aの手掛部211の代わりとして機能する。
また、戸当側の、戸先側取付材4に対向する位置には、戸当側取付材5を取り付けてある。戸先側取付材4が外障子2aの戸先側竪框21aの室内側面に取り付けてあるので、戸当側取付材5の取り付け位置は、戸先側竪框21aに対向するサッシ枠1の竪枠11の戸当部9aの、室内側に隣接する位置、すなわち竪枠11の、内障子2bの戸尻側竪框22bに対向する位置となる。戸当側取付材5は、後述のロック部品7により着脱自在に取り付けられるものとなっており、ここでは取り付けた状態を前提として説明する。戸当側取付材5は、戸先側取付材4と略同じ上下長さを有するものであり、断面略H字形で、2つの略コ字形の開口部がそれぞれ左右方向を向いている。右側の開口部の底面は網材3の取付面51となっており、戸先側取付材4の取付面44と、戸当側取付材5の取付面51とが対向している。また、左側の開口部内には、ロック部品7が納められている。なお、開口部の側面の間隔は、戸先側取付材4の嵌合部42の室内側面と突出片43の間隔よりわずかに狭くなっており、図1(a)に示すように、外障子2aを閉じた際には、戸当側取付材5の右側部分が戸先側取付材4の嵌合部42の室内側面と突出片43の間に納まる。これにより、戸先側取付材4の取付面44と戸当側取付材5の取付面51に挟まれた閉じた空間が形成され、この空間が網材3を納める収納部52となる。ここで、嵌合部42の室内側面と、突出片43の室外側面には、樹脂製の滑り止め部材45を取り付けてあり、嵌合部42と突出片43の間に納めた戸当側取付材5が外れにくいようになっている。
さらに、網材3は、図1に示すように上面視してジグザグ状で、左右方向に折り畳み自在となっている。網材3の右側端は、戸先側取付材4の取付面44に面ファスナー31によって着脱自在に取り付けてあり、網材3の左側端は、戸当側取付材5の取付面51に面ファスナー31によって着脱自在に取り付けてある。網材3は、この左右端の面ファスナー31のみによって固定されており、従来の折り畳み式の網材のように撓み防止のためのワイヤーなどは有していない。そして、図4(b)に示すように、網材3の上端部は、サッシ枠1の上枠12に形成した内障子2bのガイド溝121bに納まっている。一方、網材3の下端部には、略三角形の切欠部32を形成してあり、切欠部32を、サッシ枠1の下枠13に形成した内障子2bのガイドレール131bが挿通している。
また、ロック部品7は、図1及び図6に示すように、前述のとおり戸当側取付材5の左側の開口部内に納められており、上下動自在な軸部71を有している。軸部71の室内側端部は戸当側取付材5の室内側面を貫通しており、先端には室内側に露出する操作部72を設けてある。また、軸部71の、戸当側取付材5の開口部内に位置する部分に、左側に向けて突出する閉用フック73を設けてある。さらに、軸部71の室外側端部は戸当側取付材5の室外側面を貫通しており、先端には右側に向けて突出する開用フック74を設けてある。軸部71と、操作部72、閉用フック73及び開用フック74は一体となっており、操作部72を上下動させることで、閉用フック73及び開用フック74も同時に上下動する。なお、閉用フック73は下向きの鉤状であり、開用フック74は上向きの鉤状である。そして、サッシ枠1の竪枠11の右側面の、閉用フック73に対向する位置には、上向きの鉤状の係合フック75を取り付けてある。係合フック75は、金属平板を折り曲げて形成したもので、竪枠11の右側面にネジ止めしてある。これにより、外障子2aを閉鎖した状態で操作部72を下げれば、閉用フック73が係合フック75に係合して、戸当側取付材5が竪枠11に固定される。一方、戸先側取付材4の嵌合部42の左側面の、開用フック74に対向する位置には、開用フック74の先端が挿入される孔を形成してある。これにより、戸当側取付材5が戸先側取付材4に当接した状態で操作部72を上げれば、開用フック74が戸先側取付材4の嵌合部42の孔に係合して、戸当側取付材5が戸先側取付材4に固定される。
