JP6125843B2 - 電力制御装置、電力制御システム、および電力制御方法 - Google Patents

電力制御装置、電力制御システム、および電力制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、系統および蓄電池から車両に充電させる電力制御装置、電力制御システム、および電力制御方法に関する。
電気自動車およびハイブリッド自動車のように、電気を動力として用いる車両が普及し始めている。車両が有する車載蓄電池に、車載蓄電池および蓄電池の蓄電量に基づいて、商用電力および家屋に設けられる蓄電池に充電された電力の少なくとも一方を用いて、充電することが提案されている(特許文献1参照)。
特開2011−223808号公報
特許文献1においては、蓄電池の蓄電量が車載蓄電池の必要充電量を上回っているときに、深夜電力を用いて蓄電池に充電した電力を用いて車載蓄電池が充電され、蓄電池が完全に放電すると商用電力のみを用いて車載蓄電池が充電される。しかし、このような充電方法に対して、車載蓄電池に充電コストをさらに低減化することが望まれている。
したがって、かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、車両への充電コストを低減化させる電力制御装置、電力制御システム、および電力制御方法を提供することにある。
上述した諸課題を解決すべく、第1の観点による電力制御装置は、
蓄電池の充放電を制御する蓄電コントローラと、車両の有する車載電池に系統からの交流電力および前記蓄電池からの直流電力の少なくとも一方を用いて充電する充電器とを制御する電力制御装置であって、
前記蓄電池に充電されている電力の価格に関する第1の価格情報、および前記系統からの電力の現在の価格に関する第2の価格情報を取得する取得部と、
前記第1の価格情報および前記第2の価格情報の比較に基づいて、前記蓄電コントローラおよび前記充電器に、前記系統からの交流電力および前記蓄電池からの直流電力の一方を優先的に用いた前記車載電池への充電を行わせる制御部とを備え
前記蓄電コントローラは、前記蓄電池から出力する直流電力の電圧を調整する第1のコンバータと、前記蓄電池および前記第1のコンバータの電気的接続を開閉する第1のリレーと、前記蓄電池および前記充電器の電気的接続を開閉する第2のリレーとを有し、
前記充電器は、前記第2のリレーに接続され前記蓄電池と前記車両間の直流電力の電圧を調整する第2のコンバータを有し、
前記制御部は、少なくとも前記系統からの前記蓄電池への充電時には前記第1のリレーを閉じさせ、前記蓄電池から前記車載電池への充電時には前記第1のリレーを開かせ、前記第2のリレーを閉じさせる
ことを特徴とするものである。
また、第7の観点による電力制御装置においては、
前記制御部は、前記蓄電池から前記蓄電コントローラを介して、前記蓄電池の仕様および現在状態の少なくとも一方を含む蓄電池情報を通信により取得する
ことが好ましい。
また、第8の観点による電力制御装置においては、
前記制御部は前記蓄電池情報を所定の通信規格に準拠したフォーマットで取得する
ことが好ましい。
また、第9の観点による電力制御装置においては、
前記制御部は、前記充電器が前記車両との接続時に、前記車両から車両情報を取得し、前記車両情報および前記蓄電池情報に基づいて前記車載電池への充電に関する充電制御情報を作成し、前記充電器を介して前記車両に通知する
ことが好ましい。
また、第10の観点による電力制御装置においては、
前記充電器に、前記充電制御情報に基づいた前記車載電池への充電を行わせる
ことが好ましい。
また、第11の観点による電力制御装置においては、
前記制御部は、前記蓄電池からの直流電力を前記車載電池に充電中に前記蓄電池の電力が閾値未満になるときに、前記蓄電コントローラおよび前記充電器に、前記蓄電池から前記車載電池への充電を停止させ、かつ前記系統から前記車載電池への充電を開始させる
ことが好ましい。
また、第12の観点による電力制御装置においては、
前記蓄電池から前記車載電池への充電時には、前記車載電池には3kwを超え20kw未満の直流電力が前記車載電池に供給される
ことが好ましい。
また、第13の観点による電力制御システムは、
蓄電池の充放電を制御する蓄電コントローラと、
車両の有する車載電池に、系統からの交流電力および前記蓄電池からの直流電力の少なくとも一方を用いて充電する充電器と、
前記蓄電池に充電されている電力の価格に関する第1の価格情報、および前記系統からの電力の現在の価格に関する第2の価格情報を取得する取得部と、
前記第1の価格情報および前記第2の価格情報の比較に基づいて、前記蓄電コントローラおよび前記充電器に、前記系統からの交流電力および前記蓄電池からの直流電力の少なくとも一方を優先的に用いた前記車載電池への充電を行なわせる制御部とを備え
前記蓄電コントローラは、前記蓄電池から出力する直流電力の電圧を調整する第1のコンバータと、前記蓄電池および前記第1のコンバータの電気的接続を開閉する第1のリレーと、前記蓄電池および前記充電器の電気的接続を開閉する第2のリレーとを有し、
前記充電器は、前記第2のリレーに接続され前記蓄電池と前記車両間の直流電力の電圧を調整する第2のコンバータを有し、
前記制御部は、少なくとも前記系統からの前記蓄電池への充電時には前記第1のリレーを閉じさせ、前記蓄電池から前記車載電池への充電時には前記第1のリレーを開かせ、前記第2のリレーを閉じさせる
