JP5420291B2 - 建物開口部用スクリーン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建物開口部用スクリーン装置に関するものであり、特に、窓枠の内側にスクリーン装置を設置しながら、そのスクリーンを全面的に開放することなく窓の開閉操作や窓回りの設備の操作やメンテナンスを行うために、スクリーンの一部を通して窓枠側に手を差し延べることができるようにした、嵌め殺しに近い建物開口部用スクリーン装置に関するものである。
近年、一戸建住宅やマンション等の出窓あるいは洗面所等の小窓において、オーニング窓、辷り出し窓、開き窓、突き出し窓等で、室内側に設置した開閉操作部材により開閉できるものが多く見受けられ、この種の窓では、窓枠の内側に防虫、目隠し、装飾等を目的とするスクリーンを設置する場合、必ずしも、巻取り式や折り畳み式などの開閉自在な収納式スクリーン装置にする必要はなく、嵌め殺しに近い状態で設置するのも一つの選択肢になっている。
しかしながら、上記の各種窓に室内側からの開閉操作部材があって、室内側からその開閉等の操作をできるとしても、窓回りの設備の各種操作や清掃その他の日常的なメンテナンスを行うためには、窓枠の内側のスクリーンを嵌め殺しにすることはできず、逆に、スクリーンを全面的に取り外したり、大きく開放した状態に保持可能にするのも大袈裟で、かえって作業が面倒になり、そのため、必要時にスクリーンの必要部分を簡易に開放することを可能にし、スクリーンの一部を通して容易に窓枠側に手を差し延べることができるようにすることが望まれる。
上述のような問題点を解決するものとして、特許文献1においては、四辺を構成する枠部材により略矩形状に形成した枠体と、該枠体に張設するネットとを備えた窓枠装設用の網戸を、上記枠体の対向辺を構成する枠部材の一対に蝶番を設けることにより、該部において折曲可能に構成し、当該網戸の折曲により開放される部位を、上記窓枠における開閉操作用のハンドルの位置に対応させるようにした建物開口部用網戸が開示されている。
しかしながら、上記公知の建物開口部用網戸においては、ネットを開閉操作するための蝶番の位置が固定的に設定されるため、ネットの開放量をそこから手を差し延べて行う作業内容に応じて自由に調整できず、ネットが固定的であることからその作業中にネットを損傷させる可能性も大である。
特開2002−256783号公報
本発明の技術的課題は、必要最小限のスクリーンの開放を簡易に行うことができ、しかも、スクリーン装置自体が嵌め殺しの場合と同様に簡素で安価に構成できるようにした建物開口部用スクリーン装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によれば、開閉する窓の内側に装設する建物開口部用スクリーン装置であって、該スクリーン装置により張設するスクリーンの部分的な開放を必要とする部位に対応させて、スクリーンの部分的な開放部を形成するようにしたスクリーン装置において、上記建物開口部枠の上下左右のいずれかの一側に上記スクリーンの一端を固定すると共に、該スクリーンの他端側を上記部分的な開放部として該スクリーンの他端に操作バーを取り付け、更に、それらのスクリーン及び操作バーの両側の一対の対向する建物開口部枠に沿って設けられたガイド枠に、上記スクリーン及び操作バーの両側端を摺動可能にガイドさせて、上記建物開口部枠にスクリーンを張設し、上記ガイド枠に対するスクリーンの両側端の摺動自在のガイドは、スクリーンの両側端にそれぞれファスナー半体を取り付け、上記ガイド枠には、その内部に遊挿した上記ファスナー半体の係止頭部がガイド枠から脱出するのを抑止するスリットを設けることにより行い、上記一対のガイド枠のスクリーンの最大開放位置において、該ガイド枠の一部を切除することにより、上記操作バーでガイド枠の長手方向に押圧したスクリーンがガイド枠から外れてガイド枠外に導出されるスクリーン導出部を形成し、ガイド枠から両側端が外れた部位のスクリーンが該両側端と共に全幅にわたって押し出されるものとしたことを特徴とする第1の建物開口部用スクリーン装置が提供される。