次に、このサッシの動作について説明する。通常はロック部品7の操作部72を下げて、戸当側取付材5をサッシ枠1の竪枠11に固定した状態にしておく。外障子2aを閉鎖した状態(図1(a)、図3(a))においては、網材3が、戸先側取付材4と戸当側取付材5によって形成された収納部52に折り畳まれて納まっており、外部からは見えないようになっている。そして、外障子2aを開けると、戸先側竪框21aとともに戸先側取付材4が右側へ移動し、網材3が伸張して開口部を塞ぐ(図1(b)、図3(b))。外障子2aはストッパー6により開口幅が制限されているから、図5に示すように一部のみが開口した状態となり、その部分が網材3により塞がれる。また、外障子2aを閉じると、戸先側竪框21aとともに戸先側取付材4が左側へ移動し、網材3が折り畳まれて収納部52に納まる。この際、網材3の上端部は上枠12に形成した内障子2bのガイド溝121bに納まっており、また下端部に形成した切欠部32を下枠13に形成した内障子2bのガイドレール131bが挿通しているので、網材3の室内外方向の動きは規制され、網材3は撓むことなくスムーズに伸張し、また折り畳まれる。一方、外障子2aを閉鎖した状態で、ロック部品7の操作部72を上げて、戸当側取付材5とサッシ枠1の竪枠11の係合を解除し、戸当側取付材5を戸先側取付材4に固定した状態にすれば、網材3を使用せずに外障子2aを開くことができる(図2、図3(c))。この状態においても、網材3は戸先側取付材4と戸当側取付材5によって形成された収納部52に折り畳まれて納まっており、外部からは見えないようになっている。そして、ストッパー6を押し込んで開口幅の制限を解除すれば、外障子2aを全開にすることもできる。
このように構成したサッシによれば、外障子2aの戸先側竪框21aに取り付けた戸先側取付材4と、戸先側竪框21aに対向する戸当部9aに隣接して取り付けた戸当側取付材5の間に網材3を取り付けてあるので、外障子2aを開けると網材3も連動して広がり、外障子2aを閉めると網材3も連動して折り畳まれるため、操作が容易である。この際、戸先側取付材4は外障子2aと一体になって動くので、戸先側取付材4が垂直方向から傾くことはなく、開口部が網材3によって確実に塞がれ隙間が生じない。また、ストッパー6により外障子2aの開口幅が制限されていて網材3の幅が短いので、伸張及び折り畳みの際に網材3が撓むことはなく、撓み防止のワイヤーなどが不要となっており、またこのワイヤーを巻き取る装置なども不要となっている。よって、網材3には何らの付勢力も働いていないので、開いた外障子2aが閉鎖方向に動くことはなく、開口幅の制限の範囲内の任意の位置で停止できる。そして、巻き取りのための機構などがない簡易な構成であるから、全体がコンパクトで(本実施形態では全体がサッシ枠1の見込幅内に納まっている)、費用が抑えられ、ワイヤーを巻き取る装置などの故障のおそれもない。また、網材3の上端部は上枠12に形成した内障子2bのガイド溝121bに納まっており、また下端部に形成した切欠部32を下枠13に形成した内障子2bのガイドレール131bが挿通しているので、網材3の上下端部が左右方向にガイドされてスムーズに伸張し、また折り畳まれるとともに、網材3の上下端部と上枠12又は下枠13との間の隙間が小さくなって、虫が侵入しにくくなっている。さらに、網材3は戸先側取付材4と戸当側取付材5に対して面ファスナーにより着脱自在に取り付けてあるから、取り替えが容易でメンテナンス性がよい。また、網材3を使用した状態で開口幅の制限を解除して外障子2aを開きすぎた場合には、網材3が容易に戸先側取付材4又は戸当側取付材5から外れるので、網材3を損傷することもない。さらに、戸先側取付材4を外障子2aの戸先側竪框21aに取り付け、戸当側取付材5をサッシ枠1の竪枠11に取り付けるだけでよいため、既存のサッシへの後付けも容易であり、サッシ枠1の取り替えなども必要ないので、費用が抑えられる。
次に、本発明のサッシの第二実施形態を示す。第一実施形態と異なるのは、網材3を内障子2bの室内側に設けてある点であり、サッシ枠1、外障子2a及び内障子2bや外障子2aに設けたストッパー6は第一実施形態と同じである。また、戸先側取付材4及び戸当側取付材5も第一実施形態と同じものであるが、第一実施形態とは左右に反転した向きとなる。より詳しくは、図7〜図10に示すように、内障子2bの戸先側竪框21bの室内側面に、戸先側取付材4を取り付けてある。内障子2bは、ガラスパネル25bを保持するパネル保持部分が室内側に持ち出しているが、戸先側取付材4はその持出部分の戸先側に位置しており、嵌合部42が戸先側竪框21bの室内側の手掛部211に嵌合していて、手掛部211の底面にネジ止めしてある。そして、本体部41の右側面に網材3の取付面44がある。
