JP6123707B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、排気タービン駆動式過給機の排気タービンをバイパスする排気バイパス通路を開閉するウェイストゲートバルブを備えた内燃機関の制御装置に関する発明である。
車両に搭載される内燃機関においては、出力向上等を目的として、排気タービン駆動式の過給機(いわゆるターボチャージャ)を搭載したものがある。この排気タービン駆動式の過給機は、内燃機関の排気通路に設けた排気タービンで吸気通路に設けたコンプレッサを駆動して吸入空気を過給するようにしている。
排気タービン駆動式の過給機を搭載した内燃機関においては、例えば、特許文献1(特開2013−142379号公報)に記載されているように、排気タービンをバイパスする排気バイパス通路を開閉するWGV(ウェイストゲートバルブ)を電動アクチュエータで駆動するようにしたものがある。この特許文献1では、WGVの全閉位置を基準にして電動アクチュエータを制御してWGVの開度を制御するようにしている。
しかし、経時変化等による定常的な要因や走行中の温度変化等による過渡的な要因によりWGVの全閉位置(基準位置)が変動することがあり、WGVの全閉位置が変動した場合には、WGVの開度を適切に制御できず、WGVの開度の制御精度が低下してしまう可能性がある。
そこで、上記特許文献1では、過給機本体の温度又は過給機本体の温度と相関関係を有する温度(例えば触媒の温度)を検出する温度センサを設け、この温度センサで検出した温度に基づいてWGVのアクチュエータの制御量を補正するようにしている。
特開2013−142379号公報
しかし、上記特許文献1では、過給機本体の温度又は過給機本体の温度と相関関係を有する温度を検出するための温度センサを設ける必要があるため、近年の重要な技術的課題である低コスト化の要求を満たすことができない。また、温度センサで検出した温度に誤差が生じた場合には、WGVのアクチュエータの制御量を適切に補正できず、WGVの開度の制御精度が低下してしまう可能性がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、WGVの全閉位置の変動によるWGVの開度の制御精度の低下を抑制することができると共に低コスト化の要求を満たすことができる内燃機関の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、内燃機関(11)の吸入空気を過給する排気タービン駆動式の過給機(17)と、この過給機(17)の排気タービン(18)をバイパスする排気バイパス通路(26)を開閉するウェイストゲートバルブ(以下「WGV」と表記する)(27)と、WGV(27)の開度を検出するWGV開度センサ(33)と、WGV(27)の全閉位置を基準位置としてWGV開度センサ(33)で検出した実WGV開度を目標WGV開度に一致させるようにWGV(27)のアクチュエータ(39)を制御するWGV制御を実行する制御手段(37)とを備えた内燃機関の制御装置において、WGV制御の実行中にWGV(27)が全閉位置から所定範囲内でアクチュエータ(39)の制御値がWGV(27)を閉じ方向に制御する値に張り付いた状態であるか否かを判断し、アクチュエータ(39)の制御値がWGV(27)を閉じ方向に制御する値に張り付いた状態であると判断される場合には、基準位置を学習する学習手段(37)を備えた構成としたものである。
図4に示すように、温度変化等によりWGVの全閉位置が変動していると、WGV制御の実行中にWGVを全閉位置付近に制御しているときに、実WGV開度が目標WGV開度に一致する前にWGVが全閉位置に突き当たってしまうことがある。このような場合、WGVが全閉位置に突き当たっているにも拘らず、WGVを閉じ方向(目標WGV開度と実WGV開度の偏差を小さくする方向)に制御しようとして、アクチュエータの制御値がWGVを閉じ方向に制御する値に張り付いた状態(アクチュエータの制御値がWGVを閉じ方向に制御する値でほとんど変化しない状態)になる。
このような特性に着目して、WGV制御の実行中にWGVが全閉位置付近(全閉位置から所定範囲内)でアクチュエータの制御値がWGVを閉じ方向に制御する値に張り付いた状態になったときに、WGVが全閉位置に突き当たっていると判断して、そのときのWGVの現在位置(全閉位置)を基準位置として学習する。これにより、温度変化等によりWGVの全閉位置が変動しても、WGVの基準位置(全閉位置)を精度良く学習して更新することができ、更新後の基準位置を基準にしてWGV制御を行うことでWGVの開度を適切に制御することができる。その結果、WGVの全閉位置の変動によるWGVの開度の制御精度の低下を抑制することができる。しかも、過給機本体等の温度を検出するための温度センサを設ける必要がなく、近年の重要な技術的課題である低コスト化の要求を満たすことができる。また、WGVの基準位置を学習して更新することで、アクチュエータの制御値がWGVを閉じ方向に制御する値に張り付いた状態になることを防止することができ、アクチュエータの制御値の張り付きによる消費電力の増大及びWGVやその周辺部の摩耗を防止することもできる。
また、請求項に係る発明は、内燃機関(11)の排気系構成部品(26,40)の受熱量と放熱量に基づいて全閉位置の変動量を推定する推定手段(37)と、全閉位置の変動量が所定値以上であるか否かを判断し、全閉位置の変動量が所定値以上であると判断される場合には、WGV(27)を全閉位置に突き当てるようにアクチュエータ(39)を制御するとともに、この突き当て制御の実行中に基準位置を学習する学習手段(37)とを備えた構成としたものである。
つまり、全閉位置の変動量が所定値以上のときに、全閉位置の変動による影響が大きいと判断して、WGVを全閉位置に突き当てるようにアクチュエータを制御する突き当て制御を行って、そのときのWGVの現在位置(全閉位置)を基準位置として学習する。これにより、WGVの基準位置(全閉位置)を精度良く学習して更新することができ、更新後の基準位置を基準にしてWGV制御を行うことでWGVの開度を適切に制御することができる。これにより、WGVの全閉位置の変動によるWGVの開度の制御精度の低下を抑制することができると共に低コスト化の要求を満たすことができる。また、全閉位置の変動量が所定値以上で全閉位置の変動による影響が大きいときだけWGVの突き当て制御を行って、全閉位置の変動量が所定値よりも小さくて全閉位置の変動による影響が小さいときにはWGVの突き当て制御を行わないようにすることができる。これにより、WGVの突き当て制御の頻度が必要以上に多くなることを防止して、WGVやその周辺部の摩耗を抑制することができる。