ことを特徴とするものである。
上述したように本発明の解決手段を装置として説明してきたが、本発明はこれらに実質的に相当する方法、プログラム、プログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
例えば、本発明の第14の観点を方法として実現させた電力制御方法は、
車両の有する車載電池に、系統からの交流電力および蓄電池からの直流電力の少なくとも一方を用いる充電器によって充電する電力制御方法であって、
前記蓄電池に充電されている電力の価格に関する第1の価格情報、および系統からの電力の現在の価格に関する第2の価格情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにおいて取得した前記第1の価格情報および前記第2の価格情報の比較に基づいて、前記系統からの交流電力および前記蓄電池からの直流電力の少なくとも一方を優先的に用いた前記車載電池への充電を行う充電ステップとを備え、
少なくとも前記系統からの前記蓄電池への充電時には、前記蓄電池から出力する直流電力の電圧を調整する第1のコンバータと前記蓄電池および前記第1のコンバータの電気的接続を開閉する第1のリレーと前記蓄電池および前記充電器の電気的接続を開閉する第2のリレーとを有する蓄電コントローラにおける前記第1のリレーを閉じさせ、前記蓄電池から前記車載電池への充電時には前記第1のリレーを開かせ、前記系統からの交流電力および前記蓄電池からの直流電力の少なくとも一方を用いて前記車載電池を充電し、前記蓄電池と前記車両間の直流電力の電圧を調整する第2のコンバータを有する充電器における前記第2のコンバータに接続される前記第2のリレーを閉じさせる
ことを特徴としている。
上記のように構成された本発明に係る電力制御装置、電力制御システム、および電力制御方法によれば、車両への充電コストを低減化可能である。
本発明の、第1の実施形態に係る電力制御装置を含む電力制御システムの概略構成を示す機能ブロック図である。 図1における電力制御総理の概略構成を示す機能ブロック図である。 第1の実施形態の電力制御装置が実行する充電処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る電力制御装置を含む電力制御システムの概略構成を示す機能ブロック図である。 第1の実施形態の電力制御装置が実行する充電処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
まず、本発明の第1の実施形態に係る電流制御装置について説明する。図1は、第1の実施形態に係る電力制御装置を含む電力制御システムの概略構成を示す機能ブロック図である。
第1の実施形態に係る電力制御システム10は、スマートメータ11、PVパワーコンディショナ12、太陽光発電システム13、蓄電コントローラ14、蓄電池15、充電器16、車両17、分電盤18、負荷機器19、電力制御装置20を備える。
図1において、各機能ブロックを結ぶ実線は、電力の流れを表す。また、図1において、各機能ブロックを結ぶ破線は、制御信号または通信される情報の流れを表す。当該破線が示す通信の物理層は多様な伝送メディアを適用可能である。例えば、電力制御装置20と負荷機器19との通信の物理層としては、電力線搬送通信(PLC:Power Line Communication)などの有線通信を適用可能である。また、電力制御装置20と、スマートメータ11、PVパワーコンディショナ12、蓄電コントローラ14、および充電器16との通信の物理層に、無線ルータを介した無線通信を適用可能である。無線ルータは電力制御装置20に内蔵されていてもよく、また電力制御装置20とは別に備えられてもよい。また、電力制御装置20と、負荷機器19との通信の物理層に赤外線通信などの無線通信を適用することもできる。
電力制御システム10において、電力制御装置20と、スマートメータ11、PVパワーコンディショナ12、蓄電コントローラ14、充電器16、および負荷機器19との通信規格に、第1のプロトコルを適用する。本実施形態において、第1のプロトコルは、例えば、ECHONET Lite(登録商標)である。ただし、ZigBee(登録商標)のSEP2.0、ECHONET(登録商標)、およびKNX(登録商標)などの通信プロトコルを第1のプロトコルとして適用可能である。ここで、第1のプロトコルの物理層については有線あるいは無線のいずれでもよく、直接通信する機器同士で共通さえしていればよい。そして、電力制御装置20と負荷機器19との通信の論理層で前述の第1のプロトコルが用いられていることがさらに望ましい。また、充電器16と車両17との通信規格には、例えばCHAdeMO規格およびコンボ規格を適用する。
電力制御システム10は、商用系統50から供給される電力の他、太陽光発電システム13が発電する電力、および蓄電池15に充電された電力のうち放電された電力を、負荷機器19に供給可能である。
スマートメータ11は、商用系統50に接続されて、商用系統50から供給される電力を計測する。また、スマートメータ11は、PVパワーコンディショナ12にも接続されて、太陽光発電システム13が発電して電力会社に売電する電力を計測する。