また、戸当側の、戸先側取付材4に対向する位置には、戸当側取付材5を取り付けてある。戸先側取付材4が内障子2bの戸先側竪框21bの室内側面に取り付けてあるので、戸当側取付材5の取り付け位置は、戸先側竪框21bに対向するサッシ枠1の竪枠11の戸当部9bの、室内側に隣接する位置、すなわち竪枠11の室内側に延びるアングル片111と、アングル片111に連続して設けてある額縁8に跨った位置となる。戸当側取付材5は、左側の開口部の底面が網材3の取付面51となっており、戸先側取付材4の取付面44と、戸当側取付材5の取付面51とが対向していて、両者の間に収納部52が形成される。また、右側の開口部内には、第一実施形態と同じロック部品7が納められている。
さらに、網材3も第一実施形態と同様のものであり、戸先側取付材4の取付面44と戸当側取付材5の取付面51に、それぞれ面ファスナー31によって着脱自在に取り付けてある。ただし、図10(b)に示すように、下端部に切欠部は形成されていない。網材3の上下端に対向する面には、それぞれ上枠12又は下枠13のアングル片122,132と額縁8に跨って受板33を取り付けてあり、網材3の上下端が受板33にわずかな隙間を開けて対向した状態となっている。
この第二実施形態のサッシも、第一実施形態と同様に動作するものであり、ロック部品7の操作部72を下げて戸当側取付材5をサッシ枠1の竪枠11に固定した状態にしておき、内障子2bを閉鎖した状態(図7(a)、図9(a))から内障子2bを開けると、戸先側竪框21bとともに戸先側取付材4が左側へ移動し、網材3が伸張して開口部を塞ぐ(図7(b)、図9(b))。また、内障子2bを閉じると、戸先側竪框21bとともに戸先側取付材4が右側へ移動し、網材3が折り畳まれて収納部52に納まる。一方、内障子2bを閉鎖した状態で、ロック部品7の操作部72を上げて戸当側取付材5とサッシ枠1の竪枠11の係合を解除し、戸当側取付材5を戸先側取付材4に固定した状態にすれば、網材3を使用せずに内障子2bを開くことができる(図8、図9(c))。
このように構成した第二実施形態のサッシにおいても、内障子2bを開けると網材3も連動して広がり、内障子2bを閉めると網材3も連動して折り畳まれるため、操作が容易であり、その他、第一実施形態と同様の作用効果を奏するものである。ただし、網材3の上下端が上下枠のガイド溝又はガイドレールにガイドされていないので、その点を除く。また、サッシ枠1からは室内側に突出しているが、全体はコンパクトである。
次に、本発明のサッシの第三実施形態を示す。第一実施形態と異なるのは、網材3を内障子2bの室外側に設けてある点であり、サッシ枠1、外障子2a及び内障子2bや外障子2aに設けたストッパー6は第一実施形態と同じである。また、戸先側取付材4及び戸当側取付材5も第一実施形態と同じものであるが、第一実施形態とは室内外及び左右に反転した向きとなる。より詳しくは、図11〜図14に示すように、内障子2bの戸先側竪框21bの室外側面に、戸先側取付材4を取り付けてあり、嵌合部42が戸先側竪框21bの室外側の手掛部211に嵌合していて、手掛部211の底面にネジ止めしてある。そして、本体部41の右側面に網材3の取付面44がある。
また、戸当側の、戸先側取付材4に対向する位置には、戸当側取付材5を取り付けてある。戸先側取付材4が内障子2bの戸先側竪框21bの室外側面に取り付けてあるので、戸当側取付材5の取り付け位置は、戸先側竪框21bに対向するサッシ枠1の竪枠11の戸当部9bの、室外側に隣接する位置、すなわち竪枠11の、外障子2aの戸尻側竪框22aに対向する位置となる。戸当側取付材5は、左側の開口部の底面が網材3の取付面51となっており、戸先側取付材4の取付面44と、戸当側取付材5の取付面51とが対向していて、両者の間に収納部52が形成される。また、右側の開口部内には、第一実施形態と同じロック部品7が納められている。
さらに、網材3も第一実施形態と同様のものであり、戸先側取付材4の取付面44と戸当側取付材5の取付面51に、それぞれ面ファスナー31によって着脱自在に取り付けてある。ただし、図14(b)に示すように、上端部と下端部の両方に略三角形の切欠部32を形成してあり、上側の切欠部32を、サッシ枠1の上枠12に形成した外障子2aのガイドレール121aが挿通しており、下側の切欠部32を、サッシ枠1の下枠13に形成した外障子2aのガイドレール131aが挿通している。