また、請求項に係る発明は、内燃機関(11)の吸入空気を過給する排気タービン駆動式の過給機(17)と、この過給機(17)の排気タービン(18)をバイパスする排気バイパス通路(26)を開閉するウェイストゲートバルブ(以下「WGV」と表記する)(27)と、WGV(27)の開度を検出するWGV開度センサ(33)と、吸入空気の過給圧を検出する吸気圧センサ(36)と、WGV(27)の全閉位置を基準位置としてWGV開度センサ(33)で検出した実WGV開度を目標WGV開度に一致させるようにWGV(27)のアクチュエータ(39)を制御するWGV制御を実行すると共に吸気圧センサ(36)で検出した実過給圧を目標過給圧に一致させるようにWGV(27)の開度補正量を算出する過給圧フィードバック制御を実行する制御手段(37)とを備えた内燃機関の制御装置において、過給圧フィードバック制御の実行中に実過給圧が所定値以上であるか否かを判断し、実過給圧が所定値以上であると判断される場合には、WGV(27)の開度補正量に基づいて基準位置を学習する又はWGV制御の制御量を補正する修正処理を行う修正手段(37)を備えた構成としたものである。
図14に示すように、WGVの全閉位置が変動すると、それに伴ってWGVの開度と過給圧との関係が変化して、過給圧フィードバック制御によるWGVの開度補正量が変化するため、WGVの開度補正量は、WGVの全閉位置の変動量を反映した情報となる。しかし、過給圧が低い領域では、WGVの全閉位置の変動によるWGVの開度補正量の変化分を正確に判断することが困難である。
このような事情を考慮して、過給圧フィードバック制御の実行中に実過給圧が所定値以上のときに、WGVの開度補正量がWGVの全閉位置の変動量を精度良く反映した情報であると判断して、WGVの開度補正量に基づいてWGVの基準位置(全閉位置)を学習する。これにより、WGVの基準位置を精度良く学習して更新することができ、更新後の基準位置を基準にしてWGV制御を行うことでWGVの開度を適切に制御することができる。或は、WGVの開度補正量に基づいてWGV制御の制御量を補正することで、WGVの開度を適切に制御することができる。これにより、WGVの全閉位置の変動によるWGVの開度の制御精度の低下を抑制することができると共に低コスト化の要求を満たすことができる。また、WGVの全閉不可領域(高回転・高負荷のような高過給圧となる条件時)でも修正処理を実施できるという利点もある。
図1は本発明の実施例1におけるエンジン制御システムの概略構成を示す図である。 図2はWGV及びその周辺部の概略構成を示す図である。 図3はWGV制御の機能を示すブロック図である。 図4はWGVの全閉位置が変動している場合のWGV開度及び制御デューティの挙動を示すタイムチャートである。 図5はWGVの全閉位置が変動していない場合のWGV開度及び制御デューティの挙動を示すタイムチャートである。 図6は実施例1の学習ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図7は実施例2の修正ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図8は全閉位置変動量のマップの一例を概念的に示す図である。 図9は実施例3の修正ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図10は排気系構成部品の温度上昇量のマップの一例を概念的に示す図である。 図11は実施例4の基準位置の学習方法を説明するタイムチャートである。 図12は実施例4の学習ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図13は実施例5の学習ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図14はWGV開度と過給圧との関係を示す図である。 図15は実施例6の修正ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図16は実施例7の修正ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した幾つかの実施例を説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図6に基づいて説明する。
まず、図1に基づいてエンジン制御システムの概略構成を説明する。
内燃機関であるエンジン11の吸気管12(吸気通路)の最上流部には、エアクリーナ13が設けられ、このエアクリーナ13の下流側に、吸入空気量を検出するエアフローメータ14が設けられている。一方、エンジン11の排気管15(排気通路)には、排出ガス中のCO,HC,NOx等を浄化する三元触媒等の触媒16が設置されている。
このエンジン11には、吸入空気を過給する排気タービン駆動式の過給機17が搭載されている。この過給機17は、排気管15のうちの触媒16の上流側に排気タービン18が配置され、吸気管12のうちのエアフローメータ14の下流側にコンプレッサ19が配置されている。この過給機17は、排気タービン18とコンプレッサ19とが一体的に回転するように連結され、排出ガスの運動エネルギで排気タービン18を回転駆動することでコンプレッサ19を回転駆動して吸入空気を過給するようになっている。
吸気管12のうちのコンプレッサ19の下流側には、モータ20によって開度調節されるスロットルバルブ21と、このスロットルバルブ21の開度(スロットル開度)を検出するスロットル開度センサ22とが設けられている。
更に、スロットルバルブ21の下流側には、吸入空気を冷却するインタークーラ(図示せず)がサージタンク23と一体的に設けられている。或は、サージタンク23やスロットルバルブ21の上流側にインタークーラを配置するようにしても良い。サージタンク23には、エンジン11の各気筒に空気を導入する吸気マニホールド24が設けられ、各気筒毎に筒内噴射又は吸気ポート噴射を行う燃料噴射弁(図示せず)が取り付けられている。エンジン11のシリンダヘッドには、各気筒毎に点火プラグ(図示せず)が取り付けられ、各点火プラグの火花放電によって各気筒内の混合気に着火される。
エンジン11の各気筒の排気口には排気マニホールド25が接続され、各気筒の排気マニホールド25の下流側の集合部が排気タービン18の上流側の排気管15に接続されている。また、排気タービン18の上流側と下流側とをバイパスさせる排気バイパス通路26が設けられ、この排気バイパス通路26に、排気バイパス通路26を開閉するウェイストゲートバルブ(以下「WGV」と表記する)27が設けられている。
図2に示すように、WGV27は、リンク機構38を介して電動アクチュエータ39のロッド40に連結され、電動アクチュエータ39のストローク量(ロッド40のストローク量)を制御することでWGV27の開度を調節するようになっている。電動アクチュエータ39又はその近傍には、WGV27の開度を検出するWGV開度センサ33が設けられている。このWGV開度センサ33は、WGV27の開度の情報として、例えば、電動アクチュエータ39のストローク量を検出する又はWGV27の移動量を検出する。