また、スマートメータ11は、系統EMS(Energy Management System)60から、例えば電力に関する時間別の価格などの価格情報を受信可能である。ここで、系統EMS60は、電力に関する各種の予測および制御などを行う設備であり、一般的には、例えば電力会社などに設置される。系統EMS60は、例えばMDMS(メータデータマネジメントシステム)を構成するものを採用可能である。この系統EMS60は、各種の電力に関する情報を記憶するデータベース61を有しており、スマートメータ11が計測した結果の情報を収集して蓄積することもできる。また、系統EMS60は、インターネットなどの外部ネットワーク70に接続可能である。
PVパワーコンディショナ12は、太陽光発電システム13から供給される直流の電力を、交流の電力に変換する。また、PVパワーコンディショナ12は、変換した交流の電力を、分電盤18で複数に分岐した支幹を介して各負荷機器19に供給する。また、PVパワーコンディショナ12は、太陽光発電システム13が発電した電力に余剰がある場合には、変換した交流の電力を、分電盤18を介して電力会社に売電することもできる。
太陽光発電システム13は、太陽光を利用して発電する。このため、太陽光発電システム13は、太陽電池を備えており、太陽光のエネルギーを直流の電力に変換する。本実施形態において、太陽光発電システム13は、例えば家の屋根などにソーラパネルを設置して、太陽光を利用して発電するような態様を想定している。しかしながら、本発明において、太陽光発電システム13は、太陽光のエネルギーを電力に変換できるものであれば、任意のものを採用することができる。
太陽光発電システム13が発電する電力は、上述したように、PVパワーコンディショナ12によって交流に変換されてから、各負荷機器19へ供給、および/または、電力会社に売電可能である。また、太陽光発電システム13が発電した電力により、蓄電池15および車両17の車載電池30が充電可能であってもよく、さらには直流のまま負荷機器19に供給される構成であってもよい。
蓄電コントローラ14は、例えばパワーコンディショナであって、第1のインバータ21、第1のコンバータ22、第1のリレー23、および第2のリレー24を有する。第1のインバータ21は、分電盤18から供給される交流電力を直流電力に変換する。また、第1のインバータ21は、蓄電池15から出力される直流電力を交流電力に変換して、分電盤18に供給する。第1のコンバータ22はDC/DCコンバータであり、第1のインバータ21から出力される直流電力および蓄電池15から出力される直流電力の電圧を調整する。第1のリレー23は第1のコンバータ22および蓄電池15の間の電気的接続を開閉する。第2のリレー24は充電器16および蓄電池15の間の電気的接続を開閉する。
蓄電コントローラ14は、第1のリレー23を閉じた状態で、商用系統50およびPVパワーコンディショナ12の少なくとも一方から供給される交流電力を直流電力に変換して、蓄電池15に充電する。また、蓄電コントローラ14は、第1のリレー23を閉じた状態で、蓄電池15から出力される直流電力を交流電力に変換して、分電盤18を介して各負荷機器19に供給可能である。また、蓄電コントローラ14は、第2のリレー24を閉じた状態で、蓄電池15から出力される直流電力を充電器16に出力して、車載電池30に充電する。蓄電コントローラ14は、電力制御装置20の制御に基づいて、蓄電池15への充電、蓄電池15からの放電、および蓄電池15からの車載電池30への電力の供給を行う。
蓄電コントローラ14は蓄電池15と通信して、蓄電池15の仕様(例えば、ID、メーカコード、最大容量、最大電圧、最大電流、上限電圧、加減電圧)および現在状態(例えば、充電中、放電中、または待機中のいずれかの状態、現在蓄電量、劣化率、現在供給可能な電圧および電流、)の少なくとも一つを含む蓄電池情報を取得する。前述のように、蓄電池情報はECHONET Liteなどの第1のプロトコルに準拠したフォーマットで通信される。また、蓄電コントローラ14は電力制御装置20と通信して、取得した蓄電池情報を通知する。
蓄電池15は、例えばリチウムイオン電池、鉛蓄電池などの二次電池であって、充電された電力を放電可能である。放電した電力は、前述のように、蓄電コントローラ14および分電盤18を介して、負荷機器19に供給可能である。また、放電した電力は、前述のように、蓄電コントローラ14および充電器16を介して、車両17に充電可能である。
充電器16は、第2のインバータ25および第2のコンバータ26を有する。第2のインバータ25は、分電盤18から供給される交流電力を直流電力に変換する。また、第2のインバータ25は、車載電池30から出力される直流電力を交流電力に変換して、分電盤18に供給させることも可能である。第2のコンバータ26はDC/DCコンバータであり、第2のインバータ25から出力される直流電力、車載電池30から出力される直流電力、および蓄電池15から出力される直流電力の電圧を調整する。
充電器16は、商用系統50およびPVパワーコンディショナ14の少なくとも一方から供給される交流電力を直流電力に変換して、車載電池30に充電する。また、充電器16は、前述のように、蓄電コントローラ14を介して蓄電池15から出力される直流電力を、車載電池30に充電する。また、充電器16は、車載電池30から出力される直流電力を交流電力に変換して、分電盤18を介して各負荷機器19に供給することも可能である。充電器16は、電力制御装置20の制御に基づいて、車載電池30への充電および放電を行う。
