JP6125249B2 - Iso規格に準拠するコンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、ISO(International Organization for Standardization)規格に準拠するコンテナに関する。
ISO規格に準拠するコンテナは、ISO規格で規定された所定の外形寸法、所定の積載総質量、および所定の強度条件などを満足するものである。これにより、海上輸送または陸上輸送に際し、同形状の多数のコンテナを積み重ねることができるなど、効率の良いコンテナの輸送を実現し、また、所定の強度を有することで貨物の保全および貨物を運搬する船舶または車両の安全の確保が図られている。
一方、ISO規格に準拠するコンテナとは別に、たとえば特許文献1に見られるように、貨物の搬入搬出の際の作業性を重視し、扉を、コンテナの長手方向からみて側面に有するものがある。これによれば、所定の貨物を搬入搬出したいときには、その貨物の直近の扉を開き、その貨物だけ、あるいはその貨物の周辺にある少数の貨物だけを搬入搬出することが可能になる。
EP1136291A1
ISO規格に準拠するコンテナでは、貨物の搬入搬出に用いる扉が長手方向からみて後部にだけある。この場合、ISO規格に準拠するコンテナの最奥部(最前部)にある貨物だけを搬出しようとしても困難であり、最奥部にある貨物の前にあるほとんど全ての貨物を搬出しなければ、所望の貨物を搬出できない。また、本来は最奥部(最前部)に積載されるべき貨物を積み忘れた場合には、他の貨物が積載を完了している場合、それを最奥部に後から積載することは困難である。しかしながらISO規格に準拠するコンテナでは、後部の扉以外は、全て壁面のパネル部材で構成されているため、ISO規格で規定されている所定の強度条件を容易に満足させることができる。
これに対し、特許文献1のコンテナは、貨物の搬入搬出の際の作業性は高いが、扉を取り付けるための開口部が大きく、ISO規格で規定されたコンテナと比較すると強度は低く、ISO規格を満たすことができない可能性がある。
このように、コンテナにおける貨物の搬入搬出の際の作業性の良さと強度とは互いにトレードオフの関係にある。
本発明は、このような背景の下に行われたものであって、貨物の搬入搬出の際の作業性を良好に保ちながらISO規格で規定されている強度条件を満足させることができるISO規格に準拠するコンテナを提供することを目的とする。
本発明のISO規格に準拠するコンテナは、貨物が積載される貨物室と、前記貨物室に設けられ開閉自在に扉が取り付けられる開口部とを有するISO規格に準拠するコンテナにおいて、開口部は、少なくとも、貨物室の長手方向の両側面に設けられ、貨物室の床面を支持する床部材を有し、床部材は、その長手方向の両側面を形成するサイドフレームと、サイドフレームと直交する方向に差し渡されるセンタクロスメンバと、両側面のサイドフレームの間を互いに連接する板材と、を有し、板材は、サイドフレームの上下方向に配置される天板および底板ならびにこれらの天板および底板を連接する側板を備え、サイドフレームの内壁、天板および底板ならびに側板によって長手方向の左右に二つの四辺形の断面を形成し、四辺形の断面積は、センタクロスメンバから遠ざかるにしたがって漸減するものである。
なお、側板がある部分では、側板間に前記センタクロスメンバと平行に複数のビームが差し渡されることが好ましい。
また、本発明のISO規格に準拠するコンテナは、貨物が積載される貨物室と、前記貨物室に設けられ開閉自在に扉が取り付けられる開口部とを有するISO規格に準拠するコンテナにおいて、開口部は、少なくとも、貨物室の長手方向の両側面に設けられ、貨物室の床面を支持する床部材を有し、床部材は、その長手方向の両側面を形成するサイドフレームと、サイドフレームと直交する方向に差し渡されるセンタクロスメンバと、両側面の前記サイドフレームの間を互いに連接する板材と、を有し、板材は、サイドフレームの上下方向に配置される天板または底板を備え、天板または底板は、センタクロスメンバから遠ざかるにしたがって、センタクロスメンバの中央部から天板または底板の端部がサイドフレームの各々に漸近する形状であるものである。
なお、サイドフレーム間にセンタクロスメンバと平行に複数のビームが差し渡されることが好ましい。
さらに、貨物室の短手方向の一方の側面には扉を有し、扉を有する貨物室の一方の端部から長手方向の他方の端部に向けて所定の長さの壁面部材を有することが好ましい。