図1に示すように、エンジン11には、冷却水温を検出する冷却水温センサ34や、クランク軸(図示せず)が所定クランク角回転する毎にパルス信号を出力するクランク角センサ35等が設けられ、クランク角センサ35の出力信号に基づいてクランク角やエンジン回転速度が検出される。また、吸気管12のうちのスロットルバルブ21の上流側には、吸入空気の過給圧(スロットルバルブ21の上流側の吸気圧)を検出する吸気圧センサ36が設けられている。
これら各種センサの出力は、電子制御ユニット(以下「ECU」と表記する)37に入力される。このECU37は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵されたROM(記憶媒体)に記憶された各種のエンジン制御用のプログラムを実行することで、エンジン運転状態に応じて、燃料噴射量、点火時期、スロットル開度(吸入空気量)等を制御する。
また、ECU37(制御手段)は、WGV27の全閉位置を基準位置として、WGV開度センサ33で検出した実WGV開度を目標WGV開度に一致させるようにWGV27の電動アクチュエータ39を制御するWGV制御を実行する。その際、吸気圧センサ36で検出した実過給圧を目標過給圧に一致させるようにWGV開度補正量(WGV27の開度補正量)を算出する過給圧F/B制御を実行する。ここで、「F/B」は「フィードバック」を意味する(以下、同様)。
具体的には、図3に示すように、ECU37は、ベースWGV開度算出部41で、エンジン運転状態(例えばアクセル開度とエンジン回転速度等)に基づいてベースWGV開度をマップ又は数式等により算出する。また、目標過給圧算出部42で、エンジン運転状態(例えばアクセル開度とエンジン回転速度等)に基づいて目標過給圧をマップ又は数式等により算出する。
この後、WGV開度補正量算出部43で、目標過給圧と吸気圧センサ36で検出した実過給圧との偏差を小さくするようにWGV開度補正量を算出し、目標WGV開度算出部44で、ベースWGV開度にWGV開度補正量を加算して目標WGV開度を求める。
この後、WGV開度制御部45で、目標WGV開度とWGV開度センサ33で検出した実WGV開度との偏差を小さくするように電動アクチュエータ39の制御デューティ(制御値)を算出し、この制御デューティで電動アクチュエータ39の駆動電圧(又は駆動電流)を制御してWGV27の開度を制御する。
しかし、経時変化等による定常的な要因や走行中の温度変化等による過渡的な要因によりWGV27の全閉位置(基準位置)が変動することがあり、WGV27の全閉位置が変動した場合には、WGV27の開度を適切に制御できず、WGV27の開度の制御精度が低下してしまう可能性がある。
この対策として、本実施例1では、修正処理部46で、WGV制御の実行中にWGV27が全閉位置付近(全閉位置から所定範囲内)で電動アクチュエータ39の制御デューティがWGV27を閉じ方向に制御する値に張り付いた状態(図4参照)になったときにWGV27の基準位置を学習する修正処理を行うようにしている。この機能は、ECU37により後述する図6の学習ルーチンを実行することで実現される。
図5に示すように、WGV27の全閉位置が変動していない場合には、WGV制御の実行中に目標WGV開度と実WGV開度との偏差を小さくするように電動アクチュエータ39の制御デューティが算出されて、実WGV開度が目標WGV開度に一致する。
これに対して、図4に示すように、温度変化等によりWGV27の全閉位置が変動していると、WGV制御の実行中にWGV27を全閉位置付近に制御しているときに、実WGV開度が目標WGV開度に一致する前にWGV27が全閉位置に突き当たってしまうことがある。このような場合、WGV27が全閉位置に突き当たっているにも拘らず、WGV27を閉じ方向(目標WGV開度と実WGV開度の偏差を小さくする方向)に制御しようとして、電動アクチュエータ39の制御デューティがWGV27を閉じ方向に制御する値に張り付いた状態(電動アクチュエータ39の制御デューティがWGV27を閉じ方向に制御する値でほとんど変化しない状態)になる。
このような特性に着目して、本実施例1では、WGV制御の実行中にWGV27が全閉位置付近(全閉位置から所定範囲内)で電動アクチュエータ39の制御デューティがWGV27を閉じ方向に制御する値に張り付いた状態になったときに、WGV27が全閉位置に突き当たっていると判断して、そのときのWGV27の現在位置(全閉位置)を基準位置として学習する。これにより、WGV27の基準位置(全閉位置)を精度良く学習して更新し、更新後の基準位置を基準にしてWGV制御を行うことでWGV27の開度を適切に制御できるようにする。
以下、本実施例1でECU37が実行する図6の学習ルーチンの処理内容を説明する。
図6に示す学習ルーチンは、ECU37の電源オン期間中に所定周期で繰り返し実行され、特許請求の範囲でいう学習手段としての役割を果たす。
本ルーチンが起動されると、まず、ステップ101で、WGV制御の実行中であるか否かを判定する。
このステップ101で、WGV制御の実行中ではないと判定された場合には、ステップ102以降の処理を実行することなく、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ101で、WGV制御の実行中であると判定された場合には、ステップ102に進み、WGV27の開度(実WGV開度又は目標WGV開度)を読み込む。
この後、ステップ103に進み、WGV27が全閉位置付近(全閉位置から所定範囲内)であるか否かを、実WGV開度が全閉位置(現在の基準位置)から所定範囲内であるか否か又は目標WGV開度が全閉位置(現在の基準位置)から所定範囲内であるか否かによって判定する。ここで、所定範囲は、例えば、温度変化等によるWGV27の全閉位置の変動範囲(ばらつき範囲)又はそれよりも少し広い範囲に設定されている。
このステップ103で、WGV27が全閉位置付近ではないと判定された場合には、ステップ104以降の処理を実行することなく、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ103で、WGV27が全閉位置付近であると判定された場合には、ステップ104に進み、電動アクチュエータ39の制御デューティがWGV27を閉じ方向に制御する値に張り付いた状態(電動アクチュエータ39の制御デューティがWGV27を閉じ方向に制御する値でほとんど変化しない状態)であるか否かを判定する。
このステップ104で、電動アクチュエータ39の制御デューティがWGV27を閉じ方向に制御する値に張り付いた状態ではないと判定された場合には、ステップ105の処理(基準位置の学習)を実行することなく、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ104で、電動アクチュエータ39の制御デューティがWGV27を閉じ方向に制御する値に張り付いた状態であると判定された場合には、WGV27が全閉位置に突き当たっていると判断して、ステップ105に進み、WGV27の基準位置(全閉位置)を学習して更新する。具体的には、WGV27の現在位置(全閉位置)を基準位置として学習し、ECU37のメモリに記憶されている基準位置の学習値を今回の学習値で更新する。基準位置が更新された場合、ECU37は、例えば、更新後の基準位置に基づいて目標WGV開度又は実WGV開度を補正することで、更新後の基準位置を基準にしてWGV制御を行う。