充電器16は車両17と接続されるときにCAN通信などの第2のプロトコルに準拠したフォーマットで通信を行い、車両17に関する車両情報(例えば、車両17の車載電池30の最大電圧、最大電流、電池容量、最大充電時間)を取得する。また、充電器16は電力制御装置20と通信して、取得した車両情報を通知する。また、充電器16は電力制御装置20と通信して、充電器16から車両17に供給可能な電流値、最大電圧、最大電流などの充電に関する充電制御情報を取得する。充電器16は車両17と通信して、充電制御情報を通知する。
車両17は、例えば、電気自動車およびハイブリッド自動車のように、電気を動力として動く車両である。車両17は、車載電池30およびモータを有しており、車載電池30に充電した電力を用いてモータを駆動することにより走行する。車両17は充電器16を着脱可能であり、車両17を充電器16に接続するときに、充電器16が車載電池30に電気的に接続され充電可能となる。
分電盤18は、系統から供給される電力を複数の支幹に分岐させて各負荷機器19に分配する。
電力制御システム10に接続される負荷機器19は、任意の数とすることができる。これらの負荷機器19は、例えば、テレビ、エアコン、冷蔵庫など、種々の電化製品である。これらの負荷機器19は、分電盤18を介して、商用系統50、PVパワーコンディショナ12、蓄電コントローラ14、および充電器16に接続されて、電力が供給される。
電力制御装置20は、図2に示すように、取得部27および制御部28を有する。
取得部27は、外部ネットワーク70、スマートメータ11、PVパワーコンディショナ12、蓄電コントローラ14、充電器16、および負荷機器19から多様な情報を取得する。例えば、取得部27は、充電器16から、蓄電池15に充電されている電力の価格に関する第1の価格情報を取得する。また、取得部27はインターネットなどの外部ネットワーク70から、商用系統50から供給される電力の現在の価格に関する第2の価格情報を取得する。前述のように、取得部27は第1の価格情報および第2の価格情報を直接取得しているが、時間帯別料金テーブルなどの所定の情報を取得して、取得した所定の情報に基づいて時刻に照らし合わせて第1の価格情報および第2の価格情報を生成することにより間接的に取得する構成であってもよい。例えば、蓄電池15への充電時に充電した電力量、および商用系統50から供給される電力の充電時の価格、およびその後に蓄電池15から放電した電力量を取得して、取得部27が蓄電池15に充電されている(残っている)電力の価格を算出してもよい。蓄電池15に充電されている電力の価格の算出には、総平均法、先入れ後出し法、後入れ後出し法などの任意の評価方法が適用可能である。また、例えば、取得部27は、スマートメータ11から、商用系統50から供給される電力の時間別の価格を定期的に取得して、データベース29(図1参照)に格納し、電力制御装置20が有するタイマから取得する現在時刻に基づいて当該時刻の価格を読出すことにより、第2の価格情報を取得する構成であってもよい。
制御部28は、取得部27が取得する情報などに基づいて、PVパワーコンディショナ12、蓄電コントローラ14、充電器16を制御する。例えば、制御部28は、車両17への充電処理を実行する(図2参照)。
充電処理において、制御部28は、充電器16が車両17に接続されたことを認識すると、充電に優先的に用いる電力を、蓄電池15および商用系統50のいずれから出力させるかを決定する。また、制御部28は、充電の制御のために多様な情報を、充電器16を介して車両17と通信する。
優先的に用いる電力の決定のために、制御部28は、取得部27が取得した第1の価格情報および第2の価格情報にそれぞれ対応する第1の価格および第2の価格を比較する。制御部28は、第1の価格が第2の価格未満であるときには、蓄電池15の直流電力を用いて充電させることを決定する。一方、制御部28は、第1の価格が第2の価格以上であるときには、商用系統50の交流電力を用いて充電させることを決定する。
制御部28は、蓄電池15の直流電力を用いるときには、第1のリレー23を開かせ、第2のリレー24と閉じさせる。さらに、制御部28は、蓄電池15の直流電力を用いて充電させるときに、第2のコンバータ26に車載電池30に3kwを越え20kw未満の直流電力を供給させる。制御部28は、商用系統50の交流電力を用いるときには、第1のリレー23を閉じさせ、第2のリレー24を開けさせ、第2のインバータ25を駆動させる。
また、充電の制御のための多様な情報の通信において、制御部28は、蓄電コントローラ14から取得する蓄電池情報および充電器16から取得する車両情報に基づいて、充電制御情報を作成する。制御部28は、作成した充電制御情報を、充電器16を介して車両17に通知する。さらに、制御部28は、充電器16に、作成した充電制御情報に基づいた充電を行わせる。
また、制御部28は、蓄電池15の直流電力を用いて車載電池30を充電しているときにおける蓄電池15の電位に基づいて、蓄電池15の電力を閾値と比較する。制御部28は、蓄電池15の現在の電力が閾値未満になるときに、商用系統50の交流電力を用いた充電に切替えることを決定する。制御部28は、商用系統50による充電に切替えるときに、第1のリレー23を閉じさせ、第2のリレー24を開けさせ、第2のインバータ25を駆動させる。