また、上記課題を解決するため、本発明によれば、開閉する窓の内側に装設する建物開口部用スクリーン装置であって、該スクリーン装置により張設するスクリーンの上下両側または左右両側の開放を必要とする部位に対応させて、スクリーンの部分的な開放部を形成するようにしたスクリーン装置において、上記建物開口部に張設するスクリーンの両端の上記開放部端に、スクリーンの部分的な開放のための操作バーを取り付け、更にそれらのスクリーン及び操作バーの両側の一対の対向する建物開口部枠に沿って設けられたガイド枠に、上記スクリーン及び操作バーの両側端を摺動可能にガイドさせて、上記建物開口部枠にスクリーンを張設し、上記ガイド枠に対するスクリーンの両側端の摺動自在のガイドは、スクリーンの両側端にそれぞれファスナー半体を取り付け、上記ガイド枠には、その内部に遊挿した上記ファスナー半体の係止頭部がガイド枠から脱出するのを抑止するスリットを設けることにより行い、上記一対のガイド枠の中間位置において、該ガイド枠の一部を切除することにより、上記操作バーでガイド枠の長手方向に押圧したスクリーンがガイド枠から外れてガイド枠外に導出されるスクリーン導出部を形成し、ガイド枠から両側端が外れた部位のスクリーンが該両側端と共に全幅にわたって押し出されるものとしたことを特徴とする第2の建物開口部用スクリーン装置が提供される。
本発明に係る上記第1の建物開口部用スクリーン装置の好ましい実施形態においては、上記一対のガイド枠におけるスクリーンの一端を固定した側の端部から、上記スクリーン導出部を介して、スクリーンの最大開放位置が設定され、あるいは、上記一対のガイド枠の中間部に上記スクリーンの最大開放位置を設定し、該位置からスクリーンの固定端側に上記スクリーン導出部が形成される。
また、本発明に係る上記第1及び第2の建物開口部用スクリーン装置の好ましい実施形態においては、上記ガイド枠のスクリーン導出部を、上記スリットを有するガイド枠における該スリットの室内側または室外側の片側壁を部分的に切除することにより形成し、この場合に、ガイド枠における該スリットの室内側壁、あるいは室外側壁を切除することにより形成し、室内側壁を切除した場合には、該スクリーン導出部に、スクリーンの非導出時にその外面を覆うカバーが設けられる。
本発明の他の好ましい実施形態においては、上記スクリーンを上下方向に部分的に開放可能にした建物開口部用スクリーン装置においては、上記ガイド枠のカバーの自重を該スクリーン導出部の閉鎖の作用因とし、また、上記スクリーンを横方向に部分的に開放可能にした建物開口部用スクリーン装置においては、上記スクリーン導出部のカバーに該スクリーン導出部に対し閉方向に付勢する付勢手段を付設することが望まれる。
更に、本発明の他の好ましい実施形態においては、上記スリットの片側壁の切除部を、該スリットからスクリーンを滑らかに導出する内側開きの斜面に形成し、また、上記スリットの片側壁の切除部により形成されるスクリーン導出部を、それを通して操作バーをガイド枠から導出できる形態に形成される。
上記構成を有する建物開口部用スクリーン装置は、上記一対のガイド枠のスクリーンの最大開放位置において、該ガイド枠の一部を切除することスクリーン導出部を形成しているので、上記操作バーをガイド枠に沿って開放方向に押圧したときに、上記スクリーンにおけるスクリーン導出部に対面する部分がガイド枠から外れてガイド枠外に導出され、スクリーンの最大開放位置に至る範囲内において、操作バーの押圧量に応じた必要最小限のスクリーンの開放を行うことができる。しかも、上記スクリーンを開放するための構造が従来の収納式スクリーン装置に比してより簡易であるため、当該スクリーン装置をより安価に提供することができる。