以上説明した本実施例1では、WGV制御の実行中にWGV27が全閉位置付近(全閉位置から所定範囲内)で電動アクチュエータ39の制御デューティがWGV27を閉じ方向に制御する値に張り付いた状態になったときに、WGV27が全閉位置に突き当たっていると判断して、そのときのWGV27の現在位置(全閉位置)を基準位置として学習するようにしている。これにより、温度変化等によりWGV27の全閉位置が変動しても、WGV27の基準位置(全閉位置)を精度良く学習して更新することができ、更新後の基準位置を基準にしてWGV制御を行うことでWGV27の開度を適切に制御することができる。その結果、WGV27の全閉位置の変動によるWGV27の開度の制御精度の低下を抑制することができる。しかも、過給機本体等の温度を検出するための温度センサを設ける必要がなく、近年の重要な技術的課題である低コスト化の要求を満たすことができる。また、WGV27の基準位置を学習して更新することで、電動アクチュエータ39の制御デューティがWGV27を閉じ方向に制御する値に張り付いた状態になることを防止することができ、電動アクチュエータ39の制御デューティの張り付きによる消費電力の増大及びWGV27やその周辺部の摩耗を防止することもできる。
次に、図7及び図8を用いて本発明の実施例2を説明する。但し、前記実施例1と実質的に同一部分については説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例1と異なる部分について説明する。
本実施例2では、ECU37により後述する図7の修正ルーチンを実行することで、エンジン11の排気系構成部品の受熱量と放熱量に基づいてWGV27の全閉位置の変動量を推定し、推定した全閉位置の変動量に基づいてWGV27の基準位置を学習する又はWGV制御の制御量を補正する修正処理を行うようにしている。
排気系構成部品(例えば排気バイパス通路26や電動アクチュエータ39のロッド40等)の受熱量と放熱量に応じて排気系構成部品の温度が変化し、排気系構成部品の温度に応じて排気系構成部品が熱膨張や熱収縮してWGV27の全閉位置が変動する。
従って、排気系構成部品の受熱量と放熱量に基づいて全閉位置の変動量を推定することで、全閉位置の変動量を精度良く推定することができる。この全閉位置の変動量に基づいてWGV27の基準位置(全閉位置)を学習することで、WGV27の基準位置を精度良く学習して更新し、更新後の基準位置を基準にしてWGV制御を行うことでWGV27の開度を適切に制御できるようにする。或は、全閉位置の変動量に基づいてWGV制御の制御量(例えば目標WGV開度又は制御デューティ等)を補正することで、WGV27の開度を適切に制御できるようにする。
以下、本実施例2でECU37が実行する図7の修正ルーチンの処理内容を説明する。
図7に示す修正ルーチンは、ECU37の電源オン期間中に所定周期で繰り返し実行され、特許請求の範囲でいう推定手段及び修正手段としての役割を果たす。
本ルーチンが起動されると、まず、ステップ201で、エンジン11の排気系構成部品(例えば排気バイパス通路26や電動アクチュエータ39のロッド40等のWGV27の全閉位置の変動に影響する部品)の受熱量と放熱量を算出する。この場合、例えば、排出ガス量と排出ガス温度に基づいて排気熱量を算出し、この排気熱量に基づいて排気系構成部品の受熱量をマップ又は数式等により算出する。また、車速(風速や風量)と外気温等に基づいて排気系構成部品の放熱量をマップ又は数式等により算出する。
この後、ステップ202に進み、図8に示す全閉位置変動量のマップを参照して、排気系構成部品の受熱量と放熱量に応じた全閉位置の変動量を算出することで、全閉位置の変動量を推定する。全閉位置変動量のマップは、例えば、受熱量が大きいほど全閉位置の変動量が大きくなると共に、放熱量が小さいほど全閉位置の変動量が大きくなるように設定されている。この全閉位置変動量のマップは、予め試験データや設計データ等に基づいて作成され、ECU37のROMに記憶されている。尚、排気系構成部品の受熱量と放熱量に基づいて全閉位置の変動量を数式(例えば物理モデルや物理式)等により算出するようにしても良い。
この後、ステップ203に進み、全閉位置の変動量が所定値以上であるか否かを判定する。この所定値は、例えば、全閉位置の変動による影響が許容範囲内となる全閉位置の変動量の上限値又はその付近の値に設定されている。
このステップ203で、全閉位置の変動量が所定値よりも小さいと判定された場合には、全閉位置の変動による影響が小さいと判断して、ステップ204の処理(修正処理)を実行することなく、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ203で、全閉位置の変動量が所定値以上であると判定された場合には、全閉位置の変動による影響が大きいと判断して、ステップ204に進み、修正処理を行う。この修正処理では、全閉位置の変動量に基づいて基準位置を学習して更新する。具体的には、全閉位置の変動量に基づいて現在の基準位置の学習値を補正し、ECU37のメモリに記憶されている基準位置の学習値を今回の学習値で更新する。或は、全閉位置の変動量に基づいてWGV制御の制御量(例えば目標WGV開度又は制御デューティ等)を補正する。
この際、全閉位置の変動量の全部を修正処理(基準位置の学習や制御量の補正)に反映させるようにしても良いし、或は、全閉位置の変動量の一部(例えば、1/4、1/3、1/2等)を修正処理に反映させるようにしても良い。全閉位置の変動量の全部を修正処理に反映させることで、全閉位置の変動に対して応答良く基準位置や制御量を変更することができ、WGV27の開度を速やかに修正することができる。一方、全閉位置の変動量の一部を修正処理に反映させることで、基準位置や制御量を徐々に変更することができ、WGV27の開度の急変を抑制することがでできる。
以上説明した本実施例2では、エンジン11の排気系構成部品の受熱量と放熱量に基づいてWGV27の全閉位置の変動量を推定し、推定した全閉位置の変動量に基づいてWGV27の基準位置を学習する又はWGV制御の制御量を補正する修正処理を行うようにしている。排気系構成部品の受熱量と放熱量に応じて排気系構成部品の温度が変化し、排気系構成部品の温度に応じて排気系構成部品が熱膨張や熱収縮してWGV27の全閉位置が変動するため、排気系構成部品の受熱量と放熱量に基づいて全閉位置の変動量を推定することで、全閉位置の変動量を精度良く推定することができる。この全閉位置の変動量に基づいてWGV27の基準位置(全閉位置)を学習することで、WGV27の基準位置を精度良く学習して更新することができ、更新後の基準位置を基準にしてWGV制御を行うことでWGV27の開度を適切に制御することができる。或は、全閉位置の変動量に基づいてWGV制御の制御量を補正することで、WGV27の開度を適切に制御することができる。これにより、WGV27の全閉位置の変動によるWGV27の開度の制御精度の低下を抑制することができると共に低コスト化の要求を満たすことができる。