次に、電力制御装置20が実行する車載電池30への充電処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。電力制御装置20は、車両17が充電器16に接続されるときに、充電処理を開始する。
ステップS100において、電力制御装置20は、充電器16から第1の価格情報を取得する。また、電力制御装置20は、外部ネットワーク70から第2の価格情報を取得する。第1の価格情報および第2の価格情報を取得すると、プロセスはステップS101に進む。
ステップS101では、電力制御装置20は、第1の価格情報および第2の価格情報に基づいて、蓄電池15の電力の価格である第1の価格と現在の商用系統50の電力の価格である第2の価格とを比較する。第1の価格が第2の価格未満であるときには、プロセスはステップS102に進む。一方、第1の価格が第2の価格以上であるときには、プロセスはステップS105に進む。
ステップS102では、電力制御装置20は、蓄電コントローラ14から蓄電池情報を取得する。蓄電池情報を取得すると、プロセスはステップS103に進む。
ステップS103では、電力制御装置20は、蓄電池情報に含まれる、蓄電池15の現在の電力を閾値と比較する。現在の電力が閾値以下であるときに、プロセスはステップS104に進む。現在の電力が閾値を越えるときに、プロセスはステップS105に進む。
ステップS104では、電力制御装置20は、第1のリレー23を閉じさせ、第2のリレー24を開かせることにより、商用系統50から車両17への充電可能な状態とする。第1のリレー23および第2のリレー24を駆動すると、プロセスはステップS106に進む。
ステップS105では、電力制御装置20は、第1のリレー23を開かせ、第2のリレー24を閉じさせることにより、蓄電池15から車両17への充電可能な状態とする。第1のリレー23および第2のリレー24を駆動すると、プロセスはステップS106に進む。
ステップS106では、電力制御装置20は、充電器16から車両情報を取得する。車両情報を取得すると、プロセスはステップS107に進む。
ステップS107では、電力制御装置20は、ステップS102で取得した蓄電池情報およびステップS106で取得した車両情報に基づいて、充電制御情報を作成する。さらに、電力制御装置20は、充電器16を介して充電制御情報を車両17に通知する。充電制御情報の通知後、プロセスはステップS108に進む。
ステップS108では、電力制御装置20は、充電器16に、ステップS107において作成した充電制御情報に基づいた車両17への充電を行わせる。充電の実行後、プロセスはステップS109に進む。
ステップS109では、電力制御装置20は、充電器16を介して車両17から充電停止要求を取得しているか否かを判別する。充電停止要求を取得していないときには、プロセスはステップS102に戻る。充電停止要求を取得しているときには、プロセスはステップS110に進む。
ステップS110では、電力制御装置20は、充電器16に充電を停止させる。充電を停止すると、充電処理を終了する。
以上のような構成の第1の実施形態の電力制御装置によれば、第1の価格および第2の価格の比較に基づいて、車載電池30の充電に優先的に用いる電力を決めるので、車両17への充電コストを低減化させることが可能である。例えば、車載電池30の充電時が蓄電池15の充電時と同じ料金である場合、蓄電池15を介した車両17への充電には送電ロスおよび変換ロスが発生するため、必ずしも蓄電池15からの充電コストが商用系統50からの充電コストより低いとは限らない。そこで、本実施形態のように、第1の価格および第2の価格の比較に基づいて、充電に優先的に用いる電力を決定することにより、充電コストの低減化が可能である。
また、第1の実施形態の電力制御装置によれば、蓄電池15の直流電力を用いた充電中に蓄電池15の電力が閾値未満となるときに、蓄電池15の直流電力から商用系統50の交流電力を用いて充電するように切替え可能である。したがって、閾値を非常時の給電に必要な電力に定めることにより、非常時の負荷機器19に給電する電力を蓄電池15に確保可能となる。
また、第1の実施形態の電力制御装置によれば、蓄電池15の直流電力を用いた充電において車載電池30に3kwを超え20kw未満の直流電力を供給可能である。3kwから20kwの直流電力の供給であれば、充電器16のケーブルを極端に大径化不要な程度の電流値、および高圧設備を設置不要な程度の電圧値により実現可能でありながら、商用系統50からの充電に比べて充電の高速化を図ることが可能である。
また、第1の実施形態の電力制御装置によれば、蓄電池15の直流電力による充電時には、第2のコンバータ26のみを用いて蓄電池15および車両17間の電圧を調整するので、調整時の電力のロスを低減化可能である。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。第2の実施形態では蓄電コントローラおよび充電器の構成が第1の実施形態と異なっている。以下に、第1の実施形態と異なる点を中心に第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同じ構成を有する部位には同じ符号を付す。