この第三実施形態のサッシも、第一実施形態と同様に動作するものであり、ロック部品7の操作部72を下げて戸当側取付材5をサッシ枠1の竪枠11に固定した状態にしておき、内障子2bを閉鎖した状態(図11(a)、図13(a))から内障子2bを開けると、戸先側竪框21bとともに戸先側取付材4が左側へ移動し、網材3が伸張して開口部を塞ぐ(図11(b)、図13(b))。また、内障子2bを閉じると、戸先側竪框21bとともに戸先側取付材4が右側へ移動し、網材3が折り畳まれて収納部52に納まる。一方、内障子2bを閉鎖した状態で、ロック部品7の操作部72を上げて戸当側取付材5とサッシ枠1の竪枠11の係合を解除し、戸当側取付材5を戸先側取付材4に固定した状態にすれば、網材3を使用せずに内障子2bを開くことができる(図12、図13(c))。
このように構成した第三実施形態のサッシにおいても、内障子2bを開けると網材3も連動して広がり、内障子2bを閉めると網材3も連動して折り畳まれるため、操作が容易であり、その他、第一実施形態と同様の作用効果を奏するものである。なお、網材3の上端部については、第一実施形態のようにガイド溝121bにガイドされていても、第三実施形態のようにガイドレール121aにガイドされていても、同様の作用効果を奏する。
次に、本発明のサッシの第四実施形態を示す。第一実施形態と異なるのは、図15に示すように、網材3を外障子2aの室内側と内障子2bの室内側の両方に設けてある点であり、サッシ枠1、外障子2a及び内障子2bや外障子2aに設けたストッパー6は第一実施形態と同じである。そして、外障子2aの室内側に設けた網材3部分については第一実施形態と同じであり、内障子2bの室内側に設けた網材3部分については第二実施形態と同じである。このように構成した第四実施形態のサッシにおいては、第一実施形態及び第二実施形態と同様の作用効果を奏するものであり、また、サッシの両側に開口部を設けることで、より効率のよい換気が可能である。なお、ストッパー6の位置が第一実施形態と同じであるから、左右の外障子2aと内障子2bの開口幅の合計が、第一実施形態の外障子2aの開口幅と等しくなる。
本発明は、上記の実施形態に限定されない。たとえば、戸先側取付材や戸当側取付材の形状は、これらを取り付ける障子の戸先側竪框やサッシ枠の竪枠の形状に応じて適宜変更できる。また、ロック部品は、戸先側取付材と、竪枠又は戸当側取付材とを固定できるものであれば、どのような構成のものであってもよい。さらに、戸当側取付材を取り付ける部分は、戸先側取付材に対向する位置であれば、竪枠やそのアングル片(竪枠と一体のものと別体のものの両方を含む)又は額縁のどこでもよく、額縁を設けないクロス仕上げなどの場合には建築物の躯体に取り付けてもよい。また、網材の上下端は、ガイド溝又はガイドレールにガイドされることが望ましく、上下の両方がガイド溝にガイドされる場合、両方がガイドレールにガイドされる場合、一方がガイド溝にガイドされ他方がガイドレールにガイドされる場合の何れであってもよい。さらに、第四実施形態のように網材をサッシの左右両側に設ける場合、外障子の室内側と、内障子の室外側に設けることもできる。また、外障子及び内障子の開口幅の制限については、換気・通風時の安全性(転落防止)及び防犯性を考慮すると、110mm程度とすることが望ましい。
1 サッシ枠
2a 外障子(引戸障子)
2b 内障子(引戸障子)
3 網材
4 戸先側取付材
5 戸当側取付材
9a,9b 戸当部
21a,21b 戸先側竪框

Claims (1)

  1. サッシ枠と、引戸障子と、網材と、戸先側取付材と、戸当側取付材とを備え、引戸障子は、サッシ枠に納めてあって開口幅が制限されており、戸先側取付材は、引戸障子の戸先側竪框の見付面に取り付けてあり、戸当側取付材は、引戸障子の戸先側竪框に対向するサッシ枠の竪枠の戸当部に隣接する位置に取り付けてあり、網材は、引戸障子の摺動方向に折り畳み自在であって、戸先側取付材と戸当側取付材の間に着脱自在に取り付けてあり、開口幅の制限を解除して引戸障子をさらに開くと、網材が戸先側取付材又は戸当側取付材から外れることを特徴とするサッシ。
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