また、本実施例2では、全閉位置の変動量が所定値以上のときに修正処理を行うようにしている。このようにすれば、全閉位置の変動量が所定値以上で全閉位置の変動による影響が大きいときだけ修正処理を行って、全閉位置の変動量が所定値よりも小さくて全閉位置の変動による影響が小さいときには修正処理を行わないようにすることができる。これにより、修正処理を必要以上に行うことを防止することができる。
次に、図9及び図10を用いて本発明の実施例3を説明する。但し、前記実施例2と実質的に同一部分については説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例2と異なる部分について説明する。
本実施例3では、ECU37により後述する図9の修正ルーチンを実行することで、エンジン11の排気系構成部品の受熱量と放熱量に基づいて排気系構成部品の温度を算出し、排気系構成部品の温度に基づいてWGV27の全閉位置の変動量を推定するようにしている。そして、推定した全閉位置の変動量に基づいてWGV27の基準位置を学習する又はWGV制御の制御量を補正する修正処理を行うようにしている。
以下、本実施例3でECU37が実行する図9の修正ルーチンの処理内容を説明する。
図9の修正ルーチンでは、まず、ステップ301で、エンジン11の排気系構成部品(例えば排気バイパス通路26や電動アクチュエータ39のロッド40等のWGV27の全閉位置の変動に影響する部品)の受熱量と放熱量を算出する。
この後、ステップ302に進み、図10に示す排気系構成部品の温度上昇量のマップを参照して、排気系構成部品の受熱量と放熱量に応じた排気系構成部品の温度上昇量を算出し、この温度上昇量を排気系構成部品の温度の前回値に加算することで排気系構成部品の温度を算出する。排気系構成部品の温度上昇量のマップは、例えば、受熱量が大きいほど排気系構成部品の温度上昇量が大きくなると共に、放熱量が小さいほど排気系構成部品の温度上昇量が大きくなるように設定されている。この排気系構成部品の温度上昇量のマップは、予め試験データや設計データ等に基づいて作成され、ECU37のROMに記憶されている。尚、排気系構成部品の受熱量と放熱量に基づいて排気系構成部品の温度又は温度上昇量を数式(例えば物理モデルや物理式)等により算出するようにしても良い。
この後、ステップ303に進み、排気系構成部品の温度に基づいて全閉位置の変動量をマップ又は数式等により算出することで、全閉位置の変動量を推定する。全閉位置変動量のマップ又は数式等は、予め試験データや設計データ等に基づいて作成され、ECU37のROMに記憶されている。
この後、ステップ304に進み、全閉位置の変動量が所定値以上であるか否かを判定する。このステップ304で、全閉位置の変動量が所定値よりも小さいと判定された場合には、全閉位置の変動による影響が小さいと判断して、ステップ305の処理(修正処理)を実行することなく、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ304で、全閉位置の変動量が所定値以上であると判定された場合には、全閉位置の変動による影響が大きいと判断して、ステップ305に進み、修正処理を行う。この修正処理では、全閉位置の変動量に基づいて基準位置を学習して更新する。或は、全閉位置の変動量に基づいてWGV制御の制御量を補正する。この際、全閉位置の変動量の全部を修正処理(基準位置の学習や制御量の補正)に反映させるようにしても良いし、或は、全閉位置の変動量の一部を修正処理に反映させるようにしても良い。
以上説明した本実施例3では、エンジン11の排気系構成部品の受熱量と放熱量に基づいて排気系構成部品の温度を算出し、排気系構成部品の温度に基づいてWGV27の全閉位置の変動量を推定するようにしている。このようにしても、WGV27の全閉位置の変動量を精度良く推定することができる。そして、推定した全閉位置の変動量に基づいてWGV27の基準位置(全閉位置)を学習する又はWGV制御の制御量を補正する修正処理を行うことで、前記実施例2とほぼ同じ効果を得ることができる。
尚、上記各実施例2,3では、全閉位置の変動量が所定値以上のときに修正処理を行うようにしたが、これに限定されず、全閉位置の変動量の大きさに拘らず修正処理を行うようにしても良い。
次に、図11及び図12を用いて本発明の実施例4を説明する。但し、前記実施例2と実質的に同一部分については説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例2と異なる部分について説明する。
本実施例4では、ECU37により後述する図12の学習ルーチンを実行することで、エンジン11の排気系構成部品の受熱量と放熱量に基づいてWGV27の全閉位置の変動量を推定し、推定した全閉位置の変動量が所定値以上のときにWGV27を全閉位置に突き当てるように電動アクチュエータ39を制御してWGV27の基準位置を学習するようにしている。
具体的には、図11に示すように、まず、エンジン11の排気系構成部品(例えば排気バイパス通路26や電動アクチュエータ39のロッド40等)の受熱量と放熱量に基づいてWGV27の全閉位置の変動量を推定する。そして、推定した全閉位置の変動量が所定値以上になった時点t1 で、全閉位置の変動による影響が大きいと判断して、WGV27を全閉位置に突き当てるように電動アクチュエータ39を制御する突き当て制御を実行する。この突き当て制御の実行中に、そのときのWGVの現在位置(全閉位置)を基準位置として学習する。これにより、WGV27の基準位置(全閉位置)を精度良く学習して更新し、更新後の基準位置を基準にしてWGV制御を行うことでWGV27の開度を適切に制御できるようにする。
以下、本実施例4でECU37が実行する図12の学習ルーチンの処理内容を説明する。
図12に示す学習ルーチンは、ECU37の電源オン期間中に所定周期で繰り返し実行され、特許請求の範囲でいう推定手段及び学習手段としての役割を果たす。
本ルーチンが起動されると、まず、ステップ401で、エンジン11の排気系構成部品(例えば排気バイパス通路26や電動アクチュエータ39のロッド40等のWGV27の全閉位置の変動に影響する部品)の受熱量と放熱量を算出する。
この後、ステップ402に進み、図8に示す全閉位置変動量のマップを参照して、排気系構成部品の受熱量と放熱量に応じた全閉位置の変動量を算出することで、全閉位置の変動量を推定する。尚、排気系構成部品の受熱量と放熱量に基づいて全閉位置の変動量を数式(例えば物理モデルや物理式)等により算出するようにしても良い。