第2の実施形態に係る電力制御システム100は、スマートメータ11、PVパワーコンディショナ12、太陽光発電システム13、蓄電コントローラ140、蓄電池15、充電器160、車両17、分電盤18、負荷機器19、電力制御装置20を備える。スマートメータ11、PVパワーコンディショナ12、太陽光発電システム13、蓄電池15、車両17、分電盤18、および負荷機器19の構成および機能は、第1の実施形態と同じであり、その説明を省略する。
蓄電コントローラ140は、例えばパワーコンディショナであって、第1のインバータ21および第1のコンバータ22を有する。第1のインバータ21および第1のコンバータ22の機能は第1の実施形態と同じである。第1の実施形態と異なり、中間リンク、すなわち、第1のインバータ21および第1のコンバータ22の間の電圧が320v以上400v未満になるように、第1のインバータ21および第1のコンバータ22は作成される。
蓄電コントローラ140は、第1の実施形態と同様に、商用系統50およびPVパワーコンディショナ14の少なくとも一方から供給される交流電力を直流電力に変換して、蓄電池15に充電する。また、第1の実施形態と同様に、蓄電コントローラ140は、蓄電池15から出力される直流電力を交流電力に変換して、分電盤18を介して各負荷機器19に供給可能である。また、蓄電コントローラ140は、蓄電池15から出力される直流電力の電圧を調整して、充電器160に出力可能である。蓄電コントローラ140は、直流電力を充電器160に出力しながら、一部の直流電力を交流電力に変換して、各負荷機器19に供給することも可能である。蓄電コントローラ140は、電力制御装置20の制御に基づいて、蓄電池15への充電、蓄電池15からの放電、および蓄電池15からの車載電池30への電力の供給を行う。
蓄電コントローラ140は、第1の実施形態と同様に、蓄電池15と通信して、蓄電池情報を取得し、電力制御装置20に通知する。
充電器160は、例えばDC/DCコンバータであって、第2のインバータ25および第2のコンバータ26を有する。第2のインバータ25および第2のコンバータ26の機能は第1の実施形態と同じである。第1の実施形態と異なり、第2のコンバータ26は、第2のインバータ25側において、蓄電コントローラ140の中間リンク、すなわち第1のインバータ21および第1のコンバータ22の間に接続される。
充電器160は、第1の実施形態と同様に、車両17と通信して、車両情報を取得し、電力制御装置20に通知する。また、第1の実施形態と同様に、充電器160は電力制御装置20と通信して、充電制御情報を取得し、車両17に通知する。
電力制御装置20は、第1の実施形態と同様に、取得部27および制御部28を有する。取得部27の構成および機能は第1の実施形態と同様であり、その説明を省略する。
制御部28は、第1の実施形態と同様に、車両17の充電に優先的に用いる電力を決定する。
制御部28は、第1の実施形態と異なり、蓄電池15の直流電力を用いるときには、第1のコンバータ22および第2のコンバータ26を駆動させ、蓄電池15から車載電池30への充電を実行する。また、制御部28は、第1の実施形態と異なり、蓄電池15からの車載電池30への充電中に負荷機器19にも蓄電池15の電力を供給可能である。制御部28は、負荷機器19にも電力を供給するときには、第1のインバータ21を駆動させ、直流電力を交流電力に変換して負荷機器19に供給させる。さらに、制御部28は、第1の実施形態と異なり、太陽光発電システム13が発電した電力を商用系統50に売電しているときには、蓄電コントローラ140および充電器160に、蓄電池15が放電する電力のみで、負荷機器19への電力の供給および車載電池30への充電を行わせる。
また、制御部28は、第1の実施形態と同様に、充電制御情報を作成し、蓄電コントローラ140および充電器160と通信する。また、制御部28は、第1の実施形態と同様に、蓄電池15の電力を用いた充電中に蓄電池15の現在の電力が閾値未満になるときに、商用系統50の交流電力を用いた充電に切替えることを決定する。
次に、電力制御装置20が実行する車載電池30への充電処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。電力制御装置20は、第1の実施形態と同様に、車両17が充電器160に接続されるときに、充電処理を開始する。
ステップS200からステップS203においては、第1の実施形態における電力制御装置 がステップS100からステップS103において実行する処理と同じ処理を実行する。
ステップS204では、電力制御装置20は、第2のインバータ25を駆動させ、商用系統50から車両17に電力を供給可能に切替える。第2のインバータ25を駆動すると、プロセスはステップS210に進む。
ステップS205では、電力制御装置20は、第2のインバータ25を停止させ、商用系統50からの車両17への電力の供給を停止させ、車両17への電力の供給元を蓄電池15のみに切替える。第2のインバータ25を停止すると、プロセスはステップS206に進む。
ステップS206では、電力制御装置20は、負荷機器19が使用中、即ち電力の供給を必要としているか否かを判別する。負荷機器19を使用しているときには、プロセスはステップS207に進む。負荷機器19を使用していないときには、プロセスはステップS210に進む。
ステップS207では、電力制御装置20は、第1のインバータ21を駆動させ、蓄電池15の直流電力を交流電力に変換させる。第1のインバータ21の駆動後、プロセスはステップS208に進む。