以上に詳述した本発明の建物開口部用スクリーン装置によれば、必要最小限のスクリーンの開放を簡易に行うことができ、しかも、スクリーン装置自体が嵌め殺しの場合と同様に簡素で安価に構成できるようにした建物開口部用スクリーン装置を提供することができる。
本発明の第1実施例に係る建物開口部用スクリーン装置を示す縦断面図である。 同横断平面図である。 同実施例に係る建物開口部用スクリーン装置の斜視図である。 同装置におけるスクリーンの一部がガイド枠から外れてスクリーン導出部からガイド枠外に導出されている状態を示す縦断面図である。 スクリーン装置における図4の状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施例に係る建物開口部用スクリーン装置を示す縦断面図である。 同横断平面図である。 同実施例に係る建物開口部用スクリーン装置の斜視図である。 同装置におけるスクリーンの一部がガイド枠から外れてスクリーン導出部からガイド枠外に導出されている状態を示す縦断面図である。 スクリーン装置における図9の状態を示す斜視図である。 本発明の第3実施例に係る横引きの建物開口部用スクリーン装置を示す横断平面図である。 同装置におけるスクリーンがガイド枠から外れてスクリーン導出部からガイド枠外に導出されている状態を示す横断平面図である。 本発明の第4実施例に係る建物開口部用スクリーン装置を示す横断平面図である。 本発明の第5実施例に係る建物開口部用スクリーン装置を示す縦断平面図である。 同装置のスクリーンがガイド枠から外れてスクリーン導出部からガイド枠外に導出されている状態を示す縦断面図である。
図1〜図5は、本発明に係る建物開口部用スクリーン装置の第1実施例を示している。
この実施例のスクリーン装置は、図1及び図2に示すように、一戸建住宅やマンション等の出窓あるいは洗面所等において、オーニング窓、辷り出し窓、開き窓、突き出し窓等で、室内側に設置した回転ハンドルによる開閉操作部材Aにより開閉できる窓2に、防虫、目隠し、装飾等を目的として、嵌め殺しに近い状態で該窓の窓枠の内側に設置するもので、概略的には、スクリーン8を部分的に開放しようとする開放部とは逆側、即ち建物開口部枠1の上部に取り付けてスクリーン8の一端を固定するブラケット3と、該スクリーン8の開放部側端に取り付けた、スクリーン8の部分的な開放のための操作バー4と、更にそれらの両側の一対の対向する建物開口部枠1に沿って設けられ、スクリーン8及び操作バー4の両側端を摺動可能にガイドする左右のガイド枠6,6とを備えている。
上記ガイド枠6,6に摺動自在にガイドされるスクリーン8は、図2に示すように、上記操作バー4の開閉操作により建物開口部枠1の下部から上方向に開放可能に構成したもので、その両側端にそれぞれファスナー半体8aが取り付けられ、上記ガイド枠6には、その内部に遊挿した上記ファスナー半体8aの係止頭部8bが該ガイド枠6から脱出するのを抑止するスリット6aが設けられている。上記ファスナー半体8aとしては、その一対の係止頭部8b,8bが相互に係合する周知のファスナーを、その係合頭部8bの滑り性が良好であることから利用するが、ここでは上記一対の係止頭部8bを相互に係合させることはないので、その係合が確実に行われるものである必要はない。
そして、上記一対のガイド枠6,6には、図1、図3〜図5に明確に示すように、該ガイド枠6におけるスクリーン8の最大開放位置を該スクリーン8の開放方向側の端部に設定して、該スクリーン8の最大開放位置におけるガイド枠6の一部を部分的に切除することにより、該部に、上記操作バー4でガイド枠6,6の長手方向に押圧したスクリーン8がガイド枠6,6から外れて該ガイド枠6,6外に導出されるスクリーン導出部10が形成されている。