この後、ステップ403に進み、全閉位置の変動量が所定値以上であるか否かを判定する。このステップ403で、全閉位置の変動量が所定値よりも小さいと判定された場合には、全閉位置の変動による影響が小さいと判断して、ステップ404以降の処理(突き当て制御及び基準位置の学習)を実行することなく、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ403で、全閉位置の変動量が所定値以上であると判定された場合には、全閉位置の変動による影響が大きいと判断して、ステップ404に進み、突き当て制御を実行する。この突き当て制御では、WGV27を全閉位置に突き当てるように電動アクチュエータ39を制御する。
この後、ステップ405に進み、WGV27の基準位置(全閉位置)を学習して更新する。具体的には、WGV27の現在位置(全閉位置)を基準位置として学習し、ECU37のメモリに記憶されている基準位置の学習値を今回の学習値で更新する。基準位置を更新した後、突き当て制御を終了して、通常のWGV制御に戻る。
以上説明した本実施例4では、推定した全閉位置の変動量が所定値以上のときに、全閉位置の変動による影響が大きいと判断して、WGV27を全閉位置に突き当てるように電動アクチュエータ39を制御する突き当て制御を行って、そのときのWGVの現在位置(全閉位置)を基準位置として学習するようにしている。これにより、WGV27の基準位置(全閉位置)を精度良く学習して更新することができ、更新後の基準位置を基準にしてWGV制御を行うことでWGV27の開度を適切に制御することができる。これにより、WGV27の全閉位置の変動によるWGV27の開度の制御精度の低下を抑制することができると共に低コスト化の要求を満たすことができる。また、全閉位置の変動量が所定値以上で全閉位置の変動による影響が大きいときだけWGV27の突き当て制御を行って、全閉位置の変動量が所定値よりも小さくて全閉位置の変動による影響が小さいときにはWGV27の突き当て制御を行わないようにすることができる。これにより、WGV27の突き当て制御の頻度が必要以上に多くなることを防止して、WGV27やその周辺部の摩耗を抑制することができる。
次に、図13を用いて本発明の実施例5を説明する。但し、前記実施例4と実質的に同一部分については説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例4と異なる部分について説明する。
本実施例5では、ECU37により後述する図13の学習ルーチンを実行することで、エンジン11の排気系構成部品の受熱量と放熱量に基づいて排気系構成部品の温度を算出し、排気系構成部品の温度に基づいてWGV27の全閉位置の変動量を推定するようにしている。そして、推定した全閉位置の変動量が所定値以上のときにWGV27を全閉位置に突き当てるように電動アクチュエータ39を制御してWGVの基準位置を学習するようにしている。
以下、本実施例5でECU37が実行する図13の学習ルーチンの処理内容を説明する。
図13の学習ルーチンでは、まず、ステップ501で、エンジン11の排気系構成部品(例えば排気バイパス通路26や電動アクチュエータ39のロッド40等のWGV27の全閉位置の変動に影響する部品)の受熱量と放熱量を算出する。
この後、ステップ502に進み、図10に示す排気系構成部品の温度上昇量のマップを参照して、排気系構成部品の受熱量と放熱量に応じた排気系構成部品の温度上昇量を算出し、この温度上昇量を排気系構成部品の温度の前回値に加算することで排気系構成部品の温度を算出する。尚、排気系構成部品の受熱量と放熱量に基づいて排気系構成部品の温度又は温度上昇量を数式(例えば物理モデルや物理式)等により算出するようにしても良い。
この後、ステップ503に進み、排気系構成部品の温度に基づいて全閉位置の変動量をマップ又は数式等により算出することで、全閉位置の変動量を推定する。
この後、ステップ504に進み、全閉位置の変動量が所定値以上であるか否かを判定する。このステップ504で、全閉位置の変動量が所定値よりも小さいと判定された場合には、全閉位置の変動による影響が小さいと判断して、ステップ505以降の処理(突き当て制御及び基準位置の学習)を実行することなく、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ504で、全閉位置の変動量が所定値以上であると判定された場合には、全閉位置の変動による影響が大きいと判断して、ステップ505に進み、突き当て制御を実行した後、ステップ506に進み、WGV27の基準位置(全閉位置)を学習して更新する。基準位置を更新した後、突き当て制御を終了して、通常のWGV制御に戻る。
以上説明した本実施例5においても前記実施例4とほぼ同じ効果を得ることができる。
次に、図14及び図15を用いて本発明の実施例6を説明する。但し、前記実施例1と実質的に同一部分については説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例1と異なる部分について説明する。
本実施例6では、ECU37により後述する図15の修正ルーチンを実行することで、過給圧F/B制御の実行中に実過給圧が所定値以上のときにWGV開度補正量(WGV27の開度補正量)に基づいて基準位置を学習する又はWGV制御の制御量を補正する修正処理を行うようにしている。
図14に示すように、WGV27の全閉位置が変動すると、それに伴ってWGV27の開度と過給圧との関係が変化して、過給圧F/B制御によるWGV開度補正量が変化するため、WGV開度補正量は、WGV27の全閉位置の変動量を反映した情報となる。しかし、過給圧が低い領域では、WGV27の全閉位置の変動によるWGV開度補正量の変化分を正確に判断することが困難である。
このような事情を考慮して、本実施例6では、過給圧F/B制御の実行中に実過給圧が所定値以上のときに、WGV開度補正量がWGV27の全閉位置の変動量を精度良く反映した情報であると判断して、WGV開度補正量に基づいてWGV27の基準位置(全閉位置)を学習する。これにより、WGV27の基準位置を精度良く学習して更新し、更新後の基準位置を基準にしてWGV制御を行うことでWGV27の開度を適切に制御できるようにする。或は、WGV開度補正量に基づいてWGV制御の制御量(例えば目標WGV開度又は制御デューティ等)を補正することで、WGV27の開度を適切に制御できるようにする。
以下、本実施例6でECU37が実行する図15の修正ルーチンの処理内容を説明する。
図15に示す修正ルーチンは、ECU37の電源オン期間中に所定周期で繰り返し実行され、特許請求の範囲でいう修正手段としての役割を果たす。
本ルーチンが起動されると、まず、ステップ601で、過給圧F/B制御の実行中であるか否かを判定する。