ステップS208では、電力制御装置20は、太陽光発電システム13の発電する電力を商用系統50に売電中であるか否かを判別する。売電中であるときには、プロセスはステップS209に進む。太陽光発電システム13が発電していないとき、あるいは商用系統50への売電を行っていないとき、プロセスはステップS210に進む。
ステップS209では、電力制御装置20は、負荷機器19に供給する電力および車両17に供給する電力の合計が蓄電池15の放電量未満となるように、車載電池30への供給量を調整する。供給量の調整を行うと、プロセスはステップS210に進む。
ステップS210からステップS214においては、第1の実施形態の電力制御装置20がステップS106からステップS110において実行する処理と同じ処理を実行する。ステップS210における充電停止後に、充電処理を終了する。
以上のような構成の第2の実施形態の電力制御装置によっても、第1の実施形態と同様に、車載電池30への充電コストを低減化させることが可能である。また、第2の実施形態の電力制御装置によっても、第1の実施形態と同様に、蓄電池15の直流電力を用いた充電中に蓄電池15の電力が閾値未満となるときに、蓄電池15の直流電力から商用系統50の交流電力を用いて充電するように切替え可能である。また、第2の実施形態の電力制御装置によっても、蓄電池15の直流電力を用いた充電において車載電池30に3kwを超え20kw未満の直流電力を供給可能である。
また、第2の実施形態の電力制御装置によれば、蓄電池15の直流電力を用いて車載電池30に充電中に、負荷機器19にも蓄電池15から電力を供給可能となる。蓄電池15から電力を供給することにより、商用系統50から購入する電力を低減化できるので、電力制御システム100内の電力供給コストをさらに低減化可能である。
また、第2の実施形態の電力制御装置によれば、太陽光発電システム13による発電中には、負荷機器19に供給する電力と車載電池30に供給する電力の合計が蓄電池15の放電量未満となるように、車載電池30への供給量を調整可能である。したがって、太陽光発電システム13により発電した電力の商用系統50への売電量を最大化可能である。
本発明を諸図面や実施形態に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。
例えば、第1の実施形態および第2の実施形態において、電力制御装置20は、蓄電コントローラ14、140から蓄電池情報を取得し、充電器16、160から車両情報を取得し、充電制御情報を作成する構成であるが、電力制御装置20が行なわなくてもよい。例えば、電力制御装置20が、蓄電池情報を蓄電コントローラ14、140から充電器16、160に通知させ、充電器16、160において充電制御情報を作成させる構成であってもよい。あるいは、電力制御装置20が、車両情報を充電器16、160から蓄電コントローラ14、140に通知させ、蓄電コントローラ14、140において充電制御情報を作成させ、さらに作成した充電制御情報を充電器16、160に通知させる構成であってもよい。
また、第1の実施形態および第2の実施形態において、商用系統50から給電される電力の現在の価格を第2の価格情報として用いているが、太陽光発電システム13により売電しているときには、売電価格を第2の価格として用い、第1の価格と比較する構成であってもよい。太陽光発電システム13が発電する電力も車載電池30の充電に用いることは出来るが、売電可能なときには充電に用いることにより売電の機会損失が生じる。それゆえ、売電価格を第2の価格として第1の価格と比較し、蓄電池15および太陽光発電システム13のいずれかから出力される電力を車載電池30の充電に用いてもよい。
また、第1の実施形態および第2の実施形態において、太陽光発電システム13以外の発電システム、例えば燃料電池および風力発電システムが設けられてもよい。これらの発電システムが設けられた場合には、これらの発電システムの売電価格および発電コストの差分を第2の価格として第1の価格との比較を行い、充電に用いる電力を定めてもよい。
10 電力制御システム
11 スマートメータ
12 PVパワーコンディショナ
13 太陽光発電システム
14 蓄電コントローラ
15 蓄電池
16 充電器
17 車両
18 分電盤
19 負荷機器
20 電力制御装置
21 第1のインバータ
22 第1のコンバータ
23 第1のリレー
24 第2のリレー
25 第2のインバータ
26 第2のコンバータ
27 取得部
28 制御部
29 データベース
30 車載電池
50 商用系統
60 系統EMS(Energy Management System)
61 データベース
70 外部ネットワーク

Claims (9)

  1. 蓄電池の充放電を制御する蓄電コントローラと、車両の有する車載電池に系統からの交流電力および前記蓄電池からの直流電力の少なくとも一方を用いて充電する充電器とを制御する電力制御装置であって、
    前記蓄電池に充電されている電力の価格に関する第1の価格情報、および前記系統からの電力の現在の価格に関する第2の価格情報を取得する取得部と、
    前記第1の価格情報および前記第2の価格情報の比較に基づいて、前記蓄電コントローラおよび前記充電器に、前記系統からの交流電力および前記蓄電池からの直流電力の一方を優先的に用いた前記車載電池への充電を行わせる制御部とを備え、