より具体的には、上記スクリーン導出部10は、上記スリット6aを有するガイド枠6における該スリット6aの室内側壁6bを部分的に切除することにより形成され、該室内側壁6bにおける切除部の下部には、スリット6aからスクリーン8を滑らかに導出する内側開きの斜面6cが形成されている。そして、該スクリーン導出部10には、上記スクリーン8の非導出時にその外面を覆うカバー10aが付設されている。
なお、上記スリット6aの室内側壁6bにおける切除部の下部は、上述した内側開きの斜面6cに限定されるものではなく、上記スクリーン8の導出時に上記スリット6aから該スクリーン8が滑らかに導出されるのであれば、平面状や半円筒形状のものなど、適宜の形状を採用することができる。
上記スクリーン導出部10におけるカバー10aは、前記ブラケット3に吊下状態で開閉自在に連結されるが、具体的には、蝶番や可撓性を有する平板状若しくはテープ状部材によりブラケット3に開閉自在に連結され、あるいは、該カバー10a自体を、上記ブラケット3に可撓性を有する合成樹脂により薄肉部を介して一体的に形成することもできる。そして、操作バー4を押し上げたとき、スクリーン8が上記スクリーン導出部10において該カバー10aを押圧開放することにより、該スクリーン導出部10からガイド枠6外に導出されるのを妨げない程度の自重を有するものとして形成している。したがって、該カバー10aの自重を該スクリーン導出部10を閉鎖するための作用因とするものとして構成しているが、必要に応じて閉方向にバネ付勢することもできる。なお、上記カバー10aは、開閉可能な適宜の連結手段を用いてブラケット3等に支持させることができる。
即ち、上記スクリーン8の操作バー4を押し上げた該スクリーン8の下部の開放時には、該スクリーン8におけるスクリーン導出部10に対面する部分が上記カバー10aの自重に抗して該カバー10aを押し上げることによりスクリーン導出部10からガイド枠6外に導出され、上記操作バー4の押圧量に応じた必要最小限のスクリーン8の開放を行うことができ、一方、該スクリーン8の操作バー4の押し上げを解放した非導出時には、該カバー10aの自重を作用因としてスクリーン導出部10が自動的に該カバー10aに覆われる。
上記構成を有する建物開口部用スクリーン装置は、上記一対のガイド枠6,6のスクリーン8の最大開放位置において、該ガイド枠6におけるスリット6aの室内側壁6bの一部を切除することによりスクリーン導出部10を形成しているので、上記操作バー4をガイド枠6に沿って開放方向に押圧したときに、上記スクリーン8におけるスクリーン導出部10に対面する部分がガイド枠6から外れてガイド枠6外に導出され、操作バー4の押圧量に応じた必要最小限のスクリーン8の開放を行うことができる。そのうえ、上記スリット6aの片側壁における切除部の下部を内側開きの斜面6cに形成しているので、該スリット6aからスクリーン8を極めて滑らかに導出することができる。
以上に詳述した本発明の建物開口部用スクリーン装置によれば、スクリーン8を開放するための構造が従来の収納式スクリーン装置に比してより簡易であり、スクリーン装置自体を嵌め殺しの場合と同様に簡素で安価に構成できるようにしているので、当該スクリーン装置をより安価に提供することができ、目的に応じた必要最小限のスクリーンの開放を簡易に行うことができる。
次に、図6〜図10は、本発明に係る建物開口部用スクリーン装置の第2実施例を示している。この第2実施例のスクリーン装置は、基本的な構成は前記第1実施例と同様であるが、図6〜図10に明確に示すように、一対のガイド枠26,26の中間部、即ち、窓枠の開閉操作のための開閉操作部材Aの操作等に必要な最小限のスクリーン8の開放位置に該スクリーン8の最大開放位置を設定し、該部に上記スクリーン導出部30を形成したものとして構成したものである。
より具体的には、上記スクリーン導出部30は、上記スリット26aを有するガイド枠26における該スリット26aの室内側壁26bを部分的に切除することにより形成され、該室内側壁26bにおける切除部の上下部には、スリット26aからスクリーン8を滑らかに導出する内側開きの斜面26c,26cが形成されている。