本発明によれば、貨物の搬入搬出の際の作業性を良好に保ちながらISO規格で規定されている強度条件を満足させることができるISO規格に準拠するコンテナ(以下では、単に、コンテナと称する)を提供できる。
本発明の実施の形態に係るコンテナを側面からみた図である。 図1のコンテナを上面からみた図である。 扉を取り外した状態のコンテナを斜め上方からみた斜視図である。 扉を取り外した状態のコンテナを斜め下方からみた斜視図である。 床部材の長手方向の中央部付近の断面を示す図である。 床部材の長手方向の中央部付近以外の断面を示す図である。 端部補強部材の断面を示す図である。 図2のコンテナの扉を開いた状態を示す図である。 図2のコンテナに貨物(パレット)が積載された状態を示す図である。 図9のコンテナの貨物(パレット)の搬入搬出の様子を示す図である。 2つのコンテナが縦方向に積み重ねられる積載形態における2つのコンテナの許容間隔を示す図である。
コンテナ1の構成について、図1および図2を参照して説明する。以下では説明の便宜上、コンテナ1のパネル部材6の側を前部とし、扉3Bの側を後部とする。また、これにより図1に示す紙面の表側が左側となり、紙面の裏側が右側となる。以下の説明では、左右を区別して説明した方が分かり易い場合には、各符号に、右側ならばRを付し、左側ならばLを付す。また、コンテナ1の前部から後部に向かう方向を長手方向とし、この長手方向に直交する方向を短手方向とする。図1は、コンテナ1を側面からみた図である。図2は、コンテナ1を上面からみた図である。なお、以下では、図2のような上面図では、扉3,3Bの状態を分かり易くするために天井パネルおよび隅金具5の図示を省略した状態を示す。
本発明の実施の形態のコンテナ1は、不図示の車両または船舶に搭載されて運搬される。ここでは、いわゆるISO規格に準拠する40ft(フィート)コンテナについて説明する。ただし、これは一例であって、本発明のコンテナを40ftに限定するものではない。ISO規格に準拠する40ftコンテナは、外形寸法が高さ9ft6in(インチ)(2896mm(ミリメートル))×幅8ft(2438mm)×長さ40ft(12192mm)であり、最大総質量が30480kg(キログラム)である。なお、隅金具5は、コンテナ1を構成する各フレームおよび各ピラーなどを溶接により相互に連結するためのものであり、貨物室2の全長、全幅、全高よりも僅かに出っ張っている。
コンテナ1は、図1および図2に示すように、直方体の貨物室2を有し、その長手方向の両方の側壁面に扉3を有し、後部に扉3Bを有する。また、前部にパネル部材6を有する。
扉3は、図2に示すように、右側の小扉31R,32R,33R,34Rと、左側の小扉31L,32L,33L,34Lとから構成される。また、小扉32R,32L,34R,34Lは、蝶番4によって、コンテナ1の本体に開閉自在に取り付けられている。さらに、小扉31R,31Lと小扉32R,32L、および小扉33R,33Lと小扉34R,34Lは、それぞれ蝶番4によって回動自在に連結されている。
図3は、扉3,3Bを取り外した状態のコンテナ1を上方から見た斜視図である。図4は、扉3,3Bを取り外した状態のコンテナ1を下方から見た斜視図である。コンテナ1は、図3および図4に示すように、貨物が積載される床面(図示省略)と、開閉自在に扉3が取り付けられる開口部30とを有する。床面の図示は、床部材8の構成を分かり易くするために省略した。開口部30は、貨物室2の長手方向の両側面に設けられる。コンテナ1は、床面を支持する床部材8を有し、床部材8は、その長手方向の両側面を形成するサイドフレーム9R,9Lと、サイドフレーム9R,9Lと直交する方向に、サイドフレーム9R,9Lの間に差し渡されるセンタクロスメンバ9Cと、サイドフレーム9R,9Lを互いに連接する板材である天板10TR,10TLおよび底板10BR,10BLとを有する。さらに、天板10TR,10TLと底板10BR,10BLとの間に、側板10Sを設ける。
サイドフレーム9R,9Lおよびセンタクロスメンバ9Cは、たとえばJIS規格のI型鋼を用いる。