    前記蓄電コントローラは、前記蓄電池から出力する直流電力の電圧を調整する第1のコンバータと、前記蓄電池および前記第1のコンバータの電気的接続を開閉する第1のリレーと、前記蓄電池および前記充電器の電気的接続を開閉する第2のリレーとを有し、
    前記充電器は、前記第2のリレーに接続され前記蓄電池と前記車両間の直流電力の電圧を調整する第2のコンバータを有し、
    前記制御部は、少なくとも前記系統からの前記蓄電池への充電時には前記第1のリレーを閉じさせ、前記蓄電池から前記車載電池への充電時には前記第1のリレーを開かせ、前記第2のリレーを閉じさせる
    ことを特徴とする電力制御装置。
  2. 請求項1に記載の電力制御装置であって、前記制御部は、前記蓄電池から前記蓄電コントローラを介して、前記蓄電池の仕様および現在状態の少なくとも一方を含む蓄電池情報を通信により取得することを特徴とする電力制御装置。
  3. 請求項に記載の電力制御装置であって、前記制御部は前記蓄電池情報を所定の通信規格に準拠したフォーマットで取得することを特徴とする電力制御装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の電力制御装置であって、前記制御部は、前記充電器が前記車両との接続時に、前記車両から車両情報を取得し、前記車両情報および前記蓄電池情報に基づいて前記車載電池への充電に関する充電制御情報を作成し、前記充電器を介して前記車両に通知することを特徴とする電力制御装置。
  5. 請求項4に記載の電力制御装置であって、前記制御部は、前記充電器に、前記充電制御情報に基づいた前記車載電池への充電を行わせることを特徴とする電力制御装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電力制御装置であって、前記制御部は、前記蓄電池からの直流電力を前記車載電池に充電中に前記蓄電池の電力が閾値未満になるときに、前記蓄電コントローラおよび前記充電器に、前記蓄電池から前記車載電池への充電を停止させ、かつ前記系統から前記車載電池への充電を開始させることを特徴とする電力制御装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の電力制御装置であって、前記蓄電池から前記車載電池への充電時には、前記車載電池には3kwを超え20kw未満の直流電力が前記車載電池に供給されることを特徴とする電力制御装置。
  8. 蓄電池の充放電を制御する蓄電コントローラと、
    車両の有する車載電池に、系統からの交流電力および前記蓄電池からの直流電力の少なくとも一方を用いて充電する充電器と、
    前記蓄電池に充電されている電力の価格に関する第1の価格情報、および前記系統からの電力の現在の価格に関する第2の価格情報を取得する取得部と、
    前記第1の価格情報および前記第2の価格情報の比較に基づいて、前記蓄電コントローラおよび前記充電器に、前記系統からの交流電力および前記蓄電池からの直流電力の少なくとも一方を優先的に用いた前記車載電池への充電を行なわせる制御部とを備え、
    前記蓄電コントローラは、前記蓄電池から出力する直流電力の電圧を調整する第1のコンバータと、前記蓄電池および前記第1のコンバータの電気的接続を開閉する第1のリレーと、前記蓄電池および前記充電器の電気的接続を開閉する第2のリレーとを有し、
    前記充電器は、前記第2のリレーに接続され前記蓄電池と前記車両間の直流電力の電圧を調整する第2のコンバータを有し、
    前記制御部は、少なくとも前記系統からの前記蓄電池への充電時には前記第1のリレーを閉じさせ、前記蓄電池から前記車載電池への充電時には前記第1のリレーを開かせ、前記第2のリレーを閉じさせる
    ことを特徴とする電力制御システム。
  9. 車両の有する車載電池に、系統からの交流電力および蓄電池からの直流電力の少なくとも一方を用いる充電器によって充電する電力制御方法であって、
    前記蓄電池に充電されている電力の価格に関する第1の価格情報、および系統からの電力の現在の価格に関する第2の価格情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにおいて取得した前記第1の価格情報および前記第2の価格情報の比較に基づいて、前記系統からの交流電力および前記蓄電池からの直流電力の少なくとも一方を優先的に用いた前記車載電池への充電を行う充電ステップとを備え、
    少なくとも前記系統からの前記蓄電池への充電時には、前記蓄電池から出力する直流電力の電圧を調整する第1のコンバータと前記蓄電池および前記第1のコンバータの電気的接続を開閉する第1のリレーと前記蓄電池および前記充電器の電気的接続を開閉する第2のリレーとを有する蓄電コントローラにおける前記第1のリレーを閉じさせ、前記蓄電池から前記車載電池への充電時には前記第1のリレーを開かせ、前記系統からの交流電力および前記蓄電池からの直流電力の少なくとも一方を用いて前記車載電池を充電し、前記蓄電池と前記車両間の直流電力の電圧を調整する第2のコンバータを有する充電器における前記第2のコンバータに接続される前記第2のリレーを閉じさせる
    ことを特徴とする電力制御方法。
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