このステップ601で、過給圧F/B制御の実行中ではないと判定された場合には、ステップ602以降の処理を実行することなく、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ601で、過給圧F/B制御の実行中であると判定された場合には、ステップ602に進み、実過給圧が所定値以上であるか否かを判定する。この所定値は、例えば、WGV開度補正量がWGV27の全閉位置の変動量を精度良く反映した情報となる過給圧の最小値又はその付近の値に設定されている。
このステップ602で、実過給圧が所定値よりも低いと判定された場合には、ステップ603以降の処理を実行することなく、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ602で、実過給圧が所定値以上であると判定された場合には、WGV開度補正量がWGV27の全閉位置の変動量を精度良く反映した情報であると判断して、ステップ603に進み、過給圧F/B制御によるWGV開度補正量を読み込む。
この後、ステップ604に進み、WGV開度補正量が所定値以上であるか否かを判定する。この所定値は、例えば、全閉位置の変動による影響が許容範囲内となる全閉位置の変動量の上限値に相当するWGV開度補正量又はその付近の値に設定されている。
このステップ604で、WGV開度補正量が所定値よりも小さいと判定された場合には、全閉位置の変動による影響が小さいと判断して、ステップ605の処理(修正処理)を実行することなく、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ604で、WGV開度補正量が所定値以上であると判定された場合には、全閉位置の変動による影響が大きいと判断して、ステップ605に進み、修正処理を行う。この修正処理では、WGV開度補正量に基づいて基準位置を学習して更新する。具体的には、WGV開度補正量に基づいて現在の基準位置の学習値を補正し、ECU37のメモリに記憶されている基準位置の学習値を今回の学習値で更新する。或は、WGV開度補正量に基づいてWGV制御の制御量(例えば目標WGV開度又は制御デューティ等)を補正する。
この際、WGV開度補正量の全部を修正処理(基準位置の学習や制御量の補正)に反映させるようにしても良いし、或は、WGV開度補正量の一部(例えば、1/4、1/3、1/2等)を修正処理に反映させるようにしても良い。WGV開度補正量の全部を修正処理に反映させることで、全閉位置の変動に対して応答良く基準位置や制御量を変更することができ、WGV27の開度を速やかに修正することができる。一方、WGV開度補正量の一部を修正処理に反映させることで、基準位置や制御量を徐々に変更することができ、WGV27の開度の急変を抑制することがでできる。
以上説明した本実施例6では、過給圧F/B制御の実行中に実過給圧が所定値以上のときに、WGV開度補正量がWGV27の全閉位置の変動量を精度良く反映した情報であると判断して、WGV開度補正量に基づいて基準位置を学習する又はWGV制御の制御量を補正する修正処理を行うようにしている。WGV開度補正量に基づいてWGV27の基準位置(全閉位置)を学習することで、WGV27の基準位置を精度良く学習して更新することができ、更新後の基準位置を基準にしてWGV制御を行うことでWGV27の開度を適切に制御することができる。或は、WGV開度補正量に基づいてWGV制御の制御量を補正することで、WGV27の開度を適切に制御することができる。これにより、WGV27の全閉位置の変動によるWGV27の開度の制御精度の低下を抑制することができると共に低コスト化の要求を満たすことができる。また、WGV27の全閉不可領域(高回転・高負荷のような高過給圧となる条件時)でも修正処理を実施できるという利点もある。
また、本実施例6では、WGV開度補正量が所定値以上のときに修正処理を行うようにしている。このようにすれば、WGV開度補正量が所定値以上で全閉位置の変動による影響が大きいときだけ修正処理を行って、WGV開度補正量が所定値よりも小さくて全閉位置の変動による影響が小さいときには修正処理を行わないようにすることができる。これにより、修正処理を必要以上に行うことを防止することができる。
次に、図16を用いて本発明の実施例7を説明する。但し、前記実施例6と実質的に同一部分については説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例6と異なる部分について説明する。
本実施例7では、ECU37により後述する図16の修正ルーチンを実行することで、過給圧F/B制御の実行中に所定条件が成立したときに目標過給圧を所定値以上に設定して実過給圧を所定値以上に制御するようにしている。そして、実過給圧が所定値以上のときにWGV開度補正量に基づいて基準位置を学習する又はWGV制御の制御量を補正する修正処理を行うようにしている。
以下、本実施例7でECU37が実行する図16の修正ルーチンの処理内容を説明する。
図16の修正ルーチンでは、まず、ステップ701で、過給圧F/B制御の実行中であるか否かを判定し、過給圧F/B制御の実行中ではないと判定された場合には、ステップ702以降の処理を実行することなく、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ701で、過給圧F/B制御の実行中であると判定された場合には、ステップ702に進み、所定条件が成立しているか否かを、例えば、WGV27の全閉位置の変動量が所定値以上であるか否か、前回の修正処理を行ってから所定期間以上経過したか否か等によって判定する。ここで、WGV27の全閉位置の変動量が所定値以上であるか否かは、前記実施例2〜5で説明した方法で判定する。
このステップ702で、所定条件が不成立であると判定された場合には、ステップ703以降の処理を実行することなく、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ702で、所定条件が成立していると判定された場合には、ステップ703に進み、目標過給圧を所定値以上に設定する。この所定値は、例えば、WGV開度補正量がWGV27の全閉位置の変動量を精度良く反映した情報となる過給圧の最小値又はその付近の値に設定されている。
この後、ステップ704に進み、実過給圧が所定値以上であるか否かを判定する。このステップ704で、実過給圧が所定値よりも低いと判定された場合には、ステップ705以降の処理を実行することなく、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ704で、実過給圧が所定値以上であると判定された場合には、WGV開度補正量がWGV27の全閉位置の変動量を精度良く反映した情報であると判断して、ステップ705に進み、過給圧F/B制御によるWGV開度補正量を読み込む。