さらに、2枚の天板10TR,10TLの間に、2枚の小天板10T1が溶接される。同様に、2枚の底板10BR,10BLの間に、2枚の小底板10B1が溶接される。さらに、これらの小天板10T1と小底板10B1との間にも側板10S1を設ける。これにより、センタクロスメンバ9Cの周囲には、天板10TR,10TL,小天板10T1、底板10BR,10BL,小底板10B1が設けられる。このように、センタクロスメンバ9Cの周囲に、天板10TR,10TL,小天板10T1、底板10BR,10BL,小底板10B1を設けることにより、センタクロスメンバ9Cの周囲の強度を高めることができる。
また、コンテナ1は、図5に示すように、センタクロスメンバ9Cの近傍でありセンタクロスメンバ9Cに平行な床部材8の断面(図4のA−A線断面)は、サイドフレーム9R,9Lの互いに対向する内壁と天板10TR,10TLと底板10BR,10BLとを辺に持つ1つの四辺形を形成する。なお、図4のA−A線は、センタクロスメンバ9Cから若干離れた位置にあり、この場合、天板10TR,10TLの中央部には小天板10T1が介在し、底板10BR,10BLの中央部には小底板10B1が介在するが、図5では、小天板10T1および小底板10B1の図示は省略する。また、図4のA−A線をセンタクロスメンバ9Cに隣接する位置とすれば図5のとおりになる。
また、コンテナ1は、図6に示すように、センタクロスメンバ9Cの近傍以外のセンタクロスメンバ9Cに平行な床部材8の断面(図4のB−B線断面)は、サイドフレーム9R,9Lの互いに対向する内壁の一方と天板10TR、底板10BR、および側板10SRを辺に持つ第1の四辺形(右側)と、サイドフレーム9R,9Lの互いに対向する内壁の他方と天板10TL、底板10BL、および側板10SLを辺に持つ第2の四辺形(左側)と、を形成する。この第1および第2の四辺形の面積は、センタクロスメンバ9Cから遠ざかるにしたがって漸減する。すなわち、センタクロスメンバ9Cに平行な床部材8の断面積は、センタクロスメンバ9Cから遠ざかるにしたがって漸減する。
さらに、コンテナ1の床部材8は、図3および図4に示すように、センタクロスメンバ9Cと平行に複数のビーム12を有する。ビーム12は、床部材8に床面となる床材を配設する際に、床材を支えると共に、貨物室2の短手方向の応力を受けとめるための補強部材としても作用する。図3および図4の例では、ビーム12は、天板10TR,10TLと底板10BR,10BLとの間に設けられた側板10Sに接合される構成である。
さらに、貨物室2の短手方向の一方の側面には、サイドフレーム9R,9Lの一端が接合されるパネル部材6を有する。たとえば、パネル部材6は、中空構造でありその中空構造の内部には、高さ方向に短手方向を仕切る複数の仕切板を有する。仕切板は、パネル部材6の高さ方向に短手方向を仕切るので、パネル部材6は、反り難い構造の部材となっている。このようなパネル部材6に、サイドフレーム9R,9Lの端部が溶接などによって支持される。これによれば、サイドフレーム9R,9Lが下方に反ろうとする力に対し、反り難いパネル部材6が十分な強度でこれを水平に保とうとする。これに加え、後述する端部補強部材11R,11Lがパネル部材6とサイドフレーム9R,9Lとに接合して設けられているので、より一層、サイドフレーム9R,9Lが下方に反ろうとする力に対し、これを水平に保つことができる。
さらに、コンテナ1は、図4に示すように、パネル部材6とサイドフレーム9R,9Lとにそれぞれ三角形の1辺が接する底面を有する2つの三角柱からなる端部補強部材11R,11Lを有する。端部補強部材11R,11Lの図4におけるC−C線断面を図7に示す。端部補強部材11R,11LのC−C線断面は、図7に示すように、貨物室2短手方向の両端部のサイドフレーム9R,9Lの互いに対向する内壁にそれぞれ1面が接する2個の中空の箱型形状を呈し、この2個の中空の箱型形状の断面積は、端部から遠ざかるにしたがって漸減する。
さらに、コンテナ1は、図1および図2に示すように、貨物室2の短手方向のパネル部材6に対向する側面(すなわち後部)には、扉3Bが設けられている。扉3Bを支持する貨物室2の一方の端部から長手方向の他方の端部に向けて所定の長さの壁面部材7を有する。これにより、コンテナ1の後部は、壁面部材7R,7L、フレーム13、コンテナ1の天井部を構成するフレーム15R,15Lの一部、フレーム15B,ピラー16R,16L、ピラー17R,17L、およびサイドフレーム9R,9Lの一部によって、所定の強度を確保することができる。なお、フレーム13は、サイドフレーム9R,9Lの間に差し渡されるものであり、たとえばセンタクロスメンバ9Cと同じものでもよいし、あるいはパネル部材6と同じ構造のものを寸法を変えて用いてもよい。