なお、上記スクリーン導出部30におけるカバー30aは、上記ガイド枠26に開閉自在に連結されるが、蝶番や可撓性を有する平板状若しくはテープ状部材により開閉自在に連結するか、あるいは、上記ガイド枠26に別途取り付ける支持部材27に、可撓性を有する合成樹脂により薄肉部を介して一体的に形成することにより開閉自在に連結するなど、上記カバー30aを開閉可能な適宜の連結手段を用いて取り付けできることはいうまでもない。
上記構成を有する建物開口部用スクリーン装置は、上記一対のガイド枠26,26の任意の中間部に位置させて上記スクリーンの最大開放位置を設定することができるので、窓枠の場所や構造上の理由で上記スクリーン導出部30を形成する位置に配慮が必要な場合などに、該スクリーン導出部30の位置を自由に設定することができる。
ここで、この第2実施例のその他の構成及び作用は、実質的に前記第1実施例と同様であるから、図中の同一または相当部分に同一符号または同一補助符号を付して、それらの説明を省略する。
なお、上記第1及び第2実施例では、スクリーン8の上端をブラケット3により建物開口部枠の上部に固定し、スクリーンの下端に操作バー4を取り付けて、スクリーン8をその下部から上方に部分的に開放できるようにしているが、逆に、スクリーン8の下端をブラケット3により建物開口部枠の下部に固定し、スクリーンの上端に操作バー4を取り付けて、スクリーン8をその上部から下方に部分的に開放できるようにすることもできる。但し、この場合には、スクリーン8の開放を行わない通常時には、操作バー4を建物開口部枠の上部にマグネット等の保持手段で保持させておく必要があり、また、上記操作バー4を下動させるときには、必要以上の下動を制限するストッパをガイド枠6,26に設けておくのが望ましい。
図11及び図12は、本発明に係る建物開口部用スクリーン装置の第3実施例を示している。このスクリーン装置についても、基本的な構成は前記第1実施例及び第2実施例と同様であるが、図11及び図12に明確に示すように、スクリーン8を横方向に部分的に開放可能にして、スクリーン導出部50から該スクリーン8を導出するようにし、上記ガイド枠46におけるスクリーン導出部50のカバー50aに、該スクリーン導出部50に対し閉方向に付勢する付勢手段50bを付設したものとして構成したものである。上記付勢手段50bとしては、カバー50aをガイド枠46に連結する部分を板ばね状に形成するとか、他のバネ状部材により,カバー50aに対して閉方向の付勢力を付与するように構成できるが、該カバーを手動で開閉するようにしてもよい。
ここで、この第3実施例のその他の構成及び作用は、実質的に前記第1実施例及び第2実施例と同様であるから、図中の同一または相当部分に同一符号または同一補助符号を付して、それらの説明を省略する。
図13は、本発明に係る建物開口部用スクリーン装置の第4実施例を示している。
この第4実施例の建物開口部用スクリーン装置は、図13に示すように、該スクリーン装置により張設するスクリーン8の外側における左右両端の人手による作業を必要とする部位に対応させて、スクリーン8を横方向に部分的に開放可能にするため、上記建物開口部におけるスクリーン8の左右両端の上記開放部端に、該スクリーン8の部分的な開放のための操作バー64a,64bをそれぞれ取り付けたもので、それらの操作バー64a,64bをガイドする上下一対のガイド枠66,66の中間位置において、該ガイド枠66の室内側壁66bの一部を切除することにより、上記操作バー64a,64bでガイド枠66の長手方向に押圧したスクリーン8がガイド枠66から外れて該ガイド枠66外に導出されるスクリーン導出部70を形成したものである。