この後、ステップ706に進み、WGV開度補正量が所定値以上であるか否かを判定する。このステップ706で、WGV開度補正量が所定値よりも小さいと判定された場合には、全閉位置の変動による影響が小さいと判断して、ステップ707の処理(修正処理)を実行することなく、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ706で、WGV開度補正量が所定値以上であると判定された場合には、全閉位置の変動による影響が大きいと判断して、ステップ707に進み、修正処理を行う。この修正処理では、WGV開度補正量に基づいて基準位置を学習して更新する。或は、WGV開度補正量に基づいてWGV制御の制御量を補正する。この際、WGV開度補正量の全部を修正処理(基準位置の学習や制御量の補正)に反映させるようにしても良いし、或は、WGV開度補正量の一部を修正処理に反映させるようにしても良い。
以上説明した本実施例7では、過給圧F/B制御の実行中に所定条件が成立したときに目標過給圧を所定値以上に設定して実過給圧を所定値以上に制御するようにしている。このようにすれば、過給圧F/B制御の実行中に所定条件が成立したときに強制的に実過給圧を所定値以上に制御して修正処理を行うことができる。
尚、上記各実施例6,7では、WGV開度補正量が所定値以上のときに修正処理を行うようにしたが、これに限定されず、WGV開度補正量の大きさに拘らず修正処理を行うようにしても良い。
また、上記各実施例1〜7では、WGVの駆動源として電動アクチュエータを用いたシステムに本発明を適用したが、これに限定されず、例えば、電磁力を利用する電磁アクチュエータや流体圧(例えば油圧や空気圧)を利用する流体圧アクチュエータをWGVの駆動源として用いたシステムに本発明を適用しても良い。
11…エンジン(内燃機関)、17…過給機、18…排気タービン、26…排気バイパス通路(排気系構成部品)、27…WGV、33…WGV開度センサ、36…吸気圧センサ、37…ECU(制御手段,学習手段,推定手段,修正手段)、39…電動アクチュエータ、40…ロッド(排気系構成部品)

Claims (7)

  1. 内燃機関(11)の吸入空気を過給する排気タービン駆動式の過給機(17)と、前記過給機(17)の排気タービン(18)をバイパスする排気バイパス通路(26)を開閉するウェイストゲートバルブ(以下「WGV」と表記する)(27)と、前記WGV(27)の開度を検出するWGV開度センサ(33)と、前記WGV(27)の全閉位置を基準位置として前記WGV開度センサ(33)で検出した実WGV開度を目標WGV開度に一致させるように前記WGV(27)のアクチュエータ(39)を制御するWGV制御を実行する制御手段(37)とを備えた内燃機関の制御装置において、
    前記WGV制御の実行中に前記WGV(27)が前記全閉位置から所定範囲内で前記アクチュエータ(39)の制御値が前記WGV(27)を閉じ方向に制御する値に張り付いた状態であるか否かを判断し、前記アクチュエータ(39)の制御値が前記WGV(27)を閉じ方向に制御する値に張り付いた状態であると判断される場合には、前記基準位置を学習する学習手段(37)を備えていることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 内燃機関(11)の吸入空気を過給する排気タービン駆動式の過給機(17)と、前記過給機(17)の排気タービン(18)をバイパスする排気バイパス通路(26)を開閉するウェイストゲートバルブ(以下「WGV」と表記する)(27)と、前記WGV(27)の開度を検出するWGV開度センサ(33)と、前記WGV(27)の全閉位置を基準位置として前記WGV開度センサ(33)で検出した実WGV開度を目標WGV開度に一致させるように前記WGV(27)のアクチュエータ(39)を制御するWGV制御を実行する制御手段(37)とを備えた内燃機関の制御装置において、
    前記内燃機関(11)の排気系構成部品(26,40)の受熱量と放熱量に基づいて前記全閉位置の変動量を推定する推定手段(37)と、
    前記全閉位置の変動量が所定値以上であるか否かを判断し、前記全閉位置の変動量が所定値以上であると判断される場合には、前記WGV(27)を前記全閉位置に突き当てるように前記アクチュエータ(39)を制御するとともに、この突き当て制御の実行中に前記基準位置を学習する学習手段(37)と
    を備えていることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  3. 前記推定手段(37)は、前記排気系構成部品(26,40)の受熱量と放熱量に基づいて前記排気系構成部品(26,40)の温度を算出し、前記排気系構成部品(26,40)の温度に基づいて前記全閉位置の変動量を推定することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 内燃機関(11)の吸入空気を過給する排気タービン駆動式の過給機(17)と、前記過給機(17)の排気タービン(18)をバイパスする排気バイパス通路(26)を開閉するウェイストゲートバルブ(以下「WGV」と表記する)(27)と、前記WGV(27)の開度を検出するWGV開度センサ(33)と、前記吸入空気の過給圧を検出する吸気圧センサ(36)と、前記WGV(27)の全閉位置を基準位置として前記WGV開度センサ(33)で検出した実WGV開度を目標WGV開度に一致させるように前記WGV(27)のアクチュエータ(39)を制御するWGV制御を実行すると共に前記吸気圧センサ(36)で検出した実過給圧を目標過給圧に一致させるように前記WGV(27)の開度補正量を算出する過給圧フィードバック制御を実行する制御手段(37)とを備えた内燃機関の制御装置において、
    前記過給圧フィードバック制御の実行中に前記実過給圧が所定値以上であるか否かを判断し、前記実過給圧が前記所定値以上であると判断される場合には、前記WGV(27)の開度補正量に基づいて前記基準位置を学習する又は前記WGV制御の制御量を補正する修正処理を行う修正手段(37)を備えていることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  5. 前記修正手段(37)は、前記過給圧フィードバック制御の実行中に所定条件が成立したときに前記目標過給圧を前記所定値以上に設定して前記実過給圧を前記所定値以上に制御することを特徴とする請求項に記載の内燃機関の制御装置。
  6. 前記修正手段(37)は、前記WGV(27)の開度補正量が所定値以上であるか否かを判断し、前記WGV(27)の開度補正量が所定値以上であると判断される場合には、前記修正処理を行うことを特徴とする請求項又はに記載の内燃機関の制御装置。
  7. 前記修正手段(37)は、前記WGV(27)の開度補正量の全部又は一部を前記修正処理に反映させることを特徴とする請求項乃至のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置。
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