前述したように、コンテナ1は、隅金具5が床部材8の四隅に設けられている。したがって、コンテナ1の床部材8は、四隅に設けられた隅金具5によって、4点で支えられていることになる。これにより、コンテナ1の床面に、均等な重量で貨物を積載した場合、床部材8は、貨物室2の長手方向の中央部付近で最も大きな応力を受ける。この応力は、貨物室2の中央部付近から貨物室2の長手方向の端部に向かって漸減する。よって、床部材8が受ける応力に応じて、貨物室2の中央部付近から貨物室2の長手方向の端部に向かって天板10TR,10TLおよび底板10BR,10BLの面積も漸減する。これにより、図5および図6で説明したように、サイドフレーム9R,9L、天板10TR,10TL、底板10BR,10BLによって形成される断面積も貨物室2の中央部付近から貨物室2の長手方向の端部に向かって漸減する。これにより天板10TR,10TLおよび底板10BR,10BLの面積は、床部材8が受ける応力を支えるために必要最小とすることができる。これによれば、コンテナ1の自重を不必要に増加させることを回避できる。なお、前述したように、センタクロスメンバ9Cの周囲には、天板10TR,10TL,小天板10T1、底板10BR,10BL,小底板10B1を設けることで、貨物室2の中央部付近の強度を特に高めることができる。
次に、コンテナ1の扉3,3Bの開閉機構について、図8を参照して説明する。図8は、コンテナ1の扉を開いた状態を示す図である。コンテナ1の扉3,3Bは、図8に示すように、蝶番4によって開閉し、さらに小扉31R,31L,33R,33Lが蝶番4によって折り畳まれる構造である。なお、図8では、小扉32R,32Lについては開かれていない状態を示している。
次に、コンテナ1の貨物の搬入搬出について、図9および図10を参照して説明する。図9は、コンテナ1に貨物(パレット18)が積載された状態を示す図である。図10は、コンテナ1の貨物(パレット18)の搬入搬出の様子を示す図である。
コンテナ1は、図9に示すように、たとえばパレット18などの貨物を積載することができる。なお、パレット18は、JIS Z0105規格に準拠する一貫輸送用平パレットを想定しており、その寸法は、縦1100mm×横1100mm×高さ144mmである。これによりコンテナ1には、最大で10個×2列の20個のパレット18を積載することができる。
コンテナ1へのパレット18などの搬入搬出は、側面の扉3および後部の扉3Bの双方から行うことができる。すなわちコンテナ1に積載されていたパレット18は、図10に示すように、小扉31R,31L,32R,32L(図10では閉じた状態を図示している),33R,33L34R,34Lおよび扉3Bが開かれることにより、コンテナ1の側面および後部から搬入搬出が可能になる。
次に、開口部30の大きさとサイドフレーム9R,9Lの変位量との関係について説明する。ここで、サイドフレーム9R,9Lの変位量の許容範囲について、図11を参照しながら説明する。図11は、コンテナ1が2つのコンテナ1−1,1−2として縦方向に積み重ねられる積載形態における2つのコンテナ1−1,1−2の間隔を示す図である。
図11に示すような積載形態は、コンテナ1が海上輸送させる際などに、一般的に採られる積載形態である。コンテナ1−1,1−2は、それぞれの隅金具5−1,5−2がツイストロックと呼ばれる固定装置によって、連結されることにより、輸送中に揺れなどがあっても、図11に示す積載形態を保つことができる。このときコンテナ1−1とコンテナ1−2との間隔は、約12.5mmである。ここで、ISO規格の規定では、コンテナ1−1は、最大積載量であっても他のコンテナ1−2と干渉してはならない。したがって、サイドフレーム9に許容される変位量は、12.5mm未満でなければならない。さらに、コンテナ1の実際の使用状況に鑑み、コンテナ1の輸送中の振動などを考慮して12.5mmから一定の安全マージンとして2.5mm(12.5mmの20%)を差し引くと10.0mmである。上述したコンテナ1は、サイドフレーム9R,9Lの変位量が上述の許容範囲を逸脱しないものであることが実証されている。