このように構成すると、建物開口部におけるスクリーン8の左右両側において、上記操作バー64a,64bの押圧量に応じた必要最小限のスクリーン8の開放を行うことができるので、開閉操作部材Aによる窓2の開閉、あるいは該開閉操作部材Aとは逆側の窓2の周囲の掃除などのメンテナンス等、目的に応じた必要最小限のスクリーン8の両側の開放を簡易に行うことができる。
なお、図13に示した実施例においては、上記スクリーン8を左右に横方向に開閉可能としたスクリーン装置について記載したが、それに限定されるものではなく、スクリーン8の両端の開放部端にそれぞれ取り付けた操作バーを上下方向に開放可能にしたスクリーン装置に適用することもできる。この場合、上記スクリーン8の上端側に取り付けた操作バーは、マグネットラッチ等の固定手段で建物開口部枠の上部、あるいはそこに取り付けたブラケット等に固定しておく必要がある。
ここで、この第4実施例のその他の構成及び作用は、実質的に前記第1実施例〜第3実施例と同様であるから、図中の同一または相当部分に同一符号または同一補助符号を付して、それらの説明を省略する。
図14及び図15は、本発明に係る建物開口部用スクリーン装置の第5実施例を示している。このスクリーン装置についても、基本的な構成は前記第1実施例〜第4実施例と同様であるが、図14及び図15に明確に示すように、スクリーン8がガイド枠86から外れてガイド枠86外に導出されるスクリーン導出部90を、該ガイド枠86における該スリット86aの室外側壁86dを切除することにより形成したものである。この場合、原則として上記スクリーン導出部90に、スクリーン8の非導出時にその外面を覆うカバーを設ける必要がないため、当該スクリーン装置をより簡素で安価に構成することができるが、上記カバーを設けても差し支えない。
ここで、この第5実施例のその他の構成及び作用は、実質的に前記第1実施例〜第4実施例と同様であるから、図中の同一または相当部分に同一符号または同一補助符号を付して、それらの説明を省略する。
なお、図示した第5実施例においては、本発明を上方向に部分的に開放可能にしたスクリーン装置に適用した場合について説明しているが、それに限定されるものではなく、横方向に部分的に開閉可能にしたスクリーン装置に適用することができるのはいうまでもない。
4,64a,64b 操作バー
6,26,46,66,86 ガイド枠
6a,26a,46a,66a,86a スリット
6b,26b,46b,66b 室内側壁
6c,26c,46c,66c,86c 斜面
8 スクリーン
8a ファスナー半体
8b 係止頭部
10,30,50,70,90 スクリーン導出部
10a,30a,50a,70a カバー
50b 付勢手段
86d 室外側壁

Claims (11)

  1. 開閉する窓の内側に装設する建物開口部用スクリーン装置であって、該スクリーン装置により張設するスクリーンの部分的な開放を必要とする部位に対応させて、スクリーンの部分的な開放部を形成するようにしたスクリーン装置において、
    上記建物開口部枠の上下左右のいずれかの一側に上記スクリーンの一端を固定すると共に、該スクリーンの他端側を上記部分的な開放部として該スクリーンの他端に操作バーを取り付け、更に、それらのスクリーン及び操作バーの両側の一対の対向する建物開口部枠に沿って設けられたガイド枠に、上記スクリーン及び操作バーの両側端を摺動可能にガイドさせて、上記建物開口部枠にスクリーンを張設し、
    上記ガイド枠に対するスクリーンの両側端の摺動自在のガイドは、スクリーンの両側端にそれぞれファスナー半体を取り付け、上記ガイド枠には、その内部に遊挿した上記ファスナー半体の係止頭部がガイド枠から脱出するのを抑止するスリットを設けることにより行い、
    上記一対のガイド枠のスクリーンの最大開放位置において、該ガイド枠の一部を切除することにより、上記操作バーでガイド枠の長手方向に押圧したスクリーンがガイド枠から外れてガイド枠外に導出されるスクリーン導出部を形成し、ガイド枠から両側端が外れた部位のスクリーンが該両側端と共に全幅にわたって押し出されるものとした