以上説明したように、コンテナ1は、従来のISO規格に準拠するコンテナと比較して様々な利点がある。たとえば、従来のように、扉が後部にあるISO規格に準拠するコンテナでは、パレット18を搬出する場合、その他のパレット18がほとんど全て搬出された後でないと搬出できないのに対し、側面に扉3を有するコンテナ1によれば、搬出したい貨物を容易に搬出することができる。また、コンテナ1へのパレット18などの搬入は、側面の扉3から積み込むことができるため、任意の積載箇所に任意の貨物を容易に積み込むことができる。しかもコンテナ1は、ISO規格の規定からみて充分に余裕のある強度を保つことができる。
これにより、従来のISO規格に準拠するコンテナと同数のパレット18が積載可能であると共に、少量かつ多品種の部品などを複数のパレット18に分けて積載し、これを予め決められた位置に、自由に積載することができる。たとえば、ある部品をコンテナ1に積載し忘れたような場合でも、所定の側面の小扉31R、31L、32R,32L,33R,33L,34R,34Lのいずれか1つまたは複数を開くことにより、後からコンテナ1の所定の位置にその部品だけを追加して積載することができる。これはコンテナ1から貨物を降す場合でも同じであり、ある部品をコンテナ1から降し忘れたような場合でも、所定の側面の小扉31R、31L、32R,32L,33R,33L,34R,34Lのいずれか1つまたは複数を開くことにより、後からコンテナ1の所定の位置からその部品だけを降すことができる。また、扉3が小扉31R,31L,32R,32L,33R,33L,34R,34Lに分かれて折畳み可能であるため、扉3を開くために要するコンテナ1の周囲の空間を小さくすることができる。
(その他の実施の形態について)
本発明の実施の形態は、その要旨を逸脱しない限り様々に変更が可能である。たとえば、上述の実施の形態では、天板10TR,10TLと底板10BR,10RLとの間に、側板10Sを設けたが、側板10Sを省略してもよい。さらに、強度が許せば天板10TR,10TLまたは底板10BR,10RLのいずれか一方を省略してもよい。
また、上述の実施の形態では、天板10TR,10TLと小天板10T1とを溶接し、底板10BR,10BLと小底板10B1とを溶接して形成する例を示したが、溶接ではなく一体的に、天板10TR,10TL,小天板10T1、底板10BR,10BL,小底板10B1により形成される面を1枚の板材として形成してもよい。
また、天板10TR,10TLと底板10BR,10BLとの間に側板10Sを設けない場合には、ビーム12がサイドフレーム9R,9Lに直接的に接合されてもよい。この場合には、ビーム12の長さは、サイドフレーム9Rとサイドフレーム9Lとの間隔を有する一定の長さでよく、ビーム部材の作製が容易になる。
また、パネル部材6は、パネル部材6の高さを有する鋼板製の四角柱を複数溶接して構成してもよい。
また、端部補強部材11R,11Lについても図5の中段の図に示すように、天板10TR,10TL、底板10BR,10BL、および側板10Sに相当する部材を用いて同様に構成してもよい。また、このようにして端部補強部材11R,11Lを構成するときに、側板10Sに相当する部材は省略してもよい。さらに、このようにして端部補強部材11R,11Lを構成するときに、強度が許せば天板10TR,10TLまたは底板10BR,10BLのいずれか一方を省略してもよい。
また、コンテナ1の各フレームおよび各ピラーの材質自体を、さらに強固な材質に変更することによって、上述した壁面部材7の長手方向の長さをさらに短くすることができる。
上述の実施の形態では、コンテナ1の積載貨物としてパレット18を例示したが、積載貨物はどのようなものであってもよい。たとえばパレット18を用いずに、直接、貨物をコンテナ1に積載してもよいし、パレット18に積載された貨物とパレット18を用いずに積載された貨物とが混載されてもよい。あるいは、上述の実施の形態では、コンテナ1の高さ方向の利用形態については詳しく述べていないが、コンテナ1の高さが許すのであれば、パレット18などの貨物を複数段に積み重ねて積載してもよい。
また、パネル部材6が後部にもあって、後部には、扉3Bが無い構成としてもよい。この構成にすれば壁面部材7は無くすか、あるいはさらに壁面部材7の面積を小さくすることができる。よって、この構成では、後部の扉3Bが無いものの側面の開口部30をさらに大きくすることができるため、貨物の搬入搬出の際の作業性は良好に保つことができる。
また、端部補強部材11は、省略してもよい。たとえばパネル部材6等の強度をさらに増加させることにより、端部補強部材11を無くすことができる。
また、端部補強部材11は、中空の箱型形状であるとして説明したが、充実した部材であってもよい。ただし、この場合、端部補強部材11の軽量化を図るために、鉄などよりも軽い材料を用いることが好ましい。
また、ビーム12は、短手方向に差し渡される例を説明したが、長手方向に差し渡してもよい。ただし、この場合、床部材8の短手方向の応力に対し、ビーム12は補強部材として作用しない代わりに、床部材8の長手方向の応力に対し、補強部材として作用する。
また、ビーム12を省略し、その代わりに、床面となる床部材に、ビーム12に代替できる程度の強度を有する部材を用いてもよい。
また、壁面部材7は、1枚の鋼板であると説明したが、壁面部材7をパネル部材6と同様の構造としてもよい。この場合、壁面部材7の強度が高まるので、壁面部材7の面積を小さくし、壁面部材7の長手方向の長さをさらに短くすることができる。
1…コンテナ、2…貨物室、3,3B…扉、6…パネル部材、7…壁面部材、8…床部材、9R,9L…サイドフレーム,9C…センタクロスメンバ、13…フレーム、10T…天板、10B…底板、11…端部補強部材、12…ビーム、18…パレット(JIS Z0105の一貫輸送用平パレット)、30…開口部、31R,31L,32R,32L,33R,33L,34R,34L…小扉

Claims (5)

  1. 貨物が積載される貨物室と、前記貨物室に設けられ開閉自在に扉が取り付けられる開口部とを有するISO規格に準拠するコンテナにおいて、
    前記開口部は、少なくとも、前記貨物室の長手方向の両側面に設けられ、
    前記貨物室の床面を支持する床部材を有し、
    前記床部材は、
    その長手方向の両側面を形成するサイドフレームと、
    前記サイドフレームと直交する方向に差し渡されるセンタクロスメンバと、
    両側面の前記サイドフレームの間を互いに連接する板材と、
    を有し、
    前記板材は、前記サイドフレームの上下方向に配置される天板および底板ならびにこれらの天板および底板を連接する側板を備え、前記サイドフレームの内壁、前記天板および前記底板ならびに前記側板によって前記長手方向の左右に二つの四辺形の断面を形成し、
    前記四辺形の断面積は、前記センタクロスメンバから遠ざかるにしたがって漸減する、
    ことを特徴とするISO規格に準拠するコンテナ
  2. 請求項1記載のISO規格に準拠するコンテナにおいて、
    前記側板がある部分では、前記側板間に前記センタクロスメンバと平行に複数のビームが差し渡された、
    ことを特徴とするISO規格に準拠するコンテナ。
  3. 貨物が積載される貨物室と、前記貨物室に設けられ開閉自在に扉が取り付けられる開口部とを有するISO規格に準拠するコンテナにおいて、
    前記開口部は、少なくとも、前記貨物室の長手方向の両側面に設けられ、
    前記貨物室の床面を支持する床部材を有し、
    前記床部材は、
    その長手方向の両側面を形成するサイドフレームと、
    前記サイドフレームと直交する方向に差し渡されるセンタクロスメンバと、
    両側面の前記サイドフレームの間を互いに連接する板材と、
    を有し、
    前記板材は、前記サイドフレームの上下方向に配置される天板または底板を備え、
    前記天板または底板は、前記センタクロスメンバから遠ざかるにしたがって、前記センタクロスメンバの中央部から天板または底板の端部が前記サイドフレームの各々に漸近する形状である
    ことを特徴とするISO規格に準拠するコンテナ。
  4. 請求項3記載のISO規格に準拠するコンテナにおいて、
    前記サイドフレーム間に前記センタクロスメンバと平行に複数のビームが差し渡された、
    ことを特徴とするISO規格に準拠するコンテナ。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のISO規格に準拠するコンテナにおいて、
    前記貨物室の短手方向の一方の側面には扉を有し、
    前記扉を有する前記貨物室の一方の端部から前記長手方向の他方の端部に向けて所定の長さの壁面部材を有する、
    ことを特徴とするISO規格に準拠するコンテナ。
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