    ことを特徴とする建物開口部用スクリーン装置。
  2. 上記一対のガイド枠におけるスクリーンの一端を固定した側の端部から、上記スクリーン導出部を介して、スクリーンの最大開放位置を設定した
    ことを特徴とする請求項1に記載の建物開口部用スクリーン装置。
  3. 上記一対のガイド枠の中間部に上記スクリーンの最大開放位置を設定し、該位置からスクリーンの固定端側に上記スクリーン導出部を形成した、
    ことを特徴とする請求項1に記載の建物開口部用スクリーン装置。
  4. 開閉する窓の内側に装設する建物開口部用スクリーン装置であって、該スクリーン装置により張設するスクリーンの上下両側または左右両側の開放を必要とする部位に対応させて、スクリーンの部分的な開放部を形成するようにしたスクリーン装置において、
    上記建物開口部に張設するスクリーンの両端の上記開放部端に、スクリーンの部分的な開放のための操作バーを取り付け、更にそれらのスクリーン及び操作バーの両側の一対の対向する建物開口部枠に沿って設けられたガイド枠に、上記スクリーン及び操作バーの両側端を摺動可能にガイドさせて、上記建物開口部枠にスクリーンを張設し、
    上記ガイド枠に対するスクリーンの両側端の摺動自在のガイドは、スクリーンの両側端にそれぞれファスナー半体を取り付け、上記ガイド枠には、その内部に遊挿した上記ファスナー半体の係止頭部がガイド枠から脱出するのを抑止するスリットを設けることにより行い、
    上記一対のガイド枠の中間位置において、該ガイド枠の一部を切除することにより、上記操作バーでガイド枠の長手方向に押圧したスクリーンがガイド枠から外れてガイド枠外に導出されるスクリーン導出部を形成し、ガイド枠から両側端が外れた部位のスクリーンが該両側端と共に全幅にわたって押し出されるものとした
    ことを特徴とする建物開口部用スクリーン装置。
  5. 上記ガイド枠のスクリーン導出部を、上記スリットを有するガイド枠における該スリットの室内側または室外側の片側壁を部分的に切除することにより形成した、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の建物開口部用スクリーン装置。
  6. スクリーン導出部を、ガイド枠における該スリットの室内側壁を切除することにより形成し、該スクリーン導出部に、スクリーンの非導出時にその外面を覆うカバーを設けた、
    ことを特徴とする請求項5に記載の建物開口部用スクリーン装置。
  7. 上記スクリーンを上下方向に部分的に開放可能にした建物開口部用スクリーン装置において、上記ガイド枠のカバーの自重を該スクリーン導出部の閉鎖の作用因とした、
    ことを特徴とする請求項6に記載の建物開口部用スクリーン装置。
  8. 上記スクリーンを横方向に部分的に開放可能にした建物開口部用スクリーン装置において、上記スクリーン導出部のカバーに該スクリーン導出部に対し閉方向に付勢する付勢手段を付設した、
    ことを特徴とする請求項6に記載の建物開口部用スクリーン装置。
  9. スクリーン導出部を、ガイド枠における該スリットの室外側壁を切除することにより形成した、
    ことを特徴とする請求項5に記載の建物開口部用スクリーン装置。
  10. 上記スリットの片側壁の切除部を、該スリットからスクリーンを滑らかに導出する内側開きの斜面に形成した、
    ことを特徴とする請求項5〜9のいずれかに記載の建物開口部用スクリーン装置。
  11. 上記スリットの片側壁の切除部により形成されるスクリーン導出部を、それを通して操作バーをガイド枠から導出できる形態に形成した、
    ことを特徴とする請求項5〜10のいずれかに記載の建物開口部用スクリーン装置。
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